JPH10192485A - 弾球遊技機の打球発射装置 - Google Patents

弾球遊技機の打球発射装置

Info

Publication number
JPH10192485A
JPH10192485A JP29786497A JP29786497A JPH10192485A JP H10192485 A JPH10192485 A JP H10192485A JP 29786497 A JP29786497 A JP 29786497A JP 29786497 A JP29786497 A JP 29786497A JP H10192485 A JPH10192485 A JP H10192485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
hitting
ball
rotation
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29786497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takashi Kanai
孝 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Nidec Copal Electronics Corp
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Copal Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd, Copal Electronics Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP29786497A priority Critical patent/JPH10192485A/ja
Publication of JPH10192485A publication Critical patent/JPH10192485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さいトルクのモータで打球杵に十分な打球
力を与え得る構成とすることで、装置全体のコスト低減
を招来し得る弾球遊技機の打球発射装置を提供する。 【解決手段】 打球杵17の駆動源となるモータ19の
駆動軸19aに回動伝達部材20を一体的に取り付け、
玉発射方向に復元力が発生するように打球杵17と回動
伝達部材20との間にスプリング18を架設する。これ
により、打球杵17を玉発射方向へ回転させてパチンコ
玉を打撃する際には、スプリング18の復元力によっ
て、モータ19の駆動力以上に打球杵17の回動力(打
球力)を強めることができる。このため、モータ19の
トルクを小さくしても打球杵17に十分な打球力を与え
ることができるので、小型で且つ消費電力の小さいモー
タを用いることができ、ひいては装置10全体のコスト
を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打球杵の回転動作
によって発射位置にあるパチンコ玉を打撃して発射させ
る弾球遊技機の打球発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機としてのパチ
ンコ遊技機には、操作ノブの回転操作角度に応じた強さ
で自動的にパチンコ玉を発射する打球発射装置が設けら
れていた。この打球発射装置60は、図12及び図13
に示すように、打球杵62、支持ドラム63、カム6
4、モータ65、及び昇降杵66が取付基板61に取り
付けられて構成されている。打球杵62は、その一端に
パチンコ玉を打撃する槌部62aを有し、取付基板61
に対し支持ドラム63の軸63aを中心として回動自在
に支持され、且つ図示しないバネにより矢印Bで示すパ
チンコ玉の発射方向に付勢されている。カム64は、全
体略勾玉形状をなし、モータ65の駆動軸65aに固定
されている。モータ65は、操作ノブの把持接触の検知
によって出力される駆動制御回路(図示しない)からの
駆動信号に基づいて一定の回転数で回転制御される。な
お、モータ65には、減速ギア(図示しない)が設けら
れている。そして、支持ドラム63から延設されたレバ
ー63bを介してカム64が打球杵62をその付勢方向
と逆方向に徐々に変位させ、図12中の2点鎖線で示す
ように一定量変位させた後、一気に往復させてパチンコ
玉を槌部62aで打撃し、発射するようになっている。
また、昇降杵66は、図示しない支持構造により上下に
移動自在に保持されており、打球杵62の打撃動作時に
打球杵62他端の係合部62bとの係合によって玉供給
装置を押し上げて、打球杵62の打撃位置にパチンコ玉
を1個供給するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
打球発射装置60では、打球杵62の打撃によってパチ
ンコ玉を発射させるためには、打球杵62をB方向へ付
勢するバネにかなりの弾発力が必要であった。このた
め、レバー63b及びカム64を介して打球杵62を逆
方向へ変位させるためのモータ65には、大きなトルク
が必要となり、装置60全体としてのコストが上がると
いう問題を有していた。本発明は、上記した問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、小さいト
ルクのモータで打球杵に十分な打球力を与え得る構成と
することで、装置全体のコスト低減を招来し得る弾球遊
技機の打球発射装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、図2及び図
14に示すように、打球杵17の回転動作によって発射
位置(打点位置)にあるパチンコ玉を打撃して発射させ
る打球発射装置10・70において、正逆転可能な駆動
軸19a・76を有するステッピングモータ19・73
と、該ステッピングモータ19・73の駆動軸19a・
76と一体的に回動する回動伝達部材20(回動部材)
と、玉発射方向に復元力が発生するように打球杵17と
回動伝達部材20との間に架設されて、回動伝達部材2
0の玉発射方向への回転を打球杵17に伝達するスプリ
ング18(弾性部材)と、を備え、回動伝達部材20に
は、打球杵17との係合によって回動伝達部材20の回
動に同期して打球杵17を前記発射位置から離脱する方
向に復帰回転させる回動伝達ピン20e(係合部)を設
けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、打球杵17を玉発射方向へ回転させてパチンコ玉を
打撃する際には、スプリング18の復元力によって、モ
ータ19・76の駆動力以上に打球杵17の回動力(打
球力)を強めることができる。このため、モータ19・
76のトルクを小さくしても打球杵17に十分な打球力
を与えることができるので、小型で且つ消費電力の小さ
いモータを用いることができ、ひいては装置10・70
全体のコストを低減することができる。また、打球杵1
7を復帰回転させる際には、打球杵17は、回動伝達部
材20の回動伝達ピン20eとの係合により、スプリン
グ18を介すことなくモータ19・73の駆動軸19a
