JPH10163065A - コンデンサ用ポリエステルフィルム、金属化ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ - Google Patents
コンデンサ用ポリエステルフィルム、金属化ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサInfo
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- JPH10163065A JPH10163065A JP8316069A JP31606996A JPH10163065A JP H10163065 A JPH10163065 A JP H10163065A JP 8316069 A JP8316069 A JP 8316069A JP 31606996 A JP31606996 A JP 31606996A JP H10163065 A JPH10163065 A JP H10163065A
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Abstract
30) が0.2〜4.5MPaであり、170〜250℃
の範囲における長手方向の熱収縮応力の最大値σmax が
0.3〜3.5MPaであるコンデンサ用ポリエステル
フィルムおよびそれを用いた金属化ポリエステルフィル
ムならびにこれらのフィルムからなるコンデンサ。 【効果】 本発明によれば、従来のコンデンサ用ポリエ
ステルフィルムに比べ、高温ライフ性、ひいては耐電流
性の良好なコンデンサ用ポリエステルフィルムを得るこ
とができる。
Description
ルムおよびそのフィルムを用いたフィルムコンデンサに
関するものであり、さらに詳しくは、耐電流性および高
温ライフ特性に優れた金属化フィルムコンデンサおよび
そのコンデンサに用いられるポリエステルフィルム、金
属化ポリエステルフィルムに関するものである。
として用いたコンデンサは広く用いられている。
報、特開昭63−194318号公報などに例示される
ように、ポリエステルフィルムと金属箔を交互に巻回す
るか、フィルムに金属を蒸着して電極とし、これを巻回
または積層することによりコンデンサを得る技術が知ら
れている。
高温下で使用すると、徐々に誘電正接(以下、tanδ
と言う)が低下するなど、その性能が劣化する欠点を有
している(以下、高温ライフ特性と言う)。近年、使用
環境の拡大のために、フィルムコンデンサの高温ライフ
特性のさらなる改善が望まれるようになりつつある。ま
た、高温ライフ特性の改善は、コンデンサの自己発熱に
対しても有利であり、大電流を繰り返し充放電する際の
コンデンサの劣化(以下、耐電流性と言う)を同時に改
善する結果となる。
る従来の延伸ポリエステルフィルムは、加熱による寸法
変化が避けられず、また、金属蒸着時に熱や張力により
歪みを受け、さらに寸法安定性が悪化するという欠点が
あった。こうした熱寸法変化のため、メタリコン部など
に歪みが生じ、コンデンサのtanδが徐々に低下して
いくなどの現象が起こると考えられている。
るなど種々の目的で、コンデンサ用ポリエステルフィル
ム上に各種のプライマー層を設ける技術が用いられるよ
うになった。特に基材のポリエステルフィルムよりガラ
ス転移温度の低いプライマーを用いた場合、高温下では
金属蒸着膜と基材フィルムの間の拘束が弱くなり金属蒸
着膜に直接的に歪みがかかるため、高温下でのtanδ
悪化は顕著である。
平3−79018号公報に、巻き取り工程の前の金属化
フィルムに対し熱処理工程を付加することにより、蒸着
工程の熱ストレスを緩和する技術が開示されているが、
この方法は初期特性を高めることおよびそのバラツキを
小さくすることに効果があるが、高温ライフ性のような
長期の特性劣化に対し十分な効果が得られなかった。
来の問題点を解決し、寸法安定性を向上させ、かつ、金
属蒸着時の熱や張力による歪みを受けにくくすることに
より、プライマー層の有無に関わらず、高温ライフ性、
ひいては耐電流性の良好なコンデンサ用ポリエステルフ
ィルムを提供するものである。
解決するために次の構成を有する。すなわち、130℃
における長手方向の熱収縮応力σ(130) が0.2〜4.
