JPH10147992A - 制振遮音シート及びその製造方法 - Google Patents
制振遮音シート及びその製造方法Info
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- JPH10147992A JPH10147992A JP30622396A JP30622396A JPH10147992A JP H10147992 A JPH10147992 A JP H10147992A JP 30622396 A JP30622396 A JP 30622396A JP 30622396 A JP30622396 A JP 30622396A JP H10147992 A JPH10147992 A JP H10147992A
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- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無加硫ゴムのエマルジョンに高比重の充填材
を添加したバインダー成分を使用しても、積み重ね置き
時に粘着してブロッキングを起こすことがなく、施工性
も良好な制振遮音シート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層
された制振遮音シートであって、該制振遮音層が、高比
重充填剤及びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムの
エマルジョンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性
ウレタンプレポリマー(B)とからなる組成物より得ら
れる。
を添加したバインダー成分を使用しても、積み重ね置き
時に粘着してブロッキングを起こすことがなく、施工性
も良好な制振遮音シート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層
された制振遮音シートであって、該制振遮音層が、高比
重充填剤及びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムの
エマルジョンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性
ウレタンプレポリマー(B)とからなる組成物より得ら
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の遮音に用
いる制振遮音シート及びその製造方法に関するものであ
り、特に住宅の床部への使用に適した制振遮音シート及
びその製造方法に関する。
いる制振遮音シート及びその製造方法に関するものであ
り、特に住宅の床部への使用に適した制振遮音シート及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木質フローリング床の普及及び多
世帯住宅などの増加に伴い、集合住宅及び一般個建住宅
において、階下へ床騒音が伝わるのを防止しようとする
要求がますます増大している。床、特に木造系の床の衝
撃音を改善するのに好適な制振遮音シートとして、例え
ば、特開昭63−259595号公報には、ゴムに高比
重の充填材を添加したシート状物が開示されている。こ
のシート状物は、通常、合板等の床下地材として使用さ
れるものであり、床材として使用する場合は、このシー
ト状物の上に、木質フローリングが積層される。
世帯住宅などの増加に伴い、集合住宅及び一般個建住宅
において、階下へ床騒音が伝わるのを防止しようとする
要求がますます増大している。床、特に木造系の床の衝
撃音を改善するのに好適な制振遮音シートとして、例え
ば、特開昭63−259595号公報には、ゴムに高比
重の充填材を添加したシート状物が開示されている。こ
のシート状物は、通常、合板等の床下地材として使用さ
れるものであり、床材として使用する場合は、このシー
ト状物の上に、木質フローリングが積層される。
【0003】上記シート状物は、通常、倉庫での保管時
や施工時の借り置きで、積み重ねて置くと、シート状物
同士が粘着してブロッキングを起こすことがあり、特に
夏季においてこの傾向が顕著であった。
や施工時の借り置きで、積み重ねて置くと、シート状物
同士が粘着してブロッキングを起こすことがあり、特に
夏季においてこの傾向が顕著であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無加
硫ゴムのエマルジョンに高比重の充填材を添加したバイ
ンダー成分を使用しても、積み重ね置き時に粘着してブ
ロッキングを起こすことがなく、かつ施工性も良好な制
振遮音シート及びその製造方法を提供することにある。
硫ゴムのエマルジョンに高比重の充填材を添加したバイ
ンダー成分を使用しても、積み重ね置き時に粘着してブ
ロッキングを起こすことがなく、かつ施工性も良好な制
振遮音シート及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明(以下、第1発明という)である制振遮音シートの
は、合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層された制振
遮音シートであって、該制振遮音層が、高比重充填剤及
びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョ
ンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプ
レポリマー(B)とからなる組成物より得られるもので
あることを特徴とする。
発明(以下、第1発明という)である制振遮音シートの
は、合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層された制振
遮音シートであって、該制振遮音層が、高比重充填剤及
びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョ
ンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプ
レポリマー(B)とからなる組成物より得られるもので
あることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2記載の発明(以下、第2
発明という)である制振遮音シートの製造方法は、合成
繊維不織布層と制振遮音層とが積層された制振遮音シー
トの製造方法において、高比重充填材及びガラス転移温
度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョンを含有する水
系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプレポリマー
(B)とからなる組成物を、合成繊維不織布上に塗工し
所定の形状に成形した後、水架橋性ウレタンプレポリマ
ー(B)を架橋させて、水系スラリー(A)をゲル化す
ることを特徴とする。
発明という)である制振遮音シートの製造方法は、合成
繊維不織布層と制振遮音層とが積層された制振遮音シー
トの製造方法において、高比重充填材及びガラス転移温
度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョンを含有する水
系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプレポリマー
(B)とからなる組成物を、合成繊維不織布上に塗工し
所定の形状に成形した後、水架橋性ウレタンプレポリマ
ー(B)を架橋させて、水系スラリー(A)をゲル化す
ることを特徴とする。
【0007】上記制振遮音シートは、合成繊維不織布層
と制振遮音層との積層体から形成され、該制振遮音層
は、高比重充填材及び無加硫ゴムのエマルジョンを含有
する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプレポリマ
ー(B)とからなる組成物より得られる。
と制振遮音層との積層体から形成され、該制振遮音層
は、高比重充填材及び無加硫ゴムのエマルジョンを含有
する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプレポリマ
ー(B)とからなる組成物より得られる。
【0008】上記制振遮音層で用いられる高比重充填材
としては、比重2以上のものが好ましく、より好ましく
は比重4以上のものである。比重2未満では、十分な制
振遮音性が得られないことがある。このような高比重充
填材としては、例えば、砂鉄、鉄粉、酸化鉄、炭酸カル
シウム、ジルコンサンド、クロマイトサンド、製鉄スラ
グ粉、珪砂、鉛粉、酸化錫、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー
等が挙げられる。
としては、比重2以上のものが好ましく、より好ましく
は比重4以上のものである。比重2未満では、十分な制
振遮音性が得られないことがある。このような高比重充
填材としては、例えば、砂鉄、鉄粉、酸化鉄、炭酸カル
シウム、ジルコンサンド、クロマイトサンド、製鉄スラ
グ粉、珪砂、鉛粉、酸化錫、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー
等が挙げられる。
【0009】上記高比重充填材の形状は、粉体、繊維
状、鱗片状などのいずれも使用可能であるが、混合性を
考慮すると粉体が好ましい。
状、鱗片状などのいずれも使用可能であるが、混合性を
考慮すると粉体が好ましい。
【0010】また、上記高比重充填材の粒径は、3μm
〜2mmが好ましく、より好ましくは5〜500μmで
ある。粒径が3μm未満では、嵩比重が小さくなり過ぎ
て、多量の高比重充填材を混合し難くなるため、高比重
のシート状物が得られず、制振性の高い制振遮音シート
を得ることが困難となることがある。また、粒径が2m
mを超えると、均一な混合がし難くなるため、制振遮音
シートの性能が不均一となり易く、さらに嵩比重が大き
くなり過ぎて、多量の高比重充填材を混合することが困
難となる恐れがある。
〜2mmが好ましく、より好ましくは5〜500μmで
ある。粒径が3μm未満では、嵩比重が小さくなり過ぎ
て、多量の高比重充填材を混合し難くなるため、高比重
のシート状物が得られず、制振性の高い制振遮音シート
を得ることが困難となることがある。また、粒径が2m
mを超えると、均一な混合がし難くなるため、制振遮音
シートの性能が不均一となり易く、さらに嵩比重が大き
くなり過ぎて、多量の高比重充填材を混合することが困
難となる恐れがある。
【0011】上記制振遮音層に含まれる高比重充填材の
割合は、70〜99.5重量%が好ましく、より好まし
くは80〜99重量%である。高比重充填材の割合が7
0重量%未満では、衝撃音遮断性能に優れた制振遮音シ
ートが得られ難くなる。また、99.5重量%を超える
と、バインダー成分である無加硫ゴムのエマルジョンと
の均一な混合が困難となることがある。
割合は、70〜99.5重量%が好ましく、より好まし
くは80〜99重量%である。高比重充填材の割合が7
0重量%未満では、衝撃音遮断性能に優れた制振遮音シ
