JPH10121989A - 油圧制御弁 - Google Patents
油圧制御弁Info
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- JPH10121989A JPH10121989A JP29758796A JP29758796A JPH10121989A JP H10121989 A JPH10121989 A JP H10121989A JP 29758796 A JP29758796 A JP 29758796A JP 29758796 A JP29758796 A JP 29758796A JP H10121989 A JPH10121989 A JP H10121989A
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- Japan
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- valve
- pressure side
- side passage
- low
- valve needle
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧側の圧力によらず開弁応答性のよい油圧
制御弁を提供することである。 【解決手段】 バルブボディ307には高圧側通路31
2を弁シリンダ310内周面310aに開口するように
形成し、低圧側通路311を弁ニードル313先端に対
向するように形成する。弁ニードル313の軸部313
aには弁シリンダ310の内周面310aと断面形状が
同一でこれと褶接する部分316を設けることで、高圧
燃料のスプリング室306への流入を阻止する。弁ニー
ドル313には貫通穴315を形成して低圧側通路31
1とスプリング室306とを常時、連通せしめること
で、両者の圧力を同じにし弁ニードル313がスプリン
グ305およびソレノイドコイル319の付勢力のみに
より作動するようにする。
制御弁を提供することである。 【解決手段】 バルブボディ307には高圧側通路31
2を弁シリンダ310内周面310aに開口するように
形成し、低圧側通路311を弁ニードル313先端に対
向するように形成する。弁ニードル313の軸部313
aには弁シリンダ310の内周面310aと断面形状が
同一でこれと褶接する部分316を設けることで、高圧
燃料のスプリング室306への流入を阻止する。弁ニー
ドル313には貫通穴315を形成して低圧側通路31
1とスプリング室306とを常時、連通せしめること
で、両者の圧力を同じにし弁ニードル313がスプリン
グ305およびソレノイドコイル319の付勢力のみに
より作動するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの燃料噴射ポンプの噴射時期制御用等に用いられる油
圧制御弁に関する。
ンの燃料噴射ポンプの噴射時期制御用等に用いられる油
圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等で使用される燃料
噴射ポンプのうち、分配型のものでは、実開昭63−1
10640号公報等に記載されているように燃料噴射時
期を制御するタイマ装置が設けられている。タイマ装置
は、燃料を圧送するプランジャを往復運動させるカム動
のタイミングを変化せしめることにより燃料の噴射時期
を調整するもので、カム動のタイミングを変化せしめる
フェイスカム等と連動するタイマピストンが設けられ、
その端面を押圧する油圧を油圧制御弁により調整するこ
とでタイマピストンの位置を変更している。
噴射ポンプのうち、分配型のものでは、実開昭63−1
10640号公報等に記載されているように燃料噴射時
期を制御するタイマ装置が設けられている。タイマ装置
は、燃料を圧送するプランジャを往復運動させるカム動
のタイミングを変化せしめることにより燃料の噴射時期
を調整するもので、カム動のタイミングを変化せしめる
フェイスカム等と連動するタイマピストンが設けられ、
その端面を押圧する油圧を油圧制御弁により調整するこ
とでタイマピストンの位置を変更している。
【0003】油圧制御弁としては、ソレノイドコイルに
よって電磁的に開閉制御するようにしたものが、例えば
実開昭56−173736号公報に記載されている。こ
のような油圧制御弁のコストダウンを図るべく、ガソリ
ンエンジンにおいて吸気管に燃料を噴射するために使用
される燃料噴射弁の部品を用いることが行われている。
図7は燃料噴射弁の一例を示すものである。バルブボデ
ィ601に形成したバルブシリンダ602には弁ニード
ル603が挿置され左右動自在としてある。駆動部60
5は弁ニードル603と一体のアーマチャ604に閉弁
方向の付勢力を加えるスプリング606と開弁方向の付
勢力を加えるソレノイドコイル607とを備えている。
またシム608が弁ニードル603の開弁方向の動きを
規制し弁部609のリフト量を規定している。燃料は燃
料供給口610から導入され、スプリング606が収容
されるスプリング室611、弁ニードル603側面の流
路612を通って燃料溜まり室613に達している。ソ
レノイドコイル607等の主要部で構成される駆動部6
05が油圧制御弁の部品として用いられる。特開昭60
−132038号公報、特開平2−211374号公報
にはかかる燃料噴射弁の部品を用いた油圧制御弁が記載
されている。
よって電磁的に開閉制御するようにしたものが、例えば
実開昭56−173736号公報に記載されている。こ
のような油圧制御弁のコストダウンを図るべく、ガソリ
ンエンジンにおいて吸気管に燃料を噴射するために使用
される燃料噴射弁の部品を用いることが行われている。
図7は燃料噴射弁の一例を示すものである。バルブボデ
ィ601に形成したバルブシリンダ602には弁ニード
ル603が挿置され左右動自在としてある。駆動部60
5は弁ニードル603と一体のアーマチャ604に閉弁
方向の付勢力を加えるスプリング606と開弁方向の付
勢力を加えるソレノイドコイル607とを備えている。
またシム608が弁ニードル603の開弁方向の動きを
規制し弁部609のリフト量を規定している。燃料は燃
料供給口610から導入され、スプリング606が収容
されるスプリング室611、弁ニードル603側面の流
路612を通って燃料溜まり室613に達している。ソ
レノイドコイル607等の主要部で構成される駆動部6
05が油圧制御弁の部品として用いられる。特開昭60
−132038号公報、特開平2−211374号公報
にはかかる燃料噴射弁の部品を用いた油圧制御弁が記載
されている。
【0004】図8は特開昭60−132038号公報記
載の分配型燃料噴射ポンプのタイマ装置である。ここで
用いられている油圧制御弁707はボトムフィード型
で、燃料はタイマシリンダ700を褶動するタイマピス
トン701の両側に設けられたタイマ高圧室702およ
びタイマ低圧室703を接続する燃料流路704,70
5の途中に設けられている。油圧制御弁707は、バル
ブボディ709にタイマ高圧室702からの燃料を受け
