JPH10170549A - コンタクトプローブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置 - Google Patents

コンタクトプローブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置

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JPH10170549A
JPH10170549A JP8325727A JP32572796A JPH10170549A JP H10170549 A JPH10170549 A JP H10170549A JP 8325727 A JP8325727 A JP 8325727A JP 32572796 A JP32572796 A JP 32572796A JP H10170549 A JPH10170549 A JP H10170549A
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manganese alloy
probe
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JP8325727A
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Naoki Kato
直樹 加藤
Isato Sasaki
勇人 佐々木
Akira Tai
晶 戴
Terushi Mishima
昭史 三島
Toshiharu Hiji
利玄 臂
Akihiro Masuda
昭裕 増田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06755Material aspects
    • G01R1/06761Material aspects related to layers

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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトプローブにおいて、高硬度が得ら
れるとともに靱性に優れ、剥離や湾曲を抑制することを
課題とする。 【解決手段】 複数のパターン配線3がフィルム2上に
形成されこれらのパターン配線の各先端部が前記フィル
ムから突出状態に配されてコンタクトピン3aとされる
コンタクトプローブであって、少なくとも前記先端部
は、ニッケル−マンガン合金で形成されるとともに、マ
ンガン濃度が0.05重量%以上に設定された高マンガ
ン合金層HMと、該高マンガン合金層より低いマンガン
濃度に設定された低マンガン合金層LMとを具備する技
術が採用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、プローブカードやテスト
用ソケット等に組み込まれて半導体ICチップや液晶デ
バイス等の各端子に接触して電気的なテストを行うコン
タクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンが
用いられている。近年、ICチップ等の高集積化および
微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭ピッチ
化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピッチ化
が要望されている。しかしながら、コンタクトピンとし
て用いられていたタングステン針のコンタクトプローブ
では、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピッチへ
の対応が困難になっていた。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報に、複数のパターン配線が樹脂フィルム上に
形成されこれらのパターン配線の各先端部が前記樹脂フ
ィルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされる
コンタクトプローブの技術が提案されている。この技術
例では、複数のパターン配線の先端部をコンタクトピン
とすることによって、多ピン狭ピッチ化を図るととも
に、複雑な多数の部品を不要とするものである。
【0004】上記のコンタクトプローブでは、テスト時
において、所望の接触圧を得るためにコンタクトピンの
押し付け量を増減させているが、大きな接触圧を得るた
めには大きな押し付け量が必要となる。しかしながら、
上記のコンタクトプローブは、パターン配線の先端部、
すなわちコンタクトピンがNi(ニッケル)で形成され
ているため、硬度がHv300程度しか得られず、硬度
が低いために過度の接触圧が加わることによりコンタク
トピンが湾曲・変形してしまうため、押し付け量に限界
があり大きな接触圧が得られなかった。この結果、電気
的測定に十分な接触圧が得られず、接触不良を起こす原
因となっていた。
【0005】この対策として、Niをメッキ処理で形成
する際に、サッカリン等の添加剤を投入する手段がある
が、この場合、常温でHv350以上の硬度を維持する
ことが可能であるが、サッカリン等の添加剤にはS(硫
黄)が含まれているために高温加熱、例えば300℃で
加熱すると、硬度がHv200以下にまで急激に低下し
てしまう不都合が生じる。このため、上記のコンタクト
プローブを、高温下に置くことがある場合、特に、バー
ンインテスト用チップキャリア等に用いることができな
かった。
【0006】そこで、硬度を向上させしかも耐熱性も兼
ね備え、高温加熱後でも高硬度を安定して維持すること
ができるニッケル−マンガン(Ni−Mn)合金製のコ
ンタクトプローブが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記Ni−Mn合金製
のコンタクトプローブは、硬度を向上するためにMnを
一定濃度以上含有させる必要があるが、Mn濃度を多く
して高硬度にすると、コンタクトピンにおける靱性が低
下してしまうことが分かっている。このため、コンタク
トプローブとして、十分な高い硬度を有しながら靱性の
向上を図ることが望まれている。また、上記コンタクト
プローブを製造する場合、銅(Cu)を全面にメッキ処
理したステンレス(SUS)基板上にフォトリソ法を用
いてパターンニングをしたものに、Niをメッキ処理し
てコンタクトピンに相当する部分を作製する方法を用い
ている。このとき、上記コンタクトプローブは、Mn濃
度に比例して内部応力(引張応力)が増大する傾向があ
り、Mnの含有によりNi−Mn合金メッキ皮膜の内部
応力が増大すると、CuとNiとの界面で剥離が生じた
り、SUS基板とCuの界面で剥離を生じCu膜が破れ
るといった不具合が発生する場合がある。さらに、上記
不具合が発生しない場合でも、Ni−Mn合金メッキ皮
膜をコンタクトピンとして使用する際に、皮膜の内部応
力が大きいためにコンタクトピンが湾曲しピンの高さが
揃わないといった問題が生じていた。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、高硬度が得られるとともに靱性に優れ、剥離や湾
曲を抑制するコンタクトプローブおよびその製造方法と
前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のコンタクトプローブでは、複数のパターン配線
がフィルム上に形成されこれらのパターン配線の各先端
部が前記フィルムから突出状態に配されてコンタクトピ
ンとされるコンタクトプローブであって、少なくとも前
記先端部は、ニッケル−マンガン合金で形成されるとと
もに、マンガン濃度が0.05重量%以上に設定された
高硬度層と、該高硬度層より低いマンガン濃度に設定さ
れた応力緩和層とを具備する技術が採用される。
【0010】このコンタクトプローブでは、高マンガン
合金層がマンガン濃度0.05重量%以上のNi−Mn
合金であるので、常温および高温加熱後、すなわち50
0℃で加熱した後でもHv350以上の高硬度が得られ
るとともに、低マンガン合金層が高マンガン合金層より
低いマンガン濃度のNi−Mn合金で形成されているの
で、高マンガン合金層単層で形成された場合に比べて靱
性が高くなり、コンタクトピン全体として高い硬度およ
び優れた靱性が得られる。
【0011】請求項2記載のコンタクトプローブでは、
請求項1記載のコンタクトプローブにおいて、前記高マ
ンガン合金層は、マンガン濃度が1.5重量%以下に設
定されている。
【0012】このコンタクトプローブでは、Mn濃度が
1.5重量%を越えると、Ni−Mn合金は非常に脆く
靱性が大幅に低下してしまうため、上記範囲内に高マン
ガン合金層のMn濃度を設定することにより、低マンガ
