JPH0999833A - 液圧ブレーキシステム - Google Patents
液圧ブレーキシステムInfo
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- JPH0999833A JPH0999833A JP25779395A JP25779395A JPH0999833A JP H0999833 A JPH0999833 A JP H0999833A JP 25779395 A JP25779395 A JP 25779395A JP 25779395 A JP25779395 A JP 25779395A JP H0999833 A JPH0999833 A JP H0999833A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】緊急ブレーキの必要時に、緊急ブレーキを確実
にかけることができるように運転者を補助する。 【構成】車両走行中に、ブースタ3の入力荷重が所定荷
重以上でかつ入力荷重上昇速度が所定上昇速度以上であ
るような踏力でブレーキペダル2が踏み込まれると、入
力荷重センサ34からの入力荷重信号に基づいて、EC
U36は車速信号により認識した車速に応じた所定時
間、供給用および排出用開閉弁32,33をそれぞれ連
通位置IIおよび遮断位置IIに切換設定する。したがっ
て、アキュムレータ9の液圧がバイパス通路31からも
ブースタ3の制御弁をバイパスしてブースタ3の動力室
に直接供給される。これにより、ブースタ3の動力室の
液圧が急速にかつ大きく上昇するので、ブースタ3の出
力が急速に大きくなり、緊急ブレーキが大きなブレーキ
力で迅速に作動する。
にかけることができるように運転者を補助する。 【構成】車両走行中に、ブースタ3の入力荷重が所定荷
重以上でかつ入力荷重上昇速度が所定上昇速度以上であ
るような踏力でブレーキペダル2が踏み込まれると、入
力荷重センサ34からの入力荷重信号に基づいて、EC
U36は車速信号により認識した車速に応じた所定時
間、供給用および排出用開閉弁32,33をそれぞれ連
通位置IIおよび遮断位置IIに切換設定する。したがっ
て、アキュムレータ9の液圧がバイパス通路31からも
ブースタ3の制御弁をバイパスしてブースタ3の動力室
に直接供給される。これにより、ブースタ3の動力室の
液圧が急速にかつ大きく上昇するので、ブースタ3の出
力が急速に大きくなり、緊急ブレーキが大きなブレーキ
力で迅速に作動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車において
ブレーキペダルの踏力を液圧倍力装置により倍力してブ
レーキ力を増大させる液圧ブレーキシステムに関し、特
に、例えば緊急ブレーキ時等のブレーキペダルの踏込み
操作が急速に行われたときに液圧倍力装置を素早く最大
出力となるように作動させる液圧ブレーキシステムに関
するものである。
ブレーキペダルの踏力を液圧倍力装置により倍力してブ
レーキ力を増大させる液圧ブレーキシステムに関し、特
に、例えば緊急ブレーキ時等のブレーキペダルの踏込み
操作が急速に行われたときに液圧倍力装置を素早く最大
出力となるように作動させる液圧ブレーキシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車においては、ブレーキペダ
ルのペダル踏力のみでは得られない大きなブレーキ力を
得るためやペダル踏力を軽減するため等により、ブレー
キペダルの踏力を液圧倍力装置により倍力してブレーキ
力を増大させる液圧ブレーキシステムが用いられてい
る。
ルのペダル踏力のみでは得られない大きなブレーキ力を
得るためやペダル踏力を軽減するため等により、ブレー
キペダルの踏力を液圧倍力装置により倍力してブレーキ
力を増大させる液圧ブレーキシステムが用いられてい
る。
【0003】図4は、従来のこの液圧ブレーキシステム
の一例を示す図であり、図5はこのシステムに用いられ
ているクローズドセンタ型ハイドロリックブレーキブー
スタを示す断面図である。図中、1は液圧ブレーキシス
テム、2はブレーキペダル、3はこのブレーキペダル2
によって作動されてペダル踏力を倍力して出力するクロ
ーズドセンタ型ハイドロリックブレーキブースタ(以
下、単にブースタともいう)、4はこのブースタ3の出
力によって作動されブレーキ液圧を発生するタンデム型
のマスタシリンダ、5はマスタシリンダ4からのブレー
キ液圧で作動して各車輪に対するブレーキ力を発生する
ブレーキシリンダ、6は作動液を貯留するリザーバ、7
はモータ8よって駆動されて作動液をリザーバ6の作動
液を吐出するポンプ、9はポンプ7から吐出される作動
液の液圧を蓄えるアキュムレータ、10はポンプ7から
アキュムレータ9に向かう作動液の流れのみを許容する
チェックバルブ、11はアキュムレータ9の液圧が所定
値以下になったときオンして液圧低下信号を出力する圧
力スイッチ、12は圧力スイッチ11からの液圧低下信
号によりオンしてモータ8を駆動するリレーである。
の一例を示す図であり、図5はこのシステムに用いられ
ているクローズドセンタ型ハイドロリックブレーキブー
スタを示す断面図である。図中、1は液圧ブレーキシス
テム、2はブレーキペダル、3はこのブレーキペダル2
によって作動されてペダル踏力を倍力して出力するクロ
ーズドセンタ型ハイドロリックブレーキブースタ(以
下、単にブースタともいう)、4はこのブースタ3の出
力によって作動されブレーキ液圧を発生するタンデム型
のマスタシリンダ、5はマスタシリンダ4からのブレー
キ液圧で作動して各車輪に対するブレーキ力を発生する
ブレーキシリンダ、6は作動液を貯留するリザーバ、7
はモータ8よって駆動されて作動液をリザーバ6の作動
液を吐出するポンプ、9はポンプ7から吐出される作動
液の液圧を蓄えるアキュムレータ、10はポンプ7から
アキュムレータ9に向かう作動液の流れのみを許容する
チェックバルブ、11はアキュムレータ9の液圧が所定
値以下になったときオンして液圧低下信号を出力する圧
力スイッチ、12は圧力スイッチ11からの液圧低下信
号によりオンしてモータ8を駆動するリレーである。
【0004】クローズドセンタ型のブースタ3は種々提
案されており、その一例として実願平2ー120897
号(実開平4ー76576号)のマイクロフィルムに開
示されているブースタ3を図5に示す。このブースタ3
の詳細な構造および詳細な作用は前述のマイクロフィル
