JPH0976357A - 凸部を有する棒状物の連続製造方法 - Google Patents
凸部を有する棒状物の連続製造方法Info
- Publication number
- JPH0976357A JPH0976357A JP7259480A JP25948095A JPH0976357A JP H0976357 A JPH0976357 A JP H0976357A JP 7259480 A JP7259480 A JP 7259480A JP 25948095 A JP25948095 A JP 25948095A JP H0976357 A JPH0976357 A JP H0976357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- string
- rod
- liquid resin
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 引抜成形工程から出てくる引抜成形物に順次
加工を施して凸部を付し、引抜成形物と該凸部との間に
高度の剪断力耐性を持たせた棒状物を生産性良く連続し
て製造する。 【解決手段】 引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつけ
た後、全表面に液状樹脂を塗布すると共に紐状物への該
樹脂の含浸を行い、次に樹脂の硬化工程を順次経て、凸
部を有し、表面が樹脂層で覆われた棒状物を連続して製
造する方法。
加工を施して凸部を付し、引抜成形物と該凸部との間に
高度の剪断力耐性を持たせた棒状物を生産性良く連続し
て製造する。 【解決手段】 引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつけ
た後、全表面に液状樹脂を塗布すると共に紐状物への該
樹脂の含浸を行い、次に樹脂の硬化工程を順次経て、凸
部を有し、表面が樹脂層で覆われた棒状物を連続して製
造する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引抜成形法で得ら
れ表面に螺旋状凸部があり、それを含めて表面が実質的
に樹脂硬化物で覆われたコンクリート補強材に好適な棒
状物に関する。
れ表面に螺旋状凸部があり、それを含めて表面が実質的
に樹脂硬化物で覆われたコンクリート補強材に好適な棒
状物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂と長繊維からなる引抜成形
による長軸方向の表面に凹凸を有する棒状物の製造方法
としては、引抜金型の手前で長繊維の束、すなわち、ロ
ービングに熱硬化性液状樹脂を含浸させ、且つ引抜力を
負担させられているロービングの束に紐状物を螺旋状に
巻きつけた後、金型を通し硬化して棒状物を得る方法が
知られている。
による長軸方向の表面に凹凸を有する棒状物の製造方法
としては、引抜金型の手前で長繊維の束、すなわち、ロ
ービングに熱硬化性液状樹脂を含浸させ、且つ引抜力を
負担させられているロービングの束に紐状物を螺旋状に
巻きつけた後、金型を通し硬化して棒状物を得る方法が
知られている。
【0003】しかしながら、この方法では凸部の高さの
出現が不揃いで外観が一定のものを製造することは困難
であった。そこで本発明者等の一部は凸部の高さの均一
性を改良した発明を行い先に特許出願した。これによる
と棒状物はコンクリートに埋め込みこれに引抜いた場
合、その引抜かれ難さ、すなわち、コンクリートとの付
着力は異形鉄筋のそれにせまる程の性能が発揮できた
が、その生産性を充分上げるという観点からみるとなお
工夫すべき点が多々ある。これらは何れも意識して表面
層を存在せしめたものではなく凸部は螺旋状に巻いたロ
ービングの存在によるものである。
出現が不揃いで外観が一定のものを製造することは困難
であった。そこで本発明者等の一部は凸部の高さの均一
性を改良した発明を行い先に特許出願した。これによる
と棒状物はコンクリートに埋め込みこれに引抜いた場
合、その引抜かれ難さ、すなわち、コンクリートとの付
着力は異形鉄筋のそれにせまる程の性能が発揮できた
が、その生産性を充分上げるという観点からみるとなお
工夫すべき点が多々ある。これらは何れも意識して表面
層を存在せしめたものではなく凸部は螺旋状に巻いたロ
ービングの存在によるものである。
【0004】これに対し意識的に表面層を設け、その層
に凹凸を賦与してある棒状物も、例えば、住谷明ら:強
化プラスチックスvol.41(1995)150、及
びMark Kaiser:Reinforced P
lastics April(1995)4等によって
既知である。それらの製造方法は明らかではないが、前
者の凹凸は表面層に凹部を作ったものであり、後者の凸
部は引抜成形物の表面にシートモールディングコンパウ
ンド(SMC)を存在せしめ、それに凸部が生ずるよう
にして加圧硬化せしめたものである。前者は凹部の深さ
を0.4mm以上にするには、棒状物の引張り強度を犠
牲にせざるを得ず、また、0.4mm以下の深さでは異
形鉄筋に比べコンクリート付着力が明らかに劣るという
問題を生じよう。後者については付着力の数値は不明で
あるが、別途SMCの手当、並びに加圧硬化装置等の設
備を要するので、加工費が大きく工業的製法としては有
利な方法か否かは疑わしい。
に凹凸を賦与してある棒状物も、例えば、住谷明ら:強
化プラスチックスvol.41(1995)150、及
びMark Kaiser:Reinforced P
lastics April(1995)4等によって
既知である。それらの製造方法は明らかではないが、前
者の凹凸は表面層に凹部を作ったものであり、後者の凸
部は引抜成形物の表面にシートモールディングコンパウ
ンド(SMC)を存在せしめ、それに凸部が生ずるよう
にして加圧硬化せしめたものである。前者は凹部の深さ
を0.4mm以上にするには、棒状物の引張り強度を犠
牲にせざるを得ず、また、0.4mm以下の深さでは異
形鉄筋に比べコンクリート付着力が明らかに劣るという
問題を生じよう。後者については付着力の数値は不明で
あるが、別途SMCの手当、並びに加圧硬化装置等の設
備を要するので、加工費が大きく工業的製法としては有
利な方法か否かは疑わしい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、引抜成形棒
状物にロービング等の紐状物を螺旋状に巻く方法を採用
し、この方法において、充分な付着力を有する棒状物を
生産性よく連続的に製造する方法を提供しようとするも
のである。
状物にロービング等の紐状物を螺旋状に巻く方法を採用
し、この方法において、充分な付着力を有する棒状物を
生産性よく連続的に製造する方法を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱硬化性樹脂
と長繊維からなる引抜成形物を作る工程(1)、得られ
た引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつける工程
(2)、次にその表面に液状樹脂を塗布する工程
(3)、つづいてその塗布された液状樹脂を硬化せしめ
る工程(4)を順次経ることを特徴とする実質的に液状
樹脂硬化物で覆われ且つ凸部を有する棒状物の連続製造
方法にある。
と長繊維からなる引抜成形物を作る工程(1)、得られ
た引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつける工程
(2)、次にその表面に液状樹脂を塗布する工程
(3)、つづいてその塗布された液状樹脂を硬化せしめ
る工程(4)を順次経ることを特徴とする実質的に液状
樹脂硬化物で覆われ且つ凸部を有する棒状物の連続製造
方法にある。
【0007】さらに、本発明は、上記の製造方法におい
て引抜成形物を作る工程(1)と紐状物を螺旋状に巻き
つける工程(2)との間に液状樹脂を下塗りする工程
(5)を介在させることを特徴とする凸部を有する棒状
物の連続製造方法にある。
て引抜成形物を作る工程(1)と紐状物を螺旋状に巻き
つける工程(2)との間に液状樹脂を下塗りする工程
(5)を介在させることを特徴とする凸部を有する棒状
物の連続製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】紐状物を螺旋状に引抜成形物に巻
いて、凸部を有する棒状物を作る方式においては、該棒
状物をコンクリート補強材に用いた場合、棒状物とコン
