JPH1012433A - 温度補償構造を有する磁気回路及び非可逆回路素子 - Google Patents
温度補償構造を有する磁気回路及び非可逆回路素子Info
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- JPH1012433A JPH1012433A JP16551296A JP16551296A JPH1012433A JP H1012433 A JPH1012433 A JP H1012433A JP 16551296 A JP16551296 A JP 16551296A JP 16551296 A JP16551296 A JP 16551296A JP H1012433 A JPH1012433 A JP H1012433A
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Abstract
し、かつ簡単な形状で加工しやすく安価であり、磁石の
磁束分布が乱れない温度補償構造を有する磁気回路を提
供する。 【解決手段】本発明は磁石1−1、1−2と、磁石によ
り磁化される磁性体2と、磁石によってもたらされる磁
束を効率よく通す磁気ヨーク3と、磁束の温度補償を行
うための整磁鋼4−2から成る磁気回路において、磁石
1−1と磁性体2の間に磁石より小さい寸法の穴を有す
る整磁鋼4−2が設置されている。この構成により、整
磁鋼及び整磁鋼の穴の形状を任意に選べば、磁束分布が
対称になり磁気回路の特性が安定する。更に、整磁鋼を
磁石と磁性体の間に挟む構造から、空間利用率の高い温
度補償構造を有する磁気回路を提供できる。
Description
使用した磁気回路の温度補償構造に関する。
て説明する。一般に、磁気回路は図4に示すように、磁
束を発生する磁石1とその磁石1によって磁化される磁
性体2および磁性体2を効率的に磁化するための磁気ヨ
ーク3からなっている。磁石1には永久磁石あるいは電
磁石が用いられ、磁性体2には鉄、コイル、あるいはフ
ェライトなどがある。また磁気ヨークとしては透磁率が
大きく磁気抵抗の小さい軟鉄や純鉄、パーマロイなどが
用いられる。磁性体2は磁石1によって磁化される事に
よってその機能を発揮する。
き換えた図である。図5において、磁束Φは電流源とし
て、また抵抗Rmは磁性体2を磁化するときの磁気抵抗
として表すことができる。一般的に磁石および磁性体は
負の温度係数を持ち、温度が上がると磁石の発生する磁
束は減少し、かつ磁性体の磁気抵抗も大きくなるために
常温より磁性体が磁化される度合いが減少する。また逆
に温度が低くなると磁石の磁束は増加し、磁性体の磁気
抵抗も小さくなるため磁性体が磁化される度合が増大す
る。いずれの場合にしても温度変化により磁性体の機能
は低下する。特に低価格磁石であるフェライト磁石や軟
鉄材を使用した場合、温度依存性が非常に大きいものと
なり磁性体の機能が損なわれる。
定にするために考案された従来の温度補償構造を有する
磁気回路である。すなわち、磁気抵抗の温度係数が正で
ある整磁鋼4を磁気回路的に磁性体2と並列に配置すれ
ば磁石1の温度変化と磁性体2の温度変化を打ち消す事
ができる。図7は図5と同様に図6の磁気回路を等価的
電気回路に表した図である。同図において磁性体2を通
る磁束をΦm 、整磁鋼4を通る磁束をΦs とすれば
として図8のように磁石1に整磁鋼4を巻き付けたり、
図9のように磁石1の一部にコの字型に設置したものも
ある。
度補償構造を有する磁気回路では、空間利用率や整磁鋼
の形が複雑になり高価になったり、磁性体に印加される
磁束分布が非対称になり磁気回路の機能が損なわれるな
どの欠点があった。
をできるだけ小さくし、かつ簡単な形状で加工しやすく
安価であり、磁石の磁束分布を対称に保つ温度補償構造
を有する磁気回路及び非可逆回路素子を提供することを
目的とする。
するために、本発明は磁石と、磁石により磁化される磁
性体と、磁石によってもたらされる磁束を効率よく通す
磁気ヨークと、磁束の温度補償を行うための整磁鋼から
成る磁気回路において、磁石と磁性体の間に磁石より小
さい寸法の穴を有する整磁鋼が設置されている。この構
成により、整磁鋼及び整磁鋼の穴の形状を任意に選べ
ば、磁束分布が対称になり磁気回路の特性が安定する。
更に、整磁鋼を磁石と磁性体の間に挟む構造から、空間
利用率の高い温度補償構造を有する磁気回路を提供でき
る。
が層状に配置された非可逆回路素子において、磁石と磁
性体の間に磁石より小さい寸法の穴を有する整磁鋼が設