ン合金層のみで靱性を維持するだけでなく、高マンガン
合金層自体にもコンタクトプローブとして適度な靱性が
与えられる。
【0013】請求項3記載のコンタクトプローブでは、
請求項1または2記載のコンタクトプローブにおいて、
前記低マンガン合金層は、厚さ方向でマンガン濃度が前
記高マンガン合金層に向けて漸次高く設定されている技
術が採用される。
【0014】このコンタクトプローブでは、低マンガン
合金層のMn濃度が漸次高く設定されているので、低マ
ンガン合金層の厚さ方向においてMn濃度が勾配し、高
マンガン合金層と低マンガン合金層とのMn濃度の差を
徐々に少なくして、両層界面における硬度および靱性の
急峻な変化が緩和される。したがって、両層の熱膨張係
数の相違により発生するコンタクトピンの反りが大幅に
軽減される。
【0015】請求項4記載のコンタクトプローブでは、
請求項1から3のいずれかに記載のコンタクトプローブ
において、前記フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられている技術が採用される。
【0016】このコンタクトプローブでは、前記フィル
ムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム等
であっても、該フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられているため、該金属フィルムによっ
て前記フィルムの伸びが抑制される。すなわち、各コン
タクトピンの間隔にずれが生じ難くなり、先端部が測定
対象物に正確かつ高精度に当接させられる。したがっ
て、測定対象物であるICチップやLCD等の端子以外
の場所に、高硬度のNi−Mn合金で形成された先端部
が当接することによって生じる損傷等を防ぐことができ
る。さらに、該金属フィルムは、グラウンドとして用い
ることができ、それにより、コンタクトプローブの先端
近くまでインピーダンスマッチングをとる設計が可能と
なり、高周波域でのテストを行う場合にも反射雑音によ
る悪影響を防ぐことができる。すなわち、プローバーと
呼ばれるテスターからの伝送線路の途中で基板配線側と
コンタクトピンとの間の特性インピーダンスが合わない
と反射雑音が生じ、その場合、特性インピーダンスの異
なる伝送線路が長ければ長いほど大きな反射雑音が生じ
るという問題がある。反射雑音は信号歪となり、高周波
になると誤動作の原因になり易い。本コンタクトプロー
ブでは、前記金属フィルムをグラウンドとして用いるこ
とにより、コンタクトピン先の近くまで基板配線側との
特性インピーダンスのずれを最小限に抑えることがで
き、反射雑音による誤動作を抑えることができる。
【0017】請求項5記載のコンタクトプローブでは、
請求項4記載のコンタクトプローブにおいて、前記金属
フィルムには、第二のフィルムが直接張り付けられて設
けられている技術が採用される。
【0018】このコンタクトプローブでは、前記金属フ
ィルムに第二のフィルムが直接張り付けられて設けられ
ているため、配線用基板が金属フィルムの上方に配され
る場合には、配線用基板の基板側パターン配線や他の配
線が金属フィルムと直接接触しないのでショートを防ぐ
ことができる。また、樹脂フィルムの上に金属フィルム
が張り付けられて設けられているだけでは、金属フィル
ムが露出しているため、大気中で酸化が進行してしまう
が、本発明では、第二のフィルムが金属フィルムを被覆
してその酸化を防止する。
【0019】請求項6記載のプローブ装置では、請求項
1から5のいずれかに記載のコンタクトプローブと、前
記フィルム上に配されて該フィルムから前記コンタクト
ピンよりも短く突出する強弾性フィルムと、該強弾性フ
ィルムと前記コンタクトプローブとを支持する支持部材
とを備えている技術が採用される。
【0020】このプローブ装置では、前記強弾性フィル
ムが設けられ、該強弾性フィルムがコンタクトピンの先
端側を上方から押さえるため、ピン先端が上方に湾曲し
たものが存在しても、Ni−Mn合金で形成された各ピ
ンに均一な接触圧が得られる。すなわち、測定対象物に
先端部を確実に当接させることができるところから、接
触不良による測定ミスをさらに低減することができる。
【0021】請求項7記載のプローブ装置では、請求項
6記載のプローブ装置において、前記フィルムは、前記
強弾性フィルムが前記コンタクトピンを押圧するときに
緩衝材となるように前記強弾性フィルムよりも先端側に
長く形成されている技術が採用される。
【0022】このプローブ装置では、前記フィルムが前
記強弾性フィルムよりも先端側に長く形成されて該強弾
性フィルムがコンタクトピンを押圧するときに緩衝材と
なるため、繰り返し使用しても、強弾性フィルムとの摩
擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲すること等がな
く、測定対象物に対して安定した接触を保つことができ
る。したがって、高硬度のNi−Mn合金で形成された
先端部の接触圧が、長期に亙って均一に得られる。
【0023】請求項8記載のコンタクトプローブの製造
方法では、フィルム上に複数のパターン配線を形成しこ
れらのパターン配線の各先端部を前記フィルムから突出
状態に配してコンタクトピンとするコンタクトプローブ
の製造方法であって、基板層の上に前記コンタクトピン
の材質に被着または結合する材質の第1の金属層を形成
する第1の金属層形成工程と、前記第1の金属層の上に
マスクを施してマスクされていない部分に、前記コンタ
クトピンに供される第2の金属層をメッキ処理によりニ
ッケル−マンガン合金で形成するメッキ処理工程と、前
記マスクを取り除いた第2の金属層の上に前記コンタク
トピンに供される部分以外をカバーする前記フィルムを
被着するフィルム被着工程と、前記フィルムと第2の金
属層とからなる部分と、前記基板層と第1の金属層とか
らなる部分とを分離する分離工程とを備えてなり、前記
メッキ処理工程は、マンガン濃度が0.05重量%以上
に設定された高マンガン合金層を形成する高硬度層形成
工程と、前記高マンガン合金層より低いマンガン濃度に
設定された低マンガン合金層を形成する応力緩和層形成
工程とを備え、該応力緩和層形成工程終了後に前記高硬
度層形成工程を行い、前記第2の金属層を前記低マンガ
ン合金層、前記高マンガン合金層の順に積層して形成す
る技術が採用される。
【0024】このコンタクトプローブの製造方法では、
まず応力緩和層形成工程において、マンガン濃度の低い
低マンガン合金層をメッキ形成し、さらに高硬度層形成
工程において、低マンガン合金層上にマンガン濃度が
0.05重量%以上の高硬度層である高マンガン合金層
をメッキ形成して積層する。すなわち、先にメッキ形成
される低マンガン合金層が高マンガン合金層に比べてマ
ンガン濃度が低いため、電着初期に発生する応力が低マ
ンガン合金層によって軽減される。したがって、皮膜の
成長過程に応力が持ち越されて発生する第2の金属層全
体の湾曲、第1の金属層との剥離および第1の金属層の
破れ等が抑制される。
【0025】請求項9記載のコンタクトプローブの製造
方法では、請求項8記載のコンタクトプローブの製造方
法において、前記応力緩和層形成工程は、マンガン濃度
を漸次高くして前記低マンガン合金層を形成する技術が
採用される。
【0026】このコンタクトプローブの製造方法では、
応力緩和層形成工程において、Mn濃度を漸次高くして
低マンガン合金層がメッキ形成されるので、低マンガン
合金層の厚さ方向においてMn濃度が勾配し、高マンガ
ン合金層と低マンガン合金層とのMn濃度の差が徐々に
小さくされる。したがって、両層界面におけるMn濃度
の急峻な変化が緩和され、上記界面におけるメッキ時の
応力集中が抑制される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第1実施形態を図1から図6を参照しながら説
明する。これらの図にあって、符号1はコンタクトプロ
ーブ、2は樹脂フィルム、3はパターン配線を示してい
る。
【0028】本実施形態のコンタクトプローブ1は、図
1および図2に示すように、ポリイミド樹脂フィルム2
の片面に金属で形成されるパターン配線3を張り付けた
構造となっており、前記樹脂フィルム2の中央開口部K
に、前記樹脂フィルム2の端部(すなわち、中央開口部
Kの各辺)から前記パターン配線3の先端部が突出して
コンタクトピン3aとされている。また、パターン配線
3の後端部には、テスター側のコンタクトピンが接触さ
れる接触端子3bが形成されている。
【0029】前記パターン配線3は、Ni−Mn合金
(第2の金属層)で形成され、また前記コンタクトピン
3aには、表面にAuが皮膜されて構成されている。前
記パターン配線3およびコンタクトピン3aは、樹脂フ
ィルム2側に配されMn濃度が0.05重量%から1.
