JPH10163397A - 半導体装置用リードフレームの製造方法 - Google Patents
半導体装置用リードフレームの製造方法Info
- Publication number
- JPH10163397A JPH10163397A JP33288796A JP33288796A JPH10163397A JP H10163397 A JPH10163397 A JP H10163397A JP 33288796 A JP33288796 A JP 33288796A JP 33288796 A JP33288796 A JP 33288796A JP H10163397 A JPH10163397 A JP H10163397A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead frame
- plating layer
- semiconductor device
- layers
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 28
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 20
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims abstract description 23
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 5
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 60
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 26
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 20
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 14
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 6
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 3
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 claims 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 8
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 5
- 239000010970 precious metal Substances 0.000 abstract 1
- KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N palladium Substances [Pd] KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 34
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 20
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 description 4
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001252 Pd alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 2
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 2
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007772 electroless plating Methods 0.000 description 1
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910003445 palladium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- JQPTYAILLJKUCY-UHFFFAOYSA-N palladium(ii) oxide Chemical compound [O-2].[Pd+2] JQPTYAILLJKUCY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着剤及び封止樹脂との密着性がよく、更に
ワイヤボンディング性及びはんだ濡れ性のよい半導体装
置用リードフレームの製造方法を提供する。 【解決手段】 金属帯条材から半導体装置用リードフレ
ームの所要形状を備えたリードフレーム部材10を形成
する第1工程と、リードフレーム部材10の表面に直接
