JPH10193732A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH10193732A
JPH10193732A JP9000218A JP21897A JPH10193732A JP H10193732 A JPH10193732 A JP H10193732A JP 9000218 A JP9000218 A JP 9000218A JP 21897 A JP21897 A JP 21897A JP H10193732 A JPH10193732 A JP H10193732A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
    • B41J17/32Detachable carriers or holders for impression-transfer material mechanism

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置において、インクリボンの皺による
印字品質の劣化を防止する。 【解決手段】 巻取軸と供給軸とにわたって巻回された
インクリボンを有する交換可能なインクリボンカートリ
ッジと、インクリボンカートリッジが所定の位置に装着
されることにより巻取軸を回動可能に支持する巻取軸支
持部128とを有する記録装置であって、巻取軸支持部
128との間に巻取軸を挟み込んで巻取軸の偏位を規制
する第1の姿勢と、巻取軸支持部128への巻取軸の進
入を許す第2の姿勢との間で偏位可能な押さえ部材13
3を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換可能な幅広の
インクリボンを備えたインクリボンカートリッジを用い
て印刷を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタを用いて普通紙などに
印刷する場合、取扱の簡便さから通常はインクリボンカ
ートリッジが用いられる。そして、サーマルプリンタが
ラインプリンタである場合、幅広のインクリボンを用い
る必要がある。
【0003】このような幅広のインクリボンを用いる場
合、インクリボンに皺が発生し易く、このインクリボン
の皺は印字品質に大きな悪影響を及ぼすため、皺の発生
を十分に抑制するのが好ましい。このため、記録用紙と
インクリボンとをプリントヘッドの記録面に押し付ける
押圧ローラとインクリボンの巻取軸との間でインクリボ
ンに適度な張力を作用させる必要があるが、このような
張力を作用させると、そのために巻取軸が浮き上がって
しまい、インクリボンに皺が発生してしまう結果とな
る。
【0004】すなわち、インクリボンの巻取軸はインク
リボンカートリッジ側に備えられており、インクリボン
カートリッジを筐体本体の所定位置に装着した状態で、
巻取軸が筐体本体側の巻取軸支持部に支持されるので、
巻取軸が筐体本体側の巻取軸支持部に進入可能な構成に
せざるを得ず、このため、巻取軸の浮き上がりを許容す
る構造になるのである。この巻取軸の浮き上がりは、た
とえば0.2mm程度でも印字品質に大きなダメージを
与えるほど厳密なものであり、特に製造コストの低減な
どのために巻取軸を紙および合成樹脂などにより構成し
た場合、巻取軸の自重が軽いので、大きな問題になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置では、巻取軸の浮き上がりについて特別な対策
が施されておらず、巻取軸が浮き上がらない程度の張力
をインクリボンにかけていたので、インクリボンの皺の
発生を十分に抑制することができず、インクリボンの皺
により印字品質が劣化することがあるという課題があっ
た。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、インクリボンの皺による印字品質の劣化を
良好に防止できる記録装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の記録装置は、巻取軸と供
給軸とにわたって巻回されたインクリボンを有する交換
可能なインクリボンカートリッジと、インクリボンカー
トリッジが所定の位置に装着されることにより巻取軸を
回動可能に支持する巻取軸支持部とを有する記録装置で
あって、巻取軸支持部との間に巻取軸を挟み込んで巻取
軸の偏位を規制する第1の姿勢と、巻取軸支持部への巻
取軸の進入を許す第2の姿勢との間で偏位可能な押さえ
部材を備えたものである。
【0008】この記録装置によれば、巻取軸支持部との
