JPH10241022A - 指示機能付き製品 - Google Patents

指示機能付き製品

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JPH10241022A
JPH10241022A JP4411797A JP4411797A JPH10241022A JP H10241022 A JPH10241022 A JP H10241022A JP 4411797 A JP4411797 A JP 4411797A JP 4411797 A JP4411797 A JP 4411797A JP H10241022 A JPH10241022 A JP H10241022A
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JP
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card
product
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JP4411797A
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Ryuji Yamada
竜司 山田
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Xing Inc
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDカード等が不正に使用された場合など
の、特定人が確認できない場合に、その旨を製品管理人
等に通知するとともに模擬動作をして、製品管理人等が
製品の設置されている場所に到着するまでの時間を稼ぐ
ことができる、指示機能付き製品を提供する。 【解決手段】 証明書自動交付機は、IDデータを読み
取るカードリーダ2と、操作手順を表示するCRT3を
備える他に、係員等がいるところに設置されたリモート
操作パネル33を備える。そして、カードリーダ2が特
定人の利用の確認を行えない場合には、CRT3の表示
画面で模擬動作を実行し、更にリモート操作パネル33
を使って、特定人の利用と確認できない旨を係員等に通
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作手順を指示す
る指示手段を少なくとも備える指示機能付き製品に関
し、特に、例えば、IDカード等が不正に使用された場
合などの、特定人が確認できない場合に、その旨を製品
管理人等に通知するとともに模擬動作をする指示機能付
き製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作手順を指示する指示手段を少なくと
も備える製品としては、例えば、銀行等の現金引出機等
があるが、証明書を自動的に交付できる交付機において
も、この指示手段が採用されている。この証明書自動的
交付機は、例えば、住所がある市役所等の、該当する行
政区画内に住む住民が、住民票、戸籍抄本及び戸籍謄本
その他の証明書を取得する場合に利用できる機械であ
る。それにより、利用者は、市役所担当者に申請書を直
接提出せずに、この交付機に対して所定操作を行えば、
希望する証明書の自動的な交付を受けることができる。
具体的には、申請者自身がIDカードを交付機のカード
挿入口に挿入し、表示画面を見ながら直接必要書類を選
択等した後、手数料としての金銭を投入することによっ
て証明書を自動的に入手することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の証明書
自動交付機は、盗難や紛失の届出がされているIDカー
ドの使用を検出した場合には、IDカードを取り込む旨
を表示画面に表示して、その交付機内にIDカードを取
り込み、その後にIDカードを取り込んだ旨を係員等に
通知する機能があったが、その機能では、IDカードを
取り込む旨を示す画面が表示された時点で、IDカード
の不正使用が発覚したことが不正使用者にも分かってし
まう。そのため不正使用者はすぐさまその場から逃走す
ることができ、たとえ不正使用されたIDカードを取り
込んで回収することができたとしても、その不正使用者
を取り押さえることができなかった。また、IDカード
を取り込んだことを、その係員に通知する機能だけで
は、IDカードが不正に使用されたために回収されたの
か、利用者がIDカードを取り忘れて放置されたために
回収されたのか、IDカードを回収した理由を係員は判
断できないおそれもあった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、例えば、IDカード等が不正に