ムに記載されているので、ここではその作用を簡単に説
明する。
案されており、その一例として実願平2ー120897
号(実開平4ー76576号)のマイクロフィルムに開
示されているブースタ3を図5に示す。このブースタ3
の詳細な構造および詳細な作用は前述のマイクロフィル
ムに記載されているので、ここではその作用を簡単に説
明する。
【0005】図5に示すブレーキ非操作状態において
は、ブースタ3の制御弁13は、動力室14をアキュム
レータ9から遮断しているとともにリザーバ6に接続し
ている。この状態で通常のペダル踏力でのブレーキペダ
ル2の踏込による通常ブレーキ操作が行われると、入力
軸15が前進して制御弁13が切り換えられ、動力室1
4がリザーバ6から遮断されるとともにアキュムレータ
9に接続される。したがって、アキュムレータ9からの
所定圧の作動液が、通路16,17,18、制御弁13、
および通路19,20,21を通って動力室14に供給さ
れる。これにより、パワーピストン22が作動してブレ
ーキペダル2の踏力を倍力したブレーキ操作力が発生さ
れ、このブレーキ操作力が出力軸23から出力されてマ
スタシリンダ4を作動し、ブレーキが作動する。
は、ブースタ3の制御弁13は、動力室14をアキュム
レータ9から遮断しているとともにリザーバ6に接続し
ている。この状態で通常のペダル踏力でのブレーキペダ
ル2の踏込による通常ブレーキ操作が行われると、入力
軸15が前進して制御弁13が切り換えられ、動力室1
4がリザーバ6から遮断されるとともにアキュムレータ
9に接続される。したがって、アキュムレータ9からの
所定圧の作動液が、通路16,17,18、制御弁13、
および通路19,20,21を通って動力室14に供給さ
れる。これにより、パワーピストン22が作動してブレ
ーキペダル2の踏力を倍力したブレーキ操作力が発生さ
れ、このブレーキ操作力が出力軸23から出力されてマ
スタシリンダ4を作動し、ブレーキが作動する。
【0006】また、ブレーキペダル2の解放によるブレ
ーキ操作解除時には、入力軸15が図5に示す非作動位
置に後退して制御弁13を切り換えることにより、動力
室14がアキュムレータ9から遮断され、リザーバ6に
接続される。したがって、動力室14の作動液が、通路
21,20,19、制御弁13、通路24,25,26,2
7および排出通路28を通ってリザーバ6に排出され
る。これにより、パワーピストン22が非作動位置に後
退してブレーキ操作力が消滅し、マスタシリンダ4が非
作動状態に戻ってブレーキ作動が解除される。
ーキ操作解除時には、入力軸15が図5に示す非作動位
置に後退して制御弁13を切り換えることにより、動力
室14がアキュムレータ9から遮断され、リザーバ6に
接続される。したがって、動力室14の作動液が、通路
21,20,19、制御弁13、通路24,25,26,2
7および排出通路28を通ってリザーバ6に排出され
る。これにより、パワーピストン22が非作動位置に後
退してブレーキ操作力が消滅し、マスタシリンダ4が非
作動状態に戻ってブレーキ作動が解除される。
【0007】圧力スイッチ11は、アキュムレータ9の
液圧が所定値以下となったときオンしてリレー12に液
圧低下信号を出力し、リレー12をオンさせる。これに
よりモータ8が駆動してポンプ7が駆動され、アキュム
レータ9に液圧が蓄えられる。アキュムレータ9の液圧
が所定値を超えると、圧力スイッチ11がオフとなり、
モータ8すなわちポンプ7が停止する。このようにし
て、アキュムレータ9には所定値を超える液圧が自動的
に蓄えられるようになっている。
液圧が所定値以下となったときオンしてリレー12に液
圧低下信号を出力し、リレー12をオンさせる。これに
よりモータ8が駆動してポンプ7が駆動され、アキュム
レータ9に液圧が蓄えられる。アキュムレータ9の液圧
が所定値を超えると、圧力スイッチ11がオフとなり、
モータ8すなわちポンプ7が停止する。このようにし
て、アキュムレータ9には所定値を超える液圧が自動的
に蓄えられるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
液圧ブレーキシステムにおいては、車両衝突のおそれが
高く緊急ブレーキが必要な場合、ブレーキペダルを最大
に踏み込む必要がある。しかしながら、車の運転に不慣
れな例えば初心者等の運転者の中には、緊急ブレーキの
必要時に最大ブレーキ力となるまでブレーキペダルを最
大に踏み込むことができない者がいる。このため、この
ような運転者にとっては、緊急ブレーキの必要時に緊急
ブレーキを確実にかけることができない場合が考えられ
る。
液圧ブレーキシステムにおいては、車両衝突のおそれが
高く緊急ブレーキが必要な場合、ブレーキペダルを最大
に踏み込む必要がある。しかしながら、車の運転に不慣
れな例えば初心者等の運転者の中には、緊急ブレーキの
必要時に最大ブレーキ力となるまでブレーキペダルを最
大に踏み込むことができない者がいる。このため、この
ような運転者にとっては、緊急ブレーキの必要時に緊急
ブレーキを確実にかけることができない場合が考えられ
る。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、緊急ブレーキの必要時
に、緊急ブレーキを確実にかけることができるように運
転者を補助する液圧ブレーキシステムを提供することで
ある。
たものであって、その目的は、緊急ブレーキの必要時
に、緊急ブレーキを確実にかけることができるように運
転者を補助する液圧ブレーキシステムを提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、作動液を貯えるリザーバと、
前記リザーバの作動液を用いて所定圧の液圧を発生する
圧力源と、ブレーキ操作部材と、前記ブレーキ操作部材
の操作により前進する入力軸、ブレーキ操作時前記圧力
源の作動液が供給される動力室、前記入力軸の前進によ
り前記動力室に前記圧力源から前記作動液を供給すると
ともに前記入力軸の後退により前記動力室の作動液を排
出通路を通して前記リザーバに排出するように、前記動
力室に対して前記作動液の給排を制御する制御弁、前記
動力室の作動液の液圧により作動するパワーピストン、
および前記パワーピストンの作動により出力する出力軸
をそれぞれ有する液圧倍力装置と、前記液圧倍力装置の
前記出力軸の出力により作動してブレーキ液圧を発生す
るマスタシリンダと、前記マスタシリンダのブレーキ液