クリートの付着力は、巻かれた紐状物のピッチを小さく
する程向上する。しかし紐状物の巻きピッチを小さくす
ると先の出願による方法では螺旋巻機にとりつけられて
いる紐状物並びにその含浸用液状樹脂の引抜成形物単位
長当りの消費量が増加し、結果として、その補充のため
の運転停止時間を屡々持たねばならない。また、例えば
引抜速度を2m/分、巻きつけ紐状物ピッチを10mm
とした場合、螺旋巻機の回転数は200回転/分にもな
る。
いて、凸部を有する棒状物を作る方式においては、該棒
状物をコンクリート補強材に用いた場合、棒状物とコン
クリートの付着力は、巻かれた紐状物のピッチを小さく
する程向上する。しかし紐状物の巻きピッチを小さくす
ると先の出願による方法では螺旋巻機にとりつけられて
いる紐状物並びにその含浸用液状樹脂の引抜成形物単位
長当りの消費量が増加し、結果として、その補充のため
の運転停止時間を屡々持たねばならない。また、例えば
引抜速度を2m/分、巻きつけ紐状物ピッチを10mm
とした場合、螺旋巻機の回転数は200回転/分にもな
る。
【0009】本発明等の一部が行った発明に基づく前記
特許出願による製造方法は、系全体として設備それ自体
は簡単である長所を有するが、螺旋巻機の回転部分に液
状樹脂が存在するためにかかる高速回転は困難である。
よって、本発明では紐状物は樹脂を含浸させることなく
そのまま巻かれるようにした。
特許出願による製造方法は、系全体として設備それ自体
は簡単である長所を有するが、螺旋巻機の回転部分に液
状樹脂が存在するためにかかる高速回転は困難である。
よって、本発明では紐状物は樹脂を含浸させることなく
そのまま巻かれるようにした。
【0010】コンクリートとの付着力に及ぼす他の重要
な因子としては、引抜成形物への紐状物に含浸させた液
状樹脂の接着性能がある。さらに、他の因子として樹脂
を含浸硬化してある紐状物の引抜成形物上における該樹
脂をも含めた存在形状がある。コンクリートへの付着力
測定試験を行った被試験体棒状物の凸部の破壊状況を調
べてみると、引抜成形物と樹脂を含む紐状物との間の界
面の剪断破壊がおきており、引抜成形物上に紐状物の含
浸に用いた液状樹脂硬化物が残存していることはほとん
ど認められなかった。すなわち、該樹脂の内部剪断ある
いは破断に耐える力の不足が付着力測定値を悪くしてい
るのではないことが確認された。
な因子としては、引抜成形物への紐状物に含浸させた液
状樹脂の接着性能がある。さらに、他の因子として樹脂
を含浸硬化してある紐状物の引抜成形物上における該樹
脂をも含めた存在形状がある。コンクリートへの付着力
測定試験を行った被試験体棒状物の凸部の破壊状況を調
べてみると、引抜成形物と樹脂を含む紐状物との間の界
面の剪断破壊がおきており、引抜成形物上に紐状物の含
浸に用いた液状樹脂硬化物が残存していることはほとん
ど認められなかった。すなわち、該樹脂の内部剪断ある
いは破断に耐える力の不足が付着力測定値を悪くしてい
るのではないことが確認された。
【0011】そこで、本発明者らは引抜成形物と紐状物
との界面の剪断破壊に耐える力の付与に研究に向けた。
図1の(イ)は先に特許出願した発明に基づき製作され
た棒状物の長軸方向の断面を示しており、液状樹脂を含
浸硬化した紐状物1は薄く液状樹脂硬化物2をかぶり、
界面3を介して引抜成形物4に接着している。紐状物
1,1の間の谷間は殆んど引抜成形物の表面がそのまま
露出していて、界面3の面積は小さく個々に孤立してい
る。その引抜成形物である棒状物にさらに液状樹脂を塗
布硬化せしめたものの断面図は図1の(ロ)にみるよう
に液状樹脂を含浸硬化した紐状物1による凸部の裾が拡
がり、ロービング含浸樹脂と引抜成形物4の表面との界
面3はその全表面に及んでいるので、界面の面積は著し
く増加している。この図1の(ロ)の棒状物のコンクリ
ート付着試験値は紐状物のピッチ間隔にもよるが図1の
(イ)の1.4倍以上に及ぶことが判った。
との界面の剪断破壊に耐える力の付与に研究に向けた。
図1の(イ)は先に特許出願した発明に基づき製作され
た棒状物の長軸方向の断面を示しており、液状樹脂を含
浸硬化した紐状物1は薄く液状樹脂硬化物2をかぶり、
界面3を介して引抜成形物4に接着している。紐状物
1,1の間の谷間は殆んど引抜成形物の表面がそのまま
露出していて、界面3の面積は小さく個々に孤立してい
る。その引抜成形物である棒状物にさらに液状樹脂を塗
布硬化せしめたものの断面図は図1の(ロ)にみるよう
に液状樹脂を含浸硬化した紐状物1による凸部の裾が拡
がり、ロービング含浸樹脂と引抜成形物4の表面との界
面3はその全表面に及んでいるので、界面の面積は著し
く増加している。この図1の(ロ)の棒状物のコンクリ
ート付着試験値は紐状物のピッチ間隔にもよるが図1の
(イ)の1.4倍以上に及ぶことが判った。
【0012】本発明は、図1の(ロ)に示すような、す
なわち、棒状物4の凸部の形状の裾が重なりあって曳い
ているような棒状物を引抜成形を実施しながら連続的に
作る方法により課題を解決した。
なわち、棒状物4の凸部の形状の裾が重なりあって曳い
ているような棒状物を引抜成形を実施しながら連続的に
作る方法により課題を解決した。
【0013】すなわち、本発明の実施に適した図3に示
した凸部を有する棒状物の連続製造装置の1例にみるよ
うに、螺旋巻き紐状物1は液状樹脂を含浸することなく
そのままの状態で引抜成形物4に巻かれた後、塗装部本
体10において該紐状物1に対する液状樹脂2の含浸と
引抜成形物4の塗装が一緒に行われる。このようにする
ことにより、螺旋巻機に液状樹脂を保持させておく必要
がなくなった。このことは該巻機の高速回転を可能に
し、他方紐状物のみの補給でよいことになったので、装
置の停止頻度の著しい減少をもたらした。さらにその上
紐状物1を例えば所望のピッチ間隔をあけて2本引抜成
形物に巻きつけることが容易なように設備的に簡単に工
夫できるので、それにより、螺旋巻機の回転数はさらに
半分にすることが出来るという大きな利点がある。生産
性を上げて行っても螺旋巻機の回転速度が律速にならな
い利点がある。
した凸部を有する棒状物の連続製造装置の1例にみるよ
うに、螺旋巻き紐状物1は液状樹脂を含浸することなく
そのままの状態で引抜成形物4に巻かれた後、塗装部本
体10において該紐状物1に対する液状樹脂2の含浸と
引抜成形物4の塗装が一緒に行われる。このようにする
ことにより、螺旋巻機に液状樹脂を保持させておく必要
がなくなった。このことは該巻機の高速回転を可能に
し、他方紐状物のみの補給でよいことになったので、装
置の停止頻度の著しい減少をもたらした。さらにその上
紐状物1を例えば所望のピッチ間隔をあけて2本引抜成
形物に巻きつけることが容易なように設備的に簡単に工
夫できるので、それにより、螺旋巻機の回転数はさらに
半分にすることが出来るという大きな利点がある。生産
性を上げて行っても螺旋巻機の回転速度が律速にならな
い利点がある。
【0014】さらに、棒状物が多くの場合、生コンクリ
ートに埋設されて、所謂コンクリート補強材として使用
されることを考慮すると、棒状物は水素イオン濃度pH
14に極めて近い強アルカリ性に耐える必要がある。
ートに埋設されて、所謂コンクリート補強材として使用
されることを考慮すると、棒状物は水素イオン濃度pH
14に極めて近い強アルカリ性に耐える必要がある。
【0015】引抜成形時に使用される液状樹脂で、かか
る強アルカリ性に耐える液状樹脂としてはビスフェノー
ルAポリエステル、ビニルエステル樹脂及びエポキシ樹
脂を挙げることができるが、これらは何れも引抜成形時
における硬化速度は、通常広く使用されているオルソフ
タル酸系もしくはイソフタル酸系不飽和ポリエステルに
比べ、ビスフェノールAポリエステル、ビニルエステル
樹脂でも一段と遅く、エポキシ樹脂はさらに格段に劣
る。よって、かかる耐アルカリ性を有する液状樹脂の引
抜成形工程は棒状物製造の律速段階になっている。
る強アルカリ性に耐える液状樹脂としてはビスフェノー
ルAポリエステル、ビニルエステル樹脂及びエポキシ樹
脂を挙げることができるが、これらは何れも引抜成形時
における硬化速度は、通常広く使用されているオルソフ
タル酸系もしくはイソフタル酸系不飽和ポリエステルに
比べ、ビスフェノールAポリエステル、ビニルエステル
樹脂でも一段と遅く、エポキシ樹脂はさらに格段に劣
る。よって、かかる耐アルカリ性を有する液状樹脂の引
抜成形工程は棒状物製造の律速段階になっている。
