JPH10158301A - 耐薬品性に優れたカルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩 - Google Patents

耐薬品性に優れたカルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩

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JPH10158301A
JPH10158301A JP31915596A JP31915596A JPH10158301A JP H10158301 A JPH10158301 A JP H10158301A JP 31915596 A JP31915596 A JP 31915596A JP 31915596 A JP31915596 A JP 31915596A JP H10158301 A JPH10158301 A JP H10158301A
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cmc
water
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JP31915596A
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English (en)
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Takayuki Sasaki
孝行 佐々木
Kentaro Nobori
賢太郎 登
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐薬品性に優れたカルボキシメチルセルロー
スエーテルアルカリ塩を提供する。 【解決手段】 1%水溶液の粘度が100〜10000
cps、エーテル化度が0.60〜1.00mol/c
6 であるカルボキシメチルセルロースアルカリ塩であっ
て、(A)1%水溶液の粘度η1 と該水溶液に3重量%
の塩化カルシウムを加えた後の粘度η2 とが関係式η2
/η1 =0.8〜1.2を満たし、且つ(B)1%水溶
液の粘度η1 と4%塩化ナトリウム水溶液での1%粘度
η3 とが関係式 η3 /η1 =0.8〜1.0を満たす
ことを特徴とする耐薬品性に優れたカルボキシメチルセ
ルロースアルカリ塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐薬品性に優れた
カルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、土木工事において、地中連続壁構
築工事では坑壁崩壊防止のために安定液が用いられ、ま
た地下トンネル掘削工事、特に泥水シールド工法による
掘削工事には泥水が使用されている。
【0003】これらに使用される、安定液や泥水はベン
トナイトなどの鉱物系成分とカルボキシメチルセルロー
スアルカリ塩(以下「CMC」と略)などのポリマー成
分などとを清水で溶解して得られていたが、海上人工島
や海底トンネルなどの工事現場においては、安定液の調
製に必要な清水が必ずしも十分に得られず、安定液の溶
解用として清水の代わりに海水の使用が余儀なくされる
場合が増大してきている。
【0004】安定液の溶解用として海水を使用すると、
ポリマー成分であるCMCは海水中に含まれるナトリウ
ムイオンやカルシウムイオンの介在により粘性は変化し
易かったので、海水中の当該イオンにより清水中では満
足な粘性付与性能或いは造壁性能を発揮するものであっ
ても、十分な性能を発揮することができなかった。
【0005】また、続壁構築工事における地盤掘削ある
いは地盤改良が施された地盤のシールド削進のような掘
削工事を遂行する場合には、必然的にセメントが安定液
に混入するので、セメント成分中のカルシウムイオンに
よってCMCはその性能を喪失して泥膜を弱化させ、場
合によっては溝壁の崩壊または噴発事故等の重大なトラ
ブルを引き起こすので、従来から前記した安定液などに
はナトリウムイオンやカルシウムイオン存在下でも十分
な粘性付与作用や造壁性能を発現することが要求された
きた。即ち、ポリマー成分であるCMCにはナトリウム
イオンやカルシウムイオンの介在によっても粘性変化が
少ないものが要求されたのである。
【0006】そこで前記した問題点の内、カルシウムイ
オンの影響を解決する方法として特開平3−17748
5号が提案されている。即ち、エーテル置換度が1.2
以下であるカルボキシメチルセルロースナトリウム塩を
使用する方法である。これによれば、カルシウムイオン
を含むセメント水和物がCMCの粘性付与作用を阻害す
る度合いはCMCのエーテル置換度に依存し、このエー
テル置換度が大きくなるほどその度合いは大きくなるた
め、CMCのエーテル置換度は1.2以下でなければな
らないというものである。この方法ではカルシウムイオ
