JPH10104807A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH10104807A
JPH10104807A JP26102496A JP26102496A JPH10104807A JP H10104807 A JPH10104807 A JP H10104807A JP 26102496 A JP26102496 A JP 26102496A JP 26102496 A JP26102496 A JP 26102496A JP H10104807 A JPH10104807 A JP H10104807A
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JP
Japan
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layer
sensitive
silver halide
dye
red
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JP26102496A
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English (en)
Inventor
Keisuke Matsumoto
圭右 松本
Yoshiharu Yabuki
嘉治 矢吹
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】色再現性および色彩度に優れるハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を提供する。 【解決手段】青感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波
長が440nm以上470nm以下であり、緑感光性乳
剤層の分光感度分布のピーク波長が540nm以上56
0nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層の分光感度分布
のピーク波長が620nm以上640nm以下であり、
かつ以下の条件を満たす染料を少くとも一層に含有す
る。 (1)390nm以上420nm以下の波長領域に分
光吸収極大波長を有する 420nmに対する450nmの吸光度の比が0.5
以下である 又は、(2)赤感光性層と緑感光性層の間の非感光性層
に下記一般式〔I〕で表されるマゼンタ染料を少なくと
も1種含有する。 一般式〔I〕 D−(X)y

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染色された層を有
するハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、特に色再
現性、色彩度が改良されたハロゲン化銀カラー写真感光
材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー写真感光材料において色再現性は
重要な特性であるが、一部の被写体については忠実に再
現することが難しいのが現状である。特にイエローグリ
ーン、などの中間色を有する被写体の色が忠実に再現さ
れずに、いわゆる色変わりを起こすことがある。また日
中の日向での撮影と日陰での撮影で実際以上の大きな色
の変化を起こす等、光源の色温度依存性が大きすぎるこ
とも色温度依存性の問題点であり、その改良が強く望ま
れていた。
【0003】色再現の忠実性を改良する方法としては、
分光感度を人の目の感色性に近づけることが有効である
ことが知られており、たとえば、特開平3ー12263
6号特開平6ー208181号および特開平6ー222
522号には青、緑および赤感光性乳剤層の分光感度を
規定することにより色再現の忠実性が改良されることが
開示されている。
【0004】ところが、分光感度を上記のように人の目
の感色性に近づけて感光材料を設計すると色再現の彩度
が低下するという問題が生じる。特に緑のシアン濃度が
低下して色のりが悪くなり、逆に赤およびマゼンタのシ
アン濃度が上昇して色が濁る。この問題を解決するため
に、特開平3ー122636号ではかぶらせた乳剤を含
有させてインターイメージ効果を大きくし、さらに実質
的に画像形成に寄与しないインターイメージ効果付与層
を設けて色再現の忠実性と彩度を改良することが有効で
あることが開示されている。インターイメージ効果付与
層に関しては特開昭61ー34541号、特開昭62ー
136649号、特開昭62ー160448号、特開昭
63ー89850号、特開昭64ー66644号、特開
平2ー272540号、特開平2ー272540号およ
び特開平2ー272540号などに開示されており、一
部のカラーネガフイルム写真感光材料に実用化されてい
る。
【0005】しかしながら、インターイメージ効果は基
本的に抑制剤を放出して感色性の異なる乳剤層間で相互
に抑制することにより発現するため、乳剤の感度負荷が
大きくなり、結果的に粒状性の劣化を来すことが多い。
さらに処理依存性が大きくなる傾向があり、写真性能の
バラツキの原因となる。また、インターイメージ付与層
を設けることは感材設計上大きな負荷となり、シャープ
ネスが劣化するなどの弊害が出る。そのため分光感度を
人の目の感色性に近づけ、重層効果をかけることは原理
的には望ましいことが分かっていたが、カラーリバーサ
ル写真フィルムのように粒状・シャープネスの要求レベ
ルが高く、かつ処理依存性などの安定性が必要な感材に
おいては、実用することはできなかった。
【0006】また、写真感光材料中に有機染料を使用す
る試みは数多く行われており、例えば、水に不溶性の染
料固体微粒子を用いて特定層を染色する方法が、欧州特
許第274723号等に、特に酸性核と5員複素環がメ
チン鎖で結合した染料の固体微粒子分散物を用いる方法
が、米国特許第4923788号等に記載されている。
特にイエロー染料とマゼンタ染料を併用する方法が特開
平8ー101479に開示されているが、本発明の構成
とは異なり本発明の意図する効果を発現するものではな
い。このように従来の方法では中間色の色再現を向上さ
せることは難しかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色再
現性および色彩度に優れるハロゲン化銀カラー写真感光
材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的は下記に示す
(1)〜(5)のハロゲン化銀カラー写真感光材料によ
って達成される。
【0009】(1)支持体上にそれぞれ少なくとも1層
の乳剤層から成る赤感光性、緑感光性、および青感光性
ハロゲン化銀乳剤層ユニットを有するハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料において、青感光性乳剤層の分光感度分
布のピーク波長が440nm以上470nm以下であ
り、緑感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波長が54
