JPH10258281A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

Info

Publication number
JPH10258281A
JPH10258281A JP9065079A JP6507997A JPH10258281A JP H10258281 A JPH10258281 A JP H10258281A JP 9065079 A JP9065079 A JP 9065079A JP 6507997 A JP6507997 A JP 6507997A JP H10258281 A JPH10258281 A JP H10258281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
electrodes
ion concentration
ions
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9065079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3802184B2 (ja
JPH10258281A5 (ja
Inventor
Koji Yamamoto
康次 山本
Masaki Moriizumi
雅貴 森泉
Akihiro Fukumoto
明広 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP06507997A priority Critical patent/JP3802184B2/ja
Publication of JPH10258281A publication Critical patent/JPH10258281A/ja
Publication of JPH10258281A5 publication Critical patent/JPH10258281A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3802184B2 publication Critical patent/JP3802184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した電極の溶解を行い、また電極の取り
換えや保守などのための電極の点検の時期が簡単に判
る、リン酸除去のための装置が組み込まれた汚水処理装
置を提供する。 【解決手段】 脱リン処理装置D1 は小型合併処理浄化
槽1に組み込まれており、溶出槽39と、鉄電極40・
41と、直流電源42と、制御部43とを備えている。
電極40・41は電気分解によりリン酸と反応する鉄イ
オンを溶出させる。制御部43は電極40・41間に印
加する電流の制御を行う。脱リン処理装置D1 にはさら
に、イオン濃度検出部60と報知部63とが設けられて
いる。イオン濃度検出部60は検出槽61と鉄イオン濃
度センサ62とからなる。鉄イオン濃度センサ62によ
り検出した鉄イオンの濃度が所定値に満たないときに
は、制御部43が報知部63にLEDランプ点灯の指示
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水処理装置に関
し、さらに詳しくは、屎尿廃水と生活廃水との混合した
汚水からリン酸を除去するための脱リン処理装置が組み
込まれた、合併処理浄化槽などの汚水処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の脱リン処理装置としては、特開
平7−108296号(C02F 3/30)公報や特
開平3−89998号(C02F 3/12,1/5
8,11/00)公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】前者は、嫌気濾床槽または沈殿分離槽と、
ばっ気槽と、沈殿槽と、消毒槽とを、この順に配置した
汚水処理装置において、ばっ気槽内の汚水をポンプによ
って汲み上げ、鉄溶解装置を介して嫌気濾床槽または沈
殿分離槽に戻すようにした汚水処理装置に組み込まれた
脱リン処理装置である。
【0004】後者は、流量調整槽または沈殿分離槽など
の液受槽と、生物処理槽と、汚泥濃縮槽とを備え、生物
処理槽から液受槽に至る経路の少なくとも1箇所に、不
溶性リン酸塩形成金属とそれよりも貴なる金属を導通状
態に配置し、あるいは不溶性リン酸塩形成金属を一対以
上配置するとともにそれらの間に電圧を印加して、電気
化学的に不溶性リン酸形成金属イオンを液中に供給して
リンを除去するようにした装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者にあっては、鉄を