使用された場合などの、特定人の利用の確認ができない
場合に、その旨を製品管理人等に通知するとともに模擬
動作をして、製品管理人等が製品の設置されている場所
に到着するまでの時間を稼ぐことができる、指示機能付
き製品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この目的
を達成するために、請求項1に記載の指示機能付き製品
では、操作手順を指示する指示手段を少なくとも備える
製品において、特定人の利用の確認を行うための確認手
段と、この確認手段が特定人の利用と確認できない場合
には、模擬動作を実行するための模擬動作実行手段と、
この模擬動作実行手段の実行の際に、特定人の利用と確
認できない旨を製品管理人等に通知する通知手段を備え
たことを特徴とする。それにより、確認手段が特定人の
利用と確認できない場合、通知手段はその旨を製品管理
人等に通知するとともに、模擬動作実行手段は模擬動作
をして、製品管理人等が製品設置場所に到着するまでの
時間を稼ぐことができる。従って、例えば、係員等の製
品管理人、また、警察官あるいは警備員は、製品設置場
所にいる不正使用者を容易に取り押さえることができ
る。ここで「特定人」とは、製品が特定の人に対しての
み動作できる場合におけるその人をいい、「特定人の利
用と確認できない」とは、本来特定人が使用すれば、当
然に特定人の利用と確認できる状況であるのに対して、
例えば、IDカード等が盗用等されて、不正使用される
ことにより特定人の利用と確認できない状況をいう。
「模擬動作」とは、製品が特定人に対して行う実際の動
作と異なっているが、不正使用者等がその場から逃走し
ようとする意思を抱かせないような、特定人に対する動
作に模擬した動作をいう。尚、当然のことであるが、前
記確認手段が特定人の利用と確認できた場合、この製品
は特定人に対しては特定動作を行うことができる。
【0006】また、請求項2に記載の指示機能付き製品
によれば、前記指示手段は表示手段を含み、この表示手
段の表示画面に操作手順を表示し、更に、前記模擬動作
実行手段は前記表示画面で模擬動作を行うことを特徴と
する。それにより、例えば、IDカードが不正に使用さ
れた場合などの、特定人の利用の確認ができない場合、
表示画面で模擬動作をして、不正使用者にあたかも正常
な動作と認識させることによって、製品管理人等が製品
設置場所に到着するまでの時間をできるだけ稼ぐことが
できる。従って、不正使用者はその場から逃走すること
が少なく、製品管理人等は不正使用者を確実に取り押さ
えることができる。
【0007】また、請求項3に記載の指示機能付き製品
によれば、前記模擬動作を実行する時間を設定できる設
定手段を備えたことを特徴とする。それにより、製品管
理人等は、製品設置場所に到着するまでの時間を任意に
設定できる。従って、その設定された時間だけ時間を稼
ぐことができ、製品管理人等が不正使用者を確実に取り
押さえることができる。
【0008】また、請求項4に記載の指示機能付き製品
によれば、この製品は、利用者の要求に応じて紙類を処
理する紙類自動処理機であって、前記確認手段は、ID
カード内の少なくともIDデータを読み取るカードリー
ダを含み、このカードリーダが読み取ったIDデータに
基づいて、前記確認手段が特定人の利用と確認できない
場合には、前記模擬動作実行手段が、実際の処理を行う
代わりに、模擬動作を実行して、前記通知手段が特定人
の利用と確認できない旨を製品管理人等に通知すること
を特徴とする。それにより、カードリーダがIDカード
のIDデータを読み取り、確認手段が特定人の利用と確
認できない場合にあっては、利用者の要求に応じた紙類
の実際の処理を行う代わりに模擬動作を実行し、通知手
段は特定人の利用と確認できない旨を製品管理人等に通
知するので、製品管理人等が製品設置場所に到着するま
での時間を稼ぐことができる。従って、製品管理人等は
不正使用者を容易に取り押さえることができる。ここ
で、IDデータ(Identification Data) とは、例え
ば、銀行等で使用されるキャッシュカードその他のID
カード(Identification Card) に記憶されている、特
定人の利用と確認するためのデータをいう。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る指示機能付き
製品を紙類自動処理機としての証明書自動交付機におい
て具体化した一実施の形態を参照して説明する。
【0010】図1は、本実施の形態の証明書自動交付機
1の斜視図であるが、この交付機1は、既述した如く、
住民等が前記証明書の取得を希望する場合に交付機1に
