JPH10177211A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10177211A
JPH10177211A JP33736096A JP33736096A JPH10177211A JP H10177211 A JPH10177211 A JP H10177211A JP 33736096 A JP33736096 A JP 33736096A JP 33736096 A JP33736096 A JP 33736096A JP H10177211 A JPH10177211 A JP H10177211A
Authority
JP
Japan
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film
photographic
type
data
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP33736096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekane Gotou
繁謙 後藤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP33736096A priority Critical patent/JPH10177211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムの種類に依らずほぼ一定した濃
度で撮影データを写し込めるようにしたカメラを提供す
る。 【解決手段】 写真用フイルムロールをカメラのフイル
ム装填室に装填してから、裏蓋を閉じる。最初の1コマ
をセットする間に写真用ロールフイルムのバーコード1
0が読み取られ、フイルム情報がRAM40aに記憶さ
れる。カメラに内蔵されたCPU40は、フイルム情報
からフイルム種類を判別する。データボタン17とアッ
プ/ダウンダイヤル28の操作によって撮影データの写
し込みが指示されている場合には、CPU40は、フイ
ルム種類によって発光ダイオード16の駆動電圧を調節
し、1コマ搬送時に写し込まれる撮影データのタイプに
従って搬送パルスと同期して発光ダイオード16を駆動
する。発光ダイオード16から発光した赤色光により写
真フイルム3の縁部に所定の撮影データが写し込まれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日付等の撮影デー
タを写真フイルムに写し込むカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在市販されているコンパクトカメラの
多くは、撮影時に日付等の撮影データが写真フイルムに
写し込まれる機構を備えている。撮影データの写し込ま
れる位置は、一般に撮影領域内の隅であるが、一眼レフ
カメラの中には、撮影コマ間に写し込むものもある。ま
た、写真フイルムの縁部に撮影データを写し込むことも
考えられるが、この写真フイルムの縁部には、製造時に
潜像として種々のフイルム情報,例えばメーカー名,商
品名,フイルム感度,乳剤番号等が写し込まれており、
これと撮影時に写し込まれる撮影データとが重なると、
これらの識別が困難になるため、行われていない。
【0003】一方、120タイプや220タイプの写真
用ロールフイルムを用いるカメラは、プロやハイアマチ
ュアが使用する率が高く、作品性の高い写真の撮影が多
いため、撮影領域内へのデータ写し込みは不適当であ
る。また、上述したように撮影コマ間に撮影データを写
し込むことも考えられるが、1コマ搬送を精密に制御す
ることが困難な裏紙付き写真フイルム(120タイプ)
を使用するため、実現がきわめて困難となっている。
【0004】そこで、本出願人は、製造時に写真フイル
ムの縁部に潜像として写し込まれるフイルム情報が一般
にアンバー(黄色に近いオレンジ色)で写し込まれてい
ることに着目し、本出願人が販売している「GA64
5」(商品名)では、赤色の発光ダイオードを用いて、
写真フイルムの縁部に撮影データを写し込むようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、写真フイル
ムには、フイルム感度を一定とした場合でも、リバーサ
ル,ネガカラー,白黒等の種類があり、これらの種類に
よって赤色光に対する感度がそれぞれ異なる。一般に、
赤色光に対する感度は、フイルム感度をISO100と
した場合、ネガカラーはリバーサルより約1EV高く、
リバーサルは白黒より約2EV高い。このため、使用す
る写真フイルムによって撮影データの写し込み濃度に大
きなバラツキが生じ、問題となっていた。
【0006】本発明は、写真フイルムの種類に依らずほ
ぼ一定した濃度で撮影データの写し込みが行えるカメラ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、フイルム情報がバーコードで記
録された写真用ロールフイルムを用い、1コマ目のフイ
ルムセット終了までのフイルム搬送中にバーコードから
フイルム情報を読み取るカメラにおいて、バーコードか
ら読み取られたフイルム情報に基づいて写真フイルムの
種類を判別する判別手段と、撮影データを写真フイルム
に写し込む写し込み手段と、前記判別手段の判別結果に
応じて写し込み手段の駆動電圧または駆動時間を制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0008】また、前記写し込み手段の駆動電圧または
駆動時間は、EEPROMに記憶されているものであ
る。また、前記撮影データは、写真フイルムの縁部に写
し込まれるようにしたものである。また、前記写し込み
手段は、前記写真フイルムの縁部に予め潜像として写し
込まれているフイルム情報と異なる色光の発光ダイオー
ドとしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のカメラに用いる写真用ロ
ールフイルムの外観を示す図2において、120タイプ
及び220タイプの写真用ロールフイルム1は、従来の
120タイプ及び220タイプの写真用ロールフイルム
と同様な形態をしており、スプール2の軸部2aに、写
真フイルム3(図3参照)と遮光紙4とからなる遮光紙
付き写真フイルム5をロール状に巻き付け、遮光紙4の
先端部4aをわずかに折って、粘着テープ6で止めてあ
る。また、軸部2の両端には、フランジ2bが形成され
ており、これらの各フランジ2bの中央には、軸装着穴
2cが形成されている。
【0010】この軸装着穴2cにカメラ側の軸を嵌め込
むことにより、写真フイルムロール1がフイルム装填室
内に回動自在に保持される。また、遮光紙付きの写真フ
イルム5を全て送り出した空きスプール2は、カメラ側
のフイルム巻き取り室内の巻き取りスプールとして利用
される。この巻き取りスプールとして利用される場合に
は、その軸装着穴2cにカメラ側の駆動軸が係合するこ
とにより、駆動軸とともに回転される。
【0011】図3は、120タイプの写真用ロールフイ
ルム1の遮光紙付き写真フイルム5をスプール2から解
いて、真っ直ぐに伸ばした状態を示すものである。この
120タイプでは、写真フイルム3の長さが約825m
mの標準サイズ(以下、120標準タイプという)と、
この標準120タイプの半分の写真フイルム3の長さの
ハーフサイズ(以下、120ハーフタイプという)との
2種類がある。各タイプの撮影可能コマ数は、撮影コマ
の画面サイズによってことなるが、画面サイズを41.
