JPH10183075A - プリント配線板用難燃性接着フィルム - Google Patents
プリント配線板用難燃性接着フィルムInfo
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- JPH10183075A JPH10183075A JP8345331A JP34533196A JPH10183075A JP H10183075 A JPH10183075 A JP H10183075A JP 8345331 A JP8345331 A JP 8345331A JP 34533196 A JP34533196 A JP 34533196A JP H10183075 A JPH10183075 A JP H10183075A
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- Japan
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- epoxy resin
- halogenated
- adhesive film
- molecular weight
- epoxy
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性、接着性、可撓性及び難燃性が良好な
プリント配線板用難燃性接着フィルムを提供する。 【解決手段】 (1)ハロゲン化高分子量エポキシ樹
脂、(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド、
(3)多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤を含むプリン
ト配線板用難燃性接着フィルム。
プリント配線板用難燃性接着フィルムを提供する。 【解決手段】 (1)ハロゲン化高分子量エポキシ樹
脂、(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド、
(3)多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤を含むプリン
ト配線板用難燃性接着フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板用
難燃性接着フィルムに関する。
難燃性接着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板の高密度化・薄型化
を可能にする層間絶縁材料として、ガラスクロス等の連
続した基材を用いずに取り扱いが可能な接着フィルムが
ある。接着フィルムに用いる有機材料は、ポリイミド樹
脂やエポキシ樹脂が用いられるが、耐熱性や成形温度、
コスト等の面からエポキシ樹脂を主成分にしたものが有
用であり、特開平4−119846号公報には高分子量
エポキシ樹脂からなるエポキシ樹脂フィルムが、特開平
5−93041号公報には難燃性エポキシフィルムが開
示されている。また、特開平4−339852号公報に
は、高分子量エポキシ樹脂と多官能エポキシ樹脂並びに
硬化剤から成り、エポキシ接着フィルムが作製可能なエ
ポキシ樹脂組成物が開示されている。
を可能にする層間絶縁材料として、ガラスクロス等の連
続した基材を用いずに取り扱いが可能な接着フィルムが
ある。接着フィルムに用いる有機材料は、ポリイミド樹
脂やエポキシ樹脂が用いられるが、耐熱性や成形温度、
コスト等の面からエポキシ樹脂を主成分にしたものが有
用であり、特開平4−119846号公報には高分子量
エポキシ樹脂からなるエポキシ樹脂フィルムが、特開平
5−93041号公報には難燃性エポキシフィルムが開
示されている。また、特開平4−339852号公報に
は、高分子量エポキシ樹脂と多官能エポキシ樹脂並びに
硬化剤から成り、エポキシ接着フィルムが作製可能なエ
ポキシ樹脂組成物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハロゲン化高分子量エ
ポキシ樹脂に多官能エポキシ樹脂を配合することによ
り、難燃性、耐熱性、接着性、耐薬品性が良好なプリン
ト配線板用接着フィルムを得ることができる。しかし、
多官能エポキシ樹脂並びに硬化剤を配合した接着フィル
ムは、加熱により架橋するため、硬化後の可撓性が低く
なることが知られている。このような接着フィルムをフ
レキシブル部を有するプリント配線板のカバーレイとし
て用いた時に、プリント配線板製造の洗浄や研磨、切
断、積載等の工程中あるいは実装作業時等で発生する微
小のすり傷等が原因でフレキシブル部を湾曲させた際に
接着フィルムにクラックが発生し易く、これを抑制する
ためにゴム等の樹脂を添加すると難燃性が低下するとい
う問題があった。
ポキシ樹脂に多官能エポキシ樹脂を配合することによ
り、難燃性、耐熱性、接着性、耐薬品性が良好なプリン
ト配線板用接着フィルムを得ることができる。しかし、
多官能エポキシ樹脂並びに硬化剤を配合した接着フィル
ムは、加熱により架橋するため、硬化後の可撓性が低く
なることが知られている。このような接着フィルムをフ
レキシブル部を有するプリント配線板のカバーレイとし
て用いた時に、プリント配線板製造の洗浄や研磨、切
断、積載等の工程中あるいは実装作業時等で発生する微
小のすり傷等が原因でフレキシブル部を湾曲させた際に
接着フィルムにクラックが発生し易く、これを抑制する
ためにゴム等の樹脂を添加すると難燃性が低下するとい
う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決するために鋭意検討し、本発明に到達した。本
発明は、(1)ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂、
(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド、(3)
多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤を含むプリント配線
板用難燃性接着フィルムである。 また本発明は、ポリ
アルキレングリコール残基又はポリカーボネートジオー
ル残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド
を用いる前記難燃性接着フィルムである。 さらに、本
発明は、ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂が、二官能エ
ポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール樹脂を重合さ
せた重量平均分子量50,000以上の高分子量エポキ
シ樹脂である前記難燃性接着フィルムである。
題を解決するために鋭意検討し、本発明に到達した。本
発明は、(1)ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂、
(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド、(3)
多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤を含むプリント配線
板用難燃性接着フィルムである。 また本発明は、ポリ
アルキレングリコール残基又はポリカーボネートジオー
ル残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド
を用いる前記難燃性接着フィルムである。 さらに、本
発明は、ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂が、二官能エ
ポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール樹脂を重合さ
せた重量平均分子量50,000以上の高分子量エポキ
シ樹脂である前記難燃性接着フィルムである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の内容を詳細に説
明する。
明する。
【0006】本発明で用いるハロゲン化高分子量エポキ
シ樹脂は、フィルム形成能を有するものであり、その製
造方法は、二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェ
ノール樹脂を触媒の存在下、重合反応溶媒中で加熱して
重合させる。 二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能
フェノール樹脂の配合当量比をエポキシ基/フェノール
性水酸基=1:0.9〜1.1とし、重合反応溶媒とし
て沸点が100℃以上のケトン系溶媒中又は、アミド系
溶媒中、触媒を用い、重合反応温度を150℃以下にし
て重合する。
シ樹脂は、フィルム形成能を有するものであり、その製
造方法は、二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェ
ノール樹脂を触媒の存在下、重合反応溶媒中で加熱して
重合させる。 二官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能
フェノール樹脂の配合当量比をエポキシ基/フェノール
性水酸基=1:0.9〜1.1とし、重合反応溶媒とし
て沸点が100℃以上のケトン系溶媒中又は、アミド系
溶媒中、触媒を用い、重合反応温度を150℃以下にし
て重合する。
【0007】二官能エポキシ樹脂は、分子内に二個のエ
ポキン基をもつ化合物であれば制限されず、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、二官能フェノ
ール類のジグリシジルエーテル化物、二官能アルコール
類のジグリシジルエーテル化物、これらのハロゲン化
物、これらの水素添加物などを使用することができる。
これらの化合物の分子量は制限されるものでなく、何種
類かを併用することができる。
ポキン基をもつ化合物であれば制限されず、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、二官能フェノ
ール類のジグリシジルエーテル化物、二官能アルコール
類のジグリシジルエーテル化物、これらのハロゲン化
物、これらの水素添加物などを使用することができる。
これらの化合物の分子量は制限されるものでなく、何種
類かを併用することができる。
【0008】ハロゲン化二官能フェノール樹脂は、2個
のフェノール性水酸基をもつ化合物であれば制限され
ず、例えば、単環二官能フェノールであるヒドロキノ
ン、レゾルシノール、カテコール、多環二官能フェノー
ルであるビスフェノールA、ビスフェノールFのアルキ
ル基置換体等のハロゲン化物を使用することができる。
これらの化合物の分子量も制限されず、何種類かを併用
することができる。
のフェノール性水酸基をもつ化合物であれば制限され
ず、例えば、単環二官能フェノールであるヒドロキノ
ン、レゾルシノール、カテコール、多環二官能フェノー
ルであるビスフェノールA、ビスフェノールFのアルキ
ル基置換体等のハロゲン化物を使用することができる。
これらの化合物の分子量も制限されず、何種類かを併用
することができる。
【0009】使用する触媒は、エポキシ基とフェノール
性水酸基のエーテル化反応を促進させるような触媒能を
もつ化合物であり、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金
属アルコラート、アルカリ金属フェノラート、アルキル
りん系触媒、脂肪族環状アミン触媒の中から選択された
1種以上を用いる。 アルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属アルコラート、アルカリ金属フェノラートのアルカ
リ金属は、ナトリウム、リチウム、カリウムであり、こ
れらの触媒は他の触媒と併用することができる。アルキ
ルりん系触媒として、トリ−n−プロピルホスフィン、
トリ−n−ブチルホスフィン等がある。 脂肪族環状ア
ミン触媒として、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オ
クタン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノナ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセ
ン等がある。 触媒の配合量は特に制限しないが、一般
にはエポキシ樹脂1モルに対して触媒は0.0001〜
0.2モル程度である。この範囲より少ないと高分子量
化反応が著しく遅く、この範囲より多いと副反応が多く
なり直鎖状に高分子量化しないことがある。
性水酸基のエーテル化反応を促進させるような触媒能を
もつ化合物であり、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金
属アルコラート、アルカリ金属フェノラート、アルキル
りん系触媒、脂肪族環状アミン触媒の中から選択された
1種以上を用いる。 アルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属アルコラート、アルカリ金属フェノラートのアルカ
リ金属は、ナトリウム、リチウム、カリウムであり、こ
れらの触媒は他の触媒と併用することができる。アルキ
ルりん系触媒として、トリ−n−プロピルホスフィン、
トリ−n−ブチルホスフィン等がある。 脂肪族環状ア
ミン触媒として、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オ
クタン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノナ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセ
ン等がある。 触媒の配合量は特に制限しないが、一般
にはエポキシ樹脂1モルに対して触媒は0.0001〜
0.2モル程度である。この範囲より少ないと高分子量
化反応が著しく遅く、この範囲より多いと副反応が多く
なり直鎖状に高分子量化しないことがある。
【0010】使用する溶媒の沸点が100℃以上のケト
ン系溶媒は、原料となるエポキシ樹脂とハロゲン化フェ
ノール類を溶解すれば、どのようなものでもよく、例え
ばメチルイソブチルケトン、2ーヘプタノン、4ーヘプ
タノン、2ーオクタノン、シクロヘキサノン、アセチル
アセトンなどの脂肪族ケトン系溶媒、環状脂肪族ケトン
系溶媒、脂肪族ジケトン系溶媒が用いられる。これらの
溶媒は併用することができる。またアミド系溶媒、エー
テル系溶媒などに代表されるその他の溶媒と併用しても
構わない。
ン系溶媒は、原料となるエポキシ樹脂とハロゲン化フェ
ノール類を溶解すれば、どのようなものでもよく、例え
ばメチルイソブチルケトン、2ーヘプタノン、4ーヘプ
タノン、2ーオクタノン、シクロヘキサノン、アセチル
アセトンなどの脂肪族ケトン系溶媒、環状脂肪族ケトン
系溶媒、脂肪族ジケトン系溶媒が用いられる。これらの
溶媒は併用することができる。またアミド系溶媒、エー
テル系溶媒などに代表されるその他の溶媒と併用しても
構わない。
【0011】アミド系溶媒としては、例えばホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、N,N,N’,N’−テト
ラメチル尿素、2−ピロリドン,N−メチルピロリドン
などがある。
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、N,N,N’,N’−テト
ラメチル尿素、2−ピロリドン,N−メチルピロリドン
などがある。
【0012】製造条件としては、二官能エポキシ樹脂と
ハロゲン化二官能フェノール樹脂の配合当量比は、エポ
キシ基/フェノール性水酸基=1:0.9〜1.1とす
る。0.9当量より少ないと、直鎖状に高分子量化せず
に、副反応が起きて架橋し、溶媒に不溶になる。1.1
当量より多いと高分子量化が進まない。重合反応温度
は、60〜150℃であることが望ましい。60℃より
低いと高分子量化反応が著しく遅く、150℃より高い
と副反応が多くなり直鎖状に高分子量化しないことがあ
る。好ましくは、130℃以下であると良い。得られる
高分子量エポキシ樹脂は、還元粘度が0.6dl/g
(30℃、N,N−ジメチルアセトアミド)以上となる
ように反応させる。重合反応の際の固形分濃度は、50
重量%以下さらに好ましくは30重量%以下にする。高
濃度になるにしたがい副反応が多くなり、直鎖状に高分
子量化しにくくなる。したがって、比較的高濃度で重合
反応を行い、しかも直鎖状の高分子量エポキシ樹脂を得
ようとする場合には、反応温度を低くし、触媒量を少な
くすればよい。
ハロゲン化二官能フェノール樹脂の配合当量比は、エポ
キシ基/フェノール性水酸基=1:0.9〜1.1とす
る。0.9当量より少ないと、直鎖状に高分子量化せず
に、副反応が起きて架橋し、溶媒に不溶になる。1.1
当量より多いと高分子量化が進まない。重合反応温度
は、60〜150℃であることが望ましい。60℃より
低いと高分子量化反応が著しく遅く、150℃より高い
と副反応が多くなり直鎖状に高分子量化しないことがあ
る。好ましくは、130℃以下であると良い。得られる
高分子量エポキシ樹脂は、還元粘度が0.6dl/g
(30℃、N,N−ジメチルアセトアミド)以上となる
ように反応させる。重合反応の際の固形分濃度は、50
重量%以下さらに好ましくは30重量%以下にする。高
濃度になるにしたがい副反応が多くなり、直鎖状に高分
子量化しにくくなる。したがって、比較的高濃度で重合
反応を行い、しかも直鎖状の高分子量エポキシ樹脂を得
ようとする場合には、反応温度を低くし、触媒量を少な
くすればよい。
【0013】上記により得られたハロゲン化高分子量エ
ポキシ樹脂はフィルム形成能を有する高分子量エポキシ
樹脂であリ、従来の高分子量エポキシ樹脂に比較して、
枝分かれが少なく、さらに高分子量化が進んでいると考
