JPH0995182A - 車両の乗降ステップ装置 - Google Patents

車両の乗降ステップ装置

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JPH0995182A
JPH0995182A JP25499895A JP25499895A JPH0995182A JP H0995182 A JPH0995182 A JP H0995182A JP 25499895 A JP25499895 A JP 25499895A JP 25499895 A JP25499895 A JP 25499895A JP H0995182 A JPH0995182 A JP H0995182A
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Takanori Yahagi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の乗降ステップ装置において、平行リンク
機構の最上昇位置でフックと係合シャフト若しくは係合
筒との係合がスムーズに解除されやすくする。 【解決手段】平行リンク機構14にアーム19を設け、
このアーム19の一部に平行リンク機構14の最上昇位
置で車体2側に軸支されたフック32と係合して平行リ
ンク機構14の下降を規制する係合シャフト20を回転
可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバスなどの車両の乗
降口に設けるステップ装置で、特に高齢者や子供などの
乗降が容易になるステップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバスなどの車両の乗降口には乗降
ステップが設けられ、このステップを歩いて乗降するよ
うになっている。ところが、地上から乗降ステップの下
段ステップまでは約40cmの高低差があるため子供や
高齢者の乗降が困難となり、最悪の場合には片足状態で
バランスをくずして転倒する危険があった。その一方で
下段ステップの地上高は走行の支障を生じさせないた
め、これ以上下げることは困難であった。
【0003】そのため従来は、本出願人が先に出願した
特願平6−244302号の図1に示されている如く、
乗降ステップ4の一部である昇降ステップ7を平行リン
ク機構14にて昇降可能にし、バスなどの車両の走行中
は昇降ステップ7を平行リンク機構14にて上昇させて
走行の支障とならないようにし、乗降時には一点鎖線の
如く昇降ステップ7を平行リンク機構14にて下降させ
て地上と乗降ステップ4との高低差を小さくして乗降を
容易にするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記平行リン
ク機構14を最上昇位置に保持するには、図4に示す如
く、平行リンク機構14に設けた係合シャフト19が車
体2に設けたフック28に係合するようになっている。
そして昇降ステップ7を下降させるには昇降用シリンダ
20を伸長させる。
【0005】昇降用シリンダ20の伸長当初は図6の位
置から、係合シャフト19には下方向の力とアーム18
の回動による時計方向の力とが作用することにより、ア
ーム18が幾分時計方向に揺動するとともにフック28
をスプリング31の付勢力に抗して時計方向に回動させ
て係合シャフト19との係合を図7の如く解除させる必
要がある。
【0006】ところが係合シャフト19がアーム18に
固定されているため、フック28と係合シャフト19と
の摩擦抵抗により解除がスムーズに行われずフック28
や係合シャフト19等が破損するという危険がある。そ
こで本発明は、平行リンク機構の最上昇位置でフックと
係合シャフト若しくは係合筒との係合がスムーズに解除
されやすくすることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、車両の乗降口に設けられた
乗降ステップの一部若しくは全部を昇降ステップとし、
この昇降ステップを車体側に軸支された上部リンクと下
部リンクとからなる平行リンク機構にて車両の床面若し
くは固定された乗降ステップと地上との間の略中間位置
まで下降させるようにした車両の乗降ステップ装置にお
いて、前記車体側には平行リンク機構を上下回動させる
昇降用シリンダを設け、前記平行リンク機構には前記昇
降用シリンダにて回動されるアームを設け、前記アーム
