JPH10203230A - タンクローリの積載液種表示装置 - Google Patents

タンクローリの積載液種表示装置

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JPH10203230A
JPH10203230A JP1972497A JP1972497A JPH10203230A JP H10203230 A JPH10203230 A JP H10203230A JP 1972497 A JP1972497 A JP 1972497A JP 1972497 A JP1972497 A JP 1972497A JP H10203230 A JPH10203230 A JP H10203230A
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tank
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JP1972497A
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Katsuyoshi Sato
克芳 佐藤
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、ローリドライバー・作業員の作業負
担が軽減されると共に、第2に、自動的かつ正確に表示
義務が履行され、第3に、しかも既存のものへの後付け
も容易に可能な、タンクローリの積載液種表示装置を提
案する。 【解決手段】 この積載液種表示装置18は、タンク2
内が複数のタンク室3に区画されると共に、実際に荷卸
しされるべき液種とは異なる液種がタンク室3から荷卸
しされてしまうことを防止する混液防止装置10が搭載
された、タンクローリ1において用いられる。そして混
液防止装置10は、各タンク室3毎に積載されるレギュ
ラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,軽油等の積載
液種を、積載液種情報として指定する積載液種指定手段
11を備えてなり、タンク2の背面に付設された積載液
種表示装置18は、この積載液種情報に基づき、各タン
ク室3毎の空室を含む積載された液種名の表示を、実施
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクローリの積
載液種表示装置に関する。すなわち、タンクローリのタ
ンクの背面に付設され、各タンク室毎の積載液種名を表
示する、タンクローリの積載液種表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】タンクローリでは、一般にタンク内が複
数のタンク室に区画されると共に、各タンク室毎に異な
った種類の液種、例えばレギュラーガソリン,ハイオク
ガソリン,灯油,軽油等が、油槽所の貯蔵タンクから積
込まれて、積載,運搬されることが多い。そこで、混載
表示板たる積載液種表示装置の設置が、消防法上義務づ
けられており、従来よりタンクの背面に積載液種表示装
置が付設されている。この積載液種表示装置は、各面に
それぞれ空室を含む液種名が記載された、各タンク室毎
の表示柱体を備えてなり、この表示柱体を、それぞれ手
動回動操作して位置決め停止することにより、各タンク
室毎に、空室を含む積載された液種名を選択的に表示す
るようになっている。つまり、タンクローリのタンクの
各タンク室への積込みに際し、ローリドライバー・作業
員は、積載液種表示装置の各表示柱体をそれぞれ手動回
動操作して、記載された液種名を選択的に正面側の表示
位置に向けることにより、各タンク室毎の積載された液
種名を表示させていた。
【0003】なお、積載,運搬後のタンクローリからの
荷卸しについては、次のとおり。荷卸しは、荷卸しされ
る液種が積載されたタンク室と、荷卸し先のガソリンス
タンド等の地上設備側の荷受けタンクとの間を、そのタ
ンク室の底弁から吐出配管,吐出弁,吐出口等を介した
後、ホースにて接続すると共に、底弁や吐出弁を閉から
開に切換えることにより実施されている。そして、この
ような荷卸しに際しては、ガソリンスタンド等の荷受け
タンクに実際に荷卸しされるべき液種と、底弁が開とさ
れて荷卸しが開始されるタンク室に積載された液種と
は、当然のことながら必ず一致していなくてはならない
が、従来、この判断は、ローリドライバー・作業員の目
視や記憶に頼っていた。つまり、どのタンク室にどのよ
うな液種が積載されているか、どのような液種を荷卸し
すべきか、どの底弁を閉から開に切換えるべきか、等々
の判断は目視や記憶に頼ることが多かったので、目視ミ
ス,記憶違い,誤認,作業ミス,操作ミス等により、荷
卸しされるべき液種とは異なる液種を荷卸ししてしま
う、混油事故,混液事故発生の危険があった。
【0004】そこで、このような混油事故,混液事故を
防止すべく、混液防止装置が開発され、最近多用されつ
つある。そして、この混液防止装置の基本的構成は、次
の積載液種指定手段,荷卸し液種指定手段,制御手段等
を備えてなる点にある。すなわち、各タンク室毎に積載
されるレギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,
軽油等の積載液種を指定する積載液種指定手段と、実際
に荷卸しされるべき荷卸し液種を指定するために手動操
作される荷卸し液種指定手段と、積載液種指定手段によ
る積載液種情報と荷卸し液種指定手段による荷卸し液種
情報とを比較し、両情報が一致した場合のみ底弁や吐出
弁を開可能として荷卸し可能とする制御手段と、を備え
てなる点にある。そして、このような混液防止装置の開
発,使用により、混油事故,混液事故発生が防止される
と共に、ローリドライバー・作業員の作業負担が大きく
軽減されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、上述した混液防止装置の開発,使用により、混油事
故,混液事故が自動的に防止され、この面では、ローリ
ドライバー・作業員の作業負担が軽減されたものの、前
述した積載液種表示装置に関しては、依然としてローリ
ドライバー・作業員の作業負担が大きい、という問題が
指摘されていた。すなわち前述したように、ローリドラ
イバー・作業員は、各タンク室への積込みに際し、いち
いちタンクの背面に出向いて、積載液種表示装置の各表
示柱体をそれぞれ手動回動操作して、各タンク室毎に積
載された液種名を表示させなければならず、油槽所での
積込みに際し多忙を極めるローリドライバー・作業員に
とって、大きな作業負担を強いることになっていた。