間に巻取軸を挟み込んで巻取軸の偏位を規制する第1の
姿勢と、巻取軸支持部への巻取軸の進入を許す第2の姿
勢との間で偏位可能な押さえ部材を設けたので、インク
リボンに皺の発生を防止するのに十分な張力をかけても
巻取軸が浮き上がることがなく、したがってインクリボ
ンの皺による印字品質の劣化を良好に防止できる。
【0009】また、請求項2に記載した発明の記録装置
は、請求項1に記載の記録装置であって、巻取軸は、軸
心方向一端部に歯車が形成され、押さえ部材は、第1の
姿勢のときに巻取軸の軸心方向他端部の偏位を規制す
る。
【0010】この記録装置によれば、請求項1に記載の
記録装置による効果に加えて、巻取軸の軸心方向他端部
の偏位を規制する押さえ部材を設けるだけで、巻取軸の
浮き上がりを良好に規制できる。すなわち、軸心方向一
端部は、巻取軸に回動力を伝達するための歯車の噛合に
より、浮き上がりをある程度抑制されるので、軸心方向
他端部の偏位を規制すればよいのである。
【0011】更に、請求項3に記載した発明の記録装置
は、請求項2に記載の記録装置であって、巻取軸は、イ
ンクリボンが巻回される管体と、この管体の両端部に嵌
合する2個の軸体とからなり、歯車は、2個の軸体のう
ちの一方の軸体に形成されており、押さえ部材は、第1
の姿勢のときに2個の軸体のうちの他方の軸体の偏位を
規制する。
【0012】この記録装置によれば、請求項2に記載の
記録装置による効果に加えて、管体の両端部に軸体を嵌
合させることにより巻取軸が構成されているので、使用
済のインクリボンの交換に際して、管体から軸体を取り
外すことにより、軸体の交換が不要であり、経済的であ
る。
【0013】また、請求項4に記載した発明の記録装置
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の記録装
置であって、インクリボンカートリッジを収容する筐体
は、インクリボンカートリッジが装着される筐体本体
と、この筐体本体に開閉可能に取り付けられて、開状態
でインクリボンカートリッジの筐体本体への進入を許す
蓋体とを有し、押さえ部材は、蓋体を閉じた状態で蓋体
を筐体本体に固定するロックレバーに取り付けられてい
る。
【0014】この記録装置によれば、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の記録装置による効果に加え
て、押さえ部材がロックレバーに取り付けられているの
で、押さえ部材を支持するための支持機構や、その支持
機構を位置決めするための位置決め機構などを特別に設
置する必要がなく、製造コストの上昇および大型化を良
好に抑制できる。すなわち、ロックレバーは蓋体を確実
にロックするために、予め精度良く設置されているの
で、このロックレバーに押さえ部材を精度良く取り付け
ることにより、押さえ部材の位置精度は自ずから確保で
きるのである。
【0015】更に、請求項5に記載した発明の記録装置
は、請求項4に記載の記録装置であって、ロックレバー
は、蓋体に回動可能に取り付けられており、押さえ部材
の巻取軸との対向面は、ロックレバーの回動中心と巻取
軸の回動中心とを結ぶ線分と直交している。
【0016】この記録装置によれば、請求項4に記載の
記録装置による効果に加えて、ロックレバーが蓋体に取
り付けられているので、インクリボンカートリッジの交
換時に蓋体を開いた状態では、押さえ部材が巻取軸から
離れた位置に存在することから、インクリボンカートリ
ッジの交換に際して押さえ部材が邪魔になることがな
い。しかも、押さえ部材の巻取軸との対向面は、ロック
レバーの回動中心と巻取軸の回動中心とを結ぶ線分と直
交しているので、巻取軸を浮き上がらせるインクリボン
の張力によりロックレバーがロック解除方向に回動する
のを良好に抑制できる。
【0017】すなわち、巻取軸を浮き上がらせるインク
リボンの張力によりロックレバーがロック解除方向に回
動するのを防止するために、ロックレバーをロック方向
に付勢するばねの付勢力を大きくすると、蓋体の開閉時
におけるロックおよびその解除に要する力が不必要に大
きくなり、取扱が不便になってしまう。しかし、押さえ
部材の巻取軸との対向面が、ロックレバーの回動中心と
巻取軸の回動中心とを結ぶ線分と直交していれば、巻取
軸を浮き上がらせるインクリボンの張力により押さえ部
材を介してロックレバーが受ける力は、巻取軸の回動中
心からロックレバーの回動中心に向かう方向になるの
で、ロックレバーをロック方向に付勢するばねの付勢力
を大きくする必要がなく、したがって蓋体の開閉時にお
