JPH10149721A - 導電ペースト及びその製造法 - Google Patents
導電ペースト及びその製造法Info
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- JPH10149721A JPH10149721A JP30644596A JP30644596A JPH10149721A JP H10149721 A JPH10149721 A JP H10149721A JP 30644596 A JP30644596 A JP 30644596A JP 30644596 A JP30644596 A JP 30644596A JP H10149721 A JPH10149721 A JP H10149721A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 はんだ耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化
率が小さく、信頼性に優れる導電ペースト及びその製造
法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性
を有し、しかも重量平均分子量が25,000〜50,
000である樹脂、有機溶剤及び導電粉を含有してなる
導電ペースト並びに熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相
溶性を有する樹脂と有機溶剤とを混合した後、加温して
熱硬化反応を促進させて、樹脂の重量平均分子量を2
5,000〜50,000とした樹脂組成物に、導電粉
を添加して混合することを特徴とする導電ペーストの製
造法。
率が小さく、信頼性に優れる導電ペースト及びその製造
法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性
を有し、しかも重量平均分子量が25,000〜50,
000である樹脂、有機溶剤及び導電粉を含有してなる
導電ペースト並びに熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相
溶性を有する樹脂と有機溶剤とを混合した後、加温して
熱硬化反応を促進させて、樹脂の重量平均分子量を2
5,000〜50,000とした樹脂組成物に、導電粉
を添加して混合することを特徴とする導電ペーストの製
造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電ペースト及びそ
の製造法に関する。
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板、電子部品等の配
線導体を形成する方法として、電子材料、1994年1
0月号の42〜46頁に記載されているように金、銀、
銅、カーボンなどの導電性粉末を用い、それに熱硬化性
樹脂、溶剤を加えてペースト状に混合した導電ペースト
を塗布又は印刷する方法が一般的に知られている。特に
高導電性が要求される分野では、金粉、銀粉又はこれら
の合金粉が一般的に用いられている。
線導体を形成する方法として、電子材料、1994年1
0月号の42〜46頁に記載されているように金、銀、
銅、カーボンなどの導電性粉末を用い、それに熱硬化性
樹脂、溶剤を加えてペースト状に混合した導電ペースト
を塗布又は印刷する方法が一般的に知られている。特に
高導電性が要求される分野では、金粉、銀粉又はこれら
の合金粉が一般的に用いられている。
【0003】さらに従来の導電ペーストは一般的に、特
公平3−39536号公報、特開平1−253111号
公報等に見られるように、構造、平均分子量等を規定し
たエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、導
電粉、有機溶剤、添加剤等を混練して製造している。
公平3−39536号公報、特開平1−253111号
公報等に見られるように、構造、平均分子量等を規定し
たエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、導
電粉、有機溶剤、添加剤等を混練して製造している。
【0004】しかしながら、構造、平均分子量等を規定
したエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を
用いた導電ペーストは、印刷して配線導体形成後の15
0〜160℃の温度で30〜45分間程度の硬化時間で
は、硬化促進剤を使用しても熱硬化性樹脂の未反応基が
残存してしまい、そのため、配線板のはんだ耐熱試験、
煮沸試験等により抵抗変化率が大きいという欠点が生じ
る。この対策として、酸性又はアルカリ性の強い硬化促
進剤の使用及びその量の増量と硬化温度を高くして硬化
時間を長くするという方法があるが、この方法でも十分
な効果が得られるものではなかった。
したエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を
用いた導電ペーストは、印刷して配線導体形成後の15
0〜160℃の温度で30〜45分間程度の硬化時間で
は、硬化促進剤を使用しても熱硬化性樹脂の未反応基が