対して所定操作を行えば、証明書を自動的に交付するこ
とができる。特に、役所の窓口の付近に設置された交付
機1は、受付が混雑している時あるいは土曜日等の役所
閉庁時に、利用されることが期待されている。すなわ
ち、この交付機1の場合、申請者は申請書に手書きで記
入する必要がなく、受付担当者が処理するのに比べて比
較的短時間で書類を入手できるので、この交付機1を設
置すれば、担当者を増員しなくても、待ち時間がなく証
明書を取得できる他、休日または時間外に交付機1を稼
働することができる。但し、この交付機1を利用できる
者は、住民のプライバシー保護等の観点から、暗証番号
(即ちユーザID識別コード)等の情報を記録する磁気
テープを備えた磁気カード(若しくはICチップを備え
たIDカード)などを所有する者に限られるので、盗難
や紛失届等が出されて回収指示が出ているIDカードの
使用を防ぐための適切な措置を講ずる必要がある。
【0011】この証明書自動交付機1の筐体1aの前面
パネルには、証明書の交付を希望する利用者個々が所有
する磁気カード(もしくはICカード)(以下総称して
IDカードともいう)を挿入するためのカード挿入口2
aが設けられている。このIDカード挿入口2aの機械
内部には、前記磁気テープに記録された情報を読み取る
ための周知のデータ入力手段としてのカードリーダ2
(図2参照)が配設されている。それにより、このカー
ド挿入口2a内側にカードを挿入すると、カードリーダ
2(図2参照)の読みとり位置まで、カードを搬送する
ことができる。
【0012】そのカード挿入口2aの側方には、例えば
用紙切れ等のように証明書自動交付機1にトラブルが発
生した際に、当該トラブルを解決する係員を呼び出すた
めの呼び出しボタン22が設けられている。また、その
呼び出しボタン22の上方には、例えば操作方法や案内
等の表示される表示手段(且つ指示手段)としてのCR
T表示装置(以下CRTと略称する)3が設けられてお
り、このCRT3の表示画面は、利用者が表示されてい
る部分の一部を直接触れることによって、所定の情報を
入力することのできるタッチパネル4になっている。
【0013】そのタッチパネル4の側方には、手数料を
支払うためのコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aが形
成されており、これらコイン投入口5a及び紙幣挿入口
6aは、周知の金銭取扱手段としての、交付機1内部に
硬貨を貯めることができるコインメック5(図2参照)
及び紙幣を貯めることができるビルバリ6(図2参照)
とそれぞれ連通している。そして、これらのコイン投入
口5a及び紙幣挿入口6aの下方には、釣り銭及びレシ
ートを取り出すための取り出し口8が設けられている。
また、取り出し口8の側方には、書類記録手段としての
レーザプリンタ11(図2参照)によって印刷された住
民票、戸籍謄本等の証明書を排出する証明書排出口7が
形成されている。それにより、利用者がタッチパネル4
を触れながら後述する態様の所定操作を行えば、交付機
1は、希望する証明書を証明書排出口7から交付するこ
とができる。
【0014】また、前記呼び出しボタン22の下方に
は、車椅子を利用している人がこの証明書自動交付機1
を利用する際、容易に操作できるように配慮したアシス
トバー42が設けられている。更に、このアシストバー
42の下方で筐体1aの一部には、車椅子の利用者が利
用しやすくなるように、車椅子に乗車している人の膝か
ら下が納まる程度の大きさの掘り込み43が形成されて
おり、その掘り込み43の内側面には、車椅子の一部が
衝突した場合にショックを吸収するためのショック吸収
シート44が設けられている。
【0015】尚、この証明書自動交付機1及び各操作部
の高さ及び位置は、車椅子の利用者でも楽に利用できる
ように、レイアウトされており、例えば130cmにな
るように構成されている。また、上述したタッチパネル
の上方には、この証明書自動交付機1が使用可能状態で
あるか使用不能状態にあるかを表示する操作表示器10
が設けられている。
【0016】次に、図2を参照して、証明書自動交付機
1を含む証明書自動交付システムの電気的構成について
説明する。本実施の形態の証明書自動交付機1は、ホス
トコンピュータ31と接続されたCPU13の指令によ
って動作する。このCPU13は、前記IDカード内の
少なくともIDデータを読み取るカードリーダ2と、表
示手段(且つ指示手段)として証明書交付の手順、交付
する証明書の種類、条件等を指定するための表示を行う
CRT3と、このCRT3の表示画面に一体的に取り付
けられ、表示画面上の表示項目を指で直接に触れること
によって、条件等および文字等を入力できるようになっ
ているタッチパネル4と、前記コインメック5及びビル