の一部には平行リンク機構の最上昇位置で車体側に軸支
されたフックと係合して平行リンク機構の下降を規制す
る係合シャフトを回転可能に設けてなることを特徴とし
たものである。
【0008】また請求項2の発明は、車両の乗降口に設
けられた乗降ステップの一部若しくは全部を昇降ステッ
プとし、この昇降ステップを車体側に軸支された上部リ
ンクと下部リンクとからなる平行リンク機構にて車両の
床面若しくは固定された乗降ステップと地上との間の略
中間位置まで下降させるようにした車両の乗降ステップ
装置において、前記車体側には平行リンク機構を上下回
動させる昇降用シリンダを設け、前記平行リンク機構に
は前記昇降用シリンダにて回動されるアームを設け、前
記アームの一部にはシャフトを固着し、前記シャフトに
は平行リンク機構の最上昇位置で車体側に軸支されたフ
ックと係合して平行リンク機構の下降を規制する係合筒
を回転可能に外装してなることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にて
説明すると、図1乃至図6において1は車体2に固定さ
れた床面で、この床面1の延長上で乗降口3に位置する
部分には乗降ステップ4が形成され、この乗降ステップ
4上に乗降口3を開閉する扉5が設けられている。
【0010】前記乗降ステップ4は固定ステップ6と昇
降ステップ7とに2分割されており、この昇降ステップ
7は昇降ステップ本体8と昇降ステップ本体8を支持す
る支持台9とから構成されている。10は車体2に固定
された固定フレームで、この固定フレーム10には左右
一対の平板状の取付部材11が固定されている。
【0011】前記取付部材11の基部(図1右側)には
左右各一対の上部リンク12と下部リンク13との各基
部が軸支され、前記上部リンク12と下部リンク13と
の各先部は上・下部リンク12、13が平行となるよう
に昇降ステップ7の支持台9に軸支され、これにて平行
リンク機構14を形成し、上・下部リンク12、13が
上下回動しても昇降ステップ7は常時水平状態を保持す
るようになっている。
【0012】15は左右一対の下部リンク13の中間部
にブラケット16と軸受17とを介して回転可能に設け
たシャフトで、このシャフト15の中央と両端部には一
対の連結部材18と一対のアーム19とを設けてある。
前記一対のアーム19の自由端間には係合シャフト20
が設けられている。21は車体2の外側の固定フレーム
10の中央にブラケット22と軸受23とを介して軸支
され、車体2に近接して設けられた昇降用シリンダで、
この昇降用シリンダ21のロッド24側を前記連結部材
18に軸支し、昇降用シリンダ21の伸縮にてシャフト
15に一体のアーム19を回動させるとともに一対の下
部リンク13を上下回動させて平行リンク機構14を上
下回動させるようになっている。
【0013】前記昇降用シリンダ21は図11に示す如
く配管25を介してエアータンク26に連通され、前記
配管25上には一対のバルブ27を設け、この一対のバ
ルブ27が一方はエアータンク26に、他方は大気に連
通されるとともに交互に切換えられることにより昇降用
シリンダ21が伸縮するようになっている。次に28は
固定フレーム10と平行リンク機構14との間に設けら
れ、昇降用シリンダ21の外側に位置するロック装置
で、このロック装置28は固定フレーム10に固着した
一対のブロック29に軸受30を取付け、この軸受30
間にシャフト31を回転可能に設け、このシャフト31
に一対のフック32を固着してある。
【0014】前記フック32には、係合シャフト20と
係合する係合部33が形成され、昇降ステップ7が固定
ステップ6と同一面になった位置、すなわち平行リンク
機構14の最上昇位置で係合部33が連結部材19に一
体の係合シャフト20と係合し、平行リンク機構14の
自然下降を規制するようになっている。そして、前記フ
ック32の下面にはテーパ状のガイド面34を形成し、
平行リンク機構14の上昇時に係合シャフト20がガイ
ド面34に当接してフック32を時計方向に回動させる
ことにより自動的に係合シャフト20をフック32の係
合部33に係合させるようになっている。
【0015】前記フック32にはスプリング35が設け
られて常時係合方向に付勢され、その一方で左側のブロ
ック29に固定されたフック用のストッパ36にてフッ
ク32が係合位置より内側の反時計方向に回動しないよ
うに規制している。またフック32の係合部33に係合
