JPH10106060A - 光磁気ディスク - Google Patents
光磁気ディスクInfo
- Publication number
- JPH10106060A JPH10106060A JP25156496A JP25156496A JPH10106060A JP H10106060 A JPH10106060 A JP H10106060A JP 25156496 A JP25156496 A JP 25156496A JP 25156496 A JP25156496 A JP 25156496A JP H10106060 A JPH10106060 A JP H10106060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- magneto
- optical disk
- recording
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素を含有する保護膜を用いた光磁気ディス
クにおいて、記録膜への遊離水素の拡散を防ぎ、保磁力
の低下やカー回転角θkの低下による再生CN比の劣化
を防止する。 【解決手段】 水素含有保護膜と記録膜との間に希土類
金属膜を設ける。
クにおいて、記録膜への遊離水素の拡散を防ぎ、保磁力
の低下やカー回転角θkの低下による再生CN比の劣化
を防止する。 【解決手段】 水素含有保護膜と記録膜との間に希土類
金属膜を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気光学効果を利
用してレーザ光等により情報の記録・再生・消去を行う
光磁気ディスクに関する。
用してレーザ光等により情報の記録・再生・消去を行う
光磁気ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光の照射により情報の記録
・再生を行う光記録媒体として、光磁気ディスク、相変
化光ディスク、追記型光ディスク等の各種媒体が実用化
されており、このうち、特に光磁気及び相変化光ディス
クは繰り返しの書き換えが可能なことから注目されてい
る。上記光磁気ディスクの記録膜に使用される材料とし
て、従来よりGd、Tb、Dy等の希土類元素とFe、
Co等の遷移金属元素とを組み合わせた非晶質合金膜が
代表的なものとされている。これら光磁気ディスクで
は、情報は0、1に対応する磁化方向の繰り返しとして
記録される。記録された情報は、例えばレーザ光が記録
膜の表層で反射する際に、その偏光面が磁化の向きによ
って異なる方向に回転するカー効果を利用し再生され
る。通常、この再生光の偏光面における回転角はカー回
転角θkで表わされる。ここで、光磁気ディスクの信号
対雑音比(CN比)はθkに比例して高くなることか
ら、記録膜のθkが大きいことが望ましい。しかし、θ
kは記録膜のキュリー温度Tcにより決定される固有な
値であるため、記録膜単独では充分大きな値にならな
い。そこで、記録膜と基板との間に透明な保護膜を付加
し、光学的な干渉効果によってθkの増加(エンハン
ス)を図ることが一般的に行われている。このエンハン
ス効果は保護膜の屈折率が高いほど大きいため、より屈
折率の大きい材料の出現が望まれている。従来からS
i、Al、Ti等の窒化物、酸化物、炭化物等の誘電体
が用いられているが、これらの屈折率はどれも2.0程
度であり十分でなく、また、屈折率を高めるために誘電
体の組成比を化学量論比からシフトさせると基板との密
着力が低下するという問題を有している。
・再生を行う光記録媒体として、光磁気ディスク、相変
化光ディスク、追記型光ディスク等の各種媒体が実用化
されており、このうち、特に光磁気及び相変化光ディス
クは繰り返しの書き換えが可能なことから注目されてい
る。上記光磁気ディスクの記録膜に使用される材料とし
て、従来よりGd、Tb、Dy等の希土類元素とFe、
Co等の遷移金属元素とを組み合わせた非晶質合金膜が
代表的なものとされている。これら光磁気ディスクで
は、情報は0、1に対応する磁化方向の繰り返しとして
記録される。記録された情報は、例えばレーザ光が記録
膜の表層で反射する際に、その偏光面が磁化の向きによ
って異なる方向に回転するカー効果を利用し再生され
る。通常、この再生光の偏光面における回転角はカー回
転角θkで表わされる。ここで、光磁気ディスクの信号
対雑音比(CN比)はθkに比例して高くなることか
ら、記録膜のθkが大きいことが望ましい。しかし、θ
kは記録膜のキュリー温度Tcにより決定される固有な
値であるため、記録膜単独では充分大きな値にならな
い。そこで、記録膜と基板との間に透明な保護膜を付加
し、光学的な干渉効果によってθkの増加(エンハン
ス)を図ることが一般的に行われている。このエンハン
ス効果は保護膜の屈折率が高いほど大きいため、より屈
折率の大きい材料の出現が望まれている。従来からS
i、Al、Ti等の窒化物、酸化物、炭化物等の誘電体
が用いられているが、これらの屈折率はどれも2.0程
度であり十分でなく、また、屈折率を高めるために誘電
体の組成比を化学量論比からシフトさせると基板との密
着力が低下するという問題を有している。
【0003】これに対し、近年、水素を保護膜中に含有
させる手法が注目を集めている(特開平4−30343
号公報、特開平5−274726号公報)。この水素含
有保護膜を用いた光磁気ディスクは、従来の水素を含ま
ない保護膜を用いた光磁気ディスクに比べて、屈折率を