0nm以上560nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層
の分光感度分布のピーク波長が620nm以上640n
m以下であり、かつ以下の条件を同時に満たす染料を少
くとも一層に含有することを特徴とするハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料 390nm以上420nm以下の波長領域に分光吸収
極大波長を有する 420nmに対する450nmの吸光度の比が0.5
以下である (2)支持体上にそれぞれ少なくとも1層の乳剤層から
成る赤感光性、緑感光性、および青感光性ハロゲン化銀
乳剤層ユニットを有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料において、青感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波
長が440nm以上470nm以下であり、緑感光性乳
剤層の分光感度分布のピーク波長が540nm以上56
0nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層の分光感度分布
のピーク波長が620nm以上640nm以下であり、
赤感光性層と緑感光性層の間の非感光性層に下記一般式
〔I〕で表されるマゼンタ染料を少なくとも1種含有す
ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔I〕 D−(X)y 式中、Dは発色団を有する化合物を表し、XはDに直接
もしくは2価の連結基を介して結合した解離性プロトン
または解離性プロトンを有する基を表し、yは1ないし
7の整数を表す。 (3)赤感光性層と緑感光性層の間の非感光性層に下記
一般式〔I〕で表されるマゼンタ染料を少なくとも1種
含有することを特徴とする(1)に記載のハロゲン化銀
カラー写真感光材料。 (4)一般式〔I〕で表されるマゼンタ染料を微粒子固
体分散体として含有することを特徴とする(2)および
(3)に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の写真感光材料は、青感光性乳剤層の分光感度分
布のピーク波長が440nm以上470nm以下であ
り、緑感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波長が54
0nm以上560nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層
の分光感度分布のピーク波長が620nm以上640n
m以下である。
【0011】本発明の写真感光材料は、分光感度分布が
以下の関係を満たすことが望ましい。 400nm≦λBs≦440nm 、 460nm≦λBk≦480nm 510nm≦λGs≦535nm 、 555nm≦λGk≦580nm 580nm≦λRs≦600nm 、 630nm≦λRk≦655nm ここで、λBs、λGsおよびλRsはそれぞれ青感光
性乳剤層、緑感光性乳剤層および赤感光性乳剤層の分光
感度分布曲線において、分光感度の極大よりも短波側で
0.5LogE低い感度を与える波長を表し、λBk、
λGkおよびλRkはそれぞれ青感光性乳剤層、緑感光
性乳剤層および赤感光性乳剤層の分光感度分布曲線にお
いて、分光感度の極大よりも長波側で0.5LogE低
い感度を与える波長を表す。
【0012】本発明の写真感光材料は、分光感度分布が
以下の関係を満たすことがさらに望ましい。 415nm≦λBs≦435nm 、 460nm≦λBk≦480nm 510nm≦λGs≦530nm 、 565nm≦λGk≦580nm 580nm≦λRs≦600nm 、 630nm≦λRk≦655nm
【0013】次に分光感度分布の測定方法について説明
する。青感光性層の分光感度分布は、4800°Kの白
色光を分光器を通してウェッジ露光し、各波長でセンシ
トメトリーを行い、最低濃度+0.7のイエロー濃度を
与える露光量(lux・sec)の負の対数を求めることにより
得られる。緑感光性層の分光感度分布は、4800°K
の白色光を分光器を通してウェッジ露光し、各波長でセ
ンシトメトリーを行い、最低濃度+0.7のマゼンタ濃
度を与える露光量(lux・sec)の負の対数を求めることに
より得られる。赤感光性層の分光感度分布は、4800
°Kの白色光を分光器を通してウェッジ露光し、各波長
でセンシトメトリーを行い、最低濃度+0.7のシアン
濃度を与える露光量(lux・sec)の負の対数を求めること
により得られる。
【0014】次に本発明の、以下のおよび2つの条
件を満たす染料について説明する。 390nm以上420nm以下の波長領域に分光吸収
極大波長を有する 420nmに対する450nmの吸光度の比が0.5
以下である このおよびを満たす染料は公知のいかなる染料でも
よく、例えば英国特許第506,385号等に記載のオ
キソノール染料、米国特許第2,390,707号等に
記載のアゾ染料他、ヘミオキソノール染料、スチリル染
料、メロシアニン染料、アントラキノン染料、が好まし
く使用され、この他にシアニン染料、アゾメチン染料、
トリアリールメタン染料も有用であるが、オキソノール
染料が特に好ましい。において420nmに対する4
50nmの吸光度の比は0.5以下であるが0.05以
上0.3以下であることが好ましい
【0015】以下に、本発明に用いられるおよび2
つの条件を満たす染料の具体例を記載する。
【0016】
【化1】
【0017】これらの染料は水溶性の場合には水に溶解
して添加することができ、水に溶けにくい場合には固体
微粒子分散体として添加してもよく、油溶性染料を水中
油滴分散法により乳化して親水性コロイド層に添加する
こともできるが、水溶性のものを水溶液として添加する
ことが最も好ましい。これらの染料は、効果のある任意
の量を使用できるが、0.5mg/m2〜1000mg/m2
好ましく、より好ましくは、1.5mg/m2〜400mg/
m2である。これらの染料は、親水性コロイド層のいずれ
の層に用いてもよく、また乳剤層に用いることもでき、
さらに単一の層に用いても複数層に用いてもよいが、イ
エローフィルター層よりも支持体から遠い層に用いるこ
とが好ましい。
【0018】次に一般式〔I〕の化合物について、説明
する。Dで表される発色団を有する化合物は、多くの周
知の色素化合物の中から選ぶことができる。これらの化
合物としては、オキソノール色素、メロシアニン色素、
シアニン色素、アリーリデン色素、アゾメチン色素、ト
リフェニルメタン色素、アゾ色素、アントラキノン色
素、インドアニリン色素、スチリル色素を挙げることが
できる。
【0019】Xで表される解離性プロトン又は解離性プ
ロトンを有する基は、式〔I〕で表される化合物が本発
明のハロゲン化銀写真感光材料中に添加された状態で
は、非解離であり、式〔I〕の化合物を実質的に水不溶
性にする特性を有し、同材料が現像処理される工程で
は、解離して式〔I〕の化合物を実質的に水可溶性にす