ンに対する粘性変化は小さくなり、粘性付与作用は改善
されたが、実質的に満足する粘性付与作用はCMCのエ
ーテル化度が0.90以下で期待しようとするものであ
る。
【0007】一方、ナトリウムイオンの影響を解決する
方法として特公平4−69641号が提案されている。
即ち、ナトリウムイオン存在化の粘性度合いである耐塩
水性はDSを高めることが有効であるとし、CMCの反
応工程中でエピクロルヒドリンを作用させて、耐塩水性
に優れた高置換度で高粘度なCMCを提供しようとする
ものである。この方法ではナトリウムイオンに対する粘
性変化は小さくなったが、CMCのエーテル化度は実質
的には1.00以上必要であった。
【0008】故に、従来のCMCではカルシウムイオン
とナトリウムイオンの双方のイオンに良好な耐性(粘性
変化が小さい)を具備させることは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カル
シウムイオンやナトリウムイオンなどの影響を受け難い
耐薬品性に優れるCMCを提供することに在る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、カルシウ
ムイオンやナトリウムイオンなどの影響を受け難い耐薬
品性に優れるCMCについて鋭意研究を重ねた結果、1
%水溶液の粘度が100〜10000cps、エーテル
化度が0.60〜1.00mol/c6 であるカルボキ
シメチルセルロースアルカリ塩であって、(A)1%水
溶液の粘度η1と該水溶液に3重量%の塩化カルシウム
を加えた後の粘度η2 とが関係式 η2/η1 =0.8
〜1.2(以下、耐カルシウムイオン性または耐薬品性
の指標(A)とする)を満たし、且つ(B)1%水溶液
の粘度η1 と4%塩化ナトリウム水溶液での1%粘度η
3 とが関係式 η3 /η1 =0.8〜1.0(以下、耐
ナトリウムイオン性または耐薬品性の指標(B)とす
る)を満たすカルボキシメチルセルロースアルカリ塩に
より所期の目的を達成できることを見いだした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で1%水溶液の粘度は10
0〜10000cpsとしたのは、粘度が100cps
未満でも本発明の耐薬品性の指標(A)及び(B)を満
たすCMCは得られたが、元々の粘度が低いためか、安
定液などとした場合には粘性の付与性や造壁性能に劣
り、添加量を多くしなければならないなど経済的に不利
となったためである。10000cps超では本発明の
耐薬品性の指標(A)及び(B)に好適に合致するもの
が安定して得られなかったためである。
【0012】また、エーテル化度は0.60〜1.00
mol/c6 の範囲にあることが必要であるとしたの
は、エーテル化度が0.60mol/c6 未満あるいは
1.00mol/c6 超では耐薬品性の指標(A)及び
(B)のいずれをも好適に満たすCMCが得られなかっ
たためである。
【0013】さらに、耐薬品性の指標(A)1%水溶液
の粘度η1 と該水溶液に3重量%の塩化カルシウムを加
えた後の粘度η2 とが関係式η2 /η1 =0.8〜1.
2を満たし、且つ(B)1%水溶液の粘度η1 と4%塩
化ナトリウム水溶液での1%粘度η3 とが関係式 η3
/η1 =0.8〜1.0を満たすことが必要であるとし
たのは、耐薬品性の指標(A)及び(B)が各々0.8
未満では純水溶液の場合に比してナトリウムイオンやカ
ルシウムイオン存在下での粘度低下が大きくなる。また
耐薬品性の指標(A)が1.2超或いは耐薬品性の指標
(B)が1.0超となると粘度上昇が大きくなり過ぎる
など、何れも安定液の溶解用としてナトリウムイオンを
多く含む海水を使用する場合やカルシウム成分を含むセ
メント水和物が混入する地中連続壁工事における地盤掘
削あるいは地盤改良が施された地盤のシールド削進のよ
うな掘削工事などにおいては安定液の粘性変化が工事を
安定的に遂行する上で、大きな欠点となるためである。
尚、耐薬品性の指標(B)の上限値は1.2でも何等差
し支えなが、製法上安定して得られるのは1.0である
ためである。
【0014】本発明のCMCは、先に本願発明者らが出
願した特願平8−19748号の方法により得ることが
できる。すなわち、含水有機溶媒中でセルロース質原料
をエーテル化することにより得られるカルボキシメチル
セルロースエーテルアルカリ塩の製造において、有機溶
媒と水との重量比が80:20〜93:7である含水有
機溶媒中で使用アルカリの総モル数A1とエーテル化剤
の中和に消費されるアルカリのモル数A2とが使用エー
テル化剤のモル数Eとの間で関係式0.85≦(A1−
A2)/E<1. 00を満たす製法である。
【0015】本発明のCMCを好適に得る製法におい
て、セルロース質原料とは、通常CMCの製造に使用さ
れているリンターパルプ、木材パルプなどであればいず
れも使用することができ、特に限定はされない。
【0016】含水有機溶媒とは、セルロース質原料をエ