・76と同期して復帰回転する。従って、復帰回転後の
休止期間では、打球杵17の振動収束期間を短く設定す
ることができるので、繰り返し安定した玉発射動作を行
うことができる。
【0005】また、図14に示すように、前記打球杵1
7と前記ステッピングモータ73の間には、前記発射位
置への打球杵17の回転動作からステッピングモータ7
3が受ける衝撃力を抑えるゴム管79(緩衝部材)を設
けた場合には、パチンコ玉を打撃する際に打球杵17が
回動伝達ピン20eを介してステッピングモータ73に
与える衝撃力(打撃後のスプリング18の復元力による
跳ね返りの力も含む)をゴム管79(緩衝部材)の弾性
力によって抑えることができ、ひいてはステッピングモ
ータ73の耐久性を向上することができる。
【0006】また、前記回動伝達部材20との係合によ
って前記打球杵17の復帰回転時に上昇すると共に打球
杵17の前記発射位置への回転時に下降し、この上昇及
び下降動作によって玉供給装置を作動させる昇降杵24
を備えた場合には、回動伝達部材20の回転動作に合せ
て玉供給装置から打球発射装置10へ自動的にパチンコ
玉を送り込ませることができる。
【0007】また、前記回動伝達部材20は、前記昇降
杵24との係合部を回転伝達部材20の回転動作に応じ
て昇降杵24を徐々に上昇させる係合面20b(カム)
によって形成した場合には、回動伝達部材20の係合面
20bに沿って昇降杵24を徐々に押し上げるので、回
動伝達部材20の復帰回転角度に対して復帰回転トルク
を分散させることができる。従って、復帰回転トルクの
最大値を従来に比べて大幅に下げることができるため、
ステッピングモータ19・73への注入電力を低減する
ことができ、ひいてはモータ19・73を効率良く駆動
することができると共に、モータ19・73の温度上昇
を低減することができる。
【0008】また、図3に示すように、打球杵17(係
合金具21は一体となる)をステッピングモータ19の
駆動軸19aで回転自在に保持した場合には、打球杵1
7の軸受けを別途設ける必要がなく、然も打球杵17と
駆動軸19aの間の軸心精度を簡単な取り付け構造で高
めることができる。
【0009】また、図15及び図16に示すように、打
球杵17をステッピングモータ73・73′の駆動軸7
6・76′以外の軸受け部材77及び軸部材77′(軸
部)で回転自在に保持した場合には、パチンコ玉の打撃
時等、打球杵17の回転動作に伴って生じる衝撃力が打
球杵17の回転軸からステッピングモータ73・73′
の駆動軸76・76′に伝達されるのを回避することが
できる。
【0010】また、図15に示すように、前記軸受け部
材77を前記ステッピングモータ73の軸受けとして共
用した場合には、軸受け用の部材点数を削減することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機としてのパチンコ遊技機1の概略構
成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1を示す
斜視図である。パチンコ遊技機1は、図1に示すよう
に、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠
2の一側に開閉自在に軸支され且つ遊技機1の主要構成
部品のほぼ全てが集約して設けられる枠基体3と、該枠
基体3の下方位置で外枠2に固定される装飾板4と、か
ら構成されている。枠基体3は、合成樹脂によって一体
成形されるものであり、その前面側には、ガラス扉枠、
打球供給皿(共に図示しない)、操作ノブ9(図8に符
号のみ図示)等の各種構成部材が取り付けられている。
ガラス扉枠の後方には、可変表示装置6等を備えて遊技
領域を形成する遊技盤5が設けられている。また、遊技
盤5の裏面側には、パチンコ玉の入賞に基づいて所定個
数の景品玉を払い出す景品玉タンク7、可変表示装置6
等の遊技装置の作動を制御する遊技制御基板8、操作ノ
ブ9の操作に基づいて遊技領域にパチンコ玉を発射する
打球発射装置10、等が設けられている。
【0012】次に、本発明の要部をなす打球発射装置1
0について図2乃至図11を参照して説明する。打球発
射装置10は、図2乃至図6に示すように、パチンコ玉
を打撃して発射する打球杵17と、該打球杵17の駆動
源をなすモータ19と、該モータ19の駆動力を打球杵
17に伝達する回動伝達部材20と、パチンコ玉の発射
毎に玉供給装置(図示しない)を作動させて次位のパチ
ンコ玉を打球発射装置10に送り込ませる昇降杵24
と、打球杵17によるパチンコ玉の打球力を調節する打
球力調節機構26と、モータ19の駆動を制御する発射
制御基板35と、が取付基板11に取り付けられて構成
されている。取付基板11の左右両側端には折曲片部1
2が形成され、該折曲片部12には、打球発射装置10
を遊技盤5の裏面側に取り付けるための取付穴12a及
びネジ止穴12bが穿設されている。また、取付基板1
1には、各種構成部材を取り付けるための取付穴13a
〜13f及び係止フランジ部14a・14bが形成され
ると共に、昇降杵24を回動自在に軸支する回動軸15
が取り付けられている。なお、発射制御基板35の取付
位置に対応する取付基板11の部位には、発射制御基板
35から発生する熱を外部に放熱するための放熱フラン
ジ部16が形成されている。
【0013】打球杵17は、アーム形状をなし、その一
端には回動中心をなす軸穴17aが穿設される一方、他
端にはパチンコ玉を打撃する槌部17bが形成されてい
る。また、打球杵17のほぼ中央には、スプリング18
の一端を係止するための係止ピン17cが取り付けられ
ている。モータ19は、正逆回転可能で且つ速度制御可
能なステッピングモータからなる。モータ19の駆動軸
19aは、取付基板11の取付穴13aを挿通して配さ
れ、この状態で係合金具21が遊嵌されている。回動伝
達部材20は、中心部に穿設された軸穴20aを回動中
心とした円盤形状をなし、その外周端面には、後述する
昇降杵24の当接係合部24cと係合するカム形状の係
合面20bと、取付突起20cと、が突設されている。
取付突起20cには、スプリング18の他端を係止する
ための係止ピン20dと、回動伝達部材20の図2中に
おける時計回りへの回動を打球杵17に伝達する回動伝
達ピン20eと、が取り付けられている。
【0014】しかして、上記した打球杵17は、軸穴1
7aに係合金具21が嵌め込まれて一体に形成される。
その係合金具21がモータ19の駆動軸19aに遊嵌さ
れることで、打球杵17は、モータ19の駆動軸19a
に回動自在に軸支され、回動伝達部材20は、駆動軸1
9aの先端に軸穴20aが固着される。また、このよう
な取り付け状態で、打球杵17の係止ピン17cと回動
伝達部材20の係止ピン20dとの間には、スプリング
18が架設される。なお、取付基板11の取付穴13b
には、ボルト22a、ワッシャー22b、及びナット2
2cを介してゴム製のストッパー23が取り付けられ
る。このストッパー23は、係止フランジ部14aによ
って取り付け状態が保持されており、打球杵17の図2
中における反時計回りへの回動を規制するようになって
いる。
【0015】昇降杵24は、くの字状をなし、その折曲
部分には回動軸15を挿通するための挿通穴24aが穿
