JPH10268510A - 螢光体分散感放射線性組成物 - Google Patents
螢光体分散感放射線性組成物Info
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- JPH10268510A JPH10268510A JP9085516A JP8551697A JPH10268510A JP H10268510 A JPH10268510 A JP H10268510A JP 9085516 A JP9085516 A JP 9085516A JP 8551697 A JP8551697 A JP 8551697A JP H10268510 A JPH10268510 A JP H10268510A
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Abstract
放射線照射、現像および焼成工程を経たのちでも、十分
な膜厚を有し、表示輝度の高い螢光面を形成しうる螢光
体分散感放射線性組成物を提供する。 【解決手段】 (イ)螢光体、(ロ)有機高分子バイン
ダー、(ハ)光架橋性のモノマーおよび/またはオリゴ
マー並びに(ニ)アクリジン誘導体を含む放射線ラジカ
ル発生剤を含有することを特徴とする螢光体分散感放射
線性組成物。
Description
線性組成物に関わり、さらに詳しくはプラズマディスプ
レイパネル等の螢光体表示デバイスにおける螢光面形成
用材料として好適な螢光体分散感放射線性組成物に関す
る。
は、大型パネルでありながら製造プロセスが容易であ
り、視野角が広く、自発光タイプであり表示品位が高い
等の特性を有し、フラットパネル表示デバイスの中で注
目されており、特にカラーPDPは、20インチ以上の
大型壁掛けTV用の表示デバイスとして、近い将来主流
になるものと期待されている。カラーPDPは、ガス放
電により紫外線を発生させ、その紫外線により螢光体を
発光させることにより、カラー表示を可能にするもので
あり、一般に、基板上に赤色発光用、緑色発光用および
青色発光用の3色の螢光面を設けて、各色の画素単位が
全体的に均一に混在した状態に構成されている。カラー
PDPをさらに具体的に説明すると、ガラス等からなる
基板の表面に、バリヤーリブと称される絶縁材からなる
複数の隔壁が設けられており、該隔壁によって多数の凹
所が区画され、該凹所内に螢光面が設けられるととも
に、該螢光面にプラズマを作用させる電極を配置するこ
とにより、それぞれの螢光面を画素単位とするものであ
る。このようなカラーPDPの製造方法としては、従
来、ペースト状の螢光体組成物を例えばスクリーン印刷
により、基板表面の画素単位領域毎に配置して螢光面を
形成するスクリーン印刷法と、感放射線性の螢光体組成
物層を形成し、マスクを介して例えば紫外線を照射した
のち、現像することにより、基板表面の画素単位領域毎
に螢光面を設けるフォトリソグラフィー法とが知られて
いる。とりわけフォトリソグラフィー法は、微細パター
ンの形成が容易であり、高性能カラーPDPの分野での
利用が期待されており、そのための螢光体分散感放射線
性組成物の開発が鋭意進められている。このような螢光
体分散感放射線性組成物は、螢光体を分散させたペース
ト状組成物であり、その例としては、ポリビニルアルコ
ールとジアゾニウム化合物や重クロム酸化合物との混合
物、ゼラチンと有機系硬化剤との混合物等のビヒクル中
に螢光体を分散させた組成物(特開平5−205632
号公報参照)が知られている。しかしながら、前記螢光
体分散感放射線性組成物を用いてPDP用螢光面を形成
する場合、組成物中に分散された螢光体が紫外線の透過
を阻害し、感放射線性樹脂成分の感度を著しく低下させ
るため、基板表面の凹所の底部にまで紫外線を有効に到
達させ、該樹脂成分を十分硬化させることが困難であ
り、その結果、引き続く現像および焼成工程を経たのち
に凹所内に残存する螢光体層の膜厚が薄くなり、十分な
表示輝度が得られないという問題があった。また、パタ
ーン形成時の最適現像時間の幅(現像マージン)が狭
く、実用的にPDP製造プロセスに乗せるのが困難であ
った。
おける前記問題点に鑑みてなされたものであり、その課
題は、パターン形成時の現像マージンが広く、かつ放射
線照射、現像および焼成工程を経たのちでも、十分な膜
厚を有し、表示輝度の高い螢光面を形成しうる螢光体分
散感放射線性組成物を提供することにある。
題は、(イ)螢光体、(ロ)有機高分子バインダー、
(ハ)光架橋性のモノマーおよび/またはオリゴマー並
びに(ニ)アクリジン誘導体を含む放射線ラジカル発生
剤を含有することを特徴とする螢光体分散感放射線性組
成物、によって達成される。
はなく、適宜のものを選定して使用することができる。
このような螢光体のうち、赤色発光用螢光体の代表例と
しては、Y2O3:Eu、Y2SiO5:Eu、Y3Al5O12:Eu、YVO4:
Eu、 (Y,Gd)BO3:Eu、 Zn3(PO4)2:Mn等を挙げることが
できる。これらの螢光体は、単独でまたは2種以上を混
合して使用することができる。また、緑色発光用螢光体
の代表例としては、 Zn2SiO4:Mn、 BaAl12O19:Mn、Ba
MgAl14O23:Mn、 LaPO4:(Ce,Tb) 、 Y3(Al,Ga)5O12:T
b等を挙げることができる。これらの螢光体は、単独で
または2種以上を混合して使用することができる。ま
た、青色発光用螢光体の代表例としては、Y2SiO5:Ce、
BaMgAl10O17:Eu、BaMgAl14O23:Eu、 (Ca,Sr,Ba)10(P
O4)6Cl2:Eu、Y2SiO5:Ce、(Zn,Cd)S : Ag等を挙げるこ
とができる。これらの螢光体は、単独でまたは2種以上
を混合して使用することができる。螢光体の使用量は、
(ロ)有機高分子バインダー100重量部に対して、通
常、10〜2000重量部、好ましくは20〜1500
重量部である。この場合、螢光体の使用量が10重量部
未満では、螢光面における螢光体密度が低くなり、十分
な表示輝度が得られず、一方2000重量部を超える
と、放射線非照射部に地汚れや膜残りを生じやすくな
る。
樹脂を用いることができるが、特にアルカリ可溶性樹脂
