JPH10255579A - 押釦スイッチの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

押釦スイッチの製造方法およびその製造装置

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JPH10255579A
JPH10255579A JP9052786A JP5278697A JPH10255579A JP H10255579 A JPH10255579 A JP H10255579A JP 9052786 A JP9052786 A JP 9052786A JP 5278697 A JP5278697 A JP 5278697A JP H10255579 A JPH10255579 A JP H10255579A
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一男 三谷
Tatsuo Kurose
達夫 黒瀬
Kiyoshi Uchida
潔 内田
Ryuji Itagaki
隆二 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の操作部等に使用される押釦スイッ
チに関し、操作時の操作感触となる動作力を安定して検
査できる押釦スイッチの製造方法およびその製造装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 フープ状に連結した状態で押釦スイッチ
の組み立てを行い、少なくとも3回以上プッシュ釦を押
圧操作して可動接点を駆動するならし動作を動作検査の
前に行うことにより、可動接点の加工時の残留応力を除
去して安定した動作力が得られる高信頼性の動作検査が
でき、品質・生産性共に優れた押釦スイッチが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器の操作
部等に使用される押釦スイッチの製造方法およびその製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の操作部等に使用される押釦ス
イッチは、使用頻度が高いと共にその電子機器の品格に
関わるものであるため、電気的な接断が確実に行われる
と共に、操作時の動作力等の操作感触が一定のレベルに
あることが要求される。
【0003】そのため、これらのスイッチの製造工程に
おいては、全数の製品に対して電気的な接断検査に加え
て機械的な動作力等の検査も行う必要がある。
【0004】近年、このような電子機器の操作部用の押
釦スイッチとして多く用いられるようになってきた弾性
金属薄板製のドーム状の可動接点を有する節度付の押釦
スイッチを例として、従来の押釦スイッチの製造方法に
ついて説明する。
【0005】まず、この種の押釦スイッチの構成につい
て図面を用いて説明する。図8は押釦スイッチの完成品
状態を示す断面図、図9は同分解斜視図であり、同図に
おいて、22は絶縁性を有する樹脂により成形された上
面開放の箱形のスイッチケースであり、このスイッチケ
ース22には中央固定接点23を一体に設けた端子24
と、外側固定接点25を一体に設けた端子26がそれぞ
れインサート成形により固定され、さらに上面には柱状
の突起22aが複数個一体で設けられている。
【0006】27は弾性金属薄板製のドーム状の可動接
点であり、その外周部が上記外側固定接点25上に載置
されて導通状態となっている。28はこの可動接点27
を押圧操作する押圧部28aを備えて可動接点27上に
配設されたプッシュ釦、29はこのプッシュ釦28を覆
うように配設された覆い板であり、この覆い板29は上
記スイッチケース22の上面に設けた複数個の突起22
aによりカシメられてスイッチケース22の上面に結合
されている。
【0007】このように構成された押釦スイッチの動作
は、図8のプッシュ釦28に矢印方向にFの押圧力を加
えることにより可動接点27の中央部が下方へ湾曲して
反転し、可動接点27が中央固定接点23と接触するこ
とによって中央固定接点23と外側固定接点25間、す
なわち端子24と端子26間が導通し、またプッシュ釦
28に加えていた押圧力Fを除去することにより元の状
態に戻るように構成されたものであった。
【0008】また、従来のこの種の押釦スイッチの製造
方法については、特公昭56−43573号公報に開示
されているように、フープ状に連結したスイッチケース
22を基準として、これに他の部品を組み合わせて組み