溶出していけば鉄が消耗されていくため、鉄の補充をす
る必要がある。しかし、汚水処理装置(浄化槽)は概ね
屋外で地中に埋められているため、鉄の有無の点検のた
めには屋外に出て、浄化槽から鉄電極を地上まで引き出
すかまたは浄化槽の中を覗きこまなければならず面倒で
ある。かといって点検せずにすますと、鉄溶解装置にお
ける電極としての鉄がなくなってリン酸を除去しないこ
とになり、浄化槽が本来のリン除去の目的を果たさなく
なるという問題がある。
【0006】後者にあっては、陽極側の不溶性リン酸塩
形成金属から液中に金属イオンが溶け込んでいくため、
同金属の補充をする必要があることから、前者の場合と
同様の問題がある。
【0007】しかしながら、前者にも後者にも、浄化槽
から鉄電極または不溶性リン酸塩形成金属を地上まで引
き出すかまたは浄化槽の中を覗きこむことなく鉄電極ま
たは不溶性リン酸塩形成金属の点検時期を判断すること
のできる手段や部材は備えられていない。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、安定した電極の溶解を行い、また電極の
取り換えや保守などのための電極の点検の時期が簡単に
判る、リン酸除去のための脱リン処理装置が組み込まれ
た汚水処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、汚水中のリン酸を除去するための鉄イオンまたは
アルミニウムイオンを溶出させる少なくとも一対の電極
と、これらの電極が配された溶出槽と、電気分解されて
溶出槽から流出した処理水中の前記イオンの濃度を検出
するためのイオン濃度検出部と、電極の点検時期を報知
するための報知部とを備え、イオン濃度検出部により検
出した前記イオンの濃度が所定値に満たないときに報知
部が前記報知を行うことを特徴とする汚水処理装置が提
供される。
【0010】電極は、溶出槽に少なくとも一対配され、
電気分解により鉄イオンまたはアルミニウムイオンを溶
出する。溶出槽には、電極が配されるとともに、通常、
処理に供される汚水が溜められる。これらのイオンは、
汚水中のリン酸(オルトリン酸)と反応して、難溶性リ
ン化合物(Fe(OH)x (PO4 y またはAl(O
H)x (PO4 y )となって凝集し沈殿する。電極間
には電気分解のための電流が印加される。所望により設
けられる制御部は、電極間に印加する電流の制御を行う
ことにより、溶出槽での前記イオンの溶出量を制御す
る。
【0011】一対の電極は例えば、両方とも鉄及びアル
ミニウムのうちの1つから、または一方が鉄及びアルミ
ニウムのうちの1つから他方が不溶性金属から構成され
る。前者の場合は、所望により電極の極性反転を行うこ
とで、電極からのイオン溶出が起こらなくなる電極の不
動態化を防止することができる。また、後者の場合は、
鉄及びアルミニウムのうちの1つから構成された電極を
陽極とし、不溶性金属から構成された電極を陰極とす
る。ここで、不溶性金属から構成された電極としては、
例えば銀や白金などの電極がある。
【0012】この汚水処理装置にはさらに、特徴あるイ
オン濃度検出部と報知部とが設けられている。
【0013】このイオン濃度検出部は、電気分解の進行
に伴って溶出槽から流出した処理水中の鉄イオンまたは
アルミニウムイオンの濃度を検出する。このイオン濃度
検出部は例えば、電気分解されて溶出槽から流出した処
理水を溜めるための検出槽と、この検出槽に配設された
イオン濃度センサとからなる。
【0014】検出槽は例えば、溶出槽から流出する処理
水が流れる流出管を介して、溶出槽に隣接され、流出管
から流れ込む処理水を一時的に溜めるようなものであ
る。
【0015】処理水中の鉄イオン濃度を検出するセンサ
としては例えば、鉄酸化細菌の酸化能力を利用して第一
鉄イオンを含む溶液中の酸素濃度の変化を検知すること
により第一鉄イオン濃度を測定する、既知のセンサなど
が好ましく用いられる。処理水中のアルミニウムイオン
濃度の検出については、アルミニウムイオンを直接検出
する手法がないため、アルミニウム電極に含有される不
純物の量を測ることによりアルミニウムイオン濃度を間
接的に検出する。すなわち、アルミニウムに含有される
不純物としては鉄や銅などがあるが、これらの元素につ
いてはそれぞれに適したイオン溶出用電極があるため、
そのような電極の元素量を測ることでアルミニウムイオ
ン濃度を算出する。なお、銅イオン濃度センサとしては
例えば、銅イオン選択性電極及び濃度分析制御装置を備
えてなる既知のセンサなどが好ましく用いられる。
【0016】報知部は電極の交換時期を報知する。報知