高めたときの密着力の低下が起きにくく、かつ、再生レ
ーザー光の光学的吸収が少ないため、再生CN比が優れ
る。また基板との密着力に優れることから、高温高湿
環境下の耐久試験における膜フクレが少ない、Z−A
Dサイクルの熱衝撃試験における膜剥がれが起こりにく
い、等の特長を有する。
させる手法が注目を集めている(特開平4−30343
号公報、特開平5−274726号公報)。この水素含
有保護膜を用いた光磁気ディスクは、従来の水素を含ま
ない保護膜を用いた光磁気ディスクに比べて、屈折率を
高めたときの密着力の低下が起きにくく、かつ、再生レ
ーザー光の光学的吸収が少ないため、再生CN比が優れ
る。また基板との密着力に優れることから、高温高湿
環境下の耐久試験における膜フクレが少ない、Z−A
Dサイクルの熱衝撃試験における膜剥がれが起こりにく
い、等の特長を有する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記手法は以下のような問題を有する。すなわち、光磁気
ディスクの記録膜に用いられる非晶質合金膜は水素に対
して非常に影響を受け易いため、記録消去操作の際のレ
ーザ光照射により保護膜中の遊離水素が記録膜に拡散し
た場合、保磁力の低下やカー回転角の低下が生じ、再生
CN比が劣化するという問題が起こる。
記手法は以下のような問題を有する。すなわち、光磁気
ディスクの記録膜に用いられる非晶質合金膜は水素に対
して非常に影響を受け易いため、記録消去操作の際のレ
ーザ光照射により保護膜中の遊離水素が記録膜に拡散し
た場合、保磁力の低下やカー回転角の低下が生じ、再生
CN比が劣化するという問題が起こる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
行った結果、水素を含む保護膜と記録膜との間に希土類
金属膜を設けることにより、水素を含有した保護膜を用
いた場合における上記問題点を効果的に解決できること
を見い出した。
行った結果、水素を含む保護膜と記録膜との間に希土類
金属膜を設けることにより、水素を含有した保護膜を用
いた場合における上記問題点を効果的に解決できること
を見い出した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1、図2は本発明の光磁気ディ
スクの構成の一例を示す模式的断面図である。本発明の
光磁気ディスクは、基板上に少なくとも記録膜、水素含
有保護膜、希土類金属膜を有する。以下、本発明の光デ
ィスクの構成部分について説明する。
を参照して説明する。図1、図2は本発明の光磁気ディ
スクの構成の一例を示す模式的断面図である。本発明の
光磁気ディスクは、基板上に少なくとも記録膜、水素含
有保護膜、希土類金属膜を有する。以下、本発明の光デ
ィスクの構成部分について説明する。
【0007】本発明における基板は、ガラスあるいはプ
ラスチック等の光学的に透明な材料からなる。
ラスチック等の光学的に透明な材料からなる。
【0008】本発明における保護膜は、カー回転角θk
をエンハンスし記録感度を向上させる役割および記録膜
や再生膜の腐食を防止する役割を果たす。図1および図
2の例では水素含有保護膜2、保護膜6を有している。
水素含有保護膜2は、特に、ケイ素、窒化ケイ素、酸化
ケイ素または炭化ケイ素のいずれかの材質からなるもの
であって水素を含有するものが好ましい。保護膜6は、
必ずしも水素を含む必要はないが、水素を含むものであ
っても良い。膜厚は通常いずれも5〜200nmであ
る。
をエンハンスし記録感度を向上させる役割および記録膜
や再生膜の腐食を防止する役割を果たす。図1および図
2の例では水素含有保護膜2、保護膜6を有している。
水素含有保護膜2は、特に、ケイ素、窒化ケイ素、酸化
ケイ素または炭化ケイ素のいずれかの材質からなるもの
であって水素を含有するものが好ましい。保護膜6は、
必ずしも水素を含む必要はないが、水素を含むものであ
っても良い。膜厚は通常いずれも5〜200nmであ
る。
【0009】本発明における記録膜は、光磁気記録膜と
しての性質を有するものであれば特に制限はないが、希
土類金属および3d遷移金属を含む非晶質合金であるこ
とが好ましい。また本発明における再生膜についても、
光磁気再生膜としての性質を有するものであれば特に制
限はなく、希土類金属および3d遷移金属を含む非晶質
合金であることが好ましい。記録膜および再生膜の厚み
はそれぞれ5〜60nmである。また、図2のように記
録・再生の両方の機能を有する膜を設けても良い。この
場合の記録再生膜の厚みは5〜60nmである。
しての性質を有するものであれば特に制限はないが、希
土類金属および3d遷移金属を含む非晶質合金であるこ
とが好ましい。また本発明における再生膜についても、
光磁気再生膜としての性質を有するものであれば特に制
限はなく、希土類金属および3d遷移金属を含む非晶質
合金であることが好ましい。記録膜および再生膜の厚み
はそれぞれ5〜60nmである。また、図2のように記
録・再生の両方の機能を有する膜を設けても良い。この
場合の記録再生膜の厚みは5〜60nmである。
【0010】本発明における希土類金属膜は、保護膜中
の遊離水素の記録膜への拡散による保磁力の低下、再生
CN比の劣化を防ぐ役割を果たす。水素を含有する保護
膜を使用した場合、記録消去操作の際のレーザ光照射に
より保護膜中の遊離水素が記録膜に拡散した場合、保磁
力の低下やカー回転角の低下が生じ、再生CN比が劣化
