JPH10177012A - 光吸収測定装置及びその測定方法 - Google Patents

光吸収測定装置及びその測定方法

Info

Publication number
JPH10177012A
JPH10177012A JP8339424A JP33942496A JPH10177012A JP H10177012 A JPH10177012 A JP H10177012A JP 8339424 A JP8339424 A JP 8339424A JP 33942496 A JP33942496 A JP 33942496A JP H10177012 A JPH10177012 A JP H10177012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light absorption
sample
acoustic signal
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8339424A
Other languages
English (en)
Inventor
Kajiro Ushio
嘉次郎 潮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8339424A priority Critical patent/JPH10177012A/ja
Publication of JPH10177012A publication Critical patent/JPH10177012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70925Cleaning, i.e. actively freeing apparatus from pollutants, e.g. using plasma cleaning

Landscapes

  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体の光吸収量測定に際し、安定で再現性の
ある測定を行うことのできる光吸収測定装置及びその測
定方法を提供する。 【解決手段】サンプルに光を照射したときの光吸収に起
因するサンプルの体積変化により発生する音響信号を測
定することで、サンプルの光吸収を測定する光吸収測定
装置において、光吸収測定開始前に前記サンプル表面に
損傷を与えず、洗浄ができる範囲の強度の光の照射によ
りサンプル表面を洗浄する機能を有することを特徴とす
る光吸収測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光吸収測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】様々な光応用技術の進展に伴い、光学計
測の要求は益々高度化している。特に近年の傾向として
は、可視光に比べ非常に長い、あるいは短い波長の光で
の物性評価に関心が集まっていることが挙げられる。特
に超短波長の光では、各種エキシマレーザなどが微細加
工やリソグラフィに用いられ、そのための光学素子の計
測評価が不可欠になりつつある。
【0003】光学素子などで要求される評価項目の重要
なもののひとつに、光の吸収の測定がある。光の吸収計
測は一般に、光学的に直接測定する方法(光強度を光セ
ンサで検出する方式)がとられているが、現在のところ
この方法には限界がある。殊に、光源光が短波長(20
0nm以下)の場合に、安定した光源や光量測定が確立
されておらず、特に微小な吸収量(微小な光量差)をみ
る場合に大きく安定性がおちる。
【0004】また、エキシマレーザなどのパルスレーザ
を用いると、その検出にあたって、光センサの応答速度
が遅いことに起因する問題点が生じることもある。さら
に、吸収量のみを光学的方法で分離測定することは困難
であり、必ず表面等での散乱量を含んだ値として検出さ
れる。このような観点から、従来の光学的方法によらな
い、微小な光吸収量を測定する方法がいくつか提案、実
行されている。その多くは、光の吸収を無輻射遷移であ
る熱として計測する方式である。
【0005】代表的な方法は、カロリメトリとして知ら
れている、サンプルの光吸収による温度上昇を熱電対な
どの温度計測手段で直接測定する方法である。また、温
度上昇によりサンプルあるいはその近傍雰囲気に生じた
変形とその緩和によって生ずる音響信号を検出し、そこ
から光吸収量を逆算する光音響測定法と呼ばれる方法も
ある。更に最近では、吸収加熱により生ずるサンプルあ
るいはその近傍の屈折率分布や、変位を光によって検出
(光ビームの偏向や、光路差検出など)する方式も盛ん
に行われている。
【0006】この中で、音響測定を行う光音響測定法
(以下、光音響法と略称する場合がある)は比較的簡便
に行なえ、測定感度も高いことから、液体、粉体、薄膜
