JPH10237117A - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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JPH10237117A
JPH10237117A JP4074197A JP4074197A JPH10237117A JP H10237117 A JPH10237117 A JP H10237117A JP 4074197 A JP4074197 A JP 4074197A JP 4074197 A JP4074197 A JP 4074197A JP H10237117 A JPH10237117 A JP H10237117A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
atom
photopolymerizable composition
compound
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JP4074197A
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Inventor
Yasuhisa Senda
泰久 專田
Toshiyoshi Urano
年由 浦野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光に対して高感度であり、且つ塗布溶媒
に対する溶解性に優れた光重合性組成物を提供する。 【解決手段】 付加重合可能なエチレン性二重結合を少
なくとも1個有する化合物及び光重合開始系を含有する
光重合性組成物において、該光重合開始系が、(a)特
定の構造を有するクマリン誘導体と、(b)チタノセン
化合物との組合せから成ることを特徴とする光重合性組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性組成物に
関するものである。特に可視領域の光線に対して極めて
高感度な光重合性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光重合系を利用した画像形成法は
多数知られている。例えば、付加重合可能なエチレン性
二重結合を含む化合物と光重合開始剤、さらに所望によ
り用いられる有機高分子結合剤等からなる光重合性組成
物を調製し、この光重合性組成物を支持体上に塗布して
光重合性組成物の層を設けた感光材料を作成し、所望画
像を像露光して露光部分を重合硬化させ、未露光部分を
溶解除去することにより硬化レリーフ画像を形成する方
法、上述の感光材料が少なくとも一方が透明である2枚
の支持体間に光重合性組成物の層を設けたものであり、
透明支持体側より像露光し光による接着強度の変化を惹
起させた後、支持体を剥離することにより画像を形成す
る方法、その他光重合性組成物層の光によるトナー付着
性の変化を利用した画像作成方法等がある。これらの方
法に応用される光重合性組成物の光重合開始剤として
は、従来、ベンゾイル、ベンゾインアルキルエーテル、
ベンジルケタール、ベンゾフェノン、アントラキノン、
ベンジルあるいはミヒラーズケトンなどが用いられてき
た。しかしながら、これらの光重合開始剤は400nm
以下の紫外線領域の光線に対する光重合開始能力に比較
し、400nm以上の可視光線領域の光線に対するそれ
は著しく低いので、これらの光重合開始剤を用いた光重
合性組成物の応用範囲は限定されていた。
【0003】近年、画像形成技術の発展に伴い、可視領
域の光線に対し高度な適応性を有する光重合性組成物が
強く要請される様になってきた。それらは、例えば、非
接触型の投影露光製版や可視光レーザーによるレーザー
製版等に適合した感光材料である。可視光領域の光線に
感応し得る光重合開始系を含有する光重合性組成物に関
しては、従来、いくつかの提案がなされてきた。例え
ば、ヘキサアリールビイミダゾールとラジカル発生剤お
よび染料の系(特公昭45−37377号公報)、ヘキ
サアリールビイミダゾールと(p−ジアルキルアミノベ
ンジリデン)ケトンの系(特開昭47−2528号、特
開昭54−155292号各公報)、環状シス−α−ジ
カルボニル化合物と染料の系(特開昭48−84183
号公報)、置換トリアジンとメロシアニン色素の系(特
開昭54−151024号公報)、ケトクマリンと活性
剤の系(特開昭52−112681号、特開昭58−1
5503号、特開昭60−88005号各公報)、置換
トリアジンと増感剤の系(特開昭58−29803号、
特開昭58−40302号各公報)、ビイミダゾール、
スチレン誘導体、チオールの系(特開昭59−5640
3号公報)、有機過酸化物と色素の系(特開昭59−1
40203号、特開昭59−189340号各公報)な
どが挙げられる。
【0004】また、チタノセンを光重合開始系に使用す
る例としては、特開昭59−152396号、特開昭6
1−151197号、特開昭63−10602号、特開
昭63−41484号、特開平2−291号、特開平3