置されている。この構造により、回路特性が安定した、
省スペースな温度補償構造を有する非可逆回路素子を提
供することができる。
3を用いて説明する。本発明の第1の実施の形態を図1
で説明する。磁石1−1の片面に磁石1−1の面積より
小さい穴4−1を有し、かつ磁石1−1の外形より若干
大きい整磁鋼4−2を設置している。この整磁鋼4−2
の磁石1−1と接しない面と磁石1−2の間に磁性体2
を設置し、磁石1−1と磁石1−2は磁気ヨーク3で接
続され閉磁気回路を構成している。この閉磁気回路は磁
気ヨーク3を通じて磁性体2に磁束を印加する。磁性体
2への主磁束Φm は整磁鋼4−2に空けられた穴の空間
を通して供給され、整磁鋼4−2の中を通った磁束Φs
は整磁鋼4−2の縁端部4−3から空間を通じて磁石1
−1へ戻る。このようにして並列の磁気回路を形成し、
磁気回路の温度係数が相殺される。
−2と整磁鋼4−2及び整磁鋼の穴4−1の形状は四角
形を用いた例を用いているが、他の形状でもよく、穴が
複数のものでも本発明は適用できる。また、整磁鋼は必
ずしも穴だけを有するものでなくてもよく、一部分欠落
した形状のものでも本発明は適用できる。更に、整磁鋼
を複数の異なる温度係数の整磁鋼を積層したものでも、
本発明は適用できる。
磁鋼4−2の構造は整磁鋼板をプレス加工等によって簡
単に作ることができる。また特に、整磁鋼に加工された
穴を適度の大きさにすることによって磁束Φm とΦs の
比率と整磁鋼の外形を最小化でき、形状を適当な形にす
ることによって磁気回路の磁束が乱れず磁気回路の特性
の最適化ができる。更に、複数の異なる温度係数の整磁
鋼を積層すれば、温度係数の組みあわせにより、磁性体
の温度係数を打ち消す最適な整磁鋼を得ることができ
る。
る。図2(a) 、(b) は本発明をマイクロ波アイソレータ
に応用した実施の形態を示した図である。磁気ヨークを
通じた閉磁気回路を形成していないが、磁石1とフェラ
イト基板5との間にリング状の整磁鋼4−4を挟み、フ
ェライト基板5には回路パターン8、終端器9が形成さ
れ、キャリアプレートを最下層にして積層された構造で
ある。整磁鋼4−4とフェライト基板5の間にはスペー
サ7が積層されているが、これは磁石1の磁力をスペー
サ7の高さで調節するもので、磁気回路の構成に影響を
与えない透磁率1の非磁性体のものを用いている。ま
た、キャリアプレート6は磁気ヨークと同じ役目を果た
すもので、磁束を効率良く通す軟鉄等からなる。
て磁性体としてのフェライト基板5を通った磁束Φm は
磁気ヨーク6から空間を通じて磁石1の他極へ戻り、同
時に磁石1から整磁鋼4−4の中を通った磁束Φs は整
磁鋼4−4の縁端部4−6を通じて空間から磁石1の他
極へ戻る。
説明する。図3( a) 、( b) はそれぞれ整磁鋼4−4
が無いアイソレータ、整磁鋼4−4を使用したアイソレ
ータの温度特性を示した図である。整磁鋼が無いアイソ
レータでは、温度の差によってアイソレーション、入出
力反射損失、挿入損失特性がそれぞれ大きく異なる。こ
れに比べて本発明の整磁鋼4−4を使用したアイソレー
タは、温度の差による温度特性の差が小さい。このよう
に本発明は温度変化による特性が補償されていることが
わかる。
リング状の形状であるが、他の形状でも本発明は適用で
きる。また、アイソレータについて述べてきたが、同様
な構造を有するサーキュレータ等の非可逆回路素子につ
いても本発明は適用できる。更に、整磁鋼を複数の異な
る温度係数の整磁鋼を積層したものでも、本発明は適用
できる。
−4は円形のリング状なので、磁石面からフェライト基
板5には円状均一に磁界が印加されるためアイソレータ
特性に不要モードスプリアスを生じない。また、温度補
償の度合いは整磁鋼の穴の寸法、厚さ、外径によって最
適化できる。更に、複数の異なる温度係数の整磁鋼を積
層すれば、温度係数の組みあわせにより、磁性体の温度
係数を打ち消す最適な整磁鋼を得ることができる。
ず、簡単で安価な構造で、磁気回路温度補償効果をえる
ことができる。
視図とその側断面図を示したものである。
ンおよび挿入損失の温度特性図
Claims (8)
- 【請求項1】磁石と、前記磁石によって磁化される磁性
体と、前記磁石によってもたらされる磁束を前記磁性体
に通す磁気ヨークと、前記磁束の温度補償を行うための
整磁鋼とからなる磁気回路において、前記整磁鋼が磁石
と磁性体の間に設置され、磁石より小さい寸法の穴を有