【0006】第2に、このように積載液種表示装置の表
示が、ローリドライバー・作業員に一任されていたの
で、その目視ミス,記憶違い,誤認,操作ミス等に起因
して、正確な表示が行われず誤った表示が実施され、も
って消防法上の表示義務が正確に履行されないことがあ
る、という問題も指摘されていた。更に、積込みに際し
多忙なローリドライバー・作業員が、このような積載液
種表示装置の手動回動操作自体を失念してしまうことが
あり、このような操作忘れに起因して、この面からも、
消防法上の表示義務が履行されないことがある、という
問題も発生していた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、混液防
止装置による各タンク室毎の積載液種情報を利用して、
自動的に、各タンク室毎の空室を含む積載された液種名
の表示を実施するようにしたことにより、具体的には、
各表示柱体にロック解除手段,回動手段,検出手段等を
付設すると共に、各タンク室毎の積載液種情報が入力さ
れる制御部にて、これらを制御するようにしたことによ
り、第1に、ローリドライバー・作業員の作業負担が軽
減されると共に、第2に、自動的かつ正確に表示義務が
履行され、第3に、しかも既存のものへの後付けも容易
な、タンクローリの積載液種表示装置を提案することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のタンクローリの積載液種表示装置は、タンク内が複数
のタンク室に区画されたタンクローリであって、実際に
荷卸しされるべき液種とは異なる液種が該タンク室から
荷卸しされてしまうことを防止する、混液防止装置が搭
載されるタイプのものに関する。該混液防止装置は、各
該タンク室毎に積載されるレギュラーガソリン,ハイオ
クガソリン,灯油,軽油等の積載液種を、積載液種情報
として指定する積載液種指定手段を備えてなる。そし
て、該タンクの背面に付設された積載液種表示装置は、
該混液防止装置よりの積載液種情報に基づき、各該タン
ク室毎の空室を含む積載された液種名の表示を実施する
こと、を特徴とする。
【0009】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のタンクローリの積載液種表示装
置は、請求項1に記載したタンクローリの積載液種表示
装置において、各面に空室を含む液種名が記載された各
該タンク室毎の列設された表示柱体を備えてなる。そし
て、各該表示柱体の回動,位置決め停止により、空室を
含む記載された液種名を選択的に正面側の表示位置に向
け、もって、各該タンク室毎の空室を含む積載された液
種名の表示を実施するようになっている。そして、次の
表示柱体,制御部,ロック解除手段,回動手段,検出手
段、等を有してなる。
【0010】すなわち、介装されたスプリングの付勢力
により、常時は回動不能にロックされ位置決め停止され
ている各該表示柱体と、該混液防止装置よりの各該タン
ク室毎の積載液種情報が入力される制御部と、各該表示
柱体にそれぞれ付設され、該タンク室についての積載液
種が空室を含み変更された場合に、該制御部よりの動作
信号に基づき、該表示柱体の位置決め停止用のロックを
解除するロック解除手段と、各該表示柱体にそれぞれ付
設され、該タンク室についての積載液種が空室を含み変
更された場合に、該制御部よりの動作信号に基づき、該
表示柱体を回動する回動手段と、各該表示柱体との間に
それぞれ付設され、空室を含み変更された積載液種と該
表示柱体にて表示される空室を含む液種名との一致を検
出可能な検出手段と、を有してなる。そして該制御部
は、該検出手段にて一致が検出された場合に、該ロック
解除手段と該回動手段に動作停止信号を送出すること、
を特徴とする。
【0011】次に、請求項3については、次のとおり。
すなわち、この請求項3のタンクローリの積載液種表示
装置は、請求項2に記載したタンクローリの積載液種表
示装置において、ロック解除手段,回動手段,検出手段
等は、次の具体的な構成を備えてなる。
【0012】すなわち、該ロック解除手段は、該表示柱
体の軸に圧接可能なシリンダよりなり、該制御部よりの
動作信号に基づき電磁弁を介して動作し、該表示柱体
を、該スプリングの付勢力に抗して押動可能となってい
る。該回動手段は、モータと、歯車が固設されたモータ
軸と、該表示柱体の軸に固設された歯車と、両該歯車間
にソレノイドにて噛み合い介装可能とされる介装歯車
と、を備えてなる。該検出手段は、該表示柱体の軸に固
設された該歯車の側面に付設されると共に、該表示柱体
にて表示される空室を含む液種名の表示位置と対応位置
関係にある1個のマグネットと、空室を含む積載液種と
それぞれ対応すべく個別に設けられると共に、該マグネ
ットに対向可能に放射状に列設された各単位センサと、
を備えてなる。そして、該検出手段の単位センサは、空
室を含み変更された積載液種のものが該制御部にて選択
的に指定され、もって、この指定されたものに該マグネ
ットが対向位置するとオンして、一致が検出された旨の
信号を該制御部に送出すること、を特徴とする。
【0013】このタンクローリの積載液種表示装置は、
このように、混液防止装置による各タンク室毎の積載液
種情報を利用し、自動的に、各タンク室毎の空室を含む
液種名の表示を実施する。すなわち、その各タンク室毎
の表示柱体は、常時は、スプリングの付勢力にてロック
され位置決め停止されている。そして積込み時に、混液
防止装置から積載液種情報が制御部に入力され、積載液
種が空室を含み変更されたタンク室に関し、制御部から
そのタンク室の表示柱体のロック解除手段と回動手段
に、動作信号が送出され、もって、その表示柱体はロッ
クそして位置決め停止が解除されて、回動される。ロッ
ク解除手段としては、例えばシリンダが用いられ、制御
部よりの動作信号に基づいて前進動作し、対応する表示
柱体の軸に圧接して、スプリングの付勢力に抗して押動
することにより、表示柱体のロックそして位置決め停止
を解除する。又、回動手段では例えば、制御部よりの動
作信号に基づき、モータが回動駆動されると共に介装歯
車が介装位置を取ることにより、モータ軸の歯車,介装
歯車,表示柱体の軸の歯車等を介し、表示柱体が回動さ
れる。
【0014】そして検出手段が、空室を含み変更された
積載液種と表示柱体にて表示される液種名との一致を検
出すると、制御部からロック解除手段と回動手段に、動
作停止信号が送出される。もって、そのタンク室の表示
柱体は液種名の表示を実施しつつ、スプリングの付勢力
にてロックされ位置決め停止される。この検出手段とし
ては、例えばマグネットが、表示柱体の軸の歯車側面に
