JPH10233962A - フイルムスキャナーの自動焦点調節装置 - Google Patents
フイルムスキャナーの自動焦点調節装置Info
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- JPH10233962A JPH10233962A JP8216390A JP21639096A JPH10233962A JP H10233962 A JPH10233962 A JP H10233962A JP 8216390 A JP8216390 A JP 8216390A JP 21639096 A JP21639096 A JP 21639096A JP H10233962 A JPH10233962 A JP H10233962A
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Landscapes
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
写真画像の画面サイズに影響を受けることなく、的確か
つ迅速にピント合わせができるようにする。 【解決手段】 第1テーブルメモリ38aに、写真画像
の画面サイズとズーム位置との組み合わせごとに、ピン
ト合わせの評価エリアとを対応させたデータを格納す
る。第2テーブルメモリ38bにズーム位置とフォーカ
スレンズ10bのオフセット位置とを対応させたデータ
を格納する。第3テーブルメモリ38cにネガ/ポジの
フイルムの種別とピント合わせの距離範囲とを対応させ
たデータを格納する。CPU35は、コントローラ3あ
るいはフイルムキャリア6から入力される画面サイズ情
報,フイルムの種別情報を読み取り、ポテンショメータ
18からズーム位置情報を読み取る。第1,第2,第3
テーブルメモリから、それぞれの読み込み情報に対応し
た評価エリア,オフセット位置,距離範囲の各データを
取り出す。評価エリアはタイミング制御回路30によっ
て変更され、オフセット位置及び距離範囲はフォーカス
ドライバ17によって調節される。
Description
いはポジフイルムに撮影された画像を撮像して画像信号
を得るフイルムスキャナーに関するもので、詳しくは撮
像時のピント合わせを的確かつ迅速に行うことができる
ようにしたフイルムスキャナーの自動焦点調節装置に関
するものである。
た写真画像をCRTに表示したり、あるいはビデオプリ
ンタに出力して画像のハードコピーを得ようとする場合
には、光学的な写真画像を画像信号に変換するためにフ
イルムスキャナーが用いられる。フイルムスキャナーは
フイルム面に正対して写真画像を撮像するイメージセン
サ(固体撮像素子)を内蔵しており、このイメージセン
サから得られる撮像信号に適宜の信号処理を施すことに
よって画像信号が得られる。
像レンズが配置され、写真画像が正しくイメージセンサ
の光電面上に結像されるようにピント合わせが行われ
る。フイルムスキャナーでは、撮像対象となるフイルム
がフイルムキャリアによって保持され、しかも撮像レン
ズからほぼ一定の距離位置にセットされるため、一般の
ビデオカメラや電子スチルカメラなどのように広い距離
範囲にわたってピント合わせを行わなくてもよいが、フ
イルムキャリアを変更したときにフイルム面が移動した
り、撮像対象となるフイルムが種別ごとあるいはメーカ
ーごとに厚みが異なることなどを考慮すると、やはりピ
ント合わせを行う必要がある。
ト合わせを行うには、例えば特開昭61−41277号
公報,特開昭63−215268号公報,特開平1−7
774号公報に記載されたような自動焦点調節装置を用
いることができる。これらの自動焦点調節装置は、基本
的には写真画像をスキャンする過程でコントラストの変
化分を監視し、その変化量(空間周波数に相当)ごとに
そのサンプル数を対応させた評価信号を検出する。そし
て、フォーカスレンズを移動させながら、評価信号の積
算値がピークとなるようにフォーカスレンズをフィード
バック制御して合焦点を求めるようにしている。
調節装置を用いる場合、主要被写体のほとんどは撮像画
面の中心部に位置することが多いため、ピント合わせの
評価エリアを写真画像の中心部を含む限られた範囲に決
めることもできるが、フイルムスキャナーが対象とする
静止した写真画像の中には、主要被写体が画面の周辺部
に位置していることも少なくない。したがってフイルム
スキャナーでピント合わせを行うときには、写真画像の
ほぼ全域をピント合わせの評価エリアにするのが通常で
ある。
35フイルムやアドバンストフォトシステムのフイルム
のいずれにおいても、写真画像のサイズが一律ではなく
なってきている。例えば135フイルムの場合、従来は
フイルム上の画面サイズが36mm×24mmのフルサ
イズ(Cサイズ)がほとんどであったのに対し、36m
m×13mmのパノラマサイズ、36mm×20mmの
ハイビジョンサイズのものが混在してきている。したが
って、ピント合わせの評価エリアをCサイズに対応して
固定しておくと、他サイズの写真画像に対しては不必要
な範囲まで含めてピント合わせをすることになり好まし
くない。また、それぞれの画面サイズに応じてフイルム
をマスキングすると、ほとんどの場合、マスクの開口エ
ッジ部分でコントラストが最も大きくなり、この部分に
対してピント合わせが行われるという誤動作が生じやす
い。
評価信号の積算値の変化を監視し、積算値が負に変化し
たときに合焦と判定してフォーカスレンズの位置を決め
るようにすると、真のピークの手前にある偽ピークに応
答してフォーカスレンズがセットされることになり、誤
動作しやすい。したがって、調節範囲の全域にわたって
フォーカスレンズを移動させながら評価信号の積算値を
監視し、最終的にピークが得られた位置を識別してから
フォーカスレンズを位置決めする手法を採ると正確なピ
ント合わせができるが、従来のようにフォーカスレンズ
の全調節範囲にわたって評価信号の積算値をサンプリン
グしたのでは、ピント合わせに時間がかかりすぎて実用
的でない。
たもので、画像の取り込み範囲外の画像パターンなどに
影響を受けることなく適切なピント合わせが可能であ
り、またピント合わせを行う距離範囲を適切に設定する
ことによって迅速かつ的確なピント合わせを行うことが