圧が供給されることによりブレーキ力を発生するブレー
キシリンダとを備え、前記ブレーキ操作部材の操作力を
倍力し大きなブレーキ力を得る液圧ブレーキシステムに
おいて、更に、前記液圧倍力装置の制御弁をバイパスし
て前記圧力源と前記動力室とを接続するバイパス通路
と、前記バイパス通路に設けられた常閉の供給用開閉弁
と、前記排出通路に設けられた常開の排出用開閉弁と、
前記ブレーキ操作部材のブレーキ操作力を検出するブレ
ーキ操作力検出手段と、前記ブレーキ操作力検出手段か
らのブレーキ操作力信号に基づいて前記ブレーキ操作力
が所定操作力以上でありかつ前記ブレーキ操作力の上昇
速度が所定上昇速度以上であると判断したとき、前記排
出用開閉弁を閉じるとともに前記供給用開閉弁を開くよ
うに、前記供給用および前記排出用開閉弁をそれぞれ作
動する制御装置とを備え、緊急ブレーキ操作時に前記圧
力源からの前記作動液を前記バイパス通路からも前記動
力室に供給することを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、作動液を貯えるリザーバと、
前記リザーバの作動液を用いて所定圧の液圧を発生する
圧力源と、ブレーキ操作部材と、前記ブレーキ操作部材
の操作により前進する入力軸、ブレーキ操作時前記圧力
源の作動液が供給される動力室、前記入力軸の前進によ
り前記動力室に前記圧力源から前記作動液を供給すると
ともに前記入力軸の後退により前記動力室の作動液を排
出通路を通して前記リザーバに排出するように、前記動
力室に対して前記作動液の給排を制御する制御弁、前記
動力室の作動液の液圧により作動するパワーピストン、
および前記パワーピストンの作動により出力する出力軸
をそれぞれ有する液圧倍力装置と、前記液圧倍力装置の
前記出力軸の出力により作動してブレーキ液圧を発生す
るマスタシリンダと、前記マスタシリンダのブレーキ液
圧が供給されることによりブレーキ力を発生するブレー
キシリンダとを備え、前記ブレーキ操作部材の操作力を
倍力し大きなブレーキ力を得る液圧ブレーキシステムに
おいて、更に、前記液圧倍力装置の制御弁をバイパスし
て前記圧力源と前記動力室とを接続するバイパス通路
と、前記バイパス通路に設けられた常閉の供給用開閉弁
と、前記排出通路に設けられた常開の排出用開閉弁と、
前記ブレーキ操作部材のブレーキ操作力を検出するブレ
ーキ操作力検出手段と、前記ブレーキ操作力検出手段か
らのブレーキ操作力信号に基づいて前記ブレーキ操作力
が所定操作力以上でありかつ前記ブレーキ操作力の上昇
速度が所定上昇速度以上であると判断したとき、前記排
出用開閉弁を閉じるとともに前記供給用開閉弁を開くよ
うに、前記供給用および前記排出用開閉弁をそれぞれ作
動する制御装置とを備え、緊急ブレーキ操作時に前記圧
力源からの前記作動液を前記バイパス通路からも前記動
力室に供給することを特徴としている。
【0011】また請求項2の発明は、更に車速を検出す
る車速センサを備え、前記制御装置が、前記車速センサ
からの車速信号に基づいて、前記供給用および前記排出
用開閉弁をそれぞれ車速に応じた所定時間、作動制御す
ることを特徴としている。
る車速センサを備え、前記制御装置が、前記車速センサ
からの車速信号に基づいて、前記供給用および前記排出
用開閉弁をそれぞれ車速に応じた所定時間、作動制御す
ることを特徴としている。
【0012】更に請求項3の発明は、前記制御装置が、
ブレーキ操作後前記車速センサからの車速信号に基づい
て車両が停止したと判断したときに、前記排出用開閉弁
を作動して閉じることを特徴としている。
ブレーキ操作後前記車速センサからの車速信号に基づい
て車両が停止したと判断したときに、前記排出用開閉弁
を作動して閉じることを特徴としている。
【0013】更に請求項4の発明は、更に車両の発進を
行う発進操作手段の操作を検出する発進操作検出手段を
備え、前記制御装置が、車両停止後に前記排出用開閉弁
が作動状態に保持されているとき、前記発進操作検出手
段からの車両発進操作信号に基づいて前記排出用開閉弁
を開くことを特徴としている。
行う発進操作手段の操作を検出する発進操作検出手段を
備え、前記制御装置が、車両停止後に前記排出用開閉弁
が作動状態に保持されているとき、前記発進操作検出手
段からの車両発進操作信号に基づいて前記排出用開閉弁
を開くことを特徴としている。
【0014】更に請求項5の発明は、前記制御装置が、
車両停止後に前記排出用開閉弁が作動状態に保持されて
いるとき、前記発進操作検出手段からの前記車両発進操
作信号が入力されていなくかつ前記車速センサからの前
記車速信号が入力されたときは前記供給用開閉弁を開く
ことを特徴としている。
車両停止後に前記排出用開閉弁が作動状態に保持されて
いるとき、前記発進操作検出手段からの前記車両発進操
作信号が入力されていなくかつ前記車速センサからの前
記車速信号が入力されたときは前記供給用開閉弁を開く
ことを特徴としている。
【0015】
【作用】このような構成をした本発明においては、制御
装置は、ブレーキ操作力信号に基づいてブレーキ操作力
が所定操作力以上でありかつブレーキ操作力の上昇速度
が所定上昇速度以上であると判断したとき、排出用開閉
弁を閉じるとともに前記供給用開閉弁を開く。これによ
り、圧力源からの作動液がバイパス通路からも動力室に
供給されて動力室の液圧が急速に上昇するので、液圧倍
力装置の出力が急速に大きくなり、ブレーキが大きなブ
レーキ力で迅速に作動する。したがって、ブレーキ操作
部材が迅速に大きく操作されなくても、緊急ブレーキが
確実に作動するようになる。
装置は、ブレーキ操作力信号に基づいてブレーキ操作力
が所定操作力以上でありかつブレーキ操作力の上昇速度
が所定上昇速度以上であると判断したとき、排出用開閉
弁を閉じるとともに前記供給用開閉弁を開く。これによ
り、圧力源からの作動液がバイパス通路からも動力室に
供給されて動力室の液圧が急速に上昇するので、液圧倍
力装置の出力が急速に大きくなり、ブレーキが大きなブ
レーキ力で迅速に作動する。したがって、ブレーキ操作
部材が迅速に大きく操作されなくても、緊急ブレーキが
確実に作動するようになる。
【0016】特に請求項2の発明においては、制御装置
は供給用および排出用開閉弁を車速に応じた所定時間だ
け作動する。これにより、緊急ブレーキが車速に応じた
時間だけ作動し、緊急ブレーキはより適切に作動するよ
うになる。
は供給用および排出用開閉弁を車速に応じた所定時間だ
け作動する。これにより、緊急ブレーキが車速に応じた
