JPH10247119A - 作業車の走行操作装置 - Google Patents

作業車の走行操作装置

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JPH10247119A
JPH10247119A JP9050649A JP5064997A JPH10247119A JP H10247119 A JPH10247119 A JP H10247119A JP 9050649 A JP9050649 A JP 9050649A JP 5064997 A JP5064997 A JP 5064997A JP H10247119 A JPH10247119 A JP H10247119A
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lock
lock mechanism
brake pedal
arm
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Mizuya Matsufuji
瑞哉 松藤
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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    • B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00—Brake-action initiating means
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/18—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of braking systems
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右のブレーキ装置を同時操作するマスター
ブレーキペダルのパーキングロック機構と、変速ペダル
の変速ロック機構をコンパクトに配置できるようにす
る。 【解決手段】 中立側に付勢された無段変速装置の変速
操作具を人為的に任意の変速位置へ保持可能な変速ロッ
ク機構であって、マスターブレーキペダル10の踏み込
み操作によって、そのロック解除がなされるように連係
された前記変速ロック機構をダッシュボード2内の左右
一方側に配置すると共に、該ダッシュボード2内の左右
他方側には、前記マスターブレーキペダルを踏み込み位
置に保持可能なパーキングロック機構を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に備えられ
た、ブレーキ装置を操作するブレーキペダルのパーキン
グロック機構と、無段変速装置を操作する変速ペダルの
変速ロック機構の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の左右一側のステップ上
には、前後進切換自在で走行速度を変更可能な走行ペダ
ルを配置し、他側のステップ上には、車両に備えられた
左右のブレーキ装置を独立して制動操作可能な2つの左
右ターンブレーキペダルを配置すると共に、前記走行ペ
ダルの近傍に1つのマスターブレーキペダルを配置した
構成は公知となっている。例えば、特公平6−2086
7号の技術である。
【0003】また、左右一対のブレーキ装置に連係され
た左右一対のブレーキペダルと、油圧式無段変速装置を
操作する変速ペダルと、該変速ペダルを任意の変速位置
でロックする変速ロック機構と、前記左右のブレーキ装
置を同時に操作した際に変速ペダルのロック状態を解除
するように構成した構成も公知となっている。例えば、
実開平2−108116号の技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
て、前者の場合、左右のターンブレーキペダルを夫々踏
み込むことにより、左右のブレーキ装置を独立して作動
させることができるようにし、マスターブレーキペダル
を踏み込んだ際には、連動部材が右外筒の連結片及びブ
レーキ軸の当接片に同時に当接して、左右のブレーキ装
置を同時に作動させるように構成することが開示されて
いるが、走行ペダルの任意の前進操作位置で固定及び固
定解除可能な変速ロック機構は設けられていなかった。
また、後者の技術の場合、走行ペダルのロック機構が設
けられており、そのロック機構は左右のブレーキペダル
を同時に踏まないと、変速ペダルのロック状態を解除で
きない構成としており、ロック機構の取付部は機体フレ
ームに直接取り付けるものであって、組立か面倒となっ
ていた。また、ブレーキペダルのパーキングロック機構
は設けられていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に次の如く構成したものである。即ち、中立側に
付勢された無段変速装置の変速操作具を人為的に任意の
変速位置へ保持可能な変速ロック機構であって、マスタ
ーブレーキペダルの踏み込み操作によって、そのロック
解除がなされるように連係された前記変速ロック機構を
ダッシュボード内の左右一方側に配置すると共に、該ダ
ッシュボード内の左右他方側には、前記マスターブレー
キペダルを踏み込み位置に保持可能なパーキングロック
機構を配置したものである。
【0006】また、前記変速ロック機構を作動させるた
めの操作具、及び前記パーキングロック機構を作動させ
るための操作具を、それぞれ前記ダッシュボードに配置
する一方、ダッシュボード下端で覆われる機体フレーム
の左右一側壁上に、無段変速装置の変速操作具と連動連
係したロックメンバに対して係合自在なロック爪を、ま
た、左右他側壁上に、マスターブレーキペダルと連動連
係したロックメンバに対して係合自在なロック爪を、そ
れぞれ前記操作具に連係させた状態で揺動自在に枢支し
たものである。
【0007】また、前記変速操作具を、機体前進時に踏
み込み操作される前進ペダルと、機体後進時に踏み込み
操作される後進ペダルとで構成すると共に、両ペダル
を、機体フレームの左右一側壁に着脱自在な単一のペダ
ルユニットに構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に添付の図面に示した本発明の
実施例の構成を説明する。図1は本発明の走行操作装置
を装備した走行車両の左側面図、図2は変速ロック機構
とパーキングロック機構の取付部分を示す後面断面図、