えられ、十分な強度のフィルム形成能を有する。得られ
たフィルムは、従来の高分子量エポキシ樹脂を使用して
成形したフィルムでは実現が不可能な特性を有する。す
なわち、強度が著しく大きく、伸びが著しく大きい。こ
のようなハロゲン化高分子量エポキシ樹脂の重量平均分
子量は50,000以上が好ましく、重量平均分子量1
00,000以上であればさらに好ましい。
ポキシ樹脂はフィルム形成能を有する高分子量エポキシ
樹脂であリ、従来の高分子量エポキシ樹脂に比較して、
枝分かれが少なく、さらに高分子量化が進んでいると考
えられ、十分な強度のフィルム形成能を有する。得られ
たフィルムは、従来の高分子量エポキシ樹脂を使用して
成形したフィルムでは実現が不可能な特性を有する。す
なわち、強度が著しく大きく、伸びが著しく大きい。こ
のようなハロゲン化高分子量エポキシ樹脂の重量平均分
子量は50,000以上が好ましく、重量平均分子量1
00,000以上であればさらに好ましい。
【0014】本発明において用いられるハロゲン化エポ
キシ樹脂変性ポリアミドは、ハロゲン化エポキシ樹脂に
より変性された変性ポリアミドで、ポリアミドとハロゲ
ン化エポキシ樹脂を反応させ、一分子中に1個以上のエ
ポキシ基を有するものである。硬化後の接着フィルムの
可撓性を良好にするためには、ポリアミド分子鎖中にポ
リアルキレングリコール残基又はポリカーボネートジオ
ール残基を有することが好ましい。以上の構造を有する
変性ポリアミドの例としては、例えばポリアルキレング
リコール又はポリカーボネートジオールとジカルボン酸
とを反応させて得られる両末端ジカルボン酸化合物を含
むジカルボン酸化合物と、有機ジアミン化合物あるいは
有機ジイソシアネート化合物を反応させて酸末端ポリア
ミドを合成し、さらにそれとハロゲン化エポキシ樹脂を
反応させることにより製造することができる。
キシ樹脂変性ポリアミドは、ハロゲン化エポキシ樹脂に
より変性された変性ポリアミドで、ポリアミドとハロゲ
ン化エポキシ樹脂を反応させ、一分子中に1個以上のエ
ポキシ基を有するものである。硬化後の接着フィルムの
可撓性を良好にするためには、ポリアミド分子鎖中にポ
リアルキレングリコール残基又はポリカーボネートジオ
ール残基を有することが好ましい。以上の構造を有する
変性ポリアミドの例としては、例えばポリアルキレング
リコール又はポリカーボネートジオールとジカルボン酸
とを反応させて得られる両末端ジカルボン酸化合物を含
むジカルボン酸化合物と、有機ジアミン化合物あるいは
有機ジイソシアネート化合物を反応させて酸末端ポリア
ミドを合成し、さらにそれとハロゲン化エポキシ樹脂を
反応させることにより製造することができる。
【0015】ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド
は、(A)多価カルボン酸成分としてポリアルキレング
リコールの両末端カルボン酸またはポリカーボネートジ
オールの両末端カルボン酸、10〜70重量部、他の脂
肪族または芳香族多価カルボン酸90〜30重量部、
(B)ジイソシアネートを−COOH/−NCO>1の
条件で反応させて得られるカルボン酸末端ポリアミド樹
脂に、ハロゲン化エポキシ樹脂をエポキシ基/カルボン
酸基>1の条件で反応させて得られるエポキシ当量10
00〜40000の変性ポリアミドエポキシ樹脂であ
る。ポリアミド樹脂は、多価カルボン酸とジイソシアネ
ートから炭酸ガスが脱離する縮合反応により合成でき
る。
は、(A)多価カルボン酸成分としてポリアルキレング
リコールの両末端カルボン酸またはポリカーボネートジ
オールの両末端カルボン酸、10〜70重量部、他の脂
肪族または芳香族多価カルボン酸90〜30重量部、
(B)ジイソシアネートを−COOH/−NCO>1の
条件で反応させて得られるカルボン酸末端ポリアミド樹
脂に、ハロゲン化エポキシ樹脂をエポキシ基/カルボン
酸基>1の条件で反応させて得られるエポキシ当量10
00〜40000の変性ポリアミドエポキシ樹脂であ
る。ポリアミド樹脂は、多価カルボン酸とジイソシアネ
ートから炭酸ガスが脱離する縮合反応により合成でき
る。
【0016】(A)成分としてのポリアルキレングリコ
ールの両末端カルボン酸には、ポリテトラメチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールなどと下記に挙げるカルボン酸との反応で得られ
る多価カルボン酸が挙げられる。ポリカーボネートジオ
ール両末端カルボン酸は、直鎖状脂肪族ポリカーボネー
トジオールと下記に挙げるカルボン酸との反応で得られ
る多価カルボン酸である。直鎖状脂肪族ポリカーボネー
トは、具体的にはプラクセルCDシリーズ(ダイセル化
学工業株式会社製商品名)、ニッポラン980、981
(日本ポリウレタン工業株式会社製商品名)などが挙げ
られる。これらは接着性の点からポリアミド樹脂中の1
0重量%以上、耐熱性の点から70重量%以下で使用さ
れる。更に接着性、耐吸湿性の点からポリテトラメチレ
ングリコールが好ましく、その分子量は、200〜30
00が好ましい。
ールの両末端カルボン酸には、ポリテトラメチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールなどと下記に挙げるカルボン酸との反応で得られ
る多価カルボン酸が挙げられる。ポリカーボネートジオ
ール両末端カルボン酸は、直鎖状脂肪族ポリカーボネー
トジオールと下記に挙げるカルボン酸との反応で得られ
る多価カルボン酸である。直鎖状脂肪族ポリカーボネー
トは、具体的にはプラクセルCDシリーズ(ダイセル化
学工業株式会社製商品名)、ニッポラン980、981
(日本ポリウレタン工業株式会社製商品名)などが挙げ
られる。これらは接着性の点からポリアミド樹脂中の1
0重量%以上、耐熱性の点から70重量%以下で使用さ
れる。更に接着性、耐吸湿性の点からポリテトラメチレ
ングリコールが好ましく、その分子量は、200〜30
00が好ましい。
【0017】これに使用する他の脂肪族または芳香族多
価カルボン酸としては、コハク酸、グルタル酸、イタコ
ン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカン
二酸、ドデカン二酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、オキシジン安息香酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物などの芳
香族カルボン酸無水物などが挙げられる。これらは、単
独または2種類以上を組み合わせて90〜30重量部使
用される。
価カルボン酸としては、コハク酸、グルタル酸、イタコ
ン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカン
二酸、ドデカン二酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、オキシジン安息香酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物などの芳
香族カルボン酸無水物などが挙げられる。これらは、単
独または2種類以上を組み合わせて90〜30重量部使
用される。
【0018】(B)成分としてのジイソシアネートとし
ては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート、2, 6−トリレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、m−キシレンジイソシアネート、m−テトラメチル
キシレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネート、水添m−キシレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネ
ートなどが挙げられる。これらのうちでは耐熱性の点か
ら芳香族ジイソシアネートが好ましく、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ートが特に好ましい。これらは単独で使用してもよい
が、結晶性が高くなるので2種類以上を組み合わせて使
用することが好ましい。(B)成分は(A)成分に対し
てカルボン酸基(−COOH)/イソシアネート基(−
NCO)>1で、カルボン酸過剰にして、ポリマーの末
端がカルボキシル基になるようにして使用する。
ては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート、2, 6−トリレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、m−キシレンジイソシアネート、m−テトラメチル
キシレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネート、水添m−キシレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネ
ートなどが挙げられる。これらのうちでは耐熱性の点か
ら芳香族ジイソシアネートが好ましく、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ートが特に好ましい。これらは単独で使用してもよい
が、結晶性が高くなるので2種類以上を組み合わせて使
用することが好ましい。(B)成分は(A)成分に対し
てカルボン酸基(−COOH)/イソシアネート基(−
NCO)>1で、カルボン酸過剰にして、ポリマーの末
端がカルボキシル基になるようにして使用する。
【0019】上記の反応は、γ−ブチロラクトン等のラ
クトン類、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチル
アセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)等のア
ミド系溶媒、テトラメチレンスルホン(スルホラン)、
ジメチルスルホオキシド(DMSO)などのスルホン
類、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエー
テル類を溶媒に使用して50℃〜250℃で反応させ
る。反応収率、溶解性及び後工程での揮散性を考慮する
とγ−ブチロラクトンを溶媒の主成分にするのが良い。
クトン類、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチル
アセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)等のア
ミド系溶媒、テトラメチレンスルホン(スルホラン)、
ジメチルスルホオキシド(DMSO)などのスルホン
類、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエー
テル類を溶媒に使用して50℃〜250℃で反応させ
る。反応収率、溶解性及び後工程での揮散性を考慮する
とγ−ブチロラクトンを溶媒の主成分にするのが良い。
【0020】本発明に使用するハロゲン化エポキシ樹脂
としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタ
レン型エポキシ樹脂等の芳香族系エポキシ樹脂、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル、テトラヒドロフタ
ル酸ジグリシジルエステル等の脂肪族系エポキシ樹脂、
トリグリシジルイソシアヌレート等の複素環式エポキシ
樹脂等のハロゲン化物が挙げられる。これらのうちで
は、反応制御の点から2官能エポキシ樹脂が好ましく、
耐熱性の点から芳香族系エポキシ樹脂が好ましい。これ
らは単独または2種類以上組み合わせて使用される。ま
た、これらのエポキシ樹脂はカルボン酸末端のポリアミ
ド樹脂に対してエポキシ基/カルボン酸基>1の条件で
反応させる。エポキシ基/カルボン酸基が1より小さく
ては末端エポキシ基を持った樹脂が得られない。また、
エポキシ基/カルボン酸基>2になると、エポキシ樹脂
が過剰に反応して、3次元化してゲル化することがあ
る。このようにして得られるハロゲン化エポキシ樹脂変
性ポリアミドのエポキシ当量は、1000〜40000
であることが好ましい。1000より小さくては分子量
が低くフィルム成形性に劣り、40000を越えるとワ
ニスの粘度が高くなり、フィルム製造が困難になる。
としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタ
レン型エポキシ樹脂等の芳香族系エポキシ樹脂、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル、テトラヒドロフタ
ル酸ジグリシジルエステル等の脂肪族系エポキシ樹脂、
トリグリシジルイソシアヌレート等の複素環式エポキシ
樹脂等のハロゲン化物が挙げられる。これらのうちで
は、反応制御の点から2官能エポキシ樹脂が好ましく、
耐熱性の点から芳香族系エポキシ樹脂が好ましい。これ
らは単独または2種類以上組み合わせて使用される。ま
た、これらのエポキシ樹脂はカルボン酸末端のポリアミ
ド樹脂に対してエポキシ基/カルボン酸基>1の条件で
反応させる。エポキシ基/カルボン酸基が1より小さく
ては末端エポキシ基を持った樹脂が得られない。また、
エポキシ基/カルボン酸基>2になると、エポキシ樹脂
が過剰に反応して、3次元化してゲル化することがあ
る。このようにして得られるハロゲン化エポキシ樹脂変
性ポリアミドのエポキシ当量は、1000〜40000
であることが好ましい。1000より小さくては分子量
が低くフィルム成形性に劣り、40000を越えるとワ
ニスの粘度が高くなり、フィルム製造が困難になる。
【0021】硬化の接着フィルムの可撓性と耐熱性を良
好にするためには、ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリア
ミドの配合量はハロゲン化高分子量エポキシ樹脂100
重量部に対して10重量部から200重量部の範囲であ
ることが好ましい。
好にするためには、ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリア
ミドの配合量はハロゲン化高分子量エポキシ樹脂100
重量部に対して10重量部から200重量部の範囲であ
ることが好ましい。
【0022】本発明において用いられる多官能エポキシ
樹脂は、分子内に2個以上のエポキシ基を持つ化合物で
あれば制限されず、例えば、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、サ
リチルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂等のフェノール類のグリシジルエ
ーテルであるエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪
族鎖状エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹
脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダントイン型
エポキシ樹脂、イソシアヌレート型エポキシ樹脂、エポ
キシ化ポリブタジエン、可とう性エポキシ樹脂等及びこ
れらのハロゲン化物、水素添加物などがあり、これらの
化合物は、単独で、あるいは数種類を併用することがで
きる。なお、接着フィルムの耐熱性を良好にするため
に、多官能エポキシ樹脂の配合量は、高分子量エポキシ
樹脂樹脂100重量部に対して5重量部から200重量
部であることが好ましい5重量部未満であると接着性に
劣り、200重量部を越えるとフィルムの取扱性に劣る
からである。
樹脂は、分子内に2個以上のエポキシ基を持つ化合物で
あれば制限されず、例えば、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、サ
リチルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂等のフェノール類のグリシジルエ
ーテルであるエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪
族鎖状エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹
脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダントイン型
エポキシ樹脂、イソシアヌレート型エポキシ樹脂、エポ
キシ化ポリブタジエン、可とう性エポキシ樹脂等及びこ
れらのハロゲン化物、水素添加物などがあり、これらの
化合物は、単独で、あるいは数種類を併用することがで
きる。なお、接着フィルムの耐熱性を良好にするため
に、多官能エポキシ樹脂の配合量は、高分子量エポキシ
樹脂樹脂100重量部に対して5重量部から200重量
部であることが好ましい5重量部未満であると接着性に
劣り、200重量部を越えるとフィルムの取扱性に劣る
からである。
【0023】さらに、本発明のプリント配線板用難燃性
接着フィルムには、エポキシ樹脂の硬化剤を用いる。硬
化剤は、エポキシ樹脂を硬化させるようなものであれば
どのようなものでもよいが、ノボラック型フェノール樹
脂、ジシアンジアミド、酸無水物、アミン類、イミダゾ
ール類、フォスフィン類が挙げられ、これらの化合物
は、単独で、あるいは数種類を併用することができる。
高分子量エポキシ樹脂の架橋剤としては分子内に2個以
上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート、及
びマスク剤を用いてイソシアネート基をブロックしたブ
ロック型ポリイソシアネート等があり、例としてトリレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、及び上記ポリイソシアネートをフェノ