時間だけ作動し、緊急ブレーキはより適切に作動するよ
うになる。
【0017】また請求項3の発明においては、通常ブレ
ーキ等のブレーキ操作により車両が停止し車速が0とな
ると、制御装置は排出用開閉弁を閉じる。これにより、
車両停止時にはブレーキが作動状態のままとなり、車両
は発進不能となる停車状態に保持されるようになる。こ
れにより、停車ブレーキが確実にかつ自動的に行われる
ようになる。
ーキ等のブレーキ操作により車両が停止し車速が0とな
ると、制御装置は排出用開閉弁を閉じる。これにより、
車両停止時にはブレーキが作動状態のままとなり、車両
は発進不能となる停車状態に保持されるようになる。こ
れにより、停車ブレーキが確実にかつ自動的に行われる
ようになる。
【0018】更に請求項4の発明においては、車両が停
車状態に保持されている状態で、発進操作部材により車
両発進操作が行われると、制御装置は排出用開閉弁を開
く。これにより、作動状態にあるブレーキが解除され、
車両は停車状態から解放され、発進可能となる。これに
より、坂道発進等の発進操作が容易になる。
車状態に保持されている状態で、発進操作部材により車
両発進操作が行われると、制御装置は排出用開閉弁を開
く。これにより、作動状態にあるブレーキが解除され、
車両は停車状態から解放され、発進可能となる。これに
より、坂道発進等の発進操作が容易になる。
【0019】更に請求項5の発明においては、車両が停
車状態に保持されている状態で、発進操作部材により車
両発進操作が行われないにもかかわらず、車速センサか
らの車速信号が入力されると、制御装置は供給用開閉弁
を所定時間開く。したがって、液圧倍力装置の動力室の
液圧が上昇してブレーキ力が増大し、車両は停車状態を
確実に保持される。これにより、例えば坂道で車両が停
車状態に保持されている状態での、意図しない車両の動
き出しが防止されるようになる。
車状態に保持されている状態で、発進操作部材により車
両発進操作が行われないにもかかわらず、車速センサか
らの車速信号が入力されると、制御装置は供給用開閉弁
を所定時間開く。したがって、液圧倍力装置の動力室の
液圧が上昇してブレーキ力が増大し、車両は停車状態を
確実に保持される。これにより、例えば坂道で車両が停
車状態に保持されている状態での、意図しない車両の動
き出しが防止されるようになる。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明に係る液圧ブレーキシステムの第1
実施例を示す、図4と同様の回路図、図2はこの実施例
に用いられるブースタ3の部分拡大断面図である。な
お、図4に示す従来の液圧ブレーキシステムおよび図5
に示すブースタ3と同じ構成要素には同じ符号を付すこ
とにより、その詳細な説明は省略する。
る。図1は、本発明に係る液圧ブレーキシステムの第1
実施例を示す、図4と同様の回路図、図2はこの実施例
に用いられるブースタ3の部分拡大断面図である。な
お、図4に示す従来の液圧ブレーキシステムおよび図5
に示すブースタ3と同じ構成要素には同じ符号を付すこ
とにより、その詳細な説明は省略する。
【0021】図1および図2に示すように、この第1実
施例ではブースタ3が動力室14に常時連通する通路2
9を備えているとともに、この通路29は、アキュムレ
ータ9とブースタ3の通路16との間を接続する供給通
路30のアキュムレータ9より下流側位置に接続されて
いる。すなわち、アキュムレータ9と動力室14とが、
制御弁13をバイパスするバイパス通路31により直接
接続されている。
施例ではブースタ3が動力室14に常時連通する通路2
9を備えているとともに、この通路29は、アキュムレ
ータ9とブースタ3の通路16との間を接続する供給通
路30のアキュムレータ9より下流側位置に接続されて
いる。すなわち、アキュムレータ9と動力室14とが、
制御弁13をバイパスするバイパス通路31により直接
接続されている。
【0022】このバイパス通路31には、遮断位置Iと
連通位置IIとの2位置が設けられた電磁弁からなる常閉
の供給用開閉弁32が設けられているとともに、排出通
路28には、連通位置Iと遮断位置IIとの2位置が設け
られた電磁弁からなる常開の排出用開閉弁33が設けら
れている。更に入力軸15には、ブレーキペダル2の踏
込によって入力軸15に加えられる入力荷重(ペダル踏
力に応じた荷重)を検出する入力荷重センサ34が設け
られているとともに、車両の適宜の場所には車速を検出
する車速センサ35が設けられている。
連通位置IIとの2位置が設けられた電磁弁からなる常閉
の供給用開閉弁32が設けられているとともに、排出通
路28には、連通位置Iと遮断位置IIとの2位置が設け
られた電磁弁からなる常開の排出用開閉弁33が設けら
れている。更に入力軸15には、ブレーキペダル2の踏
込によって入力軸15に加えられる入力荷重(ペダル踏
力に応じた荷重)を検出する入力荷重センサ34が設け
られているとともに、車両の適宜の場所には車速を検出
する車速センサ35が設けられている。
【0023】そして、供給用開閉弁32、排出用開閉弁
33、入力荷重センサ34および車速センサ35は、と
もに電子制御装置(以下、ECUともいう)36に接続
されている。このECU36は、入力荷重センサ34か
らの入力荷重信号に基づいて、入力荷重が所定荷重以上
でかつ入力荷重を微分して得られる入力荷重上昇速度が
所定上昇速度以上のとき、供給用および排出用開閉弁3
2,33をそれぞれ所定時間作動して位置IIに設定する
ようになっている。その場合、供給用および排出用開閉
弁32,33の作動時間である所定時間は、車速センサ
35からの車速信号に基づいて、車速が大きいほど長く
なるように設定されている。これにより、車速に応じた
緊急ブレーキがかけられるようにしている。第1実施例
の他の構成は、図4および図5に示す従来の液圧ブレー
キシステムおよびブースタと同じである。
33、入力荷重センサ34および車速センサ35は、と
もに電子制御装置(以下、ECUともいう)36に接続
されている。このECU36は、入力荷重センサ34か
らの入力荷重信号に基づいて、入力荷重が所定荷重以上
でかつ入力荷重を微分して得られる入力荷重上昇速度が
所定上昇速度以上のとき、供給用および排出用開閉弁3
2,33をそれぞれ所定時間作動して位置IIに設定する
ようになっている。その場合、供給用および排出用開閉
弁32,33の作動時間である所定時間は、車速センサ