【0016】本発明方法によると耐アルカリ性は紐状物
巻きつけ後に含浸塗布される液状樹脂によるので、引抜
成形時は耐アルカリ性を考慮する必要のない硬化速度の
早い適当な液状樹脂を選ぶことが出来る。それによって
要すれば引抜成形工程の生産律速も回避できる利点があ
る。
巻きつけ後に含浸塗布される液状樹脂によるので、引抜
成形時は耐アルカリ性を考慮する必要のない硬化速度の
早い適当な液状樹脂を選ぶことが出来る。それによって
要すれば引抜成形工程の生産律速も回避できる利点があ
る。
【0017】本発明は、ロービングの束等と液状樹脂を
含む組成物の引抜成形工程(1)、その引抜成形物への
螺旋状巻機による紐状物螺旋巻工程(2)、紐状物を巻
きつけてある引抜成形物に液状樹脂を塗布する塗布工程
(3)及びその塗布物の液状樹脂を硬化させる硬化工程
(4)が少なくとも含まれることを要件としている。
含む組成物の引抜成形工程(1)、その引抜成形物への
螺旋状巻機による紐状物螺旋巻工程(2)、紐状物を巻
きつけてある引抜成形物に液状樹脂を塗布する塗布工程
(3)及びその塗布物の液状樹脂を硬化させる硬化工程
(4)が少なくとも含まれることを要件としている。
【0018】引抜工程(1)では引抜成形機、それに送
り込まれる樹脂及び長繊維並びに操作条件は通常行われ
ている引抜成形技術がそのまま採用できる。
り込まれる樹脂及び長繊維並びに操作条件は通常行われ
ている引抜成形技術がそのまま採用できる。
【0019】引抜成形物への螺旋巻工程(2)で用いる
紐状物としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
等の長繊維束所謂ロービングを使用する。しかし、本発
明の棒状物に用いる紐状物は必ずしもロービングのよう
な高抗張力、高弾性を要しないので、次工程である塗布
工程(3)及び硬化工程(4)で形状が維持できるもの
であればよく、有機繊維、無機繊維の何れでもよい。ま
た短繊維からなる紐状物であってもよい。
紐状物としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
等の長繊維束所謂ロービングを使用する。しかし、本発
明の棒状物に用いる紐状物は必ずしもロービングのよう
な高抗張力、高弾性を要しないので、次工程である塗布
工程(3)及び硬化工程(4)で形状が維持できるもの
であればよく、有機繊維、無機繊維の何れでもよい。ま
た短繊維からなる紐状物であってもよい。
【0020】紐状物の断面形状は円形、方形等何れであ
ってもよい。その太さは表現するのに困難であるが、例
えばガラス繊維ロービングの場合2200〜4400T
EX程度である。2200TEXのロービングを用いた
場合、製品棒状物の凸部の高さはほぼ0.7mm、交叉
している場合は1.1mm程度である。
ってもよい。その太さは表現するのに困難であるが、例
えばガラス繊維ロービングの場合2200〜4400T
EX程度である。2200TEXのロービングを用いた
場合、製品棒状物の凸部の高さはほぼ0.7mm、交叉
している場合は1.1mm程度である。
【0021】引抜成形物に対する紐状物の螺旋状に巻き
つけるための巻機は、市販している通常の巻機を用いる
ことができる。螺旋巻機に設置する紐状物は可及的長く
なるように、また該巻機からくり出された紐状物は進行
しつつある引抜成形物上の所望の位置に巻かれるよう
に、紐状物はパイプ状のノズルを通す等により引抜成形
物のすぐ近くまで導かれるようにして置く。また、紐状
物は巻きつけ時に少し張力がかかるように工夫しておく
ことが望ましい。
つけるための巻機は、市販している通常の巻機を用いる
ことができる。螺旋巻機に設置する紐状物は可及的長く
なるように、また該巻機からくり出された紐状物は進行
しつつある引抜成形物上の所望の位置に巻かれるよう
に、紐状物はパイプ状のノズルを通す等により引抜成形
物のすぐ近くまで導かれるようにして置く。また、紐状
物は巻きつけ時に少し張力がかかるように工夫しておく
ことが望ましい。
【0022】例えば、2本の紐状物を同時に引抜成形物
に巻きつけて、紐状物のピッチは、同じでも螺旋巻機の
回転数を1/2にすることは容易に行える。このような
紐状物の巻きつけ方の他に、2本の紐状物を図2の
(イ)にみるように隣接してあるいは少し間隔をおいて
同図(ロ)のように巻きつけコンクリートにおける付着
力向上を期待する方法もある。また、さらに巻機の回転
円板が相互に逆回転である1乃至2台の巻機を用いる
と、紐状物を引抜成形物に交叉させて巻きつけることが
でき、このような巻き方もコンクリートとの付着力向上
に有効である。
に巻きつけて、紐状物のピッチは、同じでも螺旋巻機の
回転数を1/2にすることは容易に行える。このような
紐状物の巻きつけ方の他に、2本の紐状物を図2の
(イ)にみるように隣接してあるいは少し間隔をおいて
同図(ロ)のように巻きつけコンクリートにおける付着
力向上を期待する方法もある。また、さらに巻機の回転
円板が相互に逆回転である1乃至2台の巻機を用いる
と、紐状物を引抜成形物に交叉させて巻きつけることが
でき、このような巻き方もコンクリートとの付着力向上
に有効である。
【0023】液状樹脂を含浸塗布する塗布工程(3)に
おいて行われるべき含浸塗布方法は、凹凸のある固体表
面への液体の塗布方法として公知の何れの方法でもよ
い。例えば、非接触法としては硬化促進剤を含んだ液状
樹脂を噴霧させて塗布する方法、射出させて塗付する方
法、浴びせて塗布する方法がある。何れの方法によって
も塗布と共に紐状物への液状樹脂の含浸が行われるよう
にするので、また、被塗布物の形状が細い横長のもので
あるので、経済面を考慮するならば余剰の液状樹脂は回
収再使用される。
おいて行われるべき含浸塗布方法は、凹凸のある固体表
面への液体の塗布方法として公知の何れの方法でもよ
い。例えば、非接触法としては硬化促進剤を含んだ液状
樹脂を噴霧させて塗布する方法、射出させて塗付する方
法、浴びせて塗布する方法がある。何れの方法によって
も塗布と共に紐状物への液状樹脂の含浸が行われるよう
にするので、また、被塗布物の形状が細い横長のもので
あるので、経済面を考慮するならば余剰の液状樹脂は回
収再使用される。
【0024】塗布工程(3)が行われる部分の外観は、
横置円筒状で、その長さ方向のほぼ中心部に被塗布物が
あり、該円筒の適当な多数の箇所からその中心に向かっ
て液状樹脂が供給されるようにする。樹脂液の供給を被
塗付物が充分受けるならば塗布と同時に進行する紐状物
の含浸は10秒以下で終るので、塗布を行っている円筒
の正味長さは50cmもあれば良いが、余剰樹脂を流下
させて被塗付物からなるべく除くということを考慮する
と長さは2〜4m程度であることが望ましい。
横置円筒状で、その長さ方向のほぼ中心部に被塗布物が
あり、該円筒の適当な多数の箇所からその中心に向かっ
て液状樹脂が供給されるようにする。樹脂液の供給を被
塗付物が充分受けるならば塗布と同時に進行する紐状物
の含浸は10秒以下で終るので、塗布を行っている円筒
の正味長さは50cmもあれば良いが、余剰樹脂を流下
させて被塗付物からなるべく除くということを考慮する
と長さは2〜4m程度であることが望ましい。
【0025】得られる凸部を有する棒状物の一部、すな
わち、製造中棒状物の下部になっていた部分に液滴硬化
物が認められるのを可及的避けるため、塗布工程(3)
から硬化工程(4)に至る間に、塗布含浸した余剰樹脂
液をさらに積極的に除くことが好ましい。これには、被
塗布物をローラ間に通し、或いはゴムのへらに触れさせ
る等の手段で行うのが望ましい。ただし、これらの処理
を行わず、液滴硬化物がついたままの棒状物でも補強材
としての機能は果せるので、余剰樹脂液の除去は本発明
の必須条件ではないが余剰樹脂が回収でき経済的であ
る。
わち、製造中棒状物の下部になっていた部分に液滴硬化
物が認められるのを可及的避けるため、塗布工程(3)
から硬化工程(4)に至る間に、塗布含浸した余剰樹脂
液をさらに積極的に除くことが好ましい。これには、被
塗布物をローラ間に通し、或いはゴムのへらに触れさせ
る等の手段で行うのが望ましい。ただし、これらの処理
を行わず、液滴硬化物がついたままの棒状物でも補強材
としての機能は果せるので、余剰樹脂液の除去は本発明
の必須条件ではないが余剰樹脂が回収でき経済的であ
る。
【0026】また、工程(2)を経た引抜成形物に対す
る液状樹脂の塗布手段としての接触法として刷毛塗り、
ローラ塗り法がある。この方法は被塗布物に巻いてある
