JPH10180956A - 農業用フッ素樹脂フィルム - Google Patents

農業用フッ素樹脂フィルム

Info

Publication number
JPH10180956A
JPH10180956A JP8341480A JP34148096A JPH10180956A JP H10180956 A JPH10180956 A JP H10180956A JP 8341480 A JP8341480 A JP 8341480A JP 34148096 A JP34148096 A JP 34148096A JP H10180956 A JPH10180956 A JP H10180956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin film
film
fluororesin
agricultural
antifogging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8341480A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Iwase
圭子 岩瀬
Shunichi Onishi
俊一 大西
Akira Makimura
顕 牧村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical MKV Co filed Critical Mitsubishi Chemical MKV Co
Priority to JP8341480A priority Critical patent/JPH10180956A/ja
Publication of JPH10180956A publication Critical patent/JPH10180956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性および防曇持続性に優れる農業用フッ
素樹脂フィルムの提供。 【解決手段】 片面または両面の表面のぬれ指数が30dy
n/cm以上であるフッ素樹脂フィルムにおいて、該表面の
少なくとも片面上に、疎水性熱可塑性樹脂に、特定量の
無機質コロイドゾルおよびヒンダードアミン系化合物の
3成分を主成分とする防曇剤組成物に由来する塗膜が形
成されてなることを特徴とする農業用フッ素樹脂フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性が良好で、
防曇持続性に優れた農業用フッ素樹脂フィルムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂フィルムは、その優れた耐候
性、機械的強度、透明性等を活かして種々の用途に使用
されている。中でも、紫外線を透過する、或いはフィル
ム張り替えの手間を省く等の理由から、近年、農業用ハ
ウスの長期展張用フィルムとしての需要が伸びてきてお
り、各種フッ素樹脂フィルムが開発されている。
【0003】しかしフッ素樹脂フィルムを農業用ハウス
に使用する場合、表面張力が小さいためにハウス内の水
蒸気がフィルム表面に凝縮し、水滴となって付着するた
め、光線透過率が著しく低下するのみならず、冷たい水
滴が作物表面に滴下することで成長障害を引き起こし、
農業用ハウスとしての機能を果たさないといった問題点
がある。
【0004】この問題に対して、フッ素樹脂フィルムに
様々な防曇層を設ける方法が提案されている。例えば、
微粒子状の無機物を含んでいる防曇剤塗布層あるいは樹
脂層を設けたり(特許第2535185号公報、特開平
5ー59202号公報、特開平7−1684号公報
等)、あるいは無機親水性コロイド物質と界面活性剤
と、リチウムシリケートおよび/又はシラン誘導体とを
含んでいる防曇剤層を設ける方法(特開平6−1453
89号公報等)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法も防曇性塗膜が剥離する等により防曇性を長期間
維持することは困難であり、更に優れた改良が重要な課
題となっている。本発明の目的は、透明性および塗膜密
着性が良好で防曇性持続性に優れた農業用フィルムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために種々研究を重ねた結果、特定のぬれ指
数のフッ素樹脂フィルム表面上に、特定の熱可塑性樹
脂、無機物コロイドゾルおよびヒンダードアミン系化合
物からなる塗膜を形成することにより、上記の目的が達
成されることを見出して、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明の要旨とするところは、片面
または両面の表面のぬれ指数が30dyn/cm以上であるフッ
素樹脂フィルムにおいて、ぬれ指数が30dyn/cm以上であ
る少なくとも1つの表面上に、 (a)疎水性熱可塑性樹脂 (b)(a)成分に対して配合量が固形分重量比で0.5
〜4倍の無機質コロイドゾル (c)(a)成分に対して配合量が固形分重量比で0.0
01〜0.1倍の下記一般式〔I〕で表される構造単位
を1分子中に1個以上含有するヒンダードアミン系化合
物の3成分を主成分とする防曇剤組成物に由来する塗膜
が形成されてなることを特徴とする農業用フッ素樹脂フ
ィルムに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)フッ素樹脂フィルム 本発明の農業用フッ素樹脂フィルムで用いるフッ素樹脂
としては、樹脂の分子構造式中にフッ素を含む熱可塑性
樹脂であれば特に制限されるものではないが、例えば、
テトラフルオロエチレン系樹脂、トリフルオロエチレン
系樹脂、ジフルオロエチレン系樹脂、モノフルオロエチ
レン系樹脂およびこれら樹脂の複合物があげられる。
【0009】具体的には、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体
(FEP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合