バリ6と、係員を呼び出すための呼び出しボタン22
と、領収書用のレシートを印刷するためのレシートプリ
ンタ12と、操作方法等を利用者に音声にて説明するた
めの音声発生手段(指示手段)としての発声装置16
と、証明書自動交付機1を所定のプロセス通りに動作さ
せ、証明書1を交付するための動作プログラムを格納す
る記憶手段としてのハードディスク(HDD)17と、
証明書自動交付機1内の記録装置としてのレーザプリン
タ11と、このレーザプリンタ11で印刷された書類を
搬送するための用紙搬送ユニット51と、記録された書
類が複数枚である場合にそれらの書類の端部を綴じるた
めのステープラ14と、これら綴じられた書類に割印を
付すための割印機15と、書類を証明書排出口7まで書
類を搬送する用紙排出ユニット71と、証明書自動交付
機1を所定のプロセス通りに動作させる動作プログラ
ム、その他のデータを記憶するRAM49と、証明書自
動交付機1を動作させるためのプログラムを記憶するR
OM50と、前記コインメック5、前記ビルバリ6とに
接続されている。この場合、RAM49、ROM50及
びCPU13は、交付機1を制御する制御手段を構成し
ている。
【0017】前記ホストコンピュータ31には、該当す
る行政区画内の全住民に関する住民票、戸籍謄本等を作
成するための証明書用データを記憶するデータベース3
2が接続されている。そのためホストコンピュータ31
は、IDカードより得たユーザID識別コード、及び、
利用者が希望選択した例えば住民票、戸籍謄本等の証明
書及び必要な部数等に関するデータに基づいてデータベ
ース32を検索し、このデータベース32から必要な証
明書作成用データを抽出して、証明書作成用データをC
PU13へ送信することができる。また、ホストコンピ
ュータ31は、盗難や紛失届等が出され回収が指示され
ているIDカードである旨の情報を記憶できるので、C
PU13から送信した情報に基づいて、回収指示が出て
いるIDカードであるか否かを判別することができる。
具体的には、ホストコンピュータ31は、前記回収指示
が出ているIDカードのIDデータと、カードリーダ2
が読み取ったIDデータとが一致しているか否かを検出
することにより、回収指示が出ているIカードであるこ
とを確認することができる。
【0018】従って、ホストコンピュータ31が盗難ま
たは紛失の届出がされていることを検出した場合、その
カードの使用は、特定人の利用と確認できないので、特
定人の利益を保護すべく、交付機1は証明書を発行すべ
きではない。もっとも、カードリーダ2が読み取ったI
Dカード内のIDデータと、そのカード利用者が入力し
た暗証番号とが一致しているか否かを検出することによ
り、特定人の利用と確認してもよい。具体的には、CP
U13は、カードリーダ2が読み取ったIDデータとタ
ッチパネル4を介して入力した暗証番号との不一致を検
出した場合は、そのIDカードの使用は、交付機1の特
定人の利用と確認できないので、上記と同様に交付機1
は証明書を発行すべきではない。従って、カードリーダ
2が読み取ったIDカード内のIDデータを用いて特定
人の利用か否かを確認するので、IDカード内のIDデ
ータを読み取るカードリーダ2は、特定人の利用を確認
するための確認手段の一部を構成する。
【0019】また、ROM50は、証明書自動交付機1
を動作させるための必要なプログラム、例えば、特定人
の利用と確認できた場合の操作手順の指示するためのプ
ログラム、または、特定人の利用と確認できない場合の
操作手順するためのプログラム等その他の制御プログラ
ムを記憶している。尚、必要があれば、制御用プログラ
ムをハードディスク17に予め記憶させるとともに、ハ
ードディスク17からRAM49に適宜転送し、この転
送された制御プログラムに基づいて、証明書自動交付機
1を動作させてもよい。この場合、RAM49は、更に
この交付機1を動作させる際に必要な制御プログラム等
を記憶することができる。
【0020】また、証明書自動交付機1から離れた位置
にいる係員の近くには、リモート操作パネル33(図2
参照)が設置され、このリモート操作パネル33は、前
記CPU13に電気的に接続されている。そのためCP
U13から送信された情報に基づいて、前記操作パネル
33は、証明書自動交付機1の稼働状況や呼び出しボタ
ン22が押されたこと等を係員に知らせることができ
る。具体的には、前記リモート操作パネル33は、図示
しないLED表示装置、スピーカー等を備えており、前
記交付機1から送信された情報をLED表示装置に表示
したり、スピーカーを使ってブザー音を鳴らし、係員、
警備員等へその情報を通知することができる。
【0021】そしてホストコンピュータ31が盗難や紛