−12403号、特開平3−20293号、特開平3−
27393号、特開平3−52050号各公報、また、
チタノセンとキサンテン色素さらにアミノ基又はウレタ
ン基を有する付加重合可能なエチレン性二重結合含有化
合物を組合わせた系(特開平4−221958号、特開
平4−219756号各公報)、アルゴンイオンレーザ
ーの発する488nm付近の光に対し優れた感度を有す
るチタノセンと3−ケトクマリン色素の系(特開昭63
−221110号公報)、チタノセンと3位に複素環基
を有するクマリン色素の系(特開平6−289335
号、特開平3−239703号各公報)、ホログラフィ
ー用の光重合組成物中に使用されているピラン系色素と
ジアリールハロニウム塩、ハロメチル−s−トリアジ
ン、ビスイミダゾール誘導体、ハロゲン化合物又は有機
過酸化物との組合わせからなる系(特開平6−3296
54号)、クマリン誘導体とハロメチル−s−トリアジ
ンからなる系(USP4810618)が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の光重合
系は、確かに可視領域の光線に感応性を有するが、小型
の空冷アルゴンイオンレーザー、半導体レーザーを用い
てレーザー製版を行うには、感度的に不十分であり、さ
らに高い感度の光重合系が望まれていた。従って本発明
は、可視光線のような長波長光線に対し、より高感度な
光重合性組成物を提供することを目的とし、さらにはア
ルゴンイオンレーザーの発振波長である488nm付近
の光に対し感度に非常に優れ、塗布溶媒に対する溶解性
にも優れる光重合性組成物を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光重合性組
成物は、付加重合可能なエチレン性二重結合を少なくと
も1個有する化合物と光重合開始系から本質的に成って
おり、かつ光重合開始系が増感剤として作用する一般式
(1)のクマロン誘導体と、この増感剤との共存下で光
照射を受けて活性ラジカルを発生し得るチタノセン化合
物との組合せであることを特徴とするものである。
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、R1 及びR2 は、各々独立して、
水素原子又は置換されていても良い炭素数1〜16のア
ルキル基(置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、水酸基、炭素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2
〜16のアシルオキシ基、炭素数6〜12のアリールオ
キシ基、炭素数3〜10のヒドロキシカルボニルアシル
オキシ基及び炭素数4〜10のアルコキシカルボニルア
シルオキシ基から選ばれる)を示し、R3 及びR4 は、
各々独立して、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル
基を示すが、R1 とR3 及び/又はR2 とR4 は互いに
直接又は酸素原子若しくはイオウ原子を介して結合し置
換基を有していてもよい環を形成していても良い。R5
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数3
〜17の複素環基を示す。R6 及びR7 の少なくとも一
方は下記一般式(2)で示される基であり、他方は水素
原子、炭素数1〜10のアルキル基又は一般式(2)で
示される基である。
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R9 及びR10の少なくとも一方は
シアノ基であり、他方はシアノ基、炭素数2〜10のア
ルコキシカルボニル基、炭素数2〜10のアシル基又は
置換されていてもよいフェニルカルボニル基若しくはナ
フチルカルボニル基(置換基はフッ素原子、塩素原子、
臭素原子、水酸基、炭素数1〜15のアルコキシ基及び
炭素数2〜16のアシルオキシ基から選ばれる)であ
る)。R8 は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基
を示す。〕
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の光重合性組成物において、第一の必須成
分として含まれるエチレン性二重結合を少なくとも1個
有する付加重合可能な化合物(以下、「エチレン性化合
物」と略す)とは、光重合性組成物が活性光線の照射を
受けた場合、第二の必須成分である光重合開始系の作用
により付加重合し、硬化するようなエチレン性二重結合
を有する化合物であって、例えばエチレン性二重結合を
有する単量体、又は側鎖若しくは主鎖にエチレン性二重
結合を有する重合体である。なお、本発明における単量
体の意味するところは、所謂高分子物質に相対する概念
であって、従って、狭義の単量体以外に二量体、三量
体、オリゴマーをも包含するものである。
【0012】エチレン性二重結合を有する単量体として
は、例えば不飽和カルボン酸及びそのアルキルエステ
ル、脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸と