5MPaであり、170〜250℃の範囲における長手
方向の熱収縮応力の最大値σmax が0.3〜3.5MP
aであることを特徴とするコンデンサ用ポリエステルフ
ィルムである。
ル結合により高分子化されている結晶性の熱可塑性樹脂
化合物である。このようなポリエステルはジカルボン酸
成分とグリコール成分を重縮合することにより得られ
る。ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸などが例示で
き、グリコール成分としてはエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタノールなどが例示できる。これらのうち
ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸が、グリコール成分としてはエチレングリ
コールが、熱的特性、また価格面から好ましい。本発明
におけるポリエステルの融点は250℃以上であること
が耐熱性の面から好ましく、一方、280℃以下である
ことが生産性の面から好ましい。また、二軸延伸性の面
から溶融状態では光学的に等方であることが好ましい。
このような好ましいポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト、ポリ−1,4−シクロへキサンジメチレンテレフタ
レートなどを挙げることができる。なお、これらのポリ
マーはホモポリマーであってもよいが、前述のような特
性を阻害しない程度に、30モル%未満、より好ましく
は15モル%未満の前述したような他の成分が共重合あ
るいはブレンドされていてもよい。
イフ性の観点から、130℃における長手方向の熱収縮
応力σ(130) が0.2〜4.5MPaである。金属化す
る前の原反フィルムにおいて、σ(130) が0.2MPa
以上であることにより、フィルムが蒸着時の熱のために
収縮してクーリングキャンにフィットし、フィルムの温
度上昇を防ぐことができ、かつ、蒸着時の張力と反対方
向の力が生じてフィルムが蒸着時に引き伸ばされるのを
防ぐことができる。ところが、σ(130) が0.2MPa
未満であると、フィルムは蒸着時に冷却キャンで十分に
冷却されず温度が上昇し、蒸着の際の張力で引張られて
緊張し、熱寸法安定性が蒸着前に比べ低下し、高温ライ
フ性が悪化する。一方、4.5MPaを超える場合、蒸
着時にこの熱収縮応力が打ち消されずに残り、熱寸法安
定性に影響を及ぼし、高温ライフ性が悪化する。より好
ましくは、σ(130) は0.5〜4MPaである。
ポリエステルフィルムの170〜250℃の範囲におけ
る長手方向の熱収縮応力の最大値σmax は0.3〜3.
5MPaである。3.5MPaを超えるものでは熱寸法
安定性が悪化する。また、0.3MPa未満であって
も、金属蒸着時に歪みが生じ、蒸着後の熱寸法安定性が
悪化する。σmax は、0.5〜2.5MPaであること
がより好ましい。コンデンサの製造工程中、層間の間隙
を加熱によって巻締める工程を行うことがあるが、この
工程を行う観点からは、1〜2.5MPaであることが
さらに好ましい。
−σ(130) が、−1≦Δσ≦1.2(MPa)の範囲に
あることが高温ライフ性の観点から好ましい。より好ま
しくは、−0.5≦Δσ≦0.8(MPa)である。さ
らに、0≦Δσ≦0.5(MPa)とすることにより、
蒸着時に原反フィルムの熱収縮応力が打ち消されるよう
な蒸着条件を容易に見出すことができ、より好ましい。
℃における加熱収縮率が長手方向について0.5〜2
%、幅方向について−1〜1%であることが、高温ライ
フ性の観点から好ましい。より好ましくは、長手方向に
ついて0.7〜1.8%、幅方向について0〜0.7%
である。
イフ性の観点から、温度T(℃)における熱収縮応力を
σ(T)(MPa)とおいたとき、
負けや、熱寸法安定性の面から好ましい。より好ましく
は、20≦S1 ≦160であり、50≦S1 ≦140で