ートが得られ難くなる。また、99.5重量%を超える
と、バインダー成分である無加硫ゴムのエマルジョンと
の均一な混合が困難となることがある。
【0012】上記制振遮音層で用いられる無加硫ゴムの
エマルジョンとしては、例えば、天然ゴム、SBR(ス
チレン−ブタジエンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、
CR(クロロプレンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、
IR(イソプレンゴム)等の加硫処理されていないゴム
のエマルジョンが挙げられる。中でも、制振遮音シート
製造上の観点から、SBRエマルジョン、NBRエマル
ジョン等が好適に用いられる。
エマルジョンとしては、例えば、天然ゴム、SBR(ス
チレン−ブタジエンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、
CR(クロロプレンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、
IR(イソプレンゴム)等の加硫処理されていないゴム
のエマルジョンが挙げられる。中でも、制振遮音シート
製造上の観点から、SBRエマルジョン、NBRエマル
ジョン等が好適に用いられる。
【0013】上記無加硫ゴムのエマルジョンのガラス転
移温度は、5〜40℃に制限され、好ましくは10〜3
5℃である。ガラス転移温度が5℃未満では、不織布へ
の滲み出しが大きくなり、耐ブロッキング性(ブロッキ
ングを防止する性能)が低下する。また、ガラス転移温
度が40℃を超えると、制振遮音シートが硬くなり施工
時の取り扱い性に悪影響を及ぼすことがある。
移温度は、5〜40℃に制限され、好ましくは10〜3
5℃である。ガラス転移温度が5℃未満では、不織布へ
の滲み出しが大きくなり、耐ブロッキング性(ブロッキ
ングを防止する性能)が低下する。また、ガラス転移温
度が40℃を超えると、制振遮音シートが硬くなり施工
時の取り扱い性に悪影響を及ぼすことがある。
【0014】上記無加硫ゴムのエマルジョン(固形分換
算)の配合量は、上記高比重充填材100重量部に対し
て0.5〜30重量部が好ましく、より好ましくは1〜
20重量部である。無加硫ゴムのエマルジョンの配合量
が0.5重量部未満では、高比重充填材が無加硫ゴムに
よって十分に保持されなくなるため、得られる制振遮音
シートの強度が低下することがある。また、無加硫ゴム
のエマルジョンの配合量が30重量部を超えると、得ら
れる制振遮音シートの制振遮音性が低下することがあ
る。
算)の配合量は、上記高比重充填材100重量部に対し
て0.5〜30重量部が好ましく、より好ましくは1〜
20重量部である。無加硫ゴムのエマルジョンの配合量
が0.5重量部未満では、高比重充填材が無加硫ゴムに
よって十分に保持されなくなるため、得られる制振遮音
シートの強度が低下することがある。また、無加硫ゴム
のエマルジョンの配合量が30重量部を超えると、得ら
れる制振遮音シートの制振遮音性が低下することがあ
る。
【0015】本発明において、上記水架橋性ウレタンプ
レポリマー(B)は、ゲル化剤として使用されるもので
あり、ポリオールとポリイソシアネートとの反応により
得られる末端にNCO基を含有するプレポリマーであ
り、水と反応して架橋体を形成する。
レポリマー(B)は、ゲル化剤として使用されるもので
あり、ポリオールとポリイソシアネートとの反応により
得られる末端にNCO基を含有するプレポリマーであ
り、水と反応して架橋体を形成する。
【0016】上記ポリオールとしては、例えば、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリ
オキシアルキレンポリオール;ポリエステルポリオー
ル、ポリカプロラクトンポリオール、ダイマー酸エステ
ルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ブタジエ
ンポリオール、アクリルポリオール、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の加水分解物、クロロプレンポリオール等
が挙げられる。
チレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリ
オキシアルキレンポリオール;ポリエステルポリオー
ル、ポリカプロラクトンポリオール、ダイマー酸エステ
ルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ブタジエ
ンポリオール、アクリルポリオール、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の加水分解物、クロロプレンポリオール等
が挙げられる。
【0017】上記ポリイソシアネートとしては、例え
ば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(C−MDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、イソホロンジイソシアネート、水素添加XD
I、水素添加MDI等が挙げられる。
ば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(C−MDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、イソホロンジイソシアネート、水素添加XD
I、水素添加MDI等が挙げられる。