体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVD
F)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合
体、(ECTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロジメチルジオキソール共重合体(TFEPD
D)、ポリビニルフルオライド(PVF)等がある。
【0010】中でもPFA、FEP、ETFE、PVD
F、PCTFE、TFEPDD、PVFが、特に、ET
FEが好ましい。ETFEは、エチレンとテトラフルオ
ロエチレンとの含有比が30/70〜70/30の割合
で共重合されたもので、更に1種又はそれ以上のフッ素
含有のオレフィンや炭化水素系のオレフィンなどの追加
成分を共重合したものでもよい。この追加成分として
は、プロピレン、ブテン等のαーオレフィン、ヘキサフ
ルオロプロピレン、ビニリデンフルオライド、パーフル
オロブチルエチレン、クロロトリフルオロエチレン等の
含フッ素オレフィン、エチルビニルエーテル、パーフル
オロメチルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニ
ルエーテル等のビニルエーテル類、含フッ素アクリレー
ト類があげられる。これらの追加成分を共重合する際に
は、ETFE中に50モル%以下の範囲内で共重合させ
ることが好ましい。場合によっては、10モル%以下の
少量共重合し、ETFEを改質させる程度でもよい。
【0011】ETFEの分子量は、特には限定されない
が、その目安となる容量流速として10〜300mm3
/secが好適である。ここにおける容量流速は、高化
式フローテスターを使用して、300℃、30kg/c
2 荷重下で、直径1mm、長さ2mmのノズルから単
位時間に流出するETFEの容量で表される値(単位は
mm3 /sec)で定義される。なお、ETFEの製造
に際しては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合
等の従来公知の各種重合方法があげられる。これらET
FEはそれ自体既知のものであり、例えば特公昭59−
50163号に記載の方法で製造することができる。
【0012】更に本発明においては、上記フッ素樹脂
を、本発明の効果を損なわない範囲でポリエチレン、ポ
リプロピレン等の他の熱可塑性樹脂との混合物としても
良い。以上に述べたフッ素樹脂からフィルムを成形する
には、それ自体公知の方法に従い、例えば押出成形、イ
ンフレーション成形法等により行うことができる。ま
た、本発明のフッ素樹脂組成物には、必要に応じて各種
添加剤を配合することが出来る。添加剤としては、例え
ば、縮合アゾ系、イソインドリノン系、キナクリドン
系、ペリレン系、ペリノン系、キノフタロン系、アント
ラキノン系、フタロシアニン系等の有機顔料、酸化チタ
ン、チタンイエロー、亜鉛華、鉄黒、カーボンブラッ
ク、弁柄、群青等の無機系顔料や顔料分散剤、無機系又
は有機系防菌剤等があげられる。
【0013】フィルムの厚みは、10〜300μm、好
ましくは20〜200μmの範囲内とするのが望まし
い。フィルムの厚みが薄すぎると破れやすく、厚すぎる
と透明性が悪くなるだけでなく、製品が重くなり、取り
扱い時の作業性(切断・接着・展張作業等)に支障をき
たす虞がある。本発明に用いるフッ素樹脂フィルムは、
その片面または両面の表面のぬれ指数(JIS K67
68)が30dyn/cm以上のものである。ぬれ指数
が30dyn/cm未満であると、塗膜とフッ素樹脂フ
ィルムとの密着性が悪く、塗膜剥離が起こりやすくな
り、防曇持続性が得られない。
【0014】ぬれ指数が30dyn/cm未満のフッ素
樹脂フィルムは、表面処理を施すことによって本発明の
所定の濡れ指数にすることができる。このような表面処
理の方法としては、コロナ放電処理、スパッタエッチン
グ処理、ナトリウム処理、サンドブラスト処理、フレー
ム処理等の方法があげられる。中でも、防曇性塗膜とフ
ッ素樹脂フィルムとの密着性、および作業性、コスト面
からコロナ放電処理が好ましい。
【0015】(2)防曇剤組成物 本発明で用いる(a)成分である疎水性熱可塑性樹脂と
しては、例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
ポリエスエテル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン
系樹脂、フッ素系樹脂等があげられるが、中でも、アク
リル系樹脂が好ましい。これらは無機質コロイドゾルの
バインダー成分として、エマルジョンまたは溶媒に溶解
した溶液の形で使用される。また、これらの樹脂は一
種、又は、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0016】アクリル系樹脂とは、少なくとも合計60
重量%のアクリル酸或いはメタクリル酸のアルキルエス
テル(以下これを(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と記す。)、又は、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルとアルケニルベンゼンとの単量体からなる混合物およ
び0〜40重量%のこれらと共重合しうるα、β−エチ
レン性不飽和単量体とを通常の重合条件に従って、例え
ば界面活性剤の存在下に、重合させて得られる重合体又
は共重合体である。
【0017】(メタ)アクリル酸アルキルエステルとし
ては、例えばアクリル酸メチルエステル、アクリル酸エ
チルエステル、アクリル酸−n−プロピルエステル、ア
クリル酸イソプロピルエステル、アクリル酸−n−ブチ
ルエステル、アクリル酸−2−エチルヘキシルエステ
ル、アクリル酸デシル、メタアクリル酸メチルエステ
ル、メタアクリル酸エチルエステル、メタアクリル酸−
n−プロピルエステル、メタアクリル酸イソプロピルエ
ステル、メタアクリル酸−n−ブチルエステル、メタア
クリル酸−2−エチルヘキシルエステル、メタアクリル
酸デシルエステル等があげられ、一般には、アルキル基