紐状物への含浸に留意して、被塗付物の上部への樹脂液
の滴下を併用すれば、次の硬化工程(4)前の余剰樹脂
液の除去は省略できるか、或いは簡単に実施すればよい
という利点がある。
る液状樹脂の塗布手段としての接触法として刷毛塗り、
ローラ塗り法がある。この方法は被塗布物に巻いてある
紐状物への含浸に留意して、被塗付物の上部への樹脂液
の滴下を併用すれば、次の硬化工程(4)前の余剰樹脂
液の除去は省略できるか、或いは簡単に実施すればよい
という利点がある。
【0027】塗布工程(3)で使用される液状樹脂は製
品である棒状物の使用環境を考慮して選ばなければなら
ない。それがコンクリート補強材として使用されるので
あるならば、pH13.5以上でpH14に近い強アル
カリ性に耐えうる樹脂を少なくとも選ぶ必要がある。p
H14に耐える樹脂の例としてはビスフェノールAポリ
エステル、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂を挙げる
ことができる。このような高度の耐アルカリ性を要求さ
れない用途むけの棒状物を製造する場合には、それらの
樹脂に限定されることなく、引抜成形に用いられる液状
樹脂の何れでもよい。
品である棒状物の使用環境を考慮して選ばなければなら
ない。それがコンクリート補強材として使用されるので
あるならば、pH13.5以上でpH14に近い強アル
カリ性に耐えうる樹脂を少なくとも選ぶ必要がある。p
H14に耐える樹脂の例としてはビスフェノールAポリ
エステル、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂を挙げる
ことができる。このような高度の耐アルカリ性を要求さ
れない用途むけの棒状物を製造する場合には、それらの
樹脂に限定されることなく、引抜成形に用いられる液状
樹脂の何れでもよい。
【0028】塗布工程(3)で用いられる液状樹脂の粘
度は、硬化剤等を含んだ樹脂組成物で25℃で測定して
500〜3000cps程度が使用し易い。勿論粘度
は、含浸塗布の方法によって大きく異るので、この数値
は例示にすぎない。
度は、硬化剤等を含んだ樹脂組成物で25℃で測定して
500〜3000cps程度が使用し易い。勿論粘度
は、含浸塗布の方法によって大きく異るので、この数値
は例示にすぎない。
【0029】液状樹脂の粘度の調整方法は、液状樹脂そ
れ自体の選択による方法、微細粒充填材を少量加える方
法等各種の公知の手段が採用できる。塗布工程(3)に
つづく次の加熱硬化工程(4)では、硬化剤の種類と量
は、通常の引抜成形で得られた知識の範囲内で容易に定
められる。液状樹脂がビニルエステル、不飽和ポリエス
テル、ウレタンメタクリレートのように光重合可能な樹
脂である場合は(4)の工程で光硬化法が採用されるこ
ともある。これらの光硬化の硬化剤については例えば戸
村ら:強化プラスチックスNo.5(1987)15
9、日本油脂カタログ可視光硬化剤VLC、紫外線硬化
剤BTTB等公知の事項を参考にして定められる。液状
樹脂にはリン酸エステル形もしくは金属石鹸形の離型剤
が混用されることがある。しかし本発明の(3)の工程
においてはむしろ混用しない方がよい。
れ自体の選択による方法、微細粒充填材を少量加える方
法等各種の公知の手段が採用できる。塗布工程(3)に
つづく次の加熱硬化工程(4)では、硬化剤の種類と量
は、通常の引抜成形で得られた知識の範囲内で容易に定
められる。液状樹脂がビニルエステル、不飽和ポリエス
テル、ウレタンメタクリレートのように光重合可能な樹
脂である場合は(4)の工程で光硬化法が採用されるこ
ともある。これらの光硬化の硬化剤については例えば戸
村ら:強化プラスチックスNo.5(1987)15
9、日本油脂カタログ可視光硬化剤VLC、紫外線硬化
剤BTTB等公知の事項を参考にして定められる。液状
樹脂にはリン酸エステル形もしくは金属石鹸形の離型剤
が混用されることがある。しかし本発明の(3)の工程
においてはむしろ混用しない方がよい。
【0030】次の塗布された液状樹脂の硬化工程(4)
においては、(3)の工程を経てきた被塗布物の熱硬化
または光硬化が行われる。それには60〜160℃程度
に加熱した熱円筒または、内面に光源を並べた光円筒が
使用される。被塗布物の塗膜の厚さは、近接して巻かれ
た紐状物間では0.5mm程度になることもあるが多く
の部分は0.1mm程度であるので、塗膜液状樹脂の硬
化は、引抜成形工程(1)の時よりも格段と容易に進
む。
においては、(3)の工程を経てきた被塗布物の熱硬化
または光硬化が行われる。それには60〜160℃程度
に加熱した熱円筒または、内面に光源を並べた光円筒が
使用される。被塗布物の塗膜の厚さは、近接して巻かれ
た紐状物間では0.5mm程度になることもあるが多く
の部分は0.1mm程度であるので、塗膜液状樹脂の硬
化は、引抜成形工程(1)の時よりも格段と容易に進
む。
【0031】加熱硬化に当り、被塗布物を急速に高温に
加熱すると、液状樹脂の粘度が下がり、被塗布物の下の
方に樹脂液が下がる傾向があるので、加熱の前半は60
〜90℃、後半は90〜150℃程度に二段に分けて加
熱することが望ましい。硬化工程で用いられる円筒の長
さは1〜2mあれば少なくとも2〜3m/分の引抜速度
に対応できる。その円筒の長軸方向に直角な断面内径
は、被塗布物がその内壁に触れることなく通れる大きさ
であればよい。
加熱すると、液状樹脂の粘度が下がり、被塗布物の下の
方に樹脂液が下がる傾向があるので、加熱の前半は60
〜90℃、後半は90〜150℃程度に二段に分けて加
熱することが望ましい。硬化工程で用いられる円筒の長
さは1〜2mあれば少なくとも2〜3m/分の引抜速度
に対応できる。その円筒の長軸方向に直角な断面内径
は、被塗布物がその内壁に触れることなく通れる大きさ
であればよい。
【0032】以上の説明で明らかなように本発明でいう
棒状物とは、その表面に紐状物と樹脂からなる凸部を有
し、且つ、棒状物の外側全体が樹脂の層をもって覆われ
ていることは勿論であるが、引抜成形工程(1)を経た
段階において、その断面形状は必ずしも円形に限定され
るものではない。楕円形、卵形、矩形等の方形または多
角形であってもよい。さらにそれらが中空であってもよ
い。特に中空の棒状物はそれらの接続が容易である利点
がある。
棒状物とは、その表面に紐状物と樹脂からなる凸部を有
し、且つ、棒状物の外側全体が樹脂の層をもって覆われ
ていることは勿論であるが、引抜成形工程(1)を経た
段階において、その断面形状は必ずしも円形に限定され
るものではない。楕円形、卵形、矩形等の方形または多
角形であってもよい。さらにそれらが中空であってもよ
い。特に中空の棒状物はそれらの接続が容易である利点
がある。
【0033】本発明において、引抜成形工程(1)と螺
旋巻工程(2)との間に下塗工程(5)を介在させるこ
とがある。下塗工程(5)においては引抜工程(1)を
経てその金型から出てきた引抜成形物に塗布工程(3)
で用いられる液状樹脂と同一もしくは該樹脂となじみの
ある液状樹脂を適宜硬化剤と共に塗布する。
旋巻工程(2)との間に下塗工程(5)を介在させるこ
とがある。下塗工程(5)においては引抜工程(1)を
経てその金型から出てきた引抜成形物に塗布工程(3)
で用いられる液状樹脂と同一もしくは該樹脂となじみの
ある液状樹脂を適宜硬化剤と共に塗布する。
【0034】本発明は、この下塗工程(5)を設けるこ
とにより螺旋巻工程(2)における紐状物は、下塗りを
された引抜成形物に液状樹脂を含浸されている紐状物と
同様に糊づけされたように巻きつき、螺旋巻作業し易い
ばかりではなく、紐状物と引抜成形物間の塗布乃至含浸
不良の回避にも役立つ。また、さらに塗布工程(3)と
併せて2度塗りになるので、塗布面の塗布残りの発生防
止に効果がある。
とにより螺旋巻工程(2)における紐状物は、下塗りを
された引抜成形物に液状樹脂を含浸されている紐状物と
同様に糊づけされたように巻きつき、螺旋巻作業し易い
ばかりではなく、紐状物と引抜成形物間の塗布乃至含浸
不良の回避にも役立つ。また、さらに塗布工程(3)と
併せて2度塗りになるので、塗布面の塗布残りの発生防
止に効果がある。
【0035】下塗工程(5)の塗布方法は、塗布工程
(3)と同じように各種の公知の塗布手段を採用するこ
とが出来る。簡単な方法としては、この工程においては
未だ紐状物は巻かれていないので、後記した図4に対す
る説明のように引抜成形物の周囲との間に0.1〜0.
