JPH10128054A - 排煙脱硫装置 - Google Patents
排煙脱硫装置Info
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- JPH10128054A JPH10128054A JP8303800A JP30380096A JPH10128054A JP H10128054 A JPH10128054 A JP H10128054A JP 8303800 A JP8303800 A JP 8303800A JP 30380096 A JP30380096 A JP 30380096A JP H10128054 A JPH10128054 A JP H10128054A
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Abstract
ろ布洗浄水を増加させることなく、長期間にわたってろ
過性能を維持することができ、よって石膏スラリーを連
続的に円滑に処理することができる排煙脱硫装置を得
る。 【解決手段】 排ガスから亜硫酸ガスを石膏スラリーと
して除去し、生成した石膏スラリーをスラリーポンプで
抜き出し、石膏分離機において固液分離して石膏として
回収する排煙脱硫装置において、石膏分離機が、ドラム
52間に張設した通気性を有するベルト53上に、無端
状のろ布56が走行自在に支持され、ろ布56上に供給
される少なくとも石膏スラリーをベルト53の下方から
吸引してろ液と石膏69とに分離するベルト式真空脱水
機50と、このベルト式真空脱水機50のドラムの下方
に配設され、内部に洗浄水60が蓄えられてこの洗浄水
60内にろ布56の下部が浸漬される洗浄水滞留槽51
とを備えてなる。
Description
ガスを石膏として除去する排煙脱硫装置に関し、更に詳
しくは、その石膏分離機の性能が改良された排煙脱硫装
置に関するものである。
は焼却炉等の排ガス中から亜硫酸ガス等の有害成分を除
去するための排煙脱硫装置の一種として、上記排ガス中
に含まれる亜硫酸ガス(SO2)を主体とする硫黄酸化
物を、石灰石(CaCO3)を溶解または懸濁した水溶
液からなる吸収液と接触させて中和するとともに、これ
を酸化させることにより、石膏として除去する湿式の排
煙脱硫装置が広く用いられている。図2は、ジェットバ
ブリング式反応槽を有する従来のこの種の湿式排煙脱硫
装置の要部を示すものである。図2において、図中符号
1は、この排煙脱硫装置における反応槽を示すもので、
この反応槽1内は、隔壁となる円板状または方形板状の
下部デッキ2および上部デッキ3により、石灰石(Ca
CO3)を溶解または懸濁した水溶液からなる吸収液4
を一定の液面高さに貯留する貯留部と、上下部デッキ
2、3間にあって排ガスの入口ダクト5が接続された入
口プレナム6と、上部デッキ3上方にあって排ガスの出
口ダクト7と連通する出口プレナム8とに画成されてい
る。上記下部デッキ2には、多数の開口部が穿設されて
おり、各開口部には、スパージャーパイプ9…が垂設さ
れ、かつ各スパージャーパイプ9の上記吸収液4中にあ
る下部外周壁には、排ガスの噴出孔が穿設されている。
他方、上記下部デッキ2と上部デッキ3との間には、上
記貯留部の吸収液面上の空間を出口プレナム8側に連通
させるガスライザー10…が配設され、さらに上記出口
ダクト7内には、ミストエリミネータ11が配設されて
いる。なお、図中符号12は、上記反応槽1の吸収液4
内に酸化用空気を導入する、酸化用空気供給管であり、
符号13は、上記吸収液4を撹拌する撹拌機である。
反応槽1で生成された石膏スラリーをポンプ14で移送
管15を介して抜き出して固液分離する石膏分離機16
が設けられており、上記石膏分離機16において石膏1
7が分離された母液は、母液タンク18内に一端貯留さ
れた後に、ポンプ19を介して再び上記反応槽1におけ
る吸収液4の一部として、あるいはミストエリミネータ
11の洗浄水として系内に戻される。
例えばボイラーの排ガス中に含まれる亜硫酸ガス等を除
去するには、先ず排ガスを入口ダクト5から入口プレナ
ム6に送気し、各スパージャーパイプ9の下端噴出孔か
ら水平方向に噴出させる。すると、上記排ガスは、吸収
液4と激しく混合して液相連続のジェットバブリング層
を形成し、このジェットバブリング層において高効率な
気液接触が行われてSO2が吸収され、このようにして
脱硫された排ガスは、ガスライザー10を介して出口プ
