JPH10110256A - カーボンターゲットのクリーニング方法及び磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

カーボンターゲットのクリーニング方法及び磁気記録媒体の製造方法

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JPH10110256A
JPH10110256A JP26449196A JP26449196A JPH10110256A JP H10110256 A JPH10110256 A JP H10110256A JP 26449196 A JP26449196 A JP 26449196A JP 26449196 A JP26449196 A JP 26449196A JP H10110256 A JPH10110256 A JP H10110256A
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JP
Japan
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carbon target
recording medium
magnetic recording
electric resistance
target
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Application number
JP26449196A
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English (en)
Inventor
Hiromi Yamauchi
裕巳 山内
Norikazu Nogawa
典和 野川
Toru Nagaoka
徹 長岡
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護層の成膜工程での異常放電や製品欠陥を
防止して、欠陥のない高品質の磁気記録媒体を歩留り良
く製造する。 【解決手段】 スパッタターゲットとして、表面の電気
抵抗値が10-1Ω・cm以下となるようにクリーニング
したカーボンターゲットを用いて保護層を成膜する。 【効果】 カーボンターゲットの表面の電気抵抗値をカ
ーボンターゲットの表面の清浄度の指標とし、電気抵抗
値が10-1Ω・cm以下となるようにクリーニングして
スパッタ成膜に用いる。表面の電気抵抗値が10-1Ω・
cm以下のカーボンターゲットであれば、長期に亘り異
常放電を引き起こすことなく、製品欠陥のない高品質の
磁気記録媒体を歩留り良く製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタリング装置
に用いるカーボンターゲットのクリーニング方法及びこ
のカーボンターゲットを用いる磁気記録媒体の製造方法
に係り、特に、炭素質保護層の成膜工程での異常放電や
製品欠陥を減少させるターゲットのクリーニング方法及
び、欠陥のない高品質の磁気記録媒体を歩留り良く製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の情報処理技術の
発達に伴い、その外部記憶装置として磁気ディスク等の
磁気記録媒体が広く利用されている。
【0003】従来、磁気記録媒体としては、一般に、ア
ルミニウム合金基板にアルマイト処理やNi−Pメッキ
等の非磁性メッキ処理を施した後、Cr等の下地層を形
成し、次いでCo系合金の磁性層を形成し、更に炭素質
の保護層を形成された磁気ディスクが使用されている。
【0004】このような磁気ディスクにおいては、その
高記録密度化に伴い、記録再生時の磁気ディスクと磁気
ヘッドとの間隔、即ち磁気ヘッドの浮上量は益々小さく
なっており、最近では0.15μm以下程度となってい
る。
【0005】このように磁気ヘッドの浮上量が著しく小
さいことから、磁気ディスク表面に歪みがあるとヘッド
クラッシュを招き、磁気ディスク表面が傷付くことがあ
る。また、ヘッドクラッシュに至らないような微小なう
ねりでも、情報の読み書きの際の種々のエラーの原因と
なり易い。このため、表面に欠陥のない高品質な磁気デ
ィスクが要求されている。
【0006】ところで、磁気ディスクの保護層は、一般
に、通過式の成膜装置を用い、ディスク状基板をトレイ
に装着して搬送装置によって順次搬送することで形成さ
れている。このような成膜装置では、成膜回数が増加す
るにつれて、成膜装置内の非スパッタ領域やトレイ等の
搬送装置にスパッタ成膜時に生成した成膜成分が付着し
て堆積してくる。そして、堆積した成膜成分が絶縁破壊
を起こして異常放電を起こすようになり、スパークを発
し、放電が不安定になる。
【0007】また、この堆積物が絶縁破壊を起こす際
に、破壊部分に過電流が流れ、溶融物質の塊が飛散し、
これが基板側の成膜部に付着して欠陥(異常突起)を増
加させる原因となる。更に、堆積物が剥離して飛散し、
これが基板側の成膜部に付着することによっても欠陥が
発生する。
【0008】従って、従来の方法においては、スパッタ
成膜時に異常放電が増加してきた場合や、製品欠陥の発
生率が高くなってきた場合には、成膜装置内の非スパッ
タ領域やトレイ等の搬送装置に付着した絶縁性の堆積物
を定期的に除去する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに成膜装置内の非スパッタ領域やトレイ等の搬送装置
に付着した絶縁性の堆積物を除去しても、異常放電や製
