JPH10200746A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10200746A
JPH10200746A JP9003309A JP330997A JPH10200746A JP H10200746 A JPH10200746 A JP H10200746A JP 9003309 A JP9003309 A JP 9003309A JP 330997 A JP330997 A JP 330997A JP H10200746 A JPH10200746 A JP H10200746A
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茂 塚田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度変換テーブルで画像濃度制御を実行した
場合でも、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数
化処理を行うよう適切に制御する。 【解決手段】 各色24個のカラーパッチ濃度を測定し
現在の階調性を求め(ステップS3)、現在の階調性を
所定の目標階調性と比較してその比較結果に基づき濃度
変換テーブルを作成する(ステップS5)。そして、標
準の画像濃度しきい値を濃度変換テーブルで補正した結
果を、低線数化処理の新たな画像濃度しきい値として転
送する(ステップS6)。この新たな画像濃度しきい値
を用いて低線数化処理が行われる。これにより、低線数
化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう
適切に制御することができ、画像構造の差による画質低
下といった不都合を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、より詳しくは、画像形成された画像濃度が所定の基
準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を
下げて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、低濃度部におけるドットの再
現性を向上させる目的で、画像濃度が低濃度の時は低線
数で画像形成し、中高濃度の時は高線数で画像形成する
発明が特開平7−254985号公報に提案されてい
る。この公報に記載された1つの実施形態では、波形選
択回路にて画像濃度信号の濃度に応じて、複数のパルス
幅変調信号の中から1つを選択し、低濃度において低線
数化している。また、同公報に記載された他の実施形態
では、画像信号が50%未満の場合のみ、画像信号切り
替え手段によって画像信号が、2つの組で構成されるL
UT選択回路へ転送されるよう切り替えることで、同じ
く低濃度において低線数化している。即ち、画像信号濃
度を所定の画像濃度しきい値と比較して、画像濃度しき
い値より低濃度な画像信号に対し低線数化処理を行って
いる。なお、上記技術は一般的にスクリーン技術(又は
HIEST技術)と呼ばれる。
【0003】図14、15は上記技術によるドット再現
の模式図であり、図14が画像濃度しきい値より低濃度
な画像信号に対し低線数化処理を行った場合を、図15
が画像濃度しきい値より高濃度な画像信号で低線数化処
理を行わなかった場合を、それぞれ示している。
【0004】一方、感光体上の非画像部に複数の濃度の
異なる基準パッチを形成し、形成された複数の基準パッ
チの濃度に基づいて濃度変換テーブルを作成し、作成さ
れた濃度変換テーブルに基づいて画像データの濃度特性
を変換する画像濃度制御に関する技術が提案されている
(特開昭63−208368号公報参照)。この画像濃
度制御による結果を、図8〜11に示す(詳細は後述す
る)。
【0005】ここで黒色(K)、黄色(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の4色のカラー画像形成装置にお
いて、図16に示す濃度変換テーブルを用いて画像濃度
制御を実行した場合を考える。図16では、KとYの階
調性はほぼ目標に近いため濃度変換テーブルは45度の
直線に近く、Mの階調性は全体的に濃度が低いため濃度
変換テーブルは階調を上げる方向になり、Cの階調性は
全体的に濃度が高いため濃度変換テーブルは階調を下げ
る方向になる。また、このカラー画像形成装置におい
て、前述の特開平7−254985号公報記載の技術で
画像信号濃度が30%以下で低線数化処理を行うとする
と、図16の濃度変換テーブルで画像濃度制御された画
像信号濃度(出力画像信号濃度)の30%は、変換前の
入力画像信号濃度はMでは画像信号濃度15%に相当し
(矢印A1)、Cでは画像信号濃度55%に相当する