レナム8に集められ、出口ダクト7からミストエリミネ
ータ11を介して外部に排出される。
和することによって、吸収液4中には石膏が生成し、こ
れが結晶成長して粗大粒子化することにより石膏スラリ
ーとなる。そして、これが所定の濃度になると反応槽1
の底部から抜出され、ポンプ14により移送管15を介
して石膏分離機16に送られて母液と石膏17とに分離
された後に、石膏分については石膏ボード用等の原料や
セメント混合剤として供される。
排煙脱硫装置においては、上記石膏分離機16として、
石膏スラリーを高速回転による遠心力によって固液分離
する遠心分離機を主体としたものが使用されていた。し
かしながら、石膏分離機16として上記遠心分離機を用
いた排煙脱硫装置にあっては、当該遠心分離機が高価で
あるという問題点があった。また、上記排煙脱硫装置に
おいては、これが設けられた発電設備を含む当該排煙脱
硫装置に係る系内で発生する排水量を削減しようとする
と、反応槽内における塩素濃度が上昇し、この結果副生
成物としての石膏中の塩素濃度も上昇することから、石
膏分離機において石膏を洗浄して石膏中の塩素濃度を下
げる必要があるが、このような遠心分離機を用いた石膏
分離機16にあっては、上述した石膏の洗浄を行なうこ
とができないという問題点もあった。
して、遠心分離機に代えて、図3に示すようなベルト式
真空脱水機を使用することが提案されている。このベル
ト式真空脱水機30は、回転駆動されるドラム31、3
1間に多数の孔部が穿設された通気性を有するベルト3
2が張設され、上側に位置するベルトの下部に、−30
0〜−600mmHgの真空に吸引された脱水室33が
配設されるとともに、上記ベルト32上に、多数のロー
ラ34…間に走行自在に巻回された無端状のろ布35が
支持されて概略構成されたものであり、ベルト32上に
あるろ布35の上方には、図中矢印で示す当該ろ布35
の走行方向に沿って、順次ろ布35上に石膏スラリー3
6を流下させる供給槽37と、ろ布35上に供給されて
ろ過されつつ移動するケーキを洗浄するためのケーキ洗
浄スプレー38とが配設されている。そして、上記脱水
室33の底部には、吸引除去したろ液を図示されないろ
液槽に排水するろ液排水管39が接続されている。な
お、図中符号41は、上記ろ布35の両側方に配設され
て当該ろ布35を洗浄するためのスプレーである。
においては、ドラム31を回転駆動してベルト32を介
してろ布35を図中右方に移動させつつ、上記供給槽3
7からろ布35上に石膏スラリーを供給するとともに、
ケーキ洗浄スプレー38から洗浄水を噴出させてろ布3
5上を移送されるケーキを洗浄する。これにより、ろ布
35上のケーキ中の水分は、脱水室33側に吸引されて
除去され、分離された石膏40がろ布35の右方端部か
ら図示されないベルトコンベアー等に回収されるととも
に、脱水室33側に分離・除去されたろ液は、ろ液排水
管39から上記ろ液槽へと排水されてゆく。このよう
な、図2における石膏分離機16として、図3に示すベ
ルト式真空脱水機30を用いた排煙脱硫装置によれば、
遠心分離機を用いた場合と比較して、設備費用を低減す
ることができるうえに、塩素濃度が高い石膏スラリーを
供給した場合においても、これを洗浄することができる
という利点がある。
0にあっては、一般にろ布35は、幅寸法が1〜数mで
あり、かつその長さ寸法が数十mと長尺であるうえに、
充分な脱水を行なうためにその走行速度が極めて小さ
く、しかも上記石膏スラリーが40〜50℃と高温であ
るために、石膏40を排出した後に、ベルト32の下方
から再びベルト32の上側に移動して供給槽37から新
たな石膏スラリーが供給されるまでの間に自然乾燥する
おそれがあり、この結果ろ布35上に付着している微細
石膏粒子等により早期に目詰まりを生じて、ろ過性能の
低下を招いてしまうおそれがあった。加えて、このよう
なろ布35のろ過性能の低下を抑制するためには、ケー
キとともにろ布35自体も洗浄すべく、別途スプレー4
1からも多量の洗浄水を供給しなければならないといっ
た問題点もあった。また、上記排煙脱硫装置において
は、近年、上記排煙脱硫装置が設けられている発電設備
等内の総合排水処理において分離・生成した排水汚泥を
無害化するための処理費用が高騰化し、かつ環境基準の
強化から立地によってはこの種の汚泥を廃棄することが
難しくなってきたために、煤塵や微量成分を含んだ排水
