JPH10112596A - 電波吸収壁 - Google Patents
電波吸収壁Info
- Publication number
- JPH10112596A JPH10112596A JP28463196A JP28463196A JPH10112596A JP H10112596 A JPH10112596 A JP H10112596A JP 28463196 A JP28463196 A JP 28463196A JP 28463196 A JP28463196 A JP 28463196A JP H10112596 A JPH10112596 A JP H10112596A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor member
- ferrite plate
- groove
- radio wave
- locking piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Building Environments (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェライト板及び外装化粧材とも突出部分の
無い平板形状でよく、製造コストの面でも運送・保管コ
ストの面でも有利であり、簡単な施工で十分な強度のア
ンカー機能を確保できるようにする。 【解決手段】 矩形平板状のフェライト板10にアンカ
ー部材12を突設し、その突出部分がコンクリート層1
4中に埋没するように、フェライト板をコンクリート層
に結合する。フェライト板は、相対向する両側面に厚み
方向の溝20を有すると共に、片面に溝の縁から連続す
る凹部22を形成した構造とする。アンカー部材はフェ
ライト板とは別部材であって、端部に係止片12aを有
する。溝にアンカー部材の一部を収めると共に、係止片
を凹部内に没入させ、アンカー部材の残部をコンクリー
ト層中に埋没させる。溝の代わりに横穴を設ける構成、
フェライト板の中央部に貫通穴を成形する構成でもよ
い。
無い平板形状でよく、製造コストの面でも運送・保管コ
ストの面でも有利であり、簡単な施工で十分な強度のア
ンカー機能を確保できるようにする。 【解決手段】 矩形平板状のフェライト板10にアンカ
ー部材12を突設し、その突出部分がコンクリート層1
4中に埋没するように、フェライト板をコンクリート層
に結合する。フェライト板は、相対向する両側面に厚み
方向の溝20を有すると共に、片面に溝の縁から連続す
る凹部22を形成した構造とする。アンカー部材はフェ
ライト板とは別部材であって、端部に係止片12aを有
する。溝にアンカー部材の一部を収めると共に、係止片
を凹部内に没入させ、アンカー部材の残部をコンクリー
ト層中に埋没させる。溝の代わりに横穴を設ける構成、
フェライト板の中央部に貫通穴を成形する構成でもよ
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矩形平板状のフェ
ライト板をコンクリートに固着一体化した電波吸収壁に
関するものである。更に詳しく述べると、フェライト板
に溝あるいは貫通穴などを形成し、それにフェライト板
とは別体のアンカー部材を、その一部が収まるように装
着し、残部はフェライト板から突出させて、該アンカー
部材によってコンクリートに対して強固に固着した電波
吸収壁に関するものである。この電波吸収壁は、例えば
高層建築物などの外壁として設置することで、テレビ電
波を吸収してテレビゴースト(二重像や三重像)を防止
するのに用いられる。
ライト板をコンクリートに固着一体化した電波吸収壁に
関するものである。更に詳しく述べると、フェライト板
に溝あるいは貫通穴などを形成し、それにフェライト板
とは別体のアンカー部材を、その一部が収まるように装
着し、残部はフェライト板から突出させて、該アンカー
部材によってコンクリートに対して強固に固着した電波
吸収壁に関するものである。この電波吸収壁は、例えば
高層建築物などの外壁として設置することで、テレビ電
波を吸収してテレビゴースト(二重像や三重像)を防止
するのに用いられる。
【0002】
【従来の技術】テレビ電波の反射はテレビ画面にゴース
トを生じさせる。特に高層建築物のように反射面積が大
きくなると、その影響も顕著となり、いわゆる電磁波妨
害(受信障害)となって問題化する。そこで高層建築物
では、壁面でのテレビ電波の反射を防ぐため、電波吸収
機能を有する種々の外壁材が使用されている。
トを生じさせる。特に高層建築物のように反射面積が大
きくなると、その影響も顕著となり、いわゆる電磁波妨
害(受信障害)となって問題化する。そこで高層建築物
では、壁面でのテレビ電波の反射を防ぐため、電波吸収
機能を有する種々の外壁材が使用されている。
【0003】外壁材の代表的な例としては、電波吸収プ
レキャスト・コンクリート・カーテンウォールがある。
これは、内部に鉄筋を配設し、軽量コンクリートを板状
に流し込んだPC(プレキャスト・コンクリート)パネ
ルの片面に、多数のフェライト板を並べて貼り付け、そ
の上を石材やタイルなどの外装化粧材で覆う構造であ
る。ところが、一般にフェライト板とコンクリートとの
付着力は小さく、また両者の熱膨張率が異なることか
ら、温度変化によりフェライト板がコンクリートから剥
がれる恐れがあった。
レキャスト・コンクリート・カーテンウォールがある。
これは、内部に鉄筋を配設し、軽量コンクリートを板状
に流し込んだPC(プレキャスト・コンクリート)パネ
ルの片面に、多数のフェライト板を並べて貼り付け、そ
の上を石材やタイルなどの外装化粧材で覆う構造であ
る。ところが、一般にフェライト板とコンクリートとの
付着力は小さく、また両者の熱膨張率が異なることか
ら、温度変化によりフェライト板がコンクリートから剥
がれる恐れがあった。
【0004】そこで、外装化粧材の裏面側に複数の脚片
を突設し、相隣る脚片間にフェライト板を嵌着して、そ
れらの背面側にコンクリート層を一体に設けた構造の電
波吸収壁が開発されている(特公平1−45238号公
報参照)。ここで外装化粧材の裏面側に突設した複数の
脚片が、アンカーの作用を果たす。その他、フェライト
板自体の裏面側に突出部を設けてアンカー機能をもたせ
る構成もある。
を突設し、相隣る脚片間にフェライト板を嵌着して、そ
れらの背面側にコンクリート層を一体に設けた構造の電
波吸収壁が開発されている(特公平1−45238号公
報参照)。ここで外装化粧材の裏面側に突設した複数の
脚片が、アンカーの作用を果たす。その他、フェライト
板自体の裏面側に突出部を設けてアンカー機能をもたせ