(矢印A2)。ここで、濃度変換テーブルによる画像濃
度制御では見た目のマクロな階調濃度を補正するため、
補正によって各色とも見た目のマクロな濃度は目標濃度
に一致することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Mの変
換前15〜30%は上記画像濃度制御により出力画像信
号濃度30%以上に補正されるので、本来低線数化処理
を行うべきであるのに低線数化処理が行われない。ま
た、Cの変換前30〜55%は上記画像濃度制御により
出力画像信号濃度30%以下に補正されるので、本来低
線数化処理を行うべきでないのに低線数化処理が行われ
ることになる。これらのケースでは、ミクロな画像構造
が異なってしまう。
【0007】この問題が顕著に表れるのは、例えば、Y
MC3色のプロセスブラックの滑らかな階調パターンの
場合であり、本来3色同じ画像信号濃度から低線数化処
理が行われるものが、色により低線数化処理が行われる
画像信号濃度がバラバラになり、マクロな濃度は合って
いても、ミクロな画像構造の差で滑らかな階調パターン
に粒状性の荒れを発生してしまう。
【0008】図17(A)、(B)はこの問題を説明す
る模式図であり、YMC各色の画像信号濃度20%によ
るプロセスブラックの例である。図17(A)では各色
の階調濃度が合っていて、濃度変換テーブルが45度の
直線に近く、濃度変換テーブルによる補正を行っても画
像信号濃度が殆ど変化しない場合で、YMC各色とも画
像濃度しきい値30%より低いため低線数化処理が行わ
れている。図17(B)では、前述のM濃度が低く、C
濃度が高く、図16に示す濃度変換テーブルで画像濃度
制御を実行した場合である。M20%は濃度変換テーブ
ルで37%に変換されマクロな濃度は一致するが、画像
濃度しきい値30%を越えるため低線数化処理が行われ
ない。このため、Mのみ画像構造が異なることになり、
滑らかな階調パターンに粒状性の荒れを発生してしま
う。
【0009】また、この問題が顕著に表れる他の例とし
て、図16に示すCのように階調を下げる場合は、本来
低線数化処理を行ってはいけない中濃度部画像が低線数
化されてしまい、中濃度部でドット構造が目につく解像
度の低い画像となってしまう例がある。
【0010】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたものであり、濃度変換テーブルで画像濃度制御を
実行した場合でも、低線数化処理を行うべきケースにの
み低線数化処理を行うよう適切に制御することができる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の画像形成装置は、画像信号により
表されるべき画像濃度と前記画像信号に基づき画像形成
された画像濃度とが等しくなるように、所定の変換情報
に基づいて前記画像信号に対し濃度変換を行い、濃度変
換を行った画像信号のうち該画像信号に基づき画像形成
された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号
に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形
成装置であって、前記所定の基準濃度値についても前記
変換情報に基づいて濃度変換を行うことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の画像形成装置は、画
像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画
像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う
画像形成装置であって、複数の濃度が異なる基準パッチ
を像担持体上に形成する基準パッチ形成手段と、前記基
準パッチ形成手段により形成された基準パッチの濃度を
測定する濃度測定手段と、予め定められた基準パッチの
濃度目標値と前記濃度測定手段により測定された基準パ
ッチの濃度測定値とに基づいて、画像信号の濃度特性を
変換するための変換情報を作成する変換情報作成手段
と、前記変換情報作成手段により作成された変換情報に
基づいて、画像信号の濃度特性及び前記所定の基準濃度
値を変換する濃度変換手段と、を有することを特徴とす
る。
【0013】上記請求項1記載の画像形成装置では、画
像信号により表されるべき画像濃度と該画像信号に基づ
き画像形成された画像濃度とが等しくなるように、所定
の変換情報に基づいて画像信号に対し濃度変換を行う。
さらに、この濃度変換を行った画像信号のうち、該画像
信号に基づき画像形成された画像濃度が所定の基準濃度