【0018】上記水架橋性ウレタンプレポリマー(B)
は、水系スラリー(A)に対する分散性を考慮すると、
親水性であることが好ましく、ポリオール成分として、
例えば、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリ
コールとを、モル比で85:15の割合で含有し、イソ
シアネート成分として、トリレンジイソシアネート(T
DI)及び/又はジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)を含有し、末端NCOの割合が5モル%程度
であるプレポリマーが好ましい。
は、水系スラリー(A)に対する分散性を考慮すると、
親水性であることが好ましく、ポリオール成分として、
例えば、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリ
コールとを、モル比で85:15の割合で含有し、イソ
シアネート成分として、トリレンジイソシアネート(T
DI)及び/又はジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)を含有し、末端NCOの割合が5モル%程度
であるプレポリマーが好ましい。
【0019】上記水架橋性ウレタンプレポリマー(B)
の分子量としては、通常、重量平均分子量(Mw)8×
102 〜3×104 が好ましく、より好ましくは2×1
03〜2×104 である。また、数平均分子量(Mn)
としては5×102 〜1×104 が好ましく、より好ま
しくは8×102 〜8×103 である。
の分子量としては、通常、重量平均分子量(Mw)8×
102 〜3×104 が好ましく、より好ましくは2×1
03〜2×104 である。また、数平均分子量(Mn)
としては5×102 〜1×104 が好ましく、より好ま
しくは8×102 〜8×103 である。
【0020】上記組成物中における、無加硫ゴムのエマ
ルジョン(固形分)とウレタンプレポリマー(架橋体)
との重量比率は、5:1〜0.5:1が好ましく、より
好ましくは3:1〜1:1である。無加硫ゴムのエマル
ジョンが0.5:1の重量比率を下回ると、無加硫ゴム
のエマルジョンによる制振性能の発現が不十分となるこ
とがあり、無加硫ゴムのエマルジョンが5:1の重量比
率を上回ると、圧縮荷重に対する変形防止能が不十分と
なることがある。
ルジョン(固形分)とウレタンプレポリマー(架橋体)
との重量比率は、5:1〜0.5:1が好ましく、より
好ましくは3:1〜1:1である。無加硫ゴムのエマル
ジョンが0.5:1の重量比率を下回ると、無加硫ゴム
のエマルジョンによる制振性能の発現が不十分となるこ
とがあり、無加硫ゴムのエマルジョンが5:1の重量比
率を上回ると、圧縮荷重に対する変形防止能が不十分と
なることがある。
【0021】上記組成物には、増粘剤等の加工助剤や顔
料等が配合されてもよい。上記増粘剤としてはメチルセ
ルロース等が挙げられる。また、バインダー成分として
使用される無加硫ゴムのエマルジョンやウレタンプレポ
リマーの粘度を調節するために、DOP(ジオクチルフ
タレート)等の可塑剤が使用されてもよい。
料等が配合されてもよい。上記増粘剤としてはメチルセ
ルロース等が挙げられる。また、バインダー成分として
使用される無加硫ゴムのエマルジョンやウレタンプレポ
リマーの粘度を調節するために、DOP(ジオクチルフ
タレート)等の可塑剤が使用されてもよい。
【0022】本発明で用いられる合成繊維不織布として
は、合成繊維の紡糸工程、繊維ウェブの形成工程及びボ
ンディング工程から製造される合成繊維の長繊維不織布
を使用することが好ましい。上記合成繊維の原料として
は、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等が好適に用いられる。合成繊維不織布
の材質としては、特に限定されないが、最も汎用的に用
いられているポリエステルが実績も多く好適である。
は、合成繊維の紡糸工程、繊維ウェブの形成工程及びボ
ンディング工程から製造される合成繊維の長繊維不織布
を使用することが好ましい。上記合成繊維の原料として
は、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等が好適に用いられる。合成繊維不織布
の材質としては、特に限定されないが、最も汎用的に用
いられているポリエステルが実績も多く好適である。
【0023】上記合成繊維不織布の製造方法としては、
例えば、スパンボンド法、メルトフロー法、フラッシュ
紡糸法、トウ開繊法、バーストファイバー法、フィルム
法等が挙げられ、いずれの方法が用いられてもよい。
例えば、スパンボンド法、メルトフロー法、フラッシュ
紡糸法、トウ開繊法、バーストファイバー法、フィルム
法等が挙げられ、いずれの方法が用いられてもよい。
【0024】上記不織布のボンディング方法としては、
通常、熱接着、機械的交絡(ニードルパンチ、ウォータ
ーパンチ)、接着剤接合によって行われ、これらのボン
ディング方法によれば、縫製融着処理が行われなくても
耳部のほつれが起こらない。また、ボンディング方法に
より、不織布の嵩高さや厚みを自由に変えることがで
き、さらに、風合いも柔軟なものから硬めのものまで変
化させることができる。本発明で用いられる合成繊維不
織布としては、その衝撃力吸収性を高めるために、比較
的厚手の、嵩高なものが好ましい。
通常、熱接着、機械的交絡(ニードルパンチ、ウォータ
ーパンチ)、接着剤接合によって行われ、これらのボン
ディング方法によれば、縫製融着処理が行われなくても
耳部のほつれが起こらない。また、ボンディング方法に