5×56mmのセミ判とした場合には、それぞれ15コ
マ,8コマとなる。
【0012】遮光紙4は、写真フイルム3よりも長尺の
ものが用いられ、その先端部4aには巻き取りスプール
の爪に掛けるための孔4bが形成されている。写真フイ
ルム3は、そのベース面を遮光紙4の黒色をした裏面と
を合わせるように重ねられ、写真フイルム3の先端部の
接合テープ7によって遮光紙4と接合されている。
【0013】図4は、220タイプの遮光紙付き写真フ
イルム5を示すものである。この220タイプでは、遮
光紙4は、写真フイルム3の先端部に接合テープ7で接
合されたリーダペーパ8aと、写真フイルム3の後端部
に接合テープ9で接合されたトレーラ8bとからなる。
リーダペーパ8aの先端部4aには、120タイプと同
様に孔4bが形成されている。220タイプの写真フイ
ルム3は、120タイプの120標準タイプに対して約
2倍の長さになっており、セミ判の場合に撮影可能コマ
数が30コマとなっている。接合テープ7は、その幅
(写真フイルム3の長手方向の長さ)がISO規格にし
たがって、25mm以下例えば24mmとなっている。
【0014】接合テープ7には、バーコード10が記録
されている。図5に一例を示すように、バーコード10
は、接合テープ7の白地の表面に黒色インクで写真フイ
ルム3の幅方向に長いラインを印刷することにより形成
されており、遮光紙4の先端部4a側から写真フイルム
3側の方向に、白い高反射面の先端クワイエットゾーン
11と、黒い低反射面の黒バーと白い高反射面の白バー
の二種類の面で構成されるデータ部12と、白い高反射
面の後端クワイエットゾーン13とが順番に配列されて
いる。
【0015】先端クワイエットゾーン11と後端クワイ
エットゾーン13は、バーコード10の開始端と終了端
を表している。データ部12は、幅の広い黒バー14
a,幅の狭い黒バー14b,幅の広い白バー15a,幅
の狭い白バー15bとから構成されており、黒バーから
始まり黒バーで終わるようにして、7本の黒バーと6本
の白バーとが交互に並べられている。データ部12の各
バーの配列で写真用ロールフイルム1の120標準タイ
プ,120ハーフタイプ,220タイプといったフイル
ムタイプと、写真フイルム3のフイルム感度と、リバー
サル,ネガカラー,白黒といった写真フイルム3の種類
(フイルム種類)との情報を表現している。
【0016】幅広の黒バー14a及び白バー15aは、
幅狭の黒バー14b及び白バー15bに対して、例えば
2.5倍の幅になっている。各バーは、それぞれ1本で
1ビットになっており、黒バーと白バー種類にかかわら
ず、幅広の黒バー14aと白バー15aとが論理値
「1」を表し、幅狭の黒バー14bと白バー15bとが
論値「0」を表している。
【0017】データ部12の先端側の最初の3本のバー
(黒バー、白バー、黒バー)による3ビット(以下、こ
の3ビットをタイプデータという)で、写真用ロールフ
イルム1のフイルムタイプを表している。すなわち、こ
の3ビットデータは、写真フイルム3の長さの情報が間
接的に表現されている。
【0018】例えば、120標準タイプでは、先端クワ
イエットゾーン11に続いて幅狭の黒バー14b、幅広
の白バー15a、幅狭の黒バー14bが順番に記され、
タイプデータが「010」にされている。同様にして、
120ハーフタイプではタイプデータ「001」にさ
れ、220タイプではタイプデータが「100」にされ
ている。
【0019】データ部12の残りの10本による10ビ
ット(以下、10ビットデータという)は、白バーの配
列に基づいた白コードと、黒バーの配列に基づいた黒コ
ードに分けられ、これらの各コードの組み合わせによ
り、写真フイルム3の種類と、フイルム感度とを表して
いる。
【0020】例えば、白バーが「狭広狭狭広」の幅の順
番で配列されている時には、白コードは「2」となり、
「狭狭狭広広」の場合には白コードは「7」となる。同
様に黒バーが「狭広狭狭広」の幅の順番で配列されてい
る時には、黒コードは「2」となり、「広広狭狭狭」の
場合には、黒コードは「3」となる。白黒は白コード
「0」,「4」,「7」のいずれかで表され、リバーサ
ルは白コード「1」,「5」,「8」のいずれかで、ネ
ガカラーは白コード「2」,「6」,「9」いずれかで
それぞれ表される。なお、白コード「3」は、その他の
写真フイルムの種類を表す。
【0021】例えば、黒コードが「3」の場合に、白コ
ードが「0」,「1」,「2」であればフイルム感度が
ISO100となり、白コードが「4」,「5」,
「6」であればフイルム感度がISO125、白コード
が「7」,「8」,「9」であればフイルム感度がIS
O160となる。また、黒コードが「5」の場合には、
白コードが「0」,「1」,「2」であればフイルム感
度がISO400となり、白コードが「4」,「5」,
「6」であればフイルム感度がISO500、白コード
が「7」,「8」,「9」であればフイルム感度がIS
O640となる。なお、図5に示すバーコード10は、
写真フイルム3がフイルム感度ISO100,120標
準タイプのネガカラーであることを示す。
【0022】本発明を実施したカメラの外観を示す図6
において、カメラ20は、1個の撮影コマがセミ判の画
面サイズになっており、撮影可能コマ数は、使用する写
真用ロールフイルム1が120標準タイプの場合には1
5コマ、120ハーフタイプの場合には8コマ,220
タイプの場合には30コマとなっている。
【0023】カメラ本体21の前面には、撮影レンズ2
2と、オートフォーカス用の一対の測距用窓24a,2
4bと、ファインダ25等とが設けられている。また、
カメラ本体21の上面には、レリーズボタン26,撮影
に必要な各種の情報が表示される液晶パネル27,他の
ボタン等との組み合わせで種々の設定を行うアップ/ダ
ウンダイヤル28が設けられている。
【0024】撮影レンズ22は、測距用窓24a,24
bを介して測距された被写体までの撮影距離に基づいて
フォーカシングが行われる。レリーズボタン26は、浅
く押した半押し位置と、さらに深く押した全押し位置と
に押圧操作される。また、このレリーズボタン26に
は、レリーズスイッチ57(図1参照)が連動してい
る。レリーズボタン26を半押し位置にすると、フォー
カシングと被写体輝度の測定とが行われ、全押し位置に