部は例えば、視覚的報知部及び聴覚的報知部のうちの少
なくとも一方からなる。すなわち報知部は、LEDラン
プなどの視覚的報知部やブザーなどの聴覚的報知部の両
方または一方からなる。
【0017】イオン濃度検出部により検出した前記イオ
ンの濃度が所定値に満たないときには、報知部が前記報
知を行う。すなわち、前記イオンの濃度が所定値に満た
ないことをイオン濃度検出部が検出し、その検出結果が
所望により設けられる制御部に入力されると、制御部が
報知部に電極の点検時期を報知するような指示を出力し
て使用者に知らせる。この汚水処理装置の使用者から連
絡を受けた管理者(施工業者や保守管理業者など)が電
極を点検しその取り換えや保守などをすることで、イオ
ン溶出を継続することができる。
【0018】本発明の別の観点によれば、汚水中のリン
酸を除去するための鉄イオンまたはアルミニウムイオン
を溶出させる少なくとも一対の電極と、これらの電極が
配された溶出槽と、電気分解されて溶出槽から流出した
処理水中の前記イオンの濃度を検出するためのイオン濃
度検出部と、電極の点検時期を報知するための報知部
と、電気分解時の電極間電圧を検出する電圧検出部とを
備え、イオン濃度検出部により検出した前記イオンの濃
度が所定値に満たず、かつ、電圧検出部により検出した
電極間電圧が基準値以上であるときに、報知部が前記報
知を行うことを特徴とする汚水処理装置が提供される。
【0019】この汚水処理装置には、前記のイオン濃度
検出部及び報知部に加えてさらに、特徴ある電圧検出部
が設けられている。この電圧検出部は電気分解時の電極
間電圧を検出する。すなわち、電気分解の進行に伴って
電極からイオンが溶出し続ける結果、電極はその表面積
が徐々に減少していく。このとき、単位時間当たりの溶
出イオン量を一定にするためには電極間電圧を上昇させ
る必要がある。そして、電極の表面積が一定の値にまで
減少すると、電極間電圧がかなり高い値まで上昇してお
り感電のおそれがある上、必要量のイオン溶出が起こら
なくなるおそれがある。そこで、電圧検出部を設けるこ
とにより、電極間電圧が基準値以上になったときに電極
の点検時期を報知するようにしたのである。電圧検出部
としては例えば、両電極間に接続された電圧センサなど
が用いられる。
【0020】イオン濃度検出部により検出した前記イオ
ンの濃度が所定値に満たず、かつ、電圧検出部により検
出した電極間電圧が基準値以上であるときには、報知部
が前記報知を行う。すなわち、前記イオンの濃度が所定
値に満たないことをイオン濃度検出部が検出し、その検
出結果に基づいて、所望により設けられる制御部が単位
時間当たりの溶出イオン量を所定値まで上げるために電
極間電圧を上昇させたときに、その電極間電圧が基準値
以上であると電圧検出部が検出すると、制御部は報知部
に電極の点検時期を報知するような指示を出力して使用
者に知らせる。この汚水処理装置の使用者から連絡を受
けた管理者が電極を点検しその取り換えや保守などをす
ることで、イオン溶出を継続することができる。
【0021】制御部による制御の一例は、イオン濃度検
出部により検出した前記イオンの濃度が所定値に満た
ず、かつ電圧検出部により検知した電極間電圧が25V
以上であるときに、報知部に電極の点検時期を報知する
ような制御を行うものである。前記のように、定電流電
気分解の進行に伴って電極の表面積が一定の値にまで消
耗すると、電極間電圧がかなり高い値まで上昇しており
感電のおそれがある上、必要量のイオン溶出が起こらな
くなるおそれがある。そこで、前記イオンの濃度が所定
値に満たずかつ電極間電圧が25V以上になるとこれら
のおそれが起きるとみなして、電極の点検時期を報知す
るようにしたのである。
【0022】本発明のさらに他の観点によれば、前記の
各種のリン除去性能を有する汚水処理装置が提供され
る。例えば、脱リン処理装置が合併処理浄化槽の生物膜
濾過槽(ばっき槽)やこれに隣接する次の処理水槽(沈
殿槽)の上部などに配され、処理水槽から夾雑物除去槽
(第1嫌気濾床槽)へ戻される処理水からリン酸を除去
するように構成された合併処理浄化槽が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、これらによって本発
明が限定されるものではない。
【0024】実施の形態1 図1に示すように、本発明の1つの実施の形態に係る脱
リン処理装置D1 は、流量調整機能のある汚水処理装置
としての小型合併処理浄化槽1に組み込まれて用いられ
ている。
【0025】この浄化槽1の内部は、屎尿廃水と生活廃
水との混合した汚水が流入する流入管2の側から、汚水
処理ずみの水を外部へ放流する放流管3の側にかけて、
汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成され
た槽構造にされている。
【0026】4は流入管2側の最前部に区画形成された
夾雑物除去槽である。この夾雑物除去槽4では、屎尿廃
水や生活廃水の中に混入されており浄化処理できない夾
雑物を沈殿分離させて除去する。
【0027】夾雑物除去槽4の流入管2側には流入ガイ
ド5が区画形成されている。この流入ガイド5と流入管
2との間には、流入水を夾雑物除去槽4の下方へ向かっ
て案内する角筒状あるいは円筒状の降流通路6が形成さ
れている。
【0028】また、夾雑物除去槽4には嫌気性微生物の
濾床である嫌気濾床7が設けられており、その嫌気濾床
7に微生物を棲息させることで嫌気処理を行うようにさ
れている。嫌気濾床7は、流入水や逆洗廃水が一時的に
流入した際の水流によって沈殿物が巻き上げられて浮遊
物質となって次の槽へ流出するのを抑えて、次の槽の負
荷を下げることができる。
【0029】8は夾雑物除去槽4に隣接して区画形成さ
れた次の嫌気濾床槽である。この嫌気濾床槽8では、嫌
気濾床9に嫌気性微生物を棲息させることで嫌気処理を
行うようにされている。
【0030】10は嫌気濾床槽8に隣接して区画形成さ
れた次の生物膜濾過槽である。この生物膜濾過槽10に
は好気性微生物の濾床である好気濾床11が設けられて
おり、その好気濾床11に好気性微生物を棲息させるこ
とで好気処理を行うようにされている。
【0031】12は生物膜濾過槽11に隣接して区画形
成された次の処理水槽である。この処理水槽12では、
生物膜濾過槽11で好気処理され、濾過されて移流して
きた処理水を静置貯蔵する。
【0032】13は処理水槽12の上部に区画形成され
た消毒槽である。この消毒槽13は通常、処理水槽12
で処理された後の上澄み水を消毒処理して、放流管3か
ら外部へ排出するようにされている。
【0033】夾雑物除去槽4と嫌気濾床槽8とは垂直な
隔壁14で仕切られている。この隔壁14の上部には、
隔壁14を貫通する移流口15が開口形成されている。
そして、この移流口15に角筒状あるいは円筒状の移流
管16が嵌められている。この移流管16は、その下端
が夾雑物処理槽4の嫌気濾床7の下部に位置しており、
清掃口を兼ねている。
【0034】嫌気濾床槽8と次の生物膜濾過槽10とは
中間隔壁17で仕切られている。この中間隔壁17の嫌
気濾床槽8側には上昇流通路18が固定状に設けられて
いる。夾雑物除去槽4から移流管16を通って嫌気濾床
槽8へ移流してきた汚水は、嫌気濾床9を下降流で通過
した後、上昇流通路18を通って上昇する。
【0035】上昇流通路18の上部には定量ポンプ(図
示略)の取水口が設けられている。定量ポンプは嫌気濾
床槽8から生物膜濾過槽10へ一定量の汚水を移送す
る。すなわち、汚水は取水口から定量ポンプ内に取り込
まれて次の生物膜濾過槽10へ一定量送り込まれる。
【0036】嫌気濾床槽8における嫌気濾床9で、ある
程度の浮遊物質(SS)が捕捉される。捕捉されたSS
は、徐々に嫌気分解されて溶解性のものになっていった
り、嫌気濾床槽8の底に汚泥として貯留されたりする。
また、嫌気濾床9では有機性の窒素がアンモニア性の窒
素に嫌気分解される。
【0037】生物膜濾過槽10の底部付近には、散気装
置21の散気管22が横設状態に配されている。この散
気装置21は、その散気管22から空気を吹き出すこと
で、生物膜濾過槽10の好気濾床11に棲息する好気性
微生物に対する酸素供給機能を果す。
【0038】生物膜濾過槽10における好気濾床11に
は濾材が配置してあり、この濾材に付着した微生物が、
BOD成分等を分解したりSS化したりして濾材に捕捉
する。生物膜濾過槽10は物理的な濾過作用も有してお
り、ここでもSSを捕捉する。また、生物膜濾過槽10
では、窒素を硝酸に変える硝酸菌や亜硝酸菌の働きでア
ンモニア性窒素を硝酸性窒素に変える。
【0039】生物膜濾過槽10と次の処理水槽12との
間には隔壁23が設けられている。この隔壁23の下部
には連通部24が設けられている。そして、この連通部
24により、生物膜濾過槽10と処理水槽12とは連通
している。
【0040】処理水槽12では、連通部24を通して生
物膜濾過槽10から流入した処理水が沈殿物と上澄み水
とに分離される。処理水槽12の底部は、そこに堆積し
た沈殿物を連通部24を通して生物膜濾過槽10へ戻す
ために、一定角度で傾斜した構造にされている。
【0041】生物膜濾過槽10の底部と夾雑物除去槽4
の上部とは、垂直部25aと水平部25bとからなるL
字状の第1返送管25により連通している。第1返送管
25の垂直部25aの内側には第1給気管31aが配さ
