JPH1023694A - 高速モータのロータ及びロータ組立方法 - Google Patents
高速モータのロータ及びロータ組立方法Info
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- JPH1023694A JPH1023694A JP8172546A JP17254696A JPH1023694A JP H1023694 A JPH1023694 A JP H1023694A JP 8172546 A JP8172546 A JP 8172546A JP 17254696 A JP17254696 A JP 17254696A JP H1023694 A JPH1023694 A JP H1023694A
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速回転が可能であり、しかも組立が容易な
高速モータのロータ及びロータ組立方法を提供する。 【解決手段】 ロータ軸1外周に円筒形状の永久磁石1
5を緊密に嵌合させて設け、永久磁石15の外周に、所
要の締め代を有した円筒形状の繊維強化部材16を嵌合
する。
高速モータのロータ及びロータ組立方法を提供する。 【解決手段】 ロータ軸1外周に円筒形状の永久磁石1
5を緊密に嵌合させて設け、永久磁石15の外周に、所
要の締め代を有した円筒形状の繊維強化部材16を嵌合
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速モータのロー
タ及びロータ組立方法に関するものである。
タ及びロータ組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6、図7は、従来の高速モータの一例
を示したもので、ロータ軸1の外周に、該ロータ軸1の
一端側から円筒形状の永久磁石2を嵌入することにより
ロータ軸1の他端側に形成した段部3に当接させ、且つ
ロータ軸1の一端側から支持部材4を介して固定ナット
5を締め付けることにより、前記永久磁石2をロータ軸
1に固定してロータ6を構成している。
を示したもので、ロータ軸1の外周に、該ロータ軸1の
一端側から円筒形状の永久磁石2を嵌入することにより
ロータ軸1の他端側に形成した段部3に当接させ、且つ
ロータ軸1の一端側から支持部材4を介して固定ナット
5を締め付けることにより、前記永久磁石2をロータ軸
1に固定してロータ6を構成している。
【0003】また、ロータ6の外側には、前記永久磁石
2の外周面に対して僅かな隙間を有して包囲するように
したステータ7を備えている。また、前記永久磁石2
は、その外周面の周方向にS極とN極を形成しており、
ステータ側のS極とN極の切替え操作によってロータ6
が回転駆動されるようになっている。
2の外周面に対して僅かな隙間を有して包囲するように
したステータ7を備えている。また、前記永久磁石2
は、その外周面の周方向にS極とN極を形成しており、
ステータ側のS極とN極の切替え操作によってロータ6
が回転駆動されるようになっている。
【0004】ロータ軸1の他端側にはフランジ8が一体
に備えられており、該フランジ8が、コンプレッサ等の
高速回転を行う回転装置9の入力軸10にフランジ11
を介して連結されるようになっている。図6中12は、
前記ロータ軸1及び入力軸10の軸受、13はロータ軸
1の他端側に入力軸10に嵌合するように設けられた嵌
合ロッドを示す。
に備えられており、該フランジ8が、コンプレッサ等の
高速回転を行う回転装置9の入力軸10にフランジ11
を介して連結されるようになっている。図6中12は、
前記ロータ軸1及び入力軸10の軸受、13はロータ軸
1の他端側に入力軸10に嵌合するように設けられた嵌
合ロッドを示す。
【0005】近年では、鉄とネオジム等を含有させて磁
力を高めるようにした永久磁石が実施されるようになっ
てきており、こうした強力な永久磁石を高速モータに採
用することができれば、より小型で高速なモータを実施
することが可能となるが、一般に永久磁石は割れ易いと
いう欠点を有しており、そのために永久磁石2をロータ
軸1に隙間なく圧入して一体化させることはできず、よ
ってロータ軸1外周面と永久磁石2内周面との間には隙
間を有しており、この状態で前記ロータ6を高速で回転
させると、遠心力による張力の負荷に耐え切れず永久磁
石2が割れてしまう問題を生じる。このために、図6に
示したロータ6では、永久磁石2の強度を保持する面か
らロータ6の回転速度を所定速度以上に上げることがで
きなかった。
力を高めるようにした永久磁石が実施されるようになっ