より、不織布の嵩高さや厚みを自由に変えることがで
き、さらに、風合いも柔軟なものから硬めのものまで変
化させることができる。本発明で用いられる合成繊維不
織布としては、その衝撃力吸収性を高めるために、比較
的厚手の、嵩高なものが好ましい。
【0025】上記合成繊維不織布の目付量は、10〜2
00g/m2 が好ましく、より好ましくは30〜100
g/m2 である。目付量が10g/m2 未満では、不織
布の精度に問題が生じることがあり、制振遮音シートの
補強効果が低下することがある。また、目付量が200
g/m2 を超えると、床仕上げ材を接着積層する際の施
工性に悪影響を及ぼす恐れがある。
00g/m2 が好ましく、より好ましくは30〜100
g/m2 である。目付量が10g/m2 未満では、不織
布の精度に問題が生じることがあり、制振遮音シートの
補強効果が低下することがある。また、目付量が200
g/m2 を超えると、床仕上げ材を接着積層する際の施
工性に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0026】また、上記合成繊維不織布の厚さは、1〜
5mmが好ましい。厚さが1mm未満では衝撃吸収性が
不十分なことがあり、厚さが5mmを超えると床仕上げ
材の下に制振遮音シートを施工した場合、歩行感が低下
することがある。
5mmが好ましい。厚さが1mm未満では衝撃吸収性が
不十分なことがあり、厚さが5mmを超えると床仕上げ
材の下に制振遮音シートを施工した場合、歩行感が低下
することがある。
【0027】上記制振遮音層は、例えば、次の〜の
工程によって形成することができる。高比重充填材と
無加硫ゴムのエマルジョンとを含有する水系スラリー
(A)を調製する工程。 上記水系スラリー(A)に水架橋性ウレタンプレポリ
マー(B)を混合して組成物を調製する工程。 上記水架橋性ウレタンプレポリマー(B)を含有する
組成物を、合成繊維不織布上に塗工し所定の形状に成形
する工程。 上記組成物中の水分を乾燥除去する工程。
工程によって形成することができる。高比重充填材と
無加硫ゴムのエマルジョンとを含有する水系スラリー
(A)を調製する工程。 上記水系スラリー(A)に水架橋性ウレタンプレポリ
マー(B)を混合して組成物を調製する工程。 上記水架橋性ウレタンプレポリマー(B)を含有する
組成物を、合成繊維不織布上に塗工し所定の形状に成形
する工程。 上記組成物中の水分を乾燥除去する工程。
【0028】上記工程において、高比重充填材と無加
硫ゴムのエマルジョンとの混合には、攪拌羽根を有する
混合機、スクリュー式混合機等を使用することができ
る。水の添加量は、上記高比重充填材100重量部に対
して20〜40重量部が好ましく、より好ましくは10
〜25重量部である。
硫ゴムのエマルジョンとの混合には、攪拌羽根を有する
混合機、スクリュー式混合機等を使用することができ
る。水の添加量は、上記高比重充填材100重量部に対
して20〜40重量部が好ましく、より好ましくは10
〜25重量部である。
【0029】上記工程において、組成物をシート状に
成形する方法としては、合成繊維不織布上に塗布して積
層する以外に、押出機を用いる方法、吹き付け塗装等の
方法が用いられ、さらに、プレス成形、注型成形等によ
っても所望の形状(通常はシート状)に成形可能であ
る。
成形する方法としては、合成繊維不織布上に塗布して積
層する以外に、押出機を用いる方法、吹き付け塗装等の
方法が用いられ、さらに、プレス成形、注型成形等によ
っても所望の形状(通常はシート状)に成形可能であ
る。
【0030】上記工程によって成形された組成物中で
は、ウレタンプレポリマー(A)のNCO基が水と反応
して尿素結合による架橋体を形成することによってゲル
化する。この反応では、CO2 ガスが発生するため、反
応後のスラリー中にCO2 の気泡を含有する。この反応
は下記の式(1)で表される。 2CO−R−NCO+H2 O →OCN−R−(NHCONH)−R−NCO+CO2 ・・(1) この反応は通常常温で起こるため、特に加熱を必要とし
ないが、ゲル化を促進させる場合には加熱を行ってもよ
い。
は、ウレタンプレポリマー(A)のNCO基が水と反応
して尿素結合による架橋体を形成することによってゲル
化する。この反応では、CO2 ガスが発生するため、反
応後のスラリー中にCO2 の気泡を含有する。この反応
は下記の式(1)で表される。 2CO−R−NCO+H2 O →OCN−R−(NHCONH)−R−NCO+CO2 ・・(1) この反応は通常常温で起こるため、特に加熱を必要とし
ないが、ゲル化を促進させる場合には加熱を行ってもよ
い。
【0031】上記工程において、乾燥方法としては、
通常の加熱方法が使用可能であり、例えば、熱風加熱
炉、加熱板等を用いる方法が挙げられる。
通常の加熱方法が使用可能であり、例えば、熱風加熱
炉、加熱板等を用いる方法が挙げられる。
【0032】本発明によって得られる制振遮音シートの
厚さは、1〜30mmが好ましく、より好ましくは2〜
15mmである。厚さが、1mm未満では製造し難くな
り、30mmを超えると制振遮音シート自体が重くなり
過ぎ、施工性が悪くなることがある。
厚さは、1〜30mmが好ましく、より好ましくは2〜
15mmである。厚さが、1mm未満では製造し難くな
り、30mmを超えると制振遮音シート自体が重くなり
過ぎ、施工性が悪くなることがある。
【0033】本発明の制振遮音シートは、制振遮音床材
として用いられる場合は、該制振遮音シートが、木質層
の少なくとも片面又は両面に積層されるか、2枚の木質
層の間にサンドイッチ状に積層されて用いられる。制振
