JPH0984367A - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータInfo
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- JPH0984367A JPH0984367A JP7239603A JP23960395A JPH0984367A JP H0984367 A JPH0984367 A JP H0984367A JP 7239603 A JP7239603 A JP 7239603A JP 23960395 A JP23960395 A JP 23960395A JP H0984367 A JPH0984367 A JP H0984367A
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Abstract
いる振動アクチュエータでは、振動子1の部品点数が増
加し、接着の際の組立工程が煩雑化して作業工数が増加
する。 【解決手段】 いわゆる異形モード縮退型振動子10を
用いる振動アクチュエータにおいて、電気機械変換素子
を、縦振動発生用電気機械変換素子13と捩り振動発生
用電気機械変換素子12とから構成し、縦振動発生用電
気機械変換素子13は縦振動の節を含む位置に、捩り振
動発生用電気機械変換素子12は捩り振動の節を含む位
置に、互いに略同一平面上に位置するように配置され
る。
Description
を接合されて複数の振動モードを発生する振動子と,こ
の振動子に加圧接触される相対運動部材とを備える、い
わゆる異形モード縮退型の振動アクチュエータに関す
る。
動アクチュエータの一例を示す斜視図である。
ステータ(固定子)101は、2つの円柱型の振動子1
02,103間に捩り振動用の圧電素子104が配置さ
れるとともに、振動子103の上側に縦振動用の圧電素
子105が配置される。捩り振動用の圧電素子104は
周方向に分極され、一方、縦振動用の圧電素子105は
厚み方向に分極される。さらに、ロータ(移動子)10
6は、縦振動用の圧電素子105の上側に配置される。
103及び圧電素子104,105は、シャフト107
のねじ部に螺合されて固定され、ロータ106は、ボー
ルベアリング108を介してシャフト107に回転可能
に設けられる。シャフト107の先端にはばね109を
介してナット110が螺合し、ロータ106をステータ
101に加圧力Fで加圧接触させる。
圧電素子105とは、発振器111から発振される同一
周波数の電圧を、移相器112により位相制御して駆動
される。
06が回転するための機械的変位を与え、一方、縦振動
用の圧電素子105はステータ101とロータ106と
の間に働く摩擦力を、圧電素子104による捩り振動の
周期に同期させて周期的に変動させることにより、振動
を一方向への運動に変換するクラッチ的役割を果たして
いる。
ステータを展開して示した斜視図である。捩り振動用の
圧電素子104は、周方向に分極する必要があるため、
圧電材料を図7に示すように、6〜8個程度の扇形の小
片に一旦分割し、各小片を分極した後に再度環状に組み
合わせていた。なお、符号104aは電極である。
の振動アクチュエータでは、捩り振動用の圧電素子10
4を環状に組み合わせる時に、形状精度を出すことが難
しかった。
り振動用の圧電素子104それぞれの面積は、ともに、
ステータ106の断面積と略等しいか、又は、ステータ
106の断面積よりも小さかった。また、シャフト10
7を貫通させるために縦振動用の圧電素子105,及び
捩り振動用の圧電素子104それぞれの中央部に孔を開
ける必要もあり、そのために、縦振動用の圧電素子10
5,及び捩り振動用の圧電素子104それぞれの面積は
さらに小さくなり、振動アクチュエータの高トルク化及
び高回転化をともに図ることが難しかった。
願人は、既に特願平6−275022号により、高トル
ク及び高回転で駆動することができ、しかも、構造及び
製造がともに容易な、1次の縦振動と1次の捩り振動と
を発生するいわゆる異形モード縮退型の振動子を用いた
振動アクチュエータを提案した。
を組み合わせて駆動面に楕円運動を発生する振動アクチ
ュエータの駆動原理を説明する図であり、図8(A)は