の炭素数が1〜20個のアクリル酸アルキルエステルお
よび/又はアルキル基の炭素数が1〜20個のメタアク
リル酸アルキルエステルが使用される。
【0018】アルケニルベンゼンとしては、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等があげら
れる。また、α、β−エチレン性不飽和単量体として
は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等の
α、β−エチレン性不飽和スルホン酸類;2−アクリル
アミド−2−メチルプロパン酸;α、β−エチレン性不
飽和ホスホン酸類;アクリル酸又はメタクリル酸のヒド
ロキシエチル等の水酸基含有ビニル単量体;アクリロニ
トリル類;アクリルアミド類;アクリル酸又はメタクリ
ル酸のグリシジルエステル類等がある。これらの単量体
は、単独で用いても二種以上の併用でもよい。
【0019】本発明において用いられる防曇剤組成物の
(b)成分である無機質コロイドゾルは、フッ素樹脂フ
ィルム表面に形成されることにより、成形品表面に親水
性を付与する機能を持つ。無機質コロイドゾルとして
は、例えば、シリカ、アルミナ、水酸化鉄、水酸化ス
ズ、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機質水性コロイド
粒子を、種々の方法で、水又は親水性媒体中に分散させ
た水性ゾルがあげられる。この内、特に好ましいのは、
シリカゾルである。
【0020】これら無機質コロイドゾルは、平均粒径が
5〜100nmの範囲のものが好ましい。この範囲内に
あれば、平均粒径の異なる2種以上のコロイドゾルを組
み合わせて使用してもよい。平均粒径が100nmを越
えると、塗膜の透明性が悪化するのみならず、防曇持続
性が低下する。また、5nmに満たないときは、無機質
コロイドゾルの安定性に欠ける虞がある。
【0021】本発明で用いる(c)成分であるヒンダー
ドアミン系化合物は、前記一般式[I]で示される構造
単位を1分子中に1個以上含有する。具体的には、コハ
ク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重
縮合物、ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、2−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−
n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)、1,5,8,12−テトラ
キス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−
トリアジン−2−イル〕−1,5,8,12−テトラア
ザドデカン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、ビス(1−n−オクトキシ
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)セバケート、1−〔2−{3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシ}エチル〕−4−{3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ}−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9
−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4.
5〕デカン−2,4−ジオン、テトラキス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,
3,4−ブタンテトラカルボキシレート、3,9−ビス
〔1,1−ジメチル−2−{2,3,4−トリス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシ
カルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカ
ン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{2,3,
4−トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジルオキシカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカン等があげられる。
【0022】この内、ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−n−オ
クトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシ
ル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート
が好ましく、特に好ましいのは、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラ
キス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレートである。
【0023】これらヒンダードアミン系化合物は1種類
で、または2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
これら防曇剤組成物の各必須成分の配合割合は、疎水性
熱可塑性樹脂に対し、固形分重量比で無機コロイドゾル
は0.5倍以上4倍以下、および、上記一般式[I]で
表される構造単位を1分子中に1個以上含有するヒンダ
ードアミン系化合物は、0.001倍以上0.1倍以下
の割合で各々が配合される。
【0024】ここで、無機コロイドゾルの配合割合が
0.5倍未満だと十分な防曇効果が発揮できず、4倍を
超えると防曇効果が配合量に比例して向上しないばかり
ではなく、形成後の塗膜が白濁化し透明性を低下させ、
また、塗膜が粗雑で脆弱になり易くなるので好ましくな
い。また、ヒンダードアミン系化合物の配合割合が0.