あることがさらに好ましい。
寸法安定性がさらに向上し好ましい。より好ましくは、
20≦S2 ≦170であり、60≦S2 ≦140である
ことがさらに好ましい。
査カロリメータによる熱処理ピーク温度Tmetaを220
〜240℃の範囲に有することが好ましい。220℃未
満では、コンデンサの絶縁抵抗が低くなり好ましくな
い。240℃を超えるものでは、フィルムの機械的特性
やコンデンサの耐電圧や誘電正接が悪化し好ましくな
い。より好ましくは225〜240℃であり、230〜
240℃がさらに好ましい。
ムには、その少なくとも片面に、層間接着力を向上させ
る目的、耐湿性を向上させる目的、もしくは加工性を向
上させる目的などのために、各種のプライマー層を設け
ることができる。実用的には、塗工の際の安全性、加工
性の観点から水溶性もしくは水分散性のものを用いるこ
とが好ましいが、用途によりそれ以外のプライマーを用
いることもできる。プライマーの成分としては、アクリ
ル、ウレタン系樹脂、ワックスなど、各種の公知のプラ
イマー剤を、目的に応じて単体で、または混合もしくは
共重合して用いることができる。しかし、前述の通り、
従来の技術によるフィルムコンデンサでは、プライマー
層を設けた場合、設けていないものと比較して高温ライ
フ性が顕著に悪化する現象が見られる場合が多いが、本
発明の技術を用いると、高温ライフ性の悪化が少ない非
常に良好なフィルムコンデンサを得ることができる。
ンサ用として用いられるためにいかなる厚さを有するこ
ともできるが、1〜30μmの範囲で高温ライフ性の改
良効果が特に大きく、3〜13μmの範囲の厚さがより
好適である。
0.5dl/g以上が耐電圧性、機械的特性、高温ライ
フ性の観点から好ましい。好ましくは0.6dl/g以
上、より好ましくは0.65dl/g以上、さらに好ま
しくは0.7dl/g以上である。
面は、表面粗さがRaにして0.002〜0.2μmで
あることが好ましい。0.002μm未満ではコンデン
サの製造工程における歩留まりが悪くなる。また、0.
2μmを超えるものではコンデンサの耐電圧性が悪くな
る。
例えばポリエステル中に不活性粒子を添加することが挙
げられる。さらに不活性粒子を例示するならば、シリ
カ、炭酸カルシウム、酸化チタン、カオリン、タルク、
アルミナなどが挙げられる。また、架橋高分子粒子など
も用いることができる。フィルム上にプライマー層を設
ける場合には、この粒子はポリエステルフィルム中に存
在していることも好ましいが、プライマー層に各種の粒
子を適宜に添加し所望の表面を形成することもできる。
片面もしくは両面を金属化してコンデンサに用いられ
る。ここで、片面もしくは両面を金属化されたポリエス
テルフィルムの長手方向の熱収縮応力は20〜130℃
の範囲において0〜2MPaであることが高温ライフ性
の観点から好ましい。このような金属化ポリエステルフ
ィルムは、前述したようなポリエステルフィルムを金属
化することにより、容易に得ることができる。さらに、
蒸着条件の吟味により、0〜1.5MPaとすることが
より好ましく、0〜1MPaとすることがさらに好まし
い。なお、本発明の金属化ポリエステルフィルムは、必
ずしも前述のような特性を有するポリエステルフィルム
を金属化して得られるものに限定されるわけではない。
前述の特性の範囲にないポリエステルフィルムの場合で
も、蒸着条件を詳細に検討し、必要に応じてオフライン
での熱処理を行うことにより、本発明における金属化ポ
リエステルフィルムを得ることもできる。ただし、生産
性の面から見て、前述のポリエステルフィルムを金属化
することが好ましい。
ルムの150℃における加熱収縮率は長手方向について
0.5〜2%、幅方向について−1〜1%であることが
高温ライフ性の観点から好ましい。より好ましくは、長
手方向について0.7〜1.8%、幅方向について0〜
0.7%である。
フィルムおよび金属化ポリエステルフィルムの製造方法
について説明するが、必ずしも限定されるものではな