又は下地めっき層11を介してPdめっき層12を形成
する第2工程と、Pdめっき層12の上に、更に耐熱性
貴金属めっき層13を形成する第3工程と、前記工程に
おいて、Pdめっき層12及び耐熱性貴金属めっき層1
3が形成されたリードフレーム部材10を真空又は非酸
化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行い、耐熱性貴
金属めっき層13中にPdを拡散させる第4工程と、第
4工程で拡散処理が行われたリードフレーム部材10を
酸化雰囲気炉に入れて加熱処理を行い、表面に拡散した
Pdの酸化処理を行う第5工程とを有する。
ワイヤボンディング性及びはんだ濡れ性のよい半導体装
置用リードフレームの製造方法を提供する。 【解決手段】 金属帯条材から半導体装置用リードフレ
ームの所要形状を備えたリードフレーム部材10を形成
する第1工程と、リードフレーム部材10の表面に直接
又は下地めっき層11を介してPdめっき層12を形成
する第2工程と、Pdめっき層12の上に、更に耐熱性
貴金属めっき層13を形成する第3工程と、前記工程に
おいて、Pdめっき層12及び耐熱性貴金属めっき層1
3が形成されたリードフレーム部材10を真空又は非酸
化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行い、耐熱性貴
金属めっき層13中にPdを拡散させる第4工程と、第
4工程で拡散処理が行われたリードフレーム部材10を
酸化雰囲気炉に入れて加熱処理を行い、表面に拡散した
Pdの酸化処理を行う第5工程とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封止樹脂との密着
性、はんだ濡れ性に優れた半導体装置用リードフレーム
の製造方法に関する。
性、はんだ濡れ性に優れた半導体装置用リードフレーム
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置用リードフレームにおいて
は、半導体素子とインナーリードを電気的に接続するワ
イヤのボンディング性が良好であること、及び、アウタ
ーリードと外部機器との接続の際の良好なはんだ濡れ性
が要求される。このため、従来は所要の形状にプレス加
工されたリードフレーム部材の全面に直接又は下地めっ
き層を介してPd又はPd合金めっきを行い、その上に
薄いAuめっき層を形成することが提案されていた。
は、半導体素子とインナーリードを電気的に接続するワ
イヤのボンディング性が良好であること、及び、アウタ
ーリードと外部機器との接続の際の良好なはんだ濡れ性
が要求される。このため、従来は所要の形状にプレス加
工されたリードフレーム部材の全面に直接又は下地めっ
き層を介してPd又はPd合金めっきを行い、その上に
薄いAuめっき層を形成することが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術に係るリードフレームにおいては、表面に金めっ
きがなされているので、半導体素子搭載時のAgペース
トや、封止樹脂との密着性が悪いという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、Agペー
スト等の接着剤の密着性及び封止樹脂との密着性がよ
く、更にワイヤボンディング性及びはんだ濡れ性のよい
半導体装置用リードフレームの製造方法を提供すること
を目的とする。
来技術に係るリードフレームにおいては、表面に金めっ
きがなされているので、半導体素子搭載時のAgペース
トや、封止樹脂との密着性が悪いという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、Agペー
スト等の接着剤の密着性及び封止樹脂との密着性がよ
く、更にワイヤボンディング性及びはんだ濡れ性のよい
半導体装置用リードフレームの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の半導体装置用リードフレームの製造方法は、最上
層にPd酸化物と、Au、Ag、Pt等の耐熱性貴金属
との拡散層を設けた半導体装置用リードフレームの製造
方法であって、金属帯条材からプレス加工又はエッチン
グ加工により、半導体装置用リードフレームの所要形状
を備えたリードフレーム部材を形成する第1工程と、前
記リードフレーム部材の表面に直接又は下地めっき層を
介してPdめっき層を形成する第2工程と、前記Pdめ
っき層の上に、更にAu、Ag、Pt等の耐熱性貴金属
めっき層を形成する第3工程と、第2工程及び第3工程
において、前記Pdめっき層及び耐熱性貴金属めっき層
が形成されたリードフレーム部材を真空又は非酸化性雰
囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行い、前記耐熱性貴金
属めっき層中にPdを拡散させる第4工程と、第4工程
で拡散処理が行われたリードフレーム部材を酸化雰囲気
炉に入れて加熱処理を行い、表面に拡散した前記Pdの
酸化処理を行う第5工程とを有している。また、請求項