入れるハウジング室708と連通する流路710が形成
されている。流路710は弁ニードル711の側面の流
路712と連通している。開弁時には、燃料は流路71
0,712から弁部713を通って燃料流路705から
タイマ低圧室703に逃がされる。
載の分配型燃料噴射ポンプのタイマ装置である。ここで
用いられている油圧制御弁707はボトムフィード型
で、燃料はタイマシリンダ700を褶動するタイマピス
トン701の両側に設けられたタイマ高圧室702およ
びタイマ低圧室703を接続する燃料流路704,70
5の途中に設けられている。油圧制御弁707は、バル
ブボディ709にタイマ高圧室702からの燃料を受け
入れるハウジング室708と連通する流路710が形成
されている。流路710は弁ニードル711の側面の流
路712と連通している。開弁時には、燃料は流路71
0,712から弁部713を通って燃料流路705から
タイマ低圧室703に逃がされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開
昭60−132038号公報記載のタイマ装置では、燃
料の圧送工程時にタイマピストン701がフェイスカム
の圧送反力を受けてタイマ高圧室702が噴射圧力に比
例して高圧となり、約100気圧にも達する。弁ニード
ル711の側面の流路712とスプリング室714とは
通じており、スプリング室714の燃料圧により、弁ニ
ードル711に閉弁方向の相当大きな力(図の左方向)
が作用する。この結果、単純に燃料噴射弁の駆動部を用
いたのでは開弁応答性がタイマ高圧室702の圧力によ
って変化し、十分な精度で噴射時期の制御ができないと
いう問題がある。
昭60−132038号公報記載のタイマ装置では、燃
料の圧送工程時にタイマピストン701がフェイスカム
の圧送反力を受けてタイマ高圧室702が噴射圧力に比
例して高圧となり、約100気圧にも達する。弁ニード
ル711の側面の流路712とスプリング室714とは
通じており、スプリング室714の燃料圧により、弁ニ
ードル711に閉弁方向の相当大きな力(図の左方向)
が作用する。この結果、単純に燃料噴射弁の駆動部を用
いたのでは開弁応答性がタイマ高圧室702の圧力によ
って変化し、十分な精度で噴射時期の制御ができないと
いう問題がある。
【0006】そこで本発明は、上記従来の技術の問題点
に鑑みなされたもので、高圧側の圧力が変動しても開弁
応答性が安定している、しかも容易に実施が可能な油圧
制御弁を提供することを目的とする。
に鑑みなされたもので、高圧側の圧力が変動しても開弁
応答性が安定している、しかも容易に実施が可能な油圧
制御弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、バルブボディに形成されるバルブシリンダに弁ニー
ドルが挿置され、弁ニードルに付勢力を加えるスプリン
グがバルブシリンダと連通するスプリング室に配設さ
れ、弁ニードルと実質的に一体のアーマチャに電磁力を
加えるソレノイドコイルを具備する油圧制御弁におい
て、バルブボディには、バルブシリンダとともに、高圧
流体通路と連通する高圧側通路をバルブシリンダ内周面
に開口するように形成し、低圧流体通路と連通する低圧
側通路を上記弁ニードルの先端面に対向する位置に開口
するように形成し、低圧側通路の開口部を弁ニードル先
端の弁体部を受ける弁座部となす。弁ニードルの軸部に
は、バルブシリンダと断面形状が同一でバルブシリンダ
内周面と褶接する部分を、高圧側通路の開口位置よりも
スプリング室側に少なくとも1箇所形成して高圧側通路
とスプリング室とを常時、遮断する。かつ低圧側通路と
スプリング室とを連通せしめる連通路を設ける。
は、バルブボディに形成されるバルブシリンダに弁ニー
ドルが挿置され、弁ニードルに付勢力を加えるスプリン
グがバルブシリンダと連通するスプリング室に配設さ
れ、弁ニードルと実質的に一体のアーマチャに電磁力を
加えるソレノイドコイルを具備する油圧制御弁におい
て、バルブボディには、バルブシリンダとともに、高圧
流体通路と連通する高圧側通路をバルブシリンダ内周面
に開口するように形成し、低圧流体通路と連通する低圧
側通路を上記弁ニードルの先端面に対向する位置に開口
するように形成し、低圧側通路の開口部を弁ニードル先
端の弁体部を受ける弁座部となす。弁ニードルの軸部に
は、バルブシリンダと断面形状が同一でバルブシリンダ
内周面と褶接する部分を、高圧側通路の開口位置よりも
スプリング室側に少なくとも1箇所形成して高圧側通路
とスプリング室とを常時、遮断する。かつ低圧側通路と
スプリング室とを連通せしめる連通路を設ける。
【0008】弁ニードルの、バルブシリンダ内周面と褶
接する部分が高圧側通路からスプリング室への高圧流体
の流通を阻止する。連通路が低圧側通路とスプリング室
とを連通することにより、低圧側通路とスプリング室と
で圧力が等しくなり、実質的に弁ニードルにスプリング
およびソレノイドコイルの付勢力以外の余計な力が作用
しない。しかして高圧側通路の圧力が変動しても開弁応
答性が安定する。しかも複雑な部材を要しないので、容
易に実施可能である。
接する部分が高圧側通路からスプリング室への高圧流体
の流通を阻止する。連通路が低圧側通路とスプリング室
とを連通することにより、低圧側通路とスプリング室と
で圧力が等しくなり、実質的に弁ニードルにスプリング
およびソレノイドコイルの付勢力以外の余計な力が作用
しない。しかして高圧側通路の圧力が変動しても開弁応
答性が安定する。しかも複雑な部材を要しないので、容
易に実施可能である。
【0009】請求項2記載の発明では、上記連通路を、
上記弁ニードルに先端面と基端面とが開口位置となるよ
うに形成した貫通穴とする。
上記弁ニードルに先端面と基端面とが開口位置となるよ
うに形成した貫通穴とする。
【0010】連通路が貫通穴を形成するだけでよいので
極めて容易に実施でき、同時に弁ニードルが軽量化でき
る。
極めて容易に実施でき、同時に弁ニードルが軽量化でき
る。
【0011】請求項3記載の発明では、バルブボディに
形成されるバルブシリンダおよび略円環状のシムに、軸
部をバルブシリンダ側で大径としてスプリング室方向へ
の移動が規制される弁ニードルが挿置され、弁ニードル
に付勢力を加えるスプリングがシムを介してバルブシリ
ンダと連通するスプリング室に配設され、弁ニードルと
実質的に一体のアーマチャに電磁力を加えるソレノイド
コイルを具備する油圧制御弁において、バルブボディに
は、バルブシリンダとともに、高圧流体通路と連通する
高圧側通路をバルブシリンダ内周面に開口するように形
成し、低圧流体通路と連通する低圧側通路を上記弁ニー
ドルの先端面に対向する位置に開口するように形成し、
低圧側通路の開口部を弁ニードル先端の弁体部を受ける
弁座部となす。弁ニードルには、その軸部にバルブシリ
ンダと断面形状が同一でバルブシリンダ内周面と褶接す
る部分を、高圧側通路の開口位置よりもスプリング室側
に少なくとも1箇所形成して高圧側通路とスプリング室
とを常時、遮断する。かつ弁ニードルにその先端面と基
端面とが開口位置となるように貫通穴を形成して低圧側