を中和槽で中和して濃縮装置で濃縮し、得られた排水ス
ラリーを上記石膏スラリーと混合して上記ベルト式真空
脱水機30で脱水処理することにより、セメント混合剤
等として利用される低品位の石膏として回収する処理も
行なわれており、このような場合には、特に上記排水ス
ラリーには、上述したように微粒子化した硫酸塩および
水酸化物等が含まれているために、ろ布35の目詰まり
がさらに著しくなるという問題点があった。
る課題を有効に解決すべくなされたもので、石膏分離機
において、ベルト式真空分離機のろ布洗浄水を増加させ
ることなく、長期間にわたってろ過性能を維持すること
ができ、よって石膏スラリーを連続的に円滑に処理する
ことができる排煙脱硫装置を提供することを目的とする
ものである。
に係る排煙脱硫装置は、排ガスと循環供給されるCa成
分を含む吸収液とを接触させるとともに、上記吸収液に
空気を導入して上記排ガス中から亜硫酸ガスを石膏スラ
リーとして除去し、生成した上記石膏スラリーを抜き出
し、石膏分離機において固液分離して石膏として回収す
る排煙脱硫装置において、上記石膏分離機が、ドラム間
に張設した通気性を有するベルト上に、無端状のろ布が
走行自在に支持されてなり、上記ろ布上に供給槽から供
給される石膏スラリーを上記ベルトの下方に設けられて
負圧に保持された脱水室から吸引してろ液と石膏とに分
離するベルト式真空脱水機と、このベルト式真空脱水機
の上記ドラムの下方に配設され、内部に洗浄水が蓄えら
れてこの洗浄水内に上記ろ布の下部が浸漬される洗浄水
滞留槽とを備えてなることを特徴とするものである。
に記載のろ布の洗浄水滞留槽の入口側および出口側の少
なくとも出口側に、上記ろ布の両面を洗浄するための洗
浄スプレーを配設したことを特徴とするものであり、さ
らに請求項3に記載の発明は、上記洗浄スプレーを、上
記洗浄水滞留槽の出口側に設けたことを特徴とするもの
である。さらに、請求項4に記載の発明は、上記請求項
1〜3のいずれかに洗浄水滞留槽の内部に、走行する上
記ろ布からその表面付着物を掻き落とすブラシを配設し
たことを特徴とするものであり、請求項5に記載の発明
は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の石膏分離機の
前段には、上記石膏スラリーとこの排煙脱硫装置に係る
系内で生じた排水スラリーとを混合する混合槽が配設さ
れ、この混合槽で混合された上記石膏スラリーと排水ス
ラリーとを上記ベルト式真空脱水機に供給するようにし
たことを特徴とするものである。
装置にあっては、ドラムを回転駆動してベルト上に支持
したろ布を移動させつつ、上記ろ布上に供給槽から少な
くとも石膏スラリーを供給し、ろ布上のケーキ中の水分
を通気性を有するベルトの下方から吸引して除去するこ
とにより、所望の水分含有率まで脱水された石膏が分離
されてろ布上から回収される。そして、石膏が回収され
た後のろ布は、さらに走行して上記ベルト式真空脱水機
の下方に配設された洗浄水滞留槽内に導かれ、その走行
に伴って洗浄水滞留槽内の洗浄水により表面に付着した
微粒子が振るい落とされるとともに、表面が湿潤される
ことにより、その目詰まりが防止される。したがって、
この排煙脱硫装置によれば、先ず石膏分離機としてベル
ト式真空脱水機を用いているので、遠心分離機を用いた
場合と比較して、設備費用を大幅に低減することがで
き、当該処理と並行して、供給される石膏スラリーの洗
浄を行なうことができる。加えて、上記ベルト式真空脱
水機の下方に、上記ろ布の下部が浸漬される洗浄水滞留
槽を設け、石膏が回収された後に石膏スラリー等の供給
側へと走行するまでの間、当該ろ布を上記洗浄水内を走
行させて、目詰まりの原因となる乾燥および付着物の滞
留を防止しているので、ケーキ洗浄スプレーからの水量
を増加させることなく、長期間にわたってろ布の目詰ま
りを防止して、所望のろ過性能を保持することができ、
よって生成された石膏スラリーの円滑な固液分離処理を
行なうことができる。
ば、ろ布の洗浄水滞留槽の入口側および出口側の少なく
とも出口側に、上記ろ布の両面を洗浄するための洗浄ス
プレーを配設しているので、上記洗浄水滞留槽の前およ
び/または後においてろ布の両面に付帯した固形物等の
付着物の洗浄を行なうことができ、より一層当該ろ布の
目詰まりを防止することができる。ここで、上記洗浄ス
プレーを洗浄水滞留槽の入口側および出口側の両側に配
