JPH10206385A - マルチキャピラリー式塩基配列決定装置 - Google Patents
マルチキャピラリー式塩基配列決定装置Info
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- JPH10206385A JPH10206385A JP9019969A JP1996997A JPH10206385A JP H10206385 A JPH10206385 A JP H10206385A JP 9019969 A JP9019969 A JP 9019969A JP 1996997 A JP1996997 A JP 1996997A JP H10206385 A JPH10206385 A JP H10206385A
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- electrophoresis
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各試料での泳動状態をリアルタイムで容易に
把握できるようにする。 【解決手段】 泳動分離されたDNA断片が被検出部を
通過する際、励起・受光光学系が走査されて試料を標識
している蛍光物質からの蛍光が検出される。このとき、
検出された蛍光による信号は、末端塩基の種類に応じて
4組が得られる。その4組の信号の内で最大強度をも
ち、かつ一定のしきい値以上の信号に対応した塩基が、
各キャピラリーカラムでの塩基として認識され、サンプ
ルプレートのウエルの配列に対応した表示画面に、末端
塩基に応じた4種類の色別で表示される。
把握できるようにする。 【解決手段】 泳動分離されたDNA断片が被検出部を
通過する際、励起・受光光学系が走査されて試料を標識
している蛍光物質からの蛍光が検出される。このとき、
検出された蛍光による信号は、末端塩基の種類に応じて
4組が得られる。その4組の信号の内で最大強度をも
ち、かつ一定のしきい値以上の信号に対応した塩基が、
各キャピラリーカラムでの塩基として認識され、サンプ
ルプレートのウエルの配列に対応した表示画面に、末端
塩基に応じた4種類の色別で表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサンガー反応を用
い、プライマー又はターミネータを蛍光物質で標識した
DNAフラグメント(断片)試料を電気泳動させ、泳動
途中でDNAフラグメント試料からの蛍光を検出して塩
基配列を決定するオンライン式の塩基配列決定装置に関
し、特に、泳動ゲルを充填した複数のキャピラリーカラ
ムを用いて複数の試料を同時に電気泳動させるマルチキ
ャピラリー式塩基配列決定装置に関するものである。
い、プライマー又はターミネータを蛍光物質で標識した
DNAフラグメント(断片)試料を電気泳動させ、泳動
途中でDNAフラグメント試料からの蛍光を検出して塩
基配列を決定するオンライン式の塩基配列決定装置に関
し、特に、泳動ゲルを充填した複数のキャピラリーカラ
ムを用いて複数の試料を同時に電気泳動させるマルチキ
ャピラリー式塩基配列決定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人ゲノムのような長大な塩基配列をもつ
DNAの塩基配列決定には、高感度で、高速で、かつ大
処理能力をもったDNAシーケンサが必要となる。その
1つの方法として、平板状のスラブゲルを用いたものに
代わってゲルを充填したキャピラリーカラムを複数本配
列したマルチキャピラリーDNAシーケンサが提案され
ている。キャピラリーカラムは、スラブゲルに比べて、
試料の取扱いや注入が容易であるだけでなく、高速に泳
動させて高感度で検出できる。つまり、スラブゲルで高
電圧を印加すれば、ジュール熱の影響によりバンドが広
がったり、温度勾配が生じるなどの問題が生じるが、キ
ャピラリーカラムではそのような問題は少なく、高電圧
を印加して高速泳動をさせても、バンドの広がりが少な
く高感度検出ができるのである。
DNAの塩基配列決定には、高感度で、高速で、かつ大
処理能力をもったDNAシーケンサが必要となる。その
1つの方法として、平板状のスラブゲルを用いたものに
代わってゲルを充填したキャピラリーカラムを複数本配
列したマルチキャピラリーDNAシーケンサが提案され
ている。キャピラリーカラムは、スラブゲルに比べて、
試料の取扱いや注入が容易であるだけでなく、高速に泳
動させて高感度で検出できる。つまり、スラブゲルで高
電圧を印加すれば、ジュール熱の影響によりバンドが広
がったり、温度勾配が生じるなどの問題が生じるが、キ
ャピラリーカラムではそのような問題は少なく、高電圧
を印加して高速泳動をさせても、バンドの広がりが少な
く高感度検出ができるのである。
【0003】サンガー法によって処理すれば、その末端
がA(アデニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C
(シトシン)からなる4種類のDNAフラグメント試料
が生成される。処理能力を上げるためには複数のキャピ
ラリーカラムで同時に電気泳動させる必要があるが、そ
の場合、末端塩基別の試料を異なるキャピラリーカラム
で泳動させると、キャピラリーカラム間の泳動速度の差
が塩基配列決定の誤差となる。そのため、各キャピラリ
ーカラムには4種類の末端塩基のDNAフラグメントを
含んだ試料を注入し、複数のキャピラリーカラムで同時
に泳動させなければならない。その際、末端塩基の異な
る4種類のDNAフラグメントを識別するために、2種
類以上の蛍光物質で標識することが行なわれている。
がA(アデニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C
(シトシン)からなる4種類のDNAフラグメント試料
が生成される。処理能力を上げるためには複数のキャピ
ラリーカラムで同時に電気泳動させる必要があるが、そ
の場合、末端塩基別の試料を異なるキャピラリーカラム
で泳動させると、キャピラリーカラム間の泳動速度の差
が塩基配列決定の誤差となる。そのため、各キャピラリ
ーカラムには4種類の末端塩基のDNAフラグメントを
含んだ試料を注入し、複数のキャピラリーカラムで同時
に泳動させなければならない。その際、末端塩基の異な
る4種類のDNAフラグメントを識別するために、2種
類以上の蛍光物質で標識することが行なわれている。
【0004】末端塩基の異なるDNAフラグメントを識
別するための標識物質としてFAM、JOE、TAMR
A及びROXの4種類の発蛍光団をそれぞれ異なるDN
Aフラグメントに標識として用いる方法(Anal. Chem.