5重量%の範囲内に設定された高マンガン合金層HM
と、該高マンガン合金層HMより低いMn濃度に設定さ
れた低マンガン合金層LMとから構成される2層構造を
有する。また、低マンガン合金層LMは、厚さ方向でM
n濃度が高マンガン合金層HMに向けて漸次高く設定さ
れている。なお、符号4は、後述する位置合わせ穴であ
る。
【0030】次に、図3を参照して、前記コンタクトプ
ローブ1の作製工程について工程順に説明する。
【0031】〔ベースメタル層形成工程(第1の金属層
形成工程)〕まず、図3の(a)に示すように、ステン
レス製の支持金属板5の上に、Cu(銅)メッキにより
ベースメタル層(第1の金属層)6を形成する。
【0032】〔パターン形成工程〕このベースメタル層
6の上にフォトレジスト層7を形成した後、図3の
(b)に示すように、写真製版技術により、フォトレジ
スト層7に所定のパターンのフォトマスク8を施して露
光し、図3の(c)に示すように、フォトレジスト層7
を現像して前記パターン配線3となる部分を除去して残
存するフォトレジスト層(マスク)7に開口部7aを形
成する。
【0033】なお、本実施形態においては、フォトレジ
スト層7をネガ型フォトレジストによって形成している
が、ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部7a
を形成しても構わない。また、本実施形態においては、
前記フォトレジスト層7が、本願請求項にいう「マス
ク」に相当する。但し、本願請求項の「マスク」とは、
本実施形態のフォトレジスト層7のように、フォトマス
ク8を用いた露光・現像工程を経て開口部7aが形成さ
れるものに限定されるわけではない。例えば、メッキ処
理される箇所に予め孔が形成された(すなわち、予め、
図3の(c)の符号7で示す状態に形成されている)フ
ィルム等でもよい。本願発明において、このようなフィ
ルム等を「マスク」として用いる場合には、本実施形態
におけるパターン形成工程は不要である。
【0034】〔メッキ処理工程〕そして、図3の(d)
に示すように、前記開口部7aに前記パターン配線3と
なるNi−Mn合金層(第2の金属層)Nを「応力緩和
層形成工程」および「高硬度層形成工程」に分けて電解
メッキ処理により形成する。
【0035】<応力緩和層形成工程>まず、マンガン濃
度の低い低マンガン合金層LMをベースメタル層6の上
にメッキ形成する。このとき、Mnを含有させるために
メッキ液の組成の例として、スルファミン酸Ni浴にス
ルファミン酸Mnを添加したものを用い、メッキ液中の
Mn量およびメッキする際の電流密度を制御して、次に
メッキ形成する高マンガン合金層HMより低いMn濃度
に設定する。本実施形態では、電流密度を漸次高くして
厚さ方向にMn濃度が漸次高く勾配した低マンガン合金
層LMとした。なお、本実施形態では、低マンガン合金
層LMの厚さを数μmから十数μmの範囲内に設定し
た。
【0036】<高硬度層形成工程>さらに、低マンガン
合金層LM上にMn濃度が0.05重量%から1.5重
量%の範囲内の高硬度層である高マンガン合金層HMを
メッキ形成して積層する。このとき、メッキ液中のMn
量およびメッキする際の電流密度を制御して、低マンガ
ン合金層LMより高いMn濃度に設定する。なお、本実
施形態では、高マンガン合金層HMの厚さを40μm程
度とした。
【0037】上記メッキ処理の後、図3の(e)に示す
ように、フォトレジスト層7を除去する。
【0038】〔フィルム被着工程〕次に、図3の(f)
に示すように、前記Ni−Mn合金層Nの上であって、
図に示した前記パターン配線3の先端部、すなわちコン
タクトピン3aとなる部分以外に、前記樹脂フィルム2
を接着剤2aにより接着する。この樹脂フィルム2は、
ポリイミド樹脂PIに金属フィルム(銅箔)500が一
体に設けられた二層テープである。このフィルム被着工
程の前までに、二層テープのうちの金属フィルム500
に、写真製版技術を用いた銅エッチングを施して、グラ
ウンド面を形成しておき、このフィルム被着工程では、
二層テープのうちのポリイミド樹脂PIを接着剤2aを
介して前記Ni−Mn合金層Nに被着させる。なお、金
属フィルム500は、銅箔に加えて、Ni、Ni合金等
でもよい。
【0039】〔分離工程〕そして、図3の(g)に示す
ように、樹脂フィルム2とパターン配線3とベースメタ
ル層6とからなる部分を、支持金属板5から分離させた
後、Cuエッチおよび超音波洗浄を経て、樹脂フィルム
2にパターン配線3のみを接着させた状態とする。
【0040】〔金コーティング工程〕そして、露出状態
のパターン配線3に、図3の(h)に示すように、Au
メッキを施し、表面にAu層AUを形成する。このと
き、樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コンタク
トピン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層AUが形
成される。
【0041】以上の工程により、図1および図2に示す
ような、樹脂フィルム2にパターン配線3を接着させた
コンタクトプローブ1が作製される。
【0042】このコンタクトプローブ1の製造方法で
は、まず応力緩和層形成工程において、マンガン濃度の
低い低マンガン合金層LMをメッキ形成し、さらに高硬
度層形成工程において、低マンガン合金層LM上にマン
ガン濃度が0.05重量%以上の高硬度層である高マン
ガン合金層HMをメッキ形成して積層する。
【0043】すなわち、先にメッキ形成される低マンガ
ン合金層LMが高マンガン合金層HMに比べてマンガン
濃度が低いため、電着初期に発生する応力が低マンガン
合金層LMによって軽減される。したがって、皮膜の成
長過程に応力が持ち越されて発生するNi−Mn合金層
N全体の湾曲、ベースメタル層6との剥離およびベース
メタル層6の破れ等が抑制される。
【0044】また、応力緩和層形成工程において、Mn
濃度を漸次高くして低マンガン合金層LMがメッキ形成
されるので、低マンガン合金層LMの厚さ方向において
Mn濃度が勾配し、高マンガン合金層HMと低マンガン
合金層LMとのMn濃度の差が徐々に小さくされる。し
たがって、両層界面におけるMn濃度の急峻な変化が緩
和され、上記界面におけるメッキ時の応力集中が抑制さ
れる。
【0045】次に、前記コンタクトプローブ1を、バー
ンインテスト等に用いるプローブ装置、いわゆるチップ
キャリアに適用した場合の一例を、図4から図6を参照
して説明する。これらの図において、符号10はプロー
ブ装置、11はフレーム本体、12は位置決め板、13
は上板、14はクランパ、15は下板を示している。な
お、本発明に係るコンタクトプローブは、全体が柔軟で
曲げやすいためプローブ装置に組み込む際にフレキシブ
ル基板として機能する。
【0046】プローブ装置10は、図4および図5に示
すように、フレーム本体11と、フレーム本体の内側に
固定され中央に開口部が形成された位置決め板12と、
コンタクトプローブ1と、該コンタクトプローブ1を上
から押さえて支持する上板(支持部材)13と、該上板
13を上から付勢してフレーム本体11に固定するクラ
ンパ14とを備えている。また、フレーム本体11の下
部には、ICチップIを載置して保持する下板15がボ
ルト15aによって取り付けられている。
【0047】コンタクトプローブ1の中央開口部Kおよ
びコンタクトピン3aは、ICチップIの形状およびI
CチップI上のコンタクトパッドの配置に対応して形成
され、中央開口部Kからコンタクトピン3aとICチッ
プIのコンタクトパッドとの接触状態を監視できるよう
になっている。なお、前記中央開口部Kの隅部に切込み
を形成して、組み込み時に容易にコンタクトプローブ1
が変形できるようにしても構わない。
【0048】また、コンタクトプローブ1の接触端子3