するという問題が起こる。この問題に対し、水素を含む
保護膜と記録膜との間に希土類金属膜を設けることが有
効な対策となるのである。この効果は、希土類金属膜が
遊離水素の拡散を防止する機能を有することによるもの
と推察される。ここで、図1の例では希土類金属膜は一
層のみ設けられているが、記録膜5と保護膜6の間にさ
らに希土類金属膜を設けても良い。特に、保護膜6が水
素を含有する場合はこのような手段が有効となる。同様
に図2の例においても、希土類金属膜を記録再生膜8と
保護膜6の間に設けても良い。希土類金属膜に用いられ
る金属として、例えば、Td、Dy、Gd、Sm、H
o、Er、Tm、Yb、Lu、La、Ce、Pr、N
d、Pm、Euが挙げられ、特に、Td、Dy、Gd、
Sm、Hoが好ましく用いられる。これらの金属を単独
で用いても二種以上を組み合わせて用いても良い。希土
類金属膜の厚みは、1nm以上7nm以下であり、好ま
しくは、2nm以上5nm以下である。1nm以上7n
m以下とすることにより、遊離水素の記録膜への拡散を
効果的に防止することができるとともに媒体の記録再生
特性を良好に保つことができる。
の遊離水素の記録膜への拡散による保磁力の低下、再生
CN比の劣化を防ぐ役割を果たす。水素を含有する保護
膜を使用した場合、記録消去操作の際のレーザ光照射に
より保護膜中の遊離水素が記録膜に拡散した場合、保磁
力の低下やカー回転角の低下が生じ、再生CN比が劣化
するという問題が起こる。この問題に対し、水素を含む
保護膜と記録膜との間に希土類金属膜を設けることが有
効な対策となるのである。この効果は、希土類金属膜が
遊離水素の拡散を防止する機能を有することによるもの
と推察される。ここで、図1の例では希土類金属膜は一
層のみ設けられているが、記録膜5と保護膜6の間にさ
らに希土類金属膜を設けても良い。特に、保護膜6が水
素を含有する場合はこのような手段が有効となる。同様
に図2の例においても、希土類金属膜を記録再生膜8と
保護膜6の間に設けても良い。希土類金属膜に用いられ
る金属として、例えば、Td、Dy、Gd、Sm、H
o、Er、Tm、Yb、Lu、La、Ce、Pr、N
d、Pm、Euが挙げられ、特に、Td、Dy、Gd、
Sm、Hoが好ましく用いられる。これらの金属を単独
で用いても二種以上を組み合わせて用いても良い。希土
類金属膜の厚みは、1nm以上7nm以下であり、好ま
しくは、2nm以上5nm以下である。1nm以上7n
m以下とすることにより、遊離水素の記録膜への拡散を
効果的に防止することができるとともに媒体の記録再生
特性を良好に保つことができる。
【0011】本発明における金属反射膜は、再生信号の
CN比を向上させる役割を果たす。すなわち、図1を参
照して説明すると、データの再生時に基板側1から入射
した光のうち希土類金属膜3と再生膜4と記録膜5を透
過した光を反射して再び基板1側に向けることにより、
磁気カー効果に加えて磁気ファラデー効果を再生信号に
寄与させ、再生信号のCN比を向上させるものである。
CN比を向上させる役割を果たす。すなわち、図1を参
照して説明すると、データの再生時に基板側1から入射
した光のうち希土類金属膜3と再生膜4と記録膜5を透
過した光を反射して再び基板1側に向けることにより、
磁気カー効果に加えて磁気ファラデー効果を再生信号に
寄与させ、再生信号のCN比を向上させるものである。
【0012】以上説明した基板上の各膜はスパッタリン
グ法等により成膜することができるが、連続成膜装置を
用いて真空を破らずに連続的に各膜を成膜することが望
ましい。
グ法等により成膜することができるが、連続成膜装置を
用いて真空を破らずに連続的に各膜を成膜することが望
ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の光磁気ディスクを作製、評価
した例について説明する。作製した光磁気ディスクの耐
久性評価は、3600rpmの回転数で回転させ半径2
4mmの位置に光ビームを照射して100万回の記録耐
久試験を行い、試験前後のCN比および記録感度の変動
量を測定することにより行った。
した例について説明する。作製した光磁気ディスクの耐
久性評価は、3600rpmの回転数で回転させ半径2
4mmの位置に光ビームを照射して100万回の記録耐
久試験を行い、試験前後のCN比および記録感度の変動
量を測定することにより行った。
【0014】(実施例1)図1を参照して、本発明の光
磁気ディスクを作製した例を説明する。基板1として、
直径86mm板厚1.2mmのプリグルーブされたポリ
カーボネイトを用いた。まず、基板1の表面にマイクロ
波プラズマCVD法を用い、水素含有窒化ケイ素からな
る保護膜2を厚さ75nmとして形成した。続いて、T
bからなる厚さ2nmの希土類金属膜3、GdFeCo
Crからなる厚さ10nmの再生膜4、TbFeCoC
rからなる厚さ20nmの記録膜5をこの順番でマグネ
ト口ンスパッタリング法により積層形成した。つづいて
記録膜5の上に、窒化ケイ素からなる厚さ30nmの保
護膜6を形成し、さらにAlCrからなる厚さ45nm
の金属反射膜7をマグネトロンスパッタリング法により
形成し、光磁気ディスクを完成させた。これら各膜は、
真空を破ることなく連続的に成膜した。この光磁気ディ
スクにおいて、再生膜4と記録膜5はいずれも垂直磁気
異方性を示し、再生膜4のキュリー温度は370℃、保
磁力は100Oeであり、記録膜5のキュリー温度は1