2記載の半導体装置用リードフレームの製造方法は、請
求項1記載の方法において、前記酸化雰囲気炉は、有機
質及び/又は無機質からなる不純物を除去した高純度の
雰囲気ガスが使用されている。そして、請求項3記載の
半導体装置用リードフレームの製造方法は、請求項1又
は2記載の方法において、前記酸化雰囲気炉は、雰囲気
ガスに純酸素を添加したものを使用している。
記載の半導体装置用リードフレームの製造方法は、最上
層にPd酸化物と、Au、Ag、Pt等の耐熱性貴金属
との拡散層を設けた半導体装置用リードフレームの製造
方法であって、金属帯条材からプレス加工又はエッチン
グ加工により、半導体装置用リードフレームの所要形状
を備えたリードフレーム部材を形成する第1工程と、前
記リードフレーム部材の表面に直接又は下地めっき層を
介してPdめっき層を形成する第2工程と、前記Pdめ
っき層の上に、更にAu、Ag、Pt等の耐熱性貴金属
めっき層を形成する第3工程と、第2工程及び第3工程
において、前記Pdめっき層及び耐熱性貴金属めっき層
が形成されたリードフレーム部材を真空又は非酸化性雰
囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行い、前記耐熱性貴金
属めっき層中にPdを拡散させる第4工程と、第4工程
で拡散処理が行われたリードフレーム部材を酸化雰囲気
炉に入れて加熱処理を行い、表面に拡散した前記Pdの
酸化処理を行う第5工程とを有している。また、請求項
2記載の半導体装置用リードフレームの製造方法は、請
求項1記載の方法において、前記酸化雰囲気炉は、有機
質及び/又は無機質からなる不純物を除去した高純度の
雰囲気ガスが使用されている。そして、請求項3記載の
半導体装置用リードフレームの製造方法は、請求項1又
は2記載の方法において、前記酸化雰囲気炉は、雰囲気
ガスに純酸素を添加したものを使用している。
【0005】請求項1〜3記載の半導体装置用リードフ
レームの製造方法においては、第4工程で、Pdめっき
層及び貴金属めっき層が形成されたリードフレーム部材
を、真空又は非酸化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理
を行い、該貴金属めっき層中にPdを拡散させているの
で、Pdが酸化されることなく貴金属めっき層中に拡散
する。ここで、空気等の酸化性雰囲気で加熱すると、貴
金属めっき層の下地層であるPdめっき層が酸化される
ので、表面の貴金属めっき層の剥離が生じ易いという問
題があるが、非酸化性雰囲気で加熱するので、この問題
は解決している。次に、第5工程で、Pd及び貴金属の
拡散処理が行われたリードフレーム部材を酸化雰囲気炉
に入れて加熱処理を行うので、表面に拡散したPdのみ
が酸化される。これによって、めっき処理をされたリー
ドフレーム部材の表面に、貴金属と酸化したPdが露出
することになり、結果としてはんだ濡れ性とワイヤボン
ディング性を確保し、酸化したPdは接着剤や封止樹脂
との密着性を向上させる。
レームの製造方法においては、第4工程で、Pdめっき
層及び貴金属めっき層が形成されたリードフレーム部材
を、真空又は非酸化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理
を行い、該貴金属めっき層中にPdを拡散させているの
で、Pdが酸化されることなく貴金属めっき層中に拡散
する。ここで、空気等の酸化性雰囲気で加熱すると、貴
金属めっき層の下地層であるPdめっき層が酸化される
ので、表面の貴金属めっき層の剥離が生じ易いという問
題があるが、非酸化性雰囲気で加熱するので、この問題
は解決している。次に、第5工程で、Pd及び貴金属の
拡散処理が行われたリードフレーム部材を酸化雰囲気炉
に入れて加熱処理を行うので、表面に拡散したPdのみ
が酸化される。これによって、めっき処理をされたリー
ドフレーム部材の表面に、貴金属と酸化したPdが露出
することになり、結果としてはんだ濡れ性とワイヤボン
ディング性を確保し、酸化したPdは接着剤や封止樹脂
との密着性を向上させる。
【0006】特に、請求項2記載の半導体装置用リード
フレームの製造方法においては、酸化雰囲気炉は、有機
質及び/又は無機質からなる不純物を除去した高純度雰
囲気ガスを使用しているので、めっきされたリードフレ
ーム部材の表面に不純物が付着しないので、はんだ濡れ
性が損なわれることがない。そして、請求項3記載の半
導体装置用リードフレームの製造方法においては、前記
酸化雰囲気炉は、雰囲気ガスに純酸素を添加したものを
使用しているので、酸化性が向上し低温・短時間のうち
に表面のPdの酸化が可能となる。
フレームの製造方法においては、酸化雰囲気炉は、有機
質及び/又は無機質からなる不純物を除去した高純度雰
囲気ガスを使用しているので、めっきされたリードフレ
ーム部材の表面に不純物が付着しないので、はんだ濡れ
性が損なわれることがない。そして、請求項3記載の半
導体装置用リードフレームの製造方法においては、前記
酸化雰囲気炉は、雰囲気ガスに純酸素を添加したものを
使用しているので、酸化性が向上し低温・短時間のうち