けるロックおよびその解除に要する力が不必要に大きく
なることがないのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0019】先ず、本発明に係る記録装置に用いるイン
クリボンカートリッジについて説明する。図1は、本発
明に係るインクリボンカートリッジの平面図、図2は、
同正面図、図3は、同底面図であって、図3においては
カバー体を開状態にしている。このインクリボンカート
リッジ1は、インクリボン2と、4個の軸体3〜6と、
カバー体7とにより構成されている。
【0020】インクリボン2は、図4に示すように、1
対の紙製の管体21,22と、これら管体21,22に
巻回された帯状のシート体23とにより構成されてい
る。管体21と管体22とは互いに同一の形状および寸
法であり、円筒状である。シート体23は、たとえば樹
脂膜の一方の面の全面にインク層23aを形成したもの
であり、ラインプリンタであるサーマルプリンタのサー
マルプリントヘッドの記録面と記録用紙との間にシート
体23を挟み込んで、画像データに応じてサーマルプリ
ントヘッドの発熱体に通電することにより、1ラインず
つ記録用紙に画像が形成される。このとき、インク層2
3a側に記録用紙を位置させることはもちろんである。
管体21の一端面21aには、図5に示すように、半径
方向に沿う溝24,25が所定深さに形成されており、
これらの溝24,25は、管体21の軸心を中心として
180度の間隔で配置されている。管体21の他端面2
1b、および管体22の一端面22aにも、溝24,2
5と同様の溝が形成されている。管体22の他端面22
bには、図6に示すように、半径方向に沿う溝26,2
7が所定深さに形成されており、これらの溝26,27
は、管体22の軸心を中心として150度の間隔で配置
されている。
【0021】軸体3は、たとえば樹脂により一体成型さ
れており、図7および図8に示すように、小径部31、
円板状部32、歯車部33、円板状の鍔部34、および
軸部35からなり、一端側から他端側にこの順で配置さ
れている。円板状部32は小径部31および軸部35よ
りも大径であり、歯車部33は円板状部32よりも大径
であり、鍔部34は歯車部33よりも大径である。軸部
35には、一端部外周面に突起36,37が突設されて
おり、突起36と突起37とは、軸部35の軸心を中心
として、180度離れている。これら突起36,37
は、軸体3の軸部35を管体21の一端部に嵌入させた
ときに、管体21の一端面21aの溝24,25に嵌入
する。軸部35の他端には、溝38,39が形成されて
いる。軸体4も同様の構成であり、軸体3と軸体4と
は、同一の形状および寸法である。
【0022】軸体5は、たとえば樹脂により一体成型さ
れており、図9および図10に示すように、小径部5
1、円板状部52、円板状の鍔部53、および軸部54
からなり、一端側から他端側にこの順で配置されてい
る。円板状部52は小径部51および軸部54よりも大
径であり、鍔部53は円板状部52よりも大径である。
軸部54には、一端部外周面に突起55,56が突設さ
れており、突起55と突起56とは、軸部54の軸心を
中心として、180度離れている。これら突起55,5
6は、軸体5の軸部54を管体21の他端部に嵌入させ
たときに、管体21の他端面21bの溝に嵌入する。軸
部54の他端には、溝57,58が形成されている。こ
の軸体5は、軸体3から歯車部33を取り去って円板状
部32と鍔部34とを接続したものと同一の形状および
寸法である。
【0023】軸体6は、たとえば樹脂により一体成型さ
れており、図11および図12に示すように、小径部6
1、円板状部62、円板状の鍔部63、および軸部64
からなり、一端側から他端側にこの順で配置されてい
る。円板状部62は小径部61および軸部64よりも大
径であり、鍔部63は円板状部62よりも大径である。
軸部64には、一端部外周面に突起65,66が突設さ
れており、突起65と突起66とは、軸部64の軸心を
中心として、150度離れている。これら突起65,6
6は、軸体6の軸部64を管体22の他端部に嵌入させ
たときに、管体22の他端面22bの溝26,27に嵌
入する。軸部64の他端には、溝67,68が形成され
ている。この軸体6は、軸体5の円板状部52を若干小
径にし、突起56を突起55に30度近づけたものと同
一の形状および寸法である。
【0024】カバー体7は、たとえば樹脂により一体成
型されており、図13に示すように、第1円筒部71、
第2円筒部72、および接続部73,74からなり、第
1円筒部71と第2円筒部72とは接続部73,74に