5mm程度の空間が残る穴を有する短い金型形状の円筒
を用意し、それに引抜成形物を通過させながら、液状樹
脂を圧入塗布し、要すれば余剰樹脂液を回収再使用する
方法がある。あるいは、図6に示した様な引抜成形物の
直径よりもやや小さい直径の穴を有する2枚のゴム製膜
又はシートの間に塗布樹脂を溜めたしごき塗装装置を用
いても良い。
(3)と同じように各種の公知の塗布手段を採用するこ
とが出来る。簡単な方法としては、この工程においては
未だ紐状物は巻かれていないので、後記した図4に対す
る説明のように引抜成形物の周囲との間に0.1〜0.
5mm程度の空間が残る穴を有する短い金型形状の円筒
を用意し、それに引抜成形物を通過させながら、液状樹
脂を圧入塗布し、要すれば余剰樹脂液を回収再使用する
方法がある。あるいは、図6に示した様な引抜成形物の
直径よりもやや小さい直径の穴を有する2枚のゴム製膜
又はシートの間に塗布樹脂を溜めたしごき塗装装置を用
いても良い。
【0036】本発明は、金型から引抜かれてきつつある
引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつけ、その全表面に
液状樹脂を塗布し硬化することにより、凸部を有する棒
状物を連続的に製造するので、(イ)凸部と引抜成形物
との間にコンクリート引抜試験時にかかる剪断力の負担
面積が増し、強い付着力が得られる。よって紐状物の巻
きピッチを大きくすることができ、これは巻機の紐状物
補給のための停止時間の減少につながる。(ロ)乾式紐
状物を巻く方式なので湿式紐状物巻きつけ方式と異り、
螺旋巻機への液状樹脂の補給のための頻度の高い停止が
全く不要となる。(ハ)製品棒状物が環境対応を要求さ
れる場合においても、引抜成形工程にとらわれず、硬化
速度の早い樹脂を選定しうる。これらの結果として本発
明によると生産性よく棒状物を製造できる。
引抜成形物に紐状物を螺旋状に巻きつけ、その全表面に
液状樹脂を塗布し硬化することにより、凸部を有する棒
状物を連続的に製造するので、(イ)凸部と引抜成形物
との間にコンクリート引抜試験時にかかる剪断力の負担
面積が増し、強い付着力が得られる。よって紐状物の巻
きピッチを大きくすることができ、これは巻機の紐状物
補給のための停止時間の減少につながる。(ロ)乾式紐
状物を巻く方式なので湿式紐状物巻きつけ方式と異り、
螺旋巻機への液状樹脂の補給のための頻度の高い停止が
全く不要となる。(ハ)製品棒状物が環境対応を要求さ
れる場合においても、引抜成形工程にとらわれず、硬化
速度の早い樹脂を選定しうる。これらの結果として本発
明によると生産性よく棒状物を製造できる。
【0037】次に本発明の実施の態様を添付の図面に基
づいて説明する。図3は本発明の凸部を有する棒状物の
実施に適した連続製造装置の一例を一部断面で示したも
のである。この図3においては引抜成形機は金型5の末
尾のみが示され、他は図示していない。また、紐状物1
の螺旋巻機についても説明に必要な部分以外、例えば紐
状物のボビン6をとりつけた回転円板7の支え、及び回
転駆動部分は省略されている。
づいて説明する。図3は本発明の凸部を有する棒状物の
実施に適した連続製造装置の一例を一部断面で示したも
のである。この図3においては引抜成形機は金型5の末
尾のみが示され、他は図示していない。また、紐状物1
の螺旋巻機についても説明に必要な部分以外、例えば紐
状物のボビン6をとりつけた回転円板7の支え、及び回
転駆動部分は省略されている。
【0038】カーボン繊維又はガラス繊維の多数本が引
揃えられ、引抜成形工程(1)が済んで金型5から引出
されて来た引抜成形物4は螺旋巻工程(2)に進み、螺
旋巻機の回転円板7の回転により、回転円板7に設置さ
れたボビン6から紐状物1が該円板につけられたノズル
8を経て進行している引抜成形物4に連続的に供給さ
れ、その表面に紐状物1の螺旋巻が形成される。
揃えられ、引抜成形工程(1)が済んで金型5から引出
されて来た引抜成形物4は螺旋巻工程(2)に進み、螺
旋巻機の回転円板7の回転により、回転円板7に設置さ
れたボビン6から紐状物1が該円板につけられたノズル
8を経て進行している引抜成形物4に連続的に供給さ
れ、その表面に紐状物1の螺旋巻が形成される。
【0039】次に紐状物1を螺旋巻された螺旋巻成形物
9は塗布工程(3)に進む。図3において塗布部本体1
0は、上記螺旋巻成形物9が壁面に接することなく通過
できる程度の太さの筒体で、長さはほぼ3mである。そ
の入口側から30cmの位置に、それに直角に上方及び
両横向から導管11を経て、硬化剤を含んだ液状樹脂が
螺旋巻成形物9の中心に向って噴出するようになってい
る。塗布工程(3)に進んだ螺旋巻成形物9は塗布部本
体10で液状樹脂が塗布され、螺旋巻塗布成形物12と
なり、その余剰に付着した樹脂を要すればゴムへら13
で除き、硬化工程(4)に進む。塗布部本体10の前
後、及びゴムへら13部分には受器14を設けておき、
余剰の液状樹脂は回収される。
9は塗布工程(3)に進む。図3において塗布部本体1
0は、上記螺旋巻成形物9が壁面に接することなく通過
できる程度の太さの筒体で、長さはほぼ3mである。そ
の入口側から30cmの位置に、それに直角に上方及び
両横向から導管11を経て、硬化剤を含んだ液状樹脂が
螺旋巻成形物9の中心に向って噴出するようになってい
る。塗布工程(3)に進んだ螺旋巻成形物9は塗布部本
体10で液状樹脂が塗布され、螺旋巻塗布成形物12と
なり、その余剰に付着した樹脂を要すればゴムへら13
で除き、硬化工程(4)に進む。塗布部本体10の前
後、及びゴムへら13部分には受器14を設けておき、
余剰の液状樹脂は回収される。
【0040】硬化工程(4)は前半と後半が独立に温度
制御できる電熱硬化筒15で行われる。硬化筒の太さは
通過する螺旋巻塗布成形物12がその内壁に全く触れる
ことがない様該成形物12と筒体内壁との間に5〜10
mm程度の余裕をもたせておくことが好ましい。
制御できる電熱硬化筒15で行われる。硬化筒の太さは
通過する螺旋巻塗布成形物12がその内壁に全く触れる
ことがない様該成形物12と筒体内壁との間に5〜10
mm程度の余裕をもたせておくことが好ましい。
【0041】硬化筒15の長さは前後半それぞれ1.5
m程度である。塗布工程(3)を経た螺旋巻塗布成形物
12は硬化筒15で液状樹脂が加熱硬化され、凸部を有
し、表面が硬化した樹脂で覆われた棒状物16になる。
得られた棒状物は巻きとるか、または図示していないカ
ッターで適宜長さにカットされる。
m程度である。塗布工程(3)を経た螺旋巻塗布成形物
12は硬化筒15で液状樹脂が加熱硬化され、凸部を有
し、表面が硬化した樹脂で覆われた棒状物16になる。
得られた棒状物は巻きとるか、または図示していないカ
ッターで適宜長さにカットされる。
【0042】図4は本発明の凸部を有する棒状物の実施
に適した他の態様の連続製造装置を一部断面で示したも
のである。図4に示した装置には、下塗り工程(5)を
行うための下塗部17が金型5と螺旋巻機の回転円板7
との間に存在している。他は図3に示した装置と各工程
は基本的には同じである。
に適した他の態様の連続製造装置を一部断面で示したも
のである。図4に示した装置には、下塗り工程(5)を
行うための下塗部17が金型5と螺旋巻機の回転円板7
との間に存在している。他は図3に示した装置と各工程
は基本的には同じである。
【0043】図4において引抜工程(1)が済んで金型
5から引抜かれてきた引抜成形物4は下塗り工程(5)
を行うために下塗部17に進む。下塗部17は長さほぼ
30cmで金型5と同じような形状をしている。ただ
し、下塗部17の内壁と引抜成形物4の外周の間は0.