る構成もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】外装化粧材の裏面側に
脚片を突設する場合は、その脚片の長さがフェライト板
の厚みよりもはるかに長くなければアンカー機能は果た
せない。またフェライト板自体に突出部を設ける場合
も、突出部の長さが短かったり、形状が単純すぎると、
コンクリートとの付着力が小さいためにアンカー機能が
不十分となる。従って、いずれにしても、形状が複雑と
なり製造歩留りの悪化は否めず、突出部分のためにフェ
ライト板などが嵩張る問題もあり、製造コストの面で
も、運送・保管コストの面でも不利益が生じることは避
け難い。
脚片を突設する場合は、その脚片の長さがフェライト板
の厚みよりもはるかに長くなければアンカー機能は果た
せない。またフェライト板自体に突出部を設ける場合
も、突出部の長さが短かったり、形状が単純すぎると、
コンクリートとの付着力が小さいためにアンカー機能が
不十分となる。従って、いずれにしても、形状が複雑と
なり製造歩留りの悪化は否めず、突出部分のためにフェ
ライト板などが嵩張る問題もあり、製造コストの面で
も、運送・保管コストの面でも不利益が生じることは避
け難い。
【0006】本発明の目的は、フェライト板及び外装化
粧材とも突出部分の無い平板形状でよく、基本的にそれ
ら自体の本来の厚みのみで収まり、製造コストの面でも
運送・保管コストの面でも有利であり、簡単な施工で十
分な強度のアンカー機能を確保しうるような電波吸収壁
を提供することである。
粧材とも突出部分の無い平板形状でよく、基本的にそれ
ら自体の本来の厚みのみで収まり、製造コストの面でも
運送・保管コストの面でも有利であり、簡単な施工で十
分な強度のアンカー機能を確保しうるような電波吸収壁
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、全体がほぼ矩
形平板状をなすフェライト板に、アンカー部材を突設
し、該アンカー部材の突出部分がコンクリート層中に埋
没するように、フェライト板をコンクリート層に固着し
た電波吸収壁である。ここで本発明の特徴は、アンカー
部材の形状と該アンカー部材を取り付けるためのフェラ
イト板の取付け部分の構造、及びそれらの組み合わせに
よるフェライト板のコンクリート層への固着一体化構造
にある。例えば前記フェライト板は、その相対向する両
側面に厚み方向の溝を有すると共に、該フェライト板の
一方の主表面に前記溝の縁から連続している凹部を形成
した構造とする。また前記アンカー部材は、フェライト
板とは別部材であって、端部に係止片を有する構造とす
る。本発明では、前記溝にアンカー部材の一部を収める
と共に、アンカー部材の係止片を前記凹部内に没入さ
せ、アンカー部材の残部をフェライト板の他方の主表面
から突出させコンクリート層中に埋没させて固着一体化
する。
形平板状をなすフェライト板に、アンカー部材を突設
し、該アンカー部材の突出部分がコンクリート層中に埋
没するように、フェライト板をコンクリート層に固着し
た電波吸収壁である。ここで本発明の特徴は、アンカー
部材の形状と該アンカー部材を取り付けるためのフェラ
イト板の取付け部分の構造、及びそれらの組み合わせに
よるフェライト板のコンクリート層への固着一体化構造
にある。例えば前記フェライト板は、その相対向する両
側面に厚み方向の溝を有すると共に、該フェライト板の
一方の主表面に前記溝の縁から連続している凹部を形成
した構造とする。また前記アンカー部材は、フェライト
板とは別部材であって、端部に係止片を有する構造とす
る。本発明では、前記溝にアンカー部材の一部を収める
と共に、アンカー部材の係止片を前記凹部内に没入さ
せ、アンカー部材の残部をフェライト板の他方の主表面
から突出させコンクリート層中に埋没させて固着一体化
する。
【0008】通常、コンクリート層の内部には電波反射
体となる金属メッシュを埋設し、フェライト板の表面側
には化粧タイルなどの外装化粧材を取り付ける。フェラ
イト板はフェライトタイル(焼結品)でもよいし、コン
パウンドによる成形体でもよい。このようなフェライト
板は、使用状態に応じて、列をなすように相対向する側
面同士を密着させて配列し、その列が互いに間隔をおい
て等間隔で並ぶように設置する場合(高層建築物の外壁
など)もあるし、四側面が全て隣接するフェライト板と
密着するように(埋め尽くすように)設置する場合(電
波暗室など)もある。
体となる金属メッシュを埋設し、フェライト板の表面側
には化粧タイルなどの外装化粧材を取り付ける。フェラ
イト板はフェライトタイル(焼結品)でもよいし、コン
パウンドによる成形体でもよい。このようなフェライト
板は、使用状態に応じて、列をなすように相対向する側
面同士を密着させて配列し、その列が互いに間隔をおい
て等間隔で並ぶように設置する場合(高層建築物の外壁
など)もあるし、四側面が全て隣接するフェライト板と
密着するように(埋め尽くすように)設置する場合(電
波暗室など)もある。
【0009】外壁面に入射した電波は、一部がフェライ
ト板の表面で反射する。残りはフェライト板を透過し、
金属メッシュで反射して戻り、フェライト板から空間へ
放射される。電波は、フェライト板を透過する行程中、
フェライトの磁気損失で減衰する。またフェライト板の
材料特性や厚みを制御してフェライト板からの放射電波
と、最初の反射電波とが正反対の波形となるようにし、
それによって両者が相殺されて無反射状態を実現する。
このようにして電波の反射を低減するのが、電波吸収壁
である。
ト板の表面で反射する。残りはフェライト板を透過し、
金属メッシュで反射して戻り、フェライト板から空間へ
放射される。電波は、フェライト板を透過する行程中、
フェライトの磁気損失で減衰する。またフェライト板の
材料特性や厚みを制御してフェライト板からの放射電波
と、最初の反射電波とが正反対の波形となるようにし、
それによって両者が相殺されて無反射状態を実現する。
このようにして電波の反射を低減するのが、電波吸収壁
である。
【0010】本発明では、アンカー部材を装着するため
に、フェライト板の側面に形成する溝構造に代えて、フ
ェライト板の中央部に形成する貫通穴構造としてもよい
し、フェライト板の側面に面内方向に形成した横穴を利
用する構成も可能である。溝構造の場合、隣のフェライ
ト板と密着する面(突き合わせ側面)に形成してもよい
し、隣のフェライト板と密着しない面(自由側面)に形
成してもよい。
に、フェライト板の側面に形成する溝構造に代えて、フ
ェライト板の中央部に形成する貫通穴構造としてもよい
し、フェライト板の側面に面内方向に形成した横穴を利