設しない場合には、請求項3に記載の発明のように上記
洗浄スプレーを洗浄水滞留槽の出口側に配設すれば、洗
浄水滞留槽から石膏スラリーの供給部までの間の乾燥を
より効果的に防止することができ、しかも上記洗浄水滞
留槽内で、ろ布上に乗ったまま搬送されてきた固形物等
の付着物もその出口において洗浄することができるため
に、より好適である。
は、洗浄水滞留槽の内部に、走行する上記ろ布からその
表面付着物を掻き落とすブラシを配設しているので、上
記洗浄水滞留槽内において、確実に走行するろ布の表面
から付着物を剥ぎ落とすことができ、かつ分離された上
記付着物を洗浄水滞留槽の底部から容易に抜出して廃棄
することが可能となる。したがって、これら請求項1〜
4のいずれかに記載の発明は、請求項5に記載の発明の
ように、特に石膏スラリーに、微粒子を多く含む排水ス
ラリーを混合して処理する場合において、上記微粒子に
起因するろ布の目詰まりを有効に防止することができ、
よって長期間にわたって石膏スラリーおよび排水スラリ
ーの良好な連続処理運転を行なうことができるといった
顕著な作用効果を奏する。
置の一実施形態の要部を示すもので、他の部分について
は、概略図2に示したものと同様であるために、説明中
に同一符号を付してその説明を省略する。図1は、本排
煙脱硫装置における石膏分離機の構成を示すものであ
り、この石膏分離機は、水平ベルト式真空脱水機50
と、洗浄水滞留槽51とから概略構成されたものであ
る。ここで、上記水平ベルト式真空脱水機50は、回転
駆動されるドラム52、52間に、多数の孔部が穿設さ
れた通気性を有するゴム製のベルト53が上記ドラム5
2とともに回転自在に張設されており、上側に位置する
ベルト53の下部に、内部が−300〜600mmHg
の真空に保持された脱水室54が配設されている。そし
て、上記ベルト53上に、多数のローラ55…間に走行
自在に巻回されたポリプロピレンやポリエステル等から
なる無端状のろ布56が、上記ベルト53とともに、図
中矢印で示す方向に走行自在に支持されている。また、
上記脱水室54の底部には、吸引除去したろ液を図示さ
れないろ液槽に排水するろ液排水管57が接続されてい
る。
記ドラム52の下方に、上記洗浄水滞留槽51が配設さ
れている。この洗浄水滞留槽51は、内部に洗浄水60
が所定のレベルまで蓄えられており、上記レベルの側壁
には、オーバーフロー管61が接続されている。この洗
浄水60内には、上記ろ布56の下部が浸漬されてい
る。また、この洗浄水滞留槽51の底部には、上記ろ布
56を洗浄することによって沈下した石膏分等の固形物
を排出するための抜出し管62が接続されている。さら
に、この洗浄水滞留槽51内には、走行するろ布56の
両面側に位置して、上記ろ布56からその表面付着物を
掻き落とす一対のブラシ63、63が設けられている。
また、この洗浄水貯留槽51の外方であって、上記ろ布
56の洗浄水滞留槽51の入口側および出口側には、そ
れぞれ上記ろ布56の両面を洗浄するための洗浄スプレ
ー64…が配設されている。なお、図中符号72は、ろ
布56から強制的に石膏を分離するための分離板であ
る。
排煙脱硫装置が設けられている発電設備の総合排水処理
設備における濃縮装置の出口側に配管された排水スラリ
ー管23が、図1に示すように上記水平ベルト式真空脱
水機50まで導かれている。そして、上記水平ベルト式
真空脱水機50の近傍に、上記排水スラリー管23から
送られてくる排水スラリーと、上記ポンプ14によって
移送管15から送られてくる石膏スラリーとを混合する
ための混合槽65が設置されている。そして、ベルト5
3上にあるろ布56の上方には、ろ布の走行方向に沿っ
て、順次上記混合槽65で混合されて供給管66から送
られる石膏スラリーと排水スラリーとの混合液を、ろ布
56上に流下させる供給槽67と、ろ布56上に供給さ
れてろ過されつつ移動するケーキを洗浄するためのケー
キ洗浄スプレー68とが配設されている。
煙脱硫装置においては、排ガスの脱硫に伴って反応槽1
の吸収液4内で生成された石膏スラリーと、排水処理設
備において濃縮された排水スラリーとが、それぞれ移送
管15および排水スラリー管23から混合槽65に供給
され、さらに供給管66を介して供給槽67に送られ
る。そして、これと並行して、水平ドラム式真空脱水機
50のドラム52を回転駆動して、ベルト53とともに
ろ布56を図中矢印方向に移動させつつ、上記ろ布56
