JPH10110876A - ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース - Google Patents
ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホースInfo
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- JPH10110876A JPH10110876A JP8264326A JP26432696A JPH10110876A JP H10110876 A JPH10110876 A JP H10110876A JP 8264326 A JP8264326 A JP 8264326A JP 26432696 A JP26432696 A JP 26432696A JP H10110876 A JPH10110876 A JP H10110876A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塑性加工を主体とした製造方法によりコスト
低減及び信頼性向上などを図ると共に、塑性加工に伴っ
て生じる不具合を防止する。 【解決手段】 一端側にソケット部4及びその内方のニ
ップル部5を有し他端側に頭部2を有したホース用金具
を製造する方法において、各部4,5,2に相当する部
分16,17,15を塑性加工にて一体成形し、その成
形された各部分16,17,15の軸方向Lの寸法調整
を行ってから、後工程に供する。
低減及び信頼性向上などを図ると共に、塑性加工に伴っ
て生じる不具合を防止する。 【解決手段】 一端側にソケット部4及びその内方のニ
ップル部5を有し他端側に頭部2を有したホース用金具
を製造する方法において、各部4,5,2に相当する部
分16,17,15を塑性加工にて一体成形し、その成
形された各部分16,17,15の軸方向Lの寸法調整
を行ってから、後工程に供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ブレーキ
ホース等に使用されるホース用金具の製造方法、及びそ
の製造方法によって製造されるホース用金具、及びその
ホース用金具を備えたブレーキホースに関するものであ
る。
ホース等に使用されるホース用金具の製造方法、及びそ
の製造方法によって製造されるホース用金具、及びその
ホース用金具を備えたブレーキホースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ブレーキホース等の工業用ホースの端部
には、着脱性、漏洩防止性及び信頼性等を配慮したホー
ス用金具が取り付けられている。このホース用金具は、
一方の軸端側に外管状のソケット部と内管状のニップル
部が同軸に設けられ、他方の軸端側に相手機器に接続す
るためのオネジなどを有した頭部が設けられて構成され
ている。そしてソケット部にホース端を差し込んで、ニ
ップル部によりホース内径を保持しつつ、ソケット部を
カシメ変形させることでホース端に金具を固定するよう
になっている。
には、着脱性、漏洩防止性及び信頼性等を配慮したホー
ス用金具が取り付けられている。このホース用金具は、
一方の軸端側に外管状のソケット部と内管状のニップル
部が同軸に設けられ、他方の軸端側に相手機器に接続す
るためのオネジなどを有した頭部が設けられて構成され
ている。そしてソケット部にホース端を差し込んで、ニ
ップル部によりホース内径を保持しつつ、ソケット部を
カシメ変形させることでホース端に金具を固定するよう
になっている。
【0003】この種のホース用金具を製造する方法とし
ては、切削により各部をすべて成形する方法、ソケット
部及び頭部を含む本体とニップル部とを別々に製造して
ブレージングにより一体化する方法、或いは別体の本体
とニップル部とをカシメにより一体化する方法、などが
提案されている。このうちブレージングによる方法は、
通常まず本体をパーツフォーマーなどの塑性加工で製造
し、ニップル部を丸棒又はパイプ材から切削により製造
する。そしてニップル部を本体に圧入し、その後銅ロウ
などでブレージングするものである。
ては、切削により各部をすべて成形する方法、ソケット
部及び頭部を含む本体とニップル部とを別々に製造して
ブレージングにより一体化する方法、或いは別体の本体
とニップル部とをカシメにより一体化する方法、などが
提案されている。このうちブレージングによる方法は、
通常まず本体をパーツフォーマーなどの塑性加工で製造
し、ニップル部を丸棒又はパイプ材から切削により製造
する。そしてニップル部を本体に圧入し、その後銅ロウ
などでブレージングするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の製造方法のうち、全切削による方法は、大量の切粉が
発生する上、作業速度が遅いので、量産品にはあまり適
さない。また寸法安定性に欠けるという難点がある。
の製造方法のうち、全切削による方法は、大量の切粉が
発生する上、作業速度が遅いので、量産品にはあまり適
さない。また寸法安定性に欠けるという難点がある。
【0005】次にブレージングによる製造方法は、量産
性に優れているが、その工程が圧入、銅リング入れ、ト
レーへの整列、ブレージング、ブレージング後の銅ロウ
チェックなど、多数に亘るので、コスト高の要因にな
る。さらにブレージングによってニップル部が軟らかく
なり、ホースカシメ時においてニップルつぶれの原因に
なる。そしてブレージングが適正に行われないと、圧入
箇所からの液(オイル)洩れ発生のおそれがある。
性に優れているが、その工程が圧入、銅リング入れ、ト
レーへの整列、ブレージング、ブレージング後の銅ロウ
チェックなど、多数に亘るので、コスト高の要因にな
る。さらにブレージングによってニップル部が軟らかく
なり、ホースカシメ時においてニップルつぶれの原因に
なる。そしてブレージングが適正に行われないと、圧入
箇所からの液(オイル)洩れ発生のおそれがある。
【0006】そしてカシメによる製造方法では、ブレー
ジングによる方法よりも工程が短く、ニップルつぶれの
心配も少なく、コスト的にも問題ないと考えられてい
る。しかしながらカシメ部分からの洩れのおそれがブレ
ージングのものよりもかなり大きいため、実際には採用
され難い技術である。
ジングによる方法よりも工程が短く、ニップルつぶれの
心配も少なく、コスト的にも問題ないと考えられてい
る。しかしながらカシメ部分からの洩れのおそれがブレ
ージングのものよりもかなり大きいため、実際には採用
され難い技術である。
【0007】このような課題を解決するため、本発明者
らは塑性加工を主体とした製造方法を種々勘案中であっ
た。すなわちニップル部をソケット部などの本体側と塑
性加工にて一体成形することにより、コストが安く、ニ
ップルつぶれのおそれなどがない信頼性の高いホース用
金具を製造することができる。