る特性を有する。これらの基の例としては、カルボン酸
基、スルホンアミド基、アリールスルファモイル基、ス
ルホニルカルバモイル基、カルボニルスルファモイル
基、オキソノール色素のエノール基、フェノール性水酸
基を挙げることができる。式〔I〕で表される化合物の
内、より好ましいものは、下記一般式〔Ia〕、〔I
b〕、〔Ic〕、〔Id〕で表される化合物である。
【0020】
【化2】
【0021】式中、A1 及びA2 はそれぞれ酸性核を表
す。B1 は塩基性核を表す。Qは、アリール基又は複素
環基を表し、L1 、L2 及びL3 はそれぞれメチン基を
表す。mは、0、1、2を表し、n、pはそれぞれ0、
1、2、3を表す。
【0022】A1 及びA2 で表される酸性核は、環状の
ケトメチレン化合物又は電子吸引性基によって挟まれた
メチン基を有する化合物が好ましい。環状のケトメチレ
ン化合物の例としては、2−ピラゾリン−5−オン、ロ
ダニン、ヒダントイン、チオヒダントイン、2,4−オ
キサゾリジンジオン、イソオキサゾロン、バルビツール
酸、チオバルビツール酸、インダンジオン、ジオキソピ
ラゾロピリジン、ヒドロキシピリジン、ピラゾリジンジ
オン、2,5−ジヒドロフラン−2−オン、ピロリン−
2−オンを挙げることができる。これらは置換基を有し
ていても良い。電子吸引性基によって挟まれたメチレン
基を有する化合物は、Z1 CH2 2と表すことができ
る。ここにZ1 およびZ2 はそれぞれ−CN、−SO2
1 、−COR1 、−COOR2 、−CONHR2 、−
SO2 NHR2 、−C〔=C(CN)2 〕R1 、又は−
C〔=C(CN)2 〕NHR1 を表す。R1 は、アルキ
ル基、アリール基、又は複素環基を表し、R2 は水素原
子、R1 で表される基を表し、そしてこれらはそれぞれ
置換基を有していてもよい。
【0023】B1 で表される塩基性核の例としては、ピ
リジン、キノリン、インドレニン、オキサゾール、イミ
ダゾール、チアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾイ
ミダゾール、ベンゾチアゾール、オキサゾリン、ナフト
オキサゾール、ピロールを挙げることができる。これら
はそれぞれ置換基を有していてもよい。
【0024】Qで表されるアリール基の例としては、フ
ェニル基、ナフチル基を挙げることができる。これらは
それぞれ置換基を有していてもよい。Qで表される複素
環基の例としては、ピロール、インドール、フラン、チ
オフェン、イミダゾール、ピラゾール、インドリジン、
キノリン、カルバゾール、フェノチアジン、フェノキサ
ジン、インドリン、チアゾール、ピリジン、ピリダジ
ン、チアジアジン、ピラン、チオピラン、オキサジアゾ
ール、ベンゾキノリン、チアジアゾール、ピロロチアゾ
ール、ピロロピリダジン、テトラゾール、オキサゾー
ル、クマリン、およびクマロンを挙げることができる。
これらはそれぞれ置換基を有していてもよい。
【0025】L1 、L2 及びL3 で表されるメチン基
は、置換基を有していてもよく、その置換基同士が連結
して5又は6員環(例えば、シクロペンテン、シクロヘ
キセン)を形成していてもよい。
【0026】前記、各基が有していてもよい置換基は、
式〔I〕の化合物をpH5〜pH7の水に実質的に溶解
させるような置換基でなければ特に制限はない。例え
ば、以下の置換基を挙げることができる。カルボン酸
基、炭素数1〜10のスルホンアミド基(例えば、メタ
ンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、ブタンス
ルホンアミド、n−オクタンスルホンアミド)、炭素数
1〜10のスルファモイル基(例えば、無置換のスルフ
ァモイル、メチルスルファモイル、フェニルスルファモ
イル、ブチルスルファモイル)、炭素数2〜10のスル
ホニルカルバモイル基(例えば、メタンスルホニルカル
バモイル、プロパンスルホニルカルバモイル、ベンゼン
スルホニルカルバモイル)、炭素数1〜10のアシルス
ルファモイル基(例えば、アセチルスルファモイル、プ
ロピオニルスルファモイル、ピバロイルスルファモイ
ル、ベンゾイルスルファモイル)、炭素数1〜8の鎖状
又は環状のアルキル基(例えば、メチル、エチル、イソ
プロピル、ブチル、ヘキシル、シクロプロピル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、2−ヒドロキシエチル、4
−カルボキシブチル、2−メトキシエチル、ベンジル、
フェニネチル、4−カルボキシベンジル、2−ジエチル
アミノエチル)、炭素数2〜8のアルケニル基(例え
ば、ビニル、アリル)、炭素数1〜8のアルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ)、ハロゲン
原子(例えば、F、Cl、Br)、炭素数0〜10のア
ミノ基(例えば、無置換のアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、カルボキシエチルアミノ)、炭素数2〜
10のエステル基(例えば、メトキシカルボニル)、炭
素数1〜10のアミド基(例えば、アセチルアミノ、ベ
ンズアミド)、炭素数1〜10のカルバモイル基(例え
ば、無置換のカルバモイル、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイル)、炭素数6〜10のアリール基(例え
ば、フェニル、ナフチル、4−カルボキシフェニル、3
−カルボキシフェニル、3,5−ジカルボキシフェニ
ル、4−メタンスルホンアミドフェニル、4−ブタンス
ルホンアミドフェニル)、炭素数6〜10のアリーロキ
シ基(例えば、フェノキシ、4−カルボキシフェノキ
シ、3−メチルフェノキシ、ナフトキシ)、炭素数1〜
8のアルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、オクチルチオ)、炭素数6〜10のアリールチオ基
(例えば、フェニルチオ、ナフチルチオ)、炭素数1〜
10のアシル基(例えば、アセチル、ベンゾイル、プロ
パノイル)、炭素数1〜10のスルホニル基(例えば、
メタンスルホニル、ベンゼンスルホニル)、炭素数1〜
10のウレイド基(例えば、ウレイド、メチルウレイ
ド)、炭素数2〜10のウレタン基(例えば、メトキシ
カルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ)、シア
ノ基、水酸基、ニトロ基、複素環基(例えば、5−カル
ボキシベンゾオキサゾール環、ピリジン環、スルホラン
環、ピロール環、ピロリジン環、モルホリン環、ピペラ
ジン環、ピリミジン環、フラン環)を挙げることができ
る。
【0027】以下に、本発明に用いられる式〔I〕で表
される化合物の具体例を記載する。
【0028】
【化3】
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】本発明に用いられる式〔I〕で表される化
合物は種々の知られた方法を用いて感光材料に添加する
ことができる。例えば米国特許第2,322,027号
