JPH10175204A - 繊維板及びその製法 - Google Patents
繊維板及びその製法Info
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- JPH10175204A JPH10175204A JP28169597A JP28169597A JPH10175204A JP H10175204 A JPH10175204 A JP H10175204A JP 28169597 A JP28169597 A JP 28169597A JP 28169597 A JP28169597 A JP 28169597A JP H10175204 A JPH10175204 A JP H10175204A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiberboard
- fiber
- wax
- weight
- curable resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ヤシ繊維同士を硬化性樹脂により確実に固定
し、必要に応じて麻繊維等の植物性天然繊維からなる編
織物を樹脂で一体化して補強した繊維板の良好な透湿性
と高強度を保ちながら、さらに耐水性を改良する。 【解決手段】ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させ、
圧縮成形してなる繊維板であって、原料繊維100重量
部に対して0.01〜5重量部のワックスを添加した繊
維板。
し、必要に応じて麻繊維等の植物性天然繊維からなる編
織物を樹脂で一体化して補強した繊維板の良好な透湿性
と高強度を保ちながら、さらに耐水性を改良する。 【解決手段】ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させ、
圧縮成形してなる繊維板であって、原料繊維100重量
部に対して0.01〜5重量部のワックスを添加した繊
維板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木質系繊維板類
似の繊維板に係り、特に透湿性と強度に優れ、かつ防水
性に優れた繊維板に関する。
似の繊維板に係り、特に透湿性と強度に優れ、かつ防水
性に優れた繊維板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋で壁中にグラスウール等
の繊維系の断熱層を形成する場合に、室内の水蒸気を室
外へ逃すために、外壁と断熱層との間に通気層を形成す
ることにより、断熱層を透過した室内の水蒸気が通気層
を通って軒下から室外へ拡散するようにしていた。その
場合に、この通気層と断熱層を区画する防風層が必要と
なる。この防風層は、断熱層を保持する機能を発揮する
が、水蒸気を通気層へスムーズに透過させ得るように透
湿性に優れたものでなければならない。
の繊維系の断熱層を形成する場合に、室内の水蒸気を室
外へ逃すために、外壁と断熱層との間に通気層を形成す
ることにより、断熱層を透過した室内の水蒸気が通気層
を通って軒下から室外へ拡散するようにしていた。その
場合に、この通気層と断熱層を区画する防風層が必要と
なる。この防風層は、断熱層を保持する機能を発揮する
が、水蒸気を通気層へスムーズに透過させ得るように透
湿性に優れたものでなければならない。
【0003】この防風層を形成するものとして、従来、
例えばポリエチレン製の不織布が使われてきたが、断熱
層にグラスウール等を使用すると、断熱層の膨張力に押
されてこの不織布が膨出変形し、通気層を狭めるという
欠点があり、このことは特に寒冷地においてグラスウー
ル等を多量に詰め込んだときに起こり易い〔建築工事標
準仕様書・同解説JASS24断熱工事(日本建築学会
編)参照〕。そこで、木質繊維板のなかでも比較的密度
が小さく通気性を有する軟質繊維板の一種であるシージ
ングボードを断熱層の外側に当て、その端辺を柱、間
柱、梁、桁、又はブレース(胴縁、筋違等の補強材)等
の構造材に固定することにより、ある程度の強度を有し
た防風層を形成している。
例えばポリエチレン製の不織布が使われてきたが、断熱
層にグラスウール等を使用すると、断熱層の膨張力に押
されてこの不織布が膨出変形し、通気層を狭めるという
欠点があり、このことは特に寒冷地においてグラスウー
ル等を多量に詰め込んだときに起こり易い〔建築工事標
準仕様書・同解説JASS24断熱工事(日本建築学会
編)参照〕。そこで、木質繊維板のなかでも比較的密度
が小さく通気性を有する軟質繊維板の一種であるシージ
ングボードを断熱層の外側に当て、その端辺を柱、間
柱、梁、桁、又はブレース(胴縁、筋違等の補強材)等
の構造材に固定することにより、ある程度の強度を有し
た防風層を形成している。
【0004】ところが、上記従来のシージングボード
は、断熱層の膨張力に耐え得ても、それ自体が構造用面
材として機能するほどの強度は有していない。従って、
シージングボード周辺の構造部分の強度は、専らシージ
ングボード以外の上記構造部材に頼るしかなかった。ま
た、シージングボードは、防水性が劣るという欠点を有
していた。
は、断熱層の膨張力に耐え得ても、それ自体が構造用面
材として機能するほどの強度は有していない。従って、
シージングボード周辺の構造部分の強度は、専らシージ
ングボード以外の上記構造部材に頼るしかなかった。ま
た、シージングボードは、防水性が劣るという欠点を有
していた。
【0005】アブラヤシ繊維と結合剤からなる繊維板の
技術は開示されている(特開昭50−156586)
が、強度、防水性が不十分であるという問題があった。
ヤシ繊維を含んだ多孔質材料とアルキルレゾルシン・ホ
ルムアルデヒド系縮合物からなる構造材(特許第252
9168号)、ヤシ繊維と多価フェノール・アルデヒド
縮合物からなる構造材(特開平8−108509)、木
質繊維等の有機繊維と熱硬化製樹脂の水分散液を付着さ
せ成型したボード(特開平7−124915)に関する
技術の中で、バインダーの縮合物中にワックスを混合す
るという技術が開示されているが、バインダーが特殊で
一般的ではないほか、十分な耐水性を発現させるために
大量のワックスを混合すると、バインダーによる繊維の
結合が阻害されて構造材としての強度が低下するという
問題があった。
技術は開示されている(特開昭50−156586)
が、強度、防水性が不十分であるという問題があった。
ヤシ繊維を含んだ多孔質材料とアルキルレゾルシン・ホ
ルムアルデヒド系縮合物からなる構造材(特許第252
9168号)、ヤシ繊維と多価フェノール・アルデヒド
縮合物からなる構造材(特開平8−108509)、木
質繊維等の有機繊維と熱硬化製樹脂の水分散液を付着さ
せ成型したボード(特開平7−124915)に関する
技術の中で、バインダーの縮合物中にワックスを混合す
るという技術が開示されているが、バインダーが特殊で
一般的ではないほか、十分な耐水性を発現させるために
大量のワックスを混合すると、バインダーによる繊維の
結合が阻害されて構造材としての強度が低下するという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に着
目してなされたものであり、その課題とするところは、
ヤシ繊維同士を硬化性樹脂により確実に固定し、必要に
応じて適度な引張強さ及び引張弾性率を有する編織物
(特に麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物)を樹
脂で一体化して補強し、さらにワックスを添加すること
により、良好な透湿性と高強度を併せ持ち、さらに防水
性の良好な繊維板を提供することにある。併せてその製
法も提案するものである。
目してなされたものであり、その課題とするところは、
ヤシ繊維同士を硬化性樹脂により確実に固定し、必要に
応じて適度な引張強さ及び引張弾性率を有する編織物
(特に麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物)を樹
脂で一体化して補強し、さらにワックスを添加すること
により、良好な透湿性と高強度を併せ持ち、さらに防水
性の良好な繊維板を提供することにある。併せてその製
法も提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、ヤシ繊維を
硬化性樹脂で結合した繊維板にワックスを添加、特に繊
維板表面に塗布することにより、強度と透湿性に優れ、
かつ防水性が良好な繊維板が得られることを見いだし、
以下の発明に至った。即ち本発明は、 [1]ヤシ繊維マットに、ヤシ繊維100重量部に対し
て5〜50重量部の植物繊維からなる編織物を積層し、
これらに硬化性樹脂を付着させ、圧縮成形してなる繊維
板に、原料繊維100重量部に対して0.01〜5重量
部のワックスを添加してなる繊維板に関する。
題を解決するために鋭意検討を行った結果、ヤシ繊維を
硬化性樹脂で結合した繊維板にワックスを添加、特に繊
維板表面に塗布することにより、強度と透湿性に優れ、
かつ防水性が良好な繊維板が得られることを見いだし、
以下の発明に至った。即ち本発明は、 [1]ヤシ繊維マットに、ヤシ繊維100重量部に対し
て5〜50重量部の植物繊維からなる編織物を積層し、
これらに硬化性樹脂を付着させ、圧縮成形してなる繊維
板に、原料繊維100重量部に対して0.01〜5重量
部のワックスを添加してなる繊維板に関する。
【0008】[2]ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着
させ圧縮成形してなる繊維板であって、圧縮成形前ある