するとシャッタが作動されて撮影が行われる。また、こ
のレリーズボタン26は、フイルム初期送り(ファース
トフレームセット)を行う際の操作ボタンを兼ねてい
る。
【0025】裏蓋31を開いた状態のカメラ本体21の
背面を示す図7において、カメラ本体21内には、周知
のように、フイルム装填室32とフイルム巻き取り室3
3とが設けられており、これらの間にはフイルム通路3
4が形成されている。撮影レンズ22の背後のフイルム
通路34の部分には、写真フイルム3上の撮影コマの画
面サイズを規定するアパーチャ35が形成されている。
【0026】フイルム装填室32には、未使用の写真用
ロールフイルム1が装填される。このフイルム装填室3
2の上壁には軸32aが突出して設けられており、この
軸32aは、スプール2の軸装着穴2cに挿入され、写
真用ロールフイルム1を回動自在に保持する。フイルム
巻き取り室33には、巻き取りスプール36が配されて
いる。この巻き取りスプール36は、スプール2と同じ
形状のものであって、使用済の写真用ロールフイルム1
の空きスプールである。
【0027】写真用ロールフイルム1の装填時には、巻
き取りスプール36のスリット36aに遮光紙4の先端
部4aを挿入する。巻き取りスプール36は、そのフラ
ンジの軸装着穴に係合したカメラ側の駆動軸50a(図
1参照)によって回転され、遮光紙付き写真フイルム5
を巻き取る。これにより、遮光紙付き写真フイルム5に
対して、装填直後のファーストフレームセット,撮影毎
の1コマ送り、全撮影コマの撮影後の最終巻き取りが行
われる。
【0028】なお、巻き取りスプール36には、スリッ
ト36a内に爪36bが形成されており、この爪36b
に遮光紙4の孔4bを係合させるようにしている。これ
により、ファーストフレームセットに先立って、巻き取
りスプール36を2,3回転させて遮光紙4を巻き取り
スープル36に巻き付けて外れないようにする従来の操
作を不要にしている。
【0029】また、フイルム巻き取り室33内でフイル
ム通路34の近傍には、写真フイルム3のフイルム搬送
量を検出するためのフイルムローラ37が配されてい
る。このフイルムローラ37は、軸37aの両端に例え
ばゴム製のローラ37bが設けられており、このローラ
37bが遮光紙付き写真フイルム5に接触し、遮光紙付
き写真フイルム5の搬送にともなって従動回転する。
【0030】アパーチャ35とフイルム装填室32の間
のフイルム通路34の壁面には、接合テープ7上のバー
コード10の通過域に対面するように反射型のフォトセ
ンサ38が設けられている。このフォトセンサ38は、
フイルム通路34内の遮光紙付き写真フイルム5に赤外
線を照射し、反射光を受光する。フォトセンサ38は、
受光した反射光の強度に応じた信号レベルの光電信号を
出力する。この光電信号の信号レベルに基づいて、写真
フイルム3の検出と、バーコード10の読み取りとが行
われる。なお、フォトセンサ38で赤外線を用いるの
は、写真フイルム3にカブリを与えないためである。
【0031】アパーチャ35とフイルム巻き取り室33
の間のフイルム通路34の壁面には、写真フイルム3の
縁部と対面される位置に発光ダイオード16が設けられ
ている。この発光ダイオード16は、カメラ本体21の
背面上部に配置されたデータボタン17と、前記アップ
/ダウンダイヤル28とによって選択された写し込まれ
る撮影データのタイプに従って写真フイルム3の1コマ
搬送中にLEDドライバ30(図1参照)により駆動さ
れ、後述する搬送パルスに同期して写真フイルム3の縁
部に赤色の文字で撮影データを写し込む。
【0032】赤色光に対する写真フイルムの感度は、フ
イルム感度を一定とした場合にもフイルム種類(リバー
サル,ネガカラー,白黒)によって異なるから、撮影デ
ータを写真フイルム3に写し込む写し込みモードでは、
バーコード10から読み込まれたフイルム種類に基づい
て発光ダイオード16の駆動電圧が変更され、発光ダイ
オード16の発光光量が調整される。なお、赤色光に対
する感度は、ネガカラーが最も高く、リバーサルのほぼ
2倍である。次に感度が高いのは、リバーサルで、白黒
のほぼ4倍である。
【0033】撮影データは、例えば「年・月・日」,
「日・時・分」,「年・月・日・時・分」,「露出モー
ド・絞り値・シャッタ速度・露出補正量」,「年・月・
日・露出モード・絞り値・シャッタ速度・露出補正
量」,「写し込みなし」の6タイプが用意されている。
撮影データのタイプを選択するには、まずデータボタン
17を押す。これにより、図8に示すように、液晶パネ
ル27の表示が通常表示状態(A)から「DATA」の
文字18が表示されたデータ表示状態(B)に変化す
る。このデータ表示状態から、もう一度データボタン1
7を押すと、液晶パネル27の表示は通常表示状態に復
帰する。
【0034】データ表示状態からアップ/ダウンダイヤ
ル28を回すと、液晶パネル27の表示が、「年・月・
日」→「日・時・分」→「露出モード・絞り値・シャッ
タ速度・露出補正量」→「表示なし(写し込みなし)」
→「年・月・日」の順に変化するから、所望の撮影デー
タが表示された状態でアップ/ダウンダイヤル28の操
作を止めてデータボタン17を押せば、表示されていた
撮影データが選択される。例えば、「年・月・日・時・
分」を選択する場合には、「年・月・日」を選択した
後、続けて「日・時・分」を選択すればよい。また、同
様に、「年・月・日・露出モード・絞り値・シャッタ速
度・露出補正量」を選択する場合には、「年・月・日」
を選択した後、続けて「露出モード・絞り値・シャッタ
速度・露出補正量」を選択する。
【0035】裏蓋31は、フイルム装填室32,フイル
ム巻き取り室33、フイルム通路34を背面側から覆
い、カメラ本体21の内部を光密に遮光する。この裏蓋
31の内面には、圧板39が設けられている。この圧板
39は、周知のように写真フイルム3の裏側の遮光紙4
の有無によって、撮影レンズ22に対してフイルム面の
位置が変わってしまうのを防止するために、圧板39の
表面をアパーチャ35に近づけた220タイプ位置と、
この位置よりも遮光紙4の厚み分だけカメラ本体41の
背面側に遠ざけた120タイプ位置とにスライドで切り
換えが可能になっている。裏蓋31を閉じると、ロック
爪31aがカメラ本体21側のロック穴21aに挿入さ
れ、裏蓋31がロックされる。また、この裏蓋31のロ