図3は左右のブレーキペダルとパーキングロック機構の
平面断面図、図4は同じく左側面図、図5は同じくパー
キングロック時の左側面図、図6は変速操作具と変速ロ
ック機構を示す平面断面図、図7は同じく右側面図、図
8は同じく斜視図、図9はペダルブラケットの斜視図、
図10は変速ロック時の右側面図である。
【0009】図1において、本発明の走行操作装置を装
備した、下腹部にモアを備えた作業車の全体構成から説
明する。機体前部上のボンネット1内の機枠上にエンジ
ンEを設置し、該ボンネット1後部にダッシュボード2
を連設し、該ダッシュボード2上にハンドル3を配置し
ている。該ダッシュボード2と座席6との間の下部には
オペレータ乗降用のステップ4を配置し、機体の左右両
側方に張り出している。該座席6の側方には副変速レバ
ー7、PTO切換レバー9が配置されている。
【0010】前記座席6下方に、トランスミッションケ
ース11が配置されており、該トランスミッションケー
ス11の前面に固着した機体フレーム15を介して前記
エンジンEに連結している。前記エンジンEのクランク
軸より機体フレーム15内に収納したダンパー、伝動軸
16、入力軸12を介して動力をトランスミッションケ
ース11に入力している。トランスミッションケース1
1の前面には前記入力軸12、前輪駆動軸13、ミッド
PTO軸14が突出されている。前輪駆動軸13より出
力される動力はユニバーサルジョイントを介してフロン
トアクスルケース18内に伝えられて、フロントアクス
ルケース18の両側方より突出する前車軸に装着した前
輪20・20を駆動できるようにしている。前記ミッド
PTO軸14から出力される動力はユニバーサルジョイ
ント23を介して芝刈用のモア24に伝えられる。
【0011】前記トランスミッション11の後部両側面
には、リアアクスルケースが取付けられ後車軸に後輪2
1L・21Rを装着している。トランスミッション11
には、油圧式無段変速装置10が一体的に備えられ、後
述する前進走行ペダル8F・後進走行ペダル8Rの操作
により後輪20L・20Rの駆動方向、駆動速度を任意
に設定することができる。ミッションケース11上面に
は、上下操作自在なリフトアームを備えた油圧式作業機
昇降装置29を載置している。ミッションケース11下
部両側より後方に突出したロアリンク31と前記リフト
アーム30と図示しないトップリンクとにより車両の後
部に、耕耘装置等の作業機を昇降自在に装着することが
できる。ミッションケース11の後面には、リアPTO
軸36が突出され、前記作業機はリアPTO軸36から
出力される動力を受けて駆動される。
【0012】次に、ブレーキ操作装置について説明す
る。図1、図2、図3、図6に示すように、前記機体フ
レーム15の、機体進行方向で見て左側ステップ4上に
は、左ターンブレーキペダル5Lと右ターンブレーキペ
ダル5Rが並置され、右側ステップ4上には、前進走行
ペダル8Fと後進走行ペダル8Rとが並設されると共
に、両ペダル8F・8Rにまたがる長さのペダル面を有
するマスターブレーキペダル10が両ペダル8F・8R
の前方でやや上方に配設されている。
【0013】前記機体フレーム15には、左右方向に沿
って2本の支持パイプ15a・15bが前後でかつ平行
に固設されている。該支持パイプ15aには第1ブレー
キペダル軸39が回動自在に挿入支持され、第1ブレー
キペダル軸39の左右両端部は支持パイプ15aの端部
より突出している。該支持パイプ15bには第2ブレー
キペダル軸40が回動自在に挿入支持され、第2ブレー
キペダル軸40の左右両端部は支持パイプ15bの端部
より突出している。該第2ブレーキペダル軸40の左端
部には、左ターンブレーキペダル5Lの基部に固着した
筒体5Laと、右ターンブレーキペダル5Rの基部に固
着した筒体5Raとが並置されて止め輪42によって軸
方向の抜け止めを施されている。該筒体5Laは第2ブ
レーキペダル軸40に対し相対回転自在に嵌合され、そ
の外周上にアーム43Lと当接片44Lとが突設されて
いる。該アーム43Lにはリンク45Lの一端が連結さ
れ、該リンク45Lの他端は、左側のリアアクスルケー
スに通例の如く構成された後輪20Lを制動するための
ブレーキ装置(図示せず)のブレーキアーム52Lと連
結されている。
【0014】また、前記筒体5Laの内側に位置する前
記筒体5Raはキーを介して、第2ブレーキペダル軸4
0に対し相対回転不能に結合され、その外周上に当接片
44Rが突設されている。前記右ターンブレーキペダル
7Rと前記左ターンブレーキペダル7Lとは、各筒体5
Ra・5Laから斜め前上方へ突出し、途中でU字形に
屈曲したアーム部分の先端に構成されて、ペダル面を互
いに同一平面上に位置させている。前記当接片44Lと
前記当接片44Rとは斜後下方へ突出し、後述する接当
体53・53に対する両接当面を同一平面上に位置させ
ている。前記第2ブレーキペダル軸40の右端部には筒
体5Rbが、ピンを介して相対回転不能に結合され、該
筒体5Rb上にアーム43Rを突設し、該アーム43R
にリンク45Rの一端が連結され、該リンク45Rの他
端は、右側のリアアクスルケースに通例の如く構成され
た後輪20Rを制動するためのブレーキ装置(図示せ
ず)のブレーキアーム52Rと連結されている。前記ア
ーム43L・43Rと左右ステップ下面の係止部との間
には引っ張りバネ41L・41Rが張設され、該引っ張
りバネ41L・41Rよって左右ブレーキ装置が夫々制
動解除方向に付勢されている。左右のターンブレーキペ
ダル5L・5Rのいずれかを踏み込むことによって筒体
5La・5Rbが図4でみて反時計回りに回動してアー
ム43L・43Rが引っ張りバネ41L・41Rに抗し
てリンク45L・45Rを引っ張り、ブレーキアーム5
2L・52Rを介して左右のブレーキ装置を独立的に操
作できるようにし、これにより左右の後輪20L・20
Rのいずれかが制動されて、機体を旋回させることがで
きる。
【0015】また、前記第1ブレーキペダル軸39の左
端部には、前記マスターブレーキペダル10によって、
左ターンブレーキペダル5Lと右ターンブレーキペダル
5Rとを同時に踏み込んだような状態に操作する同時制
動操作機構50が設けられている。即ち、図2、図3、
図4に示すように、第1ブレーキペダル軸39の左端部
に筒体51aをキーを介して相対回転不能に結合し、該
筒体51aに平面視略L字状に形成した当接アーム51
を固設してある。該当接アーム51の先端は水平方向に
折り曲げられて前記当接片44L・44Rにまたがる長