いは成形後に該繊維板の少なくとも1表面に0.5〜2
00g/m2のワックスを添加してなる繊維板に関す
る。 [3]ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させた後、又
は硬化性樹脂の項かごにワックスを添加した上記[2]
記載の繊維板に関する。
させ圧縮成形してなる繊維板であって、圧縮成形前ある
いは成形後に該繊維板の少なくとも1表面に0.5〜2
00g/m2のワックスを添加してなる繊維板に関す
る。 [3]ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させた後、又
は硬化性樹脂の項かごにワックスを添加した上記[2]
記載の繊維板に関する。
【0009】[4]ヤシ繊維マットに、ヤシ繊維100
重量部に対して5〜50重量部の編織物を積層し、これ
らに硬化性樹脂を付着させ圧縮成形してなる上記[2]
又は[3]記載の繊維板に関する。 [5]ヤシ繊維がアブラヤシ繊維である上記[1],
[2],[3]又は[4]記載の繊維板に関する。 [6]植物繊維からなる編織物が、目付100g/m2
〜1200g/m2の麻繊維からなる編織物であ上記
[1],[3],[4]又は[5]記載の繊維板に関す
る。
重量部に対して5〜50重量部の編織物を積層し、これ
らに硬化性樹脂を付着させ圧縮成形してなる上記[2]
又は[3]記載の繊維板に関する。 [5]ヤシ繊維がアブラヤシ繊維である上記[1],
[2],[3]又は[4]記載の繊維板に関する。 [6]植物繊維からなる編織物が、目付100g/m2
〜1200g/m2の麻繊維からなる編織物であ上記
[1],[3],[4]又は[5]記載の繊維板に関す
る。
【0010】[7]繊維板の厚さが3mm〜25mmで
あり、曲げ強さが3N/mm2〜50N/mm2であり、
且つ透湿係数が0.1μg/(m2・s・Pa)〜10
μg/(m2・s・Pa)であ上記[1]〜[6]の1
記載の繊維板に関する。 [8]硬化性樹脂がアミノ樹脂である上記[1]〜
[7]の1記載の繊維板に関する。 [9]アミノ樹脂がユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリア
−メラミン共重合樹脂の内から1つ以上選ばれる樹脂で
ある上記[8]記載の繊維板に関する。
あり、曲げ強さが3N/mm2〜50N/mm2であり、
且つ透湿係数が0.1μg/(m2・s・Pa)〜10
μg/(m2・s・Pa)であ上記[1]〜[6]の1
記載の繊維板に関する。 [8]硬化性樹脂がアミノ樹脂である上記[1]〜
[7]の1記載の繊維板に関する。 [9]アミノ樹脂がユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリア
−メラミン共重合樹脂の内から1つ以上選ばれる樹脂で
ある上記[8]記載の繊維板に関する。
【0011】[10]硬化性樹脂がフェノール樹脂であ
る上記[1]〜[7]の1記載の繊維板に関する。 [11]ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この繊維マ
ットに原料繊維100重量部に対して5〜50重量部の
編織物を積層し、これらにヤシ繊維100重量部に対し
て0.01〜5重量部のワックスを添加した硬化性樹脂
を付着させ、圧縮成形することを特徴とする繊維板の製
法に関する。
る上記[1]〜[7]の1記載の繊維板に関する。 [11]ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この繊維マ
ットに原料繊維100重量部に対して5〜50重量部の
編織物を積層し、これらにヤシ繊維100重量部に対し
て0.01〜5重量部のワックスを添加した硬化性樹脂
を付着させ、圧縮成形することを特徴とする繊維板の製
法に関する。
【0012】[12]ヤシ繊維から繊維マットを形成
し、この繊維マットに硬化性樹脂を付着させて圧縮成形
した繊維板の少なくとも1表面に、0.5〜200g/
m2のワックスを添加した上記[11]記載の繊維板の
製法に関する。 [13]ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この繊維マ
ットにヤシ繊維100重量部に対して5〜50重量部の
植物繊維からなる編織物を積層し、これらに硬化性樹脂
を付着させて圧縮成形した繊維板の少なくとも1表面に
0.5〜200g/m2のワックスを添加した上記[1
1]又は[12]記載の繊維板の製法に関する。
し、この繊維マットに硬化性樹脂を付着させて圧縮成形
した繊維板の少なくとも1表面に、0.5〜200g/
m2のワックスを添加した上記[11]記載の繊維板の
製法に関する。 [13]ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この繊維マ
ットにヤシ繊維100重量部に対して5〜50重量部の
植物繊維からなる編織物を積層し、これらに硬化性樹脂
を付着させて圧縮成形した繊維板の少なくとも1表面に
0.5〜200g/m2のワックスを添加した上記[1
1]又は[12]記載の繊維板の製法に関する。
【0013】[14]繊維板表面にワックスを付着させ
た後、80〜200℃に加熱する上記[12]又は[1
3]記載の繊維板の製法に関する。 [15]ヤシ繊維から繊維マットを形成して硬化性樹脂
を付着後、該繊維マットの少なくとも1表面に0.5〜
200g/m2のワックスを付着させた後、圧縮成形す
る繊維板の製法に関する。
た後、80〜200℃に加熱する上記[12]又は[1
3]記載の繊維板の製法に関する。 [15]ヤシ繊維から繊維マットを形成して硬化性樹脂
を付着後、該繊維マットの少なくとも1表面に0.5〜
200g/m2のワックスを付着させた後、圧縮成形す
る繊維板の製法に関する。
【0014】[16]ヤシ繊維から繊維マットを形成し
て硬化性樹脂を付着させ、ヤシ繊維側の面に硬化性樹
脂、他面にワックスを添加した植物性天然繊維からなる
編織物をヤシ繊維層の少なくとも1表面に配置し、圧縮
成形する繊維板の製法に関する。
て硬化性樹脂を付着させ、ヤシ繊維側の面に硬化性樹
脂、他面にワックスを添加した植物性天然繊維からなる
編織物をヤシ繊維層の少なくとも1表面に配置し、圧縮
成形する繊維板の製法に関する。
【0015】
【発明実施の形態】本発明で用いるヤシ繊維とは、ココ
ヤシ、アブラヤシ、サゴヤシ、ナツメヤシ、オウギヤ
シ、ニッパヤシ、サトウヤシ、クジャクヤシ、シュロ、
トウジュロ、クロツグ等のヤシ科の植物から採取される
繊維状樹皮、葉柄基部繊維、中果皮繊維等の繊維をい
い、これにはアブラヤシの空果房を解繊して得る繊維が
含まれる。また、複数種類のヤシ繊維を混合したものを
含む。ここではアブラヤシ繊維が好ましい。
ヤシ、アブラヤシ、サゴヤシ、ナツメヤシ、オウギヤ
シ、ニッパヤシ、サトウヤシ、クジャクヤシ、シュロ、
トウジュロ、クロツグ等のヤシ科の植物から採取される
繊維状樹皮、葉柄基部繊維、中果皮繊維等の繊維をい
い、これにはアブラヤシの空果房を解繊して得る繊維が
含まれる。また、複数種類のヤシ繊維を混合したものを
含む。ここではアブラヤシ繊維が好ましい。
【0016】ヤシ繊維は直径が約100〜600μmと
太いので、繊維マットにしたときには繊維充填密度にも
よるが繊維間に、例えば100μm〜5mm程度、好ま
しくは200μm〜3mm程度の大きさの隙間が形成さ
れる。従って、繊維マットの透湿性は極めて良い。ま
た、編織物は編み目が通気性をもつから、透湿性に優れ
る。
太いので、繊維マットにしたときには繊維充填密度にも
よるが繊維間に、例えば100μm〜5mm程度、好ま
しくは200μm〜3mm程度の大きさの隙間が形成さ
れる。従って、繊維マットの透湿性は極めて良い。ま
た、編織物は編み目が通気性をもつから、透湿性に優れ
る。
【0017】この繊維マットに硬化性樹脂を付着させて
圧縮成形する際の樹脂量又は成形時の圧縮の程度によ
り、得られる繊維板の繊維間の隙間の大きさや隙間の密
度を種々に変化させることができる。そのことにより繊
維板の透湿性のコントロールが出来る。例えば、繊維板
の隙間を1〜100μm程度、通常5〜50μm程度と
することにより、通気性は有するが雨は通さない良好な
繊維板も製造することが可能である。
圧縮成形する際の樹脂量又は成形時の圧縮の程度によ
り、得られる繊維板の繊維間の隙間の大きさや隙間の密
度を種々に変化させることができる。そのことにより繊
維板の透湿性のコントロールが出来る。例えば、繊維板
の隙間を1〜100μm程度、通常5〜50μm程度と
することにより、通気性は有するが雨は通さない良好な
繊維板も製造することが可能である。
【0018】ヤシ繊維のなかでもアブラヤシ繊維が好ま
しいが、このアブラヤシ繊維は他の種類のヤシ繊維に比
較して解繊等に要する労力が少なく、安価に入手するこ
とができる。また、アブラヤシ繊維は繊維長が10〜3
0cmと長く、ココヤシ繊維より繊維の屈曲の度合いが
大きいため、繊維同士の絡まり合いが大きく、繊維マッ
トを形成したときにほぐれにくく、マットの取り扱いが
容易である。また、繊維の絡まり合いが大きいほか、繊
維径もココヤシより太いこともあり、アブラヤシ繊維の
繊維板は釘を打ち付けたときの釘保持力が強くなる。
しいが、このアブラヤシ繊維は他の種類のヤシ繊維に比
較して解繊等に要する労力が少なく、安価に入手するこ
とができる。また、アブラヤシ繊維は繊維長が10〜3
0cmと長く、ココヤシ繊維より繊維の屈曲の度合いが
大きいため、繊維同士の絡まり合いが大きく、繊維マッ
トを形成したときにほぐれにくく、マットの取り扱いが
容易である。また、繊維の絡まり合いが大きいほか、繊