2mmの間隔である。塗布工程(3)で用いられる液状
樹脂と同一または同類の液状樹脂が、下塗部17の入口
から8cmの所に設けられた導管18から、下塗部17
の内壁と引抜成形物の外周との間に入り引抜成形物4を
下塗りする。下塗りを施された引抜成形物は下塗成形物
19となって螺旋巻工程(2)に進む。下塗工程におけ
る余剰樹脂液は適宜受器14に回収される。
5から引抜かれてきた引抜成形物4は下塗り工程(5)
を行うために下塗部17に進む。下塗部17は長さほぼ
30cmで金型5と同じような形状をしている。ただ
し、下塗部17の内壁と引抜成形物4の外周の間は0.
2mmの間隔である。塗布工程(3)で用いられる液状
樹脂と同一または同類の液状樹脂が、下塗部17の入口
から8cmの所に設けられた導管18から、下塗部17
の内壁と引抜成形物の外周との間に入り引抜成形物4を
下塗りする。下塗りを施された引抜成形物は下塗成形物
19となって螺旋巻工程(2)に進む。下塗工程におけ
る余剰樹脂液は適宜受器14に回収される。
【0044】図4の例においては螺旋巻機の回転円板7
には紐状物1及び20を巻いたボビン6及び21が設置
されており、その夫々から紐状物1及び20は各々ノズ
ル8,22を通って下塗成形物19に螺旋(図4では理
解し易いように紐状物1による螺旋の断面は白抜きで、
20によるそれは黒塗りつぶしで表示した。)巻きつけ
が、回転円板7の回転と下塗成形物19の進行(図の矢
印方向)により形成される。
には紐状物1及び20を巻いたボビン6及び21が設置
されており、その夫々から紐状物1及び20は各々ノズ
ル8,22を通って下塗成形物19に螺旋(図4では理
解し易いように紐状物1による螺旋の断面は白抜きで、
20によるそれは黒塗りつぶしで表示した。)巻きつけ
が、回転円板7の回転と下塗成形物19の進行(図の矢
印方向)により形成される。
【0045】このようにして得られた下塗螺旋巻成形物
23は液状樹脂塗布工程(3)に進む。塗布部本体24
は図5に示したように、塗布ローラの中心から液状樹脂
を滲出できる一対の塗布ローラ25,26で下塗螺旋巻
成形物23を挟んで塗る接触塗布方式である。塗布部本
体24には図示していないが該ローラの対は30°づつ
傾むけて6組とりつけられている。各ローラの中心に接
続されている導管27,28等12本は夫々流量調節器
29,30等が取りつけられている。塗布ローラに接続
されている導管27,28等は1本の導管31を介して
硬化剤を含んだ液状樹脂を収めた樹脂液槽32に接続さ
れている。
23は液状樹脂塗布工程(3)に進む。塗布部本体24
は図5に示したように、塗布ローラの中心から液状樹脂
を滲出できる一対の塗布ローラ25,26で下塗螺旋巻
成形物23を挟んで塗る接触塗布方式である。塗布部本
体24には図示していないが該ローラの対は30°づつ
傾むけて6組とりつけられている。各ローラの中心に接
続されている導管27,28等12本は夫々流量調節器
29,30等が取りつけられている。塗布ローラに接続
されている導管27,28等は1本の導管31を介して
硬化剤を含んだ液状樹脂を収めた樹脂液槽32に接続さ
れている。
【0046】下塗螺旋巻成形物23は塗布部本体24内
でローラ塗布されて、下塗螺旋巻塗布成形物33とな
り、以下前記図3の説明で用いた装置同様の硬化筒15
を経て、凸部を有し、表面が硬化した樹脂で覆われた棒
状物16になる。
でローラ塗布されて、下塗螺旋巻塗布成形物33とな
り、以下前記図3の説明で用いた装置同様の硬化筒15
を経て、凸部を有し、表面が硬化した樹脂で覆われた棒
状物16になる。
【0047】
【実施例】以下に実施例を掲げ本発明を更に詳しく説明
する。説明中特に断らない限り「部」及び「%」は全て
「重量部」及び「重量%」である。
する。説明中特に断らない限り「部」及び「%」は全て
「重量部」及び「重量%」である。
【0048】[実施例1]図3の連続製造装置を用いて
本発明を実施した。太さ4400TEXのガラスロービ
ング(RER445FW−22、日本板ガラス(株)
製)をビニルエステル樹脂(8850L、日本ユピカ
(株)製)100部、硬化剤としてパーロイルTCP
(日本油脂(株)製、商品名)1.0部、パーキュア0
(日本油脂(株)製、商品名)、パーキュアHI(日本
油脂(株)製、商品名)0.5部及び離型剤としてZe
lecUN(米国デュポン社製、商品名)1.0部から
なり25℃における粘度が550cpsの樹脂組成物を
含浸槽を経由して、内径10mm、長さ1m、型温前半
90℃、後半150℃の金型5に90cm/分の速度で
通し、ガラス繊維含有率70容量%の丸棒を引抜成形し
た。これ以上の速度では硬化は不完全であった。
本発明を実施した。太さ4400TEXのガラスロービ
ング(RER445FW−22、日本板ガラス(株)
製)をビニルエステル樹脂(8850L、日本ユピカ
(株)製)100部、硬化剤としてパーロイルTCP
(日本油脂(株)製、商品名)1.0部、パーキュア0
(日本油脂(株)製、商品名)、パーキュアHI(日本
油脂(株)製、商品名)0.5部及び離型剤としてZe
lecUN(米国デュポン社製、商品名)1.0部から
なり25℃における粘度が550cpsの樹脂組成物を
含浸槽を経由して、内径10mm、長さ1m、型温前半
90℃、後半150℃の金型5に90cm/分の速度で
通し、ガラス繊維含有率70容量%の丸棒を引抜成形し
た。これ以上の速度では硬化は不完全であった。
【0049】紐状物として2200TEXのガラスロー
ビングを用い、螺旋巻機の回転円板7の回転速度を60
回転/分として引抜成形物に巻きつけた。螺旋巻ロービ
ングのピッチは15mmである。次に塗布工程に進み塗
布部本体10の3本の導管(図3では直上の1本の導管
のみが図示されているが、実際には導管11と90°の
位置に2本の導管が設けてある。)から離型剤を含まな
いほかは上記引抜成形に用いたと同じ液状樹脂が噴射さ
れ、螺旋巻成形物9に塗布された。この際余剰の液状樹
脂は受器14で回収され、塗布工程で再使用された。つ
いで螺旋巻成形物9は温度180℃、滞在時間1.1分
で硬化筒15に進みそこで硬化されて、凸部を有する太
さ11.4mmの棒状物16を得た。
ビングを用い、螺旋巻機の回転円板7の回転速度を60
回転/分として引抜成形物に巻きつけた。螺旋巻ロービ
ングのピッチは15mmである。次に塗布工程に進み塗
布部本体10の3本の導管(図3では直上の1本の導管
のみが図示されているが、実際には導管11と90°の
位置に2本の導管が設けてある。)から離型剤を含まな
いほかは上記引抜成形に用いたと同じ液状樹脂が噴射さ
れ、螺旋巻成形物9に塗布された。この際余剰の液状樹
脂は受器14で回収され、塗布工程で再使用された。つ
いで螺旋巻成形物9は温度180℃、滞在時間1.1分
で硬化筒15に進みそこで硬化されて、凸部を有する太
さ11.4mmの棒状物16を得た。
【0050】[実施例2]本実施例は図3の連続製造装
置を用いた別の実施例である。引抜工程においては実施
例1で用いたビニルエステル樹脂に代え、イソフタル酸
プロピレングリコール不飽和ポリエステル(RP251
0、三井東圧化学(株)製)を用いた。引抜速度は15
0cm/分に達し、なお少しばかりの余裕を感じた。螺
旋巻機の回転円板7の回転数は何等差し支えを生ぜず1
00回転/分にして、実施例1と同様にピッチ15mm
の螺旋巻成形物9を得た。
置を用いた別の実施例である。引抜工程においては実施
例1で用いたビニルエステル樹脂に代え、イソフタル酸
プロピレングリコール不飽和ポリエステル(RP251
0、三井東圧化学(株)製)を用いた。引抜速度は15
0cm/分に達し、なお少しばかりの余裕を感じた。螺
旋巻機の回転円板7の回転数は何等差し支えを生ぜず1
00回転/分にして、実施例1と同様にピッチ15mm
の螺旋巻成形物9を得た。
【0051】塗布はエポキシ樹脂アラルダイトAER2
50(旭チバ(株)製、商品名)100部に希釈剤ヘロ
キシWC−67(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッ
ド社製、商品名)15部、2E4MZ(四国化成(株)
製、商品名)4部、2MZ(四国化成(株)製、商品
名)1部を混合して得た25℃における粘度が1000
cpsである液状樹脂を塗布部本体10に噴射して行っ
た。得られた螺旋巻塗布成形物12は硬化筒15を通っ
て硬化し凸部を有する太さ11.4mmの棒状物16を
得た。
50(旭チバ(株)製、商品名)100部に希釈剤ヘロ
キシWC−67(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッ
ド社製、商品名)15部、2E4MZ(四国化成(株)
製、商品名)4部、2MZ(四国化成(株)製、商品
名)1部を混合して得た25℃における粘度が1000
cpsである液状樹脂を塗布部本体10に噴射して行っ
た。得られた螺旋巻塗布成形物12は硬化筒15を通っ
て硬化し凸部を有する太さ11.4mmの棒状物16を