上面図,図8(B)は側面図,図8(C)は振動子に発
生する縦振動モード及び捩り振動モードの波形を示す説
明図である。
を含む平面で縦に2分割した2つの半円柱型弾性体2
a,2bを組み合わせて構成される。2つの半円柱型弾
性体2a,2bの間には、電気機械変換素子である圧電
素子4,5が2枚ずつ合計4枚接合されており、駆動信
号により圧電素子4,4及び5,5が励振されると、図
8(C)に示すように、振動子1には1次の捩り振動と
1次の縦振動とがそれぞれ発生する。
れぞれの共振周波数が略一致すると、振動子1には縦振
動及び捩り振動が同時に発生し(以下、このような状態
を「縮退」という。)、振動子1の一方の端面である駆
動面6には定点が楕円状に振幅する楕円運動を発生す
る。
される相対運動部材である移動子7を回転駆動すること
により移動子7を駆動する。図9は、この振動子1の構
造を詳細に示す説明図であって、図9(A)は上面図,
図9(B)は側面図である。
た半円柱型弾性体2a,2bを組み合わせたものであっ
て、分割面には、圧電素子4及び圧電素子5と電極板
7,8,9を図示するように積層した状態で挟み込んで
保持する。
ており、各群はそれぞれ4層から形成される。4層の圧
電素子のうち2層(捩り振動用圧電素子5)は圧電定数
d15が大きい圧電体から、残り2層(縦振動用圧電素子
4)が圧電定数d31が大きい圧電体から、それぞれ構成
される。圧電定数d15が大きい捩り振動用圧電素子5
は、振動子1の長手方向に対して剪断変位を発生する。
用圧電素子5に電圧を印加すると振動子1には捩り変位
が発生し、圧電定数d31が大きい縦振動用圧電素子4に
電圧を印加すると振動子1には縦変位が発生する。
波電圧を入力することにより振動子1にはこれに応じて
捩り運動が発生し、縦振動用圧電体4に正弦波電圧を入
力することにより振動子1にはこれに応じて伸縮運動
(縦運動)が発生する。図10は、このような異形モー
ド縮退型の振動子を用いた振動アクチュエータの動作を
経時的に示す説明図である。
と,縦振動Lの周期との位相差を(1/4)λ(λ:波
長)ずらすと、駆動面6上の定点には楕円運動が発生す
る。t=(6/4)πの時点では、捩り振動Tの変位は
左側に最大であり、一方、縦振動Tの変位は零である。
この状態では、移動子7は図示しない加圧部材によって
振動子1の駆動面6に加圧接触する。
(2/4)πまでは、捩り振動Tは、左側の最大から右
側の最大まで変位し、一方、縦振動Lは、零から上側の
最大に変位し再び零に戻る。したがって、振動子1の駆
動面6の定点は、移動子7を押しながら右方向に回転
し、移動子7は駆動される。
では、捩り振動Tは、右側の最大から左側の最大まで変
位し、一方、縦振動Lは、零から下側の最大に変位し再
び零に戻る。したがって、移動子7の駆動面6の定点
は、移動子7から離れながら左方向に回転するため、移
動子7は駆動されない。このときに、移動子7は図示し
ない加圧部材により加圧されていても加圧部材の固有振
動数が駆動周波数よりも小さいために、振動子1の縮み
に追従しない。
5に正弦波電圧を入力することにより、振動子1にはこ
れに応じて捩り振動Tが発生するが、この際、振動子1
に発生する各振動の節に圧電素子4及び5をそれぞれ配
置すると効率的に振動が励振される。
2号により提案されている振動アクチュエータは、1次
の縦振動と1次の捩り振動とを組み合わせて駆動面6に
楕円運動を発生する。そのため、近接したそれぞれの振
動の節部を跨ぐように圧電素子を配置するには、縦振動
用圧電体4と捩り振動用圧電体5とを積層した状態で重
ね合わせて振動子1の分割面に配置する必要があった。
半円柱状弾性体2a,2bと、2層の縦振動用圧電体4
と、2層の捩り振動用圧電体5と、3層の電極7,8,
9とを、例えば接着により積層して組み立てる必要があ
った。そのため、振動子1の部品点数が増加し、接着の
際の組立工程が煩雑化して作業工数が増加するといった
課題があった。
案されている振動アクチュエータは、振動子1の構成部
品を接着により接合しており、接着箇所が多いため、長
時間にわたる連続駆動時における信頼性や、耐湿性さら
には耐温性等の信頼性も低下するといった課題があっ
た。
案されている振動アクチュエータの振動子1に縦振動及
び捩り振動を発生させる場合、捩り振動のほうが縦振動