より連結されている。第1円筒部71は、上半部75と
下半部76と接続部77とからなり、下半部76は接続
部77を中心として回動可能になされている。上半部7
5および下半部76の一端壁には、半円径の凹部78,
79が形成されており、下半部76を閉じた状態では、
凹部78,79により円孔が形成される。この凹部7
8,79からなる円孔は、軸体3の円板状部32よりも
大径で、かつ歯車部33よりも小径である。上半部75
および下半部76の一端近傍には、隔壁80,81が形
成されており、これらの隔壁80,81には、半円径の
凹部82,83が形成されている。下半部76を閉じた
状態では、凹部82,83により円孔が形成され、この
円孔は、軸体3の歯車部33よりも大径で、かつ鍔部3
4よりも小径である。上半部75および下半部76の一
端壁と隔壁80,81との間には、上半部75および下
半部76の内周面に複数のリブ75a,76aが突設さ
れており、これらのリブ75a,76aの突出端は隔壁
80,81に形成された凹部82,83の端壁と面一で
ある。上半部75および下半部76の一端壁と隔壁8
0,81との間隔は、歯車部33の幅とほぼ等しく、こ
れら上半部75および下半部76の一端壁と隔壁80,
81とリブ75a,76aとにより、歯車部33を覆う
歯車カバー部が構成されている。
【0025】上半部75および下半部76の他端壁に
は、半円径の凹部84,85が形成されており、下半部
76を閉じた状態では、凹部84,85により円孔が形
成される。この凹部84,85からなる円孔は、軸体5
の円板状部52よりも大径で、かつ鍔部53よりも小径
である。
【0026】第2円筒部72は、上半部86と下半部8
7と接続部88とからなり、下半部87は接続部88を
中心として回動可能になされている。上半部86および
下半部87の一端壁には、半円径の凹部89,90が形
成されており、下半部87を閉じた状態では、凹部8
9,90により円孔が形成される。この凹部89,90
からなる円孔は、軸体4の円板状部よりも大径で、かつ
歯車部よりも小径である。上半部86および下半部87
の一端近傍には、隔壁91,92が形成されており、こ
れらの隔壁91,92には、半円径の凹部93,94が
形成されている。下半部87を閉じた状態では、凹部9
3,94により円孔が形成され、この円孔は、軸体4の
歯車部よりも大径で、かつ鍔部よりも小径である。上半
部86および下半部87の一端壁と隔壁91,92との
間には、上半部86および下半部87の内周面に複数の
リブ86a,87aが突設されており、これらのリブ8
6a,87aの突出端は隔壁91,92に形成された凹
部93,94の端壁と面一である。上半部86および下
半部87の一端壁と隔壁91,92との間隔は、軸体4
の歯車部の幅とほぼ等しく、これら上半部86および下
半部87の一端壁と隔壁91,92とリブ86a,87
aとにより、軸体4の歯車部を覆う歯車カバー部が構成
されている。
【0027】上半部86および下半部87の他端壁に
は、半円径の凹部95,96が形成されており、下半部
87を閉じた状態では、凹部95,96により円孔が形
成される。この凹部95,96からなる円孔は、軸体6
の円板状部62よりも大径で、かつ鍔部63よりも小径
であり、さらには凹部78,79からなる円孔、凹部8
4,85からなる円孔、および凹部89,90からなる
円孔よりも小径である。
【0028】第1円筒部71の他端には、図2によく表
れているように、下半部76を上半部75に解除可能に
係止する係止具101が設けられており、この係止具1
01は、上半部75の他端面に突設された突出部102
と、下半部76の他端面に突設された係止部103とに
より構成されている。係止部103は、下端部が下半部
76の他端面に固定され、それよりも上側が図2の紙面
の手前側に折曲可能になされており、ほぼ中央部に形成
された孔に突出部102が嵌合することにより、突出部
102と係止部103とが係合し、下半部76を上半部
75に係止することになる。第1円筒部71の一端面に
も係止具101と同様の係止具が設けられている。
【0029】第2円筒部72の他端には、図2によく表
れているように、下半部87を上半部86に解除可能に
係止する係止具105が設けられており、この係止具1
05は、上半部86の他端面に突設された突出部106
と、下半部87の他端面に突設された係止部107とに
より構成されている。係止部107は、下端部が下半部
87の他端面に固定され、それよりも上側が図2の紙面
の手前側に折曲可能になされており、ほぼ中央部に形成