い。
える温度で常法の押出機にて溶融押出しし、ガラス転移
温度以下に冷却、キャストしてシート状に成形する。そ
の後、ガラス転移温度以上に加熱し、長手方向に2.8
〜7.5倍延伸する。続いてステンターにてガラス転移
温度以上に加熱し、幅方向に3〜6倍に延伸し、引き続
き熱処理する。熱処理温度はフィルムの温度にして22
0℃以上、融点よりも5℃低い温度以下であることが好
ましい。220℃未満では高温ライフ性やtanδが悪
くなり、融点よりも5℃低い温度を超えるとポリエステ
ルフィルムの耐電圧性や機械的特性が低下し、好ましく
ない。目的のσmax を得るためには、熱処理温度を23
0℃以上、融点よりも5℃低い温度以下とすることがよ
り好ましい。
ための方法として、ステンターにて熱処理が終了したフ
ィルムを、再度縦延伸装置に導入し、長手方向にわずか
に延伸する方法などが例示できる。ステンターのクリッ
プ間隔を熱処理中ないし終了後、徐々にわずかに広げ、
長手方向に張力を加える方法を採用することもできる。
また、必要に応じて、製品もしくは中間製品をオフライ
ンで再度熱処理することもできる。
は、方法は特に限定しないが、長手方向に延伸した後、
幅方向に延伸する前に、所望のコート剤をコートするな
どの方法を採用することができる。希釈に用いる水は、
水道水などを用いることもできるが、金属イオンやその
他の不純物の含有が少ないイオン交換水などを用いるこ
とがコンデンサとしたときの絶縁性や耐電圧性の観点か
ら好ましく、蒸留水を用いることがより好ましい。必要
であれば、コートする前にコロナ放電などの処理を行う
ことができる。
ルフィルムを二軸延伸した後にコートする方法がある。
この場合は被覆材をコートする前にコロナ放電などの処
理を行い、その後コートし熱処理する方法であるが、前
述のように熱処理温度をコントロールすることが同様の
理由で好ましい。
向上させるために本発明のポリエステルフィルムの表面
にコロナ放電処理(空気中、窒素ガス中、炭酸ガス雰囲
気中)や、プラズマ処理などの表面処理を行うことがで
きる。
ために少なくとも片面にアルミニウムを蒸着してコンデ
ンサの内部電極となるアルミニウム蒸着膜を設けるが、
この時アルミニウムと同時あるいは逐次に、例えばニッ
ケル、銅、金、銀、クロム、亜鉛などの他の金属成分を
蒸着することもできる。また、蒸着膜上にオイルなどで
保護層を設けることもできる。アルミニウムの蒸着膜の
厚さはコンデンサの電気特性とセルフヒール性の点から
20〜100nm(または表面電気抵抗で1〜5Ω/
□)であることが好ましい。
ング処理を行ったり、再度オフラインで熱処理を行うこ
ともできる。
前述の蒸着を長手方向に走るマージン部を有するストラ
イプ状に行い、各蒸着部の中央と各マージン部の中央に
刃を入れてスリットし、左端もしくは右端にマージンを
有するリール状に巻き取る。得られた左マージンのリー
ルと右マージンのリールの各1本づつを、幅方向にそれ
ぞれの蒸着部が他方のマージン部より端にはみ出すよう
に2枚を重ね合わせて巻回する。できあがった巻回体か
ら芯材を抜き、100〜200℃の温度をかけて0.2
〜2MPaの圧力下で1〜30分プレスする。この両端
部にメタリコンを溶射して外部電極とし、メタリコンに
リード線を溶接してフィルムコンデンサとする。なお、
フィルムコンデンサの製造方法としてこのような巻回型
の例を示したが、他に積層型などの製造方法も存在し、
本発明のフィルムコンデンサにおいては、どの方法を用
いても良い。
℃において測定した。
段差計ET−10を用いて測定した。測定条件は、針圧
5mg、測定長1mm、カットオフ0.08mmとし
た。なお、各パラメータの定義は、例えば奈良治郎著
「表面粗さ評価法」(総合技術センター、1983)な
どに示されているものである。
を用い、5mm幅、20mm長のサンプルを、昇温速度
5℃/分の条件で加熱し、試料の初期長を保つために必
要な力を測定した。初期状態において試料をたるみなく