001倍未満だと長期防曇性が十分に発揮されず、0.
1倍を超えるとブリードアウトによる透明性の悪化、フ
ッ素樹脂フィルムと防曇性塗膜との密着性低下等の虞が
ある。
【0025】本発明の防曇剤組成物には、これら必須成
分のほかに、耐水性を向上させる目的で疎水性熱可塑性
樹脂の架橋剤を配合するのが好ましい。使用される架橋
剤としては、フェノール樹脂類、アミノ樹脂類、アミン
化合物類、アジリジン化合物類、アゾ化合物類、イソシ
アネート化合物類、エポキシ化合物類、シラン化合物類
等があげられる。この内、特にアミン化合物類、アジリ
ジン化合物類、エポキシ化合物類が好ましい。
【0026】アミン化合物類としては、例えば、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンペンタミン、ヘキサメチ
レンジアミン等の脂肪族ポリアミン;3、3' −ジメチ
ル−4、4' −ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソ
ホロンジアミン等の脂環式アミン;4、4' −ジアミノ
ジフェニルメタン、m−フェニレンジアミン等の芳香族
アミンが使用される。
【0027】アジリジン化合物類としては、トリス−
2,4,6−(1−アジリジニル)−1,3,5−トリ
アジン、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジ
ニルプロピオネート、トリス〔1−(2−メチル)アジ
リジニル〕トリホスファトリアジン等が使用される。エ
ポキシ化合物類としては、ビスフェノールAまたはビス
フェノールFとエピクロルヒドリンとの反応生成物、フ
ェノール(または置換フェノール)とホルムアルデヒド
との樹脂反応生成物とエピクロルヒドリンの反応により
生成されるエポキシ化ノボラック樹脂、エピクロルヒド
リンおよび脂肪族多価アルコール例えばグリセロール、
1,4−ブタンジオール、ポリ(オキシプロピレン)グ
リコールまたは類似の多価アルコール成分から生成され
る樹脂状反応生成物および過酢酸を用いるエポキシ化に
より得られる樹脂等が使用される。エポキシ化合物類で
は、さらに三級アミン類や四級アンモニウム塩類を触媒
として併用すると好ましい。
【0028】これらの架橋剤は、その添加量が疎水性熱
可塑性樹脂固形分に対して0.1〜30重量%の範囲で
使用できる。特に好ましいのは、0.5〜10重量%の
範囲である。更に本発明において用いられる防曇剤組成
物には必要に応じて液状分散媒が配合される。かかる液
状分散媒としては、水を含む親水性ないし水混合性溶媒
が含まれ、水;メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール等の一価アルコール類;エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の
多価アルコール類;ベンジルアルコール等の環式アルコ
ール類;セロソルブアセテート類;ケトン類があげられ
る。これらの液状分散媒は単独で用いても併用しても良
いが、防曇性組成物の分散安定性、形成塗膜の親水性、
液状分散媒除去の難易、経済性を勘案して決めるのが好
ましい。
【0029】また、本発明の防曇剤組成物には更に必要
に応じて、消泡剤、界面活性剤、可塑剤、造膜助剤、増
粘剤、顔料、顔料分散剤等の慣用の添加剤を配合するこ
とが出来る。 (3)製造方法 本発明の農業用フッ素樹脂フィルムを製造するあたっ
て、防曇性塗膜はフィルムの用途に応じて、両面に形成
しても、片面のみに形成してもよいが、いずれにせよ、
本発明の防曇剤組成物は、濡れ指数が30dyn/cm
以上であるフッ素樹脂フィルム表面上に塗布する必要が
ある。組成物を塗布後、強制乾燥または自然乾燥し、液
状分散媒を揮散させることによって防曇性塗膜が形成さ
れる。
【0030】塗布する方法としては、ドクターブレード
コート法、ロールコート法、ディップコート法、スプレ
ーコート法、ロッドコート法、バーコート法、ナイフコ
ート法、ハケ塗り法等それ自体公知の塗布方法を採用で
きる。また、強制乾燥する方法としては、熱風乾燥法、
赤外線輻射法等が採用できる。強制乾燥する時の加熱温
度は、塗布された防曇剤組成物によって決定されるが、
50〜250℃、好ましくは60〜200℃の範囲であ
る。
【0031】フッ素樹脂フィルムの表面に防曇剤組成物
を塗布し、液状分散媒を乾燥、揮散させた後の固形物の
付着量は、0.01〜10g/m2 、特に0.1〜5g
/m 2 の範囲にあるのが好適である。このようにして得
た農業用フッ素樹脂フィルムを農業用被覆材として展張
使用する場合に、防曇性塗膜が片面のみ形成されたフィ
ルムは、その面がハウス又はトンネル等の内側となるよ
うにして使用すればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の農業用フッ素樹脂フィルムは、
フッ素樹脂フィルムの特性を損なうことなく透明性およ
び塗膜密着性が良好で、防曇持続性が飛躍的に向上する
ので、例えば、外張りフィルム、内張りフィルム等の農
業用被覆材として有効である。
【0033】
【実施例】
実施例1〜6、比較例1〜6 (1)フッ素樹脂フィルムの調整 エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体フィルム
(商品名:アフレックス、厚み100μm、旭硝子
(株)製)の片面上に、放電電圧104V、放電電流
4.1A、ラインスピード5〜50m/mim.でコロ
ナ処理を行い、ぬれ指数(JIS−K6768準拠)を
