JPH10132672A - トルクセンサおよびパワーステアリング装置 - Google Patents
トルクセンサおよびパワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH10132672A JPH10132672A JP8307047A JP30704796A JPH10132672A JP H10132672 A JPH10132672 A JP H10132672A JP 8307047 A JP8307047 A JP 8307047A JP 30704796 A JP30704796 A JP 30704796A JP H10132672 A JPH10132672 A JP H10132672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- shaft
- shafts
- torque
- moving body
- Prior art date
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- Pending
Links
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】検知トルクの零点を正確に設定でき、その零点
からのトルクの大きさを精度良く検知できるトルクセン
サを提供する。 【解決手段】第1シャフト71に軸方向移動可能に嵌め合
わされる移動体80と、その第1シャフト71に弾性的に同
軸中心に相対回転可能に連結される第2シャフト72に取
り付けられる位置決め体84との中の一方に、一対のカム
面88、89が形成され、他方に、各カム面88、89に弾力に
より押し付けられる受け部90が設けられる。両カム面8
8、89は、両シャフト71、72の相対回転位置が基準位置
にある時に、移動体80の軸方向一方への移動を阻止でき
るように受け部90に同時に接する。両シャフト71、72の
相対回転時に各カム面88、89は移動体80を軸方向他方に
移動させる。両カム面88、89は、両シャフト71、72の軸
心を含む平面に関し互いに対称な形状とされる。その移
動体80の軸方向移動距離に対応するトルク信号を出力す
る。
からのトルクの大きさを精度良く検知できるトルクセン
サを提供する。 【解決手段】第1シャフト71に軸方向移動可能に嵌め合
わされる移動体80と、その第1シャフト71に弾性的に同
軸中心に相対回転可能に連結される第2シャフト72に取
り付けられる位置決め体84との中の一方に、一対のカム
面88、89が形成され、他方に、各カム面88、89に弾力に
より押し付けられる受け部90が設けられる。両カム面8
8、89は、両シャフト71、72の相対回転位置が基準位置
にある時に、移動体80の軸方向一方への移動を阻止でき
るように受け部90に同時に接する。両シャフト71、72の
相対回転時に各カム面88、89は移動体80を軸方向他方に
移動させる。両カム面88、89は、両シャフト71、72の軸
心を含む平面に関し互いに対称な形状とされる。その移
動体80の軸方向移動距離に対応するトルク信号を出力す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクセンサと、
そのトルクセンサにより検知される操舵トルクに基づき
制御されるパワーステアリング装置に関する。
そのトルクセンサにより検知される操舵トルクに基づき
制御されるパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62‐3632号公報に開示され
るトルクセンサは、第1シャフトと、その第1シャフト
に弾性的に同軸中心に相対回転可能に連結される第2シ
ャフトと、その第1シャフトに軸方向移動可能に嵌め合
わされる移動体と、その第2シャフトに取り付けられる
位置決め体とを備える。その移動体にカム面が形成さ
れ、その位置決め体にカム面に接触可能な受け部が設け
られ、その受け部をカム面に押し付けるバネが設けられ
ている。そのカム面は、両シャフトの一方向への相対回
転時に受け部との接点を変位させることで、移動体を軸
方向一方に移動させることができ、且つ、両シャフトの
他方向への相対回転時に受け部との接点を変位させるこ
とで、移動体を軸方向他方に移動させることができる形
状とされている。その移動体の軸方向移動距離に対応す
る電気信号をトルク信号として出力する差動トランスが
設けられている。
るトルクセンサは、第1シャフトと、その第1シャフト
に弾性的に同軸中心に相対回転可能に連結される第2シ
ャフトと、その第1シャフトに軸方向移動可能に嵌め合
わされる移動体と、その第2シャフトに取り付けられる
位置決め体とを備える。その移動体にカム面が形成さ
れ、その位置決め体にカム面に接触可能な受け部が設け
られ、その受け部をカム面に押し付けるバネが設けられ
ている。そのカム面は、両シャフトの一方向への相対回
転時に受け部との接点を変位させることで、移動体を軸
方向一方に移動させることができ、且つ、両シャフトの
他方向への相対回転時に受け部との接点を変位させるこ
とで、移動体を軸方向他方に移動させることができる形
状とされている。その移動体の軸方向移動距離に対応す
る電気信号をトルク信号として出力する差動トランスが
設けられている。
【0003】そのトルクセンサは、パワーステアリング
装置において操舵トルクの大きさだけでなく、向きを検
出するために用いられる。そのため、第1シャフトと第
2シャフトの一方向への相対回転時と他方向への相対回
転時とで、移動体の軸方向移動方向が反対方向とされ、
右操舵時の操舵トルクと左操舵時の操舵トルクとが識別
可能とされている。
装置において操舵トルクの大きさだけでなく、向きを検
出するために用いられる。そのため、第1シャフトと第
2シャフトの一方向への相対回転時と他方向への相対回
転時とで、移動体の軸方向移動方向が反対方向とされ、
右操舵時の操舵トルクと左操舵時の操舵トルクとが識別
可能とされている。
【0004】すなわち、図6の(1)は、直進操舵状態
においてカム面101に接する受け部102を示し、そ
のカム面101は両シャフトの軸方向(図において矢印
P方向)に対して傾く傾斜面とされている。左右一方に
操舵されると、そのカム面101と受け部102との接
点が図中上方に変位し、移動体は軸方向一方に移動し、
左右他方にされると、その接点か図中下方に変位し、移
動体は軸方向他方に変位する。これにより、図6の
(2)に示すように、右方に操舵された場合の差動トラ
ンスの出力の符号と、左方に操舵された場合の差動トラ
ンスの出力の符号とを互いに逆にしている。
においてカム面101に接する受け部102を示し、そ