のエステル;芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステル;不飽和カルボン酸と多価カルボン
酸および前述の脂肪族ポリヒドロキシ化合物、芳香族ポ
リヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物とのエス
テル化反応により得られるエステル等が挙げられる。不
飽和カルボン酸及びそのアルキルエステルとしては、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マ
レイン酸及びこれらカルボン酸の炭素数1〜5のアルキ
ルエステル等であり、アクリル酸又はメタクリル酸のメ
チル、エチル、プロピル、ブチルエステル等が挙げられ
る。
【0013】脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルとしては、エチレングリコールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロ
ールエタントリアクリレート、ペンタエリスリトールジ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、グリセロールアクリレート等のア
クリル酸エステル、これらエステルのアクリル酸部分を
メタクリル酸に代えたメタクリレート、同様にイタコン
酸に代えたイタコネート、クロトン酸に代えたクロトネ
ート、マレイン酸に代えたマレエート等がある。
【0014】芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルとしては、ハイドロキノンジアクリ
レート、ハイドロキノンジメタクリレート、レゾルシン
ジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガ
ロールトリアクリレート等が挙げられる。不飽和カルボ
ン酸と多価カルボン酸および多価ヒドロキシ化合物との
エステル化反応により得られるエステルは必ずしも単一
物ではないが、代表的な具体例を挙げれば、アクリル
酸、フタル酸及びエチレングリコールの縮合物、アクリ
ル酸、マレイン酸及びジエチレングリコールの縮合物、
メタクリル酸、テレフタル酸及びペンタエリスリトール
の縮合物、アクリル酸、アジピン酸、ブタンジオール及
びグリセリンの縮合物等がある。
【0015】その他本発明に用いられるエチレン性化合
物の例としては、エチレンビスアクリルアミド等のアク
リルアミド類;フタル酸ジアリル等のアリルエステル
類;ジビニルフタレート等のビニルエステルなどが有用
である。主鎖にエチレン性二重結合を有する重合体とし
ては、例えば不飽和二価カルボン酸とヒドロキシ化合物
との重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和二
価カルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られる
ポリアミド等がある。側鎖にエチレン性二重結合を有す
る重合体は、側鎖に二重結合をもつ二価カルボン酸、例
えばイタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマ
ロン酸等とジヒドロキシまたはジアミン化合物との縮合
重合体がある。また側鎖にヒドロキシ基やハロゲン化メ
チル基の如き反応活性を有する官能基をもつ重合体、例
えばポリビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート)、ポリエピクロルヒドリン等とアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸等の不飽和カルボン
酸との高分子反応により得られるポリマーも好適に使用
し得る。
【0016】上述のエチレン性化合物のうち、アクリル
酸エステル又はメタクリル酸エステルの単量体が特に好
適に使用できる。次に本発明の光重合性組成物の第二の
必須成分である光重合開始系について説明する。本発明
の光重合性組成物の光重合開始系は、2種成分の組み合
わせから構成されており、その第1成分は、前記した一
般式(1)で示される増感剤である。この増感剤は、K
irpichenok,MA;etc.Khim.Ge
terotsiki Soedin,(1988)
(6)751〜6に記載の方法に従い合成することがで
きる。反応は例えば次のように進行する。
【0017】
【化6】
【0018】前記一般式(1)において、R1 及びR2
は、各々独立して、水素原子又は置換されていても良い
炭素数1〜16のアルキル基(置換基は、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、水酸基、炭素数1〜15のアルコ
キシ基、炭素数2〜16のアシルオキシ基、炭素数6〜
12のアリールオキシ基、炭素数3〜10のヒドロキシ
カルボニルアシルオキシ基及び炭素数4〜10のアルコ
キシカルボニルアシルオキシ基から選ばれる)を示す