張るために、天秤がバランスした状態からさらに0.1
Nの初期荷重をかけた。この状態の試料長を初期長と
し、この時の荷重を基準として0Nと見なし、測定を行
った。
7を用いた。ポリエステルフィルムを10mg採取して
試料とし、昇温速度10℃/分で300℃まで昇温し、
測定を行った。熱処理を行ったフィルムは、融点のピー
クよりも低い温度に融点とは異なる小さい吸熱ピークが
認められる。このピーク温度を読み取り、熱処理ピーク
温度Tmetaとする。Tmetaが融点に近く、融点ピークの
肩にある場合は、融点ピークと熱処理ピークをチャート
上で分離し、熱処理ピークのピーク温度を読み取った。
向に合わせ幅10mm、長さ300mmに採取した被測
定フィルムを、23℃60%RHの雰囲気に30分以上
放置し、その雰囲気下で、被測定フィルム上に間隔約2
00mmで2点の印を付ける。この2点の間隔を正確に
測定し、L0(mm)とする。次に、150℃に加熱さ
れた熱風オーブン中に、このサンプルを30分間放置
後、取り出して23℃60%RHの雰囲気下で冷却、調
湿後、先程の2点の間隔を再度測定し、L(mm)とす
る。ここで、熱収縮率を、熱収縮率(%)=(L0−
L)/L0×100とした。
るようにアルミニウムを真空蒸着した。その際、長手方
向に走るマージン部を有するストライプ状に蒸着した
(蒸着部の幅8.0mm、マージン部の幅1.0mmの
繰り返し)。次に各蒸着部の中央と各マージン部の中央
に刃を入れてスリットし、左もしくは右に0.5mmの
マージンを有する全幅4.5mmのテープ状に巻き取り
リールにした。得られたリールの左マージンおよび右マ
ージンのもの各1本ずつを、幅方向に蒸着部分がマージ
ン部より0.5mmはみ出すように2枚重ね合わせて巻
回し、静電容量約0.04μFの巻回体を得た。素子巻
回には皆藤製作所製KAW−4NHBを用いた。この巻
回体から芯材を抜いて、そのまま150℃、1MPaの
温度圧力で5分間プレスした。この両端面にメタリコン
を溶射して外部電極とし、メタリコンにリード線を溶接
して巻回型コンデンサ素子を得た。
1000時間の熱処理を行い、その前後の誘電正接ta
nδを測定して、その劣化の程度を変化率=(tanδ
[処理後]−tanδ[処理前])/tanδ[処理
前]×100(%)で表す。50個の素子についての平
均値をもって測定値とした。コンデンサ素子のtanδ
の測定は、上記の方法により製造したコンデンサを20
℃、60%RHの雰囲気下で3時間以上放置した後、2
0℃雰囲気下において安藤電気社製LCRメータTYP
E AG−4311を用いて、1000kHzにおける
tanδを測定した。測定電圧は1.0Vとした。変化
率が+15%以下を良好、+15%を超えるものを不良
とした。
に厚み100μm、10cm角アルミ箔電極、陽極に真
鋳製25mmφ、500gの電極を用い、この間にフィ
ルムをはさみ、春日製高圧直流電源を用いて100V/
秒の割合で昇圧しながら印加し、10mA以上の電流が
流れた場合を絶縁破壊したものとし、これを30回測定
し、その平均値の電圧で示した。
粘度0.60)を用い、180℃で真空乾燥し、押出機
に供給して290℃で溶融させた後Tダイよりシートを
吐出させ、冷却ドラムにてキャストした。このフィルム
を90℃に加熱し、長手方向に3.5倍延伸し、100
℃に加熱して幅方向に3.6倍に延伸し、引き続き23
0℃で4%弛緩処理をした。その後50℃で長手方向に
1.005倍再延伸し、5.4μmの二軸延伸フィルム
を得た。
してコンデンサを得た。このコンデンサの125℃、1
000時間熱処理後のtanδ変化率は+5.0%と非
常に良好であった。
長手方向に1.01倍再延伸する以外は実施例1と同様
のフィルムを得た。
℃、1000時間熱処理後のtanδ変化率は+1.9
%と非常に良好であった。
1と同様のフィルムを得、コンデンサを作製した。12
5℃、1000時間熱処理後のtanδ変化率は+5.