ール類、オキシム類、アルコール類、アミン類でブロッ
クしたブロック型ポリイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート類は、単独で、あるいは数種類
を併用することができるが、なかでも、ノボラック型フ
ェノール樹脂でブロックしたイソフォロンジイソシアネ
ートあるいはトリレンジイソシアネートは、プリント配
線板用接着フィルムとして使用した時の耐熱性が良好で
好ましい。
接着フィルムには、エポキシ樹脂の硬化剤を用いる。硬
化剤は、エポキシ樹脂を硬化させるようなものであれば
どのようなものでもよいが、ノボラック型フェノール樹
脂、ジシアンジアミド、酸無水物、アミン類、イミダゾ
ール類、フォスフィン類が挙げられ、これらの化合物
は、単独で、あるいは数種類を併用することができる。
高分子量エポキシ樹脂の架橋剤としては分子内に2個以
上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート、及
びマスク剤を用いてイソシアネート基をブロックしたブ
ロック型ポリイソシアネート等があり、例としてトリレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、及び上記ポリイソシアネートをフェノ
ール類、オキシム類、アルコール類、アミン類でブロッ
クしたブロック型ポリイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート類は、単独で、あるいは数種類
を併用することができるが、なかでも、ノボラック型フ
ェノール樹脂でブロックしたイソフォロンジイソシアネ
ートあるいはトリレンジイソシアネートは、プリント配
線板用接着フィルムとして使用した時の耐熱性が良好で
好ましい。
【0024】また、必要に応じて硬化促進剤、シランカ
ップリング剤、難燃剤を加えてもよい。シランカップリ
ング剤はエポキシシラン、アミノシラン、尿素シラン等
が好ましい。本発明では、さらに難燃剤として、ハロゲ
ン化エポキシ樹脂、好ましくは臭素化エポキシ樹脂や多
官能ハロゲン化フェノール類、好ましくは多官能臭素化
フェノール類等の本発明に記載される接着剤の構成成分
に対して反応性を有する反応型難燃剤や、窒素系難燃
剤、燐系難燃剤、無機物系難燃剤等の添加型難燃剤を用
いることができる。
ップリング剤、難燃剤を加えてもよい。シランカップリ
ング剤はエポキシシラン、アミノシラン、尿素シラン等
が好ましい。本発明では、さらに難燃剤として、ハロゲ
ン化エポキシ樹脂、好ましくは臭素化エポキシ樹脂や多
官能ハロゲン化フェノール類、好ましくは多官能臭素化
フェノール類等の本発明に記載される接着剤の構成成分
に対して反応性を有する反応型難燃剤や、窒素系難燃
剤、燐系難燃剤、無機物系難燃剤等の添加型難燃剤を用
いることができる。
【0025】以上の構成成分を混合した接着フィルムワ
ニスを、板状あるいはロール状の基材に塗布、乾燥して
接着フィルムを得る。接着フィルムワニスを塗布する基
材に特に制限はないが、接着フィルムをフィルム状とし
て得る場合は、ポリエチレンテレフタレートフィルム等
のキャリアフィルム、あるいは銅はくに接着フィルムワ
ニスを塗布、乾燥することで、キャリアフィルム付きの
接着フィルム、あるいは銅はく付きの接着フィルムを得
ることができる。以下、実施例に従い本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
ニスを、板状あるいはロール状の基材に塗布、乾燥して
接着フィルムを得る。接着フィルムワニスを塗布する基
材に特に制限はないが、接着フィルムをフィルム状とし
て得る場合は、ポリエチレンテレフタレートフィルム等
のキャリアフィルム、あるいは銅はくに接着フィルムワ
ニスを塗布、乾燥することで、キャリアフィルム付きの
接着フィルム、あるいは銅はく付きの接着フィルムを得
ることができる。以下、実施例に従い本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
【0026】
(ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂の合成)二官能エポ
キシ樹脂として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量:172)を用い、ハロゲン化二官能フェノ
ール樹脂として、テトラブロモビスフェノールA(水酸
基当量:272)を用い、エポキシ基/フェノール水酸
基=1/1.02となるように配合し、触媒として水酸
化リチウムをエポキシ樹脂1モルに対して0.065モ
ルの存在下、反応溶媒としてN,N―ジメチルアセトア
ミドを用い、溶液の固形分濃度が30重量%となるよう
に配合し、120℃で10時間加熱して重合した。得ら
れた高分子量エポキシ樹脂は、ゲル浸透クロマトグラフ
ィー(GPC)法によるスチレン換算重量平均分子量は
155、000であり、この還元粘度は、N,N―ジメ
チルアセトアミド中、30℃で1.22dl/gであっ
た。
キシ樹脂として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量:172)を用い、ハロゲン化二官能フェノ
ール樹脂として、テトラブロモビスフェノールA(水酸
基当量:272)を用い、エポキシ基/フェノール水酸
基=1/1.02となるように配合し、触媒として水酸
化リチウムをエポキシ樹脂1モルに対して0.065モ
ルの存在下、反応溶媒としてN,N―ジメチルアセトア
ミドを用い、溶液の固形分濃度が30重量%となるよう
に配合し、120℃で10時間加熱して重合した。得ら
れた高分子量エポキシ樹脂は、ゲル浸透クロマトグラフ
ィー(GPC)法によるスチレン換算重量平均分子量は
155、000であり、この還元粘度は、N,N―ジメ
チルアセトアミド中、30℃で1.22dl/gであっ
た。
【0027】(ポリテトラメチレングリコール残基を有
するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドの合成)攪
拌機、還流冷却器、不活性ガス導入口及び温度計を備え
たフラスコに、ポリテトラメチレングリコール(平均分
子量1000)1000g、セバシン酸405gを仕込
み、2時間かけて200℃に昇温し、更に3時間反応さ
せた後冷却し、酸価81.9、分子量1370のポリテ
トラメチレングリコール両末端カルボン酸化合物を得
た。 そして、攪拌機、還流冷却器、不活性ガス導入口
及び温度計を備えたフラスコに、γ−ブチロラクトン1
00g、N−メチルピロリドン50gを仕込み、更に、
上記で合成したポリテトラメチレングリコール両末端カ
ルボン酸化合物37.9g、脂肪酸として、アジピン酸
10.9gセバシン酸10.9g、芳香族カルボン酸と
してイソフタル酸18.0g、ジイソシアネートとして
4、4' −ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)25.5g、トリレンジイソシアネート(TDI)
17.7gを仕込み、200℃に昇温し4時間反応させ
た後冷却した。樹脂分40重量%、酸価54.8のポリ
アミド樹脂を得た。これに更に、ESB400(住友化
学工業株式会社製商品名、テトラブロムビスフェノール
Aのジグリシジルエーテル)48.4gを仕込み、15
0℃で3時間反応させた後、ジメチルホルムアミドを加
え固形分35重量%にし、エポキシ当量9700の変性
ポリアミドを得た。
するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドの合成)攪
拌機、還流冷却器、不活性ガス導入口及び温度計を備え
たフラスコに、ポリテトラメチレングリコール(平均分
子量1000)1000g、セバシン酸405gを仕込
み、2時間かけて200℃に昇温し、更に3時間反応さ
せた後冷却し、酸価81.9、分子量1370のポリテ
トラメチレングリコール両末端カルボン酸化合物を得
た。 そして、攪拌機、還流冷却器、不活性ガス導入口
及び温度計を備えたフラスコに、γ−ブチロラクトン1
00g、N−メチルピロリドン50gを仕込み、更に、
上記で合成したポリテトラメチレングリコール両末端カ
ルボン酸化合物37.9g、脂肪酸として、アジピン酸
10.9gセバシン酸10.9g、芳香族カルボン酸と
してイソフタル酸18.0g、ジイソシアネートとして
4、4' −ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)25.5g、トリレンジイソシアネート(TDI)
17.7gを仕込み、200℃に昇温し4時間反応させ
た後冷却した。樹脂分40重量%、酸価54.8のポリ
アミド樹脂を得た。これに更に、ESB400(住友化
学工業株式会社製商品名、テトラブロムビスフェノール
Aのジグリシジルエーテル)48.4gを仕込み、15
0℃で3時間反応させた後、ジメチルホルムアミドを加
え固形分35重量%にし、エポキシ当量9700の変性
ポリアミドを得た。