できるようにしたフイルムスキャナー用の自動焦点調節
装置を提供することを目的とする。
するために、フイルム面上での画像の取り込み範囲とな
る有効撮像範囲を指定する画面サイズ指定手段を設け、
これにより指定された有効撮像範囲に対応し、この有効
撮像範囲内で、ピント合わせのために用いられる評価信
号の抽出エリアを設定する構成にしてある。したがっ
て、例えばフイルム上のフルサイズ画面の中にパノラマ
サイズで撮影された写真画像を撮像するときには、パノ
ラマサイズの指定を行うことによって自動的にピント合
わせの評価エリアがパノラマサイズに適した範囲に制限
され、余分な領域に対してピント合わせが行われること
はない。
たフイムの種別を表すID情報を識別する識別手段と、
このID情報に対応して撮像レンズのピント合わせを行
う距離範囲を設定する距離範囲設定手段とを設けておく
ことによって、フイルムの種別に適合した距離範囲を自
動的に変更することが可能となる。例えば、ポジフイル
ム(リバーサルフイルム)はネガフイルムと異なり、ス
ライド用枠にマウントされているのが通常であるため、
これをフイルムスキャナーのネガキャリアにセットする
とネガフイルムをセットしたときと撮像レンズからの距
離が異なる。したがって、撮像対象となるフイルムがネ
ガフイルムであるかポジフイルムであるかに応じ、それ
ぞれピント合わせの距離範囲を適切な範囲に自動設定す
ることによって、効率的にピント合わせ処理を行うこと
ができる。
フイルム面の位置があまり変動しないような場合には、
ピント合わせを行う距離範囲を狭く設定することができ
る。ピント合わせを行う距離範囲が狭いときには、フォ
ーカスレンズ移動用のモータを低速で駆動し、距離範囲
の始点から終点までフォーカスレンズをゆっくりと移動
させながら評価信号の積算値を逐次にフォーカスレンズ
の位置情報とともに読み込んで記憶手段に書き込む構成
にする。こうして得られた積算値からそのピークを識別
し、そのピークが得られた位置にフォーカスレンズを戻
してピント合わせを終了する。これにより、処理時間を
あまりかけることなく、正確なピント合わせができる。
よって撮像レンズまでの距離が様々に変わる可能性が高
いフイルムに対しては、ピント合わせの距離範囲を広く
とる必要があり、ネガフイルムのときと同様にピント合
わせの距離範囲の全域にわたってフォーカスモータを低
速で駆動するとピント合わせの処理時間が長くなる。こ
の場合には、距離範囲の始点から終点までモータを高速
で駆動しながら評価信号の積算値を粗くサンプリングし
て記憶手段に書き込む。こうして得られた積算値からピ
ーク値を識別し、ピーク値が得られる直前の位置までフ
ォーカスレンズを戻し、次にモータを低速駆動しながら
再び評価信号の積算値をサンプリングし、積算値が負に
反転したときに反転直前の位置にフォーカスレンズを戻
してピント合わせを終了すればよい。なお、上記処理に
加え、撮像レンズをズーム操作したときには、そのズー
ム位置に応じて前記距離範囲の始点にくるようにフォー
カスレンズを移動させておくことも有効である。
面サイズ指定手段は複数種類の中から一つの有効撮像範
囲を指定する機能を有しており、これらの複数種類の有
効撮像範囲ごとに評価信号の抽出エリアを対応づけた第
1テーブルメモリが用いられ、また、ネガ/ポジなどの
フイルムの種別についても各々の種別を表すID情報ご
とにピント合わせを行う距離範囲を対応させた第2テー
ブルメモリが用いられる。これらのメモリは、ピント合
わせを行う際に順次に参照され、それぞれ所定の評価エ
リア,距離範囲が設定される。
るように、第1テーブルメモリに格納された評価エリア
は、有効撮像範囲の指定情報と撮像レンズのズーム位置
情報との組み合わせに対応して選択される構成が採ら
れ、またズーム位置に対応してフォーカスレンズの初期
シフト量を対応づけた第3テーブルメモリが用いられ
る。そして、これらの第1〜第3テーブルメモリを順に
参照してフォーカスレンズを適切な距離範囲の中で光軸
方向に移動させながら評価信号の積算値をサンプリング
し、サンプリングされた前記積算値がピークになる位置
を基準にしてフォーカスレンズの最終的なセット位置を
決めるようにしてある。
キャナーの外観を示す。フイルムスキャナーは、テーブ
ル2,キーボード及びマウスからなるコントローラ3,
モニタCRT4,撮像ユニット5,フイルムキャリア
6,光源ユニット7,ディスクドライブユニット8から
なる。ディスクドライブユニット8には基本プログラム
が記録されたシステムディスクが装填され、コントロー
ラ3からの起動コマンドにしたがって基本プログラムが
立ち上がり、後述する各種の処理が行われる。
ア6に装填される。ネガフイルムが対象となるときに
は、例えば6コマずつに分断されたシート形態、あるい
は長尺形態のままネガフイルムホルダに挿入され、この
ネガフイルムホルダがフイルムキャリア6で保持され
る。ポジフイルムが対象となるときには、1コマずつマ
ウントされたポジフイルムを数コマ分並べて保持するマ
ウントホルダが用いられ、このマウントホルダがフイル
ムキャリア6で保持される。これらのネガフイルムホル
ダ,マウントホルダの形状の相違がフイルムキャリア6
に組み込まれたマイクロスイッチなどのセンサで検知さ
れ、これにより装填の有無を表す装填完了信号及びフイ
ルムの種別情報が得られる。この種別情報はフイルムI
D情報の一部として撮像ユニット5に送信される。
るフイルムがネガフイルムであるかポジフイルムである
かの指示入力が行われる。この指示入力はI/Oポート
を介して撮像ユニット5に送信され、CRTモニタ4に
写真画像の表示を行う際にネガ/ポジ反転処理が必要で
あるか否かが決められ、またフイルムキャリア6からの
種別情報との対照確認が行われる。光源ユニット7に
は、照明ランプ,光量調節用の絞り,色温度調整用のカ
ラーフィルタが内蔵され、コントローラ3からの入力に
より適宜の調節が可能となっている。撮像ユニット5
は、ズーム機能をもった撮像レンズ10,イメージセン
サを含む撮像部11,光源ユニット7及び撮像レンズ1
0の制御やイメージセンサで取り込まれた撮像信号に適
宜の信号処理を行う回路部12とからなる。
ュータで構成され、その構成の概略を図2に示す。フイ
