JPH10261507A - サーミスタ素子 - Google Patents
サーミスタ素子Info
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- JPH10261507A JPH10261507A JP9064351A JP6435197A JPH10261507A JP H10261507 A JPH10261507 A JP H10261507A JP 9064351 A JP9064351 A JP 9064351A JP 6435197 A JP6435197 A JP 6435197A JP H10261507 A JPH10261507 A JP H10261507A
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- thermistor
- thermistor element
- electrodes
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- solder
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- H01C7/04—Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having negative temperature coefficient
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- H01C1/02—Housing; Enclosing; Embedding; Filling the housing or enclosure
- H01C1/034—Housing; Enclosing; Embedding; Filling the housing or enclosure the housing or enclosure being formed as coating or mould without outer sheath
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C1/00—Details
- H01C1/14—Terminals or tapping points specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points on resistors
- H01C1/1413—Terminals or electrodes formed on resistive elements having negative temperature coefficient
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- H01C1/00—Details
- H01C1/14—Terminals or tapping points specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points on resistors
- H01C1/142—Terminals or tapping points specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points on resistors the terminals or tapping points being coated on the resistive element
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- H01C17/006—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for manufacturing resistor chips
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バンプ接合に好適に用いることができ、表面
実装した際の接合の信頼性に優れたサーミスタ素子を得
る。 【解決手段】 サーミスタ素体2の1つの面において対
向配置された第1,第2の電極3,4を有し、第1,第
2の電極3,4が、それぞれ、サーミスタ素体2にオー
ミック接触されており、かつ薄膜形成法により形成され
たコンタクト層3a,4aと、第1,第2の電極3,4
が対向されているサーミスタ素体面上においてのみコン
タクト層3a,4a上に直接または間接に形成されてな
る外部電極層3b,4bとを備え、外部電極層3b,4
bが、Au、Ag、Pd、Pt、Sn及びこれらの合金
からなる群から選択した金属により構成されている、サ
ーミスタ素子1。
実装した際の接合の信頼性に優れたサーミスタ素子を得
る。 【解決手段】 サーミスタ素体2の1つの面において対
向配置された第1,第2の電極3,4を有し、第1,第
2の電極3,4が、それぞれ、サーミスタ素体2にオー
ミック接触されており、かつ薄膜形成法により形成され
たコンタクト層3a,4aと、第1,第2の電極3,4
が対向されているサーミスタ素体面上においてのみコン
タクト層3a,4a上に直接または間接に形成されてな
る外部電極層3b,4bとを備え、外部電極層3b,4
bが、Au、Ag、Pd、Pt、Sn及びこれらの合金
からなる群から選択した金属により構成されている、サ
ーミスタ素子1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度の検出や回路
の温度補償に用いられるサーミスタ素子に関し、より詳
細には、表面実装に適した外部電極構造を備えるサーミ
スタ素子に関する。
の温度補償に用いられるサーミスタ素子に関し、より詳
細には、表面実装に適した外部電極構造を備えるサーミ
スタ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の高密度実装を可能とするため
に、サーミスタ素子においてもプリント回路基板などに
表面実装し得ることが求められている。表面実装可能な
従来のサーミスタ素子として、図13、図14に示すも
のが知られていた。
に、サーミスタ素子においてもプリント回路基板などに
表面実装し得ることが求められている。表面実装可能な
従来のサーミスタ素子として、図13、図14に示すも
のが知られていた。
【0003】図13に示すサーミスタ素子61は、負の
抵抗温度係数を示す材料よりなるサーミスタ素体62の
両端面を覆うように電極63,64を形成した構造を有
する。電極63,64は、直方体状のサーミスタ素体6
2の一方の端面だけでなく、端面に隣接している残りの
4面すなわち上面、下面及び両側面にも至るように形成
されていた。従って、サーミスタ素体62の下面62a
側からプリント回路基板上の電極ランドに接触させ、半
田等を用いて容易に表面実装することができる。
抵抗温度係数を示す材料よりなるサーミスタ素体62の
両端面を覆うように電極63,64を形成した構造を有
する。電極63,64は、直方体状のサーミスタ素体6
2の一方の端面だけでなく、端面に隣接している残りの
4面すなわち上面、下面及び両側面にも至るように形成
されていた。従って、サーミスタ素体62の下面62a
側からプリント回路基板上の電極ランドに接触させ、半
田等を用いて容易に表面実装することができる。
【0004】また、特開平7−29704号公報には、
図14に示すサーミスタ素子65が開示されている。サ
ーミスタ素子65では、直方体状のサーミスタ素体66
の下面に所定距離を隔てて配向するように第1,第2の
電極67,68が形成されている。また、小型化に伴
い、第1,第2の電極67,68間の対向距離が小さく
なった場合、半田付けに際し半田ブリッジにより短絡す
るおそれがある。
図14に示すサーミスタ素子65が開示されている。サ
ーミスタ素子65では、直方体状のサーミスタ素体66
の下面に所定距離を隔てて配向するように第1,第2の
電極67,68が形成されている。また、小型化に伴
い、第1,第2の電極67,68間の対向距離が小さく
なった場合、半田付けに際し半田ブリッジにより短絡す
るおそれがある。
【0005】そこで、サーミスタ素子65では、短絡を
防止するために、絶縁性無機物層71が外部電極69,
70間においてサーミスタ素体66の下面を覆うように
形成されている。そして、第1,第2の電極67,68
の対向距離よりも互いの間の距離が大きくなるように、
外部電極69,70が第1,第2の電極67,68上に
形成されている。
防止するために、絶縁性無機物層71が外部電極69,
70間においてサーミスタ素体66の下面を覆うように
形成されている。そして、第1,第2の電極67,68
の対向距離よりも互いの間の距離が大きくなるように、
外部電極69,70が第1,第2の電極67,68上に
形成されている。
【0006】サーミスタ素子65では、第1,第2の電
極67,68及び外部電極69,70が、サーミスタ素
体66の下面にのみ形成されており、他の面には至らな
いように設けられている。プリント回路基板上に実装す
るに際しては、サーミスタ素体66の下面66a側から
プリント回路基板上に載置し、リフロー実装やフロー実
装により、半田を用いて接続することが可能とされてい
る。
極67,68及び外部電極69,70が、サーミスタ素
体66の下面にのみ形成されており、他の面には至らな
いように設けられている。プリント回路基板上に実装す
るに際しては、サーミスタ素体66の下面66a側から
プリント回路基板上に載置し、リフロー実装やフロー実
