JPH10101326A - 低摩耗性ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法 - Google Patents
低摩耗性ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法Info
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- JPH10101326A JPH10101326A JP8249844A JP24984496A JPH10101326A JP H10101326 A JPH10101326 A JP H10101326A JP 8249844 A JP8249844 A JP 8249844A JP 24984496 A JP24984496 A JP 24984496A JP H10101326 A JPH10101326 A JP H10101326A
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Abstract
に代表される強度物性を損なわないバインダーレスの低
摩耗性ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】低摩耗性ゼオライトビーズ成形体におい
て、ゼオライト含有量が全量の95重量%以上であり、
かつ細孔容積が0.2cc/g以上である低摩耗性ゼオ
ライトビーズ成形体及びその製造方法を用いる。
Description
ない、いわゆるバインダーレスの低摩耗性ゼオライトビ
ーズ成形体及びその製造方法に関するものである。更に
詳しくは、吸着分離剤として広く用いられ、イオン交換
法によってナトリウムイオンをカルシウムイオンにイオ
ン交換することにより、例えば窒素と酸素とを主成分と
する混合ガスから吸着法によって選択的に窒素を吸着さ
せ、酸素を分離濃縮したり、有機溶液中の水分を吸着除
去するなどの吸着分離などの目的において有用となるバ
インダーレスの低摩耗性A型及びX型ゼオライトビーズ
成形体及びその製造方法に関するものである。
オライト粉末と、粘土系バインダー,シリカゾル,アル
ミナゾル等のバインダー、及び水、また目的によっては
成形助剤を添加した混練混合物の湿粉を転動造粒法によ
って造粒する方法で成形されている。この方法によれ
ば、ビーズの大きさをコントロールすることが容易であ
る。例えば、得られた造粒物を転動しながら湿粉をコー
ティングすれば大きいビーズ径となり、これらの方法は
一般的に広く行なわれている。又、混練混合物の湿粉を
押出成形し、成形されたペレットを転動することによっ
てビーズ形状にする押出マルメ成形法も知られている。
50〜650℃の温度で焼成することによりバインダー
を焼結させることで強度を高め、必要に応じて種々のカ
チオンによりイオン交換し、活性化して吸着分離に供さ
れる。
オライト成形体は、バインダー成分を多く含むことか
ら、ある程度の強度物性を維持できるが、押出成形のよ
うに機械的な力で、いわば無理やり成形された柱状品と
異なり、剤の自重で遠心力によって成形されるビーズ剤
の場合には、特に耐摩耗性が低いことが欠点であった。
例えば、シリカゾルあるいはアルミナゾルのように焼結
性に乏しいバインダーを用いた場合、バインダー量に関
係なく耐摩耗性が著しく劣る等の欠点があった。又、ゼ
オライト結晶と大きさの異なるバインダーを用いて製造
される吸着剤においては、その性能において重要な細孔
が形成され易いことが特徴であるが、添加されたバイン
ダーが吸着分離に関与しないことから、必ずしも満足で
きる吸着性能ではなかった。
は、吸着塔への充填や吸脱着の繰り返しにより粉化が生
じ、例えば、弁あるいはバルブにおいて種々のトラブル
を招いたり、圧力損失が上昇して吸着分離能が低下す
る、といった問題があった。
ようなゼオライト成形体における従来の課題を克服し、
吸着性能が高く、細孔容積が大きく、また、耐摩耗性に
代表される強度物性を損なわないバインダーレスの低摩
耗性ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法を提供す
ることにある。
解決するために鋭意検討を重ねた結果、低摩耗性ゼオラ
イトビーズ成形体として、ゼオライト含有率を高く、か
つ細孔容積を大きくすることで、吸着性能が高く、更
に、ビーズ成形体としても優れた強度物性を有した低摩
耗性のA型又はX型ゼオライトビーズ成形体を容易に得
ることができることを見出だし、本発明を完成するに至
った。
成形体について説明する。
は、ゼオライト含有量が全量の95重量%以上であり、