立てる方法が一般的とされているものであり、押釦スイ
ッチはフープ状に連結した状態で組み立てが終わった後
に切り離されて完成品となるものであった。
【0009】したがって、この押釦スイッチの製造工程
は図10の製造工程図に示すようになり、フープ状で供
給されるスイッチケース22にドーム状の可動接点27
を組み込み、続いてプッシュ釦28を上記可動接点27
上に載置し、この上に覆い板29を配置してスイッチケ
ース22にカシメ結合することにより押釦スイッチを組
み立て、完成品検査としてはフープ状に連結した状態で
動作検査等の機械的検査を行い、その後フープ切断によ
って個別に切り離した後に接触検査等の電気的検査を行
う方法が一般的に行われているものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の押釦スイッチの製造方法では、フープ状に連結した状
態で押釦スイッチを組み立て、この状態で押釦スイッチ
のプッシュ釦28を押圧操作して動作検査を行うわけで
あるが、検査の結果得られる動作力にばらつきが大きい
ために良否判定が困難であり、本来良品の物までも不良
と判定してしまう可能性が高く、結果的に歩留りや生産
性の低下を招く恐れのあるものであった。
【0011】また、このような現象は弾性金属薄板をド
ーム状に成形加工した可動接点27の加工時の残留応力
に起因するものであることは把握できているものの、高
速で連続して大量生産する押釦スイッチの製造方法なら
びに同装置の中で、具体的な解決手段が無いまま今日に
至っているというのが実態であった。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決し、
安定した動作検査を行って品質、生産性共に優れた押釦
スイッチを得ることが可能な、押釦スイッチの製造方法
およびその製造装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による押釦スイッチの製造方法は、フープ状に
連結した状態で組み立てられた押釦スイッチの動作検査
を行う前に、プッシュ釦を押圧操作して可動接点を駆動
するならし動作を少なくとも3回以上行ってから動作検
査を行うようにする製造方法としたものである。
【0014】また、この押釦スイッチの製造方法を用い
た製造装置として、プッシュ釦を押圧操作して可動接点
を駆動するならし動作を少なくとも3回以上行うならし
動作部と、このならし動作に続いて動作検査を行う動作
検査部をそれぞれ設けると共に、この動作検査部を弾性
部材を介して装置本体に取り付ける構成としたものであ
る。
【0015】この本発明により、弾性金属薄板をドーム
状に成形加工した可動接点の加工時の残量応力が、少な
くとも3回以上行われるならし動作によって除去される
ために動作力が安定し、しかもこのならし動作と動作検
査を連続して行うために工数アップもなく、品質・生産
性共に優れた押釦スイッチを得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、連続した帯状の金属フープ材を用いてプレス加工に
より固定接点を一体に設けた端子を形成した後、この固
定接点が内底面に露呈するように端子を樹脂モールドす
るインサート成形によりスイッチケースを形成し、続い
てこのスイッチケースの内底面に露呈した固定接点上に
ドーム状の可動接点を、次にこの可動接点上にこの可動
接点を外部から押圧操作するためのプッシュ釦をそれぞ
れ載置した後、これらの部品を収納したスイッチケース
の上面に覆い板を結合してそれぞれの端子が連結されて
フープ状に連なった押釦スイッチを組み立て、続いてこ
の状態で押釦スイッチのプッシュ釦を押圧操作して動作
状態を検査した後、連結された各端子を切断することに
より個々の押釦スイッチに分離して組み立てを行うよう
にした押釦スイッチの製造方法というものであり、フー
プ状態で組み立てと動作検査を行うことができるために
効率良く押釦スイッチを生産することができるという作
用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、フープ状に連続した状態で組み立てられ
た押釦スイッチの動作状態の検査を行う前に、プッシュ
釦を押圧操作して可動接点を駆動するならし動作を少な
くとも3回以上行ってから動作検査を行うようにしたも
のであり、弾性金属薄板をドーム状に成形加工した可動
接点の加工時の残留応力を除去することができ、安定し