ーテル化するためにCMCの製造に通常使用されている
ものであれば、特に限定されない。具体的には、例えば
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール(IPA)、ブチル
アルコール類などのアルコール類、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類などの親水性有機溶媒、或い
はこれらにベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類
を混合したものの少なくとも1種と水との混合物が挙げ
られるが、本製法ではイソプロピルアルコールとメチル
アルコールと水との混合物が好ましい。イソプロピルア
ルコールとメチルアルコールの重量比は80:20〜9
8:2の範囲からCMCの要求品質に応じて適宜選択す
ればよい。
【0017】アルカリとは、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウムなどを使
用し得るが、経済的な理由から水酸化ナトリウムが好ま
しい。
【0018】エーテル化剤とは、モノクロル酢酸あるい
はその一部中和物、モノクロル酢酸ナトリウムなどが使
用可能である。
【0019】本発明のCMCを好適に得る製法におい
て、有機溶媒と水との重量比が80:20〜93:7で
ある含水有機溶媒中で、使用アルカリの総モル数A1と
エーテル化剤の中和に消費されるアルカリのモル数A2
とが使用エーテル化剤のモル数Eとの間で関係式0.8
5≦(A1−A2)/E<1.00を満たすことが必要
であるとしたのは、有機溶媒が80重量%未満で水が2
0重量%超あるいは有機溶媒が93重量%超で水が7重
量%未満ではいずれも本発明で限定するアルカリとエー
テル化剤の関係式を満たしても耐薬品性の指標(A)及
び(B)を満たさないためである。また、有機溶媒と水
との重量比が80:20〜93:7である含水有機溶媒
中でもアルカリとエーテル化剤の関係式が(A1−A
2)/E<0.85あるいは(A1−A2)/E≧1.
00では耐薬品性の指標(A)及び(B)をいずれも満
たし得ないためである。
【0020】本発明のCMCを好適に得る製法におい
て、最も好ましい含水有機溶媒の有機溶媒と水とのい重
量比は、85:15〜91:9の範囲である。また、ア
ルカリとエーテル化剤の量は、関係式(1)が0.85
〜0.95の範囲にあることが最適である。
【0021】本発明はアルカリやエーテル化剤の添加方
法には関係なく適用される。従って、使用アルカリの全
量をエーテル化剤添加の前に全量添加する方法や使用ア
ルカリをエーテル化剤添加の前後に分割して添加する方
法あるいは使用アルカリの全量をエーテル化剤添加の後
に添加する方法さらには使用アルカリの全量とエーテル
化剤を同時に添加する方法などいずれの添加方法にも好
適に適用されるが、使用アルカリの全量をエーテル化剤
添加の前に全量添加する方法および使用アルカリをエー
テル化剤添加の前後に分割して添加する方法にはさらに
好適に適用される。
【0022】本発明では、酢酸など酸による中和は必要
なく、CMCの製造において広く一般に実施されている
含水メチルアルコールなど反応完了後のCMCを精製し
て食塩などの副生物を除去した後、乾燥すればよい。
尚、本発明の反応完了後のCMCはアルカリ性を示すの
で、極々少量の酢酸などを用いてpH調整することは何
等差し支えない。
【0023】以上のように、本発明のCMCは、従来の
技術では生成CMCの溶解性を著しく低下させるとされ
てきたアルカリとエーテル化剤のモル比〔使用アルカリ
の総モル数A1、エーテル化剤の中和に消費されるアル
カリのモル数A2、使用エーテル化剤のモル数Eとした
場合のモル比=(A1−A2)/E〕が1. 00未満の
領域であっても、極めて限定されたモル比と特定な有機
溶媒と水との重量比とを組み合わせることによりのみ得
られるCMCである。
【0024】尚、本発明で使用するCMCの品質および
エーテル化剤の有効利用率の測定方法および評価方法は
次の通りである。
【0025】(1)DS(置換度) CMC(無水物)1.0gを精秤し、白金皿に入れて5
50〜600℃で灰化し、灰化によって生成した酸化ナ
トリウムを0.1N硫酸でフェノールフタレインを指示
薬として滴定し、その滴定量Amlを次式で計算しDS
(mol/c6)を求める。 DS={162×A×f}/{10000−80×A×
f} (式中、fは0.1N硫酸の力価)
【0026】(2)1%水溶液粘度 CMC(無水物)10gを精秤し、1000mlビーカ
ーに入れ、純水990gを加え、トライアングル撹拌棒
を用いて撹拌、溶解し25±0.2℃に液温を調整して
BM型粘度計(東京計器社製)を用いて、回転数30r
pmで3分間回転させた後の粘度η1 を読みとる。
【0027】(3)耐カルシウムイオン性(耐薬品性の
指標(A)) 前記(1)の1%水溶液の一部に3重量%となるように
塩化カルシウムを添加して2時間撹拌した後25±0.