らは塑性加工を主体とした製造方法を種々勘案中であっ
た。すなわちニップル部をソケット部などの本体側と塑
性加工にて一体成形することにより、コストが安く、ニ
ップルつぶれのおそれなどがない信頼性の高いホース用
金具を製造することができる。
【0008】ただし塑性加工(冷間鍛造)にてニップル
部を一体成形する場合、特に鍛造型によって拘束されな
い長手方向(軸方向)の寸法制御は難しい。従って金具
完成状態において長手方向寸法のバラツキが大きくなっ
たり、頭部(ネジ部)の同心度が低下するおそれがあ
る。
部を一体成形する場合、特に鍛造型によって拘束されな
い長手方向(軸方向)の寸法制御は難しい。従って金具
完成状態において長手方向寸法のバラツキが大きくなっ
たり、頭部(ネジ部)の同心度が低下するおそれがあ
る。
【0009】そこで本発明は、塑性加工を主体とした製
造方法によりコスト低減及び信頼性向上等を図ると共
に、塑性加工に伴って生じる不具合を防止する製造方
法、及びこの製造方法によって製造されるホース用金
具、及びそのホース用金具を備えたブレーキホースを提
供すべく創案されたものである。
造方法によりコスト低減及び信頼性向上等を図ると共
に、塑性加工に伴って生じる不具合を防止する製造方
法、及びこの製造方法によって製造されるホース用金
具、及びそのホース用金具を備えたブレーキホースを提
供すべく創案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、一端側にソケット部及びその内方のニップル部
を有し他端側に頭部を有したホース用金具を製造する方
法において、各部に相当する部分を塑性加工にて一体成
形し、その成形された各部分の寸法調整を行ってから、
後工程に供するものである。寸法調整は塑性加工又は切
削加工にて行うことができる。また寸法調整は、ソケッ
ト部、ニップル部及び頭部の各相当部分のうち少なくと
も一箇所の軸方向寸法に対して行うものであることが好
ましい。そして寸法調整は、頭部の相当部分に設けられ
たメネジ及びシール部の相当部分を同時に切削加工する
ものであることが好ましい。
発明は、一端側にソケット部及びその内方のニップル部
を有し他端側に頭部を有したホース用金具を製造する方
法において、各部に相当する部分を塑性加工にて一体成
形し、その成形された各部分の寸法調整を行ってから、
後工程に供するものである。寸法調整は塑性加工又は切
削加工にて行うことができる。また寸法調整は、ソケッ
ト部、ニップル部及び頭部の各相当部分のうち少なくと
も一箇所の軸方向寸法に対して行うものであることが好
ましい。そして寸法調整は、頭部の相当部分に設けられ
たメネジ及びシール部の相当部分を同時に切削加工する
ものであることが好ましい。
【0011】また本発明のホース用金具は、これら製造
方法により製造され、頭部にメネジが設けられたホース
用メス口金具である。又は頭部にオネジが設けられたホ
ース用オス口金具である。又は頭部としてメガネ部が設
けられたホース用メガネ金具である。又は頭部としてコ
ネクタ部が設けられたホース用平型金具である。そして
本発明のブレーキホースは、これらのホース用金具が少
なくとも一つ端部に取り付けられて成るものである。
方法により製造され、頭部にメネジが設けられたホース
用メス口金具である。又は頭部にオネジが設けられたホ
ース用オス口金具である。又は頭部としてメガネ部が設
けられたホース用メガネ金具である。又は頭部としてコ
ネクタ部が設けられたホース用平型金具である。そして
本発明のブレーキホースは、これらのホース用金具が少
なくとも一つ端部に取り付けられて成るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0013】図1は、本発明にかかわるホース用金具の
製造方法、及びこの製造方法によって製造されるホース
用金具の第一の実施の形態を示したものである。図1
(b)に示したように、このホース用金具は、メネジ1
が形成された頭部2を有するホース用メス口金具3であ
って、一端側にソケット部4及びその内方のニップル部
5が二重管状に設けられ、これらが径方向外方に張り出
したツバ部6を介して頭部2と一体に成形されている。
ソケット部4は、所定の径及び長さを有した管体として
形成されている。ニップル部5は、ソケット部4と同軸
で略同じ長さの細径のパイプとして形成されている。ツ
バ部6の径方向内方にはニップル部5の基端を区画する
軸壁部7が形成されている。メネジ1の底部には円錐台
状のシール部8が設けられ、ネジ軸(軸方向L)に対し
て適宜角度(例えば45度)をなすシール面9と、ネジ軸
に対して直角な先端面10とが形成されている。そして
ニップル部5の軸孔であるニップル穴11は、軸壁部7
を貫通して延長され、シール穴12として先端面10に
開口している。また頭部2の外周には断面矩形の溝部1
3が形成されている。
製造方法、及びこの製造方法によって製造されるホース
用金具の第一の実施の形態を示したものである。図1
(b)に示したように、このホース用金具は、メネジ1
が形成された頭部2を有するホース用メス口金具3であ
って、一端側にソケット部4及びその内方のニップル部
5が二重管状に設けられ、これらが径方向外方に張り出
したツバ部6を介して頭部2と一体に成形されている。
ソケット部4は、所定の径及び長さを有した管体として
形成されている。ニップル部5は、ソケット部4と同軸
で略同じ長さの細径のパイプとして形成されている。ツ
バ部6の径方向内方にはニップル部5の基端を区画する
軸壁部7が形成されている。メネジ1の底部には円錐台
状のシール部8が設けられ、ネジ軸(軸方向L)に対し
て適宜角度(例えば45度)をなすシール面9と、ネジ軸
に対して直角な先端面10とが形成されている。そして
ニップル部5の軸孔であるニップル穴11は、軸壁部7
を貫通して延長され、シール穴12として先端面10に
開口している。また頭部2の外周には断面矩形の溝部1
3が形成されている。
【0014】次にこのホース用メス口金具を製造する工
程を説明する。まず第一工程として、図1(a)に示し
たような中間成形品14を、同一材料で塑性加工によっ
て一体成形する。この塑性加工は、例えばコイル状の材
料を供給して多段式のパーツフォーマーで成形するか、
棒状の単品をプレス成形して行う。一個当たりの素材の
ボリュームは、最終形状のボリュームよりも若干大きめ
とし、主に径方向に拘束し軸方向に塑性変形させて所定
形状とする。また材料としては、冷間圧造用炭素鋼線
(SWCH)か、これの相当品を選定し、通常は加工し
やすいように、焼鈍処理、潤滑処理したものを用いる。
鉄鋼以外にはアルミ、銅或いはそれらの合金などの金属
を使用できる。この中間成形品14の形状は、頭部2に
相当する長さ及び外径を有した短円柱状の頭部相当部分
15と、頭部相当部分15の基端から径方向外方に張り
出したツバ部6と、ソケット部4に相当する管状部分1
6と、管状部分16の内方に設けられた突起部分17と
を備える。突起部分17は、ニップル部5にほぼ等しい
ボリュームとなるような外径及び長さを有した中実の円
柱体として形成されている。また頭部相当部分15に
は、メネジ1の下径となる内径を有したネジ下穴18が
形成されている。このネジ下穴18の底面側は、シール
部8及び軸壁部7となる軸区画壁部分19が形成され、
突起部分17に連なっている。
程を説明する。まず第一工程として、図1(a)に示し
たような中間成形品14を、同一材料で塑性加工によっ
て一体成形する。この塑性加工は、例えばコイル状の材
料を供給して多段式のパーツフォーマーで成形するか、
棒状の単品をプレス成形して行う。一個当たりの素材の
ボリュームは、最終形状のボリュームよりも若干大きめ
とし、主に径方向に拘束し軸方向に塑性変形させて所定
形状とする。また材料としては、冷間圧造用炭素鋼線
(SWCH)か、これの相当品を選定し、通常は加工し
やすいように、焼鈍処理、潤滑処理したものを用いる。
鉄鋼以外にはアルミ、銅或いはそれらの合金などの金属
を使用できる。この中間成形品14の形状は、頭部2に
相当する長さ及び外径を有した短円柱状の頭部相当部分
15と、頭部相当部分15の基端から径方向外方に張り
出したツバ部6と、ソケット部4に相当する管状部分1
6と、管状部分16の内方に設けられた突起部分17と
を備える。突起部分17は、ニップル部5にほぼ等しい
ボリュームとなるような外径及び長さを有した中実の円
柱体として形成されている。また頭部相当部分15に
は、メネジ1の下径となる内径を有したネジ下穴18が
形成されている。このネジ下穴18の底面側は、シール
部8及び軸壁部7となる軸区画壁部分19が形成され、
突起部分17に連なっている。
【0015】次にこの中間成形品14の各部分である突
起部分17、管状部分16、及び頭部相当部分15に対
して、その軸方向Lの長さの調整を行う。すなわちこれ
らの軸方向長さが、最終形状または目標とする形状の寸
法と異なっている分(図中の調整長さL1 ,L2 ,
L3 )だけ、それぞれ短くする。この長さ調整は、適当
な切削工具を使用した切削又は鍛造によって容易に行う
ことができる。なおこれら各部分17,16,15の軸
方向長さを点検してから、調整する必要があったものだ
け長さ調整を行うものとしてもよい。この長さ調整が終
了したなら、第二工程として、中間成形品14に対して
焼鈍を施す。これは後工程の塑性加工を容易にするため
のものであり、その材料に応じて焼鈍条件を調整するこ
とにより、突起部分17をできるだけ軟らかくする。例
えばロックウェルBスケール60以下の硬度となるように
する。また焼鈍処理と合わせて潤滑処理を施すようにし
てもよい。なお、この焼鈍は長さ調整工程の前に行って
もよい。
起部分17、管状部分16、及び頭部相当部分15に対
して、その軸方向Lの長さの調整を行う。すなわちこれ
らの軸方向長さが、最終形状または目標とする形状の寸
法と異なっている分(図中の調整長さL1 ,L2 ,
L3 )だけ、それぞれ短くする。この長さ調整は、適当
な切削工具を使用した切削又は鍛造によって容易に行う
ことができる。なおこれら各部分17,16,15の軸
方向長さを点検してから、調整する必要があったものだ
け長さ調整を行うものとしてもよい。この長さ調整が終
了したなら、第二工程として、中間成形品14に対して
焼鈍を施す。これは後工程の塑性加工を容易にするため
のものであり、その材料に応じて焼鈍条件を調整するこ
とにより、突起部分17をできるだけ軟らかくする。例
えばロックウェルBスケール60以下の硬度となるように
する。また焼鈍処理と合わせて潤滑処理を施すようにし
てもよい。なお、この焼鈍は長さ調整工程の前に行って
もよい。
【0016】次に第三工程として、焼鈍処理された中間
成形品14の突起部分17に塑性加工を施して、ニップ
ル部5を成形する。この塑性加工を行うには、例えば中
間成形品14をダイスに固定しておき、適宜形状のパン
チを備えたガイドホルダを管状部分16の内方に挿入す
ると共に、そのパンチを突起部分17に圧入し、後方押
出しにより細径のパイプを、すなわちニップル部5の全
外周及びニップル穴11を成形する。後方押出しのパン
チ圧入は、二段階など数次に亘って行うようにしてもよ
い。そしてニップル部5の成形に引き続いて、パンチ打
抜により軸区画部分19を貫通させて、シール穴12を
成形する。さらにこの穴開けと並行してシール部8の成
形を行うことが好ましい。例えば中間成形品を固定する
ためのダイスに所定形状の型を設けておけば、ニップル
穴12の打抜と同時に先端面10及びシール面9を成形
することができる。
成形品14の突起部分17に塑性加工を施して、ニップ
ル部5を成形する。この塑性加工を行うには、例えば中
間成形品14をダイスに固定しておき、適宜形状のパン
チを備えたガイドホルダを管状部分16の内方に挿入す
ると共に、そのパンチを突起部分17に圧入し、後方押
出しにより細径のパイプを、すなわちニップル部5の全
外周及びニップル穴11を成形する。後方押出しのパン
チ圧入は、二段階など数次に亘って行うようにしてもよ
い。そしてニップル部5の成形に引き続いて、パンチ打
抜により軸区画部分19を貫通させて、シール穴12を
成形する。さらにこの穴開けと並行してシール部8の成
形を行うことが好ましい。例えば中間成形品を固定する
ためのダイスに所定形状の型を設けておけば、ニップル
穴12の打抜と同時に先端面10及びシール面9を成形
することができる。
【0017】次に第四工程として、ネジ下穴18に対し
て機械加工によりメネジ1の螺刻を行う。さらに頭部2
の外周の溝部13を切削加工にて形成する。これで図1
(b)に示した一体成形のホース用メス口金具3が得ら
れる。
て機械加工によりメネジ1の螺刻を行う。さらに頭部2
の外周の溝部13を切削加工にて形成する。これで図1
(b)に示した一体成形のホース用メス口金具3が得ら
れる。
【0018】図3は、このホース用メス口金具3を備え
た本発明にかかわるブレーキホース21の第一の実施の
形態を示したものである。このブレーキホース21のホ
ース本体22は、例えば軸心側より順次、耐ブレーキ液
性ゴムチューブ、ポリエステルなどの繊維を編み込んだ
二重の補強層、上下補強層間の緩衝用のゴムシート、最
外層である耐候性のカバーゴムで構成される。ホース穴
23を実質的に区画するチューブ内径は、ニップル部5
の外径に略等しいか僅かに大きいものであり、最外層の
外径はソケット部4の内径に略等しいか僅かに小さいも
のである。言い換えると、このホース本体22のサイズ
に合わせて、ホース用メス口金具3のソケット部4及び
ニップル部5の最終形状が規定される。
た本発明にかかわるブレーキホース21の第一の実施の
形態を示したものである。このブレーキホース21のホ
ース本体22は、例えば軸心側より順次、耐ブレーキ液
性ゴムチューブ、ポリエステルなどの繊維を編み込んだ
二重の補強層、上下補強層間の緩衝用のゴムシート、最
外層である耐候性のカバーゴムで構成される。ホース穴
23を実質的に区画するチューブ内径は、ニップル部5
の外径に略等しいか僅かに大きいものであり、最外層の
外径はソケット部4の内径に略等しいか僅かに小さいも
のである。言い換えると、このホース本体22のサイズ
に合わせて、ホース用メス口金具3のソケット部4及び
ニップル部5の最終形状が規定される。
【0019】このホース本体22の端部(ホース端22
a)にホース用メス口金具3を取り付けるに際しては、
ホース端22aとホース用メス口金具3の一端側とを同
軸に対峙させ、ホース端22aを適宜な長さだけ、例え
ば先端面22bが軸壁部7に突き当たるまで、或いはそ
の直前に位置するまでソケット部4内に挿入し、その内
径をニップル部5によって保持させた状態で、適当な工
具でソケット部4を縮径方向に締め付ける(図中矢印
K)。これでソケット部4はカシメ変形されてホース端
22aの最外層と強固に密着する。すなわちホース端2
2aにホース用メス口金具3が固定されて、相手機器に
接続可能なブレーキホース21として完成する。なおこ
の実施の形態では、一方のホース端22aにホース用メ
ス口金具3を取り付けた状態を示したが、図示しない他
方のホース端にも取り付けるようにしても当然構わな
い。すなわち必要に応じて一つ以上のホース用メス口金
具3を取り付けることができる。
a)にホース用メス口金具3を取り付けるに際しては、
ホース端22aとホース用メス口金具3の一端側とを同
軸に対峙させ、ホース端22aを適宜な長さだけ、例え
ば先端面22bが軸壁部7に突き当たるまで、或いはそ
の直前に位置するまでソケット部4内に挿入し、その内
径をニップル部5によって保持させた状態で、適当な工
具でソケット部4を縮径方向に締め付ける(図中矢印
K)。これでソケット部4はカシメ変形されてホース端
22aの最外層と強固に密着する。すなわちホース端2
2aにホース用メス口金具3が固定されて、相手機器に
接続可能なブレーキホース21として完成する。なおこ
の実施の形態では、一方のホース端22aにホース用メ
ス口金具3を取り付けた状態を示したが、図示しない他
方のホース端にも取り付けるようにしても当然構わな
い。すなわち必要に応じて一つ以上のホース用メス口金
具3を取り付けることができる。
【0020】このように、ニップル部5に相当する突起
部分17を含め塑性加工にて一体に成形してホース用メ
ス口金具3を製造するようにしたので、従来の製造方法
のような嵌合やロウ付けの工程がなく、ニップル部5の
硬度低下が防止されると共に、製造工数を削減すること
ができる。すなわち信頼性の向上及びコストダウンが達
成される。そして塑性加工によって中間成形品14を成
形した後に、その各部分(15,16,17)の軸方向
Lの寸法調整を行うようにしたので、塑性加工において
制御し難い軸方向Lの寸法が安定して、完成品のサイズ
のバラツキがなくなり、金具の品質向上が達成される。
特に管状部分16及び突起部分17の長さを調整するこ
とにより、後方押出しによって成形するニップル部5と
ソケット部4との先端を完成時において揃えることがで
きる。なお塑性加工後の長さ調整のための切削は僅かな
量でよいので、切粉発生は必要最少限に抑えることがで
きる。また第三工程のニップル部5の塑性加工後にも、
軸方向Lの寸法調整を行うようにしてもよい。
部分17を含め塑性加工にて一体に成形してホース用メ
ス口金具3を製造するようにしたので、従来の製造方法
のような嵌合やロウ付けの工程がなく、ニップル部5の
硬度低下が防止されると共に、製造工数を削減すること
ができる。すなわち信頼性の向上及びコストダウンが達
成される。そして塑性加工によって中間成形品14を成
形した後に、その各部分(15,16,17)の軸方向
Lの寸法調整を行うようにしたので、塑性加工において
制御し難い軸方向Lの寸法が安定して、完成品のサイズ
のバラツキがなくなり、金具の品質向上が達成される。
特に管状部分16及び突起部分17の長さを調整するこ
とにより、後方押出しによって成形するニップル部5と
ソケット部4との先端を完成時において揃えることがで
きる。なお塑性加工後の長さ調整のための切削は僅かな
量でよいので、切粉発生は必要最少限に抑えることがで
きる。また第三工程のニップル部5の塑性加工後にも、
軸方向Lの寸法調整を行うようにしてもよい。
【0021】またこの実施の形態においては、ニップル
部5を後方押出しの塑性加工で成形するようにしたの
で、ニップル部5をより一層硬いものにすることができ
る。そして焼鈍の第二工程を経ることでソケット部4は
軟らかくなっており、ホース端22aに容易にカシメに
て固着させることができる。さらにニップル部5以外
に、最終形状に近い形状の管状部分16、ツバ部6及び
ネジ下穴18を塑性加工で一体成形するようにしたの
で、切削加工の工程をさらに少なくすることができ、製
造工数の削減及び切粉抑制に貢献できる。なおこの実施
の形態では、三箇所(15,16,17)の寸法調整を
行うものとしたが、いずれか一箇所又は二箇所のみを長
さ調整するようにしてもよい。
部5を後方押出しの塑性加工で成形するようにしたの
で、ニップル部5をより一層硬いものにすることができ
る。そして焼鈍の第二工程を経ることでソケット部4は
軟らかくなっており、ホース端22aに容易にカシメに
て固着させることができる。さらにニップル部5以外
に、最終形状に近い形状の管状部分16、ツバ部6及び
ネジ下穴18を塑性加工で一体成形するようにしたの
で、切削加工の工程をさらに少なくすることができ、製
造工数の削減及び切粉抑制に貢献できる。なおこの実施
の形態では、三箇所(15,16,17)の寸法調整を
行うものとしたが、いずれか一箇所又は二箇所のみを長
さ調整するようにしてもよい。
【0022】さらに、このホース用オス口金具3を備え
たブレーキホース21は、ホース端22aに取り付ける
際にニップルつぶれがないので、ニップル部5が一体成
形されていることと相俟って、ホース端22aにおける
液洩れのおそれが全くない品質のよい製品とすることが
できる。そしてソケット部4とニップル部5との寸法の
不揃い(ギャップ)がなくなるので、カシメによる取り
付け固定が安定し、ブレーキホース21の耐久性の向上
が達成される。
たブレーキホース21は、ホース端22aに取り付ける
際にニップルつぶれがないので、ニップル部5が一体成
形されていることと相俟って、ホース端22aにおける
液洩れのおそれが全くない品質のよい製品とすることが
できる。そしてソケット部4とニップル部5との寸法の
不揃い(ギャップ)がなくなるので、カシメによる取り
付け固定が安定し、ブレーキホース21の耐久性の向上
が達成される。
【0023】図2は、ホース用メス口金具の製造方法の
他の実施の形態を示したもので、このホース用メス口金
具24の構成は前記実施の形態と略同様であるが、シー
