JPH10246248A - クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents
クラッチレリーズ軸受装置Info
- Publication number
- JPH10246248A JPH10246248A JP6393597A JP6393597A JPH10246248A JP H10246248 A JPH10246248 A JP H10246248A JP 6393597 A JP6393597 A JP 6393597A JP 6393597 A JP6393597 A JP 6393597A JP H10246248 A JPH10246248 A JP H10246248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch release
- release bearing
- spring member
- reinforcing member
- bearing device
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】補強部材の保持を確保しつつも補強部材の設計
の自由度を拡大させることのできるクラッチレリーズ軸
受装置を提供する。 【解決手段】ばね部材30において、切欠き37の近傍
に矩形状開口36を形成し、それによりばね部材30の
剛性の程度を調整しているので、例えば、半径方向外方
に延在する舌部42cを補強部材40に設けた場合で
も、ばね部材30により舌部42cを押さえることがで
き、従って補強部材40の設計の自由度が広がることと
なる。
の自由度を拡大させることのできるクラッチレリーズ軸
受装置を提供する。 【解決手段】ばね部材30において、切欠き37の近傍
に矩形状開口36を形成し、それによりばね部材30の
剛性の程度を調整しているので、例えば、半径方向外方
に延在する舌部42cを補強部材40に設けた場合で
も、ばね部材30により舌部42cを押さえることがで
き、従って補強部材40の設計の自由度が広がることと
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチレリーズ軸
受装置に関する。
受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載され摩擦板を用いた動力断
続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力
部材であるシフトフォークでクラッチカバーのダイヤフ
ラムスプリングを軸線方向に押圧することにより、スプ
リングの付勢力を摩擦板から解除して動力伝達の切り離
しが行なわれている。
続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力
部材であるシフトフォークでクラッチカバーのダイヤフ
ラムスプリングを軸線方向に押圧することにより、スプ
リングの付勢力を摩擦板から解除して動力伝達の切り離
しが行なわれている。
【0003】ところで、シフトフォークは車体等の固定
側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジン
のフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に回
転するようになっている。従って、クラッチカバーのダ
イヤフラムスプリングをシフトフォークが直に押圧する
となると、当接部の摩耗を招来することとなる。そこ
で、ダイヤフラムスプリングに当接して一体的に回転す
る回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を所
定の状態に保持すると共にシフトフォークからの入力を
受けるようになっている回転しない軸受保持部材とから
なるクラッチレリーズ軸受装置を、例えば特願平7−3
33452号に示すようにダイヤフラムスプリングとシ
フトフォークとの間に設けている。
側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジン
のフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に回
転するようになっている。従って、クラッチカバーのダ
イヤフラムスプリングをシフトフォークが直に押圧する
となると、当接部の摩耗を招来することとなる。そこ
で、ダイヤフラムスプリングに当接して一体的に回転す
る回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を所
定の状態に保持すると共にシフトフォークからの入力を
受けるようになっている回転しない軸受保持部材とから
なるクラッチレリーズ軸受装置を、例えば特願平7−3
33452号に示すようにダイヤフラムスプリングとシ
フトフォークとの間に設けている。
【0004】ところで、この特願平7−333452号
に開示されたクラッチレリーズ軸受装置においては、ガ
イドスリーブが樹脂製であることから、シフトフォーク
との当接部に過大な摩耗が生じないよう、鋼板製の補強
部材をシフトフォークとガイドスリーブとの間に設ける