設されている。昇降杵24の上端には、玉供給装置を作
動させる作動片部24bが形成される一方、昇降杵24
の下端には、回動伝達部材20の係合面20bと当接状
態で係合する当接係合部24cが形成されている。しか
して、昇降杵24は、eリング25を介して回動軸15
に回動自在に軸支される。
【0016】打球力調節機構26は、打球力を調節操作
するための調節ツマミ27と、該調節ツマミ27に一端
が固着される回動軸28と、該回動軸28に挿通される
係合金具29と、回動軸28の他端に固着される回動調
節部材30と、該回動調節部材30と係合するゴム製の
係合弾性部材31と、から構成されている。回動調節部
材30は、円柱形状の当接面部30aと鍔状係合部30
bとを備えた断面凸形状をなし、その軸心方向には回動
軸28を取り付けるための取付穴30cが穿設されてい
る。なお、鍔状係合部30bは、取付穴30c言い換え
ると回動軸28と同一の軸心に形成されている一方、当
接面部30aは、回動軸28の軸心からズレた偏心状態
で形成されている。また、鍔状係合部30bの外周に
は、所定間隔を置いて複数の係合溝30dが形成されて
いる。係合弾性部材31は、ベルト形状をなし、その両
端には取付基板11の取付穴13dにビス32止めする
ための取付穴31aが穿設されている。また、係合弾性
部材31には、そのベルト状一面のほぼ中央に係止突起
31bが形成されている。この係止突起31bは、回動
調節部材30の係合溝30dと係合することで回動調節
部材30を所定の回動位置に保持するようになってい
る。
【0017】しかして、上記した回動軸28は、係合金
具29を挿通した状態で取付穴13cに挿通され、その
一端には調節ツマミ27がビス33によって固着される
一方、他端には回動調節部材30が取付ピン34によっ
て固着される。また、この取り付けにおいて、回動調節
部材30の係合溝30dは、取付穴13dにビス32止
めされた係合弾性部材31の係止突起31bと係合した
状態となる。
【0018】発射制御基板35は、CPU36を含む各
種電子部品37及びコネクタ38を実装すると共に、モ
ータ19から延設されるコネクタ19bを接続してモー
タ19の駆動を制御するようになっている。発射制御基
板35の取付基板11への取り付けは、基板35端部が
係止フランジ部14bに係止された状態で、基板35の
取付穴35aが取付穴13eにビス39止めされて行わ
れる。また、発射制御基板35には、保護カバー40が
設けられている。この保護カバー40は、基板35を外
乱等から保護するためのものであり、カバー40壁面に
は、基板35から発生する熱を外部に放熱するための放
熱開口40aと、コネクタ38との接続開口40bと、
が穿設されている。また、保護カバー40は、その上下
端縁に形成された取付フック40cが取付穴13fと係
合することで、基板35を被覆した状態で取付基板11
に取り付けられる。
【0019】次に、打球発射装置10によるパチンコ玉
の発射動作を図2及び図7を参照して説明する。打球発
射装置10を構成する打球杵17は、遊技者が操作ノブ
9を所定角度に回動操作してモータ19を駆動制御する
ことで、図7(A)に示す4つのシーケンス動作(PA
・PB・PC・PD)を繰り返し行う。先ず、第一動作
となるPA(球打ち)動作では、図2の2点鎖線で示す
位置(回動調節部材30の当接面部30aと当接する位
置)に静止する打球杵17をモータ19の駆動によって
ストッパー23の位置まで反時計回りに回転(以下、こ
れを正回転という)させる。これにより、打球杵17の
槌部17bがパチンコ玉を打撃して、遊技領域にパチン
コ玉を発射させる。このとき、モータ19の駆動は、操
作ノブ9の回転操作角度に対応した力となり、これが回
動伝達部材20及びスプリング18を介して打球杵17
に伝達される。また、当接面部30aとの当接状態にあ
る静止位置の打球杵17は、打球力調節機構26によっ
て打球力が調節されている。具体的に、打球力調節機構
26は、調節ツマミ27の調節操作(回動操作)により
回動軸28から打球杵17が当接する部分までの距離を
可変的に設定し、打球杵17の静止位置を変更可能にす
ることで打球力の調節を行っている。
【0020】また、第二動作となるPB(第1の休止)
動作では、ストッパー23の位置(以下、これを打撃位
置という)まで打球杵17が正回転すると、モータ19
の駆動を一定時間停止させる。これにより、打球杵17
は、回転振動が収束するまでの一定時間打撃位置に保持
される。また、第三動作となるPC(復旧・球補給)動
作では、打撃位置にある打球杵17をモータ19の駆動
によって回動調節部材30の位置(以下、これを静止位
置という)まで時計回りに回転(以下、これを逆回転と
いう)させる。このとき、モータ19の駆動は、回動伝
達部材20の回動伝達ピン20eを介して打球杵17に
伝達される。また、これと同時に、回動伝達部材20
は、係合面20bと当接係合する昇降杵24を反時計回
りに回転させる。これにより、昇降杵24の作動片部2
4bが押し上げられ、玉供給装置からパチンコ玉が1個
供給される。また、第四動作となるPC(第2の休止)
動作では、静止位置まで打球杵17が逆回転すると、モ
ータ19の駆動を一定時間停止させる。これにより、打
球杵17は、回転振動が収束するまでの一定時間静止位
置に保持される。その後は、法令で定められた1分間に
100発未満という周期で次の球打ち動作が開始され、
上記と同様なシーケンス動作が繰り返される。
【0021】なお、上記球打ち動作における速度は、最
初はゆっくりと始動し、次第に加速するスローアップ制
御によって行われる。これは、特に本実施形態のモータ
19のようにステッピングモータを用いた場合に脱調を
防ぎ、回転角を一定に保つのに有効である。また、復旧
・球補給動作における速度は、基本的にゆっくりとした
一定速度でよいが、これに限らず動作期間を2つの期間
に分け、2番目の期間における速度を1番目の期間にお
ける速度より遅くして確実に球補給を可能とすることも
できる。
【0022】また、上記した4つのシーケンス動作期間
におけるモータ19の駆動軸19a及び打球杵17の位
置(回転角度)は、図7(B)に示す通りである。な
お、図7(B)中のPA〜PB期間(発射期間)では、
駆動軸19aの位置を破線で示し、打球杵17の位置を
実線で示す。また、図7(B)中のPC〜PD期間(復
帰期間)では、同一の回転角度となる駆動軸19a及び
打球杵17の位置を実線で示し、スプリング18を介し
て復帰回転する打球杵17の仮想位置を2点鎖線で示
す。図7(B)に示すように、球打ち動作(PA)の初
期においては、回動伝達部材20を介したスプリング1
8の変形により、打球杵17は、モータ19の駆動軸1
9aより遅れてその位置が変化し、モータ19の駆動軸
19aが打点位置(発射位置)に達してから、僅かに遅
れて打球杵17の位置は打点位置に達する。一方、復旧
・球補給動作(PC)において、打球杵17は、回動伝
達部材20の回動伝達ピン20eとの係合により、スプ
リング18を介すことなくモータ19の駆動軸19aと
同期して復帰回転する。これにより、第2の休止(P
D)期間では、スプリング18を介して打球杵17が復
帰回転する仮想設定に比べて打球杵17の振動収束期間
