JPH10102560A - 防水パンおよび防水パンの製造方法 - Google Patents

防水パンおよび防水パンの製造方法

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JPH10102560A
JPH10102560A JP27739496A JP27739496A JPH10102560A JP H10102560 A JPH10102560 A JP H10102560A JP 27739496 A JP27739496 A JP 27739496A JP 27739496 A JP27739496 A JP 27739496A JP H10102560 A JPH10102560 A JP H10102560A
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JP
Japan
Prior art keywords
waterproof pan
cap nut
reaction injection
nut
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP27739496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ozeki
宏 大関
Masahiro Funaki
正博 舟木
Masayoshi Matsui
政義 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベル調節用ボルトの上端部が取り付けられ
るナットを強固に一体成形することが可能な防水パンを
提供することと、ナットの背後に位置する成形体内部
に、レベル調節用ボルトの上端が収容される背後空間を
容易に形成することができる防水パンの製造方法を提供
すること。 【解決手段】 ノルボルネン系モノマーを反応射出成形
して得られる反応射出成形体から成る防水パン10であ
って、防水パン10の下面には、防水パン10を支持す
るためのボルト60の上端部が螺合する袋ナット80が
インサート成形により一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばユニット
バスやシステムトイレなどの防水パンおよび製造方法に
係り、さらに詳しくは、床置き式防水パンのレベル調節
用ボルトの取付部分の構造と製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスやシステムトイレなどの底
面に用いられる防水パンとしては、従来より、シート状
の不飽和ポリエステル樹脂成形材料(以下、SMCとも
いう)を圧縮成形法により形成するものや、繊維強化材
を配合した熱硬化性プラスチック(以下、FRPともい
う)を用いて成形するものが知られている。
【0003】ところが、SMCにより形成された防水パ
ンは、きわめて脆いので、防水パンに他の部品を取り付
けるためにタッピングネジやテクスネジを用いると、欠
けや割れが生じるという問題があった。また、SMCか
ら成る防水パンにボス部を一体に成形することは困難で
あった。
【0004】一方、防水パンをFRPで成形するには、
ハンドレイアップ法などを用いる必要があり、その成形
作業が煩雑であるので、防水パンの剛性を高めるための
リブを形成することが困難で、また防水パンを複雑な形
状に成形することもきわめて困難であった。
【0005】また、特開平6−128993号公報に示
すように、床置き式の防水パンの下面には、レベル調整
用ボルトの上端が取り付けられ、防水パンの水平度が調
整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の防水
パンは、SMCまたはFRPで構成してあったため、ナ
ットを一体成形することが困難であり、防水パンの成形
後に、ナットを接着剤などで接着していた。そのため、
ナットが外れ易いと共に、ナットを取り付けるための作
業が煩雑であった。
【0007】なお、FRP製防水パンでは、ナットを一
体成形したものも開発されているが、ナットの背後の成
形体内部に、レベル調節用ボルトの上端が収容される空
間を形成する必要があり、その成形が困難であった。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、レベル調節用ボルトの上端部が取り付けられるナッ
トを強固に一体成形することが可能な防水パンおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る防水パンは、ノルボルネン系モノマー
を反応射出成形して得られる反応射出成形体(以下、R
IMとも言う)から成る防水パンであって、防水パンの
下面には、防水パンを支持するためのボルトの上端部が
螺合する袋ナットがインサート成形により一体化されて
いることを特徴とする。
【0010】本発明では、前記袋ナットの軸方向長さ
は、好ましくは10〜150mm、さらに好ましくは30
〜120mmである。袋ナットのネジ穴の大きさは、好ま
しくはM3〜M16である。
【0011】本発明に係る防水パンでは、RIMで構成
してあるので、きわめて破壊し難く、衝撃性に優れ、し
かも成形性にも富んでいる。また、防水パンの下面側
に、比較的細長い袋ナットでも、容易にしかも強固に一
体成形することができる。また、袋ナットは、ネジ穴の
頭部が閉塞してあり、インサート成形する際に、樹脂が
ネジ穴に入り込み難く、一体成形が容易である。また、
比較的細長い袋ナットを一体成形するため、レベル調節
用ボルトのねじ込み高さを比較的広範囲に調節すること
ができ、レベル調節機能が良好となる。
【0012】本発明に係る防水パンの製造方法は、袋ナ
ットを金型のキャビティ内の所定位置に配置し、その
後、金型のキャビティ内に反応原液を注入し、ノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形を行い、袋ナットがイン
サートされた反応射出成形体を成形することを特徴とす
る。
【0013】本発明において、反応射出成形に際して好
ましく使用するノルボルネン系モノマーは、例えば、ジ
シクロペンタジエンやジヒドロジシクロペンタジエン、
テトラシクロドデセン、トリシクロペンタジエン等のノ
ルボルネン環を有するシクロオレフィンである。
【0014】ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出
成形において使用することができるメタセシス触媒は、
例えば、六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウ
ムモリブデート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリ
ブデート等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のノル
ボルネン系モノマーの塊状重合用触媒として公知のメタ
セシス触媒であれば特に制限はないが、モリブデン酸有
機アンモニウム塩が好ましい。
【0015】活性剤(共触媒)としては、エチルアルミ
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルア
ルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げられる。
【0016】反応射出成形の前準備として、ノルボルネ
ン系モノマー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする
反応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセ
シス触媒とよりなるA液と、前記のノルボルネン系モノ
マーと活性剤とよりなるB液との安定な2液に分けて、
それぞれを別のタンクに入れておく。反応射出成形に際
しては、これらの2液をミキシングチャンバー内で混合
し、次いで、この混合液を、金型のキャビティに注入
し、塊状重合して、成形品を得る。
【0017】反応射出成形時において、金型の型締め圧
力は通常0〜100Kg/cm2 の範囲である。重合時
間は、適宜選択すればよいが、通常、反応液の注入終了
後、30秒〜20分である。
【0018】本発明に係る防水パンの製造方法では、袋
ナットが一体成形された防水パンをきわめて容易に成形
することができる。
【0019】本発明の防水パンは、ユニットバス、シス
テムトイレ、洗面台やトイレを備えたシステムバスな
ど、各種システムに用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防水パンおよ
び製造方法を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説
明する。
【0021】図1は本発明の防水パンの一実施形態を示
す平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は
袋ナットがインサート成形された部分の要部断面図、図
4はボルトにより支持された部分の防水パンの要部断面
図である。
【0022】図1,2に示すように、本実施形態の防水
パン10は、ユニットバスに用いられる防水パンであっ
て、平面側から見て(図1参照)、矩形状に形成してあ
り、浴槽30を載置する浴槽パン部1と、入浴者の洗い
場となる洗い場パン部2とを有する。
【0023】本実施形態の防水パン10は、床置き式の
防水パンであり、図2に仮想二点鎖線で示すコンクリー
ト床面50上に、レベル調節用ボルト60,60,…を
用いて載置される。ボルト60,60,…の取付部の詳
細については後述する。
【0024】図1に示すように、洗い場パン部2の裏面
には、防水パン10自体の剛性を高めるためのリブ6,
6,…が、当該防水パン10の外周縁部5に対して30
゜〜60゜、好ましくは40゜〜50゜、より好ましく
は45゜の角度をもって形成してある。本実施形態の防
水パン10は、ゲートが設けられる外周縁部5に対して
直角に反応液が注入されるので、このようにリブ6を略
45゜に傾斜させることにより、リブ形成部分に対する
反応液の回り込みをより円滑に行うことができる。ま
た、洗い場パン部2には、その表面に幅6mm程度の溝
7aと、その裏面にリブ7bを有する目じり部7が形成
してある。
【0025】一方、浴槽パン部1には、図2に仮想二点
鎖線で示される浴槽30が載置されるが、そのための載
置部8が一般面より上方に隆起して形成してある。ま
た、浴槽パン部1と洗い場パン2部との境界部分には、
エプロン20を取り付けるための隆起部3が形成されて
いる。エプロン20とは、浴槽30の周縁部31と防水
パン10との隙間を隠蔽するための化粧板であって、浴
槽30の周縁部31から隆起部3に向かって湾曲して垂
れ下がるように取り付けられる。このエプロン20を取
り付けるために、本実施形態の防水パン10において
は、隆起部3の両端に、取付フランジ4が防水パン10
と一体に形成されている。すなわち、反応射出成形を行
う際に隆起部3と取付フランジ4とが一体的に形成され
る。そして、この取付フランジ4と浴槽30の周縁部3
1との間にエプロン20を取り付け、テクスネジなどを
エプロン20及び取付フランジ4に貫通させ、これによ
り当該エプロン20を固定する。
【0026】なお、図1,2において、符号「9」は排
水口、符号「70」は壁材である。
【0027】本実施形態では、図3〜4に示すように、
防水パン10の下面には、防水パン10を支持するため
のレベル調節用ボルト60の上端部が螺合する袋ナット
80がインサート成形により一体化してある。袋ナット
80の軸方向長さbは、好ましくは10〜150mm、さ
らに好ましくは30〜120mmである。袋ナット80の
外径cは、好ましくは6〜40mm、さらに好ましくは8
〜30mmである。このナット80のネジ穴82の大きさ
は、好ましくはM3〜M16のボルトが螺合可能な大き
さである。
【0028】袋ナット80が埋め込まれるボス部86の
最下端の外径dは、好ましくは13〜40mm、さらに好
ましくは15〜35mmである。また、ボス部86が形成
される部分の防水パン10の肉厚aは、好ましくは3〜
10mm、さらに好ましくは4〜8mmである。袋ナット8
0の外周には、ボス部86を構成する反応射出成形体と
の喰い付きを良好にするため、切り欠き部84が形成し
てある。この切り欠き86を形成することで、袋ナット
80と防水パンとの一体化が促進される。
【0029】本実施形態に係る防水パン10は、ポリノ
ルボルネン系樹脂で構成してあるので、きわめて破壊し
難く、衝撃性に優れ、しかも成形性にも富んでいる。ま
た、袋ナット80は、ネジ穴82の頭部が閉塞してあ
り、インサート成形する際に、樹脂がネジ穴に入り込み
難く、一体成形が容易である。
【0030】本実施形態に係る防水パン10の下面に一
体成形された袋ナット80のネジ穴82には、図2,4
に示すレベル調節用ボルト60の上端がそれぞれねじ込
まれ、防水パン10は、コンクリート床面50上に支持
される。そして、各ボルト60の上端が袋ナット80の
ネジ穴82にねじ込まれる深さe(図4参照)を調節す
ることで、防水パン10の水平度が調節可能になってい
る。レベル調節用ボルト60の長さは、図2に示すよう
に、そのボルト60が取り付けられる位置に応じて決定
される。各レベル調節用ボルト60の上端が袋ナット8
0のネジ穴82にねじ込まれる深さeの調節可能範囲
は、袋ナット80のネジ穴82の長さにより決定され
る。
【0031】本実施形態に係る防水パン10では、比較
的細長い袋ナット80を一体成形するため、レベル調節
用ボルト60のねじ込み高さを比較的広範囲に調節する
ことができ、防水パン10の水平度調節機能が良好とな
る。
【0032】次に本実施形態に係る防水パンの製造方法
について説明する。本実施形態の防水パンの製造方法で
は、まず、金型のキャビティ内に突出する凸部を、袋ナ
ット80のネジ穴82に挿入し、袋ナット80を金型の
キャビティ内の所定位置に配置する。
【0033】その後、金型のキャビティ内に反応原液を
注入し、ノルボルネン系モノマーの反応射出成形を行
い、図3に示すように、袋ナット80がインサートされ
た反応射出成形体から成る防水パン10を成形する。
【0034】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
防水パンによれば、ポリノルボルネン系樹脂で構成して
あるので、きわめて破壊し難く、衝撃性に優れ、しかも
成形性にも富んでいる。また、防水パンの下面側に、比
較的細長い袋ナットでも、容易にしかも強固に一体成形
することができる。また、袋ナットは、ネジ穴の頭部が
閉塞してあり、インサート成形する際に、樹脂がネジ穴
に入り込み難く、一体成形が容易である。また、比較的
細長い袋ナットを一体成形するため、レベル調節用ボル
トのねじ込み深さを比較的広範囲に調節することがで
き、レベル調節機能が良好となる。
【0036】また、本発明に係る防水パンの製造方法に
よれば、ナットの背後に位置する成形体内部に、レベル
調節用ボルトの上端が収容される背後空間を容易に形成
することができる。この背後空間は、レベル調節用ボル
トの上端が入り込むことにより、レベル調節用ボルトの
ねじ込み高さを調節する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の防水パンの一実施形態を示す平
面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3は袋ナットがインサート成形された部分の
要部断面図である。
【図4】図4はボルトにより支持された部分の防水パン
の要部断面図である。
【符号の説明】
10… 防水パン 60… レベル調節用ボルト 80… 袋ナット 82… ネジ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノルボルネン系モノマーを反応射出成形
    して得られる反応射出成形体から成る防水パンであっ
    て、 防水パンの下面には、防水パンを支持するためのボルト
    の上端部が螺合する袋ナットがインサート成形により一
    体化されている防水パン。
  2. 【請求項2】 袋ナットを金型のキャビティ内の所定位
    置に配置し、 その後、金型のキャビティ内に反応原液を注入し、ノル
    ボルネン系モノマーの反応射出成形を行い、袋ナットが
    インサートされた反応射出成形体を成形することを特徴
    とする防水パンの製造方法。
JP27739496A 1996-09-27 1996-09-27 防水パンおよび防水パンの製造方法 Pending JPH10102560A (ja)

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