値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて
画像形成を行う(いわゆる低線数化処理を行う)。
【0014】このとき請求項1記載の画像形成装置で
は、所定の基準濃度値についても変換情報に基づいて濃
度変換を行った上で、低線数化処理を行うことを特徴と
する。このように低線数化処理における基準濃度値につ
いても濃度変換を行うので、本来低線数化処理を行うべ
きでない画像信号に対して低線数化処理を行ったり、本
来低線数化処理を行うべき画像信号に対して低線数化処
理を行わなかったり、といった不都合を是正することが
でき、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処
理を行うよう適切に制御することができる。
【0015】次に、請求項2記載の画像形成装置では、
画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる
画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行
う(いわゆる低線数化処理を行う)。このような画像形
成装置において、基準パッチ形成手段によって複数の濃
度が異なる基準パッチを像担持体上に形成し、形成され
た基準パッチの濃度を濃度測定手段によって測定する。
そして、予め定められた基準パッチの濃度目標値と濃度
測定手段により測定された基準パッチの濃度測定値とに
基づいて、濃度測定値が濃度目標値に等しくなるように
画像信号の濃度特性を変換するための変換情報(例え
ば、濃度変換テーブル)を変換情報作成手段によって作
成する。さらに、この作成された変換情報に基づいて、
濃度変換手段によって、画像信号の濃度特性及び所定の
基準濃度値を変換する。
【0016】このように請求項2記載の画像形成装置で
は、画像信号の濃度特性のみならず、低線数化処理にお
ける基準濃度値についても、変換情報に基づく濃度変換
を行うので、本来低線数化処理を行うべきでない画像信
号に対して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理
を行うべき画像信号に対して低線数化処理を行わなかっ
たり、といった不都合を是正することができ、低線数化
処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適
切に制御することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
実施形態を説明する。
【0018】[カラー複写機の全体構成]図1には本発
明を適用したカラー複写機の全体構成図を、図2には本
発明を適用したカラー複写機のブロック図を、それぞれ
示す。
【0019】図1及び図2に示すようにカラー複写機1
0は、原稿を読み取る読み取り部20、読み取った画像
データを処理する画像処理部30、処理された画像デー
タに従ってレーザーを駆動して感光体に光ビームを照射
するROS光学部40、及び画像を形成する画像形成部
60から構成されている。
【0020】図2に示すように読み取り部20では、載
置台12(図1参照)の所定位置に載置された原稿Gが
露光ランプ22で照射されその反射光がCCDイメージ
センサ(以下、CCDと略称する)24で読み取られ
る。CCD24で読み取った画像信号は増幅器26で適
当なレベルまで増幅され、増幅された画像信号はA/D
変換器28で8ビットのデジタル画像データに変換され
る。このデジタル画像データはシェーディング補正、ギ
ャップ補正が順に行われる。これらの補正が行われたデ
ジタル画像データは、濃度変換器29で濃度データに変
換され画像処理部30へ送られる。
【0021】画像処理部30ではカラー複写機として基
本的な画像処理、すなわち、色信号変換、墨再生(UC
R)、MTF処理等が行われ、イエロー、マゼンタ、シ
アン、黒の4色の画像データに変換される。変換された
各色の画像データは読み取り部20と画像形成部60と
の階調性にあわせて階調変換が行われる。また、画像処
理部30には、外部の画像処理装置等からの画像データ
(例えば、コンピュータグラフィックスで作成された画
像データ(CG画像データ)やCD−ROMに記憶され
た画像データ等)を入力するための外部データ入力手段
33と、画像データの濃度特性を変換するための濃度変
換テーブルを作成する画像濃度制御手段31と、が設け
られており、画像濃度制御手段31は前記階調変換され
た画像データ又は上記外部からの画像データを濃度変換
テーブルに基づいて濃度変換する。なお、外部データ入
力手段33は、例えば、フロッピーディスク読取装置、
CD−ROM読取装置や、ネットワークを介して外部の
画像処理装置等からデータを受信するための通信処理装
置等で構成することができる。
【0022】上記濃度変換が行われた画像データは、後
述する画像データ切換手段102又はLUT選択部10
4を介してD/A変換器32へ送られ、アナログ画像デ
ータに変換される。このアナログ画像データはセレクタ
34を介して比較器39へ送られる。比較器39では、
送られてきたアナログ画像データと、三角波発生器38
から出力された所定周期の信号とを、比較することでパ
ルス幅変調が行われ、アナログ画像データは2値の画像
データに変換される。ここでのパルス幅変調は、例え
ば、図3に示すように、入力されたアナログ画像データ
Aを三角波発生器38からの三角波Bと比較し、アナロ
グ画像データAが三角波Bよりも大きい部分が「0」
(レーザーオフ)となり、アナログ画像データAが三角
波Bよりも小さい部分が「1」(レーザーオン)となる
2値画像データが生成され、比較器39からROS光学
部40へ送られる。
【0023】ところで、カラー複写機10は、画像デー
タにより表される画像濃度を所定の画像濃度しきい値と
比較し、画像濃度しきい値より低濃度となる画像データ
に対し、低線数化処理を行う。図2、図13に示すよう
に、濃度変換された画像データは、画像データ切換手段
102に入力され、画像濃度制御手段31から転送され
た画像濃度しきい値と比較される。ここで、画像データ
により表される画像濃度が画像濃度しきい値よりも大き
い場合、画像データはD/A変換器32へ転送される。
【0024】一方、画像データの画像濃度が画像濃度し
きい値以下の場合、画像データはLUT選択部104に
おける特性の異なるLUT104B、104Cへそれぞ
れ転送されてデジタルデータに変換された後、LUT選
択回路104Aに入力される。LUT選択回路104A
では、基準クロック信号を利用してLUT104Bから
のデジタルデータとLUT104Cからのデジタルデー
タとを切り換えてD/A変換器32へ転送する。上記L
UT選択部104における処理により、画像濃度しきい
値以下の低濃度の画像データに対し低線数化処理が行わ
れる。
【0025】D/A変換器32では、画像データ切換手
段102から直接入力された画像データと、LUT選択
回路104Aから入力されたデジタルデータとを合成
し、アナログの画像濃度信号に変換して前述したセレク
タ34へ転送する。
【0026】本実施形態のカラー複写機10における低
線数化処理では、画像濃度制御手段31によって濃度変
換テーブルに基づく濃度変換が行われた画像濃度しきい
値が用いられる。
【0027】また、画像処理部30には、濃度の異なる
複数の画像濃度制御用パッチ(基準パッチ)の画像信号
(以下、パッチ画像信号と称する)を発生するパッチ信
号発生手段36が設けられている。セレクタ34は、通
常コピー時はD/A変換器32からのアナログ画像デー
タを選択し、後述する画像形成部60の演算装置84か
ら基準パッチ作成の指示を受信した場合には、パッチ信
号発生手段36からのパッチ画像信号を選択して比較器
39へ送り、上記のようなパルス幅変調によって2値化
する。
【0028】ROS光学部40には、比較器39より送
られた2値画像データに基づきレーザー46をオン/オ
フ制御するレーザー駆動回路42と、後述する画像形成
部60の演算装置84の制御下でレーザー光量を可変制
御するレーザー光量可変装置44と、が設けられてい
る。レーザー光はポリゴンミラー48により偏向されf
θレンズ50、反射ミラー52を介して画像形成部60
の感光体62へ導かれる。
【0029】図1及び図2に示すように、画像形成部6
0には、感光体62が設置されており、この感光体62
の周囲には、帯電装置68、感光体電位制御を行うため
の感光体上の電位を測定する電位計70、ロータリー現
像装置72、トナーディスペンス制御を行うための感光
体上のパッチ濃度を測定する光センサー74、転写装置
80、クリーナー装置64、及び除電ランプ66が設置
されている。また、画像形成部60には、ロータリー現
像装置72の各色の現像器にトナーを供給するトナーデ
ィスペンス装置76、定着装置88及び用紙搬送装置9
2も設けられている。
【0030】さらに、画像形成部60には、画像形成全
体を制御し電位計70や光センサー74の出力に従って
画像形成条件を制御する演算装置84と、演算装置84
の制御下で帯電装置68の帯電量を変化させる帯電量可
変装置82と、演算装置84の制御下で現像バイアスを
変化させる現像バイアス可変装置78と、が設けられて
いる。このうち演算装置84は、パッチ信号発生手段3
6及びセレクタ34に対し基準パッチ作成の指示を行
う。
【0031】[画像形成処理の概要]次に、画像形成部
60で実行される画像形成処理の概要を説明する。画像
形成部60では、周知のゼログラフィープロセスに従っ