得た。
【0052】実施例1、2によって得られた棒状物は、
何れもコンクリート補強材として充分な耐アルカリ性を
有するものであった。しかし、生産性に着目すると実施
例2は実施例1を大巾にしのぐものである。すなわち、
本発明は単に棒状物が作れるというだけではなく、その
活用方法によっては生産性を格段に上げうる更なる利点
がある。
何れもコンクリート補強材として充分な耐アルカリ性を
有するものであった。しかし、生産性に着目すると実施
例2は実施例1を大巾にしのぐものである。すなわち、
本発明は単に棒状物が作れるというだけではなく、その
活用方法によっては生産性を格段に上げうる更なる利点
がある。
【0053】また、得られた棒状物のコンクリート引抜
テストを文献(土木学会:コンクリート技術シリーズ1
のp.99平成4年4月15日)に従って行い、付着応
力度を求めたところ夫々108、160kgf/cm2
であった。またそのときのコンクリート圧縮強度は33
0kgf/cm2 であった。なお、直径10mmの異形
鉄棒の付着応力度は180kgf/cm2 である。
テストを文献(土木学会:コンクリート技術シリーズ1
のp.99平成4年4月15日)に従って行い、付着応
力度を求めたところ夫々108、160kgf/cm2
であった。またそのときのコンクリート圧縮強度は33
0kgf/cm2 であった。なお、直径10mmの異形
鉄棒の付着応力度は180kgf/cm2 である。
【0054】[実施例3]本例では図4の装置を用いて
本発明を実施した例を示す。炭素繊維ロービング(TR
30G 830TEX、フィラメント数12000本、
三菱レイヨン(株)製)をビニルエステル樹脂100
部、硬化剤としてパーロイルTCP(日本油脂(株)
製、商品名)1.0部をパーヘキサ3M(日本油脂
(株)製、商品名)1.5部及び離型剤としてZele
cUN(米国デュポン社製)1.0部を含んだ25℃に
おける粘度500cpsの液状樹脂組成物を含浸槽を経
由して、実施例2の前半と同様に行い引抜成形した。成
形速度は75cm/分でそれ以上では硬化不良が認めら
れた。成形物は炭素繊維含有率は、72.5容量%であ
った。
本発明を実施した例を示す。炭素繊維ロービング(TR
30G 830TEX、フィラメント数12000本、
三菱レイヨン(株)製)をビニルエステル樹脂100
部、硬化剤としてパーロイルTCP(日本油脂(株)
製、商品名)1.0部をパーヘキサ3M(日本油脂
(株)製、商品名)1.5部及び離型剤としてZele
cUN(米国デュポン社製)1.0部を含んだ25℃に
おける粘度500cpsの液状樹脂組成物を含浸槽を経
由して、実施例2の前半と同様に行い引抜成形した。成
形速度は75cm/分でそれ以上では硬化不良が認めら
れた。成形物は炭素繊維含有率は、72.5容量%であ
った。
【0055】この成形物4を下塗部17に通した。ここ
ではエポキシ樹脂アラルダイトAER250(旭チバ
(株)製、商品名)100部、希釈剤ヘロキシWC−6
7(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッド社製、商品
名)5部、2E4MZ(四国化成(株)製、商品名)5
部、2MZ(四国化成(株)社製、商品名)1部からな
る混合液粘度3200cps(25℃)を下塗部17の
導管18から圧入し、下塗成形物19を得た。つづいて
その成形物19を螺旋巻工程に進めた。ここでは回転円
板7の回転は20回転/分で夫々太さ1660TEX、
フィラメント数24000本の炭素繊維ロービング1お
よび20を2本互に20mmずらして巻いた。下塗成形
物19には樹脂が付着しているので、ロービングの螺旋
巻きつけはその成形物19に糊づけするように容易に行
えた。かくして得られた下塗螺旋巻成形物23は塗布部
本体24の送りこまれた。
ではエポキシ樹脂アラルダイトAER250(旭チバ
(株)製、商品名)100部、希釈剤ヘロキシWC−6
7(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッド社製、商品
名)5部、2E4MZ(四国化成(株)製、商品名)5
部、2MZ(四国化成(株)社製、商品名)1部からな
る混合液粘度3200cps(25℃)を下塗部17の
導管18から圧入し、下塗成形物19を得た。つづいて
その成形物19を螺旋巻工程に進めた。ここでは回転円
板7の回転は20回転/分で夫々太さ1660TEX、
フィラメント数24000本の炭素繊維ロービング1お
よび20を2本互に20mmずらして巻いた。下塗成形
物19には樹脂が付着しているので、ロービングの螺旋
巻きつけはその成形物19に糊づけするように容易に行
えた。かくして得られた下塗螺旋巻成形物23は塗布部
本体24の送りこまれた。
【0056】塗布部本体24は図5に示すような2本一
対でなる6組の塗布ローラがあり、その間を下塗螺旋巻
成形物23が通る間に塗布が行われた。この時用いた液
状樹脂液の組成は、エポキシ樹脂アラルダイトAER2
50(旭チバ(株)製、商品名)100部、希釈剤ヘロ
キシWC−67(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッ
ド社製)15部,2E4MZ(四国化成(株)製)4
部、2MZ(四国化成(株)製)1部で樹脂液の25℃
における粘度は約1000cpsであった。塗布を終え
た下塗螺旋巻成形物33は220℃、1.3分で硬化筒
15を経て太さ12.4mmの棒状物16を得た。この
ものの付着応力度は175kgf/cm2でほぼ太さ1
0mmの異形鉄棒のそれに相当する。
対でなる6組の塗布ローラがあり、その間を下塗螺旋巻
成形物23が通る間に塗布が行われた。この時用いた液
状樹脂液の組成は、エポキシ樹脂アラルダイトAER2
50(旭チバ(株)製、商品名)100部、希釈剤ヘロ
キシWC−67(エイ・シー・アイ・ジャパンリミテッ
ド社製)15部,2E4MZ(四国化成(株)製)4
部、2MZ(四国化成(株)製)1部で樹脂液の25℃
における粘度は約1000cpsであった。塗布を終え
た下塗螺旋巻成形物33は220℃、1.3分で硬化筒
15を経て太さ12.4mmの棒状物16を得た。この
ものの付着応力度は175kgf/cm2でほぼ太さ1
0mmの異形鉄棒のそれに相当する。
【0057】
【発明の効果】ロービング等紐状物の巻きつけによる凸
部を有する棒状物を引抜成形と連続して製造する方法と
しては、引抜成形直前に紐状物を巻きつける方法と、引
抜成形後に、液状樹脂を含浸した湿式紐状物を巻きつけ
る方法があった。前者は凸部の形成が不揃い、不確実
で、且つ外観の均一性に欠け、後者はコンクリートとの
付着力を高めようとすると、紐状物の巻きつけピッチを
短くしなければならないので、巻きつけ機の回転速度の
制約及び湿式紐状物用の液状樹脂補給頻度が高く、その
補給のための運転停止を必要とし、そのため生産性を高
めることは困難であった。
部を有する棒状物を引抜成形と連続して製造する方法と
しては、引抜成形直前に紐状物を巻きつける方法と、引
抜成形後に、液状樹脂を含浸した湿式紐状物を巻きつけ
る方法があった。前者は凸部の形成が不揃い、不確実
で、且つ外観の均一性に欠け、後者はコンクリートとの
付着力を高めようとすると、紐状物の巻きつけピッチを
短くしなければならないので、巻きつけ機の回転速度の
制約及び湿式紐状物用の液状樹脂補給頻度が高く、その
補給のための運転停止を必要とし、そのため生産性を高
めることは困難であった。
【0058】本発明は連続して成形される引抜成形後に
紐状物を順次螺旋状に巻きつけた後、全表面に液状樹脂
を塗付し順次硬化する方式であるため一定の製品を一定
の速度で製造できるので、上記2つの方式における問題
点を有しない。また、製品棒状物が使用環境対応を要求
される場合においても、引抜成形工程においては、硬化
速度に着目して液状樹脂が選択できるので、生産性よく
棒状物を作ることができる。
紐状物を順次螺旋状に巻きつけた後、全表面に液状樹脂
を塗付し順次硬化する方式であるため一定の製品を一定
の速度で製造できるので、上記2つの方式における問題
点を有しない。また、製品棒状物が使用環境対応を要求
される場合においても、引抜成形工程においては、硬化
速度に着目して液状樹脂が選択できるので、生産性よく
棒状物を作ることができる。
【0059】さらに、本発明方法によると、単に成形加
工費が低下するばかりではなく、在庫量を減じても受注
に対応できる体制がとれるようになり、本発明の工業的
価値は極めて大である。
工費が低下するばかりではなく、在庫量を減じても受注
に対応できる体制がとれるようになり、本発明の工業的
価値は極めて大である。
【図1】凸部を有する棒状物の長さ方向の断面説明図で
(イ)は先行技術によるもの、(ロ)は本発明が目的と
するものである。
(イ)は先行技術によるもの、(ロ)は本発明が目的と
するものである。
【図2】本発明で得られる凸部を有する棒状物の長さ方
向の断面説明図である。
向の断面説明図である。