のカム面101は両シャフトの軸方向(図において矢印
P方向)に対して傾く傾斜面とされている。左右一方に
操舵されると、そのカム面101と受け部102との接
点が図中上方に変位し、移動体は軸方向一方に移動し、
左右他方にされると、その接点か図中下方に変位し、移
動体は軸方向他方に変位する。これにより、図6の
(2)に示すように、右方に操舵された場合の差動トラ
ンスの出力の符号と、左方に操舵された場合の差動トラ
ンスの出力の符号とを互いに逆にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトルクセン
サは、検知トルクの符号を直接に識別することはできる
が、検知トルクの零点を正確に設定することができな
い。これは、従来の構成ではカム面101上において受
け部102を一定位置に正確に位置決めできないためで
ある。そのため、検知トルクの符号を直接に識別する必
要がなく、その零点からのトルクの大きさを検出する必
要がある場合は、充分な検知精度を得ることができなか
った。
サは、検知トルクの符号を直接に識別することはできる
が、検知トルクの零点を正確に設定することができな
い。これは、従来の構成ではカム面101上において受
け部102を一定位置に正確に位置決めできないためで
ある。そのため、検知トルクの符号を直接に識別する必
要がなく、その零点からのトルクの大きさを検出する必
要がある場合は、充分な検知精度を得ることができなか
った。
【0006】例えば、モータにより駆動されるポンプ
と、そのポンプからの圧油により操舵補助力を発生させ
る油圧アクチュエータとを備えるパワーステアリング装
置においては、省エネルギー化のために、そのモータの
回転速度を操舵補助時のみ操舵補助速度にし、操舵補助
解除時においては待機速度にすることが行われている。
そのようなパワーステアリング装置においては、操舵補
助力は油圧により付与できるため、操舵トルクの符号を
検知する必要性は直接にはない。その一方で、そのモー
タの回転速度を変更させるために、操舵トルクの大きさ
に基づき操舵補助の必要性を判断することが考えられ
る。しかし、従来のトルクセンサでは、その操舵トルク
の大きさを精度良く求めることができず、適切な操舵補
助を行うことができない。
と、そのポンプからの圧油により操舵補助力を発生させ
る油圧アクチュエータとを備えるパワーステアリング装
置においては、省エネルギー化のために、そのモータの
回転速度を操舵補助時のみ操舵補助速度にし、操舵補助
解除時においては待機速度にすることが行われている。
そのようなパワーステアリング装置においては、操舵補
助力は油圧により付与できるため、操舵トルクの符号を
検知する必要性は直接にはない。その一方で、そのモー
タの回転速度を変更させるために、操舵トルクの大きさ
に基づき操舵補助の必要性を判断することが考えられ
る。しかし、従来のトルクセンサでは、その操舵トルク
の大きさを精度良く求めることができず、適切な操舵補
助を行うことができない。
【0007】本発明は、上記問題を解決することのでき
るトルクセンサとパワーステアリング装置とを提供する
ことを目的とする。
るトルクセンサとパワーステアリング装置とを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクセンサ
は、第1シャフトと、その第1シャフトに弾性的に同軸
中心に相対回転可能に連結される第2シャフトと、その
第1シャフトに軸方向移動可能に嵌め合わされる移動体
と、その第2シャフトに取り付けられる位置決め体とを
備える。その移動体と位置決め体の中の一方に、一対の
カム面が形成され、その移動体と位置決め体の中の他方
に、各カム面に接触可能な受け部が設けられ、その受け
部を各カム面に押し付ける弾力を作用させる手段が設け
られる。両カム面は、両シャフトの相対回転位置が一定
の基準位置にある時に、移動体の軸方向一方への移動を
阻止できるように受け部に同時に接することが可能とさ
れる。一方のカム面は、両シャフトの一方向への相対回
転時に受け部との接点を変位させることで、移動体を軸
方向他方に移動させることができる形状とされる。他方
のカム面は、両シャフトの他方向への相対回転時に受け
部との接点を変位させることで、移動体を軸方向他方に
移動させることができる形状とされる。両シャフトの基
準位置からの一方向への相対回転時と他方向への相対回
転時とで各相対回転量が等しい場合は、移動体の軸方向
移動距離が相等しくなるように、両カム面は両シャフト
の軸心を含む平面に関し互いに対称な形状とされる。そ
の移動体の軸方向移動距離に対応するトルク信号を出力
する手段が設けられる。
は、第1シャフトと、その第1シャフトに弾性的に同軸
中心に相対回転可能に連結される第2シャフトと、その
第1シャフトに軸方向移動可能に嵌め合わされる移動体
と、その第2シャフトに取り付けられる位置決め体とを
備える。その移動体と位置決め体の中の一方に、一対の
カム面が形成され、その移動体と位置決め体の中の他方
に、各カム面に接触可能な受け部が設けられ、その受け
部を各カム面に押し付ける弾力を作用させる手段が設け
られる。両カム面は、両シャフトの相対回転位置が一定
の基準位置にある時に、移動体の軸方向一方への移動を
阻止できるように受け部に同時に接することが可能とさ
れる。一方のカム面は、両シャフトの一方向への相対回
転時に受け部との接点を変位させることで、移動体を軸
方向他方に移動させることができる形状とされる。他方
のカム面は、両シャフトの他方向への相対回転時に受け
部との接点を変位させることで、移動体を軸方向他方に
移動させることができる形状とされる。両シャフトの基
準位置からの一方向への相対回転時と他方向への相対回
転時とで各相対回転量が等しい場合は、移動体の軸方向
移動距離が相等しくなるように、両カム面は両シャフト
の軸心を含む平面に関し互いに対称な形状とされる。そ
の移動体の軸方向移動距離に対応するトルク信号を出力
する手段が設けられる。
【0009】本発明のトルクセンサの構成によれば、第
1シャフトと第2シャフトとが伝達トルクに応じて弾性
的に一方向に相対回転すると、一方のカム面は受け部と
の接点を変位させ、移動体を軸方向他方に移動させる。
第1シャフトと第2シャフトとが伝達トルクに応じて弾
性的に他方向に相対回転すると、他方のカム面は受け部
との接点を変位させ、移動体を軸方向他方に移動させ
る。その移動体の軸方向移動距離は両シャフトによる伝
達トルクに対応するので、その軸方向移動距離に対応す
るトルク信号として出力することができる。両カム面
は、両シャフトの相対回転位置が一定の基準位置にある
時に、移動体の軸方向一方への移動を阻止できるように