ックには、裏蓋スイッチ58(図1参照)が連動してい
る。
【0036】カメラ2の電気的な構成を示す図1におい
て、CPU40には、バーコード10の読み取りで得ら
れるフイルム種類,フイルム感度,フイルムタイプ,撮
影可能コマ数等のフイルム情報を記憶する記憶手段とし
て、また各種の制御に必要なデータを一時的に記憶する
ワークメモリとして使用されるRAM40aと、各種の
制御をするためのプログラムが書き込まれたROM40
bと、フイルム種類の各々に対応した発光ダイオードの
駆動電圧が書き込まれたEEPROM40cとが接続さ
れている。
【0037】EEPROM40cは、周知のようにデー
タの書換えが可能であるから、写真フイルム3が改良さ
れ、赤色光に対する感度とフイルム種類との関係がずれ
た場合には、EEPROM40cに書き込まれている駆
動電圧が書き換えられる。CPU40は、ROM40b
のプログラムに基づいて、カメラ20の各部を制御する
とともに、バーコード10の解読を行ってフイルム種
類,フイルム感度,フイルムタイプ,撮影可能コマ数の
識別を行う。
【0038】フォトセンサ38からの光電信号は、波形
整形回路43に送られる。この波形整形回路43は、光
電信号を適当なスレッシュホールドレベルで波形整形
し、3段階の信号レベルの反射信号を出力する。反射信
号は、フォトセンサ38が反射率が低い遮光紙4及びバ
ーコード10の黒バー14a,14bを検出している時
には「Lレベル」となり、反射率の高い白バー15a,
15b、及び各クワイエットゾーン11,13を検出し
ているときには「Hレベル」となる。
【0039】また、写真フイルム3を検出しているとき
には、その乳剤面の反射率が遮光紙4や黒バーよりも高
く、白バーやクワイエットゾーン11,13よりも低い
ことに応じて、波形整形回路43は、反射信号を「Hレ
ベル」よりも低く「Lレベル」よりも高い信号レベル
(以下、便宜上「Mレベル」という)にする。この反射
信号は、写真フイルム3の検出と、バーコード10の読
み取り等を行うためにCPU40に送られる。
【0040】フイルムローラ37の軸37aには、ギア
44a,44bを介して搬送エンコーダ45が連結され
ている。搬送エンコーダ45は、例えば、放射状の一定
ピッチの複数のスリット、あるいは適当な幅の切り欠き
が形成され、軸37aの回転とともに回転するエンコー
ド板45aと、このエンコード板45aのスリットまた
は切り欠きの通過を監視するフォトインタラプタ45
と、フォトインタラプタ45bに接続され、フォトイン
タラプタ45bがスリット等を検出するとエンコードパ
ルスを発生するパルス発生器(図示省略)とから構成さ
れている。なお、エンコード板の表面に低反射面と高反
射面を設け、反射型のフォトセンサを用いてエンコード
パルスを発生させてもよい。
【0041】搬送エンコーダ45は、フイルムローラ3
7が一定角度回転する毎、すなわち遮光紙付き写真フイ
ルム5が一定の長さだけ搬送される毎に、1個のエンコ
ードパルス(以下、搬送パルスという)を発生する。こ
の例では、写真フイルム3が1コマ分の長さだけ送られ
た時に約40個の搬送パルスが発生する。搬送パルス
は、搬送カウンタ46に送られる。
【0042】搬送カウンタ46は、写真フイルム3の搬
送長を測定するためのものであり、CPU40によっ
て、そのカウンタ値Csが「0」にリセットされ、搬送
パルスが入力される毎にカウント値Csを1ずつインク
リメントする。この搬送カウンタ46のカウント値Cs
は、CPU40に送られ、写真フイルム3のファースト
フレームセット,1コマ送りの制御及び撮影データの写
し込み制御に用いられる。また、カウント値Csの変化
に基づいて、遮光紙4の後端がフイルムローラ37を通
過したか否かの判断が行われる。
【0043】ドライバ47は、CPU40に制御されて
搬送モータ48を駆動する。この搬送モータ48の回転
は、駆動伝達機構49を介してギア50に伝達され、こ
のギア50の下面に形成された駆動軸50aで巻き取り
スプール36を回転する。搬送モータ48には、モータ
エンコーダ55が連結されている。このモータエンコー
ダ55は、搬送エンコーダ45と同様な構成となってお
り、搬送モータ48が一定角度だけ回転する毎に1個の
エンコードパルス(以下回転パルスという)を発生する
が、接合テープ7がフォトセンサ38を通過する前後で
は、写真フイルム3が1mm搬送される間に7個程度の
回転パルスを発生する。モータエンコーダ55は、回転
パルスを回転カウンタ56に送る。
【0044】回転カウンタ56は、バーコード10の各
バーの幅を測定するためのものであり、CPU40によ
ってカウンタ値Cmが「0」にリセットされ、回転パル
スが入力される毎にカウンタ値Cmを1ずつインクリメ
ントする。この回転カウンタ56のカウント値Cmは、
CPU40に送られる。また、回転カウンタ56のカウ
ント値Cmは、最終巻き取り時の搬送モータ48の停止
の制御にも用いられる。
【0045】なお、巻き取りスプール36の巻き取り径
は、遮光紙付き写真フイルム5の巻き取り量が増えるに
つれて増大するため、回転パルスの個数と遮光紙付き写
真フイルム5の搬送長とは比例関係にない。しかし、接
合テープ7がフォトセンサ38を通過している間の巻き
径の変化は微小であるから、この間の回転パルスの個数
と接合テープ7の移動長とが比例しているとしても差し
支えないので、回転パルスの個数を基にデータ部12の
各バーの幅を測定することが可能である。
【0046】これらフォトセンサ38,波形整形回路4
3,モータエンコーダ55,回転カウンタ56及びCP
U40でバーコードの読み取り手段を構成している。
【0047】レリーズスイッチ57は、レリーズボタン
26の押圧操作に連動して作動され、レリーズボタン2
6が半押し位置まで押し込まれると半押し信号を出力
し、全押し位置まで押し込まれると全押し信号を出力す
る。半押し信号と全押し信号とは、CPU40に送られ
る。なお、半押し信号と全押し信号とを区別する必要が
ない場合には、これらをレリーズ信号と総称する。
【0048】CPU40は、裏蓋31が閉じられた直後
にレリーズ信号が入力されると、ファーストフレームセ
ットを行う。また、ファーストフレームセット完了後で
は、半押し信号の入力で、測光部60とAF部61とを