【図3】本発明の実施に用いられる連続製造装置の一部
断面説明図である。
断面説明図である。
【図4】本発明の実施に用いられる他の連続製造装置の
一部断面説明図である。
一部断面説明図である。
【図5】図4に示した装置に用いられる塗布部本体内部
の一部断面図である。
の一部断面図である。
【図6】しごき装置の断面説明図である。
【図7】しごき装置の斜視図である。
1,20 紐状物 2 液状樹脂硬化物 3 紐状物と引抜成形物の界面 4 引抜成形物 5 引抜成型金型 6,21 ボビン 7 回転円板 8,22 ノズル 9 螺旋巻成形物 10,24 塗布部本体 11,18,27,28,31,37 導管 12 螺旋巻塗布成形物 13 ゴムへら 14 受器 15 硬化筒 16 棒状物 17 下塗部 19 下塗成形物 23 下塗螺旋巻成形物 25,26 塗付ローラ 29,30 流量調節器 32 樹脂液槽 33 螺旋巻塗布成形物 34 液状樹脂 35 ゴム膜 36 ゴム膜固定板 38 しごき塗装装置模式図
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:10
Claims (3)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂と長繊維からなる引抜成形
物を作る工程(1)、得られた引抜成形物に紐状物を螺
旋状に巻きつける工程(2)、次にその表面に液状樹脂
を塗布する工程(3)、つづいてその塗布された液状樹
脂を硬化せしめる工程(4)を順次経ることを特徴とす
る凸部を有する棒状物の連続製造方法。 - 【請求項2】 引抜成形物を作る工程(1)と紐状物を
螺旋状に巻きつける工程(2)との間に液状樹脂を下塗
りする工程(5)を介在させることを特徴とする請求項
1記載の凸部を有する棒状物の連続製造方法。 - 【請求項3】 塗布工程(3)、または塗布工程(3)
及び下塗り工程(5)で用いられる液状樹脂がビスフェ
ノールAポリエステル、ビニルエステル樹脂またはエポ
キシ樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載
の凸部を有する棒状物の連続製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259480A JPH0976357A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 凸部を有する棒状物の連続製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259480A JPH0976357A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 凸部を有する棒状物の連続製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976357A true JPH0976357A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17334668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7259480A Pending JPH0976357A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 凸部を有する棒状物の連続製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0976357A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10278120A (ja) * | 1997-04-10 | 1998-10-20 | Nippon Steel Corp | 繊維強化樹脂複合材螺旋棒の製造方法および装置 |
| WO2017063635A1 (de) * | 2015-10-13 | 2017-04-20 | Oke Group Gmbh | Inlineverfahren zur herstellung eines federleistenprofils für einen lattenrost |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP7259480A patent/JPH0976357A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10278120A (ja) * | 1997-04-10 | 1998-10-20 | Nippon Steel Corp | 繊維強化樹脂複合材螺旋棒の製造方法および装置 |
| WO2017063635A1 (de) * | 2015-10-13 | 2017-04-20 | Oke Group Gmbh | Inlineverfahren zur herstellung eines federleistenprofils für einen lattenrost |
| US20180289173A1 (en) * | 2015-10-13 | 2018-10-11 | Oke Group Gmbh | Inline method for producing a spring strip profile for a slatted frame |
| RU2702561C1 (ru) * | 2015-10-13 | 2019-10-08 | Оке Груп Гмбх | Поточный способ изготовления пружинного планочного профиля для реечной решетки |
| US10610027B2 (en) | 2015-10-13 | 2020-04-07 | Oke Group Gmbh | Inline method for producing a spring strip profile for a slatted frame |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2785442A (en) | Method of making a reinforced hollow cylindrical article | |
| JP2022087205A (ja) | 複合繊維および繊維を生成する方法 | |
| CA2972135C (en) | Process and device for the production of a fibre-composite material | |
| CN105392616A (zh) | 制备加强筋的方法 | |
| TW201945442A (zh) | Frp筋及其製造方法 | |
| AU653400B2 (en) | Resin-impregnation of fibers | |
| JPH0976357A (ja) | 凸部を有する棒状物の連続製造方法 | |
| JP3519051B2 (ja) | 建築用補強材及びその製造方法 | |
| KR102480645B1 (ko) | 유리섬유 보강재의 제조장치 및 그 유리섬유 보강재 | |
| JP4252778B2 (ja) | 成形体の連続製造方法及び成形体 | |
| JP2000000896A (ja) | 繊維強化プラスチックスによる構築物の補強方法 | |
| JPS6360738A (ja) | Frpの成形方法 | |
| JPS6110440A (ja) | 紫外線硬化frpの連続製造方法およびその装置 | |
| JPH07125084A (ja) | ロービング含浸装置及びロービング配置方法 | |
| KR102915173B1 (ko) | 유리 섬유 강화 플라스틱(gfrp) 메쉬 망의 연속 생산 및 후처리를 위한 통합 제조 장치 | |
| GB2159845A (en) | Improvements in and relating to fibre reinforcing tape | |
| KR200410773Y1 (ko) | 에프알피 파이프용 서페이스 매트의 와인딩 장치 | |
| JPH0716938A (ja) | 引抜成形品の製造方法 | |
| JP4187279B2 (ja) | フィラメントワインディング成形品の製造方法 | |
| JPS6359861B2 (ja) | ||
| CN203097391U (zh) | 一种复合材料电力线杆 | |
| JP3671561B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
| JPH07108621A (ja) | 平滑な表面を有する成形品及びその製造方法 | |
| JP3954724B2 (ja) | 繊維強化樹脂成形品の製造方法 | |
| JPS62773B2 (ja) |