受け部に同時に接することができる。これにより、その
受け部を両カム面に対して正確に一定位置で位置決めで
き、その位置において移動体は軸方向移動を阻止される
ので、検知トルクの零点を正確に設定することができ
る。両カム面が両シャフトの軸心を含む平面に関し互い
に対称な形状とされることで、両シャフトの基準位置か
らの一方向への相対回転時と他方向への相対回転時とで
各相対回転量が等しい場合は、その移動体の軸方向移動
距離が相等しくなる。これにより、トルクの符号に拘ら
ず、正確にトルクの大きさを検知できる。
1シャフトと第2シャフトとが伝達トルクに応じて弾性
的に一方向に相対回転すると、一方のカム面は受け部と
の接点を変位させ、移動体を軸方向他方に移動させる。
第1シャフトと第2シャフトとが伝達トルクに応じて弾
性的に他方向に相対回転すると、他方のカム面は受け部
との接点を変位させ、移動体を軸方向他方に移動させ
る。その移動体の軸方向移動距離は両シャフトによる伝
達トルクに対応するので、その軸方向移動距離に対応す
るトルク信号として出力することができる。両カム面
は、両シャフトの相対回転位置が一定の基準位置にある
時に、移動体の軸方向一方への移動を阻止できるように
受け部に同時に接することができる。これにより、その
受け部を両カム面に対して正確に一定位置で位置決めで
き、その位置において移動体は軸方向移動を阻止される
ので、検知トルクの零点を正確に設定することができ
る。両カム面が両シャフトの軸心を含む平面に関し互い
に対称な形状とされることで、両シャフトの基準位置か
らの一方向への相対回転時と他方向への相対回転時とで
各相対回転量が等しい場合は、その移動体の軸方向移動
距離が相等しくなる。これにより、トルクの符号に拘ら
ず、正確にトルクの大きさを検知できる。
【0010】その移動体を両シャフトの軸方向に案内す
る手段を備えるのが好ましい。これにより、両シャフト
の相対回転位置が一定の基準位置にない時でも、受け部
を各カム面に対して両シャフトの相対回転量に応じた位
置に正確に位置決めでき、トルクの大きさを正確に検知
できる。
る手段を備えるのが好ましい。これにより、両シャフト
の相対回転位置が一定の基準位置にない時でも、受け部
を各カム面に対して両シャフトの相対回転量に応じた位
置に正確に位置決めでき、トルクの大きさを正確に検知
できる。
【0011】本発明によるパワーステアリング装置は、
電動モータにより駆動されるポンプからの圧油によって
操舵補助力を発生させる油圧アクチュエータと、そのモ
ータの回転速度を、操舵補助時に操舵補助速度にすると
共に、操舵補助解除時に待機速度にする手段と、操舵ト
ルクの大きさに基づき操舵補助を行うか否かを判断する
手段とを備える。その操舵トルクの大きさを本発明のト
ルクセンサにより検知する。
電動モータにより駆動されるポンプからの圧油によって
操舵補助力を発生させる油圧アクチュエータと、そのモ
ータの回転速度を、操舵補助時に操舵補助速度にすると
共に、操舵補助解除時に待機速度にする手段と、操舵ト
ルクの大きさに基づき操舵補助を行うか否かを判断する
手段とを備える。その操舵トルクの大きさを本発明のト
ルクセンサにより検知する。
【0012】本発明のパワーステアリング装置によれ
ば、本発明のトルクセンサにより操舵トルクの大きさを
正確に検知し、その操舵トルクの大きさに基づき操舵補
助を行うか否かを判断する。これにより、操舵補助の必
要性を正確に判断して適正な操舵補助を行うと共に省エ
ネルギー化を図ることができる。また、直進操舵状態に
おいて、両カム面が受け部に同時に接して移動体の軸方
向一方への移動を阻止することで、ステアリングホイー
ルの直進時の安定感を向上して操舵フィーリングを向上
できる。
ば、本発明のトルクセンサにより操舵トルクの大きさを
正確に検知し、その操舵トルクの大きさに基づき操舵補
助を行うか否かを判断する。これにより、操舵補助の必
要性を正確に判断して適正な操舵補助を行うと共に省エ
ネルギー化を図ることができる。また、直進操舵状態に
おいて、両カム面が受け部に同時に接して移動体の軸方
向一方への移動を阻止することで、ステアリングホイー
ルの直進時の安定感を向上して操舵フィーリングを向上
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0014】図1に示すラックピニオン式パワーステア
リング装置1は、ステアリングホイールHに連結される
入力軸2と、この入力軸2にトーションバー3を介し連
結される出力軸4とを備えている。そのトーションバー
3はピン5を介し入力軸2に連結され、また、セレーシ
ョン6を介し出力軸4に連結されている。その出力軸4
にピニオン7が形成され、このピニオン7に噛み合うラ
ック8が操舵用車輪(図示省略)に連結されている。そ
の入力軸2はベアリング9を介しバルブハウジング10
aに支持され、また、ブッシュ11を介し出力軸4に支
持されている。その出力軸4はベアリング12、13を
介しラックハウジング10bに支持されている。これに
より、操舵による入力軸2の回転がトーションバー3を
介しピニオン7に伝達されてラック8が車両幅方向に移
動し、このラック8の移動により車輪が操舵される。な
お、その入出力軸2、4とバルブハウジング10aとの
間にオイルシール14、15が設けられている。また、
そのラック8を支持するサポートヨーク16が設けら
れ、このサポートヨーク16はバネ17の弾性力により
ラック8に押し付けられている。
リング装置1は、ステアリングホイールHに連結される
入力軸2と、この入力軸2にトーションバー3を介し連
結される出力軸4とを備えている。そのトーションバー
3はピン5を介し入力軸2に連結され、また、セレーシ
ョン6を介し出力軸4に連結されている。その出力軸4
にピニオン7が形成され、このピニオン7に噛み合うラ
ック8が操舵用車輪(図示省略)に連結されている。そ
の入力軸2はベアリング9を介しバルブハウジング10
aに支持され、また、ブッシュ11を介し出力軸4に支
持されている。その出力軸4はベアリング12、13を
介しラックハウジング10bに支持されている。これに
より、操舵による入力軸2の回転がトーションバー3を
介しピニオン7に伝達されてラック8が車両幅方向に移
動し、このラック8の移動により車輪が操舵される。な
お、その入出力軸2、4とバルブハウジング10aとの
間にオイルシール14、15が設けられている。また、
そのラック8を支持するサポートヨーク16が設けら
れ、このサポートヨーク16はバネ17の弾性力により
ラック8に押し付けられている。
【0015】操舵補助力を付与する油圧アクチュエータ
として油圧シリンダ18が設けられている。その油圧シ