ルムキャリア6に装填されたフイルム15(ネガフイル
ム)は光源ユニット7と撮像レンズ10との間にセット
される。光源ユニット7からの照明光によってフイルム
15は背後から照明される。撮像レンズ10は、変倍レ
ンズ10aとフォーカスレンズ10bとから構成され、
各々のレンズを光軸方向に移動させることによってズー
ミングとフォーカシングが行われる。各々のレンズを移
動させるために、ズームドライバ16,フォーカスドラ
イバ17が用いられ、それぞれステッピングモータ16
a,17aの駆動により移動制御が行われる。変倍レン
ズ10aにはズーム位置検知手段としてポテンショメー
タ18が併設されており、ポテンショメータ18は変倍
レンズ10aの移動に連動してその抵抗値が変化してズ
ーム位置と一対一に対応した電圧信号を出力する。
サ20が設けられている。イメージセンサ20の光電面
には微少な赤,緑,青のカラーフィルタがマトリクス状
に配列されており、これらのカラーフィルタを透過した
光がピクセルごとに光電変換され、信号電荷の蓄積が行
われる。なお、イメージセンサ20には多くCCD固体
撮像素子が用いられるが、もちろん他の固体撮像素子を
用いることも可能である。イメージセンサ20を駆動す
るためにセンサドライバ21が用いられており、イメー
ジセンサ20からはピクセルごとの信号電荷が時系列に
読み出され、撮像信号として出力される。
定のサンプリング周波数のもとでA/Dコンバータ22
によりデジタル変換される。デジタル化された撮像信号
はデジタル信号処理回路24に時系列に入力される。デ
ジタル信号処理回路24は、入力された撮像信号を色ご
とに読み込んでマトリクス演算を行い、RGB画像信号
とコンポジット画像信号との2種類の画像信号を生成す
る。なお、デジタル信号処理回路24ではγ補正や信号
レベルの調整,カラーバランスの調整も行われる。こう
して得られたRGB画像信号は、オペレータが画像信号
の取り込み入力を行った時点で、デジタル信号のままR
GB出力端子に出力され、またコンポジット画像信号は
D/Aコンバータ25でアナログ変換の後にコンポジッ
ト出力端子に出力される。なお、コンポジット画像信号
はCRTモニター4に逐次に送られるようになってお
り、フイルムスキャナーを作動させている期間中、オペ
レータはフイルム15の写真画像を観察することができ
る。
ンドパスフィルタ28にも入力される。バンドパスフィ
ルタ28はカスケード接続された2つのプログラマブル
デジタルフィルタ28a,28bとからなる。前段のプ
ログラマブルデジタルフィルタ28aは、概念的には時
系列で入力されてくる撮像信号相互間の差を求め、その
差が設定値KH 以下のものを評価信号として出力する。
また、後段のプログラマブルデジタルフィルタ28bは
前段から入力されてくる評価信号のうち、その値が設定
値KL 以上のものを出力する。この結果、バンドパスフ
ィルタ28からは、撮像信号相互間の差が一定範囲内の
差分データが出力される。
てくる撮像信号のもつ空間周波数に対応し、その差が大
きいほど空間周波数が高いことを意味する。したがっ
て、バンドパスフィルタ28の上記作用は、撮像信号に
含まれる空間周波数を低域カット周波数fL と高域カッ
ト周波数fH でフィルタリングし、これらのカット周波
数で挟まれた周波数帯域内の変化幅データ(+,−の双
方がある)を評価信号として出力することに対応する。
ブルデジタルフィルタ28aにタップ係数として入力さ
れる設定値KH に対応して決まり、低域カット周波数f
L は後段のプログラマブルデジタルフィルタ18bにタ
ップ係数として入力される設定値KL に対応して決ま
る。なお、上記プログラマブルデジタルフィルタ28
a,28bには例えばLOGIC社製の「12×10ビ
ット マトリクス マルチプライヤ LF2250」
(商品名)などを用いることができ、さらに高度なフィ
ルタリング演算を行わせことによって、より高精度の評
価信号を得ることも可能である。
タ28から送られてくる評価信号の絶対値をとって順次
にタイミング制御回路30に入力する。タイミング制御
回路30は、絶対値変換回路29から順次に送られてく
る評価信号の積算値を、その入力タイミングに応じて選
別して一部を積算回路31に入力する。イメージセンサ
20は、フイルム15上の写真画像を二次元的に走査し
て撮像信号を出力し、こうして出力されてくる撮像信号
に基づいて評価信号及びその積算値が求められるから、
シリアルに入力されてくる積算値をその入力のタイミン
グによって選別することによって、フイルム15に記録
された写真画像のうちの一部の範囲から得られた評価信
号の積算値を取り出すことができる。
ルム15上に記録されたフルサイズ画面32aを撮像し
て得られた撮像信号に基づいて評価信号を得たときに、
破線で示す評価エリア32bに属する評価信号だけを積
算回路31に入力することが可能となる。同様に、パノ
ラマ画面33aに対しては評価エリア33b、ハイビジ
ョン画面34aに対しては評価エリア34bを設定する
ことができる。これらの評価エリア32b〜34bの選
択は、それぞれの画面サイズに応じてオペレータがコン
トローラ3を操作して有効撮像範囲の指定を行ったとき
に、CPU35がその指定入力に相当する画面サイズ情
報を読み取って自動的に行われる。
イミングデータはデータROM38の所定アドレス域に
確保された第1テーブルメモリ38aに格納されてお
り、画面サイズ指定手段として機能するコントローラ3
からの入力に応じて適宜のタイミングデータを読み出し
てバスライン36を経由してタイミング制御回路30に
入力するようになっている。なお、図3に示す評価エリ
ア32b〜34bの切換えは、撮像レンズ10のズーム
位置が広角端で固定されているときにはそのままでよい
が、前述のように撮像レンズ10がズーミング機能を備
えていることに対応し、前記評価エリア32b〜34b
は変倍レンズ10aの位置によっても自動的に調節され
るようになっている。
ズ10を広角端にして撮像するときには、イメージセン
サ20の光電面上にパノラマ画面33aが結像され、そ
の内側に評価エリア33bが設定されるが、撮像レンズ
10をズーミング操作して画像の拡大が行われると、図
4(B) に示すように、イメージセンサ20の光電面上に