2℃に液温を調整してBM型粘度計(東京計器社製)を
用いて、回転数30rpmで3分間回転させた後の粘度
η2 を読みとる。耐カルシウムイオン性は前記(1)粘
度η1 の数値を使用して、次式により求める。耐カルシ
ウムイオン性=η2 /η1
【0028】(4)耐ナトリウムイオン性(耐薬品性の
指標(B)) CMC(無水物)10gを精秤し、1000mlビーカ
ーに入れ、4%食塩水990gを加え、トライアングル
撹拌棒を用いて撹拌、溶解し25±0.2℃に液温を調
整してBM型粘度計(東京計器社製)を用いて、回転数
30rpmで3分間回転させた後の粘度η3 を読みと
る。耐ナトリウムイオン性は前記(1)粘度η1 の数値
を使用して、次式から求める。耐ナトリウムイオン性=
η3 /η1
【0029】
【実施例】以下に、本発明に就いて更に詳述するが、本
発明はこれ等によって限定されるものではない。
【0030】実施例1 容量5Lの2軸ニーダにIPA1562gとメチルアル
コール136gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
122.0gを水174gに溶解したものを投入した。
温度を20℃に保ちながら水分7%のリンターパルプ
(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Cellulous Corporat
ion 製)215gを仕込んだ。この温度を保ちながら6
0分間撹拌、混合した。次いで、モノクロル酢酸15
1.7gをIPA214gと水22gの混合液に溶解し
たものを加え、30分間撹拌、混合した後、70℃に昇
温してこの温度を60分保った。その後冷却して、反応
物を65%メチルアルコール10Lで2回精製し、脱
液、乾燥して、CMCを得た。
【0031】実施例2 容量5Lの2軸ニーダにIPA1779gとメチルアル
コール155gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
117.3gを水227gに溶解したものを投入した。
窒素ガス雰囲気下、温度を20℃に保ちながら水分7%
のリンターパルプ(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Ce
llulous Corporation 製)215gを仕込んだ。この温
度を保ちながら60分間撹拌、混合して、モノクロル酢
酸145.8gをIPA203gと水24gの混合液に
溶解したものを加え、30分間撹拌、混合した後、70
℃に昇温してこの温度を60分保った。その後冷却し
て、反応物を65%メチルアルコール10Lで2回精製
し、脱液、乾燥してCMCを得た。
【0032】実施例3 容量5Lの2軸ニーダにIPA1025gとメチルアル
コール89gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム8
4.4を水138gに溶解したものを投入した。温度を
20℃に保ちながら水分7%の木材パルプ(商品名:N
−DPS、日本製紙社製)215gを仕込んだ。この温
度を保ちながら60分間撹拌、混合した。次いで、モノ
クロル酢酸105.0gをIPA145gと水18gの
混合液に溶解したものを加え、30分間撹拌、混合した
後、70℃に昇温してこの温度を60分保った。その後
冷却して、反応物を65%メチルアルコール10Lで2
回精製し、脱液、乾燥してCMCを得た。
【0033】比較例1 容量5Lの2軸ニーダにIPA1727gとメチルアル
コール150gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
134.8gを水193gに溶解したものを投入した。
温度を20℃に保ちながら水分7%のリンターパルプ
(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Cellulous Corporat
ion 製)215gを仕込んだ。この温度を保ちながら6
0分間撹拌、混合した。次いで、モノクロル酢酸15
1.7gをIPA214gと水22gの混合液に溶解し
たものを加え、30分間撹拌、混合した後、70℃に昇
温してこの温度を60分保った。その後冷却して、反応
物を65%メチルアルコール10Lで2回精製し、脱
液、乾燥して、CMCを得た。
【0034】比較例2 容量5Lの2軸ニーダにIPA1504gとメチルアル
コール131gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