失届等により回収指示が出ているIDカードであると判
別した場合、その旨をCPU13に送信するので、CP
U13は更にリモート操作パネル33にその旨を送信す
ることができる。そのリモート操作パネル33は、前記
回収指示が出ているIDカードである旨の信号をCPU
13から受信すると、この場合も特定人の利用と確認で
きない旨を示す情報をLED表示装置に表示したり、ス
ピーカーを使ってブザー音を鳴らし、係員等の製品管理
人へその旨の情報を通知することができる。従って、リ
モート操作パネル33は、特定人の利用と確認できない
旨を製品管理人等に通知する通知手段を構成する。
【0022】このようにCPU13がホストコンピュー
タ31から特定人の利用と確認できない旨の信号を受信
した場合には、CPU13は後述する態様の模擬動作を
実行する。ここで、模擬動作とは、製品すなわち、証明
書自動交付機1が特定人に対して行う実際の動作と異な
っているが、不正使用者等がその場から逃走しようとす
る意思を抱かせないような、特定人に対する動作に模擬
した動作をいうが、この実施の形態の場合では、CPU
13は模擬動作としての模擬印刷処理を行うように交付
機1の動作を制御する。この模擬印刷処理とは、不正な
IDカードの使用者に対し、申請内容確認するためCR
T3の画面に表示して、利用者が使用目的、対象者選
択、必要部数、申請内容確認等の交付条件を入力動作を
させるが実際には印刷処理を行わない処理など、正常な
IDカードの使用者のために行う証明書の印刷処理に模
擬した処理をいう。そして、交付機1はリモート操作パ
ネル33を介して製品管理人等に通知するため、不正な
IDカードの使用を検知して係員に通知したことを、不
正使用者に悟られることがなく、交付機1が設置してあ
る場所に係員が到着するまでの時間、不正使用者をその
場に留まらせることができ、係員等は不正使用者を容易
に取り押さえることができる。
【0023】もっとも、模擬印刷処理は、必ずしも上記
の態様である必要はなく、不正なIDカードの使用時
に、例えば、印字のテストパターンや、役所のお知らせ
といった、万が一、IDカードの不正使用者の手に渡っ
ても問題が生じないような証明書以外の書類を印刷する
印刷処理をおこなってもよい。但し、この場合であって
も、印刷物が交付機1から排出されると、証明書以外の
印刷物を印字していることがIDカードの不正使用者に
も分かってしまうため、前記交付機1は印刷物の排出処
理を行わないのが望ましい。
【0024】また、前記ハードディスク17は、CRT
3の画面に種々の画面を表示するためのデータを記憶し
ており、CPU13がハードディスク17からそのデー
タを読み出してCRT3に出力すると、例えば、図3
(a)〜(e)に示されるような証明書の交付条件を入力する
ための画面が表示される。この場合、図3(a)は、交付
する証明書を選択するための画面、図3(b)は、使用目
的を選択するための画面、図3(c)は、対象者選択を選
択するための画面、図3(d)は、必要部数を選択するた
めの画面、図3(e)は、申請内容の確認を選択するため
の画面である。そして、CRT3には、既述したごと
く、タッチパネル4が取り付けられているので、図3に
示される表示画面上の項目が記述されている部分を、利
用者が直接指で触れると、選択した表示項目の内容の指
令をタッチパネル4は、CPU13に対して出力するこ
とができる。
【0025】更に、ハードディスク17は、図4(a)〜
(c)に示されるような交付機1の動作状態を表示するた
めのデータを記憶しているので、CPU13がハードデ
ィスク17からそのデータを読み出してCRT3の画面
に表示することができる。この場合、図4(a)〜(c)
は、通常の証明書の印刷中および模擬印刷処理を表示す
る画面を示しており、CPU13は、通常の証明書交付
動作の際には、印刷作業の進行度に従って、図4(a)の
表示画面から図4(b)の表示画面へ、図4(c)の表示画
面を経過して変化させていくことができる。また、模擬
印刷処理でも、CPU13は、あらかじめ設定してある
時間の経過に従って、図4(a)から図4(b)の表示画面
へ、図4(c)の表示画面を経過して変化させていくこと
ができる。
【0026】尚、CPU13は、模擬動作としての模擬
印刷処理の動作を実行する時間を設定できる設定手段を
構成しているので、製品管理人等は、CRT3及びタッ
チパネル4を介して、交付機設置場所に到着するまでの
時間を任意に設定することができる。具体的には、係員
が待機している場所から交付機1のある場所に到着する
のに要する時間を測ることにより予め知ることができる
ので、図5に示されるように、利用者はCRT3及びタ
ッチパネル4を使って、模擬印刷処理に用いる時間デー