しうる係合シャフト20側のアーム19も左側の下部リ
ンク13に固定したブラケット16のストッパ37にて
係合位置より外側の反時計方向に回動しないように規制
している。
【0016】次に図7は係合シャフト20のアーム19
への取付構造の詳細を示すもので、係合シャフト20は
ボール軸受38を介してアーム19に回転可能に支持さ
れている。係合シャフト20の両端にはナット39が螺
合され、割ピン40にてナット39が係合シャフト20
に固定されている。そしてボール軸受38とナット39
間にはボール軸受38が外側へ飛び出るのを防止するス
ペーサ41を遊嵌させてある。本実施例では軸受をボー
ル軸受としているが、ブッシュ軸受でもよい。
【0017】次に図12は図7の他の実施例を示すもの
で、アーム19にはシャフト42が固着され、アーム1
9、19間のシャフト42にはブッシュ軸受43を介し
てフック32に係脱する係合筒44が回転可能に外装し
てある。本実施例でも軸受をブッシュ軸受としているが
ボール軸受としてもよい。本発明は前記の如き構成で次
に作用について説明すると、まずバス等が停留所等に到
着すると、乗降者が若者ばかりであれば昇降ステップ7
はそのままで扉5を開き乗降口3より乗降させる。その
際昇降ステップ7を下降させないのは乗降ステップ4ま
での高低差(約40cm)は若者にとってはそれほど苦
にならない高低差だからである。乗降者の中に高齢者や
子供がいる場合には、乗降ステップ4の一部である昇降
ステップ7を所定の高さ(地上より約20cm)である
図1二点鎖線まで下降させた後に扉5を開いて乗降させ
る。その際、地上と昇降ステップ7間、昇降ステップ7
と固定ステップ6間の各高さは約20cmとなり、高齢
者等でもバランスをくずすことなく容易に乗降すること
ができる。
【0018】ところで前記昇降ステップ7の下降は、平
行リンク機構14の最上昇位置からバルブ27を切換え
てエアータンク26のエアーを昇降用シリンダ21に供
給し、昇降用シリンダ21を伸長させる。昇降用シリン
ダ21の伸長当初は図8の位置から、係合シャフト20
には下方向の力とアーム19の回動による時計方向の力
とが作用する。すると図7において係合シャフト20は
ボール軸受38で支持されているので時計方向に回転し
ながらアーム19が幾分時計方向に揺動するとともにフ
ック32をスプリング35の付勢力に抗して時計方向に
回動させて係合シャフト20との係合を図9の如く解除
させる。このとき係合シャフト20が回転するので、フ
ック32と係合シャフト20との摩擦抵抗が小さくな
り、解除がスムーズに行われる。
【0019】図12の場合は、シャフト42はアーム1
9に固着されているが、係合筒44がブッシュ軸受43
で支持されているので、係合筒44は前記係合シャフト
20と同様に時計方向に回転しながら幾分時計方向に揺
動するとともにフック32をスプリング35の付勢力に
抗して時計方向に回動させて係合筒44との係合を図9
の如く解除させる。このとき、係合筒44が回転するの
でフック32と係合筒44との摩擦抵抗が小さくなり、
解除がスムーズに行われる。
【0020】その後、図10の二点鎖線の如く平行リン
ク機構14の自重等にてアーム19が図5のストッパ3
7に当接するまで反時計方向に揺動し、当接後は昇降用
シリンダ21の伸長にて昇降ステップ7を最下降位置
(図1二点鎖線)まで下降させる。その際、フック32
は係合シャフト20(若しくは係合筒44)との係合が
解除状態になるとスプリング35にて反時計方向に回動
し、フック用のストッパ36に当接して元の位置で停止
する。
【0021】乗降が終了すると昇降ステップ7を上昇さ
せるため、バルブ27を切換えてエア−タンク26のエ
アーを昇降用シリンダ21に供給し、昇降用シリンダ2
1を縮小させる。昇降用シリンダ21の縮小にて平行リ
ンク機構14が上方回動し、昇降ステップ7が上昇す
る。昇降ステップ7の最上昇位置直前において図10の
二点鎖線の如く係合シャフト20(若しくは係合筒4
4)はフック32のガイド面34に当接し、それ以後係
合シャフト20(若しくは係合筒44)はガイド面34
に沿って反時計方向に回転しながら上昇するとともにフ
ック32は時計方向に回動する。昇降ステップ7が最上
昇位置すなわち固定ステップ6と同一位置に達すると図
9の如く係合シャフト20(若しくは係合筒44)が反
時計方向に回転しながらフック32に受入れられて係合
部33に係合し、図8の如く最上昇位置に保持される。
昇降ステップ7が最上昇位置に保持されると扉5が作動
して乗降口3を閉鎖し、その状態で次の停留所等まで走
行する。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
係合シャフトをアームに回転可能に支持したので、フッ
クと係合シャフトとの磨耗抵抗が小さくなり、平行リン
ク機構の最上昇位置においてフックと係合シャフトとの
係合の解除はスムーズに行われる。
【0023】請求項2の発明によれば、シャフトに支持
された係合筒が回転できるようになっているのでフック
と係合筒との摩擦抵抗が小さくなり、フックと係合筒と
の係合の解除がスムーズに行える。更に固定したシャフ
トに軸受を介して係合筒を外装したので構造が簡単でコ
ストダウンとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部断面した全体図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】図4のD−D断面図である。
【図6】図2のE−E断面図である。
【図7】図6のF−F断面図である。
【図8】昇降用シリンダの伸長開始直前の作動状態図で
ある。
【図9】昇降用シリンダの伸長途中の作動状態図であ
る。
【図10】昇降用シリンダの伸長終了時の作動状態図で
ある。
【図11】昇降用シリンダのエアー回路図である。
【図12】図7の他の実施例でアームと係合筒との断面
図である。
【符号の説明】
1 床面 2 車体 3 乗降口 4 乗降ステップ 7 昇降ステップ 12 上部リンク 13 下部リンク 14 平行リンク機構 19 アーム 20 係合シャフト 21 昇降用シリンダ 32 フック 44 係合筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の乗降口に設けられた乗降ステップ
    の一部若しくは全部を昇降ステップとし、この昇降ステ
    ップを車体側に軸支された上部リンクと下部リンクとか
    らなる平行リンク機構にて車両の床面若しくは固定され
    た乗降ステップと地上との間の略中間位置まで下降させ
    るようにした車両の乗降ステップ装置において、前記車
    体側には平行リンク機構を上下回動させる昇降用シリン
    ダを設け、前記平行リンク機構には前記昇降用シリンダ
    にて回動されるアームを設け、前記アームの一部には平
    行リンク機構の最上昇位置で車体側に軸支されたフック
    と係合して平行リンク機構の下降を規制する係合シャフ
    トを回転可能に設けてなる車両の乗降ステップ装置。
  2. 【請求項2】 車両の乗降口に設けられた乗降ステップ
    の一部若しくは全部を昇降ステップとし、この昇降ステ
    ップを車体側に軸支された上部リンクと下部リンクとか
    らなる平行リンク機構にて車両の床面若しくは固定され
    た乗降ステップと地上との間の略中間位置まで下降させ
    るようにした車両の乗降ステップ装置において、前記車
    体側には平行リンク機構を上下回動させる昇降用シリン
    ダを設け、前記平行リンク機構には前記昇降用シリンダ
    にて回動されるアームを設け、前記アームの一部にはシ
    ャフトを固着し、前記シャフトには平行リンク機構の最
    上昇位置で車体側に軸支されたフックと係合して平行リ
    ンク機構の下降を規制する係合筒を回転可能に外装して
    なる車両の乗降ステップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7513520B2 (en) * 2005-05-10 2009-04-07 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Powered step device of motor vehicle
EP2085265A1 (en) 2008-01-29 2009-08-05 Stem S.r.l. A retractable step for motor vehicles
ITRE20090010A1 (it) * 2009-02-09 2010-08-10 Stem Srl '' gradino retrattile per autoveicoli ''

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