【0028】(ポリカーボネートジオール残基を有する
ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドの合成)攪拌
機、環流冷却器、不活性ガス導入口及び温度計を備えた
フラスコに、ポリカーボネートジオール(プラクセルC
D210、ダイセル化学工業株式会社製商品名、平均分
子量1000)1000g、セバシン酸405gを仕込
み、2時間かけて200℃に昇温し、更に3時間反応さ
せた後冷却し、酸価82.5、分子量1360のポリカ
ーボネートジオールの両末端カルボン酸化合物を得た。
そして、攪拌機、環流冷却器、不活性ガス導入口及び温
度計を備えたフラスコに、γ−ブチロラクトン100
g、N−メチルピロリドン50gを仕込み、更に、上記
で合成したポリカーボネートジオールの両末端カルボン
酸化合物57.7g、脂肪酸として、アジピン酸4.9
g、セバシン酸6.8g、芳香族カルボン酸としてイソ
フタル酸11.2g、ジイソシアネートとして4、4'
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)22.
1g、トリレンジイソシアネート(TDI)10.3g
を仕込み、200℃に昇温し4時間反応させた後冷却し
た。酸価40.2のポリアミド樹脂を得た。これに更
に、ESB400(住友化学工業株式会社製商品名、テ
トラブロムビスフェノールAのジグリシジルエーテル)
35.0gを仕込み、150℃で3時間反応させた後、
ジメチルホルムアミドを加え固形分35重量%にし、エ
ポキシ当量12400の変性ポリアミドを得た。
ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドの合成)攪拌
機、環流冷却器、不活性ガス導入口及び温度計を備えた
フラスコに、ポリカーボネートジオール(プラクセルC
D210、ダイセル化学工業株式会社製商品名、平均分
子量1000)1000g、セバシン酸405gを仕込
み、2時間かけて200℃に昇温し、更に3時間反応さ
せた後冷却し、酸価82.5、分子量1360のポリカ
ーボネートジオールの両末端カルボン酸化合物を得た。
そして、攪拌機、環流冷却器、不活性ガス導入口及び温
度計を備えたフラスコに、γ−ブチロラクトン100
g、N−メチルピロリドン50gを仕込み、更に、上記
で合成したポリカーボネートジオールの両末端カルボン
酸化合物57.7g、脂肪酸として、アジピン酸4.9
g、セバシン酸6.8g、芳香族カルボン酸としてイソ
フタル酸11.2g、ジイソシアネートとして4、4'
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)22.
1g、トリレンジイソシアネート(TDI)10.3g
を仕込み、200℃に昇温し4時間反応させた後冷却し
た。酸価40.2のポリアミド樹脂を得た。これに更
に、ESB400(住友化学工業株式会社製商品名、テ
トラブロムビスフェノールAのジグリシジルエーテル)
35.0gを仕込み、150℃で3時間反応させた後、
ジメチルホルムアミドを加え固形分35重量%にし、エ
ポキシ当量12400の変性ポリアミドを得た。
【0029】(実施例1)ハロゲン化高分子量エポキシ
樹脂として前記で合成した重量平均分子量が15500
0の臭素化高分子量エポキシ重合体100重量部、ハロ
ゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドとして前記で合成し
たポリテトラメチレングリコール残基を有するハロゲン
化エポキシ樹脂変性ポリアミド50重量部、多官能エポ
キシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポ
キシ当量:172g/当量)30重量部、フェノールノ
ボラックでブロックしたイソフォロンジイソシアネート
10重量部を、ジメチルアセトアミドを含む有機溶剤中
で溶解し、固形分濃度が40重量%の接着フィルムワニ
スを得た。接着フィルムワニスを、キャリアフィルムと
して厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムに乾燥後の接着フィルム厚さが50μmとなるよう塗
布し、100℃で2分間、150℃で2分間乾燥して、
キャリアフィルムを剥離することで半硬化状態の接着フ
ィルムを得た。接着フィルムの耐熱性及び接着性は以下
に示す積層板のはんだ耐熱性及び銅箔引き剥がし強さ
(JIS C6481に準拠)で評価した。半硬化の接
着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理(酸化還
元処理)を施した銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積
層板の間に載置し、170℃、40kg/cm2、60
分間で加熱加圧することで成形した積層板の260℃の
はんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常がなく、18
μm銅箔引き剥がし強さは1.5kN/mであった。半
硬化の接着フィルムを170℃、30分間加熱して得た
硬化フィルムを用いて引張速度50mm/分の条件で引
張試験を行ったところ、引張伸び率は30%であった。
また、JIS C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲
率0.38mm、荷重500gの条件で耐折性試験を行
ったところ、300回で硬化フィルムが裂断した。ま
た、接着フィルムの難燃性評価として、UL−94VT
M法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行ったとこ
ろ、平均燃焼時間は3秒であった。
樹脂として前記で合成した重量平均分子量が15500
0の臭素化高分子量エポキシ重合体100重量部、ハロ
ゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミドとして前記で合成し
たポリテトラメチレングリコール残基を有するハロゲン
化エポキシ樹脂変性ポリアミド50重量部、多官能エポ
キシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポ
キシ当量:172g/当量)30重量部、フェノールノ
ボラックでブロックしたイソフォロンジイソシアネート
10重量部を、ジメチルアセトアミドを含む有機溶剤中
で溶解し、固形分濃度が40重量%の接着フィルムワニ
スを得た。接着フィルムワニスを、キャリアフィルムと
して厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムに乾燥後の接着フィルム厚さが50μmとなるよう塗
布し、100℃で2分間、150℃で2分間乾燥して、
キャリアフィルムを剥離することで半硬化状態の接着フ
ィルムを得た。接着フィルムの耐熱性及び接着性は以下
に示す積層板のはんだ耐熱性及び銅箔引き剥がし強さ
(JIS C6481に準拠)で評価した。半硬化の接
着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理(酸化還
元処理)を施した銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積
層板の間に載置し、170℃、40kg/cm2、60
分間で加熱加圧することで成形した積層板の260℃の
はんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常がなく、18
μm銅箔引き剥がし強さは1.5kN/mであった。半
硬化の接着フィルムを170℃、30分間加熱して得た
硬化フィルムを用いて引張速度50mm/分の条件で引
張試験を行ったところ、引張伸び率は30%であった。
また、JIS C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲
率0.38mm、荷重500gの条件で耐折性試験を行
ったところ、300回で硬化フィルムが裂断した。ま
た、接着フィルムの難燃性評価として、UL−94VT
M法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行ったとこ
ろ、平均燃焼時間は3秒であった。
【0030】(実施例2)実施例1で用いたハロゲン化
エポキシ樹脂変性ポリアミド50重量部を100重量部
に置き換えたほか、実施例1と同様にして半硬化の接着
フィルムを得た。この半硬化の接着フィルムを18μm
銅はくと、内層接着処理を施した銅はく付きガラス基材
エポキシ樹脂積層板の間に載置し、170℃、40kg
/cm2、60分間加熱加圧することで成形した積層板
の260℃のはんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常
がなく、18μm銅箔引き剥がし強さは1.7kN/m
であった。また、半硬化の接着フィルムを170℃、3
0分間加熱して得た硬化フィルムを用いて引張速度50
mm/分の条件で引張試験を行ったところ、引張伸び率
は100%であった。また、JIS C−5016に準
拠し、折り曲げ部の曲率0.38mm、荷重500gの
条件で耐折性試験を行ったところ、800回で硬化フィ
ルムが裂断した。また、UL−94VTM法に準拠して
硬化フィルムの燃焼試験を行ったところ、平均燃焼時間
は2秒であった。
エポキシ樹脂変性ポリアミド50重量部を100重量部
に置き換えたほか、実施例1と同様にして半硬化の接着
フィルムを得た。この半硬化の接着フィルムを18μm
銅はくと、内層接着処理を施した銅はく付きガラス基材
エポキシ樹脂積層板の間に載置し、170℃、40kg
/cm2、60分間加熱加圧することで成形した積層板
の260℃のはんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常
がなく、18μm銅箔引き剥がし強さは1.7kN/m
であった。また、半硬化の接着フィルムを170℃、3
0分間加熱して得た硬化フィルムを用いて引張速度50
mm/分の条件で引張試験を行ったところ、引張伸び率
は100%であった。また、JIS C−5016に準
拠し、折り曲げ部の曲率0.38mm、荷重500gの
条件で耐折性試験を行ったところ、800回で硬化フィ
ルムが裂断した。また、UL−94VTM法に準拠して
硬化フィルムの燃焼試験を行ったところ、平均燃焼時間
は2秒であった。
【0031】(実施例3)実施例1のビスフェノールA
型エポキシ樹脂を、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(エポキシ当量195)に置き換えた他、実施例1と
同様にして半硬化の接着フィルムを得た。この半硬化の
接着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理を施し
た銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積層板の間に載置
し、170℃、40kg/cm2、60分間加熱加圧す
ることで成形した積層板の260℃のはんだ耐熱性は1
80秒以上膨れ等の異常がなく、18μm銅箔引き剥が
し強さは1.5kN/mであった。また、半硬化の接着
フィルムを170℃、30分間加熱して得た硬化フィル
ムを用いて引張速度50mm/分の条件で引張試験を行
ったところ、引張伸び率は30%であった。また、JI
S C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲率0.38
mm、荷重500gの条件で耐折性試験を行ったとこ
ろ、300回で硬化フィルムが裂断した。また、UL−
94VTM法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行っ
たところ、平均燃焼時間は3秒であった。
型エポキシ樹脂を、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(エポキシ当量195)に置き換えた他、実施例1と
同様にして半硬化の接着フィルムを得た。この半硬化の
接着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理を施し
た銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積層板の間に載置
し、170℃、40kg/cm2、60分間加熱加圧す
ることで成形した積層板の260℃のはんだ耐熱性は1
80秒以上膨れ等の異常がなく、18μm銅箔引き剥が
し強さは1.5kN/mであった。また、半硬化の接着
フィルムを170℃、30分間加熱して得た硬化フィル
ムを用いて引張速度50mm/分の条件で引張試験を行
ったところ、引張伸び率は30%であった。また、JI
S C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲率0.38
mm、荷重500gの条件で耐折性試験を行ったとこ
ろ、300回で硬化フィルムが裂断した。また、UL−
94VTM法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行っ
たところ、平均燃焼時間は3秒であった。
【0032】(実施例4)実施例1のハロゲン化エポキ
シ樹脂変性ポリアミドとして用いたポリテトラメチレン
グリコール残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポ
リアミドの代わりに前記で合成したポリカーボネートジ
オール残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリア
ミドに置き換えた他、実施例1と同様にして半硬化の接
着フィルムを得た。この半硬化の接着フィルムを18μ
m銅はくと、内層接着処理を施した銅はく付きガラス基
材エポキシ樹脂積層板の間に載置し、170℃、40k
g/cm2、60分間加熱加圧することで成形した積層
板の260℃のはんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異
常がなく、18μm銅箔引き剥がし強さは1.6kN/
mであった。また、半硬化の接着フィルムを170℃、
30分間加熱して得た硬化フィルムを用いて引張速度5
0mm/分の条件で引張試験を行ったところ、引張伸び
率は26%であった。また、JIS C−5016に準
拠し、折り曲げ部の曲率0.38mm、荷重500gの
条件で耐折性試験を行ったところ、280回で硬化フィ
ルムが裂断した。また、UL−94VTM法に準拠して
硬化フィルムの燃焼試験を行ったところ、平均燃焼時間
は3秒であった。
シ樹脂変性ポリアミドとして用いたポリテトラメチレン
グリコール残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポ
リアミドの代わりに前記で合成したポリカーボネートジ
オール残基を有するハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリア
ミドに置き換えた他、実施例1と同様にして半硬化の接
着フィルムを得た。この半硬化の接着フィルムを18μ
m銅はくと、内層接着処理を施した銅はく付きガラス基
材エポキシ樹脂積層板の間に載置し、170℃、40k
g/cm2、60分間加熱加圧することで成形した積層
板の260℃のはんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異
常がなく、18μm銅箔引き剥がし強さは1.6kN/
mであった。また、半硬化の接着フィルムを170℃、
30分間加熱して得た硬化フィルムを用いて引張速度5
0mm/分の条件で引張試験を行ったところ、引張伸び
率は26%であった。また、JIS C−5016に準
拠し、折り曲げ部の曲率0.38mm、荷重500gの
条件で耐折性試験を行ったところ、280回で硬化フィ
ルムが裂断した。また、UL−94VTM法に準拠して
硬化フィルムの燃焼試験を行ったところ、平均燃焼時間
は3秒であった。
【0033】(比較例1)実施例1でハロゲン化エポキ
シ樹脂変性ポリアミドを添加しないほか、実施例1と同
様にして半硬化の接着フィルムを得た。この半硬化の接
着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理を施した
銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積層板の間に載置
し、170℃、40kg/cm2、60分間加熱加圧す
ることで成形した積層板の260℃のはんだ耐熱性は1
80秒以上膨れ等の異常がなく、18μm銅箔引き剥が
し強さは1.6kN/mであった。また、半硬化の接着
フィルムを170℃、30分間加熱して得た硬化フィル
ムを用いて引張速度50mm/分の条件で引張試験を行
ったところ、引張伸び率は5%であった。また、JIS
C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲率0.38m
m、荷重500gの条件で耐折性試験を行ったところ、
50回で硬化フィルムが裂断した。また、UL−94V
TM法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行ったとこ
ろ、平均燃焼時間は2秒であった。
シ樹脂変性ポリアミドを添加しないほか、実施例1と同
様にして半硬化の接着フィルムを得た。この半硬化の接
着フィルムを18μm銅はくと、内層接着処理を施した
銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂積層板の間に載置
し、170℃、40kg/cm2、60分間加熱加圧す
ることで成形した積層板の260℃のはんだ耐熱性は1
80秒以上膨れ等の異常がなく、18μm銅箔引き剥が
し強さは1.6kN/mであった。また、半硬化の接着