装により、半田を用いて接続することが可能とされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図13に示したサーミ
スタ素子61では、上述したように、電極63,64が
サーミスタ素体62の5面に至るように形成されてい
る。従って、半田付けによりプリント回路基板などに表
面実装することができる。しかしながら、半田付けによ
り、フィレットと称されている半田の盛り上がり部分が
形成され、それによって高密度実装が困難であるという
問題があった。
スタ素子61では、上述したように、電極63,64が
サーミスタ素体62の5面に至るように形成されてい
る。従って、半田付けによりプリント回路基板などに表
面実装することができる。しかしながら、半田付けによ
り、フィレットと称されている半田の盛り上がり部分が
形成され、それによって高密度実装が困難であるという
問題があった。
【0008】例えば、サーミスタ素体62の下面62a
側から半田を用いてプリント回路基板に表面実装した場
合、電極63,64のサーミスタ素体62の下面に位置
している部分が半田により接合されるが、電極63,6
4のサーミスタ素体62の下面と直交している3面に沿
って溶融半田が盛り上がり、フィレットが形成される。
そのため、実装に必要な面積がサーミスタ素子61の平
面積よりもはるかに大きくなり、高密度実装の大きな妨
げとなっていた。
側から半田を用いてプリント回路基板に表面実装した場
合、電極63,64のサーミスタ素体62の下面に位置
している部分が半田により接合されるが、電極63,6
4のサーミスタ素体62の下面と直交している3面に沿
って溶融半田が盛り上がり、フィレットが形成される。
そのため、実装に必要な面積がサーミスタ素子61の平
面積よりもはるかに大きくなり、高密度実装の大きな妨
げとなっていた。
【0009】他方、サーミスタ素子65では、接続のた
めの外部電極69,70がサーミスタ素体66の下面に
のみ形成されている。従って、フィレットが生じないた
め、サーミスタ素子61に比べて実装面積の低減及び高
密度実装を果たすことが可能である。
めの外部電極69,70がサーミスタ素体66の下面に
のみ形成されている。従って、フィレットが生じないた
め、サーミスタ素子61に比べて実装面積の低減及び高
密度実装を果たすことが可能である。
【0010】しかしながら、サーミスタ素子65は、半
田ペーストを用いたリフロー実装法、あるいは溶融半田
を用いたフロー実装法を前提に考えられたものであり、
これらの実装法ではより一層の高密度化を果たすことが
困難であった。すなわち、上記実装法では、プリント
回路基板などに形成されている半田ランドの印刷が高精
度に行われないと、高精度に面実装することができない
が、半田ランドの印刷精度に限界があったこと、半田
溶融時にサーミスタ素子が基板上に半田ランドからずれ
ること、並びに半田の厚みを制御することが難しく、
従って、高さ方向のサーミスタ素子の実装ずれを抑制す
ることが困難であったことなどにより、実装密度の向上
に限界があった。
田ペーストを用いたリフロー実装法、あるいは溶融半田
を用いたフロー実装法を前提に考えられたものであり、
これらの実装法ではより一層の高密度化を果たすことが
困難であった。すなわち、上記実装法では、プリント
回路基板などに形成されている半田ランドの印刷が高精
度に行われないと、高精度に面実装することができない
が、半田ランドの印刷精度に限界があったこと、半田
溶融時にサーミスタ素子が基板上に半田ランドからずれ
ること、並びに半田の厚みを制御することが難しく、
従って、高さ方向のサーミスタ素子の実装ずれを抑制す
ることが困難であったことなどにより、実装密度の向上
に限界があった。
【0011】また、リフロー実装法やフロー実装法で
は、半田の脆化により機械的接合度が低下し、チップ部
品の電気的接合が悪化することがあった。ことに温度検
知用に用いられるサーミスタでは、抵抗値について1%
の精度が要求されているので、この電気的接合の悪化は
致命的欠点となることがあった。
は、半田の脆化により機械的接合度が低下し、チップ部
品の電気的接合が悪化することがあった。ことに温度検
知用に用いられるサーミスタでは、抵抗値について1%
の精度が要求されているので、この電気的接合の悪化は
致命的欠点となることがあった。
【0012】他方、近年、リフロー実装法やフロー実装
法に比べてより高密度実装可能な実装方法として、バン
プ実装と称されている実装方法が普及してきている。バ
ンプ実装とは、通常、AuもしくはSn−Pbからなる
バンプと称されている円柱もしくは角柱状の突起物をチ
ップ部品と基板との間に介在させ、バンプと基板及びバ
ンプとチップ部品とを熱圧着もしくは共晶合金化により
接合する技術である。
法に比べてより高密度実装可能な実装方法として、バン
プ実装と称されている実装方法が普及してきている。バ
ンプ実装とは、通常、AuもしくはSn−Pbからなる
バンプと称されている円柱もしくは角柱状の突起物をチ
ップ部品と基板との間に介在させ、バンプと基板及びバ
ンプとチップ部品とを熱圧着もしくは共晶合金化により
接合する技術である。
【0013】バンプ実装では、チップ部品もしくは基板
上にバンプを高精度に形成することができ、しかもバン
プが高精度に形成され得る限り、チップ部品を基板上に
高精度に接合することができる。しかも、溶融半田によ
るフィレットなどが生じ難い。
上にバンプを高精度に形成することができ、しかもバン
プが高精度に形成され得る限り、チップ部品を基板上に
高精度に接合することができる。しかも、溶融半田によ
るフィレットなどが生じ難い。
【0014】バンプ接合のうち、特にAuバンプ接合
は、機械的接合強度が高いため、半田のような脆化が起
こらず接合の信頼性が高い。しかしながら、従来のサー
ミスタ素子61,65は、半田による実装法を前提に考
えられたものであり、電極の下地層が導電ペーストを用
いて構成されていた。すなわち、電極63,64は、導
電ペーストをサーミスタ素体62に塗布し、焼き付ける
ことにより形成された電極下地層上に、半田付け性を高
めるためにSnやSn−Pb合金層などを形成した構造
を有する。また、サーミスタ素体65では、第1,第2
の電極67,68がAgなどの導電ペーストをサーミス
タ素体66の下面66aに塗布し、焼き付けることによ
り形成されていた。
は、機械的接合強度が高いため、半田のような脆化が起
こらず接合の信頼性が高い。しかしながら、従来のサー
ミスタ素子61,65は、半田による実装法を前提に考
えられたものであり、電極の下地層が導電ペーストを用
いて構成されていた。すなわち、電極63,64は、導
電ペーストをサーミスタ素体62に塗布し、焼き付ける
ことにより形成された電極下地層上に、半田付け性を高
めるためにSnやSn−Pb合金層などを形成した構造
を有する。また、サーミスタ素体65では、第1,第2
の電極67,68がAgなどの導電ペーストをサーミス
タ素体66の下面66aに塗布し、焼き付けることによ
り形成されていた。
【0015】従って、上記のような導電ペーストの塗布
・焼き付けにより形成された電極上に、例えば、Niや
Sn−Pbなどをメッキすることにより外部との接続の
ための外部電極層を形成したとしても、下地層が厚膜に
より構成されており、凹凸が大きいため、上層の外部電
極層表面の凹凸も大きくならざるを得なかった。
・焼き付けにより形成された電極上に、例えば、Niや
Sn−Pbなどをメッキすることにより外部との接続の
ための外部電極層を形成したとしても、下地層が厚膜に
より構成されており、凹凸が大きいため、上層の外部電
極層表面の凹凸も大きくならざるを得なかった。
【0016】他方、バンプ接合によりサーミスタ素子を
基板上に実装する場合には、バンプとサーミスタ素子の
電極とが十分に密着されねばならなかった。従って、上
記のように凹凸の大きな外部電極を有する従来のサーミ
スタ素子では、バンプ接合法により基板上に実装した場
合、信頼性に優れた接続を実現することが困難であると
いう問題があった。
基板上に実装する場合には、バンプとサーミスタ素子の
電極とが十分に密着されねばならなかった。従って、上
記のように凹凸の大きな外部電極を有する従来のサーミ
スタ素子では、バンプ接合法により基板上に実装した場
合、信頼性に優れた接続を実現することが困難であると
いう問題があった。
【0017】本発明の目的は、バンプ接合により表面実
装するのに適しており、信頼性に優れた接合を与え得る
サーミスタ素子を提供することにある。
装するのに適しており、信頼性に優れた接合を与え得る
サーミスタ素子を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、サーミスタ素体と、サーミスタ素体の一面上におい
て対向された第1,第2の電極とを有するサーミスタ素
子であって、前記第1,第2の電極が、それぞれ、サー
ミスタ素体にオーミック接触されており、かつ薄膜形成
法により形成されたコンタクト層と、第1,第2の電極
が対向されているサーミスタ素体面上においてのみコン
タクト層上に直接または間接に形成されており、かつA
u、Ag、Pd、Pt、Sn及びこれらの合金からなる
群から選択された金属により構成されている外部電極層
とを備えることを特徴とする。
は、サーミスタ素体と、サーミスタ素体の一面上におい
て対向された第1,第2の電極とを有するサーミスタ素
子であって、前記第1,第2の電極が、それぞれ、サー
ミスタ素体にオーミック接触されており、かつ薄膜形成
法により形成されたコンタクト層と、第1,第2の電極
