JPH0987524A - 強靭なフェノール樹脂組成物 - Google Patents

強靭なフェノール樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0987524A
JPH0987524A JP24351995A JP24351995A JPH0987524A JP H0987524 A JPH0987524 A JP H0987524A JP 24351995 A JP24351995 A JP 24351995A JP 24351995 A JP24351995 A JP 24351995A JP H0987524 A JPH0987524 A JP H0987524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
weight
parts
phenol resin
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24351995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Hirata
仰二 平田
Sumio Shibahara
澄夫 柴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP24351995A priority Critical patent/JPH0987524A/ja
Publication of JPH0987524A publication Critical patent/JPH0987524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋した官能基を有するジエン系液状ゴム粒
子が分散した、強靭化されたフェノール樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】 官能基を有するジエン系液状ゴムを、有
機シリコーン系架橋剤、ハイドロシリル化触媒、と共
に、ノボラック型フェノール樹脂中で溶融混練し、動加
橋により粒子分散させる。こうして変性されたノボラッ
ク型フェノール樹脂は、強靭化され成形材料や、回路材
料に用いることができる。官能基を有するジエン系液状
ゴムとしては、レジンが溶融する温度でブルックフィー
ルド粘度として、0.001〜500Pa・Secである事が
必要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形材料、積層板、
エポキシ樹脂用の硬化剤として好適に用いられる強靭化
されたフェノール樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂は単独で、或いは他樹脂
との組み合わせで多岐にわたり使われてきたが、特に電
気絶縁性が良好である、十分な機械強度がある、耐熱性
がよい、熱膨張係数が低い、難燃性である、安価である
等の利点から、電気部品あるいは、機械部品に広く用い
られている。その一方で熱硬化性樹脂共通の欠点でもあ
る靭性の低さは、フェノール樹脂の最大の欠点でもあ
り、様々な観点より種々の検討がなされてきた。
【0003】例えば、特開昭61−168652号公報
においては芳香族ポリエステルによる特定のフェノール
樹脂の耐衝撃性改良、特開昭62−209158号公報
においては特定のポリエチレンテレフタレート、ポリウ
レタン、メチルメタクリレート系共重合体等によるフェ
ノール樹脂の強靭化が検討されているが、これらの物は
強靭化の改良が不十分であり、流動性が低下する等極め
て不満足な物であった。又、エポキシ基、水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基の官能基を有する官能性ゴムの乳
化重合ラテックスをフェノール樹脂に練り込む特開昭6
2−59660号公報や、相溶性の良いNBR等の共役
ジエン系ゴムラテックスをアニオン系界面活性剤を含有
させたうえでフェノールレジンの脱水工程前にレジン中
に分散させる特開平3−17149号公報も検討されて
いるが、この方法ではフェノール樹脂の強靭化は図れる
ものの、強靭化に効果がでる程度までゴムを添加する
と、流動性が極端に低下する為に、実用の成形性を損な
うという問題や、ゴム自体の細粒化に用いられる界面活
性剤が、長期の電気的信頼性や機械的信頼性を損なうと
いう問題を持っており、従来強靭性とその他の特性が調
和する事例は見いだされていなかった。
【0004】又、フェノール成形材料の製造において、
エポキシ化ポリブタジエンとラジカル重合開始剤を成形
材料の混練時に配合する特開平3−221555号公報
も提案されているが、フェノール樹脂はラジカル捕捉の
作用を持つ為、ラジカル重合開始剤の用法には制約があ
って、布チップやガラス繊維等の有機・無機の充填材や
離型剤といった第三成分の存在や、設備の混練条件等の