に記載された高沸点有機溶媒に溶解し分散する方法、米
国特許第3,756,830号記載のような水性溶媒中
に溶解して添加する方法等が挙げられるが、固体微粒子
として添加する方法が最も好ましい。固体微粒子として
添加する場合の分散は特開昭52−92716号、国際
公開88/04794号に記載のごとくボールミル、サ
ンドミル、コロイドミルなどの分散機や振動ボールミ
ル、遊星ボールミル、ジェットミル、ロールミル、マン
トンガウリン、マイクロフルイダイザー、ディスクイン
ペラーミルのごとき分散機等を任意に選ぶことができる
が、縦型あるいは横型の媒体分散機が好ましい。いずれ
の場合も溶媒(例えば水)を用いることが好ましく、更
に分散用界面活性剤を用いることがより好ましい。分散
用界面活性剤としては、特開昭52−92716号、国
際公開88/04794号などに記載のごとくアニオン
性界面活性剤を使用したり、特開平4−324858号
のごとくアニオン性ポリマーを使用することもでき、必
要に応じてノニオン性あるいはカチオン性界面活性剤を
使用することができるが、アニオン性ポリマーか、アニ
オン性界面活性剤が好ましい。
【0035】また、本発明の色素を適当な溶媒中で溶解
させた後、本発明の色素の貧溶媒を添加して微結晶を析
出させてもよく、この場合にも前記の分散用界面活性剤
を用いてもよい。或いは、溶媒中でpHをコントロール
させることによってまず溶解させ、その後、pHを変化
させて微結晶化させてもよい。分散体中の本発明の染料
は、平均粒径は0.005μmから10μm、好ましく
は0.01μmから1μm、さらに好ましくは0.01
μmから0.5μmであることが好ましい。また該染料
の微粒子の粒径分布は単分散であることが好ましい。
【0036】一般式〔I〕の染料の分散の際には、染料
固体に何の前処理も施さず、そのまま分散しても良い。
このとき好ましくは、該染料の合成過程において得られ
る湿潤状態にある染料固体を分散に用いるのが良い。ま
た、必要に応じて、分散前及び/又は分散後に加熱処理
を行ってもよく、より有効に加熱処理を行うには、少な
くとも分散後に加熱処理を行うことが好ましい。加熱方
法は、染料固体に熱が加われば特に制限はなく、温度は
40℃以上が好ましく上限は染料が分解しない範囲であ
れば何度でもよく、好ましくは250℃以下である。更
に好ましくは50℃〜150℃である。加熱時間は染料
が分解しない範囲であれば特に制限はなく、15分間〜
1週間、好ましくは1時間〜4日間である。有効に加熱
処理を行うために、溶媒中で行うことが好ましく、溶媒
の種類としては、一般式〔I〕の染料を実質的に溶解し
ないものであれば制限はなく、例えば、水、アルコール
類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、オクタ
ノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
エチルセロソルブ)、ケトン類(例えば、アセトン、メ
チルエチルケトン)、エステル類(例えば、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル)、アルキルカルボン酸類(例えば、酢
酸、プロピオン酸)、ニトリル類(例えば、アセトニト
リル)、エーテル類(例えば、ジメトキシエタン、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン)等を挙げることができ
る。
【0037】加熱処理時に有機カルボン酸類を共存させ
ると、本発明の課題をより有効に解決することができ
る。有機カルボン酸としては、アルキルカルボン酸類
(例えば、酢酸、プロピオン酸)、カルボキシメチルセ
ルロース類(CMC)、アリールカルボン酸類(例え
ば、安息香酸、サリチル酸)等を挙げることができる。
【0038】一般式〔I〕で表される染料は、効果のあ
る任意の量を使用できるが、光学濃度が、0.01〜
1.5の範囲になるように使用することが好ましい。添
加量としては、0.5mg/m2〜1000mg/m2が好まし
く、より好ましくは、1.5mg/m2〜400mg/m2であ
る。一般式〔I〕で表される染料は、親水性コロイド層
のいずれの層に用いてもよく、また乳剤層に用いること
もでき、さらに単一の層に用いても、複数層に用いても
よいが、赤感性層と緑感性層の間の非感光性層に添加さ
れていなくてはならない。
【0039】本発明を用いて作られた感光材料は、フィ
ルター染料として、またはイラジエーションもしくはハ
レーション防止その他種々の目的のために親水性コロイ
ド層中に本発明以外の染料を含有してもよい。
【0040】本発明のカラー写真感光材料は、支持体上
に、赤感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光性ハロゲン化
銀乳剤層、青感光性ハロゲン化銀乳剤層および非感光性
の中間層を有する。非感光性の中間層は各感色性層の間
に少なくとも1層存在するが、2層存在することが望ま
しい。また、各感色性層は感度の異なる3層以上の分層
からなることが好ましい。本発明の感光材料の層構成の
好ましい具体例を以下に示すが、本発明はこれに限定さ
れない。すなわち、支持体側より 第1層 :アンチハレーション層 第2層 :中間層 第3層 :中間層(コロイド銀またはかぶらせ微粒子ハ
ロゲン化銀含有) 第4層 :低感度赤感光性乳剤層 第5層 :中感度赤感光性乳剤層 第6層 :高感度赤感光性乳剤層 第7層 :中間層 第8層 :中間層(コロイド銀またはかぶらせ微粒子ハ
ロゲン化銀含有) 第9層 :低感度緑感光性乳剤層 第10層:中感度緑感光性乳剤層 第11層:高感度緑感光性乳剤層 第12層:中間層 第13層:イエローフィルター層 第14層:低感度青感光性乳剤層 第15層:中感度青感光性乳剤層 第16層:高感度青感光性乳剤層 第17層:第1保護層 第18層:第2保護層 第19層:第3保護層 同一の感色性で感度の異なる3つ以上の分層からなる場
合の各分層の銀塗布量の割合は、該感色性層の総銀量を
100%とした場合、高感度層が15〜40%、中感度
層が20〜50%、低感度層が20〜50%であること
が望ましい。高感度層の塗布銀量は中および低感度層の
塗布銀量よりも少ないことが望ましい。
【0041】本発明のハロゲン化銀写真乳剤、およびそ
れを用いたハロゲン化銀写真感光材料に用いることので
きる種々の技術や無機・有機の素材については一般には
リサーチ・ディスクロージャーNo. 308119(19
89年)に記載されたものを用いることができる。
【0042】これに加えて、より具体的には、例えば、
本発明のハロゲン化銀写真乳剤が適用できるカラー写真
感光材料に用いることができる技術および無機・有機素
材については、欧州特許第436,938A2号の下記
の箇所及び下記に引用の特許に記載されている。