ル部8の外周にはメネジ25の延長上に円環状の切り込
み26が入っており、メネジ25の長さは前記実施の形
態のものよりも若干長くなっている。このホース用メス
口金具24を製造するに際しては、前記実施の形態のも
のと同様な中間成形品(図示せず)を塑性加工にて成形
し、その中間成形品に対してさらに塑性加工によりニッ
プル部5とシール部8に相当する円錐台部分27とを成
形する。或いは、管状部分と同軸長でニップル部5と同
外径の中実の円柱部を中間成形品に塑性加工した後、ド
リルにて穴開けしてニップル穴11及びシール穴12を
成形する。そして図2(a)に示したように、ニップル
部5及びソケット部4を有し、頭部相当部分28にネジ
下穴29及び円錐台部分27が成形された中間成形品3
0に対して、ネジ下穴29及び円錐台部分27の寸法調
整を行う。この調整においては、シール部8の先端面1
0の高さ(軸方向Lの長さ)、ネジ下穴29の内径(メ
ネジ下径)、及びシール面9の厚さが最終形状或いは目
標とする形状と隔たっている分(図中の調整長さL3 ,
調整径R1 ,調整厚さR2 )だけ、それぞれ削る。この
うち、ネジ下穴29の中ぐりとシール面10の勾配削り
を同時に行うことで、これらの軸心を一致させることが
できる。この形状調整を行ったのち、メネジ25の螺刻
及び溝部13の成形を行って、一体成形されたホース用
メス口金具24を得る。
他の実施の形態を示したもので、このホース用メス口金
具24の構成は前記実施の形態と略同様であるが、シー
ル部8の外周にはメネジ25の延長上に円環状の切り込
み26が入っており、メネジ25の長さは前記実施の形
態のものよりも若干長くなっている。このホース用メス
口金具24を製造するに際しては、前記実施の形態のも
のと同様な中間成形品(図示せず)を塑性加工にて成形
し、その中間成形品に対してさらに塑性加工によりニッ
プル部5とシール部8に相当する円錐台部分27とを成
形する。或いは、管状部分と同軸長でニップル部5と同
外径の中実の円柱部を中間成形品に塑性加工した後、ド
リルにて穴開けしてニップル穴11及びシール穴12を
成形する。そして図2(a)に示したように、ニップル
部5及びソケット部4を有し、頭部相当部分28にネジ
下穴29及び円錐台部分27が成形された中間成形品3
0に対して、ネジ下穴29及び円錐台部分27の寸法調
整を行う。この調整においては、シール部8の先端面1
0の高さ(軸方向Lの長さ)、ネジ下穴29の内径(メ
ネジ下径)、及びシール面9の厚さが最終形状或いは目
標とする形状と隔たっている分(図中の調整長さL3 ,
調整径R1 ,調整厚さR2 )だけ、それぞれ削る。この
うち、ネジ下穴29の中ぐりとシール面10の勾配削り
を同時に行うことで、これらの軸心を一致させることが
できる。この形状調整を行ったのち、メネジ25の螺刻
及び溝部13の成形を行って、一体成形されたホース用
メス口金具24を得る。
【0024】このように製造することにより、シール面
10とメネジ25のネジ軸との同心度が向上し、相手機
器のオネジ部が螺合されてその先端がシール面9に当接
したときに、シール面9からの液洩れの心配がない金具
とすることができる。なお寸法調整を前提として、削り
代(L3 ,R1 ,R2 )を見込んだ大きめのサイズで頭
部相当部分28の塑性加工を行うものとしてもよい。こ
のほかの構成及び作用効果は前記実施の形態と同様であ
る。
10とメネジ25のネジ軸との同心度が向上し、相手機
器のオネジ部が螺合されてその先端がシール面9に当接
したときに、シール面9からの液洩れの心配がない金具
とすることができる。なお寸法調整を前提として、削り
代(L3 ,R1 ,R2 )を見込んだ大きめのサイズで頭
部相当部分28の塑性加工を行うものとしてもよい。こ
のほかの構成及び作用効果は前記実施の形態と同様であ
る。
【0025】次に図4は、本発明の第二の実施の形態と
して、ホース用オス口金具41を製造する方法を示した
ものである。ホース用オス口金具41は、図4(b)に
示したように、一端側に前記実施の形態と同様なソケッ
ト部42及びニップル部43が一体成形され、他端側の
頭部44にオネジ45が形成されている。オネジ45と
ソケット部42との間には径方向に張り出したツバ部4
6が設けられ、その径方向内方には軸壁部47が形成さ
れている。ニップル部43のニップル穴48はオネジ4
5の軸心に沿って貫通し、ネジ部穴49として頭部44
の端面50に開口している。
して、ホース用オス口金具41を製造する方法を示した
ものである。ホース用オス口金具41は、図4(b)に
示したように、一端側に前記実施の形態と同様なソケッ
ト部42及びニップル部43が一体成形され、他端側の
頭部44にオネジ45が形成されている。オネジ45と
ソケット部42との間には径方向に張り出したツバ部4
6が設けられ、その径方向内方には軸壁部47が形成さ
れている。ニップル部43のニップル穴48はオネジ4
5の軸心に沿って貫通し、ネジ部穴49として頭部44
の端面50に開口している。
【0026】このホース用オス口金具41を製造するに
際しては、前記第一の実施の形態と同様に、同一材料で
中間成形品(図示せず)を塑性加工する。中間成形品に
はオネジ45に相当する短円柱状のネジ用凸部分のほ
か、ソケット部42に相当する管状部分、ニップル部4
3に相当する突起部分、軸壁部47となる軸区画壁部分
が設けられる。次にこの中間成形品に対して焼鈍を行
い、特に突起部分を充分軟らかくする。そして突起部分
に対して適宜形状のパンチを備えたガイドホルダ等によ
り後方押出しの塑性加工を行って、図4(a)に示すよ
うなニップル部43に相当するニップル相当部51を成
形する。ここで、このニップル相当部51及びソケット
部42の軸方向長さ調整を行う。すなわち成形されたニ
ップル相当部51とソケット部42との間の軸方向Lの
長さの違いが、特に図示したようにニップル相当部51
の方がソケット部42よりも長いと(図中L4 )、ホー
スカシメ時においてホース内径とニップル部43との密
着度に悪影響を及ぼす。従って、切削加工によりニップ
ル相当部51が突出している部分を削って、ソケット部
42と互いに等しい長さとするか、或いはソケット部4
2よりも僅か(図中ΔL)に短いニップル部43に調整
する。
際しては、前記第一の実施の形態と同様に、同一材料で
中間成形品(図示せず)を塑性加工する。中間成形品に
はオネジ45に相当する短円柱状のネジ用凸部分のほ
か、ソケット部42に相当する管状部分、ニップル部4
3に相当する突起部分、軸壁部47となる軸区画壁部分
が設けられる。次にこの中間成形品に対して焼鈍を行
い、特に突起部分を充分軟らかくする。そして突起部分
に対して適宜形状のパンチを備えたガイドホルダ等によ
り後方押出しの塑性加工を行って、図4(a)に示すよ
うなニップル部43に相当するニップル相当部51を成
形する。ここで、このニップル相当部51及びソケット