通路とスプリング室とを連通せしめる。貫通穴は弁ニー
ドルの大径位置で拡径せしめる。
形成されるバルブシリンダおよび略円環状のシムに、軸
部をバルブシリンダ側で大径としてスプリング室方向へ
の移動が規制される弁ニードルが挿置され、弁ニードル
に付勢力を加えるスプリングがシムを介してバルブシリ
ンダと連通するスプリング室に配設され、弁ニードルと
実質的に一体のアーマチャに電磁力を加えるソレノイド
コイルを具備する油圧制御弁において、バルブボディに
は、バルブシリンダとともに、高圧流体通路と連通する
高圧側通路をバルブシリンダ内周面に開口するように形
成し、低圧流体通路と連通する低圧側通路を上記弁ニー
ドルの先端面に対向する位置に開口するように形成し、
低圧側通路の開口部を弁ニードル先端の弁体部を受ける
弁座部となす。弁ニードルには、その軸部にバルブシリ
ンダと断面形状が同一でバルブシリンダ内周面と褶接す
る部分を、高圧側通路の開口位置よりもスプリング室側
に少なくとも1箇所形成して高圧側通路とスプリング室
とを常時、遮断する。かつ弁ニードルにその先端面と基
端面とが開口位置となるように貫通穴を形成して低圧側
通路とスプリング室とを連通せしめる。貫通穴は弁ニー
ドルの大径位置で拡径せしめる。
【0012】弁ニードルの、バルブシリンダ内周面と褶
接する部分が、高圧側通路からスプリング室への高圧流
体の流通を阻止する。貫通穴により低圧側通路とスプリ
ング室とが連通することにより、低圧側通路とスプリン
グ室とで圧力が等しくなり、弁ニードルにスプリングと
ソレノイドコイルの付勢力以外の余計な力が作用しな
い。しかして高圧側通路の圧力が変動しても開弁応答性
が安定する。しかも貫通穴を形成するだけでよいので極
めて容易に実施でき、貫通穴が一部拡径しているので弁
ニードルを一層、軽量化できる。
接する部分が、高圧側通路からスプリング室への高圧流
体の流通を阻止する。貫通穴により低圧側通路とスプリ
ング室とが連通することにより、低圧側通路とスプリン
グ室とで圧力が等しくなり、弁ニードルにスプリングと
ソレノイドコイルの付勢力以外の余計な力が作用しな
い。しかして高圧側通路の圧力が変動しても開弁応答性
が安定する。しかも貫通穴を形成するだけでよいので極
めて容易に実施でき、貫通穴が一部拡径しているので弁
ニードルを一層、軽量化できる。
【0013】
(第1実施形態)本発明の油圧制御弁をディーゼルエン
ジン用のフェイスカム式分配型燃料噴射ポンプ(以下、
単に燃料噴射ポンプという)のタイマ装置に適用した例
を図面に基づいて説明する。油圧制御弁の説明に先立ち
燃料噴射ポンプおよびそのタイマ装置について説明す
る。図4は燃料噴射ポンプ1の全体構成図であり、図5
はそのタイマ装置2の拡大断面図である。燃料噴射ポン
プ1はドライブシャフト101が、図示しないエンジン
によってエンジンの回転の2分の1の回転と同期して回
転駆動するようになしてあり、ドライブシャフト101
にはシグナルロータ102が同軸的に取り付けられてい
る。シグナルロータ102の外周には凸状の歯が複数個
形成されており、これに対向する回転角センサ103
が、シグナルロータ102の凸状歯の電磁誘導によって
機関回転数に応じたパルス信号を発生し、電子式制御装
置104へ出力する。この電子式制御装置104はスピ
ル弁105と詳細を後述する油圧制御弁3を駆動する駆
動回路を有している。
ジン用のフェイスカム式分配型燃料噴射ポンプ(以下、
単に燃料噴射ポンプという)のタイマ装置に適用した例
を図面に基づいて説明する。油圧制御弁の説明に先立ち
燃料噴射ポンプおよびそのタイマ装置について説明す
る。図4は燃料噴射ポンプ1の全体構成図であり、図5
はそのタイマ装置2の拡大断面図である。燃料噴射ポン
プ1はドライブシャフト101が、図示しないエンジン
によってエンジンの回転の2分の1の回転と同期して回
転駆動するようになしてあり、ドライブシャフト101
にはシグナルロータ102が同軸的に取り付けられてい
る。シグナルロータ102の外周には凸状の歯が複数個
形成されており、これに対向する回転角センサ103
が、シグナルロータ102の凸状歯の電磁誘導によって
機関回転数に応じたパルス信号を発生し、電子式制御装
置104へ出力する。この電子式制御装置104はスピ
ル弁105と詳細を後述する油圧制御弁3を駆動する駆
動回路を有している。
【0014】ドライブシャフト101には燃料を圧送す
るプランジャ106を駆動するフェイスカム107が連
結されており、これらドライブシャフト101とフェイ
スカム107とが燃料を加圧して圧送するように機能す
る。フェイスカム107はプランジャ106と一体とな
って、スプリング108のバネ力によりローラリング1
09に取り付けられたローラ110に押し付けられる。
ドライブシャフト101には、また、燃料のフィードポ
ンプであるベーン式のポンプ111が連結されている。
るプランジャ106を駆動するフェイスカム107が連
結されており、これらドライブシャフト101とフェイ
スカム107とが燃料を加圧して圧送するように機能す
る。フェイスカム107はプランジャ106と一体とな
って、スプリング108のバネ力によりローラリング1
09に取り付けられたローラ110に押し付けられる。
ドライブシャフト101には、また、燃料のフィードポ
ンプであるベーン式のポンプ111が連結されている。
【0015】従って、フェイスカム107がドライブシ
ャフト101によって回転駆動されると、フェイスカム
107の凸部がローラ110に乗り上げて、フェイスカ
ム107とこれに一体化されたプランジャ106は、回
転運動するととともに、その軸線方向に往復運動するこ
とになる。プランジャ106はポンプシリンダ112の
シリンダボア113内に挿入されて、その先端に圧力室
113aを形成しているので、プランジャ106の往復
運動の成分によって圧力室113aの容積が拡縮し、そ
れと同時に回転運動の成分によって圧力室113aには
燃料の吸入ポートあるいは吐出ポートが切換えられて連
通する。
ャフト101によって回転駆動されると、フェイスカム
107の凸部がローラ110に乗り上げて、フェイスカ
ム107とこれに一体化されたプランジャ106は、回
転運動するととともに、その軸線方向に往復運動するこ
とになる。プランジャ106はポンプシリンダ112の
シリンダボア113内に挿入されて、その先端に圧力室
113aを形成しているので、プランジャ106の往復
運動の成分によって圧力室113aの容積が拡縮し、そ
れと同時に回転運動の成分によって圧力室113aには
燃料の吸入ポートあるいは吐出ポートが切換えられて連
通する。
【0016】フィードポンプ111の吐出ポート111
aから吐出され約10気圧に加圧された燃料は、燃料室
114に貯蔵されており、圧力室113aに吸入ポート
が連通するとその燃料が圧力室113aに吸入される。
吸入された燃料は、プランジャ106の図の右方への移
動に伴って高圧に加圧され、所定のタイミングで吐出ポ
ートより燃料噴射弁4へ圧送されて、図示しないディー
ゼルエンジンの燃焼室内へ噴射されることになる。
aから吐出され約10気圧に加圧された燃料は、燃料室