維径もココヤシより太いこともあり、アブラヤシ繊維の
繊維板は釘を打ち付けたときの釘保持力が強くなる。
【0019】上記のヤシ繊維マットに引張弾性率の高い
植物繊維又は合成繊維からなる編織物を積層することに
より、更に強度が向上する。編織物の代わりに不織布を
使用してもかまわない。合成繊維としてはポリエステル
繊維、脂肪族又は芳香族ポリアミド繊維、アラミド繊
維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン
繊維等のポリオレフィン繊維、ビニリデン繊維、ポリ塩
化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、ビニロン、レーヨ
ン、キュプラ、アセテート等の繊維が例示される。
植物繊維又は合成繊維からなる編織物を積層することに
より、更に強度が向上する。編織物の代わりに不織布を
使用してもかまわない。合成繊維としてはポリエステル
繊維、脂肪族又は芳香族ポリアミド繊維、アラミド繊
維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン
繊維等のポリオレフィン繊維、ビニリデン繊維、ポリ塩
化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、ビニロン、レーヨ
ン、キュプラ、アセテート等の繊維が例示される。
【0020】本発明で使用する編織物は、特に麻繊維等
の植物繊維からなる編織物が好ましい。ここで、麻繊維
とは、ジュート、アマ、ケナフ及びアンバリアサ等のじ
ん皮繊維をとるものと、マニラアサ、サイザルアサ、ニ
ュージランドアサ、及びモーリシアスアサ等の組織繊維
をとるものとが含まれる。麻繊維とは、これらの麻から
得られる繊維をいう。
の植物繊維からなる編織物が好ましい。ここで、麻繊維
とは、ジュート、アマ、ケナフ及びアンバリアサ等のじ
ん皮繊維をとるものと、マニラアサ、サイザルアサ、ニ
ュージランドアサ、及びモーリシアスアサ等の組織繊維
をとるものとが含まれる。麻繊維とは、これらの麻から
得られる繊維をいう。
【0021】植物繊維は、複数種類の植物繊維を混合し
たものも含む。編織物は、麻を解繊して得た麻繊維を撚
った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従って、ジ
ュートで形成したクロスであるジュートクロスを含むも
のである。織組織の一例としては、平織、綾織、朱子
織、ナナコ織(正則、不規則を含む)等から選ぶのが好
ましく、この中でも平織、綾織が特に好ましい。編組織
としては平編み、ゴム編み等から選ばれる。ここに用い
る糸の例としては、ジュート番手7.5〜40より選ぶ
のが好ましい。また、目付は100g/m2〜1200
g/m2程度が好ましい。さらに、100g/m2〜10
00g/m2が好ましく、最も好ましくは100g/m2
〜600g/m2である。
たものも含む。編織物は、麻を解繊して得た麻繊維を撚
った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従って、ジ
ュートで形成したクロスであるジュートクロスを含むも
のである。織組織の一例としては、平織、綾織、朱子
織、ナナコ織(正則、不規則を含む)等から選ぶのが好
ましく、この中でも平織、綾織が特に好ましい。編組織
としては平編み、ゴム編み等から選ばれる。ここに用い
る糸の例としては、ジュート番手7.5〜40より選ぶ
のが好ましい。また、目付は100g/m2〜1200
g/m2程度が好ましい。さらに、100g/m2〜10
00g/m2が好ましく、最も好ましくは100g/m2
〜600g/m2である。
【0022】また、ヤシ繊維マットに積層する編織物の
量は、繊維板を使用する部位が必要とする強度等の物性
によりその目付けと積層数を組み合わせ選定できるが、
積層位置はヤシ繊維層の表面でも内部でもよく、表面の
場合は片面でも両面でもよい。積層する編織物の量はヤ
シ繊維100重量部に対して5〜50重量部が好まし
い。さらに、5〜30重量部が好ましく、最も好ましく
は10〜25重量部である。例えば、繊維100重量部に
対し15重量部の樹脂を付着させて作製した密度0.5g/cm3
の繊維板の場合、200g/m2の編織物を1枚積層すると5
重量部、300g/m2の編織物2枚積層で18重量部、3枚積
層で30重量部になる。
量は、繊維板を使用する部位が必要とする強度等の物性
によりその目付けと積層数を組み合わせ選定できるが、
積層位置はヤシ繊維層の表面でも内部でもよく、表面の
場合は片面でも両面でもよい。積層する編織物の量はヤ
シ繊維100重量部に対して5〜50重量部が好まし
い。さらに、5〜30重量部が好ましく、最も好ましく
は10〜25重量部である。例えば、繊維100重量部に
対し15重量部の樹脂を付着させて作製した密度0.5g/cm3
の繊維板の場合、200g/m2の編織物を1枚積層すると5
重量部、300g/m2の編織物2枚積層で18重量部、3枚積
層で30重量部になる。
【0023】本発明で用いるは硬化性樹脂は、熱硬化型
樹脂及び反応硬化型樹脂(常温硬化型樹脂)を含む。ま
た、上記圧縮成形の際には、必要に応じて加熱も行う。
まず熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アミノ樹
脂、及びジアリルフタレート樹脂(DAP樹脂)などが
ある。フェノール樹脂には、ノボラック樹脂(酸触媒、
フェノール過剰)、レゾール樹脂(塩基性触媒、ホルム
アルデヒド過剰)、フェノール−メラミン共重合樹脂、
フェノール−メラミン−ユリア共重合樹脂、アルキルフ
ェノール変成フェノール樹脂、ゴム変成フェノール樹脂
等の変成フェノール樹脂があり、アミノ樹脂にはユリア
樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、ユリア−メラミン共
重合樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、及びアセトグアナミ
ン樹脂がある。次に、反応硬化型樹脂(常温硬化型樹
脂)としては、フラン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、変性
(変成)シリコーン樹脂、及びシリコーン樹脂などがあ
る。
樹脂及び反応硬化型樹脂(常温硬化型樹脂)を含む。ま
た、上記圧縮成形の際には、必要に応じて加熱も行う。
まず熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アミノ樹
脂、及びジアリルフタレート樹脂(DAP樹脂)などが
ある。フェノール樹脂には、ノボラック樹脂(酸触媒、
フェノール過剰)、レゾール樹脂(塩基性触媒、ホルム
アルデヒド過剰)、フェノール−メラミン共重合樹脂、
フェノール−メラミン−ユリア共重合樹脂、アルキルフ
ェノール変成フェノール樹脂、ゴム変成フェノール樹脂
等の変成フェノール樹脂があり、アミノ樹脂にはユリア
樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、ユリア−メラミン共
重合樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、及びアセトグアナミ
ン樹脂がある。次に、反応硬化型樹脂(常温硬化型樹
脂)としては、フラン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、変性
(変成)シリコーン樹脂、及びシリコーン樹脂などがあ
る。
【0024】さらに、繊維マットの集束剤又はバインダ
ーとしては、これら硬化性樹脂が寸法精度、耐久性、強
度等の点から好ましい。しかしながら、物性上少し劣り
はするが、バインダー効果を持つアクリル系、スチレン
系等の熱可塑型樹脂(特に水性分散液)及び天然あるい
はSBRなどの合成ゴムラテックスも一部使用すること
ができ、本発明の硬化性樹脂とは、これらを含めた概念
である。上記の硬化性樹脂の内、熱硬化性樹脂が硬化時
間、生産性の観点から好ましく、その内でもフェノール
樹脂、アミノ樹脂が好ましく、特に好ましくはアミノ樹
脂、つまりユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリアメラミン
共重合樹脂、及びこれらの混合樹脂がよい。
ーとしては、これら硬化性樹脂が寸法精度、耐久性、強
度等の点から好ましい。しかしながら、物性上少し劣り
はするが、バインダー効果を持つアクリル系、スチレン
系等の熱可塑型樹脂(特に水性分散液)及び天然あるい
はSBRなどの合成ゴムラテックスも一部使用すること
ができ、本発明の硬化性樹脂とは、これらを含めた概念
である。上記の硬化性樹脂の内、熱硬化性樹脂が硬化時
間、生産性の観点から好ましく、その内でもフェノール
樹脂、アミノ樹脂が好ましく、特に好ましくはアミノ樹
脂、つまりユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリアメラミン
共重合樹脂、及びこれらの混合樹脂がよい。
【0025】本発明の硬化性樹脂には、必要に応じて可
塑剤、充填剤、補強材、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、硬化触媒、物性調整剤などを配合し得
る。尚、接着付与剤として、コンニャク、小麦粉、デン
プン等を添加し得る。硬化性樹脂の使用量は、ヤシ繊維
のほか編織物の植物繊維を含む原料繊維100重量部に
対して、5〜100重量部、好ましくは5〜30重量部
である。更に好ましくは10〜30重量部が例示され
る。
塑剤、充填剤、補強材、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、硬化触媒、物性調整剤などを配合し得
る。尚、接着付与剤として、コンニャク、小麦粉、デン
プン等を添加し得る。硬化性樹脂の使用量は、ヤシ繊維
のほか編織物の植物繊維を含む原料繊維100重量部に
対して、5〜100重量部、好ましくは5〜30重量部
である。更に好ましくは10〜30重量部が例示され
る。
【0026】本発明において硬化性樹脂の付着とは、硬
化性樹脂をヤシ繊維、繊維マット、及び/又は編織物に
付着、塗布、混合又は噴霧する場合等、硬化性樹脂を存
在させる又は含有させるという意味を付着という表現で
包括的に使用している。本発明に使用するワックスと
は、パラフィンワックス、マイクロスタリンワックス、
ペトロラタム等の石油ワックス、動物ワックス、植物ワ
ックス、鉱物ワックス及びポリエチレンワックス等の合
成ワックスが含まれる。これらのワックスは疎水性であ
り、ヤシ繊維からなる繊維板に添加することにより、例
えば、雨水等が繊維板内へしみ込みにくくし、防水性が
向上する。
化性樹脂をヤシ繊維、繊維マット、及び/又は編織物に
付着、塗布、混合又は噴霧する場合等、硬化性樹脂を存
在させる又は含有させるという意味を付着という表現で
包括的に使用している。本発明に使用するワックスと
は、パラフィンワックス、マイクロスタリンワックス、
ペトロラタム等の石油ワックス、動物ワックス、植物ワ
ックス、鉱物ワックス及びポリエチレンワックス等の合
成ワックスが含まれる。これらのワックスは疎水性であ
り、ヤシ繊維からなる繊維板に添加することにより、例
えば、雨水等が繊維板内へしみ込みにくくし、防水性が
向上する。
【0027】ワックスの添加時期は圧縮成形の前でも後
でもよい。成形前に添加する場合は硬化性樹脂に混合し
てもよいし、ヤシ繊維に硬化性樹脂とワックスを別々に
添加してもよい。繊維板表面にワックスを付着させる場
合も、成形前に表面にワックスを添加した後に圧縮成形
しても、圧縮成形した後の繊維板の表面に付着させても
よい。ワックスの付着は繊維板の片面のみでも両面でも
よく、繊維板の切断面つまり木口面に付着させてもよ
い。ワックスはヤシ繊維に硬化性樹脂を付着させた後に
添加する方が、硬化性樹脂の接着性能を低下させること
なくヤシ繊維表面にワックスを存在させることができ、
好ましい。成形後、すなわち樹脂が硬化した後に、ワッ
クスを付着させるのが、硬化性樹脂の接着性能に影響を
与えることなくワックスの効果を高めるのに有効で、よ
り好ましい。
でもよい。成形前に添加する場合は硬化性樹脂に混合し
てもよいし、ヤシ繊維に硬化性樹脂とワックスを別々に
添加してもよい。繊維板表面にワックスを付着させる場
合も、成形前に表面にワックスを添加した後に圧縮成形
しても、圧縮成形した後の繊維板の表面に付着させても
よい。ワックスの付着は繊維板の片面のみでも両面でも
よく、繊維板の切断面つまり木口面に付着させてもよ
い。ワックスはヤシ繊維に硬化性樹脂を付着させた後に
添加する方が、硬化性樹脂の接着性能を低下させること
なくヤシ繊維表面にワックスを存在させることができ、
好ましい。成形後、すなわち樹脂が硬化した後に、ワッ
クスを付着させるのが、硬化性樹脂の接着性能に影響を
与えることなくワックスの効果を高めるのに有効で、よ
り好ましい。
【0028】ワックスの使用形態としては、固形ワック
ス或いはワックスエマルジョンがある。固形ワックスを
用いる場合は粉末を添加する場合と、加熱溶融したもの
をホットメルトスプレーガン等により塗布する場合があ
る。ワックスエマルジョンとしては、カチオン系、アニ
オン系、ノニオン系の乳化剤を用いたものが挙げられる
が、アニオン系乳化剤を用いたものが好ましい。ワック
スエマルジョンを繊維板表面に添加するには、スプレー
ガン等で塗布すればよく、特に限定はない。ワックスエ
マルジョンの濃度はワックス固形分で5〜50wt%、
好ましくは15〜45wt%である。硬化性樹脂に混合
して使用する場合は濃度に関して特に問題はないが、ス
プレー等で添加する場合は濃度が5wt%未満では大量
の水を同時に塗布するためあまり好ましくなく、また5
0wt%以上ではワックスエマルジョンの安定性が不良
でスプレーノズルに詰まりが生じることが起こりうる。
ス或いはワックスエマルジョンがある。固形ワックスを
用いる場合は粉末を添加する場合と、加熱溶融したもの
をホットメルトスプレーガン等により塗布する場合があ
る。ワックスエマルジョンとしては、カチオン系、アニ
オン系、ノニオン系の乳化剤を用いたものが挙げられる
が、アニオン系乳化剤を用いたものが好ましい。ワック
スエマルジョンを繊維板表面に添加するには、スプレー
ガン等で塗布すればよく、特に限定はない。ワックスエ
マルジョンの濃度はワックス固形分で5〜50wt%、
好ましくは15〜45wt%である。硬化性樹脂に混合
して使用する場合は濃度に関して特に問題はないが、ス
プレー等で添加する場合は濃度が5wt%未満では大量
の水を同時に塗布するためあまり好ましくなく、また5
0wt%以上ではワックスエマルジョンの安定性が不良
でスプレーノズルに詰まりが生じることが起こりうる。
【0029】ワックスの添加量は、ヤシ繊維のほか編織
物の植物繊維を含む原料繊維100重量部に対してワッ
クス固形分で0.01〜5重量部、好ましくは0.05
〜3重量部であり、更に好ましくは0.1〜2重量部で
ある。ワックスの添加部数が0.01重量部未満では防
水効果が小さく、また、5重量部を越えると強度と透湿
性の低下を招く傾向がある。繊維板表面へ付着させる場
合のワックス量は、ワックス固形分で0.5〜500g
/m2、好ましくは0.5〜300g/m2で、更に好ま
しくは0.5〜200g/m2である。0.5g/m2未
満では得られる撥水効果が不十分であり、500g/m
2を越えると繊維板の通気性、透湿性が低下するほか、
不経済となり易い。
物の植物繊維を含む原料繊維100重量部に対してワッ
クス固形分で0.01〜5重量部、好ましくは0.05
〜3重量部であり、更に好ましくは0.1〜2重量部で
ある。ワックスの添加部数が0.01重量部未満では防
水効果が小さく、また、5重量部を越えると強度と透湿
性の低下を招く傾向がある。繊維板表面へ付着させる場
合のワックス量は、ワックス固形分で0.5〜500g
/m2、好ましくは0.5〜300g/m2で、更に好ま
しくは0.5〜200g/m2である。0.5g/m2未
満では得られる撥水効果が不十分であり、500g/m
2を越えると繊維板の通気性、透湿性が低下するほか、
不経済となり易い。
【0030】ワックスの添加は繊維板の熱プレス成形の
前でも後でも良いが、プレス成形後に塗布する場合は、
ワックス塗布後にさらに加熱することが好ましい。ワッ
クスの融点以上に加熱することで、ワックスが溶融して
繊維板表面に十分に浸透し、またエマルジョンを用いた
場合はエマルジョン中の水が揮発し、乳化剤の効果も消
失するため、繊維板の撥水効果が格段に向上する。
前でも後でも良いが、プレス成形後に塗布する場合は、
ワックス塗布後にさらに加熱することが好ましい。ワッ
クスの融点以上に加熱することで、ワックスが溶融して
繊維板表面に十分に浸透し、またエマルジョンを用いた
場合はエマルジョン中の水が揮発し、乳化剤の効果も消
失するため、繊維板の撥水効果が格段に向上する。
【0031】加熱する温度はワックスの形態及び融点に
依るが、通常50〜200℃、好ましくは100〜18
0℃である。エマルジョンを用いる場合は大量の水が含
まれるため、120〜180℃が好ましい。50℃未満
ではワックスの溶融に不十分であり、200℃以上では
繊維板に焼けが生じて強度低下も起こりうるため好まし
くない。加熱時間もワックスの形態、融点及び加熱温度
に依るが、通常120〜180℃では10秒〜30分程
度である。高温の場合でも10秒未満ではワックスの溶
融・浸透並びにエマルジョン中の水の揮発に不十分であ
り、また低温でも30分以上では製造効率が悪い他、温
度により繊維板の強度低下が起こる。
依るが、通常50〜200℃、好ましくは100〜18
0℃である。エマルジョンを用いる場合は大量の水が含
まれるため、120〜180℃が好ましい。50℃未満
ではワックスの溶融に不十分であり、200℃以上では
繊維板に焼けが生じて強度低下も起こりうるため好まし
くない。加熱時間もワックスの形態、融点及び加熱温度
に依るが、通常120〜180℃では10秒〜30分程
度である。高温の場合でも10秒未満ではワックスの溶
融・浸透並びにエマルジョン中の水の揮発に不十分であ
り、また低温でも30分以上では製造効率が悪い他、温
度により繊維板の強度低下が起こる。
【0032】本発明においてワックスの添加とは、ワッ
クスと硬化性樹脂とを混合して用いる場合、繊維マット
に硬化性樹脂を付着させた後にワックスを付着又は塗布
等する場合、繊維マットに硬化性樹脂を付着させ圧縮成
形した後にワックスを付着又は塗布等する場合を含め、
ワックスを存在させる又は含有させるという意味を添加
という表現で包括的に使用しており、繊維板にワックス
を存在させる方法を何ら制限するものではない。
クスと硬化性樹脂とを混合して用いる場合、繊維マット
に硬化性樹脂を付着させた後にワックスを付着又は塗布
等する場合、繊維マットに硬化性樹脂を付着させ圧縮成
形した後にワックスを付着又は塗布等する場合を含め、
ワックスを存在させる又は含有させるという意味を添加
という表現で包括的に使用しており、繊維板にワックス
を存在させる方法を何ら制限するものではない。
【0033】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明