よりも励振され易いという特徴がある。このため、捩り
振動用圧電素子5の大きさを縦振動用圧電素子4の大き
さより小さくしても、充分に捩り振動を励振することが
可能である。すなわち、捩り振動用圧電素子5を小さく
すればその分静電容量を小さくすることができ、入力エ
ネルギ−を小さくすることができるため、駆動効率を向
上させることができる。
提案されている振動アクチュエータにおいては、捩り振
動用圧電素子と縦振動用圧電素子とを積層する構造であ
るために、捩り振動用圧電素子5の大きさ,縦振動用圧
電素子4の大きさを変更することは困難であるといった
課題があった。
子7を加圧接触させた場合、縦振動方向と同一方向に移
動子7を加圧する必要がある。このため、移動子7の加
圧により振動子1の縦振動が減衰されることがあった。
減衰をできるだけ小さくするためには、縦振動用圧電素
子4の大きさよりも捩り振動用圧電素子5の大きさを大
きくする必要がある。しかし、特願平6−275022
号により提案されている振動アクチュエータの振動子1
においては、捩り振動用圧電素子5,縦振動用圧電素子
4それぞれの大きさを変更することは、同様の理由によ
り困難であるという課題があった。
の弾性体と2つの前記弾性体の間に配置されて駆動信号
により励振される電気機械変換素子とを有する振動子
と,前記振動子に加圧接触される相対運動部材とを備
え、前記電気機械変換素子の励振により、前記振動子
に、前記電気機械変換素子と前記弾性体との接合面に対
して略平行方向に変位が発生する縦振動と,前記縦振動
の変位方向と略同一方向に回転軸を有する捩り振動とを
発生させることにより、前記捩り振動の前記回転軸と略
直角方向に形成された駆動面に駆動力を発生する振動ア
クチュエータであって、前記電気機械変換素子は、縦振
動発生用電気機械変換素子と捩り振動発生用電気機械変
換素子とからなり、前記縦振動発生用電気機械変換素子
は前記縦振動の節を含む位置に、前記捩り振動発生用電
気機械変換素子は前記捩り振動の節を含む位置に、互い
に略同一平面上に位置するようにそれぞれ配置されるこ
とを特徴とする振動アクチュエータである。
振動アクチュエータにおいて、前記捩り振動発生用電気
機械変換素子と前記弾性体との接合面積は、前記縦振動
発生用電気機械変換素子と前記弾性体との接合面積より
も小さいことを特徴とするものである。
ータの実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
動アクチュエータ10の構造を説明する断面図である。
振動子11には、駆動信号により励振される電気機械変
換素子である圧電素子12,13と、これらの圧電素子
12,13が接合されており、これらの圧電素子12,
13の励振により、1次の縦振動と2次の捩り振動とが
発生することによって、駆動面11cに駆動力が発生す
る。
ン青銅等の金属材料から構成されており、4つの大径部
14A,14B,14C及び14Dと3つの小径部14
a,14b及び14cとを有した厚肉の円筒を、縦に2
つに分割した中空の半円柱状弾性体11a,11bを組
み合わせて構成される。半円柱状弾性体11a,11b
の間には、2層の圧電体12,13と電極15とが挟み
込まれた状態で保持される。
の捩り振動の節部を含む位置に形成される。捩り振動用
圧電素子12は発生する捩り振動の節部を含む位置に配
置されており、一方、縦振動用圧電素子13は1次の縦
振動の節部を含む位置に配置される。振動子11を、四
つの大径部14A〜14Dと三つの小径部14a〜14
cとを有する形状としたのは、1次の縦振動の共振周波
数と2次の捩り振動の共振周波数とを略一致させて縮退
を生じさせるためである。なお、捩り振動用圧電素子1
2及び縦振動用圧電素子13はともに図1においては図
示されていないが、後述する図2を用いて詳細に説明す
る。
捩り振動用圧電素子12及び縦振動用圧電素子13それ
ぞれの積層方向と平行方向に貫通孔16a,16bが形
成される。
れた貫通孔16a,16bにボルト17a,17bを挿
入してナット18によって固定することにより、捩り振
動用圧電素子12及び縦振動用圧電素子13を挟み込
む。
に中心側に向けた円環状のフランジ部19が設けられて
おり、このフランジ部19を上下方向から、互いに螺合