ようにしている。
に開示されたクラッチレリーズ軸受装置においては、ガ
イドスリーブが樹脂製であることから、シフトフォーク
との当接部に過大な摩耗が生じないよう、鋼板製の補強
部材をシフトフォークとガイドスリーブとの間に設ける
ようにしている。
【0005】図6は、特願平7−333452号に開示
されているような従来技術による補強部材140とばね
部材130の斜視図である。補強部材140は、ガイド
スリーブ(不図示)に互いのフランジを重合させ、更に
軸受(不図示)を固定するばね部材130を利用して、
ガイドスリーブに取り付けられるようになっている。
されているような従来技術による補強部材140とばね
部材130の斜視図である。補強部材140は、ガイド
スリーブ(不図示)に互いのフランジを重合させ、更に
軸受(不図示)を固定するばね部材130を利用して、
ガイドスリーブに取り付けられるようになっている。
【0006】ばね部材130は、補強部材140のフラ
ンジ部に形成された切欠141内に挿入されるようにな
っている。ここで、切欠141はC字形状をしており、
ばね部材130を切欠141内に挿入すると、切欠14
1の入口の対向突起141a、141bがばね部材13
0とガイドスリーブとの間に侵入するようになってお
り、それにより補強部材140とガイドスリーブとの分
離が防止されるようになっている。
ンジ部に形成された切欠141内に挿入されるようにな
っている。ここで、切欠141はC字形状をしており、
ばね部材130を切欠141内に挿入すると、切欠14
1の入口の対向突起141a、141bがばね部材13
0とガイドスリーブとの間に侵入するようになってお
り、それにより補強部材140とガイドスリーブとの分
離が防止されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ばね部材13
0のベース部131は、その先端部をガイドスリーブ上
の係止突起(不図示)に係止させることにより取り付け
られている。従って、切欠141の対向突起141a、
141bは、かかる係止突起を逃げるため、補強部材1
41のフランジ外周部に配置せざるを得ない。
0のベース部131は、その先端部をガイドスリーブ上
の係止突起(不図示)に係止させることにより取り付け
られている。従って、切欠141の対向突起141a、
141bは、かかる係止突起を逃げるため、補強部材1
41のフランジ外周部に配置せざるを得ない。
【0008】一方、クラッチレリーズ軸受装置の周囲部
品の設計において、補強部材の外周はなるべく小さくす
ることが望まれているという実状がある。しかるに、切
欠141の対向突起141a、141bを設ける位置
は、ばね部材130のベース部131の長さlにより決
定されてしまうため、かかる構成では補強部材141の
外径を大幅に小さくすることは困難である。
品の設計において、補強部材の外周はなるべく小さくす
ることが望まれているという実状がある。しかるに、切
欠141の対向突起141a、141bを設ける位置
は、ばね部材130のベース部131の長さlにより決
定されてしまうため、かかる構成では補強部材141の
外径を大幅に小さくすることは困難である。
【0009】これに対し、切欠141の入口に対向突起
141a、141bを廃し、その代わりに切欠141の
底部に同様な機能を有する舌部を設けるという提案がな
されている。かかる提案によれば、補強部材の外径を容
易に小さくすることができ、クラッチレリーズ軸受装置
のコンパクト化が図れる。しかしながら、ばね部材13
0は、ガイドスリーブに形成された突起を、弾性変形す
ることにより乗り越えて組み付けられるようになってい
るため、弾性変形しやすいように適度に低い剛性が要求
されている。しかるに従来技術においては、その要求を
ベース部131に長い切欠138を形成することにより
充足している。
141a、141bを廃し、その代わりに切欠141の
底部に同様な機能を有する舌部を設けるという提案がな
されている。かかる提案によれば、補強部材の外径を容
易に小さくすることができ、クラッチレリーズ軸受装置
のコンパクト化が図れる。しかしながら、ばね部材13
0は、ガイドスリーブに形成された突起を、弾性変形す
ることにより乗り越えて組み付けられるようになってい
るため、弾性変形しやすいように適度に低い剛性が要求
されている。しかるに従来技術においては、その要求を
ベース部131に長い切欠138を形成することにより
充足している。
【0010】以上より明らかであるが、従来技術のよう
にばね部材130に長い切欠138を形成している限
り、ばね部材130が切欠141の底部に設けた舌部を
押さえることはできない。よって補強部材の保持を確保
するためには、切欠141の入口に対向突起141a、
141bを形成さざるを得ず、設計の自由度が低下して
いた。
にばね部材130に長い切欠138を形成している限
り、ばね部材130が切欠141の底部に設けた舌部を
押さえることはできない。よって補強部材の保持を確保
するためには、切欠141の入口に対向突起141a、
141bを形成さざるを得ず、設計の自由度が低下して
いた。
【0011】そこで本願発明は、補強部材の保持を確保
しつつも補強部材の設計の自由度を拡大させることので
きるクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的と
する。
しつつも補強部材の設計の自由度を拡大させることので
きるクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本願発明のクラッチレリーズ軸受装置は、互いに同心的
に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、一方
の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置の回
転部材に当接するようになっているクラッチレリーズ軸
受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材
と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受
の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する
連結部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置に
おいて、前記軸受保持部材には凸部が設けられ、前記連
結部材には凹部が設けられ、組付時において、前記連結
部材が弾性変形しつつ前記凸部を乗り越えるようになっ
ており、更に前記凸部が前記凹部に係合した時点で前記
連結部材が元の形状に復帰するようになっていて、前記
連結部材には、前記凹部の近傍に開口を形成し、それに
より前記連結部材の剛性の程度を調整している。
本願発明のクラッチレリーズ軸受装置は、互いに同心的
に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、一方
の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置の回
転部材に当接するようになっているクラッチレリーズ軸
受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材
と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受
の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する
連結部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置に
おいて、前記軸受保持部材には凸部が設けられ、前記連
結部材には凹部が設けられ、組付時において、前記連結
部材が弾性変形しつつ前記凸部を乗り越えるようになっ
ており、更に前記凸部が前記凹部に係合した時点で前記
連結部材が元の形状に復帰するようになっていて、前記
連結部材には、前記凹部の近傍に開口を形成し、それに
より前記連結部材の剛性の程度を調整している。
【0013】
【作用】本願発明によれば、前記連結部材において、前
記凹部の近傍に開口を形成し、それにより前記連結部材
の剛性の程度を調整しているので、例えば、半径方向外
方に延在する舌部を補強部材に設けた場合でも、前記連
結部材により前記舌部を押さえることができ、従って前
記補強部材の設計の自由度が広がることとなる。
記凹部の近傍に開口を形成し、それにより前記連結部材
の剛性の程度を調整しているので、例えば、半径方向外
方に延在する舌部を補強部材に設けた場合でも、前記連
結部材により前記舌部を押さえることができ、従って前
記補強部材の設計の自由度が広がることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本願発明
の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をシフト
フォーク側から見た図である。図2は、図1のII−I
I線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図で
ある。
面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本願発明
の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をシフト
フォーク側から見た図である。図2は、図1のII−I
I線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図で
ある。
【0015】図2において、クラッチレリーズ軸受装置
は、クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材である
ガイドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30
と、補強部材40とからなる。クラッチレリーズ軸受1
0は、左方端に当接部11aを有する略円管状の内輪1
1と、内輪11を同心的に内包する短い円管状の外輪1
2と、内輪11と外輪12との間に転動自在に配置され
た複数のボール15と、ボール15を所定間隔で保持す
る保持器16と、ボール15の軸線方向両側で内輪11
と外輪12とにより画成される空間を防塵油密的に密封
するシール17、18とからなる。内輪11は外輪12
に対して回転自在に支持されている。また内輪11の当
接部11aは、半径方向外方にめくれたような形状をし
ており、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプ
リングに当接するようになっている。
は、クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材である
ガイドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30
と、補強部材40とからなる。クラッチレリーズ軸受1
0は、左方端に当接部11aを有する略円管状の内輪1
1と、内輪11を同心的に内包する短い円管状の外輪1
2と、内輪11と外輪12との間に転動自在に配置され
た複数のボール15と、ボール15を所定間隔で保持す
る保持器16と、ボール15の軸線方向両側で内輪11
と外輪12とにより画成される空間を防塵油密的に密封
するシール17、18とからなる。内輪11は外輪12
に対して回転自在に支持されている。また内輪11の当
接部11aは、半径方向外方にめくれたような形状をし
ており、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプ
リングに当接するようになっている。
【0016】一方、ガイドスリーブ20はモールド成形
された樹脂製であって、円管状の本体21と、本体21
の中央近傍の外周から半径方向に延在するフランジ部2
2と、フランジ部22の半径方向外方端において軸線方
向左方に突出する外壁部23が形成されている。本体2
1の内方には図示しないガイド軸が延在しており、本体
21はガイド軸上を摺動自在となっている。なお、本体
21の内方には拡径部24が設けられている。この拡径
部24は、本体21がガイド軸上を摺動する際に異物を
噛みこまないように機能するものである。外壁部23
は、クラッチレリーズ軸受10の外方に設けられ、その
半径方向の移動制限部となっている。また、クラッチレ
リーズ軸受10を半径方向に移動可能とするため、外輪
12の外周と外壁部23の内周との間には隙間27が形
成されている。更に、フランジ部22は、ばね部材30
の取付部において半径方向に延在する外方突起22hを
有する。
された樹脂製であって、円管状の本体21と、本体21
の中央近傍の外周から半径方向に延在するフランジ部2
2と、フランジ部22の半径方向外方端において軸線方
向左方に突出する外壁部23が形成されている。本体2
1の内方には図示しないガイド軸が延在しており、本体
21はガイド軸上を摺動自在となっている。なお、本体
21の内方には拡径部24が設けられている。この拡径
部24は、本体21がガイド軸上を摺動する際に異物を
噛みこまないように機能するものである。外壁部23
は、クラッチレリーズ軸受10の外方に設けられ、その
半径方向の移動制限部となっている。また、クラッチレ
リーズ軸受10を半径方向に移動可能とするため、外輪
12の外周と外壁部23の内周との間には隙間27が形
成されている。更に、フランジ部22は、ばね部材30
の取付部において半径方向に延在する外方突起22hを
有する。
【0017】図1において、ガイドスリーブ20のフラ
ンジ部22の左端上部と右端下部には略半円形状の突起
22fが形成されている。また、フランジ部22には、
各ばね部材30の取付位置に形成された一対のストッパ
部25及び突起22cが形成されている。ストッパ部2
5は、ばね部材30の組付時におけるガイドの機能を有
するものであり、図1に示すようにばね部材30の両脇
を軸線方向に延在している。
ンジ部22の左端上部と右端下部には略半円形状の突起
22fが形成されている。また、フランジ部22には、
各ばね部材30の取付位置に形成された一対のストッパ
部25及び突起22cが形成されている。ストッパ部2
5は、ばね部材30の組付時におけるガイドの機能を有
するものであり、図1に示すようにばね部材30の両脇
を軸線方向に延在している。
【0018】図1より明らかなように、同一形状のもの
が2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸
受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を
有する。図3はばね部材30を示す図であり、図3
(a)はばね部材30をエンジン側から見た正面図であ
り、図3(b)はその側面図であり、更に図3(c)は
ばね部材30をシフトフォーク側から見た図である。ば
ね部材30は、一枚のSK5等のばね鋼板をプレスで打
ち抜いた後折り曲げその後焼入処理することによって形
成されている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20の
フランジ部22に当接するベース部31と、軸受の外輪
12に当接する押圧部32と、ベース部31と押圧部3
2との間に設けられ、押圧部32に外輪12を付勢する
ための弾性力を付与する梁部33とからなっている。な
お、押圧部32はシール17に接触しないように、また