する。図1は実施形態の1例である繊維板1を示す。ヤ
シ繊維によりマット2を形成し、この繊維マット2の両
表面に、麻繊維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロス
3を編織物として配置し、これらに硬化性樹脂を付着さ
せ、麻クロス3にはさらにワックスを外表面に塗布(省
略)して、圧縮成形してなるものである。
する。図1は実施形態の1例である繊維板1を示す。ヤ
シ繊維によりマット2を形成し、この繊維マット2の両
表面に、麻繊維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロス
3を編織物として配置し、これらに硬化性樹脂を付着さ
せ、麻クロス3にはさらにワックスを外表面に塗布(省
略)して、圧縮成形してなるものである。
【0034】繊維マット2を形成するには、ニードルパ
ンチ等によりヤシ繊維を不織布様又は三次元編組織状に
絡み合わせる処理を行って剥離強度を上げ、さらに必要
に応じてプレス又は熱プレス等により繊維マット2を緻
密にする。なお、この繊維マット2の厚みは、通常5m
m〜20mm程度にすると使い易いと云われるが、勿論
これに限定されることなく用途に応じて任意に設定すれ
ばよく、また複数枚重ねて使用してもよい。
ンチ等によりヤシ繊維を不織布様又は三次元編組織状に
絡み合わせる処理を行って剥離強度を上げ、さらに必要
に応じてプレス又は熱プレス等により繊維マット2を緻
密にする。なお、この繊維マット2の厚みは、通常5m
m〜20mm程度にすると使い易いと云われるが、勿論
これに限定されることなく用途に応じて任意に設定すれ
ばよく、また複数枚重ねて使用してもよい。
【0035】本発明の繊維板1の厚さは、3mm〜25
mmが好ましく、9〜20mmがさらに好ましい。この
繊維板1は強度が強く繊維板1の密度、硬化性樹脂量を
調整することにより、例えば曲げ強さ、湿潤曲げ強さで
5タイプから30タイプの中質繊維板と同程度又はそれ以
上とすることが出来る一方、透湿性がシージングボード
と同等或いはそれ以上の値を得ることも可能である。
mmが好ましく、9〜20mmがさらに好ましい。この
繊維板1は強度が強く繊維板1の密度、硬化性樹脂量を
調整することにより、例えば曲げ強さ、湿潤曲げ強さで
5タイプから30タイプの中質繊維板と同程度又はそれ以
上とすることが出来る一方、透湿性がシージングボード
と同等或いはそれ以上の値を得ることも可能である。
【0036】繊維板の曲げ強度は3〜50N/mm2が
好ましく、5〜40N/mm2がより好ましく、10〜
40N/mm2が最も好ましい。3N/mm2未満では構
造材としては強度不足であり、50N/mm2以上にす
るためには一般に繊維板密度を上げる必要が生じ、透湿
性の低下を招き、強度と透湿性の両立ができなくなる。
透湿係数は0.1〜10μg/(m2・s・Pa)が好
ましく、0.5〜8μg/(m2・s・Pa)がより好
ましく、1〜7μg/(m2・s・Pa)が最も好まし
い。0.1μg/(m2・s・Pa)未満では壁中の通
気層へ水蒸気を透過させる防風層として不十分であり、
10μg/(m2・s・Pa)以上にするためには一般
に繊維板を低密度にする必要が生じて強度が低下し、強
度と透湿性の両立ができなくなる。
好ましく、5〜40N/mm2がより好ましく、10〜
40N/mm2が最も好ましい。3N/mm2未満では構
造材としては強度不足であり、50N/mm2以上にす
るためには一般に繊維板密度を上げる必要が生じ、透湿
性の低下を招き、強度と透湿性の両立ができなくなる。
透湿係数は0.1〜10μg/(m2・s・Pa)が好
ましく、0.5〜8μg/(m2・s・Pa)がより好
ましく、1〜7μg/(m2・s・Pa)が最も好まし
い。0.1μg/(m2・s・Pa)未満では壁中の通
気層へ水蒸気を透過させる防風層として不十分であり、
10μg/(m2・s・Pa)以上にするためには一般
に繊維板を低密度にする必要が生じて強度が低下し、強
度と透湿性の両立ができなくなる。
【0037】さらに繊維板の密度は0.2g/cm3〜
1g/cm3が好ましく、さらに0.3g/cm3〜7g
/cm3が好ましく、最も好ましくは、0.35g/c
m3〜0.6g/cm3である。また、繊維板1の目付
は、例えば繊維板1の厚さが9mmの場合、密度が0.
2g/cm3で目付1.8kg/m2となり、密度が1g
/cm3では目付9kg/m2となる。
1g/cm3が好ましく、さらに0.3g/cm3〜7g
/cm3が好ましく、最も好ましくは、0.35g/c
m3〜0.6g/cm3である。また、繊維板1の目付
は、例えば繊維板1の厚さが9mmの場合、密度が0.
2g/cm3で目付1.8kg/m2となり、密度が1g
/cm3では目付9kg/m2となる。
【0038】上記繊維板1の製法は、例えば次のように
行うことができる。まず、ヤシ繊維を解繊し、単位断面
径が約5〜600 mm、繊維長30〜300 mmの繊維を得る。こ
のヤシ繊維により繊維マット2を形成し、ニードルパン
チ等により繊維を絡み合わせて緻密にすると同時に剥離
強度を上げる。この繊維マット2に硬化性樹脂の水溶液
または水分散液をスプレー等により噴霧して、繊維マッ
ト全体に均一に樹脂を付着させる。該繊維マットの両表
面に編織物を積層する場合においては、次いで、麻クロ
ス3の片面に樹脂液を、他面にワックス4をスプレーに
より塗布し、樹脂を付着させた面を繊維マット側にして
麻クロス3を上記の繊維マット2の両面に配置し、加熱
圧縮成形する。所望する繊維板の密度や厚さにより、繊
維マットを適宜複数枚積層すればよい。
行うことができる。まず、ヤシ繊維を解繊し、単位断面
径が約5〜600 mm、繊維長30〜300 mmの繊維を得る。こ
のヤシ繊維により繊維マット2を形成し、ニードルパン
チ等により繊維を絡み合わせて緻密にすると同時に剥離
強度を上げる。この繊維マット2に硬化性樹脂の水溶液
または水分散液をスプレー等により噴霧して、繊維マッ
ト全体に均一に樹脂を付着させる。該繊維マットの両表
面に編織物を積層する場合においては、次いで、麻クロ
ス3の片面に樹脂液を、他面にワックス4をスプレーに
より塗布し、樹脂を付着させた面を繊維マット側にして
麻クロス3を上記の繊維マット2の両面に配置し、加熱
圧縮成形する。所望する繊維板の密度や厚さにより、繊
維マットを適宜複数枚積層すればよい。
【0039】加熱圧縮の温度及び時間は用いる硬化樹脂
や加熱圧縮前の繊維マットの含水量などにより異なるの
で、それぞれの条件により適宜調整すればよい。麻クロ
ス3を用いない場合は、繊維マット2に樹脂を塗布後、
積層する繊維マットの外面にワックス3を塗布し、加熱
プレスして成形する。ワックス4は繊維板成形後に塗
布、あるいは硬化性樹脂中に前もって添加しておくこと
もできる。成形後にワックスを塗布する場合は、成形し
た繊維板表面にスプレーガンでワックスを塗布後、加熱
する。加熱は加熱炉や熱プレス等で行うことが可能であ
る。固形ワックスを使用する場合は、ホットメルトスプ
レーを使用し、加熱炉中で塗布するとワックス塗布と塗
布後の加熱が同時に行える。
や加熱圧縮前の繊維マットの含水量などにより異なるの
で、それぞれの条件により適宜調整すればよい。麻クロ
ス3を用いない場合は、繊維マット2に樹脂を塗布後、
積層する繊維マットの外面にワックス3を塗布し、加熱
プレスして成形する。ワックス4は繊維板成形後に塗
布、あるいは硬化性樹脂中に前もって添加しておくこと
もできる。成形後にワックスを塗布する場合は、成形し
た繊維板表面にスプレーガンでワックスを塗布後、加熱
する。加熱は加熱炉や熱プレス等で行うことが可能であ
る。固形ワックスを使用する場合は、ホットメルトスプ
レーを使用し、加熱炉中で塗布するとワックス塗布と塗
布後の加熱が同時に行える。
【0040】尚、樹脂は、繊維マット2の集束剤又はバ
インダーとして使用されると共に、麻クロス自体への強
度付与及び麻クロス3と繊維マット2との結合剤、更に
は繊維板全体の結合剤又は強度付与のための構成剤とし
て働く。また、麻クロス3は、引張強さ及び引張弾性率
が適度に高い麻繊維等を編んでいるため、それ自体が優
れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この麻ク
ロス3が樹脂を介して繊維マット2と強く結合すること
により、繊維板の強度が高められる。すなわち、麻クロ
ス3を繊維マット2の両面に配置した場合には、いわゆ
るサンドイッチ効果が発揮されて繊維板の曲げ強さ及び
曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス3は、吸水、
吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2の両
面に配置すると繊維板の吸水、吸湿時の寸法変化、吸
水、吸湿時の強度低下が小さくなり好ましい。従って、
繊維板1が構造用面材として機能し、防風層周辺の構造
部分を補強することができる。
インダーとして使用されると共に、麻クロス自体への強
度付与及び麻クロス3と繊維マット2との結合剤、更に
は繊維板全体の結合剤又は強度付与のための構成剤とし
て働く。また、麻クロス3は、引張強さ及び引張弾性率
が適度に高い麻繊維等を編んでいるため、それ自体が優
れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この麻ク
ロス3が樹脂を介して繊維マット2と強く結合すること
により、繊維板の強度が高められる。すなわち、麻クロ
ス3を繊維マット2の両面に配置した場合には、いわゆ
るサンドイッチ効果が発揮されて繊維板の曲げ強さ及び
曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス3は、吸水、
吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2の両
面に配置すると繊維板の吸水、吸湿時の寸法変化、吸
水、吸湿時の強度低下が小さくなり好ましい。従って、
繊維板1が構造用面材として機能し、防風層周辺の構造
部分を補強することができる。
【0041】また上記では、麻クロス3を繊維マット2
の両表面に配置したが、本発明は、麻クロス3を繊維マ
ット2の表面に積層しない場合、さらに1表面にのみ配
置するもの、繊維マット2の内部に配置するもの、繊維
マット2の両表面又は1表面並びに内部に配置するも
の、を含むものである。さらに、麻クロスを繊維マット
2の内部に配置する場合に、複数枚の麻クロスと複数枚
のヤシ繊維マット2とを交互に重ねて多層状に配置した
ものを含む。麻クロスを繊維マット2の内部に配置した
ときには、繊維板の引張強さ及び引張弾性率、せん断強
さ及びせん断弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面内
圧縮弾性率が高くなり、繊維板が構造用面材として機能
し、防風層周辺の構造部分を補強することができる。
の両表面に配置したが、本発明は、麻クロス3を繊維マ
ット2の表面に積層しない場合、さらに1表面にのみ配
置するもの、繊維マット2の内部に配置するもの、繊維
マット2の両表面又は1表面並びに内部に配置するも
の、を含むものである。さらに、麻クロスを繊維マット
2の内部に配置する場合に、複数枚の麻クロスと複数枚
のヤシ繊維マット2とを交互に重ねて多層状に配置した
ものを含む。麻クロスを繊維マット2の内部に配置した
ときには、繊維板の引張強さ及び引張弾性率、せん断強
さ及びせん断弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面内
圧縮弾性率が高くなり、繊維板が構造用面材として機能
し、防風層周辺の構造部分を補強することができる。
【0042】次に繊維板1の製法の1例を図2に示す。
繊維板1の製法は、まずヤシ繊維より繊維マット2を形
成する。この行程で使われる機構は、例えば図2に示す
ようにベルトコンベヤ4の情報に複数のホッパ5をベル
ト進行方向に直列に設け、ホッパ5の下流にニードルパ
ンチ装置6を、その下流のベルトコンベヤ4の上方と下
方にスプレーガン7,7を設置したものである。ホッパ
5にはヤシ繊維を入れスプレーガン7に硬化性樹脂及び
ワックスを加圧供給しておく。そして、ベルトコンベヤ
4の稼働と同時に各ホッパ5からベルトコンベヤ4上に
ヤシ繊維を落下供給した後、ニードルパンチ装置6によ
りヤシ繊維を絡み合わせる処理を行い、さらにスプレー
ガン7からヤシ繊維に向けて硬化性樹脂及びワックスを
噴射供給することにより繊維マット2を形成する。次い
で、熱プレス等により加熱圧縮成形することにより、繊
維板1を成形する。加熱圧縮成形は、加熱圧着ローラあ
るいはベルトプレス等により連続成形する方法と、単段
あるいは多段プレスによりバッチ式で繰り返し成形する
方法がある。
繊維板1の製法は、まずヤシ繊維より繊維マット2を形
成する。この行程で使われる機構は、例えば図2に示す
ようにベルトコンベヤ4の情報に複数のホッパ5をベル
ト進行方向に直列に設け、ホッパ5の下流にニードルパ
ンチ装置6を、その下流のベルトコンベヤ4の上方と下
方にスプレーガン7,7を設置したものである。ホッパ
5にはヤシ繊維を入れスプレーガン7に硬化性樹脂及び
ワックスを加圧供給しておく。そして、ベルトコンベヤ
4の稼働と同時に各ホッパ5からベルトコンベヤ4上に
ヤシ繊維を落下供給した後、ニードルパンチ装置6によ
りヤシ繊維を絡み合わせる処理を行い、さらにスプレー
ガン7からヤシ繊維に向けて硬化性樹脂及びワックスを
噴射供給することにより繊維マット2を形成する。次い
で、熱プレス等により加熱圧縮成形することにより、繊
維板1を成形する。加熱圧縮成形は、加熱圧着ローラあ
るいはベルトプレス等により連続成形する方法と、単段
あるいは多段プレスによりバッチ式で繰り返し成形する
方法がある。
【0043】この図では、硬化性樹脂及びワックスはス
プレーガン7で噴射することにより繊維に付着させた
が、繊維を硬化性樹脂及びワックスの混合物に浸漬させ
ることにより付着させても良い。またワックスは、繊維
マット2に硬化性樹脂を付着させ、加熱圧縮成形した
後、噴射等により添加しても良い。また、以上の実施形
態では、正面視が矩形で一定厚さの繊維板についてのみ
説明したが、圧縮硬化成形時に種々形状の型により所望
の形状に成形した成形体としてもよく、その場合におい
ても上記繊維板と同様の作用及び効果を得ることができ
る。
プレーガン7で噴射することにより繊維に付着させた
が、繊維を硬化性樹脂及びワックスの混合物に浸漬させ
ることにより付着させても良い。またワックスは、繊維
マット2に硬化性樹脂を付着させ、加熱圧縮成形した
後、噴射等により添加しても良い。また、以上の実施形
態では、正面視が矩形で一定厚さの繊維板についてのみ
説明したが、圧縮硬化成形時に種々形状の型により所望
の形状に成形した成形体としてもよく、その場合におい
ても上記繊維板と同様の作用及び効果を得ることができ
る。
【0044】本発明の繊維板の用途については、前述し
た住宅外壁の通気層形成に用いる防風層としての用途が
あるが、これに限定される物ではない。例えば、住宅内
装材、内装下地材、屋根下地材、天井材、床材、床下地
材、畳床、建築用構造材断熱材、吸音材、遮音材、衝撃
吸収材、緩衝材、胴縁等建材として合板、集成材、パー
ティクルボードなどが用いられている建材用途のすべて
に利用できる。さらに、コンクリート型枠用材、パレッ
ト、包装材用途、自動車等車両内装材、内装下地材、外
装材、家具材等としても用いることができる。
た住宅外壁の通気層形成に用いる防風層としての用途が
あるが、これに限定される物ではない。例えば、住宅内
装材、内装下地材、屋根下地材、天井材、床材、床下地
材、畳床、建築用構造材断熱材、吸音材、遮音材、衝撃
吸収材、緩衝材、胴縁等建材として合板、集成材、パー
ティクルボードなどが用いられている建材用途のすべて
に利用できる。さらに、コンクリート型枠用材、パレッ
ト、包装材用途、自動車等車両内装材、内装下地材、外
装材、家具材等としても用いることができる。
【0045】
【実施例】次に本発明を実施例と比較例により具体的に
説明する。編織物を積層せずに、下記の実施例1と同様
の手順でヤシ繊維100重量部に対して10重量部のユリア
樹脂と1重量部のワックスを付着させ、165℃-15分の条
件で加熱圧縮成形した密度0.5g/cm3の繊維板は、曲げ強
度16.8N/mm2であり、下記実施例1に示した防水性評価
方法では、表面に滴下した水滴がしみ込む時間は42分で
あった。
説明する。編織物を積層せずに、下記の実施例1と同様
の手順でヤシ繊維100重量部に対して10重量部のユリア
樹脂と1重量部のワックスを付着させ、165℃-15分の条
件で加熱圧縮成形した密度0.5g/cm3の繊維板は、曲げ強
度16.8N/mm2であり、下記実施例1に示した防水性評価
方法では、表面に滴下した水滴がしみ込む時間は42分で
あった。
【0046】本発明は、繊維板表面に編織物を積層しな
い繊維板及び編織物を積層した繊維板の両方に関するの
で、編織物を積層したヤシ繊維板に関する実施例をその
代表例として以下に示す。 [実施例1]解繊したアブラヤシ繊維を用いて、ニード
ルパンチにより繊維を交絡させ、目付1.7 kg/m2の繊維
マットを作製した。ユリア樹脂(三井東圧化学製ユーロ
イドU-755、樹脂固形分65wt%)とワックスエマルジョ
ン(日本精蝋社、パラフィンワックス EMUSTAR
−0135、固形分40wt%)、及び硬化触媒としてNH4C
l(樹脂固形分100重量部に対して1重量部)を混合し、
水で希釈して樹脂固形分40wt%、ワックス固形分2.7wt%
の溶液を調製した。この樹脂溶液を上記アブラヤシマッ
ト及び目付0.3g/m2のジュートクロスにスプレー法によ
り噴霧塗布し、繊維100重量部に対して樹脂固形分で15
重量部のユリア樹脂及び1重量部のワックスを付着させ
た。樹脂を付着させたアブラヤシ繊維マット2枚、その
両面にジュートクロス1枚ずつ(ヤシ繊維100重量部に
対して18重量部)を積層し、プレス機により165℃−10
分の条件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/
cm3の繊維板を得た。
い繊維板及び編織物を積層した繊維板の両方に関するの
で、編織物を積層したヤシ繊維板に関する実施例をその
代表例として以下に示す。 [実施例1]解繊したアブラヤシ繊維を用いて、ニード
ルパンチにより繊維を交絡させ、目付1.7 kg/m2の繊維
マットを作製した。ユリア樹脂(三井東圧化学製ユーロ
イドU-755、樹脂固形分65wt%)とワックスエマルジョ
ン(日本精蝋社、パラフィンワックス EMUSTAR
−0135、固形分40wt%)、及び硬化触媒としてNH4C
l(樹脂固形分100重量部に対して1重量部)を混合し、
水で希釈して樹脂固形分40wt%、ワックス固形分2.7wt%
の溶液を調製した。この樹脂溶液を上記アブラヤシマッ
ト及び目付0.3g/m2のジュートクロスにスプレー法によ
り噴霧塗布し、繊維100重量部に対して樹脂固形分で15
重量部のユリア樹脂及び1重量部のワックスを付着させ
た。樹脂を付着させたアブラヤシ繊維マット2枚、その
両面にジュートクロス1枚ずつ(ヤシ繊維100重量部に
対して18重量部)を積層し、プレス機により165℃−10
分の条件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/
cm3の繊維板を得た。
【0047】得られた繊維板は、以下の評価項目及び方
法で評価した。曲げ強さ測定は、JIS A 5905繊維板の測
定法により行った。透湿性はJIS Z 0208防湿包装材料の
透湿度試験方法に準じて測定した。防水性については、
繊維板表面10箇所にピペットで水滴を1滴(約50 mg)
ずつ落とし、水滴が繊維板に染み込んで消失する時間を
測定し、3滴目から8滴目が消失した時間を水滴保持時
間として評価した。これらの評価結果は表1に示した。 [実施例2]実施例1のユリア樹脂溶液中のワックス濃
度を上げ、繊維100重量部に対して3重量部のワックス
を付着させる以外は実施例1と同様にして、厚さ9.0 m
m、密度0.5 g/cm3でありワックスが3部添加された繊維
板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様に評価
し、その評価結果は表1に示した。 [実施例3]ユリア樹脂と水及び硬化触媒としてNH4Cl
(樹脂固形分100重量部に対して1重量部)を混合し、
樹脂固形分40wt%のユリア樹脂溶液を調製した。このユ
リア樹脂溶液を目付1.7 kg/m2のアブラヤシマットと目
付0.3g/m2のジュートクロスに塗布し、ヤシ繊維100重量
部に対して樹脂固形分で15重量部の樹脂を付着させた。
樹脂を付着させたアブラヤシ繊維マット2枚、その両面
にジュートクロス1枚ずつを積層し、165℃−10分の条
件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/cm3の
繊維板を得た。この繊維板の両表面にワックスエマルジ
ョン(モービル石油製モービルサーC、固形分44wt%)
を固形分で50 g/m2(原料繊維100重量部に対して3
重量部相当)塗布し、室温(20℃)で乾燥し、ワックス
が両表面に付着した繊維板を得た。得られた繊維板は、
実施例1と同様に評価し、その評価結果は表1に示し
た。 [実施例4]実施例3と同様にして作製した厚さ9.0 m
m、密度0.5 g/cm3の繊維板表面にワックスエマルジョン
(モービル石油製モービルサーC)を固形分で50 g/m2
塗布後、165℃で2分間加熱し、ワックスが両表面に付着
した繊維板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様
に評価し、その評価結果は表1に示した。 [実施例5]実施例3と同様に、アブラヤシマットとジ
ュートクロスにユリア樹脂液を塗布した。ジュートクロ
スには、樹脂塗布後さらに、その片面にワックスエマル
ジョンを固形分で50 g/m2塗布した。樹脂を付着させた
ヤシ繊維マット2枚、その両面にジュートクロス1枚ず
つをワックス塗布面を外側にして積層し、165℃−10分
の条件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/cm
3でありワックスが両表面に付着した繊維板を得た。得
られた繊維板は、実施例1と同様に評価し、その評価結
果は表1に示した。 [実施例6]実施例5と同様に、アブラヤシマットとジ
ュートクロスにユリア樹脂液を塗布し、ジュートクロス
には、樹脂塗布後さらに、その片面に固形ワックス(日
本精蝋製パラフィンワックス135)の粉末を50 g/m2付着
させた。これらのヤシ繊維マットとジュートクロスを実
施例5と同様にして積層、加熱圧縮成形し、厚さ9.0m
m、密度0.5 g/cm3でありワックスが両表面に付着した繊
維板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様に評価
し、その評価結果は表1に示した。 [比較例1]実施例3と同様に厚さ9.0 mm、密度0.5 g/
cm3のワックス無添加の繊維板を得た。得られた繊維板
はワックスを塗布することなく、そのまま実施例1と同
様に評価し、その評価結果は表1に示した。
法で評価した。曲げ強さ測定は、JIS A 5905繊維板の測
定法により行った。透湿性はJIS Z 0208防湿包装材料の
透湿度試験方法に準じて測定した。防水性については、
繊維板表面10箇所にピペットで水滴を1滴(約50 mg)
ずつ落とし、水滴が繊維板に染み込んで消失する時間を
測定し、3滴目から8滴目が消失した時間を水滴保持時
間として評価した。これらの評価結果は表1に示した。 [実施例2]実施例1のユリア樹脂溶液中のワックス濃
度を上げ、繊維100重量部に対して3重量部のワックス
を付着させる以外は実施例1と同様にして、厚さ9.0 m
m、密度0.5 g/cm3でありワックスが3部添加された繊維
板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様に評価
し、その評価結果は表1に示した。 [実施例3]ユリア樹脂と水及び硬化触媒としてNH4Cl
(樹脂固形分100重量部に対して1重量部)を混合し、
樹脂固形分40wt%のユリア樹脂溶液を調製した。このユ
リア樹脂溶液を目付1.7 kg/m2のアブラヤシマットと目
付0.3g/m2のジュートクロスに塗布し、ヤシ繊維100重量
部に対して樹脂固形分で15重量部の樹脂を付着させた。
樹脂を付着させたアブラヤシ繊維マット2枚、その両面
にジュートクロス1枚ずつを積層し、165℃−10分の条
件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/cm3の
繊維板を得た。この繊維板の両表面にワックスエマルジ
ョン(モービル石油製モービルサーC、固形分44wt%)
を固形分で50 g/m2(原料繊維100重量部に対して3
重量部相当)塗布し、室温(20℃)で乾燥し、ワックス
が両表面に付着した繊維板を得た。得られた繊維板は、
実施例1と同様に評価し、その評価結果は表1に示し
た。 [実施例4]実施例3と同様にして作製した厚さ9.0 m
m、密度0.5 g/cm3の繊維板表面にワックスエマルジョン
(モービル石油製モービルサーC)を固形分で50 g/m2
塗布後、165℃で2分間加熱し、ワックスが両表面に付着
した繊維板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様
に評価し、その評価結果は表1に示した。 [実施例5]実施例3と同様に、アブラヤシマットとジ
ュートクロスにユリア樹脂液を塗布した。ジュートクロ
スには、樹脂塗布後さらに、その片面にワックスエマル
ジョンを固形分で50 g/m2塗布した。樹脂を付着させた
ヤシ繊維マット2枚、その両面にジュートクロス1枚ず
つをワックス塗布面を外側にして積層し、165℃−10分
の条件で加熱圧縮成形して、厚さ9.0 mm、密度0.5 g/cm
3でありワックスが両表面に付着した繊維板を得た。得
られた繊維板は、実施例1と同様に評価し、その評価結
果は表1に示した。 [実施例6]実施例5と同様に、アブラヤシマットとジ
ュートクロスにユリア樹脂液を塗布し、ジュートクロス
には、樹脂塗布後さらに、その片面に固形ワックス(日
本精蝋製パラフィンワックス135)の粉末を50 g/m2付着
させた。これらのヤシ繊維マットとジュートクロスを実
施例5と同様にして積層、加熱圧縮成形し、厚さ9.0m
m、密度0.5 g/cm3でありワックスが両表面に付着した繊
維板を得た。得られた繊維板は、実施例1と同様に評価
し、その評価結果は表1に示した。 [比較例1]実施例3と同様に厚さ9.0 mm、密度0.5 g/
cm3のワックス無添加の繊維板を得た。得られた繊維板
はワックスを塗布することなく、そのまま実施例1と同
様に評価し、その評価結果は表1に示した。
【0048】表1に示したように、実施例と比較例1と
の比較より、ワックスを添加あるいは表面に塗布するこ
とで水滴保持時間が格段に向上させることができた。実
施例2と実施例3〜6はワックス添加又は塗布(付着)
量としては3重量部で同じで、水滴保持時間は同等に近
いレベルあるが、実施例2のように樹脂にワックスを添
加する場合は曲げ強度が低下する傾向があった。実施例
3〜6の様にヤシ繊維板表面にワックスを塗布した場合
は、曲げ強度と透湿係数を低下させることなく、水滴保
持時間を格段に向上させることができた。また、実施例
3、4の比較より、ワックスエマルジョンを塗布した
後、加熱することでワックスが溶融し繊維に十分浸透さ
せることができ、水滴保持時間のばらつきが無くなる
他、その保持時間も大きく改善することができた。
の比較より、ワックスを添加あるいは表面に塗布するこ
とで水滴保持時間が格段に向上させることができた。実
施例2と実施例3〜6はワックス添加又は塗布(付着)
量としては3重量部で同じで、水滴保持時間は同等に近
いレベルあるが、実施例2のように樹脂にワックスを添
加する場合は曲げ強度が低下する傾向があった。実施例
3〜6の様にヤシ繊維板表面にワックスを塗布した場合
は、曲げ強度と透湿係数を低下させることなく、水滴保
持時間を格段に向上させることができた。また、実施例
3、4の比較より、ワックスエマルジョンを塗布した
後、加熱することでワックスが溶融し繊維に十分浸透さ
せることができ、水滴保持時間のばらつきが無くなる
他、その保持時間も大きく改善することができた。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、ヤシ繊維マットに
必要により植物繊維編織物を積層し、これらに硬化性樹
脂を付着し圧縮成形してなる繊維板であって、該繊維板
にワックスを添加、あるいは表面に塗布することによ