て、以下のような画像形成処理が実行される。即ち、図
1において時計回りに回転する感光体62は帯電装置6
8により一様にマイナス帯電され、ROS光学部40か
らのレーザー光によりまず第1色目の黒色の潜像が感光
体62上に形成される。この潜像は、ロータリー現像装
置72の黒色の現像装置によって黒色トナーで現像され
る。現像された黒色トナー像は、用紙トレイ90から用
紙搬送装置92によって搬送され転写ドラム80に巻き
付けられた図示しない用紙に、転写コロトロン80Aに
より転写される。感光体62上に転写されずに残ったト
ナー像はクリーナー装置64により除去され、感光体6
2は除電ランプ66により除電される。
【0032】そして、感光体62は再び帯電装置68に
より一様にマイナス帯電され第2色目イエローの画像形
成が続いて行われる。このようにして第3色目マゼン
タ、第4色目シアンまで計4色のトナー像が、転写ドラ
ム80に巻き付けられた用紙に順次転写される。4色の
トナー像が転写された用紙は剥離コロトロン80Bによ
り転写ドラム80から剥離され、定着装置88により4
色のトナー像が用紙に定着され、カラーコピーが形成さ
れる。各色の転写後または用紙剥離後には、用紙上及び
転写ドラム80上の余分な電荷が除電コロトロン80C
によって除電される。
【0033】[感光体電位制御の概要]次に、感光体6
2上の電位を測定する電位計70による帯電量可変装置
82、現像バイアス可変装置78、レーザー光量可変装
置44による感光体電位制御について簡単に説明する。
【0034】本実施形態では、カラー複写機10の電源
投入直後のコピー開始前と、その後は毎30分経過後の
コピー開始前において、画像形成部60の演算装置84
によって図5のフローチャートに従って感光体電位制御
が行われる。なお、演算装置84のメモリには、目標暗
電位VHS、目標露光部分電位VLS、及び目標暗電位
VHSから現像バイアス電位VBまでのカブリ防止電位
差VCが予め記憶されている。
【0035】まず、図5のステップ152で帯電装置6
8のグリッド電圧を帯電量可変装置82により電圧VG
1にした時の暗電位VH1と、電圧VG2にした時の暗
電位VH2とを、電位計70で検出する。次のステップ
154では、以下の式(1)を用いて、目標暗電位VH
Sを得るグリッド電圧VGSを計算する。
【0036】 VGS=VG1+((VG2−VG1)×(VHS−VH1)/(VH2−V H1)) ・・・(1) 次のステップ156では、感光体62を上記ステップ1
54で求めたグリッド電圧VGSで帯電する。そして、
レーザー光量可変装置44によってレーザー光量LD
1、LD2の2通りのレーザー光量でレーザー駆動回路
42を駆動して感光体62上に2通りのレーザー光量L
D1、LD2による基準パッチを形成する。さらに、形
成された2つの基準パッチの各々の露光部分電位VL
1、VL2を電位計70により測定する。次のステップ
158では、以下の式(2)を用いて、目標露光部分電
位VLSを得るレーザー光量LDSを計算する。
【0037】 LDS=LD2−((LD2−LD1)×(VLS−VL2)/(VL1−V L2)) ・・・(2) 次のステップ160では、以下の式(3)を用いて、現
像バイアス電位VBを計算する。なお、VCはカブリ防
止電位差を示す。
【0038】VB=VHS−VC ・・・(3) 次のステップ162では、以上のようにして求めたグリ
ッド電圧VGSを帯電量可変装置82に、レーザー光量
LDSをレーザー光量可変装置44に、現像バイアス電
位VBを現像バイアス可変装置78に、それぞれ設定し
て終了する。
【0039】[トナーディスペンス制御の概要]次に、
ロータリー現像装置72に対する各色のトナーのディス
ペンス制御について説明する。このトナーディスペンス
制御は、光センサー74で感光体62上のトナーディス
ペンス制御用のパッチ濃度を測定し、測定されたパッチ
濃度に基づいて、演算装置84によってトナーディスペ
ンス装置76を駆動制御することで実現する。上記トナ
ーディスペンス制御用のパッチは、演算装置84により
作成指示される。
【0040】演算装置84からパッチ作成の指示が出る
と、セレクター34はパッチ信号発生手段36からの画
像面積率が50%のトナーディスペンス制御用の各色毎
のパッチ画像信号を選択し比較器39へ送り、以下前述
したカラー複写機の画像形成プロセスと同じ手順で感光
体62上の非画像部分に画像面積率が50%の各色毎の
基準パッチを形成する。
【0041】感光体62上のパッチ濃度を測定する光セ
ンサー74は図4に示すようにLED74Aからの光を
感光体62上の基準パッチPに照射し、その反射光をフ
ォトダイオード74Bで測定し、測定された反射光量に
基づいてパッチ濃度を測定する。
【0042】ここで測定されたパッチ濃度が目標値より
低い場合、演算装置84はトナーディスペンス装置76
を駆動して、トナー濃度を上げてパッチ濃度を目標値に
近づける。逆に測定されたパッチ濃度が目標値より高い
場合、演算装置84はトナーディスペンス装置76を停
止してパッチ濃度を目標値に近づける。
【0043】[本実施形態における画像濃度制御処理]
次に、複数の濃度の異なる基準パッチを形成し、その濃
度測定結果に基づき濃度変換テーブルを作成し、作成し
た濃度変換テーブルに基づいて画像データの濃度特性を
変換する画像濃度制御手段について、図6の濃度変換テ
ーブル作成処理のフローチャート及び図7の画像濃度制
御の概要図を用いて説明する。
【0044】図6及び図7に示すように、濃度変換テー
ブルの作成時には、演算装置84はパッチ信号発生手段
36に、補正用カラーパッチ作成の信号を送り、各色セ
レクター34はパッチ信号発生手段36からの補正用カ
ラーパッチ画像信号を選択し比較器39へ送り、以下前
述したカラー複写機と同じ画像形成手順で補正用カラー
パッチを用紙にプリントし出力する(ステップS1)。
ここでは、例えば、図12に示すようなイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒の4色で各色毎に24個の濃度の異な
る階調パッチから成る補正用カラーパッチプリントが出
力される。なお、図12では、上段に付したYはイエロ
ー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kは黒をそれぞれ示し
ている。
【0045】次に、カラー複写機10の読み取り部20
を補正用カラーパッチプリントの濃度測定装置として使
用するため、オペレータが補正用カラーパッチプリント
を載置台(プラテン)12上にセットする(ステップS
2)。なお、補正用カラーパッチプリントの濃度測定装
置は、カラー複写機10の読み取り部20以外の濃度計
を使用しても構わない。
【0046】次に、読み取り部20で各色24個のカラ
ーパッチ濃度を測定し現在の階調性を求める(ステップ
S3)。また、ここでの濃度測定結果は画像濃度制御手
段31に送られ、測定結果に問題が有るか否かを判定す
る(ステップS4)。ここで問題が無ければ、画像濃度
制御手段31によって現在の階調性を所定の目標階調性
と比較し、その比較結果に基づいて濃度変換テーブルを
作成しメモリに記憶する(ステップS5)。
【0047】さらに、本実施形態では、標準の画像濃度
しきい値を前記作成した濃度変換テーブルで補正した結
果(値)を、図13の画像データ切換手段102による
低線数化処理の新たな画像濃度しきい値として画像デー
タ切換手段102へ転送する(ステップS6)。
【0048】なお、ステップS4で測定結果に問題が有
る場合は、補正用カラーパッチプリントの置き方不良な
どが考えられるため、オペレータに警告表示して処理を
中止する(ステップS7)。
【0049】以上の処理のステップS5で濃度変換テー
ブルを作成しておいて、画像出力時には、図7に示すよ
うに、読み取り部20から送られてきた原稿画像データ
は、画像処理部30で色変換、階調変換処理された後
に、画像の階調性が目標の階調性と一致するように、前
記作成された濃度変換テーブルに基づいて画像の濃度が
変換される。また、同様に、外部から送信されてきた画
像データをプリントする場合も、画像の階調性が目標の
階調性と一致するように、前記作成された濃度変換テー
ブルに基づいて、外部からの画像データに対し濃度変換
が行われる。
【0050】このようにして濃度変換された画像データ
を対象として、画像データ切換手段102は、ステップ
S6で転送された新たな画像濃度しきい値を用いて低線
数化処理を行う。
【0051】例えば、図16に示す濃度変換テーブルが
ステップS5で作成されたとすると、標準の画像濃度し
きい値が30%の場合、補正された画像濃度しきい値は
K、Yについては30%のままであり、Mでは50%、
Cでは10%になる。これに伴い、画像データ切換手段
102では、K、Yについては30%以下の補正済画像
データ、Mでは50%以下の補正済画像データ、Cでは
10%以下の補正済画像データに対して低線数化処理が
行われる。
【0052】これにより、本実施形態によれば、本来低
線数化処理を行うべきでない画像データに対して低線数
化処理を行ったり、本来低線数化処理を行うべき画像デ
ータに対して低線数化処理を行わなかったり、といった
不都合を是正することができ、低線数化処理を行うべき
ケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御するこ
とができる。即ち、画像構造の差による画質低下といっ