さを有する脚部51bが形成され、該脚部51bには前
記当接片44L・44Rに対する当接タイミングの調整
機構としてボルト形状にした接当体53・53が備えら
れている。該接当体53・53は、その各々の上端が当
接片44L・44Rの下面に対して所定の間隔が維持さ
れるよう進退調節自在に、当接アーム51の脚部51b
に螺着されている。
【0016】一方、第1ブレーキペダル軸39の右端部
には、取付ブラケット55を備えた筒体54がキーを介
して結合され、該取付ブラケット55の外側面に第1ブ
レーキペダル軸39と平行なピン55aを突設し、該ピ
ン55aには、マスターブレーキペダル10の基部に固
着した筒体10aがピンを介して結合されている。従っ
て、該マスターブレーキペダル6を踏み込むと取付ブラ
ケット55を通じて第1ブレーキペダル軸39が回動
し、筒体51aを通じて当接アーム51が図5でみて反
時計回りに回動し、接当体53・53が各々の当接片4
4L・44Rの下面を押して、筒体5La・5Raを反
時計回りに回動させて左右のターンブレーキペダル5L
・5Rを同時に踏み込んだような状態に押し下げて左右
のブレーキ装置を同時に作動させ走行停止させることが
できる。
【0017】また、マスターブレーキペダル10を踏み
込んで左右のターンブレーキを同時に制動した状態でロ
ック可能なパーキングロック機構も設けられている。前
記筒体51a上にはアーム46が上方に突設され、該ア
ーム46の上端には円弧状のラチェット体47が固設さ
れ、該ラチェット体47の上面には多数の歯部が前後方
向に沿って列状に形成されている。また、前記ラチェッ
ト体47の後上方に位置する機体フレーム15の外側面
に支軸48が突設され、該支軸48にロックアーム49
を揺動自在に枢支し、該ロックアーム49の遊端部に下
向きのロック爪部49aを形成し、該ロック爪部49a
を前記ラチェット体47に係合可能なように該ラチェッ
ト体47の上方に配置している。
【0018】そして、前記支軸48下方の機体フレーム
15側面よりステー58を突設して、該ステー58と前
記ロックアーム49との間にバネ57を張設し、該バネ
57の死点越えで、ラチェット体47とロック爪部49
aが噛合する位置と、解除された位置とのいずれかに保
持できるようにしている。また、前記ロックアーム49
にロッド59の下端が固設され、該ロッド59の上端は
図1に示すように、ダッシュボード2の背面より後方へ
突出配置して、オペレーターが回動操作できるようにし
たパーキングレバー59aに連係されている。ロッド5
9やロックアーム49,ラチェット体47などから成る
パーキングロック機構はダッシュボード2内の左側下方
空間内に収容してカバーしている。
【0019】このような構成において、パーキングロッ
クする場合には、マスターブレーキペダル10を踏み込
んだ状態で、パーキングレバー59aを引き上げてロッ
ド59を押し下げると、ロックアーム49は図5に示す
ように、支軸48を中心に反時計方向に揺動されて、ロ
ック爪部49aがラチェット体47に噛合し、バネ57
の死点越えによってその状態が維持され、マスターブレ
ーキペダル10から足を放してもロックされた状態とな
っているので両ブレーキ装置は制動操作された状態に保
たれる。そして、パーキングレバー59aを押し下げて
ロッド59を引き上げると、ロックアーム49は図4に
示すように、支軸48を中心に時計方向に揺動されて、
ロック爪部49aがラチェット体47から離れ、バネ5
7の死点越えによってその状態が維持され、マスターブ
レーキペダル10は元位置へ戻り両ブレーキ装置に対す
る制動操作は解除される。
【0020】次に、機体の進行方向及び車速を制御する
ための操作機構を説明する。即ち、図6、図9に示すよ
うに、右側ステップ4の下方で機体フレーム15の右側
面には、前後左右の四方を長板で枠組みして成る平面視
四角形状のペダルブラケット60が取り付けられてお
り、このペダルブラケット60の左右の側板60L・6
0Rには左右位置を合わせて軸孔60a・60aが開口
され、該軸孔60a・60aに軸受を介して第1走行ペ
ダル軸61と第2走行ペダル軸63とが、前後平行状態
で回転自在に枢支されて、ペダルユニットを構成してい
る。そして、前記左側板60Lにはボルト孔60b・6
0b・・・が開口されて、ボルト62・62・・・によ
って機体フレーム15の右側面にペダルユニットが着脱
自在に取り付けられる。
【0021】第1走行ペダル軸61の端部には、前記前
進走行ペダル8Fの基部に固設した筒体8Faがピンを
介して結合され、また第2走行ペダル軸63の端部に
は、前記後進走行ペダル8Rの基部に固設した筒体8R
aがピンを介して結合されている。そして、第1走行ペ
ダル軸61には、第1脚部と第2脚部とを有する側面視
二又形状のアーム64が固設され(図7)、該アーム6
4の第1脚部に設けた枢支ピン64aにはローラー66
が回転自在に支持されている。一方、第2走行ペダル軸
63には、前記ローラー66に対する当接部65aを備
えたアーム65が固着されており、該アーム65と枢支
ピン64aとの間にバネ67が張設されてアーム65の
当接部65aが前記ローラー66に常時当接するように
付勢している。そして、前記アーム64の第2脚部にリ
ンク69の一端を連結し、該連結リンク69の他端は、
前記油圧式無段変速装置10の速度制御アーム11に連
結されている。
【0022】以上のように構成することにより、例え
ば、前進走行ペダル8Fを踏み込み操作した場合には、
第1走行ペダル軸61を中心にアーム64が図7におい
て時計回りに回動し、リンク69が機体前方側へ引っ張
られ速度制御アーム71が中立位置から前方へ揺動して
油圧式無段変速装置10が機体を前進させる側に増速操
作される。また、後進走行ペダル8Rを踏み込み操作し
た場合には第2走行ペダル軸63を中心にアーム65が
時計回りに回動し接当部65aがローラ66を介してア
ーム64を反時計回りに回動させてリンク69が機体後
方側へ押し込まれ速度制御アーム71が中立位置から後
方へ揺動して油圧式無段変速装置10が機体を後進させ
る側に増速操作される。なお、前進走行ペダル8F、後
進走行ペダル8Rから足を離した場合には、速度制御ア
ーム71に作用する中立付勢バネ及び前記可動斜板にか
かる油圧ポンプの油圧反力の作用を受けて、前進走行ペ
ダル8F、後進走行ペダル8Rは中立(元の)位置まで
自動的に迅速に復帰する。
【0023】次に、前記前進走行ペダル8Fを任意の前