れている。この第1給気管31aは、エアリフトポンプ
29を構成する槽外のブロア30に、エアリフト用給気
管31を介して接続されている。そして、ブロア30か
ら供給された空気を第1給気管31aから吹き出すこと
により、生物膜濾過槽10の底部に堆積した汚泥を第1
返送管25に吸い込んで、夾雑物除去槽4へ戻すように
なっている。
【0042】一方、処理水槽12における処理水中の上
澄み水は、リフト管32の内部に配されかつ給気管31
に連通する第2給気管31bから吹き出される空気によ
って、リフト管32から汲み上げられる。なお、第1給
気管31aと第2給気管31bとは切換弁により、いず
れか一方に切り換えできるようにされている。
【0043】処理水槽12の上部から夾雑物除去槽4の
上部にかけて、処理水中の上澄み水を常時返送するため
の循環路26が設けられている。この循環路26には、
処理水槽12から水の流れの順に、分水計量装置27、
脱リン処理装置D1 、夾雑物除去槽への流入口28が設
けられている。そして、リフト管32から汲み上げられ
た前記上澄み水は、分水計量装置27、脱リン処理装置
1 を経た後に、循環路26を介して夾雑物除去槽4の
降流通路6の上部に戻される。
【0044】分水計量装置27は処理水槽12の上部に
設置され、正・背面板部と左右の側面板部と底板部とか
ら矩形箱状の有底構造に一体形成されている。この箱内
部は、流入室と、分水室と、両者の間の中間室とに区画
されている。
【0045】流入室には、エアリフトポンプ29のリフ
ト管32から汲み上げられた前記上澄み水を流入させる
流入管が設置されている。流入室と中間室とは、下部側
を連通可能に開口形成した隔壁で仕切られ、流入室に流
入した処理水を潜流させて中間室へ移流させるようにし
ている。
【0046】分水室は、第1分水室と第2分水室との2
室に区分されている。そして、第1分水室と中間室との
隔壁は、下端が底板に固定され上端がV字状に開放され
ている。第2分水室と中間室との隔壁は、下端が底板に
固定され上端が凹字状に開放されている。そして、この
凹字状に開放された隔壁には、その開放寸法を調節する
ことのできる溢流堰板が取り付けられている。
【0047】第1分水室には、処理水を循環路26へ流
出させるための流出管が接続され、第2分水室には、処
理水を生物膜濾過槽10へ流出させるための流出管が接
続されている。したがって、流入室に流入した処理水
は、中間室を経て、溢流堰板の高さ調整により、2つの
分水室で循環路と生物膜濾過槽とへ分水される。
【0048】図2に拡大して示すように、脱リン処理装
置D1 は、溶出槽39と、この溶出槽39に配された長
方形板状の4組の鉄電極40・41と、これらの電極4
0・41間に電流を印加する直流電源42と、制御部4
3と、スイッチ44とを備えている。なお、電極40・
41は陽極も陰極もともに鉄が用いられている。
【0049】溶出槽39には、流出管37から流出した
処理水が溜められる。4組の鉄電極40・41は、電気
分解によりリン酸と反応する鉄イオンを溶出させる。制
御部43は、これらの電極40・41間に印加する電流
の制御を行うことにより溶出槽39での前記イオンの溶
出量を制御する。
【0050】溶出槽39は、生物膜濾過槽10の上部に
設けられており、正・背面板部と左右の側面板部と底板
部とから矩形箱状の有底構造に一体形成されている。正
・背面板部にはそれぞれ、流入管部と流出管部が設けら
れている。
【0051】図2に示すように、溶出槽39には、電極
40・41にばっ気を行うためのばっ気管45と、この
ばっ気管45に給気するための槽外のブロア46とが取
り付けられている。
【0052】この脱リン処理装置D1 にはさらに、特徴
あるイオン濃度検出部60と報知部63とが設けられて
いる。
【0053】このイオン濃度検出部60は、溶出槽39
の下流側に連通状に隣接された検出槽61と、この検出
槽61に配設された鉄イオン濃度センサ62とからな
る。検出槽61は、電気分解されて溶出槽39から流出
した処理水を溜める。鉄イオン濃度センサ62は、検出
槽61に一定量溜められた処理水に下部が浸されて、そ
の処理水中の鉄イオンの濃度を検出する。
【0054】鉄イオン濃度センサ62は、鉄酸化細菌の
酸化能力を利用して第一鉄イオンを含む溶液中の酸素濃
度の変化を検知することにより第一鉄イオン濃度を測定
するものが用いられている。
【0055】報知部は63は視覚的報知部としてのLE
Dランプからなる。この報知部63は電極40・41の
点検時期を報知する。すなわち、鉄イオン濃度センサ6
2により検出した鉄イオンの濃度が所定値に満たないと