測定した。尚、比較例6については、コロナ処理を行な
ったが、ぬれ指数は30dyn/cmよりも小さかっ
た。
【0034】(2)防曇性塗膜 熱可塑性樹脂の調整(A〜C) 四つ口フラスコにポリオキシエチレンラウリルエーテル
2重量部および水80重量部を仕込んで窒素ガス気流下
に60℃まで加熱し、ここに過硫酸アンモニウム0.5
重量部を添加し、更に表−1に示した各単量体の混合物
100重量部を反応温度を60〜70℃の範囲に保持し
ながら3時間にわたって滴下した。滴下終了後、同温度
範囲に2時間保持してから冷却し、アンモニア水で中和
して、アクリル系樹脂エマルジョンA〜Cを得た。
【0035】防曇剤組成物の調整 において得られたアクリル系エマルジョンに、無機質
コロイドゾル、ヒンダードアミン系化合物および架橋剤
を表−2に示す割合で配合し、防曇剤組成物を調整し
た。なお、液状分散媒は、水とエチルアルコールを3:
1の割合で使用した。 防曇性塗膜の形成 得られた防曇剤組成物を、表−2に示すフッ素樹脂フィ
ルムのコロナ処理を施した面上にバーコート法によっ
て、乾燥後の塗布量が固形分として1g/m2 となるよ
うに塗布し、85℃オーブンで1分間乾燥した。
【0036】(3)フィルムの評価 得られたフィルムの性能を下記の方法で評価し、結果を
表−2に示した。 透明性 ヘイズメーターで30mm×50mmのフィルム試験片
の霞度(HAZE:JIS−K7105準拠)を測定し
た。
【0037】密着性 フィルムの塗膜を形成した面にセロハンテープを接着
し、このセロハンテープをはがした時に、塗膜の剥離状
況を肉眼で観察した。判定基準は以下のようにした。 ◎:塗膜が完全に残り、塗膜剥離が起こらない。(塗膜
剥離面積0%) ○:塗膜剥離面積が50%未満。 △:塗膜剥離面積が50%以上100%未満。 ×:塗膜が完全に剥離する(塗膜剥離面積100%)
【0038】防曇性 三重県一志郡の圃場に、間口8.3m、奥行き12m、
棟高3.5m、屋根勾配20°の屋根型ハウスに、得ら
れた各フィルムを防曇性塗膜の形成された面がハウスの
内側になるように被覆し、展張試験を行った。評価方法
は、ハウス内側のフィルム面に水滴が付着する状況を、
経時的に肉眼で観察した。判定基準は以下のようにし
た。 ◎:水が薄膜状に付着し、水滴が認められない状態 ○:水が薄膜状に付着しているが、わずかに大粒の水滴
が認められる状態 △:部分的に細かい水滴の付着が認められる状態 ×:全面的に細かい水滴の付着が認められる状態
【0039】
【表1】
【0040】表−1中の記号は、以下のものを各々意味
する。 MMA:メタアクリル酸メチル、BMA:メタアクリル
酸−n−ブチル St:スチレン、EA:アクリル酸エチル、AA:アク
リル酸 HEMA:メタアクリル酸−2−ヒドロキシエチル
【0041】
【表2】
【0042】表−2中の注は以下のものを各々意味す
る。 ※1 熱可塑性樹脂の量は、防曇剤組成物に対する重合
体固形分重量%で示し、無機質コロイドゾル、ヒンダー
ドアミン系化合物および架橋剤の量は、熱可塑性樹脂の
固形分重量に対する固形分重量%で示した。 ※2 a:コロイダルシリカ、平均粒径40nm b:コロイダルシリカ、平均粒径80nm ※3 α:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート β:テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカル
ボキシレート γ:テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート δ:ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート ※4 イ:商品名「エピクロン860」(大日本インキ化学
(株)製ビスフェノールAタイプエポキシ化合物) ロ:テトラエチレンペンタミン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/18 B32B 27/18 C C08J 7/04 CEW C08J 7/04 CEWS (72)発明者 牧村 顕 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面または両面の表面のぬれ指数が30dy
    n/cm以上であるフッ素樹脂フィルムにおいて、ぬれ指数
    が30dyn/cm以上である少なくとも1つの表面上に、 (a)疎水性熱可塑性樹脂 (b)(a)成分に対して配合量が固形分重量比で0.5
    〜4倍の無機質コロイドゾル (c)(a)成分に対して配合量が固形分重量比で0.0
    01〜0.1倍の下記一般式〔I〕で表される構造単位
    を1分子中に1個以上含有するヒンダードアミン系化合
    物の3成分を主成分とする防曇剤組成物に由来する塗膜
    が形成されてなることを特徴とする農業用フッ素樹脂フ
    ィルム。 【化1】 (式〔I〕において、R1 、R2 、R3 、R4 は炭素数
    1〜4のアルキル基、R 5 は水素、又は、アルキルエス
    テル基および、炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】 フッ素樹脂がテトラフルオロエチレン系
    樹脂である請求項1記載の農業用フッ素樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 テトラフルオロエチレン系樹脂が、エチ
    レンとテトラフルオロエチレンとが30/70〜70/