用する構成も可能である。溝構造の場合、隣のフェライ
ト板と密着する面(突き合わせ側面)に形成してもよい
し、隣のフェライト板と密着しない面(自由側面)に形
成してもよい。
【0011】アンカー部材の形状及び材質は、フェライ
ト板の溝や貫通穴などの形状に合わせたものとする。形
状的には、釘型、帯板や針金を折り曲げたV型やU型な
どとする。材質的には、金属、合成樹脂、セラミック
ス、あるいはフェライトなどから選択するが、耐食性の
ある材料とする。金属や合成樹脂を用いた場合、V型や
U型とすると、材料特性及び形態的なバネ性を利用して
フェライト板に仮止めできる利点が生じる。バネ性が利
用できない場合は、他の部材を用いて機械的に挾着した
り、あるいは接着剤を用いるなどの手法で仮止めし、施
工性を高めることも有効である。アンカー部材がV型や
U型のような場合は、形状的にループが形成されコンク
リートが入り込むため、抜ける恐れは全くない。アンカ
ー部材が釘型のような場合には、抜け防止のために、丸
棒部分にぎざぎざやねじを形成したり、突起を設けても
よい。
ト板の溝や貫通穴などの形状に合わせたものとする。形
状的には、釘型、帯板や針金を折り曲げたV型やU型な
どとする。材質的には、金属、合成樹脂、セラミック
ス、あるいはフェライトなどから選択するが、耐食性の
ある材料とする。金属や合成樹脂を用いた場合、V型や
U型とすると、材料特性及び形態的なバネ性を利用して
フェライト板に仮止めできる利点が生じる。バネ性が利
用できない場合は、他の部材を用いて機械的に挾着した
り、あるいは接着剤を用いるなどの手法で仮止めし、施
工性を高めることも有効である。アンカー部材がV型や
U型のような場合は、形状的にループが形成されコンク
リートが入り込むため、抜ける恐れは全くない。アンカ
ー部材が釘型のような場合には、抜け防止のために、丸
棒部分にぎざぎざやねじを形成したり、突起を設けても
よい。
【0012】本発明では、アンカー部材の一部がコンク
リート中に埋没し、該コンクリートと強固に結合する。
勿論、コンクリートはフェライト板に付着しているが、
その付着強度は必ずしも十分ではないので、アンカー部
材はそれを補い結合強度を十分高くする機能を果たして
いる。ここでアンカー部材の一端の係止片は、コンクリ
ートに結合しているアンカー部材からフェライト板が離
脱するのを防ぐ機能を果たす。またアンカー部材の係止
片はフェライト板の凹部に没入しているので、フェライ
ト板の一方の主表面(凹部を形成した方の面)から突出
せず、化粧タイルを貼り付けるような場合に、該係止片
が邪魔にならず、フェライト板表面に密着させることが
できる。
リート中に埋没し、該コンクリートと強固に結合する。
勿論、コンクリートはフェライト板に付着しているが、
その付着強度は必ずしも十分ではないので、アンカー部
材はそれを補い結合強度を十分高くする機能を果たして
いる。ここでアンカー部材の一端の係止片は、コンクリ
ートに結合しているアンカー部材からフェライト板が離
脱するのを防ぐ機能を果たす。またアンカー部材の係止
片はフェライト板の凹部に没入しているので、フェライ
ト板の一方の主表面(凹部を形成した方の面)から突出
せず、化粧タイルを貼り付けるような場合に、該係止片
が邪魔にならず、フェライト板表面に密着させることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る電波吸収壁の
一実施例を示す説明図であり、高層建築物の外壁に適用
する場合の一例である。同図において、Aは平面を、B
は正面を、Cは側面をそれぞれ表している。電波吸収壁
は、全体がほぼ矩形平板状をなす多数のフェライト板1
0を縦方向に列をなすように互いに密着させ、横方向は
列同士が互いにギャップを介して等間隔で並ぶように配
列する。即ち、テレビ電波の到来方向から見て電界成分
方向(建築物の水平方向)にギャップが配列し、磁界成
分方向(建築物の垂直方向)にフェライト板10が列を
なすようにする。各フェライト板10の裏面側にアンカ
ー部材12を突設し、該アンカー部材12の突出部分が
軽量コンクリート層14中に埋没するように、フェライ
ト板10を軽量コンクリート層14に固着一体化する。
軽量コンクリート層14中には、電波反射体としても機
能する金属メッシュ16が埋設され、またフェライト板
10の表面には化粧タイル18が取り付けられる。ここ
で使用する化粧タイル18は、フェライト板10と同
様、突起部を持たない平板状構造である。
一実施例を示す説明図であり、高層建築物の外壁に適用
する場合の一例である。同図において、Aは平面を、B
は正面を、Cは側面をそれぞれ表している。電波吸収壁
は、全体がほぼ矩形平板状をなす多数のフェライト板1
0を縦方向に列をなすように互いに密着させ、横方向は
列同士が互いにギャップを介して等間隔で並ぶように配
列する。即ち、テレビ電波の到来方向から見て電界成分
方向(建築物の水平方向)にギャップが配列し、磁界成
分方向(建築物の垂直方向)にフェライト板10が列を
なすようにする。各フェライト板10の裏面側にアンカ
ー部材12を突設し、該アンカー部材12の突出部分が
軽量コンクリート層14中に埋没するように、フェライ
ト板10を軽量コンクリート層14に固着一体化する。
軽量コンクリート層14中には、電波反射体としても機
能する金属メッシュ16が埋設され、またフェライト板
10の表面には化粧タイル18が取り付けられる。ここ
で使用する化粧タイル18は、フェライト板10と同
様、突起部を持たない平板状構造である。
【0014】前記フェライト板10は、その相対向する
両側面(図1のBでは上側面と下側面)に、図1のAで
拡大して示すように、厚み方向に表面から裏面に至る溝
20を有すると共に、該フェライト板10の表面に前記
溝20の縁から連続している凹部22を形成した構造で
あり、前記アンカー部材12はフェライト板とは別部材
であって、端部に係止片12aを有する構造である。前
記溝20にアンカー部材12の一部を収めると共に、ア
ンカー部材12の係止片12aを前記凹部22内に没入
させ、アンカー部材12の残部をフェライト板10の裏
面から突出させ軽量コンクリート層14中に埋没させて
固着一体化する。
両側面(図1のBでは上側面と下側面)に、図1のAで
拡大して示すように、厚み方向に表面から裏面に至る溝
20を有すると共に、該フェライト板10の表面に前記
溝20の縁から連続している凹部22を形成した構造で
あり、前記アンカー部材12はフェライト板とは別部材
であって、端部に係止片12aを有する構造である。前
記溝20にアンカー部材12の一部を収めると共に、ア
ンカー部材12の係止片12aを前記凹部22内に没入