た動作検査を行うことができるという作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、フープ状に連続した状態で組み
立てられた押釦スイッチの各端子を切断して個々に分離
・整列した後に電気的な検査を行うようにしたものであ
り、既に動作検査において可動接点の加工時の残留応力
が除去されているために、信頼性の高い電気検査を行う
ことができるという作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明を用いた押釦スイッチの製造
装置として、固定接点を一体に設けた端子を一体成形し
たスイッチケースが所定の間隔で複数個連なって成形さ
れたフープ材を供給する供給部と、上記スイッチケース
を備えたフープ材を直線的に間欠搬送する搬送部と、上
記スイッチケース内あるいは上面に可動接点、プッシュ
釦、覆い板をそれぞれ供給して押釦スイッチの組み立て
を行うために上記搬送部内に設けられた組み立て部と、
この組み立て部でそれぞれの端子が連結されてフープ状
に連なった状態で組み立てられた押釦スイッチのプッシ
ュ釦を少なくとも3回以上押圧操作するならし動作部
と、同じく押釦スイッチのプッシュ釦を押圧操作して動
作状態を検査する検査部と、この検査部で検査を終えた
押釦スイッチのフープ状に連なった各端子を切断して個
々の製品に分離する切断部からなる構成としたものであ
り、フープ状態で組み立てと動作検査を行うことができ
るために効率良く押釦スイッチを生産することができる
と共に、ならし動作によって動作検査時に精度の高い動
作検査が安定して行えるという作用を有する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、動作状態を検査する検査部を弾性部材を
介して装置本体に取り付けるようにした構成のものであ
り、装置本体で発生する振動が検査部に与える影響を可
能な限り低減することができるために精度の良い検査を
行うことができるという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5記載の発明において、切断部で個々に切断・分離され
た押釦スイッチを整列した後、電気的な検査を行う検査
部を設けた構成としたものであり、切断・分離された押
釦スイッチを一連の工程の中で続けて検査できるために
効率良く押釦スイッチを生産することができるという作
用を有する。
【0022】以下、本発明の一実施の形態について図1
〜図7を用いて説明する。図1は同実施の形態による押
釦スイッチの製造方法を示す製造工程図、図2は同押釦
スイッチを動作した際の可動接点の動作状態を示す特性
図、図3は同押釦スイッチの製造装置の全体構成を示す
斜視図、図4は同要部を平面で示した概念図、図5は同
装置の動作検査部を示す側面図、図6は図5の要部拡大
図、図7は図5の平面図である。
【0023】まず、同実施の形態による押釦スイッチの
製造方法について図1を用いて説明すると、中央固定接
点と外側固定接点をそれぞれ備えた端子をインサート成
形してフープ状に連結成形されたスイッチケースを供給
し、このスイッチケースの所定位置に弾性金属薄板製の
ドーム状の可動接点を組み合わせ、続いて上記可動接点
を押圧操作するプッシュ釦を可動接点上に載置して組み
合わせた後、これらの部品を覆うようにして覆い板をス
イッチケースの上面にカシメ結合することにより押釦ス
イッチを組み立てた後、引き続きフープ状に連結して組
み立てられた押釦スイッチのプッシュ釦を少なくとも3
回以上(本実施の形態では3回とした)押圧操作して可
動接点を駆動するならし動作を行ってから更にプッシュ
釦を押圧操作して動作検査を行い、その後フープ切断に
よって個別に切り離した後に整列して接触検査等の電気
的検査を行って取り出すようにするものである。
【0024】このような本実施の形態による押釦スイッ
チの製造方法により製造された押釦スイッチは、弾性金
属薄板をドーム状に成形加工した可動接点の加工時の残
留応力を、動作検査の前に行うならし動作によって除去
することができ、安定した動作力を得て信頼性の高い動
作検査を行うことができるものであり、この状態を図2
を用いて説明する。
【0025】図2は押釦スイッチを動作した際の可動接
点の動作状態を示す特性図であり、横軸にストローク
を、縦軸に動作力を記入し、同じ可動接点を5回繰返し
て動作検査を行った結果を示したものであり、図2から
明らかなように、成形加工した可動接点には加工時の残
留応力が存在するために、同じストロークを駆動するの