が、これらのうち置換されていても良い炭素数1〜8の
アルキル基が好ましく、置換基としては水酸基、塩素原
子、臭素原子、炭素数2〜5のアシルオキシ基、炭素数
3〜6のヒドロキシカルボニルアシルオキシ基又は炭素
数4〜7のアルコキシカルボニルアシルオキシ基が好ま
しい。R3及びR4 は、各々独立して、水素原子又は炭
素数1〜10のアルキル基を示すが、水素原子が好まし
い。また、R1 とR3 、及びR2 とR4 は互いに直接又
は酸素原子若しくはイオウ原子を介して結合し環を形成
していても良いが、R1 とR 3 、及びR2 とR4 によっ
て形成される環構造としては、ピペリジン環又はベンゼ
ン環を含むジュロリジン環等の脂環式アミン環が好まし
い。これらの環には置換基が結合してもよく、置換基と
しては水酸基、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数2〜5のアシ
ルオキシ基が好ましい。R5 は水素原子、炭素数1〜1
0のアルキル基又は炭素数3〜17の複素環基を示す
が、これらのうち炭素数3〜11の縮合環系含窒素芳香
族複素環基が好ましく、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオ
キサゾリル基、又はベンゾイミダゾリル基が特に好まし
い。また、R6 及びR7 の少なくとも一方は、一般式
(2)で表される基であり、かつ(2)式においてR9
及びR10のうちの少なくとも一
【0019】
【化7】
【0020】方はシアノ基である。R9 及びR10のいず
れかがシアノ基以外のものを表す場合には、炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基又は炭素数2〜5のアシル
基であるのが好ましい。R9 及びR10は共にシアノ基で
あるか又は一方がシアノ基、他方がエトキシカルボニル
基であるのが特に好ましい。なお一般式(1)におい
て、R6 とR7 が異なる場合、及び一般式(2)におい
てR9 とR10が異なる場合には、増感剤には幾何異性体
が存在する。通常得られる増感剤はこのような幾何異性
体の混合物である。本発明に用いられる増感剤の好まし
い具体例を以下の第1表に例示する。なお、第1表にお
いて、R6 とR7 は異なるものとして表示されているが
実際は幾何異性体の混合物である。またR9 とR10とが
異なる場合も幾何異性体の混合物である。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】本発明に係る光重合性組成物を構成する第
2の成分は、前記増感剤との共存下で光照射をうけた場
合、活性ラジカルを発生し得るチタノセン化合物であ
る。該チタノセン化合物は、特に限定はされないが、例
えば特開昭59−152396号、特開昭61−151
197号、特開平6−41170号各公報に記載されて
いる各種チタノセン化合物から適宜選んで用いることが
できる。そのいくつかを例示すると、ジ−シクロペンタ
ジエニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジ
エニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエ
ニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオ
ロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−
ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル−1−
イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,
4,6−トリフルオロフェニル−1−イル、ジ−シクロ
ペンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジ−フルオロフ
ェニル−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−
ビス−2,4−ジ−フルオロフェニル−1−イル、ジ−
メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,
4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−メ
チルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,
6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシク
ロペンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロフ
ェニル−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−
ビス−2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル)−