する円柱状の上固定軸20b及び下固定軸20aが挟み
こむことにより、振動子11が内部を挿入する円柱状の
固定軸20により固定される。
1は、ステンレス鋼やアルミニウム合金等からなる移動
子母材21aと,振動子11の駆動面11cに接触する
高分子材料等を主成分とする摺動材21bとから構成さ
れ、内周部に嵌合されたベアリング等による位置決め部
材22により固定軸20に対して位置決めされる。移動
子母材21aの外周面には、出力取り出し用の歯車23
が設けられており、その出力は図示しない被駆動体の歯
車へ伝達される。
バネさらには板バネ等の加圧部材24により、振動子1
1の駆動面11aに加圧接触される。円柱状の固定軸2
0は、振動子11の長手方向(軸方向)に形成された中
空部を貫通しており、振動子11のフランジ部19を挟
み込んで固定するととともに、移動子21の半径方向に
ついての位置決めを行う。
ジ部20cが形成されており、加圧部材24の加圧量を
調整するナットなどの調整部材25が螺着される。
置を示す説明図である。振動子11は、四つの大径部1
4A〜14Dと三つ小径部14a〜14cとを有する厚
肉中空の円筒体を縦に2分割した形状の部材であり、そ
の分割面に2層の捩り振動用圧電素子12及び縦振動用
圧電素子13と電極15とが挟み込まれている。
配置される。すなわち、捩り振動用圧電素子12は発生
する捩り振動の節部に配置されており、縦振動用圧電素
子13は発生する縦振動の節部を跨ぐように、それぞれ
配置される。
大きい圧電体から構成され、周波電圧が印加されると電
圧の方向に応じた剪断変形を発生し、これにより捩り振
動が発生する。
の捩り振動用圧電素子12aと図面上奥側2枚の捩り振
動用圧電素子12bとから構成され、手前側の捩り振動
用圧電素子12a,及び奥側の捩り振動用圧電素子12
bそれぞれの剪断変形が、同じ方向の電圧が印加された
場合に反対方向になるように配置すると、振動子11に
はある方向への捩り変位が発生する。
振動用圧電素子12a及び奥側の捩り振動用圧電素子1
2bが剪断変形すると、駆動面11aは図2中で矢印で
示す方向に捩じれる。また、反対方向の電圧を印加する
と、逆向きの剪断変形が発生するため、駆動面11aは
図2と反対方向へ捩じれる。
d31が大きい圧電体から構成され、周波電圧を印加する
と電圧の方向に応じた伸縮変形を発生し、それにより縦
振動が発生する。
枚の縦振動用圧電素子13aと図面上奥側2枚の縦振動
用圧電素子13bとから構成され、同じ方向の電圧を印
加された場合にそれぞれ同一方向に縦変形するように配
置する。
bを配置することにより、縦振動用圧電素子群に同じ周
波電圧を印加すると、1次の縦振動モードが励起され易
くなる。
子12の大きさを縦振動用圧電素子13よりも小さく
し、捩り振動用圧電素子12の表面積が縦振動用圧電素
子13の表面積よりも小さくなるようにする。
る半円柱状弾性体11a及び11b,縦振動用圧電素子
13a及び13b,捩り振動用圧電素子12a及び12
b,縦振動検出用圧電素子26a及び26b,捩り振動
検出用圧電素子27a及び27b及び電極15−1,1
5−2,15−3,15−4の配置を示す分解図であ
る。なお、図3においては、図示されている部分のみ符
号を付し、隠れている部分(符号bが付される。)につ
いては、振動子1が軸を中心に対称であることから符号
を付すことを省略する。
11bの間に縦振動用圧電素子13a及び13bと捩り
振動用圧電素子12a及び12bと,縦振動検出用圧電
素子26a及び26bと,捩り振動検出用圧電素子27
a及び26bと,捩り振動用圧電素子12a及び12b
と縦振動用圧電素子13a及び13bとに駆動電圧を印
加するための電極15−1a及び15−1b,15−2
a及び15−2bと,縦振動検出用圧電素子26及び捩
り振動検出用圧電素子27それぞれに電圧を印加するた
めの電極15−3a及び15−3b,15−4a及び1
5−4bとが挟まれた状態で保持される。半円柱状弾性
体11a及び11b,縦振動用圧電素子13,捩り振動
用圧電素子12,及び電極15は、接着剤により接合さ
れる。
よりも振動子11の駆動面11c側に捩り振動検出用圧
電素子27a,27bが配置されるとともに、縦振動用
圧電素子13a,13bよりも反駆動面側に縦振動検出