35からの車速信号に基づいて、車速が大きいほど長く
なるように設定されている。これにより、車速に応じた
緊急ブレーキがかけられるようにしている。第1実施例
の他の構成は、図4および図5に示す従来の液圧ブレー
キシステムおよびブースタと同じである。
【0024】このように構成された第1実施例の作用に
ついて説明する。ブレーキ非操作時、液圧ブレーキシス
テム1の供給用および排出用開閉弁32,33およびブ
ースタ3はともに図1、図2および図5に示す状態、す
なわち従来の液圧ブレーキシステム1と同じ状態となっ
ている。
ついて説明する。ブレーキ非操作時、液圧ブレーキシス
テム1の供給用および排出用開閉弁32,33およびブ
ースタ3はともに図1、図2および図5に示す状態、す
なわち従来の液圧ブレーキシステム1と同じ状態となっ
ている。
【0025】このブレーキ非操作状態で車両走行中に、
通常のペダル踏力でのブレーキペダル2の踏込により通
常ブレーキ操作が行われると、ECU36には、車速セ
ンサ35から車速信号が入力されるとともに入力荷重セ
ンサ34から入力荷重信号が入力される。このとき、ペ
ダル踏力が通常のペダル踏力であることから、入力荷重
が所定荷重より小さい値となっている。ECU36は、
この入力荷重信号に基づいて入力荷重が所定荷重より小
さいと認識して通常ブレーキ操作であると判断し、供給
用および排出用開閉弁32,33をともに図1に示す位
置Iの状態に保持する。この状態は、前述の従来の液圧
ブレーキシステムと同じ状態であり、したがって通常ブ
レーキ操作時の第1実施例における作用は、前述の従来
の液圧ブレーキシステム1の通常ブレーキ操作時の作用
と同じである。
通常のペダル踏力でのブレーキペダル2の踏込により通
常ブレーキ操作が行われると、ECU36には、車速セ
ンサ35から車速信号が入力されるとともに入力荷重セ
ンサ34から入力荷重信号が入力される。このとき、ペ
ダル踏力が通常のペダル踏力であることから、入力荷重
が所定荷重より小さい値となっている。ECU36は、
この入力荷重信号に基づいて入力荷重が所定荷重より小
さいと認識して通常ブレーキ操作であると判断し、供給
用および排出用開閉弁32,33をともに図1に示す位
置Iの状態に保持する。この状態は、前述の従来の液圧
ブレーキシステムと同じ状態であり、したがって通常ブ
レーキ操作時の第1実施例における作用は、前述の従来
の液圧ブレーキシステム1の通常ブレーキ操作時の作用
と同じである。
【0026】ブレーキ非操作状態で車両走行中に、通常
ブレーキ操作時のペダル踏力よりはるかに大きなペダル
踏力でブレーキペダル2が迅速に踏み込まれて緊急ブレ
ーキ操作が行われると、通常ブレーキ操作時よりはるか
に大きな入力荷重信号がECU36に入力される。この
とき、ペダル踏力が通常ブレーキ操作時よりはるかに大
きな値であり、入力荷重が所定荷重以上でかつ入力荷重
上昇速度が所定上昇速度以上となっている。ECU36
は、この入力荷重信号に基づいて入力荷重が所定荷重以
上でかつ入力荷重上昇速度が所定上昇速度以上であると
認識して緊急ブレーキ操作であると判断する。そして、
ECU36は車速信号に基づいて認識した車速に応じた
所定時間、供給用および排出用開閉弁32,33をそれ
ぞれ連通位置IIおよび遮断位置IIに切換設定する。
ブレーキ操作時のペダル踏力よりはるかに大きなペダル
踏力でブレーキペダル2が迅速に踏み込まれて緊急ブレ
ーキ操作が行われると、通常ブレーキ操作時よりはるか
に大きな入力荷重信号がECU36に入力される。この
とき、ペダル踏力が通常ブレーキ操作時よりはるかに大
きな値であり、入力荷重が所定荷重以上でかつ入力荷重
上昇速度が所定上昇速度以上となっている。ECU36
は、この入力荷重信号に基づいて入力荷重が所定荷重以
上でかつ入力荷重上昇速度が所定上昇速度以上であると
認識して緊急ブレーキ操作であると判断する。そして、
ECU36は車速信号に基づいて認識した車速に応じた
所定時間、供給用および排出用開閉弁32,33をそれ
ぞれ連通位置IIおよび遮断位置IIに切換設定する。
【0027】これにより、アキュムレータ9の液圧がバ
イパス通路31からも制御弁13をバイパスして動力室
14に直接供給される。その場合、排出用開閉弁33が
遮断位置IIに設定されていることから、動力室14がリ
ザーバ6と遮断されているので、動力室14に供給され
た液圧がリザーバ6に漏出することはない。したがっ
て、動力室14の液圧が急速にかつ大きく上昇するの
で、ブースタ3の出力が急速に大きくなり、緊急ブレー
キが大きなブレーキ力で迅速に作動する。
イパス通路31からも制御弁13をバイパスして動力室
14に直接供給される。その場合、排出用開閉弁33が
遮断位置IIに設定されていることから、動力室14がリ
ザーバ6と遮断されているので、動力室14に供給され
た液圧がリザーバ6に漏出することはない。したがっ
て、動力室14の液圧が急速にかつ大きく上昇するの
で、ブースタ3の出力が急速に大きくなり、緊急ブレー
キが大きなブレーキ力で迅速に作動する。
【0028】供給用および排出用開閉弁32,33の位
置IIへの切換設定後、所定時間が経過すると、ECU3
6は供給用および排出用開閉弁32,33をそれぞれ遮
断位置Iおよび連通位置Iに切換設定する。このとき、排
出用開閉弁33が連通位置Iに切り換えられても、ブレ
ーキペダル2の踏込により作動状態にある制御弁13に
より、通路19と通路24とが遮断されているため、動
力室14はリザーバ6から遮断されている。また動力室
14はアキュムレータ9からも遮断されるようになる。
したがって、動力室15への作動液の供給が停止し、動
力室15は車速に応じた液圧となる。これにより、緊急
ブレーキにおけるブレーキ力は車速に応じたものとな
る。
置IIへの切換設定後、所定時間が経過すると、ECU3
6は供給用および排出用開閉弁32,33をそれぞれ遮
断位置Iおよび連通位置Iに切換設定する。このとき、排
出用開閉弁33が連通位置Iに切り換えられても、ブレ
ーキペダル2の踏込により作動状態にある制御弁13に
より、通路19と通路24とが遮断されているため、動
力室14はリザーバ6から遮断されている。また動力室
14はアキュムレータ9からも遮断されるようになる。
したがって、動力室15への作動液の供給が停止し、動
力室15は車速に応じた液圧となる。これにより、緊急
ブレーキにおけるブレーキ力は車速に応じたものとな
る。
【0029】ブレーキペダル2を解放すると、制御弁1