117.5gを水168gに溶解したものを投入した。
温度を20℃に保ちながら水分7%のリンターパルプ
(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Cellulous Corporat
ion 製)215gを仕込んだ。この温度を保ちながら6
0分間撹拌、混合した。次いで、モノクロル酢酸15
1.7gをIPA214gと水22gの混合液に溶解し
たものを加え、30分間撹拌、混合した後、70℃に昇
温してこの温度を60分保った。その後冷却して、反応
物を65%メチルアルコール10Lで2回精製し、脱
液、乾燥して、CMCを得た。
【0035】比較例3 容量5Lの2軸ニーダにIPA2510gとメチルアル
コール218gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
122.0gを水174gに溶解したものを投入した。
温度を20℃に保ちながら水分7%のリンターパルプ
(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Cellulous Corporat
ion 製)215gを仕込んだ。この温度を保ちながら6
0分間撹拌、混合した。次いで、モノクロル酢酸15
1.7gをIPA222gと水14gの混合液に溶解し
たものを加え、30分間撹拌、混合した後、70℃に昇
温してこの温度を60分保った。その後冷却して、反応
物を65%メチルアルコール10Lで2回精製し、脱
液、乾燥して、CMCを得た。
【0036】比較例4 容量5Lの2軸ニーダにIPA602gとメチルアルコ
ール52gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム12
2.0を水174gに溶解したものを投入した。温度を
20℃に保ちながら水分7%のリンターパルプ(商品
名:Buckeye HVE、Buckeye Cellulous Corporation
製)215gを仕込んだ。この温度を保ちながら60分
間撹拌、混合した。次いで、モノクロル酢酸151.7
gをIPA186gと水50gの混合液に溶解したもの
を加え、30分間撹拌、混合した後、70℃に昇温して
この温度を60分保った。その後冷却して、反応物を6
5%メチルアルコール10Lで2回精製し、脱液、乾燥
して、CMCを得た。
【0037】比較例5 容量5Lの2軸ニーダにIPA1965gとメチルアル
コール171gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム
129.6gを水251gに溶解したものを投入した。
窒素ガス雰囲気下、温度を20℃に保ちながら水分7%
のリンターパルプ(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Ce
llulous Corporation 製)215gを仕込んだ。この温
度を保ちながら60分間撹拌、混合して、モノクロル酢
酸145.8gをIPA203gと水24gの混合液に
溶解したものを加え、30分間撹拌、混合した後、70
℃に昇温してこの温度を60分保った。その後冷却し
て、反応物を65%メチルアルコール10Lで2回精製
し、脱液、乾燥してCMCを得た。
【0038】比較例6 容量5Lの2軸ニーダにIPA1133gとメチルアル
コール99gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム9
3.3を水152gに溶解したものを投入した。温度を
20℃に保ちながら水分7%の木材パルプ(商品名:N
−DPS、日本製紙社製)215gを仕込んだ。この温
度を保ちながら60分間撹拌、混合した。次いで、モノ
クロル酢酸105.0gをIPA145gと水18gの
混合液に溶解したものを加え、30分間撹拌、混合した
後、70℃に昇温してこの温度を60分保った。その後
冷却して、反応物を65%メチルアルコール10Lで2
回精製し、脱液、乾燥してCMCを得た。
【0039】比較例7 容量5Lの2軸ニーダにIPA1058gとメチルアル
コール92gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム9
0.4gを水118gに溶解したものを投入した。窒素
雰囲気化、温度を20℃に保ちながら水分7%のリンタ
ーパルプ(商品名:Buckeye HVE 、Buckeye Cellulous
Corporation 製)215gを仕込んだ。この温度を保ち