に表面のPdの酸化が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る半導体装置用リードフレームの製造方法の説明
図、図2は同方法によって製造されたリードフレーム表
面の一部拡大図である。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る半導体装置用リードフレームの製造方法の説明
図、図2は同方法によって製造されたリードフレーム表
面の一部拡大図である。
【0008】図1(A)〜(F)に示すように、本発明
の一実施の形態に係る半導体装置用リードフレームの製
造方法は、金属帯条材から周知のプレス加工又はエッチ
ング加工により、中央の素子搭載部、その周囲のインナ
ーリード、インナーリードに接続されるアウターリード
等を備えるリードフレーム部材10を形成する第1工程
と、リードフレーム部材10の表面に下地めっき層の一
例であるNiめっき層11を介してPdめっき層12を
形成する第2工程と、Pdめっき層12の上に、更に貴
金属めっき層の一例であるAuめっき層13を形成する
第3工程と、以上の工程によってめっき処理されたリー
ドフレーム部材10を非酸化性雰囲気の拡散炉に入れて
加熱処理を行う第4工程と、Pdの拡散処理が行われた
リードフレーム部材10をダスト等が高純度に除去され
た空気加熱の酸化雰囲気炉に入れて加熱処理を行う第5
工程とを有している。以下、これらについて詳しく説明
する。
の一実施の形態に係る半導体装置用リードフレームの製
造方法は、金属帯条材から周知のプレス加工又はエッチ
ング加工により、中央の素子搭載部、その周囲のインナ
ーリード、インナーリードに接続されるアウターリード
等を備えるリードフレーム部材10を形成する第1工程
と、リードフレーム部材10の表面に下地めっき層の一
例であるNiめっき層11を介してPdめっき層12を
形成する第2工程と、Pdめっき層12の上に、更に貴
金属めっき層の一例であるAuめっき層13を形成する
第3工程と、以上の工程によってめっき処理されたリー
ドフレーム部材10を非酸化性雰囲気の拡散炉に入れて
加熱処理を行う第4工程と、Pdの拡散処理が行われた
リードフレーム部材10をダスト等が高純度に除去され
た空気加熱の酸化雰囲気炉に入れて加熱処理を行う第5
工程とを有している。以下、これらについて詳しく説明
する。
【0009】前記金属帯条材としては、特に限定される
ものではなく、例えばCu合金又はFe−Ni合金が用
いられる。図1(A)に示すように、この金属帯条材を
用いて常法によって脱脂及び活性化処理を行った後、周
知の工程である前記第1工程によって製造されたリード
フレーム部材10の全面に、図1(B)に示すように下
地めっき層を形成するNiめっき層11を形成する。こ
のNiめっき層11の厚みは0.5〜3.5μmで通常
は1〜2μm程度が好ましい。これは余り薄くすると、
リードフレーム部材が銅又は銅合金の場合には拡散を生
じて銅がNiめっきの表面に浮かび上がってくるからで
あり、Niめっき層11を余り厚くしても材料の無駄に
なるからである。このNiめっき層11の上に図1
(C)に示すようにPdめっき層12を形成する。この
Pdめっき層12の厚みは0.076〜0.2μm程度
で十分である。これは余り薄くなるとこの上に行うAu
めっき層13への拡散が少なくなるからである(以上、
第2工程)。
ものではなく、例えばCu合金又はFe−Ni合金が用
いられる。図1(A)に示すように、この金属帯条材を
用いて常法によって脱脂及び活性化処理を行った後、周
知の工程である前記第1工程によって製造されたリード
フレーム部材10の全面に、図1(B)に示すように下
地めっき層を形成するNiめっき層11を形成する。こ
のNiめっき層11の厚みは0.5〜3.5μmで通常
は1〜2μm程度が好ましい。これは余り薄くすると、
リードフレーム部材が銅又は銅合金の場合には拡散を生
じて銅がNiめっきの表面に浮かび上がってくるからで
あり、Niめっき層11を余り厚くしても材料の無駄に
なるからである。このNiめっき層11の上に図1
(C)に示すようにPdめっき層12を形成する。この
Pdめっき層12の厚みは0.076〜0.2μm程度
で十分である。これは余り薄くなるとこの上に行うAu
めっき層13への拡散が少なくなるからである(以上、
第2工程)。
【0010】次に、図1(D)に示すように、Pdめっ
き層12の上に厚みが0.0007〜0.1μm(更に
好ましくは0.0007〜0.01μm)のAuめっき
層13を形成する。ここで、Auめっき層13の厚みが
0.0007μmより薄い場合には、後の処理でPdの
拡散が多すぎ、Auの露出分が少なくなって、はんだ濡
れ性が悪くなるからである。また、Auめっき層13の
厚みが0.1μmより厚い場合には、後の工程でPdの
拡散が表面まで届かず、結果としてPdの酸化物の量が
減少するからである(以上、第3工程)。
き層12の上に厚みが0.0007〜0.1μm(更に
好ましくは0.0007〜0.01μm)のAuめっき