リンダ18は、ラックハウジング10bにより構成され
るシリンダチューブと、ラック8に一体に形成されたピ
ストン20と、そのピストン20により仕切られる一対
の油室21、22とを備える。各油室21、22にロー
タリー式油圧制御弁23が接続されている。その制御弁
23は、筒状の第1バルブ部材24と、この第1バルブ
部材24に相対回転可能に挿入される第2バルブ部材2
5とを備えている。その第1バルブ部材24は出力軸4
にピン26を介し同行回転可能に取り付けられている。
その第2バルブ部材25は入力軸2の外周に一体に形成
されている。
として油圧シリンダ18が設けられている。その油圧シ
リンダ18は、ラックハウジング10bにより構成され
るシリンダチューブと、ラック8に一体に形成されたピ
ストン20と、そのピストン20により仕切られる一対
の油室21、22とを備える。各油室21、22にロー
タリー式油圧制御弁23が接続されている。その制御弁
23は、筒状の第1バルブ部材24と、この第1バルブ
部材24に相対回転可能に挿入される第2バルブ部材2
5とを備えている。その第1バルブ部材24は出力軸4
にピン26を介し同行回転可能に取り付けられている。
その第2バルブ部材25は入力軸2の外周に一体に形成
されている。
【0016】図2に示すように、第1バルブ部材24の
内周と第2バルブ部材25の外周とに、軸方向に沿う複
数の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バ
ルブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つ
の右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
圧油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用
凹部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置
され、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30と
は周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、
第1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバ
ルブハウジング10aに形成された第1ポート32を介
し、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の油室2
1に通じる。各左操舵用凹部28は、第1バルブ部材2
4に形成された第2流路33およびバルブハウジング1
0aに形成された第2ポート34を介し、油圧シリンダ
18の他方の油室22に通じる。各圧油供給用凹部29
は、第1バルブ部材24に形成された第3流路35およ
びバルブハウジング10aに形成された入口ポート36
を介し、図1に示すようにポンプ37に通じる。そのポ
ンプ37はモータ50により駆動され、例えば、そのモ
ータ50の回転速度に応じた流量の圧油を吐出するベー
ンポンプやギヤポンプにより構成できる。各圧油排出用
凹部30は、第2バルブ部材25に形成された第1排出
路38、入力軸2とトーションバー3の内外周間の通路
47、図1に示す入力軸2に形成された第2排出路3
9、及びバルブハウジング10aに形成された排出ポー
ト40を介して、タンク41に通じる。これにより、そ
のポンプ37、タンク41、及び油圧シリンダ18の各
油室21、22は、第1バルブ部材24と第2バルブ部
材25の内外周間の弁間流路42を通じ連絡する。その
弁間流路42における第1バルブ部材側凹部と第2バル
ブ部材側凹部の間は、両バルブ部材24、25の相対回
転により開度が変化する絞り部A、B、C、Dとされ、
その絞り部A、B、C、Dの開度変化により油圧シリン
ダ18に作用する油圧が制御される。
内周と第2バルブ部材25の外周とに、軸方向に沿う複
数の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バ
ルブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つ
の右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
圧油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用
凹部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置
され、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30と
は周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、
第1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバ
ルブハウジング10aに形成された第1ポート32を介
し、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の油室2
1に通じる。各左操舵用凹部28は、第1バルブ部材2
4に形成された第2流路33およびバルブハウジング1
0aに形成された第2ポート34を介し、油圧シリンダ
18の他方の油室22に通じる。各圧油供給用凹部29
は、第1バルブ部材24に形成された第3流路35およ
びバルブハウジング10aに形成された入口ポート36
を介し、図1に示すようにポンプ37に通じる。そのポ
ンプ37はモータ50により駆動され、例えば、そのモ
ータ50の回転速度に応じた流量の圧油を吐出するベー
ンポンプやギヤポンプにより構成できる。各圧油排出用
凹部30は、第2バルブ部材25に形成された第1排出
路38、入力軸2とトーションバー3の内外周間の通路
47、図1に示す入力軸2に形成された第2排出路3
9、及びバルブハウジング10aに形成された排出ポー
ト40を介して、タンク41に通じる。これにより、そ
のポンプ37、タンク41、及び油圧シリンダ18の各
油室21、22は、第1バルブ部材24と第2バルブ部
材25の内外周間の弁間流路42を通じ連絡する。その
弁間流路42における第1バルブ部材側凹部と第2バル
ブ部材側凹部の間は、両バルブ部材24、25の相対回
転により開度が変化する絞り部A、B、C、Dとされ、
その絞り部A、B、C、Dの開度変化により油圧シリン
ダ18に作用する油圧が制御される。
【0017】図2は、操舵が行なわれていない舵角中点
での両バルブ部材24、25の相対位置を示す。この状
態において、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部
30とは全絞り部A、B、C、Dを介し連絡するため、
ポンプ37から供給された圧油は直接タンク41へ還流
し操舵補助力は発生せず、そのため、上記モータ50を
操舵補助に必要な操舵補助速度で駆動する必要はない。
での両バルブ部材24、25の相対位置を示す。この状
態において、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部
30とは全絞り部A、B、C、Dを介し連絡するため、
ポンプ37から供給された圧油は直接タンク41へ還流
し操舵補助力は発生せず、そのため、上記モータ50を
操舵補助に必要な操舵補助速度で駆動する必要はない。
【0018】舵角中点から右方へ操舵すると、操舵トル
クに応じてトーションバー3は捩じれ、両バルブ部材2
4、25は相対回転する。その結果、各右操舵用凹部2
7と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Aの開度およ
び各左操舵用凹部28と各圧油排出用凹部30との間の
絞り部Bの開度が大きくなり、各左操舵用凹部28と各
圧油供給用凹部29との間の絞り部Cの開度および各右
操舵用凹部27と各圧油排出用凹部30との間の絞り部
Dの開度が小さくなる。これにより、ポンプ37から油
圧シリンダ18の一方の油室21へ圧油が供給され、油
圧シリンダ18の他方の油室22からタンク41へ圧油
が還流され、車両の右方への操舵補助力がラック8に作
用する。
クに応じてトーションバー3は捩じれ、両バルブ部材2
4、25は相対回転する。その結果、各右操舵用凹部2
7と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Aの開度およ
び各左操舵用凹部28と各圧油排出用凹部30との間の
絞り部Bの開度が大きくなり、各左操舵用凹部28と各
圧油供給用凹部29との間の絞り部Cの開度および各右
操舵用凹部27と各圧油排出用凹部30との間の絞り部
Dの開度が小さくなる。これにより、ポンプ37から油
圧シリンダ18の一方の油室21へ圧油が供給され、油
圧シリンダ18の他方の油室22からタンク41へ圧油
が還流され、車両の右方への操舵補助力がラック8に作
用する。
【0019】舵角中点から左方へ操舵すると、各絞り部
A、B、C、Dの開度は右方へ操舵した場合と逆に変化
するので、車両の左方への操舵補助力がラック8に作用
する。
A、B、C、Dの開度は右方へ操舵した場合と逆に変化
するので、車両の左方への操舵補助力がラック8に作用
する。
【0020】図1に示すように、上記モータ50はコン
トローラ60に接続される。そのコントローラ60は、
制御回路61と駆動回路62とを有する。その制御回路
61はコンピュータにより主構成され、操舵トルクの大
きさを検知するトルクセンサ70に接続され、その検知
トルクに応じた指示信号を駆動回路62に出力する。そ
の駆動回路62はバッテリー電源63に接続され、制御
回路61からの指示信号に対応する駆動電流をモータ5
0に送る。
トローラ60に接続される。そのコントローラ60は、
制御回路61と駆動回路62とを有する。その制御回路
61はコンピュータにより主構成され、操舵トルクの大
きさを検知するトルクセンサ70に接続され、その検知
トルクに応じた指示信号を駆動回路62に出力する。そ
の駆動回路62はバッテリー電源63に接続され、制御
回路61からの指示信号に対応する駆動電流をモータ5
0に送る。
【0021】図3の(1)、(2)、図4に示すよう
に、そのトルクセンサ70は、第1シャフト71と第2
シャフト72とを備える。両シャフト71、72の一方
はステアリングホイールHに連結され、他方は上記入力
軸2に連結される。
に、そのトルクセンサ70は、第1シャフト71と第2
シャフト72とを備える。両シャフト71、72の一方
はステアリングホイールHに連結され、他方は上記入力
軸2に連結される。
【0022】その第1シャフト71に形成された凹部7
1aの内周にトーションバー73の一端がセレーション
74を介して接合され、そのトーションバー73の他端
が第2シャフト72に形成された凹部72aに挿入され
ると共にピン75により第2シャフト72に接合され
る。これにより、第2シャフト72は第1シャフト71
に弾性的に同軸中心に相対回転可能に連結される。
1aの内周にトーションバー73の一端がセレーション
74を介して接合され、そのトーションバー73の他端
が第2シャフト72に形成された凹部72aに挿入され
ると共にピン75により第2シャフト72に接合され
る。これにより、第2シャフト72は第1シャフト71
に弾性的に同軸中心に相対回転可能に連結される。
【0023】両シャフト71、72の連結部を覆うハウ
ジング76が設けられ、そのハウジング76により各シ
ャフト71、72はベアリング77、78を介して支持
される。
ジング76が設けられ、そのハウジング76により各シ
ャフト71、72はベアリング77、78を介して支持
される。
【0024】その第1シャフト71に、筒状の移動体8
0が、複数のボール81を介して軸方向移動可能に嵌め
合わされる。図4に示すように、その第1シャフト71
の外周と移動体80の内周とに複数の溝71b、80b
が軸方向に沿い形成され、各溝内をボール81が転動可
能とされることで、移動体80は軸方向に円滑に案内さ
れる。その移動体80の一端は第2シャフト72の凹部
72a内に配置される。
0が、複数のボール81を介して軸方向移動可能に嵌め
合わされる。図4に示すように、その第1シャフト71
の外周と移動体80の内周とに複数の溝71b、80b
が軸方向に沿い形成され、各溝内をボール81が転動可
能とされることで、移動体80は軸方向に円滑に案内さ
れる。その移動体80の一端は第2シャフト72の凹部
72a内に配置される。
【0025】その第2シャフト72に位置決め体84が
取り付けられる。本実施形態では、その位置決め体84
はボールベアリングにより構成され、第2シャフト72
の凹部72a内に配置される。その内輪に圧入される支
軸85が第2シャフト72にねじ合わされることで固定
される。その支軸85の軸心は第2シャフト72の軸心
に直交する。その支軸85にロックナット86がねじ合
わされる。
取り付けられる。本実施形態では、その位置決め体84
はボールベアリングにより構成され、第2シャフト72
の凹部72a内に配置される。その内輪に圧入される支
軸85が第2シャフト72にねじ合わされることで固定
される。その支軸85の軸心は第2シャフト72の軸心