bは、コンタクトピン3aのピッチに比べて広く設定さ
れ、狭ピッチであるICチップIのコンタクトパッドと
該コンタクトパッドに比べて広いピッチのテスター側コ
ンタクトピンとの整合が容易に取れるようになってい
る。
【0049】なお、ICチップIの4辺全てにはコンタ
クトパッドが形成されておらず、一部の辺に配されてい
る場合には、少なくとも前記一部の辺に対応する中央開
口部Kの辺にのみコンタクトピン3aを設ければよい
が、ICチップIを安定して保持するためには、対向す
る2辺にコンタクトピン3aを形成してICチップIの
対向する両辺を押さえることが好ましい。
【0050】上記プローブ装置10にICチップIを取
り付ける手順について説明する。 〔仮組立工程〕まず、位置決め板12をフレーム本体1
1の取付部上に載置し、この上にコンタクトプローブ1
を中央開口部Kとフレーム本体11の開口部とを合わせ
て配置する。そして、中央開口部K上に同様に開口部を
合わせて上板13を載置し、その上からフレーム本体1
1にクランパ14を係止させる。該クランパ14は、中
央に屈曲部を有する一種の板バネであるため、上記係止
状態で上板13を押さえて固定する機能を有する。
【0051】上記組立状態では、中央に開口が設けら
れ、この部分にICチップIが取り付けられるので、取
り付けられたICチップIが開口上方から観察可能とさ
れている。また、上板13とクランパ14とは平面上略
長方形に形成され、図5に示すように、コンタクトプロ
ーブ1の接触端子3bが、それぞれの長辺側から外側に
出るように組立される。
【0052】上板13の下面は、開口近傍が所定の傾斜
角で傾斜状態とされ、図6に示すように、コンタクトプ
ローブ1のコンタクトピン3aを所定角度で下向きに傾
斜させる。ICチップIは、配線側を上向きにして下板
15上に載置され、この状態で下板15がフレーム本体
11に下方から仮止め状態とされる。このとき、コンタ
クトプローブ1のコンタクトピン3a先端と下板15上
面との距離がICチップIの厚さより所定量小さく設定
されているので、ICチップIはコンタクトピン3aと
下板15とによって挟持される。
【0053】〔位置合わせ工程〕さらに、開口上方から
コンタクトピン3aの先端に対するICチップIのコン
タクトパッドの位置を観察しながら、位置決め板12を
動かしたりICチップIを針状治具等で動かすことによ
って調整し、対応するコンタクトピン3a先端とコンタ
クトパッドとが一致し接触するように微調整設定する。
【0054】なお、ICチップIのダイシング精度が高
く、その外形とコンタクトパッドの位置が相対的に安定
しているときには、位置決め板12とコンタクトプロー
ブ1との位置関係を予め調整しておいてから固定的に組
み立てておくことにより、上記微調整をせずにコンタク
トピン3aとコンタクトパッドとを一致させることが可
能となる。これによって、ICチップIの位置合わせ工
程が不要となり、ICチップIの取り付け作業が効率的
にかつ容易に行うことができる。
【0055】〔本固定工程〕前記位置合わせ工程後、フ
レーム本体11に下板15を本格的に固定する。このと
き、傾斜状態のコンタクトピン3aに、いわゆるオーバ
ードライブがかかり、所定の押圧力でコンタクトピン3
a先端とコンタクトパッドとが接触して確実に電気的に
結合される。この状態は、ICチップIが、いわゆるマ
ルチチップモジュール等に実装された状態に酷似してお
り、ほぼ実装状態とされたICチップIの動作状態を高
信頼性をもってテストすることができる。
【0056】なお、ICチップIのコンタクトパッドま
たはコンタクトプローブ1のコンタクトピン3a先端に
バンプが設けられている場合には、バンプの高さ範囲で
オーバードライブをかけることができるので、コンタク
トピン3aを予め傾斜させて設置しなくても構わない。
このプローブ装置10は、約1インチ角(約2.5cm
角)の小さなチップキャリアであり、ダイナミックバー
ンインテスト等に好適なものである。
【0057】上記プローブ装置10では、コンタクトプ
ローブ1のコンタクトピン3aが、マンガン濃度0.0
5重量%以上のNi−Mn合金である高マンガン合金層
HMを備えているので、常温および高温加熱後、すなわ
ち500℃で加熱した後でもHv350以上の高硬度が
得られる。また、コンタクトピン3aが、高マンガン合
金層HMより低いマンガン濃度の低マンガン合金層LM
を備えているので、高マンガン合金層HM単層で形成さ
れた場合に比べて靱性が高くなる。したがって、コンタ
クトピン3a全体として高い硬度および優れた靱性が得
られる。
【0058】また、コンタクトピン3aは、Mn濃度が
1.5重量%を越えると、Ni−Mn合金は非常に脆く
靱性が大幅に低下してしまうため、上記範囲内に高マン
ガン合金層HMのMn濃度を設定することにより、低マ
ンガン合金層LMのみで靱性を維持するだけでなく、高
マンガン合金層HM自体にもコンタクトプローブとして
適度な靱性が与えられる。
【0059】さらに、コンタクトピン3aは、低マンガ
ン合金層LMのMn濃度が漸次高く設定されているの
で、低マンガン合金層LMの厚さ方向においてMn濃度
が勾配し、高マンガン合金層HMと低マンガン合金層L
MとのMn濃度の差を徐々に少なくして、両層界面にお
ける硬度および靱性の急峻な変化が緩和される。したが
って、両層の熱膨張係数の相違により発生するコンタク
トピン3aの反りが大幅に軽減される。
【0060】上記コンタクトプローブ1を組み込んだプ
ローブ装置10は、特に、バーンインテスト等の高温加
熱を伴う信頼性試験に用いるチップキャリアとして好適
である。なお、上記の第1実施形態においては、コンタ
クトプローブ1をチップキャリアであるプローブ装置1
0に適用したが、他の測定用治具等に採用しても構わな
い。
【0061】次に、第2実施形態として、本発明に係る
コンタクトプローブ16をIC用プローブとして採用
し、メカニカルパーツ60に組み込んでプローブ装置
(プローブカード)70にする構成について、図7から
図9を参照して説明する。
【0062】図7および図8は、コンタクトプローブ1
6をIC用プローブとして所定形状に切り出したものを
示す図であり、図9は、図8のC−C線断面図である。
図8に示すように、コンタクトプローブ16の樹脂フィ
ルム2には、コンタクトプローブ16を位置合わせおよ
び固定するための位置合わせ孔2bおよび孔2cが設け
られ、また、パターン配線3から得られた信号を引き出
し用配線である接触端子3bを介してプリント基板20
(図10参照)に伝えるための窓2dが設けられてい
る。
【0063】前記メカニカルパーツ60は、図10に示
すように、マウンティングベース30と、トップクラン
プ40と、ボトムクランプ50とからなっている。ま
ず、プリント基板20の上にトップクランプ40を取付
け、次に、コンタクトプローブ16を取り付けたマウン
ティングベース30をトップクランプ40にボルト穴4
1にボルト42を螺合させて取り付ける(図11参
照)。そして、ボトムクランプ50でコンタクトプロー
ブ16を押さえ込むことにより、パターン配線3を一定
の傾斜状態に保ち、該パターン配線3のコンタクトピン
3aをICチップに押しつける。
【0064】図11は、組立終了後のプローブ装置70
を示している。図12は、図11のE−E線断面図であ
る。図12に示すように、パターン配線3の先端、すな
わちコンタクトピン3aは、マウンティングベース30
によりICチップIに接触している。
【0065】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ16の位置を調整するための位置決めピ
ン31が設けられており、この位置決めピン31をコン
タクトプローブ16の前記位置合わせ穴2bに挿入する