影響を受けて特性が再現しないという問題があり、レジ
ン段階でゴム粒子の架橋状態や分散状態を確定させてお
き、その後のプロセスで特性変動を起こさない様な強靱
なレジンの開発が必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術では得られていない成形材料、積層板用あるいは硬
化剤等の用途に有用な強靭なフェノール樹脂組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
為、種々検討を重ねてきた結果、官能基を有するジエン
系液状ゴム、中でも特定の官能基を有し、かつ溶融粘度
が特定の範囲にある液状ゴムは、混練によってレジン中
に均一に分散し、かつ有機シリコーン系架橋剤及びハイ
ドロシリル化触媒を用いて架橋させることで、分散した
液状ゴムを安定した粒子に架橋させることができる事を
見い出した。又、この分散した架橋ゴムの粒子は官能基
によって、レジンとの親和性や、又はレジンと反応する
事により、安定した相溶性を示し、このレジンを用いる
と他の特性に影響を及ぼす事なく、強靭な特性を示す成
形材料や、積層板、エポキシ樹脂用の硬化剤などが得ら
れることを見いだし本発明を完成するに到った。
【0007】即ち本発明は、ノボラック型フェノール樹
脂(a)、官能基を有するジエン系液状ゴム(b)、有
機シリコーン系架橋剤(c)及びハイドロシリル化触媒
(d)を溶融混練してなることを特徴とする強靭なフェ
ノール樹脂組成物に関するものである。
【0008】本発明の原料として用いられるノボラック
型フェノール樹脂(a)は、特に限定するものでなく市
販されているものであり、例えばフェーノール類とホル
マリンとを、フェノール類とホルムアルデヒドのモル比
が、0.5〜1.0となるような配合比率で反応釜に仕
込み、更にシュウ酸、塩酸、硫酸、トルエンスルフォン
酸等の触媒を加えた後加熱し、適当な時間還流反応を行
った後、分離した水を除去するため真空脱水あるいは静
置脱水し、更に残っている水と未反応のフェノール類を
除去する方法により得ることができる。これらの樹脂あ
るいは、複数の原料成分を用いることにより得られる共
縮合フェノール樹脂は、単独あるいは二種以上組み合わ
せて用いられる。
【0009】本発明の原料として用いられる官能基を有
するジエン系液状ゴム(b)は、一般に市販されている
ものでありポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロ
ロプレン、ブタジエン−イソプレン共重合体、ブタジエ
ン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体、或いは天然ゴムから選ばれた少なくとも1種
以上からなる重合体、或いはその部分水添物であって、
水酸基、エポキシ基、N−メチロール基、アミノ基、カ
ルボキシル基、或いは酸無水物基の中から選ばれた一種
を有している事が必要である。官能基のゴム分子内での
位置については特に制限はなく、末端位置でも末端以外
でも良い。更にこの官能基を有するジエン系ゴムは、フ
ェノールノボラック樹脂の融点で、ブルックフィールド
粘度0.001〜500Pa・Secであるものであって、1
種のみでもまたは2種以上のブレンド物であっても良
い。
【0010】本発明の原料として用いられる有機シリコ
ーン系架橋剤(c)は、分子内にSiH基を2つ以上持
つシリコーン化合物、その誘導体化合物または該シリコ
ーン化合物から誘導されるポリマーで、SiH基の不飽
和炭化水素への選択的な付加反応を利用し架橋を行うも
のである。架橋剤となり得るためには2分子以上のゴム
に付加することが必要条件であるから分子中に2つ以上
のSiH基を持つ必要がある。具体的な化合物例は以下
に示すように環状ポリシロキサン類(I)、線状ポリシ
ロキサン類(II)、四面体シロキサン類(III)の構造
を持つ化合物が代表的である。また、該化合物から誘導
された化合物及びまたはポリマーを用いても良い。
【0011】環状ポリシロキサン類(I)
【化1】 線状ポリシロキサン類(II)
【化2】 四面体シロキサン類(III)
【化3】 (m は3〜20の整数 nは0〜50の整数、Rは、水
素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基又はアリー
ルオキシ基であり、かつケイ素原子に結合している少な
くとも1個のRが水素であるケイ素原子が分子中に2個
以上存在するものである。) ハイドロシリル化触媒(d)は、ハイドロシリル化反応
を促進する触媒全般を指し、例としては、塩化白金酸等
の貴金属系触媒または過酸化物をあげることができる。
【0012】本発明のフェノール樹脂組成物は、ノボラ
ック型フェノール樹脂(a)、官能基を有するジエン系
液状ゴム(b)、有機シリコーン系架橋剤(c)及びハ