90℃、保磁力は8kOeであった。また、水素含有保
護膜2の水素含有量は2.1×1022atoms/cm3であっ
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。試験前後における記録感度および再生CN比の変動
量が低いレベルに抑えられていることがわかる。
磁気ディスクを作製した例を説明する。基板1として、
直径86mm板厚1.2mmのプリグルーブされたポリ
カーボネイトを用いた。まず、基板1の表面にマイクロ
波プラズマCVD法を用い、水素含有窒化ケイ素からな
る保護膜2を厚さ75nmとして形成した。続いて、T
bからなる厚さ2nmの希土類金属膜3、GdFeCo
Crからなる厚さ10nmの再生膜4、TbFeCoC
rからなる厚さ20nmの記録膜5をこの順番でマグネ
ト口ンスパッタリング法により積層形成した。つづいて
記録膜5の上に、窒化ケイ素からなる厚さ30nmの保
護膜6を形成し、さらにAlCrからなる厚さ45nm
の金属反射膜7をマグネトロンスパッタリング法により
形成し、光磁気ディスクを完成させた。これら各膜は、
真空を破ることなく連続的に成膜した。この光磁気ディ
スクにおいて、再生膜4と記録膜5はいずれも垂直磁気
異方性を示し、再生膜4のキュリー温度は370℃、保
磁力は100Oeであり、記録膜5のキュリー温度は1
90℃、保磁力は8kOeであった。また、水素含有保
護膜2の水素含有量は2.1×1022atoms/cm3であっ
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。試験前後における記録感度および再生CN比の変動
量が低いレベルに抑えられていることがわかる。
【0015】(実施例2)図2を参照して、本発明の光
磁気ディスクを作製した例を説明する。基板1は、実施
例1と同じものを用いた。まず、基板1の表面にマイク
ロ波プラズマCVD法を用い、水素含有炭化ケイ素から
なる水素含有保護膜2を厚さ100nmとして形成し
た。つづいて、Gdからなる厚さ5nmの希土類金属膜
3、DyFeCoCrからなる厚さ20nmの記録再生
膜8をこの順番でマグネト口ンスパッタリング法により
積層形成した。つづいて記録再生膜の上に、炭化ケイ素
からなる厚さ30nmの保護膜6を形成し、さらにAl
Crからなる厚さ45nmの金属反射膜7をマグネトロ
ンスパッタリング法により形成し、光磁気ディスクを完
成させた。これら各層は、真空を破ることなく連続的に
成膜した。この光磁気ディスクにおいて、記録再生膜8
は垂直磁気異方性を示し、キュリー温度は210℃、保
磁力は10kOeであった。また、水素含有保護膜2の
水素含有量は3.0×1022atoms/cm3であった。作製
した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示す。試験
前後における記録感度および再生CN比の変動量が低い
レベルに抑えられていることがわかる。
磁気ディスクを作製した例を説明する。基板1は、実施
例1と同じものを用いた。まず、基板1の表面にマイク
ロ波プラズマCVD法を用い、水素含有炭化ケイ素から
なる水素含有保護膜2を厚さ100nmとして形成し
た。つづいて、Gdからなる厚さ5nmの希土類金属膜
3、DyFeCoCrからなる厚さ20nmの記録再生
膜8をこの順番でマグネト口ンスパッタリング法により
積層形成した。つづいて記録再生膜の上に、炭化ケイ素
からなる厚さ30nmの保護膜6を形成し、さらにAl
Crからなる厚さ45nmの金属反射膜7をマグネトロ
ンスパッタリング法により形成し、光磁気ディスクを完
成させた。これら各層は、真空を破ることなく連続的に
成膜した。この光磁気ディスクにおいて、記録再生膜8
は垂直磁気異方性を示し、キュリー温度は210℃、保
磁力は10kOeであった。また、水素含有保護膜2の
水素含有量は3.0×1022atoms/cm3であった。作製
した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示す。試験
前後における記録感度および再生CN比の変動量が低い
レベルに抑えられていることがわかる。
【0016】(実施例3)希土類金属膜3を厚さ3nm
のDyからなる膜としたこと以外は実施例1と同様にし
て光磁気ディスクを作製した。作製した光磁気ディスク
の耐久試験結果を表1に示す。試験前後における記録感
度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑えられて
いることがわかる。
のDyからなる膜としたこと以外は実施例1と同様にし
て光磁気ディスクを作製した。作製した光磁気ディスク
の耐久試験結果を表1に示す。試験前後における記録感
度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑えられて
いることがわかる。
【0017】(実施例4)希土類金属膜3を厚さ3nm
のSmからなる膜とし、水素含有保護膜2を厚さ105
nmの水素含有酸化ケイ素からなる膜としたこと以外は
実施例1と同様にして光磁気ディスクを作製した。この
光磁気ディスクにおいて、第一の保護膜の水素含有量は
2.6×1022atoms/cm3であった。作製した光磁気デ
ィスクの耐久試験結果を表1に示す。試験前後における
記録感度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑え