てきており、こうした強力な永久磁石を高速モータに採
用することができれば、より小型で高速なモータを実施
することが可能となるが、一般に永久磁石は割れ易いと
いう欠点を有しており、そのために永久磁石2をロータ
軸1に隙間なく圧入して一体化させることはできず、よ
ってロータ軸1外周面と永久磁石2内周面との間には隙
間を有しており、この状態で前記ロータ6を高速で回転
させると、遠心力による張力の負荷に耐え切れず永久磁
石2が割れてしまう問題を生じる。このために、図6に
示したロータ6では、永久磁石2の強度を保持する面か
らロータ6の回転速度を所定速度以上に上げることがで
きなかった。
【0006】このため、近年では、図8に示すように、
ロータ軸1の外周に円筒形状を2つ割り、或いは3つ割
りとした永久磁石(図8では2つ割れ2a,2b)を配
置し、該永久磁石2a,2bの外周面に、硝子繊維或い
はカーボン繊維等を巻き付けて樹脂により固めた繊維強
化部材14(FRP:繊維強化プラスチック)を設ける
ことにより永久磁石2a,2bをロータ軸1に固縛する
ようにしたロータ6が考えられている。
ロータ軸1の外周に円筒形状を2つ割り、或いは3つ割
りとした永久磁石(図8では2つ割れ2a,2b)を配
置し、該永久磁石2a,2bの外周面に、硝子繊維或い
はカーボン繊維等を巻き付けて樹脂により固めた繊維強
化部材14(FRP:繊維強化プラスチック)を設ける
ことにより永久磁石2a,2bをロータ軸1に固縛する
ようにしたロータ6が考えられている。
【0007】このように、永久磁石2a,2bの外周面
に繊維強化部材14を設けるようにすると、ロータ6を
高速で回転させた時の永久磁石2a,2bの遠心力を前
記繊維強化部材によって受けることができる。
に繊維強化部材14を設けるようにすると、ロータ6を
高速で回転させた時の永久磁石2a,2bの遠心力を前
記繊維強化部材によって受けることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図8に示
したロータ6の構造においては、永久磁石2a,2bの
外周面に、硝子繊維或いはカーボン繊維等を巻き付けて
樹脂により固めた繊維強化部材14を構成するようにし
ているために、ロータ6の組立に多大の手数と時間が掛
かり、生産性が悪く、コストが増加するという問題があ
る。
したロータ6の構造においては、永久磁石2a,2bの
外周面に、硝子繊維或いはカーボン繊維等を巻き付けて
樹脂により固めた繊維強化部材14を構成するようにし
ているために、ロータ6の組立に多大の手数と時間が掛
かり、生産性が悪く、コストが増加するという問題があ
る。
【0009】また、2つ割り、或いは3つ割りとした永
久磁石2a,2bは、永久磁石2a,2b自身が遠心力
に耐える強度は全く有しておらず、永久磁石2a,2b
に掛かる遠心力の全てを繊維強化部材14で受けること
になるために、繊維強化部材14の厚さ寸法を厚くして
強度を高める必要があるが、この繊維強化部材14の厚
さが大きくなると、永久磁石2a,2b外周面とステー
タ7(図6)内周面との間隔が大きくなってしまい、こ
れによりモータの性能が低下してしまう問題がある。
久磁石2a,2bは、永久磁石2a,2b自身が遠心力
に耐える強度は全く有しておらず、永久磁石2a,2b
に掛かる遠心力の全てを繊維強化部材14で受けること
になるために、繊維強化部材14の厚さ寸法を厚くして
強度を高める必要があるが、この繊維強化部材14の厚
さが大きくなると、永久磁石2a,2b外周面とステー
タ7(図6)内周面との間隔が大きくなってしまい、こ
れによりモータの性能が低下してしまう問題がある。
【0010】本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもの
で、高速回転が可能であり、しかも組立が容易な高速モ
ータのロータ及びロータ組立方法を提供することを目的
としている。
で、高速回転が可能であり、しかも組立が容易な高速モ
ータのロータ及びロータ組立方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロータ軸外周に円筒形状の永久磁石を緊密に嵌合させて
設け、該永久磁石の外周に、所要の締め代を有した円筒
形状の繊維強化部材を嵌合させたことを特徴とする高速
モータのロータ、に係るものである。
ロータ軸外周に円筒形状の永久磁石を緊密に嵌合させて
設け、該永久磁石の外周に、所要の締め代を有した円筒
形状の繊維強化部材を嵌合させたことを特徴とする高速
モータのロータ、に係るものである。