遮音床材として使用される際には、一般に制振遮音シー
トを床下地材と床仕上げ材との間でサンドイッチ状に積
層されて使用されるため、制振遮音シートが床下地材の
一部として使用される場合は木質層の上面に、床仕上げ
材の一部として使用される場合は木質層の下面に積層さ
れるのが好ましい。
として用いられる場合は、該制振遮音シートが、木質層
の少なくとも片面又は両面に積層されるか、2枚の木質
層の間にサンドイッチ状に積層されて用いられる。制振
遮音床材として使用される際には、一般に制振遮音シー
トを床下地材と床仕上げ材との間でサンドイッチ状に積
層されて使用されるため、制振遮音シートが床下地材の
一部として使用される場合は木質層の上面に、床仕上げ
材の一部として使用される場合は木質層の下面に積層さ
れるのが好ましい。
【0034】ここで木質層とは、通常、住宅の床下地材
又は床仕上げ材等の床構造に使用される木質パネルをい
う。このような木質層としては、例えば、合板、パーテ
ィクルボード、OSB(オリエンティッドストランドボ
ード)、MDF(ミディアムデンシティファイバー)ボ
ード等の床下地材;寄木フローリング材等の床仕上げ材
が挙げられる。
又は床仕上げ材等の床構造に使用される木質パネルをい
う。このような木質層としては、例えば、合板、パーテ
ィクルボード、OSB(オリエンティッドストランドボ
ード)、MDF(ミディアムデンシティファイバー)ボ
ード等の床下地材;寄木フローリング材等の床仕上げ材
が挙げられる。
【0035】上記制振遮音シートは、床下地材と寄木フ
ローリング材等の床仕上げ材との間でサンドイッチ状に
積層されて用いられる場合は、通常、接着剤により積層
される。上記制振遮音シートにおいて、上記合成繊維不
織布層は、パーティクルボード等のフローリング材との
接着施工又は非接着施工をも考慮して選定されることが
好ましい。
ローリング材等の床仕上げ材との間でサンドイッチ状に
積層されて用いられる場合は、通常、接着剤により積層
される。上記制振遮音シートにおいて、上記合成繊維不
織布層は、パーティクルボード等のフローリング材との
接着施工又は非接着施工をも考慮して選定されることが
好ましい。
【0036】(作用)本発明の制振遮音シートは、制振
制振遮音層が高比重充填材及び無加硫ゴムのエマルジョ
ンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプ
レポリマー(B)とからなる組成物から形成されるの
で、遮音性が優れており、さらに内部損失の大きな無加
硫ゴムのエマルジョンを使用するので、損失係数が大き
く制振性に優れる。また、上記制振遮音層は、ガラス転
移温度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョンを含有す
ることにより、通常の環境下でブロッキングは起こり難
くなる。
制振遮音層が高比重充填材及び無加硫ゴムのエマルジョ
ンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタンプ
レポリマー(B)とからなる組成物から形成されるの
で、遮音性が優れており、さらに内部損失の大きな無加
硫ゴムのエマルジョンを使用するので、損失係数が大き
く制振性に優れる。また、上記制振遮音層は、ガラス転
移温度5〜40℃の無加硫ゴムのエマルジョンを含有す
ることにより、通常の環境下でブロッキングは起こり難
くなる。
【0037】つまり、上記無加硫ゴムのエマルジョン
は、ガラス転移温度より高温で、その性質が液体に近く
なり、ガラス転移温度より低温で、その性質が固体に近
くなる。従って、例えば、ガラス転移温度が0℃以下で
ある無加硫ゴムのエマルジョンを使用する場合、施工や
置き積み環境が0℃以下になることが余りなく、むしろ
夏季の温度条件下で、その性質が液体に近くなるため、
エマルジョン(特に低分子量物)のしみ出しが起こり易
くなり、ブロッキングも発生し易くなる。
は、ガラス転移温度より高温で、その性質が液体に近く
なり、ガラス転移温度より低温で、その性質が固体に近
くなる。従って、例えば、ガラス転移温度が0℃以下で
ある無加硫ゴムのエマルジョンを使用する場合、施工や
置き積み環境が0℃以下になることが余りなく、むしろ
夏季の温度条件下で、その性質が液体に近くなるため、
エマルジョン(特に低分子量物)のしみ出しが起こり易
くなり、ブロッキングも発生し易くなる。
【0038】また、上記制振遮音シート中には、合成繊
維不織布層が積層されていることにより、接着剤塗布性
が良好で、緩衝性や制振性を与え、かつ吸音や制振の効
果を発揮することができるので、特に、木質フローリン
グ材の遮音材として有効である。
維不織布層が積層されていることにより、接着剤塗布性
が良好で、緩衝性や制振性を与え、かつ吸音や制振の効
果を発揮することができるので、特に、木質フローリン
グ材の遮音材として有効である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について詳
述する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定される
ものではなく、種々の変更が可能である。
述する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定される
ものではなく、種々の変更が可能である。
【0040】(実施例1) 1)合成繊維不織布層:スパンボンドポリエステル不織
布(東洋紡績社製「H6701A」、目付量70g/m
2 )を使用した。 2)制振遮音層:高比重充填材として砂鉄(比重4.