作動させ、全押し信号の入力で露光部62を作動させ
る。
【0049】裏蓋スイッチ58は、ロック穴21a内に
設けられており、裏蓋31の開閉動作に連動して作動
し、裏蓋31の開閉状態に応じた開閉信号を出力する。
開閉信号は、裏蓋31が開いている状態では「Hレベ
ル」となり、裏蓋31が閉じた状態では「Lレベル」と
なる。この開閉信号は、裏蓋31の開閉状態を検知する
ために、CPU40に送られる。
【0050】警告音発生回路59は、撮影可能な残りコ
マが1コマとなった時に警告音を発生して、撮影者に警
告を行う。測光部60は、ファインダ25の内側に配さ
れた測光用センサを用いて被写体輝度を測光し、この測
光結果をCPU40に送る。CPU40は、この測光結
果とフイルム感度に基づいて、撮影に最適な絞り値とシ
ャッタ速度を算出する。AF部61は、測距用窓24
a,24bの内側に配された測距用センサと、撮影レン
ズ22を駆動するためのモータ等とからなり、撮影レン
ズ22を駆動してフォーカシングを行う。
【0051】露光部62は、シャッタ機構、絞り機構か
らなり、レリーズボタン26が全押しされた時に、絞り
機構及びシャッタ機構が作動する。この露光部62は、
CPU40とともに露光制御手段を構成しており、CP
U40で算出された絞り値とシャッタ速度で絞り機構及
を作動させ、写真フイルム3を最適な露光量で露光す
る。また、露光部62は、シャッタ機構の作動完了毎、
すなわち1コマの撮影完了毎に露光完了信号をCPU4
0に送る。
【0052】残数カウンタ63は、撮影可能な残りのコ
マ数をカウントするためのものであり、バーコード10
を読み取って得られるタイプデータに応じた撮影可能コ
マ数が、そのカウント値Cfの初期値としてCPU40
によりセットされる。このセットされる初期値は、12
0標準タイプであれば「15」であり、120ハーフタ
イプでは「8」である。また、220タイプの場合には
「30」となる。もちろん、1コマの画面サイズが異な
るカメラの場合、この初期値はそのカメラの画面サイズ
に応じたコマ数となるのはいうまでもない。
【0053】残数カウンタ63のカウンタト値Cfは、
1コマの撮影が完了する毎にCPU40によって1ずつ
デクリメントされる。なお、残数カウンタ63を用いる
代わりに、RAM40aを用いて残りコマ数をカウント
してもよい。同様に、搬送カウンタ46,回転カウンタ
56の代わりに、RAM40aを用いて、搬送パルスと
回転パルスをカウントしてもよい。
【0054】液晶ドライバ65は、撮影可能な残りのコ
マ数やフイルム感度等を液晶パネル27に表示する。図
8(A)に一例を示すように、液晶パネル27には、装
填された写真用ロールフイルム1が120タイプである
か220タイプであるかを示すフイルムタイプ表示66
a,フイルムカウンタとしてのコマ数表示66b,CP
U40で算出されたシャッタ速度と絞り値を表示するシ
ャッタ速度表示66c及び絞り値表示66d,プログラ
ムAE(P)や絞り優先AE(A)を表示する露出モー
ド表示66e,バッテリの残量が少なくなったときに点
滅するバッテリ残量表示66f等が表示される。なお、
図8(B)に示すように、シャッタ速度表示66cは、
データボタン17を押したときには「年」表示66gに
変化したり、バーコード10から読み取ったフイルム感
度の表示や露出補正量の表示に変化する。
【0055】なお、フイルムタイプ表示66aは、RA
M40aの内容に基づいて表示される。また、コマ数表
示66bは、残数カウンタ63のカウント値Cfが表示
される。これにより、コマ数表示66bは、逆算式のフ
イルムカウンタとされている。このように、フイルムカ
ウンタを減算式とすることで、撮影可能な残りコマ数を
瞬時に知ることができる。
【0056】次に上記構成の作用について図9ないし図
14を参照しながら説明する。写真用ロールフイルム1
を装填する際には、カメラ本体21の裏蓋31を開いた
状態にして、圧板39を装填する写真用ロールフイルム
1のフイルムタイプに応じて、120タイプ位置または
220タイプ位置のいずれかにスライドしてセットす
る。
【0057】次に、スプール2の軸装着穴2cにフイル
ム装填室側駆動軸32aを係合させて、写真用フイルム
ロール1をフイルム装填室32に装填し、粘着テープ6
を剥がしてから、折り曲げられていた遮光紙4の先端部
4aを伸ばし、これを巻き取りスプール36のスリット
36aに差し込んで、爪36bに孔4bを係合させる。
この後に、裏蓋31を閉じる。
【0058】CPU40は、図9に示すメイン処理を常
時実行しており、レリーズ信号,開閉信号を監視して、
レリーズスイッチ57,裏蓋スイッチ58の変化を調べ
ている。裏蓋31が閉じられると、裏蓋スイッチ58か
らの開閉信号が「Hレベル」から「Lレベル」に変化す
るので、CPU40は、ファーストフレームセットを行
うためにFFS要求をその内部のレジスタにセットす
る。
【0059】裏蓋31を閉じた後に、レリーズボタン2
6を半押し位置または全押し位置まで押し込むと、レリ
ーズスイッチ57からCPU40にレリーズ信号が入力
される。CPU40は、このレリーズ信号を受けるとレ
リーズ処理を実行する。
【0060】図10に示すように、レリーズ処理では、
まず、レジスタ内にFFS要求がセットされているか否
かが調べられる。前述のように、裏蓋31を閉じること
によりレジスタにはFFS要求がセットされているた
め、CPU40は、撮影処理を行う代わりに、図11に
示すFFS処理を実行する。なお、レリーズ信号の入力
を待たずに、裏蓋31が閉じられた直後にFFS処理を
実行するようにしてもよい。
【0061】FFS処理では、CPU40は、搬送モー
タ48を駆動し、巻き取りスプール36を回転させる。
また、レジスタのFFS要求をクリアし、次回にレリー
ズボタン26が操作された時には、撮影処理が行われる
ようにする。
【0062】巻き取りスプール36の回転により、遮光
紙付き写真フイルム5の遮光紙4が巻き取りスプール3
6に巻き取られ、これにともなって、フイルム装填室3
2側のスプール2に巻き付けられていた遮光紙4がフイ
ルム通路34を通って、巻き取りスプール36に向かっ
て搬送される。遮光紙付き写真フイルム5の搬送を開始
すると、CPU40は、フォトセンサ38を作動させ
て、接合テープ7の検出を開始する。
【0063】遮光紙4の巻き取りスプール36への巻き