をT1だけ短くすることができるため、繰り返し安定し
た玉発射動作を行うことができる。なお、図7(B)に
おいて、球打ち動作及び復旧・球補給動作における駆動
軸19aの位置は、ステータの極数に応じた波打った軌
跡を描くが、これがスプリング18の変形により吸収さ
れ、打球杵17は滑らかな軌跡を描いていることが分か
る。
【0023】次に、モータ19の駆動を制御する発射制
御基板35の回路構成及びその作用について図8乃至図
11を参照して説明する。発射制御基板35は、図8に
示すように、速度制御回路部41、電極42、タッチセ
ンサ回路43、シーケンス制御回路部44、トルク制御
回路部53、モータ駆動回路55、及び電源回路56を
備えている。速度制御回路部41は、球打ち動作及び復
旧・球補給動作の各期間におけるモータ19の回転速度
を制御する電圧を発生するもので、球打ち動作期間で
は、操作ノブ9に対する回転操作角に対応して徐々に増
加する電圧を発生し、復旧・球補給動作期間では、予め
定めた所定の電圧を発生する。
【0024】また、速度制御回路部41は、図9に示す
ように、抵抗R1〜R7と、コンデンサC1〜C3と、
可変抵抗器VR1〜VR3と、スイッチSW1〜SW4
と、から構成されている。可変抵抗器VR2は、操作ノ
ブ9に連動して抵抗値が変化するもので、可変抵抗器V
R1、抵抗R1〜R3及びコンデンサC1と共に、スイ
ッチSW1がONの期間、操作ノブ9に対する回転操作
角に比例した電圧を基準電圧点Dに補給する。また、抵
抗R4〜R6、コンデンサC2、及び可変抵抗器VR3
は、スイッチSW2又はSW3がONの期間、それぞれ
予め定められた電圧を基準電圧点Dに供給する。抵抗R
7及びコンデンサC3は、積分回路を構成し、基準電圧
点Dにおける電圧を積分してシーケンス制御回路44に
出力する。スイッチSW4は、コンデンサC3を放電し
て出力電圧を「0」にする。
【0025】タッチセンサ回路43は、操作ノブ9に取
り付けられた人体検出用の電極23に人体が接触してい
る間、発射許可信号、ここでいう所定のクロックをシー
ケンス制御回路44へ出力する。
【0026】シーケンス制御回路部44は、前述した4
つのシーケンス動作の切り替えを制御すると共に、モー
タ19の駆動に必要な駆動パターン信号及び駆動電圧切
替信号を発生する。また、シーケンス制御回路部44
は、図10(A)に示すように、パルス発生回路45
と、パルス分周回路46と、タイマー47〜51(TM
1〜TM5)と、フェイズカウンタ回路52と、から構
成されている。パルス発生回路45は、周知の電圧制御
発振器であり、速度制御回路部41から出力される電圧
に応じた周波数の駆動パルスを発生する。パルス分周回
路46は、パルス発生回路45から出力される駆動パル
スと共に、フェイズカウンタ回路52から出力されるパ
ターン生成ON/OFF(MK)信号及び正回転/逆回
転(CW/CCW)信号に従って駆動するパターン信号
を作成する。
【0027】タイマー47(TM1)は、前述した4つ
のシーケンス動作の回数、即ち球打ち動作の回数を1分
間に100回未満とするためのもので、電源が投入され
ている間、図示しない発振器からのクロックを計数して
1.66Hzの基本となるトリガ信号を発生する。タイ
マー48(TM2)は、第一動作におけるモータ19の
回転角度を一定に保つためのもので、タイマー47から
トリガ信号が発生した時点より、パルス発生回路45か
ら出力される駆動パルスを所定の個数(本実施形態では
20個)カウントする。タイマー49(TM3)は、第
二動作における一定時間を計測するためのもので、タイ
マー48がカウントアップした時点より、図示しない発
振器からのクロックを所定の個数カウントする。また、
タイマー50(TM4)・51(TM5)は、第三動作
におけるモータ19の回転角度を第一動作におけるモー
タ19の回転角度と同一(但し、向きは逆回り)の一定
角度に保つためのものであり、タイマー50は、タイマ
ー48がカウントアップした時点より、パルス発生回路
45から出力される駆動パルスを所定の個数(本実施形
態では8個)カウントする。タイマー51は、タイマー
50がカウントアップした時点より、パルス発生回路4
5から出力される駆動パルスを所定の個数(本実施形態
では12個であり、タイマー50と合せて合計20個)
カウントする。
【0028】フェイズカウンタ回路52は、第四動作状
態にある時にタッチセンサ回路43からのクロックが入
力されると、各タイマー47〜51を制御し、予め定め
られた順序に従って速度制御回路部41のスイッチSW
1〜SW4、後述するトルク制御回路部53のスイッチ
SW5、及びモータ駆動信号をON/OFFし、正回転
/逆回転(CW/CCW)信号及び駆動電圧切替信号の
切り替えを行う。即ち、タイマー47からのトリガ信号
を受けて、スイッチSW1・SW5及びパターン生成信
号がON、正回転/正回転信号が逆回転、駆動電圧切替
信号がローレベルの動作、つまり第三動作の第一の期間
に入る。さらに、タイマー50からのカウンタアップ信
号を受けて、スイッチSW3・SW5及びパターン生成
信号がON、正回転/逆回転信号が逆回転、駆動点圧切
替信号がローレベルの動作、つまり第三の動作の第二の
期間に入る。最後に、タイマー51からのカウントアッ
プ信号を受けて、全てのスイッチSW1〜SW5及びモ
ータ駆動信号がOFF、つまり第四動作に入る。その
後、再びタイマー47からトリガ信号が発せられれば、
前記同様な動作を繰り返す。
【0029】トルク制御回路部53は、第一動作時に必
要なモータ19のトルクと、第二及び第三の各動作時に
必要なモータ19のトルクとの相違に応じてトルクを切
り替える。具体的には、モータ駆動回路55への供給電
圧を切り替えるものである。また、トルク制御回路部5
3は、図10(B)に示すように、電圧制御レギュレー
タ54(REG)と、スイッチSW5と、から構成され
ている。電圧制御レギュレータ54は、シーケンス制御
回路部44からの駆動電圧切替信号に応じてハイレベル
及びローレベルの駆動電圧を出力する。スイッチSW5
は、電圧制御レギュレータ54からモータ駆動回路55
への出力供給をシーケンス制御回路部44の制御に応じ
てON/OFFする。
【0030】モータ駆動回路55は、トルク制御回路部
53から供給される駆動電圧及びシーケンス制御回路部
44からの駆動パターン信号に従ってモータ19を回転
駆動する。電源回路56は、商用電源ACからの交流電
力を整流し、平滑した直流電力をトルク制御回路部53
に供給すると共に、該直流電力の電圧値を所定の一定電
圧に制御し、平滑した直流電圧を各種回路に供給する。
【0031】次に、前述のシーケンス動作に応じた発射
制御基板35の作用を図11のタイムチャートを参照し
て説明する。図11において、先ず、遊技者が電極42
に触れないまま電源が投入されると、タイマー47は、
所定のクロックの計数を開始し、1.66Hzでトリが
信号を出力するが、他の回路は、作動せず、モータ19
に対する駆動制御はOFF状態であるから、第四動作状
態、即ち打球杵17は静止位置に待機した状態となる。
次に、遊技者が電極42に触れると、タッチセンサ回路
43から所定のクロックがシーケンス制御回路部44に
供給される。この状態でタイマー47からトリガ信号が