された孔に突出部106が嵌合することにより、突出部
106と係止部107とが係合し、下半部87を上半部
86に係止することになる。第2円筒部72の一端面に
も係止具105と同様の係止具が設けられている。
【0030】インクリボン2の管体21,22に軸体3
〜6を挿入してカバー体7にセットすると、図3に示す
ような状態になる。すなわち、管体21の軸心方向の移
動は、軸体3の鍔部34と第1円筒部71の上半部75
および下半部76の隔壁80,81との当接、ならびに
軸体5の鍔部53と第1円筒部71の上半部75および
下半部76の他端壁との当接により規制され、管体22
の軸心方向の移動は、軸体4の鍔部と第1円筒部72の
上半部86および下半部87の隔壁91,92との当
接、ならびに軸体6の鍔部63と第2円筒部72の上半
部86および下半部87の他端壁との当接により規制さ
れる。管体22と軸体4,6とによりシート体23を巻
き取る巻取軸が構成されており、管体21と軸体3,5
とによりシート体23を供給する供給軸が構成されてい
る。
【0031】使用済のインクリボン2の交換に際して
は、先ず、図3に示すようにカバー体7を開状態にし
て、使用済のインクリボン2を取り出し、そのインクリ
ボン2の管体21,22から軸体3〜6を取り外して、
軸体3〜6を新しいインクリボン2の管体21,22に
取り付ける。すなわち、管体21の一端部に軸体3の軸
部35を嵌入させ、管体21の他端部に軸体5の軸部5
4を嵌入させ、管体22の一端部に軸体4の軸部を嵌入
させ、管体22の他端部に軸体6の軸部64を嵌入させ
る。このとき、図12のように、軸体6の突起65,6
6は、軸部64の軸心を中心として150度離れてお
り、また、図6のように、管体22の他端面22bの溝
26,27は管体22の軸心を中心として150度離れ
ているので、軸体6の軸部64は管体22の他端部にの
み嵌入可能である。すなわち、軸体6の軸部64を管体
21の一端部または他端部あるいは管体22の一端部に
嵌入させると、突起65が管体21あるいは管体22の
端面に当接して、それ以上の挿入が不可能になる。逆
に、軸体3〜5の軸部35,54を管体22の他端部に
嵌入させると、突起36,55あるいは突起37,56
が管体22の端面に当接して、それ以上の挿入が不可能
になる。したがって、軸体6の挿入位置は一義的に決定
される。なお、突起65,66の角度により4個の軸体
3〜6から軸体6を特定することは可能であるが、軸体
6の色を軸体3〜5の色と異ならせておけば、識別が一
層容易になる。
【0032】そして、インクリボン2をカバー体7に装
着するに際しても、第2円筒部72の他端壁の円孔が第
1円筒部71の両端壁の円孔および第2円筒部72の一
端壁の円孔よりも小さく、この円孔に遊嵌できるのは軸
体6の円板状部62だけであるので、軸体6は必ず第2
円筒部72の他端側にセットされることになる。すなわ
ち、軸体3〜5を第2円筒部72の他端側に位置させる
と、第2円筒部72の上半部86および下半部87の凹
部95,96により形成される円孔が、軸体3の円板状
部32や軸体5の円板状部52よりも小径であるので、
下半部87を上半部86に係止することができず、カバ
ー体7を閉状態にできない。結局、インクリボン2をカ
バー体7にセットした状態では、管体22の他端部が必
ず第2円筒部72の他端側に位置することになり、イン
クリボン2の表裏および巻き取り方向を間違えることな
くセットできる。
【0033】一方、軸体3〜5は管体21の両端部およ
び管体22の一端部に嵌入可能であるが、たとえば、管
体21の両端部に軸体3,4を嵌入させると、管体21
の両端部に軸体3,5を嵌入させた場合よりも歯車部3
3の幅だけ長くなるので、第1円筒部71の下半部76
を上半部75に係止することができない。すなわち、軸
体4の円板状部を第1円筒部71の上半部75の他端壁
の凹部84に嵌めた状態を想定すると、軸体3の鍔部3
4が上半部75の一端壁と隔壁80との間に位置するこ
とになるが、この位置にはリブ75aが設けられてお
り、また下半部76側にもリブ76aが設けられている
ので、下半部76を上半部75に係止した状態では、第
1円筒部71の上半部75の一端壁と隔壁80とリブ7
5a,リブ76aとにより構成される歯車カバー部の内
径は軸体3の鍔部34よりも小径になる。したがって、
軸体3の鍔部34が上半部75の一端壁と隔壁80との
間に位置した状態では、カバー体7を閉状態にできな
い。
【0034】また、軸体3の鍔部34を第1円筒部71
の上半部75の隔壁80に当接させた状態を想定する