3が図5に示す非作動状態に切り換えられ、通路19と
通路24とが連通する。このため、前述の通常ブレーキ
の場合と同様に動力室14の作動液がリザーバ6に排出
され、ブレーキが解除される。
3が図5に示す非作動状態に切り換えられ、通路19と
通路24とが連通する。このため、前述の通常ブレーキ
の場合と同様に動力室14の作動液がリザーバ6に排出
され、ブレーキが解除される。
【0030】こうして、この第1実施例は緊急ブレーキ
作動機能を有するようになり、ブレーキペダル2が迅速
に大きく踏み込まれなくても、緊急ブレーキが確実に作
動するようになる。その場合、緊急ブレーキは車速に応
じて適切に作動する。
作動機能を有するようになり、ブレーキペダル2が迅速
に大きく踏み込まれなくても、緊急ブレーキが確実に作
動するようになる。その場合、緊急ブレーキは車速に応
じて適切に作動する。
【0031】図3は、本発明の第2実施例を示す、図1
と同様の回路図である。なお、前述の第1実施例および
従来の液圧ブレーキシステムと同じ構成要素には同じ符
号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
と同様の回路図である。なお、前述の第1実施例および
従来の液圧ブレーキシステムと同じ構成要素には同じ符
号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0032】図3に示すように、この第2実施例は前述
の第1実施例において更にアクセルスイッチ37が設け
られており、このアクセルスイッチ37がECU36に
接続されている。アクセルスイッチ37はアクセルペダ
ル(不図示)の踏み込みによりオンしてアクセル操作信
号をECU36に出力するようになっている。
の第1実施例において更にアクセルスイッチ37が設け
られており、このアクセルスイッチ37がECU36に
接続されている。アクセルスイッチ37はアクセルペダ
ル(不図示)の踏み込みによりオンしてアクセル操作信
号をECU36に出力するようになっている。
【0033】そして、ECU36は、車速センサ35か
らの車速信号に基づいて、通常ブレーキ操作により車両
が停止して車速が0となったと判断したとき、排出用開
閉弁33を遮断位置IIに切換設定するようになってい
る。これにより、車両停止時にブレーキが作動状態に保
持されるようにしている。更に、ECU36は、アクセ
ルスイッチ37からのアクセル操作信号に基づいて排出
用開閉弁33を連通位置Iに切換設定するようになって
いる。これにより、車両停止時におけるブレーキ作動保
持が解除されて、車両が発進可能となるようにしてい
る。第2実施例の他の構成は第1実施例と同じである。
このように、この第2実施例は、第1実施例の緊急ブレ
ーキ作動機能に加えて車両停車保持機能を備えている。
らの車速信号に基づいて、通常ブレーキ操作により車両
が停止して車速が0となったと判断したとき、排出用開
閉弁33を遮断位置IIに切換設定するようになってい
る。これにより、車両停止時にブレーキが作動状態に保
持されるようにしている。更に、ECU36は、アクセ
ルスイッチ37からのアクセル操作信号に基づいて排出
用開閉弁33を連通位置Iに切換設定するようになって
いる。これにより、車両停止時におけるブレーキ作動保
持が解除されて、車両が発進可能となるようにしてい
る。第2実施例の他の構成は第1実施例と同じである。
このように、この第2実施例は、第1実施例の緊急ブレ
ーキ作動機能に加えて車両停車保持機能を備えている。
【0034】この第2実施例の作用について説明する。
第2実施例においては、通常ブレーキ作動により車両が
停止して車速が0となると、ECU36に車速センサ3
5からの車速信号が入力されなくなる。ECU36は車
両停止と判断して排出用開閉弁33を遮断位置IIに切換
設定する。したがって、ブレーキペダル2が解放されて
制御弁13が図5に示す非作動状態に切り換えられて
も、動力室14はリザーバ6から遮断される。このた
め、動力室14内の作動液は封じ込められ、ブースタ3
は作動状態に保持される。すなわち、車両の停車後に、
ブレーキは作動したままに保持され、車両は停車保持さ
れる。
第2実施例においては、通常ブレーキ作動により車両が
停止して車速が0となると、ECU36に車速センサ3
5からの車速信号が入力されなくなる。ECU36は車
両停止と判断して排出用開閉弁33を遮断位置IIに切換
設定する。したがって、ブレーキペダル2が解放されて
制御弁13が図5に示す非作動状態に切り換えられて
も、動力室14はリザーバ6から遮断される。このた
め、動力室14内の作動液は封じ込められ、ブースタ3
は作動状態に保持される。すなわち、車両の停車後に、
ブレーキは作動したままに保持され、車両は停車保持さ
れる。
【0035】車両の停車保持状態で車両発進のため、運
転者がアクセルペダルを踏み込むと、アクセルスイッチ
がオンしてアクセル操作信号をECU36に出力する。
ECU36はこのアクセル操作信号により排出用開閉弁
33を連通位置Iに切換設定して動力室14をリザーバ
6に連通させる。これにより、動力室14の内の作動液
が前述のようにリザーバ6に排出されるので、車両はブ
レーキが解除されて停車保持状態から解放され、発進可
能となる。第2実施例の他の作用は第1実施例と同じで
ある。
転者がアクセルペダルを踏み込むと、アクセルスイッチ
がオンしてアクセル操作信号をECU36に出力する。
ECU36はこのアクセル操作信号により排出用開閉弁
33を連通位置Iに切換設定して動力室14をリザーバ
6に連通させる。これにより、動力室14の内の作動液
が前述のようにリザーバ6に排出されるので、車両はブ
レーキが解除されて停車保持状態から解放され、発進可
能となる。第2実施例の他の作用は第1実施例と同じで
ある。
【0036】なお第2実施例において、ECU36は、
車両停車保持の状態でアクセルスイッチ37がオフでア
クセルスイッチ37からのアクセル操作信号が入力され
ないにもかかわらず、車速が上昇して車速センサ35か
らの車速信号が入力されたときは、供給用開閉弁32を
所定時間、連通位置IIに切換設定するようにしてもよ
い。これにより、例えば坂道停車時における不意の車両
の動き出し等の意図しない車両の移動を防止することが
できる。
車両停車保持の状態でアクセルスイッチ37がオフでア
クセルスイッチ37からのアクセル操作信号が入力され
ないにもかかわらず、車速が上昇して車速センサ35か