【0043】 項 目 該 当 箇 所 1)層構成 第146頁34行目〜第147頁25行目 2)ハロゲン化銀乳剤 第147頁26行目〜第148頁12行目 3)イエローカプラー 第137頁35行目〜第146頁33行目、第14 9頁21行目〜23行目 4)マゼンタカプラー 第149頁24行目〜第28行目;欧州特許第42 1,453A1号の第3頁5行目〜第25頁55行 目 5)シアンカプラー 第149頁29行目〜33行目;欧州特許第432 ,804A2号の第3頁28行目〜第40頁2行目 目 6)ポリマーカプラー 第149頁34行目〜38行目;欧州特許第435 ,334A2号の第113頁39行目〜第123頁 37行目 7)カラードカプラー 第53頁42行目〜第137頁34行目、第149 頁39行目〜45行目 8)その他の機能性カ 第7頁1行目〜第53頁41行目、第149頁46 プラー 行目〜第150頁3行目;欧州特許第435,33 4A2号の第3頁1行目〜第29頁50行目 9)防腐・防黴剤 第150頁25行目〜28行目 10)ホルマリン 第149頁15行目〜17行目 スカベンジャー 11)その他添加剤 第153頁38行目〜47行目;欧州特許第421 ,453A1号の第75頁21行目〜第84頁56 行目、第27頁40行目〜第37頁40行目 12)分散方法 第150頁4行目〜24行目 13)支持体 第150頁32行目〜34行目 14)膜厚・膜物性 第150頁35行目〜49行目 15)発色現像・黒白現像 第150頁50行目〜第151頁47行目;欧州特 ・かぶらせ工程 許第442,323A2号の第34頁11行目〜5 5行目、第35頁14行目〜22行目 16)脱銀工程 第151頁48行目〜第152頁53行目 17)自動現像機 第152頁54行目〜第153頁2行目 18)水洗・安定工程 第153頁3行目〜37行目
【0044】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0045】実施例1 (乳剤の調製)下記のように、分光感度の異なる各種沃
臭化銀乳剤を調製した。
【0046】ここで、記号は分光感度のパターンを表
し、多層塗布時の分光感度が下記の結果になるように調
製されたことを意味する。 a;青感光性。最大感度を与える波長が430nm。 b;青感光性。最大感度を与える波長が460nm。 λBs=410nm λBk=475nm。 c;青感光性。最大感度を与える波長が480nm。 d;緑感光性。最大感度を与える波長が530nm。 e;緑感光性。最大感度を与える波長が550nm。 λGs=525nm λGk=575nm。 f;緑感光性。最大感度を与える波長が570nm。 g;赤感光性。最大感度を与える波長が600nm。 h;赤感光性。最大感度を与える波長が630nm。 λRs=590nm λRk=645nm。 i;赤感光性。最大感度を与える波長が650nm。
【0047】青感光性乳剤を調製する際は、化学増感終
了後に分光増感色素S−1とS−2を添加し上記のスペ
クトルを示すように各々の比を決定し、感度が最大にな
るように全添加モル数を決定した。緑感光性乳剤を調製
する際は、化学増感終了後に分光増感色素S−3とS−
4とS−5を添加し上記のスペクトルを示すように各々
の比を決定し、感度が最大になるように全添加モル数を
決定した。赤感光性乳剤を調製する際は、化学増感後に
分光増感色素S−6とS−7、S−8、S−9を添加す
る以外にg、hの場合はさらに分光増感色素S−10
を、iの場合はさらにS−11を添加し、上記のスペク
トルを示すように各々の比を決定し、感度が最大になる
よう全添加モル数を決定した。
【0048】(有機固体染料分散物A〜Cの調製)下記
に示す比較染料A10gをKAO製界面活性剤デモール
T2g、水241ccおよび酸化ジルコニウムビーズ40
0ccとともにポットに入れ、中央工機製振動ボールミル
で4日間分散した。分散後内容物を取り出し、ビーズを
濾過して除いたものにゼラチンを添加して有機固体染料
分散物Aを得た。以下分散物Aの比較染料Aを、本発明
の染料(I−15)、(I−16)にそれぞれ等重量に
置き換える他は分散物Aと全く同様に有機固体染料分散
物B、Cを調製した。
【0049】
【化9】
【0050】試料101の作製 下塗りを施した厚み127μの三酢酸セルロースフィル
ム支持体上に、下記の組成の各層より成る多層カラー感
光材料の試料101を作製した。数字はm2当りの添加量
を表わす。なお添加した化合物の効果は記載した用途に
限らない。
【0051】第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 銀量 0.30g ゼラチン 2.20g 紫外線吸収剤U−1 0.08g 紫外線吸収剤U−3 0.04g 紫外線吸収剤U−4 0.08g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.11g 染料E−1の微結晶固体分散物 0.25g 染料E−2の微結晶固体分散物 0.10g
【0052】第2層:中間層 ゼラチン 0.50g 化合物Cpd−A 5.0mg 化合物Cpd−E 4.0mg 高沸点有機溶媒Oil−3 0.10g 染料D−4 8.0mg 染料D−5 4.0mg
【0053】第3層:中間層 黄色コロイド銀 銀量 0.010g ゼラチン 0.40g
【0054】第4層:低感度赤感光性乳剤層 乳剤A 銀量 0.35g 乳剤B 銀量 0.15g ゼラチン 0.80g カプラーC−1 0.10g カプラーC−2 0.04g カプラーC−6 0.05g 化合物Cpd−A 5.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
【0055】第5層:中感度赤感光性乳剤層 乳剤B 銀量 0.22g 乳剤C 銀量 0.30g ゼラチン 0.80g カプラーC−1 0.13g カプラーC−2 0.06g カプラーC−6 0.01g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
【0056】第6層:高感度赤感光性乳剤層 乳剤D 銀量 0.40g ゼラチン 1.70g カプラーC−3 0.70g カプラーC−6 0.02g 添加物P−1 0.20g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.04g
【0057】第7層:中間層 ゼラチン 0.90g 化合物Cpd−D 0.04g 化合物Cpd−G 0.16g
【0058】第8層:中間層 ゼラチン 1.10g 化合物Cpd−A 0.10g 化合物Cpd−B 0.10g 化合物Cpd−C 0.17g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.15g
【0059】第9層:低感度緑感光性乳剤層 乳剤E 銀量 0.10g 乳剤F 銀量 0.20g 乳剤G 銀量 0.20g ゼラチン 0.50g カプラーC−7 0.03g カプラーC−8 0.09g カプラーC−10 0.04g カプラーC−11 0.04g 化合物Cpd−A 0.01g 化合物Cpd−E 0.01g 化合物Cpd−F 0.3mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