と、軸体4の歯車部が第1円筒部71の上半部75の他
端壁の凹部84に位置し、上半部75の凹部84と下半
部76の凹部85とにより形成される円孔は軸体4の歯
車部よりも小径であるので、第1円筒部71の下半部7
6を上半部75に係止することができず、カバー体7を
閉状態にできない。
【0035】さらに、たとえば、管体21の一端部に軸
体5を嵌入させ、管体21の他端部に軸体3を嵌入させ
ると、軸体5の鍔部53が第1円筒部71の一端部の歯
車カバー部に位置することになり、管体21の両端部に
軸体3,4を嵌入させた場合と同様に、第1円筒部71
の下半部76を上半部75に係止することができず、カ
バー体7を閉状態にできない。
【0036】次に、上記インクリボンカートリッジ1を
用いる本発明の記録装置について説明する。
【0037】図14は、本発明の記録装置を備えたファ
クシミリ装置の外観斜視図であって、このファクシミリ
装置110は、筐体本体111と、この筐体本体111
に回動可能に取り付けられた蓋体112とを備えてい
る。筐体本体111には、複数のキースイッチや液晶表
示装置などを有する操作部113や、送信原稿あるいは
読取原稿を載置するための原稿台114などが設けられ
ており、蓋体112には、筐体本体111と蓋体112
との結合を解除するためのロック解除釦115や、記録
用紙を保持する記録用紙保持部116などが設けられて
いる。
【0038】図15は、上記ファクシミリ装置110の
概略断面図であって、ファクシミリ装置110の幅方向
の中央部を奥行き方向に沿って切断した状態の概略図面
である。巻取側の管体22と供給側の管体21との間の
シート体23は、ガイド軸117とガイド体118とに
より案内され、かつ記録ヘッド119と押圧ローラ12
0との間に挟み込まれる。記録用紙保持部116内の記
録用紙121は、取出ローラ122と排出ローラ12
3,124とによって案内され、かつ記録ヘッド119
と押圧ローラ120との間に挟み込まれる。記録ヘッド
119と押圧ローラ120との間では、シート体23の
インク層23aが記録用紙121の印刷面に当接してい
る。
【0039】図16は、上記ファクシミリ装置110に
内蔵されたフレームの側面図であって、筐体本体111
の内部に固定された下フレーム125の一端部には、上
フレーム126がピン127により回動可能に連結され
ている。上フレーム126には、蓋体112が固定され
ている。これら下フレーム125および上フレーム12
6は、ファクシミリ装置110の正面すなわち操作部1
13側から見て左側の側壁の近傍に配置されているが、
右側の側壁の近傍にも同様の下フレームおよび上フレー
ムが配置されている。この右側の側壁の近傍に配置され
た下フレームを、以下「右側の下フレーム」といい、右
側の側壁の近傍に配置された上フレームを、以下「右側
の上フレーム」という。下フレーム125には、インク
リボンカートリッジ1の軸体6の小径部61を支持する
略U字状の巻取軸支持部128と、インクリボンカート
リッジ1の軸体5の小径部51を支持する略U字状の供
給軸支持部129とが設けられている。右側の下フレー
ムにも、巻取軸支持部128および供給軸支持部129
と同様の巻取軸支持部および供給軸支持部が設けられて
おり、巻取軸支持部はインクリボンカートリッジ1の軸
体4の小径部を支持し、供給軸支持部はインクリボンカ
ートリッジ1の軸体3の小径部31を支持する。
【0040】上フレーム126の他端部には、図17に
詳細に示すように、ロックレバー130がピン131に
より回動可能に連結されている。このロックレバー13
0は、ばね(図示せず)により図17の矢印A方向に付
勢されており、下フレーム125に固定されたロックピ
ン132がロックレバー130の係合凹部130aに嵌
合することにより、上フレーム126のピン127回り
の回動を阻止している。ロックレバー130の先端部に
は、押さえ部材133が一体に突設されており、押さえ
部材133の先端面133aは、小径部61の外周面に
当接している。押さえ部材133の先端面133aは、
ピン131の中心と小径部61の中心とを結ぶ線分Bと
直交している。右側の下フレームにも、ロックピン13
2と同様なロックピンが設けられ、右側の上フレームに
も、ロックレバーが設けられているが、このロックレバ
ーには押さえ部材133が設けられていない。
【0041】蓋体112が閉じた状態で、ロック解除釦
115が使用者により押下されると、図外の連動機構に
よりロックレバー130がばねの付勢力に抗して矢印A
方向と反対方向に回動され、図17に仮想線で示す姿勢