1個付設され、表示柱体の各面に記載された空室を含む
液種名毎の正面側の表示位置と対応位置関係に設定され
ると共に、空室を含む積載液種と対応した同数の単位セ
ンサが、マグネットに対向可能に列設されている。そし
て、空室を含み変更された積載液種に対応した単位セン
サが、制御部にて選択,指定され、これにマグネットが
対向位置すると、一致が検出された旨の信号が制御部に
送出されるようになっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4,図5,図6,図7,図8,図9等は、本発
明の実施の形態の説明に供する。
【0016】そして図1は、制御部,ロック解除手段,
回動手段,検出手段等の回路説明図、図2は、混液防止
装置,表示柱体等の正面説明図、図3は、ロック解除手
段,回動手段,表示柱体等の要部の正面説明図、図4
は、回動手段,ロック解除手段等の側面説明図である。
図5の(1)図は、従来例の表示柱体等の要部の正面説
明図、(2)図は、本発明の表示柱体等の要部の正面説
明図、(3)図は、本発明の表示柱体側の歯車等の要部
の正面説明図、(4)図は、本発明の表示柱体側の歯車
等の要部の側面説明図である。図6の(1)図は、検出
手段の側面説明図、(2)図は、その要部の拡大図であ
り、図7の(1)図は、表示柱体のロック状態の正面説
明図、(2)図は、表示柱体のロック解除状態の正面説
明図、図8は、混液防止装置の積載液種指定手段の正面
説明図である。図9は、混液防止装置の全体説明図であ
る。図10は、タンクローリの側面図、図11は、タン
クローリの背面図、図12は、積載液種表示装置の正面
説明図である。
【0017】まず、図9,図10,図11等を参照しつ
つ、タンクローリ1について一般的に述べる。タンクロ
ーリ1は、タンク2内が複数のタンク室3に区画される
と共に、各タンク室3にそれぞれ底弁4が設けられてお
り、各タンク室3からの荷卸しが、各底弁4,吐出配管
5,吐出弁6等を介して行われる。
【0018】このようなタンクローリ1について、更に
詳述する。タンクローリ1のタンク2内は、幅方向に沿
った仕切板7により、2室から7室程度(図示例では3
室や6室)の複数室のタンク室3に区画されている。そ
して、レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,
軽油,その他の油等の液体が、油槽所等の貯蔵タンクか
ら、マンホール8に付設された注入口を介し各タンク室
3にそれぞれ積載されるが、各タンク室3に異なった種
類の液体が、選択的に積載されることが多い。もってタ
ンクローリ1は、タンク2の各タンク室3にこれらを積
載して運搬し、例えばガソリンスタンドの地下タンク
等、目的地の荷受けタンクに荷卸しする。このタンク2
からの荷卸しは、各タンク室3の底弁4、各底弁4に一
端が分岐接続された吐出配管5、集合された吐出配管5
の他端であってタンク2の左右両側下等に位置する吐出
弁6と吐出口、吐出口に一端が接続された吐出ホース
(図示せず)、吐出ホースの他端が接続されるガソリン
スタンド等の荷受けタンクの給油口、等々を介して実施
される。ガソリンスタンド等の荷受けタンクは、例えば
レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,軽油,
その他の油等、液体の種類毎に区画されており、吐出ホ
ースは、そのいずれかの給油口に選択的に接続される。
図中9は、タンクローリのキャブである。
【0019】なお、図9に示したタンクローリ1では、
いわゆる集中配管方式が採用され、吐出配管5,吐出弁
6,吐出口等は各タンク室3について共用されている
が、これによらず、いわゆる独立配管方式のものも考え
られる。つまり各タンク室3毎に、それぞれ専用の底弁
4のみならず、それぞれ専用の吐出配管5,吐出弁6,
吐出口等を備えてなるタンクローリ1にも、本発明は適
用可能である。又、タンクローリ1としては、図示例の
ように一体の単体タイプのほか、タンク2を搭載したト
レーラーがキャブ9付のトラクタにて牽引される、トレ
ーラータイプのものもある。タンクローリ1は、一般的
にこのようになっている。
【0020】次に、図8,図9を参照しつつ、混液防止
装置10について述べておく。コンタミ防止装置とも称
される混液防止装置10は、実際に荷卸しされるべき液
種とは異なる液種が荷卸しされてしまうことを防止すべ
く、タンクローリ1に従来より公知的に搭載されてい
る。この混液防止装置10としては、各種方式のものが
あるが、次の積載液種指定手段11,荷卸し液種指定手
段12,制御手段13等を有してなることが、その基本
的構成となっている。
【0021】このような混液防止装置10について、更
に詳述する。まず、混液防止装置10の積載液種指定手
段11は、各タンク室3毎に積載されるレギュラーガソ
リン,ハイオクガソリン,灯油,軽油等の積載液種を、
積載液種情報として指定する。このような積載液種指定
手段11としては、従来より、手動操作式のものやIC
カード方式のものが用いられている。まず、図8に示し
た手動操作方式の積載液種指定手段11では、油槽所の
貯蔵タンクからタンクローリ1の各タンク室3への積込
みに際し、ローリドライバー・作業員が、各タンク室3
毎の積載液種の指定入力操作を、ボタンスイッチ14や
ダイヤル等を利用して行い、もって各タンク室3毎の積
載液種情報が得られるようになっている。又、ICカー
ド方式の積載液種指定手段11では、油槽所の貯蔵タン
クからタンクローリ1の各タンク室3への積込みに際
し、各タンク室3への積載液種情報をメモリーしたIC
カードが油槽所側から発行され、もって、このICカー
ドをタンクローリ1側の積載液種指定手段11たる情報
処理装置に読み込ませ、もって積載液種情報が得られる
ようになっている。そして、このような積載液種指定手
段11よりの積載液種情報は、制御手段13へと送出さ
れるが、積載液種がない空室の場合には、積載液種が無
(0)であることを内容とする積載液種情報となる。図
8中15は、電源スイッチである。
【0022】又、混液防止装置10の荷卸し液種指定手
段12は、実際に荷卸しされるべき荷卸し液種を指定す
べく、手動操作される。すなわち荷卸しに際し、例えば
ガソリンスタンドの荷受けタンクへの荷卸し液種を指定
するものであり、ボタンスイッチ,ダイヤル,液種キ
ー,磁気カード等を利用,操作しつつ、選択,入力,装
填,読み込む方式が従来より採用されている。そして、
このような荷卸し液種指定手段12よりの荷卸し液種情
報は、制御手段13へと送出される。
【0023】そして、混液防止装置10の制御手段13
は、積載液種指定手段11による積載液種情報と荷卸し
液種指定手段12による荷卸し液種情報とを比較し、両
情報が一致したと判別した場合のみ、底弁4や吐出弁6
を開可能とし、もって荷卸しを可能とする。すなわち制
御手段13は、例えばマイクロコンピュータやメモリー
付のコンパレータ等よりなり、積載液種指定手段11か
ら積載液種情報が、荷卸し液種指定手段12から荷卸し
液種情報が、それぞれ信号として入力され適宜記憶され
る。そして、積載液種情報と荷卸し液種情報とを照合,
比較し、両情報が一致した場合のみ、そのタンク室3の
底弁4又は吐出配管5の吐出弁6に付設されたロック装
置16に対し、そのロックを解除する制御信号が送出さ
れ、もって、底弁4や吐出弁6が開可能となる。図中1
7は警報装置であり、制御手段13において積載液種情
報と荷卸し液種情報とが不一致とされた場合に、音声等
にてその旨の表示を実施する。混液防止装置10は、こ
のような積載液種指定手段11,荷卸し液種指定手段1
2,制御手段13等を備えてなり、もって実際に荷卸し
されるべき液種とは異なる液種が荷卸しされてしまうこ
とを防止し、混油事故,混液事故の発生を防止する。混
液防止装置10は、このようになっている。
【0024】次に、積載液種表示装置18について、ま
ず図12により、一般的に述べる。混載表示板たる積載
液種表示装置18は、消防法上設置が義務づけられてお
り、従来より、タンクローリ1のタンク2の背面に設
置,使用されている(図11も参照)。そして、この積
載液種表示装置18は、各面にそれぞれ空室を含む液種
名Aが記載された各タンク室3毎の表示柱体19を備
え、この表示柱体19を、従来はそれぞれ手動回動操作
して位置決め停止することにより、各タンク室3毎に、
積載された液種名Aを、選択的に正面側に表示するよう
になっている。
【0025】すなわち、積載液種表示装置18の内部に
は、タンク室3の数と同数(例えばタンク室3が7室の
場合は7本)の表示柱体19が、横方向に、相互に平行
で上下に所定間隔を存しつつ、縦に多段に並べられてい
る。そして各表示柱体19は、それぞれが各タンク室3
に対応すべく関係づけられており、又、それぞれの軸2
0が、左右の縦の支柱ブロック21間に回動可能に貫
通,保持され、一方(図面上では右側)の支柱ブロック
21を貫通した一端に、それぞれ、つまみ22が付設さ
れている。表示柱体19は、例えば4角柱や6角柱の角
柱体よりなり、その各面にそれぞれ、4角柱体の場合は
ガソリン,灯油,軽油,無表示(空室)等の液種名A
が、6角柱体の場合は、レギュラーガソリン,ハイオク
ガソリン,灯油,軽油,無表示(空室),無表示(空
室)等の液種名Aが記載,表示されている。
【0026】そして、このような各表示柱体19の手前
に、開口たる窓23付の表示板24が、支柱ブロック2
1に一体的に固設されており、横長の各窓23は、各タ
ンク室3に対応した関係にて穿設され、上下に所定間隔
を存しつつ縦に多段に設けられている。そして、この表
示板24の各窓23は、各表示柱体19の1面が内側か
ら対応する位置および大きさに設定されており、従来
は、つまみ22にて表示柱体19を手動回動操作するこ
とにより、例えば90度や60度毎に回動することによ
り、表示柱体19に記載された空室を含む液種名Aが順
次、正面(タンクローリ1やタンク2にとっては背面)
の表示位置に向けられ、もって窓23を介し外部から視
認されるようになっている。そこで、窓23に対し特定
の空室を含む液種名Aが対向すべく、表示柱体19をロ
ックして位置決め停止することにより、その表示柱体1
9に対応するタンク室3に積載された液種名Aが、選択
的に表示されることになる。
【0027】以下、図1,図2,図3,図4,図5,図
6,図7等により、本発明の積載液種表示装置18につ
いて述べる。この積載液種表示装置18は、混液防止装
置10よりの積載液種情報に基づき、各タンク室3毎の
空室を含む積載された液種名Aの表示を実施する。そし
て表示柱体19,制御部25,ロック解除手段26,回
動手段27,検出手段28、等を有してなる。これらに
ついて、以下詳述する。
【0028】まず、この積載液種表示装置18の表示柱
体19について述べる。表示柱体19は、図12により
前述したところに準じ、各面に空室を含む液種名Aが記
載され、各タンク室3毎に列設され(図示例では7本列
設され)、もって、この表示柱体19の回動,位置決め
停止により、空室を含む記載された液種名Aを選択的に
正面側の表示位置、つまり表示板24の窓23に向ける
ことにより、各タンク室3毎の空室を含む積載された液
種名Aの表示を、実施する。そして、この表示柱体19
は、介装されたスプリングSの付勢力により、常時は、
回動不能にロックされ位置決め停止されている。
【0029】すなわちスプリングSは、図3,図5の
(2)図に示したように、他方の支柱ブロック21と、
この支柱ブロック21を貫通した軸20の他端に固設さ
れた歯車29との間に、弾発状態で介装されている。
(なお、この種従来例では図5の(1)図に示したよう
に、スプリングSは、支柱ブロック21と上述した歯車
29の位置に設けられた圧入ピン30との間に介装され
ている。)そして常時は、このスプリングSの付勢力に
より、軸20そして軸20に固設された表示柱体19
が、歯車29側(図面上では左側)に付勢され、もって
表示柱体19が、図7の(1)図に示したように、歯車
29側に寄った状態となっている。そして、この状態に
おいて角柱状をなす表示柱体19は、その一面の端部
(図面上では左端部)が、窓23を形成する表示板24
の窓枠部分内面に対し、当接,係止され、もって、回動
不能にロックされ位置決め停止されている。
【0030】なお、このロック,位置決め停止状態か
ら、表示柱体19をロック解除して回動可能とするに
は、スプリングSの付勢力に抗し、軸20そして表示柱
体19を、反歯車29側(図面上では右側)に押動する
ことを要する。つまり本発明では、後で詳述するロック
解除手段26にて軸20を押動するか、その故障時等に
おいて、つまみ22を手前側(図面上では右側)に引張
ることにより、図7の(2)図に示したように、表示柱
体19を窓23に完全に対応位置させ、もって、その一
面の端部(図面上では左端部)と、表示板24の窓枠部
分内面との当接,係止を解除させるべく、横(図面上で
は右側)に移動させる。これにより表示柱体19は、ロ
ック,位置決め停止が解除され、回動可能となる。そし
て、角柱状をなす表示柱体19を回動させることによ
り、その各面に記載,表示された空室を含む液種名A
を、順次選択的に、正面側の表示位置の窓23に向ける
