JPH10155750A - 血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造 - Google Patents

血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造

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JPH10155750A
JPH10155750A JP8337670A JP33767096A JPH10155750A JP H10155750 A JPH10155750 A JP H10155750A JP 8337670 A JP8337670 A JP 8337670A JP 33767096 A JP33767096 A JP 33767096A JP H10155750 A JPH10155750 A JP H10155750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリット6aの隙間の調整のためにスロ−リ
−クネジ7を直接ゴム製のスロ−リ−ク弁6に押し込む
ことによる歪みやスロ−リ−ク弁6の固定による径方向
の応力を減らして経時的に安定なスロ−リ−ク速度を得
る。 【解決手段】 スロ−リ−クホルダ−2の端部に固着さ
れ、スロ−リ−クネジ7と螺合するナット9を設け、ス
ロ−リ−ク弁6をスロ−リ−クホルダ−2とナット9に
よりスロ−リ−ク弁6の長手方向で固定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧計の腕帯内の
加圧空気を微速排気するスロ−リ−ク弁の固定構造に関
し、より詳しくは微速排気(スロリ−ク)速度の安定化
を図った血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子血圧計など各種の血圧計は腕
帯(カフ)を被測定者の腕に巻付け、この腕帯にポンプ
で空気を送り込み、腕帯圧を最高血圧より20〜30m
mHg以上の圧力迄加圧して阻血した後、この加圧空気
を微速排気し、例えば、オシロメトリック法を用いた電
子血圧計では内臓された圧力センサ−により、心臓拍動
に同期して生ずる小さな圧力振動を検出して最高血圧値
と最低血圧値を自動的に測定するものである。
【0003】図2は血圧計に用いられる強制排気本体を
示す側面図である。強制排気本体1はスロ−リ−クホル
ダ−2とゴム管接続部3および強制排気ボタン4からな
り、スロ−リ−クホルダ−2はスロ−リ−ク弁を備えて
おり、スロ−リ−クホルダ−2に接続されたゴム球10
(想像線で示す)を収縮させて、スロ−リ−ク弁6及び
ゴム管接続部3に接続されたゴム管11(想像線で示
す)を通じて腕帯に空気を送り込み所要の圧力迄加圧し
た後はスロ−リ−ク弁6によって徐々に空気が抜けてい
くようになっている。そして、空気が抜けていく過程で
電子血圧計に内臓されたダイヤフラム型等の圧力センサ
−により、心臓拍動による圧力振動を検出して血圧を測
定するようになっている。尚、強制排気ボタン4は血圧
測定前に腕帯内の空気を予め抜いておくためのもので、
強制排気ボタン4を押したまま腕帯を収縮させて腕帯内
の空気を抜くことができる。
【0004】図3は従来のスロ−リ−クゴム弁の固定構
造を示す断面図で、図4はスロ−リ−ク弁のスリット側
を示した側面図である。又、図5はスロ−リ−クネジと
スリットとの関係を示したリング付きスロ−リ−ク弁の
側面図である。強制排気本体1に設けられた空気路5を
有する管状のスロ−リ−クホルダ−2と、ホルダ−2の
空気路5に挿入されたスリット6aを有する有底中空形
状の弾性材で形成されたスロ−リ−ク弁6と、スロ−リ
−ク弁6に挿入されスリット6aの隙間を調整するため
のスロ−リ−クネジ7からなり、スロ−リ−ク弁6はス
ロ−リ−クホルダ−2の端部に嵌合されたリング8の内
周によって、スロ−リ−ク弁6の頭部の外周が固定され
ている。スロ−リ−クネジ7は外周にネジを有し、スロ
−リ−ク弁6内にスロ−リ−クネジ7を螺合させて、ス
ロ−リ−ク弁6の方向に螺進可能とすることによってス
ロ−リ−ク弁6のスリット6aの隙間の開き具合を変え
空気漏れ即ち微速排気を調整するようになっている。