り、強度と透湿性に優れ、且つ防水性が良好な繊維板を
提供することができた。硬化性樹脂に混合せずヤシ繊維
板表面にワックスを塗布すると、強度低下を起こさず
に、高い防水性を発現させることができた。また、繊維
板表面にワックスを付着後、加熱することで安定的且つ
良好な防水性を発現させることができた。
必要により植物繊維編織物を積層し、これらに硬化性樹
脂を付着し圧縮成形してなる繊維板であって、該繊維板
にワックスを添加、あるいは表面に塗布することによ
り、強度と透湿性に優れ、且つ防水性が良好な繊維板を
提供することができた。硬化性樹脂に混合せずヤシ繊維
板表面にワックスを塗布すると、強度低下を起こさず
に、高い防水性を発現させることができた。また、繊維
板表面にワックスを付着後、加熱することで安定的且つ
良好な防水性を発現させることができた。
【0051】更に上記繊維板に好適な製法を提案するこ
とができた。本発明の繊維板は強度と透湿性に優れ、且
つ防水性が良好であるので、これらの繊維板により防風
層を形成すれば、室内の水蒸気を通気層をスムーズに透
過させることができると共に、断熱層を安定して保持で
きるのは勿論のこと、防水性が優れるので外部からの水
の侵入を防ぐことができる。
とができた。本発明の繊維板は強度と透湿性に優れ、且
つ防水性が良好であるので、これらの繊維板により防風
層を形成すれば、室内の水蒸気を通気層をスムーズに透
過させることができると共に、断熱層を安定して保持で
きるのは勿論のこと、防水性が優れるので外部からの水
の侵入を防ぐことができる。
【0052】また、本発明の繊維板の用途としては、防
風層に限定されるものではなく、強度、透湿性、防水性
が優れるので、例えば、外壁下地材、床材、床下地材、
畳材、屋根下地材、天井材、住宅内装材、内装下地材、
建築用断熱材、胴縁材、遮音材、吸音材、緩衝材、衝撃
吸収材、コンクリート型枠材、積載用パレット、自動車
等車両内装材、自動車等車両内装下地材、家具材等とし
ても使用することが出来る。
風層に限定されるものではなく、強度、透湿性、防水性
が優れるので、例えば、外壁下地材、床材、床下地材、
畳材、屋根下地材、天井材、住宅内装材、内装下地材、
建築用断熱材、胴縁材、遮音材、吸音材、緩衝材、衝撃
吸収材、コンクリート型枠材、積載用パレット、自動車
等車両内装材、自動車等車両内装下地材、家具材等とし
ても使用することが出来る。
【0053】さらに、ヤシ繊維にアブラヤシ繊維を使用
する事により、上記効果に加えて、製造に要するエネル
ギーを節減できるため、コスト低減を図ることができ
る。
する事により、上記効果に加えて、製造に要するエネル
ギーを節減できるため、コスト低減を図ることができ
る。
【図1】実施形態の1つである両表面に編織物を積層し
た繊維板の断面図。
た繊維板の断面図。
【図2】実施形態の繊維マットの製法を示す説明図。
【図3】実施形態の編織物の1例を示す拡大斜視図。
1 繊維板 2 繊維マット 3 麻クロス(編織物) 4 ベルトコンベヤ 5 ホッパ 6 ニードルパンチ装置 7 スプレーガン
Claims (16)
- 【請求項1】ヤシ繊維マットに、ヤシ繊維100重量部
に対して5〜50重量部の編織物を積層し、これらに硬
化性樹脂を付着させ、圧縮成形してなる繊維板に、原料
繊維100重量部に対して0.01〜5重量部のワック
スを添加してなる繊維板。 - 【請求項2】ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させ圧
縮成形してなる繊維板であって、圧縮成形前あるいは圧
縮成形後に該繊維板の少なくとも1表面に0.5〜20
0g/m2のワックスを添加してなる繊維板。 - 【請求項3】ヤシ繊維マットに硬化性樹脂を付着させた
後、又は硬化性樹脂の硬化後にワックスを添加してなる
請求項2の繊維板。 - 【請求項4】ヤシ繊維マットに、ヤシ繊維100重量部
に対して5〜50重量部の植物繊維からなる編織物を積
層し、これらに硬化性樹脂を付着させ圧縮成形してなる
請求項2又は3記載の繊維板。 - 【請求項5】ヤシ繊維がアブラヤシ繊維である請求項
1,2,3又は4記載の繊維板。 - 【請求項6】植物繊維からなる編織物が、目付100g
/m2〜1200g/m2の麻繊維からなる編織物である
請求項1,3,4又は5記載の繊維板。 - 【請求項7】繊維板の厚さが3mm〜25mmであり、
曲げ強さが3N/mm2〜50N/mm2であり、且つ透
湿係数が0.1μg/(m2・s・Pa)〜10μg/
(m2・s・Pa)である請求項1〜6の1記載の繊維
板。 - 【請求項8】硬化性樹脂がアミノ樹脂である請求項1〜
7の1記載の繊維板。 - 【請求項9】アミノ樹脂がユリア樹脂、メラミン樹脂、
ユリア−メラミン共重合樹脂の内から1つ以上選ばれる
樹脂である請求項8記載の繊維板。 - 【請求項10】硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求
項1〜7の1記載の繊維板。 - 【請求項11】ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この
繊維マットにヤシ繊維100重量部に対して5〜50重
量部の編織物を積層し、これらに原料繊維100重量部
に対して0.01〜5重量部のワックスを添加した硬化
性樹脂を付着させ、圧縮成形することを特徴とする繊維
板の製法。 - 【請求項12】ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この
繊維マットに硬化性樹脂を付着させて圧縮成形した繊維
板の少なくとも1表面に、0.5〜200g/m 2のワ
ックスを添加した請求項11記載の繊維板の製法。 - 【請求項13】ヤシ繊維から繊維マットを形成し、この
繊維マットにヤシ繊維100重量部に対して5〜50重
量部の植物繊維からなる編織物を積層し、これらに硬化
性樹脂を付着させて圧縮成形した繊維板の少なくとも1
表面に0.5〜200g/m2のワックスを添加した請
求項11又は12記載の繊維板の製法。 - 【請求項14】繊維板表面にワックスを添加した後、8
0〜200℃に加熱する請求項12又は13記載の繊維
板の製法。 - 【請求項15】ヤシ繊維から繊維マットを形成して硬化
性樹脂を付着後、該繊維マットの少なくとも1表面に
0.5〜200g/m2のワックスを添加した後、圧縮
成形する繊維板の製法。 - 【請求項16】ヤシ繊維から繊維マットを形成して硬化
性樹脂を付着させ、ヤシ繊維側の面に硬化性樹脂、他面
にワックスを添加した植物性天然繊維からなる編織物を
ヤシ繊維層の少なくとも1表面に配置し、圧縮成形する
繊維板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28169597A JPH10175204A (ja) | 1996-10-16 | 1997-10-15 | 繊維板及びその製法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27328296 | 1996-10-16 | ||
| JP8-273282 | 1996-10-16 | ||
| JP28169597A JPH10175204A (ja) | 1996-10-16 | 1997-10-15 | 繊維板及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175204A true JPH10175204A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=26550592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28169597A Pending JPH10175204A (ja) | 1996-10-16 | 1997-10-15 | 繊維板及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10175204A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007069857A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両のパネルの補強構造 |
| JP2007091146A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車のアウターパネル |
| JP5708657B2 (ja) * | 2010-11-25 | 2015-04-30 | 王子ホールディングス株式会社 | マトリックス混練用植物繊維複合材料の製造方法 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP28169597A patent/JPH10175204A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007069857A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両のパネルの補強構造 |
| JP2007091146A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車のアウターパネル |
| JP5708657B2 (ja) * | 2010-11-25 | 2015-04-30 | 王子ホールディングス株式会社 | マトリックス混練用植物繊維複合材料の製造方法 |
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