114に貯蔵されており、圧力室113aに吸入ポート
が連通するとその燃料が圧力室113aに吸入される。
吸入された燃料は、プランジャ106の図の右方への移
動に伴って高圧に加圧され、所定のタイミングで吐出ポ
ートより燃料噴射弁4へ圧送されて、図示しないディー
ゼルエンジンの燃焼室内へ噴射されることになる。
【0017】燃料噴射ポンプ1のディスヘッド115に
は、圧力室113aの圧力を開放するスピル弁105が
設けられている。電子式制御装置104には、上述した
回転角センサ103からの出力信号に加え、図に示すよ
うに、エンジンから上死点信号(TDC信号)や、エン
ジンの負荷の大きさを示すアクセル開度信号、冷却水温
等を検出する水温センサからの水温信号等が入力され、
これらの信号を基に燃料噴射制御が行われる。
は、圧力室113aの圧力を開放するスピル弁105が
設けられている。電子式制御装置104には、上述した
回転角センサ103からの出力信号に加え、図に示すよ
うに、エンジンから上死点信号(TDC信号)や、エン
ジンの負荷の大きさを示すアクセル開度信号、冷却水温
等を検出する水温センサからの水温信号等が入力され、
これらの信号を基に燃料噴射制御が行われる。
【0018】ローラリング109の円筒状の外周面10
9aは、ドライブシャフト101の軸線を中心として所
定の角度範囲内で回動することができる。その回動によ
ってローラ110の位置が回転方向に移動するので、フ
ェイスカム107の凸部がローラ110に乗り上げる時
期を変え、それによって燃料噴射時期を変化させること
ができる。
9aは、ドライブシャフト101の軸線を中心として所
定の角度範囲内で回動することができる。その回動によ
ってローラ110の位置が回転方向に移動するので、フ
ェイスカム107の凸部がローラ110に乗り上げる時
期を変え、それによって燃料噴射時期を変化させること
ができる。
【0019】ローラ110の回転方向位置を電子式制御
装置104からの制御信号に基づいて移動せしめるタイ
マ装置2は、ローラリング109に固定され、これを回
動させるためのスライドピン201が設けてあり、その
下端は、ポンプハウジング100に設けたタイマシリン
ダ202内に延びてタイマピストン203に係合してい
る。タイマピストン203は、タイマシリンダ202内
において、紙面に対し上下方向に往復摺動することがで
きるように保持されている(図5)。
装置104からの制御信号に基づいて移動せしめるタイ
マ装置2は、ローラリング109に固定され、これを回
動させるためのスライドピン201が設けてあり、その
下端は、ポンプハウジング100に設けたタイマシリン
ダ202内に延びてタイマピストン203に係合してい
る。タイマピストン203は、タイマシリンダ202内
において、紙面に対し上下方向に往復摺動することがで
きるように保持されている(図5)。
【0020】なお図4は、ドライブシャフト101とタ
イマピストン203とが平行に描かれているが、後者は
前者に対して直角方向に交差している。同様にフィード
ポンプ111の軸もドライブシャフト101の同一軸線
上の延長部分であるが、ドライブシャフト101に対し
て90度回転させて描いてある。
イマピストン203とが平行に描かれているが、後者は
前者に対して直角方向に交差している。同様にフィード
ポンプ111の軸もドライブシャフト101の同一軸線
上の延長部分であるが、ドライブシャフト101に対し
て90度回転させて描いてある。
【0021】図5において、タイマピストン203の上
側のタイマ高圧室204がタイマピストン203内に設
けられた絞り203a、逆止弁205を介して燃料室1
14(図4)に連通しており、フィードポンプ111
(図4)によって加圧された燃料を受け入れている。そ
の油圧がタイマピストン203を図中下方へ押すことに
なるが、それに対向してタイマピストン203の下側の
タイマ低圧室206にはタイマスプリング207が装着
されている。タイマ低圧室206はフィードポンプ11
1の吸入ポート116(図4)に連通しており、作動中
は常に低圧になっている。タイマ高圧室204に作用し
ている燃料の油圧すなわち供給圧は、機関回転数、した
がってドライブシャフト101(図4)の回転数に関連
して変化するので、その油圧による付勢力とタイマスプ
リング207による付勢力とが釣り合う位置へタイマピ
ストン203が移動し、スライドピン201を介してロ
ーラリング109(図4)が回動調節されることによっ
て、燃料の噴射時期が機関回転数に応じて変化すること
になる。またプランジャ106(図4)の圧送工程時に
は、タイマピストン203は、フェイスカム107(図
4)が受ける圧送反力によってスライドピン201を介
して図中上方向に圧送反力を受けるので、タイマ高圧室
204は一時的に約100気圧に達する。
側のタイマ高圧室204がタイマピストン203内に設
けられた絞り203a、逆止弁205を介して燃料室1
14(図4)に連通しており、フィードポンプ111
(図4)によって加圧された燃料を受け入れている。そ
の油圧がタイマピストン203を図中下方へ押すことに
なるが、それに対向してタイマピストン203の下側の
タイマ低圧室206にはタイマスプリング207が装着
されている。タイマ低圧室206はフィードポンプ11
1の吸入ポート116(図4)に連通しており、作動中
は常に低圧になっている。タイマ高圧室204に作用し
ている燃料の油圧すなわち供給圧は、機関回転数、した
がってドライブシャフト101(図4)の回転数に関連
して変化するので、その油圧による付勢力とタイマスプ
リング207による付勢力とが釣り合う位置へタイマピ
ストン203が移動し、スライドピン201を介してロ
ーラリング109(図4)が回動調節されることによっ
て、燃料の噴射時期が機関回転数に応じて変化すること
になる。またプランジャ106(図4)の圧送工程時に
は、タイマピストン203は、フェイスカム107(図
4)が受ける圧送反力によってスライドピン201を介
して図中上方向に圧送反力を受けるので、タイマ高圧室
204は一時的に約100気圧に達する。
【0022】ポンプハウジング100にはタイマ高圧室
204と連通する高圧流体流路たる燃料流路208とタ
イマ低圧室207と連通する低圧流体流路たる燃料流路
209とが形成してあり、これら燃料流路208,20
9は油圧制御弁3を介して接続されている。油圧制御弁
3はフランジ210とボルト211によってポンプハウ
ジング100に固定され、油圧制御弁3に噴射時期の制
御信号である開閉信号を出力する電子式制御装置104
と電気的に接続してある。しかして油圧制御弁3は電子
式制御装置104により開閉制御されタイマ高圧室20
4の油圧を部分的にタイマ低圧室206側に逃がして調
整し、タイマピストン203の位置とローラリング10
9の回転方向位置を変化させる。それによって燃料の噴
射時期が制御される。
204と連通する高圧流体流路たる燃料流路208とタ
イマ低圧室207と連通する低圧流体流路たる燃料流路
209とが形成してあり、これら燃料流路208,20
9は油圧制御弁3を介して接続されている。油圧制御弁