フェニ−1−イル、ビス〔シクロペンタジエニル〕ビス
〔6−クロロ−2−i−ブチルチオ−4−(3−メチル
ブト−1−オキシ)ピリミジニル〕チタン、ビス〔シク
ロペンタジエニル〕ビス〔2,4−ビス(1,1−ジメ
チルプロポキシ)ピリミジル〕チタン等を挙げることが
できる。
【0027】チタノセン化合物以外のラジカルを発生し
うる活性剤も併用することができ、例えば特開昭59−
56403号公報に記載のs−トリアジン化合物、特開
昭58−29803号公報に記載のチオール化合物、ま
たは、アミン化合物等があげられ、特に好ましい添加剤
としては、N−フェニルグリシン、ジアルキルアミン誘
導体化合物が挙げられ、具体的にはミヒラーズケトン、
ジアルキルアミノフェニル基を有する化合物等が挙げら
れる。ジアルキルアミノフェニル基を含有する化合物と
しては、例えば下記一般式(3)〜(5)の化合物が挙
げられる。
【0028】
【化8】
【0029】一般式(3)〜(5)において、R11〜R
21はそれぞれハロゲン原子、アリール基、アシル基、カ
ルボキシル基及びアルコキシ基から選ばれた置換基を有
していてもよいアルキル基を表すが、R11、R12、R14
〜R21は、好ましくは低級アルキル基、特に炭素数1〜
4のアルキル基を示す。またR13は通常は上記の置換基
を有していてもよい炭素数1〜20のアルキル基を示
す。これらはいずれも直鎖状であっても、分岐構造を有
していてもよい。
【0030】一般式(3)〜(5)で表される化合物の
いくつかを例示すると、例えば、p−ジメチルアミノ安
息香酸エチルエステル、p−ジエチルアミノ安息香酸エ
チルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソプロピ
ルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸−n−ブチル
エステル、p−ジメチルアミノ安息香酸−n−オクチル
エステル又はp−ジ−n−ブチルアミノ安息香酸エチル
エステル等のジアルキルアミノ安息香酸アルキルエステ
ル;4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
又は4,4′−ビス(ジイソプロピルアミノ)ベンゾフ
ェノン等のビスアミノベンゾフェノン;4,4′−ビス
(ジメチルアミノ)ベンジルまたは4,4′−ビス(ジ
エチルアミノ)ベンジル等のビスアミノベンジルが挙げ
られる。これらのうち、一般式(3)又は(4)で表さ
れる化合物、特にジアルキルアミノ安息香酸アルキルエ
ステルが好ましい。
【0031】本発明の光重合性組成物に用いられる光重
合開始系を構成する増感剤及び活性ラジカルを発生し得
る化合物の使用量は、エチレン性化合物100重量部に
対し、増感剤が好ましくは0.05〜20重量部、より
好ましくは0.2〜10重量部、活性ラジカルを発生し
得る化合物が一般的には0.1〜30重量部、好ましく
は0.5〜20重量部、より好ましくは0.5〜10重
量部である。
【0032】本発明の光重合性組成物には、前記の各構
成成分の他に、組成物の改質、光硬化後の物性改善の為
に結合剤として有機高分子物質を含有させることが好ま
しい。その種類は、相溶性、皮膜形成性、現像性、接着
性等の改善目的に応じて適宜選択すればよい。例えば、
水系現像性改善には、アクリル酸共重合体、メタクリル
酸共重合体、イタコン酸共重合体、部分エステル化マレ
イン酸共重合体、側鎖にカルボキシル基を有する酸性セ
ルロース変性物、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピ
ロリドン等が用いられる。
【0033】皮膜強度、接着性の改善には、エピクロロ
ヒドリンとビスフェノールAとのポリエーテル;可溶性
ナイロン;ポリメチルメタクリレート等のポリメタクリ
ル酸アルキルやポリアクリル酸アルキル;メタクリル酸
アルキルとアクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル
酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン等との共重
合体;アクリロニトリルと塩化ビニル、塩化ビニリデン
との共重合体;塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィ
ン、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体;ポリ酢酸ビ
ニル;アクリロニトリルとスチレンとの共重合体;アク
リロニトリルとブタジエン、スチレンとの共重合体;ポ
リビニルアルキルエーテル;ポリビニルアルキルケト
ン;ポリスチレン;ポリアミド;ポリウレタン;ポリエ
チレンテレフタレートイソフタレート;アセトンセルロ
ースおよびポリビニルブチラール等を用いることができ
る。これらの結合剤は、エチレン性化合物に対し、重量
比率で一般的には500%以下、好ましくは200%以
下の範囲で含有させる。
【0034】本発明の光重合性組成物には、必要に応じ
更に熱重合防止剤、着色剤、可塑剤、保存安定剤、表面