材料などに広く試みられている。この方法では、サンプ
ル又はその近傍雰囲気の、断続光の照射による加熱冷却
で生じた体積変化である音響を、マイクロフォンや、サ
ンプルあるいはそのホルダーにとりつけた圧電素子トラ
ンスデューサなどにより、電気信号に変換して検出す
る。信号の強度又は位相などの解析により物質の無輻射
遷移に関するさまざまな情報を得ることができるが、音
響波の大きさは通常、熱エネルギー、すなわち光吸収量
に比例しているため、(詳しい理論は例えば論文J.App
l.Phys, vol.47,No1, pp64. J.Appl.Phys, vol.51,No6,
pp3343. Can.J.Phys,vol.64,pp147 など)一般的には
ここから光の吸収量を算出できる。この方法によれば、
微小な吸収であっても、光強度の大きなものを用いるこ
とによって検出信号量を大きくでき、感度のよい測定が
可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、光音
響法は、物質の無輻射遷移過程の解析などの分析方法と
して用いられるとともに、光吸収量の測定法として、そ
の感度や測定の簡便性の点から注目されている。紫外領
域の光の光吸収量を光音響法で測定する場合の問題点の
一つは、測定物の表面状態の再現性である。一般に紫外
光など短波長の光は光子エネルギーが大きく相互作用が
大きいため、サンプル表面のわずかなよごれ、吸着物に
よって光の吸収に影響を及ぼし易い。サンプル表面への
吸着等は、装置内の雰囲気の影響もうけるため、光吸収
量測定に関しては装置内の雰囲気制御も含めて測定環境
の再現性について十分な留意が必要となる。(洗浄工程
中、あるいは放置時に付着する表面への吸着物が問題に
なることもある。)このような、短波長光における光吸
収量の測定では、測定中に測定値が変化するということ
がしばしばある。このことは、短波長光の照射による表
面状態の変化、より具体的には、表面吸着物が短波長光
の照射により脱離することが原因となっていると考えら
れている。
【0008】本発明はこれらの問題点に鑑み、固体の光
吸収量測定に際し、安定で再現性のある測定を行うこと
のできる光吸収測定装置及びその測定方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は第一に、「サン
プルに光を照射したときの光吸収に起因するサンプルの
体積変化により発生する音響信号を測定することで、サ
ンプルの光吸収を測定する光吸収測定装置において、光
吸収測定開始前に前記サンプル表面に損傷を与えず、洗
浄ができる範囲の強度の光の照射によりサンプル表面を
洗浄する機能を有することを特徴とする光吸収測定装置
(請求項1)」を提供する。
【0010】また、本発明は第二に、「前記照射中に生
じる音響信号の変化を記録し、表示する機能を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の光吸収測定装置(請求項
2)」を提供する。また、本発明は第三に、「前記照射
中に生じる音響信号の変化を監視し、該音響信号が安定
するまで照射を自動継続し、安定した状態を自動的に検
知する機能を有することを特徴とする請求項1又は2記
載の光吸収測定装置(請求項3)」を提供する。
【0011】また、本発明は第四に、「前記音響信号が
安定した状態を検知した後、自動的に吸収量の測定動作
を開始する機能を有することを特徴とする請求項3記載
の光吸収測定装置(請求項4)」を提供する。また、本
発明は第五に、「前記音響信号が音響検出素子により検
出された音響信号を前記照射光量により規格化したもの
であることを特徴とする請求項1〜4記載の光吸収測定
装置(請求項5)」を提供する。
【0012】また、本発明は第六に、「サンプルに光を
照射したときの光吸収に起因するサンプルの体積変化に
より発生する音響信号を測定することで、サンプルの光
吸収を測定する光吸収測定方法において、光吸収量の測
定開始前に前記サンプル表面に損傷を与えず、前記サン
プル表面の洗浄ができる範囲の強度の照射を行うことを
特徴とする光吸収散乱測定方法(請求項6)」を提供す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる光吸収測定
装置とその測定方法の実施形態を図面を参照しながら説
明する。この例では、パルスレーザを用いた測定系とし
て説明する。図1(a)には、本発明にかかる実施形態
の光吸収測定装置の断面概略図が示されている。
【0014】本発明にかかる実施形態の光吸収測定装置
のチャンバー(図示されていない)内には、光源1から
のエキシマレーザーの光量を調節する光量調整光学系2
と、光量調整されたエキシマレーザーを参照光と測定光
に分離する分岐光路用反射板3と、エキシマレーザーを
サンプル上に集光させる集光光学系4と、参照光を受光
する光量モニタセンサー9と、音響検知素子7(圧電素
子など)が取り付けられたサンプルホルダー6と、測定
光を吸収するビームストップ(図示されていない)が設
置されている。
【0015】図示した光吸収測定装置においては、光源
1からの光は、光量調節部分2で光量(照射光強度)を
変化させ、分岐光路用反射板3により参照光と測定光に
分離される。照射光強度は参照光を用いて光量モニタセ
ンサー9でモニタし、測定光はサンプルに照射される。
光量モニタセンサー9でモニタされた照射光量と測定光
をサンプル5に照射したときに発生する音響信号との相
関から光吸収量を算出するシステムである。
【0016】この例での測定サンプル5は、ガラス基板
上の薄膜である。サンプルは金属製のサンプルホルダー
6にセッティングされており、サンプル5とサンプルホ
ルダー6の間は、音響整合を取るために、適当なマッチ
ング材料を介して接触されている。音響信号検出は、ホ
ルダ6ーに取り付けられた音響検知素子7(圧電素子な
ど)7によって行なわれる。音響検知素子7はホルダー
6と、接着剤などで強固に固定され、安定に音響整合が
とられている。音響信号は雑音を除くなどの処理をFF
T10などで行われ、取り込まれる。
【0017】照射光量と音響強度の関係から吸収量は求
められるが、通常は、照射光量を適当な光量調節機構2
で変化させて照射し、音響信号との相関(低吸収領域に
おいては線形関係となる。)から算出する。本発明にお
いては、サンプルをセットした後、測定開始(光量−音
響信号プロット)前に、サンプル表面に損傷を与えず、
サンプル表面の洗浄ができる範囲の強度で初期照射を行
う(請求項1、6)。一般に、初期照射によってサンプ
ルの表面状態は変化し、吸収量(音響信号強度)は減少
し、その後、一定値となる。これは上記したように、初
期照射によりサンプル表面の吸着物が除去されるためと
考えられる。(一般的に、UV(紫外光)洗浄と呼ばれ
ている効果と同様である。) この初期照射において留意しなければならない点は、強
度の強い光照射によっては、付着、吸着物の脱離以外
に、薄膜そのものの損傷や表面への層形成などが生起さ
れることである。これらを防ぐためにも、初期照射は1
J/cm2以下で行うことが好ましい。一方、ある一定
以上の照射強度がないと表面の吸着物が除去されない。
【0018】また、初期照射によって、音響信号強度は
減少し、その後一定値となることから必要以上の照射回
数の初期照射を行うことを回避し、適切な状態の時に初
期照射をやめ、光吸収量の測定に移行するためには、初
期照射中の音響信号の変化を記録し、表示する機能を設
けることが好ましい。例えば、一定数のパルス(10、
50、100、150パルスなど)の照射を行った時の
音響信号を適宜記録し、図1(b)のように照射回数又
は累積照射エネルギーと、音響信号の相関をグラフ化す
るという機能である(請求項2)。
【0019】このようにグラフ化されたものは、表面状
態(吸収量)の変化を視覚的に観察でき、サンプル表面
の洗浄が完了したこと、及び吸収量が安定した状態にあ
ること、を容易に検知することができる。光源がパルス
レーザなどの場合は、1パルスごとの照射光量のばらつ
きが大きいときがあるため、音響信号を表示し、比較す
るにあたっては、音響信号を照射光量で規格化すること
が好ましい(請求項5)。例えば音響信号強度をSと
し、光量をIとすると、S/Iに比例した値を真の音響
信号として記録表示する。
【0020】初期照射中の音響信号の変化を監視し、該
音響信号が安定化するまで照射を自動継続し、安定化し
た状態を自動的に検知する機能を設けてもよい(請求項
3)。通常、初期照射をし続けると、吸着物による汚れ
は除去され、吸収量は一定値に落ちつくが、吸収量が安
定状態になるまでの初期照射量は、サンプルによって異
なる。従って、初期照射中の音響信号の変化を監視し、
音響信号が安定するまで照射を自動継続し、安定した状
態を自動的に検知する機能を設けると、初期照射洗浄工
程をスムーズに行うことができる。音響信号の安定状態
を検知する方法としては、一定数の照射ごとに音響信号
(較正された真の音響信号)を取り込み、その変動が規
定値以下になった時に安定状態になったと判断する方法
が挙げられる。このような方法を用いれば、長時間にわ
たる初期照射(多数回照射)を行わなければ洗浄効果が
生じない場合でも(実施例参照)作業者がモニタし続け
る必要はない。
【0021】さらに、音響信号の安定状態を検知した
後、光吸収量の測定を自動的に開始する機能を設けるこ
とが好ましい(請求項4)。このような機能を設けるこ
とにより、より簡便で迅速な測定を行うことが可能にな
る。光吸収量の測定についても自動化することが可能で
あるので、サンプルのセットのみを人間の手で行い、サ
ンプルの洗浄、吸収量の測定はすべて自動のルーティン
で行うということが実現できる。
【0022】
【実施例】
[実施例1]図2に示す光吸収測定装置の測定システム
で、光吸収測定を行なった。光源は、ArFエキシマレー
ザ(波長193nm)12でパルス幅は約20nsecのもの
を用いている。パルス照射(測定)光は、レンズ光学系
16により集光されて、サンプル17に照射される。最
終的なサンプル面への集光はスリット像を対物レンズ1
6で結像することで行なわれ、サンプル面での光径は2
mmΦである。照射光の強度は、光学系に挿入されたズー
ムレンズ13によって調節されており、照射光強度は図
に示したような、石英ガラス15の反射を用いた分岐光
路において、分離された参照光を用いて光センサ(バイ
プラナ型フォトマルチプライヤ)22によりモニタされ
ている。照射光は、空気中の酸素により吸収され、光を
吸収した酸素はオゾンを発生するので、測定光学系全体
を窒素パージされたチャンバー24内に配置した。
【0023】ホルダーは、図3のように、板状で、V字
型の切れ込みが入ったAl板を両側からはさんで固定し
た形で作成した。音響信号は、圧電材料であるPZT
(ジルコン酸チタン酸鉛)に、アルミナの受信板を付け
た形のセンサ19で検出した。センサはAl製サンプル
ホルダー25に接着剤26で固定されている。またホル
ダー18は光学ホルダーにゴム板を介して取り付けら
れ、できるだけ他の部分と音響的に切り離されている。
【0024】サンプル17は30mmΦで厚さ2mmの
円形ペレット状の石英ガラス基板(測定波長光透過)上
に薄膜を1μm以下の厚さに形成したものであり、ホル
ダーのV字型溝にはめられている。溝とサンプルの隙間
には、絶縁性の溶媒が、マッチング液27として、注入
される。マッチング液としては、粘度が低く、気泡が発
生しにくくかつ、揮発性が低い、石油系溶媒を用いる。
このようなサンプルホルダーを用いることにより、セッ
ティングが簡便で、再現性のよい測定が可能になる。
【0025】こうようにセットされたサンプルに、まず
サンプルに対して1パルスあたり100mJ/cm2
強度の光照射を行ない、音響信号を音響検出素子を用い
て検出する。サンプルの吸収による音響信号は、照射
後、約8μsecで発生した。音響信号は、適当なフィ
ルタリングを行ない、電磁雑音振動雑音を除く。この例
では、音響のメインの共振周波数が150kHz程度で
あり、この付近の波長を選択して(FFT21による)
計測した。
【0026】指定した周波数で、指定したパルス数を照
射するたびに検出される音響信号を、光量で規格化した
値を真の音響信号として、コンピュータにとりこみ、累
積パルス数を横軸にとり、音響信号を縦軸にとって、グ
ラフ表示した。具体的には(音響信号強度/モニタ光量
信号)である。図4は、メタノール洗浄した積層薄膜サ
ンプルを10Hzでほぼ150回づつ照射した後の音響
信号変化をモニタした結果である(2種類)。比較のた
め、薄膜の成膜直後の音響信号のデータを、並べて示し
てある。ここから、1000回程度の初期照射によっ
て、メタノール洗浄サンプルの音響信号が、ほぼ成膜直
後の音響信号と等しくなる、すなわち、表面洗浄が完了
し、測定開始できることがわかる。
【0027】初期照射終了後、光吸収測定を行った。光
源12からの光は、ズームレンズ13で光量(照射光強
度)を変化させ、石英ガラス板15により参照光と測定
光に分離される。照射光強度は参照光を用いて光量モニ
タセンサー22でモニタし、測定光はサンプル17に照
射され、ビームストップ20でサンプルを透過した測定
光は吸収される。
【0028】ズームレンズ13をコンピュータ23によ
り制御し、光量を変化させながらサンプルに測定光を照
射し、発生する音響信号を、コンピュータ23に取り込
み、光量モニタセンサー22によりモニタしている照射
光強度と連動させ、1パルス照射ごとに計測、記録す
る。光量−音響信号の相関は良好な線形性を示し、その
係数より光吸収量を算出することができた。
【0029】[実施例2]実施例2では、実施例1と同
様のシステムを用いて、別の多層薄膜をサンプルとし
て、100Hzで照射を行い、各1×、2×、5×10
n回目の照射後、音響信号を取り込み、比較を行った。
図5は照射数と音響信号変化をモニタした結果である。
照射数と音響信号との比較は自動的に行われ、その音響
信号と前2回の音響信号との強度の差が5%以内になる
と安定した状態にあると認識され、初期照射を終了し、
光吸収測定を開始した。
【0030】図5より初期照射により安定状態になるた
めには、相当量の照射数が必要であることがわかる(図
のx軸は対数軸)。このような長時間にわたる初期照射
においても、本実施例のように初期照射中に生じる音響
信号の変化を監視し、音響信号が安定するまで照射を自
動継続し、安定した状態を自動的に検知した後、自動的
に吸収量の測定動作を開始する機能を設けることによ
り、サンプルの設定後は測定者が観察を継続することな
く、光吸収測定を行うことができるようになった。
【0031】光吸収測定についても、ズーム駆動、信号
の取り込み、相関係数の算出(最小二乗法による)すべ
て自動化することにより、結果的に、光吸収量を得るに
至るまで無人運転することができた。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明にかかる光吸収測定
装置及びその測定方法によれば、測定開始前にサンプル
表面に損傷を与えずにサンプル表面の洗浄ができる範囲
の強度の初期照射をおこなうので、安定で再現性のある
光吸収量の測定を行うことができる。
【0033】また、初期照射中に生じる音響信号の変化
を記録し、表示する機能を有するので、具体的効果を観
察、検知することが可能であるさらに、初期照射中に生
じる音響信号の変化を監視し、該音響信号が安定するま
で照射を自動継続し、安定した状態を自動的に検知した
後、自動的に光吸収量の測定を開始する機能を有するの
で、測定効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明にかかる光吸収量測定装置の一
例であり、(b)は(a)の光吸収測定装置を用いて初
期照射を行った場合の音響信号図の一例である。
【図2】本発明にかかる光吸収量測定装置の概略断面図
及び測定システム概要図である。
【図3】本発明にかかる光吸収測定装置のサンプルホル
ダーの概略断面図である。
【図4】実施例1で測定した光吸収測定の音響信号図で
ある。
【図5】実施例2で測定した光吸収測定の音響信号図で
ある。
【符号の説明】
1…光源 2…光量調節機構 3…分岐光路用反射板 4…集光光学系 5…測定サンプル 6…サンプルホルダー 7…音響検出素子 8…光路 9…光量モニタ 10…雑音除去、周波数選別機構 12…ArFエキシマレーザ光源 13…ズームレンズ 14…スリット 15…石英ガラス板 16…対物レンズ 17…薄膜サンプル 18…サンプルホルダー 19…PZT圧電素子(アルミナ受信板つき) 20…ビームトラップ 21…アンプ、FFT 22…バイプラナ光電センサー 23…パーソナルコンピュータ 24…窒素チャンバー 25…Al板サンプルホルダー 26…接着剤 27…マッチング液

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプルに光を照射したときの光吸収に起
    因するサンプルの体積変化により発生する音響信号を測
    定することで、サンプルの光吸収を測定する光吸収測定
    装置において、 光吸収測定開始前に前記サンプル表面に損傷を与えず、
    洗浄ができる範囲の強度の光の照射によりサンプル表面
    を洗浄する機能を有することを特徴とする光吸収測定装
    置。
  2. 【請求項2】前記照射中に生じる音響信号の変化を記録
    し、表示する機能を有することを特徴とする請求項1記
    載の光吸収測定装置。
  3. 【請求項3】前記照射中に生じる音響信号の変化を監視
    し、該音響信号が安定するまで照射を自動継続し、安定
    した状態を自動的に検知する機能を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の光吸収測定装置。
  4. 【請求項4】前記音響信号が安定した状態を検知した
    後、自動的に吸収量の測定動作を開始する機能を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の光吸収測定装置。
  5. 【請求項5】前記音響信号が音響検出素子により検出さ
    れた音響信号を前記照射光量により規格化したものであ
    ることを特徴とする請求項1〜4記載の光吸収測定装
    置。
  6. 【請求項6】サンプルに光を照射したときの光吸収に起
    因するサンプルの体積変化により発生する音響信号を測
    定することで、サンプルの光吸収を測定する光吸収測定
    方法において、 光吸収量の測定開始前に前記サンプル表面に損傷を与え
    ず、前記サンプル表面の洗浄ができる範囲の強度の照射
    を行うことを特徴とする光吸収散乱測定方法。
JP8339424A 1996-12-19 1996-12-19 光吸収測定装置及びその測定方法 Pending JPH10177012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8339424A JPH10177012A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 光吸収測定装置及びその測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8339424A JPH10177012A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 光吸収測定装置及びその測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10177012A true JPH10177012A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18327343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8339424A Pending JPH10177012A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 光吸収測定装置及びその測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10177012A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148655A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation 組織材質測定装置及び組織材質測定方法
CN117420091A (zh) * 2023-12-19 2024-01-19 河北德润厚天科技股份有限公司 净水水质检测方法及设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148655A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation 組織材質測定装置及び組織材質測定方法
JPWO2007148655A1 (ja) * 2006-06-20 2009-11-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 組織材質測定装置及び組織材質測定方法
CN117420091A (zh) * 2023-12-19 2024-01-19 河北德润厚天科技股份有限公司 净水水质检测方法及设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101940891B1 (ko) 박층의 비-접촉 측정을 위한 광-음향 디바이스 및 방법
US4683750A (en) Thermal acoustic probe
Johnson et al. Investigation of laser generation of Lamb waves in copy paper
JPH10177012A (ja) 光吸収測定装置及びその測定方法
JPH1038856A (ja) 光吸収率測定装置及び測定方法
RU2331870C2 (ru) Способ контроля шероховатости поверхности диэлектрических подложек
JPH0915213A (ja) 光吸収計測装置用サンプルホルダー
JPH1164296A (ja) 光吸収測定方法及び光吸収測定装置
JPH0989663A (ja) 光吸収量計測装置
JP4048879B2 (ja) 粘度測定方法および測定装置
JPH10232197A (ja) レーザー耐久性評価方法
JPH1078414A (ja) 光学装置及びその運転方法
JP2001099753A (ja) 光学素子のレーザー耐久性評価装置、光学素子のレーザー耐久性評価方法及び露光装置
JPH0470536A (ja) レーザ損傷しきい値測定装置
RU2142831C1 (ru) Устройство для обработки материалов (преимущественно биологических) лазерным излучением (варианты)
Melninkaitis et al. Adaptive laser-induced damage detection
JPH0961405A (ja) 光吸収計測装置
JPH11101808A (ja) 近接場光学顕微分光測定装置
JP2000146755A (ja) 光吸収量測定方法および光吸収量測定装置
JP2002365020A (ja) 葉厚計測装置
JPH0989650A (ja) 光量計測装置
JP3271994B2 (ja) 寸法測定方法
JPH11258108A (ja) レーザー耐久性測定装置
Liu et al. Advances in the measurement of the poled silica nonlinear profile
JPH11183322A (ja) 光吸収量測定装置及びその測定方法