品欠陥が十分に改善されない場合がある。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決し、保護
層の成膜工程での異常放電や製品欠陥を防止するカーボ
ンターゲットのクリーニング方法及び、このカーボンタ
ーゲットを用いて欠陥のない高品質の磁気記録媒体を歩
留り良く製造する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のカーボンターゲ
ットのクリーニング方法は、スパッタリング装置に用い
るカーボンターゲットのクリーニング方法であって、該
ターゲットの表面における体積抵抗値が10-1Ω・cm
以下となるようクリーニングすることを特徴とする。
【0012】本発明の磁気記録媒体の製造方法は、基板
上に磁性層を形成した後、カーボンターゲットを用いた
スパッタ法で保護層を形成して磁気記録媒体を製造する
方法において、該カーボンターゲットとして表面の電気
抵抗値が10-1Ω・cm以下のものを用いることを特徴
とする。
【0013】本発明者らは、保護層の成膜工程における
異常放電や製品欠陥の原因について検討を行った結果、
スパッタ法による保護層の形成に用いるカーボンターゲ
ットの非エロージョン部表面に付着堆積した成膜成分が
これらの原因となっていることを見出した。
【0014】即ち、カーボンターゲットの非エロージョ
ン部表面に付着、堆積した成膜成分が絶縁破壊を起こし
て異常放電を引き起こし、また、この成膜成分が剥離し
て基板上にパーティクルとして付着することで製品欠陥
が発生している。
【0015】従って、カーボンターゲットの表面に付
着、堆積した成膜成分は適当な方法でクリーニング処理
することによって定期的に除去する必要がある。
【0016】しかしながら、カーボンターゲットの表面
をクリーニングする場合、現状では、カーボンターゲッ
トの表面に付着、堆積した成膜成分が十分に除去され、
異常放電や製品欠陥を引き起こすことがない高清浄な表
面とされたか否かを確認する手段はない。目視によるも
のでは正確な判断を行えず、クリーニング後スパッタ成
膜に供した場合、早期に異常放電を起こしたり製品欠陥
が発生したりするために、再度表面処理を施す必要が生
じる場合がある。一方、カーボンターゲットのクリーニ
ングを必要以上に行うことは、カーボンターゲットの無
駄を生じコスト高騰を招く。
【0017】本発明においては、カーボンターゲットの
表面の電気抵抗値をカーボンターゲットの表面の清浄度
の指標とし、電気抵抗値が10-1Ω・cm以下となるよ
うにクリーニングし、この状態でスパッタ成膜に用い
る。表面の電気抵抗値が10-1Ω・cm以下のカーボン
ターゲットであれば、長期に亘り異常放電を引き起こす
ことなく、また、製品欠陥のない高品質の磁気記録媒体
を歩留り良く製造することができる。また、このように
カーボンターゲットの表面の清浄度を電気抵抗値により
定量的に評価することが可能となることで、カーボンタ
ーゲットのクリーニングを効率良く、かつ、確実に行う
ことができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】本発明における磁気記録媒体の基板として
は、一般に、アルミニウム合金からなるディスク状基板
が用いられ、通常、該アルミニウム合金基板を所定の厚
さに加工した後、その表面を鏡面加工してから非磁性金
属、例えばNi−P合金、又はNi−Cu−P合金等の
下地層を無電解メッキ処理等により約5〜20μmの膜
厚に形成する。次いで、上記基板の下地層上にテキスチ
ャ加工処理を施し、該基板表面に微細な溝又は凹凸を形
成する。このテキスチャ加工により磁気ヘッドと基板と
の吸着が防止でき、且つCSS特性が改善され、更に磁
気異方性が良好となる。
【0020】次いで、上記基板上に第2次下地層として
Cr層をスパッタリングにより形成した後、磁性層及び
保護層を順次形成する。該Cr下地層の膜厚は通常50
〜2000Åの範囲である。
【0021】このような基板のCr下地層上に形成され
る磁性層としては、Co−Cr、Co−Ni、Co−C
r−X、Co−Ni−X、Co−W−X等で表わされる
Co系合金の磁性金属薄膜層が好適である。ここでXと
してはLi,Si,Ca,Ti,V,Cr,Ni,A
s,Y,Zr,Nb,Mo,Ru,Rh,Ag,Sb,
Hf,Ta,W,Re,Os,Ir,Pt,Au,L
a、Ce,Pr,Nd,Pm,Sm及びEuよりなる群
から選ばれる1種又は2種以上の元素が挙げられる。
【0022】このようなCo系合金からなる磁性層は、
通常、スパッタ法等によって基板の下地層上に被着形成
される。該磁性層の膜厚は通常200〜2500Åの範
囲とされる。
【0023】本発明において、保護層は、カーボンター
ゲットを用いるスパッタ法で形成される。従って、保護
層は炭素質のもの、特に、炭素膜、水素化カーボン膜、
窒素化カーボン膜が好ましく、その厚さは通常約50〜
1000Å、好ましくは約100〜600Åの範囲であ
る。
【0024】本発明においては、このような保護層をス
パッタ法で成膜するに先立ち、カーボンターゲットをそ
の表面の電気抵抗値が10-1Ω・cm以下となるように
クリーニングし、このようにクリーニングしたカーボン
ターゲットを使用する。カーボンターゲットの電気抵抗
値が10-1Ω・cmを超えると、異常放電や製品欠陥を
引き起こし易い。
【0025】従って、本発明においては、使用済(使用
中)の、非エロージョン部に成膜成分が付着、堆積した
カーボンターゲットのみならず、必要に応じて未使用の
新品のカーボンターゲットについても、表面の電気抵抗