1994, 66, 1021-1026(以下、引用例1という)参照)
や、FAMとJOEの2種類を比率を異ならせて用いる
ことによりコード化して4種類のDNAフラグメントを
識別する方法(Anal.Chem. 1992, 64, 2149-2154(以
下、引用例2という)参照)が提案されている。いずれ
にしても、マルチキャピラリーDNAシーケンサの処理
能力を上げるためには、多色蛍光標識によって識別でき
るようにした末端塩基の異なる4種類のDNAフラグメ
ントを含む試料を各キャピラリーカラムに注入し、複数
のキャピラリーカラムで複数の試料を同時に泳動させる
ことが背景となっている。
別するための標識物質としてFAM、JOE、TAMR
A及びROXの4種類の発蛍光団をそれぞれ異なるDN
Aフラグメントに標識として用いる方法(Anal. Chem.
1994, 66, 1021-1026(以下、引用例1という)参照)
や、FAMとJOEの2種類を比率を異ならせて用いる
ことによりコード化して4種類のDNAフラグメントを
識別する方法(Anal.Chem. 1992, 64, 2149-2154(以
下、引用例2という)参照)が提案されている。いずれ
にしても、マルチキャピラリーDNAシーケンサの処理
能力を上げるためには、多色蛍光標識によって識別でき
るようにした末端塩基の異なる4種類のDNAフラグメ
ントを含む試料を各キャピラリーカラムに注入し、複数
のキャピラリーカラムで複数の試料を同時に泳動させる
ことが背景となっている。
【0005】このようなマルチキャピラリー式塩基配列
決定装置では、末端塩基に対応して設定された蛍光波長
ごとの4種類の検出信号が得られる。泳動途中で各キャ
ピラリーカラムではいまどの塩基が検出されているかと
いう状態を表示するために、末端塩基別の4種類の信号
波形をそのまま表示装置の画面に表示している。
決定装置では、末端塩基に対応して設定された蛍光波長
ごとの4種類の検出信号が得られる。泳動途中で各キャ
ピラリーカラムではいまどの塩基が検出されているかと
いう状態を表示するために、末端塩基別の4種類の信号
波形をそのまま表示装置の画面に表示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】多数のキャピラリーカ
ラムを用いて電気泳動を行なう場合、検出された波形を
そのまま表示していたのでは、どれがどのキャピラリー
カラムに対応する信号であるかがわからず、さらに各キ
ャピラリーカラムでいまどの塩基が検出されているのか
もわかりにくく、泳動状態を把握するのが容易ではない
という問題がある。そこで、本発明は多数のキャピラリ
ーカラムを用いて電気泳動を行なう場合に、各試料での
泳動状態をリアルタイムで容易に把握できるようにする
ことを目的とするものである。
ラムを用いて電気泳動を行なう場合、検出された波形を
そのまま表示していたのでは、どれがどのキャピラリー
カラムに対応する信号であるかがわからず、さらに各キ
ャピラリーカラムでいまどの塩基が検出されているのか
もわかりにくく、泳動状態を把握するのが容易ではない
という問題がある。そこで、本発明は多数のキャピラリ
ーカラムを用いて電気泳動を行なう場合に、各試料での
泳動状態をリアルタイムで容易に把握できるようにする
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチキャピラ
リー式塩基配列決定装置では、そのマルチキャピラリー
アレイ泳動部は、キャピラリーアレイの一端側が試料注
入側となってキャピラリーカラム端が2次元的に配列さ
れて下向きに固定され、そのキャピラリーカラム端の下
方には、そのキャピラリーカラム端の配列と対応して試
料が収容されたウエルが2次元的に配列されてウエル内
に挿入された各キャピラリーカラム端に電圧が印加され
る試料容器、及び泳動用バッファ液が収容されて全キャ
ピラリーカラムに電圧が印加される泳動用リザーバが配
置されて試料容器と泳動用リザーバのいずれかが選択的
にキャピラリーカラム端と接触させられ、キャピラリー
アレイの他端側が電圧の印加される別のバッファ液に浸
されて、キャピラリーアレイの両端間に泳動電圧が印加
されるようになっており、表示装置は試料容器のウエル
の配列に対応した画面を有し、その画面の各ウエルの位
置を検出された末端塩基に応じて4種類の色別で表示し
ていくものである。
リー式塩基配列決定装置では、そのマルチキャピラリー
アレイ泳動部は、キャピラリーアレイの一端側が試料注
入側となってキャピラリーカラム端が2次元的に配列さ
れて下向きに固定され、そのキャピラリーカラム端の下
方には、そのキャピラリーカラム端の配列と対応して試
料が収容されたウエルが2次元的に配列されてウエル内
に挿入された各キャピラリーカラム端に電圧が印加され
る試料容器、及び泳動用バッファ液が収容されて全キャ
ピラリーカラムに電圧が印加される泳動用リザーバが配
置されて試料容器と泳動用リザーバのいずれかが選択的
にキャピラリーカラム端と接触させられ、キャピラリー
アレイの他端側が電圧の印加される別のバッファ液に浸
されて、キャピラリーアレイの両端間に泳動電圧が印加
されるようになっており、表示装置は試料容器のウエル
の配列に対応した画面を有し、その画面の各ウエルの位
置を検出された末端塩基に応じて4種類の色別で表示し
ていくものである。
【0008】
【実施例】図1は一実施例を概略的に示す斜視図であ
る。キャピラリーアレイ2は分離媒体のゲルが充填され
た複数のキャピラリーカラムが配列されたものであり、
その一端側(下端側)2aが試料注入側となってカセッ
トホルダー4により二次元的に配列されて固定されてお
り、試料注入用サンプルプレート64のウエル内の試料