進操作位置で固定及び固定解除可能な変速ロック機構に
ついて説明する。図7、図8に示すように、前記アーム
64の第2脚部の先端は前方に向けて円弧状に屈曲して
おり、ラチェット体70を装着している。該ラチェット
体70の上面には多数の歯部が前後方向に沿って列状に
形成されている。また、前記ラチェット体70の前方に
位置する機体フレーム15の外側面に支軸76を突設
し、該支軸76にロックアーム74を揺動自在に枢支
し、該ロックアーム74の遊端部に下向きのロック爪部
74aを形成し、該ロック爪部74aを前記ラチェット
体70に係合可能なように該ラチェット体70の上方に
配置している。
【0024】前記ロックアーム74にはL状に内向きに
折り曲げた当接部74bが形成されている。前記マスタ
ーブレーキペダル10を支持する前記取付ブラケット5
5には、前記ロックアーム74に向かってロック解除ピ
ン56が突出されている。該ロック解除ピン56は前記
ロックアーム74の当接部74bの下方に位置して取付
ブラケット55が第1ブレーキペダル軸39まわりに時
計回りに回動したときにロック解除ピン56がロックア
ーム74の当接部74bに接当する。
【0025】そして、前記ロックアーム74にはロッド
75の下端部が連結され、該ロッド75の上端側はダッ
シュボード2の背面に配置したクルーズコントロールレ
バー86に連結されており、これらロッド75、ロック
アーム74、ラチェット体70などから成る変速ロック
機構はダッシュボード2内の右側下方空間内に収容され
て、外部から保護するようにしている。
【0026】このような構成において、オペレータがク
ルーズコントロールレバー86を図1の位置から引き上
げると、ロッド75を通じ図10に示すようにロックア
ーム74を支軸76を中心に反時計回りに回動させ、ロ
ック爪部74aが、前記アーム64に固着されたラチェ
ット体70の所定の歯部に係合する。ここで、該アーム
64には前述した中立付勢バネや油圧ポンプの油圧反力
により第1走行ペダル軸61を中心として反時計回りの
力が作用していること、並びに、ロック爪部74aやラ
チェット体70の歯部の形状設定によりその係合部分に
は所定の摩擦保持力が発生するように構成してあり、オ
ペレータがクルーズコントロールレバー86から手を離
してもロック爪部74aの係合状態が維持される。この
ようにして前進走行ペダル5Fは所定の前進操作位置に
固定しておくことができ、オペレータが前進走行ペダル
5Fから足を離しても油圧式無段変速装置10の駆動が
継続して機体は一定車速を維持する。
【0027】機体を停止させるべく前記マスターブレー
キペダル10を踏み込んで左右のブレーキ装置を制動操
作する場合には、取付ブラケット55に突設したロック
解除ピン56aが第1ブレーキペダル軸39を中心に時
計回りに変位してロックアーム74の当接部74bに当
接し、該ロックアーム74がロック解除ピン56aと引
っ張りバネ74cとの力を受けることにより支軸76を
中心に時計回りに回動操作されて、ロック爪部74aが
ラチェット体70の歯部から強制的に外される。これに
より前進走行ペダル8Fの固定が解除されて、油圧式無
段変速装置の速度制御アーム71や前進走行ペダル8F
は、前述した中立付勢バネや油圧反力の作用を受けて中
立位置に復帰し、エンジンEをエンストさせることなく
車両は停止する。なお、ロックアーム74が時計回りに
回動操作されるときにはロッド75は上方へ押されクル
ーズコントロールレバー86が解除方向に変位する。こ
こで、再び前進走行する場合には、オペレータは所望の
車速が出るまで前進走行ペダル8Fを踏み込み、そし
て、クルーズコントロールレバー86を再び引き上げる
ことにより機体の一定車速の前進走行状態を得ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
無段変速装置の変速操作具を人為的に任意の変速位置へ
保持可能とし、マスターブレーキペダルの踏み込み操作
によって、そのロック解除がなされるように連係された
変速ロック機構を、ダッシュボード内の左右一方側に配
置し、他方側に、前記マスターブレーキペダルを踏み込
み位置に保持可能なパーキングロック機構を配置したの
で、変速ロック機構及びパーキングロック機構がダッシ
ュボード内に収容されて、埃や水等の異物の浸入による
影響が低減され、噛合部分や枢支部分等に詰まりが生じ
て噛合があまくなったり、回動がスムーズに行えなくな
ることを可及的に防止できるようになった。そして、ダ
ッシュボード内に各ロック機構のリンク構成を左右に振
り分けてコンパクトに配置できるようになったのであ
る。
【0029】また、請求項2の如く、変速ロック機構を
作動させるための操作具、及びパーキングロック機構を
作動させるための操作具を、それぞれダッシュボードに
配置する一方、ダッシュボード下端で覆われる機体フレ
ームの左右一側壁上に、無段変速装置の変速操作具と連
動連係したロックメンバに対して係合自在なロック爪
を、また、左右他側壁上に、マスターブレーキペダルと
連動連係したロックメンバに対して係合自在なロック爪
を、それぞれ前記操作具に連係させた状態で揺動自在に
枢支したので、変速ロック機構とパーキングロック機構
のロック爪が機体の左右に振り分け配置されて、互いに
干渉することなく各ロック機構の構成を簡素することが
できたのである。
【0030】また、請求項3の如く、変速操作具を、機
体前進時に踏み込み操作される前進ペダルと、機体後進
時に踏み込み操作される後進ペダルとで構成すると共
に、両ペダルを、機体フレームの左右一側壁に着脱自在
な単一のペダルユニットに構成したので、変速操作具の
組立が簡単に行えるようになり、メンテナンス時の分解
組立も簡単に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行操作装置を装備した走行車両の左
側面図である。
【図2】変速ロック機構とパーキングロック機構の取付
部分を示す後面断面図である。
【図3】左右のブレーキペダルとパーキングロック機構
の平面断面図である。
【図4】同じく左側面図である。
【図5】同じくパーキングロック時の左側面図である。
【図6】変速操作具と変速ロック機構を示す平面断面図
である。
【図7】同じく右側面図である。
【図8】同じく斜視図である。
【図9】ペダルブラケットの斜視図である。
【図10】変速ロック時の右側面図である。
【符号の説明】