【0012】請求項2記載発明は、ロータ軸外周面と永
久磁石内周面との間に、接着材を介在させて緊密に嵌合
させたことを特徴とする高速モータのロータ、に係るも
のである。
久磁石内周面との間に、接着材を介在させて緊密に嵌合
させたことを特徴とする高速モータのロータ、に係るも
のである。
【0013】請求項3記載の発明は、ロータ軸外周に永
久磁石を緊密に嵌合させ、前記ロータ軸に緊密に嵌合す
る内径を有し且つ外径が前記永久磁石の外径より僅かに
小さいスリーブを設けて、該スリーブの外周面に繊維強
化部材を形成し、外周面に繊維強化部材を一体に有した
スリーブを前記永久磁石に当接するよう前記ロータ軸外
周に嵌合し、続いて前記繊維強化部材を押圧することに
より前記永久磁石の外周に繊維強化部材を圧入すること
を特徴とする高速モータのロータ組立方法、に係るもの
である。
久磁石を緊密に嵌合させ、前記ロータ軸に緊密に嵌合す
る内径を有し且つ外径が前記永久磁石の外径より僅かに
小さいスリーブを設けて、該スリーブの外周面に繊維強
化部材を形成し、外周面に繊維強化部材を一体に有した
スリーブを前記永久磁石に当接するよう前記ロータ軸外
周に嵌合し、続いて前記繊維強化部材を押圧することに
より前記永久磁石の外周に繊維強化部材を圧入すること
を特徴とする高速モータのロータ組立方法、に係るもの
である。
【0014】請求項4記載の発明は、ロータ軸外周に永
久磁石を嵌合させる際、ロータ軸外周面とに永久磁石内
周面との間に接着材を塗布して嵌合させることを特徴と
する高速モータのロータ組立方法、に係るものである。
久磁石を嵌合させる際、ロータ軸外周面とに永久磁石内
周面との間に接着材を塗布して嵌合させることを特徴と
する高速モータのロータ組立方法、に係るものである。
【0015】請求項1記載の発明では、ロータ軸の外周
に緊密に嵌合させた永久磁石の外周に、所要の締め代を
有した繊維強化部材を圧入して嵌合した構成とし、更に
ロータ軸外周面と永久磁石内周面との間に接着材を介在
させた構成としているので、永久磁石には繊維強化部材
によって予め径が縮まる方向のプレストレスが掛けられ
ており、更に接着材によって永久磁石がロータ軸に一体
化されているので、遠心力に対する永久磁石の強度が増
加され、よって永久磁石が割れる問題を防止してロータ
の高速回転を可能にすることができる。
に緊密に嵌合させた永久磁石の外周に、所要の締め代を
有した繊維強化部材を圧入して嵌合した構成とし、更に
ロータ軸外周面と永久磁石内周面との間に接着材を介在
させた構成としているので、永久磁石には繊維強化部材
によって予め径が縮まる方向のプレストレスが掛けられ
ており、更に接着材によって永久磁石がロータ軸に一体
化されているので、遠心力に対する永久磁石の強度が増
加され、よって永久磁石が割れる問題を防止してロータ
の高速回転を可能にすることができる。
【0016】プレストレスが作用され、且つ接着材によ
ってロータ軸に一体化された永久磁石は、遠心力に対し
て所要の強度を有することになるので、遠心力による負
荷の大半を永久磁石自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材は、永久磁石自身で負担できない残余の
負荷を負担すればよく、繊維強化部材の厚さ寸法を薄く
することができるので、ロータの永久磁石外周面とステ
ータ内周面との間隔を小さくしてモータの性能を向上さ
せることができる。
ってロータ軸に一体化された永久磁石は、遠心力に対し
て所要の強度を有することになるので、遠心力による負
荷の大半を永久磁石自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材は、永久磁石自身で負担できない残余の
負荷を負担すればよく、繊維強化部材の厚さ寸法を薄く
することができるので、ロータの永久磁石外周面とステ
ータ内周面との間隔を小さくしてモータの性能を向上さ
せることができる。
【0017】請求項3及び4記載の発明では、永久磁石
に対して締め代を有した繊維強化部材を、スリーブを案
内として容易、確実に永久磁石外周に圧入することがで
き、よって強度に優れたロータの組立を高能率に行うこ
とができる。
に対して締め代を有した繊維強化部材を、スリーブを案
内として容易、確実に永久磁石外周に圧入することがで
き、よって強度に優れたロータの組立を高能率に行うこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0019】図1、図2は、前記図6〜図8の従来の高
速モータに適用した本発明を実施する形態の一例を示し