に1回目の動作検査時には大きな動作力を必要とし、2
回目の動作検査時には略所定の動作力で駆動するように
なり、3回目の動作検査時で所定の動作力で駆動するよ
うに安定することがわかり、このことからプッシュ釦を
押圧操作して可動接点を駆動するならし動作を少なくと
も3回以上行うことにより、可動接点の加工時の残留応
力を完全に除去して安定した動作力を得て信頼性の高い
動作検査を行うことができるものである。
【0026】次に、本発明の押釦スイッチの製造方法を
用いた押釦スイッチの製造装置について、図3〜図7を
用いて説明する。
【0027】図3は同押釦スイッチの製造装置の全体構
成を示した斜視図、図4は同要部を平面で示した概念図
であり、同図において、1はフープ状に連結成形されて
リールに巻回されたスイッチケースを供給するスイッチ
ケース供給部、2はこの供給されたスイッチケースをエ
アー洗浄して界面活性剤を塗布する前処理部、3はパー
ツフィーダ等によってプッシュ釦を整列搬送して供給す
るプッシュ釦供給部、4は弾性金属薄板をドーム状に成
形加工したフープ状の可動接点を個々に切断して供給す
る可動接点供給部、5はフープ状で供給される材料を所
望の形状の覆い板に成形加工して供給する覆い板供給
部、6はこの覆い板を成形した残りの材料を巻取る巻き
取りリールである。
【0028】7は組立部であり、可動接点供給部4で分
離されて供給される可動接点を保持して別途スイッチケ
ース供給部1から供給されるスイッチケース内にこの保
持した可動接点を投入し、続いてプッシュ釦供給部3か
ら供給されるプッシュ釦を保持して上記可動接点上に載
置し、続いて覆い板供給部5から供給される覆い板を保
持して上記可動接点が投入されたスイッチケースの上面
に載置する組み合わせを連続して行うものである。
【0029】8は組み合わせを終えた押釦スイッチの覆
い板をスイッチケースにカシメ結合するカシメ結合部、
9は押釦スイッチのプッシュ釦を少なくとも3回以上押
圧操作して可動接点を駆動するならし動作を行うならし
動作部、10はこのならし動作に引き続いて同様に押釦
スイッチのプッシュ釦を押圧操作して操作時の操作感触
等の機械的な検査を行う動作検査部、11はこの動作検
査を終えたフープ状に連結された押釦スイッチを各々個
片に切断して分離し、電気検査を行い、切断後の端子を
所望の形状に加工する切断・検査部である。
【0030】12は上記切断・検査部11から取り出さ
れた押釦スイッチを整列搬送する搬送部、13はこの搬
送部12から搬送される押釦スイッチを順次、外観検査
して良品のみをテーピングするテーピング部、14はこ
のテーピング部13でテーピングされた押釦スイッチを
包装する包装部である。
【0031】図5は上記押釦スイッチの製造装置の動作
検査部10を示した側面図、図6は図5の要部拡大図、
図7は図5の平面図であり、同図において、15は樹
脂、ゴムなどの弾性を有した材料からなるスペーサであ
り、動作検査部10のユニット全体をこのスペーサ15
を介して装置本体16に取り付けることにより、動作検
査時の障害となる同装置から発生する振動などが動作検
査部10に伝わりにくくするようにしているものであ
る。
【0032】17は一般にロードセルと呼ばれる動作検
査用測定器であり、このロードセル17は押釦スイッチ
19を押圧操作する測定指18を下面側に備え、この測
定指18が押釦スイッチ19を押圧操作した動作を電気
信号に変換するように構成されており、このロードセル
17を一定速度で下降させて測定指18で押釦スイッチ
19を押圧操作して上昇する動作を押釦スイッチ19に
対して1回行い、この動作を連続して行うようにしてい
る。
【0033】20は固定ブラケット22に取り付けら
れ、昇降する上記ロードセル17の昇降時の振動やガタ
ツキを防止するために設けられたシリンダであり、ロー
ドセル17の取付位置と昇降のための摺動位置が離れて
いるために、昇降時の小さな振動やガタツキがロードセ
ル17の位置では大きくなり、このシリンダ20で常に
一定の負荷をかけてロードセル17を取り付けた可動ブ
ラケット21を押圧する構成とすることにより、ロード
セルの昇降時に発生する振動やガタツキを吸収して精度
の高い測定ができるようにしているものである。
【0034】このように構成された本発明の押釦スイッ
チの製造装置について、以下にその動作を説明する。
【0035】まず、フープ状態で連結して成形され、リ
ールに巻回されたスイッチケースをスイッチケース供給