させ、アンカー部材12の残部をフェライト板10の裏
面から突出させ軽量コンクリート層14中に埋没させて
固着一体化する。
【0015】このようにフェライト板10が磁界成分方
向に連続し、電界成分方向にギャップをおくように配設
することで、電波吸収壁としての吸収体材料定数(μ、
ε)を制御することができる。この構成により、テレビ
電波に対応した広帯域の電波吸収特性が得られる。
向に連続し、電界成分方向にギャップをおくように配設
することで、電波吸収壁としての吸収体材料定数(μ、
ε)を制御することができる。この構成により、テレビ
電波に対応した広帯域の電波吸収特性が得られる。
【0016】次に、フェライト板に形成する各種の溝や
貫通穴などの形状と、それと組み合わせるアンカー部材
の構造のいくつかの例について説明する。それらを大別
すると、フェライト板は、両側面に溝を形成する構成、
両側面に横穴を設ける構成、中央部に貫通穴を形成する
構成がある。アンカー部材は、釘型、V型、U型などが
ある。それらの組み合わせにより、種々の構成が可能で
ある。図2〜図9は側面に溝を形成した例、図10は側
面に横穴を形成した例、図11〜図13は中央部に貫通
穴を形成した例である。
貫通穴などの形状と、それと組み合わせるアンカー部材
の構造のいくつかの例について説明する。それらを大別
すると、フェライト板は、両側面に溝を形成する構成、
両側面に横穴を設ける構成、中央部に貫通穴を形成する
構成がある。アンカー部材は、釘型、V型、U型などが
ある。それらの組み合わせにより、種々の構成が可能で
ある。図2〜図9は側面に溝を形成した例、図10は側
面に横穴を形成した例、図11〜図13は中央部に貫通
穴を形成した例である。
【0017】図2に示す例では、フェライト板30は、
その相対向する両側面の中央に、厚み方向に一方の主表
面から他方の主表面に至る断面半円形状の溝31を有
し、該フェライト板30の一方の主表面に、前記溝31
を取り囲むように溝31の縁から連続して広がるような
浅い半円形状の凹部32を形成した構造である。またア
ンカー部材33は、丸棒体の一端に円板状の係止片33
aを設けた釘型形状である。前記溝31にアンカー部材
33の一部を収めると共に、アンカー部材33の係止片
33aを前記凹部32内に没入させ、アンカー部材の残
部をフェライト板30の他方の主表面から突出させコン
クリート層中に埋没させるようにする。この構成では、
二点鎖線で示すようにフェライト板が連続する場合に
は、1本のアンカー部材が両側のフェライト板に対して
アンカー作用を果たすように構成できる。なお、ここで
は溝や凹部は半円形、アンカー部材は円形であるが、そ
れぞれ対応する角形(四角形や六角形など)としてもよ
い。
その相対向する両側面の中央に、厚み方向に一方の主表
面から他方の主表面に至る断面半円形状の溝31を有
し、該フェライト板30の一方の主表面に、前記溝31
を取り囲むように溝31の縁から連続して広がるような
浅い半円形状の凹部32を形成した構造である。またア
ンカー部材33は、丸棒体の一端に円板状の係止片33
aを設けた釘型形状である。前記溝31にアンカー部材
33の一部を収めると共に、アンカー部材33の係止片
33aを前記凹部32内に没入させ、アンカー部材の残
部をフェライト板30の他方の主表面から突出させコン
クリート層中に埋没させるようにする。この構成では、
二点鎖線で示すようにフェライト板が連続する場合に
は、1本のアンカー部材が両側のフェライト板に対して
アンカー作用を果たすように構成できる。なお、ここで
は溝や凹部は半円形、アンカー部材は円形であるが、そ
れぞれ対応する角形(四角形や六角形など)としてもよ
い。
【0018】図3に示す例では、フェライト板35は、
その相対向する両側面の厚み方向に断面矩形状で広幅の
溝36を有すると共に、該フェライト板35の一方の主
表面に前記溝36の縁から連続し溝幅方向の両側に延び
るような浅い矩形状の凹部37を形成した構造である。
またアンカー部材38は、耐食性材料からなる帯板を曲
げ加工して全体をほぼV型とし、その両端を水平外向き
に曲げて係止片38aとした構造である。前記溝36に
アンカー部材38の一部を収めると共に、アンカー部材
38の係止片38aを前記凹部37内に没入させ、アン
カー部材の残部をフェライト板35の他方の主表面から
突出させてコンクリート層中に埋没させるようにする。
この構成では、アンカー部材38をやや窄めてフェライ
ト板35の溝36及び凹部37に装着することで、アン
カー部材38は、そのバネ性により仮保持されるため、
作業性は良好である。コンクリート打設時には、コンク
リートがアンカー部材のV型部分の内側にも入り込むた
めに、コンクリートとの結合強度は極めて高くなる。
その相対向する両側面の厚み方向に断面矩形状で広幅の
溝36を有すると共に、該フェライト板35の一方の主
表面に前記溝36の縁から連続し溝幅方向の両側に延び
るような浅い矩形状の凹部37を形成した構造である。
またアンカー部材38は、耐食性材料からなる帯板を曲
げ加工して全体をほぼV型とし、その両端を水平外向き
に曲げて係止片38aとした構造である。前記溝36に
アンカー部材38の一部を収めると共に、アンカー部材
38の係止片38aを前記凹部37内に没入させ、アン
カー部材の残部をフェライト板35の他方の主表面から
突出させてコンクリート層中に埋没させるようにする。
この構成では、アンカー部材38をやや窄めてフェライ
ト板35の溝36及び凹部37に装着することで、アン
カー部材38は、そのバネ性により仮保持されるため、
作業性は良好である。コンクリート打設時には、コンク
リートがアンカー部材のV型部分の内側にも入り込むた
めに、コンクリートとの結合強度は極めて高くなる。
【0019】図4に示す例は、図3の応用例であり、フ
ェライト板が一方向に連続する場合に、突き合わせ面に
溝を形成する場合を示している。フェライト板に形成す
る溝や凹部の形状は図3と同様であってよいので、対応
する部分に同一符号を付し、それらについての説明は省
略する。この場合、アンカー部材39としては、幅の広
い帯板を曲げ加工して作製し、全体形状はほぼV型とす
る(前記図3と同様であってよい)。アンカー部材39
の板幅は、各フェライト板35の溝36の深さの1〜2
倍の範囲とする。この構成では、1個のアンカー部材3
9で2枚のフェライト板35に跨がるように装着できる
ことになる。
ェライト板が一方向に連続する場合に、突き合わせ面に
溝を形成する場合を示している。フェライト板に形成す
る溝や凹部の形状は図3と同様であってよいので、対応
する部分に同一符号を付し、それらについての説明は省