2 ダッシュボード 8F 前進走行ペダル 10 マスターブレーキペダル 5L・5R ターンブレーキペダル 15 機体フレーム 47・70 ラチェット体 49a・74a ロック爪部 59 パーキングレバー 86 クルーズコントロールレバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 作業車の走行操作装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に備えられ
た、ブレーキ装置を操作するブレーキペダルのパーキン
グロック機構と、無段変速装置を操作する変速ペダルの
変速ロック機構の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の左右一側のステップ上
には、前後進切換自在で走行速度を変更可能な走行ペダ
ルを配置し、他側のステップ上には、車両に備えられた
左右のブレーキ装置を独立して制動操作可能な2つの左
右ターンブレーキペダルを配置すると共に、前記走行ペ
ダルの近傍に1つのマスターブレーキペダルを配置した
構成は公知となっている。例えば、特公平6−2086
7号の技術である。
【0003】また、左右一対のブレーキ装置に連係され
た左右一対のブレーキペダルと、油圧式無段変速装置を
操作する変速ペダルと、該変速ペダルを任意の変速位置
でロックする変速ロック機構と、前記左右のブレーキ装
置を同時に操作した際に変速ペダルのロック状態を解除
するように構成した構成も公知となっている。例えば、
実開平2−108116号の技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
て、前者の場合、左右のターンブレーキペダルを夫々踏
み込むことにより、左右のブレーキ装置を独立して作動
させることができるようにし、マスターブレーキペダル
を踏み込んだ際には、連動部材が右外筒の連結片及びブ
レーキ軸の当接片に同時に当接して、左右のブレーキ装
置を同時に作動させるように構成することが開示されて
いるが、走行ペダルの任意の前進操作位置で固定及び固
定解除可能な変速ロック機構は設けられていなかった。
また、後者の技術の場合、走行ペダルのロック機構が設
けられており、そのロック機構は左右のブレーキペダル
を同時に踏まないと、変速ペダルのロック状態を解除で
きない構成としており、ロック機構の取付部は機体フレ
ームに直接取り付けるものであって、組立か面倒となっ
ていた。また、ブレーキペダルのパーキングロック機構
は設けられていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に次の如く構成したものである。即ち、中立側に
付勢された無段変速装置の変速操作具を人為的に任意の
変速位置へ保持可能な変速ロック機構であって、マスタ
ーブレーキペダルの踏み込み操作によって、そのロック
解除がなされるように連係された前記変速ロック機構を
ダッシュボード内の左右一方側に配置すると共に、該ダ
ッシュボード内の左右他方側には、前記マスターブレー
キペダルを踏み込み位置に保持可能なパーキングロック
機構を配置したものである。
【0006】また、前記変速ロック機構を作動させるた
めの操作具、及び前記パーキングロック機構を作動させ
るための操作具を、それぞれ前記ダッシュボードに配置
する一方、ダッシュボード下端で覆われる機体フレーム
の左右一側壁上に、無段変速装置の変速操作具と連動連
係したロックメンバに対して係合自在なロック爪を、ま
た、左右他側壁上に、マスターブレーキペダルと連動連
係したロックメンバに対して係合自在なロック爪を、そ
れぞれ前記操作具に連係させた状態で揺動自在に枢支し
たものである。
【0007】また、前記変速操作具を、機体前進時に踏
み込み操作される前進ペダルと、機体後進時に踏み込み
操作される後進ペダルとで構成すると共に、両ペダル
を、機体フレームの左右一側壁に着脱自在な単一のペダ
ルユニットに構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に添付の図面に示した本発明の
実施例の構成を説明する。図1は本発明の走行操作装置
を装備した走行車両の左側面図、図2は変速ロック機構
とパーキングロック機構の取付部分を示す後面断面図、
図3は左右のブレーキペダルとパーキングロック機構の
平面断面図、図4は同じく左側面図、図5は同じくパー
キングロック時の左側面図、図6は変速操作具と変速ロ
ック機構を示す平面断面図、図7は同じく右側面図、図
8は同じく斜視図、図9はペダルブラケットの斜視図、
図10は変速ロック時の右側面図である。
【0009】図1において、本発明の走行操作装置を装
備した、下腹部にモアを備えた作業車の全体構成から説
明する。機体前部上のボンネット1内の機枠上にエンジ
ンEを設置し、該ボンネット1後部にダッシュボード2
を連設し、該ダッシュボード2上にハンドル3を配置し
ている。該ダッシュボード2と座席6との間の下部には
オペレータ乗降用のステップ4を配置し、機体の左右両
側方に張り出している。該座席6の側方には副変速レバ
ー7、PTO切換レバー9が配置されている。
【0010】前記座席6下方にトランスミッションケー
ス11が配置されており、該トランスミッションケース
11の前面に固着した機体フレーム15を介して前記エ
ンジンEに連結している。前記エンジンEの動力は機体
フレーム15内に収納したダンパー、伝動軸16、入力
軸12を介してトランスミッションケース11内に入力
される。トランスミッションケース11の前面には前記
入力軸12、前輪駆動軸13、ミッドPTO軸14が突
出されている。前輪駆動軸13より出力される動力はユ
ニバーサルジョイントを介してフロントアクスルケース
18内に伝えられて、フロントアクスルケース18の両
側方より突出する前車軸に装着した前輪20・20を駆
動する。前記ミッドPTO軸14から出力される動力は
ユニバーサルジョイント23を介して芝刈用のモア24
に伝えられる。
【0011】前記トランスミッションケース11の後部
両側面には、リアアクスルケースが取付けられ後車軸に
後輪21L・21Rを装着している。トランスミッショ
ンケース11には、油圧式無段変速装置52が一体的に
備えられ、後述する前進走行ペダル8F・後進走行ペダ
ル8Rの操作により後輪21L・21Rの駆動方向、駆
動速度を任意に設定することができる。トランスミッシ
ョンケース11上面には、上下操作自在なリフトアーム
を備えた油圧式作業機昇降装置29を載置している。ト
ランスミッションケース11下部両側より後方に突出し