たもので、図中同一の符号を付したものは同一物を表わ
している。
速モータに適用した本発明を実施する形態の一例を示し
たもので、図中同一の符号を付したものは同一物を表わ
している。
【0020】図1、図2は本発明に係るロータの構成を
示したもので、ロータ軸1の外周に、できるだけ小さな
隙間を有して円筒形状の永久磁石15を緊密に嵌合させ
て設け、該永久磁石15の外周に、永久磁石15の外径
に対して内径が0.2%〜0.6%程度の締め代を有し
て別個に製作しておいた円筒形状の繊維強化部材16を
圧入して嵌合させることによりロータ6を構成する。
示したもので、ロータ軸1の外周に、できるだけ小さな
隙間を有して円筒形状の永久磁石15を緊密に嵌合させ
て設け、該永久磁石15の外周に、永久磁石15の外径
に対して内径が0.2%〜0.6%程度の締め代を有し
て別個に製作しておいた円筒形状の繊維強化部材16を
圧入して嵌合させることによりロータ6を構成する。
【0021】また、前記ロータ軸1外周面と永久磁石1
5内周面との間に、接着材17を介在させて嵌合させる
ようにしている。
5内周面との間に、接着材17を介在させて嵌合させる
ようにしている。
【0022】上記したロータ6の構造によれば、ロータ
軸1の外周に永久磁石15を緊密に嵌合させ、該永久磁
石15の外周に所要の締め代を有した繊維強化部材16
を圧入して嵌合してあるので、繊維強化部材16によっ
て永久磁石15の径が縮まる方向にプレストレスが掛け
られた状態となり、よってロータ軸1に対する永久磁石
15の密着性が増加される。また、ロータ軸1外周面と
永久磁石15内周面との間には接着材17が介在してい
るので、ロータ軸1に対する永久磁石15の密着性は更
に高められて一体化される。
軸1の外周に永久磁石15を緊密に嵌合させ、該永久磁
石15の外周に所要の締め代を有した繊維強化部材16
を圧入して嵌合してあるので、繊維強化部材16によっ
て永久磁石15の径が縮まる方向にプレストレスが掛け
られた状態となり、よってロータ軸1に対する永久磁石
15の密着性が増加される。また、ロータ軸1外周面と
永久磁石15内周面との間には接着材17が介在してい
るので、ロータ軸1に対する永久磁石15の密着性は更
に高められて一体化される。
【0023】ロータ6を高速回転させた際には、永久磁
石15は遠心力によって僅かに径が広がろうとするが、
永久磁石15には繊維強化部材16によって予め径が縮
まる方向のプレストレスが掛けられており、更に接着材
17によって永久磁石15がロータ軸1に一体化されて
いるので、遠心力に対する永久磁石15の強度が大幅に
増加され、よって永久磁石15が割れる問題を防止して
ロータ6の高速回転を可能にすることができる。
石15は遠心力によって僅かに径が広がろうとするが、
永久磁石15には繊維強化部材16によって予め径が縮
まる方向のプレストレスが掛けられており、更に接着材
17によって永久磁石15がロータ軸1に一体化されて
いるので、遠心力に対する永久磁石15の強度が大幅に
増加され、よって永久磁石15が割れる問題を防止して
ロータ6の高速回転を可能にすることができる。
【0024】上記したように、繊維強化部材16による
プレストレスが掛けられ且つ接着材17によってロータ
軸1に一体化された永久磁石15は、遠心力に対して所
要の強度を有することになるので、遠心力による負荷の
大半を永久磁石15自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材16は、永久磁石15自身で負担できな
い残余の負荷を負担すればよいので、図8に示したよう
な永久磁石2a,2bの遠心力による負荷の全てを繊維
強化部材14によって受ける構成のものに比して、繊維
強化部材16の厚さ寸法を薄くすることができ、よって
永久磁石15外周面とステータ7内周面とを接近させて
モータの性能を向上させることができる。
プレストレスが掛けられ且つ接着材17によってロータ
軸1に一体化された永久磁石15は、遠心力に対して所
要の強度を有することになるので、遠心力による負荷の
大半を永久磁石15自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材16は、永久磁石15自身で負担できな
い残余の負荷を負担すればよいので、図8に示したよう
な永久磁石2a,2bの遠心力による負荷の全てを繊維
強化部材14によって受ける構成のものに比して、繊維
強化部材16の厚さ寸法を薄くすることができ、よって
永久磁石15外周面とステータ7内周面とを接近させて