略する。この場合、アンカー部材39としては、幅の広
い帯板を曲げ加工して作製し、全体形状はほぼV型とす
る(前記図3と同様であってよい)。アンカー部材39
の板幅は、各フェライト板35の溝36の深さの1〜2
倍の範囲とする。この構成では、1個のアンカー部材3
9で2枚のフェライト板35に跨がるように装着できる
ことになる。
【0020】図5に示す例は、図3の変形例である。フ
ェライト板40は、その相対向する両側面の厚み方向に
断面矩形状で広幅の溝41を有すると共に、該フェライ
ト板40の一方の主表面に、前記溝41の縁から連続し
溝幅方向の両側に延びるような浅い矩形状の凹部42を
形成した構造である。またアンカー部材43は、針金を
曲げ加工して全体をほぼV型とし、その両端を水平外向
きに曲げて係止片43aとした構造である。前記溝41
にアンカー部材43の一部を収めると共に、アンカー部
材43の係止片43aを前記凹部42内に没入させ、ア
ンカー部材の残部をフェライト板40の他方の主表面か
ら突出させコンクリート層中に埋没させるようにする。
なお、アンカー部材43として断面円形の針金を使用し
ているため、ずれ易いので、凹部42は三方が取り囲ま
れる形状にしている。
ェライト板40は、その相対向する両側面の厚み方向に
断面矩形状で広幅の溝41を有すると共に、該フェライ
ト板40の一方の主表面に、前記溝41の縁から連続し
溝幅方向の両側に延びるような浅い矩形状の凹部42を
形成した構造である。またアンカー部材43は、針金を
曲げ加工して全体をほぼV型とし、その両端を水平外向
きに曲げて係止片43aとした構造である。前記溝41
にアンカー部材43の一部を収めると共に、アンカー部
材43の係止片43aを前記凹部42内に没入させ、ア
ンカー部材の残部をフェライト板40の他方の主表面か
ら突出させコンクリート層中に埋没させるようにする。
なお、アンカー部材43として断面円形の針金を使用し
ているため、ずれ易いので、凹部42は三方が取り囲ま
れる形状にしている。
【0021】図6に示す例では、フェライト板45は、
その相対向する両側面の厚み方向に断面矩形状で狭幅の
溝46を、一側面に2個ずつ間隔をおいて設けると共
に、該フェライト板45の一方の主表面に、前記溝46
の縁から連続し溝幅方向の互いに外側の部分に延びるよ
うな浅い矩形状の凹部47を形成した構造である。また
アンカー部材48は、耐食性材料の帯板を曲げ加工して
全体をほぼU型とし、その両端を水平外向きに曲げて係
止片48aとした構造である。前記溝46にアンカー部
材48の一部を収めると共に、アンカー部材48の係止
片48aを前記凹部47内に没入させ、アンカー部材の
残部をフェライト板45の他方の主表面から突出させて
コンクリート層中に埋没させる。アンカー部材はバネ性
を有する材料で製作してもよい。この構成も、コンクリ
ート打設時には、コンクリートがアンカー部材のU型部
分の内側に入り込むために、コンクリートとの結合強度
は極めて高くなる。
その相対向する両側面の厚み方向に断面矩形状で狭幅の
溝46を、一側面に2個ずつ間隔をおいて設けると共
に、該フェライト板45の一方の主表面に、前記溝46
の縁から連続し溝幅方向の互いに外側の部分に延びるよ
うな浅い矩形状の凹部47を形成した構造である。また
アンカー部材48は、耐食性材料の帯板を曲げ加工して
全体をほぼU型とし、その両端を水平外向きに曲げて係
止片48aとした構造である。前記溝46にアンカー部
材48の一部を収めると共に、アンカー部材48の係止
片48aを前記凹部47内に没入させ、アンカー部材の
残部をフェライト板45の他方の主表面から突出させて
コンクリート層中に埋没させる。アンカー部材はバネ性
を有する材料で製作してもよい。この構成も、コンクリ
ート打設時には、コンクリートがアンカー部材のU型部
分の内側に入り込むために、コンクリートとの結合強度
は極めて高くなる。
【0022】図7に示す例は、図6の変形例である。フ
ェライト板50は、その相対向する両側面に断面矩形状
で狭幅の溝51を、一側面に2個ずつ間隔をおいて設
け、前記溝51の縁から連続し溝幅方向の互いに外側の
部分に延びるような浅い凹部52を形成した構造であ
る。アンカー部材53は、針金を曲げ加工して全体をほ
ぼU型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片53
aとした構造である。前記溝51にアンカー部材53の
一部を収めると共に、アンカー部材53の係止片53a
を前記凹部52内に没入させ、アンカー部材の残部をフ
ェライト板50の他方の主表面から突出させコンクリー
ト層中に埋没させる。この場合も、アンカー部材53と
して断面円形の針金を使用しているため、ずれ易いの
で、凹部52は三方が取り囲まれる形状にしている。
ェライト板50は、その相対向する両側面に断面矩形状
で狭幅の溝51を、一側面に2個ずつ間隔をおいて設
け、前記溝51の縁から連続し溝幅方向の互いに外側の
部分に延びるような浅い凹部52を形成した構造であ
る。アンカー部材53は、針金を曲げ加工して全体をほ
ぼU型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片53
aとした構造である。前記溝51にアンカー部材53の
一部を収めると共に、アンカー部材53の係止片53a
を前記凹部52内に没入させ、アンカー部材の残部をフ
ェライト板50の他方の主表面から突出させコンクリー
ト層中に埋没させる。この場合も、アンカー部材53と
して断面円形の針金を使用しているため、ずれ易いの
で、凹部52は三方が取り囲まれる形状にしている。
【0023】図8に示す例では、フェライト板55は、
その相対向する両側面の中央に、厚み方向に断面矩形状
で狭幅の溝56を設けると共に、該フェライト板55の
一方の主表面に、前記溝56の縁から連続し溝底方向に
延びるような浅い矩形状の凹部57を形成した構造であ
る。またアンカー部材58は、帯板を曲げ加工して全体
をほぼU型とし、その両端を水平内向きに曲げて係止片
58aとした構造である。前記両溝56にアンカー部材
58の両脚部の一部をそれぞれ収めると共に、アンカー
部材58の両係止片58aをそれぞれ前記両側面の凹部
57内に没入させ、アンカー部材の残部をフェライト板
55の他方の主表面から突出させてコンクリート層中に
埋没させる。アンカー部材はバネ性を有する材料で製作
するのがよい。この構成も、コンクリート打設時には、
コンクリートがアンカー部材のU型部分の内側に入り込
むために、コンクリートとの結合強度は十分高くなる。
その相対向する両側面の中央に、厚み方向に断面矩形状