に直交する。その支軸85にロックナット86がねじ合
わされる。
【0026】その移動体80に一対のカム面88、89
が、その移動体80の一端側(図3の(2)において左
方側)に形成された切欠の内面により構成されている。
両カム面88、89は、互いの間隔が移動体80の一端
に向かうに従い次第に大きくなるように両シャフト7
1、72の軸方向に対して傾斜し、両シャフト71、7
2の軸心および支軸85の軸心を含む平面に関し互いに
対称な形状とされている。
が、その移動体80の一端側(図3の(2)において左
方側)に形成された切欠の内面により構成されている。
両カム面88、89は、互いの間隔が移動体80の一端
に向かうに従い次第に大きくなるように両シャフト7
1、72の軸方向に対して傾斜し、両シャフト71、7
2の軸心および支軸85の軸心を含む平面に関し互いに
対称な形状とされている。
【0027】その位置決め体84を構成するベアリング
の外輪の外周は、各カム面88、89に接触可能な受け
部90とされている。
の外輪の外周は、各カム面88、89に接触可能な受け
部90とされている。
【0028】その移動体80の他端面と、第1シャフト
71に取り付けられた上記ベアリング77の固定用止め
輪91との間に、圧縮コイルバネ92が挟まれている。
そのバネ92の弾力により、受け部90は各カム面8
8、89に押し付けられる。
71に取り付けられた上記ベアリング77の固定用止め
輪91との間に、圧縮コイルバネ92が挟まれている。
そのバネ92の弾力により、受け部90は各カム面8
8、89に押し付けられる。
【0029】図3の(2)に示す状態は直進操舵状態、
すなわち両シャフト71、72に操舵トルクが作用して
いない状態であって、この状態での両シャフト71、7
2の相対回転位置が基準位置とされる。この基準位置に
両シャフト71、72の相対回転位置がある時に、両カ
ム面88、89は移動体80の軸方向一方(図3におい
て左方)への移動を阻止できるように受け部90に同時
に接する。
すなわち両シャフト71、72に操舵トルクが作用して
いない状態であって、この状態での両シャフト71、7
2の相対回転位置が基準位置とされる。この基準位置に
両シャフト71、72の相対回転位置がある時に、両カ
ム面88、89は移動体80の軸方向一方(図3におい
て左方)への移動を阻止できるように受け部90に同時
に接する。
【0030】左右一方への操舵時に路面から作用する反
力によりトーションバー73がねじれ、両シャフト7
1、72が一方向に相対回転すると、他方のカム面89
と受け部90とが離反し、一方のカム面88と受け部9
0との接点が変位することで、移動体80は軸方向他方
(図3において右方)に移動する。また、左右他方への
操舵時に路面から作用する反力によりトーションバー7
3がねじれ、両シャフト71、72が他方向に相対回転
すると、一方のカム面88と受け部90とが離反し、他
方のカム面89と受け部90との接点が変位すること
で、移動体80は軸方向他方(図3において右方)に移
動する。上記のように、両カム面88、89は両シャフ
ト71、72の軸心及び支軸85の軸心を含む平面に関
し互いに対称な形状とされているので、両シャフト7
1、72の上記基準位置からの一方向への相対回転時と
他方向への相対回転時とで各相対回転量が等しい場合
は、移動体80の軸方向移動距離は相等しくなる。
力によりトーションバー73がねじれ、両シャフト7
1、72が一方向に相対回転すると、他方のカム面89
と受け部90とが離反し、一方のカム面88と受け部9
0との接点が変位することで、移動体80は軸方向他方
(図3において右方)に移動する。また、左右他方への
操舵時に路面から作用する反力によりトーションバー7
3がねじれ、両シャフト71、72が他方向に相対回転
すると、一方のカム面88と受け部90とが離反し、他
方のカム面89と受け部90との接点が変位すること
で、移動体80は軸方向他方(図3において右方)に移
動する。上記のように、両カム面88、89は両シャフ
ト71、72の軸心及び支軸85の軸心を含む平面に関
し互いに対称な形状とされているので、両シャフト7
1、72の上記基準位置からの一方向への相対回転時と
他方向への相対回転時とで各相対回転量が等しい場合
は、移動体80の軸方向移動距離は相等しくなる。
【0031】上記ハウジング76の内周に、その移動体
80とで差動トランス95を構成するコイル96が取り
付けられている。その差動トランス95は、移動体80
の軸方向移動距離に対応する電気信号を上記制御回路6
1に出力する。その電気信号が操舵トルクの大きさに対
応するトルク信号になる。すなわち、両シャフト71、
72が操舵トルクに応じて弾性的に一方向に相対回転す
ると、位置決め体84が、カム面88と受け部90との
接点を変位させ、移動体80を軸方向他方に移動させ、
両シャフト71、72が操舵トルクに応じて弾性的に他
方向に相対回転すると、他方のカム面89と受け部90
との接点を変位させ、移動体80を軸方向他方に移動さ
せる。その移動体80の軸方向移動距離は操舵トルクに
対応するので、その軸方向移動距離に対応する電気信号
をトルク信号として出力することができる。図5は、そ
のトルク信号の出力と操舵トルクとの関係を示す。
80とで差動トランス95を構成するコイル96が取り
付けられている。その差動トランス95は、移動体80
の軸方向移動距離に対応する電気信号を上記制御回路6
1に出力する。その電気信号が操舵トルクの大きさに対
応するトルク信号になる。すなわち、両シャフト71、
72が操舵トルクに応じて弾性的に一方向に相対回転す
ると、位置決め体84が、カム面88と受け部90との
接点を変位させ、移動体80を軸方向他方に移動させ、
両シャフト71、72が操舵トルクに応じて弾性的に他
方向に相対回転すると、他方のカム面89と受け部90
との接点を変位させ、移動体80を軸方向他方に移動さ
せる。その移動体80の軸方向移動距離は操舵トルクに
対応するので、その軸方向移動距離に対応する電気信号
をトルク信号として出力することができる。図5は、そ
のトルク信号の出力と操舵トルクとの関係を示す。
【0032】その制御回路61は、そのトルク信号に対
応する操舵トルクの大きさに基づき、操舵補助を行うか
否かを判断する。例えば、その検知された操舵トルクの
大きさが、直進操舵状態であるとみなせる設定トルク値
を超えた場合に操舵有りと判断する。また、その操舵ト
ルクの大きさが、設定トルク値を超えない場合や、操舵
有りと判断された後に設定時間だけ設定トルク値を超え
ない場合に操舵なしと判断する。その制御回路61が操
舵有りと判断した場合、上記モータ50の回転速度を操
舵補助速度とする指示信号を駆動回路62に出力し、そ