ことが可能となる。ところで、このような関係を実現す
べく、窓23の大きさに対し表示柱体19は、その各面
が若干小さい寸法関係に設定されている。表示柱体19
は、このようになっている。
【0031】次に、積載液種表示装置18の制御部25
について述べる。制御部25は、表示板24の側端部の
内側に取付けられ、前述した混液防止装置10や検出手
段28よりの信号が入力されると共に、記憶,比較,演
算,判別等の処理を行い、ロック解除手段26や回動手
段27に対し動作信号や動作停止信号を送出する。
【0032】このような制御部25について、更に詳述
する。この制御部25としては、例えばマイクロコンピ
ュータが用いられ、図1,図2,図9等に示したよう
に、まず混液防止装置10から信号ケーブルCを介し、
各タンク室3毎に積載時にその積載液種指定手段11に
て得られた、積載液種情報が入力される。そして制御部
25では、既に記憶されていた各タンク室3毎の空室を
含む積載液種情報と、今回入力された各タンク室3毎の
空室を含む新たな積載液種情報とを比較し、その結果、
積載液種が空室を含み変更されたタンク室3に関して
は、まずその表示柱体19のロック解除手段26に対し
動作信号を送出し、事後、回動手段27に対し動作信号
を出力する。それから制御部25では、そのタンク室3
に関し、回動する表示柱体19の検出手段28からの信
号を監視し、もって、前述により空室を含み変更された
実際の積載液種と、表示柱体19の窓23に向け表示位
置を取る液種名Aとが一致した場合には、まず、回動手
段27に対し動作停止信号を送出し、事後、ロック解除
手段26に対し動作停止信号を送出する。制御部25
は、このようになっている。
【0033】次に、積載液種表示装置18のロック解除
手段26について述べる。図1,図3,図4等に示した
ように、ロック解除手段26は、各表示柱体19付近に
それぞれ対向付設され、そのタンク室3についての積載
液種が空室を含み変更された場合に、制御部25よりの
動作信号に基づき、表示柱体19の位置決め停止用のロ
ックを解除する。そして事後、この空室を含み変更され
た積載液種と、表示柱体19にて表示される液種名Aと
が一致した場合に、制御部25よりの動作停止信号に基
づき、表示柱体19のロック解除を取り止め、再び、前
述したスプリングSの付勢力にてロックし位置決め停止
させる。
【0034】このようなロック解除手段26について、
更に詳述する。図示のロック解除手段26は、表示柱体
19の軸20に圧接可能なシリンダ32よりなり、この
シリンダ32が、制御部25よりの動作信号や動作停止
信号に基づき、電磁弁33を介して動作し、もって、表
示柱体19を前述したスプリングSの付勢力に抗して押
動可能,押動解除可能となっている。すなわち、各タン
ク室3に対応した各表示柱体19の軸20の他端には、
それぞれ、圧接可能にエアー式のシリンダ32のピスト
ンロッド34先端が、対向位置している。そして、エア
ータンク35(図2を参照)からのエアー管36は、途
中で分岐され、それぞれ電磁弁33を介し、シリンダ3
2のシリンダ室に接続されている。もって各電磁弁33
が、制御部25よりの動作信号や動作停止信号にて開閉
切換えされることにより、加圧エアーが各シリンダ32
に供給又は供給停止される。加圧エアーがシリンダ32
に供給された場合は、そのピストンロッド34が前進し
て表示柱体19の軸20に圧接し、前述したスプリング
Sの付勢力に抗して押動し、もって、スプリングSによ
る位置決め停止用のロックを解除する(図7の(2)図
を参照)。これに対し、加圧エアーのシリンダ32への
供給が停止されている場合、つまり常時状態では、ピス
トンロッド34が後退しており表示柱体19の軸20と
は圧接せず、表示柱体19は、スプリングSの付勢力に
てロックされて位置決め停止されている(図7の(1)
図を参照)。ロック解除手段26は、このようになって
いる。
【0035】次に、積載液種表示装置18の回動手段2
7について述べる。図1,図3,図4等に示したよう
に、回動手段27は、各表示柱体19付近にそれぞれ付
設され、そのタンク室3についての積載液種が空室を含
み変更された場合に、制御部25よりの動作信号に基づ
き、表示柱体19を回動する。そして、この空室を含み
変更された実際の積載液種と、表示柱体19にて表示さ
れる液種名Aとが一致した場合に、制御部25よりの動
作停止信号に基づき、表示柱体19の回動を停止する。
【0036】このような回動手段27について、更に詳
述する。図示の回動手段27は、モータ37と、歯車3
8が固設されたモータ軸39と、表示柱体19の軸20
に固設された歯車29と、両歯車38,29間にソレノ
イド40にて噛み合い介装可能とされる介装歯車41,
42と、を備えてなる。すなわち、モータ37は、各表
示柱体19に対応してそれぞれ配設されており、そのモ
ータ軸39には、それぞれ、モータギヤたる歯車38が
固設されている。又、各表示柱体19の軸20の他端に
は、大型ギヤたる歯車29がそれぞれ固設されている。
【0037】そして、このモータ軸39側の歯車38
と、表示柱体19の軸20側の歯車29との間には、両
者間に介装可能に振り子ギヤたる介装歯車41,42
が、それぞれ配設されている。43は、それぞれ表示板
24の裏面側に保持された水平の軸であり、この軸43
の両端には、それぞれ、略コ字状に連結された両アーム
44の基端側が揺動可能に取付けられており、両アーム
44の先端間には、それぞれ軸45が回動可能に取付け
られ、この軸45に、大径の介装歯車41と小径の介装
歯車42とが固設されている。この大径の介装歯車41
はモータ軸39側の歯車38と、小径の介装歯車42は
表示柱体19の軸20側の歯車29と、それぞれ噛み合
い可能となっている。そして、固設された引張りソレノ
イドたるソレノイド40が、それぞれ取付部46を介し
アーム44の先端や軸45に軸着されると共に、ソレノ
イド40と取付部46間には、圧縮コイルバネたる圧縮
スプリング47が介装されている。
【0038】もって常時は、圧縮スプリング47の付勢
力にて、アーム44,軸45,介装歯車41,42等
は、モータ軸39側の歯車38と表示柱体19の軸20
側の歯車29間に対し、離隔した離隔位置にある。これ
に対し、制御部25よりの動作信号に基づきソレノイド
40がオンすると、圧縮スプリング47の付勢力に抗
し、アーム44,軸45,介装歯車41,42は、上述
した離隔位置から引張られ、軸43を中心に揺動して図
示した介装位置を取り、大径の介装歯車41がモータ軸
39側の歯車38と噛み合うと共に、小径の介装歯車4
2が表示柱体19の軸20側の歯車29と噛み合う。そ