で狭幅の溝56を設けると共に、該フェライト板55の
一方の主表面に、前記溝56の縁から連続し溝底方向に
延びるような浅い矩形状の凹部57を形成した構造であ
る。またアンカー部材58は、帯板を曲げ加工して全体
をほぼU型とし、その両端を水平内向きに曲げて係止片
58aとした構造である。前記両溝56にアンカー部材
58の両脚部の一部をそれぞれ収めると共に、アンカー
部材58の両係止片58aをそれぞれ前記両側面の凹部
57内に没入させ、アンカー部材の残部をフェライト板
55の他方の主表面から突出させてコンクリート層中に
埋没させる。アンカー部材はバネ性を有する材料で製作
するのがよい。この構成も、コンクリート打設時には、
コンクリートがアンカー部材のU型部分の内側に入り込
むために、コンクリートとの結合強度は十分高くなる。
【0024】図9に示す例は、図8の変形例である。フ
ェライト板60は、その相対向する両側面中央に断面半
円形状の溝61を設け、前記溝61の縁から連続し溝底
方向に延びるような凹部62を形成した構造である。ア
ンカー部材63は、針金を曲げ加工して全体をほぼU型
とし、その両端を水平内向きに曲げて係止片63aとし
た構造である。前記溝61にアンカー部材63の一部を
収めると共に、係止片63aを前記凹部62内に没入さ
せ、アンカー部材の残部をフェライト板60の他方の主
表面から突出させてコンクリート層中に埋没させる。
ェライト板60は、その相対向する両側面中央に断面半
円形状の溝61を設け、前記溝61の縁から連続し溝底
方向に延びるような凹部62を形成した構造である。ア
ンカー部材63は、針金を曲げ加工して全体をほぼU型
とし、その両端を水平内向きに曲げて係止片63aとし
た構造である。前記溝61にアンカー部材63の一部を
収めると共に、係止片63aを前記凹部62内に没入さ
せ、アンカー部材の残部をフェライト板60の他方の主
表面から突出させてコンクリート層中に埋没させる。
【0025】図10では、図面を分かり易くするため
に、フェライト板を半断面状態で示している。フェライ
ト板65は、その相対向する両側面中央に、面内方向の
横穴67を有する構造であり、アンカー部材68は、針
金を曲げ加工して全体をほぼU型とし、その両端を水平
内向きに曲げて係止片68aとした構造である。前記横
穴67の入口側にはアンカー部材68を装着する際の逃
げとなり且つアンカー部材68の倒れを防ぐための切欠
き66を設ける。前記横穴67にアンカー部材68の係
止片68aを挿入し、アンカー部材68の残部をフェラ
イト板65の主表面から突出させてコンクリート層中に
埋没させる。前記切欠き66を設けることで、フェライ
ト板を溝形成面が突き合わせ面となるように配列して
も、アンカー部材が突き合わせの障害とならずに互いに
密着させることができる。
に、フェライト板を半断面状態で示している。フェライ
ト板65は、その相対向する両側面中央に、面内方向の
横穴67を有する構造であり、アンカー部材68は、針
金を曲げ加工して全体をほぼU型とし、その両端を水平
内向きに曲げて係止片68aとした構造である。前記横
穴67の入口側にはアンカー部材68を装着する際の逃
げとなり且つアンカー部材68の倒れを防ぐための切欠
き66を設ける。前記横穴67にアンカー部材68の係
止片68aを挿入し、アンカー部材68の残部をフェラ
イト板65の主表面から突出させてコンクリート層中に
埋没させる。前記切欠き66を設けることで、フェライ
ト板を溝形成面が突き合わせ面となるように配列して
も、アンカー部材が突き合わせの障害とならずに互いに
密着させることができる。
【0026】図11に示す例では、フェライト板70
は、中央厚み方向に断面円形状の貫通穴71を有し、該
フェライト板70の一方の主表面に、前記貫通穴71を
取り囲むように該貫通穴71の全周縁から連続して広が
るような浅い円形状の凹部72を形成した構造である。
またアンカー部材73は、丸棒体の一端に円板状の係止
片73aを設けた釘型形状である。前記貫通穴71にア
ンカー部材73の一部を収めると共に、アンカー部材7
3の係止片73aを前記凹部72内に没入させ、アンカ
ー部材の残部をフェライト板70の他方の主表面から突
出させてコンクリート層中に埋没させるようにする。
は、中央厚み方向に断面円形状の貫通穴71を有し、該
フェライト板70の一方の主表面に、前記貫通穴71を
取り囲むように該貫通穴71の全周縁から連続して広が
るような浅い円形状の凹部72を形成した構造である。
またアンカー部材73は、丸棒体の一端に円板状の係止
片73aを設けた釘型形状である。前記貫通穴71にア
ンカー部材73の一部を収めると共に、アンカー部材7
3の係止片73aを前記凹部72内に没入させ、アンカ
ー部材の残部をフェライト板70の他方の主表面から突
出させてコンクリート層中に埋没させるようにする。
【0027】図12に示す例では、フェライト板75
は、その中央厚み方向にスロット状の貫通穴76を有
し、該フェライト板75の一方の主表面に、前記貫通穴
76の長手方向の両側に穴縁から連続して延びるような
浅い矩形状の凹部77を形成した構造である。またアン
カー部材78は、バネ性を有する材料からなり、前記貫
通穴76の幅以下の幅の帯板を曲げ加工して全体をほぼ
V型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片78a
とした構造である。前記貫通穴76にアンカー部材78
の一部を収めると共に、アンカー部材78の係止片78
aを前記凹部77内に没入させ、アンカー部材の残部を
フェライト板75の他方の主表面から突出させコンクリ
ート層中に埋没させるようにする。
は、その中央厚み方向にスロット状の貫通穴76を有
し、該フェライト板75の一方の主表面に、前記貫通穴
76の長手方向の両側に穴縁から連続して延びるような
浅い矩形状の凹部77を形成した構造である。またアン
カー部材78は、バネ性を有する材料からなり、前記貫
通穴76の幅以下の幅の帯板を曲げ加工して全体をほぼ
V型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片78a
とした構造である。前記貫通穴76にアンカー部材78
の一部を収めると共に、アンカー部材78の係止片78
aを前記凹部77内に没入させ、アンカー部材の残部を
フェライト板75の他方の主表面から突出させコンクリ
ート層中に埋没させるようにする。
【0028】図13に示す例は図12の変形例である。
フェライト板80は、中央厚み方向にスロット状の貫通
穴81を有し、該フェライト板80の一方の主表面に、
前記貫通穴81の長手方向の両側に穴縁から連続して延