になる。これにより、ロックピン132と係合凹部13
0aとの係合が解除され、上フレーム126がピン12
7を中心として回動可能になる。したがって、使用者が
蓋体112を開けることができる。使用者が蓋体112
を開けた状態で、筐体本体111の内部にインクリボン
カートリッジ1を装着するに際しては、巻取軸支持部1
28の近傍に押さえ部材133が存在していないので、
装着作業を容易に行える。すなわち、ロックレバー13
0は上フレーム126の回動に伴って巻取軸支持部12
8から遠く離れていくので、軸体6の小径部61を容易
に巻取軸支持部128上に載置できる。
【0042】使用者が蓋体112を閉じる動作を行う
と、ロックレバー130の先端部の傾斜面130bがロ
ックピン132に当接し、これによりロックレバー13
0がばねの付勢力に抗して矢印A方向と反対方向に回動
した後、ロックピン132が係合凹部130aに嵌合す
ることにより、図17に実線で示す姿勢に戻る。この姿
勢では、軸体6の小径部61が巻取軸支持部128と押
さえ部材133の先端面133aとの間に挟み込まれて
いるので、シート体23の張力により軸体6が浮き上が
ることがなく、シート体23に皺が発生するのを良好に
防止できる。軸体6の小径部61と押さえ部材133の
先端面133aとは、シート体23に皺を発生させない
ことを条件として、微小な間隔があってもよい。なお軸
体4は、歯車部の噛合により浮き上がりをある程度防止
されているので、軸体6の小径部61を押さえ部材13
3により押さえるだけで、巻取軸の浮き上がりを良好に
防止できる。すなわち軸体4の歯車部は、軸体4を介し
て巻取軸を回動させるための駆動機構の歯車と噛合して
いるので、その噛合により浮き上がりをある程度防止さ
れるのである。また、押さえ部材133の先端面133
aが、ピン131の中心と軸体6の小径部61の中心と
を結ぶ線分Bと直交しているので、軸体6の小径部61
を浮き上がらせる力によりロックレバー130が受ける
力は、ピン131方向に向くことになり、ロックレバー
130がばねの付勢力に抗して矢印A方向と反対方向に
回動することはない。
【0043】なお、上記実施形態では、本発明の記録装
置をファクシミリ装置に用いたが、もちろんこれに限る
ものではなく、プリンタ、コピー機、あるいはそれらの
複数の機能を備えた機器などに用いることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の記録装置によれば、巻取軸支持部との間に巻取軸
を挟み込んで巻取軸の偏位を規制する第1の姿勢と、巻
取軸支持部への巻取軸の進入を許す第2の姿勢との間で
偏位可能な押さえ部材を設けたので、インクリボンに皺
の発生を防止するのに十分な張力をかけても巻取軸が浮
き上がることがなく、したがってインクリボンの皺によ
る印字品質の劣化を良好に防止できる。
【0045】また、請求項2に記載した発明の記録装置
によれば、請求項1に記載の記録装置による効果に加え
て、巻取軸の軸心方向他端部の偏位を規制する押さえ部
材を設けるだけで、巻取軸の浮き上がりを良好に規制で
きる。すなわち、軸心方向一端部は、巻取軸に回動力を
伝達するための歯車の噛合により、浮き上がりをある程
度抑制されるので、軸心方向他端部の偏位を規制すれば
よいのである。
【0046】更に、請求項3に記載した発明の記録装置
によれば、請求項2に記載の記録装置による効果に加え
て、管体の両端部に軸体を嵌合させることにより巻取軸
が構成されているので、使用済のインクリボンの交換に
際して、管体から軸体を取り外すことにより、軸体の交
換が不要であり、経済的である。
【0047】また、請求項4に記載した発明の記録装置
によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
記録装置による効果に加えて、押さえ部材がロックレバ
ーに取り付けられているので、押さえ部材を支持するた
めの支持機構や、その支持機構を位置決めするための位
置決め機構などを特別に設置する必要がなく、製造コス
トの上昇および大型化を良好に抑制できる。すなわち、
ロックレバーは蓋体を確実にロックするために、予め精
度良く設置されているので、このロックレバーに押さえ
部材を精度良く取り付けることにより、押さえ部材の位
置精度は自ずから確保できるのである。
【0048】更に、請求項5に記載した発明の記録装置
によれば、請求項4に記載の記録装置による効果に加え
て、ロックレバーが蓋体に取り付けられているので、イ
ンクリボンカートリッジの交換時に蓋体を開いた状態で
は、押さえ部材が巻取軸から離れた位置に存在すること