取りが進み、フォトセンサ38に接合テープ7が達する
と、最初にバーコード10の先端クワイエットゾーン1
1がフォトセンサ38に対峙するから、波形整形回路4
3からの反射信号が「Lレベル」から「Hレベル」に転
じる。この反射信号の変化により、CPU40は、接合
テープ7を検出したと判断し、データ部12の各バーの
幅の測定を開始する。
【0064】バーの幅の測定では、CPU40は、ま
ず、先端クワイエットゾーン11の検出により反射信号
が最初に「Hレベル」に転じた時点で、回転カウンタ5
6を作動させる。これにより、搬送モータ48が一定角
度回転して、モータエンコーダ55が回転パルスを発生
する毎に、カウント値Cmが1ずつインクリメントされ
るようになる。
【0065】この後、反射信号が「Hレベル」から「L
レベル」に転じると、CPU40は、この反射信号の変
化でカウント値Cmを「0」にリセットしてから、回転
カウンタ56による回転パルスのカウントを継続させ
る。すなわち、フォトセンサ38が先端クワイエットゾ
ーン11の次に配された幅広の黒バー14aまたは幅狭
の黒バー14bの検出を開始した時点で、カウント値C
mを「0」にリセットして回転パルスのカウントを継続
する。
【0066】最初の黒バーがフォトセンサ38を通過す
ると、反射信号が「Lレベル」から「Hレベル」に転じ
る。すなわち、幅広の白バー15aまたは幅狭の白バー
15bにフォトセンサ38が対峙すると、CPU40
は、この反射信号の変化した時点のカウント値Cmを回
転カウンタ56から読み出し、これをRAM40aに第
1幅データとして記憶してから、再びカウント値Cmを
「0」にリセットし、回転パルスをカウントする。この
ようにして得られた第1幅データは、最初の黒バーがフ
ォトセンサ38を通過する間に発生する回転パルスの個
数になっている。
【0067】白バーがフォトセンサ38を通過すると、
再び黒バーがフォトセンサ38に対峙するため、反射信
号が「Lレベル」に転じる。CPU40は、上述と同様
な手順で、カウント値Cmを読み出し、これをRAM4
0aに第2幅データとして記憶してから、カウント値C
mを「0」にリセットし、さらに回転パルスをカウント
する。これにより得られた第2幅データは、2番目のバ
ー(白バー)がフォトセンサ38を通過する間に発生す
る回転パルスの個数である。以降、同様にして、反射信
号の変化毎のカウント値Cmを回転カウンタ56から読
み出し、第3幅データ以降をRAM40aに記憶する。
【0068】後端クワイエットゾーン13がフォトセン
サ38を通過すると、フォトセンサ38に写真フイルム
3が達して反射信号が「Mレベル」となる。CPU40
は、この「Mレベル」の反射信号の入力により、接合テ
ープ7がフォトセンサ38を通過して、写真フイルム3
がフォトセンサ38に達したことを検知して、写真フイ
ルム3の第1コマ目の部分をアパーチャ35の背後にセ
ットするために、カウント値Csを「0」にリセットし
てから,搬送カウンタ46を作動させる。なお、反射信
号が「Mレベル」に変化した時に得られる最後のカウン
ト値Cmは、RAM40aに記憶されない。
【0069】フイルムローラ37は、搬送中の遮光紙付
き写真フイルム5に従動して回転しているから、写真フ
イルム3が一定の長さだけ搬送される毎に搬送パルスが
発生し、搬送カウンタ46のカウント値Csが1ずつイ
ンクリメントされるようになる。また、CPU40は、
回転カウンタ56による回転パルスのカウント停止す
る。
【0070】CPU40は、搬送カウンタ46のカウン
ト値Csを監視し、このカウント値Csが所定の値C1
になると、搬送モータ48を停止させ、遮光付き写真フ
イルム5の搬送を停止する。この値C1は、例えばフォ
トセンサ38とフイルムローラ37との間隔に相当する
遮光紙付き写真フイルム5の長さに対応した搬送パルス
の個数になっており、写真フイルム3の最初に露光され
る部分、すなわち第1コマ目がアパーチャ35の背後に
セットされる。
【0071】搬送モータ48の停止後、CPU40は、
RAM40aに記憶した各幅データに基づいて、それぞ
れの幅データが幅広のバーに対応するものか、幅狭のバ
ーに対応するものかを調べて論理値「1」または「0」
を判断し、この判断した各論理値をRAM40aに記憶
する。
【0072】具体的には、バーコード10では、最初の
3本のバー(黒バー及び白バー)は、必ず1本が幅広の
黒バー14aまたは白バー15aとされ、他の2本が幅
狭の黒バー14bまたは白バー15bとされているか
ら、第1〜第3幅データの合計は、幅狭のバーに対応す
る幅データの4.5倍の値となる。接合テープ7がフォ
トセンサ38を通過している間では、幅データの値とバ
ーの幅が比例関係であるとしても差し支えない。
【0073】このため、CPU40は、まず第1〜第3
幅データの合計を基にし、例えば1本の幅広のバーと1
本幅狭のバーの各幅の平均値に対応する回転パルスの個
数(以下、基準データ)を算出し、この基準データと各
幅データと比較する。幅データが基準データよりも大き
ければ、それに対応するバーは幅広であるから論理値を
「1」とする。逆に、幅データが基準データよりも小さ
ければ、それに対応するバーは幅狭であるから論理値を
「0」とする。
【0074】この論理値の判断後、CPU40は、第1
〜第3幅データに対応する論理値の配列(タイプデー
タ)から、装填された写真用ロールフイルム1が120
標準タイプのサイズであるか、120ハーフサイズであ
るか,あるいは220タイプであるかを識別する。ま
た、残りの10ビットデータの論理値の配列から、白コ
ード及び黒コードを求め、これらの各コードの組み合わ
せから、フイルム感度及びフイルム種類を識別する。
【0075】このようにして、バーコード10を読み取
って識別された写真フイルム3のフイルム種類,フイル
ム感度及びフイルムタイプは、RAM40aに記憶され
る。また、フイルムタイプから写真フイルム3の撮影可
能コマ数を求め、これをRAM40aに記憶する。この
後、CPU40は、RAM40aに記憶した撮影可能コ
マ数を残数カウンタ63のカウント値Cfの初期値とし
てセットする。次に、この残数カウンタ63のカウント
値Cfをコマ数表示66bとして、RAM40aに記憶
されているフイルムタイプ(120/220)をフイル