用圧電素子26a,26bが配置される。電極15−1
a及び15−1b,15−2a及び15−2bは、2層
の縦振動用圧電素子13及び2層の捩り振動用圧電素子
12へ同時に駆動信号を印加できるように配置される。
に2つの1/4λ位相差のある駆動信号を、縦振動用圧
電素子13と捩り振動用圧電素子12とにそれぞれ入力
すると、縦振動及び捩り振動それぞれの振動の位相が9
0゜ずれ、これらの振動を合成した楕円運動が振動子1
1の駆動面11cに生じる。
る縦振動と捩り振動とを組み合わせて駆動面11cに楕
円運動を発生させることを示す説明図である。このよう
に、捩り運動の周期と伸縮運動の周期との間の位相差を
1/4λ(波長)ずらすと、振動子11の駆動面11c
上には捩り運動及び伸縮運動の合成振動である楕円運動
が発生する。
は左側に最大であり、縦振動の変位は零である。この状
態では移動子21は加圧部材24によって振動子11の
駆動面11cに接触している。
πまでは、捩り運動は左側の最大から右側の最大まで変
位し、一方、縦振動は零から上側の最大に変位し、再び
零に戻る。したがって、振動子11の駆動面11cは移
動子21を押しながら、右方向に回転して移動子21は
駆動される。
り運動は右側の最大から左側の最大まで変位し、一方、
縦振動は零から下側の最大へ変位し再び零に戻る。した
がって、振動子11の駆動面11cは移動子21から離
れながら左方向に回転するため、移動子21は駆動され
ない。このときに、移動子21は、加圧部材24により
加圧されていても、加圧部材24の固有振動数が超音波
振動域よりも低いために振動子11の縮みに追従するこ
とができない。
振動と,1次よりも大きな次数である2次の捩り振動と
が発生するように、縦振動及び捩り振動それぞれの次数
を異ならせたため、縦振動及び捩り振動それぞれの節の
位置を積極的に異ならせることができる。
と同様に、捩り振動用圧電素子12及び縦振動用圧電素
子13を2つの弾性体により挟み込むように構成される
ものの、従来の振動アクチュエータのように、捩り振動
用圧電素子12及び縦振動用圧電素子13を積層させる
必要がなくなり、圧電素子層を4層から2層へ低減する
ことができるとともに電極を3層から1層へ減らすこと
ができる。
ータ10は、従来の振動アクチュエータに比較して、部
品点数を低減することができ、組立工程も簡略化され
る。また、半円柱状弾性体11a及び11b,縦振動用
圧電素子13,捩り振動用圧電素子12と,電極15と
の間の接着層を、従来の8層から4層へと低減すること
ができる。
と縦振動用圧電素子13,捩り振動用圧電素子12とを
接着により接合すると、振幅の大きな振動等が振動子1
1に発生すると、機械的な強度が最も弱い部分である接
着層が剥離してしまうことがある。したがって、接着部
分が少なければ少ない程剥離する可能性が低くなり、長
時間にわたる連続駆動の際の信頼性が向上する。
影響を受け易いものもあることから、本実施形態の振動
アクチュエータ10のように、接着層が低減されればさ
れるほど、耐湿性や耐温性等の振動アクチュエータ10
の信頼性を向上することができる。
次の縦振動と1次よりも大きな次数である2次の捩り振
動とが発生するように構成したため、捩り振動の励振の
ために必要な捩り振動用圧電素子12の配置範囲を小さ
くすることができる。そのため、捩り振動用圧電素子1
2の大きさをより小さくできる。これにより、駆動効率
を向上することができる。なお、捩り振動用圧電素子1
2を捩り振動の腹部に配置すると、出力に無関係な入力
だけが増えてしまう。
クチュエータに入力される電流は、振動アクチュエータ
の等価回路を考えると、下記の近似式により示され
る。 入力電流I=V・R・Cd2 ・ω2 ・・・・・・・
に圧電素子を設置しないで圧電素子静電容量を減らすこ
とにより、入力電流Iを低減することができる。また、
本実施形態では、振動子11に、1次の縦振動と1次よ
りも大きな次数である2次の捩り振動とが発生するよう
にしたことにより、捩り振動用圧電素子12の大きさを
小さくすることができた。このようにして、捩り振動用
圧電素子12の大きさを小さくした分だけ、捩り振動と
比較した場合に励振され難い縦振動圧電素子13の大き
さを大きくすることができ、縦振動の振動変位の大きさ