らの車速信号が入力されたときは、供給用開閉弁32を
所定時間、連通位置IIに切換設定するようにしてもよ
い。これにより、例えば坂道停車時における不意の車両
の動き出し等の意図しない車両の移動を防止することが
できる。
【0037】なお、前述の各実施例では、入力荷重を入
力軸15に設けた入力荷重センサ34により検出してい
るが、本発明はこの入力荷重センサ34による入力荷重
に代えて、ブレーキペダル2に設けた踏力センサにより
検出したペダル踏力を用いることもできる。また、前述
の各実施例における入力荷重上昇速度に代えて、ブレー
キペダル2のペダルストローク速度を用いることもでき
る。
力軸15に設けた入力荷重センサ34により検出してい
るが、本発明はこの入力荷重センサ34による入力荷重
に代えて、ブレーキペダル2に設けた踏力センサにより
検出したペダル踏力を用いることもできる。また、前述
の各実施例における入力荷重上昇速度に代えて、ブレー
キペダル2のペダルストローク速度を用いることもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液圧ブレーキシステムによれば、運転者による緊急ブ
レーキ操作時圧力源からの作動液を液圧倍力装置の制御
弁をバイパスして動力室に直接供給するようにしている
ので、大きなブレーキ力を迅速に得られるようになる。
したがって、ブレーキ操作部材が迅速に大きく操作され
なくても、運転者を補助して緊急ブレーキを確実に作動
することができる。
の液圧ブレーキシステムによれば、運転者による緊急ブ
レーキ操作時圧力源からの作動液を液圧倍力装置の制御
弁をバイパスして動力室に直接供給するようにしている
ので、大きなブレーキ力を迅速に得られるようになる。
したがって、ブレーキ操作部材が迅速に大きく操作され
なくても、運転者を補助して緊急ブレーキを確実に作動
することができる。
【0039】また請求項2の発明によれば、緊急ブレー
キを車速に応じた時間作動するようにしているので、緊
急ブレーキをより一層適切に作動させることができる。
更に請求項3の発明によれば、車両停止時にはブレーキ
を作動状態のままとして、車両を発進不能となる停車状
態に保持することができる。これにより、駐車ブレーキ
を確実にかつ自動的に行うことができる。
キを車速に応じた時間作動するようにしているので、緊
急ブレーキをより一層適切に作動させることができる。
更に請求項3の発明によれば、車両停止時にはブレーキ
を作動状態のままとして、車両を発進不能となる停車状
態に保持することができる。これにより、駐車ブレーキ
を確実にかつ自動的に行うことができる。
【0040】更に請求項4の発明によれば、車両が停車
状態に保持されている状態で、車両発進操作を行うこと
により車両を停車状態から解放するようにしているの
で、発進操作の時点で車両を発進可能状態にすることが
できる。これにより、坂道発進等の発進操作を容易にす
ることができる。
状態に保持されている状態で、車両発進操作を行うこと
により車両を停車状態から解放するようにしているの
で、発進操作の時点で車両を発進可能状態にすることが
できる。これにより、坂道発進等の発進操作を容易にす
ることができる。
【0041】更に請求項5の発明によれば、車両が停車
状態に保持されている状態で、車両発進操作が行われな
いにもかかわらず車両が動き出したときはブレーキ力を
増大するようにしているので、車両を停車状態に確実に
保持できる。これにより、例えば坂道で車両が停車状態
に保持されている状態での、意図しない車両の動き出し
を防止できる。
状態に保持されている状態で、車両発進操作が行われな
いにもかかわらず車両が動き出したときはブレーキ力を
増大するようにしているので、車両を停車状態に確実に
保持できる。これにより、例えば坂道で車両が停車状態
に保持されている状態での、意図しない車両の動き出し
を防止できる。
【図1】 本発明に係る液圧ブレーキシステムの第1実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図2】 本発明に用いられる液圧倍力装置の部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す図である。
【図4】 従来の液圧ブレーキシステムの一例を示す図
である。
である。
【図5】 本発明に使用される従来のクローズドセンタ
型ブレーキブースタの一例を示す断面図である。
型ブレーキブースタの一例を示す断面図である。
1…車両用液圧倍力システム、2…ブレーキペダル、3
…クローズドセンタ型ハイドロリックブレーキブース
タ、4…マスタシリンダ、5…ブレーキシリンダ、6…
リザーバ、7…ポンプ、8…モータ、9…アキュムレー
タ、10…チェックバルブ、11…圧力スイッチ、12
…リレー、13…制御弁、14…動力室、15…入力
軸、16,17,18,19,20,21,24,25,26,
27…通路、22…パワーピストン、23…出力軸、2
8…排出通路、29…通路、30…供給通路、31…バ
イパス通路、32…供給用開閉弁、33…排出用開閉
弁、34…入力荷重センサ、35…車速センサ、36…
電子制御装置(ECU)、37…アクセルスイッチ37
…クローズドセンタ型ハイドロリックブレーキブース
タ、4…マスタシリンダ、5…ブレーキシリンダ、6…
リザーバ、7…ポンプ、8…モータ、9…アキュムレー
タ、10…チェックバルブ、11…圧力スイッチ、12
…リレー、13…制御弁、14…動力室、15…入力
軸、16,17,18,19,20,21,24,25,26,
27…通路、22…パワーピストン、23…出力軸、2
8…排出通路、29…通路、30…供給通路、31…バ
イパス通路、32…供給用開閉弁、33…排出用開閉
弁、34…入力荷重センサ、35…車速センサ、36…
電子制御装置(ECU)、37…アクセルスイッチ37
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (5)
- 【請求項1】 作動液を貯えるリザーバと、前記リザー
バの作動液を用いて所定圧の液圧を発生する圧力源と、
ブレーキ操作部材と、前記ブレーキ操作部材の操作によ
り前進する入力軸、ブレーキ操作時前記圧力源の作動液
が供給される動力室、前記入力軸の前進により前記動力
室に前記圧力源から前記作動液を供給するとともに前記
入力軸の後退により前記動力室の作動液を排出通路を通