たロアリンク31と前記リフトアーム30と図示しない
トップリンクとにより車両の後部に、耕耘装置等の作業
機を昇降自在に装着することができる。トランスミッシ
ョンケース11の後面には、リアPTO軸36が突出さ
れ、前記作業機はリアPTO軸36から出力される動力
を受けて駆動される。
【0012】次に、この作業車に装備されたブレーキ操
作装置について説明する。図1、図2、図3、図6に示
すように、前記機体フレーム15の、機体進行方向で見
て左側ステップ4上には、左ターンブレーキペダル5L
と右ターンブレーキペダル5Rが並置され、右側ステッ
プ4上には、前進走行ペダル8Fと後進走行ペダル8R
とが並設されると共に、両ペダル8F・8Rにまたがる
長さのペダル面を有するマスターブレーキペダル10が
両ペダル8F・8Rの前方でやや上方に配設されてい
る。
【0013】前記機体フレーム15には、左右方向に沿
って2本の支持パイプ15a・15bが前後に、かつ平
行に固設されている。前方の支持パイプ15aには第1
ブレーキペダル軸39が回動自在に挿入支持され、第1
ブレーキペダル軸39の左右両端部は支持パイプ15a
の端部より外方へ突出している。後方の支持パイプ15
bには第2ブレーキペダル軸40が回動自在に挿入支持
され、第2ブレーキペダル軸40の左右両端部は支持パ
イプ15bの端部より外方へ突出している。該第2ブレ
ーキペダル軸40の左端部には、左ターンブレーキペダ
ル5Lの基部に固着した筒体5Laと、右ターンブレー
キペダル5Rの基部に固着した筒体5Raとが並置され
て止め輪42によって軸方向の抜け止めを施されてい
る。該筒体5Laは第2ブレーキペダル軸40に対し相
対回転自在に嵌合され、その外周上にアーム43Lと当
接片44Lとが突設されている。該アーム43Lにはリ
ンク45Lの一端が連結され、該リンク45Lの他端
は、左側のリアアクスルケースに通例の如く構成された
後輪21Lを制動するための左ブレーキ装置(図示せ
ず)のブレーキアームと連結されている。
【0014】また、前記筒体5Laより機体内側に位置
する前記筒体5Raはキーを介して、第2ブレーキペダ
ル軸40に対し相対回転不能に結合され、その外周上に
当接片44Rが突設されている。前記右ターンブレーキ
ペダル7Rと前記左ターンブレーキペダル7Lとは、各
筒体5Ra・5Laから斜め前上方へ突出し、途中でU
字形に屈曲したアーム部分の先端に構成されて、ペダル
面を互いに同一平面上に位置させている。前記当接片4
4Lと前記当接片44Rとは斜め後下方へ突出し、後述
する接当体53・53に対する両接当面を同一平面上に
位置させている。前記第2ブレーキペダル軸40の右端
部には筒体5Rbがピンを介して相対回転不能に結合さ
れ、該筒体5Rb上にアーム43Rを突設し、該アーム
43Rにリンク45Rの一端が連結され、該リンク45
Rの他端は、右側のリアアクスルケースに通例の如く構
成された後輪21Rを制動するための右ブレーキ装置
(図示せず)のブレーキアームと連結されている。前記
アーム43L・43Rと左右ステップ下面の係止部との
間には引っ張りバネ41L・41Rが張設され、該引っ
張りバネ41L・41Rよって左右ブレーキ装置が夫々
制動解除方向に付勢されている。左右のターンブレーキ
ペダル5L・5Rのいずれかを踏み込むことによって筒
体5La・5Rbが図4でみて反時計回りに回動してア
ーム43L・43Rが引っ張りバネ41L・41Rに抗
してリンク45L・45Rを引っ張り、ブレーキアーム
(図示せず)を介して左右のブレーキ装置を独立的に操
作できるようにし、これにより左右の後輪21L・21
Rのいずれかが制動されて、機体を旋回させることがで
きる。
【0015】また、前記第1ブレーキペダル軸39の左
端部には、前記マスターブレーキペダル10によって、
左ターンブレーキペダル5Lと右ターンブレーキペダル
5Rとを同時に踏み込んだような状態に操作する同時制
動操作機構50が設けられている。即ち、図2、図3、
図4に示すように、第1ブレーキペダル軸39の左端部
に筒体51aをキーを介して相対回転不能に結合し、該
筒体51aに平面視略L字状に形成した当接アーム51
を固設してある。該当接アーム51の先端は水平方向に
折り曲げられて前記当接片44L・44Rにまたがる長
さを有する脚部51bが形成され、該脚部51bには前
記当接片44L・44Rに対する当接タイミングの調整
機構としてボルト形状にした接当体53・53が備えら
れている。該接当体53・53は、その各々の上端が当
接片44L・44Rの下面に対して所定の間隔が維持さ
れるよう進退調節自在に、当接アーム51の脚部51b
に螺着されている。
【0016】一方、第1ブレーキペダル軸39の右端部
には、取付ブラケット55を備えた筒体54がキーを介
して結合され、該取付ブラケット55の外側面に第1ブ
レーキペダル軸39と平行なピン55aを突設し、該ピ
ン55aには、マスターブレーキペダル10の基部に固
着した筒体10aがピンを介して結合されている。従っ
て、該マスターブレーキペダル10を踏み込むと取付ブ
ラケット55を通じて第1ブレーキペダル軸39が回動
し、筒体51aを通じて当接アーム51が図5でみて反
時計回りに回動し、接当体53・53が各々の当接片4
4L・44Rの下面を押して、筒体5La・5Raを反
時計回りに回動させて左右のターンブレーキペダル5L
・5Rを同時に踏み込んだような状態に押し下げて左右
のブレーキ装置を同時に作動させ走行停止させることが
できる。
【0017】また、マスターブレーキペダル10を踏み
込んで左右のターンブレーキを同時に制動した状態でロ
ック可能なパーキングロック機構も設けられている。前
記筒体51a上にはアーム46が上方に突設され、該ア
ーム46の上端には円弧状のラチェット体47が固設さ
れ、該ラチェット体47の上面には多数の歯部が前後方
向に沿って列状に形成されている。また、前記ラチェッ
ト体47の後上方に位置する機体フレーム15の外側面
に支軸48が突設され、該支軸48にロックアーム49
を揺動自在に枢支し、該ロックアーム49の遊端部に下
向きのロック爪部49aを形成し、該ロック爪部49a
を前記ラチェット体47に係合可能なように該ラチェッ
ト体47の上方に配置している。
【0018】そして、前記支軸48下方の機体フレーム
15側面よりステー58を突設して、該ステー58と前
記ロックアーム49との間にバネ57を張設し、該バネ
57の支点越えにより、ロック爪部49aがラチェット
体47に対し噛合する位置と、噛合解除位置とのいずれ