た不都合も回避することができる。
【0053】[画像濃度制御の実行結果の一例]前述し
た画像濃度制御の実行結果を、図8〜図11を用いて説
明する。図8(B)には、黒色についての濃度の異なる
24パッチの測定結果(曲線K11)、24パッチの目
標値(曲線K12)、及び24パッチの測定結果を目標
値に一致させるために作成された濃度変換テーブル(曲
線K13)を示す。そして、図8(A)には、黒色につ
いての濃度制御前の濃度階調(曲線K01)、濃度階調
の目標値(曲線K02)、及び上記濃度変換テーブル
(図8(B)の曲線K13)に基づいて濃度制御した後
の濃度階調(曲線K03)を示す。明らかに、曲線K0
1よりも曲線K03の方が、曲線K02に近づいている
ことがわかる。即ち、濃度制御を行うことにより濃度階
調を目標値に近づけることができる。
【0054】同様に、イエローについても、図9(B)
に濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線Y11)、
24パッチの目標値(曲線Y12)、及び24パッチの
測定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル
(曲線Y13)を示しており、図9(A)に示す濃度制
御前の濃度階調(曲線Y01)を、目標値(曲線Y0
2)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図9
(B)の曲線Y13)に基づいて濃度制御を行い、濃度
制御後の濃度階調(曲線Y03)を得ることができる。
【0055】また、マゼンタについても、図10(B)
に濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線M11)、
24パッチの目標値(曲線M12)、及び24パッチの
測定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル
(曲線M13)を示しており、図10(A)に示す濃度
制御前の濃度階調(曲線M01)を、目標値(曲線M0
2)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図10
(B)の曲線M13)に基づいて濃度制御を行い、濃度
制御後の濃度階調(曲線M03)を得ることができる。
【0056】更に、シアンについても、図11(B)に
濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線C11)、2
4パッチの目標値(曲線C12)、及び24パッチの測
定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル
(曲線C13)を示しており、図11(A)に示す濃度
制御前の濃度階調(曲線C01)を、目標値(曲線C0
2)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図11
(B)の曲線C13)に基づいて濃度制御を行い、濃度
制御後の濃度階調(曲線C03)を得ることができる。
【0057】なお、本実施形態では、用紙上に複数の濃
度の異なる基準パッチを形成し、これらの濃度測定結果
により濃度変換テーブルを作成する例を示したが、用紙
上ではなく感光体や転写ベルト体上に複数の濃度の異な
る基準パッチを形成し、これらの濃度を測定して測定結
果から濃度変換テーブルを作成しても良い。このように
感光体や転写ベルト体上に基準パッチを形成する場合で
も、同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の画像形成
装置によれば、画像信号の濃度特性のみならず、低線数
化処理における基準濃度値についても、濃度変換を行う
ので、本来低線数化処理を行うべきでない画像信号に対
して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理を行う
べき画像信号に対して低線数化処理を行わなかったり、
といった不都合を是正することができ、低線数化処理を
行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるカラー複写機の全体構成図
である。
【図2】図1のカラー複写機のブロック図である。
【図3】パルス幅変調による画像データの2値化を説明
する図である。
【図4】光センサーの構成を示す図である。
【図5】感光体電位制御の処理ルーチンを示す流れ図で
ある。
【図6】濃度変換テーブル作成手順を示す流れ図であ
る。
【図7】画像濃度制御の概要を説明するための図であ
る。
【図8】(A)は黒色についての濃度制御前の濃度階