タとして、係員待機場所から交付機設置場所に到着する
のに要する時間を、秒の単位で入力できるようになって
いる。そして、CPU13は、その入力された時間を、
模擬印刷処理で用いる時間データとして設定することが
できため、模擬印刷処理の際には、この時間データを等
分し、その等分された時間が経過した毎に、図4(a)の
表示画面から図4(b)の表示画面へ移行する過程の表示
画面を適宜変化させることができる。このように表示画
面を変化させるのは、IDカードの不正使用者の気を散
らして、不正使用が発覚したことを悟らせないようにす
るためである。もっとも、不正使用者等がその場から逃
走しようとする意思を抱かせなければ、必ずしもCRT
3の表示画面を変化させる必要はない。
【0027】次に、この実施の形態の交付機1の動作に
ついて、図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。CPU13は、最初にCRT3に図3(a)の画面を
表示し、利用者に交付希望の証明書を選択させる(S1
0)。具体的には、図3(a)表示画面は、「住民票の
写しの交付」Q1、「住民票記載事項証明交付」Q2、
「外国人登録済証明書交付」Q3、「印刷登録証明書交
付」Q4の選択項目が表示されているので、いずれかの
表示項目Q1〜Q4を指で直接に触れることによって、
その項目内容をCPU13に入力できる。このように利
用者が交付希望の証明書を選択した後、カード挿入口2
a内へIDカードの挿入を促す画面をCRT3に表示
し、CPU13は、挿入されたIDカードに記憶されて
いるID情報等をカードリーダ2により読み取らせる
(S12)。そして、CPU13は、読みとったID情
報等をホストコンピュータ31に送信し、それに対する
ホストコンピュータ31からの情報を受信する(S1
4)。そして、CPU13は、盗難や紛失等の届出によ
りIDカードの回収指示が出ている情報を受信したか否
かを判断する(S16)。IDカードの回収指示情報を
受信した場合(S18:YES)、CPU13は、カー
ド挿入口2aに挿入されているIDカードを交付機1内
の奥部に回収し(S20)、リモート操作パネル33の
スピーカーを使ってブザー音をならし、リモート操作パ
ネル33のLED表示装置に、IDカードの不正使用を
知らせるメッセージを表示する(S22)。それによ
り、製品管理人等は、特定人の利用と確認できない旨を
知ることができる。
【0028】そして、模擬動作実行手段としてのCPU
13は、模擬動作を実行して製品管理人等が製品設置場
所に到着するまでの時間を稼ぐことができる。具体的に
は、図3(b)に示される使用目的を選択するための画
面、図3(c)に示される対象者を選択するための画面、
図3(d)に示される必要部数を選択するための画面、更
に、図3(e)に示される申請内容確認するための画面を
CRT3に表示し、利用者にこれら使用目的(図3
(b))、対象者選択(図3(c))、必要部数(図3
(d))、申請内容確認(図3(e))等の交付条件を入力さ
せることができる(S24)。
【0029】具体的には、図3(b)の画面には、「旅券
申請」R1、「免許申請」R2等の選択項目が表示され
ている他に、操作を中止する「中止」R3、入力を訂正
する「訂正」R4、入力を確定する「確定」R5の入力
項目が表示されているので、選択項目R1等を指で直接
に触れ、「確定」R5をさらに触れることによって、そ
の項目内容をCPU13に入力できる。また、図3(c)
の対象者選択を選択するための画面には、「世帯全員」
Z1、「特定個人名(特許太郎)Z2」等が表示されて
いる他に、操作を中止する「中止」Z3、入力を訂正す
る「訂正」Z4、操作を確定する「確定」Z5の入力項
目が表示されているので、選択項目Z1等を指で直接に
触れ、「確定」Z5をさらに触れることによって、その
項目内容をCPU13に入力できる。また、図3(d)の
必要部数を選択するための画面には、「1」から「9」
までのテンキーX1が表示されている他に、操作を中止
する「中止」X2、前画面に戻すための「前画面」X3
の入力項目が表示されているので、テンキーX1を指で
直接に触れることによって、その項目内容をCPU13
に入力できる。また、図3(e)に示される申請内容確認
するための画面には、「対象者」Y1、「世帯主・続柄
表示」Y2、「部数」Y3が表示されている他に、操作
を中止する「中止」Y4、操作を確定する「確定」Y5
の入力項目が表示されている。そのため、各画面におけ
る選択項目Y1を指で直接に触れ、「確定」Y5をさら
に触れることによって、その項目内容をCPU13に入
力できる。
【0030】これら交付条件の入力が完了したら、CP