られていることがわかる。
のSmからなる膜とし、水素含有保護膜2を厚さ105
nmの水素含有酸化ケイ素からなる膜としたこと以外は
実施例1と同様にして光磁気ディスクを作製した。この
光磁気ディスクにおいて、第一の保護膜の水素含有量は
2.6×1022atoms/cm3であった。作製した光磁気デ
ィスクの耐久試験結果を表1に示す。試験前後における
記録感度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑え
られていることがわかる。
【0018】(実施例5)希土類金属膜3を厚さ3nm
のHoからなる膜としたこと以外は実施例1と同様にし
て光磁気ディスクを作製した。作製した光磁気ディスク
の耐久試験結果を表1に示す。試験前後における記録感
度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑えられて
いることがわかる。
のHoからなる膜としたこと以外は実施例1と同様にし
て光磁気ディスクを作製した。作製した光磁気ディスク
の耐久試験結果を表1に示す。試験前後における記録感
度および再生CN比の変動量が低いレベルに抑えられて
いることがわかる。
【0019】(比較例1)希土類金属膜3を設けないこ
と以外は実施例1と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例1と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
と以外は実施例1と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例1と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
【0020】(比較例2)希土類金属膜3を設けないこ
と以外は実施例2と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例2と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
と以外は実施例2と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例2と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
【0021】(比較例3)希土類金属膜3を設けないこ
と以外は実施例3と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例3と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
と以外は実施例3と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例3と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
【0022】(比較例4)希土類金属膜3を設けないこ
と以外は実施例4と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例4と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
と以外は実施例4と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例4と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
【0023】(比較例5)希土類金属膜3を設けないこ
と以外は実施例5と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例5と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
と以外は実施例5と同様にして光磁気ディスクを作製し
た。作製した光磁気ディスクの耐久試験結果を表1に示
す。実施例5と比較して、記録耐久試験前後における記
録感度および再生CN比の変動量が大きいことがわか
る。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の光磁気ディスクは、水素含有保
護膜と記録膜との間に希土類金属膜を有しているため、
記録膜への遊離水素の拡散が抑制され、保磁力の低下や
カー回転角θkの低下による再生CN比の劣化が抑えら
れる。
護膜と記録膜との間に希土類金属膜を有しているため、
記録膜への遊離水素の拡散が抑制され、保磁力の低下や
カー回転角θkの低下による再生CN比の劣化が抑えら
れる。
【図1】本発明の光磁気ディスクの構成の例を示す模式
的断面図である。
的断面図である。
【図2】本発明の光磁気ディスクの構成の例を示す模式
的断面図である。
的断面図である。
1 基板 2 水素含有保護膜 3 希土類金属膜 4 再生膜 5 記録膜 6 保護膜 7 金属反射膜 8 記録再生膜
Claims (6)
- 【請求項1】 基板と、該基板上に積層される水素含有
保護膜と、該水素含有保護膜上に積層される記録膜とを
有する光磁気ディスクにおいて、該水素含有保護膜と該
記録膜との間に希土類金属膜を有することを特徴とする
光磁気ディスク。 - 【請求項2】 前記記録膜上に保護膜を有し、該保護膜
と前記記録膜との間に希土類金属膜を有することを特徴