0、粒径50メッシュパス)750重量部、無加硫ゴム
のエマルジョンとしてカルボキシ変性SBRエマルジョ
ン(日本合成ゴム社製「JSR−0850」、比重1.
0、固形分48.5重量%、ガラス転移温度6℃)20
重量部(固形分9.7重量部)、増粘剤としてメチルセ
ルロース(信越化学社製「メトローズ 90SH300
00」)0.5重量部、ゲル化剤(水架橋性ウレタンプ
レポリマー)3.8重量部及び水100重量部を攪拌羽
根を用いて攪拌混合し、水系スラリーを調製した。
布(東洋紡績社製「H6701A」、目付量70g/m
2 )を使用した。 2)制振遮音層:高比重充填材として砂鉄(比重4.
0、粒径50メッシュパス)750重量部、無加硫ゴム
のエマルジョンとしてカルボキシ変性SBRエマルジョ
ン(日本合成ゴム社製「JSR−0850」、比重1.
0、固形分48.5重量%、ガラス転移温度6℃)20
重量部(固形分9.7重量部)、増粘剤としてメチルセ
ルロース(信越化学社製「メトローズ 90SH300
00」)0.5重量部、ゲル化剤(水架橋性ウレタンプ
レポリマー)3.8重量部及び水100重量部を攪拌羽
根を用いて攪拌混合し、水系スラリーを調製した。
【0041】〔制振遮音シートの作製〕上記水系スラリ
ーを、剥離紙(サンエー化学社製「SJA70A」)上
に敷いた合成繊維不織布層上に、型枠(1000×60
0×2mm)とナイフコーターとを用いて厚み2mmと
なるように塗工し制振遮音層を形成した。さらに、その
制振遮音層上に、上記合成繊維不織布層を載せ軽く圧縮
して積層し、三層積層体を得た後、この三層積層体を、
約40℃に保たれた乾燥室内で24時間乾燥して、制振
遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が蒸発
して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み2.7
mmであった。また、制振遮音層の材料構成は砂鉄98
重量%、バインダー成分(無加硫ゴム+ウレタン成分)
2重量%であった。
ーを、剥離紙(サンエー化学社製「SJA70A」)上
に敷いた合成繊維不織布層上に、型枠(1000×60
0×2mm)とナイフコーターとを用いて厚み2mmと
なるように塗工し制振遮音層を形成した。さらに、その
制振遮音層上に、上記合成繊維不織布層を載せ軽く圧縮
して積層し、三層積層体を得た後、この三層積層体を、
約40℃に保たれた乾燥室内で24時間乾燥して、制振
遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が蒸発
して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み2.7
mmであった。また、制振遮音層の材料構成は砂鉄98
重量%、バインダー成分(無加硫ゴム+ウレタン成分)
2重量%であった。
【0042】(実施例2)無加硫ゴムのエマルジョンと
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0614」、比重1.0、固形分48重
量%、ガラス転移温度11℃)20重量部(固形分9.
6重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0614」、比重1.0、固形分48重
量%、ガラス転移温度11℃)20重量部(固形分9.
6重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
【0043】(実施例3)無加硫ゴムのエマルジョンと
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−597」、比重1.0、固形分48重量
%、ガラス転移温度28℃)20重量部(固形分9.6
重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして
制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が
蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−597」、比重1.0、固形分48重量
%、ガラス転移温度28℃)20重量部(固形分9.6
重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして
制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が
蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
【0044】(比較例1)無加硫ゴムのエマルジョンと
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0640」、比重1.0、固形分48重
量%、ガラス転移温度50℃)20重量部(固形分9.
6重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0640」、比重1.0、固形分48重
量%、ガラス転移温度50℃)20重量部(固形分9.
6重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
【0045】(比較例2)無加硫ゴムのエマルジョンと
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0589」、比重1.0、固形分50重
量%、ガラス転移温度0℃)20重量部(固形分10重
量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして制
振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が蒸
発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み2.
7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重量
%、バインダー成分2重量%であった。
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0589」、比重1.0、固形分50重
量%、ガラス転移温度0℃)20重量部(固形分10重
量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして制
振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分が蒸
発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み2.