層13を形成する。ここで、Auめっき層13の厚みが
0.0007μmより薄い場合には、後の処理でPdの
拡散が多すぎ、Auの露出分が少なくなって、はんだ濡
れ性が悪くなるからである。また、Auめっき層13の
厚みが0.1μmより厚い場合には、後の工程でPdの
拡散が表面まで届かず、結果としてPdの酸化物の量が
減少するからである(以上、第3工程)。
【0011】以上の工程によって、Niめっき層11、
Pdめっき層12及びAuめっき層13が形成されたリ
ードフレーム部材10を、図1(E)に示すように、非
酸化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行う。この場
合の雰囲気ガスとしては、N2 ガスを使用してもよい
し、Arガス等を使用してもよい。加熱温度は約350
〜400℃程度(好ましくは400℃)、加熱時間は5
〜20秒程度である。なお、加熱温度が低い場合(例え
ば、200℃)には加熱時間が長くなり、加熱温度が高
い場合(例えば、500℃)の場合には加熱時間が短く
なる。これによって、PdとAuが相互に適切な拡散比
率でPdがAuめっき層13の表面に点在的に露出した
拡散層14が形成されることになる(以上、第4工
程)。
Pdめっき層12及びAuめっき層13が形成されたリ
ードフレーム部材10を、図1(E)に示すように、非
酸化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理を行う。この場
合の雰囲気ガスとしては、N2 ガスを使用してもよい
し、Arガス等を使用してもよい。加熱温度は約350
〜400℃程度(好ましくは400℃)、加熱時間は5
〜20秒程度である。なお、加熱温度が低い場合(例え
ば、200℃)には加熱時間が長くなり、加熱温度が高
い場合(例えば、500℃)の場合には加熱時間が短く
なる。これによって、PdとAuが相互に適切な拡散比
率でPdがAuめっき層13の表面に点在的に露出した
拡散層14が形成されることになる(以上、第4工
程)。
【0012】次に、図1(F)に示すように、以上の第
4工程を経て拡散処理後のリードフレーム部材10を酸
化雰囲気炉に入れて加熱処理を行う。この場合の雰囲気
ガスには空気に純酸素を混合したものを使用する。そし
て、前記空気は予めクリーニング処理が行われて、有機
物及び無機物の不純物(ダスト)が除去されている。ま
た、純酸素の混合量は多い方が処理時間が短くて済む
が、通常は空気に対して1対1の割合としておく。加熱
温度は約350℃程度で、加熱時間は5〜20秒程度で
ある。これによって、図2に黒部15で示すように拡散
層14の表面に露出したPdが酸化されることになる。
なお、白部16はAuである(以上、第5工程)。な
お、リードフレームの表面に金が露出する面積の割合
は、30〜70%程度である。
4工程を経て拡散処理後のリードフレーム部材10を酸
化雰囲気炉に入れて加熱処理を行う。この場合の雰囲気
ガスには空気に純酸素を混合したものを使用する。そし
て、前記空気は予めクリーニング処理が行われて、有機
物及び無機物の不純物(ダスト)が除去されている。ま
た、純酸素の混合量は多い方が処理時間が短くて済む
が、通常は空気に対して1対1の割合としておく。加熱
温度は約350℃程度で、加熱時間は5〜20秒程度で
ある。これによって、図2に黒部15で示すように拡散
層14の表面に露出したPdが酸化されることになる。
なお、白部16はAuである(以上、第5工程)。な
お、リードフレームの表面に金が露出する面積の割合
は、30〜70%程度である。
【0013】以上の製造方法によって製造されたリード
フレームは、表面にAuと、Pdの酸化皮膜が混在した
状態で露出しているので、はんだ濡れ性が良好、ワイヤ
ボンディング性が良好、Agペースト等の接着剤の密着
性が良好、封止樹脂の密着性が良好等の優れた特徴を有
する。前記実施の形態においては、最上部にAuめっき
層を形成したがPtめっき層又はAgめっき層であって
も同様の効果が得られる。前記めっきの方法としては、
電解めっき法、無電解めっき法、蒸着法、スパッターリ
ング法のいずれであってもよい。また、前記Pdめっき
層には、Pd合金層を形成する場合も含まれる。
フレームは、表面にAuと、Pdの酸化皮膜が混在した
状態で露出しているので、はんだ濡れ性が良好、ワイヤ
ボンディング性が良好、Agペースト等の接着剤の密着
性が良好、封止樹脂の密着性が良好等の優れた特徴を有
する。前記実施の形態においては、最上部にAuめっき
層を形成したがPtめっき層又はAgめっき層であって
も同様の効果が得られる。前記めっきの方法としては、
電解めっき法、無電解めっき法、蒸着法、スパッターリ
ング法のいずれであってもよい。また、前記Pdめっき
層には、Pd合金層を形成する場合も含まれる。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜3記載の半導体装置用リード
フレームの製造方法は以上の説明からも明らかなよう
に、はんだ濡れ性とワイヤボンディング性が確保され、