ばね部材30の組付を容易にすべく、軸線方向外方に傾
斜した傾斜部32aを有する。
が2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸
受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を
有する。図3はばね部材30を示す図であり、図3
(a)はばね部材30をエンジン側から見た正面図であ
り、図3(b)はその側面図であり、更に図3(c)は
ばね部材30をシフトフォーク側から見た図である。ば
ね部材30は、一枚のSK5等のばね鋼板をプレスで打
ち抜いた後折り曲げその後焼入処理することによって形
成されている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20の
フランジ部22に当接するベース部31と、軸受の外輪
12に当接する押圧部32と、ベース部31と押圧部3
2との間に設けられ、押圧部32に外輪12を付勢する
ための弾性力を付与する梁部33とからなっている。な
お、押圧部32はシール17に接触しないように、また
ばね部材30の組付を容易にすべく、軸線方向外方に傾
斜した傾斜部32aを有する。
【0019】更にばね部材30は、ベース部31と梁部
33との交差部において、半径方向に突出するように形
成された突出部34を有し、この突出部34は、ガイド
スリーブ20のフランジ22部の外方突起22hに対応
している。また、ベース部31の上半部中央の両側に
は、矩形状のタブ31a、31bが形成されている。一
方ベース部31の下半部は、二度折り曲げられて段部3
1cとなっている(図3(b)参照)。
33との交差部において、半径方向に突出するように形
成された突出部34を有し、この突出部34は、ガイド
スリーブ20のフランジ22部の外方突起22hに対応
している。また、ベース部31の上半部中央の両側に
は、矩形状のタブ31a、31bが形成されている。一
方ベース部31の下半部は、二度折り曲げられて段部3
1cとなっている(図3(b)参照)。
【0020】段部31cの両側下方端近傍においては、
凹部である切欠き37が形成され(図3(c)参照)、
更に段部31cの下縁中央には、比較的大きな切欠き3
8が形成されている。切欠き38の入口には、面取り3
9が形成されている。更に段部31cの中央には、矩形
状開口36が形成されている。
凹部である切欠き37が形成され(図3(c)参照)、
更に段部31cの下縁中央には、比較的大きな切欠き3
8が形成されている。切欠き38の入口には、面取り3
9が形成されている。更に段部31cの中央には、矩形
状開口36が形成されている。
【0021】図4は、補強部材40を図1と同方向から
見た図である。補強部材40は、円筒部41と、円筒部
41に連結された円板状のアンビル部42と、アンビル
部42の上端及び下端から軸線方向に延在するガイド部
43とからなり、比較的肉厚の板をプレスし、その後焼
入処理することによって形成される。これにより、シフ
トフォークとの接触部にて著しい摩耗が発生しないよう
にしている。また、アンビル部42をチタンコーティン
グすることにより著しい摩耗を防ぐこともできる。
見た図である。補強部材40は、円筒部41と、円筒部
41に連結された円板状のアンビル部42と、アンビル
部42の上端及び下端から軸線方向に延在するガイド部
43とからなり、比較的肉厚の板をプレスし、その後焼
入処理することによって形成される。これにより、シフ
トフォークとの接触部にて著しい摩耗が発生しないよう
にしている。また、アンビル部42をチタンコーティン
グすることにより著しい摩耗を防ぐこともできる。
【0022】円筒部41は、ガイドスリーブ20に取り
付けられた際に本体21に丁度嵌合する内径を有し、そ
れにより補強部材40の半径方向の位置決めが達成され
るようになっている。
付けられた際に本体21に丁度嵌合する内径を有し、そ
れにより補強部材40の半径方向の位置決めが達成され
るようになっている。
【0023】補強部材40のアンビル部42には、円周
部に2つの小切欠42aと、2つの矩形状切欠42bが
形成されている。この小切欠42aは取付時に、ガイド
スリーブ20のフランジ部22の対応する位置に形成さ
れた突起22fと係合して、補強部材40の回り止めを
達成している。矩形状切欠42bは、その底部中央から
半径方向外方に向かって延在する舌部42cが形成され
ている。舌部42cは、図2において示されているよう
に、2度小さく折り曲げられており、舌部42cがガイ
ドスリーブ20のフランジ部22とばね部材30との間
で保持され、補強部材40とガイドスリーブ30との分
離が防止される。
部に2つの小切欠42aと、2つの矩形状切欠42bが
形成されている。この小切欠42aは取付時に、ガイド
スリーブ20のフランジ部22の対応する位置に形成さ
れた突起22fと係合して、補強部材40の回り止めを
達成している。矩形状切欠42bは、その底部中央から
半径方向外方に向かって延在する舌部42cが形成され
ている。舌部42cは、図2において示されているよう
に、2度小さく折り曲げられており、舌部42cがガイ
ドスリーブ20のフランジ部22とばね部材30との間