ムタイプ表示66aとしてそれぞれ液晶パネル27に表
示する。また、シャッタ速度表示66cがフイルム感度
表示に変化して、RAM40aに記憶してあるフイルム
感度が表示される。
【0076】ファーストフレームセット後に、レリーズ
ボタン26を全押し位置に押圧操作することにより、図
12に示す手順によって撮影が行われる。このレリーズ
操作の際に、CPU40は、レリーズボタン26が半押
し位置まで押し込まれた段階で、AF部61を作動す
る。これにより被写体までの距離に応じて撮影レンズ2
2が駆動され、フォーカシングが行われる。また、測光
部60による測光が行われ、この測光結果とフイルム感
度とを基にして、CPU40は、被写体に対する最適な
絞り値と、シャッタ速度とを求め、これらを露光部62
にセットする。そして、レリーズボタン26が全押し位
置まで押し込まれた瞬間に露光部62を作動する。これ
により、セットされた絞り値とシャッタ速度に応じた最
適な露光量で写真フイルム3の第1コマ目に対する撮影
が行われる。
【0077】露光が完了すると露光完了信号が露光部6
2からCPU40に送られる。これにより、CPU40
は、図13に示す搬送処理を行う。まず、CPU40
は、カウント値Csを「0」にリセットしてから,搬送
カウンタ46を作動させる。また、搬送モータ48を駆
動して、巻き取りスプール36による写真フイルム3の
巻き取り開始する。
【0078】この後、CPU40は、全撮影コマに対し
て撮影が完了したか否かを調べるため、残数カウンタ6
3のカウント値Cfが「1」になっているか否かを調べ
る。カウント値Cfが「1」となっている場合には、最
終巻き取りを行うが、第1コマ目の露光完了時点では、
カウント値Cfが「1」になっていないから、全撮影コ
マに対して撮影が完了していないと判断して、1コマ送
りのための処理を行う。
【0079】1コマ送りでは、CPU40は、写し込み
モードになっているか否かを判別する。写し込みモード
になっている場合には、フイルム種類をRAM40aか
ら読み出して、これに対応する発光ダイオード16の駆
動電圧をEEPROM40cから選択する。この駆動電
圧はフイルム感度毎にリバーサル用,ネガカラー用,白
黒用の3種類ずつ用意されている。例えば、図5に示す
バーコード10の場合には、写真フイルム3はISO1
00のネガカラーであるから、CPU40はISO10
0のネガカラー用駆動電圧を選択して、これをレジスタ
にセットする。
【0080】CPU40は、搬送カウンタ46のカウン
ト値Csが所定値に達すると、搬送パルスに同期させな
がら発光ダイオード16をISO100のネガカラー用
駆動電圧で駆動する。写し込む撮影データは、RAM4
0aにセットされているから、これに従って発光ダイオ
ード16の発光が制御される。例えば、写し込む撮影デ
ータのタイプとして、「年月日」が選択されていた場合
には、図14に示すように、写真フイルム3の縁部に、
撮影時の年月日「’96 5 10」が写し込まれる。
同様に、「露出モード・絞り値・シャッタ速度・露出補
正量」のタイプが選択されていた場合には、例えば「P
F5.6 1/60 +0.5EV」と写し込まれ
る。
【0081】CPU40は、写真フイルム3が一定の長
さだけ搬送される毎にインクリメントされる搬送カウン
タ46のカウント値Csを監視し、このカウント値Cf
が所定の値C2なった時点で、フォトセンサ38を用い
て写真フイルム3の有無を調べてから、搬送モータ48
を停止させる。値C2は、1コマ分の写真フイルムの長
さに対応した搬送パルスの個数と同じか僅かに大きな値
にされているため、1コマ分の写真フイルム3が巻き取
りスプール36に巻き取られ、第2コマ目がアパーチャ
35の背後に達した時点で写真フイルム3の搬送が停止
される。
【0082】搬送モータ48の停止後、CPU40は、
残数カウンタ63のカウント値Cfが「1」だけデクリ
ントしてから、残りコマ数が「1」であるか否かを調べ
るため、このカウント値Cfが「1」になっているか否
かを調べる。この場合には、カウント値Cfが「1」で
ないから、警告音を発生させずに、コマ数表示66bを
カウント値Cf、例えば「14」に更新して搬送処理を
終了する。
【0083】1コマ送りの終了後に、レリーズボタン2
6を操作して、第2コマ目の撮影を行い、この第2コマ
目の撮影が完了すると、上記と同様な手順で、全撮影コ
マの撮影が完了したか否かが調べられた後に、写真フイ
ルム3が1コマ分搬送される。また、この1コマ送りの
終了後には、残りのコマ数が1コマであるかが調べられ
てから、コマ数表示66bが更新される。以降、同様に
して、撮影完了毎に1コマ送りが行われる。
【0084】最終撮影コマの直前の撮影コマに対しての
撮影が完了し、この後の1コマ送りが完了すると、残数
カウンタ63のカウント値Cfが「1」となる。カウン
ト値Cfが「1」となると、CPU40は、警告音発生
回路59を作動させて、警告音を発生する。これによ
り、次回の撮影が最終コマ(残り1コマ)であることが
撮影者に対して警告されるとともに、フイルム枚数表示
66bを「1」に更新する。
【0085】最終の撮影コマの撮影が終了すると、CP
U40は、1コマ送りと同様にして、搬送カウンタ46
を作動させた後に、搬送モータ48を駆動して写真フイ
ルム3の巻き取りを行うが、カウント値Cfが「1」と
なっているので、最終巻き取りを行う。CPU40は、
カウント値Csを監視し、このカウント値Csが変化し
なくなった時点で、すなわち遮光紙4(トレーラ8b)
の後端がフイルムローラ37を通過した時点で、回転カ
ウンタ56のカウント値Cmを「0」にリセットしてか
ら、回転パルスのカウントを開始する。
【0086】カウント値Cmが所定の値C3に達する
と、CPU40は、搬送モータ48を停止する。値C3
は、遮光紙4の後端がフイルムローラ37を通過してか
ら、巻き取りスプール36に完全に巻き取られるまでに
発生する回転パルスの個数よりも十分に大きくされてお
り、これにより、遮光紙4の後端までが巻き取りスプー
ル36に確実に巻き取られてから巻き取りが終了され
る。
【0087】撮影者は、搬送モータ48の停止後に、裏
蓋31のロックを解除して裏蓋31を開き、フイルム巻
き取り室33から遮光紙付き写真フイルム5が巻き付け
られた巻き取りスプール36を取り出す。なお、警告音