保護剤、平滑剤、塗布助剤その他の添加剤を含有させる
ことができる。熱重合防止剤としては例えばハイドロキ
ノン、p−メトキシフェノール、ピロガロール、カテコ
ール、2,6−t−ブチル−p−クレゾール、β−ナフ
トールなどがあり、着色剤としては例えばフタロシアニ
ン系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタン
などの顔料、エチルバイオレット、クリスタルバイオレ
ット、アゾ系染料、アントラキノン系染料、シアニン系
染料がある。これら熱重合防止剤や着色剤の添加量は前
記結合剤を使用した場合、エチレン性化合物と結合剤と
の合計重量に対し、熱重合防止剤は0.01〜3%、着
色剤は0.1〜20重量%が好ましい。
【0035】また、可塑剤としては、例えばジオクチル
フタレート、ジドデシルフタレート、トリエチレングリ
コールジカプリレート、ジメチルグリコールフタレー
ト、トリクレジルホスフェート、ジオクチルアジペー
ト、ジブチルセバケート、トリアセチルグリセリン等が
用いられ、結合剤を使用した場合、エチレン性化合物と
結合剤との合計重量に対し10重量%以下の量で添加す
るのが好ましい。
【0036】本発明の光重合性組成物を使用する際は、
通常は適当な溶剤に溶解して溶液とし、これを支持体上
に塗布、乾燥して感光材料を調製する。溶剤としては、
例えばメチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸ブ
チル、酢酸アミル、プロピオン酸エチル、トルエン、キ
シレン、モノクロロベンゼン、四塩化炭素、トリクロロ
エチレン、トリクロロエタン、ジメチルホルムアミド、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、テトラヒドロフ
ラン、ベントキソン、プロピレングリコールモノメチル
エーテル等が用いられ、所望ならば二種以上を併用する
ことができる。
【0037】本発明の光重合性組成物を用いて感光材料
を調製する際の支持体は、常用のもので差支えない。例
えばアルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、クロム、
ニッケル、鉄等の金属又はそれらを主成分とした合金の
シート;上質紙、アート紙、剥離紙等の紙類;ガラス、
セラミックス等の無機シート;ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポ
リスチレン、6−ナイロン、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートブチレート等のポリマーシー
ト等が用いられる。
【0038】また、本発明の光重合性組成物を用いて調
製した感光材料には、さらに酸素による感度低下や保存
安定性の劣化等の悪影響を防止する為の公知技術、例え
ば、感光層上に剥離可能な透明カバーシートを設けた
り、酸素透過性の小さいロウ状物質、水溶性ポリマー等
による被覆層を設けることもできる。本発明の光重合性
組成物に適用し得る露光光源は特に限定されず、カーボ
ンアーク、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライ
ドランプ、蛍光ランプ、タングステンランプ、ヘリウム
カドミニウムレーザー、アルゴンイオンレーザー、YA
Gレーザー等400nm以上の可視光線を含む汎用の光
源を使用し得る。
【0039】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1〜6及び比較例1〜5 砂目立て及び陽極酸化を施したアルミニウムシート上
に、ホワラーを用い、下記組成の感光性組成物塗布液を
乾燥膜厚2μmになるように塗布し、更に、その表面に
ポリビニルアルコール水溶液を、乾燥膜厚が3μmにな
るように塗布して感光材試料を作成した。
【0040】 〔感光性組成物塗布液〕 メタクリル酸メチル/メタクリル酸/アクリル酸メチル共重合体 50部 (重量平均分子量45,000、共重合比80/7/13) トリメチロールプロパントリアクリレート 50部 メチルセロソルブ 500部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 500部 増感剤;第2表に記載の化合物 第2表に記載の配合量 活性ラジカル発生剤;第2表に記載の化合物 第2表に記載の配合量 この感光材試料について以下の項目を評価した。その結
果を第2表に示す。
【0041】(感度)感光材試料に、ウシオ電気社製キ
セノンランプ;UI−501Cを用い、ナルミ社製分光
感度測定装置により横軸が波長、縦軸が対数的に光強度
が弱くなる様に10秒間照射した。露光試料は、炭酸ナ
トリウム1重量%及びアニオン性界面活性剤(花王社製
ペレックスNBL)0.5重量%を含む水溶液により現
像を行い、488nmにおいて得られた硬化画像の高さ
より光硬化画像形成に必要な最も少ない露光量を算出
し、その感光材試料の感度とした。
【0042】〔増感剤の溶解性〕感光性組成物塗布液2
0mlを30mlのサンプルびんに入れ、長さ5mmの