びるような矩形状の凹部82を形成した構造である。ま
たアンカー部材83は、針金を曲げ加工して全体をほぼ
V型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片83a
とした構造である。前記貫通穴81にアンカー部材83
の一部を収めると共に、アンカー部材83の係止片83
aを前記凹部82内に没入させ、アンカー部材の残部を
フェライト板80の他方の主表面から突出させコンクリ
ート層中に埋没させるようにする。
フェライト板80は、中央厚み方向にスロット状の貫通
穴81を有し、該フェライト板80の一方の主表面に、
前記貫通穴81の長手方向の両側に穴縁から連続して延
びるような矩形状の凹部82を形成した構造である。ま
たアンカー部材83は、針金を曲げ加工して全体をほぼ
V型とし、その両端を水平外向きに曲げて係止片83a
とした構造である。前記貫通穴81にアンカー部材83
の一部を収めると共に、アンカー部材83の係止片83
aを前記凹部82内に没入させ、アンカー部材の残部を
フェライト板80の他方の主表面から突出させコンクリ
ート層中に埋没させるようにする。
【0029】本発明で用いるフェライト板は、焼結品で
あるフェライトタイルでもよいし、フェライト粒と各種
の結合材とを混合したコンパウンドを用いた平板状成形
体でもよい。フェライトの材質は、例えばMg−Zn
系、Mn−Zn系、又はNi−Zn系など、従来電波吸
収体用として用いられていた材質であってよい。例えば
フェライト成形体の場合、粒径は使用する結合材や混合
割合などによっても異なるが、例えば0.1〜5mm程度
の範囲から選択する。結合材は、外壁などに使用する場
合には既に実績のあるセメントなどの無機結合材が好ま
しいが、用途や使用条件などによっては合成樹脂や合成
ゴムなどの有機結合材でもよい。フェライト粒と結合材
との混合割合は、フェライト粒の粒径や結合材の種類な
どによって異なるが、セメントを使用する場合には結合
材1重量部に対してフェライト粒7〜9重量部とする。
有機結合材を用いる場合には、フェライト粒の割合を更
に多く(例えば15重量部程度まで)できる。
あるフェライトタイルでもよいし、フェライト粒と各種
の結合材とを混合したコンパウンドを用いた平板状成形
体でもよい。フェライトの材質は、例えばMg−Zn
系、Mn−Zn系、又はNi−Zn系など、従来電波吸
収体用として用いられていた材質であってよい。例えば
フェライト成形体の場合、粒径は使用する結合材や混合
割合などによっても異なるが、例えば0.1〜5mm程度
の範囲から選択する。結合材は、外壁などに使用する場
合には既に実績のあるセメントなどの無機結合材が好ま
しいが、用途や使用条件などによっては合成樹脂や合成
ゴムなどの有機結合材でもよい。フェライト粒と結合材
との混合割合は、フェライト粒の粒径や結合材の種類な
どによって異なるが、セメントを使用する場合には結合
材1重量部に対してフェライト粒7〜9重量部とする。
有機結合材を用いる場合には、フェライト粒の割合を更
に多く(例えば15重量部程度まで)できる。
【0030】本発明は、上記のような高層建築物の外壁
に取り付けてテレビ電波を吸収する電波吸収壁の他、各
種の電波暗室などにも適用できることはいうまでもな
い。その場合、フェライト板は縦横に隙間なく配列する
ような構成とする。電波暗室などでは、フェライト板は
樹脂やゴムを結合材とするコンパウンドを用いて成形し
たものでも使用可能である。
に取り付けてテレビ電波を吸収する電波吸収壁の他、各
種の電波暗室などにも適用できることはいうまでもな
い。その場合、フェライト板は縦横に隙間なく配列する
ような構成とする。電波暗室などでは、フェライト板は
樹脂やゴムを結合材とするコンパウンドを用いて成形し
たものでも使用可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記のように、フェライト板に
溝や貫通穴などを設けると共に、その縁に凹部を形成
し、フェライト板とは別部材であって端部に係止片を有
するアンカー部材を用いて、該アンカー部材の一部を溝
や貫通穴などに収め、係止片を凹部に没入させ、アンカ
ー部材の残部をコンクリート層中に埋没させる構造であ
るから、アンカー部材による十分強力なアンカー機能が
働くためフェライト板をコンクリート層に強固に結合す
ることができ、フェライト板のコンクリートからの剥離
の恐れは全く無くなる。またアンカー部材は簡単にフェ
ライト板に取り付けることができるために、施工性は良
好である。更に、フェライト板及び外装化粧板とも突出
部分の無い平板形状でよく、製品歩留りの悪化が生じな
いため、製造コストの点で有利であるし、基本的にフェ
ライト板などは、それら自体の本来の厚みのみで収まる
ので、嵩張ることもなく、運送・保管コストの面でも有
利となる。
溝や貫通穴などを設けると共に、その縁に凹部を形成
し、フェライト板とは別部材であって端部に係止片を有
するアンカー部材を用いて、該アンカー部材の一部を溝
や貫通穴などに収め、係止片を凹部に没入させ、アンカ
ー部材の残部をコンクリート層中に埋没させる構造であ
るから、アンカー部材による十分強力なアンカー機能が
働くためフェライト板をコンクリート層に強固に結合す
ることができ、フェライト板のコンクリートからの剥離
の恐れは全く無くなる。またアンカー部材は簡単にフェ
ライト板に取り付けることができるために、施工性は良
好である。更に、フェライト板及び外装化粧板とも突出
部分の無い平板形状でよく、製品歩留りの悪化が生じな
いため、製造コストの点で有利であるし、基本的にフェ
ライト板などは、それら自体の本来の厚みのみで収まる
ので、嵩張ることもなく、運送・保管コストの面でも有
利となる。
【図1】本発明に係る電波吸収壁の一実施例を示す説明
図。
図。
【図2】断面半円形状の溝と釘型アンカー部材の例を示
す説明図。
す説明図。
【図3】広幅で断面矩形状の溝とV型アンカー部材の例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図4】広幅で断面矩形状の溝とV型アンカー部材によ
るフェライト板連結状態の例を示す説明図。
るフェライト板連結状態の例を示す説明図。
【図5】広幅で断面矩形状の溝とV型アンカー部材の他
の例を示す説明図。
の例を示す説明図。
【図6】狭幅で断面矩形状の一対の溝とU型アンカー部
材の例を示す説明図。
材の例を示す説明図。
【図7】狭幅で断面矩形状の一対の溝とU型アンカー部
材の他の例を示す説明図。
材の他の例を示す説明図。
【図8】断面矩形状の溝とU型アンカー部材の例を示す
説明図。