部1に装着して供給を始める。なお、本実施の形態で
は、生産性を考慮して上記フープ状に連結して成形され
たスイッチケースを巻回したリールを6本配置して、6
列同時生産する例を記載した図面を用いて説明している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、1列でも
複数列でも良いことは言うまでもない。
【0036】次に、スイッチケース供給部1から供給さ
れたスイッチケースは、フープ状のまま前処理部2へ搬
送され、ここでエアー洗浄を行ってから界面活性剤塗布
が行われる。なお、この界面活性剤塗布は、完成した押
釦スイッチの端子に半田付けを行う際に、フラックスが
端子を伝って接点へ上ってくるフラックス上がり現象を
防止するために行うものである。
【0037】次に、前処理部2を通過したスイッチケー
スは、同じくフープ状のまま装置本体部へ搬送され、こ
こで組立部7により可動接点供給部4から供給される可
動接点を保持してスイッチケース内の所定の位置に投入
し、続いて、プッシュ釦供給部3から供給されるプッシ
ュ釦を保持して可動接点上に載置し、続いて覆い板供給
部5から加工を終えて供給される覆い板を保持して上記
可動接点が投入されたスイッチケースの上面に載置して
組み合わせを行うと共に、上記覆い板をスイッチケース
に仮カシメする。
【0038】次に、仮カシメ状態で組み立てられたフー
プ状に連結した押釦スイッチは、カシメ結合部8により
覆い板をスイッチケースにカシメ結合し、続いてならし
動作部9で押釦スイッチのプッシュ釦を連続して3回押
圧操作して可動接点を駆動した後、動作検査部10に搬
送されて同様にプッシュ釦を押圧操作して操作時の操作
感触等の機械的な検査が行われる。
【0039】次に、この動作検査部10を通過した押釦
スイッチは、フープ状に連結したまま切断・検査部11
へ搬送され、この切断・検査部11でフープ状に連結さ
れた端子部分が切断されて個片となり、引き続いて電気
検査を行ってから切断後の端子を所望の形状にフォーミ
ング加工して搬送部12へ排出され、個片となって排出
された押釦スイッチは搬送部12によってテーピング部
13へ搬送される。
【0040】テーピング部13に搬送された押釦スイッ
チは、順次外観検査が行われ、上記動作検査と電気検査
時に不良と判定されたものも含めて不良品を排除し、良
品のみテーピングされ、このテーピング品は引き続き包
装部14で包装箱内に収納されるものである。
【0041】このように本実施の形態による押釦スイッ
チの製造方法およびその製造装置は、押釦スイッチのプ
ッシュ釦を少なくとも3回以上押圧操作して可動接点を
駆動するならし動作を行うことにより、弾性金属薄板を
ドーム状に成形加工した可動接点の加工時の残留応力を
除去することができるので、動作検査時に安定した動作
力が得られるばかりでなく、動作検査部のユニットを弾
性部材を介して装置本体に取り付けたり、動作検査部の
測定器の振動などを防止するためにエアシリンダにより
随時一定の負荷をかけるようにすることにより、精度と
信頼性の高い動作検査を行うことができ、品質と生産性
に優れた押釦スイッチの製造方法およびその製造装置を
提供することができるものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明による押釦スイッチ
の製造方法およびその製造装置は、フープ状態で連結し
て押釦スイッチを組み立てることができるために生産効
率が高いばかりでなく、動作検査を行う前に、押釦スイ
ッチのプッシュ釦を少なくとも3回以上押圧操作して可
動接点を駆動するならし動作を行うことにより、弾性金
属薄板をドーム状に成形加工した可動接点の加工時の残
留応力を除去し、安定した動作力が得られる信頼性の高
い動作検査を行うことができ、品質的にも優れた押釦ス
イッチを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による押釦スイッチの製
造方法を示す製造工程図
【図2】同押釦スイッチを動作した際の可動接点の動作
状態を示す特性図
【図3】同押釦スイッチの製造装置の全体構成を示す斜
視図
【図4】同要部を平面で示した概念図
【図5】同装置の動作検査部を示す側面図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】図5の平面図
【図8】押釦スイッチの完成品状態を示す断面図
【図9】同分解斜視図
【図10】従来の押釦スイッチの製造方法を示す製造工
程図
【符号の説明】