かに保持できるようにしている。また、前記ロックアー
ム49にロッド59の下端が固設され、該ロッド59の
上端は図1に示すように、ダッシュボード2の背面より
後方へ突出配置して、オペレーターが回動操作できるよ
うにしたパーキングレバー59aに連係されている。ロ
ッド59やロックアーム49,ラチェット体47などか
ら成るパーキングロック機構はダッシュボード2内の左
側下方空間内に収容してカバーしている。
【0019】このような構成において、パーキングロッ
クする場合には、マスターブレーキペダル10を踏み込
んだ状態で、パーキングレバー59aを引き上げてロッ
ド59を押し下げると、ロックアーム49は図5に示す
ように、支軸48を中心に反時計方向に揺動されて、ロ
ック爪部49aがラチェット体47に噛合し、バネ57
の支点越えによってその状態が維持され、マスターブレ
ーキペダル10から足を放してもロックされた状態とな
っているので両ブレーキ装置は制動操作された状態に保
たれる。そして、パーキングレバー59aを押し下げて
ロッド59を引き上げると、ロックアーム49は図4に
示すように、支軸48を中心に時計方向に揺動されて、
ロック爪部49aがラチェット体47から離れ、バネ5
7の死点越えによってその状態が維持され、マスターブ
レーキペダル10は元位置へ戻り両ブレーキ装置に対す
る制動操作は解除される。
【0020】次に、機体の進行方向及び車速を無段制御
するための操作機構を説明する。即ち、図6、図9に示
すように、右側ステップ4の下方で機体フレーム15の
右側面には、前後左右の四方を長板で枠組みして成る平
面視四角形状のペダルブラケット60が取り付けられて
おり、このペダルブラケット60の左右の側板60L・
60Rには左右位置を合わせて軸孔60a・60aが前
後に開口され、該軸孔60a・60aに軸受を介して第
1走行ペダル軸61と第2走行ペダル軸63とが、前後
平行状態で回転自在に枢支されて、ペダルユニットを構
成している。そして、前記左側板60Lにはボルト孔6
0b・60b・・・が開口されて、ボルト62・62・
・・によって機体フレーム15の右側面にペダルユニッ
トが着脱自在に取り付けられる。
【0021】第1走行ペダル軸61の端部には、前記前
進走行ペダル8Fの基部に固設した筒体8Faがピンを
介して結合され、また第2走行ペダル軸63の端部に
は、前記後進走行ペダル8Rの基部に固設した筒体8R
aがピンを介して結合されている。そして、第1走行ペ
ダル軸61には、第1脚部と第2脚部とを有する側面視
V字形状のアーム64が固設され(図7)、該アーム6
4の第1脚部に設けた枢支ピン64aにはローラー66
が回転自在に支持されている。一方、第2走行ペダル軸
63には、前記ローラー66に対する当接部65aを備
えたアーム65が固着されており、該アーム65と枢支
ピン64aとの間にバネ67が張設されてアーム65の
当接部65aが前記ローラー66に常時当接するように
付勢している。そして、前記アーム64の第2脚部にリ
ンク69の一端を連結し、該連結リンク69の他端は、
前記油圧式無段変速装置52の速度制御アーム(図示せ
ず)に連結されている。
【0022】以上のように構成することにより、例え
ば、前進走行ペダル8Fを踏み込み操作した場合には、
第1走行ペダル軸61を中心にアーム64が図7におい
て時計回りに回動し、リンク69が機体前方側へ引っ張
られ速度制御アームが中立位置から前方へ揺動して油圧
式無段変速装置52が機体を前進させる側に増速操作さ
れる。また、後進走行ペダル8Rを踏み込み操作した場
合には第2走行ペダル軸63を中心にアーム65が時計
回りに回動し接当部65aがローラ66を介してアーム
64を反時計回りに回動させてリンク69が機体後方側
へ押し込まれ速度制御アームが中立位置から後方へ揺動
して油圧式無段変速装置52が機体を後進させる側に増
速操作される。なお、前進走行ペダル8F、後進走行ペ
ダル8Rから足を離した場合には、速度制御アームに作
用する中立付勢バネ及び前記油圧式無段変速装置52の
油圧反力の作用を受けて、前進走行ペダル8F、後進走
行ペダル8Rは中立(元の)位置まで自動的に迅速に復
帰する。
【0023】次に、前記前進走行ペダル8Fを任意の前
進操作位置で固定及び固定解除可能な変速ロック機構に
ついて説明する。図7、図8に示すように、前記アーム
64の第2脚部の先端は前方に向けて円弧状に屈曲して
おり、ラチェット体70を装着している。該ラチェット
体70の上面には多数の歯部が前後方向に沿って列状に
形成されている。また、前記ラチェット体70の前方に
位置する機体フレーム15の外側面に支軸76を突設
し、該支軸76にロックアーム74を揺動自在に枢支
し、該ロックアーム74の遊端部に下向きのロック爪部
74aを形成し、該ロック爪部74aを前記ラチェット
体70に係合可能なように該ラチェット体70の上方に
配置している。
【0024】前記ロックアーム74には、L状に内向き
に折り曲げた当接部74bが形成されている。前記マス
ターブレーキペダル10を支持する前記取付ブラケット
55には、前記ロックアーム74に向かってロック解除
ピン56が突出されている。前記ロックアーム74の当
接部74bはロック解除ピン56の揺動軌跡上に位置し
てマスターブレーキペダル10を踏み込んで取付ブラケ
ット55が第1ブレーキペダル軸39まわりに時計回り
に回動したときにロック解除ピン56がロックアーム7
4の当接部74bに接当し、ロックアーム74を支軸7
6まわりへ反時計回りに回動させる。
【0025】そして、前記ロックアーム74にはロッド
75の下端部が連結され、該ロッド75の上端側はダッ
シュボード2の背面に配置したクルーズコントロールレ
バー86に連結されており、これらロッド75、ロック
アーム74、ラチェット体70などから成る変速ロック
機構はダッシュボード2内の右側下方空間内に収容され
て、外部から保護するようにしている。
【0026】このような構成において、オペレータがク
ルーズコントロールレバー86を図1の位置から引き上
げると、ロッド75を押し下げ、図10に示すようにロ
ックアーム74を支軸76を中心に時計回りに回動さ
せ、ロック爪部74aが、前記アーム64に固着された
ラチェット体70の所定の歯部に係合する。ここで、該
アーム64には前述した中立付勢バネや油圧式無段変速
装置52の油圧反力により第1走行ペダル軸61を中心
としてアーム64に反時計回りの力が作用しているこ
と、並びに、ロック爪部74aやラチェット体70の歯