【0060】第10層:中感度緑感光性乳剤層 乳剤G 銀量 0.30g 乳剤H 銀量 0.10g ゼラチン 0.50g カプラーC−4 0.12g カプラーC−10 0.06g カプラーC−11 0.06g 化合物Cpd−F 0.03g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.01g
【0061】第11層:高感度緑感光性乳剤層 乳剤I 銀量 0.50g ゼラチン 0.50g カプラーC−4 0.18g カプラーC−10 0.09g カプラーC−11 0.09g 化合物Cpd−F 0.08g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.020g
【0062】第12層:中間層 ゼラチン 0.30g
【0063】第13層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 銀量 0.08g ゼラチン 0.50g 化合物Cpd−B 0.02g 化合物Cpd−D 0.03g 化合物Cpd−G 0.10g
【0064】第14層:低感度青感光性乳剤層 乳剤J 銀量 0.20g 乳剤K 銀量 0.30g ゼラチン 0.80g カプラーC−5 0.30g カプラーC−6 5.0mg カプラーC−9 0.03g
【0065】第15層:中感度青感光性乳剤層 乳剤L 銀量 0.30g 乳剤M 銀量 0.30g ゼラチン 0.60g カプラーC−5 0.30g カプラーC−6 5.0mg カプラーC−9 0.03g
【0066】第16層:高感度青感光性乳剤層 乳剤N 銀量 0.20g 乳剤O 銀量 0.20g ゼラチン 2.60g カプラーC−5 0.10g カプラーC−6 0.10g カプラーC−9 1.00g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.40g
【0067】第17層:第1保護層 ゼラチン 1.10g 紫外線吸収剤U−1 0.08g 紫外線吸収剤U−2 0.03g 紫外線吸収剤U−5 0.15g 染料D−1 0.03g 染料D−2 0.050g 染料D−3 0.10g 染料D−4 0.03g 化合物Cpd−H 0.40g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.30g
【0068】 第18層:第2保護層 黄色コロイド銀 銀量 0.10 mg 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、AgI含量 1モル%) 銀量 0.10g ゼラチン 0.70g 紫外線吸収剤U−1 0.06g 紫外線吸収剤U−2 0.02g 紫外線吸収剤U−5 0.10g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.07g
【0069】 第19層:第3保護層 ゼラチン 1.40g ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5 μ) 5.0mg メチルメタクリレートとメタクリル酸の6:4の共重合体 (平均粒径1.5 μ) 0.10g シリコーンオイルSO−1 0.03g Cpd−S 0.030g
【0070】用いた感光性ハロゲン化銀乳剤は表1に示
した。
【0071】
【表1】
【0072】また、上記組成物の他に添加剤F−1〜F
−8、界面活性剤W−1〜W−6、ゼラチン硬化剤H−
1を添加した。更に防腐、防黴剤としてフェノール、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−フェノ
キシエタノール、フェネチルアルコール、p−安息香酸
ブチルエステルを添加した。この試料101の膨潤率
(膨潤膜厚と乾燥膜厚の比)を測定したところ1.8で
あった。
【0073】
【化10】
【0074】
【化11】
【0075】
【化12】
【0076】
【化13】
【0077】
【化14】
【0078】
【化15】
【0079】
【化16】
【0080】
【化17】
【0081】
【化18】
【0082】
【化19】
【0083】
【化20】
【0084】
【化21】
【0085】
【化22】
【0086】
【化23】
【0087】
【化24】
【0088】(試料102〜109の作成)試料101
の分光感度を表2の様に変更した試料102〜108を
作製した。また、試料101の第17層に有機固体染料
分散物Aを比較染料aの塗布量が1.0×10-4モル/
m2となるように添加し、その他の含有物塗布量は、試料
101と全く同じになるように試料109を作製した。
試料109の比較染料aを、請求項1に記載の条件
を満たす本発明の染料Xに等モルで置き換えるように発
明染料Xの水溶液を添加し、その他の含有物塗布量は試
料109と全く同じになるように試料110を作成し
た。次に試料101の第7層に有機固体染料分散物Bを
本発明の染料I−15の塗布量が7.5×10-4モル/
m2となるように添加し、その他の含有物塗布量が試料1
01と全く同じになるようにして試料111を作製し
た。さらに試料111から第7、17層に用いる染料を
変更した試料112〜116を作製した。全ての試料の
分光感度、使用染料の内訳は表2に示した。
【0089】
【表2】
【0090】(試料の評価)試料101〜116に白色
像様露光を与えた後、下記の現像処理を施し、得られた
画像濃度を測定した。イエロー色像濃度について1.0
の濃度を与える露光量の逆数の対数値の試料101との
差(青感光性感度差)を求め、感度変化の尺度とした。
【0091】次に、試料101〜116を135サイズ
に裁断、加工して、マクベスカラーチャートおよび表2
に記載した色を昼光下で撮影し、下記の現像処理を行っ
てそれぞれ純色の彩度と中間色の色再現性の比較を10
人が視覚的に5段階で評価し、それを点数化して平均値
を表2に示した。
【0092】また同じ被写体を日陰、日向の両方で撮影
し、下記の現像処理を行ってその差の大きさを10人が
視覚的に5段階で評価し、色温度依存性の尺度とした。
差が小さいほど好ましいので差が小さい方が高得点とな
るよう点数化し、その平均値を表2に示した。
【0093】表2からわかるように、本発明の分光感度
分布を持つ試料101に対して本発明の範囲外へ動かし
た試料102〜108では、部分的に良くなる性能はあ
るが他の性能の大きな悪化を伴い好ましくない。一方、
試料101に特開平8−101479に記載の比較染料
aを用いた試料109や試料109に一般式Iの染料を
併用した試料113,114(特開平8−101479
に提案されている染料の併用を適用)では色再現性、色
彩度の向上、色温度依存性の改良は見られるが、大きな
感度の低下を伴う。これに対し本発明の染料を用いた試
料110〜112では、大きな感度の低下なく中間色再
現性と高彩度の両立、色温度依存性の改良が達成されて
おり、さらに試料110に対し一般式Iの染料を併用す
ると、色温度依存性改良、色彩度の向上の観点でさらに
好ましいことが分かる。