イドロシリル化触媒(d)を加えた配合物を加圧ニーダ
ー、二軸混練機等で溶融混合することにより、ゴム部分
が動的に架橋されたことが特徴であり、好適な配合範囲
としては、ノボラック型フェノール樹脂(a)と官能基
を有するジエン系液状ゴム(b)は99:1〜50:5
0重量部、好ましくは90:10〜60:40重量部、
更に好ましくは85:15〜65:35重量部の範囲で
使用される。官能基を有するジエン系液状ゴム(b)の
配合割合が1重量部を下回ると、曲げ強度、耐衝撃性な
どの特性の改善効果が不十分となる傾向があり、50重
量部を上回ると、流動性が低下する傾向がある。
【0013】有機シリコーン系架橋剤(c)は、ゴム1
〜50重量部に対し0.1〜25重量部の範囲内でゴム
内の不飽和二重結合を架橋させるのに必要な割合で配合
される。この配合率が高すぎて、SiH基が過剰となる
と、その後の工程での熱分解により、水素ガスが発生し
て成形上のトラブルを起こしたり、ボイドとなって強靭
性に支障を来す。配合率が低くて、不飽和二重結合の架
橋度が充分に高くならなければ、強靭性改良の発現を見
ない。ハイドロシリル化触媒(d)は、本発明の構成原
料を押出機やその他の設備で、溶融混練する際、樹脂組
成物が受ける熱履歴の範囲内で架橋反応が完了するのに
必要な割合で配合するが、事前に液状ゴム中に予備混合
しておくと、効果的である。
【0014】本発明の原料として用いられる官能基を有
するジエン系液状ゴム(b)は、ノボラック型フェノー
ル樹脂(a)の融点に於いて0.001〜500Pa・Sec
のブルックフィールド粘度を示すことが必要であるが、
ノボラック型フェノール樹脂(a)の融点での粘度が
0.001Pa・Sec を下回る場合には、ゴム成分が樹脂
より分離してしまい、均質な架橋粒子が得られない。一
方、500Pa・Secを上回る場合には、ゴム成分の分散が
容易でなく、粗大粒子の発生が起こる。
【0015】本発明の原料として用いられる官能基を有
するジエン系液状ゴム(b)は、水酸基、エポキシ基、
N−メチロール基、アミノ基、カルボキシル基、又は、
酸無水物基を有するが、これらの官能基は架橋ゴムとレ
ジンとの界面張力を低下させ、ゴムの分散粒径を細かく
する。ノボラック型フェノール樹脂(a)と架橋した官
能基を有するジエン系液状ゴム(b)両成分間の、化学
的親和性又は反応によって、界面を制御されたゴム粒子
の分散状態は、ゴム粒子が凝集状態になく、かつ10μ
m以下、好ましくは、1μ以下の粒度となっている。
【0016】海成分であるノボラック型フェノール樹脂
(a)の強靭性が向上するは、ミクロに分散したゴム成
分が、応力吸収に効果的に働くばかりでなく、本来強靭
なゴム成分がその界面において分子レベルでの親和力、
或いは化学反応によって強固に接着しているためであ
る。次に架橋度であるが、本発明でいう架橋度とは、変
性されたノボラック型フェノール樹脂(フェノール樹脂
組成物)1gを沸騰キシレンを用いてソックスレー抽出
器で10時間リフラックスし、残留物を保留粒子径1μ
mの濾紙を用いて濾過し、(濾紙上に残留した不溶物乾
燥重量)/(変性フェノール樹脂1g中に含まれる不飽
和二重結合基含有ゴム成分の重量+架橋剤の重量)の比
を100倍することにより求めることが出来る。この値
が50%、好ましくは70%以上になるように架橋する
ことが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】ハイドロシリル化触媒(d)を予
め官能基を有するジエン系液状ゴム(b)に対し分散さ
せた後に、ノボラック型フェノール樹脂(a)に溶融混
練させる。官能基を有するジエン系液状ゴム(b)はこ
の時点では未架橋であるので、ノボラック型フェノール
樹脂(a)に対し微分散する事が可能であり、続いてこ
の微分散した未架橋の官能基を有するジエン系液状ゴム
粒子(b)を含むノボラック型フェノール樹脂(a)
に、有機シリコーン系架橋剤(c)を配合し混練を行う
と、官能基を有するジエン系液状ゴム粒子(b)は架橋
され、微分散した状態で固定化される。ここにおいて官
能基を有するジエン系液状ゴム粒子(b)は水酸基、エ
ポキシ基、N−メチロール基、アミノ基、カルボキシル
基、又は、酸無水物基の中より選ばれた官能基を有する
ので、例えばエポキシ基を持った場合は、架橋したゴム
粒子のエポキシ基はフェノール樹脂の水酸基と反応し、
その結果、架橋ゴム粒子が安定的に微分散した強靭なフ
ェノール樹脂組成物を実現する事ができる。以下、実施
例により本発明を説明するが、これは単なる例示であ
り、本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】
【実施例】
《実施例1》 エポキシ化ポリブタジエン:E−1500−8.0(日
本石油化学(株)製、[90℃でのブルックフィールド
粘度6Pa・Sec])40重量部に、有機シリコーコーン系