【0005】スロ−リ−クネジ7は内部に空気を通す通
孔7aを有しており、腕帯に空気を送り込み所要の圧力
迄加圧した後はスロ−リ−クホルダ−2の空気路5、ス
ロ−リ−ク弁6のスリット6a、スロ−リ−クネジ7の
通孔7aを経て大気へ徐々に排気される。
【0006】スロ−リ−ク弁6は弾性材料からなり、一
般にはゴムで作られている。そして、スロ−リ−ク弁6
のスリット6aの隙間がスロ−リ−クネジ7の先端部の
鍔部の外周で広げられて空気漏れ即ち微速排気の速度が
調整される。従って、所望の空気漏れ即ち微速排気(ス
ロ−リ−ク)の速度が得られるように、スロ−リ−クネ
ジ7の螺進位置が決められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スロ−リ−ク弁の構造では、スロ−リ−ク弁6の空気漏
れの速度の調整がスロ−リ−クネジ7を直接ゴム製のス
ロ−リ−ク弁6に押し込み螺進することでスリット6a
の隙間を調整していたので、ゴム製のスロ−リ−ク弁6
に歪みが生じ、そのためスロ−リ−クネジ7の固定位置
が不安定であった。
【0008】又、スロ−リ−ク弁6はリング8によっ
て、スロ−リ−ク弁6の頭部の外周が固定されているの
でスロ−リ−ク弁6の頭部外周に応力が加わる。その結
果。当初、所望のスリット6aの隙間となっていたもの
が時間の経過と共にゴムがスロ−リ−クネジ7に馴染ん
できて、スロ−リ−ク弁6のスリット6aの隙間が開い
てしまい微速排気(スロ−リ−ク)速度の経時的変化を
生じ、スロ−リ−ク速度の不安定性の原因となってい
た。
【0009】又、従来のスロ−リ−ク弁の構造では、リ
ング8はスロ−リ−クホルダ−2の端部に嵌合で固定さ
れているが、プラスチック材料からなるスロ−リ−クホ
ルダ−2の成形条件やリング8の加工精度のバラツキに
より嵌合に不具合が生じるためにスロ−リ−クホルダ−
2とリング8との間に接着剤を塗布して固定されている
が、接着剤の塗布量の管理が難しく、スロ−リ−クホル
ダ−2とリング8との固定が安定していなかった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、微速排気(スロ−リ−
ク)速度の経時的な安定化を図ると共に部品のコストダ
ウン及び組立作業の簡素化をはかった血圧計のスロ−リ
−ク弁の固定構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造におい
ては、強制排気本体に設けられた空気路を有するホルダ
−と、該ホルダ−の前記空気路に挿入されたスリットを
有する有底中空形状の弾性材で形成されたスロ−リ−ク
弁と、該スロ−リ−ク弁に挿入することによってスリッ
トの隙間を調節し得るようにした通孔を有するスロ−リ
−クネジを具備する血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造
において、前記ホルダ−の端部に固着され、前記スロ−
リ−クネジと螺合するナットを設け、前記スロ−リ−ク
弁を前記ホルダ−と前記ナットにより保持するようにし
たことを特徴とするものである。
【0012】又、本発明の血圧計のスロ−リ−ク弁の固
定構造においては、前記スロ−リ−ク弁の端部外周にフ
ランジを設け、該フランジを前記ホルダ−と前記ナット
により挟持して保持するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0013】更に、本発明の血圧計のスロ−リ−ク弁の
固定構造においては、前記ホルダ−の前記空気路に段部
を設け、前記スロ−リ−ク弁の前記フランジの一端を前
記ホルダ−の前記段部で受け、前記フランジの他端を前
記ナットで受け保持するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】又、本発明の血圧計のスロ−リ−ク弁の固
定構造においては、前記ホルダ−の内周部と前記スロ−
リ−クゴム弁の保持部の外周部との間に隙間を設けて前
記スロ−リ−ク弁を保持するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0015】本発明の血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構