【0094】 (処理) 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 第一現像 6分 38℃ 12リットル 2200ミリリットル/m2 第一水洗 2分 38℃ 4リットル 7500ミリリットル/m2 反 転 2分 38℃ 4リットル 1100ミリリットル/m2 発色現像 6分 38℃ 12リットル 2200ミリリットル/m2 前漂白 2分 38℃ 4リットル 1100ミリリットル/m2 漂 白 6分 38℃ 2リットル 220ミリリットル/m2 定 着 4分 38℃ 8リットル 1100ミリリットル/m2 第二水洗 4分 38℃ 8リットル 7500ミリリットル/m2 最終リンス 1分 25℃ 2リットル 1100ミリリットル/m2
【0095】各処理液の組成は以下の通りであった。 〔第一現像液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N-トリメチレンホスホン 酸・5ナトリウム塩 1.5g 1.5g ジエチレントリアミン五酢酸・5ナトリ ウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 30g 30g ハイドロキノン・モノスルホン酸カリウム 20g 20g 炭酸カリウム 15g 20g 重炭酸ナトリウム 12g 15g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシ メチル−3−ピラゾリドン 1.5g 2.0g 臭化カリウム 2.5g 1.4g チオシアン酸カリウム 1.2g 1.2g ヨウ化カリウム 2.0mg − ジエチレングリコール 13g 15g 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 9.60 9.60 pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0096】 〔反転液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N-トリメチレンホスホン 酸・5ナトリウム塩 3.0g タンク液に同じ 塩化第一スズ・2 水塩 1.0g p−アミノフェノール 0.1g 水酸化ナトリウム 8g 氷酢酸 15ミリリットル 水を加えて 1000ミリリットル pH 6.00 pHは酢酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0097】 〔発色現像液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N-トリメチレンホスホン 酸・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 7.0g 7.0g リン酸3ナトリウム・12水塩 36g 36g 臭化カリウム 1.0g − ヨウ化カリウム 90mg − 水酸化ナトリウム 3.0g 3.0g シトラジン酸 1.5g 1.5g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド エチル)−3−メチル−4−アミノアニリン ・3/2硫酸・1水塩 11g 11g 3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール 1.0g 1.0g 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 11.80 12.00 pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0098】 〔前漂白〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 8.0g 8.0g 亜硫酸ナトリウム 6.0g 8.0g 1−チオグリセロール 0.4g 0.4g ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム 付加物 30g 35g 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 6.30 6.10 pHは酢酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0099】 〔漂白液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 2.0g 4.0g エチレンジアミン4酢酸・Fe(III) ・アン ニウム・2水塩 120g 240g 臭化カリウム 100g 200g 硝酸アンモニウム 10g 20g 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 5.70 5.50 pHは硝酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0100】 〔定着液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 チオ硫酸アンモニウム 80g タンク液に同じ 亜硫酸ナトリウム 5.0g 〃 重亜硫酸ナトリウム 5.0g 〃 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 6.60 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した
【0101】 〔安定液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.02g 0.03g ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェ ニルエーテル(平均重合度10) 0.3g 0.3g ポリマレイン酸(平均分子量2,000) 0.1g 0.15g 水を加えて 1000ミリリットル 1000ミリリットル pH 7.0 7.0
【0102】実施例2 1)支持体 本実施例7で用いる支持体は、下記の方法により作成し
た。ポリエチレン−2,6−ナフタレートポリマー 100
重量部と紫外線吸収剤としてTinuvin P.326(チバ・ガイ
ギー Ciba-Geigy 社製) 2重量部とを乾燥した後、300
℃にて溶融後、T型ダイから押し出し、 140℃で 3.3倍
の縦延伸を行ない、続いて 130℃で 3.3倍の横延伸を行
い、さらに 250℃で6秒間熱固定して厚さ90μmの PEN
フィルムを得た。なおこの PENフィルムにはブルー染
料、マゼンタ染料及びイエロー染料(公開技報:公技番
号 94-6023号記載のI-1,I-4,I-6,I-24,I-26,I-27,II-5)
を適当量添加した。さらに、直径20cmのステンレス巻き
芯に巻付けて、 110℃、48時間の熱履歴を与え、巻き癖
のつきにくい支持体とした。
【0103】2)下塗層の塗設 上記支持体は、その両面にコロナ放電処理、UV放電処
理、さらにグロー放電処理をした後、それぞれの面にゼ