が対向されているサーミスタ素体面上においてのみコン
タクト層上に直接または間接に形成されており、かつA
u、Ag、Pd、Pt、Sn及びこれらの合金からなる
群から選択された金属により構成されている外部電極層
とを備えることを特徴とする。
【0019】本発明に係るサーミスタ素子では、コンタ
クト層が薄膜形成法により形成されているので、導電ペ
ーストの塗布・焼き付けにより形成された厚膜電極層に
比べて凹凸が少ない。従って、コンタクト層上に形成さ
れる外部電極層が従来のサーミスタ素子の場合に比べて
平滑な表面を有するように形成され得るので、バンプ接
合法により接合した際にバンプと外部電極層との接続の
信頼性が高められる。
クト層が薄膜形成法により形成されているので、導電ペ
ーストの塗布・焼き付けにより形成された厚膜電極層に
比べて凹凸が少ない。従って、コンタクト層上に形成さ
れる外部電極層が従来のサーミスタ素子の場合に比べて
平滑な表面を有するように形成され得るので、バンプ接
合法により接合した際にバンプと外部電極層との接続の
信頼性が高められる。
【0020】なお、本発明は、上記のようにバンプ接合
における接合の信頼性を高め得るものであるが、バンプ
接合以外の半田によるフロー実装法及びリフロー実装法
にも用いることができるものであり、本発明に係るサー
ミスタ素子は、その実装方法が限定されるものではな
い。
における接合の信頼性を高め得るものであるが、バンプ
接合以外の半田によるフロー実装法及びリフロー実装法
にも用いることができるものであり、本発明に係るサー
ミスタ素子は、その実装方法が限定されるものではな
い。
【0021】バンプ実装法では、サーミスタ素子の外部
電極層と実装基板との間にバンプを挟み、加熱により、
バンプと実装基板上の配線もしくはリード端子とを、並
びにサーミスタ素子の外部電極層とバンプとを接合する
ことにより、サーミスタ素子が実装基板に電気的にかつ
機械的に接合される。
電極層と実装基板との間にバンプを挟み、加熱により、
バンプと実装基板上の配線もしくはリード端子とを、並
びにサーミスタ素子の外部電極層とバンプとを接合する
ことにより、サーミスタ素子が実装基板に電気的にかつ
機械的に接合される。
【0022】バンプとしては、通常、Au、Au合金、
Sn−Pb合金などが用いられている。外部電極層は、
上記バンプ材料に応じてAu、Ag、Pd、Pt、Sn
及びこれらの合金からなる群から選択した任意の金属に
より構成され、それによってバンプ接合による信頼性を
効果的に高め得る。
Sn−Pb合金などが用いられている。外部電極層は、
上記バンプ材料に応じてAu、Ag、Pd、Pt、Sn
及びこれらの合金からなる群から選択した任意の金属に
より構成され、それによってバンプ接合による信頼性を
効果的に高め得る。
【0023】好ましくは、バンプ材として、Auもしく
はAu合金を用いる場合には、外部電極層をAuもしく
はAu合金で構成する。すなわち、バンプ材とサーミス
タ素子の外部電極層とを同一金属を含むように構成する
ことにより、バンプ材と外部電極層との接合の信頼性を
より一層高めることができる。
はAu合金を用いる場合には、外部電極層をAuもしく
はAu合金で構成する。すなわち、バンプ材とサーミス
タ素子の外部電極層とを同一金属を含むように構成する
ことにより、バンプ材と外部電極層との接合の信頼性を
より一層高めることができる。
【0024】本発明のサーミスタ素子において、好まし
くは、請求項2に記載のように、コンタクト層は、第
1,第2の電極の対向されているサーミスタ素体面にの
み形成される。すなわち、コンタクト層は、第1,第2
の電極が対向されているサーミスタ素体面以外の面に至
るように形成されてもよいが、好ましくは、第1,第2
の電極の対向されているサーミスタ素体面にのみ形成す
ることにより、例えば半田フローもしくはリフロー法に
より接合した場合、フィレットの形成を確実に防止する
ことができる。
くは、請求項2に記載のように、コンタクト層は、第
1,第2の電極の対向されているサーミスタ素体面にの
み形成される。すなわち、コンタクト層は、第1,第2
の電極が対向されているサーミスタ素体面以外の面に至
るように形成されてもよいが、好ましくは、第1,第2
の電極の対向されているサーミスタ素体面にのみ形成す
ることにより、例えば半田フローもしくはリフロー法に
より接合した場合、フィレットの形成を確実に防止する
ことができる。
【0025】請求項3に記載の発明では、コンタクト層
が、Ni、Cr、Cu及びこれらの合金からなる群から
選択した金属で構成され、これらの金属は、サーミスタ
材料からなるサーミスタ素体に良好にオーミック接触す
る。従って、サーミスタ素子の特性を確実に第1,第2
の電極から取り出すことができる。
が、Ni、Cr、Cu及びこれらの合金からなる群から
選択した金属で構成され、これらの金属は、サーミスタ
材料からなるサーミスタ素体に良好にオーミック接触す
る。従って、サーミスタ素子の特性を確実に第1,第2
の電極から取り出すことができる。
【0026】なお、本発明においては、外部電極層は、
コンタクト層上に直接に形成されてもよく、間接に形成
されてよい。コンタクト層上に間接に外部電極層を形成
する態様としては、請求項4に記載のように、コンタク
ト層と外部電極層との間にNi、Cu及びこれらの合金
からなる群から選択した金属より構成されている中間層
を配置した構造、あるいは請求項5に記載のように、コ
ンタクト層と該中間層との間に、さらに、Au、Ag、
Pd、Pt、Sn及びこれらの合金からなる群から選択
した金属よりなる第2の中間層を配置した構造を挙げる
ことができる。
コンタクト層上に直接に形成されてもよく、間接に形成
されてよい。コンタクト層上に間接に外部電極層を形成
する態様としては、請求項4に記載のように、コンタク
ト層と外部電極層との間にNi、Cu及びこれらの合金
からなる群から選択した金属より構成されている中間層
を配置した構造、あるいは請求項5に記載のように、コ
ンタクト層と該中間層との間に、さらに、Au、Ag、
Pd、Pt、Sn及びこれらの合金からなる群から選択
した金属よりなる第2の中間層を配置した構造を挙げる
ことができる。
【0027】Ni、Cu、Rhもしくはこれらの合金よ
りなる中間層を形成することにより、外側の外部電極層
が半田食われを受けたとしても、半田が中間層構成金属
と合金化して十分な接合強度を与える。従って、中間層
を設けることにより、半田バンプを用いたバンプ実装や
リフローもしくはフロー半田実装法に好適に用いること
が可能となる。
りなる中間層を形成することにより、外側の外部電極層
が半田食われを受けたとしても、半田が中間層構成金属
と合金化して十分な接合強度を与える。従って、中間層
を設けることにより、半田バンプを用いたバンプ実装や
リフローもしくはフロー半田実装法に好適に用いること
が可能となる。
【0028】また、第2の中間層を上記金属により構成
することにより、第2の中心層上へのメッキ膜の付着性
が高められる。従って、第2の中間層上に形成される上
記中間層をメッキにより形成する場合に第2の中間層を
設けることが好ましい。
することにより、第2の中心層上へのメッキ膜の付着性
が高められる。従って、第2の中間層上に形成される上
記中間層をメッキにより形成する場合に第2の中間層を
設けることが好ましい。
【0029】また、好ましくは、請求項6に記載のよう
に、前記第1,第2の電極が対向されているサーミスタ
素体面において、前記第1,第2の電極が形成されてい
る部分以外のサーミスタ素体面を少なくとも覆うように
形成された絶縁性樹脂層がさらに備えられる。
に、前記第1,第2の電極が対向されているサーミスタ
素体面において、前記第1,第2の電極が形成されてい
る部分以外のサーミスタ素体面を少なくとも覆うように
形成された絶縁性樹脂層がさらに備えられる。
【0030】絶縁性樹脂層の形成により、耐湿性や温度
特性の向上を図ることができ、かつリフロー実装やフロ
ー実装法に用いた場合の半田ブリッジの付着を抑制する
ことができ、第1,第2の電極の対向距離が短い場合で
あっても、短絡の可能性を低減することができる。
特性の向上を図ることができ、かつリフロー実装やフロ
ー実装法に用いた場合の半田ブリッジの付着を抑制する
ことができ、第1,第2の電極の対向距離が短い場合で
あっても、短絡の可能性を低減することができる。
【0031】上記絶縁性樹脂層は、第1,第2の電極が
対向されているサーミスタ素体面において、第1,第2
の電極が形成されている部分以外のサーミスタ素体表面
を少なくとも覆うように形成されているが、この場合、
絶縁性樹脂層は第1,第2の電極の一部をも覆うように
形成されてもよい。例えば、絶縁性樹脂層は、第1,第
2の電極の対向し合っている端面や第1,第2の電極の
上面の一部にも至るように形成されていてもよい。さら
に、絶縁性樹脂層は、第1,第2の電極が対向されてい
るサーミスタ素体面以外の面に延びるように形成されて
いてもよい。
対向されているサーミスタ素体面において、第1,第2
の電極が形成されている部分以外のサーミスタ素体表面
を少なくとも覆うように形成されているが、この場合、
絶縁性樹脂層は第1,第2の電極の一部をも覆うように
形成されてもよい。例えば、絶縁性樹脂層は、第1,第
2の電極の対向し合っている端面や第1,第2の電極の
上面の一部にも至るように形成されていてもよい。さら
に、絶縁性樹脂層は、第1,第2の電極が対向されてい
るサーミスタ素体面以外の面に延びるように形成されて
いてもよい。
【0032】請求項7に記載の発明では、第2の絶縁性