上に、供給槽67から石膏スラリーと排水スラリーとの
混合液を供給するとともに、これをケーキ洗浄スプレー
68によって洗浄する。すると、ろ布56上のケーキ中
の水分およびケーキ洗浄スプレー68からの洗浄水は、
脱水室54からの吸引力により、通気性を有するベルト
53を介して上記脱水室54内に吸引・除去される。こ
れにより、所望の水分含有率まで脱水された石膏69が
分離されて、図中右方端部においてろ布56上からベル
トコンベア70上に回収されて行く。
布56は、さらに走行してその両面が洗浄スプレー64
によって洗浄され、一緒に搬送されてきた微細粒子が取
り除かれた後に、上記ベルト式真空脱水機50の下方に
配設された洗浄水滞留槽51の洗浄水60内に導かれ
る。次いで、上記洗浄水60内において、その走行に伴
って当該洗浄水60により表面に付着した微粒子が振る
い落とされるとともに、ブラシ63により両面に付着し
た固形物が剥ぎ落とされる。そして、上記洗浄水滞留槽
51内において表面が湿潤されたろ布56は、上記洗浄
水滞留槽51を出た後に、さらに洗浄スプレー64によ
って湿潤を加えられるとともに、ろ布56上に乗ったま
ま搬送されてきた固形物等の付着物が洗浄される。これ
により、ろ布56は、その乾燥および付着物の滞留に起
因する目詰まりが防止されて、再びベルト53上に至
り、その上面に供給槽67からの石膏スラリーと排水ス
ラリーとの混合液が供給される。他方、水分が付着した
ろ布56の走行に伴って洗浄液滞留槽51内の液面は上
昇し、余分な洗浄水60はオーバーフロー管61から再
び上記排煙脱硫装置の系内に戻されるとともに、洗浄液
滞留槽51の底部に沈殿した石膏等の固形物は、抜出し
管62から系外に排出される。
石膏分離機としてベルト式真空脱水機50を用いている
ので、遠心分離機を用いた場合と比較して、設備費用を
低減することができるとともに、処理と並行して石膏ス
ラリーの洗浄も行なうことができる。加えて、上記ベル
ト式真空脱水機50の下方に、上記ろ布56の下部が浸
漬される洗浄水滞留槽51を設け、石膏スラリーと排水
スラリーとの混合液の供給位置に戻るまでの間、当該ろ
布56を洗浄水60内を走行させるとともに、上記洗浄
水滞留槽51の前後において洗浄スプレー64によって
その両面を湿潤させているので、再び上記混合液が供給
されるまでの間に、上記ろ布56が乾燥することを防止
することができる。
口側および出口側に、上記ろ布56の両面を洗浄するた
めの洗浄スプレー64…を配設しているので、上記洗浄
水滞留槽51の前後におけるろ布56の両面に付帯した
固形物等の付着物の洗浄を行なうことができ、特に出口
側に配設した洗浄スプレー64によって、上記洗浄水滞
留槽51内でろ布56上に乗ったまま搬送された固形物
等の付帯物も洗浄することができるとともに、さらに洗
浄水滞留槽51の内部に配設したブラシ63によって走
行する上記ろ布56からその表面付着物を掻き落とすこ
ともできる。このため、ろ布56の乾燥および表面の付
着物に起因する目詰まりの発生を確実に防止することが
でき、よってケーキ洗浄スプレー68からの水量を増加
させることなく、長期間にわたって所望のろ過性能を保
持することができ、この結果反応槽1で生成された石膏
スラリーと発電設備などで生じた排水スラリーとの混合
液からの円滑な固液分離処理を行なうことができる。
係る石膏分離機が改良された排煙脱硫装置を、ジェット
バブリング式反応槽を有する湿式排煙脱硫装置に適用し
た場合についてのみ説明したが、これに限るものではな
く、排ガスと循環供給されるCa成分を含む吸収液とを
接触させるとともに、上記吸収液に空気を導入して上記
排ガス中から亜硫酸ガスを石膏スラリーとして除去し、
生成した上記石膏スラリーをスラリーポンプで抜き出
し、石膏分離機において固液分離して石膏として回収す
る、いわゆる湿式の石灰−石膏法排煙脱硫装置であれ
ば、様々な形態のものにも同様に適用することが可能で
ある。
ずれかに記載の排煙脱硫装置によれば、その石膏分離機
としてベルト式真空脱水機を用い、かつその下方にろ布
の下部が浸漬される洗浄水滞留槽を設けているので、石
膏スラリーの供給側までの間におけるろ布の乾燥を防止
することができ、よってケーキ洗浄スプレーからの水量
を増加させることなく、長期間にわたってろ布の目詰ま
りを防止して、所望のろ過性能を保持することができた
めに、排ガスの脱硫に伴って生成された石膏スラリー等