ことにより、パターン配線3とICチップIとを正確に
位置合わせすることができるようになっている。コンタ
クトプローブ16に設けられた窓2dの部分のパターン
配線3に、ボトムクランプ50の弾性体51を押しつけ
て、前記接触端子3bをプリント基板20の電極21に
接触させ、パターン配線3から得られた信号を電極21
を通して外部に伝えることができるようになっている。
【0066】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70をプローバに挿着するとともにテ
スターに電気的に接続し、所定の電気信号をパターン配
線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチップ
Iに送ることによって、該ICチップIからの出力信号
がコンタクトピン3aからテスターに伝送され、ICチ
ップIの電気的特性が測定される。
【0067】このコンタクトプローブ16およびこれを
組み込んだプローブ装置70では、第1実施形態と同様
に、コンタクトピン3aが、マンガン濃度が0.05〜
1.5重量%の範囲内のNi−Mn合金である高マンガ
ン合金層HMと、高マンガン合金層HMより低くかつ濃
度勾配を有するマンガン濃度の低マンガン合金層LMと
を備えているので、コンタクトピン3a全体として高い
硬度(Hv350以上)および優れた靱性が得られる。
【0068】次に、図13乃至図18を参照して、第3
実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形
態においてICプローブ用の所定形状に切り出したコン
タクトプローブ16を、それに代えてLCD用プローブ
用の所定形状に切り出して使用するものである。LCD
用プローブ用に切り出されたコンタクトプローブは、図
13乃至図15に符号200で示され、201は樹脂フ
ィルムである。
【0069】図16に示すように、LCD用プローブ装
置(プローブ装置)100は、コンタクトプローブ挟持
体(支持部材)110を額縁状フレーム120に固定し
てなる構造を有しており、このコンタクトプローブ挟持
体110から突出したコンタクトピン3aの先端がLC
D(液晶表示体)90の端子(図示せず)に接触するよ
うになっている。
【0070】図15に示すように、コンタクトプローブ
挟持体110は、トップクランプ111とボトムクラン
プ115とを備えている。トップクランプ111は、コ
ンタクトピン3aの先端を押さえる第一突起112、T
ABIC(基板側パターン配線を有する配線用基板)3
00側の端子301を押さえる第二突起113およびリ
ードを押さえる第三突起114を有している。ボトムク
ランプ115は、傾斜板116、取付板117および底
板118から構成されている。
【0071】コンタクトプローブ200を傾斜板116
の上に載置し、さらにTABIC300の端子301が
コンタクトプローブ200の樹脂フィルム201,20
1間に位置するように載置する。その後、トップクラン
プ111を第一突起112が樹脂フィルム201の上で
かつ第二突起113が端子301に接触するように乗せ
ボルトにより組み立てる。
【0072】図17に示すように、コンタクトプローブ
200を組み込み、ボルト130によりトップクランプ
111とボトムクランプ115を組み合わせることによ
り、コンタクトプローブ挟持体110が作製される。
【0073】上記コンタクトプローブ挟持体110は、
図18に示すように、ボルト131により固定されてL
CD用プローブ装置100に組み立てられる。LCD用
プローブ装置100を用いてLCD90の電気的テスト
を行うには、LCD用プローブ装置100のコンタクト
ピン3aの先端をLCD90の端子(図示せず)に接触
させた状態で、コンタクトピン3aから得られた信号を
TABIC300を通して外部に取り出すことにより行
われる。
【0074】上記LCD用プローブ装置100では、L
CD90の端子に当接させるコンタクトピン3aが、第
1実施形態および第2実施形態と同様に、マンガン濃度
が0.05〜1.5重量%の範囲内のNi−Mn合金で
ある高マンガン合金層HMと、高マンガン合金層HMよ
り低くかつ濃度勾配を有するマンガン濃度の低マンガン
合金層LMとを備えているので、コンタクトピン3a全
体として高い硬度(Hv350以上)および優れた靱性
が得られる。
【0075】次に、図19乃至図21を参照して、第4
実施形態について説明する。図19に示すように、上記
第3実施形態において説明したコンタクトプローブ20
0におけるコンタクトピン3aは、その先端が正常な先
端Sの他に、メッキ時の応力が若干残留しているときや
他の要因によって、上方に湾曲した先端S1や下方に湾
曲した先端S2が生じる場合がある。
【0076】この場合、図20に示すように、上記樹脂
フィルム201を第一突起112および傾斜板116で
挟持してコンタクトピン3aをLCD90の端子に押し
つけても、正常な先端Sおよび下方に湾曲した先端S2
は、LCD90の端子に接触するが、上方に湾曲した先
端S1は、仮に接触したとしても十分な接触圧が得られ
ないことがあった。このことから、コンタクトピン3a
のLCD90に対する接触不良が発生し、正確な電気テ
ストが行えないという問題があった。
【0077】そこで、第4実施形態では、図21に示す
ように、コンタクトピン3aの上方に湾曲した先端S1
と下方に湾曲した先端S2とを正常な先端Sと整列させ
るため、樹脂フィルム201の上部に有機または無機材
料からなる強弾性フィルム400を、コンタクトピン3
aの先端部が樹脂フィルム201から突出する側に、コ
ンタクトピン3aよりも短く突出するように重ね合わ
せ、その状態でコンタクトプローブ200および強弾性
フィルム400を、トップクランプ111の第一突起1
12とボトムクランプ115の傾斜板116とで挟持し
てなるコンタクトプローブ挟持体(支持部材)110を
採用した。強弾性フィルム400は、有機材料であれ
ば、セラミックスまたはポリエチレンテレフタレートか
らなり、無機材料であれば、セラミックス、特にアルミ
ナ製フィルムからなることが好ましい。
【0078】そして、このコンタクトプローブ挟持体1
10を額縁フレーム120に固定し、コンタクトピン3
aをLCD90の端子に押し当てると、強弾性フィルム
400がコンタクトピン3aを上方から押さえ、前記上
方に湾曲した先端S1であってもLCD90の端子に確
実に接触する。これにより、各コンタクトピン3aの先
端に均一な接触圧が得られる。
【0079】すなわち、LCD90の端子にコンタクト
ピン3a先端を確実に当接させることができるところか
ら、接触不良による測定ミスをなくすことができる。さ
らに、強弾性フィルム400からのコンタクトピン3a
の突出量を変化させることにより、コンタクトピン3a
を押しつけたときにコンタクトピン3aを上から押さえ
るタイミングを変えることが可能となり、所望の押し付
け量で所望の接触圧を得ることができる。
【0080】次に、図22および図23を参照して、第
5実施形態について説明する。図22に示すように、上
記第3実施形態において説明した、コンタクトプローブ
200の樹脂フィルム201は、例えばポリイミド樹脂
からなっているため、水分を吸収して伸びが生じ、コン
タクトピン3a,3a間の間隔tが変化することがあっ
た。そのため、コンタクトピン3aがLCD90の端子
の所定位置に接触することが不可能となり、正確な電気
テストを行うことができないという問題があった。
【0081】そこで、第5実施形態では、図23に示す
ように、前記樹脂フィルム201の上に金属フィルム5
00を張り付け、湿度が変化してもコンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を少なくし、これにより、コ