れから(例えば1秒後に)、制御部25よりの動作信号
に基づきモータ37が回転駆動され、もって、モータ軸
39,その歯車38,介装歯車41,これと同軸の介装
歯車42,歯車29,軸20等を介し、表示柱体19が
回動するようになる。回動手段27は、このようになっ
ている。
【0039】次に、積載液種表示装置18の検出手段2
8について述べる。図1,図3,図5の(2)図,
(3)図,(4)図,図6等に示したように、検出手段
28は、各表示柱体19との間にそれぞれ付設され、空
室を含み変更された積載液種と、表示柱体19にて窓2
3側に表示される空室を含む液種名Aとの一致を、検出
可能となっている。
【0040】このような検出手段28について、更に詳
述する。図示の検出手段28は、各表示柱体19毎に配
設され、それぞれマグネット48と単位センサ49とを
備えてなる。まずマグネット48は、表示柱体19の軸
20に固設された歯車29の側面に付設されると共に、
表示柱体19にて表示される空室を含む液種名Aの表示
位置と、対応位置関係に設定されている。すなわちマグ
ネット48は、歯車29の歯寄りの側面に1個固設され
ており、もって、表示柱体19の各面に記載された空室
を含む液種名Aが、窓23に向いた表示位置を取るべく
回動されると、これに対応した位置関係にて回動するよ
うになっている。
【0041】又、単位センサ49は、空室を含む積載液
種とそれぞれ対応すべく個別に設けられると共に、マグ
ネット48に対向可能に放射状に列設されている。すな
わち、各単位センサ49は、例えば、磁気を検知して抵
抗値が変化するマグネチック・レジスタンスセンサ(M
Rセンサ)よりなり、前述した他方の支柱ブロック21
外側に固定されたプレート50に、各表示柱体19に対
応したものが上下に固設されている。そして、各表示柱
体19用の1組の各単位センサ49は、前述した表示柱
体19の軸20の軸芯位置を中心として、放射状に列設
され、もって軸20の歯車29側のマグネット48が回
動することにより、この回動するマグネット48に順次
対向可能となっている。そして、この各単位センサ49
は、それぞれが、空室を含む積載液種と対応すべく、つ
まり例えばレギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯
油,軽油,2つの空室分、等と対応する関係に設定され
ている。
【0042】図示例にあっては、表示柱体19がスプリ
ングSの付勢力にてロックされた位置決め停止された状
態においては、マグネット48と各単位センサ49と
は、離反している。これに対し、前述によりロック解除
手段26が作動し、そのシリンダ32が表示柱体19を
押動してロック解除すると共に、回動手段27が表示柱
体19を回動する状態においては、歯車29に固設され
たマグネット48が、各単位センサ49に接近すると共
に、順次対向可能となる。そこで図示例では、このよう
にマグネット48が各単位センサ49に接近したことを
確認する信号が、単位センサ49から制御部25に送出
されるようになっており、制御部25は、この確認信号
が入力された後、該当するタンク室3の回動手段27の
ソレノイド40に対し、動作信号を送出するようになっ
ている。
【0043】さて、このような検出手段28において、
各単位センサ49については、空室を含み変更された積
載液種のもの、つまりそのタンク室3の積載液種情報に
基づく特定の積載液種(例えばハイオクガソリン)に対
応したものが、制御部25にて選択,指定,監視され
る。もって、この指定された特定の単位センサ49に対
し、表示柱体19と共に回動するマグネット48が対向
位置するのを待ち、両者が対向位置すると、マグネット
48の磁気の検知によりその単位センサ49オンして、
一致が検出されたと判定されることになる信号を、制御
部25に送出する。そして制御部25は、このように検
出手段28にて一致が検出されると、ロック解除手段2
6と回動手段27に対し、動作停止信号を送出する。
【0044】すなわち制御部25は、そのタンク室3に
関し、まず、回動手段27に対し動作停止信号を送出
し、もってソレノイド40がオフする。そこで圧縮スプ
リング47の付勢力にて、介装歯車41,42が、それ
までの図4に示した介装位置から常時の離隔位置(図示
せず)に変位し、モータ軸39側の歯車38や表示柱体
19の軸20側の歯車29との間の噛み合いが解除され
る。これと共に、制御部25からモータ37に対し動作
停止信号が送出され、モータ37の回転駆動が停止す
る。もって、表示柱体19の回動が即停止され、そのタ
ンク室3に関し、表示柱体19にて窓23側に表示され
る空室を含む液種名Aが、実際に空室を含み変更された
積載液種と一致して、停止する。それから(例えば1秒
後に)、そのタンク室3に関し、制御部25からロック
解除手段26の電磁弁33に対し、動作停止信号が送出
され、電磁弁33が開から閉に切換わることにより、加
圧エアーのシリンダ32への供給が停止される。もっ
て、そのピストンロッド34が前進位置から後退すると
共に、スプリングSの付勢力にて表示柱体19は、図面
上では左側に移動されると共に、図7の(1)図に示し
たように、その位置にてロックされ、確実に位置決め停
止される。検出手段28等は、このようになっている。
【0045】本発明は、以上説明したようになってい
る。そこで以下のようになる。このタンクローリ1の積
載液種表示装置18では、このように、搭載された例え
ば既存の混液防止装置10による各タンク室3毎の積載
液種情報を利用し、これに基づき自動的に、各タンク室
3毎の空室を含む積載された液種名Aの表示を実施す
る。
【0046】すなわち、タンク2の背面に付設されたこ
の積載液種表示装置18の各タンク室3毎の各表示柱体
19は、常時は、介装されたスプリングSの付勢力にて
回動不能にロックされ位置決め停止されている。そして
積込み時に、混液防止装置10から各タンク室3毎の積
載液種情報が、制御部25に入力され、もって、積載液
種が空室を含み変更されたタンク室3に関しては、制御
部25から、そのタンク室3の表示柱体19のロック解
除手段26と回動手段27に対し、動作信号が送出され
る。そこで、そのタンク室3の表示柱体19は、ロック
解除手段26にてそのロックそして位置決め停止が解除
されると共に、回動手段27にて回動される。
【0047】このようなロック解除手段26として、図
示例ではシリンダ32が用いられており、このシリンダ
32が、制御部25よりの動作信号にて電磁弁33が切
換わることにより前進動作し、対応する表示柱体19の
軸20に圧接して、スプリングSの付勢力に抗しこれを
押動することにより、表示柱体19のロックそして位置
決め停止を解除する。又、回動手段27では例えば、制
御部25よりの動作信号に基づき、モータ37が回動駆
動されると共に、ソレノイド40がオンして介装歯車4
1,42が介装位置を取ることにより、相互に噛み合っ
たモータ軸39側の歯車38,介装歯車41,42,表
示柱体19の軸20側の歯車29等を介して、トルクが
徐々に伝達され、もって表示柱体19が回動される。
【0048】そして、このように回動する表示柱体19
について、検出手段28が、前述により空室を含み変更
された実際の積載液種と、表示柱体19にて表示される
液種名Aとの一致を検出すると、制御部25からロック
解除手段26と回動手段27に対し、動作停止信号が送
出される。もって、そのタンク室3の表示柱体19は、
空室を含む記載された液種名Aを選択的に正面の窓23
側の表示位置に向けることにより、空室を含む積載され
た液種名Aの表示を実施しつつ、再び、介装されたスプ
リングSの付勢力にて、回動不能にロックされ位置決め
停止され、事後その状態を保持する。
【0049】このような検出手段28としては、図示例
では1個のマグネット48と複数個の単位センサ49と
が用いられる。そしてマグネット48は、表示柱体19
の軸20の歯車29側面に付設されており、表示柱体1
9の各面に記載された空室を含む液種名Aが選択的に正
面の窓23側に向けられる表示位置と、対応位置関係に
設定されている。単位センサ49は、空室を含む積載液
種と対応した同数のものが、個別的かつ放射状に列設さ
れ、もってマグネット48に選択的に対向可能となって
いる。そして、空室を含み実際に変更された積載液種に
対応した特定の単位センサ49が、制御部25にて選
択,指定され、もって、この指定された単位センサ49
に、表示柱体19と共に回動するマグネット48が対向
位置すると、この単位センサ49がオンし、一致が検出
された旨の信号が制御部25に送出される。例えばこの
ような検出手段28にて、変更された積載液種と表示さ
れる液種名Aとの一致が検出され、もって表示柱体19
のロックそして位置決め停止が行われる。
【0050】さてそこで、このタンクローリ1の積載液
種表示装置18にあっては、次の第1,第2,第3のよ
うになる。まず第1に、ローリドライバー・作業員は、
油槽所での積込みに際し、搭載された混液防止装置10
の積載液種指定手段11を指定するだけで、後は自動的
に、積載液種表示装置18にて積載された液種名Aの表
示が実施される。つまり、ローリドライバー・作業員は
積載液種表示装置18自体の操作は一切行わなくてよ
く、制御部25の判断により必要に応じ、各タンク室3
に対応した表示柱体19が、ロック解除手段26や回動
手段27にて回動された後、検出手段28の検出に基づ
き位置決め停止され、もってタンク室3毎に、空室を含
む積載された液種名Aが窓23側に、自動的に表示され
るようになる。
【0051】第2に、この積載液種表示装置18では、
このようにして、空室を含む積載された液種名Aが表示
される。つまり、ローリドライバー・作業員が、積載液
種表示装置18の表示柱体19の手動回動操作を行う訳
ではなく、その液種名Aの表示は、自動的かつ確実に実
現される。
【0052】第3に、この積載液種表示装置18は、既
存のものに対し、容易に後付け可能である。すなわち、
既存のものについて、図5の(1)図に示された各表示
柱体19の軸20の他端の圧入ピン30を、マグネット
48付の歯車29に形成された長貫通穴31より通し
て、これを90度回転させることにより、図5の(2)
図や(4)図に示したように、軸20に歯車29を固設
する。これと共に各表示柱体19毎に、シリンダ32,
電磁弁33,エアー管36等を備えたロック解除手段2
6や、モータ37,歯車38付のモータ軸39,ソレノ
イド40,介装歯車41,42等を備えた回動手段27
や、マグネット48,単位センサ49等を備えた検出手
段28、等を対応付設する。そして、制御部25にてこ
れらを制御すると共に、制御部25を、混液防止装置1
0に対し信号ケーブルCにて接続する。これらにより、
この積載液種表示装置18は、各表示柱体19,つまみ
22,表示板24,支柱ブロック21等を備えた既存の
ものに対し、容易に後付け可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るタンクローリの積載液種表
示装置は、以上説明したように、混液防止装置によるタ
ンク室毎の積載液種情報を利用して、自動的に、各タン
ク室毎の空室を含む積載された液種名の表示を実施する
ようにしたことにより、具体的には、各表示柱体にロッ
ク解除手段,回動手段,検出手段等を付設すると共に、
各タンク室毎の積載液種情報が入力される制御部にて、
これらを制御するようにしたことにより、次の効果を発
揮する。
【0054】第1に、ローリドライバー・作業員の作業
負担が軽減される。すなわち、このタンクローリの積載
液種表示装置は、混液防止装置の積載液種指定手段を指
定操作するだけで、後は制御部の判断により、必要に応
じ、各表示柱体がロック解除手段や回動手段にて回動さ
れ、検出手段にて位置決め停止され、もって、各タンク
室毎に空室を含む積載された液種名の表示が実施され
る。このように、自動的に積載された液種名の表示が実
施されるので、油槽所における積込みに際し多忙を極め
るローリドライバー・作業員は、前述したこの種従来例
の積載液種表示装置のように、いちいちタンクの背面に
出向いて各表示柱体の手動回動操作を行う必要がなく、
その分だけ作業負担が軽減される。
【0055】第2に、自動的かつ正確に、表示義務が履
行されるようになる。すなわち、このタンクローリの積
載液種表示装置にあっては、このように自動的に、積載
された液種名の表示が実施され、前述したこの種従来例
の積載液種表示装置のように、ローリドライバー・作業
員が各表示柱体の手動回動操作を行う訳ではない。従っ
て、ローリドライバー・作業員の目視ミス,記憶違い,
誤認,操作ミス等に起因して、誤った表示が行われてし
まう虞はなく、更に、積込みに際し多忙なローリドライ
バー・作業員が、手動回動操作自体を失念してしまう事
態発生の危険もない。もって、消防法上の表示義務が、
自動的かつ確実に履行されるようになる。
【0056】第3に、しかも既存のものへの後付けも、
容易に可能である。すなわち、このタンクローリの積載
液種表示装置は、例えば、既存の前述したこの種従来例
の積載液種表示装置を利用し、その各表示柱体にロック
解除手段,回動手段,検出手段等を付設して、これらを