細孔容積が0.2cc/g以上である。更に、低摩耗性
としては、実施例において示されるように、JIS−K
−1464に記載の粒子強度の測定法に準じて算出され
る摩耗率が0.5重量%以下である。
量%未満の場合、ガス拡散速度、すなわち吸脱着速度が
遅くなり、吸着剤としての性能が悪くなるために好まし
くない。また、細孔容積についても同様に、0.2cc
/g未満となる場合、吸着容量が小さくなり好ましくな
い。さらに、摩耗率が0.5重量%を越える場合、成形
体の強度が悪くなり実用面において好ましくない。
成形体の製造方法について説明する。
びゼオライト粉末100重量部に対して25重量部以下
のカオリン型粘土とからなるビーズ成形体を焼成した
後、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化ナトリウム及び
ケイ酸ナトリウムの混合水溶液と接触させ水熱処理する
ことによって、成形体中のカオリン型粘土をゼオライト
に転移させることを要旨とするものである。
ズ成形体はA型又はX型ゼオライトの何れにおいても製
造する工程は同様で、バインダーレス化の処理を行なう
ために用いられるバインダーレス化溶液、すなわちA型
ゼオライトでは水酸化ナトリウム水溶液、X型ゼオライ
トでは水酸化ナトリウム及びケイ酸ナトリウムの混合水
溶液を用いて水熱処理する条件が異なるだけである。従
って、以下にバインダーレスの低摩耗性のA型ゼオライ
トビーズ成形体及びその製造方法について詳細に説明
し、低摩耗性のX型ゼオライトビーズ成形体の製造方法
は実施例により詳細に説明する。
の製造方法としては、合成ナトリウムA型ゼオライト粉
末とカオリン型粘土および水とを混合する工程、混合物
を成形する工程、得られた成形体を乾燥し、焼成する工
程、水酸化ナトリウム水溶液と一定温度で接触させてバ
インダーレス化処理をする工程、カルシウム塩水溶液と
接触させナトリウムイオンの67%以上をカルシウムイ
オンと交換し、理論細孔径5オングストロームのCaA
型ゼオライトにする交換工程、成形体を焼成して活性化
する工程からなっており、バインダーレスの低摩耗性の
CaA型ゼオライトビーズ成形体を容易に製造すること
ができるものである。
形体の出発原料である合成ナトリウムA型ゼオライト粉
末は、公知の方法、すなわちアルミン酸ナトリウム及び
ケイ酸ナトリウムから合成されたものが好ましく用いら
れる。
と、添加するカオリン型粘土とを水分を添加して調整を
しながらすべてが均一となるよう混練混合した後、充分
捏和する。添加するカオリン型粘土の量としては、物理
的強度の高い成形体を得、更にバインダーレス化率をな
るべく高くして吸着容量を大きくするために、ナトリウ
ムA型ゼオライト粉末100重量部に対して、25重量
部以下が好ましく、特に20〜25重量部の範囲が好ま
しく用いられる。この添加量は、例えば特開平2−15
7119号公報に記載の方法のように成形体を水酸化ナ
トリウム水溶液と40℃で1時間接触させ熟成した後、
80℃に昇温して4時間接触させることによって、バイ
ンダーであるカオリン型粘土をA型ゼオライトに転移せ
しめ、バインダーレスで低摩耗性のA型ゼオライトビー
ズ成形体にした後、カルシウムイオン交換処理すること
により、さらに高い吸着性能を有する成形体を得るのに
も適した量である。カオリン型粘土は最終的に得られる
成形体の物性を安定化させ、収量を多くするために、不
純物の少ないものを用いることが好ましく、例えば、ジ
ョージアカオリンなどが例示できる。ゼオライト粉末と
カオリン型粘土とを混合する際に調整のために用いられ
る水分の添加量としては、原料であるゼオライト粉末、
カオリン型粘土の性状、量比により左右され一定しない
が、通常ゼオライト粉末100重量部に対して60〜7
0重量部の範囲の量で充分である。
た混合物を転動造粒等により成形する。成形物の形状に
ついては、本発明の低摩耗性ゼオライトビーズ成形体の
特徴を具備しておればなんら限定されるものではなく、
球状、楕円球状等に成形することができ、例えば、転動
造粒により6〜14メッシュのビーズ成形体とすること
ができる。ここでビーズに成形する方法としては、公知
の方法を用いて実施することができ、例えば、マルメラ
イザー成形器などを例示することができる。成形される
ビーズの径については、その用途によって大きさを変え
ることができる。又、必要に応じて、得られたビーズを
ふるいにより分級することで大きさを揃えてもよい。
て添加したカオリン型粘土を焼結させた後、冷却し、水
分25%程度に加湿する。乾燥、焼成の方法としては、
公知の方法を用いて実施することができ、焼成の温度と
しては得られる成形体の形状を安定に保持するために6