樹脂層が、第1,第2の電極が対向配置されているサー
ミスタ素体面とは反対側のサーミスタ素体面に形成され
ている。このように、2面に絶縁性樹脂層を形成するこ
とにより、サーミスタ素体の耐湿性及び温度特性をより
一層高めることができる。
樹脂層が、第1,第2の電極が対向配置されているサー
ミスタ素体面とは反対側のサーミスタ素体面に形成され
ている。このように、2面に絶縁性樹脂層を形成するこ
とにより、サーミスタ素体の耐湿性及び温度特性をより
一層高めることができる。
【0033】なお、第1,第2の電極は、サーミスタ素
体の1つの面に形成される必要は必ずしもなく、請求項
8に記載のように、サーミスタ素体の複数の面におい
て、それぞれ、第1,第2の電極が対向配置されていて
もよい。
体の1つの面に形成される必要は必ずしもなく、請求項
8に記載のように、サーミスタ素体の複数の面におい
て、それぞれ、第1,第2の電極が対向配置されていて
もよい。
【0034】また、請求項9に記載のように、好ましく
は、第1,第2の電極が形成されるサーミスタ素体面は
平坦とされる。
は、第1,第2の電極が形成されるサーミスタ素体面は
平坦とされる。
【0035】
(第1の実施例)図1(a)及び(b)は、本発明の第
1の実施例に係る負特性サーミスタ素子を示す側面図及
び底面図である。サーミスタ素子1は、複数の遷移金属
酸化物を用いて構成された負の抵抗温度特性を有する焼
結体からなるサーミスタ素体2を有する。サーミスタ素
体2は、直方体状の形状を有し、該サーミスタ素体2の
下面2aに、第1の電極3及び第2の電極4が形成され
ている。
1の実施例に係る負特性サーミスタ素子を示す側面図及
び底面図である。サーミスタ素子1は、複数の遷移金属
酸化物を用いて構成された負の抵抗温度特性を有する焼
結体からなるサーミスタ素体2を有する。サーミスタ素
体2は、直方体状の形状を有し、該サーミスタ素体2の
下面2aに、第1の電極3及び第2の電極4が形成され
ている。
【0036】本実施例では、第1の電極3が、下面2a
において端面2b側の端縁から中央方向に延びるように
形成されている。また、第2の電極4は、端面2c側の
端縁から中央方向に延びるように形成されている。下面
2aの中央には電極が形成されておらず、従って、第
1,第2の電極3,4は下面2aにおいて対向されてい
る。
において端面2b側の端縁から中央方向に延びるように
形成されている。また、第2の電極4は、端面2c側の
端縁から中央方向に延びるように形成されている。下面
2aの中央には電極が形成されておらず、従って、第
1,第2の電極3,4は下面2aにおいて対向されてい
る。
【0037】第1,第2の電極3,4は、それぞれ、コ
ンタクト層3a,4aと、コンタクト層上に形成された
外部電極層3b,4bとを有する。コンタクト層3a,
4aは、サーミスタ素体2にオーミック接触する材料で
構成されており、本実施例では、Ni−Cr合金より形
成されている。コンタクト層3a,4aは、他のオーミ
ック接触し得る材料、例えば、CrもしくはNiまたは
CuもしくはNi−Cu合金などのこれらの合金を用い
て構成することができる。また、コンタクト層3a,4
aは、蒸着、スパッタリング、無電解メッキもしくは電
解メッキなどの薄膜形成法により形成されている。本実
施例では、後述のように、Ni−Cr合金が真空蒸着に
よりサーミスタ素体2に付与されてコンタクト層3a,
4aが形成されている。
ンタクト層3a,4aと、コンタクト層上に形成された
外部電極層3b,4bとを有する。コンタクト層3a,
4aは、サーミスタ素体2にオーミック接触する材料で
構成されており、本実施例では、Ni−Cr合金より形
成されている。コンタクト層3a,4aは、他のオーミ
ック接触し得る材料、例えば、CrもしくはNiまたは
CuもしくはNi−Cu合金などのこれらの合金を用い
て構成することができる。また、コンタクト層3a,4
aは、蒸着、スパッタリング、無電解メッキもしくは電
解メッキなどの薄膜形成法により形成されている。本実
施例では、後述のように、Ni−Cr合金が真空蒸着に
よりサーミスタ素体2に付与されてコンタクト層3a,
4aが形成されている。
【0038】従って、薄膜形成法により形成されている
ので、コンタクト層3a,4aは、導電ペーストの塗布
・焼き付けにより形成された厚膜電極に比べて凹凸が少
ない。
ので、コンタクト層3a,4aは、導電ペーストの塗布
・焼き付けにより形成された厚膜電極に比べて凹凸が少
ない。
【0039】なお、コンタクト層形成前に電極形成面1
2aをダイヤモンド砥粒などを用いて研磨することによ
り平滑度を向上させると、さらに外部電極面3b,3d
は凹凸が少なくなる。
2aをダイヤモンド砥粒などを用いて研磨することによ
り平滑度を向上させると、さらに外部電極面3b,3d
は凹凸が少なくなる。
【0040】外部電極層3b,4bは、外部との電気的
接続の信頼性を高めるために設けられているものであ
り、本実施例では、Au膜により形成されている。もっ
とも、外部電極3b,4bを構成する材料については、
Auの他、Ag、Pd、Pt、Snにより形成されても
よく、あるいはAg−Pd、Au−Sn、Au−Si、
Au−Geなどの上記金属を含む合金により構成するこ
とができる。
接続の信頼性を高めるために設けられているものであ
り、本実施例では、Au膜により形成されている。もっ
とも、外部電極3b,4bを構成する材料については、
Auの他、Ag、Pd、Pt、Snにより形成されても
よく、あるいはAg−Pd、Au−Sn、Au−Si、
Au−Geなどの上記金属を含む合金により構成するこ
とができる。
【0041】外部電極層3b,4bが上記材料で構成さ
れているため、AuやSn−Pd合金などの材料で構成
されるバンプを用いたバンプ接合法により、サーミスタ
素子1をプリント回路基板などにバンプ実装法により表
面実装することができる。しかも、外部電極層3b,4
bは、表面が平滑なコンタクト層3a,4b上に形成さ
れているため、外部電極層3b,4bも凹凸が少なく、
バンプ接合により信頼性に優れた接合を与え得る。
れているため、AuやSn−Pd合金などの材料で構成
されるバンプを用いたバンプ接合法により、サーミスタ
素子1をプリント回路基板などにバンプ実装法により表
面実装することができる。しかも、外部電極層3b,4
bは、表面が平滑なコンタクト層3a,4b上に形成さ
れているため、外部電極層3b,4bも凹凸が少なく、
バンプ接合により信頼性に優れた接合を与え得る。
【0042】次に、サーミスタ素子1の製造工程を図2
〜図5を参照して説明する。Mn酸化物、Ni酸化物及
びCo酸化物をバインダと共に混練し、スラリーを調製
した。このスラリーを用い、ドクターブレード法により
シート状に成形し、得られた所定の厚みのシートを切断
し、複数枚のグリーンシート5を得た(図2(a))。
〜図5を参照して説明する。Mn酸化物、Ni酸化物及
びCo酸化物をバインダと共に混練し、スラリーを調製
した。このスラリーを用い、ドクターブレード法により
シート状に成形し、得られた所定の厚みのシートを切断
し、複数枚のグリーンシート5を得た(図2(a))。
【0043】次に、複数枚のグリーンシート5を積層
し、厚み方向に圧着した後、1300℃程度の温度で1
時間焼成し、50×50×0.5mmのサーミスタ素体
ウエハ2Aを得た(図2(b))。
し、厚み方向に圧着した後、1300℃程度の温度で1
時間焼成し、50×50×0.5mmのサーミスタ素体
ウエハ2Aを得た(図2(b))。
【0044】次に、サーミスタ素体ウエハ2A上に、真
空加熱蒸着により厚さ0.2μmのNi−Cr合金膜を
形成し、引き続き、同じく厚さ0.2μmのAu膜を形
成した。このようにして、積層金属膜6をサーミスタ素
体ウエハ2A上に形成した(図2(c))。なお、図2
における積層金属膜6は、単一層の膜として図示してい
るが、上記のように、Ni−Cr合金膜上にAu膜を積
層した構造を有する。
空加熱蒸着により厚さ0.2μmのNi−Cr合金膜を
形成し、引き続き、同じく厚さ0.2μmのAu膜を形
成した。このようにして、積層金属膜6をサーミスタ素
体ウエハ2A上に形成した(図2(c))。なお、図2
における積層金属膜6は、単一層の膜として図示してい
るが、上記のように、Ni−Cr合金膜上にAu膜を積
層した構造を有する。
【0045】次に、積層金属膜6上に、スピンコートに
より厚さ2μmとなるようにフォトレジスト7を成膜し
た(図2(d))。さらに、図3(a)に示すように、
フォトマスク8をフォトレジスト7上に配置し、露光
し、溶剤を用いてフォトレジスト7を現像しフォトレジ
スト7´とした(図3(b)及び図4(a))。フォト
マスク8は、複数の開口8aを有し、開口8aと隣接す
る開口8aとの間の部分に、最終的に後述の積層金属膜
6´が形成されるように、該開口8aが形成されてい
る。なお、積層金属膜6´において、隣接する積層金属
膜6´の間の距離が200μmとなるように、上記開口
8aの大きさを設定した。
より厚さ2μmとなるようにフォトレジスト7を成膜し
た(図2(d))。さらに、図3(a)に示すように、
フォトマスク8をフォトレジスト7上に配置し、露光
し、溶剤を用いてフォトレジスト7を現像しフォトレジ
スト7´とした(図3(b)及び図4(a))。フォト
マスク8は、複数の開口8aを有し、開口8aと隣接す
る開口8aとの間の部分に、最終的に後述の積層金属膜
6´が形成されるように、該開口8aが形成されてい
る。なお、積層金属膜6´において、隣接する積層金属
膜6´の間の距離が200μmとなるように、上記開口
8aの大きさを設定した。
【0046】次に、図3(c)に示すように、フォトレ
ジスト7´により被覆されていない積層金属膜部分を酸
を用いてエッチングした。すなわち、まず、積層金属膜
6のAu膜を酸によりエッチングし、引き続きNi−C
r膜を酸でエッチングし、フォトレジスト7´で被覆さ
れている積層金属膜6´のみを残した(図3(c)及び
図4(b))。
ジスト7´により被覆されていない積層金属膜部分を酸
を用いてエッチングした。すなわち、まず、積層金属膜
6のAu膜を酸によりエッチングし、引き続きNi−C
r膜を酸でエッチングし、フォトレジスト7´で被覆さ
れている積層金属膜6´のみを残した(図3(c)及び
図4(b))。
【0047】さらに、フォトレジスト7´を剥離し、図
3(d)に示すように、サーミスタ素体ウエハ2A上に
パターニングされた積層金属膜6´を得た。次に、上記
サーミスタ素体ウエハ2Aを図3(e)及び図5の実線
A,Bに沿って切断することにより、1.6×0.8m
mの平面形状を有するサーミスタ素子1を多数得た。
3(d)に示すように、サーミスタ素体ウエハ2A上に
パターニングされた積層金属膜6´を得た。次に、上記
サーミスタ素体ウエハ2Aを図3(e)及び図5の実線
A,Bに沿って切断することにより、1.6×0.8m
mの平面形状を有するサーミスタ素子1を多数得た。
【0048】(第2の実施例)複数枚のグリーンシート
5を積層し、厚み方向に圧着した後、1300℃で1時
間焼成し、50×50×0.8mmのサーミスタ素体2
Aを得、これをさらにダイヤモンド砥粒にて表面を研磨
し鏡面に仕上げて50×50×0.5mmのサーミスタ
素体ウエハー2A´を得た。以下実施例1と同様に工程
を踏んで1.6×0.8mmの平面形状を有するサーミ
スタ素子1´を多数得た。なお、サーミスタ素体ウエハ
ーの面粗度は、研磨前がRa=1.0μmであったが、
研磨後はRa=0.46μmであった。
5を積層し、厚み方向に圧着した後、1300℃で1時
間焼成し、50×50×0.8mmのサーミスタ素体2
Aを得、これをさらにダイヤモンド砥粒にて表面を研磨
し鏡面に仕上げて50×50×0.5mmのサーミスタ
素体ウエハー2A´を得た。以下実施例1と同様に工程
を踏んで1.6×0.8mmの平面形状を有するサーミ
スタ素子1´を多数得た。なお、サーミスタ素体ウエハ
ーの面粗度は、研磨前がRa=1.0μmであったが、
研磨後はRa=0.46μmであった。
【0049】(第3の実施例)図6(a)及び(b)
は、本発明の第2の実施例に係るサーミスタ素子を示す
側面図及び底面図である。
は、本発明の第2の実施例に係るサーミスタ素子を示す
側面図及び底面図である。
【0050】サーミスタ素子11は、サーミスタ素体1
2を用いて構成されている。サーミスタ素体12につい
ては、第1の実施例で用いたサーミスタ素体2と同様に
構成されている。
2を用いて構成されている。サーミスタ素体12につい
ては、第1の実施例で用いたサーミスタ素体2と同様に
構成されている。
【0051】サーミスタ素体12の下面12aには、第
1,第2の電極13,14が形成されている。第1,第
2の電極13,14は、それぞれ、コンタクト層13
a,14a、中間層13b,14b及び外部電極層13
c,14cを有する。コンタクト層13a,14a及び
外部電極層13c,14cは、それぞれ、第1の実施例
で用いたコンタクト層3a,4a及び外部電極層3b,
4bと同様に構成されており、端面12b,12cには
至らないように配置されている。異なるところは、中間
層13b,14bが設けられていることにある。
1,第2の電極13,14が形成されている。第1,第
2の電極13,14は、それぞれ、コンタクト層13
a,14a、中間層13b,14b及び外部電極層13
c,14cを有する。コンタクト層13a,14a及び
外部電極層13c,14cは、それぞれ、第1の実施例
で用いたコンタクト層3a,4a及び外部電極層3b,
4bと同様に構成されており、端面12b,12cには
至らないように配置されている。異なるところは、中間
層13b,14bが設けられていることにある。
【0052】中間層13b,14bは、本実施例では、
Niを真空蒸着することにより形成されている。もっと
も、中間層13b,14bについては、Ni以外にCu
またはRhにより構成されてもよく、あるいはNi、C
uもしくはRhの合金により構成することができる。ま
た、中間層13b,14bの成膜方法についても、真空
蒸着に限らず、スパッタリング、イオンプレーティン
グ、無電解もしくは電解メッキのような薄膜形成方法を
用いることができる。
Niを真空蒸着することにより形成されている。もっと
も、中間層13b,14bについては、Ni以外にCu
またはRhにより構成されてもよく、あるいはNi、C
uもしくはRhの合金により構成することができる。ま
た、中間層13b,14bの成膜方法についても、真空
蒸着に限らず、スパッタリング、イオンプレーティン
グ、無電解もしくは電解メッキのような薄膜形成方法を
用いることができる。
【0053】サーミスタ素子11においても、第1,第
2の電極13,14がサーミスタ素体12の下面12a
において、対向されており、他の面には第1,第2の電
極13,14が至っていない。従って、サーミスタ素体
12の下面12a側からプリント回路基板などに表面実
装することができる。また、他の面に第1,第2の電極
13,14が至っていないので、半田フローや半田リフ
ロー法により接合する場合、金属フィレットの形成が生
じ難い。
2の電極13,14がサーミスタ素体12の下面12a
において、対向されており、他の面には第1,第2の電
極13,14が至っていない。従って、サーミスタ素体
12の下面12a側からプリント回路基板などに表面実
装することができる。また、他の面に第1,第2の電極
13,14が至っていないので、半田フローや半田リフ
ロー法により接合する場合、金属フィレットの形成が生
じ難い。
【0054】加えて、第1の実施例の場合と同様に、外
部電極層13c,14cが、凹凸の少ないコンタクト層
13a,14a上に形成されているので、外部電極13
c,14cも凹凸が少ない。よって、バンプ接合法によ
りプリント回路基板などに実装した場合に、接合の信頼
性が効果的に高められる。
部電極層13c,14cが、凹凸の少ないコンタクト層
13a,14a上に形成されているので、外部電極13
c,14cも凹凸が少ない。よって、バンプ接合法によ
りプリント回路基板などに実装した場合に、接合の信頼
性が効果的に高められる。
【0055】加えて、第2の実施例では、ポリイミドよ
りなる絶縁性樹脂層15がサーミスタ素体12の下面1
2aに形成されており、かつポリイミドよりなる第2の
絶縁性樹脂層16がサーミスタ素体12の上面12dに
形成されているので、耐湿性及び温度特性が高められ
る。しかも、絶縁性樹脂層15は、第1,第2の電極1
3,14が形成されている部分以外のサーミスタ素体1
2の下面12aを少なくとも覆うように形成されている
ので、第1,第2の電極13,14間の所望でない短絡
も防止することができる。
りなる絶縁性樹脂層15がサーミスタ素体12の下面1
2aに形成されており、かつポリイミドよりなる第2の
絶縁性樹脂層16がサーミスタ素体12の上面12dに
形成されているので、耐湿性及び温度特性が高められ
る。しかも、絶縁性樹脂層15は、第1,第2の電極1
3,14が形成されている部分以外のサーミスタ素体1
2の下面12aを少なくとも覆うように形成されている
ので、第1,第2の電極13,14間の所望でない短絡
も防止することができる。
【0056】なお、絶縁性樹脂層15は、サーミスタ素
体12の下面12aにおいて、第1,第2の電極13,
14が形成されている部分以外を覆うように形成されて
いるが、この場合、図示のように、絶縁性樹脂層15
は、第1,第2の電極13,14の端面や第1,第2の
電極13,14の一部を部分的に覆うように形成されて
いてもよい。
体12の下面12aにおいて、第1,第2の電極13,
14が形成されている部分以外を覆うように形成されて
いるが、この場合、図示のように、絶縁性樹脂層15
は、第1,第2の電極13,14の端面や第1,第2の
電極13,14の一部を部分的に覆うように形成されて
いてもよい。
【0057】なお、第2の実施例では、サーミスタ素体
12の上面12dを覆うように第2の絶縁性樹脂層16
が形成されているが、第2の絶縁性樹脂層16は形成さ
れずともよい。
12の上面12dを覆うように第2の絶縁性樹脂層16
が形成されているが、第2の絶縁性樹脂層16は形成さ
れずともよい。
【0058】また、本発明において、絶縁性樹脂層15
及び第2の絶縁性樹脂層16は、ポリイミドの他、エポ
キシ樹脂やフッ素系樹脂などの耐湿性に優れた他の樹脂
により構成してもよい。
及び第2の絶縁性樹脂層16は、ポリイミドの他、エポ
キシ樹脂やフッ素系樹脂などの耐湿性に優れた他の樹脂
により構成してもよい。
【0059】(第4の実施例)図7(a)及び(b)
は、本発明の第3の実施例に係るサーミスタ素子を示す
側面図及び底面図である。
は、本発明の第3の実施例に係るサーミスタ素子を示す
側面図及び底面図である。
【0060】サーミスタ素子21は、第2の中間層13
d,14dを設けたことを除いては、第2の実施例に係
るサーミスタ素子11と同様である。従って、同一部分
については、同一の参照番号を付することにより、その
詳細な説明は省略する。
d,14dを設けたことを除いては、第2の実施例に係
るサーミスタ素子11と同様である。従って、同一部分
については、同一の参照番号を付することにより、その
詳細な説明は省略する。
【0061】サーミスタ素子21では、第1の電極13
において、コンタクト層13aと、中間層13bとの間
に第2の中間層13dが形成されており、第2の電極1
4においては、コンタクト層14aと中間層14bとの
間に第2の中間層14dが形成されている。
において、コンタクト層13aと、中間層13bとの間
に第2の中間層13dが形成されており、第2の電極1
4においては、コンタクト層14aと中間層14bとの
間に第2の中間層14dが形成されている。
【0062】第2の中間層13d,14dは、それぞ
れ、本実施例ではPdを真空蒸着することにより形成さ
れている。もっとも、Pd以外に、Ag、Au、Ptま
たはPd、Ag、AuもしくはPtを含む合金により構
成してもよく、形成方法についても、真空蒸着に限ら
ず、スパッタリング、イオンプレーティングもしくは電
解メッキ、無電解メッキなどの薄膜形成法により形成す
ることができる。
れ、本実施例ではPdを真空蒸着することにより形成さ
れている。もっとも、Pd以外に、Ag、Au、Ptま
たはPd、Ag、AuもしくはPtを含む合金により構
成してもよく、形成方法についても、真空蒸着に限ら
ず、スパッタリング、イオンプレーティングもしくは電
解メッキ、無電解メッキなどの薄膜形成法により形成す
ることができる。
【0063】本実施例では、中間層13b,14bが、
半田バンプ実装した場合の半田バンプとの接合強度を高
めている。また、Auよりなる外部電極層13c,14
cは、Niよりなる中間層13b,14bが空気中の酸
素により酸化することを防止する作用を果たすと共に、
例えば、AuもしくはAuを含む合金からなるバンプを
用いた場合のバンプと第1,第2の電極13,14との
接合強度を高めるように作用している。
半田バンプ実装した場合の半田バンプとの接合強度を高
めている。また、Auよりなる外部電極層13c,14
cは、Niよりなる中間層13b,14bが空気中の酸
素により酸化することを防止する作用を果たすと共に、
例えば、AuもしくはAuを含む合金からなるバンプを
用いた場合のバンプと第1,第2の電極13,14との
接合強度を高めるように作用している。
【0064】さらに、半田バンプと接合する場合や半田
フローもしくはリフロー実装法により接合する場合に
は、Auよりなる外部電極層13c,14cが半田と合
金化し、半田食われを生じるおそれがあるが、半田が中
間層13b,14bを構成しているNiと合金化し、半
田と中間層13b,14bとが接合することにより、半
田との接合強度が高められる。
フローもしくはリフロー実装法により接合する場合に
は、Auよりなる外部電極層13c,14cが半田と合
金化し、半田食われを生じるおそれがあるが、半田が中
間層13b,14bを構成しているNiと合金化し、半
田と中間層13b,14bとが接合することにより、半
田との接合強度が高められる。
【0065】従って、本実施例に係るサーミスタ素子
は、半田バンプを用いたバンプ実装、Auバンプを用い
たバンプ実装、半田によるフローもしくはリフロー実装
法の何れにも好適に用いることができる。
は、半田バンプを用いたバンプ実装、Auバンプを用い
たバンプ実装、半田によるフローもしくはリフロー実装
法の何れにも好適に用いることができる。
【0066】さらに、コンタクト層13a,14a上
に、上記Pdからなる第2の中間層13d,14dが形
成されているため、電解メッキによる中間層13b,1
4bの着膜状態が高められる。
に、上記Pdからなる第2の中間層13d,14dが形
成されているため、電解メッキによる中間層13b,1
4bの着膜状態が高められる。
【0067】(変形例)本発明に係るサーミスタ素子
は、第1〜第3の実施例の構造に限定されるものではな
く、種々変形し得る。
は、第1〜第3の実施例の構造に限定されるものではな
く、種々変形し得る。
【0068】図8(a),(b)に示すサーミスタ素子
31は、第2の実施例に係るサーミスタ素子11の変形
例に相当する。サーミスタ素子11では、サーミスタ素
体12の下面12a上に第1,第2の電極13,14及
び絶縁性樹脂層15が形成されていたが、サーミスタ素
子31では、サーミスタ素体12の上面12d上におい
ても同じ構造が設けられている。すなわち、サーミスタ
素体12の上面12dにも第1,第2の電極13,14
及び絶縁性樹脂層15が構成されている。このように、
本発明においては、第1,第2の電極は、サーミスタ素
体の複数の面に形成されていてもよい。
31は、第2の実施例に係るサーミスタ素子11の変形
例に相当する。サーミスタ素子11では、サーミスタ素
体12の下面12a上に第1,第2の電極13,14及
び絶縁性樹脂層15が形成されていたが、サーミスタ素
子31では、サーミスタ素体12の上面12d上におい
ても同じ構造が設けられている。すなわち、サーミスタ
素体12の上面12dにも第1,第2の電極13,14
及び絶縁性樹脂層15が構成されている。このように、
本発明においては、第1,第2の電極は、サーミスタ素
体の複数の面に形成されていてもよい。
【0069】また、図9(a)及び(b)に示すサーミ
スタ素子41では、第1,第2の電極のうち、コンタク
ト層の平面形状が第1の実施例と異ならされている。す
なわち、サーミスタ素体2の下面2a上に、第1,第2
の電極43,44が形成されているが、第1,第2の電
極43,44のコンタクト層43a,44aは、図9
(b)に示されているように、くし歯形状を有するよう
に構成されている。このように、くし歯形状を有するコ
ンタクト層43a,44aを設けることにより、同じサ
ーミスタ素体2を用いて異なる抵抗特性を有するサーミ
スタ素子を提供することができる。
スタ素子41では、第1,第2の電極のうち、コンタク
ト層の平面形状が第1の実施例と異ならされている。す
なわち、サーミスタ素体2の下面2a上に、第1,第2
の電極43,44が形成されているが、第1,第2の電
極43,44のコンタクト層43a,44aは、図9
(b)に示されているように、くし歯形状を有するよう
に構成されている。このように、くし歯形状を有するコ
ンタクト層43a,44aを設けることにより、同じサ
ーミスタ素体2を用いて異なる抵抗特性を有するサーミ
スタ素子を提供することができる。
【0070】すなわち、コンタクト層43a,44aで
例示されているように、サーミスタ素体の一面において
第1,第2の電極を対向させる態様は、適宜の形状に変
形し得る。
例示されているように、サーミスタ素体の一面において
第1,第2の電極を対向させる態様は、適宜の形状に変
形し得る。
【0071】なお、サーミスタ素子41においても、コ
ンタクト層43a,44a上には、外部電極層43b,
44bが形成されている。コンタクト層43a,44a
及び外部電極層43b,44bを構成する材料について
は、前述した実施例と同様に適宜選択し得るが、一例を
挙げると、コンタクト層43a,44aをNi−Cr合
金で、外部電極層43b,44bをAu−Sn合金で構
成した例を挙げることができる。
ンタクト層43a,44a上には、外部電極層43b,
44bが形成されている。コンタクト層43a,44a
及び外部電極層43b,44bを構成する材料について
は、前述した実施例と同様に適宜選択し得るが、一例を
挙げると、コンタクト層43a,44aをNi−Cr合
金で、外部電極層43b,44bをAu−Sn合金で構
成した例を挙げることができる。
【0072】さらに、図10に示すサーミスタ素子51
のように、コンタクト層53a,54aは、サーミスタ
素体2のコンタクト層53a,54aが対向している面
以外の面に至るように形成されていてもよい。
のように、コンタクト層53a,54aは、サーミスタ
素体2のコンタクト層53a,54aが対向している面
以外の面に至るように形成されていてもよい。
【0073】すなわち、サーミスタ素子51では、サー
ミスタ素体2の下面2aにおいて、第1,第2の電極5
3,54が対向されているが、コンタクト層53a,5
4aはサーミスタ素体2の下面2aだけでなく、端面2
b,2c及び上面2dに至るように形成されている。こ
の場合においても、外部電極層53b,54bは、第
1,第2の電極53,54のコンタクト層53a,54
aが対向配置されている面にのみ形成されている。従っ
て、バンプ接合法によりプリント回路基板などに実装し
た場合、第1〜第4の実施例の場合と同様に、プリント
回路基板上に高密度実装することができる。
ミスタ素体2の下面2aにおいて、第1,第2の電極5
3,54が対向されているが、コンタクト層53a,5
4aはサーミスタ素体2の下面2aだけでなく、端面2
b,2c及び上面2dに至るように形成されている。こ
の場合においても、外部電極層53b,54bは、第
1,第2の電極53,54のコンタクト層53a,54
aが対向配置されている面にのみ形成されている。従っ
て、バンプ接合法によりプリント回路基板などに実装し
た場合、第1〜第4の実施例の場合と同様に、プリント
回路基板上に高密度実装することができる。
【0074】(実験例)絶縁性樹脂でサーミスタ素体の
第1,第2の電極が対向している素体面を被覆すること
により耐湿性が高められることを具体的な実験により確
かめた。
第1,第2の電極が対向している素体面を被覆すること
により耐湿性が高められることを具体的な実験により確
かめた。
【0075】第1の実施例に係るサーミスタ素子1を用
意し、さらに、サーミスタ素子1のサーミスタ素体2の
下面2aにおいて、ポリイミドからなる略10μmの厚
みの絶縁性樹脂層を、図6に示す絶縁性樹脂層15のよ
うに、第1,第2の電極3,4間の領域を被覆するよう
に形成し、さらに、サーミスタ素体2の上面2dにも図
6に示す第2の絶縁性樹脂層16のように、第2の絶縁
性樹脂層を被覆した。このサーミスタ素子をAuバンプ
接合法によりプリント回路基板に実装した。
意し、さらに、サーミスタ素子1のサーミスタ素体2の
下面2aにおいて、ポリイミドからなる略10μmの厚
みの絶縁性樹脂層を、図6に示す絶縁性樹脂層15のよ
うに、第1,第2の電極3,4間の領域を被覆するよう
に形成し、さらに、サーミスタ素体2の上面2dにも図
6に示す第2の絶縁性樹脂層16のように、第2の絶縁
性樹脂層を被覆した。このサーミスタ素子をAuバンプ
接合法によりプリント回路基板に実装した。
【0076】比較のために、図14に示した構造のサー
ミスタ素子65において、電極67,68をAg層、電
極69,70をNi層及びSn層の合計3層構造を有す
るもので構成し、プリント回路基板上にリフロー半田法
により実装したものを用意した。
ミスタ素子65において、電極67,68をAg層、電
極69,70をNi層及びSn層の合計3層構造を有す
るもので構成し、プリント回路基板上にリフロー半田法
により実装したものを用意した。
【0077】上記のようにしてプリント回路基板上に実
装された実施例及び従来例のサーミスタ素子について、
85℃の温度で、1000時間放置し、その間の抵抗値
変化率を測定した。結果を図11に示す。
装された実施例及び従来例のサーミスタ素子について、
85℃の温度で、1000時間放置し、その間の抵抗値
変化率を測定した。結果を図11に示す。
【0078】図11から明らかなように、従来例に比べ
て、実施例のサーミスタ素子では、1000時間放置後
での抵抗値変化率が1%以下と低い。これは半田付けに
よる従来例のサーミスタ素子が、半田の脆化により機械
的接合強度が低下し、電気的接合が悪化したのに対し、
実施例のサーミスタ素子ではAuバンプ接合の機械的接
合強度が殆ど低下せず、特に温度特性が高められること
による。
て、実施例のサーミスタ素子では、1000時間放置後
での抵抗値変化率が1%以下と低い。これは半田付けに
よる従来例のサーミスタ素子が、半田の脆化により機械
的接合強度が低下し、電気的接合が悪化したのに対し、
実施例のサーミスタ素子ではAuバンプ接合の機械的接
合強度が殆ど低下せず、特に温度特性が高められること
による。
【0079】また、Auバンプ接合及び半田バンプ接合
法により、第1の実施例〜第3の実施例のサーミスタ素
子をプリント回路基板上に接合した。比較のために、図
14に示したサーミスタ素子65についても同様にAu
バンプ接合及び半田バンプ接合によりプリント回路基板
上に実装し、それぞれ、接合の良否を確認した。Auバ
ンプ接合及び半田バンプ接合の条件は以下の通りであ
る。
法により、第1の実施例〜第3の実施例のサーミスタ素
子をプリント回路基板上に接合した。比較のために、図
14に示したサーミスタ素子65についても同様にAu
バンプ接合及び半田バンプ接合によりプリント回路基板
上に実装し、それぞれ、接合の良否を確認した。Auバ
ンプ接合及び半田バンプ接合の条件は以下の通りであ
る。
【0080】Auバンプ接合…図12に示すように、
アルミナ基板55上にAuよりなるストリップライン5
5a,55bが形成された実装基板を用意した。このス
トリップライン55a,55b上に直径50μm、厚さ
20μmの円柱状のAuバンプ56a,56b,57
a,57bを、1つの電極に対し2個配置し、ボンディ
ング温度400℃及びボンディング圧力50gでサーミ
スタ素子を実装した。
アルミナ基板55上にAuよりなるストリップライン5
5a,55bが形成された実装基板を用意した。このス
トリップライン55a,55b上に直径50μm、厚さ
20μmの円柱状のAuバンプ56a,56b,57
a,57bを、1つの電極に対し2個配置し、ボンディ
ング温度400℃及びボンディング圧力50gでサーミ
スタ素子を実装した。
【0081】半田バンプ接合…図12に示した実装基
板と同様に、アルミナ基板55上に、ストリップライン
55a,55bを、ただし半田メッキによりストリップ
ライン55a,55bを形成し、実装基板とした。ま
た、上記Auバンプに代えて、同じ寸法及び形状の半田
バンプを1つの電極あたりに2個用い、ボンディング温
度150℃及びボンディング圧力20gで接合した。
板と同様に、アルミナ基板55上に、ストリップライン
55a,55bを、ただし半田メッキによりストリップ
ライン55a,55bを形成し、実装基板とした。ま
た、上記Auバンプに代えて、同じ寸法及び形状の半田
バンプを1つの電極あたりに2個用い、ボンディング温
度150℃及びボンディング圧力20gで接合した。
【0082】接合の良否については、以下の要領で評価
した。 接合の良否判定基準…サーミスタ素子が実装された実装
基板を側面より観察し、バンプ56a,56b,57
a,57bのうち全てのバンプが接合がされたものを接
合良品と判定し、バンプ56a,56b,57a,57
bのうち1つでも接合できていないものを接合不良と判
定した。
した。 接合の良否判定基準…サーミスタ素子が実装された実装
基板を側面より観察し、バンプ56a,56b,57
a,57bのうち全てのバンプが接合がされたものを接
合良品と判定し、バンプ56a,56b,57a,57
bのうち1つでも接合できていないものを接合不良と判
定した。
【0083】結果を下記の表1に示す。
【0084】
【表1】
【0085】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、サーミ
スタ素体の一面上において第1,第2の電極が対向配置
されており、第1,第2の電極が、それぞれ、コンタク
ト層及び外部電極層を備えるため、第1,第2の電極が
対向されているサーミスタ素体面からプリント回路基板
などに表面実装することができる。すなわち、請求項1
に記載の発明に係るサーミスタ素子は、表面実装型サー
ミスタ素子として用いることができる。
スタ素体の一面上において第1,第2の電極が対向配置
されており、第1,第2の電極が、それぞれ、コンタク
ト層及び外部電極層を備えるため、第1,第2の電極が
対向されているサーミスタ素体面からプリント回路基板
などに表面実装することができる。すなわち、請求項1
に記載の発明に係るサーミスタ素子は、表面実装型サー
ミスタ素子として用いることができる。
【0086】しかも、コンタクト層は、薄膜形成法によ
り形成されているので、導電ペーストを塗布・焼き付け
することにより形成された厚膜電極に比べて凹凸が少な
い。従って、コンタクト層上に形成された外部電極層も
凹凸が少なく、平滑性に優れているので、バンプ接合法
を用いた場合の接続の信頼性が高められる。
り形成されているので、導電ペーストを塗布・焼き付け
することにより形成された厚膜電極に比べて凹凸が少な
い。従って、コンタクト層上に形成された外部電極層も
凹凸が少なく、平滑性に優れているので、バンプ接合法
を用いた場合の接続の信頼性が高められる。
【0087】よって、請求項1に記載の発明に係るサー
ミスタ素子を用いれば、バンプ接合法を利用してプリン
ト回路基板などに表面実装した場合、実装密度を効果的
に高めることができる。
ミスタ素子を用いれば、バンプ接合法を利用してプリン
ト回路基板などに表面実装した場合、実装密度を効果的
に高めることができる。
【0088】請求項2に記載の発明では、コンタクト層
が第1,第2の電極の対向されているサーミスタ素体面
にのみ形成されているため、半田付けにより表面実装し
た場合のフィレットの形成を抑制することができる。
が第1,第2の電極の対向されているサーミスタ素体面
にのみ形成されているため、半田付けにより表面実装し
た場合のフィレットの形成を抑制することができる。
【0089】請求項3に記載の発明によれば、コンタク
ト層が、Ni、Cr、Cu及びこれらの合金からなる群
から選択した金属よりなるため、サーミスタ素体に対し
て第1,第2の電極が良好にオーミック接触され、サー
ミスタ素体のサーミスタ特性を有効に取り出すことがで
きる。
ト層が、Ni、Cr、Cu及びこれらの合金からなる群
から選択した金属よりなるため、サーミスタ素体に対し
て第1,第2の電極が良好にオーミック接触され、サー
ミスタ素体のサーミスタ特性を有効に取り出すことがで
きる。
【0090】請求項4に記載の発明では、コンタクト層
と外部電極層との間に中間層が形成されており、該中間
層がNi、Cu及びこれらの合金からなる群から選択し
た金属よりなるため、半田を用いた接合法に利用した場
合、外部電極層が半田食われを起こしても、半田と合金
化して十分な接合強度を与える。
と外部電極層との間に中間層が形成されており、該中間
層がNi、Cu及びこれらの合金からなる群から選択し
た金属よりなるため、半田を用いた接合法に利用した場
合、外部電極層が半田食われを起こしても、半田と合金
化して十分な接合強度を与える。
【0091】同様に、請求項5に記載の発明によれば、
第2の中間層が、Au、Ag、Pd及びこれらの合金か
らなる群から選択した金属よりなるため、付着強度に優
れた中間層をメッキ法により形成することができる。
第2の中間層が、Au、Ag、Pd及びこれらの合金か
らなる群から選択した金属よりなるため、付着強度に優
れた中間層をメッキ法により形成することができる。
【0092】請求項6に記載の発明によれば、絶縁性樹
脂層が第1,第2の電極が対向配置されているサーミス
タ素体面に形成されており、従って、サーミスタ素子の
耐湿性及び温度特性が高められると共に、第1,第2の