出力されると、第一動作のシーケンスに移行する。
【0032】第一動作のシーケンスでは、速度制御回路
部41のスイッチSW1がONとなるため、基準電圧点
Dには操作ノブ9に対する操作回転角に比例した電圧V
REFが供給される。この電圧VREFは、抵抗R7及びコン
デンサC3からなる積分回路により積分され、第一動作
のシーケンス期間中、徐々に増加する電圧VINとなって
シーケンス制御回路部44のパルス発生回路45に入力
される。パルス発生回路45は、電圧VINの値に比例し
た周波数の駆動パルス(ここでは低い周波数から高い周
波数へ徐々に変化する駆動パルス)をパルス分周回路4
6に出力する。この時、パルス分周回路46には、パタ
ーン生成ON信号及び正回転信号も入力されているた
め、モータ19を最初はゆっくりと始動し、徐々に加速
して一定の角度で正回転させる駆動パターン信号をモー
タ駆動回路55に出力する。また、モータ駆動回路55
には、トルク制御回路53よりハイレベルの駆動電圧が
供給されている。従って、スプリング18及び回動伝達
部材20を介してモータ19に連結された打球杵17
は、回動調節部材30の当接面部30aに当接した静止
位置から反時計回りにゆっくりと回転を始め、次第に速
い速度で回転し、ストッパー23に当接する打撃位置に
到達する。なお、この際、既にパチンコ玉が供給されて
いれば、このパチンコ玉が打球杵17の槌部17bによ
って打撃されて発射される。
【0033】次に、打球杵17を打撃位置まで回転させ
る第一のシーケンス動作が終了すると、第二のシーケン
ス動作に移行する。第二のシーケンス動作では、スイッ
チSW4がONとなってコンデンサC3に充電された電
荷が直ちに放電され、パルス発生回路45からの駆動パ
ルスが消滅すると共に、パターン生成信号がOFFとな
り、パルス分周回路46から駆動パターン信号は出力さ
れない。一方、この時、駆動電圧切替信号はローレベル
に切り替えられるが、スイッチSW5はONのままであ
るため、モータ駆動回路55はモータ19に電流を供給
し続け、打球杵17は打撃位置に保持されたままとな
る。
【0034】次に、打球杵17の振動が収束するまでの
一定時間に相当する間のシーケンス動作が終了すると、
第三のシーケンス動作に移行する。第三のシーケンス動
作は、玉供給装置が作動して打球杵17の打球位置にお
ける槌部17bに対応する位置にパチンコ玉が1個確実
に供給される範囲内で、第一・第二の期間を一期間のみ
としてスイッチSW2のONだけで動作することも可能
である。但し、基準電圧点Dには、予め上記範囲内の電
圧VREFが供給される。この電圧VREFは、前記同様に積
分されるが、第一のシーケンス動作時におけるVREF
りかなり小さいため、直ちに飽和し、第三のシーケンス
動作の第一の期間中、ほぼ一定の電圧VINとなってシー
ケンス制御回路部44のパルス発生回路45に入力され
る。パルス発生回路45は、電圧VINの値に比例した周
波数の駆動パルス、即ち第一のシーケンス動作時に比べ
て低い周波数の駆動パルスをパルス分周回路46に出力
する。この時、パルス分周回路46には、パターン生成
ON信号及び逆回転信号も出力されているため、モータ
19をほぼ一定の速度で時計回り回転させる駆動パター
ン信号をモータ駆動回路55に出力する。また、モータ
駆動回路55には、トルク制御回路部53よりローレベ
ルの駆動電圧が供給されている。従って、打球杵17は
ストッパー23に当接した打撃位置から時計回りにほぼ
一定の速度で回転する。
【0035】次に、第二の期間において、速度制御回路
部41のスイッチSW3がONとなるため、基準電圧点
Dには予め設定された、第一の期間における電圧よりさ
らに低い電圧VREFが供給される。この電圧VREFは前記
同様に直ちに飽和し、第三のシーケンス動作の第二の期
間中、ほぼ一定の電圧VINとなってシーケンス制御回路
部44のパルス発生回路45に入力される。パルス発生
回路45は、電圧VINの値に比例した周波数の駆動パル
ス、即ち第一の期間に比べてさらに低い周波数の駆動パ
ルスをパルス分周回路46に出力する。この時、パルス
分周回路46には、引き続き、パターン生成ON信号及
び逆回転信号が入力されているため、モータ19を第一
の期間に比べてさらに遅い、ほぼ一定の速度で反時計回
り回転させる駆動パターン信号をモータ駆動回路55に
出力する。また、第一及び第二の期間においてパルス発
生回路45よりパルス分周回路46に出力される駆動パ
ルスの合計数は第一のシーケンス動作における駆動パル
スの数と同一に設定されており、また、モータ駆動回路
55には、トルク制御回路部53によりローレベルの駆
動電圧供給される。従って、打球杵17は、反時計回り
に第一の期間に比べてさらに遅いほぼ一定の速度で回転
し、回動調節部材30の当接面部30aに当接する静止
位置に復帰する。また、この間、回動伝達部材20の係
合面20bにより昇降杵24が回動して作動片部24b
がゆっくり押し上げられる。これによって、玉供給装置
が作動して打球杵17の打撃位置における槌部17bに
対応する位置にパチンコ玉が1個確実に供給される。
【0036】次に、打球杵17を静止位置まで回転させ
る第三のシーケンス動作が終了すると、第四のシーケン
ス動作に移行する。第四のシーケンス動作では、全ての
スイッチSW1〜SW5及びパターン生成信号がOFF
となり、パルス分周回路46から駆動パターン信号は出
力されず、モータ駆動回路55もOFFとなってモータ
19に電流を供給しない。従って、打球杵17は静止位
置に静止したままとなる。その後、遊技者が電極42に
触れたままであれば、タイマー47から次のトリガ信号
が出力された時点より、前記同様な第一乃至第四のシー
ケンス動作が繰り返される。
【0037】以上のように、本実施形態に係る打球発射
装置10は、正逆転可能な駆動軸19aを有するステッ
ピングモータ19と、該ステッピングモータ19の駆動
軸19aと一体的に回動する回動伝達部材20と、玉発
射方向に復元力が発生するように打球杵17と回動伝達
部材20との間に架設されて、回動伝達部材20の玉発
射方向への回転を打球杵17に伝達するスプリング18
と、を備え、回動伝達部材20には、打球杵17との係
合によって打球杵17を同期して復帰回転させる回動伝
達ピン20eを設けている。これにより、打球杵17を
玉発射方向へ回転させてパチンコ玉を打撃する際には、
スプリング18の復元力によって、モータ19の駆動力
以上に打球杵17の回動力(打球力)を強めることがで
きる。このため、モータ19のトルクを小さくしても打
球杵17に十分な打球力を与えることができるので、小
型で且つ消費電力の小さいモータを用いることができ、
ひいては装置10全体のコストを低減することができ
る。また、打球杵17を復帰回転させる際には、打球杵
17は、回動伝達部材20の回動伝達ピン20eとの係
合により、スプリング18を介すことなくモータ19の
駆動軸19aと同期して復帰回転する。従って、復帰回
転後の休止期間では、打球杵17の振動収束期間を短く
設定することができるので、繰り返し安定した玉発射動
作を行うことができる。
【0038】また、打球発射装置10は、回動伝達部材
20との係合によって打球杵17の復帰回転時に上昇
し、この上昇動作によって玉供給装置を作動させる昇降