で保持され、補強部材40とガイドスリーブ30との分
離が防止される。
【0024】ストッパ部25は、図1から明らかなよう
に、ばね部材30をガイドスリーブ20に取り付ける際
にガイドする機能を有し、またタブ31a、31bと当
接して、それ以上ばね部材30が内方に押し込まれるこ
とを防止するよう機能する。なお、突起44はシフトフ
ォークとクラッチレリーズ軸受とを結合するためのクリ
ップ(不図示)を係合するためのものである。
に、ばね部材30をガイドスリーブ20に取り付ける際
にガイドする機能を有し、またタブ31a、31bと当
接して、それ以上ばね部材30が内方に押し込まれるこ
とを防止するよう機能する。なお、突起44はシフトフ
ォークとクラッチレリーズ軸受とを結合するためのクリ
ップ(不図示)を係合するためのものである。
【0025】図5は、図1のクラッチレリーズ軸受装置
をV−V線に沿って切断し拡大して矢印方向に見た図で
ある。ガイドスリーブ20のフランジ部22には、上述
したように突起22cが形成されている。凸部である突
起22cは、斜面22dと台部22eとからなってお
り、ばね部材30が装着された際に切欠き37に係合す
る形状となっている。
をV−V線に沿って切断し拡大して矢印方向に見た図で
ある。ガイドスリーブ20のフランジ部22には、上述
したように突起22cが形成されている。凸部である突
起22cは、斜面22dと台部22eとからなってお
り、ばね部材30が装着された際に切欠き37に係合す
る形状となっている。
【0026】次に、本願発明の実施の形態であるクラッ
チレリーズ軸受装置の動作につき以下に説明する。図1
において、図示しないシフトフォークが枢動して、その
先端が補強部材40のアンビル部42に当接して一定の
荷重を印加する。補強部材40の板厚は比較的厚くその
剛性も十分であるため、シフトフォークより受ける大荷
重を支持することができる。シフトフォークとアンビル
部42とは滑り接触をするが、上述したようにアンビル
部42はチタンコーティング又は焼入処理されているの
で摩耗は小さく抑えられる。クラッチレリーズ軸受装置
は、シフトフォークからの入力により図示しないガイド
軸上を軸線方向に摺動して、図示しないクラッチカバー
のダイヤフラムスプリングに内輪11の当接部11aを
当接させる。ダイヤフラムスプリングが回転していて
も、内輪11は回転自在であるので、当接後にダイヤフ
ラムスプリングと一体で回転することとなり、更に軸受
装置が軸線方向に移動することによりダイヤフラムスプ
リングが押圧されてクラッチが動作されるようになって
いる。
チレリーズ軸受装置の動作につき以下に説明する。図1
において、図示しないシフトフォークが枢動して、その
先端が補強部材40のアンビル部42に当接して一定の
荷重を印加する。補強部材40の板厚は比較的厚くその
剛性も十分であるため、シフトフォークより受ける大荷
重を支持することができる。シフトフォークとアンビル
部42とは滑り接触をするが、上述したようにアンビル
部42はチタンコーティング又は焼入処理されているの
で摩耗は小さく抑えられる。クラッチレリーズ軸受装置
は、シフトフォークからの入力により図示しないガイド
軸上を軸線方向に摺動して、図示しないクラッチカバー
のダイヤフラムスプリングに内輪11の当接部11aを
当接させる。ダイヤフラムスプリングが回転していて
も、内輪11は回転自在であるので、当接後にダイヤフ
ラムスプリングと一体で回転することとなり、更に軸受
装置が軸線方向に移動することによりダイヤフラムスプ
リングが押圧されてクラッチが動作されるようになって
いる。
【0027】ばね部材30は適切な板厚となっていて、
ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10
を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみ
で支持しているため、クラッチレリーズ軸受10はガイ
ドスリーブ20に対して半径方向に移動可能となってい
る。従って、内輪11の当接部11aがダイヤフラムス
プリングに当接したとき、両者の間に偏心があれば、ク
ラッチレリーズ軸受10を同心に位置させようとする公
知の力が生じ、それによりクラッチレリーズ軸受10は
半径方向に移動して、自動調心が達成されることとな
る。なお、ガイドスリーブ20の外壁部23は、クラッ
チレリーズ軸受10が所定量以上半径方向外方に移動し
ないよう制限する機能を有する。また、一般の玉軸受の
外輪にはフランジがないタイプが多いので、本実施の形
態のように外輪をばね部材30で挟み込むように構成す
れば、外輪自体を改造する必要がなく既存のものを使用
でき、コスト低減に寄与しうる。
ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10
を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみ
で支持しているため、クラッチレリーズ軸受10はガイ
ドスリーブ20に対して半径方向に移動可能となってい
る。従って、内輪11の当接部11aがダイヤフラムス
プリングに当接したとき、両者の間に偏心があれば、ク
ラッチレリーズ軸受10を同心に位置させようとする公