U13は、図4(a)の証明書印刷中画面を表示し(S2
6)、証明書の印刷を実際には行わずに、図4の時間デ
ータを等分した時間の経過に従って、CRT3の表示画
面を図4(c)、(b)のように変化させ(S28)、係員は
交付機設置場所に到着するまでの時間を稼ぐ。具体的に
は、CRT3の画面には、図4(a)の証明書印刷中の画
面、すなわち、「ただいま作成中です しばらくお待ち
ください」と、「証明書自動交付機」とが併記された画
面を最初に表示する。次に、この図4(a)の証明書印刷
中画面から、図4(b)の証明書印刷中画面(移行画
面)、すなわち、「ただいま作成中です しばらくお待
ちください」と、「桜の木」の図形とが併記された画面
を表示するが、この画面へ移行するに当たって、図4
(c)の証明書印刷中画面(移行画面)、すなわち、「た
だいま作成中です しばらくお待ちください」、「証明
書自動交付機」と、「桜の木」の一部図形とが併記され
た画面を経過する。従って、IDカードの不正使用者と
判断された場合、CPU13がリモート操作パネル33
を介して、係員等にIDカードの不正使用を通知した
後、証明書の交付条件をIDカードの不正使用者に入力
させ、証明書の模擬印刷処理を行うので、IDカードの
不正使用者は、CRT3の表示画面の変化を眺め、不正
使用が発覚したことを気がつかずにその場にいる。その
ため、例えば、係員等の製品管理人、また、警察官ある
いは警備員は、製品設置場所にいる不正使用者を容易に
取り押さえることができる。もっとも、CRT3の表示
画面の変化は、必ずしもこの態様に限定される訳ではな
く、例えば、静止画面状態に保つ等の種々の変更が可能
である。
【0031】一方、IDカードの回収指示情報を受信し
ない場合(S18:NO)、CPU13がCRT3に図
3(b)、図3(c)、図3(d)の表示画面を上述した態様で
表示し、利用者に使用目的、対象者選択、必要部数、申
請内容確認等の交付条件の入力をさせる(S30)。こ
れら交付条件の入力後、CPU13は、図4(a)の証明
書印刷中画面をCRT3に表示する(S32)。そし
て、CPU13は、レーザプリンタ11に対して印刷動
作を開始させた後、その印刷処理の進行度に従って、図
4(c)の表示画面を経過して、図4(b)の表示画面に変化
させる(S34)。かかる実際の印刷動作においても、
上述した図5に示される時間データを用いて、CRT3
の証明書印刷中画面を変化させることができる。その結
果、正常なIDカードを使用している通常の交付動作
は、不正なIDカードを使用している場合の表示画面と
同様な動作になるため、証明書自動交付機1が不正なI
Dカードの使用を検知したことを、不正使用者に悟られ
ることがない。
【0032】以上のように、本実施の形態によれば、操
作手順を表示するCRT3(指示手段)を少なくとも備
える交付機1(製品)において、特定人の利用の確認を
行うためのカードリーダ2及びCPU13(確認手段)
と、これらカードリーダ2及びCPU13(確認手段)
が特定人の利用と確認できない場合には、模擬動作を実
行するためのCRT3及びCPU13(模擬動作実行手
段)と、このCRT3及びCPU13(模擬動作実行手
段)が模擬動作を実行している間に、特定人の利用と確
認できない旨を製品管理人等に通知するリモート操作パ
ネル33(通知手段)を備えたので、カードリーダ2及
びCPU13(確認手段)が特定人の利用と確認できな
い場合に、リモート操作パネル33(通知手段)はその
旨を製品管理人等に通知するとともに、CRT3及びC
PU13(模擬動作実行手段)は模擬動作をして、製品
管理人等が製品設置場所に到着するまでの時間を稼ぐこ
とができる。
【0033】尚、実施の形態に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での種々の変形改
良が可能であることは容易に推察されるものである。例
えば、指示手段は、表示手段の表示画面に特定人に対し
て操作手順を表示したり、または特定人以外に対して模
擬動作の操作手順を表示する表示手段を備えるのが望ま
しいが、必ずしもこれに限定されなく、操作手順を指示
する音声発生手段のみを備えてもよい。また、指示機能
付き製品は、音声発生手段及び表示手段の双方を備える
ものであってもよい。
【0034】また、この実施の形態の製品によれば、利
用者の要求に応じて紙類を排出する証明書自動交付機
(紙類自動処理機)1であって、前記カードリーダ2及
びCPU13(確認手段)は、IDカード内の少なくと
もIDデータを読み取るカードリーダ2を含み、このカ
ードリーダ2が読み取ったIDデータに基づいて、前記
カードリーダ2及びCPU13(確認手段)が特定人の