ラチン 0.1g/m2、ソジウムα−スルホジ−2−エチルヘ
キシルサクシネート0.01g/m2、サリチル酸0.04g/m2、p
−クロロフェノール 0.2g/m2、(CH2=CHSO2CH2CH2NHCO)2
CH2 0.012g/m2 、ポリアミド−エピクロルヒドリン重縮
合物0.02g/m2の下塗液を塗布して(10cc/m2、バーコータ
ー使用) 、下塗層を延伸時高温面側に設けた。乾燥は 1
15℃、6分実施した(乾燥ゾーンのローラーや搬送装置
はすべて 115℃となっている)。 3)バック層の塗設 下塗後の上記支持体の片方の面にバック層として下記組
成の帯電防止層、磁気記録層さらに滑り層を塗設した。
【0104】3−1)帯電防止層の塗設 平均粒径 0.005μmの酸化スズ−酸化アンチモン複合物
の比抵抗は5Ω・cmの微粒子粉末の分散物(2次凝集粒
子径 約0.08μm) を0.2g/m2 、ゼラチン0.05g/m2、(C
H2=CHSO2CH2CH2NHCO)2CH2 0.02g/m2、ポリ(重合度10)
オキシエチレン−p−ノニルフェノール 0.005g/m2及び
レゾルシンと塗布した。 3−2)磁気記録層の塗設 3−ポリ(重合度15)オキシエチレン−プロピルオキシ
トリメトキシシラン(15 重量%) で被覆処理されたコバ
ルト−γ−酸化鉄(比表面積43m2/g、長軸0.14μm、単
軸0.03μm、飽和磁化 89emu/g、Fe+2/Fe+36/94、表面
は酸化アルミ酸化珪素で酸化鉄の2重量%で処理されて
いる)0.06g/m2をジアセチルセルロース1.2g/m2(酸化鉄
の分散はオープンニーダーとサンドミルで実施した) 、
硬化剤としてC2H5C(CH2OCONH-C6H3(CH3)NCO)3 0.3g/m2
を、溶媒としてアセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノンを用いてバーコーターで塗布し、膜厚 1.2μ
mの磁気記録層を得た。マット剤としてシリカ粒子(0.3
μm) と3−ポリ(重合度15) オキシエチレン−プロピ
ルオキシトリメトキシシラン(15重量%) で処理被覆さ
れた研磨剤の酸化アルミ(0.15 μm)をそれぞれ 10mg/m2
となるように添加した。乾燥は 115℃、6分実施した
(乾燥ゾーンのローラーや搬送装置はすべて115 ℃) 。
X−ライト(ブルーフィルター)での磁気記録層のDB
の色濃度増加分は約 0.1、また磁気記録層の飽和磁化モ
ーメントは4.2emu/g、保磁力 7.3×104A/m、角形比は65
%であった。
【0105】3−3)滑り層の調製 ジアセチルセルロース(25mg/m2) 、C6H13CH(OH)C10H20C
OOC40H81(化合物a,6mg/m2) /C50H101O(CH2CH2O)16H
(化合物b,9mg/m2) 混合物を塗布した。なお、この混合
物は、キシレン/ プロピレンモノメチルエーテル(1/1)
中で 105℃で溶融し、常温のプロピレンモノメチルエー
テル(10倍量) に注加分散した作製した後、アセトン中
で分散物(平均粒径0.01μm)にしてから添加した。マッ
ト剤としてシリカ粒子(0.3μm)と研磨剤の3−ポリ(重
合度15)オキシエチレン−プロピルオキシトリメトキシ
シラン(15重量%で被覆された酸化アルミ(0.15μm)を
それぞれ 15mg/m2となるように添加した。乾燥は 115
℃、6分行なった(乾燥ゾーンのローラーや搬送装置は
すべて 115℃) 。滑り層は、動摩擦係数0.06(5mmφのス
テンレス硬球、荷重100g、スピード6cm/分) 、静摩擦係
数0.07(クリップ法)、また後述する乳剤面と滑り層の
動摩擦係数も0.12と優れた特性であった。実施例1の試
料101〜116の支持体を上記支持体に変更した以外
は実施例1と同様にして試料201〜216を作製して
評価した結果、実施例1と同様の結果を得た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にそれぞれ少なくとも1層の乳
    剤層から成る赤感光性、緑感光性、および青感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層ユニットを有するハロゲン化銀カラー写
    真感光材料において、青感光性乳剤層の分光感度分布の
    ピーク波長が440nm以上470nm以下であり、緑
    感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波長が540nm
    以上560nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層の分光
    感度分布のピーク波長が620nm以上640nm以下
    であり、かつ以下の条件を同時に満たす染料を少くとも
    一層に含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写
    真感光材料 390nm以上420nm以下の波長領域に分光吸収
    極大波長を有する 420nmに対する450nmの吸光度の比が0.5
    以下である
  2. 【請求項2】 支持体上にそれぞれ少なくとも1層の乳
    剤層から成る赤感光性、緑感光性、および青感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層ユニットを有するハロゲン化銀カラー写
    真感光材料において、青感光性乳剤層の分光感度分布の
    ピーク波長が440nm以上470nm以下であり、緑
    感光性乳剤層の分光感度分布のピーク波長が540nm
    以上560nm以下であり、かつ赤感光性乳剤層の分光
    感度分布のピーク波長が620nm以上640nm以下
    であり、赤感光性層と緑感光性層の間の非感光性層に下
    記一般式〔I〕で表されるマゼンタ染料を少なくとも1
    種含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
    光材料。 一般式〔I〕 D−(X)y 式中、Dは発色団を有する化合物を表し、XはDに直接
    もしくは2価の連結基を介して結合した解離性プロトン
    または解離性プロトンを有する基を表し、yは1ないし
    7の整数を表す。
  3. 【請求項3】 赤感光性層と緑感光性層の間の非感光性
    層に一般式[I]で表されるマゼンタ染料を少なくとも
    1種含有することを特徴とする請求項1に記載のハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料。
  4. 【請求項4】 一般式〔I〕で表されるマゼンタ染料を
    微粒子固体分散体として含有することを特徴とする請求
    項2および3に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
    料。
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