は拡大されたパノラマ画面33a’が結像される。これ
に対応し、同図(A) に示す評価エリア33bも拡大され
た評価エリア33b’に変更される。
ルメモリ38aには、画面サイズ情報と、撮像レンズ1
0のズーム範囲を複数ステップに区画したそれぞれのズ
ームステップ位置との組み合わせごとに、評価エリアの
左上端の座標データSと、幅データW,高さデータHと
がタイミングデータとして割り当てられている。これら
の各データは、イメージセンサ20の光電面上に配列さ
れたピクセルの座標,配列個数に対応している。そし
て、画面サイズ情報がパノラマ画面に対応し、かつ撮像
レンズ10を広角端に設定して撮像を行うときには、座
標S0(SX0,SY0)と、幅W0、高さH0の各デ
ータが第1テーブルメモリ38aから読み出され、CP
U35はこれらのデータに基づいて、図4(A) に破線で
示すように、評価エリア33bの設定を行う。
図4(B) に示すようにイメージセンサ20には拡大され
たパノラマ画面33a’が結像され、拡大率によっては
広角端のときのパノラマ画面の一部がイメージセンサ2
0の光電面から外れることもある。しかし、ズーミング
操作が行われたときには、そのズーム位置が第1テーブ
ルメモリ38aのズームステップ位置のいずれに属する
かによって、そのときのズーム位置に応じた座標Sn
(SXn,SYn)、幅Wn、高さHnの各データが読
み出され、これらのデータによって破線で示すように有
効撮像範囲よりもわずかに狭い評価エリア33b’に自
動的に変更される。
画面で撮影しておいても、バノラマ画面用,ハイビジョ
ン画面用のトリミング信号をコマ位置ごとに光学記録あ
るいは磁気記録しておけば、このトリミング信号をフイ
ルムキャリア6に組み込まれたセンサで読み取って、こ
れに対応した適切な評価エリアを設定することも可能で
あり、またこの評価エリアに対応した画面サイズ内の画
像信号をRGB出力端子やコンポジット出力端子に出力
することもできる。この場合、前記トリミング信号に対
応して有効撮像範囲を決める標準的な使用形態では、必
ずしもコントローラ3から有効撮像範囲の指定を行わな
くても済むようになる。したがって、フイルムキャリア
6が画面サイズ指定手段としての機能をもつことにな
り、前述したフイルムの種別情報とともにトリミング信
号(画面サイズ情報)をフイルムID情報として撮像ユ
ニット5に入力する。
直同期期間内にタイミング制御回路30から送られてく
る評価信号を積算する。図5は、タイミング制御回路3
0から出力される評価信号強度の分布を示す概念図で、
実線がピント合わせ開始前、一点鎖線でピント合わせの
途中、破線が合焦したときの様子を示す。評価信号の積
算値は、それぞれの特性線で囲まれた領域の面積に相当
する。ピント合わせが行われてゆくにしたがって高周波
領域の評価信号も得られるようになり、結果的にピント
が合うほど評価信号の積算値も大きくなることが分る。
したがって、フォーカスレンズ10bを光軸方向に移動
させながら評価信号の積算値を読み込み、その値がピー
クに達したことをもって合焦判定を行うことができる。
価信号の積算値との相関を示す概念図である。一般に、
写真画像にコントラストの変化が乏しい場合には評価信
号の積算値は破線で示すようになだらかに変化し、写真
画像の絵柄パターンが細かくてコントラスト変化が多い
場合には一点鎖線で示すように鋭敏に変化する。破線で
示すような変化をするときには積算値のピークが識別し
にくい。また、一点鎖線で示すような変化をするときに
は、フォーカスレンズ10bを移動してゆく過程で評価
信号の積算値がマイナス側に変化したことをもってピー
クとして判定すると、偽ピークによる誤検出のおそれが
高くなる。
が得られるようにバンドパスフィルタ28のカット周波
数fL ,fH を決めることが好ましいが、写真画像のも
つパターンは種々様々であるため、一律にカット周波数
fL ,fH を決めることはできない。こうした事情を考
慮し、写真画像のもつ絵柄パターンに応じてオペレータ
がカット周波数fL ,fH を調節できるようにしておく
ことが上記弊害を軽減する上で有利である。この点、こ
のフイルムスキャナーの場合、バンドパスフィルタ28
をプログラマブルデジタルフィルタ28a,28bで構
成してあるので、これらのタップ係数をコントローラ3
から入力し、I/0ポート37,CPU35を介して変
更することによって対応可能である。
評価信号の積算値の変化が図6に実線で示すように変化
させることは困難である。しかも、撮像レンズ10はズ
ーム機能をもっており、ズーミングによって写真画像の
もつ空間周波数成分自体が変化するようになる。本発明
ではこのような要因をも考慮し、偽ピークに影響される
ことなく的確かつ迅速なピント合わせができるように後
述するアルゴリズムを採用している。
からなり、ズーミングを行うと変倍レンズ10aの移動
に連動してフォーカスレンズ10bも移動し、ズーミン
グに伴う焦点面の移動を補正する。したがって、撮像距
離が一定であったとしても、ズーミングを行うとフォー
カスレンズ10bは光軸方向に移動する。そして、仮に
フイルム15を設計値どおりのセット位置に装填された
とすると、この基準撮像距離に対して合焦が得られるフ
ォーカスレンズ10bのオフセット位置は、それぞれの
ズーム位置に応じて予め光学計算で求めておくことがで
きる。
0bのオフセット位置は、撮像レンズ10のズーム範囲
を複数ステップに区画したそれぞれのズームステップ位
置ごとに、初期位置からの駆動パルス数として第2テー
ブルメモリ38bに格納されている。この駆動パルス数
はステッピングモータ17aの回転角、すなわちフォー
カスレンズ10bの移動量に対応する。これによれば、
変倍レンズ10aの位置をポテンショメータ18,A/
Dコンバータ39を介して読み込んで、そのズーム位置
が第2テーブルメモリ38bのいずれのズームステップ
位置に相当しているかを識別した後、該当するズームス
テップ位置から駆動パルス数を読み込んで、これに基づ
いてフォーカスドライバ17,ステッピングモータ17
aを駆動すれば、初期位置にあるフォーカスレンズ10
bをズーム位置に応じたオフセット位置に一義的にセッ
トすることができるようになる。なお、第2テーブルメ
モリ38bに用意されたズームステップ位置を、第1テ