7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重量
%、バインダー成分2重量%であった。
【0046】(比較例3)無加硫ゴムのエマルジョンと
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0545」、比重1.0、固形分50重
量%、ガラス転移温度−30℃)20重量部(固形分1
0重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
してカルボキシ変性SBRエマルジョン(日本合成ゴム
社製「JSR−0545」、比重1.0、固形分50重
量%、ガラス転移温度−30℃)20重量部(固形分1
0重量部)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て制振遮音シートを得た。この制振遮音シートは、水分
が蒸発して層間剥離もなく一体化されており、全体厚み
2.7mmであり、制振遮音層の材料構成は砂鉄98重
量%、バインダー成分2重量%であった。
【0047】上記実施例及び比較例で得られた制振遮音
シートにつき下記の評価を行い、その結果を表1に示し
た。 (1)荷重変形試験 上記制振遮音シートを、100mm×100mmに切断
した試験片を、図1に示すように3枚重ね合わせた後、
その上に鉄板(250mm×250mm×2mm)を載
せた。次いで、鉄板の上に所定の荷重を加え、所定温度
の恒温槽で100時間放置した後、荷重を取り除いて1
時間室温に放置し、図2に○印で示す5箇所の厚みを測
定し、試験前後の厚みの差(試験前−試験後)を表1に
示した。尚、恒温槽の温度条件を23℃又は50℃、荷
重を3kg又は5kgに設定して、各条件において試験
片n=3で測定を行った。
シートにつき下記の評価を行い、その結果を表1に示し
た。 (1)荷重変形試験 上記制振遮音シートを、100mm×100mmに切断
した試験片を、図1に示すように3枚重ね合わせた後、
その上に鉄板(250mm×250mm×2mm)を載
せた。次いで、鉄板の上に所定の荷重を加え、所定温度
の恒温槽で100時間放置した後、荷重を取り除いて1
時間室温に放置し、図2に○印で示す5箇所の厚みを測
定し、試験前後の厚みの差(試験前−試験後)を表1に
示した。尚、恒温槽の温度条件を23℃又は50℃、荷
重を3kg又は5kgに設定して、各条件において試験
片n=3で測定を行った。
【0048】(2)耐ブロッキング性試験 (1)の荷重変形試験後、3枚の試験片を目視観察し、
下記の基準に従って粘着状態を判定した。 ○:全く粘着していない、△:部分的に粘着が起こって
いる、×:大部分で粘着が起こっている。
下記の基準に従って粘着状態を判定した。 ○:全く粘着していない、△:部分的に粘着が起こって
いる、×:大部分で粘着が起こっている。
【0049】(3)取り扱い性試験 455mm×910mmに切断した試験片を、短辺方向
が折り目となるように折り曲げ、折れ易さを下記の基準
に従って感覚的に判断した。 ○:かなり曲げても折れ難い、△:通常の取り扱いでは
折れない、×:少し曲げただけで折れる。
が折り目となるように折り曲げ、折れ易さを下記の基準
に従って感覚的に判断した。 ○:かなり曲げても折れ難い、△:通常の取り扱いでは
折れない、×:少し曲げただけで折れる。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】第1発明の制振遮音シートは、上述の通
りであり、無加硫ゴムのエマルジョンに高比重の充填材
を添加したバインダー成分を使用しても、積み重ね置き
時に粘着してブロッキングを起こすことがなく、さらに
施工性も良好である。
りであり、無加硫ゴムのエマルジョンに高比重の充填材
を添加したバインダー成分を使用しても、積み重ね置き
時に粘着してブロッキングを起こすことがなく、さらに
施工性も良好である。
【0052】第2発明の制振遮音シートの製造方法は、
上述の通りであり、無加硫ゴムのエマルジョンに高比重
の充填材を添加したバインダー成分を使用しても、積み
重ね置き時に粘着してブロッキングを起こすことがな
く、さらに施工性も良好な制振遮音シートを提供する。
上述の通りであり、無加硫ゴムのエマルジョンに高比重
の充填材を添加したバインダー成分を使用しても、積み
重ね置き時に粘着してブロッキングを起こすことがな
く、さらに施工性も良好な制振遮音シートを提供する。
【図1】実施例及び比較例で作製された制振遮音シート
の荷重変形試験の方法を示す斜視図である。
の荷重変形試験の方法を示す斜視図である。
【図2】荷重変形試験において、厚みの測定箇所を示す
正面図である。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層
された制振遮音シートであって、該制振遮音層が、高比
重充填剤及びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムの
エマルジョンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性
ウレタンプレポリマー(B)とからなる組成物より得ら
れるものであることを特徴とする制振遮音材シート。 - 【請求項2】 合成繊維不織布層と制振遮音層とが積層
された制振遮音シートの製造方法において、高比重充填
材及びガラス転移温度5〜40℃の無加硫ゴムのエマル
ジョンを含有する水系スラリー(A)と水架橋性ウレタ
ンプレポリマー(B)とからなる組成物を、合成繊維不
織布上に塗工し所定の形状に成形した後、水架橋性ウレ
タンプレポリマー(B)を架橋させて、水系スラリー
(A)をゲル化することを特徴とする制振遮音シートの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30622396A JPH10147992A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 制振遮音シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30622396A JPH10147992A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 制振遮音シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10147992A true JPH10147992A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17954483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30622396A Pending JPH10147992A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 制振遮音シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10147992A (ja) |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30622396A patent/JPH10147992A/ja active Pending
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