ながら60分間撹拌、混合して、モノクロル酢酸19
8.3gをIPA280gと水29gの混合液に溶解し
たものを加え、さらに60分間撹拌、混合した。次い
で、水酸化ナトリウム73.3gを固形状態で添加して
60分間撹拌、混合した後、70℃に昇温してこの温度
を60分保った。その後冷却して、反応物を75%メチ
ルアルコール13Lで2回精製し、脱液、乾燥してCM
Cを得た。
【0040】比較例8 容量5Lの2軸ニーダにIPA814gとメチルアルコ
ール71gを投入した。次いで、水酸化ナトリウム7
0.3を水115gに溶解したものを投入した。温度を
20℃に保ちながら水分7%の木材パルプ(商品名:N
−DPS、日本製紙社製)215gを仕込んだ。この温
度を保ちながら60分間撹拌、混合した。次いで、モノ
クロル酢酸85.2gをIPA117gと水15gの混
合液に溶解したものを加え、30分間撹拌、混合した
後、70℃に昇温してこの温度を60分保った。その後
冷却して、反応物を65%メチルアルコール10Lで2
回精製し、脱液、乾燥してCMCを得た。
【0041】以上の実施例1〜3及び比較例1〜8の反
応条件から得られたCMCの品質を表1に示した。実施
例1〜3は本発明に従って得られたCMCである。耐薬
品性の指標である、耐カルシウムイオン性、耐ナトリウ
ムイオン性は共に良好であった。
【0042】一方、比較例1、5および6は本発明の製
法で限定するアルカリとエーテル化剤との関係式は満た
さず(A1−A2)/Eは1.00以上であった。1%
水溶液粘度、エーテル化度は本発明CMCの数値限定内
にあったが、耐カルシウムイオン性、耐ナトリウムイオ
ン性は大きく劣った。
【0043】また、比較例2は本発明の製法で限定する
アルカリとエーテル化剤との関係式は満たさず(A1−
A2)/Eは0.85未満であった。1%水溶液粘度、
エーテル化度は本発明CMCの数値限定内にあったが、
耐カルシウムイオン性、耐ナトリウムイオン性は大きく
劣った。比較例3は本発明の製法で限定する溶媒と水の
重量比を満たさず、溶媒は93重量%超で水は7重量%
未満であった。
【0044】また、比較例4は本発明の製法で限定する
溶媒と水の重量比を満たさず、溶媒は80重量%未満で
水は20重量%超であった。双方のCMCとも、1%水
溶液粘度、エーテル化度は本発明CMCの数値限定内に
あったが、耐カルシウムイオン性、耐ナトリウムイオン
性は大きく劣った。比較例7および8は本発明の製法で
得られたCMCであるが、エーテル化度は本発明CMC
の数値限定外であった。耐カルシウムイオン性、耐ナト
リウムイオン性は大きく劣った。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のCMCは1
%水溶液の粘度η1 と該水溶液に3重量%の塩化カルシ
ウムを加えた後の粘度η2 とが関係式η2 /η1 =0.
8〜1.2を満たし、且つ1%水溶液の粘度η1 と4%
塩化ナトリウム水溶液での1%粘度η3 とが関係式η3
/η1 =0.8〜1.0を満たすので、これまでは純水
溶液の場合に比して著しく粘度低下を起こすことが良く
知られていたカルシウムイオンやナトリウムイオン存在
化での粘度変化が少なく、耐薬品性に優れる。
【0047】従って、本発明のCMCは、地中連続壁工
事における地盤掘削あるいは地盤改良が施された地盤の
シールド削進のような掘削工事を遂行する用途の安定液
や泥水の粘性付与、造壁剤として、また、安定液や泥水
調製用の清水が十分に得られない海上人工島や海底トン
ネルなどの工事現場においての海水練用粘性付与、造壁
剤として好適に使用出来ることが判明し、本発明を完成
した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1%水溶液の粘度が100〜10000
    cps、エーテル化度が0.60〜1.00mol/c
    6 であるカルボキシメチルセルロースアルカリ塩であっ
    て、(A)1%水溶液の粘度η1と該1%水溶液に3重
    量%の塩化カルシウムを加えた後の粘度η2 とが関係式
    η2 /η1 =0.8〜1.2を満たし、且つ(B)1%
    水溶液の粘度η1 と4%塩化ナトリウム水溶液での1%
    粘度η3 とが関係式η3 /η1 =0.8〜1.0を満た
    すことを特徴とする耐薬品性に優れたカルボキシメチル
    セルロースアルカリ塩。
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