の円滑な固液分離処理を行なうことができる。
れば、洗浄水滞留槽の前後におけるろ布の両面に付帯し
た固形物等の付着物の洗浄を行なうことができ、さらに
請求項4に記載の発明によれば、洗浄水滞留槽の内部に
配設したブラシによって、上記洗浄水滞留槽内を走行す
るろ布の表面から付着物を剥ぎ落とすことができるた
め、より一層当該ろ布の目詰まりを防止することができ
る。したがって、これら請求項1〜4のいずれかに記載
の発明は、特に請求項5に記載の発明のように、石膏ス
ラリーに微粒子を多く含む排水スラリーを混合して処理
する場合において、上記微粒子に起因するろ布の目詰ま
りを有効に防止することができ、よって長期間にわたっ
て石膏スラリーおよび排水スラリーの良好な連続処理運
転を行なうことができるといった顕著な作用効果が得ら
れる。
膏分離機を示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 排ガスと循環供給されるCa成分を含む
吸収液とを接触させるとともに、上記吸収液に空気を導
入して上記排ガス中から亜硫酸ガスを石膏スラリーとし
て除去し、生成した上記石膏スラリーを抜き出し、石膏
分離機において固液分離して石膏として回収する排煙脱
硫装置において、 上記石膏分離機は、ドラム間に張設した通気性を有する
ベルト上に、無端状のろ布が走行自在に支持されてな
り、上記ろ布上に供給槽から供給される上記石膏スラリ
ーを上記ベルトの下方に設けられて負圧に保持された脱
水室から吸引してろ液と上記石膏とに分離するベルト式
真空脱水機と、このベルト式真空脱水機の上記ドラムの
下方に配設され、内部に洗浄水が蓄えられて当該洗浄水
内に上記ろ布の下部が浸漬される洗浄水滞留槽とを備え
てなることを特徴とする排煙脱硫装置。 - 【請求項2】 上記ろ布の上記洗浄水滞留槽の入口側お
よび出口側の少なくとも出口側に、上記ろ布の両面を洗
浄する洗浄スプレーを配設したことを特徴とする請求項
1に記載の排煙脱硫装置。 - 【請求項3】 上記洗浄スプレーは、上記洗浄水滞留槽
の出口側に設けられていることを特徴とする請求項2に
記載の排煙脱硫装置。 - 【請求項4】 上記洗浄水滞留槽の内部に、走行する上
記ろ布からその表面付着物を掻き落とすブラシを配設し
たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
の排煙脱硫装置。 - 【請求項5】 上記石膏分離機の前段には、上記石膏ス
ラリーと当該排煙脱硫装置に係る系内で生じた排水スラ
リーとを混合する混合槽が配設され、この混合槽で混合
された上記石膏スラリーと排水スラリーとを上記ベルト
式真空脱水機に供給するようにしたことを特徴とする請
求項1ないし4のいずれかに記載の排煙脱硫装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30380096A JP3735977B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排煙脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP30380096A JP3735977B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排煙脱硫装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128054A true JPH10128054A (ja) | 1998-05-19 |
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ID=17925460
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|---|---|---|---|
| JP30380096A Expired - Lifetime JP3735977B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排煙脱硫装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3735977B2 (ja) |
Cited By (10)
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