モータの性能を向上させることができる。
【0025】また、前記したようにロータ軸1に対して
永久磁石15を接着材17を塗布した状態で密着させて
嵌合し、且つ前記永久磁石15の外周に締め代を有した
繊維強化部材16を圧入して嵌合させるようにしている
ので、永久磁石15が軸方向に移動するようなことがな
く、よって図6に示したような永久磁石2を固定するた
めの固定ナット5も設ける必要がない。
永久磁石15を接着材17を塗布した状態で密着させて
嵌合し、且つ前記永久磁石15の外周に締め代を有した
繊維強化部材16を圧入して嵌合させるようにしている
ので、永久磁石15が軸方向に移動するようなことがな
く、よって図6に示したような永久磁石2を固定するた
めの固定ナット5も設ける必要がない。
【0026】次に、前記ロータの組立方法について説明
する。
する。
【0027】図3に示すように、ロータ軸1に、該ロー
タ軸1の外径に対してできるだけ小さな隙間を有した円
筒形状の永久磁石15を緊密に嵌合させる。
タ軸1の外径に対してできるだけ小さな隙間を有した円
筒形状の永久磁石15を緊密に嵌合させる。
【0028】この時、前記ロータ軸1の外面又は永久磁
石15の内面、或いはその両方に接着材17を塗って嵌
合させることにより、ロータ軸1と永久磁石15との密
着性を高めることができる。
石15の内面、或いはその両方に接着材17を塗って嵌
合させることにより、ロータ軸1と永久磁石15との密
着性を高めることができる。
【0029】更に、前記永久磁石15を嵌合させたロー
タ軸1を、フランジ8を下にして固定台型18上に垂直
に載置する。図3中19は前記永久磁石15の外周を間
隔をおいて包囲するように固定台型18上に設けたスト
ッパを示す。
タ軸1を、フランジ8を下にして固定台型18上に垂直
に載置する。図3中19は前記永久磁石15の外周を間
隔をおいて包囲するように固定台型18上に設けたスト
ッパを示す。
【0030】また、図4に示すように、図3のロータ軸
1に緊密に嵌合する内径を有し、且つ外径が前記永久磁
石15の外径より僅かに小さいスリーブ20を設け、該
スリーブ20の外周面に、硝子繊維或いはカーボン繊維
等を巻き付けて樹脂により固めた繊維強化部材16(F
RP:繊維強化プラスチック)を一体に形成する。この
時の繊維強化部材16の内径は、締め代として永久磁石
15の外径に対して0.2%〜0.6%程度小さい径と
なるようにしている。
1に緊密に嵌合する内径を有し、且つ外径が前記永久磁
石15の外径より僅かに小さいスリーブ20を設け、該
スリーブ20の外周面に、硝子繊維或いはカーボン繊維
等を巻き付けて樹脂により固めた繊維強化部材16(F
RP:繊維強化プラスチック)を一体に形成する。この
時の繊維強化部材16の内径は、締め代として永久磁石
15の外径に対して0.2%〜0.6%程度小さい径と
なるようにしている。
【0031】前記スリーブ20は、その外周面に形成し
た繊維強化部材16が、軸方向の小さな力によって剥離
できるように外周面を円滑な面としている。
た繊維強化部材16が、軸方向の小さな力によって剥離
できるように外周面を円滑な面としている。
【0032】次に、図5に示すように、外周面に繊維強
化部材16を一体に有したスリーブ20を、前記永久磁
石15に当接するまでロータ軸1に嵌合させ、その後、
前記繊維強化部材16を押圧する押圧型21により繊維
強化部材16のみを下方に押圧して、繊維強化部材16
を前記永久磁石15の外周に圧入することにより嵌合さ
せる。このとき、押圧型21がストッパ19に当接する
ことにより圧入が完了する。
化部材16を一体に有したスリーブ20を、前記永久磁
石15に当接するまでロータ軸1に嵌合させ、その後、
前記繊維強化部材16を押圧する押圧型21により繊維
強化部材16のみを下方に押圧して、繊維強化部材16
を前記永久磁石15の外周に圧入することにより嵌合さ
せる。このとき、押圧型21がストッパ19に当接する
ことにより圧入が完了する。
【0033】上記図3〜図5に示したロータ組立方法に
よれば、永久磁石15に対して締め代を有した繊維強化
部材16を、スリーブ20を案内として容易、確実に永
久磁石15の外周に圧入することができ、よって高い強
度を有したロータ6の組立を高能率に行うことができ
る。
よれば、永久磁石15に対して締め代を有した繊維強化
部材16を、スリーブ20を案内として容易、確実に永
久磁石15の外周に圧入することができ、よって高い強
度を有したロータ6の組立を高能率に行うことができ
る。
【0034】また、この時、前記永久磁石15がロータ