杵24を備えている。このため、打球杵17の回転動作
に合せて玉供給装置から打球発射装置10へ自動的にパ
チンコ玉を送り込ませることができる。また、打球発射
装置10では、打球杵17をステッピングモータ19の
駆動軸19aで回転自在に保持しているので、打球杵1
7の軸を別途設ける必要がなく、然も打球杵17と駆動
軸19aの間の軸心精度を簡単な取り付け構造で高める
ことができる。なお、打球杵17に対して係合金具21
が嵌め込まれているが、駆動軸19aの取付部が打球杵
と一体に形成されて係合金具がないものでもよい。ま
た、係合金具は、ポリアセタールなどの合成樹脂製でも
よい。
【0039】次に、本発明における第二実施形態の打球
発射装置70を図14及び図15を参照して説明する。
なお、以下の説明では、前記第一実施形態の打球発射装
置10と同様の構成部材及び構成部位については同一の
符号を付記すると共にその詳細な説明を省略する。打球
発射装置70を構成する取付基板71には、図14及び
図15に示すように、取付基板71の後面側に突出する
円筒形状の取付筒部72が取付穴13aの周縁に設けら
れている。打球発射装置70を構成するステッピングモ
ータ73には、ほぼ円形状の前面開口74が穿設され、
その前面開口74内には、マグネットロータ75が配設
されている。マグネットロータ75は、有底の円筒形状
をなし、その底面中心部には駆動軸76が一体的に設け
られている。しかして、ステッピングモータ73の駆動
軸76は、軸受け部材77を介して取付筒部72に挿通
され、その先端部分が回動伝達部材20の軸穴20aに
取り付けられる。また、このような取り付け構造におい
て、駆動軸76と外嵌する軸受け部材77は、取付基板
71の前面側に突出する部分が係合金具21に内嵌(遊
嵌)して設けられる。これにより、打球杵17の軸穴1
7aに一体的に嵌め込まれた係合金具21とステッピン
グモータ73の駆動軸76の間には、軸受け部材77が
配され、打球杵17のたおれ角の精度を向上するように
なっている。
【0040】なお、軸受け部材によって打球杵17のた
おれ角の精度を向上する構成としては、次に説明するよ
うなものであってもよい。例えば、図16に示すよう
に、駆動軸76′が一体的に設けられたステッピングモ
ータ73′のマグネットロータ75′に対して、その前
後の両端部分にモータ軸受け78a・78bを取り付
け、その前端側のモータ軸受け78aと係合金具21の
間に軸部材77′を配設するようにしても、打球杵17
のたおれ角の精度を向上することができる(打球杵17
は、軸部材77′を軸として回転自在、軸部材77′
は、取付穴13aに嵌め込まれ、モータ軸受け78aも
嵌め込まれて固定)。また、図15及び図16に示す構
成では、打球杵17をステッピングモータ73・73′
の駆動軸76・76′以外の軸受け部材77及び軸部材
77′で回転自在に保持しているので、パチンコ玉の打
撃時等、打球杵17の回転動作に伴って生じる衝撃力が
打球杵17の回転軸からステッピングモータ73・7
3′の駆動軸76・76′に伝達されるのを回避するこ
とができる。なお、打球杵の回転軸とモータの駆動軸を
同一の中心とすることなく、打球杵の回転軸とモータの
駆動軸を別々の中心として各々離して構成してもよい。
さらに、図15に示す構成では、軸受け部材77は、打
球杵17の回転軸でもあり、ステッピングモータ73の
軸受けと共用しているので、軸受け用の部材点数を削減
することができる。
【0041】また、第二実施形態の打球発射装置70に
は、打球杵17と当接する回動伝達ピン20eの外周に
ゴム管79が取り付けられている。これにより、パチン
コ玉を打撃する際に打球杵17が回動伝達ピン20eを
介してステッピングモータ73に与える衝撃力(打撃後
のスプリング18の復元力による跳ね返りの力も含む)
をゴム管79の弾性力によって抑えることができる。こ
のため、衝撃力によるステッピングモータ73(駆動軸
76及びマグネットロータ75)への悪影響(例えば、
駆動軸76とマグネットロータ75の間で生じる滑りや
空転など)を回避することができ、ひいてはステッピン
グモータ73の耐久性を向上するようになっている。な
お、実施形態中では、打球杵17と回動伝達部材20が
直接的に当接する回動伝達ピン20eの外周に緩衝部材
としてのゴム管79を設けているが、この構成に限定す
るものではない。例えば、回動伝達ピン20eをゴムか
ら形成することでこれを緩衝部材とし、その外周に金属
管を取り付けるようにしても、ステッピングモータへの
衝撃力を抑えることができる。即ち、打球杵とステッピ
ングモータの間に、発射位置への打球杵の回転動作から
ステッピングモータが受ける衝撃力を抑える緩衝部材を
設けた構成であれば、いずれの構成であってもよい。ま
た、緩衝部材は、ゴム製のものに限定せず、スポンジ
等、弾性力を有したものであればよい。
【0042】ところで、前記第一及び第二の実施形態に
おける打球発射装置10・70は、前述したように打球
杵17の復帰回転時に回動伝達部材20との係合によっ
て昇降杵24を上昇させて玉供給装置を作動させるよう
になっているが、昇降杵24と係合する回動伝達部材2
0の係合面20bは、図2に示すようなカム形状をなし
ている。このため、昇降杵24を上昇させる復帰回転時
のステッピングモータ19・73の回転トルクを小さく
することができる。以下、この作用を図17及び図18
を参照して説明する。
【0043】先ず、図17を参照して従来の打球発射装
置による昇降杵の上昇動作について説明する。従来の打
球発射装置80は、図17に示すように、モータ81の
駆動軸82に一体的に取り付けられた打球杵83の基部
に昇降杵84との係合突起83aが設けられている。そ
して、モータ81の駆動によって玉発射位置から離脱す
る方向に打球杵83を回転させると、これに伴って係合
突起83aが昇降杵84の下端部を押し上げる。この構
成において、打球杵83の復帰回転角度とこれに伴って
生じる復帰回転トルク(=昇降杵84の押し上げに必要
なモータの回転トルク)の関係は、図18に示すトルク
カーブAになる。即ち、打球杵83の復帰回転角度が0
度からほぼ70度までの間では、係合突起83aと昇降
杵84の係合は解除された状態にあるため、復帰回転ト
ルクは生じない。その後、復帰回転角度が70度を越す
と、係合突起83aによる昇降杵84の押し上げが開始
されることで、復帰回転トルクが生じ始め、ほぼ90度
の復帰回転角度で最大の復帰回転トルク(ほぼ90gc
m)が生じる。このように従来の打球発射装置80で
は、打球杵83の復帰回転の後半で一挙に昇降杵84を
押し上げていたため、瞬間的に大きな復帰回転トルクが
生じていた。従って、復帰回転時にはモータ81への注
入電力を大きくする必要があったため効率が悪く、然も
注入電流が多いためモータ81の温度上昇が大きいもの
となっていた。
【0044】これに対して、本実施形態の打球発射装置
10・70に設けられた打球杵17(回動伝達部材2
0)の復帰回転角度とこれに伴って生じる復帰回転トル
ク(=昇降杵24の押し上げに必要なモータの回転トル
ク)の関係は、図18に示すトルクカーブBになる。即
ち、回動伝達部材20の復帰回転角度がほぼ10度にな
ると、回動伝達部材20の係合面20bと昇降杵24の