きには、制御部43が報知部63に前記報知の指示を行
う。すなわち、鉄イオンの濃度が所定値に満たないこと
を鉄イオン濃度センサ62が検出し、その検出結果が制
御部43に入力されると、制御部43が報知部63に電
極40・41の点検時期を報知するような指示を出力す
る。
【0056】図3に基づいてさらに詳しく説明する。溶
出槽39の処理水収容容積は500ミリリットルであ
る。この溶出槽39へ流入する処理水の流量を0.5リ
ットル/分とし、リン酸イオン濃度を15mg/リット
ル(全リン濃度T−Pでは5mg/リットル)として行
う。処理水が溶出槽39へ流入すると電極40・41に
通電される。通常運転では、Fe/P=1.0〜2.0
になるように電極40・41に電流(定電流)を流す。
1例では、Fe/P=1.5のときに電流を381mA
流す。
【0057】この制御では、一定時間(1〜24時間、
1例では12時間)、通常運転した後に通電を約2分間
(溶出槽39の処理水収容容積や鉄イオン濃度の安定時
間などから決定された)OFFする。そして、そのOF
Fの間に、検出槽61に溜められた処理水の鉄イオン濃
度C1 を鉄イオン濃度センサ62で測定する。
【0058】その後、電極40・41への通電を再開す
る。このときの通電電流は通常運転の2倍とする。そし
て、約5分後(溶出槽39の処理水収容容積や鉄イオン
濃度の安定時間や反応時間などから決定された)に、鉄
イオン濃度センサ62で同処理水の鉄イオン濃度C2
測定する。
【0059】次に制御部43がC1 及びC2 の値を比較
する。そして、C2 −C1 が1.0mg/リットル以上
であれば、通常運転を一定時間行うように制御部43が
指示をする。一方、C2 −C1 が1.0mg/リットル
未満であれば、電極40・41への通電をOFFにする
とともに、報知部63にLEDランプの点灯を指示する
ことで、電極40・41の点検時期になった旨を報知す
る(警告表示ON)。
【0060】溶出槽39では電極40・41から鉄イオ
ンFe2+が溶解し、ばっ気管45により酸素を処理水中
に供給する。Fe2+は、溶存酸素を利用して酸化処理さ
れてFe3+になりながら夾雑物除去槽4へ送られ、オル
トリン酸PO4 3-と反応して難溶性のリン酸鉄塩Fe
(OH)x (PO4 )となる。そして、このリン酸鉄塩
Fe(OH)x (PO4 )は、夾雑物除去槽4に存在す
るSS分を核にして凝集し、大きなフロックになり、沈
殿して槽底部に堆積する。
【0061】夾雑物除去槽4の槽底部に堆積した、脱リ
ン汚泥分を含む夾雑物は、夾雑物除去槽4の嫌気濾床7
のない部分から、バキュームカーにより定期的に(通
常、1年当たり1回程度の割合で)汲み出される。
【0062】実施の形態2 本発明の他の1つの実施の形態に係る脱リン処理装置D
2 も、前記の脱リン処理装置D1 と同様に、流量調整機
能のある汚水処理装置としての小型合併処理浄化槽に組
み込まれて用いられている(図示略)。
【0063】図4に示すように、この脱リン処理装置D
2 における電源42と電極40・41との間には、電気
分解時の電極間電圧を検出する電圧検出部としての電圧
センサ53が並列に配されている。この脱リン処理装置
2 の他の部分の構成は脱リン処理装置D1 のそれと同
様である。
【0064】鉄イオン濃度センサ62により検出した鉄
イオンの濃度が所定値に満たず、かつ、電圧センサ53
により検出した電極間電圧が基準値以上であるときに
は、制御部43が報知部63にLEDランプの点灯を指
示する。
【0065】図5に基づいてさらに詳しく説明する。処
理水が溶出槽39へ流入すると電極40・41に通電さ
れる。通常の運転では、Fe/P=1.5となるように
電流を流す。そして、一定時間(12時間)、通常運転
した後に、検出槽61に溜められた処理水の鉄イオン濃
度を鉄イオン濃度センサ62で測定する。
【0066】測定された鉄イオン濃度が1.0mg/リ
ットル以上であれば、電極間電圧を下げて通常運転を一
定時間行うように制御部43が指示をする。
【0067】一方、測定された鉄イオン濃度が1.0m
g/リットル未満であれば、電極間電圧を下げることな
く通常運転を一定時間行うように制御部43が指示をす
る。そして、このときの電流値が初期電流値の3分の2
より大きいときは、そのまま通常運転を継続する。逆
に、このときの電流値が初期電流値の3分の2以下であ
れば、電極間電圧を上昇させるように制御部43が指示
をする。
【0068】そして、電圧センサ53により検出した電
極間電圧が25V(基準値)以上であるときには、制御
部43が報知部63にLEDランプの点灯を指示するこ
とで、電極40・41の点検時期になった旨を報知する