軸1に緊密に嵌合されているので、繊維強化部材16を
大きな締め代で永久磁石15に圧入しても、永久磁石1
5内面がロータ軸1によって保護されることにより永久
磁石15が割れる問題を防止することができる。
軸1に緊密に嵌合されているので、繊維強化部材16を
大きな締め代で永久磁石15に圧入しても、永久磁石1
5内面がロータ軸1によって保護されることにより永久
磁石15が割れる問題を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、ロ
ータ軸の外周に緊密に嵌合させた永久磁石の外周に、所
要の締め代を有した繊維強化部材を圧入して嵌合した構
成とし、更にロータ軸外周面と永久磁石内周面との間に
接着材を介在させた構成としているので、永久磁石には
繊維強化部材によって予め径が縮まる方向のプレストレ
スが掛けられており、更に接着材によって永久磁石がロ
ータ軸に一体化されているので、遠心力に対する永久磁
石の強度が増加され、よって永久磁石が割れる問題を防
止してロータの高速回転を可能にすることができる。
ータ軸の外周に緊密に嵌合させた永久磁石の外周に、所
要の締め代を有した繊維強化部材を圧入して嵌合した構
成とし、更にロータ軸外周面と永久磁石内周面との間に
接着材を介在させた構成としているので、永久磁石には
繊維強化部材によって予め径が縮まる方向のプレストレ
スが掛けられており、更に接着材によって永久磁石がロ
ータ軸に一体化されているので、遠心力に対する永久磁
石の強度が増加され、よって永久磁石が割れる問題を防
止してロータの高速回転を可能にすることができる。
【0036】プレストレスが作用され、且つ接着材によ
ってロータ軸に一体化された永久磁石は、遠心力に対し
て所要の強度を有することになるので、遠心力による負
荷の大半を永久磁石自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材は、永久磁石自身で負担できない残余の
負荷を負担すればよく、繊維強化部材の厚さ寸法を薄く
することができるので、ロータの永久磁石外周面とステ
ータ内周面との間隔を小さくしてモータの性能を向上さ
せることができる。
ってロータ軸に一体化された永久磁石は、遠心力に対し
て所要の強度を有することになるので、遠心力による負
荷の大半を永久磁石自身で受けることができ、よって前
記繊維強化部材は、永久磁石自身で負担できない残余の
負荷を負担すればよく、繊維強化部材の厚さ寸法を薄く
することができるので、ロータの永久磁石外周面とステ
ータ内周面との間隔を小さくしてモータの性能を向上さ
せることができる。
【0037】請求項3及び4記載の発明によれば、永久
磁石に対して締め代を有した繊維強化部材を、スリーブ
を案内として容易、確実に永久磁石外周に圧入すること
ができ、よって強度に優れたロータの組立を高能率に行
うことができる。
磁石に対して締め代を有した繊維強化部材を、スリーブ
を案内として容易、確実に永久磁石外周に圧入すること
ができ、よって強度に優れたロータの組立を高能率に行
うことができる。
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す切断側面図
である。
である。
【図2】図1をII−II方向から見たロータの断面図
である。
である。
【図3】本発明の方法を実施する形態の一例を示す切断
側面図である。
側面図である。
【図4】スリーブの外周に繊維強化部材を構成している
状態を示す切断側面図である。
状態を示す切断側面図である。
【図5】永久磁石の外周に繊維強化部材を圧入している
状態を示す切断側面図である。
状態を示す切断側面図である。
【図6】従来の高速モータの一例を示す切断側面図であ
る。
る。
【図7】図6をVII−VII方向から見たロータの断
面図である。
面図である。
【図8】図7と同方向から見た従来の別のロータの断面
図である。
図である。
1 ロータ軸 15 永久磁石 16 繊維強化部材 17 接着材 20 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 幸男 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータ軸外周に円筒形状の永久磁石を緊
密に嵌合させて設け、該永久磁石の外周に、所要の締め
代を有した円筒形状の繊維強化部材を嵌合させたことを
特徴とする高速モータのロータ。 - 【請求項2】 ロータ軸外周面と永久磁石内周面との間
に、接着材を介在させて緊密に嵌合させたことを特徴と