知の力が生じ、それによりクラッチレリーズ軸受10は
半径方向に移動して、自動調心が達成されることとな
る。なお、ガイドスリーブ20の外壁部23は、クラッ
チレリーズ軸受10が所定量以上半径方向外方に移動し
ないよう制限する機能を有する。また、一般の玉軸受の
外輪にはフランジがないタイプが多いので、本実施の形
態のように外輪をばね部材30で挟み込むように構成す
れば、外輪自体を改造する必要がなく既存のものを使用
でき、コスト低減に寄与しうる。
【0028】次に、クラッチレリーズ軸受装置の組付方
法について説明する。 ガイドスリーブ20の本体21
の周囲に、クラッチレリーズ軸受10および補強部材4
0が配置された後、図1の斜め上方及び斜め下方からば
ね部材30が、ガイドスリーブ20のガイド部25にガ
イドされつつ挿入される。ばね部材30は外周の一方向
から挿入できるようにしているため、組付が容易となっ
ている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20の突起2
2cを弾性変形しながら乗り越えて、切欠き37が突起
22cに係合し、かつタブ31a、31bがそれぞれ、
一対のストッパ25に当接した段階で所定の形状に戻
り、組付が完了する。斜面22dの作用によりばね部材
30の挿入は比較的容易に行われるが、一旦係合した後
は台部22eの作用により不用意に抜けないように構成
されている。
法について説明する。 ガイドスリーブ20の本体21
の周囲に、クラッチレリーズ軸受10および補強部材4
0が配置された後、図1の斜め上方及び斜め下方からば
ね部材30が、ガイドスリーブ20のガイド部25にガ
イドされつつ挿入される。ばね部材30は外周の一方向
から挿入できるようにしているため、組付が容易となっ
ている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20の突起2
2cを弾性変形しながら乗り越えて、切欠き37が突起
22cに係合し、かつタブ31a、31bがそれぞれ、
一対のストッパ25に当接した段階で所定の形状に戻
り、組付が完了する。斜面22dの作用によりばね部材
30の挿入は比較的容易に行われるが、一旦係合した後
は台部22eの作用により不用意に抜けないように構成
されている。
【0029】ところで、ばね部材30の剛性が高すぎる
と、ガイドスリーブ20は樹脂製であることから、突起
乗り上げ時に突起22cを削ってしまうおそれがある。
従ってばね部材30を適切な剛性とすることが必要であ
る。ここで従来技術においては、ベース部31の切欠き
38を大きく内方に追い込むことによって、その剛性を
適切なものとしていた。しかしながら、本実施の形態に
おいては、補強部材40の舌部42cをかかる切欠き3
8の内方に延在させることによって補強部材40を保持
する構成となっているので、切欠き38を大きく内方に
追い込むことができない。そこで、図3に示すように、
切欠き38を内方に追い込む代わりに、ベース部31に
矩形状開口36を形成してばね部材30の剛性を適度に
低くし、それによりばね部材30の組付時に突起22c
が削られることを防止するのである。
と、ガイドスリーブ20は樹脂製であることから、突起
乗り上げ時に突起22cを削ってしまうおそれがある。
従ってばね部材30を適切な剛性とすることが必要であ
る。ここで従来技術においては、ベース部31の切欠き
38を大きく内方に追い込むことによって、その剛性を
適切なものとしていた。しかしながら、本実施の形態に
おいては、補強部材40の舌部42cをかかる切欠き3
8の内方に延在させることによって補強部材40を保持
する構成となっているので、切欠き38を大きく内方に
追い込むことができない。そこで、図3に示すように、
切欠き38を内方に追い込む代わりに、ベース部31に
矩形状開口36を形成してばね部材30の剛性を適度に
低くし、それによりばね部材30の組付時に突起22c
が削られることを防止するのである。
【0030】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、ばね部材30は2つでなく3
つでもよい。更に、回転輪は内輪でなく外輪であっても
本願発明の構成は可能となる。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、ばね部材30は2つでなく3
つでもよい。更に、回転輪は内輪でなく外輪であっても
本願発明の構成は可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本願発明のクラッチ
レリーズ軸受装置によれば、連結部材において、凹部の
近傍に開口を形成し、それにより前記連結部材の剛性の
程度を調整しているので、例えば、半径方向外方に延在
する舌部を補強部材に設けた場合でも、前記連結部材に
より前記舌部を押さえることができ、従って前記補強部
材の設計の自由度が広がることとなる。
レリーズ軸受装置によれば、連結部材において、凹部の
近傍に開口を形成し、それにより前記連結部材の剛性の
程度を調整しているので、例えば、半径方向外方に延在
する舌部を補強部材に設けた場合でも、前記連結部材に
より前記舌部を押さえることができ、従って前記補強部