(警告表示ON)。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電気分解され
て溶出槽から流出した処理水中の前記イオンの濃度を検
出するためのイオン濃度検出部と、電極の点検時期を報
知するための報知部とを備え、イオン濃度検出部により
検出した前記イオンの濃度が所定値に満たないときに報
知部が前記報知を行うように構成されている。したがっ
て、安定した電極の溶解を行い、また電極の取り換えや
保守などのための電極の点検の時期が簡単に判るという
効果を奏する。
【0070】請求項2の発明によれば、電気分解されて
溶出槽から流出した処理水中の前記イオンの濃度を検出
するためのイオン濃度検出部と、電極の点検時期を報知
するための報知部と、電気分解時の電極間電圧を検出す
る電圧検出部とを備え、イオン濃度検出部により検出し
た前記イオンの濃度が所定値に満たず、かつ、電圧検出
部により検出した電極間電圧が基準値以上であるとき
に、報知部が前記報知を行うように構成されている。し
たがって、安定した電極の溶解を行い、また電極の取り
換えや保守などのための電極の点検の時期が簡単に判る
という効果を奏する。
【0071】請求項3の発明によれば、イオン濃度検出
部が、電気分解されて溶出槽から流出した処理水を溜め
るための検出槽と、この検出槽に配設されたイオン濃度
センサとからなるので、請求項1または2の発明が奏す
る前記効果を簡単で安価な部材により確保することがで
きる。
【0072】請求項4の発明によれば、報知部が視覚的
報知部及び聴覚的報知部のうちの少なくとも一方からな
るので、請求項1または2の発明が奏する前記効果を簡
単で安価な部材により確保することができる。
【0073】請求項5の発明によれば、電極間電圧の基
準値が25Vであるので、請求項2の発明が奏する前記
効果に加えて、感電のおそれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の態様に係る脱リン処理装
置が組み込まれた小型合併処理浄化槽の垂直縦断面図で
ある。
【図2】図1の脱リン処理装置の一部を拡大した垂直横
断面図である。
【図3】図1の脱リン処理装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明の他の1つの実施の態様に係る脱リン処
理装置の一部を拡大した垂直横断面図である。
【図5】図4の脱リン処理装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
39 溶出槽 40 電極 41 電極 42 電源 43 制御部 53 電圧センサ(電圧検出部) 60 イオン濃度検出部 61 検出槽 62 鉄イオンセンサ 63 報知部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水中のリン酸を除去するための鉄イオ
    ンまたはアルミニウムイオンを溶出させる少なくとも一
    対の電極と、これらの電極が配された溶出槽と、電気分
    解されて溶出槽から流出した処理水中の前記イオンの濃
    度を検出するためのイオン濃度検出部と、電極の点検時
    期を報知するための報知部とを備え、 イオン濃度検出部により検出した前記イオンの濃度が所
    定値に満たないときに報知部が前記報知を行うことを特
    徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 汚水中のリン酸を除去するための鉄イオ
    ンまたはアルミニウムイオンを溶出させる少なくとも一
    対の電極と、これらの電極が配された溶出槽と、電気分
    解されて溶出槽から流出した処理水中の前記イオンの濃
    度を検出するためのイオン濃度検出部と、電極の点検時
    期を報知するための報知部と、電気分解時の電極間電圧
    を検出する電圧検出部とを備え、 イオン濃度検出部により検出した前記イオンの濃度が所
    定値に満たず、かつ、電圧検出部により検出した電極間
    電圧が基準値以上であるときに、報知部が前記報知を行
    うことを特徴とする汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 イオン濃度検出部が、電気分解されて溶
    出槽から流出した処理水を溜めるための検出槽と、この
    検出槽に配設されたイオン濃度センサとからなる請求項
    1または2記載の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 報知部が視覚的報知部及び聴覚的報知部
    のうちの少なくとも一方からなる請求項1または2記載