架橋剤の架橋触媒として、塩化白金酸(H2PtCl2・6H2O)
0.25重量部を配合し、ノボラック型フェノール樹脂
(住友デュレズ(株)製スミライトレジンR PR−5
1470 融点90℃)60重量部と十分ブレンドした
後、架橋剤としてジフェニルシラン(東芝シリコーン
(株)製 TSL8224)25重量部を添加配合しな
がら、加圧ニーダー用いて、100〜130℃で溶融混
練し、動的に加硫した変性フェノール樹脂組成物を得
た。このようにして得られた変性フェノール樹脂組成物
を沸騰キシレンを用いたソックスレー抽出器でリフラッ
クスして求めた架橋と架橋度は91%であった。また、
この樹脂組成物をエピコート828を用いて包埋し電子
顕微鏡により観察した架橋粒子の平均径は1.8μmで
あった。
【0019】《実施例2》 ヒドロキシポリブタジエン:Poly bd R−45
HT(出光石油化学(株)製[90℃でのブルックフィ
ールド粘度0.026Pa・Sec])100重量部に、5%
パラジウムアルミナ粉末5重量部を触媒として水素付加
を行い、水添率70%の部分水添液状ポリブタジエンを
作製した。この部分水添ヒドロキシポリブタジエンの9
0℃でのブルックフィールド粘度は450Pa・Secであっ
た。ついでこの部分水添液状ヒドロキシポリブタジエン
45重量部にシリコーン系架橋剤の架橋触媒として、塩
化白金酸(H2PtCl2・6H2O)0.30重量部を配合し、ノ
ボラック型フェノール樹脂(住友デュレズ(株)製スミ
ライトレジンR PR−51470 融点90℃)55
重量部と十分ブレンドした後、架橋剤としてジフェニル
シラン(東芝シリコーン(株)製 TSL8224)2
5重量部を添加配合しながら、加圧ニーダー用いて、1
20〜150℃で溶融混練し、動的に加硫した変性フェ
ノール樹脂組成物を得た。このようにして得られた変性
フェノール樹脂組成物を沸騰キシレンを用いたソックス
レー抽出器でリフラックスして求めた架橋と架橋度は9
6%であった。また、この樹脂組成物をエピコート82
8を用いて包埋し電子顕微鏡により観察した架橋粒子の
平均径は2.2μmであった。
【0020】《実施例3》 ヒドロキシポリクロロプレン:LCR FH−050
(電気化学(株)製[90℃でのブルックフィールド粘
度0.035Pa・Sec])100重量部に、5%パラジウ
ムアルミナ粉末5重量部を触媒として水素付加を行い、
水添率50%の部分水添液状ポリクロロプレンを作製し
た。この部分水添ヒドロキシポリクロロプレンの90℃
でのブルックフィールド粘度は350Pa・Secであった。
ついでこの部分水添液状ヒドロキシポリクロロプレン1
0重量部にシリコーン系架橋剤の架橋触媒として、塩化
白金酸(H2PtCl2・6H2O)0.05重量部を配合し、ノボ
ラック型フェノール樹脂(住友デュレズ(株)製スミラ
イトレジンR PR−51470 融点90℃)90重
量部と十分ブレンドした後、架橋剤としてジフェニルシ
ラン(東芝シリコーン(株)製 TSL8224)10
重量部を添加配合しながら、加圧ニーダー用いて、12
0〜150℃で溶融混練し、動的に加硫した変性フェノ
ール樹脂組成物を得た。このようにして得られた変性フ
ェノール樹脂組成物を沸騰キシレンを用いたソックスレ
ー抽出器でリフラックスして求めた架橋と架橋度は88
%であった。また、この樹脂組成物をエピコート828
を用いて包埋し電子顕微鏡により観察した架橋粒子の平
均径は0.6μmであった。
【0021】《実施例4》 ヒドロキシポリブタジエン:Poly bd R−45
HT(出光石油化学(株)製[90℃でのブルックフィ
ールド粘度0.026Pa・Sec])20重量部に、有機シ
リコーン系架橋剤の架橋触媒として、塩化白金酸(H2Pt
Cl2・6H2O)0.05重量部を配合し、ノボラック型フェ
ノール樹脂(住友デュレズ(株)製スミライトレジンR
PR−51470 融点90℃)80重量部と十分ブ
レンドした後、架橋剤として1,3,5,7−テトラメ
チルシクロテトラシロキサン(東レ・ダウコーニング・
シリコーン(株)製)5.0重量部を添加配合しなが
ら、二軸混練機を用いて、吐出樹脂温度が130〜15
0℃になるような条件で溶融混練し、押し出し動加硫し
て、変性フェノール樹脂Aを得た。このようにして得ら
れた変性フェノール樹脂A40重量部、硬化剤としてヘ
キサメチレンテトラミン7重量部、及び、補強材として
ガラス繊維53重量部 を配合し、ロール混練すること
により成形材料を得た。その後175℃、3分間という
条件で成形を行い、成形性を評価すると共に得られた試
験片について曲げ強度、シャルピー衝撃強さの評価を行
った。その評価結果を表1に示す。
【0022】《実施例5》 エポキシ化ポリブタジエン:E−1500−8.0(日
本石油化学(株)製、[90℃でのブルックフィールド
粘度6Pa・Sec])20重量部に、有機シリコーン系架橋
剤の架橋触媒として、塩化白金酸(H2PtCl2・6H2O)0.
05重量部を配合し、ノボラック型フェノール樹脂(住
友デュレズ(株)製スミライトレジンRPR−5147
0 融点90℃)80重量部と十分ブレンドした後、架
橋剤として1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラ
シロキサン(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)5.0重量部を添加配合しながら、二軸混練機を用
いて樹脂温130〜150℃になるような条件で溶融混
練し、動的に加硫して変性フェノール樹脂Bを得た。こ
のようにして得られた変性フェノール樹脂B40重量
部、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン7重量部及
び補強材としてガラス繊維53重量部を配合し、ロール
混練することにより成形材料を得た。その後175℃、
3分間という条件で成形を行い、成形性を評価すると共
に得られた試験片について曲げ強度、シャルピー衝撃強
さの評価を行った。その評価結果を表1に示す。
【0023】《実施例6》 カルボン酸変性ポリイソプレン:クラプレンLIR41
0([クラレ(株)製、90℃でのブルックフィールド
粘度2Pa・Sec])20重量部に、有機シリコーン系架橋
剤の架橋触媒として塩化白金酸(H2PtCl2・6H2O)0.0
5重量部を配合し、ノボラック型フェノール樹脂(住友
デュレズ(株)製スミライトレジンRPR−51470
融点90℃)80重量部と十分ブレンドした後、架橋
剤として1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシ
ロキサン(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)5.0重量部を添加配合して、加圧二ーダーにより
混練樹脂温度が150℃以上になるような条件で溶融混
練し、動加硫した変性フェノール樹脂Cを得た。このよ
うにして得られた変性フェノール樹脂C40重量部、硬
化剤としてヘキサメチレンテトラミン7重量部及び補強
材としてガラス繊維53重量部を配合し、ロール混練す
ることにより成形材料を得た。その後175℃、3分間
という条件で成形を行い、成形性を評価すると共に得ら
れた試験片について曲げ強度、シャルピー衝撃強さの評
価を行った。その評価結果を表1に示す。
【0024】《比較例1》ノボラック型フェノール樹脂
(住友デュレズ(株)製スミライトレジンR PR−5
1470)40重量部、硬化剤としてヘキサメチレンテ
トラミン7重量部及び補強材としてガラス繊維53重量
部を配合し、実施例4と同様にしてロール混練し、成形
後その特性評価を行った。その評価結果を表2に示す。
【0025】《比較例2》 無変性ポリイソプレン:クラプレンLIR50[クラレ
(株)製、90℃でのブルックフールド粘度1Pa・Sec]
20重量部に、実施例4と同じように有機シリコーン系
架橋剤の架橋触媒として、塩化白金酸(H2PtCl2・6H2O)
0.05重量部を配合し、ノボラック型フェノール樹脂
(住友デュレズ(株)製スミライトレジンR PR−5
1470 融点90℃)80重量部と十分ブレンドした
後、架橋剤として1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製)5.0重量部を添加配合して、加圧二ーダー
により混練樹脂温度が150℃以上になるような条件で
溶融混練し、これをペレタイズ化し変性フェノール樹脂
Dを得た。このようにして得られた変性フェノール樹脂
D40重量部、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン
7重量部及び補強材としてガラス繊維53重量部を配合
し、実施例1と同様にしてロール混練し、成形後その特
性評価を行った。その評価結果を表1に示す。
【0026】《比較例3》ノボラック型フェノール樹脂
(住友デュレズ(株)製スミライトレジンR PR−5
1470 融点90℃)80重量部とカルボキシル基変
性液状アクリロニトリルブタジエン共重合体:HYCA
R CTBN1300×13(宇部興産(株)製[90
℃でのブルックフィールド粘度10Pa・Sec])20重量
部を十分ブレンドした後、二軸混練機を用いて樹脂温8
0〜120℃になるような条件で溶融混練した樹脂組成
物とし、これをペレタイズ化して変性フェノール樹脂E
を得た。このようにして得られた変性フェノール樹脂E
40重量部、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン7
重量部及び補強材としてガラス繊維53重量部を配合
し、実施例4と同様にしてロール混練し、成形後その特
性評価を行った。その評価結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】*1 成形性:成形後の試験片の表面の状
態及び成形材料の試験片金型への充填状態を目視で観察
し評価した。 ○:試験片外観:良好。 金型への充填状態:良好 △:試験片外観:やや凹凸。 金型への充填状態:ギリ
ギリ ×:試験片外観:凹凸。 金型への充填状態:未充
填発生 *2 曲げ強度:JIS K6911に準じて測定し
た。 *3 シャルピー衝撃強度:JIS K6911に準じ
て測定した。
【0029】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明のフェ
ノール樹脂組成物を成形材料、積層板、エポキシ樹脂の
硬化剤として用いると強靭な特性を有する成型物が得ら
れる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノボラック型フェノール樹脂(a)、官
    能基を有するジエン系液状ゴム(b)、有機シリコーン
    系架橋剤(c)及びハイドロシリル化触媒(d)を溶融
    混練してなることを特徴とする強靭なフェノール樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 官能基を有するジエン系液状ゴム(b)
    が、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレ
    ン、ブタジエン−イソプレン共重合体、ブタジエン−ス
    チレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
    体、或いは天然ゴムから選ばれた少なくとも1種以上か
    らなる重合体、或いはその部分水添物であって、水酸
    基、エポキシ基、N−メチロール基、アミノ基、カルボ
    キシル基、或いは酸無水物基を有する請求項1記載の強
    靭なフェノール樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ノボラック型フェノール樹脂(a)の融点
    における、官能基を有するジエン系液状ゴム(b)のブ
    ルックフィールド粘度が0.001〜500Pa・Secであ
    る請求項1又は2記載の強靭なフェノール樹脂組成物。
JP24351995A 1995-09-22 1995-09-22 強靭なフェノール樹脂組成物 Pending JPH0987524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24351995A JPH0987524A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 強靭なフェノール樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24351995A JPH0987524A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 強靭なフェノール樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0987524A true JPH0987524A (ja) 1997-03-31

Family

ID=17105120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24351995A Pending JPH0987524A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 強靭なフェノール樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0987524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265689A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 水素化クロロプレン系ポリマーブレンド物
CN113801431A (zh) * 2021-10-26 2021-12-17 广西至善新材料科技有限公司 一种高韧性高强度的酚醛树脂材料及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265689A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 水素化クロロプレン系ポリマーブレンド物
CN113801431A (zh) * 2021-10-26 2021-12-17 广西至善新材料科技有限公司 一种高韧性高强度的酚醛树脂材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MXPA02002534A (es) Resinas termoplasticas endurecidas con goma de silicio.
TW200401008A (en) Electrically conductive silicone rubber composition
CN101198655B (zh) 可固化的有机基聚硅氧烷组合物
SG188857A1 (en) Modified reaction resin
CA2297068A1 (en) Curable composition
JP6945934B2 (ja) 接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH11116812A (ja) 硬化性フルオロシリコーン組成物
TW200303898A (en) Heat-resistant silicone rubber sheet having thermal conductivity and thermocompression bonding
JP2884016B2 (ja) 高減衰の有機エラストマー組成物
JP6776478B1 (ja) 接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2012117017A (ja) 射出成形用エポキシ樹脂組成物、およびコイル部品
JPH0987524A (ja) 強靭なフェノール樹脂組成物
JP4439802B2 (ja) 難燃性液状シリコーンゴム組成物
JPH0747622B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP4931418B2 (ja) フェノール樹脂組成物
JPH0987529A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
KR101127368B1 (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
JPH09194684A (ja) 強靭なフェノール樹脂組成物
JP3283345B2 (ja) 強靭なエポキシ樹脂
JPH06212056A (ja) 強靭なフェノール樹脂
JPH09324152A (ja) 同種もしくは異種の基材からなる接着構造体の製造方法
JPH10182930A (ja) フェノール樹脂組成物
JPH07331030A (ja) 強靭なフェノール樹脂
JPH08209003A (ja) 変性熱硬化性樹脂の製造方法
JPH10182937A (ja) エポキシ樹脂組成物