3はフランジ210とボルト211によってポンプハウ
ジング100に固定され、油圧制御弁3に噴射時期の制
御信号である開閉信号を出力する電子式制御装置104
と電気的に接続してある。しかして油圧制御弁3は電子
式制御装置104により開閉制御されタイマ高圧室20
4の油圧を部分的にタイマ低圧室206側に逃がして調
整し、タイマピストン203の位置とローラリング10
9の回転方向位置を変化させる。それによって燃料の噴
射時期が制御される。
【0023】図1は油圧制御弁3の拡大断面図で、図7
に示したような燃料噴射弁のソレノイドコイル等の主要
部品を用いて構成したものである。ハウジングたる筒状
のケーシング301にはこれよりも小径で筒状のステー
タ302が同軸に配設してあり、ケーシング301の中
程まで達している。ステータ302はその中程に形成さ
れたつば部303がケーシング301の右側端縁301
aと、かしめ固定されている。ステータ302は、内空
間306が後述するスプリング室306としてあり、図
中右側がスプリングガイド304により閉鎖されてい
る。
に示したような燃料噴射弁のソレノイドコイル等の主要
部品を用いて構成したものである。ハウジングたる筒状
のケーシング301にはこれよりも小径で筒状のステー
タ302が同軸に配設してあり、ケーシング301の中
程まで達している。ステータ302はその中程に形成さ
れたつば部303がケーシング301の右側端縁301
aと、かしめ固定されている。ステータ302は、内空
間306が後述するスプリング室306としてあり、図
中右側がスプリングガイド304により閉鎖されてい
る。
【0024】ケーシング301には、図中左側よりこれ
に同軸に円形断面のバルブボディ307および略円環状
のシム308が、この順に配設してある。これらバルブ
ボディ307およびシム308は、シム308によりケ
ーシング301内周面に形成した段部301cで位置決
めされ、バルブボディ307によりケーシング301の
左側端縁301bにおいてかしめ固定されている。
に同軸に円形断面のバルブボディ307および略円環状
のシム308が、この順に配設してある。これらバルブ
ボディ307およびシム308は、シム308によりケ
ーシング301内周面に形成した段部301cで位置決
めされ、バルブボディ307によりケーシング301の
左側端縁301bにおいてかしめ固定されている。
【0025】バルブボディ307には、軸方向に沿って
シム308の内径よりも十分大きい貫通穴309が形成
してある。貫通穴309は先端の短い部分311を除き
バルブシリンダ310としてあり、先端部分311を低
圧側通路311としてある。低圧側通路311はバルブ
ボディ307側壁に形成した横穴3111を介してタイ
マ低圧室206と連通する燃料流路209に通じてい
る。バルブボディ307の側壁にはタイマ高圧室204
と連通する燃料流路208に通じている高圧側通路31
2が形成してあり、バルブシリンダ310の内周面31
0aに開口している。バルブシリンダ310の内周面3
10aは、高圧側通路312の開口位置に環状に凹部3
10bが形成してある。
シム308の内径よりも十分大きい貫通穴309が形成
してある。貫通穴309は先端の短い部分311を除き
バルブシリンダ310としてあり、先端部分311を低
圧側通路311としてある。低圧側通路311はバルブ
ボディ307側壁に形成した横穴3111を介してタイ
マ低圧室206と連通する燃料流路209に通じてい
る。バルブボディ307の側壁にはタイマ高圧室204
と連通する燃料流路208に通じている高圧側通路31
2が形成してあり、バルブシリンダ310の内周面31
0aに開口している。バルブシリンダ310の内周面3
10aは、高圧側通路312の開口位置に環状に凹部3
10bが形成してある。
【0026】バルブシリンダ310には弁ニードル31
3が挿置してある。弁ニードル313は略棒状部材で、
シム308位置となる部分313bがくびれている。
3が挿置してある。弁ニードル313は略棒状部材で、
シム308位置となる部分313bがくびれている。
【0027】図2は弁ニードル313の弁体部たる先端
部314付近の拡大断面図である。弁ニードル313の
先端部314は端縁314aが円錐面に加工され、シー
ル部314aとしてある。バルブシリンダ310の内周
面310aに凹部310bが形成されているため、弁ニ
ードル313を囲む空間にタイマ高圧室204(図4)
より高圧燃料が供給される。低圧側通路311は、バル
ブシリンダ310の内周面310aにおける凹部310
bの段部位置が開口端で、開口端縁311aは図中左側
が縮径する円錐面に加工され、弁ニードル313のシー
ル部314aを受ける弁座311aとしてある。
部314付近の拡大断面図である。弁ニードル313の
先端部314は端縁314aが円錐面に加工され、シー
ル部314aとしてある。バルブシリンダ310の内周
面310aに凹部310bが形成されているため、弁ニ
ードル313を囲む空間にタイマ高圧室204(図4)
より高圧燃料が供給される。低圧側通路311は、バル
ブシリンダ310の内周面310aにおける凹部310
bの段部位置が開口端で、開口端縁311aは図中左側
が縮径する円錐面に加工され、弁ニードル313のシー
ル部314aを受ける弁座311aとしてある。
【0028】本実施形態の油圧制御弁3では、弁ニード
ル313は弁径d1 が5.0mm、シール部314aの円
錐面の傾斜角θ1 が93度としてあり、バルブボディ3
07の弁座311aは円錐面最大径d2 が5.1mm(>
d1 )、傾斜角θ2 が90度(<θ1 )としてあり、閉
弁時にはシール部314aの円錐面の最大径部であるシ
ールエッジ314bが弁座311aの円錐面に密着して
高圧側通路312と低圧側通路311とが遮断される。
ル313は弁径d1 が5.0mm、シール部314aの円
錐面の傾斜角θ1 が93度としてあり、バルブボディ3
07の弁座311aは円錐面最大径d2 が5.1mm(>
d1 )、傾斜角θ2 が90度(<θ1 )としてあり、閉
弁時にはシール部314aの円錐面の最大径部であるシ
ールエッジ314bが弁座311aの円錐面に密着して
高圧側通路312と低圧側通路311とが遮断される。
【0029】弁ニードル313は、バルブシリンダ31
0位置となる軸部たる部分313aが、やや小径の中程
を除き断面形状がバルブシリンダ310と同一で、バル
ブシリンダ310内周面310aと褶接するようにして
あり、この褶接部316により高圧側通路312とスプ
リング室306とが遮断されるようになっている。
0位置となる軸部たる部分313aが、やや小径の中程
を除き断面形状がバルブシリンダ310と同一で、バル
ブシリンダ310内周面310aと褶接するようにして
あり、この褶接部316により高圧側通路312とスプ
リング室306とが遮断されるようになっている。
【0030】また弁ニードル313には軸芯に沿って連
通路たる貫通穴315が形成してあり、弁ニードル31
3の先端面313dと基端面313eに開口している。
貫通穴315はバルブシリンダ310位置では大径とし
てある。ここで貫通穴315の径は次のように設定し
た。本実施形態の油圧制御弁3では、シム308も上記
燃料噴射弁のものを用いることとした。図3はシム30
8を示すもので、(A)が平面図、(B)が断面図であ
る。シム308は弁ニードル313の組付けのために円
環の一部を切り欠いて開いてある。弁ニードル313の
くびれ部313bの径d3 は、シム308の開き部30
8aを2.7(上下の寸法許容差0,0.15)mmとし
てあるから2.7mmよりも小さくする必要がある。そこ
でφd3 =2.45(上下の寸法許容差0,0.15)
とした。
通路たる貫通穴315が形成してあり、弁ニードル31
3の先端面313dと基端面313eに開口している。
貫通穴315はバルブシリンダ310位置では大径とし
てある。ここで貫通穴315の径は次のように設定し
た。本実施形態の油圧制御弁3では、シム308も上記
燃料噴射弁のものを用いることとした。図3はシム30
8を示すもので、(A)が平面図、(B)が断面図であ
る。シム308は弁ニードル313の組付けのために円
環の一部を切り欠いて開いてある。弁ニードル313の
くびれ部313bの径d3 は、シム308の開き部30
8aを2.7(上下の寸法許容差0,0.15)mmとし
てあるから2.7mmよりも小さくする必要がある。そこ
でφd3 =2.45(上下の寸法許容差0,0.15)
とした。
【0031】一方、貫通穴315の径は要求される流量
等から1.1mm以上必要である。また弁ニードル313
のくびれ部313bは、強度を考慮して断面積は3.3
mm2以上が望ましい。するとφd3 =2.45でくびれ
部313bの断面積を3.3mm2 以上になるようにする
には、弁ニードル313のくびれ部313bにおける貫
通穴315の径φd4 は1.3以下となる。そこでφd
4 は1.2(上下の寸法許容差0,0.1)mmとした。
等から1.1mm以上必要である。また弁ニードル313
のくびれ部313bは、強度を考慮して断面積は3.3
mm2以上が望ましい。するとφd3 =2.45でくびれ
部313bの断面積を3.3mm2 以上になるようにする
には、弁ニードル313のくびれ部313bにおける貫
通穴315の径φd4 は1.3以下となる。そこでφd
4 は1.2(上下の寸法許容差0,0.1)mmとした。
【0032】またバルブシリンダ310位置における貫
通穴315の径d5 を、弁ニードル313の強度が低下
しない程度に弁ニードル313のくびれ部313bにお
ける貫通穴315の径d4 よりも大きくすることで、弁
ニードル313の軽量化を図っている。したがって貫通
穴315は低圧側通路311とスプリング室306とを
連通せしめるだけではなく弁ニードル313の軽量化に
寄与するところ大である。
通穴315の径d5 を、弁ニードル313の強度が低下
しない程度に弁ニードル313のくびれ部313bにお
ける貫通穴315の径d4 よりも大きくすることで、弁
ニードル313の軽量化を図っている。したがって貫通
穴315は低圧側通路311とスプリング室306とを
連通せしめるだけではなく弁ニードル313の軽量化に
寄与するところ大である。
【0033】弁ニードル313はシム308よりスプリ
ング室306側に突出する部分313cが短寸の有底筒
状のアーマチャ317に圧入してある。アーマチャ31
7は底部が開口しており、アーマチャ317内部を介し
て弁ニードル313の貫通穴315とが通じている。
ング室306側に突出する部分313cが短寸の有底筒
状のアーマチャ317に圧入してある。アーマチャ31
7は底部が開口しており、アーマチャ317内部を介し
て弁ニードル313の貫通穴315とが通じている。
【0034】アーマチャ317はステータ302と間隔
(エアギャップ)lをもって対向している。ステータ3
02のスプリング室306にはスプリング305が配設
してあり、アーマチャ317に図中左方向の付勢力を加
えている。
(エアギャップ)lをもって対向している。ステータ3
02のスプリング室306にはスプリング305が配設
してあり、アーマチャ317に図中左方向の付勢力を加
えている。
【0035】ケーシング301とステータ302の間に
はこれらに同軸にコイルボビン318が配設され、これ
にソレノイドコイル319が巻装してある。ソレノイド
コイル319にはターミナル320を介して電子制御装
置104(図4)より通電されると、ステータ302が
電磁力によりアーマチャ317に図中右方向に吸引力が
加えられるようになっている。
はこれらに同軸にコイルボビン318が配設され、これ
にソレノイドコイル319が巻装してある。ソレノイド
コイル319にはターミナル320を介して電子制御装
置104(図4)より通電されると、ステータ302が
電磁力によりアーマチャ317に図中右方向に吸引力が
加えられるようになっている。
【0036】上記油圧制御弁3の作動を燃料噴射ポンプ
1の作動とともに説明する。油圧制御弁3のソレノイド
コイル319にはパルス状の開閉制御信号が入力する。
すなわちソレノイドコイル319に通電を行っていない
ときは、弁ニードル313の先端部314が弁座311
aに密着して、図1に示すように油圧制御弁3は閉弁し
ており、タイマ高圧室204とタイマ低圧室206間の
連通を遮断している。ソレノイドコイル319に通電を
行うと、アーマチャ317はステータ302に吸引され
てスプリング305のバネ力に抗して図中右方向に動
き、アーマチャ317と一体である弁ニードル313の
シールエッジ314bとバルブボディ307の弁座31
1aとが離間し、油圧制御弁3は開弁状態となってタイ
マ高圧室204とタイマ低圧室206とが連通する。
1の作動とともに説明する。油圧制御弁3のソレノイド
コイル319にはパルス状の開閉制御信号が入力する。
すなわちソレノイドコイル319に通電を行っていない
ときは、弁ニードル313の先端部314が弁座311
aに密着して、図1に示すように油圧制御弁3は閉弁し
ており、タイマ高圧室204とタイマ低圧室206間の
連通を遮断している。ソレノイドコイル319に通電を
行うと、アーマチャ317はステータ302に吸引され
てスプリング305のバネ力に抗して図中右方向に動
き、アーマチャ317と一体である弁ニードル313の
シールエッジ314bとバルブボディ307の弁座31
1aとが離間し、油圧制御弁3は開弁状態となってタイ
マ高圧室204とタイマ低圧室206とが連通する。
【0037】電子式制御装置104は燃料噴射時期の指
令値に応じて油圧制御弁3の開放デューティ比が設定さ
れ、タイマピストン203が上下の端面に受ける圧力が
平衡する位置で停止する。開放デューティ比が大きくな
るにしたがって遅角する。この油圧制御弁3はソレノイ
ドコイル319が破損した場合を考慮して、この場合に
燃料噴射時期が最も進角するように上記のごとくノーマ
リクローズ(常閉)としてある。
令値に応じて油圧制御弁3の開放デューティ比が設定さ
れ、タイマピストン203が上下の端面に受ける圧力が
平衡する位置で停止する。開放デューティ比が大きくな
るにしたがって遅角する。この油圧制御弁3はソレノイ
ドコイル319が破損した場合を考慮して、この場合に