1 スイッチケース供給部 2 前処理部 3 プッシュ釦供給部 4 可動接点供給部 5 覆い板供給部 6 巻き取りリール 7 組立部 8 カシメ結合部 9 ならし動作部 10 動作検査部 11 切断・検査部 12 搬送部 13 テーピング部 14 包装部 15 スペーサ 16 装置本体 17 ロードセル 18 測定指 19 押釦スイッチ 20 シリンダ 21 可動ブラケット 22 固定ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板垣 隆二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した帯状の金属フープ材を用いてプ
    レス加工により固定接点を一体に設けた端子を形成した
    後、この固定接点が内底面に露呈するように端子を樹脂
    モールドするインサート成形によりスイッチケースを形
    成し、続いてこのスイッチケースの内底面に露呈した固
    定接点上にドーム状の可動接点を、次にこの可動接点上
    にこの可動接点を外部から押圧操作するためのプッシュ
    釦をそれぞれ載置した後、これらの部品を収納したスイ
    ッチケースの上面に覆い板を結合してそれぞれの端子が
    連結されてフープ状に連なった押釦スイッチを組み立
    て、続いてこの状態で押釦スイッチのプッシュ釦を押圧
    操作して動作状態を検査した後、連結された各端子を切
    断することにより個々の押釦スイッチに分離して組み立
    てを行うようにした押釦スイッチの製造方法。
  2. 【請求項2】 フープ状に連続した状態で組み立てられ
    た押釦スイッチの動作状態の検査を行う前に、プッシュ
    釦を押圧操作して可動接点を駆動するならし動作を少な
    くとも3回以上行ってから動作検査を行うようにした請
    求項1記載の押釦スイッチの製造方法。
  3. 【請求項3】 フープ状に連続した状態で組み立てられ
    た押釦スイッチの各端子を切断して個々に分離・整列し
    た後に電気的な検査を行うようにした請求項1または2
    記載の押釦スイッチの製造方法。
  4. 【請求項4】 固定接点を一体に設けた端子を一体成形
    したスイッチケースが所定の間隔で複数個連なって成形
    されたフープ材を供給する供給部と、上記スイッチケー
    スを備えたフープ材を直線的に間欠搬送する搬送部と、
    上記スイッチケース内あるいは上面に可動接点、プッシ
    ュ釦、覆い板をそれぞれ供給して押釦スイッチの組み立
    てを行うために上記搬送部内に設けられた組み立て部
    と、この組み立て部でそれぞれの端子が連結されてフー
    プ状に連なった状態で組み立てられた押釦スイッチのプ
    ッシュ釦を少なくとも3回以上押圧操作するならし動作
    部と、同じく押釦スイッチのプッシュ釦を押圧操作して
    動作状態を検査する検査部と、この検査部で検査を終え
    た押釦スイッチのフープ状に連なった各端子を切断して
    個々の製品に分離する切断部からなる請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の押釦スイッチの製造方法を用いた押
    釦スイッチの製造装置。
  5. 【請求項5】 動作状態を検査する検査部を弾性部材を
    介して装置本体に取り付けるようにした請求項4記載の
    押釦スイッチの製造装置。
  6. 【請求項6】 切断部で個々に切断・分離された押釦ス
    イッチを整列した後、電気的な検査を行う検査部を設け
    た請求項4または5記載の押釦スイッチの製造装置。
JP05278697A 1997-03-07 1997-03-07 押釦スイッチの製造装置 Expired - Fee Related JP3944935B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103887098A (zh) * 2012-12-21 2014-06-25 谢新梅 一种指拨开关的制造方法及设备
JP2016140882A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 株式会社アマダホールディングス プレスブレーキにおける安全装置取り付け構造及びプレスブレーキ

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