又は泳動用の下側リザーバ62のバッファ液と接触す
る。キャピラリーアレイ2の他端側(上端側)2bはキ
ャピラリーカラムが一列に配列されており、先端で上側
リザーバ56のバッファ液と接触する。キャピラリーア
レイ2の他端側にはキャピラリーカラムが一列に配列さ
れてカセットホルダー6により支持されている被検出部
2cが設けられている。
る。キャピラリーアレイ2は分離媒体のゲルが充填され
た複数のキャピラリーカラムが配列されたものであり、
その一端側(下端側)2aが試料注入側となってカセッ
トホルダー4により二次元的に配列されて固定されてお
り、試料注入用サンプルプレート64のウエル内の試料
又は泳動用の下側リザーバ62のバッファ液と接触す
る。キャピラリーアレイ2の他端側(上端側)2bはキ
ャピラリーカラムが一列に配列されており、先端で上側
リザーバ56のバッファ液と接触する。キャピラリーア
レイ2の他端側にはキャピラリーカラムが一列に配列さ
れてカセットホルダー6により支持されている被検出部
2cが設けられている。
【0009】キャピラリーカラムは、石英ガラスやホウ
ケイ酸ガラス(例えばパイレックス)等を材質とするも
のであり、外形が200〜300μm、内径が75〜1
00μmのものである。キャピラリーカラムはその外周
をSiO2など、紫外領域から近赤外領域の励起光によ
っては蛍光を発生しないか、発生しても蛍光測定の妨げ
にならない程度である無蛍光材質の被膜により被覆され
たものが好ましい。その場合には、被検出部2cでもキ
ャピラリーカラムの被膜を除去する必要がない。それに
対し、キャピラリーカラムが被膜として蛍光を発する樹
脂被膜をもったものである場合は、被検出部2cではそ
の被膜を除去しておくのが好ましい。キャピラリーアレ
イ2にはそのようなキャピラリーカラムが96〜480
本配列されている。
ケイ酸ガラス(例えばパイレックス)等を材質とするも
のであり、外形が200〜300μm、内径が75〜1
00μmのものである。キャピラリーカラムはその外周
をSiO2など、紫外領域から近赤外領域の励起光によ
っては蛍光を発生しないか、発生しても蛍光測定の妨げ
にならない程度である無蛍光材質の被膜により被覆され
たものが好ましい。その場合には、被検出部2cでもキ
ャピラリーカラムの被膜を除去する必要がない。それに
対し、キャピラリーカラムが被膜として蛍光を発する樹
脂被膜をもったものである場合は、被検出部2cではそ
の被膜を除去しておくのが好ましい。キャピラリーアレ
イ2にはそのようなキャピラリーカラムが96〜480
本配列されている。
【0010】キャピラリーカラム内には分離媒体のゲル
として、ポリアクリルアミドゲル、リニアアクリルアミ
ドゲル、ポリエチレンオキサイド(PEO)ゲルなどが
充填されている。各キャピラリーカラムには末端塩基別
に異なる螢光物質FAM、JOE、TAMRA、RO
X、ABI、R6G、R−110などの螢光物質から選
ばれた4種類の蛍光物質により標識された4種類のDN
Aフラグメント、又は引用例2のように2種類の蛍光物
質を比率を異ならせて用いることによりコード化された
4種類のDNAフラグメントを含む試料がそれぞれ注入
され、同時に電気泳動がなされる。
として、ポリアクリルアミドゲル、リニアアクリルアミ
ドゲル、ポリエチレンオキサイド(PEO)ゲルなどが
充填されている。各キャピラリーカラムには末端塩基別
に異なる螢光物質FAM、JOE、TAMRA、RO
X、ABI、R6G、R−110などの螢光物質から選
ばれた4種類の蛍光物質により標識された4種類のDN
Aフラグメント、又は引用例2のように2種類の蛍光物
質を比率を異ならせて用いることによりコード化された
4種類のDNAフラグメントを含む試料がそれぞれ注入
され、同時に電気泳動がなされる。
【0011】標識蛍光物質を励起するための励起光源と
して、アルゴンガスレーザ装置8が設けられている。ア
ルゴンガスレーザ装置8は出力が40〜100mWで、
マルチラインタイプであり、488nmと514.5n
mの2種類の波長のレーザ光を同時に発振する。励起・
受光光学系10は後で図2により一例が示されるよう
に、被検出部2cのキャピラリーカラムに励起光のアル
ゴンレーザビームを照射し、試料からの蛍光を検出する
ものであり、キャピラリーアレイの配列面に平行で泳動
方向に直交する方向に走査される。レーザ装置8からの
励起光ビームが励起・受光光学系10の走査によっても
ずれないようにするために、ここではレーザ装置8から
のレーザビームがカップラーにより結合された光ファイ
バ9を経て励起・受光光学系10に導かれている。
して、アルゴンガスレーザ装置8が設けられている。ア
ルゴンガスレーザ装置8は出力が40〜100mWで、
マルチラインタイプであり、488nmと514.5n
mの2種類の波長のレーザ光を同時に発振する。励起・
受光光学系10は後で図2により一例が示されるよう
に、被検出部2cのキャピラリーカラムに励起光のアル
ゴンレーザビームを照射し、試料からの蛍光を検出する
ものであり、キャピラリーアレイの配列面に平行で泳動
方向に直交する方向に走査される。レーザ装置8からの
励起光ビームが励起・受光光学系10の走査によっても
ずれないようにするために、ここではレーザ装置8から
のレーザビームがカップラーにより結合された光ファイ
バ9を経て励起・受光光学系10に導かれている。
【0012】キャピラリーアレイ2を一定温度に保つた
めに、発泡ポリウレタンなどの断熱材で囲まれた泳動チ
ャンバー42が設けられ、キャピラリーアレイ2はその
泳動チャンバー42内に収容されている。泳動チャンバ
ー42にはペルチェ素子が設けられて電子加熱冷却が行
なわれるようになっている。泳動チャンバー42内には
温度センサーとして白金抵抗体や熱電対が設けられてお