部42の軸方向長さ調整を行う。すなわち成形されたニ
ップル相当部51とソケット部42との間の軸方向Lの
長さの違いが、特に図示したようにニップル相当部51
の方がソケット部42よりも長いと(図中L4 )、ホー
スカシメ時においてホース内径とニップル部43との密
着度に悪影響を及ぼす。従って、切削加工によりニップ
ル相当部51が突出している部分を削って、ソケット部
42と互いに等しい長さとするか、或いはソケット部4
2よりも僅か(図中ΔL)に短いニップル部43に調整
する。
【0027】このように製造することにより、ホースへ
の取付性がよく、コストの安い一体成形のホース用オス
口金具41を得ることができる。またこのホース用オス
口金具41を端部に取り付けたブレーキホース52は、
ニップル部43及びニップル部43との隙間から液洩れ
するおそれのない、耐久性に優れた製品とすることがで
きる。
の取付性がよく、コストの安い一体成形のホース用オス
口金具41を得ることができる。またこのホース用オス
口金具41を端部に取り付けたブレーキホース52は、
ニップル部43及びニップル部43との隙間から液洩れ
するおそれのない、耐久性に優れた製品とすることがで
きる。
【0028】次に図5は、本発明の第三の実施の形態と
して、ホース用メガネ金具61を製造する方法を示した
ものである。ホース用メガネ金具61は、図5(c)に
示したように、一端側に前記実施の形態と同様なソケッ
ト部62及びニップル部63を有し、他端側の頭部とし
てメガネ穴64を有したメガネ部65が形成され、これ
らが首部66を介して一体成形されている。ソケット部
62とニップル部63及び首部66とは、壁部67を介
してつらなっている。メガネ部65には、首部66と反
対方向に延びたピン部68が設けられている。ニップル
部63のニップル穴69はメガネ部65へと延長され
て、メガネ穴64に連通する首部穴70として形成され
ている。メガネ穴64の首部穴70と交わる位置には、
円環状の溝部71が形成されている。
して、ホース用メガネ金具61を製造する方法を示した
ものである。ホース用メガネ金具61は、図5(c)に
示したように、一端側に前記実施の形態と同様なソケッ
ト部62及びニップル部63を有し、他端側の頭部とし
てメガネ穴64を有したメガネ部65が形成され、これ
らが首部66を介して一体成形されている。ソケット部
62とニップル部63及び首部66とは、壁部67を介
してつらなっている。メガネ部65には、首部66と反
対方向に延びたピン部68が設けられている。ニップル
部63のニップル穴69はメガネ部65へと延長され
て、メガネ穴64に連通する首部穴70として形成され
ている。メガネ穴64の首部穴70と交わる位置には、
円環状の溝部71が形成されている。
【0029】このホース用メガネ金具61を製造するに
際しては、図5(a)に示したように、まず第一工程と
して、同一材料で中間成形品72を塑性加工する。この
中間成形品72は、メガネ部65に略相当するボリュー
ムの球状を呈しメガネ穴64は開けられていないメガネ
相当部73と、ソケット部62の長さよりも若干短い管
状部分74と、管状部分74の基端内方に設けられたニ
ップル相当部75と、メガネ相当部73と管状部分74
及びニップル相当部75とをむすぶ首部66とを備えて
いる。メガネ相当部73にはピン部68が設けられてい
る。ニップル相当部75は所定厚さt2 のブロック状に
形成されており、この厚さt2 は、最終形状の壁部67
の軸方向Lの厚さt1 に、ニップル部63のボリューム
に略等しいボリュームに相当する厚さを加えたものであ
る。このニップル相当部75には、ニップル穴69に等
しい径の軸穴76が形成されており、その穴端は首部6
6を越えてメガネ相当部73の中央(球心)近くまで延
出されている。
際しては、図5(a)に示したように、まず第一工程と
して、同一材料で中間成形品72を塑性加工する。この
中間成形品72は、メガネ部65に略相当するボリュー
ムの球状を呈しメガネ穴64は開けられていないメガネ
相当部73と、ソケット部62の長さよりも若干短い管
状部分74と、管状部分74の基端内方に設けられたニ
ップル相当部75と、メガネ相当部73と管状部分74
及びニップル相当部75とをむすぶ首部66とを備えて
いる。メガネ相当部73にはピン部68が設けられてい
る。ニップル相当部75は所定厚さt2 のブロック状に
形成されており、この厚さt2 は、最終形状の壁部67
の軸方向Lの厚さt1 に、ニップル部63のボリューム
に略等しいボリュームに相当する厚さを加えたものであ
る。このニップル相当部75には、ニップル穴69に等
しい径の軸穴76が形成されており、その穴端は首部6
6を越えてメガネ相当部73の中央(球心)近くまで延
出されている。
【0030】この中間成形品72に対して、管状部分7
4の長さ調整を行う。すなわち図中破線にて示したよう
に、管状部分74の軸方向長さが最終形状または目標と
する形状の寸法と異なっている分だけ短くする。さらに
ニップル相当部75の厚さt2 の調整を行うようにして
もよい。この長さ調整が終わったなら、第二工程とし
て、前記実施の形態と同様に焼鈍を行い、後工程を容易
にするために特にニップル相当部75を充分軟らかくす
る。なお、この焼鈍は長さ調整工程の前に行うようにし
てもよい。そして次の第三工程で、適宜形状のパンチを
ニップル相当部75の軸穴76に挿入して後方押出しの
塑性加工を行うことにより、ニップル部63を成形す
る。このように軸穴76を利用して後方押出しを行うよ
うにすれば、塑性加工が楽に行える。このニップル部6
3を成形するのと同時に、壁部67も所定厚さt1 に塑
性加工する。この段階でニップル部63の軸方向Lの長
さを調整するようにしてもよい。またニップル成形後、
或いはこれに先立って、メガネ相当部73を偏平な円板
状に塑性加工し、さらにメガネ穴64をパンチ打抜によ
って成形して軸穴76(ニップル穴69及び首部穴7
0)につなげる(図6(b))。次に第四工程として、
塑性加工を経た中間成形品77に対し、機械加工により
メガネ穴64の溝部71を成形して、メガネ部65を完
成させる。なお、メガネ穴64は、切削加工によって形
成することもできる。
4の長さ調整を行う。すなわち図中破線にて示したよう
に、管状部分74の軸方向長さが最終形状または目標と
する形状の寸法と異なっている分だけ短くする。さらに
ニップル相当部75の厚さt2 の調整を行うようにして
もよい。この長さ調整が終わったなら、第二工程とし
て、前記実施の形態と同様に焼鈍を行い、後工程を容易
にするために特にニップル相当部75を充分軟らかくす
る。なお、この焼鈍は長さ調整工程の前に行うようにし
てもよい。そして次の第三工程で、適宜形状のパンチを
ニップル相当部75の軸穴76に挿入して後方押出しの
塑性加工を行うことにより、ニップル部63を成形す
る。このように軸穴76を利用して後方押出しを行うよ
うにすれば、塑性加工が楽に行える。このニップル部6
3を成形するのと同時に、壁部67も所定厚さt1 に塑
性加工する。この段階でニップル部63の軸方向Lの長
さを調整するようにしてもよい。またニップル成形後、
或いはこれに先立って、メガネ相当部73を偏平な円板
状に塑性加工し、さらにメガネ穴64をパンチ打抜によ
って成形して軸穴76(ニップル穴69及び首部穴7
0)につなげる(図6(b))。次に第四工程として、
塑性加工を経た中間成形品77に対し、機械加工により
メガネ穴64の溝部71を成形して、メガネ部65を完
成させる。なお、メガネ穴64は、切削加工によって形
成することもできる。
【0031】このように製造することにより、軸方向L
の寸法安定性がよく、信頼性が高くコストの安い一体成
形のホース用メガネ金具61を得ることができる。また
このホース用メガネ金具61を端部に取り付けたブレー
キホース78は、カシメ固着時にニップルつぶれがな
く、液洩れのおそれが全くない品質のよい製品とするこ
とができる。
の寸法安定性がよく、信頼性が高くコストの安い一体成
形のホース用メガネ金具61を得ることができる。また
このホース用メガネ金具61を端部に取り付けたブレー
キホース78は、カシメ固着時にニップルつぶれがな
く、液洩れのおそれが全くない品質のよい製品とするこ
とができる。
【0032】そしてこの実施の形態では、中間成形品7
2としてピン部68を有したものとし、また第二工程に
おいてメガネ穴64も塑性加工で成形するようにしたの
で、切削工程は必要最少限に抑えることができ、より一
層の製造工数の削減及び切粉抑制を行うことができる。
なおニップル相当部としてはブロック状のものに限ら
ず、前記第一の実施の形態で示したような突起状にして
もよい。
2としてピン部68を有したものとし、また第二工程に
おいてメガネ穴64も塑性加工で成形するようにしたの
で、切削工程は必要最少限に抑えることができ、より一
層の製造工数の削減及び切粉抑制を行うことができる。
なおニップル相当部としてはブロック状のものに限ら
ず、前記第一の実施の形態で示したような突起状にして
もよい。
【0033】次に図6は、本発明の第四の実施の形態で
あるホース用平型金具81を示したものである。このホ
ース用平型金具81は、一端側に前記実施の形態と同様
なソケット部82及びニップル部83を有し、他端側に
これらと一体成形されたコネクタ部84が設けられてい
る。コネクタ部84は断面矩形を呈し、ソケット部82
の軸方向Lとは直角なネジ軸となるメネジ85が形成さ
れている。メネジ85の底部には円錐台状のシール部8
6が設けられ、傾斜したシール面87とネジ軸に直角な
先端面88とが形成されている。先端面88にはネジ軸
に沿うシール穴89が開口されている。シール穴89の
基端は、コネクタ部82の内部においてニップル穴90
の延長である連通穴91に直角に接続されている。また
コネクタ部84の角の位置には、取付用の穴92が形成
されている。
あるホース用平型金具81を示したものである。このホ
ース用平型金具81は、一端側に前記実施の形態と同様
なソケット部82及びニップル部83を有し、他端側に
これらと一体成形されたコネクタ部84が設けられてい
る。コネクタ部84は断面矩形を呈し、ソケット部82
の軸方向Lとは直角なネジ軸となるメネジ85が形成さ
れている。メネジ85の底部には円錐台状のシール部8
6が設けられ、傾斜したシール面87とネジ軸に直角な
先端面88とが形成されている。先端面88にはネジ軸
に沿うシール穴89が開口されている。シール穴89の
基端は、コネクタ部82の内部においてニップル穴90
の延長である連通穴91に直角に接続されている。また
コネクタ部84の角の位置には、取付用の穴92が形成
されている。
【0034】このホース用平型金具81を製造するに際
しては、まず前記実施の形態と同様に同一材料で中間成
形品(図示せず)を塑性加工する。この中間成形品は、
例えばコネクタ部84に相当するコネクタ部相当部分
と、ソケット部82に相当する管状部分と、ニップル部
83に相当する中実円柱状の突起部分とが一体成形され
たものとし、突起部分のボリュームはニップル部83に
略等しいものとする。またコネクタ部相当部分には、メ
ネジ85に相当するネジ下穴とシール部86に相当する
短円柱部とを設けるようにする。次にこの中間成形品に
対して、前記第一の実施の形態と同様な管状部分及び突
起部分の長さ調整を行う。そしてこの調整後の中間成形
品を焼鈍し、その突起部分に対して、適宜形状のパンチ
を備えたガイドホルダ等により後方押出しの塑性加工を
行ってニップル部83を成形し、その後、或いはこれに
先立って、メネジ85、シール部86、シール穴89、
連通穴91を切削或いは塑性加工によって形成する。な
おメネジ85の螺合以前に、そのネジ下穴及びシール面
87の形状調整を行って、これらの同心度向上を図るよ
うにしてもよい。
しては、まず前記実施の形態と同様に同一材料で中間成
形品(図示せず)を塑性加工する。この中間成形品は、
例えばコネクタ部84に相当するコネクタ部相当部分
と、ソケット部82に相当する管状部分と、ニップル部
83に相当する中実円柱状の突起部分とが一体成形され
たものとし、突起部分のボリュームはニップル部83に
略等しいものとする。またコネクタ部相当部分には、メ
ネジ85に相当するネジ下穴とシール部86に相当する
短円柱部とを設けるようにする。次にこの中間成形品に
対して、前記第一の実施の形態と同様な管状部分及び突
起部分の長さ調整を行う。そしてこの調整後の中間成形
品を焼鈍し、その突起部分に対して、適宜形状のパンチ
を備えたガイドホルダ等により後方押出しの塑性加工を
行ってニップル部83を成形し、その後、或いはこれに
先立って、メネジ85、シール部86、シール穴89、
連通穴91を切削或いは塑性加工によって形成する。な
おメネジ85の螺合以前に、そのネジ下穴及びシール面
87の形状調整を行って、これらの同心度向上を図るよ
うにしてもよい。
【0035】このように製造することにより、図6に示
したような信頼性が高くコストの安い一体成形のホース
用平型金具81を寸法のバラツキなく製造することがで
きる。またこのホース用平型金具81を端部に取り付け
たブレーキホース93は、カシメ固着時にニップルつぶ
れがなく、液洩れのおそれが全くない耐久性の高い製品
とすることができる。
したような信頼性が高くコストの安い一体成形のホース
用平型金具81を寸法のバラツキなく製造することがで
きる。またこのホース用平型金具81を端部に取り付け
たブレーキホース93は、カシメ固着時にニップルつぶ
れがなく、液洩れのおそれが全くない耐久性の高い製品
とすることができる。
【0036】なお本発明のホース用金具は、以上の実施
の形態で示したブレーキホース21,52,78,93
に取り付けられるものとは限らず、他の同様な工業用ホ
ースなどに広く採用できるものである。