部の形状設定によりその係合部分には所定の摩擦保持力
が発生するように構成してあり、オペレータがクルーズ
コントロールレバー86から手を離してもロック爪部7
4aの係合状態が維持される。このようにして前進走行
ペダル5Fは所定の前進操作位置に固定しておくことが
でき、オペレータが前進走行ペダル5Fから足を離して
も油圧式無段変速装置52の駆動が継続して機体は一定
車速を維持して走行する。
【0027】機体を停止させるべく前記マスターブレー
キペダル10を踏み込んで左右のブレーキ装置を制動操
作する場合には、取付ブラケット55に突設したロック
解除ピン56が第1ブレーキペダル軸39を中心に時計
回りに変位してロックアーム74の当接部74bに当接
し、該ロックアーム74がロック解除ピン56aと引っ
張りバネ74cとの力を受けることにより支軸76を中
心に反時計回りに回動操作されて、ロック爪部74aが
ラチェット体70の歯部から強制的に外される。これに
より前進走行ペダル8Fの固定が解除されて、油圧式無
段変速装置52の速度制御アームや前進走行ペダル8F
は、前述した中立付勢バネや油圧反力の作用を受けて中
立位置に復帰し、エンジンEをエンストさせることなく
車両は速やかに停止する。なお、ロックアーム74が反
時計回りに回動操作されるときにはロッド75は上方へ
押されクルーズコントロールレバー86が解除方向に変
位する。ここで、再び前進走行する場合には、オペレー
タは所望の車速が出るまで前進走行ペダル8Fを踏み込
み、そして、クルーズコントロールレバー86を再び引
き上げることにより機体の一定車速の前進走行状態を得
ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
無段変速装置の変速操作具を人為的に任意の変速位置へ
保持可能とし、マスターブレーキペダルの踏み込み操作
によって、そのロック解除がなされるように連係された
変速ロック機構を、ダッシュボード内の左右一方側に配
置し、他方側に、前記マスターブレーキペダルを踏み込
み位置に保持可能なパーキングロック機構を配置したの
で、変速ロック機構及びパーキングロック機構がダッシ
ュボード内に収容されて、埃や水等の異物の浸入による
影響が低減され、噛合部分や枢支部分等に詰まりが生じ
て噛合があまくなったり、回動がスムーズに行えなくな
ることを可及的に防止できるようになった。そして、ダ
ッシュボード内に各ロック機構のリンク構成を左右に振
り分けてコンパクトに配置できるようになったのであ
る。
【0029】また、請求項2の如く、変速ロック機構を
作動させるための操作具、及びパーキングロック機構を
作動させるための操作具を、それぞれダッシュボードに
配置する一方、ダッシュボード下端で覆われる機体フレ
ームの左右一側壁上に、無段変速装置の変速操作具と連
動連係したロックメンバに対して係合自在なロック爪
を、また、左右他側壁上に、マスターブレーキペダルと
連動連係したロックメンバに対して係合自在なロック爪
を、それぞれ前記操作具に連係させた状態で揺動自在に
枢支したので、変速ロック機構とパーキングロック機構
のロック爪が機体の左右に振り分け配置されて、互いに
干渉することなく各ロック機構の構成を簡素することが
できたのである。
【0030】また、請求項3の如く、変速操作具を、機
体前進時に踏み込み操作される前進ペダルと、機体後進
時に踏み込み操作される後進ペダルとで構成すると共
に、両ペダルを、機体フレームの左右一側壁に着脱自在
な単一のペダルユニットに構成したので、変速操作具の
組立が簡単に行えるようになり、メンテナンス時の分解
組立も簡単に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行操作装置を装備した走行車両の左
側面図である。
【図2】変速ロック機構とパーキングロック機構の取付
部分を示す後面断面図である。
【図3】左右のブレーキペダルとパーキングロック機構
の平面断面図である。
【図4】同じく左側面図である。
【図5】同じくパーキングロック時の左側面図である。
【図6】変速操作具と変速ロック機構を示す平面断面図
である。
【図7】同じく右側面図である。
【図8】同じく斜視図である。
【図9】ペダルブラケットの斜視図である。
【図10】変速ロック時の右側面図である。
【符号の説明】 2 ダッシュボード 8F 前進走行ペダル 10 マスターブレーキペダル 5L・5R ターンブレーキペダル 15 機体フレーム 47・70 ラチェット体 49a・74a ロック爪部 59 パーキングレバー 86 クルーズコントロールレバー ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中立側に付勢された無段変速装置の変速
    操作具を人為的に任意の変速位置へ保持可能な変速ロッ
    ク機構であって、マスターブレーキペダルの踏み込み操
    作によって、そのロック解除がなされるように連係され
    た前記変速ロック機構をダッシュボード内の左右一方側
    に配置すると共に、該ダッシュボード内の左右他方側に
    は、前記マスターブレーキペダルを踏み込み位置に保持
    可能なパーキングロック機構を配置したことを特徴とす
    る作業車の走行操作装置。
  2. 【請求項2】 前記変速ロック機構を作動させるための
    操作具、及び前記パーキングロック機構を作動させるた
    めの操作具を、それぞれ前記ダッシュボードに配置する
    一方、ダッシュボード下端で覆われる機体フレームの左
    右一側壁上に、無段変速装置の変速操作具と連動連係し
    たロックメンバに対して係合自在なロック爪を、また、
    左右他側壁上に、マスターブレーキペダルと連動連係し
    たロックメンバに対して係合自在なロック爪を、それぞ
    れ前記操作具に連係させた状態で揺動自在に枢支した請
    求項1記載の作業車の走行操作装置。
  3. 【請求項3】 前記変速操作具を、機体前進時に踏み込
    み操作される前進ペダルと、機体後進時に踏み込み操作
    される後進ペダルとで構成すると共に、両ペダルを、機
    体フレームの左右一側壁に着脱自在な単一のペダルユニ
    ットに構成してある請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の作業車の走行操作装置。
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