当接係合部24cの係合が開始されることで、係合面2
0bによる昇降杵24の押し上げが開始されて復帰回転
トルクが生じ始める。その後は、回動伝達部材20の復
帰回転に応じて昇降杵24がカム形状をなす係合面20
bに沿って徐々に押し上げられる。また、このような昇
降杵24の押し上げにおいて、打球杵17の復帰回転角
度がほぼ30度からほぼ80度までの間では、30gcm
の復帰回転トルクが均一に生じ、復帰回転角度が80度
を越すと、徐々に復帰回転トルクが減衰していく。この
ように本実施形態の打球発射装置10・70では、昇降
杵24を押し上げる回動伝達部材20の係合面20bを
カム形状にすることで昇降杵24を徐々に押し上げ、復
帰回転角度に対して復帰回転トルクを分散させるように
なっている。従って、復帰回転トルクの最大値(30g
cm)を従来(90gcm)に比べて大幅に下げることがで
きるため、モータ19・73への注入電力を低減するこ
とができ、ひいてはモータ19・73を効率良く駆動す
ることができると共に、モータ19・73の温度上昇を
低減することができる。なお、実施形態中では、上記し
たように復帰回転トルクを考慮して回動伝達部材20に
カム形状の係合面20bを設けているが、必ずしもこの
構成を含んだものに限定する必要はなく、従来のように
打球杵の復帰回転の後半で一挙に昇降杵を押し上げる構
成としもよい。
【0045】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記打球杵の復帰回転後の静止位置を変更可能に
して、打球杵の打球力を調節する打球力調節機構を備え
たことを特徴とする。このように構成することにより、
打球杵によるパチンコ玉の打撃を微調節することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、打球杵の回転動作に
よって発射位置にあるパチンコ玉を打撃して発射させる
弾球遊技機の打球発射装置において、正逆転可能な駆動
軸を有するステッピングモータと、該ステッピングモー
タの駆動軸と一体的に回動する回動部材と、玉発射方向
に復元力が発生するように前記打球杵と前記回動部材と
の間に架設されて、回動部材の玉発射方向への回転を打
球杵に伝達する弾性部材と、を備え、前記回動部材に
は、前記打球杵との係合によって回動部材の回動に同期
して打球杵を前記発射位置から離脱する方向に復帰回転
させる係合部を設けたことを特徴とする。このように構
成することにより、打球杵を玉発射方向へ回転させてパ
チンコ玉を打撃する際には、弾性部材の復元力によっ
て、モータの駆動力以上に打球杵の回動力(打球力)を
強めることができる。このため、モータのトルクを小さ
くしても打球杵に十分な打球力を与えることができるの
で、小トルクのモータを用いることができ、ひいては装
置全体のコストを低減することができる。また、打球杵
を復帰回転させる際には、打球杵は、回動部材との係合
により、弾性部材を介すことなくモータの駆動軸と同期
して復帰回転する。従って、復帰回転後の休止期間で
は、打球杵の振動収束期間を短く設定することができる
ので、繰り返し安定した玉発射動作を行うことができ
る。
【0047】また、本発明の請求項2においては、前記
打球杵と前記ステッピングモータの間には、前記発射位
置への打球杵の回転動作からステッピングモータが受け
る衝撃力を抑える緩衝部材を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、パチンコ玉を打撃する
際に打球杵がステッピングモータに与える衝撃力を緩衝
部材によって抑えることができ、ひいてはステッピング
モータの耐久性を向上することができる。
【0048】また、本発明の請求項3においては、前記
回動部材との係合によって前記打球杵の復帰回転時に上
昇すると共に打球杵の前記発射位置への回転時に下降
し、この上昇動作によって玉供給装置を作動させる昇降
杵を備えたことを特徴とする。このように構成すること
により、回動部材の回転動作に合せて玉供給装置から打
球発射装置へ自動的にパチンコ玉を送り込ませることが
できる。
【0049】また、本発明の請求項4においては、前記
回動部材は、前記昇降杵との係合部を回転部材の回転動
作に応じて昇降杵を徐々に上昇させるカムによって形成
したことを特徴とする。このように構成することによ
り、回動部材のカム形状の係合部に沿って昇降杵を徐々
に押し上げるので、回動部材の復帰回転角度に対して復
帰回転トルクを分散させることができる。従って、復帰
回転トルクの最大値を従来に比べて大幅に下げることが
できるため、ステッピングモータへの注入電力を低減す
ることができ、ひいてはステッピングモータを効率良く
駆動することができると共に、ステッピングモータの温
度上昇を低減することができる。
【0050】また、本発明の請求項5においては、前記
打球杵を前記ステッピングモータの駆動軸で回転自在に
保持したことを特徴とする。このように構成することに
より、打球杵の軸を別途設ける必要がなく、然も打球杵
と駆動軸の間の軸心精度を簡単な取り付け構造で高める
ことができる。
【0051】また、本発明の請求項6においては、前記
打球杵を前記ステッピングモータの駆動軸以外の軸部で
回転自在に保持したことを特徴とする。このように構成
することにより、パチンコ玉の打撃時等、打球杵の回転
動作に伴って生じる衝撃力が打球杵の回転軸からステッ
ピングモータの駆動軸に伝達されるのを回避することが
できる。
【0052】また、本発明の請求項7においては、前記
軸部を前記ステッピングモータの軸受けとして共用した
ことを特徴とする。このように構成することにより、軸
受け用の部材点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機を
示す斜視図である。
【図2】打球発射装置を示す正面図である。
【図3】前記図2のA−A断面図である。
【図4】打球発射装置を示す正面斜視図である。
【図5】打球発射装置を示す背面斜視図である。
【図6】打球発射装置を示す分解斜視図である。
【図7】同図(A)はシーケンス動作の概要を示す説明
図であり、同図(B)は各シーケンス動作期間における
モータの駆動軸及び打球杵の位置を示す説明図である。
【図8】発射制御基板を示すブロック図である。
【図9】速度制御回路部を示す回路図である。
【図10】同図(A)はシーケンス制御回路部を示すブ
ロック図であり、同図(B)はトリル制御回路部を示す
ブロック図である。
【図11】各シーケンス動作期間における発射制御基板
の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図12】従来例における打球発射装置を示す正面図で
ある。
【図13】従来例における打球発射装置を示す横断面図
である。
【図14】第二実施形態の打球発射装置を示す分解斜視
図である。
【図15】第二実施形態の打球発射装置を示す縦断面図
である。
【図16】変形例の打球発射装置を示す縦断面図であ
る。
【図17】従来の打球発射装置を示す正面図である。