の形態で示したブレーキホース21,52,78,93
に取り付けられるものとは限らず、他の同様な工業用ホ
ースなどに広く採用できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ニップル
部の成形に嵌合やロウ付けの工程がなく、ニップル部の
硬度低下が防止されると共に製造工数を削減することが
でき、信頼性の向上及びコストダウンが達成される。そ
して塑性加工後に寸法調整を行うようにしたので、完成
品における軸方向寸法が安定し、品質の向上が達成され
る。またネジ下穴及びシール部を同時に切削加工する製
造方法によれば、シール面とネジ軸との同心度に優れた
製品とすることができ、シール面からの液洩れを防止で
きる。さらに本発明のホース用金具を備えたブレーキホ
ースは、ホース端に取り付ける際にカシメ時のニップル
つぶれがなく、液洩れのおそれがない耐久性にすぐれた
品質のよい製品とすることができる。
部の成形に嵌合やロウ付けの工程がなく、ニップル部の
硬度低下が防止されると共に製造工数を削減することが
でき、信頼性の向上及びコストダウンが達成される。そ
して塑性加工後に寸法調整を行うようにしたので、完成
品における軸方向寸法が安定し、品質の向上が達成され
る。またネジ下穴及びシール部を同時に切削加工する製
造方法によれば、シール面とネジ軸との同心度に優れた
製品とすることができ、シール面からの液洩れを防止で
きる。さらに本発明のホース用金具を備えたブレーキホ
ースは、ホース端に取り付ける際にカシメ時のニップル
つぶれがなく、液洩れのおそれがない耐久性にすぐれた
品質のよい製品とすることができる。
【図1】本発明にかかわるホース用金具の製造方法及び
ホース用金具の第一の実施の形態を示した側断面図であ
る。
ホース用金具の第一の実施の形態を示した側断面図であ
る。
【図2】図1の他の実施の形態を示した側断面図であ
る。
る。
【図3】本発明にかかわるブレーキホースの第一の実施
の形態を示した側面図である。
の形態を示した側面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態を示した側断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第三の実施の形態を示した側断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第四の実施の形態を示した側断面図で
ある。
ある。
1,85 メネジ 2,44 頭部 3,24 ホース用メス口金具(ホース用金具) 4,42,62,82 ソケット部 5,43,63,83 ニップル部 8,86 シール部 9,87 シール面 14,30,72 中間成形品 15,28 頭部相当部分(頭部に相当する部分) 16,74 管状部分(ソケット部に相当する部分) 17 突起部分(ニップル部に相当する部分) 18,29 ネジ下穴(メネジに相当する部分) 21,52,78,93 ブレーキホース 27 円錐台部分(シール部に相当する部分) 41 ホース用オス口金具(ホース用金具) 45 オネジ 61 ホース用メガネ金具(ホース用金具) 65 メガネ部 73 メガネ相当部 75 ニップル相当部(ニップル部に相当する部分) 81 ホース用平型金具(ホース用金具) 84 コネクタ部 L 軸方向 L1 ,L2 ,L3 調整長さ L4 軸方向長さの違い R1 調整径 R2 調整厚さ
Claims (9)
- 【請求項1】 一端側にソケット部及びその内方のニッ
プル部を有し他端側に頭部を有したホース用金具を製造
する方法において、上記各部に相当する部分を塑性加工
にて一体成形し、その成形された各部分の寸法調整を行
ってから、後工程に供することを特徴とするホース用金
具の製造方法。 - 【請求項2】 上記寸法調整を塑性加工又は切削加工に
て行う請求項1記載のホース用金具の製造方法。 - 【請求項3】 上記寸法調整が上記ソケット部、ニップ
ル部及び頭部の各相当部分のうち少なくとも一箇所の軸
方向寸法に対して行うものである請求項1又は2に記載
のホース用金具の製造方法。 - 【請求項4】 上記寸法調整が上記頭部の相当部分に設
けられたメネジ及びシール部の相当部分を同時に切削加
工するものである請求項1又は3に記載のホース用金具
の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のホ
ース用金具の製造方法により製造され、上記頭部にメネ
ジが設けられたホース用メス口金具であることを特徴と
するホース用金具。 - 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載のホ
ース用金具の製造方法により製造され、上記頭部にオネ
ジが設けられたホース用オス口金具であることを特徴と
するホース用金具。 - 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかに記載のホ
ース用金具の製造方法により製造され、上記頭部として
メガネ部が設けられたホース用メガネ金具であることを
特徴とするホース用金具。 - 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載のホ
ース用金具の製造方法により製造され、上記頭部として
コネクタ部が設けられたホース用平型金具であることを
特徴とするホース用金具。 - 【請求項9】 請求項5ないし8のいずれかに記載のホ
ース用金具が少なくとも一つ端部に取り付けられて成る
ことを特徴とするブレーキホース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264326A JPH10110876A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264326A JPH10110876A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110876A true JPH10110876A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17401640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8264326A Pending JPH10110876A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110876A (ja) |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8264326A patent/JPH10110876A/ja active Pending
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