ンタクトピン3aをLCD90の端子の所定位置に確実
に接触させることとした。
【0082】すなわち、各コンタクトピン3aの位置ず
れが生じ難くなり、先端がLCD90の端子に正確かつ
高精度に当接させられる。したがって、LCD90の端
子以外の場所に、高硬度のNi−Mn合金で形成された
コンタクトピン3aが当接することによって生じる損傷
等を防ぐことができる。なお、金属フィルム500は、
Ni、Ni合金、CuまたはCu合金のうちいずれかの
ものが好ましい。
【0083】次に、図24を参照して、第6実施形態に
ついて説明する。すなわち、上記第5実施形態のよう
に、樹脂フィルム201の上に金属フィルム500を張
り付けると共に、上記第3実施形態のように強弾性フィ
ルム400を使用したものであり、これにより、コンタ
クトピン3a先端の湾曲によらず均一な接触圧が得られ
ると共に、コンタクトピン3a,3a間の間隔tの変化
を最小限に抑えて電気テストを正確に行えるものであ
る。
【0084】次に、図25および図26を参照して、第
7実施形態について説明する。図25に示すように、樹
脂フィルム201の上に張り付けられた金属フィルム5
00の上にさらに第二の樹脂フィルム202を張り付け
る構成を採用し、図26に示すように、この第二の樹脂
フィルム202の上に強弾性フィルム400を設けたも
のである。
【0085】ここで、上記第6実施形態と異なり、第二
の樹脂フィルム202を設けたのは、後端部の金属フィ
ルム500の上方に配されたTABIC300の端子が
金属フィルム500と直接接触することで生じるショー
トを防ぐという理由によるものである。また、樹脂フィ
ルム201の上に金属フィルム500が張り付けられて
設けられているだけでは、大気中で露出状態の金属フィ
ルム500の酸化が進行してしまうため、第二の樹脂フ
ィルム202で金属フィルム500を被覆することによ
ってその酸化を防止するためでもある。
【0086】次に、図27および図28を参照して、第
8実施形態について説明する。上記第4、第6および第
7実施形態では、使用中は、強弾性フィルム400がコ
ンタクトピン3aに押圧接触しており、繰り返しの使用
により強弾性フィルム400とコンタクトピン3aの摩
擦が繰り返され、これによる歪みが蓄積されると、コン
タクトピン3aが左右に曲がり、接触点がずれることが
あった。
【0087】そこで、第8実施形態では、図27に示す
ように、前記樹脂フィルム201を従来よりも幅広なフ
ィルム201aとするとともに、コンタクトピン3aの
金属フィルム500からの突出長さをX1、幅広樹脂フ
ィルム201aの金属フィルム500からの突出長さを
X2とすると、X1>X2とする構成を採用した。そし
て、図28に示すように、前記強弾性フィルム400を
幅広樹脂フィルム201aよりも短く突出するように重
ねて使用すると、強弾性フィルム400は、柔らかい幅
広樹脂フィルム201aに接触し、コンタクトピン3a
とは直接接触しないため、コンタクトピン3aが左右に
曲がることが防止できる。
【0088】さらに、上記第8実施形態におけるLCD
用プローブ装置100では、幅広樹脂フィルム201a
が強弾性フィルム400よりも先端側に長く形成されて
強弾性フィルム400がコンタクトピン3aを押圧する
ときに緩衝材となるため、繰り返し使用しても、強弾性
フィルム400との摩擦によりコンタクトピン3aが歪
んで湾曲すること等がなく、LCD90の端子に対して
安定した接触を保つことができる。
【0089】次に、図29および図30を参照して、第
9実施形態について説明する。金属フィルム500の上
に第二の樹脂フィルム202を張り付け、コンタクトピ
ン3aの金属フィルム500からの突出長さをX1、幅
広樹脂フィルム201aの金属フィルム500からの突
出長さをX2とすると、X1>X2の関係になるように
構成する。そして、図30に示すように、第二の樹脂フ
ィルム202の上に設ける強弾性フィルム400は、幅
広樹脂フィルム201aよりも短く突出するように重ね
て配されている。
【0090】上記第9実施形態におけるLCD用プロー
ブ装置100では、第3〜8実施形態におけるそれぞれ
の作用効果、すなわちコンタクトピン3aの高硬度化お
よび靱性の向上、接触圧の均一化、位置ずれの抑制、接
触圧の安定化および金属フィルムによるショート防止等
の作用効果が得られる。
【0091】なお、第3〜第9実施形態におけるコンタ
クトプローブを、チップキャリアやICプローブ用のプ
ローブ装置に採用しても構わない。この場合、組み込ま
れる各プローブ装置に対応して、コンタクトプローブの
形状、配線、コンタクトピンのピッチや配置等が設定さ
れる。
【0092】また、低マンガン合金層LMのMn濃度を
勾配させて形成したが、高マンガン合金層HMより低い
Mn濃度であれば、勾配濃度に設定しなくても構わな
い。例えば、低マンガン合金層LMのMn濃度を一定の
ものとしてもよい。しかしながら、前述したように、低
マンガン合金層LMのMn濃度を勾配させることによっ
て、高マンガン合金層HMとの界面における応力集中、
硬度および靱性の急峻な変化を緩和できる利点がある。
【0093】
【実施例】上記各実施形態におけるコンタクトプローブ
のパターン配線およびコンタクトピンを形成する電解メ
ッキ工程において、そのメッキ条件は、以下の試験結果
に基づいて求めた。
【0094】MnをNiに含有させるためのメッキ液
は、スルファミン酸Ni浴にスルファミン酸Mnを添加
したものであり、Niメッキ膜中に含有されるMn量
は、メッキ液中のMn量およびメッキする際の電流密度
に左右されるため、高マンガン合金層HMについては以
下の条件でメッキ処理を施した。 Mn量:20〜35g/l 電流密度:1〜10A/dm2
【0095】高マンガン合金層HMのメッキ条件を、上
記範囲内に設定した理由は、Mn量が20g/l未満お
よび電流密度1A/dm2未満では、皮膜中のMn濃度
が少なく所望の硬度を得ることができず、35g/lお
よび10A/dm2を越えるとMn濃度が増大し、メッ
キ皮膜の応力増大および皮膜自身が非常に脆くなるため
である。
【0096】なお、スルファミン酸に限らず硫酸Ni浴
をベースにしたものでメッキ処理を施しても構わない
が、スルファミン酸Ni浴によるメッキ処理では、硫酸
Ni浴に比べて応力が低減されるという効果がある。以
下の表1に、Mn量を一定(30g/l)とした場合に
おいて、電流密度を変えた際のMn濃度および熱処理前
後の硬度の実験結果を示す。また、Mn濃度と硬度との
関係を図31に示す。
【0097】
【表1】
【0098】高マンガン合金層HMと低マンガン合金層
LMとを備えたコンタクトプローブと高マンガン合金層
のみで構成されたコンタクトプローブとの電着応力を、
実際にストリップ電着応力測定器で測定したデータを、
以下の表2および図32に示す。なお、表および図中に
おいて、2段メッキと記されたデータ(*3A/d
2)が、本発明におけるコンタクトプローブによるも
のである。その他のデータは、高マンガン合金層単層の
みで形成したものである。
【0099】すなわち、2段メッキと記された本発明に
おけるコンタクトプローブの応力緩和層形成工程では、
電着初期から電流密度を漸次上げ、低マンガン合金層L
Mの電着終期には3A/dm2となるように設定し、図
32に示すように、Mnの勾配濃度を有する低マンガン
合金層LMを形成した。さらに、高硬度層形成工程で
は、応力緩和層工程に引き続いて3A/dm2一定の電
流密度により、Mn濃度が0.4重量%の高マンガン合
金層HMを形成した。
【0100】
【表2】
【0101】表2および図33に示すように、3A/d
2一定の電流密度により、高マンガン合金層単層のみ
で形成されたコンタクトプローブの場合は、内部応力が
18.8Kg/mm2であるのに対し、Mnの濃度勾配