テフロン製スターラーチップにより毎分300回転撹拌
したときに、感光性組成物塗布液中の増感剤が完全に溶
解するまでの時間により増感剤の溶解性を評価した。 A:5分間未満で溶解した。 B:5分間以上10分間未満で溶解した。 C:10分間以上20分間未満で溶解した。 D:溶解するのに20分間以上かかった。
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】 *1:( )内は感光性組成物塗布液中の配合量(重量部)を表す。
【0045】第2表中、増感剤の欄の略号のうち、S−
1、S−2、S−4及びS−5は、それぞれ第1表に記
載の化合物を表す。また、T−1、T−2は以下の化合
物を表す。
【0046】
【化9】
【0047】第2表中、活性ラジカル発生剤の欄の略号
(B−1、C−1、C−2、D−1、D−2、D−3)
はそれぞれ以下の化合物を表す。
【0048】
【化10】
【0049】
【発明の効果】本発明の光重合性組成物は、可視光線に
対して極めて高感度なものであり、コスト的、時間的に
極めて有利な製版作業をも可能にすると共に、増感剤の
塗布溶媒への溶解性に優れるため、調液時間を短縮する
ことが出来、高い生産性を実現する。従って、該組成物
は広範囲な応用分野に有用であって例えば平版、凹版、
凸版等印刷版の作成、プリント配線やICの作成の為の
フォトレジスト、ドライフィルム、レリーフ像や画像複
製などの画像形成、光硬化性のインク、塗料、接着剤等
に利用できるので工業的に極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加重合可能なエチレン性二重結合を少
    なくとも1個有する化合物及び光重合開始系を含有する
    光重合性組成物において、該光重合開始系が、チタノセ
    ン化合物と下記一般式(1)で表されるクマロン誘導体
    を含有することを特徴とする光重合性組成物。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、各々独立して、水素原子又は
    置換されていても良い炭素数1〜16のアルキル基(置
    換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、炭
    素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2〜16のアシル
    オキシ基、炭素数6〜12のアリールオキシ基、炭素数
    3〜10のヒドロキシカルボニルアシルオキシ基及び炭
    素数4〜10のアルコキシカルボニルアシルオキシ基か
    ら選ばれる)を示し、R3 及びR4 は、各々独立して、
    水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示すが、R
    1 とR3 及び/又はR2 とR4 は互いに直接又は酸素原
    子若しくはイオウ原子を介して結合し置換基を有してい
    てもよい環を形成していても良い。R5 は水素原子、炭
    素数1〜10のアルキル基又は炭素数3〜17の複素環
    基を示す。R6 及びR7 の少なくとも一方は下記一般式
    (2)で示される基であり、他方は水素原子、炭素数1
    〜10のアルキル基又は一般式(2)で示される基であ
    る。 【化2】 (式中、R9 及びR10の少なくとも一方はシアノ基であ
    り、他方はシアノ基、炭素数2〜10のアルコキシカル
    ボニル基、炭素数2〜10のアシル基又は置換されてい
    てもよいフェニルカルボニル基若しくはナフチルカルボ
    ニル基(置換基はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、水
    酸基、炭素数1〜15のアルコキシ基及び炭素数2〜1
    6のアシルオキシ基から選ばれる)である)。R8 は水
    素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。〕
  2. 【請求項2】 光重合性組成物が、さらに下記一般式
    (3)又は(4)で表される化合物の少なくとも1種を
    含有することを特徴とする請求項1記載の光重合性組成
    物。 【化3】 〔式中、R11〜R17はそれぞれ置換されていてもよいア
    ルキル基を示す(置換基は、ハロゲン原子、アリール
    基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシ基から選ば
    れる)。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030087898A (ko) * 2002-05-10 2003-11-15 진텍 게젤샤프트 퓌어 헤미히 운트 테크놀로지 데어 인포마티온즈아우프짜이눙 엠베하 헤테로고리 이미터를 포함한 적색 유기 전기발광 소자

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