説明図。
【図9】断面半円形状の溝とU型アンカー部材の例を示
す説明図。
す説明図。
【図10】横穴とU型アンカー部材の例を示す説明図。
【図11】円形貫通穴と釘型アンカー部材の例を示す説
明図。
明図。
【図12】スロット状貫通穴とV型アンカー部材の例を
示す説明図。
示す説明図。
【図13】スロット状貫通穴とV型アンカー部材の他の
例を示す説明図。
例を示す説明図。
10 フェライト板 12 アンカー部材 12a 係止片 14 コンクリート層 16 金属メッシュ 18 化粧タイル 20 溝 22 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉竹 増実 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 石倉 誠 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 全体がほぼ矩形平板状をなすフェライト
板にアンカー部材を突設し、該アンカー部材の突出部分
がコンクリート層中に埋没するように、フェライト板を
コンクリート層に固着した電波吸収壁において、 前記フェライト板は、その相対向する両側面に厚み方向
の溝を有すると共に、該フェライト板の一方の主表面に
前記溝の縁から連続している凹部を形成した構造であ
り、前記アンカー部材はフェライト板とは別部材であっ
て、端部に係止片を有し、前記溝にアンカー部材の一部
を収めると共に、アンカー部材の係止片を前記凹部内に
没入させ、アンカー部材の残部をフェライト板の他方の
主表面から突出させコンクリート層中に埋没させて固着
一体化した電波吸収壁。 - 【請求項2】 前記溝は断面半円形状であり、前記凹部
も該溝を取り囲むように半円形状に広がって形成され、
前記アンカー部材は丸棒体の一端に円板状の係止片を有
する釘型形状である請求項1記載の電波吸収壁。 - 【請求項3】 前記溝は断面矩形状の広幅構造であり、
前記凹部は該溝の溝幅方向の両側に形成され、前記アン
カー部材は、バネ性を有する材料からなり、全体がほぼ
V型をなし、その両端が外側に曲がって係止片を形成し
ている請求項1記載の電波吸収壁。 - 【請求項4】 前記溝は断面矩形状の狭幅構造であり、
該溝が一側面に2個ずつ間隔をおいて形成され、前記凹
部は該溝の溝幅方向の互いに外側の部分に形成され、前
記アンカー部材は、バネ性を有する材料からなり、全体
がほぼU型をなし、その両端が外側に曲がって係止片を
形成していて、該アンカー部材の両脚部の一部をそれぞ
れ一側面の2個の溝に収める請求項1記載の電波吸収
壁。 - 【請求項5】 前記凹部は溝底に形成され、前記アンカ
ー部材は、全体がほぼU型をなし、その両端が内側に曲
がって係止片を形成していて、該アンカー部材の両脚部
の一部をそれぞれ両側面の溝に収める請求項1記載の電
波吸収壁。 - 【請求項6】 全体がほぼ矩形平板状をなすフェライト
板にアンカー部材を突設し、該アンカー部材の突出部分
がコンクリート層中に埋没するように、フェライト板を
コンクリート層に固着した電波吸収壁において、 前記フェライト板は、その相対向する両側面に、面内方
向の横穴を有する構造であり、前記アンカー部材はフェ
ライト板とは別部材であって、バネ性を有する材料から
なり、全体ほぼU型をなし、その両端が内側に曲がった
係止片を有し、前記横穴にアンカー部材の係止片を没入
させ、アンカー部材の残部をフェライト板の主表面から
突出させコンクリート層中に埋没させて固着一体化した
電波吸収壁。 - 【請求項7】 全体がほぼ矩形平板状をなすフェライト
板にアンカー部材を突設し、該アンカー部材の突出部分
がコンクリート層中に埋没するように、フェライト板を
コンクリート層に固着した電波吸収壁において、 前記フェライト板は、その中央厚み方向に貫通穴を有す
ると共に、該フェライト板の一方の主表面に前記貫通穴
の縁から連続している凹部を形成した構造であり、前記
アンカー部材はフェライト板とは別部材であって、端部
に係止片を有し、前記貫通穴にアンカー部材の一部を収
めると共に、アンカー部材の係止片を前記凹部内に没入
させ、アンカー部材の残部をフェライト板の他方の主表
面から突出させコンクリート層中に埋没させて固着一体
化した電波吸収壁。 - 【請求項8】 前記貫通穴は断面円形状であり、前記凹
部も該貫通穴を取り囲むように円形状に形成され、前記
アンカー部材は丸棒体の一端に円板状の係止片を有する
釘型形状である請求項7記載の電波吸収壁。 - 【請求項9】 前記貫通穴はスロット状であり、前記凹
部は該貫通穴の長手方向の両側に形成され、前記アンカ
ー部材は、バネ性を有する材料からなり、全体がほぼV
型をなし、その両端が外側に曲がって係止片を形成して
いる請求項7記載の電波吸収壁。 - 【請求項10】 フェライト板の主表面のうち、凹部を
形成した主表面側に外装化粧材を設ける請求項1乃至9
記載の電波吸収壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28463196A JPH10112596A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 電波吸収壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28463196A JPH10112596A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 電波吸収壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10112596A true JPH10112596A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17680979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28463196A Pending JPH10112596A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 電波吸収壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10112596A (ja) |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP28463196A patent/JPH10112596A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060613 |