とする請求項1に記載の光磁気ディスク。 - 【請求項3】 前記希土類金属膜の厚みが1nm以上7
nm以下である請求項1または2に記載の光磁気ディス
ク。 - 【請求項4】 前記希土類金属膜が、Tb、Dy、G
d、Sm、Hoから選ばれる少なくとも一種以上の希土
類金属を含む請求項1〜3のいずれかに記載の光磁気デ
ィスク。 - 【請求項5】 前記水素含有保護膜が、ケイ素、窒化ケ
イ素、酸化ケイ素、または炭化ケイ素のいずれかからな
り、かつ、水素を含む請求項1〜4のいずれかに記載の
光磁気ディスク。 - 【請求項6】 前記記録膜が、希土類金属および3d遷
移金属を含む非晶質合金からなる請求項1〜5のいずれ
かに記載の光磁気ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25156496A JPH10106060A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光磁気ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25156496A JPH10106060A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光磁気ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10106060A true JPH10106060A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17224701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25156496A Pending JPH10106060A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光磁気ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10106060A (ja) |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25156496A patent/JPH10106060A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6146740A (en) | Magnetic recording medium and method of fabricating the same | |
| EP0470546B1 (en) | Magneto-optical recording medium | |
| JPH10106060A (ja) | 光磁気ディスク | |
| JPH02265051A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH0442452A (ja) | 光磁気ディスク及びその製法 | |
| JP2606729B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH0350343B2 (ja) | ||
| JP3355759B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
| KR100225108B1 (ko) | 단파장용 광자기 기록 매체 | |
| JP3205921B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPS61196447A (ja) | 光磁気記録素子 | |
| JPS5960745A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPS6168748A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JP2932687B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| KR100209584B1 (ko) | 광자기 디스크 | |
| JP3030713B2 (ja) | 光磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH0896429A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH0731831B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH03235237A (ja) | 光磁気記録膜の構造 | |
| JPH0785512A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JP2000003536A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPS62298044A (ja) | 光磁気デイスク | |
| JPH0644624A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPS62239351A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH0594647A (ja) | 光磁気記録媒体の製造方法 |