り、その温度センサーの検出出力をペルチェ素子にフィ
ードバックしてPID制御することにより、泳動チャン
バー42内を一定温度に保つようになっている。
めに、発泡ポリウレタンなどの断熱材で囲まれた泳動チ
ャンバー42が設けられ、キャピラリーアレイ2はその
泳動チャンバー42内に収容されている。泳動チャンバ
ー42にはペルチェ素子が設けられて電子加熱冷却が行
なわれるようになっている。泳動チャンバー42内には
温度センサーとして白金抵抗体や熱電対が設けられてお
り、その温度センサーの検出出力をペルチェ素子にフィ
ードバックしてPID制御することにより、泳動チャン
バー42内を一定温度に保つようになっている。
【0013】キャピラリーアレイ2の下端2aの下方に
は、泳動用リザーバ62と試料容器としてのサンプルプ
レート64が水平面内でXYZ可動ステージ68上に並
んで支持されている。可動ステージ68は、リザーバ6
2とサンプルプレート64のいずれかをキャピラリーア
レイ2の下端2aの下方に位置決めする水平方向(X,
Y方向)の移動と、サンプルプレート64のウエルの試
料又はリザーバ62内のバッファ液をキャピラリーアレ
イ2の下端2aに接触させたり、下端2aから引き離し
たりするための垂直方向(Z方向)の移動を行なう。
は、泳動用リザーバ62と試料容器としてのサンプルプ
レート64が水平面内でXYZ可動ステージ68上に並
んで支持されている。可動ステージ68は、リザーバ6
2とサンプルプレート64のいずれかをキャピラリーア
レイ2の下端2aの下方に位置決めする水平方向(X,
Y方向)の移動と、サンプルプレート64のウエルの試
料又はリザーバ62内のバッファ液をキャピラリーアレ
イ2の下端2aに接触させたり、下端2aから引き離し
たりするための垂直方向(Z方向)の移動を行なう。
【0014】サンプルプレート64は縦方向に24個、
横方向に16個のウエルが規則的に配列された384個
のウエルを備えており、キャピラリーアレイ2の下端2
aのキャピラリー端の配列はそのサンプルプレート64
のウエル配列に対応している。そのようなサンプルプレ
ート64は、ウエルの底が貫通し、その貫通した底には
メンブレンが張られ、それぞれのウエルのメンブレン上
には試料が吸着されたものを使用することができる。そ
のサンプルプレート64を他のリザーバに乗せ、そのリ
ザーバ64中にバッファ液をいれてそのバッファ液をメ
ンブレンと接触させることにより、バッファ液を通して
キャピラリーアレイ2の下端2aのキャピラリー端に試
料注入用の電圧を印加することができる。
横方向に16個のウエルが規則的に配列された384個
のウエルを備えており、キャピラリーアレイ2の下端2
aのキャピラリー端の配列はそのサンプルプレート64
のウエル配列に対応している。そのようなサンプルプレ
ート64は、ウエルの底が貫通し、その貫通した底には
メンブレンが張られ、それぞれのウエルのメンブレン上
には試料が吸着されたものを使用することができる。そ
のサンプルプレート64を他のリザーバに乗せ、そのリ
ザーバ64中にバッファ液をいれてそのバッファ液をメ
ンブレンと接触させることにより、バッファ液を通して
キャピラリーアレイ2の下端2aのキャピラリー端に試
料注入用の電圧を印加することができる。
【0015】リザーバ62には泳動用バッファ液が入れ
られ、そのバッファ液を通してキャピラリーアレイ2の
下端2aのキャピラリー端に泳動用電圧を印加すること
ができる。サンプルプレート64は貫通したウエルの底
に試料を吸着させたメンブレンを設けたもののほか、底
をもつウエルに試料を入れ、各ウエルに泳動電圧が印加
されるようにしたものでもよい。
られ、そのバッファ液を通してキャピラリーアレイ2の
下端2aのキャピラリー端に泳動用電圧を印加すること
ができる。サンプルプレート64は貫通したウエルの底
に試料を吸着させたメンブレンを設けたもののほか、底
をもつウエルに試料を入れ、各ウエルに泳動電圧が印加
されるようにしたものでもよい。
【0016】上側リザーバ56のバッファ液には上側電
極54が接触し、下側リザーバ62のバッファ液とサン
プルプレート64のウエルの試料には下側電極58が切
り換えて接触するように設けられており、両電極54,
58には高圧電源60から試料注入時又は泳動時の電圧
が印加される。その電圧は例えば30kVで、電流は1
0〜30mAである。
極54が接触し、下側リザーバ62のバッファ液とサン
プルプレート64のウエルの試料には下側電極58が切
り換えて接触するように設けられており、両電極54,
58には高圧電源60から試料注入時又は泳動時の電圧
が印加される。その電圧は例えば30kVで、電流は1
0〜30mAである。
【0017】励起・受光光学系10による検出結果に基
づいて各キャピラリーカラムで検出された塩基を識別し
て塩基配列を決定するデータ処理装置50と、そのデー
タ処理装置50による識別結果を表示するCRTなどの
表示装置52が設けられている。
づいて各キャピラリーカラムで検出された塩基を識別し
て塩基配列を決定するデータ処理装置50と、そのデー
タ処理装置50による識別結果を表示するCRTなどの
表示装置52が設けられている。
【0018】励起・受光光学系10の一例を図2(A)
に詳細に示す。励起光源のレーザ装置8からのレーザビ
ームがカップラー9aにより結合された光ファイバ9を
経てコリメータ9bからトンネルミラー16に入射され
る。コリメータ9bは走査される励起・受光光学系10
に固定されており、レーザ装置8は励起・受光光学系1
0の外部で固定されている。コリメータ9bはレーザビ
ーム12を被検出部2cのキャピラリーアレイの面に垂
直に照射するように方向が定められている。16は中央
部に穴をもち、その穴から励起光ビームを透過させ、鏡
面で蛍光を反射させるトンネルミラー、18は励起光を
1本のキャピラリーカラムに集光して投光するととも
に、そのキャピラリーカラムを泳動中の試料から発生す
る蛍光を受光する集光レンズである。集光レンズ18は
励起光の投光と蛍光の受光を同じレンズで行なうもので
あり、落射光学系を構成している。集光レンズ18で集
光された蛍光はトンネルミラー16の鏡面で反射され
る。
に詳細に示す。励起光源のレーザ装置8からのレーザビ
ームがカップラー9aにより結合された光ファイバ9を
経てコリメータ9bからトンネルミラー16に入射され
る。コリメータ9bは走査される励起・受光光学系10
に固定されており、レーザ装置8は励起・受光光学系1
0の外部で固定されている。コリメータ9bはレーザビ
ーム12を被検出部2cのキャピラリーアレイの面に垂
直に照射するように方向が定められている。16は中央
部に穴をもち、その穴から励起光ビームを透過させ、鏡
面で蛍光を反射させるトンネルミラー、18は励起光を
1本のキャピラリーカラムに集光して投光するととも
に、そのキャピラリーカラムを泳動中の試料から発生す
る蛍光を受光する集光レンズである。集光レンズ18は
励起光の投光と蛍光の受光を同じレンズで行なうもので
あり、落射光学系を構成している。集光レンズ18で集
光された蛍光はトンネルミラー16の鏡面で反射され
る。
【0019】20はその反射光から励起光成分を遮蔽
し、蛍光を透過させる光学フィルター、22は検出視野
を限定するためのピンホールスリット、24は光学フィ
ルター20を透過した蛍光をピンホールスリット22の
位置に結像させる絞りレンズ24である。キャピラリー
カラムでの蛍光発生点がピンホ−ルスリット22の位置
に結像されることにより、共焦点光学系を構成してい
る。励起光除去のための光学フィルター20としては、
エッジフィルターや色ガラスを利用することができる。
ピンホールスリット22は検出視野を小さくして隣接す
るキャピラリーカラムからの迷光侵入を防ぐためのもの
である。
し、蛍光を透過させる光学フィルター、22は検出視野
を限定するためのピンホールスリット、24は光学フィ
ルター20を透過した蛍光をピンホールスリット22の
位置に結像させる絞りレンズ24である。キャピラリー
カラムでの蛍光発生点がピンホ−ルスリット22の位置
に結像されることにより、共焦点光学系を構成してい
る。励起光除去のための光学フィルター20としては、
エッジフィルターや色ガラスを利用することができる。
ピンホールスリット22は検出視野を小さくして隣接す
るキャピラリーカラムからの迷光侵入を防ぐためのもの
である。
【0020】一実施例として、4種類の蛍光物質で標識
されたDNAフラグメント試料を電気泳動させる。その
場合に、ピンホールスリット22での蛍光像を4つの光
束に分割するために、図2(B)に示されるレンズパネ
ル26が配置されている。レンズパネル24は単レンズ
をカットして張りあわせたものや、ガラスモールド成形
品として製作することができる。その4つに分割された
光束のそれぞれの光路上には図2(C)に示される各標
識蛍光物質用の異なる分光用フィルターからなるフィル
ターパネル28が配置されている。フィルターパネル2
8は各標識蛍光物質に対応した4種類の波長特性の異な
るバンドパスフィルターがそれぞれの光路上にくるよう
に並列配置されたものである。各バンドパスフィルター
の透過波長は、塩基A,G,C,Tを標識している蛍光
物質の発光波長に対応したものである。それぞれのバン
ドパスフィルターを透過した蛍光を検出するために、そ
れぞれの光路上には4つの光電子増倍管30が配置され
ている。
されたDNAフラグメント試料を電気泳動させる。その
場合に、ピンホールスリット22での蛍光像を4つの光
束に分割するために、図2(B)に示されるレンズパネ
ル26が配置されている。レンズパネル24は単レンズ
をカットして張りあわせたものや、ガラスモールド成形
品として製作することができる。その4つに分割された
光束のそれぞれの光路上には図2(C)に示される各標
識蛍光物質用の異なる分光用フィルターからなるフィル
ターパネル28が配置されている。フィルターパネル2
8は各標識蛍光物質に対応した4種類の波長特性の異な
るバンドパスフィルターがそれぞれの光路上にくるよう
に並列配置されたものである。各バンドパスフィルター
の透過波長は、塩基A,G,C,Tを標識している蛍光
物質の発光波長に対応したものである。それぞれのバン
ドパスフィルターを透過した蛍光を検出するために、そ
れぞれの光路上には4つの光電子増倍管30が配置され
ている。
【0021】コリメータ9b、トンネルミラー16、集
光レンズ18、光学フィルター20、ピンホールスリッ
ト22、絞りレンズ24、レンズパネル26、フィルタ
ーパネル28及び光電子増倍管30を含む励起・受光光
学系10は、走査機構のステージに取りつけられてお
り、被検出部2cでの全てのキャピラリーカラムからの
蛍光を検出するために、被検出部2cでのキャピラリー
アレイの面に平行で、泳動方向と直交する一直線に沿っ
て往復方向に移動させられるようになっている。
光レンズ18、光学フィルター20、ピンホールスリッ
ト22、絞りレンズ24、レンズパネル26、フィルタ
ーパネル28及び光電子増倍管30を含む励起・受光光
学系10は、走査機構のステージに取りつけられてお
り、被検出部2cでの全てのキャピラリーカラムからの
蛍光を検出するために、被検出部2cでのキャピラリー
アレイの面に平行で、泳動方向と直交する一直線に沿っ
て往復方向に移動させられるようになっている。
【0022】図には示されていないが、この電気泳動装
置には、試料注入及び泳動用の高圧電源のほか、レーザ
装置の電源装置や制御基板を備えている。その制御基板
は、図3に示されるように、CPU80、光電子増倍管
30からの検出信号をデジタル信号に変換してCPU8
0に取り込むA/D変換器82、CPU80からの指示
により各部と信号の授受を行なうI/Oインターフェー
ス84、及び泳動チャンバー42の温度制御を行なう温
度コントローラ86を備えている。I/Oインターフェ
ース84は、温度コントローラ86、試料注入用及び泳
動用の高圧電源、走査機構32のセンサー及びモータ、
X−Zサンプルステージ68のセンサー及びモータ、レ
ーザ装置の電源、インターロック用安全スイッチ、表示
灯などと接続されている。CPU80は外部のパーソナ
ルコンピュータ88と接続されている。パーソナルコン
ピュータ88は図1に示されたデータ処理装置50に対
応し、そのディスプレーは表示装置52に対応する。
置には、試料注入及び泳動用の高圧電源のほか、レーザ
装置の電源装置や制御基板を備えている。その制御基板
は、図3に示されるように、CPU80、光電子増倍管
30からの検出信号をデジタル信号に変換してCPU8
0に取り込むA/D変換器82、CPU80からの指示
により各部と信号の授受を行なうI/Oインターフェー
ス84、及び泳動チャンバー42の温度制御を行なう温
度コントローラ86を備えている。I/Oインターフェ
ース84は、温度コントローラ86、試料注入用及び泳
動用の高圧電源、走査機構32のセンサー及びモータ、
X−Zサンプルステージ68のセンサー及びモータ、レ
ーザ装置の電源、インターロック用安全スイッチ、表示
灯などと接続されている。CPU80は外部のパーソナ
ルコンピュータ88と接続されている。パーソナルコン
ピュータ88は図1に示されたデータ処理装置50に対
応し、そのディスプレーは表示装置52に対応する。
【0023】次に、この実施例の動作について説明す
る。試料はサンガー反応を用いて調製されたDNA断片
試料であり、末端塩基の種類に応じてプライマー又はタ
ーミネータが異なる蛍光物質で標識されている。その試
料はサンプルプレート66に用意する。キャピラリーア
レイ2の各キャピラリーカラムにはアクリルアミドモノ
マー溶液又はロングレンジャー(アクリルアミドを主成
分とするゲル原料で、アメリカFMC社の商品名)モノ
マー溶液を電気泳動ゲル組成に調製したものを真空ポン
プやアスピレーターを用いて負圧吸引し、ゲル重合させ
る。キャピラリーアレイ2をカセットホルダー4,6に
より図1の泳動装置の所定の位置に装着する。
る。試料はサンガー反応を用いて調製されたDNA断片
試料であり、末端塩基の種類に応じてプライマー又はタ
ーミネータが異なる蛍光物質で標識されている。その試
料はサンプルプレート66に用意する。キャピラリーア
レイ2の各キャピラリーカラムにはアクリルアミドモノ
マー溶液又はロングレンジャー(アクリルアミドを主成
分とするゲル原料で、アメリカFMC社の商品名)モノ
マー溶液を電気泳動ゲル組成に調製したものを真空ポン
プやアスピレーターを用いて負圧吸引し、ゲル重合させ
る。キャピラリーアレイ2をカセットホルダー4,6に
より図1の泳動装置の所定の位置に装着する。
【0024】上下のリザーバ56,62にバッファ液を
入れて泳動装置に装着する。試料を入れたサンプルプレ
ート64は貫通したウエルの底にメンブレンを張ってそ
こに試料を吸着させたものであるとして、そのサンプル
プレート64を別のリザーバに装着して試料とそのリザ
ーバ内のバッファ液とを接触させる。
入れて泳動装置に装着する。試料を入れたサンプルプレ
ート64は貫通したウエルの底にメンブレンを張ってそ
こに試料を吸着させたものであるとして、そのサンプル
プレート64を別のリザーバに装着して試料とそのリザ
ーバ内のバッファ液とを接触させる。
【0025】その後、パーソナルコンピュータ88から
シーケンス開始が入力されると、可動ステージ68がサ
ンプルプレート64をキャピラリーアレイ端2aの下方
に移動させ、サンプルプレート64を上昇させてキャピ
ラリーアレイ端2aをサンプルプレート66のウエル中
の試料に接触させる。その後、両電極54,58を通し
てサンプルプレート66のウエル中の試料とリザーバ5
6のバッファ液と間に高圧が所定時間印加されて試料の
注入が行なわれる。
シーケンス開始が入力されると、可動ステージ68がサ
ンプルプレート64をキャピラリーアレイ端2aの下方
に移動させ、サンプルプレート64を上昇させてキャピ
ラリーアレイ端2aをサンプルプレート66のウエル中
の試料に接触させる。その後、両電極54,58を通し
てサンプルプレート66のウエル中の試料とリザーバ5
6のバッファ液と間に高圧が所定時間印加されて試料の
注入が行なわれる。
【0026】試料注入後、可動ステージ68が作動し、
泳動用リザーバ62がキャピラリーアレイ端2aの位置
に位置決めされてキャピラリーアレイ端2aが泳動用リ
ザーバ62のバッファ液に浸された後、両電極54,5
8を通して両バッファ液間に高電圧が印加されて泳動が
開始される。泳動中はコンプレッションを起こさないよ
うに泳動チャンバー42内を40〜60℃の一定温度に
なるように制御される。
泳動用リザーバ62がキャピラリーアレイ端2aの位置
に位置決めされてキャピラリーアレイ端2aが泳動用リ
ザーバ62のバッファ液に浸された後、両電極54,5
8を通して両バッファ液間に高電圧が印加されて泳動が
開始される。泳動中はコンプレッションを起こさないよ
うに泳動チャンバー42内を40〜60℃の一定温度に
なるように制御される。
【0027】泳動分離されたDNA断片が被検出部2c
を通過する際、励起・受光光学系10が走査されて試料
を標識している蛍光物質からの蛍光が検出される。この
とき、フィルターパネル28の4つのフィルターを通過
して4つの光電子増倍管30で検出された蛍光による信
号は、それぞれ図4(A)に示されるように得られる。
図4(A)のような信号はDNAフラグメント試料の末
端塩基の種類に応じて4組が得られる。それらの信号は
A/D変換器を経てデータ処理装置であるパーソナルコ
ンピュータ88に取り込まれる。これらの信号は、DN
Aフラグメント試料を泳動させていないときの信号と対
比され、DNAフラグメント試料のみの信号が図4
(B)のように抽出される。その後、その4組の信号の
内で最大強度をもち、かつ一定のしきい値以上の信号に
対応した塩基が、各キャピラリーカラムでの塩基として
認識される。
を通過する際、励起・受光光学系10が走査されて試料
を標識している蛍光物質からの蛍光が検出される。この
とき、フィルターパネル28の4つのフィルターを通過
して4つの光電子増倍管30で検出された蛍光による信
号は、それぞれ図4(A)に示されるように得られる。
図4(A)のような信号はDNAフラグメント試料の末
端塩基の種類に応じて4組が得られる。それらの信号は
A/D変換器を経てデータ処理装置であるパーソナルコ
ンピュータ88に取り込まれる。これらの信号は、DN
Aフラグメント試料を泳動させていないときの信号と対
比され、DNAフラグメント試料のみの信号が図4
(B)のように抽出される。その後、その4組の信号の
内で最大強度をもち、かつ一定のしきい値以上の信号に
対応した塩基が、各キャピラリーカラムでの塩基として
認識される。
【0028】キャピラリーアレイ2の各々のキャピラリ
ーカラムの同定は、励起・受光光学系10を走査する走
査機構にエンコーダを設けておき、そのエンコーダから
得られる出力パルスを用いて行なうことができる。その
ようにして求められたキャピラリーカラム位置と蛍光信
号から得られた塩基の種類が対比させられ、図2(C)
に示されるように、サンプルプレート64のウエルの配
列に対応した表示画面に、末端塩基に応じた4種類の色
別で表示される。
ーカラムの同定は、励起・受光光学系10を走査する走
査機構にエンコーダを設けておき、そのエンコーダから
得られる出力パルスを用いて行なうことができる。その
ようにして求められたキャピラリーカラム位置と蛍光信
号から得られた塩基の種類が対比させられ、図2(C)
に示されるように、サンプルプレート64のウエルの配
列に対応した表示画面に、末端塩基に応じた4種類の色
別で表示される。
【0029】励起・受光光学系10は図2に示されたも
のに限られるものではない、例えば、ピンホールスリッ
ト22に結像した蛍光像を凹面グレーティングで分割と
分光を同時に行ない、分光の結像位置には、4つの標識
蛍光物質に対応した波長位置からの蛍光を受光するバン
ドルファイバ一端を配置し、そのバンドルファイバの他
端を4つの光電子増倍管に導くようにしてもよい。
のに限られるものではない、例えば、ピンホールスリッ
ト22に結像した蛍光像を凹面グレーティングで分割と
分光を同時に行ない、分光の結像位置には、4つの標識
蛍光物質に対応した波長位置からの蛍光を受光するバン
ドルファイバ一端を配置し、そのバンドルファイバの他
端を4つの光電子増倍管に導くようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明では泳動信号を末端塩基に対応す
る4色に色分けし、試料容器に対応した表示画面のそれ
ぞれの試料の位置に表示させるようにしたので、泳動状
態のリアルタイムで正確な把握が容易になる。
る4色に色分けし、試料容器に対応した表示画面のそれ
ぞれの試料の位置に表示させるようにしたので、泳動状
態のリアルタイムで正確な把握が容易になる。
【図1】一実施例を概略的に示す斜視図である。
【図2】(A)は一実施例における励起・受光光学系を
示す側面断面図、(B)はそこで用いられるレンズパネ
ルを示す斜視図、(C)はそこで用いられるフィルタパ
ネルを示す斜視図である。
示す側面断面図、(B)はそこで用いられるレンズパネ
ルを示す斜視図、(C)はそこで用いられるフィルタパ
ネルを示す斜視図である。
【図3】一実施例における制御基板を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】一実施例の動作を示す図であり、(A)は1つ
の光電子増倍管から得られる蛍光信号をしめす波形図、
(B)はその信号からDNAフラグメント試料のみの信
号を抽出した信号の波形図、(C)は表示画面の例を示
す概略正面図である。
の光電子増倍管から得られる蛍光信号をしめす波形図、
(B)はその信号からDNAフラグメント試料のみの信
号を抽出した信号の波形図、(C)は表示画面の例を示
す概略正面図である。
2 キャピラリーアレイ 2c 被検出部 8 アルゴンガスレーザ装置 10 励起・受光光学系 12 レーザビーム 50 データ処理装置 52 表示装置 56,62 リザーバ 64 サンプルプレート 68 可動ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林崎 良英 茨城県つくば市高野台3丁目1番1 理化 学研究所 ライフサイエンス筑波研究セン ター内 (72)発明者 柏木 克也 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 ゲルが充填された複数のキャピラリーカ
ラムが配列され、複数種類の蛍光物質により識別可能に
標識された4種類の末端塩基の異なるDNAフラグメン
トを含む複数の試料が1つずつ前記キャピラリーカラム
に注入されて、全てのキャピラリーカラムで同時に電気
泳動されるマルチキャピラリーアレイ泳動部と、前記マ
ルチキャピラリーアレイ泳動部でキャピラリーカラムが
1列に配列された被検出部においてキャピラリーアレイ
の面に対し、その垂直方向から泳動方向と直交する1直
線上に励起光を照射し、励起光により励起された試料か
らの蛍光を受光し、その蛍光の波長特性を検出する励起
・受光光学系と、前記励起・受光光学系による検出結果
に基づいて各キャピラリーカラムで検出された塩基を識
別して塩基配列を決定するデータ処理装置と、そのデー
タ処理装置による識別結果を表示する表示装置とを備え
たマルチキャピラリー電気泳動装置において、 前記マルチキャピラリーアレイ泳動部は、キャピラリー
アレイの一端側が試料注入側となってキャピラリーカラ
ム端が2次元的に配列されて下向きに固定され、そのキ
ャピラリーカラム端の下方には、そのキャピラリーカラ
ム端の配列と対応して試料が収容されたウエルが2次元
的に配列されてウエル内に挿入された各キャピラリーカ
ラム端に電圧が印加される試料容器、及び泳動用バッフ
ァ液が収容されて全キャピラリーカラムに電圧が印加さ
れる泳動用リザーバが配置されて試料容器と泳動用リザ
ーバのいずれかが選択的にキャピラリーカラム端と接触
させられ、キャピラリーアレイの他端側が電圧の印加さ
れる別のバッファ液に浸されて、キャピラリーアレイの
両端間に泳動電圧が印加されるようになっており、 前記表示装置は前記試料容器のウエルの配列に対応した
画面を有し、その画面の各ウエルの位置を検出された末
端塩基に応じて4種類の色別で表示していくものである
ことを特徴とするマルチキャピラリー式塩基配列決定装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01996997A JP3544812B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | マルチキャピラリー式塩基配列決定装置 |
| EP98100389A EP0854362A3 (en) | 1997-01-16 | 1998-01-12 | Multi-capillary electrophoresis apparatus |
| KR1019980000753A KR19980070485A (ko) | 1997-01-16 | 1998-01-13 | 멀티-모세관 전기 영동장치 |
| US09/006,933 US6120667A (en) | 1997-01-16 | 1998-01-14 | Multi-capillary electrophoresis apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01996997A JP3544812B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | マルチキャピラリー式塩基配列決定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10206385A true JPH10206385A (ja) | 1998-08-07 |
| JP3544812B2 JP3544812B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=12014030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01996997A Expired - Fee Related JP3544812B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | マルチキャピラリー式塩基配列決定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3544812B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000321243A (ja) * | 1999-05-12 | 2000-11-24 | Inst Of Physical & Chemical Res | マルチキャピラリー電気泳動装置 |
| JP2007198845A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Hitachi High-Technologies Corp | キャピラリ電気泳動装置及び電気泳動方法 |
-
1997
- 1997-01-16 JP JP01996997A patent/JP3544812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000321243A (ja) * | 1999-05-12 | 2000-11-24 | Inst Of Physical & Chemical Res | マルチキャピラリー電気泳動装置 |
| JP2007198845A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Hitachi High-Technologies Corp | キャピラリ電気泳動装置及び電気泳動方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3544812B2 (ja) | 2004-07-21 |
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20031201 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20031210 |
|
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