燃料噴射時期が最も進角するように上記のごとくノーマ
リクローズ(常閉)としてある。
【0038】本発明の油圧制御弁3では高圧側通路31
2が弁ニードル313の褶接部316によりスプリング
室306と遮断されて、燃料の圧送工程時にもタイマ高
圧室204からの高圧燃料がスプリング室306には流
入しない。低圧側通路311が、弁ニードル313の貫
通穴315によりスプリング室306と連通する。した
がって低圧側通路311の燃料が図中右方向へ押圧する
圧力と、スプリング室306の燃料が図中左方向へ押圧
する圧力とが釣り合い、タイマ高圧室204の圧力変動
によらず弁ニードル313が、スプリング305のばね
力およびソレノイドコイル319の電磁力により応答性
良好に動作する。よって油圧制御弁3は生産量の多いガ
ソリンエンジンの燃料噴射弁の駆動部を用いて十分な性
能を発揮することができ、コストの低減が可能である。
2が弁ニードル313の褶接部316によりスプリング
室306と遮断されて、燃料の圧送工程時にもタイマ高
圧室204からの高圧燃料がスプリング室306には流
入しない。低圧側通路311が、弁ニードル313の貫
通穴315によりスプリング室306と連通する。した
がって低圧側通路311の燃料が図中右方向へ押圧する
圧力と、スプリング室306の燃料が図中左方向へ押圧
する圧力とが釣り合い、タイマ高圧室204の圧力変動
によらず弁ニードル313が、スプリング305のばね
力およびソレノイドコイル319の電磁力により応答性
良好に動作する。よって油圧制御弁3は生産量の多いガ
ソリンエンジンの燃料噴射弁の駆動部を用いて十分な性
能を発揮することができ、コストの低減が可能である。
【0039】しかも弁ニードル313は、棒状部材にド
リルで貫通穴315をあけるだけでよい。したがって本
発明では極めて容易に応答性をよくすることができるの
みならず、図7の燃料噴射弁および図8の油圧制御弁の
ように弁ニードルを表面が複雑な凹凸を有する形状に加
工しなくとも、軽量化が可能であるという極めて優れた
効果を奏する。
リルで貫通穴315をあけるだけでよい。したがって本
発明では極めて容易に応答性をよくすることができるの
みならず、図7の燃料噴射弁および図8の油圧制御弁の
ように弁ニードルを表面が複雑な凹凸を有する形状に加
工しなくとも、軽量化が可能であるという極めて優れた
効果を奏する。
【0040】(第2実施形態)図6に本発明の第2の油
圧制御弁を示す。本実施形態は第1実施形態の油圧制御
弁の弁ニードルに代えて別の弁ニードル313Aとした
もので、図中、図1と同一要素については適宜説明を省
略し第1実施形態との相違点を中心に説明する。
圧制御弁を示す。本実施形態は第1実施形態の油圧制御
弁の弁ニードルに代えて別の弁ニードル313Aとした
もので、図中、図1と同一要素については適宜説明を省
略し第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0041】弁ニードル313Aの、バルブシリンダ3
10の内周面310aとの褶接部316a,316b
は、シム308側の褶接部316bの断面形状がバルブ
シリンダ310の内周面310aと同一ではなく対称位
置に4箇所の切削面321が形成してあり、褶接部31
6bとバルブシリンダ310の内周面310a間に隙間
がある。また弁ニードル313Aは、アーマチャ317
に圧入される部分313cの断面形状がアーマチャ31
7の内周面317aと同一ではなく対称位置に4箇所の
切削面322が形成してあり、弁ニードル313Aの部
分313cとアーマチャ317の内周面317a間に隙
間がある。
10の内周面310aとの褶接部316a,316b
は、シム308側の褶接部316bの断面形状がバルブ
シリンダ310の内周面310aと同一ではなく対称位
置に4箇所の切削面321が形成してあり、褶接部31
6bとバルブシリンダ310の内周面310a間に隙間
がある。また弁ニードル313Aは、アーマチャ317
に圧入される部分313cの断面形状がアーマチャ31
7の内周面317aと同一ではなく対称位置に4箇所の
切削面322が形成してあり、弁ニードル313Aの部
分313cとアーマチャ317の内周面317a間に隙
間がある。
【0042】また弁ニードル313Aは、T字穴315
Aが形成してあり、その一端が弁ニードル313Aの先
端面313dに開口し、他端が褶接部316aと褶接部
316bではさまれた位置の外周面313fに開口して
いる。
Aが形成してあり、その一端が弁ニードル313Aの先
端面313dに開口し、他端が褶接部316aと褶接部
316bではさまれた位置の外周面313fに開口して
いる。
【0043】しかして低圧側通路311は、T字穴31
5A、バルブシリンダ310と弁ニードル313Aの隙
間、シム308と弁ニードル313Aの隙間を経て、ア
ーマチャ317内周面317aと弁ニードル313Aの
隙間からなる連通路Pによりスプリング室306と連通
する。
5A、バルブシリンダ310と弁ニードル313Aの隙
間、シム308と弁ニードル313Aの隙間を経て、ア
ーマチャ317内周面317aと弁ニードル313Aの
隙間からなる連通路Pによりスプリング室306と連通
する。
【0044】本実施形態でも良好な応答性を得ることが
できる。
できる。
【0045】なお本発明は、タイマ高圧室の圧力を油圧
制御弁により制御するタイマ高圧室制御方式の分配型燃
料噴射ポンプではなく、タイマ低圧室の圧力を油圧制御
弁により制御するタイマ低圧室制御方式の分配型燃料噴
射ポンプに適用することもできる。
制御弁により制御するタイマ高圧室制御方式の分配型燃
料噴射ポンプではなく、タイマ低圧室の圧力を油圧制御
弁により制御するタイマ低圧室制御方式の分配型燃料噴
射ポンプに適用することもできる。
【0046】また上記各実施形態では、本発明の油圧制
御弁をフェイスカム圧送式の分配型燃料噴射ポンプに適
用した例を示したが、これに限らず、インナーカム圧送
式の分配型燃料噴射ポンプや列型燃料噴射ポンプその他
の高圧流体流路と低圧流体流路間に設けられて高圧側ま
たは低圧側の圧力制御に適用してももちろんよい。
御弁をフェイスカム圧送式の分配型燃料噴射ポンプに適
用した例を示したが、これに限らず、インナーカム圧送
式の分配型燃料噴射ポンプや列型燃料噴射ポンプその他
の高圧流体流路と低圧流体流路間に設けられて高圧側ま
たは低圧側の圧力制御に適用してももちろんよい。
【図1】本発明の第1の油圧制御弁の全体断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の油圧制御弁の部分断面図であ
る。
る。
【図3】(A)は本発明の第1の油圧制御弁の1部品の
平面図であり、(B)は(A)におけるIIIB−II
IB線に沿う断面図である。
平面図であり、(B)は(A)におけるIIIB−II
IB線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1の油圧制御弁を組み付けたフェイ
スカム式燃料噴射ポンプの全体構成図である。
スカム式燃料噴射ポンプの全体構成図である。