造においては、前記ナットの端部外周にフランジを設
け、該フランジ下面と前記ホルダ−の端部とを超音波溶
着して固定したことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
示す一実施例に基いて説明する。尚、図において、従来
技術と同一部材は同一符号で示し、説明を省略する。図
1は本発明の実施例の要部の構造を示す断面図である。
【0017】強制排気本体1に設けられた空気路5を有
する管状のスロ−リ−クホルダ−2と、ホルダ−2の空
気路5に挿入されたスリット6aを有する有底中空形状
の弾性材で形成されたスロ−リ−ク弁6と、スロ−リ−
ク弁6に挿入されスリット6aの隙間を調整するための
スロ−リ−クネジ7からなり、スロ−リ−ク弁6は頭部
のフランジ6bの下面をスロ−リ−クホルダ−2の空気
路に設けられた段部Aに当接させ、フランジ6bの上面
をスロ−リ−クホルダ−2の端部に固着されたナット9
の下面Bによって押圧して固定されている。このように
スロ−リ−ク弁6のフランジ6bをホルダ−の段部とナ
ット9で挟持するように固定しているのでスロ−リ−ク
弁6は従来のリング8による固定のようにスロ−リ−ク
ホルダ−2の応力をスロ−リ−ク弁6の外周より受ける
ことがない。その結果、スロ−リ−ク弁6はフランジ6
bの外周とスロ−リ−クホルダ−2との間に隙間Gを設
けて固定することができる。又、ナット9の鍔部下面と
スロ−リ−クホルダ−2の端面とは超音波溶着で固定さ
れている。
【0018】又、スロ−リ−クネジ7は頭部にネジを有
し、ナット9と螺合させて、スロ−リ−ク弁6の方向に
螺進可能とすることによってスロ−リ−ク弁6のスリッ
ト6aの隙間の開き具合を変え空気漏れ即ち微速排気が
調整できるようになっている。又、スロ−リ−クネジ7
は内部に空気を通す通孔7aを有しており、腕帯に空気
を送り込み所要の圧力迄加圧した後はスロ−リ−クホル
ダ−2の空気路5、スロ−リ−ク弁6のスリット6a、
スロ−リ−クネジ7の通孔7aを経て大気へ徐々に排気
される。そして、スロ−リ−ク弁6のスリット6aはス
ロ−リ−ク弁6の材料の弾性特性を利用して、空気圧に
伴って開口量が変化するようになっている。即ち、腕帯
内の圧力が高いとスロ−リ−ク弁6は外側より押圧さ
れ、スリット6aの開口量が小さくなり、逆に腕帯内の
圧力が低くなると外部の押圧力が小さくなって開口量が
大きくなる。従って、スロ−リ−ク弁6の排気量が一定
となり、腕帯内の減圧は一定速度で行われることにな
る。
【0019】本実施例においてはこの様な構成にするこ
とによって、スロ−リ−クネジ7はゴム製のスロ−リ−
ク弁6では無く、ナット9に螺合させたのでスロ−リ−
クネジ7によってスロ−リ−ク弁6に生ずる歪みを無く
することができる。又、スロ−リ−ク弁6の保持をリン
グ8では無く、スロ−リ−ク弁6は頭部に設けたフラン
ジ6bをスロ−リ−クホルダ−2の空気路5に設けた段
部Aとナット9の下面Bでスロ−リ−ク弁6の長手方向
で挟持するようにして固定しているので、従来のように
スロ−リ−ク弁6の径方向の応力をなくすることができ
る。従って、スロ−リ−ク弁6に生ずる歪や応力による
スロ−リ−ク弁6のスリット6aの隙間の経時的変化を
減少させることができる。更に、従来、スロ−リ−クホ
ルダ−2とリング8は接着剤を使用していたが本実施例
ではスロ−リ−クホルダ−2とナット9とを超音波溶着
で固定するようにしている。その結果、接着剤を使用し
ないことによって、接着剤の量や接着時間等の管理上の
問題が無く、組立作業の簡素化と共に固定の安定性、部
品のコストダウンを図ることができた。例えば組立作業
の簡素化によって従来より生産性はおよそ30%アップ
の効果を得ている。
【0020】尚、本実施例ではスロ−リ−ク弁6に径方
向の応力がかからないように、スロ−リ−ク弁6のフラ
ンジ6bをスロ−リ−クホルダ−2の空気路の段部とナ
ット9によって挟持して固定したが、スロ−リ−ク弁6
を長手方向に挟持して固定するものであれば本実施例に
限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明によれば、スロ−リ−クネジをゴム製のスロ−リ−