を有する低マンガン合金層と高マンガン合金層を備えた
コンタクトプローブの場合は、内部応力が11.9Kg
/mm2であった。すなわち、高マンガン合金層のみで
構成されている場合に比べて、低マンガン合金層を有す
るコンタクトプローブでは、電着時の応力が約6割に軽
減されていることが分かる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のコンタクトプローブによれば、高
マンガン合金層がマンガン濃度0.05重量%以上のN
i−Mn合金であるので、常温および高温加熱後でもH
v350以上の高硬度を得ることができるとともに、低
マンガン合金層が高マンガン合金層より低いマンガン濃
度のNi−Mn合金で形成されているので、高マンガン
合金層単層で形成された場合に比べて靱性を高くするこ
とができる。したがって、コンタクトピン全体として、
耐熱性に優れ、高い硬度および優れた靱性を得ることが
できるとともに、長期に亙る繰り返しの使用にも十分耐
え得る高い信頼性を有することができる。
【0103】(2)請求項2記載のコンタクトプローブ
によれば、高マンガン合金層のMn濃度を1.5重量%
以上に設定することにより、低マンガン合金層のみで靱
性を維持するだけでなく、高マンガン合金層自体にもコ
ンタクトプローブとして適度な靱性を与えることがで
き、コンタクトピン全体としてより優れた靱性を有する
ことができる。
【0104】(3)請求項3記載のコンタクトプローブ
によれば、低マンガン合金層のMn濃度が漸次高く設定
されているので、高マンガン合金層との界面における硬
度および靱性の急峻な変化を緩和することができる。し
たがって、両層の熱膨張係数の相違により発生するコン
タクトピンの反りを大幅に軽減することができ、測定時
の温度変化による反りを抑制して安定した接触圧等を維
持することができる。
【0105】(4)請求項4記載のコンタクトプローブ
によれば、前記フィルムが、例えば水分を吸収して伸張
し易い樹脂フィルム等であっても、該フィルムには、金
属フィルムが直接張り付けられて設けられているため、
該金属フィルムによって前記フィルムの伸びが抑制さ
れ、各コンタクトピンの間隔にずれが生じ難くなり、コ
ンタクトピンを測定対象物に正確かつ高精度に当接させ
ることができる。したがって、測定対象物であるICチ
ップやLCD等の端子以外の場所に、高硬度のNi−M
n合金で形成されたコンタクトピンが当接することによ
って生じる損傷等を防ぐことができる。さらに、本コン
タクトプローブでは、前記金属フィルムをグラウンドと
して用いることにより、コンタクトピン先の近くまで基
板配線側との特性インピーダンスのずれを最小限に抑え
ることができ、反射雑音による誤動作を抑えることがで
きる。
【0106】(5)請求項5記載のコンタクトプローブ
によれば、前記金属フィルムに第二のフィルムが直接張
り付けられて設けられているため、金属フィルムの上方
に配された前記配線用基板の基板側パターン配線や他の
配線が金属フィルムと直接接触しないのでショートを防
ぐことができる。また、第二のフィルムが金属フィルム
を被覆してその酸化を防止することができる。
【0107】(6)請求項6記載のプローブ装置によれ
ば、強弾性フィルムがコンタクトピンの先端側を上方か
ら押さえるため、ピン先端が上方に湾曲したものが存在
しても、高硬度のNi−Mn合金で形成された各ピンに
均一な接触圧が得られる。すなわち、測定対象物にコン
タクトピンを確実に当接させることができるところか
ら、接触不良による測定ミスをなくすことができる。
【0108】(7)請求項7記載のプローブ装置によれ
ば、前記フィルムが前記強弾性フィルムよりも先端側に
長く形成されて該強弾性フィルムがコンタクトピンを押
圧するときに緩衝材となるため、強弾性フィルムとの摩
擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲すること等がな
く、測定対象物に対して安定した接触を保つことができ
る。したがって、高硬度のNi−Mn合金で形成された
先端部の接触圧が、長期に亙って均一に得られる。
【0109】(8)請求項8記載のコンタクトプローブ
の製造方法では、先に応力間和装形成工程でメッキ形成
される低マンガン合金層が、高硬度層形成工程で形成さ
れる高マンガン合金層に比べてマンガン濃度が低いた
め、電着初期に発生する応力を低マンガン合金層によっ
て軽減することができる。したがって、皮膜の成長過程
に応力が持ち越されて発生する第2の金属層全体の湾
曲、第1の金属層との剥離および第1の金属層の破れ等
が抑制され、製造歩留まりを大幅に向上させることがで
きる。
【0110】(9)請求項9記載のコンタクトプローブ
の製造方法では、応力緩和層形成工程において、Mn濃
度を漸次高くして低マンガン合金層がメッキ形成される
ので、低マンガン合金層の厚さ方向においてMn濃度が
勾配し、高マンガン合金層と低マンガン合金層とのMn
濃度の差が徐々に小さくされる。したがって、両層界面
におけるMn濃度の急峻な変化が緩和され、上記界面に
おけるメッキ時の応力集中を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す拡大模式図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態における製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるプローブ装置(チップキャリア)の分解斜
視図である。
【図5】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるプローブ装置(チップキャリア)の外観斜
視図である。
【図6】 図5の要部が拡大されたB−B線断面図であ
る。
【図7】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実施
形態を示す要部斜視図である。
【図8】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実施
形態を示す平面図である。
【図9】 図8のC−C線断面図である。
【図10】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実
施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す分解斜視
図である。
【図11】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実
施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す要部斜視
図である。
【図12】 図11のE−E線断面図である。
【図13】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブを示す斜視図である。
【図14】 図13のF−F線断面図である。
【図15】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す分解斜視図で
ある。
【図16】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
を示す斜視図である。
【図17】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す斜視図であ
る。
【図18】 図16のX−X線断面図である。
【図19】 本発明に係るプローブ装置の第4実施形態
に関してコンタクトプローブの従来の欠点を示す側面図
である。
【図20】 本発明に係るプローブ装置の第4実施形態
に関してプローブ装置の従来の欠点を示す側面図であ
る。