00〜650℃の条件にて行うことが好ましい。更に、
加湿操作は必要に応じて実施すれば良いが、次の工程で
あるバインダーレス化処理の際に、バインダーレス化液
との接触で急激な発熱により不純物の生成あるいは成形
体のヒビ割れ、剥離等を防止するのに有効である。
して得た成形体を水酸化ナトリウム水溶液に浸漬してバ
インダーレス化処理を実施する。ここで使用される水酸
化ナトリウム水溶液の濃度としては1.5〜2モル/リ
ットルの範囲が好ましい。この理由として、結晶化を早
く進めると共に成形体内部へ水酸化ナトリウム水溶液を
充分に拡散させてバインダーレス化を完全なものとする
ことで細孔容積が大きな吸着性能の優れた成形体を得る
ことができ、又、ヒドロキシソーダライト等の不純物の
生成も抑えることもできるためである。
した後、昇温して結晶化し、カオリン型粘土をA型ゼオ
ライトに転移させる。熟成の条件としては、温度として
40℃以下、時間として1時間以上であればよい。昇温
して結晶化させる際の条件としては、A型ゼオライトが
生成する条件であれば良く、温度として80℃以上、結
晶化の時間が4時間以上であることが好ましい。このよ
うにして、添加混合したカオリン型粘土の内、実質的に
A型ゼオライトに転移でき得るすべてを結晶化させた成
形体を水酸化ナトリウム水溶液中から取り出し、水ある
いは温水で充分洗浄する。
ーレス化したビーズ成形体を、カルシウム塩水溶液と一
定温度条件下で接触させ、ナトリウムイオンの67%以
上をカルシウムイオンで交換する。ナトリウムイオンと
の交換に用いるカルシウム化合物としては水溶液として
容易に提供できるものであれば特に制限はないが、通
常、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、臭化カルシウム
の水溶液などが好ましく用いられ、特に塩化カルシウム
水溶液が好ましく用いられる。交換の方法としては、回
分接触法やカラム流通法等が通常用いられ、効率よくイ
オン交換する場合にはカラム流通法で流通速度を調整し
て行うのが好ましく、全体を一様にイオン交換するには
回分接触法が適している。イオン交換を実施する場合の
温度はイオン交換平衡到達速度を考慮して決められる
が、通常50℃程度で充分である。
後、成形体をカルシウム塩水溶液から取り出し、水ある
いは温水で充分洗浄し、通常60〜80℃程度で乾燥す
る。 <活性化工程>このようにして得られた成形体を更に焼
成することで、吸着性能の高い吸着分離剤が得られる。
焼成の条件としては、その目的として成形体中の水分を
脱着することにあり、焼成により成形体が活性化され吸
着性能が向上する条件であればどの様な条件も用いるこ
とができる。例えば、400℃で1時間程度焼成するこ
とにより達成できる。
どを適宜選択して、本発明の低摩耗性ゼオライトビーズ
成形体の特徴を有する成形体を得ることができる条件で
あればなんら問題ない。
ライトビーズ成形体は、混合ガスから吸着法により選択
的に窒素を吸着させて酸素を分離濃縮したり、有機溶液
中の水分を吸着除去するなどの吸着分離剤等の用途に使
用可能である。
が、吸着分離剤に必須の細孔容積を損なわずしてゼオラ
イト成分を高くできる理由は、SiO2/Al2O3のモ
ル比が2のカオリン型粘土をバインダーとして用いる点
にあり、バインダーレス化液、すなわちA型ゼオライト
は水酸化ナトリウム水溶液、X型ゼオライトでは水酸化
ナトリウム及びケイ酸ナトリウムの混合水溶液へのカオ
リン型粘土の溶解、及びそれに次ぐゼオライト結晶核の
生成とその成長が、成形体の表面から内部にかけて比較
的均一に進行することによるものと考えられる。更に耐
摩耗性に優れる点は、成形時にビーズ表面に付着する1
μm以下の微細な粘土粒子が焼成によって強く母ゼオラ
イトと焼結し、次ぐバインダーレス工程で全て1〜2μ
mのゼオライトに転移し、成形体表面に微粒な粘土分は
存在し得なくなるからと考えられる。
発明を拘束するものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、各評価は以下に示した方法によって実施した。
の少ないジョージアカオリンである。
より測定した。すなわち、成形体を350℃で1時間活
性化し、冷却後、温度25℃、相対湿度80%のデシケ
ーター中で16時間以上放置し、成形体に吸着された平
衡水分吸着量を測定した。
後の成形体の重量(M、とする)と水分吸着が平衡とな
った成形体との重量(N、とする)を測定し、次の
(1)式により算出することで求めた。
aA型ゼオライト結晶粉末の平衡水分吸着量28.0
%、X型ゼオライトの場合には合成NaX型ゼオライト
結晶粉末の平衡水分吸着量35.0%をそれぞれ基準に
して成形体中の純結晶含有率を求めた。
製)を用い、1〜1500kg/cm2の圧力範囲で測
定した。
の粒子強度の測定法に準じて算出した。すなわち、試料
である成形体をあらかじめ温度25℃、相対湿度80%
のデシケーター中で平衡になるまで16時間以上放置し
た。ついで、試料約70gを850μm、355μm及
び受け皿をセットしたふるい(東京スクリーン社製、型
式:JIS Z−8801)を用いて3分間ふるい分け
し、次いで、付着物等を取り除いた前記のふるいにて3
分間ふるい分けして、残った試料50gを正確に秤り取
り、同時に5個の10円玉銅貨をセットし、15分間振
動する。受け皿に落ちた試料をXgとして次の(2)式
で摩耗率を算出した。
か否かを確認するために、試料をX線回折装置(マック
サイエンス社製、型式:MXP3)による結晶解析を実
施した。A型又はX型ゼオライトによるピーク以外の不
純物ピークが無いことで純度の確認を行なった。
製)と、この粉末100重量部に対してカオリン型粘土
(DRY BRANCH KAOLIN社製、商品名:
フラットD)25重量部をミックスマーラー造粒器(新
東工業社製、型式:MSG−05S)で混合混練し、精
製水を適宜加えながら最終的にA型ゼオライト粉末10
0重量部に対して精製水60重量部を加えて調製した
後、充分に捏和した。この捏和物をマルメライザー成形
器(不二パウダル社製、型式:Q−230)で直径1.
4〜2.8mmのビーズ形状に転動成形し、乾燥した。
次いでマッフル炉(アドバンテック社製、型式:KM−
600)を用いて600℃雰囲気中で2時間焼成してカ
オリン型粘土を焼結させた後、大気中で冷却して水分が
25%程度になるよう加湿した。この成形体100g
(活性化重量)をステンレス製反応容器(内径:105
mm × 高さ:180mm)中で濃度1.5モル/リ
ットルの水酸化ナトリウム水溶液に浸漬して40℃で1
時間熟成し、さらに80℃に昇温した後、4時間放置し
て添加した粘土分をA型ゼオライトへ完全に転移させ、
水で充分洗浄し、60℃で16時間乾燥してA型低摩耗
性ゼオライトビーズ成形体を得た。これを前記の方法に
より水分吸着量を測定した結果、27.5%であった。
合成NaA型ゼオライト結晶粉末の平衡水分吸着量2
8.0%を基準にして、得られた成形体の結晶含有率を
計算するしたところ、98.2%と求まった。
ゼオライトビーズ成形体を、予め塩化カルシウム(粒
状、セントラル硝子社製)を0.5モル/リットルの濃
度となるように精製水により溶解した塩化カルシウム水
溶液と50℃、3時間、スリーワンモーターを用いて撹
拌しながら接触させ、カルシウムイオン交換した後、精
製水で充分洗浄し、60℃で16時間乾燥した。この
後、管状炉(アドバンテック社製)で空気流通下におい
て400℃、1時間活性化処理した。得られた成形体の
純結晶含有率、細孔容積、摩耗率等を前記の方法で測定
し、その結果を表1に示す。
試験による結晶解析を実施した結果、他の相すなわち不
純物は認められなかった。
を使用した以外は実施例1と同様な操作によって、バイ
ンダーレスの低摩耗性のA型ゼオライトビーズ成形体を
調製した。それらの結晶含有率、細孔容積及び摩耗率に
ついて、前記の方法で測定した結果を表1に示す。ま
た、これらの成形体に対して前記のX線回折試験による
結晶解析を実施した結果、他の相すなわち不純物は認め
られなかった。
製)と、この粉末100重量部に対して、カオリン型粘
土(DRY BRANCH KAOLIN社製、商品
名:フラットD)25重量部をミックスマーラー造粒器
(新東工業社製、型式:MSG−05S)で混合混練
し、精製水を適宜加えながら最終的にX型ゼオライト粉
末100重量部に対して精製水65重量部を加えて調製
した後、充分に捏和した。この捏和物をマルメライザー
成形器(不二パウダル社製、型式:Q−230)で直径
1.4〜2.8mmのビーズ形状に転動成形し、乾燥し
た。次いでマッフル炉(アドバンテック社製、型式:K
M−600)を用いて600℃雰囲気中で2時間焼成し
てカオリン型粘土を焼結させた後、大気中で冷却して水
分が35%程度になるよう加湿した。この成形体100
g(活性化重量)をステンレス製反応容器(内径:10
5mm × 高さ:180mm)中で濃度1.5モル/
リットルの水酸化ナトリウム水溶液および0.1モル/
リットルのケイ酸ナトリウムの混合水溶液に浸漬して4
0℃で1時間熟成し、さらに90℃に昇温した後、6時
間放置して添加した粘土分をX型ゼオライトへ完全に転
移させ、水で充分洗浄した後、60℃で16時間乾燥し
て低摩耗性のX型ゼオライトビーズ成形体を得た。これ
を前記の方法により水分吸着量を測定した結果、34.
3%であった。合成NaX型ゼオライト結晶粉末の平衡
水分吸着量35.0%を基準にして、得られた成形体の
結晶含有率を計算するしたところ、97.9%と求まっ
た。
ゼオライトビーズ成形体を、予め塩化カルシウム(粒
状、セントラル硝子社製)を0.5モル/リットルの濃
度となるように精製水により溶解した塩化カルシウム水
溶液と50℃、3時間、スリーワンモーターを用いて撹
拌しながら接触させ、カルシウムイオン交換した後、精
製水で充分洗浄し、60℃で16時間乾燥した。この
後、管状炉(アドバンテック社製)で空気流通下におい
て400℃、1時間活性化処理した。得られた成形体の
純結晶含有率、細孔容積、摩耗率等を前記の方法で測定
し、その結果を表2に示す。
試験による結晶解析を実施した結果、他の相すなわち不
純物は認められなかった。
を使用した以外は実施例7と同様な操作によって、バイ
ンダーレスの低摩耗性のX型ゼオライトビーズ成形体を
調製した。それらの結晶含有率、細孔容積および摩耗率
について、上述の方法で測定した結果を表2に示す。ま
た、これらの成形体に対して前記のX線回折試験による
結晶解析を実施した結果、他の相すなわち不純物は認め
られなかった。
酸ナトリウム水溶液の濃度を使用した以外は、出発原料
粉末である母ゼオライトがA型ゼオライトの場合には実
施例1、母ゼオライトがX型ゼオライトの場合には実施
例7と同様な操作によって、A型ゼオライト成形体及び
X型ゼオライト成形体を調製した。それらの結晶含有
率、細孔容積及び摩耗率について、上述の方法で測定し
た結果を表3に示す。
のバインダーレスの低摩耗性ゼオライトビーズ成形体
は、ゼオライト含有率が高く、かつ細孔容積が大きいこ
とで、吸着性能が高く、低摩耗性の優れた強度物性を有
した成形体である。又、本発明の製造方法によればA型
又はX型ゼオライト含有率の高いバインダーレスの低摩
耗性ゼオライトビーズ成形体を容易に得ることができ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】低摩耗性ゼオライトビーズ成形体におい
て、ゼオライト含有量が全量の95重量%以上であり、
かつ細孔容積が0.2cc/g以上であることを特徴と
する低摩耗性ゼオライトビーズ成形体。 - 【請求項2】請求項1に記載の低摩耗性ゼオライトビー
ズ成形体において、ゼオライトがA型又はX型ゼオライ
トであることを特徴とする低摩耗性ゼオライトビーズ成
形体。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の低摩耗性ゼオライ
トビーズ成形体において、ゼオライトのカチオンがカル
シウムイオンに交換されていることを特徴とする低摩耗
性ゼオライトビーズ成形体。 - 【請求項4】ゼオライト粉末及びゼオライト粉末100
重量部に対して25重量部以下のカオリン型粘土からな
る成形体を焼成した後、水酸化ナトリウム水溶液、又は
水酸化ナトリウム及びケイ酸ナトリウムの混合水溶液と
接触させ、水熱処理することにより成形体中のカオリン
型粘土をゼオライトに転移させ、水分を脱着させること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の低摩
耗性ゼオライトビーズ成形体の製造方法。 - 【請求項5】請求項4に記載の低摩耗性ゼオライトビー
ズ成形体の製造方法において、水熱処理の後にカルシウ
ムイオンと接触させてイオン交換を行うことを特徴とす
る低摩耗性ゼオライトビーズ成形体の製造方法。
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| JP24984496A JP3772412B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-09-20 | 低摩耗性ゼオライトビーズ成形体及びその製造方法 |
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