の指示信号に応じ駆動回路62はモータ50に回転速度
が操舵補助速度になるように電流を流す。その操舵補助
速度は、上記ポンプ37から送り出される圧油の流量が
操舵補助に必要な流量になるように予め設定される速度
である。なお、その制御回路61に接続される車速セン
サを別途設け、車速に応じてモータ50の操舵補助速度
を変更し、低車速では操舵補助力を大きくして車両の旋
回性能を向上し、高車速では操舵補助力を小さくして車
両の走行安定性を向上してもよい。その制御回路61が
操舵なしと判断した場合、上記モータ50の回転速度を
操舵補助速度とする指示信号を駆動回路62に出力する
ことはない。また、すでにモータ50の回転速度が操舵
補助速度である場合は、そのモータ50の回転速度を待
機速度とする指示信号を駆動回路62に出力し、その指
示信号に応じ駆動回路62はモータ50に回転速度が待
機速度になるように電流を流すか、その待機速度が零で
ある場合はモータ50への通電を停止する。
応する操舵トルクの大きさに基づき、操舵補助を行うか
否かを判断する。例えば、その検知された操舵トルクの
大きさが、直進操舵状態であるとみなせる設定トルク値
を超えた場合に操舵有りと判断する。また、その操舵ト
ルクの大きさが、設定トルク値を超えない場合や、操舵
有りと判断された後に設定時間だけ設定トルク値を超え
ない場合に操舵なしと判断する。その制御回路61が操
舵有りと判断した場合、上記モータ50の回転速度を操
舵補助速度とする指示信号を駆動回路62に出力し、そ
の指示信号に応じ駆動回路62はモータ50に回転速度
が操舵補助速度になるように電流を流す。その操舵補助
速度は、上記ポンプ37から送り出される圧油の流量が
操舵補助に必要な流量になるように予め設定される速度
である。なお、その制御回路61に接続される車速セン
サを別途設け、車速に応じてモータ50の操舵補助速度
を変更し、低車速では操舵補助力を大きくして車両の旋
回性能を向上し、高車速では操舵補助力を小さくして車
両の走行安定性を向上してもよい。その制御回路61が
操舵なしと判断した場合、上記モータ50の回転速度を
操舵補助速度とする指示信号を駆動回路62に出力する
ことはない。また、すでにモータ50の回転速度が操舵
補助速度である場合は、そのモータ50の回転速度を待
機速度とする指示信号を駆動回路62に出力し、その指
示信号に応じ駆動回路62はモータ50に回転速度が待
機速度になるように電流を流すか、その待機速度が零で
ある場合はモータ50への通電を停止する。
【0033】上記構成によれば、両カム面88、89
は、両シャフト71、72が基準位置にある時に、すな
わち直進操舵時に、移動体80の軸方向一方への移動を
阻止できるように受け部90に同時に接する。これによ
り、その受け部90を両カム面88、89に対して正確
に一定位置で位置決めでき、その位置において受け部は
軸方向移動を阻止されるので、操舵トルクの零点を正確
に設定することができる。また、両カム面88、89が
両シャフト71、72の軸心及び支軸85の軸心を含む
平面に関し互いに対称な形状とされることで、両シャフ
ト71、72の基準位置からの一方向への相対回転時と
他方向への相対回転時とで各相対回転量が等しい場合
は、その移動体80の軸方向移動距離が相等しくなる。
これにより、操舵トルクの符号に拘らず、すなわち、操
舵方向に拘らず、正確に操舵トルクの大きさを検知でき
る。さらに、その移動体80をボール81を介して円滑
に軸方向に案内できるので、両シャフト71、72が基
準位置にない時でも、受け部90を各カム面88、89
に対して両シャフト71、72の相対回転量に応じた位
置に正確に位置決めでき、操舵トルクの大きさを正確に
検知できる。これにより、その検知した操舵トルクの大
きさに基づき操舵補助の必要性を正確に判断して適正な
操舵補助を行うと共に省エネルギー化を図ることができ
る。また、直進操舵状態において、両カム面88、89
が受け部90に同時に接して移動体80の軸方向移動を
阻止することで、ステアリングホイールの直進時の安定
感を向上して操舵フィーリングを向上できる。
は、両シャフト71、72が基準位置にある時に、すな
わち直進操舵時に、移動体80の軸方向一方への移動を
阻止できるように受け部90に同時に接する。これによ
り、その受け部90を両カム面88、89に対して正確
に一定位置で位置決めでき、その位置において受け部は
軸方向移動を阻止されるので、操舵トルクの零点を正確
に設定することができる。また、両カム面88、89が
両シャフト71、72の軸心及び支軸85の軸心を含む
平面に関し互いに対称な形状とされることで、両シャフ
ト71、72の基準位置からの一方向への相対回転時と
他方向への相対回転時とで各相対回転量が等しい場合
は、その移動体80の軸方向移動距離が相等しくなる。
これにより、操舵トルクの符号に拘らず、すなわち、操
舵方向に拘らず、正確に操舵トルクの大きさを検知でき
る。さらに、その移動体80をボール81を介して円滑
に軸方向に案内できるので、両シャフト71、72が基
準位置にない時でも、受け部90を各カム面88、89
に対して両シャフト71、72の相対回転量に応じた位
置に正確に位置決めでき、操舵トルクの大きさを正確に
検知できる。これにより、その検知した操舵トルクの大
きさに基づき操舵補助の必要性を正確に判断して適正な
操舵補助を行うと共に省エネルギー化を図ることができ
る。また、直進操舵状態において、両カム面88、89
が受け部90に同時に接して移動体80の軸方向移動を
阻止することで、ステアリングホイールの直進時の安定
感を向上して操舵フィーリングを向上できる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、上記実施形態では位置決め体84をボール
ベアリングにより構成したが、外周にテフロン等の低摩
耗材をコーティングしたピンを用いてもよい。また、移
動体に受け部を設け、位置決め体にカム面を形成しても
よい。また、各カム面の形状は上記実施形態に限定され
るものではない。さらに、トルク信号を出力するのは差
動トランスに限定されず、移動体の軸方向移動距離に対
応するトルク信号を出力できるものであればよい。
い。例えば、上記実施形態では位置決め体84をボール
ベアリングにより構成したが、外周にテフロン等の低摩
耗材をコーティングしたピンを用いてもよい。また、移
動体に受け部を設け、位置決め体にカム面を形成しても
よい。また、各カム面の形状は上記実施形態に限定され
るものではない。さらに、トルク信号を出力するのは差
動トランスに限定されず、移動体の軸方向移動距離に対
応するトルク信号を出力できるものであればよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、検知トルクの零点を正
確に設定でき、その零点からのトルクの大きさを精度良
く検知できるトルクセンサを提供でき、さらに、そのト
ルクセンサを用いて適正な操舵補助を行うと共に省エネ
ルギー化を図ることができるパワーステアリング装置を
提供できる。
確に設定でき、その零点からのトルクの大きさを精度良
く検知できるトルクセンサを提供でき、さらに、そのト
ルクセンサを用いて適正な操舵補助を行うと共に省エネ
ルギー化を図ることができるパワーステアリング装置を
提供できる。
【図1】 本発明の実施形態のパワーステアリング装置
の縦断面図
の縦断面図
【図2】 図1のII‐II線断面図
【図3】 本発明の実施形態のトルクセンサの(1)は
部分断面図、(2)は要部の平面図
部分断面図、(2)は要部の平面図
【図4】 図3の(2)のIV‐IV線断面図
【図5】 本発明の実施形態のトルクセンサの操舵トル
クと出力との関係を示す図
クと出力との関係を示す図
【図6】 従来のトルクセンサの(1)は問題点の説明
図、(2)は操舵トルクと出力との関係を示す図
図、(2)は操舵トルクと出力との関係を示す図
1 パワーステアリング装置 37 ポンプ 50 モータ 60 コントローラ 71 第1シャフト 72 第2シャフト 80 移動体 84 位置決め体 88、89 カム面 90 受け部 92 バネ 95 差動トランス
Claims (3)
- 【請求項1】 第1シャフトと、 その第1シャフトに弾性的に同軸中心に相対回転可能に
連結される第2シャフトと、 その第1シャフトに軸方向移動可能に嵌め合わされる移
動体と、 その第2シャフトに取り付けられる位置決め体とを備
え、 その移動体と位置決め体の中の一方に、一対のカム面が
形成され、 その移動体と位置決め体の中の他方に、各カム面に接触
可能な受け部が設けられ、 その受け部を各カム面に押し付ける弾力を作用させる手
段が設けられ、 両カム面は、両シャフトの相対回転位置が一定の基準位
置にある時に、移動体の軸方向一方への移動を阻止でき
るように受け部に同時に接することが可能とされ、 一方のカム面は、両シャフトの一方向への相対回転時に
受け部との接点を変位させることで、移動体を軸方向他
方に移動させることができる形状とされ、 他方のカム面は、両シャフトの他方向への相対回転時に
受け部との接点を変位させることで、移動体を軸方向他
方に移動させることができる形状とされ、 両シャフトの基準位置からの一方向への相対回転時と他
方向への相対回転時とで各相対回転量が等しい場合は、
移動体の軸方向移動距離が相等しくなるように、両カム
面は両シャフトの軸心を含む平面に関し互いに対称な形
状とされ、 その移動体の軸方向移動距離に対応するトルク信号を出
力する手段が設けられているトルクセンサ。 - 【請求項2】 その移動体を両シャフトの軸方向に案内
する手段を備える請求項1に記載のトルクセンサ。 - 【請求項3】 電動モータにより駆動されるポンプから
の圧油によって操舵補助力を発生させる油圧アクチュエ
ータと、 そのモータの回転速度を、操舵補助時に操舵補助速度に
すると共に、操舵補助解除時に待機速度にする手段と、 操舵トルクの大きさに基づき操舵補助を行うか否かを判
断する手段とを備えるパワーステアリング装置におい
て、 その操舵トルクの大きさを請求項1または2に記載のト
ルクセンサにより検知するパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8307047A JPH10132672A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | トルクセンサおよびパワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8307047A JPH10132672A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | トルクセンサおよびパワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10132672A true JPH10132672A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17964415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8307047A Pending JPH10132672A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | トルクセンサおよびパワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10132672A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000275121A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Koyo Seiko Co Ltd | トルクセンサ及びこれを用いた舵取装置 |
| CN101377226B (zh) | 2007-08-31 | 2011-04-27 | 西南大学 | 同步齿轮驱动扭矩-阻力矩自适应自动换挡变速器 |
| JP2011163834A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Anzen Motor Car Co Ltd | スラスト荷重検知式ブレーキテスタ |
-
1996
- 1996-11-01 JP JP8307047A patent/JPH10132672A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000275121A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Koyo Seiko Co Ltd | トルクセンサ及びこれを用いた舵取装置 |
| CN101377226B (zh) | 2007-08-31 | 2011-04-27 | 西南大学 | 同步齿轮驱动扭矩-阻力矩自适应自动换挡变速器 |
| JP2011163834A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Anzen Motor Car Co Ltd | スラスト荷重検知式ブレーキテスタ |
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