【図5】本発明の第1の油圧制御弁を組み付けたフェイ
スカム式燃料噴射ポンプの要部断面図である。
スカム式燃料噴射ポンプの要部断面図である。
【図6】本発明の第2の油圧制御弁の全体断面図であ
る。
る。
【図7】ガソリンエンジンの燃料噴射弁の全体断面図で
ある。
ある。
【図8】従来の1の油圧制御弁を組み付けたフェイスカ
ム式燃料噴射ポンプの要部断面図である。
ム式燃料噴射ポンプの要部断面図である。
1 燃料噴射ポンプ 2 タイマ装置 208 燃料流路(高圧流体通路) 209 燃料流路(低圧流体通路) 3 油圧制御弁 301 ケーシング(ハウジング) 302 ステータ(ハウジング) 305 スプリング 306 スプリング室 307 バルブボディ 308 シム 310 バルブシリンダ 311 低圧側通路 312 高圧側通路 311a 弁座 313,313A 弁ニードル 313a 軸部 313d 先端面 313e 基端面 314 先端部(弁体部) 315 貫通穴(連通路) 316,316a 褶接部 317 アーマチャ 319 ソレノイドコイル P 連通路
Claims (3)
- 【請求項1】 高圧流体通路と連通する高圧側通路およ
び低圧流体通路と連通する低圧側通路が形成されるバル
ブボディと、筒状のハウジングとを一体に連結して、バ
ルブボディに形成したバルブシリンダとハウジング内空
間とを連通せしめ、バルブシリンダには、高圧側通路と
低圧側通路の連通と遮断を切り換える弁ニードルを挿置
し、ハウジング内には、弁ニードルと実質的に一体のア
ーマチャに常時、付勢力を加えるスプリングを配置して
スプリング室となし、スプリングの付勢力とは反対方向
の電磁力をアーマチャに加えるソレノイドコイルを具備
する油圧制御弁において、上記バルブボディには、高圧
側通路をバルブシリンダ内周面に開口するように形成す
るとともに、低圧側通路を上記弁ニードルの先端面に対
向する位置に開口するように形成し、低圧側通路の開口
部を弁ニードル先端の弁体部を受ける弁座部となし、弁
ニードルの軸部には、バルブシリンダと断面形状が同一
でバルブシリンダ内周面と褶接する部分を、高圧側通路
の開口位置よりもスプリング室側に少なくとも1箇所形
成して高圧側通路とスプリング室とを常時、遮断し、か
つ上記低圧側通路と上記スプリング室とを連通せしめる
連通路を設けたことを特徴とする油圧制御弁。 - 【請求項2】 請求項1記載の油圧制御弁において、上
記連通路を、上記弁ニードルにその先端面と基端面とが
開口位置となるように形成した貫通穴とした油圧制御
弁。 - 【請求項3】 高圧流体通路が連通する高圧側通路およ
び低圧流体通路が連通する低圧側通路とが形成されるバ
ルブボディと、筒状のハウジングとを略円環状のシムを
介し一体に連結してバルブボディに形成したバルブシリ
ンダとハウジングとをシムを介して連通せしめ、バルブ
シリンダおよびシムには、高圧側通路と低圧側通路との
連通と遮断を切り換える弁ニードルであってその軸部を
バルブシリンダ側で大径としてスプリング室方向への移
動が規制される弁ニードルを挿置し、ハウジング内に
は、弁ニードルと実質的に一体のアーマチャに常時、付
勢力を加えるスプリングを配置してスプリング室とな
し、スプリングの付勢力とは反対方向の電磁力をアーマ
チャに加えるソレノイドコイルを具備する油圧制御弁に
おいて、バルブボディには、高圧側通路をバルブシリン
ダ内周面に開口するように形成するとともに、低圧側通
路を高圧側通路の開口位置よりも先端側で上記弁ニード
ルに対向する位置に開口するように形成し、低圧側通路
の開口部を弁ニードル先端の弁体部を受ける弁座部とな
し、弁ニードルの軸部には、バルブシリンダと断面形状
が同一でバルブシリンダ内周面と褶接する部分を、高圧
側通路の開口位置よりもスプリング室側に少なくとも1
箇所形成して高圧側通路とスプリング室とを常時、遮断
し、かつ弁ニードルに、その先端面と基端面とが開口位
置となるように貫通穴を形成して低圧側通路とスプリン
グ室とを連通せしめ、貫通穴を弁ニードルの大径位置で
拡径せしめたことを特徴とする油圧制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29758796A JPH10121989A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 油圧制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29758796A JPH10121989A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 油圧制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10121989A true JPH10121989A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17848491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29758796A Pending JPH10121989A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 油圧制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10121989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2830054A1 (fr) * | 2001-09-27 | 2003-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | Electrovanne pour dispositif d'alimentation en carburant a haute pression |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP29758796A patent/JPH10121989A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2830054A1 (fr) * | 2001-09-27 | 2003-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | Electrovanne pour dispositif d'alimentation en carburant a haute pression |
| US6647963B2 (en) | 2001-09-27 | 2003-11-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electromagnetic valve for high pressure fuel supply apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010807 |