する請求項1記載の高速モータのロータ。 - 【請求項3】 ロータ軸外周に永久磁石を緊密に嵌合さ
せ、前記ロータ軸に緊密に嵌合する内径を有し且つ外径
が前記永久磁石の外径より僅かに小さいスリーブを設け
て、該スリーブの外周面に繊維強化部材を形成し、外周
面に繊維強化部材を一体に有したスリーブを前記永久磁
石に当接するよう前記ロータ軸外周に嵌合し、続いて前
記繊維強化部材を押圧することにより前記永久磁石の外
周に繊維強化部材を圧入することを特徴とする高速モー
タのロータ組立方法。 - 【請求項4】 ロータ軸外周に永久磁石を嵌合させる
際、ロータ軸外周面とに永久磁石内周面との間に接着材
を塗布して嵌合させることを特徴とする請求項3記載の
高速モータのロータ組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8172546A JPH1023694A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 高速モータのロータ及びロータ組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8172546A JPH1023694A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 高速モータのロータ及びロータ組立方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023694A true JPH1023694A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15943890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8172546A Pending JPH1023694A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 高速モータのロータ及びロータ組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1023694A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9088190B2 (en) | 2011-11-30 | 2015-07-21 | Abb Research Ltd. | Electrical machines and electrical machine rotors |
| US9667109B2 (en) | 2011-03-31 | 2017-05-30 | Abb Research Ltd. | Permanent magnet electrical machine rotors with stacked annular magnets and retainers and construction methods therefor |
| CN111082568A (zh) * | 2020-01-07 | 2020-04-28 | 苏州科固电器有限公司 | 一种电机转子套及安装工艺 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8172546A patent/JPH1023694A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9667109B2 (en) | 2011-03-31 | 2017-05-30 | Abb Research Ltd. | Permanent magnet electrical machine rotors with stacked annular magnets and retainers and construction methods therefor |
| US9088190B2 (en) | 2011-11-30 | 2015-07-21 | Abb Research Ltd. | Electrical machines and electrical machine rotors |
| CN111082568A (zh) * | 2020-01-07 | 2020-04-28 | 苏州科固电器有限公司 | 一种电机转子套及安装工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040416 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040907 |