フィルムを170℃、30分間加熱して得た硬化フィル
ムを用いて引張速度50mm/分の条件で引張試験を行
ったところ、引張伸び率は5%であった。また、JIS
C−5016に準拠し、折り曲げ部の曲率0.38m
m、荷重500gの条件で耐折性試験を行ったところ、
50回で硬化フィルムが裂断した。また、UL−94V
TM法に準拠して硬化フィルムの燃焼試験を行ったとこ
ろ、平均燃焼時間は2秒であった。
【0034】(比較例2)実施例1でハロゲン化エポキ
シ樹脂変性ポリアミドを、エポキシ基含有アクリルゴム
(帝国化学製HTR860P−3)50重量部に置き換
えた他は実施例1と同様に半硬化の接着フィルムを得
た。この半硬化の接着フィルムを18μm銅はくと、内
層接着処理を施した銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂
積層板の間に載置し、170℃、40kg/cm2、6
0分間加熱加圧することで成形した積層板の260℃の
はんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常がなく、18
μm銅箔引き剥がし強さは1.4kN/mであった。ま
た、半硬化の接着フィルムを170℃、30分間加熱し
て得た硬化フィルムを用いて引張速度50mm/分の条
件で引張試験を行ったところ、引張伸び率は5%であっ
た。また、JIS C−5016に準拠し、折り曲げ部
の曲率0.38mm、荷重500gの条件で耐折性試験
を行ったところ、50回で硬化フィルムが裂断した。ま
た、UL−94VTM法に準拠して硬化フィルムの燃焼
試験を行ったところ、平均燃焼時間は6秒であった。以
上の実施例1、2、3、4、比較例1、2で示した接着
フィルムの特性を表1にまとめて示した。
シ樹脂変性ポリアミドを、エポキシ基含有アクリルゴム
(帝国化学製HTR860P−3)50重量部に置き換
えた他は実施例1と同様に半硬化の接着フィルムを得
た。この半硬化の接着フィルムを18μm銅はくと、内
層接着処理を施した銅はく付きガラス基材エポキシ樹脂
積層板の間に載置し、170℃、40kg/cm2、6
0分間加熱加圧することで成形した積層板の260℃の
はんだ耐熱性は180秒以上膨れ等の異常がなく、18
μm銅箔引き剥がし強さは1.4kN/mであった。ま
た、半硬化の接着フィルムを170℃、30分間加熱し
て得た硬化フィルムを用いて引張速度50mm/分の条
件で引張試験を行ったところ、引張伸び率は5%であっ
た。また、JIS C−5016に準拠し、折り曲げ部
の曲率0.38mm、荷重500gの条件で耐折性試験
を行ったところ、50回で硬化フィルムが裂断した。ま
た、UL−94VTM法に準拠して硬化フィルムの燃焼
試験を行ったところ、平均燃焼時間は6秒であった。以
上の実施例1、2、3、4、比較例1、2で示した接着
フィルムの特性を表1にまとめて示した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、(1)ハロゲン化高分
子量エポキシ樹脂、(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性
ポリアミド、(3)多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤
を含むことにより耐熱性、接着性、可撓性及び難燃性が
良好なプリント配線板用難燃性接着フィルムを得ること
ができる。
子量エポキシ樹脂、(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性
ポリアミド、(3)多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤
を含むことにより耐熱性、接着性、可撓性及び難燃性が
良好なプリント配線板用難燃性接着フィルムを得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/46 H05K 3/46 T // B32B 27/38 B32B 27/38 (72)発明者 山本 和徳 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 七海 憲 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 広沢 清 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 平山 隆雄 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 平倉 裕昭 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 伊藤 敏彦 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 木田 明成 東京都港区芝浦四丁目9番25号 日立化成 工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 (1)ハロゲン化高分子量エポキシ樹
脂、(2)ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド、
(3)多官能エポキシ樹脂、(4)硬化剤を含むプリン
ト配線板用難燃性接着フィルム。 - 【請求項2】 ハロゲン化エポキシ樹脂変性ポリアミド
がポリアルキレングリコール残基又はポリカーボネート
ジオール残基を有する請求項1記載のプリント配線板用
難燃性接着フィルム。 - 【請求項3】 ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂が、二
官能エポキシ樹脂とハロゲン化二官能フェノール樹脂を
重合させて得られる重量平均分子量50,000以上の
ハロゲン化高分子量エポキシ樹脂である請求項1または
請求項2に記載のプリント配線板用難燃性接着フィル
ム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345331A JPH10183075A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | プリント配線板用難燃性接着フィルム |
| US08/994,965 US5885723A (en) | 1996-12-25 | 1997-12-19 | Bonding film for printed circuit boards |
| KR1019970072581A KR100265466B1 (ko) | 1996-12-25 | 1997-12-23 | 인쇄회로기판용접착필름 |
| KR1020000003437A KR100276506B1 (ko) | 1996-12-25 | 2000-01-25 | 인쇄 회로 기판용 접착필름 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345331A JPH10183075A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | プリント配線板用難燃性接着フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10183075A true JPH10183075A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18375872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8345331A Pending JPH10183075A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | プリント配線板用難燃性接着フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10183075A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013084774A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Fujikura Ltd | プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP8345331A patent/JPH10183075A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013084774A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Fujikura Ltd | プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 |
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