    の汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 電極間電圧の基準値が25Vである請求
    項2記載の汚水処理装置。
JP06507997A 1997-03-18 1997-03-18 汚水処理装置 Expired - Fee Related JP3802184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06507997A JP3802184B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 汚水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06507997A JP3802184B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 汚水処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH10258281A true JPH10258281A (ja) 1998-09-29
JPH10258281A5 JPH10258281A5 (ja) 2004-11-04
JP3802184B2 JP3802184B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=13276597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06507997A Expired - Fee Related JP3802184B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 汚水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3802184B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045859A (ja) * 2000-07-31 2002-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 汚水処理装置およびイオン供給電極対の交換時期の検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045859A (ja) * 2000-07-31 2002-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 汚水処理装置およびイオン供給電極対の交換時期の検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3802184B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100253757B1 (ko) 오수 처리장치
JP2001062463A (ja) 汚水処理装置
JP3802185B2 (ja) 汚水処理装置
KR100282219B1 (ko) 오수처리장치
JP3883645B2 (ja) 脱リン処理装置
JP3802184B2 (ja) 汚水処理装置
JP4520054B2 (ja) 汚水処理装置の設置方法
JP3802186B2 (ja) 汚水処理装置
JPH11104663A (ja) 汚水処理装置
JP4520053B2 (ja) 汚水処理装置
JPH10258283A (ja) 汚水処理装置
JPH10258287A (ja) 汚水処理装置
JPH10258286A (ja) 汚水処理装置
JP2002273448A (ja) 汚水処理装置
JPH11128926A (ja) 汚水処理装置
JPH11267682A (ja) リン酸イオン含有排水の処理装置
JP3895860B2 (ja) 汚水処理装置
JPH11104662A (ja) 汚水処理装置
JP2000317477A (ja) 汚水処理装置
JPH11104683A (ja) 汚水処理装置
JPH05208191A (ja) 電気浮上装置
JPH10328671A (ja) 脱リン処理装置
JPH11253975A (ja) 汚水処理装置
JPH10328673A (ja) 脱リン処理装置
JPS6147593B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060427

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees