JPH1026077A - 両頭ピストン式圧縮機 - Google Patents
両頭ピストン式圧縮機Info
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Abstract
ボア間での吸入圧のバラツキの発生を抑制し、シリンダ
ボア内への冷媒ガスの吸入効率を高めて、圧縮運転の安
定化及び圧縮効率の向上を図る。 【解決手段】 シリンダブロック11,12に形成され
た複数のシリンダボア24内に両頭型ピストンを往復動
可能に収容する。吸入冷媒ガスをクランク室内に導入し
てから、シリンダブロック11,12の吸入通路16を
介して前後両ハウジングの吸入室内に振り分けた後、吸
入ポート38を通して各シリンダボア24内に吸入する
ように構成する。吸入通路16の数をシリンダボア24
の数よりも少なく形成する。各シリンダボア24に対応
する吸入ポート38を吸入通路16の近傍に配置する。
Description
装置等に使用される両頭ピストン式圧縮機に関るもので
ある。
は、一対のシリンダブロックの前後両端面にバルブプレ
ートを介してハウジングが接合固定されている。前記シ
リンダブロックの間にはクランク室が区画形成されると
ともに、前記ハウジング内に吸入室及び吐出室が区画形
成されている。各シリンダブロックには、複数のシリン
ダボア及び吸入通路が設けられている。そのシリンダボ
アの内部には、両頭型のピストンが往復動可能に収容さ
れている。前記バルブプレートには、前記吸入室とシリ
ンダボアとを連通する吸入ポートと、その吸入ポートを
開閉するための吸入弁とが備えられている。
往復動に伴い、吸入冷媒ガスが外部冷媒回路から前記ク
ランク室内に導入される。そして、前記吸入通路を介し
て前後両ハウジングの吸入室内に振り分けられ、その
後、吸入ポートを通して各シリンダボア内に吸入され
る。
両頭ピストン式圧縮機においては、各シリンダボアと対
応する吸入ポートが駆動シャフトの回転方向に対して所
定位置に配置されている。また、それらの吸入ポートを
開閉するための吸入弁が、駆動シャフトの回転方向に対
して同方向へ指向するように形成されている。しかも、
近年の多気筒化の傾向に伴って、シリンダブロックの断
面積におけるシリンダボアの占める割合が増大してい
る。このため、スペース上の問題から、吸入通路を気筒
数と同一の数、すなわち各シリンダボアと対応する数だ
け形成することが困難となることがあった。
力分布が発生し、吸入通路に近いシリンダボアと、吸入
通路から離れたシリンダボアとの間で、吸入圧にバラツ
キ(吸入圧損)が生じて、圧縮運転が不安定になるとい
う問題があった。
入圧のバラツキにより、低圧の冷媒ガスを吸入したシリ
ンダボアでは、所定の吐出圧力まで圧縮するために圧縮
比が高くなる。そして、吐出ガス量のわりには大きな動
力を必要として、動力損失を招くとともに、吐出ガスの
温度が上昇して、外部冷媒回路での冷房能力の低下を招
くという問題があった。
ダボアでは、シリンダボア内への吸入圧が低くなって、
外部冷媒回路からの冷媒ガスの引き込み量が少なくな
る。このため、冷媒ガスの流量が減少して、エバポレー
タの圧力が上昇し、冷房能力が低下するという問題があ
った。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、各シリンダボア間で吸入圧にバラツキが
生じるのを抑制することができて、シリンダボア内への
冷媒ガスの吸入効率を高めることができ、圧縮運転の安
定化及び圧縮効率の向上を図ることができる両頭ピスト
ン式圧縮機を提供することにある。
めに、請求項1に記載の両頭ピストン式圧縮機の発明に
おいては、吸入通路の数をシリンダボアの数よりも少な
くするとともに、各シリンダボアに対応する吸入ポート
を吸入通路の近傍に配置したものである。
載の両頭ピストン式圧縮機の発明において、吸入弁は、
前記吸入通路をほぼ指向する方向に延びるように形成し
たものである。
は2に記載の両頭ピストン式圧縮機の発明において、前
記吸入弁は、その基端部がシリンダボアの内周円からシ
リンダボアの直径方向に沿って延びるように形成したも
のである。
のいずれかに記載の両頭ピストン式圧縮機の発明におい
て、シリンダブロックにはハウジング固定用のボルトを
挿通するための複数のボルト挿通孔を形成し、前記吸入
通路は複数のボルト挿通孔の内の一部を兼用しているも
のである。
載の両頭ピストン式圧縮機の発明において、前記吸入通
路は、シリンダブロックの最下部に位置するボルト挿通
孔を避けて、他のボルト挿通孔と兼用しているものであ
る。
は5に記載の両頭ピストン式圧縮機の発明において、前
記吸入通路は、シリンダブロックに形成された吐出通路
に近いボルト挿通孔を避けて、他のボルト挿通孔と兼用
しているものである。
圧縮機では、いずれのシリンダボアに対応する吸入ポー
トにおいても、吸入通路との距離が短いものとなる。こ
のため、吸入通路を介して前後の両吸入室内に振り分け
られた吸入冷媒ガスが、吸入ポートを通して各シリンダ
ボア内に吸入される際の吸入抵抗が低減される。また、
冷媒ガスは吸入通路からほぼ直接的に吸入ポート、そし
てシリンダボア内に供給されて、各シリンダボア間での
吸入圧の大きなバラツキ(吸入圧損)の発生が抑制され
る。そして、各シリンダボア内への冷媒ガスの吸入効率
が向上されて、外部冷媒回路からのクランク室への吸入
冷媒ガスの引き込み量が増大される。しかも、圧縮比が
極端に高いシリンダボアが存在することがなく、動力損
失及び冷房能力の低下が抑制される。
おいては、各吸入ポートを開閉する吸入弁が吸入通路を
ほぼ指向する方向に延びるように形成されている。この
ため、各シリンダボアにおいて吸入抵抗及び吸入圧損が
一層低減され、シリンダボア内への冷媒ガスの吸入効率
がより向上される。
おいては、各吸入弁がシリンダボアの直径方向に沿って
延長されている。このため、各吸入弁の首部が長くなっ
て、吸入弁が開きやすくなり、シリンダボア内への冷媒
ガスの吸入効率が一層向上される。
おいては、シリンダブロックにハウジング固定用のボル
トを挿通するための複数のボルト挿通孔が形成され、吸
入通路が複数のボルト挿通孔の内の一部と兼用されてい
る。このため、吸入通路として兼用していないボルト挿
通孔は、例えば潤滑通路として利用することができる。
おいては、吸入通路がシリンダブロックの最下部に位置
するボルト挿通孔を避けて、他のボルト挿通孔と兼用さ
れている。このため、吸入通路として兼用していないボ
ルト挿通孔であって、特にシリンダブロックの最下部に
位置するボルト挿通孔を潤滑通路として利用することが
できる。
おいては、吸入通路がシリンダブロックに形成された吐
出通路に近いボルト挿通孔を避けて、他のボルト挿通孔
と兼用されている。このため、吸入通路が吐出通路から
離間して配置されて、圧力の高低差の大きな両通路間の
シール性を確保することができる。よって、吸入通路と
吐出通路との間でのガス漏れによる圧縮効率の低下が抑
制される。
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示
すように、一対のシリンダブロック11,12は、対向
端縁において互いに接合されている。フロントハウジン
グ13は、フロント側シリンダブロック11の前端面に
バルブプレート14を介して接合されている。リヤハウ
ジング15は、リヤ側シリンダブロック12の後端面に
バルブプレート14を介して接合されている。
前記各シリンダブロック11,12の両端部間に、ほぼ
同一円周上で所定間隔おきに貫通形成されている。5本
の通しボルト19は、フロントハウジング13から両シ
リンダブロック11,12の各ボルト挿通孔16,1
7,18を通して、リヤハウジング15のネジ孔20に
螺合されている。そして、これらの通しボルト19によ
り、フロントハウジング13及びリアハウジング15
が、バルブプレート14を介してシリンダブロック1
1,12の両端面に締結固定されている。
ック11,12及びフロントハウジング13の中心に、
前後一対のラジアルベアリング22A,22Bを介して
回転可能に支持されている。その駆動シャフト21の前
端外周とフロントハウジング13との間には、リップシ
ール23が介装されている。そして、この駆動シャフト
21は、図示しないクラッチを介して車両エンジン等の
外部駆動源に作動連結され、その外部駆動源により回転
駆動される。
フト21と平行に延びるように、各シリンダブロック1
1,12の両端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通
形成されている。両頭型のピストン25は、各シリンダ
ボア24内に往復動可能に収容され、それらの両端面と
バルブプレート14との間において、各シリンダボア2
4内には圧縮室26が形成される。
ク11,12の中間内部に区画形成されている。斜板2
8は、クランク室27内において駆動シャフト21に嵌
合固定され、その外周部が一対の半球状のシュー29を
介してピストン25の中間部に係留されている。そし
て、駆動シャフト21が回転されるとき、この斜板28
を介してピストン25が往復動される。
板28のボス部両端と各シリンダブロック11,12の
内端との間に介装されている。これらのスラストベアリ
ング30を介して、斜板28が両シリンダブロック1
1,12間に挟着保持されている。そして、圧縮機の運
転時に、斜板28に作用するスラスト方向の圧縮反力
が、これらのスラストベアリング30を介してシリンダ
ブロック11,12で受け止められる。
は、前記フロントハウジング13及びリヤハウジング1
5内の外周部に、ほぼ環状に区画形成されている。ま
た、前述した5つのボルト挿通孔16,17,18の内
で、シリンダブロック11,12の最下部に位置する1
つのボルト挿通孔17と、後述する吐出通路33に近い
ボルト挿通孔18とを避けて、他のボルト挿通孔16に
より、シリンダボア24の数よりも少ない3つの吸入通
路が兼用形成されている。
は、通しボルト19の外径より十分大きな開口面積を有
する断面ほぼ三角形状に形成されている。この吸入通路
16は、その内端がクランク室27に連通されるととも
に、外端が前後両吸入室31に連通されている。そし
て、図示しない外部冷媒回路からクランク室27内に導
入される吸入冷媒ガスが、これらの吸入通路16を介し
て両吸入室31内に振り分け供給される。
3及びリヤハウジング15内の内周部に環状に区画形成
されている。吐出通路33は、シリンダブロック11,
12の両端部間に貫通形成され、その外端が両吐出室3
2に連通されている。吐出マフラー34は、リヤ側シリ
ンダブロック12の外周上部に配設され、通孔35を介
して吐出通路33に連通されている。そして、前後両吐
出室32内の吐出冷媒ガスが、吐出通路33、通孔35
及び吐出マフラー34を介して図示しない外部冷媒回路
に吐出される。
17,18の内で、吐出通路33の近くに位置する1つ
のボルト挿通孔18は、通しボルト19を挿通できる程
度の内径を有する断面円形状に形成されている。そし
て、このボルト挿通孔18は、吸入通路等に兼用するこ
となく、通しボルト19の挿通専用として使用されるよ
うになっている。
14のシリンダブロック11,12側の側面に配設さ
れ、ピストン25の往復動時に、この吸入弁機構36に
より、両吸入室31から各シリンダボア24の圧縮室2
6内に冷媒ガスが吸入される。吐出弁機構37は、各バ
ルブプレート14のシリンダブロック11,12と反対
側の側面に配設され、ピストン25の往復動時に、この
吐出弁機構37により、各シリンダボア24の圧縮室2
6内で圧縮された冷媒ガスが両吐出室32に吐出され
る。
構37の構成について詳述する。図1〜図3に示すよう
に、前記両バルブプレート14は、金属板により形成さ
れ、各シリンダボア24と対応する部分には吸入ポート
38及び吐出ポート39が形成されている。そして、各
吸入ポート38は前記吸入通路16の近傍に位置するよ
うに配置され、各吐出ポート39はバルブプレート14
の中心寄りに位置するように配置されている。
入弁形成板40を備え、各吸入ポート38と対向する部
分には、それらを開閉するための5つの吸入弁40aが
形成されている。各吸入弁40aは、その基端部をシリ
ンダボア24の内周縁に位置させた状態で、シリンダボ
ア24の直径方向に沿って、隣接する吸入通路16をほ
ぼ指向する方向に延長配置されている。
出弁形成板41と、金属板の両側面にゴムをコーティン
グしてなるガスケット兼用のリテーナプレート42とか
ら構成されている。吐出弁形成板41には、各吐出ポー
ト39と対応するように5つの吐出弁41aが形成され
ている。また、リテーナプレート42には、各吐出弁4
1aの開放度を規制するためのリテーナ42aが形成さ
れている。
ロン方式の油分離室43は、前記吐出マフラー34内に
形成され、その一側には第1貯油室44が連通形成され
ている。そして、各吐出室32から吐出通路33及び通
孔35を介して油分離室43内に導入される吐出冷媒ガ
スが、油分離室43の周壁内面に沿って回転され、遠心
力によって冷媒ガスに含まれる潤滑油が分離されて、第
1貯油室44に貯溜される。
5の中心及びリヤ側シリンダブロック12の軸孔後端に
形成され、絞り通路46を介して第1貯油室44に連通
されている。そして、第1貯油室44内の潤滑油が、絞
り通路46を介して第2貯油室45内に導入される。そ
の潤滑油の一部が、リヤ側シリンダブロック12の軸孔
に嵌着された嵌着体47の通孔48を通して、リヤ側ラ
ジアルベアリング22Bに供給され、そのベアリング2
2Bが潤滑される。
ク12の後面に形成され、その上端が第2貯油室45に
連通されるとともに、下端がシリンダブロック11,1
2の最下部に位置するボルト挿通孔17に連通されてい
る。第2油溝50は、フロント側シリンダブロック11
の前面に形成され、その上端がフロント側シリンダブロ
ック11の軸孔前端に連通されるとともに、下端が最下
部に位置するボルト挿通孔17に連通されている。
部に位置するボルト挿通孔17は、通しボルト19の外
径より大きな内径を有する断面円形状に形成されるとと
もにクランク室27と隔絶された潤滑通路を兼用するよ
うになっている。そして、第2貯油室45内の潤滑油
が、第1油溝49、ボルト挿通孔兼用の潤滑通路17及
び第2油溝50を介してフロント側ラジアルベアリング
22Aの部分に供給され、そのベアリング22A及びリ
ップシール23が潤滑される。
ン式圧縮機の動作を説明する。さて、このピストン式圧
縮機において、図示しない車両エンジン等の外部駆動源
により駆動シャフト21が回転されると、斜板28を介
して各ピストン25がシリンダボア24内で往復動され
る。それにより、冷媒ガスが、図示しない外部冷媒回路
からクランク室27に吸入される。このクランク室27
内の冷媒ガスは、ピストン25の上死点位置から下死点
位置への復動動作によって吸入弁40aの開放される
と、各吸入通路16を介して前後両吸入室31に振り分
け導入され、さらに吸入ポート38を通して各シリンダ
ボア24の圧縮室26内に吸入される。そして、圧縮室
26内の冷媒ガスは、ピストン25の下死点位置から上
死点位置への往動動作によって、所定の圧力に達っする
まで圧縮された後、吐出弁41aを押し退けて吐出ポー
ト39を通して吐出室32内に吐出される。また、吐出
室32内に吐出された冷媒ガスは、吐出通路33及び通
孔35を介して吐出マフラー34内に導入される。そし
て、この吐出マフラー34の油分離室43内において、
吐出冷媒ガスに含まれる潤滑油が遠心分離され、残りの
冷媒ガスが外部冷媒回路に供給される。
は、第1貯油室44及び絞り通路46を介して第2貯油
室45内に貯溜される。そして、この潤滑油は、通孔4
8を介してリヤ側ラジアルベアリング22Bに供給され
るとともに、第1油溝49、潤滑通路17及び第2油溝
50を介してフロント側ラジアルベアリング22Aに供
給される。
ついて、以下に記載する。 (a) この実施形態の両頭ピストン式圧縮機において
は、吸入通路16の数がシリンダボア24の数よりも少
なく形成され、各シリンダボア24に対応する吸入ポー
ト38が吸入通路16の近傍に配置されている。つま
り、いずれのシリンダボア24に対応する吸入ポート3
8においても、吸入通路16との距離が短いものとな
る。このため、クランク室27内から吸入通路16を介
して吸入室31内に振り分けられた吸入冷媒ガスが、吸
入ポート38を通して各シリンダボア24内に吸入され
る際の吸入抵抗が低減される。また、冷媒ガスは吸入通
路16からほぼ直接的に吸入ポート38、そしてシリン
ダボア24内に供給されて、各シリンダボア24間の吸
入圧において、大きなバラツキ(吸入圧損)の発生が抑
制される。従って、圧縮機の圧縮運転を安定化させるこ
とができる。また、シリンダボア24内への冷媒ガスの
吸入効率を向上することができて、外部冷媒回路からの
クランク室27への吸入冷媒ガスの引き込み量が増大さ
せることができる。しかも、圧縮比が極端に高いシリン
ダボア24が存在することがなく、動力損失及び冷房能
力の低下が抑制されて、圧縮効率の向上を図ることがで
きる。
縮機においては、各吸入ポート38を開閉する吸入弁4
0aが、複数の吸入通路16の内のいずれか1つの吸入
通路16をほぼ指向する方向に延長されている。このた
め、各シリンダボア24において吸入弁40aが容易に
開放され、吸入抵抗及び吸入圧損を一層低減することが
できる。従って、シリンダボア24内への冷媒ガスの吸
入効率をより向上することができる。
縮機においては、各吸入弁40aが基端部をシリンダボ
ア24の内周縁に位置させた状態で、シリンダボア24
の直径方向に沿って延長されている。このため、各吸入
弁40aの首部を十分に確保することができて、吸入弁
40aを開きやすくすることができる。従って、シリン
ダボア24内への冷媒ガスの吸入効率を一層向上するこ
とができる。
縮機においては、シリンダブロック11,12に通しボ
ルト19を挿通するための5つボルト挿通孔16,1
7,18が形成されている。そして、これらのボルト挿
通孔16〜18の内の3つのボルト挿通孔16が吸入通
路に兼用されている。このため、シリンダブロック1
1,12の形成スペースを有効に利用して、3つの吸入
通路16を形成することができるとともに、吸入通路と
して兼用していないボルト挿通孔17を、例えば潤滑通
路等として使用することができる。
縮機においては、シリンダブロック11,12の最下部
に位置するボルト挿通孔17を避けて、他の3つのボル
ト挿通孔16により吸入通路が兼用されている。このた
め、吸入通路と兼用していないボルト挿通孔であって、
特にシリンダブロック11,12の最下部に位置するボ
ルト挿通孔17を潤滑通路として利用して、前後のラジ
アルベアリング22A,22B及びリップシール23に
潤滑油を容易に供給することができる。
縮機においては、シリンダブロック11,12に形成さ
れた吐出通路33に近いボルト挿通孔18を避けて、他
の3つのボルト挿通孔16により吸入通路が兼用されて
いる。このため、ボルト挿通孔兼用の吸入通路16が吐
出通路33から離間して配置され、圧力の高低差の大き
な両通路16,33間のシール性を十分に確保すること
ができ。従って、吸入通路16と吐出通路33との間で
ガス漏れが生じて、圧縮効率が低下するのを抑制するこ
とができる。
体化することも可能である。 (1) 複数の吸入通路16をシリンダブロック11,
12のボルト挿通孔と兼用することなく、別の位置に形
成すること。
ハウジング13及びリヤハウジング15内の内側に吸入
室31を形成し、外側に吐出室32を形成すること。 (3) ボルト挿通孔と兼用する吸入通路16の数を、
前記実施形態とは異なる数、例えば1つのシリンダブロ
ックにおいて2または4本とすること。
数を変更した、例えば2、4、6、8、12気筒の両頭
ピストン式圧縮機に具体化すること。 (5) この発明を、ウェーブカムプレートタイプ等の
他の両頭ピストン式圧縮機において具体化すること。
とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、各シリンダボアにおいて吸入抵抗を低減さ
せることができて、各シリンダボア間で吸入圧にバラツ
キが生じるのを抑制することができる。従って、シリン
ダボア内への冷媒ガスの吸入効率を高めることができ、
圧縮運転を安定化させることができるとともに、圧縮効
率の向上を図ることができる。
ダボアにおける吸入抵抗及び吸入圧損の低減効果を高め
ることができて、シリンダボア内への冷媒ガスの吸入効
率を一層向上させることができる。
首部の長さを十分に確保して、吸入弁を開きやすくする
ことができ、シリンダボア内への冷媒ガスの吸入効率を
一層向上させることができる。
として兼用していないボルト挿通孔を例えば潤滑通路と
して利用することができる。請求項5に記載の発明によ
れば、吸入通路として兼用していないボルト挿通孔で、
特にシリンダブロックの最下部に位置するボルト挿通孔
を潤滑通路として利用することができる。
を吐出通路から離間して配置することができ、圧力の高
低差の大きな両通路間のシール性を確保することができ
て、冷媒ガスの漏れによる圧縮効率の低下を抑制でき
る。
態を示す断面図。
ンダブロック、13…フロントハウジング、14…バル
ブプレート、15…リヤハウジング、16…ボルト挿通
孔兼用の吸入通路、17…最下部に位置するボルト挿通
孔としてのボルト挿通孔兼用の潤滑通路、18…吐出通
路に近いボルト挿通孔としての専用のボルト挿通孔、1
9…通しボルト、24…シリンダボア、25…両頭型の
ピストン、27…クランク室、31…吸入室、33…吐
出通路、38…吸入ポート、40a…吸入弁。
Claims (6)
- 【請求項1】 一対のシリンダブロックの前後両端面に
バルブプレートを介してハウジングを接合固定し、前記
シリンダブロックの間にクランク室を区画形成し、前記
ハウジング内に吸入室を区画形成し、各シリンダブロッ
クには複数のシリンダボア及び吸入通路を設け、そのシ
リンダボア内に両頭型ピストンを往復動可能に収容し、
前記バルブプレートには前記吸入室とシリンダボアとを
連通する吸入ポートと、その吸入ポートを開閉するため
の吸入弁とを備え、吸入冷媒ガスをクランク室内に導入
してから、前記吸入通路を介して前後両ハウジングの吸
入室内に振り分けた後、前記吸入ポートを通して各シリ
ンダボア内に吸入するようにした両頭ピストン式圧縮機
において、 前記吸入通路の数をシリンダボアの数よりも少なくする
とともに、各シリンダボアに対応する吸入ポートを吸入
通路の近傍に配置した両頭ピストン式圧縮機。 - 【請求項2】 前記吸入弁は、前記吸入通路をほぼ指向
する方向に延びるように形成した請求項1に記載の両頭
ピストン式圧縮機。 - 【請求項3】 前記吸入弁は、その基端部がシリンダボ
アの内周円からシリンダボアの直径方向に沿って延びる
ように形成した請求項1または2に記載の両頭ピストン
式圧縮機。 - 【請求項4】 前記シリンダブロックにはハウジング固
定用のボルトを挿通するための複数のボルト挿通孔を形
成し、前記吸入通路は複数のボルト挿通孔の内の一部を
兼用している請求項1〜3のいずれかに記載の両頭ピス
トン式圧縮機。 - 【請求項5】 前記吸入通路は、シリンダブロックの最
下部に位置するボルト挿通孔を避けて、他のボルト挿通
孔と兼用している請求項4に記載の両頭ピストン式圧縮
機。 - 【請求項6】 前記吸入通路は、シリンダブロックに形
成された吐出通路に近いボルト挿通孔を避けて、他のボ
ルト挿通孔と兼用している請求項4または5に記載の両
頭ピストン式圧縮機。
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