    30(モル比)の割合で共重合されたエチレン−テトラ
    フルオロエチレン共重合体である、請求項2記載の農業
    用フッ素樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 疎水性熱可塑性樹脂が、アクリル系樹脂
    である、請求項1ないし3のいづれかの項に記載の農業
    用フッ素樹脂フィルム。
JP8341480A 1996-12-20 1996-12-20 農業用フッ素樹脂フィルム Pending JPH10180956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8341480A JPH10180956A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 農業用フッ素樹脂フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8341480A JPH10180956A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 農業用フッ素樹脂フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10180956A true JPH10180956A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18346393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8341480A Pending JPH10180956A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 農業用フッ素樹脂フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10180956A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324957A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Mitsubishi Chem Mkv Co 農業用積層フィルム
JP2009148267A (ja) * 2008-12-25 2009-07-09 Mitsubishi Plastics Inc 農業用多層フィルム
JP2018065990A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 積水フィルム株式会社 防曇性組成物及び防曇性フィルム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324957A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Mitsubishi Chem Mkv Co 農業用積層フィルム
JP2009148267A (ja) * 2008-12-25 2009-07-09 Mitsubishi Plastics Inc 農業用多層フィルム
JP2018065990A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 積水フィルム株式会社 防曇性組成物及び防曇性フィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5698127B2 (ja) 成膜が改善されたフルオロポリマー水性ハイブリッド組成物
EP2115076A2 (en) Peel-coat compositions
JP2846819B2 (ja) 粉体塗料組成物
JP5948482B1 (ja) 防曇組成物および防曇性フィルム
JPH10180956A (ja) 農業用フッ素樹脂フィルム
JP6619696B2 (ja) 防曇組成物および防曇性フィルム
JPH11146732A (ja) 農業用フッ素樹脂フィルム
JP2980010B2 (ja) 防曇剤組成物
JP3120713B2 (ja) 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム
JPH0455616B2 (ja)
CN109722082A (zh) 涂膜组合物
JPH02300389A (ja) レザー
JP2874614B2 (ja) 防曇剤組成物
JP2964932B2 (ja) 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム
JPH1134250A (ja) 農業用フッ素樹脂フィルム
JP2019026823A (ja) 防曇組成物および防曇性フィルム
JP2009296893A (ja) 農業用樹脂フィルム
JPH0478670B2 (ja)
US4957818A (en) Molded synthetic resin product
JPH11127705A (ja) 農業用フッ素系樹脂フィルム
JP3134739B2 (ja) 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム
JPH09136980A (ja) 農業用フッ素樹脂フィルム
JP3988335B2 (ja) 防曇剤組成物及び農業用樹脂フィルム
JPH10119200A (ja) 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
JP2998604B2 (ja) 防曇性組成物