値が10-1Ω・cm以下となるようにクリーニングを行
う。このクリーニング法としては特に制限はないが、短
時間に表面のクリーニングが可能でしかも発塵のないこ
とが必要とされ、例えば、集塵装置付きのエアサンダー
等を用いて行うのが好ましい。
【0026】クリーニング後、カーボンターゲットの表
面の電気抵抗値を測定し、10-1Ω・cm以下であるこ
とを確認した後、保護層のスパッタ成膜に供する。
【0027】なお、カーボンターゲットの表面の電気抵
抗値は、テスターにより測定することができる。
【0028】本発明において、保護層形成後は、常法に
従ってテープクリーニングを行い、このテープクリーニ
ング工程の終了後は、通常の場合、保護層の表面に潤滑
剤層を設けて製品とされる。この場合、潤滑剤として
は、例えば、フッ素系液体潤滑剤が使用され、潤滑剤層
は、通常、ディップコート法、スピンコート法、スプレ
ーコート法等により保護層上に約15〜50Åの厚さに
形成される。
【0029】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0030】実施例1 通過式成膜装置を用いて、基板ホルダーにテクスチャ加
工を施したディスク状基板(Ni−Pメッキ層付きアル
ミニウム合金基板)を装着し、スパッタ室に搬送して順
次Cr下地層、Co系磁性層及び水素化カーボン膜の保
護層を成膜して磁気記録媒体を製造した。水素化カーボ
ン膜の成膜条件は成膜圧力4mTorr、水素/アルゴ
ン混合比=1/10(体積比)の割合とした。
【0031】運転の継続により異常放電が徐々に増加
し、エラー個数比(成膜START時に対するエラー個
数)も増加したため、運転を停止し、カーボンターゲッ
トを取り出し、集塵装置付きのエアサンダー(日東工器
株式会社製「オービルタルマイトン(登録商標)OMV
−125A)で表面のクリーニングを行った。この際、
表面の電気抵抗値をテスターで測定し、電気抵抗値が1
-1Ω・cm以下となるまでクリーニングを行った。
【0032】クリーニング後のカーボンターゲットを再
びセットして、運転を再開した。このときの異常放電の
発生状況は図1に示す通りであった。また、運転再開後
50時間のエラー個数比の平均値は2.1個となった。
【0033】比較例1 実施例1において、カーボンターゲットのクリーニング
をカーボンターゲットの表面の電気抵抗値が10-1Ω・
cmを超える値で止めたこと以外は同様にして行ったと
ころ、運転再開後の異常放電の発生状況は図1に示す通
りであった。また、運転再開後30時間のエラー個数比
の平均値は5.3個であった。
【0034】上記実施例1の結果と比較例1の結果か
ら、保護層のスパッタ成膜に当り、本発明に従って、表
面の電気抵抗値が10-1Ω・cm以下のカーボンターゲ
ットを用いることにより、長時間異常放電を引き起こす
ことなく、エラーの少ない高品質の磁気記録媒体を歩留
良く製造することができることがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のカーボンタ
ーゲットのクリーニング方法及び磁気記録媒体の製造方
法によれば、保護層の成膜工程での異常放電や製品欠陥
を防止して、欠陥のない高品質の磁気記録媒体を歩留り
良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び比較例1における異常放電の発生
状況を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリング装置に用いるカーボンタ
    ーゲットのクリーニング方法であって、該ターゲットの
    表面における体積抵抗値が10-1Ω・cm以下となるよ
    うクリーニングすることを特徴とするカーボンターゲッ
    トのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 基板上に磁性層を形成した後、カーボン
    ターゲットを用いたスパッタ法で保護層を形成して磁気
    記録媒体を製造する方法において、 該カーボンターゲットとして表面の電気抵抗値が10-1
    Ω・cm以下のものを用いることを特徴とする磁気記録
    媒体の製造方法。
JP26449196A 1996-10-04 1996-10-04 カーボンターゲットのクリーニング方法及び磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH10110256A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009035933A3 (en) * 2007-09-12 2009-07-02 Honeywell Int Inc Sputtering targets comprising a novel manufacturing design, methods of production and uses thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009035933A3 (en) * 2007-09-12 2009-07-02 Honeywell Int Inc Sputtering targets comprising a novel manufacturing design, methods of production and uses thereof

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