更には接着剤や封止樹脂の密着性のよいリードフレーム
が提供できる。特に、Pdを表面の貴金属めっき層に拡
散させる場合に、真空又は非酸化性雰囲気で行っている
ので、Pdが酸化されることなく貴金属の方に拡散する
ので、表面の貴金属めっき層の接合強度が下がることが
なく、強固に形成される。特に、請求項2記載の半導体
装置用リードフレームの製造方法においては、めっきさ
れたリードフレーム部材の表面に不純物の拡散・浸透を
防止できるので、リードフレーム部材と封止樹脂等の密
着性及びはんだ濡れ性が向上し、半導体装置の長期信頼
性が向上する。そして、請求項3記載の半導体装置用リ
ードフレームの製造方法においては、前記酸化雰囲気炉
は、雰囲気ガスに純酸素を添加したものを使用する雰囲
気炉からなっているので、酸化性が向上し、均一に短時
間のうちに表面のPdのみの部分酸化が可能となる。
フレームの製造方法は以上の説明からも明らかなよう
に、はんだ濡れ性とワイヤボンディング性が確保され、
更には接着剤や封止樹脂の密着性のよいリードフレーム
が提供できる。特に、Pdを表面の貴金属めっき層に拡
散させる場合に、真空又は非酸化性雰囲気で行っている
ので、Pdが酸化されることなく貴金属の方に拡散する
ので、表面の貴金属めっき層の接合強度が下がることが
なく、強固に形成される。特に、請求項2記載の半導体
装置用リードフレームの製造方法においては、めっきさ
れたリードフレーム部材の表面に不純物の拡散・浸透を
防止できるので、リードフレーム部材と封止樹脂等の密
着性及びはんだ濡れ性が向上し、半導体装置の長期信頼
性が向上する。そして、請求項3記載の半導体装置用リ
ードフレームの製造方法においては、前記酸化雰囲気炉
は、雰囲気ガスに純酸素を添加したものを使用する雰囲
気炉からなっているので、酸化性が向上し、均一に短時
間のうちに表面のPdのみの部分酸化が可能となる。
【図1】(A)〜(F)は本発明の一実施の形態に係る
半導体装置用リードフレームの製造方法の説明図であ
る。
半導体装置用リードフレームの製造方法の説明図であ
る。
【図2】同方法によって製造されたリードフレーム表面
の一部拡大図である。
の一部拡大図である。
10 リードフレーム部材 11 Niめっき
層(下地めっき層) 12 Pdめっき層 13 Auめっき層(貴金属めっき層) 14 拡散層 15 黒部(酸化
パラジウム) 16 白部(Au)
層(下地めっき層) 12 Pdめっき層 13 Auめっき層(貴金属めっき層) 14 拡散層 15 黒部(酸化
パラジウム) 16 白部(Au)
Claims (3)
- 【請求項1】 最上層にPd酸化物と、Au、Ag、P
t等の耐熱性貴金属との拡散層を設けた半導体装置用リ
ードフレームの製造方法であって、 金属帯条材からプレス加工又はエッチング加工により、
半導体装置用リードフレームの所要形状を備えたリード
フレーム部材を形成する第1工程と、 前記リードフレーム部材の表面に直接又は下地めっき層
を介してPdめっき層を形成する第2工程と、 前記Pdめっき層の上に、更にAu、Ag、Pt等の耐
熱性貴金属めっき層を形成する第3工程と、 第2工程及び第3工程において、前記Pdめっき層及び
耐熱性貴金属めっき層が形成されたリードフレーム部材
を真空又は非酸化性雰囲気の拡散炉に入れて加熱処理を
行い、前記耐熱性貴金属めっき層中にPdを拡散させる
第4工程と、 第4工程で拡散処理が行われたリードフレーム部材を酸
化雰囲気炉に入れて加熱処理を行い、表面に拡散した前
記Pdの酸化処理を行う第5工程とを有することを特徴
とする半導体装置用リードフレームの製造方法。 - 【請求項2】 前記酸化雰囲気炉は、有機質及び/又は
無機質からなる不純物を除去した高純度の雰囲気ガスが
使用されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
装置用リードフレームの製造方法。 - 【請求項3】 前記酸化雰囲気炉は、雰囲気ガスに純酸
素を添加したものを使用していることを特徴とする請求
項1又は2記載の半導体装置用リードフレームの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33288796A JPH10163397A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33288796A JPH10163397A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10163397A true JPH10163397A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18259917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33288796A Pending JPH10163397A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10163397A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000223634A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-11 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| JP2005311353A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Samsung Techwin Co Ltd | リードフレーム及びその製造方法 |