を発生させたり、液晶パネル27の表示を点滅させて、
最終巻き取りが終了したことを知らせてもよい。
【0088】以上説明した実施形態は、120タイプや
220タイプのいわゆるブローニーフイルムを用いる中
判カメラであったが、本発明はこれに限定されず、例え
ば135タイプやアドバンストフォトシステムと呼ばれ
る新タイプの写真フイルムパトローネを用いるコンパク
トカメラや一眼レフカメラ等にも応用することができ
る。
【0089】また、上記実施形態では、フイルム種類に
応じて発光ダイオードの発光光量を制御したが、発光時
間を調整してもよい。この場合には、フイルム搬送速度
を発光ダイオードの発光時間に応じて変更する。また、
撮影データを写し込む位置として、撮影領域外の写真フ
イルムの縁部としたが、本発明は、フイルム種類に依ら
ずほぼ一定した濃度で撮影データを写し込むことができ
るから、例えば撮影領域内に写し込む場合にも適用でき
る。
【0090】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のカメラに
よれば、バーコードから読み取られたフイルム情報に基
づいて写真フイルムの種類を判別し、この判別結果に基
づいて写し込み手段の駆動電圧または駆動時間を制御す
るようにしたので、写真フイルムの種類に依らずにほぼ
一定した濃度で撮影データを写し込むことができる。
【0091】また、写し込み手段の駆動電圧または駆動
時間は、EEPROMに記憶してあるから、写真フイル
ムの種類と写し込み手段の駆動電圧または駆動時間との
関係が変わった場合には、速やかにEEPROM内に記
憶してある写し込み手段の駆動電圧または駆動時間を変
更して対応することができる。
【0092】また、撮影データは写真フイルムの縁部に
写し込まれるようにしたので、作品性を損なうことなく
撮影データを写真フイルムに写し込むことができる。ま
た、写し込み手段として写真フイルムの縁部に予め潜像
として写し込まれているフイルム情報と異なる色光の発
光ダイオードを用いたので、予め写し込まれているフイ
ルム情報と撮影時に写し込まれた撮影データとを明瞭に
識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの電気的な構成を示す概略図で
ある。
【図2】写真用ロールフイルムの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】120タイプの遮光紙付き写真フイルムを展開
した状態で示す説明図である。
【図4】220タイプの遮光紙付き写真フイルムを展開
した状態で示す説明図である。
【図5】接合テープ上のバーコードの一例を示す説明図
である。
【図6】本発明のカメラの外観を示す斜視図である。
【図7】図6のカメラの背面側を裏蓋を開いた状態で示
す斜視図である。
【図8】液晶パネルを示す説明図である。
【図9】各スイッチの変化を検出して各種の処理を行う
ためのメインの手順を示すフローチャートである。
【図10】レリーズスイッチの変化検出後に行われるレ
リーズ処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】写真用ロールフイルムの装填直後に行われる
ファーストフレームセットの手順を示すフローチャート
である。
【図12】撮影時の手順を示すフローチャートである。
【図13】1コマ送り,撮影データの写し込み及び最終
巻き取りの手順を示すフローチャートである。
【図14】写真フイルムの縁部に写し込まれた撮影デー
タの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 写真用ロールフイルム 3 写真フイルム 7 接合テープ 10 バーコード 12 データ部 16 発光ダイオード 17 データボタン 20 カメラ 22 撮影レンズ 27 液晶パネル 28 アップ/ダウンダイヤル 38 フォトセンサ 40 CPU 40a RAM 40b ROM 40c EEPROM 66a〜66g 表示

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム情報がバーコードで記録された
    写真用ロールフイルムを用い、1コマ目のフイルムセッ
    ト終了までのフイルム搬送中にバーコードからフイルム
    情報を読み取るカメラにおいて、 バーコードから読み取られたフイルム情報に基づいて写
    真フイルムの種類を判別する判別手段と、撮影データを
    写真フイルムに写し込む写し込み手段と、前記判別手段
    の判別結果に応じて写し込み手段の駆動電圧または駆動
    時間を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 前記写し込み手段の駆動電圧または駆動
    時間は、EEPROMに記憶されていることを特徴とす
    る請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮影データは、写真フイルムの縁部
    に写し込まれることを特徴とする請求項1または2記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記写し込み手段は、前記写真フイルム
    の縁部に予め潜像として写し込まれているフイルム情報
    と異なる色光の発光ダイオードであることを特徴とする
    請求項3記載のカメラ。
JP33736096A 1996-12-17 1996-12-17 カメラ Pending JPH10177211A (ja)

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JP33736096A JPH10177211A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 カメラ

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JP33736096A JPH10177211A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 カメラ

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