ーブルメモリ38aで用いられているズームステップ位
置と一致させておいてもよいが、これらのステップ数は
メモリ容量を考慮して適宜に変えておいてもよい。
ト位置に移動させたとしても、必ずしも実際にフイルム
キャリア6に装填されたフイルム15に対して最適のピ
ント合わせが行われるとは限らない。というのは、フイ
ルム15がネガフイルムである場合、フイルム15のセ
ット位置は撮像レンズ10からほぼ一定の距離位置にな
るとは言え、フイルム15の厚みやそのセット位置には
多少の相違が生じてくる。また、フイルム15がポジフ
イルムである場合には、上記の要因に加え、スライド用
枠の種類やマウントの仕方によって、ネガフイルムのと
きよりも撮像距離にバラツキが生じてくる。したがっ
て、ネガ/ポジの別に関わらず、フイルム15をセット
した後にはピント合わせを行う必要がある。
ジフイルムとでは撮像距離のバラツキに相違がある。こ
れを考慮し、このフイルムスキャナーはフイルム15の
種別を表すID情報に対応し、ピント合わせを行う距離
範囲をネガフイルムとポジフイルムとで自動的に変更す
る機能をもっている。すなわち、データROM38に用
意された第3テーブルメモリ38cには、ネガフイルム
に対しては狭い距離範囲、ポジフイルムに対しては広い
距離範囲でピント合わせが行われるように、フォーカス
レンズ10bの移動範囲の始点及び終点を決める位置デ
ータが書き込まれている。そして、CPU35がコント
ローラ3あるいはフイルムキャリア6から得られるID
情報を識別する識別手段となり、さらにCPU35と第
3テーブルメモリ38cとがID情報に応じてそれぞれ
の距離範囲を設定する距離範囲設定手段となる。
ーブルメモリ38cの作用を概念的に示す。ズーム位置
が決まると、第2テーブルメモリ38bを参照すること
によって、フォーカスレンズ10bを初期位置からオフ
セット位置まで移動させるのに必要な駆動パルス数A1
が分る。さらに第3テーブルメモリ38cには、フイル
ム15の種別に応じ、ピント合わせを行う距離範囲ΔS
N ,ΔSP を決めるためのデータが書き込まれている。
この距離範囲ΔSN ,ΔSP は、一方がネガフイルムが
存在する範囲、他方がポジフイルムが存在する範囲を表
し、それぞれ減算パルス数,加算パルス数の一対によっ
て決められている。
でズーム位置に対応してフォーカスレンズ10bをオフ
セット位置に移動させる駆動パルス数A1 が決まる。さ
らにフイルム15がネガフイルムであると、駆動パルス
A1 から距離範囲ΔSN の下限を決めるパルス数が減算
され、フォーカスレンズ10bを移動させるときの始点
に対応する駆動パルス数AN1が決まり、さらに距離範囲
ΔSN の上限を決めるパルス数が加算されフォーカスレ
ンズ10bの移動の終点に対応する駆動パルス数AN2が
決まる。なお、ズーム位置に応じて前記距離範囲Δ
SN ,ΔSP を変更することも可能で、この場合にはフ
ォーカスレンズ10bのオフセット位置ごとにそれぞれ
個別に距離範囲ΔSN ,ΔSP の始点及び終点を決める
ためのデータを用意しておけばよい。
置にあるフォーカスレンズ10bがAN1個の駆動パルス
により距離範囲の始点に移動され、以後は1画面ごとに
撮像信号の読み込みを行いながら、フォーカスレンズ1
0bを光軸方向に移動させフォーカススキャンが行われ
る。そして、フォーカスレンズ10bを移動させるため
の駆動パルス数がAN2個に達した時点でフォーカススキ
ャンが終了する。また、フイルム15がポジフイルムで
あるときには、フォーカスレンズ10bにAS1個〜AS2
個の駆動パルスが供給される間で撮像信号の読み込みが
行われ、ネガフイルムよりも広い距離範囲ΔSP でフォ
ーカススキャンが行われる。
れる間に、逐次に積算回路31を介してサンプリングさ
れる評価信号の積算値を書き込むための記憶手段として
用いられる。その外に、RAM41はピント合わせ処理
を行う過程で得られるデータ,フラグ類の一時的保管を
行うためのワークエリアにもなる。また、CPU35
は、バスライン36,D/Aコンバータ42,光源制御
回路43により光源ユニット7の作動を制御する。例え
ば、デジタル信号処理回路24による信号レベルの調整
やカラーバランスの調整では対応しきれないときには、
光源ユニット7の光量調節用の絞りを制御したり、ある
いは色温度補正用のカラーフィルタを切り換える。この
フイルムスキャナーによって行われる上述の基本的なシ
ーケンスプログラム、あるいはシーケンスプログラムの
実行過程で適宜に読み出される基準データはROM45
に格納されている。
わせ作用について説明する。図8のフローチャートに示
すように、フイルム15の装填の有無の確認と、フイル
ムID情報とズーム位置情報との読み込みとが実行され
る。フイルムID情報には、図3で説明したように撮像
対象となる写真画像の画面サイズ情報と、フイルム15
の種別がネガ/ポジのいずれであるかを表す種別情報と
が含まれる。これらの情報はオペレータがコントローラ
3から入力するようになっているが、前述したように、
フイルム15に記録されたトリミング信号をフイルムキ
ャリア6で自動読み取りする構成にした場合には、画面
サイズ情報についてはコントローラ3からの入力を省略
することもできる。また、種別情報はコントローラ3か
らの入力の外にフイルムキャリア6によって読み取ら
れ、コントローラ3からの入力と不一致であるときに
は、訂正入力待ちとなる。
OM38の第1テーブルメモリ38aが参照され、写真
画像がパノラマ画面33aであると、評価エリア33b
を設定するタイミングデータがCPU35,バスライン
36を介してタイミング制御回路30に入力される。こ
の評価エリア33bはパノラマ画面33aよりもわずか
に狭い範囲になっているから、例えばパノラマ画面33
aの周囲の未露光部分からの光が撮像されてもピント合
わせには何の影響もない。同様に、パノラマ画面33a
の周囲を覆うようなマスキングを行ったとしても、写真
画像とマスク開口の境界部分からの光がピント合わせに
用いられることはない。
には、第1テーブルメモリ38aに用意されたタイミン
グデータに基づき、ズーム位置に応じた評価エリアの設
定がなされる。ズーミング操作はコントローラ3からの
入力により、ズームドライバ16,ステッピングモータ
16aを介して行われるため、コントローラ3,I/O
ポート37によりズーム位置を読み込むことも可能であ
るが、実際の変倍レンズ10aの位置をポテンショメー
タ18を介して読み込むようにしている。
テーブルメモリ38bが参照され、初期位置にあるフォ
ーカスレンズ10bを、そのズーム位置に対応したオフ
セット位置まで移動させるのに必要な駆動パルスの個数
A1 (図7参照)が読み込まれる。この駆動パルスの個
数A1 は一旦RAM41に保存される。引続き、コント
ローラ3から入力された種別情報の確認が行われ、第3
テーブルメモリ38cが参照される。これにより、フイ
ルム15がネガフイルムであった場合には、図7に示す
距離範囲ΔSN に対応して決められた減算パルス数,加
算パルス数と、RAM41に保存されていた駆動パルス
の個数A1 とから演算が行われる。そして、図7に示す
距離範囲ΔSN の始点及び終点に対応する駆動パルスの
個数AN1,AN2が求められ、RAM41に書き込まれ
る。
ーム位置に応じたフォーカススキャン用の評価エリアが
決まり、またズーム位置及び種別情報に応じたフォーカ
スレンズ10bの移動範囲が決まる。そして、フォーカ
スレンズ10bをピント合わせの距離範囲の始点位置に
移動させた後、撮像信号から評価信号を抽出し、かつ評
価信号の積算値をフォーカスレンズ10bの移動ととも
に取り込んで合焦位置を探るフォーカススキャンが開始
される。
チャートにしたがって行われる。フォーカススキャン処
理は、まず種別情報の確認によってフイルム15がネガ
/ポジのいずれであるかによって分岐する。フイルム1
5がネガフイルムであるときには、ピント合わせの距離
範囲ΔSN が狭いので、フォーカスレンズ10bを低速
で光軸方向に移動させながら評価信号の積算値をサンプ
リングしてゆく。フォーカスレンズ10bの移動速度
は、CPU35からバスライン36を経てフォーカスド
ライバ17に供給される駆動パルスの周波数を小さくす
ることで対応することができる。
パルスが個数AN2に達した時点でフォーカスドライバ1
7の作動が停止し、評価信号の積算値のサンプリングも
終了する。RAM41には、フォーカススキャンの間に
サンプリングされた多数の評価信号の積算値が書き込ま
れているが、CPU35はその中で最も大きい積算値を
ピーク値として識別するとともに、このピーク値が何番
目にサンプリングされたものであるかを読み取る。積算
値のサンプリングはフォーカスレンズ10bの移動に同
期して行われるから、ピーク値が何番目にサンプリング
したものであるかを確認することによって、そのときの
フォーカスレンズ10bの位置を識別することができ
る。
カスレンズ10bの位置が識別されると、CPU35は
フォーカスドライバ17,ステッピングモータ17aに
よりフォーカスレンズ10bをその位置まで戻してネガ
フイルムに対するピント合わせ処理が終了する。なお、
ピーク値の検出が不可能であった場合には、モニタCR
T4の画面に警告表示が行われ、フォーカスレンズ10
bを初期位置に戻して異常処理の終了となる。
表示されるだけでなく、ピント合わせ処理の過程で得ら
れる評価信号の積算値がデジタル表示され、あるいは図
6に示すピント合わせ曲線がシミュレーション表示され
る。したがって、異常処理の終了時には、オペレータは
この表示を確認した上で例えばプログラマブルデジタル
フィルタ28a,28bのタップ係数補正などの入力の
後に、再度ピント合わせ処理を行えばよい。
置に移動させると、CRTモニタ4には鮮明な写真画像
が表示されるから、オペレータはコントローラ3を介し
て画像信号の取り込み入力を行う。これにより、デジタ
ル信号処理回路24からピント合わせ後の画像信号がR
GB出力端子あるいはコンポジット出力端子から出力さ
れ、またディスクドライブユニット8に装填された記録
媒体には画像信号の記録が行われる。なお、ネガフイル
ムの場合にはフイルムキャリア6に設けられたフイルム
送りキーを操作して次コマの撮像を行うときにもピント
面の変動はほとんどないから、最初の1コマ目に対して
上記のピント合わせ処理を行うだけで充分である。もち
ろん、フイルムキャリア6にセットするフイルム15を
変えたときには、上記のピント合わせが行われる。
は、ピント合わせの距離範囲が図7に示すΔSP の範囲
となり、フォーカスレンズ10bは駆動パルスの個数A
S1〜AS2の範囲で移動される。ポジフイルムの場合に
は、ネガフイルムの場合と比較して撮像距離範囲の変動
が大きいことが予想されるから、距離範囲ΔSP は広く
設定される。したがって、この距離範囲ΔSP をフォー
カススキャンする際に、フォーカスレンズ10bを低速
で移動させたのではピント合わせに時間を要するように
なることから、ポジフイルムに対してはまず高速でフォ
ーカスレンズ10bの移動が行われる。高速でフォーカ
スレンズ10bを移動させるには、逆にフォーカスドラ
イバ17に供給される駆動パルスの周波数を高くすれば
よい。
る間に、同様に評価信号の積算値のサンプリングが行わ
れる。前述したように、評価信号の積算値はイメージセ
ンサ20の駆動に同期して出力されてくるから、フォー
カスレンズ10bが距離範囲ΔSP を移動する間の評価
信号の積算値のサンプリング間隔は、ネガフイルムのと
きよりも粗くなる。こうしてサンプリングされた積算値
はRAM41に順次に書き込まれる。フォーカスレンズ
10bの移動が完了した時点でCPU35はその中で最
も大きい積算値をピーク値として識別し、このピーク値
が何番目にサンプリングされたものであるかを読み取
る。これにより、ピーク値が得られたときのフォーカス
レンズ10bの位置が識別されると、CPU35はフォ
ーカスドライバ17,ステッピングモータ17aにより
フォーカスレンズ10bをピーク値が得られた位置より
も一つ前の位置に戻す。
bを再び距離範囲ΔSP の終点に向かって移動させる
が、このときにはフォーカスレンズ10bの移動速度が
低速に切り換えられる。こうしてフォーカスレンズ10
bを移動させる間に、再び評価信号の積算値のサンプリ
ングが開始され、CPU35は読み込んだ積算値を次々
と前回に読み込んだ積算値と比較する。そして、新たに
読み込んだ積算値が前回の積算値よりも小さくなったと
き、すなわち積算値が負に変化したことが検知されたと
きに、フォーカスレンズ10bを前回の積算値を得た位
置に戻してピント合わせを終了する。
SP の全域にわたって粗くフォーカススキャンを行って
評価信号の積算値がピークになるフォーカスレンズ10
bの位置を求めた後、その位置よりも遡った位置までフ
ォーカスレンズ10bを戻してから、真のピークが得ら
れる位置を細かいフォーカススキャンで求めることに相
当する。したがって、距離範囲ΔSP の全域にわたって
細かくフォーカススキャンを行う場合よりも短時間でフ
ォーカスレンズ10bの合焦位置を求めることができる
ようになる。高速でのフォーカススキャンを行った後、
積算値のピークが識別できなかった場合には、ネガフイ
ルムのときと同様に異常処理状態で終了する。
には最初に積算値が負に変化した時点でピント合わせ処
理が終了するため、この間に偽ピークが存在している場
合にはこれに応答してピント合わせ処理が終了すること
もあり得るが、現実的にはきわめて稀であり、例えこれ
が偽ピークであったとしても真のピークはかなり接近し
た位置に存在するはずであるから、撮像レンズの深度に
よってカバーし得る範囲である。また、これが懸念され
る場合には、フォーカスレンズ10bを低速で移動させ
る範囲を、粗いフォーカススキャンによって得られたピ
ーク値を挟む2位置間に設定し、その間で得られた積算
値のピーク値に対応する位置にフォーカスレンズ10b
を戻してピント合わせ処理を終了させればよい。
させた後には、同様にコントローラ3からの入力を待っ
て画像信号の取り込み処理が行われる。なお、ポジフイ
ルムを対象にする場合には、例え同種のスライド用枠を
使っているとしても、スライド用枠とフイルムとのマウ
ント状態が一律ではなく、撮像レンズ10からフイルム
面までの間の撮像距離が変動しやすいため、ポジフイル
ムに対しては上記のピント合わせ処理は1コマごとに行
われる。したがって、フイルムキャリア6あるいはコン
トローラ3からコマ送り入力を行ったときには、フォー
カスレンズ10bは自動的に初期位置に戻される。
て説明してきたが、本発明を実施するにあたっては適宜
の変更が可能である。例えば、ズーム位置を読み込む際
に、変倍レンズ10aの位置をポテンショメータ18で
検出する代わりに、変倍レンズ移動用のステッピングモ
ータ16aに供給した駆動パルスの数を監視することに
よってズーム位置を検出することもできる。また、本発
明は必ずしも2群構成のズームレンズのみならず、3群
構成以上のズームレンズに対しても適用可能であること
はもちろんである。
を撮像して得られる撮像信号中の空間周波数成分に基づ
いてピント合わせを行うにあたり、撮像対象となる有効
撮像範囲に対応してピント合わせの評価エリアを決める
ようにしてあるから、撮像対象範囲から外れた部分から
の撮像信号に悪影響を受けることなく、正確なピント合
わせを行うことができる。また、フイルムのセット位置
と撮像レンズとの間の撮像距離がフイルムの種別によっ
ては大きくことなることを考慮し、フイルムの種別を表
すID情報に応じてピント合わせを行う距離範囲を変更
するようにしたから、フイルムの種別ごとに適切かつ迅
速なピント合わせを行うことができる。
囲をフイルムの種別に対応して所定の範囲に設定し、こ
の距離範囲の全域にわたってフォーカススキャンを行っ
て評価信号の積算値のピークを求めるようにしてあるか
ら、偽ピークに応答してピント合わせが完了するという
誤動作を防ぐことができる。特に、撮像距離にバラツキ
が出やすいフイルムを対象とする際には、ピント合わせ
の距離範囲を広めに設定する必要が生じるが、この場合
には距離範囲の全域にわたって高速でフォーカススキャ
ンを行って評価信号の積算値のピークを粗く検出し、し
かる後にこのピークの周辺で低速でフォーカススキャン
を行って真の合焦位置を識別する構成であるから、距離
範囲を広めに設定してもピント合わせ処理を短時間で行
うことが可能となる。また、撮像レンズをズームレンズ
で構成することを考慮し、ズーム位置ごとにフォーカス
レンズのオフセット位置を設定しておき、このオフセッ
ト位置を基準にしてピント合わせの距離範囲を設定する
構成にしたので、ズーム位置によらず高速かつ確実なピ
ント合わせができるようになる。
ルムの種別に対応したピント合わせの距離範囲の設定、
さらにズーム位置によるオフセット位置の設定の各々に
ついては、それぞれテーブルメモリを用いて即座に対応
できるようにしてあるから、マイクロコンピュータによ
る高速処理が可能となるとともに、各々の設定値の変更
も容易であるから様々な種類のフイルムに対しても即応
性に優れたピント合わせができるようになる。
ある。
略を示すブロック図である。
明図である。
明図である。
説明図である。
る。
チャートである。
チャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 フイルム面上の写真画像を撮像レンズを
通してイメージセンサで撮像し、このイメージセンサか
らの撮像信号から写真画像のもつ空間周波数に対応づけ
られた評価信号を抽出してこの評価信号の積算値に基づ
いて撮像レンズのピント合わせを行うフイルムスキャナ
ーの自動焦点調節装置において、 フイルム面内での有効撮像範囲を指定する画面サイズ指
定手段と、この画面サイズ指定手段で指定された有効撮
像範囲に対応し、この有効撮像範囲内に前記評価信号を
抽出するエリアを設定する評価エリア設定手段とを備え
たことを特徴とするフイルムスキャナーの自動焦点調節
装置。 - 【請求項2】 フイルム面上の写真画像を撮像レンズを
通してイメージセンサで撮像し、このイメージセンサか
らの撮像信号から写真画像のもつ空間周波数に対応づけ
られた評価信号を抽出してこの評価信号の積算値に基づ
いて撮像レンズのピント合わせを行うフイルムスキャナ
ーの自動焦点調節装置において、 撮像対象となるフイルムの種別を表すID情報を識別す
る識別手段と、この識別手段によって識別されたID情
報に対応して撮像レンズのピント合わせを行う距離範囲
を設定する距離範囲設定手段とを備えたことを特徴とす
るフイルムスキャナーの自動焦点調節装置。 - 【請求項3】 ピント合わせ時にフォーカスレンズを前