調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示す
グラフであり、(B)は黒色についての24パッチの濃
度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブルを
示すグラフである。
【図9】(A)はイエローについての濃度制御前の濃度
階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示
すグラフであり、(B)はイエローについての24パッ
チの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テー
ブルを示すグラフである。
【図10】(A)はマゼンタについての濃度制御前の濃
度階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を
示すグラフであり、(B)はマゼンタについての24パ
ッチの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テ
ーブルを示すグラフである。
【図11】(A)はシアンについての濃度制御前の濃度
階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示
すグラフであり、(B)はシアンについての24パッチ
の濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブ
ルを示すグラフである。
【図12】24パッチの配列を示す図である。
【図13】図2における画像データ切換手段、LUT選
択部、D/A変換器の詳細構成図である。
【図14】画像濃度しきい値より低濃度な画像信号に対
し低線数化処理を行った場合のドット再現の模式図であ
る。
【図15】画像濃度しきい値より高濃度な画像信号に対
し低線数化処理を行わなかった場合のドット再現の模式
図である。
【図16】KYMC4色のカラー画像形成装置における
濃度変換テーブルの一例を示すグラフである。
【図17】(A)は階調濃度が目標濃度に合っている場
合の網点面積率20%のYMC3色によるプロセスブラ
ック画像構造を示す図であり、(B)は階調濃度が目標
濃度と異なり画像信号を濃度変換テーブルで補正した場
合の網点面積率20%のYMC3色によるプロセスブラ
ック画像構造を示す図である。
【符号の説明】
10 カラー複写機(画像形成装置) 20 読み取り部 30 画像処理部 31 画像濃度制御手段 60 画像形成部 84 演算装置 102 画像データ切換手段 104 LUT選択部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号により表されるべき画像濃度と
    前記画像信号に基づき画像形成された画像濃度とが等し
    くなるように、所定の変換情報に基づいて前記画像信号
    に対し濃度変換を行い、濃度変換を行った画像信号のう
    ち該画像信号に基づき画像形成された画像濃度が所定の
    基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数
    を下げて画像形成を行う画像形成装置であって、 前記所定の基準濃度値についても前記変換情報に基づい
    て濃度変換を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成された画像濃度が所定の基準濃
    度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げ
    て画像形成を行う画像形成装置であって、 複数の濃度が異なる基準パッチを像担持体上に形成する
    基準パッチ形成手段と、 前記基準パッチ形成手段により形成された基準パッチの
    濃度を測定する濃度測定手段と、 予め定められた基準パッチの濃度目標値と前記濃度測定
    手段により測定された基準パッチの濃度測定値とに基づ
    いて、画像信号の濃度特性を変換するための変換情報を
    作成する変換情報作成手段と、 前記変換情報作成手段により作成された変換情報に基づ
    いて、画像信号の濃度特性及び前記所定の基準濃度値を
    変換する濃度変換手段と、 を有する画像形成装置。
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JP2005329706A (ja) * 2004-04-19 2005-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像処理方法及びプリンタドライバ

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