も向上することができる。
モ−ド縮退型の振動アクチュエータでは、振動子11の
駆動面11cにおける楕円運動の運動成分のうちで駆動
方向と垂直方向の運動成分は、振動子11と移動子21
との間のクラッチの役目(動力伝達)をなしている。し
たがって、楕円運動の運動成分のうちで駆動方向と垂直
方向の運動成分が小さくなると、このようなクラッチの
役目が不完全になってしまい、駆動力が低下したり、駆
動効率が劣化するおそれがある。
のように、縦振動用圧電素子13を大きくして縦振動変
位を大きくすれば、移動子21の加圧による縦振動の減
衰を小さくすることができる。これにより、駆動力や駆
動効率の低下を低減することができる。
振動アクチュエータの第2実施形態の構成を示す説明図
である。
1実施形態と相違する部分のみを説明し、同一の部分に
ついては同一の図中符号を付すことにより、適宜説明を
省略する。
26a及び26b,捩り振動検出用圧電素子27a及び
27bを、振動子11の駆動面11c側やこれと対向す
る面側に配置したが、本実施形態では、縦振動検出用圧
電素子26a及び26b,捩り振動検出用圧電素子27
a及び27bを弾性体11の外径側に、電極15−1,
15−2,15−3及び15−4を内径側に配置した。
出用圧電素子27以外の構成、すなわち振動子11,固
定軸20,移動子21等の構成や配置は、第1実施形態
と全く同様であるため、これ以上の説明は省略する。
振動子11−1のように、縦振動検出用圧電素子26及
び捩り振動検出用圧電素子27と電極15とを長手方向
に関して組み合わせて構成することにより、縦振動検出
用圧電素子26及び捩り振動検出用圧電素子27を長手
方向について延長できた分だけ、捩り振動用圧電素子1
2の長さと縦振動用圧電素子13の長さをより大きく異
ならせて設定することができる。
素子12a及び12b,13a及び13bを用いて、駆
動と検出とを併せて行うようにした。振動検出用電極と
駆動信号印加用電極とを別のものとすることにより、検
出作用及び励振作用を分けることができる。このように
することにより、捩り振動用圧電素子12,縦振動用圧
電素子13,捩り振動検出用圧電素子27,縦振動検出
用圧電素子26の4枚の圧電素子を、捩り振動用圧電素
子12及び縦振動用圧電素子13の2枚にすることがで
き、部品点数をより低減することができる。
ータの構造を説明する断面図である。
動子11における圧電素子の配置を示す説明図である。
体,縦振動用圧電素子,捩り振動用圧電素子,縦振動検
出用圧電素子,捩り振動検出用圧電素子及び電極の配置
を示す分解図である。
振動とを組み合わせて駆動面に楕円運動を発生させるこ
とを示す説明図である。
体,縦振動用圧電素子,捩り振動用圧電素子,縦振動検
出用圧電素子,捩り振動検出用圧電素子及び電極の配置
を示す分解図である。
タの一例の構造を示す斜視図である。
て示した斜視図である。
アクチュエータの振動子に縦振動と捩り振動とを組み合
わせて駆動面に楕円運動を発生する振動アクチュエータ
の駆動原理を説明する図であり、図8(A)は上面図,
図8(B)は側面図,図8(C)は振動子に発生する縦
振動モード及び捩り振動モードを示す説明図である。
アクチュエータの振動子1の構造を詳細に示す説明図で
あって、図9(A)は上面図,図9(B)は側面図であ
る。
動アクチュエータの動作を経時的に示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 2つの弾性体と2つの前記弾性体の間に
配置されて駆動信号により励振される電気機械変換素子
とを有する振動子と,前記振動子に加圧接触される相対
運動部材とを備え、 前記電気機械変換素子の励振により、前記振動子に、前
記電気機械変換素子と前記弾性体との接合面に対して略
平行方向に変位が発生する縦振動と,前記縦振動の変位
方向と略同一方向に回転軸を有する捩り振動とを発生さ
せることにより、前記捩り振動の前記回転軸と略直角方
向に形成された駆動面に駆動力を発生する振動アクチュ
エータであって、 前記電気機械変換素子は、縦振動発生用電気機械変換素
子と捩り振動発生用電気機械変換素子とからなり、 前記縦振動発生用電気機械変換素子は前記縦振動の節を
含む位置に、前記捩り振動発生用電気機械変換素子は前
