JPH10205357A - 絞弁制御装置 - Google Patents

絞弁制御装置

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JPH10205357A
JPH10205357A JP9007704A JP770497A JPH10205357A JP H10205357 A JPH10205357 A JP H10205357A JP 9007704 A JP9007704 A JP 9007704A JP 770497 A JP770497 A JP 770497A JP H10205357 A JPH10205357 A JP H10205357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絞弁をアクセルペダルとモータとを併用して制
御すると共に、その構成を簡素化して設計の自由度を向
上させ、しかも、フェールセイフ機能とリンプホーム機
能を共に達成することが可能な絞弁制御装置を提供す
る。 【解決手段】絞弁制御装置10のアクセルドラム46が
絞弁開方向に回動すると、モータ60が付勢され、回転
軸62が所定角度回動され、弁軸18を介して絞弁16
が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー2
6からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達さ
れ、第1係合片44は前記アクセルドラム46の第2係
合片52に対して相対的に絞弁開方向に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞弁が固着された
弁軸をアクセルペダルによる人為的操作とモータ駆動に
よる電気的操作とによって制御を行うように構成した絞
弁制御装置に関し、一層詳細には、前記アクセルペダル
によって駆動されるアクセルペダル側機構の構成を簡素
化してレイアウトの自由度を一層向上させることを可能
とした絞弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等の内燃機関の吸気用絞
弁制御装置において、アクセルペダルの踏み込み量を電
気的に検出し、これに応じて内燃機関を目標回転数にす
べく、モータを駆動制御して絞弁を開閉制御する、いわ
ゆる、電子スロットル式絞弁制御装置が知られている。
【0003】前記の電子スロットル式絞弁制御装置で
は、単一のモータにより、通常走行、トラクションコン
トロール、クルーズコントロールおよびアイドルコント
ロールの如き複数の制御を行うことができる。しかしな
がら、このように種々の制御を行うためには、モータと
アクセルペダルとの操作とを併用する場合、互いに干渉
することがないように構成しなければならない。このた
め、絞弁制御装置全体の構造が相当に複雑化してしま
う。さらに、絞弁制御装置等における異常状態に際し、
十分な信頼性を確保することが可能なフェールセイフ機
能が遂行されることが望まれている。
【0004】そこで、特開平5−248273号公報に
開示されているように、アクチュエータ駆動系が故障等
の異常状態になったときでも、フェールセイフによりア
クセルペダル操作での異常時補助走行が可能な「内燃機
関の絞り弁制御装置」(以下、従来例1という)が提案
されている。
【0005】また、特開平2−91432号公報に開示
されているように、スロットル弁の電気的開閉手段が作
動停止した場合においても、スロットル弁の機械的補償
手段によりスロットル弁の開閉動作ができ、若しくは全
閉状態にさせることができるような補償機構を有し、そ
の補償機構によって正常時における電気的なスロットル
弁の如何なる開閉動作も妨げない「スロットル弁開閉制
御装置」(以下、従来例2という)等が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来例1では、単一のモータで全ての制御を行うもの
の、減速機や電磁クラッチが必要で、しかもアクセルペ
ダル側に絞り弁軸(スロットル軸)用リターンスプリン
グの他に2つのロストモーション用スプリングが必要と
なり、構造が複雑となるという欠点が指摘されている。
【0007】一方、前記従来例2では、スロットルシャ
フトの一方にモータ側駆動機構およびアクセルペダル側
駆動機構が集約される構造が採用されている。このた
め、その構成が複雑になり、モータ側駆動機構やアクセ
ルペダル側駆動機構の配置構成に制約を受け、例えば、
アクセル開度センサをスロットルボデイ本体に設けるこ
とができない等、設計の自由度が少なくなる。
【0008】また、第1レバーと突起片とが当接可能に
構成され、第2ばねの端子が前記第1レバーと突起片に
対向配置されているため、該第1レバーと突起片とが常
に当接するように常時付勢されており、また、モータを
駆動して絞弁を開閉いずれの方向に回動させる際にも前
記第2ばねによって荷重が作用する。このため、一層そ
の構成が複雑になると共に、設計の自由度が少なくなる
という問題がある。
【0009】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであり、絞弁をアクセルペダルとモータとを併用し
て制御すると共に、その構成を簡素化して設計の自由度
を向上させ、しかも、フェールセイフ機能とリンプホー
ム機能を共に達成することが可能な絞弁制御装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、絞弁本体の内部に回動自在に設けられ
た弁軸の一方にモータの回転軸を連結し、他方にアクセ
ルペダル操作手段を配置し、アクセルペダルの操作量に
対応して前記モータにより前記弁軸に固着された絞弁を
開閉制御する絞弁制御装置において、前記アクセルペダ
ル操作手段は、前記弁軸の回動運動に連動して回動する
第1係合片と、前記弁軸に設けられ、該弁軸を絞弁閉方
向に付勢するリターンスプリングと、前記弁軸に対して
相対的に回動自在に設けられ、前記アクセルペダルの操
作量に対応して回転するアクセルドラムと、前記アクセ
ルドラムの回動運動に連動して回動する第2係合片と、
一端部が前記第2係合片に係合して該第2係合片を前記
絞弁閉方向に付勢すると共に、他端部が前記第1係合片
と第2係合片の少なくとも一方に係合して該第1係合片
および第2係合片、あるいは、第1係合片または第2係
合片を前記絞弁開方向に付勢するロストモーションスプ
リングと、を備え、前記モータによって前記弁軸を回動
させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側
が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合
して前記アクセルドラムが前記弁軸に対して相対動可能
に回動し、一方前記アクセルペダル操作手段により前記
弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリン
グの他端側が前記第1係合片と第2係合片の両方に係合
して前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動す
ることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、モータによって弁軸を駆
動する際には前記アクセルドラムの回動に拘わらず、弁
軸がモータによって駆動されるされるため、例えば、ト
ラクションコントロール、クルーズコントロールおよび
アイドルコントロールが可能であり、一方、モータによ
る駆動が停止されると、モータの駆動力が前記弁軸に伝
達されなくなり、前記アクセルドラムと前記弁軸とが連
動するため、アクセルペダル操作手段によって前記弁軸
を回動させることが可能である。
【0012】この場合、前記第1係合片と前記第2係合
片は、その半径が互いに異なるように形成されているた
め、該第1係合片と第2係合片は互いに当接することな
く、絞弁開方向および絞弁閉方向に相対的に回動自在で
あり、結局、前記モータによる前記弁軸の回動運動が前
記ペダル操作手段による前記アクセルドラムの回動運動
によって阻害されることがなく、好適である。
【0013】また、この場合、前記第1係合片の半径が
前記第2係合片の半径より小さく形成されると、前記ア
クセルドラムと前記弁軸とが連動して回動する際、前記
ロストモーションスプリングによって前記第1係合片を
押圧する力が小さくて済むため、該ロストモーションス
プリングを小さく構成することができ、好ましい。
【0014】さらに、この場合、前記アクセルペダル操
作手段が、前記弁軸に固着された弁軸レバーと、前記絞
弁本体に対して設けられたアクセルペダルセンサボデイ
と、前記アクセルペダルセンサボデイの内部に回動自在
に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢す
るアクセルペダルセンサリターンスプリングと、前記ア
クセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセ
ル係合手段と、前記アクセルペダルセンサボデイと前記
アクセルドラムとの間に配設され、前記第1係合片が設
けられた中間レバーと、前記中間レバーと前記弁軸レバ
ーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材
と、を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と
前記弁軸レバーとに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付
勢し、前記アクセルドラムには前記第2係合片が形成さ
れ、前記ロストモーションスプリングは前記中間レバー
と前記アクセルドラムとの間に設けられている。このよ
うに構成すると、構造自体が簡素化され、他の機器との
配置関係で設計の自由度が大きくなり、好適である。
【0015】さらにまた、前記アクセルペダル操作手段
が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された
弁軸レバーと、前記アクセルドラムと前記アクセルペダ
ルとを連結するアクセル係合手段と、前記絞弁本体に固
着されたアクセルペダルセンサボデイと、前記アクセル
ペダルセンサボデイに回動自在に軸支されたアクセルペ
ダルセンサレバーと、前記アクセルペダルセンサレバー
を絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターン
スプリングと、前記アクセルドラムと前記アクセルペダ
ルセンサレバーとを互いに連動して回動可能に連結する
リンク部材と、を備え、前記リターンスプリングは前記
絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合し、前記絞弁を絞弁
閉方向に付勢し、前記アクセルドラムは前記弁軸と同軸
的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられる
と共に、該アクセルドラムには前記第2係合片が形成さ
れ、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバー
と前記アクセルドラムとの間に配設されてもよい。この
場合も、前記と同様に構造が簡素化され、好ましい。
【0016】さらにまた、前記アクセルペダル操作手段
が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された
弁軸レバーと、前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して
相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片
が設けられたロストレバーと、前記絞弁本体に固着され
たアクセルペダルセンサボデイと、前記アクセルペダル
センサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラ
ムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリター
ンスプリングと、前記ロストレバーと前記アクセルドラ
ムとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材
と、を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバー
と前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付
勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバ
ーと前記ロストレバーとの間に配設されてもよい。
【0017】またさらに、前記アクセルペダル操作手段
が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された
弁軸レバーと、前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して
相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片
が設けられたロストレバーと、前記絞弁本体に固着され
たアクセルペダルセンサボデイと、前記アクセルペダル
センサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラ
ムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段
と、前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセ
ルペダルセンサリターンスプリングと、前記アクセルペ
ダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に前記ア
クセルドラムと同軸的に配設された中間レバーと、前記
中間レバーと前記ロストレバーとを互いに連動して回動
可能に連結するリンク部材と、を備え、前記リターンス
プリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して
前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーション
スプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間
に配設される。このように構成すると、前記アクセルド
ラムが所定角度以上回動した際、前記中間レバーは前記
アクセルドラムと一体的に回動し、前記ペダル操作手段
によって前記弁軸を回動させると、前記アクセルドラム
が所定角度以上回動するまで絞弁が開成せず、すなわ
ち、絞弁の開度を制限することができ、モータ駆動系が
故障した際にこの絞弁制御装置が使用される自動車を安
全な位置に移動することが可能で、しかも該自動車が必
要以上の速度となることを防止することができ、好適で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る絞弁制御装置につい
て、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0019】図1において、参照符号10は、本発明の
第1の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す。この絞弁
制御装置10は、絞弁本体12に形成されている断面円
形の通路14の開度を、略円盤状に形成された絞弁16
の回動により制御するように構成されている。前記絞弁
16は前記絞弁本体12の内部に回動自在に設けられた
弁軸18に固着され、該弁軸18は一対のボールベアリ
ング20a、20bによって軸支される。前記弁軸18
の一端側にはアクセルペダル操作手段22が配設され、
前記弁軸18の他端側にはモータ駆動手段24が配設さ
れる。前記アクセルペダル操作手段22は前記弁軸18
の一方18aに弁軸レバー26が固着され、該弁軸レバ
ー26と前記絞弁本体12との間には当該弁軸レバー2
6を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリング28が介
装される。
【0020】前記アクセルペダル操作手段22はアクセ
ルペダルセンサ30を備え、該アクセルペダルセンサ3
0は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセン
サボデイ32を有する。該アクセルペダルセンサボデイ
32にはその内部から外部に突出して前記弁軸18と平
行に筒状部材33が固着され、該筒状部材33の内部に
はセンサ軸34が回動自在に設けられ、該センサ軸34
の一端部にはアクセルペダルセンサレバー36が固着さ
れる。該アクセルペダルセンサレバー36は前記アクセ
ルペダルセンサボデイ32に設けられたエンコーダ部3
8に連結され、該エンコーダ部38は前記アクセルペダ
ルセンサレバー36の回転角度を電気信号に変換して図
示しないコントローラに入力する。前記アクセルペダル
センサレバー36と前記アクセルペダルセンサボデイ3
2との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング
40が介装され、該アクセルペダルセンサリターンスプ
リング40は、前記センサ軸34を、常時、絞弁閉方向
に付勢する。
【0021】前記筒状部材33の外周には前記アクセル
ペダルセンサボデイ32に近接して中間レバー42が回
動自在に設けられ、該中間レバー42の端部から第1係
合片44が前記センサ軸34の軸線方向に延在して形成
される。前記中間レバー42には長尺状に形成されたリ
ンク部材45の一端部が軸部材47aを介して回動自在
に設けられ、該リンク部材45の他端部は前記弁軸レバ
ー26に軸部材47bを介して軸支される。このため、
前記中間レバー42の第1係合片44と前記弁軸18と
は互いに連動して回動する。
【0022】前記センサ軸34の端部にはアクセルドラ
ム46が固着され、該アクセルドラム46にはアクセル
ワイヤ係合部50が形成され、該アクセルワイヤ係合部
50には図示しないアクセルペダルに連結されたアクセ
ルワイヤ48の端部が係合する。従って、前記アクセル
ワイヤ48と前記アクセルワイヤ係合部50は前記アク
セルドラム46と図示しないアクセルペダルとを連結す
るアクセル係合手段51を構成し、該アクセルペダルの
踏み込み量に対応して前記アクセルドラム46が回動す
る。前記アクセルドラム46には前記センサ軸34の軸
線方向に延在して第2係合片52が形成され、該第2係
合片52の回転半径は前記第1係合片44の回転半径よ
り大きく形成されている。前記アクセルドラム46と前
記中間レバー42との間にはロストモーションスプリン
グ54が介装され、該ロストモーションスプリング54
の一端部54aは前記第2係合片52に係合して絞弁閉
方向に付勢し、他端部54bは前記第1係合片44と前
記第2係合片52の少なくともいずれか一方に係合して
絞弁開方向に付勢している。前記第1係合片44と第2
係合片52には前記他端部54bが係合する部位にそれ
ぞれ平面部44a、52aが形成されている。
【0023】前記モータ駆動手段24は前記絞弁本体1
2に設けられた、例えば、ステッピングモータの如きモ
ータ60を備え、該モータ60は図示しないコントロー
ラによって回転制御される。前記モータ60の回転軸6
2は前記弁軸18と同軸的に配設され、該回転軸62と
前記弁軸18とはモータ連結手段64を介して連結され
る。該モータ連結手段64は前記弁軸18に固着された
第1カップリングレバー66と、前記回転軸62に固着
された第2カップリングレバー68を有する。前記第1
カップリングレバー66の一部には前記弁軸18の軸線
方向に延在して係合片70が形成され、一方、前記第2
カップリングレバー68には前記係合片70と当接自在
な係合片72a、72bが互いに略180゜変位して形
成されている。前記第1カップリングレバー66と第2
カップリングレバー68の間にはモータ連結スプリング
74が介装され、該モータ連結スプリング74の両端部
はそれぞれ前記係合片70と前記係合片72bに係合し
て前記第2カップリングレバー68を絞弁開方向に付勢
している。このため、一方の係合片72aは常時前記係
合片70に係合し、前記モータ60の回転軸62と前記
弁軸18とは一体的に回動する。前記モータ60には前
記弁軸18と反対側にエンコーダ部76が設けられ、該
エンコーダ部76は前記回転軸62の回転角度を電気信
号に変換して図示しないコントローラに出力する。
【0024】第1の実施の形態に係る絞弁制御装置は、
基本的には以上のように構成されるものであり、次にそ
の動作について説明する。
【0025】先ず、図2に示すように、アクセルペダル
操作手段22は、初期状態において、ロストモーション
スプリング54の一端部54aと他端部54bがアクセ
ルドラム46の第2係合片52に対向して係合され、中
間レバー42の第1係合片44には前記ロストモーショ
ンスプリング54の他端部54bが略当接し、あるい
は、若干の間隙を有している。このとき、弁軸18は、
図1に示すように、リターンスプリング28によって絞
弁閉方向に付勢され、モータ連結手段64では第1カッ
プリングレバー66の係合片70が第2カップリングレ
バー68の一方の係合片72aに当接している。一方、
モータ60の回転軸62は所定の位置、すなわち絞弁1
6が所定の最小アイドル開度位置となるように回動す
る。
【0026】そこで、図示しないアクセルペダルが踏み
込まれると、アクセルワイヤ48が引張されてアクセル
ドラム46が絞弁開方向に回動する。このため、アクセ
ルペダルセンサ30のエンコーダ部38はセンサ軸34
の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコント
ローラはこの信号に対応してモータ60の回転軸62を
所定角度回動させる。このため、第2カップリングレバ
ー68の一方の係合片72aは第1カップリングレバー
66の係合片70を押圧し、図3に示すように、絞弁1
6が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー
26からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達
され、第1係合片44は絞弁開方向に回動する。
【0027】なお、アクセルペダルの踏込量に対する絞
弁16の開度は図示しないコントローラによって設定さ
れており、例えば、踏み込み量が少なくても絞弁16を
大きく開成する場合、図3に示すように、第1係合片4
4は第2係合片52に対して相対的に絞弁開方向に偏位
して該第1係合片44はロストモーションスプリング5
4の他端部54bから離間し、一方、踏み込み量が大き
くても絞弁16の開度が小さく設定されている場合、図
4に示すように、第1係合片44は第2係合片52に対
して相対的に絞弁閉方向に偏位し、ロストモーションス
プリング54の他端部54bは第1係合片44に係合し
て第2係合片52から離間する。また、踏み込み量と絞
弁16の開度との設定によっては、図5に示すように、
第1係合片44と第2係合片52とが略一致して回動す
る場合もある。
【0028】このように、図示しないアクセルペダルの
踏み込み量に対して絞弁16の開度を自在に設定するこ
とが可能なため、運転状況等によって様々な制御が可能
である。例えば、クルーズコントロールが行われる際に
は、アクセルペダルの踏み込み量が少なくなってもモー
タ60によって絞弁16は所定の開度に保持されてお
り、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に
絞弁開方向に偏位している(図3参照)。また、絞弁1
6が開状態に維持されている際、車輪のスリップが検出
されると、トラクションコントロールが開始される。す
なわち、モータ60の回転軸62が絞弁閉方向に回動さ
れ、絞弁16は絞弁閉方向に回動する(図1参照)。こ
の回動運動は弁軸レバー26からリンク部材45を介し
て中間レバー42に伝達され、第1係合片44はロスト
モーションスプリング54の他端部54bに係合して第
1係合片52に対して相対的に絞弁閉方向に回動する
(図4参照)。
【0029】さらに、アイドルコントロールが行われる
場合には、絞弁16は、図2に示すように、最小アイド
ル開度位置に偏位している。このとき該絞弁16は僅か
に開いており、通常のアイドル運転時はモータ60によ
る回動制御は不要で、例えば、冷間始動時やエアコンス
イッチがONにされたときなどの必要時にだけモータ6
0を付勢し、絞弁16の開度を大きくするように制御す
ればよい。
【0030】なお、弁軸18を絞弁閉方向に回動させた
ときに絞弁16の開度が0となるように設定し、通常の
アイドル運転時にもモータ60を駆動して絞弁16を必
要な開度に開成することも可能である。
【0031】万一、モータ制御系に故障が生じたときに
は、モータ60への通電をカットする。すると、モータ
60は無負荷となって回転軸62は自由に回動可能な状
態となる。この場合、第1カップリングレバー66の係
合片70と第2カップリングレバー68の係合片72a
とはモータ連結スプリング74の付勢作用下に係合して
いるので、弁軸18が回動する際に回転軸62も一体的
に回動するが、該回転軸62は負荷とならず、弁軸18
はペダル側操作に連動して容易に回動する。
【0032】そこで、図示しないアクセルペダルが踏み
込まれると、図5に示すように、アクセルワイヤ48に
よってアクセルドラム46が回動する。このため、第2
係合部52に押圧されてロストモーションスプリング5
4の一端部54aが回動し、他端部54bは中間レバー
42の第1係合部44を絞弁開方向に押圧する。この中
間レバー42はリンク部材45、弁軸レバー26を介し
て弁軸18に連動されているが、該弁軸18は、このと
き、前述のように容易に回動可能であるため、ロストモ
ーションスプリング54の他端部54bの回動運動によ
り中間レバー42が回動し、弁軸18が回動して絞弁1
6が開成する。従って、モータ60への通電がカットさ
れてもアクセルペダル操作手段22によって絞弁全閉位
置から絞弁全開位置までの全範囲で通常の操作制御が円
滑に遂行され、車を安全な位置まで運転して移動するこ
とが可能である。また、操縦者に急激な操作感の変化を
与えることもない。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態に係る絞
弁制御装置100について、図6を参照して説明する。
以下、図中、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に
は同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、他の実施の形態についても同様である。
【0034】この絞弁制御装置100のアクセルペダル
操作手段102は、弁軸18の一方18aに固着された
弁軸レバー104を備え、該弁軸レバー104と絞弁本
体12との間にはリターンスプリング106が介装さ
れ、該リターンスプリング106は前記弁軸レバー10
4を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー104
には第1係合片108が前記弁軸18の延在方向に沿っ
て形成され、該第1係合片108には平面部108aが
形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー10
4の外方にスペーサ部材110を介してアクセルドラム
112が回動自在に設けられる。該アクセルドラム11
2には第2係合片114が前記弁軸18の延在方向に沿
って形成され、該第2係合片114には平面部114a
が形成される。
【0035】前記弁軸レバー104と前記アクセルドラ
ム112との間にはロストモーションスプリング116
が介装され、該ロストモーションスプリング116の一
端部116aは前記第2係合片114に係合して該第2
係合片114を絞弁閉方向に付勢し、他端部116bは
前記第1係合片108の平面部108aと前記第2係合
片114の平面部114aの少なくともいずれか一方に
係合して絞弁開方向に付勢している。前記アクセルドラ
ム112にはアクセル係合手段117が設けられる。該
アクセル係合手段117は前記アクセルドラム112に
設けられたアクセルワイヤ係合部118と、該アクセル
ワイヤ係合部118に接続されたアクセルワイヤ120
とを有し、該アクセルワイヤ120は図示しないアクセ
ルペダルに連結される。従って、前記アクセルドラム1
12とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ120、
前記アクセルワイヤ係合部118によって連結される。
【0036】前記アクセルペダル操作手段102はアク
セルペダルセンサ122を備え、該アクセルペダルセン
サ122は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダ
ルセンサボデイ124を有する。該アクセルペダルセン
サボデイ124には前記弁軸18と平行に筒状部126
が形成され、該筒状部材126の内部にはセンサ軸12
8が回動自在に設けられ、該センサ軸128は前記アク
セルペダルセンサボデイ124に設けられたエンコーダ
部132に連結され、該エンコーダ部132は前記セン
サ軸128の回転角度を電気信号に変換して図示しない
コントローラに入力する。前記センサ軸128の一端部
にはアクセルペダルセンサレバー134が固着され、該
アクセルペダルセンサレバー134と前記アクセルペダ
ルセンサボデイ124との間にはアクセルペダルセンサ
リターンスプリング136が介装される。該アクセルペ
ダルセンサリターンスプリング136は前記アクセルペ
ダルセンサレバー134を絞弁閉方向に付勢している。
前記アクセルペダルセンサレバー134には軸部材13
8aを介してリンク部材140の一端部が回動自在に設
けられ、該リンク部材140の他端部は軸部材138b
を介して前記アクセルドラム112に軸着される。この
ため、前記アクセルドラム112と前記アクセルペダル
センサレバー134とは互いに連動して回動する。
【0037】第2の実施の形態に係る絞弁制御装置10
0は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置10
0の動作について説明する。
【0038】先ず、アクセルペダル操作手段102は、
初期状態において、ロストモーションスプリング116
の一端部116aと他端部116bがアクセルドラム1
12の第2係合片114に対向して係合され、弁軸レバ
ー104の第1係合片108には前記ロストモーション
スプリング116の他端部116bが略当接し、あるい
は、若干の間隙を有している。
【0039】そこで、図示しないアクセルペダルが踏み
込まれると、アクセルワイヤ120が引張されてアクセ
ルドラム112が絞弁開方向に回動する。このアクセル
ドラム112の回動運動はリンク部材140を介してア
クセルペダルセンサレバー134に伝達され、エンコー
ダ部132はセンサ軸128の回転角度に対応した信号
を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応し
てモータ60の回転軸62を所定角度回動させる。この
ため、弁軸18を介して絞弁16が絞弁開方向に回動す
る。この回動運動は弁軸レバー104に伝達され、第1
係合片108は絞弁開方向に回動する。
【0040】モータ60による弁軸18の回転角度がア
クセルドラム112の回転角度より大きい場合、第1係
合片108は第2係合片114に対して相対的に絞弁開
方向に回動し、該第1係合片108はロストモーション
スプリング116の他端部116bから離間する。一
方、モータ60による弁軸18の回転角度がアクセルド
ラム112の回転角度より小さい場合、第1係合片10
8は第2係合片114に対して相対的に絞弁閉方向に回
動し、ロストモーションスプリング116の他端部11
6bは第1係合片108に係合して第2係合片114か
ら離間する。このように、アクセルドラム112の回転
角度に拘わらず、モータ60によって弁軸18を所望の
角度に回動可能であるため、第1の実施の形態に係る絞
弁制御装置10と同様に、クルーズコントロール、トラ
クションコントロール、アイドルコントロール等の制御
が可能である。
【0041】また、モータ制御系に故障が生じたとき
に、モータ60への通電をカットすると、第1の実施の
形態の絞弁制御装置10と同様に、モータ60は無負荷
となって、回転軸62がリターンスプリング106およ
びモータ連結スプリング74の付勢作用下に弁軸18と
一体的に絞弁閉方向に回動する。図示しないアクセルペ
ダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ120によって
アクセルドラム112が回動する。このため、第2係合
部114に押圧されてロストモーションスプリング11
6の一端部116aが回動し、他端部116bは第1係
合部108を絞弁開方向に押圧する。このとき、弁軸1
8にかかる回転軸62の負荷は小さく、該弁軸18が容
易に回動するため、ロストモーションスプリング116
の他端部116bの回動運動により弁軸レバー104が
回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従っ
て、モータ60への通電がカットされてもアクセルペダ
ル操作手段102によって自動車の走行を続行すること
ができる。
【0042】次いで、本発明の第3の実施の形態に係る
絞弁制御装置200について、図7を参照して説明す
る。
【0043】この絞弁制御装置200のアクセルペダル
操作手段202は、弁軸18の一方18aに固着された
弁軸レバー204を備え、該弁軸レバー204と絞弁本
体12との間にはリターンスプリング206が介装さ
れ、該リターンスプリング206は前記弁軸レバー20
4を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー204
には第1係合片208が前記弁軸18の延在方向に沿っ
て形成され、該第1係合片208には平面部208aが
形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー20
4の外方にスペーサ部材210を介してロストレバー2
12が回動自在に設けられている。該ロストレバー21
2には第2係合片214が前記弁軸18の延在方向に沿
って形成され、該第2係合片214には平面部214a
が形成される。前記弁軸レバー204と前記ロストレバ
ー212との間にはロストモーションスプリング216
が介装され、該ロストモーションスプリング216の一
端部216aは前記第2係合片214に係合して絞弁閉
方向に付勢し、他端部216bは前記第1係合片208
の平面部208aと前記第2係合片214の平面部21
4aの少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に
付勢している。
【0044】前記アクセルペダル操作手段202はアク
セルペダルセンサ222を備え、該アクセルペダルセン
サ222は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダ
ルセンサボデイ224を有する。該アクセルペダルセン
サボデイ224には前記弁軸18と平行に筒状部材22
6が形成され、該筒状部材226の内部にはセンサ軸2
28が回動自在に設けられている。該センサ軸228は
前記アクセルペダルセンサボデイ224に設けられたエ
ンコーダ部232に連結され、該エンコーダ部232は
前記センサ軸228の回転角度を電気信号に変換して図
示しないコントローラに出力する。前記センサ軸228
の一端部にはアクセルドラム234が固着され、該アク
セルドラム234と前記アクセルペダルセンサボデイ2
24との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリン
グ236が介装される。該アクセルペダルセンサリター
ンスプリング236は前記アクセルドラム234を絞弁
閉方向に付勢している。前記アクセルドラム234には
アクセル係合手段237が設けられる。該アクセル係合
手段237は前記アクセルドラム234に設けられたア
クセルワイヤ係合部238と、該アクセルワイヤ係合部
238に接続されたアクセルワイヤ240とを有し、該
アクセルワイヤ240は示しないアクセルペダルに連結
される。従って、前記アクセルドラム234とアクセル
ペダルとは前記アクセルワイヤ240、前記アクセルワ
イヤ係合部238によって連結される。前記アクセルド
ラム234には軸部材242aを介してリンク部材24
4の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材244
の他端部は軸部材242bを介して前記ロストレバー2
12に軸着される。このため、前記ロストレバー212
と前記アクセルドラム234とは互いに連動して回動す
る。
【0045】第3の実施の形態に係る絞弁制御装置20
0は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置20
0の動作について説明する。
【0046】先ず、アクセルペダル操作手段202は、
初期状態において、ロストモーションスプリング216
の一端部216aと他端部216bがロストレバー21
2の第2係合片214に対向して係合され、弁軸レバー
204の第1係合片208には前記ロストモーションス
プリング216の他端部216bが略当接し、あるい
は、若干の間隙を有している。
【0047】そこで、図示しないアクセルペダルが踏み
込まれると、アクセルワイヤ240が引張されてアクセ
ルドラム234が絞弁開方向に回動する。このため、セ
ンサ軸228が回動し、エンコーダ部232はセンサ軸
228の回転角度に対応した信号を出力し、図示しない
コントローラはこの信号に対応してモータ(図示せず)
を付勢し、絞弁16を絞弁開方向に回動させる。この回
動運動は弁軸レバー204に伝達され、第1係合片20
8は絞弁開方向に回動する。
【0048】また、前記アクセルドラム234の回動運
動はリンク部材244を介してロストレバー212に伝
達され、該ロストレバー212が回動する。モータによ
る弁軸18の回転角度がロストレバー212の回転角度
より大きい場合、第1係合片208は第2係合片214
に対して相対的に絞弁開方向に回動し、該第1係合片2
08はロストモーションスプリング216の他端部21
6bから離間する。一方、弁軸18の回転角度がロスト
レバー212の回転角度より小さい場合、第1係合片2
08は第2係合片214に対して相対的に絞弁閉方向に
回動し、ロストモーションスプリング216の他端部2
16bは第1係合片208に係合して第2係合片214
から離間する。このように、ロストレバー212の回転
角度に拘わらず、モータによって弁軸18を所望の角度
に回動可能であるため、第1、第2の実施の形態に係る
絞弁制御装置10、100と同様に、クルーズコントロ
ール、トラクションコントロール、アイドルコントロー
ル等の制御が可能である。
【0049】一方、モータ制御系に故障が生じたときに
は、第1、第2の実施の形態の絞弁制御装置10、10
0と同様に、モータ(図示せず)への通電をカットす
る。そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれる
と、アクセルワイヤ240によってアクセルドラム23
4が回動し、リンク部材244を介してロストレバー2
12が回動する。このため、第2係合部214に押圧さ
れてロストモーションスプリング216の一端部216
aが回動し、他端部216bは第1係合部208を絞弁
開方向に押圧する。このとき、弁軸18にかかる回転軸
62の負荷は小さく、該弁軸18が容易に回動するた
め、ロストモーションスプリング216の他端部216
bの回動運動により弁軸レバー204が回動し、弁軸1
8が回動して絞弁16が開成する。従って、モータへの
通電がカットされてもアクセルペダル操作手段202に
よって運転を続けることができる。
【0050】次いで、本発明の第4の実施の形態に係る
絞弁制御装置300について、図8を参照して説明す
る。この絞弁制御装置300は、前記第3の実施の形態
に係る絞弁制御装置200とアクセルドラムの構成が異
なるものである。
【0051】該絞弁制御装置300のアクセルペダルセ
ンサ222に設けられたセンサ軸304にはアクセルド
ラム306が固着され、該アクセルドラム306にはア
クセルペダルセンサリターンスプリング236の一端部
が係合する係合片308が形成される。従って、前記ア
クセルペダルセンサリターンスプリング236は前記ア
クセルドラム306を絞弁閉方向に付勢している。前記
アクセルドラム306にはアクセル係合手段309が設
けられる。該アクセル係合手段309は前記アクセルド
ラム306に設けられたアクセルワイヤ係合部310
と、該アクセルワイヤ係合部310に接続されたアクセ
ルワイヤ312とを有し、該アクセルワイヤ312は示
しないアクセルペダルに連結される。このため、前記ア
クセルドラム306とアクセルペダルとは前記アクセル
ワイヤ312、前記アクセルワイヤ係合部310によっ
て連結される。
【0052】前記センサ軸304には前記アクセルドラ
ム306と筒状部材226の間にスペーサ314を介し
て中間レバー316が回動自在に設けられる。該中間レ
バー316には係合片318が形成され、該係合片31
8は前記係合片308に当接自在に構成される。前記中
間レバー316には軸部材320aを介してリンク部材
322の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材3
22の他端部は軸部材320bを介してロストレバー2
12に軸着される。このため、前記ロストレバー212
と前記中間レバー316とは互いに連動して回動する。
【0053】絞弁16が最小アイドル開度位置に回動
し、且つ、アクセルドラム306が絞弁閉方向に回動し
ているとき、アクセルドラム306の係合片308は中
間レバー316の係合片318に対して所定角度絞弁閉
方向に離間している。このため、前記アクセルドラム3
06の回転角度が所定角度以下のときには中間レバー3
16はアクセルドラム306の回動運動に拘わらず回動
せず、一方、前記アクセルドラム306が所定角度以上
回動すると、係合片308と係合片318とが当接し、
前記中間レバー316は前記アクセルドラム306と一
体的に回動する。
【0054】第4の実施の形態に係る絞弁制御装置30
0は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置30
0の動作について説明する。ここで、図示しないモータ
によって絞弁16の開度を制御する動作については前記
第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200と同一であ
るので、その説明を省略する。
【0055】モータ制御系に故障が生じたときには、第
1〜第3の実施の形態の絞弁制御装置10、100、2
00と同様に、モータ(図示せず)への通電がカットさ
れる。このため、弁軸18は弁軸レバー204を介して
リターンスプリング206によって絞弁閉方向に回動さ
れ、絞弁16は最小アイドル回度位置に回動する。図示
しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイ
ヤ312によってアクセルドラム306が回動する。し
かし、該アクセルドラム306の回転角度が所定角度以
下のときは、前記係合片308と係合片318とは離間
しているので、中間レバー316は回動せず、絞弁16
が開成されることもない。従って、絞弁16は最小アイ
ドル開度位置に保持される。アクセルペダルがさらに踏
み込まれ、アクセルドラム306が所定角度以上回動す
ると、係合片308と係合片318とが当接し、中間レ
バー316はアクセルドラム306と一体的に回動す
る。このため、リンク部材322を介してロストレバー
212が回動し、ロストモーションスプリング216を
介して弁軸レバー204が回動して絞弁16が開成す
る。
【0056】このように、アクセルペダルを所定量以上
踏み込むことによって絞弁16を開成するように構成す
ることにより、モータ駆動系に故障が生じたときでも自
動車を安全な位置まで移動させることが可能で、しかも
該自動車が必要以上の速度となることを防止している。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る絞弁制御装置によれば、以
下のような効果ならびに利点が得られる。
【0058】アクセルペダルの操作と独立してモータに
よる絞弁の開度制御を行うことができるため、クルーズ
コントロール、トラクションコントロール、アイドルコ
ントロール等、様々な制御が可能で、また、アクセルペ
ダル操作手段の構成が簡素化され、様々な構成、配置が
可能なため、機構の配置に制約が少なく、レイアウトの
自由度が向上する。
【0059】また、第1係合片の半径は第2係合片の半
径より小さく形成されているため、第1係合片と第2係
合片とが互いに当接することがなく、アクセルドラムの
回動運動が阻害されることがないため、絞弁の開成制御
の自由度が広がり、また、ロストモーションスプリング
を小さく構成することができ、レイアウトの自由度を一
層向上させることが可能となる。
【0060】さらに、モータ制御系に故障が生じたとき
に、モータへの通電をカットしても、アクセルペダルが
踏み込まれるとアクセルドラムからロストモーションス
プリングを介して弁軸が回動することにより、絞弁の開
成制御が可能なため、自動車を安全に移動させることが
でき、さらに、操作感が急激に変化して操縦者に不安を
与えることもなく、フェースセイフ機能とリンプホーム
機能とを併せ持った多機能な電子制御式の絞弁制御装置
を得ることができる。
【0061】さらにまた、アクセルペダルを所定量以上
踏み込むことによって絞弁が開成するように構成するこ
とにより、自動車が必要以上の速度となることを防止
し、より安全性を向上させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る絞弁制御装置
を示す一部省略縦断面図である。
【図2】図1の絞弁制御装置の絞弁閉状態の一部省略概
略斜視図である。
【図3】図1の絞弁制御装置のクルーズコントロール時
の一部省略概略斜視図である。
【図4】図1の絞弁制御装置のトラクションコントロー
ル時の一部省略概略斜視図である。
【図5】図1の絞弁制御装置のアクセルペダルが踏み込
まれた状態の一部省略概略斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る絞弁制御装置
を示す一部省略縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る絞弁制御装置
を示す一部省略縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る絞弁制御装置
を示す一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
10、100、200、300…絞弁制御装置 12…絞弁本体 16…絞弁 18…弁軸 22、102、202…アクセルペダル操作手段 24…モータ駆動手段 26、104、204…弁軸レバー 28、106、206…リターンスプリング 30、122、222…アクセルペダルセンサ 42、316…中間レバー 45、140、244、322…リンク部材 44、108、208…第1係合片 46、112、234、306…アクセルドラム 52、114、214…第2係合片 54、116、216…ロストモーションスプリング 60…モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絞弁本体の内部に回動自在に設けられた弁
    軸の一方にモータの回転軸を連結し、他方にアクセルペ
    ダル操作手段を配置し、アクセルペダルの操作量に対応
    して前記モータにより前記弁軸に固着された絞弁を開閉
    制御する絞弁制御装置において、 前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸の回動運動に
    連動して回動する第1係合片と、 前記弁軸に設けられ、該弁軸を絞弁閉方向に付勢するリ
    ターンスプリングと、 前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられ、前記ア
    クセルペダルの操作量に対応して回転するアクセルドラ
    ムと、 前記アクセルドラムの回動運動に連動して回動する第2
    係合片と、 一端部が前記第2係合片に係合して該第2係合片を前記
    絞弁閉方向に付勢すると共に、他端部が前記第1係合片
    と第2係合片の少なくとも一方に係合して該第1係合片
    および第2係合片、あるいは、第1係合片または第2係
    合片を前記絞弁開方向に付勢するロストモーションスプ
    リングと、 を備え、前記モータによって前記弁軸を回動させる際に
    は前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1
    係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して前記ア
    クセルドラムが前記弁軸に対して相対動可能に回動し、
    一方、前記アクセルペダル操作手段により前記弁軸を回
    動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端
    側が前記第1係合片と第2係合片の両方に係合して前記
    アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動することを
    特徴とする絞弁制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の絞弁制御装置において、 前記第1係合片と前記第2係合片は、その半径が互いに
    異なるように形成され、該第1係合片と第2係合片は互
    いに当接することなく、絞弁開方向および絞弁閉方向に
    相対的に回動自在であることを特徴とする絞弁制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の絞弁制御装置において、 前記第1係合片の半径は前記第2係合片の半径より小さ
    く形成されることを特徴とする絞弁制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞
    弁制御装置において、 前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着された
    弁軸レバーと、 前記絞弁本体に対して設けられたアクセルペダルセンサ
    ボデイと、 前記アクセルペダルセンサボデイの内部に回動自在に軸
    支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するア
    クセルペダルセンサリターンスプリングと、 前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結する
    アクセル係合手段と、 前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラム
    との間に配設され、前記第1係合片が設けられた中間レ
    バーと、 前記中間レバーと前記弁軸レバーとを互いに連動して回
    動可能に連結するリンク部材と、 を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記
    弁軸レバーとに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢
    し、前記アクセルドラムには前記第2係合片が形成さ
    れ、前記ロストモーションスプリングは前記中間レバー
    と前記アクセルドラムとの間に設けられることを特徴と
    する絞弁制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞
    弁制御装置において、 前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、
    前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、 前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結する
    アクセル係合手段と、 前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイ
    と、 前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支され
    たアクセルペダルセンサレバーと、 前記アクセルペダルセンサレバーを絞弁閉方向に付勢す
    るアクセルペダルセンサリターンスプリングと、 前記アクセルドラムと前記アクセルペダルセンサレバー
    とを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、 を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記
    弁軸レバーとに係合し、前記絞弁を絞弁閉方向に付勢
    し、前記アクセルドラムは前記弁軸と同軸的且つ前記弁
    軸に対して相対的に回動自在に設けられると共に、該ア
    クセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロス
    トモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記アクセ
    ルドラムとの間に配設されることを特徴とする絞弁制御
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞
    弁制御装置において、 前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、
    前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、 前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自
    在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロ
    ストレバーと、 前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイ
    と、 前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支され
    た前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセル
    ペダルセンサリターンスプリングと、 前記ロストレバーと前記アクセルドラムとを互いに連動
    して回動可能に連結するリンク部材と、 を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前
    記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢
    し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバー
    と前記ロストレバーとの間に配設されることを特徴とす
    る絞弁制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞
    弁制御装置において、 前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、
    前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、 前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自
    在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロ
    ストレバーと、 前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイ
    と、 前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支され
    た前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結す
    るアクセル係合手段と、 前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペ
    ダルセンサリターンスプリングと、 前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラム
    との間に前記アクセルドラムと同軸的に配設された中間
    レバーと、 前記中間レバーと前記ロストレバーとを互いに連動して
    回動可能に連結するリンク部材と、 を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前
    記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢
    し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバー
    と前記ロストレバーとの間に配設され、前記アクセルド
    ラムが所定角度以上回動すると、前記中間レバーは前記
    アクセルドラムと一体的に回動することを特徴とする絞
    弁制御装置。
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