記それぞれの距離範囲の始点位置から終点位置まで移動
させるモータと、前記ID情報に対応してモータの駆動
速度を切り換えるモータ制御手段と、フォーカスレンズ
を距離範囲の始点から終点に移動させる間に、フォーカ
スレンズの位置ごとに前記評価信号の積算値をサンプリ
ングして記憶する記憶手段とを備え、モータを低速駆動
してピント合わせを行う際には、フォーカスレンズを距
離範囲の終点まで移動させた後に、前記積算値のピーク
が得られた位置にフォーカスレンズを戻してピント合わ
せを終了させるようにしたことを特徴とする請求項2記
載のフイルムスキャナーの自動焦点調節装置。 - 【請求項4】 前記モータを高速駆動してピント合わせ
を行う際には、フォーカスレンズを前記距離範囲の始点
から終点まで移動させる間に、前記記憶手段に記憶され
た積算値のピーク値がサンプリングされる直前の位置に
フォーカスレンズを戻した後、前記モータを低速で駆動
しながらフォーカスレンズを距離範囲の終点に向かって
再び移動させ、この移動の間に再び評価信号の積算値を
サンプリングして読み込むとともに、その変化が負に反
転したときに、反転直前の位置にフォーカスレンズを戻
してピント合わせを終了させるようにしたことを特徴と
する請求項3記載のフイルムスキャナーの自動焦点調節
装置。 - 【請求項5】 前記撮像レンズをズームレンズで構成す
るとともに、そのズーム位置を検知するズーム位置検知
手段を設け、ピント合わせの開始時には、前記モータ制
御手段は、検知されたズーム位置に対応する前記距離範
囲の始点にフォーカスレンズを移動させることを特徴と
する請求項4記載のフイルムスキャナーの自動焦点調節
装置。 - 【請求項6】 フイルム面上の写真画像を撮像レンズを
通してイメージセンサで撮像し、このイメージセンサか
らの撮像信号から写真画像のもつ空間周波数に対応づけ
られた評価信号を抽出してこの評価信号の積算値に基づ
いて撮像レンズに含まれるフォーカスレンズを光軸方向
に移動してピント合わせを行うフイルムスキャナーの自
動焦点調節装置において、 フイルム面内での有効撮像範囲を複数種類の中から選択
して指定する画面サイズ指定手段と、前記複数種類の有
効撮像範囲ごとに前記評価信号を抽出する評価エリアを
対応づけた第1テーブルメモリと、撮像対象となるフイ
ルムの種別を表す複数のID情報の中のいずれかを識別
する識別手段と、前記複数のID情報ごとにピント合わ
せを行う距離範囲を対応づけた第2テーブルメモリとを
備え、ピント合わせ処理を行う際には前記第1,第2テ
ーブルメモリを順に参照して有効撮像範囲に対応して決
められた評価エリアのもとで、かつフイルムの種別に対
応した距離範囲の始点から終点に向かってフォーカスレ
ンズを移動させながら前記評価信号の積算値を逐次にサ
ンプリングし、前記積算値のピークが得られたサンプリ
ング位置を基準にしてフォーカスレンズのセット位置を
決めるようにしたことを特徴とするフイルムスキャナー
の自動焦点調節装置。 - 【請求項7】 撮像レンズがズームレンズで構成され、
前記第1テーブルメモリには画面サイズ指定手段で指定
された有効撮像範囲と撮像レンズのズーム位置との組み
合わせに対応づけて評価エリアが格納されるとともに、
撮像レンズのズーム位置を検知するズーム位置検知手段
と、このズーム位置検知手段で検知されるズーム位置ご
とにフォーカスレンズの初期シフト量を対応づけた第3
テーブルメモリを設け、ズーム操作が行われたときに
は、前記第1,第2テーブルメモリに続いてさらに第3
テーブルメモリを参照し、フォーカスレンズをズーム位
置に対応した初期シフト量だけ移動させた後に、さらに
フォーカスレンズを前記距離範囲の終点に向かって移動
させながら評価信号の積算値のサンプリングを開始する
ようにしたことを特徴とする請求項6記載のフイルムス
キャナーの自動焦点調節装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21639096A JP3683653B2 (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | フイルムスキャナーの自動焦点調節装置 |
| US08/900,118 US6621521B1 (en) | 1996-07-26 | 1997-07-25 | Automatic focusing device for film scanner |
| US10/080,690 US6989864B2 (en) | 1996-07-26 | 2002-02-25 | Automatic focusing device for film scanner |
| US11/187,886 US20050264681A1 (en) | 1996-07-26 | 2005-07-25 | Automatic focusing device for film scanner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21639096A JP3683653B2 (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | フイルムスキャナーの自動焦点調節装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10233962A true JPH10233962A (ja) | 1998-09-02 |
| JP3683653B2 JP3683653B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=16687824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21639096A Expired - Fee Related JP3683653B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-08-16 | フイルムスキャナーの自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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