電極間の短絡を抑制することができる。
脂層が第1,第2の電極が対向配置されているサーミス
タ素体面に形成されており、従って、サーミスタ素子の
耐湿性及び温度特性が高められると共に、第1,第2の
電極間の短絡を抑制することができる。
【0093】請求項7に記載の発明では、絶縁性樹脂層
が、第1,第2の電極が対向配置されているサーミスタ
素体面とは反対側のサーミスタ素体面にも形成されてい
るので、より一層耐湿性及び温度特性に優れたサーミス
タ素子を提供することができる。
が、第1,第2の電極が対向配置されているサーミスタ
素体面とは反対側のサーミスタ素体面にも形成されてい
るので、より一層耐湿性及び温度特性に優れたサーミス
タ素子を提供することができる。
【0094】請求項8に記載の発明では、第1,第2の
電極がサーミスタ素体の複数の面に形成されているの
で、同一のサーミスタ素体を用いて、抵抗特性の異なる
サーミスタ素子を容易に提供することができる。
電極がサーミスタ素体の複数の面に形成されているの
で、同一のサーミスタ素体を用いて、抵抗特性の異なる
サーミスタ素子を容易に提供することができる。
【0095】請求項9に記載の発明では、研磨によりサ
ーミスタ素体表面の平滑性が高められているので、素体
表面上のコンタクト層、さらにその上層の外部電極層は
凹凸が極めて少なく、平滑性に優れている。従って、バ
ンプ接合法を利用したプリント基板などへの請求項1〜
8に記載の発明に係るサーミスタ素子の表面実装接合の
信頼性をさらに効果的に高めることができる。
ーミスタ素体表面の平滑性が高められているので、素体
表面上のコンタクト層、さらにその上層の外部電極層は
凹凸が極めて少なく、平滑性に優れている。従って、バ
ンプ接合法を利用したプリント基板などへの請求項1〜
8に記載の発明に係るサーミスタ素子の表面実装接合の
信頼性をさらに効果的に高めることができる。
【図1】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施例に
係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
【図2】(a)〜(d)は、第1の実施例のサーミスタ
素子を得るための製造工程を説明するための模式的フロ
ー図。
素子を得るための製造工程を説明するための模式的フロ
ー図。
【図3】(a)〜(e)は、第1の実施例のサーミスタ
素子を得るための各構成を説明するための模式的フロー
図。
素子を得るための各構成を説明するための模式的フロー
図。
【図4】(a)及び(b)は、それぞれ、図3(b)及
び図(c)における状態の平面図。
び図(c)における状態の平面図。
【図5】図3(e)に示した状態を示す平面図。
【図6】(a)及び(b)は、本発明の第2の実施例に
係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の第3
の実施例に係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
の実施例に係るサーミスタ素子の側面図及び底面図。
【図8】(a)及び(b)は、本発明に係るサーミスタ
素子の変形例を示す側面図及び底面図。
素子の変形例を示す側面図及び底面図。
【図9】(a)及び(b)は、本発明に係るサーミスタ
素子の他の変形例を示す側面図及び底面図。
素子の他の変形例を示す側面図及び底面図。
【図10】本発明に係るサーミスタ素子のさらに他の変
形例を示す側面断面図。
形例を示す側面断面図。
【図11】実施例及び従来例のサーミスタ素子の高温放
置試験結果を示す図。
置試験結果を示す図。
【図12】実施例及び従来例のサーミスタ素子のバンプ
接合法による接合工程を説明するための斜視図。
接合法による接合工程を説明するための斜視図。
【図13】(a)及び(b)は、それぞれ、従来のサー
ミスタ素子の一例を示す斜視図及び断面図。
ミスタ素子の一例を示す斜視図及び断面図。
【図14】(a)及び(b)は、従来のサーミスタ素子
の他の例を示す側面図及び底面図。
の他の例を示す側面図及び底面図。
1…サーミスタ素子 2…サーミスタ素体 2a…下面 3,4…第1,第2の電極 3a,4a…コンタクト層 3b,4b…外部電極層 11…サーミスタ素子 12…サーミスタ素体 12a…下面 13,14…第1,第2の電極 13a,14a…コンタクト層 13b,14b…中間層 13c,14c…外部電極層 13d,14d…第2の中間層 15…絶縁性樹脂層 16…絶縁性樹脂層 21…サーミスタ素子 31…サーミスタ素子 41…サーミスタ素子 43,44…第1,第2の電極 43a,44a…コンタクト層 43b,44b…外部電極層 51…サーミスタ素子 53,54…第1,第2の電極 53a,54a…コンタクト層 53b,54b…外部電極層
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】なお、コンタクト層形成前に電極形成面2
aをダイヤモンド砥粒などを用いて研磨することにより
平滑度を向上させると、さらに外部電極面3b,3dは
凹凸が少なくなる。
aをダイヤモンド砥粒などを用いて研磨することにより
平滑度を向上させると、さらに外部電極面3b,3dは
凹凸が少なくなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】(第2の実施例)図6(a)及び(b)は、
本発明の第2の実施例に係るサーミスタ素子を示す側面
図及び底面図である。
本発明の第2の実施例に係るサーミスタ素子を示す側面
図及び底面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】(第3の実施例)図7(a)及び(b)は、
本発明の第3の実施例に係るサーミスタ素子を示す側面
図及び底面図である。
本発明の第3の実施例に係るサーミスタ素子を示す側面
図及び底面図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】本発明に係る実施例であるプリント回路基
板にバンプ実装したサーミスタ素子が、従来例であるプ
リント基板に半田法により実装したサーミスタ素子と比
較して、耐湿性が高められることを具体的な実験により
確かめた。
板にバンプ実装したサーミスタ素子が、従来例であるプ
リント基板に半田法により実装したサーミスタ素子と比
較して、耐湿性が高められることを具体的な実験により
確かめた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】第1の実施例に係るサーミスタ素子1を用
意し、Auバンプ接合方によりプリント回路基板に実装
した。
意し、Auバンプ接合方によりプリント回路基板に実装
した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】
【表1】
Claims (9)
- 【請求項1】 サーミスタ素体と、サーミスタ素体の一
面上において対向された第1,第2の電極とを有するサ
ーミスタ素子であって、 前記第1,第2の電極が、それぞれ、サーミスタ素体に
オーミック接触されており、かつ薄膜形成法により形成
されたコンタクト層と、第1,第2の電極が対向されて
いるサーミスタ素体面上においてのみコンタクト層上に
直接または間接に形成されており、かつAu、Ag、P
d、Pt、Sn及びこれらの合金からなる群から選択さ
れた金属により構成されている外部電極層とを備えるこ
とを特徴とする、サーミスタ素子。 - 【請求項2】 前記コンタクト層が、第1,第2の電極
の対向されているサーミスタ素体面にのみ形成されてい
る、請求項1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項3】 前記コンタクト層が、Ni、Cr、Cu
及びこれらの合金からなる群から選択した金属からな
る、請求項1または2に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項4】 前記コンタクト層と、前記外部電極層と
の間に形成されており、かつNi、Cu、Rh及びこれ
らの合金からなる群から選択した金属からなる中間層を
さらに備えることを特徴とする、請求項3に記載のサー
ミスタ素子。 - 【請求項5】 前記コンタクト層と前記中間層との間に
形成されており、かつAu、Ag、Pd、Pt、Sn及
びこれらの合金からなる群から選択した金属により構成
されている第2の中間層をさらに備えることを特徴とす
る、請求項4に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項6】 前記第1,第2の電極が対向されている
サーミスタ素体面において、前記第1,第2の電極が形
成されている部分以外のサーミスタ素体面を少なくとも
覆うように形成された絶縁性樹脂層をさらに備えること
を特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のサーミス
タ素子。 - 【請求項7】 前記絶縁性樹脂層が形成されているサー
ミスタ素体面とは反対側のサーミスタ素体面に第2の絶
縁性樹脂層が形成されている請求項6に記載のサーミス
タ素子。 - 【請求項8】 前記第1,第2の電極がサーミスタ素体
の複数の面に形成されている、請求項1〜7の何れかに
記載のサーミスタ素子。 - 【請求項9】 前記第1,第2の電極が形成されるサー
ミスタ素体面が平坦である、請求項1〜8の何れかに記
載のサーミスタ素子。
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