することを特徴とする温度補償構造を有する磁気回路 - 【請求項2】磁石の中心軸を中心点とした円に内接し、
かつ中心点が前記円の中心点と同一点である形状の穴を
有する整磁鋼を具備することを特徴とする請求項1記載
の温度補償構造を有する磁気回路。 - 【請求項3】磁石の中心軸を中心点とした円に内接し、
かつ中心点が前記円の中心点と同一点である形状の整磁
鋼を具備することを特徴とする請求項1記載の温度補償
構造を有する磁気回路。 - 【請求項4】前記整磁鋼が2種類以上の異なる温度係数
の整磁鋼からなることを特徴とする請求項1記載の温度
補償構造を有する磁気回路。 - 【請求項5】磁性体と、所定形状の回路パターンと、磁
石とが層状に配置された非可逆回路素子において、前記
磁石と前記磁性体の間に、磁石より小さい寸法の穴を有
する整磁鋼を具備したことを特徴とする非可逆回路素
子。 - 【請求項6】磁石の中心軸を中心点とした円に内接し、
かつ中心点が前記円の中心点と同一点である形状の穴の
整磁鋼を具備することを特徴とする請求項5記載の非可
逆回路素子。 - 【請求項7】磁石の中心軸を中心点とした円に内接し、
かつ中心点が前記円の中心点と同一点である形状の整磁
鋼を具備することを特徴とする請求項5記載の非可逆回
路素子。 - 【請求項8】前記整磁鋼が2種類以上の異なる温度係数
の整磁鋼からなることを特徴とする請求項5記載の非可
逆回路素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165512A JP3032468B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 温度補償構造を有する磁気回路及び非可逆回路素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165512A JP3032468B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 温度補償構造を有する磁気回路及び非可逆回路素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012433A true JPH1012433A (ja) | 1998-01-16 |
| JP3032468B2 JP3032468B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=15813811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165512A Expired - Lifetime JP3032468B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 温度補償構造を有する磁気回路及び非可逆回路素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032468B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6412059B1 (en) | 1998-10-02 | 2002-06-25 | Nec Corporation | Method and device for controlling cache memory |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5333158B2 (ja) | 2009-11-09 | 2013-11-06 | 株式会社島津製作所 | 液体試料配置機構、それを用いた屈折率測定装置及び屈折率測定方法 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP8165512A patent/JP3032468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6412059B1 (en) | 1998-10-02 | 2002-06-25 | Nec Corporation | Method and device for controlling cache memory |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3032468B2 (ja) | 2000-04-17 |
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