【図21】 本発明に係るプローブ装置の第5実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図22】 本発明に係るコンタクトプローブの第5実
施形態に関して図13のD方向矢視図である。
【図23】 本発明に係るコンタクトプローブの第5実
施形態を示す側面図である。
【図24】 本発明に係るプローブ装置の第6実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図25】 本発明に係るプローブ装置の第7実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図26】 本発明に係るプローブ装置の第7実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図27】 本発明に係るプローブ装置の第8実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図28】 本発明に係るプローブ装置の第8実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図29】 本発明に係るプローブ装置の第9実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図30】 本発明に係るプローブ装置の第9実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図31】 本発明に係るコンタクトプローブの先端部
におけるMn濃度と硬度との関係を示すグラフである。
【図32】 本発明に係るコンタクトプローブの製造方
法におけるNi−Mn合金層の厚さとMn濃度との関係
を概略的に示すグラフである。
【図33】 本発明に係るコンタクトプローブの製造方
法および従来の製造方法によるコンタクトピンの各々の
内部応力を示すグラフである。
【符号の説明】
1,16 コンタクトプローブ 2 樹脂フィルム 3 パターン配線 3a コンタクトピン(先端部) 13 上板(支持部材) 90 LCD(測定対象物) 100 プローブ装置 110 コンタクトプローブ挟持体(支持部材) 200 コンタクトプローブ 201 樹脂フィルム 201a 樹脂フィルム(幅広樹脂フィルム) 202 第二の樹脂フィルム 300 TABIC(配線用基板) 301 端子 400 強弾性フィルム 500 金属フィルム AU Au層 I ICチップ(測定対象物) N Ni−Mn合金層 LM 低マンガン合金層 HM 高マンガン合金層 PI ポリイミド樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 昭史 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 臂 利玄 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 増田 昭裕 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端部が前記フィルムか
    ら突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタク
    トプローブであって、 少なくとも前記先端部は、ニッケル−マンガン合金で形
    成されるとともに、マンガン濃度が0.05重量%以上
    に設定された高マンガン合金層と、該高マンガン合金層
    より低いマンガン濃度に設定された低マンガン合金層と
    を具備することを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記高マンガン合金層は、マンガン濃度が1.5重量%
    以下に設定されていることを特徴とするコンタクトプロ
    ーブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンタクトプロ
    ーブにおいて、 前記低マンガン合金層は、厚さ方向でマンガン濃度が前
    記高マンガン合金層に向けて漸次高く設定されているこ
    とを特徴とするコンタクトプローブ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれかに記載のコンタ
    クトプローブにおいて、 前記フィルムには、金属フィルムが直接張り付けられて
    設けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記金属フィルムには、第二のフィルムが直接張り付け
    られて設けられていることを特徴とするコンタクトプロ
    ーブ。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のコン
    タクトプローブと、 前記フィルム上に配されて該フィルムから前記コンタク
    トピンよりも短く突出する強弾性フィルムと、 該強弾性フィルムと前記コンタクトプローブとを支持す
    る支持部材とを備えていることを特徴とするプローブ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプローブ装置において、 前記フィルムは、前記強弾性フィルムが前記コンタクト
    ピンを押圧するときに緩衝材となるように前記強弾性フ
    ィルムよりも先端側に長く形成されていることを特徴と
    するプローブ装置。
  8. 【請求項8】 フィルム上に複数のパターン配線を形成
    しこれらのパターン配線の各先端部を前記フィルムから
    突出状態に配してコンタクトピンとするコンタクトプロ
    ーブの製造方法であって、 基板層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結
    合する材質の第1の金属層を形成する第1の金属層形成
    工程と、 前記第1の金属層の上にマスクを施してマスクされてい
    ない部分に、前記コンタクトピンに供される第2の金属
    層をメッキ処理によりニッケル−マンガン合金で形成す
    るメッキ処理工程と、 前記マスクを取り除いた第2の金属層の上に前記コンタ
    クトピンに供される部分以外をカバーする前記フィルム
    を被着するフィルム被着工程と、 前記フィルムと第2の金属層とからなる部分と、前記基
    板層と第1の金属層とからなる部分とを分離する分離工
    程とを備えてなり、 前記メッキ処理工程は、マンガン濃度が0.05重量%
    以上に設定された高マンガン合金層を形成する高硬度層
    形成工程と、前記高マンガン合金層より低いマンガン濃
    度に設定された低マンガン合金層を形成する応力緩和層
    形成工程とを備え、 該応力緩和層形成工程終了後に前記高硬度層形成工程を
    行い、前記第2の金属層を前記低マンガン合金層、前記
    高マンガン合金層の順に積層して形成することを特徴と
    するコンタクトプローブの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のコンタクトプローブの製
    造方法において、 前記応力緩和層形成工程は、マンガン濃度を漸次高くし
    て前記低マンガン合金層を形成することを特徴とするコ
    ンタクトプローブの製造方法。
JP8325727A 1996-12-05 1996-12-05 コンタクトプローブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置 Withdrawn JPH10170549A (ja)

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