残存してしまい、そのため、配線板のはんだ耐熱試験、
煮沸試験等により抵抗変化率が大きいという欠点が生じ
る。この対策として、酸性又はアルカリ性の強い硬化促
進剤の使用及びその量の増量と硬化温度を高くして硬化
時間を長くするという方法があるが、この方法でも十分
な効果が得られるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、はんだ耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が小
さく、信頼性に優れた導電ペーストを提供するものであ
る。請求項2及び3記載の発明は、はんだ耐熱試験、煮
沸試験等による抵抗変化率が小さく、信頼性に優れた導
電ペーストの製造法を提供するものである。
は、はんだ耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が小
さく、信頼性に優れた導電ペーストを提供するものであ
る。請求項2及び3記載の発明は、はんだ耐熱試験、煮
沸試験等による抵抗変化率が小さく、信頼性に優れた導
電ペーストの製造法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱硬化性を有
し、かつ有機溶剤と相溶性を有し、しかも重量平均分子
量が25,000〜50,000である樹脂、有機溶剤
及び導電粉を含有してなる導電ペーストに関する。又、
本発明は、熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性を有
する樹脂と有機溶剤とを混合した後、加温して熱硬化反
応を促進させて、樹脂の重量平均分子量を25,000
〜50,000とした樹脂組成物に、導電粉を添加して
混合することを特徴とする導電ペーストの製造法に関す
る。さらに、本発明は、この導電ペーストの製造法にお
いて、樹脂が、エポキシ当量が175〜1,500のエ
ポキシ樹脂又は重量平均分子量が300〜8,000の
フェノール樹脂である導電ペーストの製造法に関する。
し、かつ有機溶剤と相溶性を有し、しかも重量平均分子
量が25,000〜50,000である樹脂、有機溶剤
及び導電粉を含有してなる導電ペーストに関する。又、
本発明は、熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性を有
する樹脂と有機溶剤とを混合した後、加温して熱硬化反
応を促進させて、樹脂の重量平均分子量を25,000
〜50,000とした樹脂組成物に、導電粉を添加して
混合することを特徴とする導電ペーストの製造法に関す
る。さらに、本発明は、この導電ペーストの製造法にお
いて、樹脂が、エポキシ当量が175〜1,500のエ
ポキシ樹脂又は重量平均分子量が300〜8,000の
フェノール樹脂である導電ペーストの製造法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる樹脂組成物
は、熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性を有する樹
脂と有機溶剤とを含む混合物を加温して熱硬化反応を促
進させた重量平均分子量が25,000〜50,00
0、より好ましくは30,000〜50,000の範囲
の樹脂組成物を用いることが必要とされ、重量平均分子
量が25,000未満の樹脂組成物を用いると、はんだ
耐熱試験、煮沸試験等の抵抗変化率が大きくなり、また
重量平均分子量が50,000を超える樹脂組成物を用
いると、樹脂組成物がゲル化するという欠点が生じる。
は、熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性を有する樹
脂と有機溶剤とを含む混合物を加温して熱硬化反応を促
進させた重量平均分子量が25,000〜50,00
0、より好ましくは30,000〜50,000の範囲
の樹脂組成物を用いることが必要とされ、重量平均分子
量が25,000未満の樹脂組成物を用いると、はんだ
耐熱試験、煮沸試験等の抵抗変化率が大きくなり、また
重量平均分子量が50,000を超える樹脂組成物を用
いると、樹脂組成物がゲル化するという欠点が生じる。
【0008】上記の樹脂としては、導電ペースト硬化後
の導電性及び基材との密着性の点からエポキシ樹脂及び
/又はフェノール樹脂を用いることが好ましく、特にビ
スフェノールA型エポキシ樹脂及び/又はレゾール型フ
ェノール樹脂を用いることが好ましい。
の導電性及び基材との密着性の点からエポキシ樹脂及び
/又はフェノール樹脂を用いることが好ましく、特にビ
スフェノールA型エポキシ樹脂及び/又はレゾール型フ
ェノール樹脂を用いることが好ましい。
【0009】なお、上記のエポキシ樹脂は、エポキシ当
量が175〜1,500の範囲が好ましく、180〜
1,300の範囲であることがより好ましい。エポキシ
当量が175未満であると、導電ペースト硬化物の弾性
率が高くなり、曲げ試験での抵抗変化率が大きくなる傾
向があり、1,500を超えると、エポキシ基の数が少
なく、樹脂組成物に未反応基が残存してしまい、はんだ
耐熱試験、煮沸試験等の抵抗変化率が大きくなる傾向が
ある。
量が175〜1,500の範囲が好ましく、180〜
1,300の範囲であることがより好ましい。エポキシ
当量が175未満であると、導電ペースト硬化物の弾性
率が高くなり、曲げ試験での抵抗変化率が大きくなる傾
向があり、1,500を超えると、エポキシ基の数が少
なく、樹脂組成物に未反応基が残存してしまい、はんだ
耐熱試験、煮沸試験等の抵抗変化率が大きくなる傾向が
ある。
【0010】一方、フェノール樹脂は、重量平均分子量
が300〜8,000の範囲が好ましく、400〜5,
000の範囲であることがより好ましい。重量平均分子
量が300未満であると、合成が困難となる傾向があ
り、8,000を超えると、フェノール樹脂の反応基の
数が少なくなる傾向がある。本発明において重量平均分
子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法に
より標準ポリスチレンの検量線を用いて求めた値であ
る。
が300〜8,000の範囲が好ましく、400〜5,
000の範囲であることがより好ましい。重量平均分子
量が300未満であると、合成が困難となる傾向があ
り、8,000を超えると、フェノール樹脂の反応基の
数が少なくなる傾向がある。本発明において重量平均分
子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法に
より標準ポリスチレンの検量線を用いて求めた値であ
る。
【0011】熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性を
有する樹脂と有機溶剤とを含む混合物を加温する方法に
ついては特に制限はないが、樹脂と有機溶剤との混合物
を撹拌又は該混合物を入れた容器を回転させながら加温
することが好ましい。例えば、該混合物をフラスコに入
れ、ロータリーエバポレーター及びオイルバスを用いて
加温することができる。
有する樹脂と有機溶剤とを含む混合物を加温する方法に
ついては特に制限はないが、樹脂と有機溶剤との混合物
を撹拌又は該混合物を入れた容器を回転させながら加温
することが好ましい。例えば、該混合物をフラスコに入
れ、ロータリーエバポレーター及びオイルバスを用いて
加温することができる。
【0012】樹脂と有機溶剤の配合割合は、樹脂100
重量部に対して有機溶剤が80〜120重量部の範囲が
好ましく、90〜110重量部の範囲であることがより
好ましい。なお、有機溶剤は、エチルカルビトール、ブ
チルカルビトール、エチルカルビトールアセテート、ブ
チルカルビトールアセテート、ブチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブアセテート等を用いることができる。
重量部に対して有機溶剤が80〜120重量部の範囲が
好ましく、90〜110重量部の範囲であることがより
好ましい。なお、有機溶剤は、エチルカルビトール、ブ
チルカルビトール、エチルカルビトールアセテート、ブ
チルカルビトールアセテート、ブチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブアセテート等を用いることができる。
【0013】本発明の導電ペーストに用いる導電粉は、
良好な導電性を有する金属粉である銀粉、銅粉、銀めっ
き銅粉、金粉、ニッケル粉又はこれらの混合粉を用いる
ことができる。導電粉としては、アスペクト比が2〜2
0及び長径の平均粒径が3〜30μmの導電粉を用いる
ことが好ましく、アスペクト比が5〜15及び長径の平
均粒径が5〜20μmの導電粉を用いることができる。
なお上記でいう平均粒径は、レーザー散乱型粒度分布測
定装置により測定することができる。このような装置と
しては、例えば、マスターサイザー(マルバン・インス
ルメンツ社製)がある。
良好な導電性を有する金属粉である銀粉、銅粉、銀めっ
き銅粉、金粉、ニッケル粉又はこれらの混合粉を用いる
ことができる。導電粉としては、アスペクト比が2〜2
0及び長径の平均粒径が3〜30μmの導電粉を用いる
ことが好ましく、アスペクト比が5〜15及び長径の平
均粒径が5〜20μmの導電粉を用いることができる。
なお上記でいう平均粒径は、レーザー散乱型粒度分布測
定装置により測定することができる。このような装置と
しては、例えば、マスターサイザー(マルバン・インス
ルメンツ社製)がある。
【0014】本発明におけるアスペクト比とは、導電粉
及び銀粉の粒子の長径と短径の比率(長径/短径)をい
う。本発明においては、粘度の低い硬化性樹脂中に導電
粉の粒子をよく混合し、静置して粒子を沈降させるとと
もにそのまま樹脂を硬化させ、得られた硬化物を垂直方
向に切断し、その切断面に現れる粒子の形状を電子顕微
鏡で拡大して観察し、少なくとも100の粒子について
一つ一つの粒子の長径/短径を求め、それらの平均値を
もってアスペクト比とする。ここで、短径とは、前記切
断面に現れる粒子について、その粒子の外側に接する二
つの平行線の組合せを粒子を挾むように選択し、それら
の組合せのうち最短間隔になる二つの平行線の距離であ
る。一方、長径とは、前記短径を決する平行線に直角方
向の二つの平行線であって、粒子の外側に接する二つの
平行線の組合せのうち、最長間隔になる二つの平行線の
距離である。これらの四つの線で形成される長方形は、
粒子がちょうどその中に納まる大きさとなる。なお、本
発明において行った具体的方法については後述する。
及び銀粉の粒子の長径と短径の比率(長径/短径)をい
う。本発明においては、粘度の低い硬化性樹脂中に導電
粉の粒子をよく混合し、静置して粒子を沈降させるとと
もにそのまま樹脂を硬化させ、得られた硬化物を垂直方
向に切断し、その切断面に現れる粒子の形状を電子顕微
鏡で拡大して観察し、少なくとも100の粒子について
一つ一つの粒子の長径/短径を求め、それらの平均値を
もってアスペクト比とする。ここで、短径とは、前記切
断面に現れる粒子について、その粒子の外側に接する二
つの平行線の組合せを粒子を挾むように選択し、それら
の組合せのうち最短間隔になる二つの平行線の距離であ
る。一方、長径とは、前記短径を決する平行線に直角方
向の二つの平行線であって、粒子の外側に接する二つの
平行線の組合せのうち、最長間隔になる二つの平行線の
距離である。これらの四つの線で形成される長方形は、
粒子がちょうどその中に納まる大きさとなる。なお、本
発明において行った具体的方法については後述する。
【0015】本発明になる導電ペーストは、上記の材料
以外に、必要に応じ飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリブタジエン樹脂
等の熱可塑性樹脂、2エチル4メチルイミダゾールなど
の硬化剤及びベンゾチアゾール、ベンズイミダゾール等
の腐食抑制剤、微小黒鉛粉末等を添加して均一に混合し
て得られる。
以外に、必要に応じ飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリブタジエン樹脂
等の熱可塑性樹脂、2エチル4メチルイミダゾールなど
の硬化剤及びベンゾチアゾール、ベンズイミダゾール等
の腐食抑制剤、微小黒鉛粉末等を添加して均一に混合し
て得られる。
【0016】必要に応じ添加される飽和ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリ
ブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂は、樹脂組成物中に1
5重量%以下含有することが好ましい。また、硬化剤の
含有量は、作業性の点で樹脂組成物100重量部に対し
て0.5〜10重量部の範囲であることが好ましく、1
〜8重量部の範囲であることがより好ましい。さらに、
腐食抑制剤の含有量は、樹脂組成物100重量部に対し
て0.1〜3重量部の範囲であることが好ましく、微小
黒鉛粉末の含有量は、導電ペーストに対して1〜10重
量%の範囲であることが好ましい。
脂、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリ
ブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂は、樹脂組成物中に1
5重量%以下含有することが好ましい。また、硬化剤の
含有量は、作業性の点で樹脂組成物100重量部に対し
て0.5〜10重量部の範囲であることが好ましく、1
〜8重量部の範囲であることがより好ましい。さらに、
腐食抑制剤の含有量は、樹脂組成物100重量部に対し
て0.1〜3重量部の範囲であることが好ましく、微小
黒鉛粉末の含有量は、導電ペーストに対して1〜10重
量%の範囲であることが好ましい。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三井石油化学工業
(株)製、商品名R130、エポキシ当量190〜21
0)10重量部、レゾール型フェノール樹脂(群栄化学
工業(株)製、商品名レヂトップPL−2211、重量平
均分子量2,000)の溶剤を除去して固形化したもの
80重量部、エチルカルビトール45重量部及びブチル
セロソルブ45重量部を加えて均一に混合して樹脂混合
物とした。この樹脂混合物を1リットルナス型フラスコ
に入れ、ロータリーエバポレーターとオイルバスを用
い、回転速度が100rpm、オイルバスの温度130℃
で150分間の条件で回転させながら加温して熱硬化反
応を促進させ、重量平均分子量が37,500の樹脂組
成物を得た。
(株)製、商品名R130、エポキシ当量190〜21
0)10重量部、レゾール型フェノール樹脂(群栄化学
工業(株)製、商品名レヂトップPL−2211、重量平
均分子量2,000)の溶剤を除去して固形化したもの
80重量部、エチルカルビトール45重量部及びブチル
セロソルブ45重量部を加えて均一に混合して樹脂混合
物とした。この樹脂混合物を1リットルナス型フラスコ
に入れ、ロータリーエバポレーターとオイルバスを用
い、回転速度が100rpm、オイルバスの温度130℃
で150分間の条件で回転させながら加温して熱硬化反
応を促進させ、重量平均分子量が37,500の樹脂組
成物を得た。
【0018】上記で得た樹脂組成物180重量部、飽和
ポリエステル樹脂(日立化成工業(株)製、商品名PS−
9201−10)10重量部、長径の平均粒径が10.
2μm及びアスペクト比が8.8の銀粉(徳力化学研究
所製、商品名TCG−1)560重量部及び2エチル4
メチルイミダゾール5重量部を加えて撹拌らいかい機及
び三本ロールで均一に混合分散して導電ペーストを得
た。
ポリエステル樹脂(日立化成工業(株)製、商品名PS−
9201−10)10重量部、長径の平均粒径が10.
2μm及びアスペクト比が8.8の銀粉(徳力化学研究
所製、商品名TCG−1)560重量部及び2エチル4
メチルイミダゾール5重量部を加えて撹拌らいかい機及
び三本ロールで均一に混合分散して導電ペーストを得
た。
【0019】次に上記で得た導電ペーストを用いて厚さ
が1.6mmの紙フェノール銅張り積層板(日立化成工業
(株)製、商品名MCL−437F)の銅箔をエッチング
して除去した面に、図1に示すテストパターン1を印刷
したものを大気中で80℃で1時間さらに150℃で4
0分の条件で加熱処理して配線板を得た。なお図1にお
いて2は紙フェノール銅張り積層板である。得られた配
線板の比抵抗を測定したところ342.2μΩ・cmであ
った。
が1.6mmの紙フェノール銅張り積層板(日立化成工業
(株)製、商品名MCL−437F)の銅箔をエッチング
して除去した面に、図1に示すテストパターン1を印刷
したものを大気中で80℃で1時間さらに150℃で4
0分の条件で加熱処理して配線板を得た。なお図1にお
いて2は紙フェノール銅張り積層板である。得られた配
線板の比抵抗を測定したところ342.2μΩ・cmであ
った。
【0020】一方、図2に示すように上記と同様の紙フ
ェノール銅張り積層板2に直径が0.8mmのスルーホー
ル3を形成し、かつ銅箔の一部をエッチングして除去し
て回路4を形成した後、上記で得た導電ペーストを該ス
ルーホール3に充てんしたものを上記と同様の条件で加
熱処理して配線板を得た。
ェノール銅張り積層板2に直径が0.8mmのスルーホー
ル3を形成し、かつ銅箔の一部をエッチングして除去し
て回路4を形成した後、上記で得た導電ペーストを該ス
ルーホール3に充てんしたものを上記と同様の条件で加
熱処理して配線板を得た。
【0021】得られた配線板の1穴当たりの抵抗値は、
21.6mΩ/穴であった。また該配線板のはんだ耐熱
試験、煮沸試験及びホットオイル試験を実施した結果、
はんだ耐熱試験の抵抗変化率は+8.2%、煮沸試験は
+4.3%及びホットオイル試験は+21.9%であっ
た。なお、はんだ耐熱試験は260℃ 5秒間を5サイ
クル、煮沸試験は100℃沸騰水浸漬2時間〜室温放置
22時間を1サイクルとし、これを5サイクル及びホッ
トオイル試験は260℃オイル槽に10秒間浸漬〜20
℃水槽に10秒間浸漬を1サイクルとし、これを100
サイクル行った。
21.6mΩ/穴であった。また該配線板のはんだ耐熱
試験、煮沸試験及びホットオイル試験を実施した結果、
はんだ耐熱試験の抵抗変化率は+8.2%、煮沸試験は
+4.3%及びホットオイル試験は+21.9%であっ
た。なお、はんだ耐熱試験は260℃ 5秒間を5サイ
クル、煮沸試験は100℃沸騰水浸漬2時間〜室温放置
22時間を1サイクルとし、これを5サイクル及びホッ
トオイル試験は260℃オイル槽に10秒間浸漬〜20
℃水槽に10秒間浸漬を1サイクルとし、これを100
サイクル行った。
【0022】なお、本実施例におけるアスペクト比の具
体的測定法を以下に示す。低粘度のエポキシ樹脂(ビュ
ーラー社製)の主剤(No.20−8130)8gと硬化
剤(No.20−8132)2gを混合し、ここへ銀粉2
gを混合して良く分散させ、そのまま30℃で真空脱泡
した後、6〜8時間30℃で静置して粒子を沈降させ硬
化させた。その後、得られた硬化物を垂直方向に切断
し、切断面を電子顕微鏡で2000倍に拡大して切断面
に現われた100個の粒子について長径/短径を求め、
それらの平均値をもって、アスペクト比とした。
体的測定法を以下に示す。低粘度のエポキシ樹脂(ビュ
ーラー社製)の主剤(No.20−8130)8gと硬化
剤(No.20−8132)2gを混合し、ここへ銀粉2
gを混合して良く分散させ、そのまま30℃で真空脱泡
した後、6〜8時間30℃で静置して粒子を沈降させ硬
化させた。その後、得られた硬化物を垂直方向に切断
し、切断面を電子顕微鏡で2000倍に拡大して切断面
に現われた100個の粒子について長径/短径を求め、
それらの平均値をもって、アスペクト比とした。
【0023】実施例2 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三井石油化学工業
(株)製、商品名R302、エポキシ当量575〜72
5)10重量部、レゾール型フェノール樹脂(群栄化学
工業(株)製、商品名レヂトップPL−2212、重量平
均分子量4,000)の溶剤を除去し固形化したもの8
0重量部、エチルカルビトール45重量部及びブチルセ
ロソルブ45重量部を加えて均一に混合して樹脂混合物
とし、以下実施例1と同様の工程を経て重量平均分子量
が32,000の樹脂組成物を得た。
(株)製、商品名R302、エポキシ当量575〜72
5)10重量部、レゾール型フェノール樹脂(群栄化学
工業(株)製、商品名レヂトップPL−2212、重量平
均分子量4,000)の溶剤を除去し固形化したもの8
0重量部、エチルカルビトール45重量部及びブチルセ
ロソルブ45重量部を加えて均一に混合して樹脂混合物
とし、以下実施例1と同様の工程を経て重量平均分子量
が32,000の樹脂組成物を得た。
【0024】上記で得た樹脂組成物180重量部に、実
施例1で用いた飽和ポリエステル樹脂10重量部、銀粉
560重量部及び2エチル4メチルイミダゾール5重量
部を加えて撹拌らいかい機及び三本ロールで均一に混合
分散して導電ペーストを得た。
施例1で用いた飽和ポリエステル樹脂10重量部、銀粉
560重量部及び2エチル4メチルイミダゾール5重量
部を加えて撹拌らいかい機及び三本ロールで均一に混合
分散して導電ペーストを得た。
【0025】次に実施例1と同様の工程を経て実施例1
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は51.2μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は18.7mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−4.8%、煮沸試験は+
5.4%及びホットオイル試験は+28.0%であっ
た。
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は51.2μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は18.7mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−4.8%、煮沸試験は+
5.4%及びホットオイル試験は+28.0%であっ
た。
【0026】比較例1 実施例1で得た樹脂混合物(重量平均分子量3,00
0)を加温せずに、この樹脂混合物180重量部に、実
施例1で用いた飽和ポリエステル樹脂、銀粉及び2エチ
ル4メチルイミダゾールを実施例1と同量加えて、撹拌
らいかい機及び三本ロールで均一に混合分散して導電ペ
ーストを得た。
0)を加温せずに、この樹脂混合物180重量部に、実
施例1で用いた飽和ポリエステル樹脂、銀粉及び2エチ
ル4メチルイミダゾールを実施例1と同量加えて、撹拌
らいかい機及び三本ロールで均一に混合分散して導電ペ
ーストを得た。
【0027】次に実施例1と同様の工程を経て実施例1
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は57.9μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は23.8mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−28.2%、煮沸試験は
−19.3%及びホットオイル試験は+92.6%であ
った。
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は57.9μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は23.8mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−28.2%、煮沸試験は
−19.3%及びホットオイル試験は+92.6%であ
った。
【0028】比較例2 実施例1で得た樹脂混合物を実施例1と同様の方法で7
0分加温し、重量平均分子量が15,000の樹脂組成
物を得た。上記で得た樹脂組成物180重量部に、実施
例1で用いた飽和ポリエステル樹脂、銀粉及び2エチル
4メチルイミダゾールを実施例1と同量加えて、撹拌ら
いかい機及び三本ロールで均一に混合分散して導電ペー
ストを得た。
0分加温し、重量平均分子量が15,000の樹脂組成
物を得た。上記で得た樹脂組成物180重量部に、実施
例1で用いた飽和ポリエステル樹脂、銀粉及び2エチル
4メチルイミダゾールを実施例1と同量加えて、撹拌ら
いかい機及び三本ロールで均一に混合分散して導電ペー
ストを得た。
【0029】次に実施例1と同様の工程を経て実施例1
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は51.1μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は22.0mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−21.2%、煮沸試験は
−15.3%及びホットオイル試験は+81.0%であ
った。
と同様の配線板を作製してその特性を評価した。その結
果、比抵抗は51.1μΩ・cmであり、スルーホール1
穴当たりの抵抗値は22.0mΩ/穴であった。または
んだ耐熱試験の抵抗変化率は−21.2%、煮沸試験は
−15.3%及びホットオイル試験は+81.0%であ
った。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の導電ペーストは、はんだ
耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が小さく、信頼
性に優れる。請求項2及び3記載の導電ペーストの製造
法は、はんだ耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が
小さく、信頼性に優れる導電ペーストが製造できる。
耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が小さく、信頼
性に優れる。請求項2及び3記載の導電ペーストの製造
法は、はんだ耐熱試験、煮沸試験等による抵抗変化率が
小さく、信頼性に優れる導電ペーストが製造できる。
【図1】紙フェノール銅張り積層板の銅箔をエッチング
して除去した面にテストパターンを印刷した状態を示す
平面図である。
して除去した面にテストパターンを印刷した状態を示す
平面図である。
【図2】紙フェノール銅張り積層板の銅箔の一部をエッ
チングして除去して回路を形成し、かつ導電ペーストを
スルーホールに充てんした状態を示す平面図である。
チングして除去して回路を形成し、かつ導電ペーストを
スルーホールに充てんした状態を示す平面図である。
1 テストパターン 2 紙フェノール銅張り積層板 3 スルーホール 4 回路
Claims (3)
- 【請求項1】 熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性
を有し、しかも重量平均分子量が25,000〜50,
000である樹脂、有機溶剤及び導電粉を含有してなる
導電ペースト。 - 【請求項2】 熱硬化性を有し、かつ有機溶剤と相溶性
を有する樹脂と有機溶剤とを混合した後、加温して熱硬
化反応を促進させて、樹脂の重量平均分子量を25,0
00〜50,000とした樹脂組成物に、導電粉を添加
して混合することを特徴とする導電ペーストの製造法。 - 【請求項3】 樹脂が、エポキシ当量が175〜1,5
00のエポキシ樹脂又は重量平均分子量が300〜8,
000のフェノール樹脂である請求項2記載の導電ペー
ストの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30644596A JPH10149721A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 導電ペースト及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30644596A JPH10149721A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 導電ペースト及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10149721A true JPH10149721A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17957096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30644596A Pending JPH10149721A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 導電ペースト及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10149721A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002133945A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 抵抗体ペーストおよびこれを用いたプリント配線板 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30644596A patent/JPH10149721A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002133945A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 抵抗体ペーストおよびこれを用いたプリント配線板 |
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