制御部にて制御するようにするだけで、既存のものへ容
易に後付け可能であり、コスト面にも優れている。この
ように、この種従来例に存した課題がすべて解決される
等、本発明の発揮される効果は、顕著にして大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンクローリの積載液種表示装置
について、発明の実施の形態の説明に供し、制御部,ロ
ック解除手段,回動手段,検出手段等の回路説明図であ
る。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、混液防止装
置,表示柱体等の正面説明図である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、ロック解除
手段,回動手段,表示柱体等の要部の正面説明図であ
る。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供し、回動手段,
ロック解除手段等の側面説明図である。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、従来例の表示柱体等の要部の正面説明図、(2)図
は、本発明の表示柱体等の要部の正面説明図、(3)図
は、本発明の表示柱体側の歯車等の要部の正面説明図、
(4)図は、本発明の表示柱体側の歯車等の要部の側面
説明図である。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、検出手段の側面説明図、(2)図は、その要部の拡
大図である。
【図7】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、表示柱体のロック状態の正面説明図、(2)図は、
表示柱体のロック解除状態の正面説明図である。
【図8】同発明の実施の形態の説明に供し、混液防止装
置の積載液種指定手段の正面説明図である。
【図9】同発明の実施の形態の説明に供し、混液防止装
置の全体説明図である。
【図10】タンクローリの側面図である。
【図11】タンクローリの背面図である。
【図12】積載液種表示装置の正面説明図である。
【符号の説明】
1 タンクローリ 2 タンク 3 タンク室 10 混液防止装置 11 積載液種指定手段 18 積載液種表示装置 19 表示柱体 20 軸 25 制御部 26 ロック解除手段 27 回動手段 28 検出手段 29 歯車 32 シリンダ 33 電磁弁 37 モータ 38 歯車 39 モータ軸 40 ソレノイド 41 介装歯車 42 介装歯車 48 マグネット 49 単位センサ A 液種名 S スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内が複数のタンク室に区画された
    タンクローリであって、実際に荷卸しされるべき液種と
    は異なる液種が該タンク室から荷卸しされてしまうこと
    を防止する混液防止装置が搭載されており、該混液防止
    装置は、各該タンク室毎に積載されるレギュラーガソリ
    ン,ハイオクガソリン,灯油,軽油等の積載液種を、積
    載液種情報として指定する積載液種指定手段を備えてな
    るものにおいて、 該タンクの背面に付設された積載液種表示装置は、該混
    液防止装置よりの積載液種情報に基づき、各該タンク室
    毎の空室を含む積載された液種名の表示を実施するこ
    と、を特徴とするタンクローリの積載液種表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したタンクローリの積載
    液種表示装置において、 該積載液種表示装置は、各面に空室を含む液種名が記載
    された各該タンク室毎の列設された表示柱体を備え、各
    該表示柱体の回動,位置決め停止により、空室を含む記
    載された液種名を選択的に正面側の表示位置に向け、も
    って各該タンク室毎の空室を含む積載された液種名の表
    示を実施するようになっており、 介装されたスプリングの付勢力により、常時は回動不能
    にロックされ位置決め停止されている各該表示柱体と、 該混液防止装置よりの各該タンク室毎の積載液種情報が
    入力される制御部と、 各該表示柱体にそれぞれ付設され、該タンク室について
    の積載液種が空室を含み変更された場合に、該制御部よ
    りの動作信号に基づき、該表示柱体の位置決め停止用の
    ロックを解除するロック解除手段と、 各該表示柱体にそれぞれ付設され、該タンク室について
    の積載液種が空室を含み変更された場合に、該制御部よ
    りの動作信号に基づき、該表示柱体を回動する回動手段
    と、 各該表示柱体との間にそれぞれ付設され、空室を含み変
    更された積載液種と該表示柱体にて表示される空室を含
    む液種名との一致を検出可能な検出手段と、を有してな
    り、 該制御部は、該検出手段にて一致が検出された場合に、
    該ロック解除手段と該回動手段に動作停止信号を送出す
    ること、を特徴とするタンクローリの積載液種表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したタンクローリの積載
    液種表示装置において、 該ロック解除手段は、該表示柱体の軸に圧接可能なシリ
    ンダよりなり、該制御部よりの動作信号に基づき電磁弁
    を介して動作し、該表示柱体を該スプリングの付勢力に
    抗して押動可能となっており、 該回動手段は、モータと、歯車が固設されたモータ軸
    と、該表示柱体の軸に固設された歯車と、両該歯車間に
    ソレノイドにて噛み合い介装可能とされる介装歯車と、
    を備えてなり、 該検出手段は、該表示柱体の軸に固設された該歯車の側
    面に付設されると共に、該表示柱体にて表示される空室
    を含む液種名の表示位置と対応位置関係にある1個のマ
    グネットと、空室を含む積載液種とそれぞれ対応すべく
    個別に設けられると共に、該マグネットに対向可能に放
    射状に列設された各単位センサと、を備えてなり、 該検出手段の単位センサは、空室を含み変更された積載
    液種のものが該制御部にて選択的に指定され、もって、
    この指定されたものに該マグネットが対向位置するとオ
    ンして、一致が検出された旨の信号を該制御部に送出す
    ること、を特徴とするタンクローリの積載液種表示装
    置。
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