して前記リザーバに排出するように、前記動力室に対し
て前記作動液の給排を制御する制御弁、前記動力室の作
動液の液圧により作動するパワーピストン、および前記
パワーピストンの作動により出力する出力軸をそれぞれ
有する液圧倍力装置と、前記液圧倍力装置の前記出力軸
の出力により作動してブレーキ液圧を発生するマスタシ
リンダと、前記マスタシリンダのブレーキ液圧が供給さ
れることによりブレーキ力を発生するブレーキシリンダ
とを備え、前記ブレーキ操作部材の操作力を倍力し大き
なブレーキ力を得る液圧ブレーキシステムにおいて、 更に、前記液圧倍力装置の制御弁をバイパスして前記圧
力源と前記動力室とを接続するバイパス通路と、前記バ
イパス通路に設けられた常閉の供給用開閉弁と、前記排
出通路に設けられた常開の排出用開閉弁と、前記ブレー
キ操作部材のブレーキ操作力を検出するブレーキ操作力
検出手段と、前記ブレーキ操作力検出手段からのブレー
キ操作力信号に基づいて前記ブレーキ操作力が所定操作
力以上でありかつ前記ブレーキ操作力の上昇速度が所定
上昇速度以上であると判断したとき、前記排出用開閉弁
を閉じるとともに前記供給用開閉弁を開くように、前記
供給用および前記排出用開閉弁をそれぞれ作動する制御
装置とを備え、緊急ブレーキ操作時に前記圧力源からの
前記作動液を前記バイパス通路からも前記動力室に供給
することを特徴とする液圧ブレーキシステム。 - 【請求項2】 更に車速を検出する車速センサを備え、
前記制御装置は、前記車速センサからの車速信号に基づ
いて、前記供給用および前記排出用開閉弁をそれぞれ車
速に応じた所定時間、作動制御することを特徴とする請
求項1記載の液圧ブレーキシステム。 - 【請求項3】 前記制御装置は、ブレーキ操作後前記車
速センサからの車速信号に基づいて車両が停止したと判
断したときに、前記排出用開閉弁を作動して閉じること
を特徴とする請求項1または2記載の液圧ブレーキシス
テム。 - 【請求項4】 更に車両の発進を行う発進操作手段の操
作を検出する発進操作検出手段を備え、前記制御装置
は、車両停止後に前記排出用開閉弁が作動状態に保持さ
れているとき、前記発進操作検出手段からの車両発進操
作信号に基づいて前記排出用開閉弁を開くことを特徴と
する請求項3記載の液圧ブレーキシステム。 - 【請求項5】 前記制御装置は、車両停止後に前記排出
用開閉弁が作動状態に保持されているとき、前記発進操
作検出手段からの前記車両発進操作信号が入力されてい
なくかつ前記車速センサからの前記車速信号が入力され
たときは前記供給用開閉弁を開くことを特徴とする請求
項4記載の液圧ブレーキシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25779395A JPH0999833A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 液圧ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25779395A JPH0999833A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 液圧ブレーキシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999833A true JPH0999833A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17311191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25779395A Pending JPH0999833A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 液圧ブレーキシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0999833A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999005012A1 (de) * | 1997-07-24 | 1999-02-04 | Lucas Industries Public Limited Company | Vollhydraulische bremskraftverstärker/hauptzylinder-einheit |
| FR2773531A1 (fr) * | 1998-01-13 | 1999-07-16 | Jidosha Kiki Co | Systeme d'amplification du freinage |
| CN102556070A (zh) * | 2012-01-16 | 2012-07-11 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 一种汽车防后滑装置 |
-
1995
- 1995-10-04 JP JP25779395A patent/JPH0999833A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999005012A1 (de) * | 1997-07-24 | 1999-02-04 | Lucas Industries Public Limited Company | Vollhydraulische bremskraftverstärker/hauptzylinder-einheit |
| US6226993B1 (en) | 1997-07-24 | 2001-05-08 | Lucas Industries Public Limited Company | Fully hydraulic brake booster/master cylinder unit |
| FR2773531A1 (fr) * | 1998-01-13 | 1999-07-16 | Jidosha Kiki Co | Systeme d'amplification du freinage |
| CN102556070A (zh) * | 2012-01-16 | 2012-07-11 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 一种汽车防后滑装置 |
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