から、インクリボンカートリッジの交換に際して押さえ
部材が邪魔になることがない。しかも、押さえ部材の巻
取軸との対向面は、ロックレバーの回動中心と巻取軸の
回動中心とを結ぶ線分と直交しているので、巻取軸を浮
き上がらせるインクリボンの張力によりロックレバーが
ロック解除方向に回動するのを良好に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る記録装置に用いるインク
リボンカートリッジの平面図である。
【図2】図1に示すインクリボンカートリッジの正面図
である。
【図3】図1に示すインクリボンカートリッジの開状態
の底面図である。
【図4】図1に示すインクリボンカートリッジに備えら
れたインクリボンの底面図である。
【図5】図1に示すインクリボンカートリッジに備えら
れた管体の正面図である。
【図6】図1に示すインクリボンカートリッジに備えら
れた別の管体の正面図である。
【図7】図1に示すインクリボンカートリッジに備えら
れた軸体の正面図である。
【図8】図7に示す軸体の側面図である。
【図9】図1に示すインクリボンカートリッジに備えら
れた別の軸体の正面図である。
【図10】図9に示す軸体の側面図である。
【図11】図1に示すインクリボンカートリッジに備え
られた別の軸体の正面図である。
【図12】図11に示す軸体の側面図である。
【図13】図1に示すインクリボンカートリッジに備え
られたカバー体の開状態の底面図である。
【図14】本発明に係る記録装置を備えたファクシミリ
装置の外観斜視図である。
【図15】図14に示すファクシミリ装置の概略断面図
である。
【図16】図14に示すファクシミリ装置のフレームの
側面図である。
【図17】図14に示すファクシミリ装置のフレームの
要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 インクリボンカートリッジ 2 インクリボン 3〜6 軸体 21,22 管体 110 ファクシミリ装置 111 筐体本体 112 蓋体 128 巻取軸支持部 130 ロックレバー 133 押さえ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取軸と供給軸とにわたって巻回された
    インクリボンを有する交換可能なインクリボンカートリ
    ッジと、 前記インクリボンカートリッジが所定の位置に装着され
    ることにより前記巻取軸を回動可能に支持する巻取軸支
    持部とを有する記録装置であって、 前記巻取軸支持部との間に前記巻取軸を挟み込んで前記
    巻取軸の偏位を規制する第1の姿勢と、前記巻取軸支持
    部への前記巻取軸の進入を許す第2の姿勢との間で偏位
    可能な押さえ部材を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記巻取軸は、軸心方向一端部に歯車が
    形成され、 前記押さえ部材は、前記第1の姿勢のときに前記巻取軸
    の軸心方向他端部の偏位を規制する、請求項1に記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取軸は、前記インクリボンが巻回
    される管体と、この管体の両端部に嵌合する2個の軸体
    とからなり、 前記歯車は、前記2個の軸体のうちの一方の軸体に形成
    されており、 前記押さえ部材は、前記第1の姿勢のときに前記2個の
    軸体のうちの他方の軸体の偏位を規制する、請求項2に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクリボンカートリッジを収容す
    る筐体は、前記インクリボンカートリッジが装着される
    筐体本体と、この筐体本体に開閉可能に取り付けられ
    て、開状態で前記インクリボンカートリッジの前記筐体
    本体への進入を許す蓋体とを有し、 前記押さえ部材は、前記蓋体を閉じた状態で前記蓋体を
    前記筐体本体に固定するロックレバーに取り付けられて
    いる、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ロックレバーは、前記蓋体に回動可
    能に取り付けられており、 前記押さえ部材の前記巻取軸との対向面は、前記ロック
    レバーの回動中心と前記巻取軸の回動中心とを結ぶ線分
    と直交している、請求項4に記載の記録装置。
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