利用と確認できない場合には、前記CRT3及びCPU
13(模擬動作実行手段)が、実際の処理を行う代わり
に、模擬動作を実行して、前記リモート操作パネル33
(通知手段)がその間に特定人の利用と確認できない旨
を製品管理人等に通知することができる態様を採用した
が、これに限定される訳ではない。要は、カードリーダ
2がIDカード内のIDデータを読み取り、カードリー
ダ2及びCPU13(確認手段)が特定人の利用と確認
できない場合にあっては、利用者の要求に応じた紙類を
排出する実際の処理を行う代わりに模擬動作を実行し、
リモート操作パネル33(通知手段)はその間に特定人
の利用と確認できない旨を製品管理人等に通知できれば
よい。
【0035】なお、上記実施の形態では本発明を具体化
した一実施の形態として、住民票や印鑑証明書などの各
種証明書類を役所の窓口を介さずに、申請者自身が直接
必要書類の選択等をすることによって証明書を自動的に
交付できる証明書自動交付機を例に挙げて説明したが、
それ以外の現金取扱機等の紙類自動処理機であってもよ
い。また、模擬動作方法等を、その製品にあった内容に
変更するなどして、本発明の目的を達成させることはも
ちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施の形態の証明書自動交
付機の外観図である。
【図2】本実施の形態の証明書自動交付機及びこの交付
機を含むシステムの電気的構成を表わすブロック図であ
る。
【図3】本実施の形態の証明書自動交付機の表示画面を
示す図である。
【図4】本実施の形態の証明書の交付条件の入力の際に
用いる画面表示を示す図である。
【図5】本実施の形態で模擬印刷処理に用いる時間デー
タを入力するための表示画面を示す図である。
【図6】本実施の形態の証明書自動交付機の動作を概略
的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 証明書自動交付機 2 カードリーダ 3 CRT表示装置 4 タッチパネル 7 用紙取り出し口 13 CPU 17 HDD 33 リモート操作パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手順を指示する指示手段を少なくと
    も備える製品において、 特定人の利用の確認を行うための確認手段と、 この確認手段が特定人の利用と確認できない場合には、
    模擬動作を実行するための模擬動作実行手段と、 この模擬動作実行手段の実行の際に、特定人の利用と確
    認できない旨を製品管理人等に通知する通知手段を備え
    たことを特徴とする指示機能付き製品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の指示機能付き製品にお
    いて、 前記指示手段は表示手段を含み、この表示手段の表示画
    面に操作手順を表示し、更に、前記模擬動作実行手段は
    前記表示画面で模擬動作を行うことを特徴とする指示機
    能付き製品。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の指示機能付き
    製品において、 前記模擬動作を実行する時間を設定できる設定手段を備
    えたことを特徴とする指示機能付き製品。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の指示機能付き製品にお
    いて、 この製品は、利用者の要求に応じて紙類を処理する紙類
    自動処理機であって、前記確認手段は、IDカード内の
    少なくともIDデータを読み取るカードリーダを含み、 このカードリーダが読み取ったIDデータに基づいて、
    前記確認手段が特定人の利用と確認できない場合には、
    前記模擬動作実行手段は、実際の処理を行う代わりに、
    模擬動作を実行して、前記通知手段が特定人の利用と確
    認できない旨を製品管理人等に通知することを特徴とす
    る指示機能付き製品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003630A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置、その動作方法および自動取引装置運用システム
JP2016134108A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士通フロンテック株式会社 パスワード受付装置、パスワード受付方法およびパスワード受付プログラム

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