ク弁6では無く、ナットに螺合させることによって、ス
ロ−リ−クネジによるスロ−リ−ク弁に生ずる歪みを無
くすることができる。又、スロ−リ−ク弁の保持をリン
グでは無く、スロ−リ−クホルダ−に設けた段部とナッ
トでスロ−リ−クホルダ−の長手方向で挟持し固定する
ことによって、スロ−リ−ク弁の径方向に生ずる応力を
無くすることができる。従って、応力によるスロ−リ−
ク弁の材料特性の変化によるスリットの隙間の経時的変
化を減少させることができ、微速排気(スロ−リ−ク)
速度の経時的に安定な血圧計のスロ−リ−ク弁を得るこ
とができる。
【0022】更に、従来、スロ−リ−クホルダ−とリン
グは接着剤を使用していたが本発明ではスロ−リ−クホ
ルダ−とナットとを超音波溶着で固定することによっ
て、組立作業の簡素化と共に固定の安定性、部品のコス
トダウンを図ることができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部の構造を示す断面図であ
る。
【図2】血圧計に用いられる強制排気本体を示す側面図
である。
【図3】従来のスロ−リ−クゴム弁の固定構造を示す断
面図である。
【図4】スロ−リ−ク弁のスリット側を示した側面図で
ある。
【図5】スロ−リ−クネジとスリットとの関係を示した
リング付きスロ−リ−ク弁の側面図である。
【符号の説明】
1 強制排気本体 2 スロ−リ−クホルダ− 3 ゴム管接続部 4 強制排気ボタン 5 空気路 6 スロ−リ−ク弁 6a スリット 7 スロ−リ−クネジ 7a 通孔 8 リング 9 ナット 10 ゴム球 11 ゴム管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強制排気本体に設けられた空気路を有す
    るホルダ−と、該ホルダ−の前記空気路に挿入されたス
    リットを有する有底中空形状の弾性材で形成されたスロ
    −リ−ク弁と、該スロ−リ−ク弁に挿入することによっ
    てスリットの隙間を調節し得るようにした通孔を有する
    スロ−リ−クネジを具備する血圧計のスロ−リ−ク弁の
    固定構造において、前記ホルダ−の端部に固着され、前
    記スロ−リ−クネジと螺合するナットを設け、前記スロ
    −リ−ク弁を前記ホルダ−と前記ナットにより保持する
    ようにしたことを特徴とする血圧計のスロ−リ−ク弁の
    固定構造。
  2. 【請求項2】 前記スロ−リ−ク弁の端部外周にフラン
    ジを設け、該フランジを前記ホルダ−と前記ナットによ
    り挟持して保持するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ−の前記空気路に段部を設
    け、前記スロ−リ−ク弁の前記フランジの一端を前記ホ
    ルダ−の前記段部で受け、前記フランジの他端を前記ナ
    ットで受け保持するようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の血圧計のスロ−リ−ク弁の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記ホルダ−の内周部と前記スロ−リ−
    クゴム弁の保持部の外周部との間に隙間を設けて前記ス
    ロ−リ−ク弁を保持するようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の電子血圧計のスロ−リ−クゴム弁の固定
    構造。
  5. 【請求項5】 前記ナットの端部外周にフランジを設
    け、該フランジ下面と前記ホルダ−の端部とを超音波溶
    着して固定したことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の電子血圧計のスロ−リ−クゴム弁の固定構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020005935A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 株式会社エー・アンド・デイ 血圧計用送気球

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