1%と非常に良好であった。
処理を227℃で2%とする以外は、実施例1と同様の
フィルムを得、コンデンサを作製した。125℃、10
00時間熱処理後のtanδ変化率は+8.3%と良好
であった。
外は実施例2と同様のフィルムを得、コンデンサを作製
した。125℃、1000時間熱処理後のtanδ変化
率は+4.9%と良好であった。
レタン樹脂“ハイドラン”HW350を、長手方向に延
伸した後にフィルムの両面に0.15μmずつプライマ
ー層として塗布した以外は、実施例1と同様のフィルム
を得た。これを用いてコンデンサを作製した。125
℃、1000時間熱処理後のtanδ変化率は+9.1
%と良好であった。
行い、弛緩処理後の再延伸を1.01倍とする以外は、
実施例1と同様のフィルムを得、コンデンサを作製し
た。125℃、1000時間熱処理後のtanδ変化率
は+20.2%であり、不良であった。
のフィルムを得、コンデンサを作製した。125℃、1
000時間熱処理後のtanδ変化率は+28.1%で
あり、不良であった。
外は、実施例1と同様のフィルムを得、コンデンサを作
製した。125℃、1000時間熱処理後のtanδ変
化率は+18.5%であり、不良であった。
50を、長手方向に延伸した後にフィルムの両面に0.
15μmづつプライマー層として塗布した以外は比較例
1と同様のフィルムを得、コンデンサを作製した。12
5℃、1000時間熱処理後のtanδ変化率は+3
8.5%であり不良であった。
テルフィルムに比べ、プライマー層の有無にかかわら
ず、高温ライフ性、ひいては耐電流性の良好なコンデン
サ用ポリエステルフィルムが得られるものである。
Claims (10)
- 【請求項1】130℃における長手方向の熱収縮応力σ
(130) が0.2〜4.5MPaであり、170〜250
℃の範囲における長手方向の熱収縮応力の最大値σmax
が0.3〜3.5MPaであることを特徴とするコンデ
ンサ用ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】σmax とσ(130) の差Δσ=σmax −σ(1
30) が、−1≦Δσ≦1.2(MPa)の範囲にある請
求項1に記載のコンデンサ用ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】少なくとも片面にプライマー層を有する請
求項1または2に記載のコンデンサ用ポリエステルフィ
ルム。 - 【請求項4】150℃における加熱収縮率が長手方向に
ついて0.5〜2%、幅方向について−1〜1%である
請求項1〜3のいずれかに記載のコンデンサ用ポリエス
テルフィルム。 - 【請求項5】熱処理ピーク温度Tmetaを220〜240
℃の範囲に有する請求項1〜4のいずれかに記載のコン
デンサ用ポリエステルフィルム。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のポリエス
テルフィルムの片面もしくは両面を金属化してなるコン
デンサ用金属化ポリエステルフィルム。 - 【請求項7】長手方向の熱収縮応力が20〜130℃の
範囲において0〜2MPaである請求項6に記載のコン
デンサ用金属化ポリエステルフィルム。 - 【請求項8】金属化ポリエステルフィルムの長手方向の
熱収縮応力が20〜130℃の範囲において0〜2MP
aであるコンデンサ用金属化ポリエステルフィルム。 - 【請求項9】金属化ポリエステルフィルムの150℃に
おける加熱収縮率が長手方向について0.5〜2%、幅
方向について−1〜1%である請求項6〜8のいずれか
に記載のコンデンサ用金属化ポリエステルフィルム。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載のポリエ
ステルフィルムを用いてなる金属化フィルムコンデン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31606996A JP3718929B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | コンデンサ用ポリエステルフィルム、金属化ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31606996A JP3718929B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | コンデンサ用ポリエステルフィルム、金属化ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10163065A true JPH10163065A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3718929B2 JP3718929B2 (ja) | 2005-11-24 |
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ID=18072925
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31606996A Expired - Fee Related JP3718929B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | コンデンサ用ポリエステルフィルム、金属化ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3718929B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10179844B2 (en) * | 2013-07-23 | 2019-01-15 | Fujifilm Corporation | Biaxially stretched polyester film and method for producing same, and optical sheet |
| JP2023130142A (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンデンサ及びコンデンサの製造方法 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31606996A patent/JP3718929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US10179844B2 (en) * | 2013-07-23 | 2019-01-15 | Fujifilm Corporation | Biaxially stretched polyester film and method for producing same, and optical sheet |
| JP2023130142A (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンデンサ及びコンデンサの製造方法 |
Also Published As
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|---|---|
| JP3718929B2 (ja) | 2005-11-24 |
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