| JP2022085602A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | Jx金属株式会社 | めっき材料及び電子部品 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP33288796A patent/JPH10163397A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000223634A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-11 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| JP2005311353A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Samsung Techwin Co Ltd | リードフレーム及びその製造方法 |
| US7268021B2 (en) * | 2004-04-16 | 2007-09-11 | Samsung Techwin Co., Ltd. | Lead frame and method of manufacturing the same |
| CN100405564C (zh) * | 2004-04-16 | 2008-07-23 | 三星Techwin株式会社 | 引线框以及制造该引线框的方法 |
| JP2022085602A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | Jx金属株式会社 | めっき材料及び電子部品 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3144328B2 (ja) | 熱電変換素子およびその製造方法 | |
| US3982908A (en) | Nickel-gold-cobalt contact for silicon devices | |
| JPH09307050A (ja) | リードフレームとこれを用いた半導体装置 | |
| US4065588A (en) | Method of making gold-cobalt contact for silicon devices | |
| JPH01257356A (ja) | 半導体用リードフレーム | |
| US7268021B2 (en) | Lead frame and method of manufacturing the same | |
| JPH10163397A (ja) | 半導体装置用リードフレームの製造方法 | |
| JPS61265853A (ja) | 金属接点の形成方法 | |
| JPH1074879A (ja) | 半導体装置用リードフレーム | |
| JP2858197B2 (ja) | 半導体装置用リードフレーム | |
| JP4000745B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPS5936425B2 (ja) | 中間層を有するリ−ドフレ−ム構造 | |
| TW200308069A (en) | Lead frame and manufacturing method thereof and a semiconductor device | |
| JPS58509B2 (ja) | メツキホウホウ | |
| JP3387655B2 (ja) | セラミックスとシリコンの接合方法 | |
| JPS5837923B2 (ja) | 耐熱性配線用電気導体 | |
| JPH08102578A (ja) | セラミックプリント配線板及びその製造方法 | |
| JPH0674496B2 (ja) | リードフレーム材料の製造方法 | |
| JPS6151839A (ja) | 半導体装置 | |
| JP2025140723A (ja) | 半導体装置 | |
| JPS6057219B2 (ja) | 半導体装置 | |
| JPS6378560A (ja) | リ−ドフレ−ム | |
| JP2000281461A (ja) | セラミック配線基板の製造方法 | |
| JPH01160025A (ja) | 半導体装置 | |
| JPH08102580A (ja) | セラミックプリント配線板及びその製造方法 |