材の設計の自由度が広がることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態であるクラッチレリーズ
軸受装置をシフトフォーク側から見た図である。
軸受装置をシフトフォーク側から見た図である。
【図2】図1のII−II線に沿って切断して矢印方向
に見た軸線方向断面図である。
に見た軸線方向断面図である。
【図3】ばね部材30を示す図であり、図3(a)はば
ね部材30をエンジン側から見た正面図であり、図3
(b)はその側面図であり、更に図3(c)はばね部材
30をシフトフォーク側から見た図である。
ね部材30をエンジン側から見た正面図であり、図3
(b)はその側面図であり、更に図3(c)はばね部材
30をシフトフォーク側から見た図である。
【図4】補強部材40を図1と同方向から見た図であ
る。
る。
【図5】図1のクラッチレリーズ軸受装置をV−V線に
沿って切断し拡大して矢印方向に見た図である。
沿って切断し拡大して矢印方向に見た図である。
【図6】従来技術による補強部材140とばね部材13
0の斜視図である。
0の斜視図である。
10………クラッチレリーズ軸受 20………ガイドスリーブ 30………ばね部材 36………矩形状開口 40………補強部材
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに同心的に配置されかつ相対回転す
る内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する
他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようにな
っているクラッチレリーズ軸受と、 ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材と、 該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受の該
一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する連結
部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置におい
て、 前記軸受保持部材には凸部が設けられ、前記連結部材に
は凹部が設けられ、組付時において、前記連結部材が弾
性変形しつつ前記凸部を乗り越えるようになっており、
更に前記凸部が前記凹部に係合した時点で前記連結部材
が元の形状に復帰するようになっていて、 前記連結部材には、前記凹部の近傍に開口を形成し、そ
れにより前記連結部材の剛性の程度を調整しているクラ
ッチレリーズ軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06393597A JP3804160B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06393597A JP3804160B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10246248A true JPH10246248A (ja) | 1998-09-14 |
| JP3804160B2 JP3804160B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=13243711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06393597A Expired - Fee Related JP3804160B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3804160B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194304A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Nsk Ltd | クラッチレリーズ軸受装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104708564B (zh) * | 2015-03-06 | 2016-09-14 | 常州光洋轴承股份有限公司 | 一种滚边结构拉式离合器分离轴承外罩装配工装 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP06393597A patent/JP3804160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194304A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Nsk Ltd | クラッチレリーズ軸受装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3804160B2 (ja) | 2006-08-02 |
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