【図18】復帰回転トルクと復帰回転角度の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 9 操作ノブ 10 打球発射装置 11 取付基板 17 打球杵 17b 槌部 18 スプリング(弾性部材) 19 ステッピングモータ 19a 駆動軸 20 回動伝達部材(回動部材) 20e 回動伝達ピン(係合部) 21 係合金具 24 昇降杵 26 打球力調節機構 27 調節ツマミ 30 回動調節部材 31 係合弾性部材 35 発射制御基板 36 CPU 40 保護カバー 41 速度制御回路部 42 電極 43 タッチセンサ回路 44 シーケンス制御回路部 53 トルク制御回路部 55 モータ駆動回路 56 電源回路 70 打球発射装置 72 取付筒部 73・73′ ステッピングモータ 75・75′ マグネットロータ 76・76′ 駆動軸 77 軸受け部材(軸部) 77′ 軸部材(軸部) 78a・78b モータ軸受け 79 ゴム管(緩衝部材、係合部) 80 打球発射装置 81 モータ 82 駆動軸 83 打球杵 84 昇降杵

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球杵の回転動作によって発射位置にあ
    るパチンコ玉を打撃して発射させる弾球遊技機の打球発
    射装置において、 正逆転可能な駆動軸を有するステッピングモータと、 該ステッピングモータの駆動軸と一体的に回動する回動
    部材と、 玉発射方向に復元力が発生するように前記打球杵と前記
    回動部材との間に架設されて、回動部材の玉発射方向へ
    の回転を打球杵に伝達する弾性部材と、を備え、 前記回動部材には、前記打球杵との係合によって回動部
    材の回動に同期して打球杵を前記発射位置から離脱する
    方向に復帰回転させる係合部を設けたことを特徴とする
    弾球遊技機の打球発射装置。
  2. 【請求項2】 前記打球杵と前記ステッピングモータの
    間には、前記発射位置への打球杵の回転動作からステッ
    ピングモータが受ける衝撃力を抑える緩衝部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機の打球発射
    装置。
  3. 【請求項3】 前記回動部材との係合によって前記打球
    杵の復帰回転時に上昇すると共に打球杵の前記発射位置
    への回転時に下降し、この上昇及び下降動作によって玉
    供給装置を作動させる昇降杵を備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機の打球発射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記回動部材は、前記昇降杵との係合部
    を回転部材の回転動作に応じて昇降杵を徐々に上昇させ
    るカムによって形成したことを特徴とする請求項3記載
    の弾球遊技機の打球発射装置。
  5. 【請求項5】 前記打球杵を前記ステッピングモータの
    駆動軸で回転自在に保持したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機の打球発射
    装置。
  6. 【請求項6】 前記打球杵を前記ステッピングモータの
    駆動軸以外の軸部で回転自在に保持したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機
    の打球発射装置。
  7. 【請求項7】 前記軸部を前記ステッピングモータの軸
    受けとして共用したことを特徴とする請求項6記載の弾
    球遊技機の打球発射装置。
JP29786497A 1996-11-18 1997-10-14 弾球遊技機の打球発射装置 Pending JPH10192485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29786497A JPH10192485A (ja) 1996-11-18 1997-10-14 弾球遊技機の打球発射装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-322308 1996-11-18
JP32230896 1996-11-18
JP29786497A JPH10192485A (ja) 1996-11-18 1997-10-14 弾球遊技機の打球発射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10192485A true JPH10192485A (ja) 1998-07-28

Family

ID=26561269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29786497A Pending JPH10192485A (ja) 1996-11-18 1997-10-14 弾球遊技機の打球発射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10192485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204899A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Takeya Co Ltd パチンコ球発射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204899A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Takeya Co Ltd パチンコ球発射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6686331B2 (ja) 遊技機
JP6714383B2 (ja) 遊技機
JPH11164941A (ja) 弾球遊技機
JPH10192485A (ja) 弾球遊技機の打球発射装置
JP2892947B2 (ja) 弾球遊技機および弾球遊技機における打球発射制御方法
JP2872788B2 (ja) 遊技機のハンドル
JPH1015162A (ja) パチンコ玉の発射装置
JP3023807B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0630648B2 (ja) パチンコ機の球発射装置
JP2002065972A (ja) 遊技機
JP6687087B2 (ja) 遊技機
JP2000288168A (ja) 弾球遊技機
JPS6122615Y2 (ja)
JP3038562B2 (ja) 弾球遊技の打球発射装置
JP4390312B2 (ja) パチンコ機用発射制御方法
JP2000288169A (ja) 弾球遊技機
JP2002200235A (ja) パチンコ球発射装置
JPH07185073A (ja) パチンコ機の打球発射装置
JPH07265502A (ja) 弾球遊技機
JP2887760B2 (ja) パチンコ機
JP2003310892A (ja) パチンコ機
JP4129858B2 (ja) パチンコ機
JPH0659340B2 (ja) パチンコ機
JP2897895B2 (ja) 弾球遊技機
JP4129859B2 (ja) パチンコ機