記捩り振動の節を含む位置に、互いに略同一平面上に位
置するようにそれぞれ配置されることを特徴とする振動
アクチュエータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記捩り振動発生用電気機械変換素子と前記弾性体との
接合面積は、前記縦振動発生用電気機械変換素子と前記
弾性体との接合面積よりも小さいことを特徴とする振動
アクチュエータ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23960395A JP3550578B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 振動アクチュエータ |
| EP96306802A EP0764993A1 (en) | 1995-09-19 | 1996-09-19 | Vibration actuator |
| KR1019960040758A KR970015052A (ko) | 1995-09-19 | 1996-09-19 | 진동 액츄에이터 |
| US08/927,062 US5892316A (en) | 1995-09-19 | 1997-09-10 | Vibration actuator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23960395A JP3550578B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 振動アクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984367A true JPH0984367A (ja) | 1997-03-28 |
| JP3550578B2 JP3550578B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=17047215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23960395A Expired - Lifetime JP3550578B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 振動アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3550578B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8456772B2 (en) | 2009-06-05 | 2013-06-04 | Nikon Corporation | Piezoelectric actuator, lens barrel, and camera |
| WO2022264386A1 (ja) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 | 株式会社新川 | 超音波複合振動装置および半導体装置の製造装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23960395A patent/JP3550578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8456772B2 (en) | 2009-06-05 | 2013-06-04 | Nikon Corporation | Piezoelectric actuator, lens barrel, and camera |
| WO2022264386A1 (ja) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 | 株式会社新川 | 超音波複合振動装置および半導体装置の製造装置 |
| JPWO2022264386A1 (ja) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3550578B2 (ja) | 2004-08-04 |
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