が好ましい。ここでいう「アルカリ可溶性」とは、後述
するアルカリ現像液によって溶解し、目的とする現像処
理が遂行される程度に溶解性を有する性質を意味する。
アルカリ可溶性樹脂の好ましい具体例としては、(メ
タ)アクリル系樹脂、ヒドロキシスチレン樹脂、ノボラ
ック樹脂等を挙げることができる。このようなアルカリ
可溶性樹脂のうち、特に好ましく用いられる樹脂の具体
例としては、下記するモノマー(A)とモノマー(B)
との共重合体、またはモノマー(A)、モノマー(B)
およびモノマー(C)の共重合体を挙げることができ
る。モノマー(A)は、有機高分子バインダーにアルカ
リ可溶性を付与するための成分であり、その例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン
酸、けい皮酸等のカルボキシル基含有モノマー類;(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−
ヒドロキシプロピル等の水酸基含有モノマー類;o−ヒ
ドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒド
ロキシスチレン等のフェノール性水酸基含有モノマー類
や、その他のアルカリ可溶性官能基含有モノマー類を挙
げることができる。これらのモノマー(A)は、単独で
または2種以上を混合して使用することができる。モノ
マー(B)は、有機高分子バインダーのアルカリ可溶性
を適宜調整するための成分であり、その例としては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリ
ル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸s
ec−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸ベン
ジル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
タニル(メタ)アクリレート等の、水酸基を含有しない
(メタ)アクリル酸エステル類;スチレン、α−メチル
スチレン等の芳香族ビニル系モノマー類;1,3−ブタ
ジエン、イソプレン等の共役ジエン類を挙げることがで
きる。これらのモノマー(B)は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。モノマー(C)
は、有機高分子バインダーに螢光体との相溶性を高める
等の特性を付与するための成分であり、その例として
は、ポリスチレン、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポ
リ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸
ベンジル等のポリマー鎖の一方の末端に、例えば(メ
タ)アクリロイル基等の重合性不飽和基を有するマクロ
モノマー類を挙げることができる。これらのモノマー
(C)は、単独でまたは2種以上を混合して使用するこ
とができる。前記共重合体中の繰返し単位として、モノ
マー(A)に由来する単量体単位の含有率は、共重合体
全体に対して、通常、5〜50重量%、好ましくは10
〜40重量%である。この場合、モノマー(A)に由来
する単量体単位の含有率が5重量%未満では、有機高分
子バインダーのアルカリ現像液への溶解性が低下し、放
射線非照射部に地汚れや膜残りが生じやすくなる傾向が
あり、一方50重量%を超えると、有機高分子バインダ
ーのアルカリ現像液への溶解性が過大となり、螢光面が
基板から脱落しやすくなる傾向がある。これらの有機高
分子バインダーのゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー(GPC、キャリアー:テトラヒドロフラン)によ
るポリスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」と
いう。)は、通常、10,000〜1,000,00
0、好ましくは20,000〜700,000である。
この場合、有機高分子バインダーのMwが10,000
未満では、最適現像をもたらす現像時間の幅が狭くな
り、現像マージンが小さくなりがちであり、一方1,0
00,000を超えると、現像後の放射線照射部周辺に
スカムが発生しやすく、パターンエッジのシャープさが
不足しがちとなり、さらに放射線非照射部に地汚れや膜
残りが生じやすくなる傾向がある。
機高分子バインダーとしては、例えば、ポリビニルアル
コール、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル
類、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル・メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピル・エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン
等を挙げることができる。本発明において、有機高分子
バインダーは、単独でまたは2種以上を混合して使用す
ることができる。
ー 本発明における光架橋性のモノマーおよびオリゴマーと
しては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリ
コール等のアルキレングリコールのジ(メタ)アクリレ
ート類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコールのジ(メタ)アク
リレート類;グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリス
ヒドロキシエチルフォスフェート等の多価ヒドロキシ化
合物の多価(メタ)アクリレート類;ポリエステル、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキド樹脂、シリコーン
樹脂、スピラン樹脂等のオリゴ(メタ)アクリレート
類;両末端ヒドロキシポリブタジエン、両末端ヒドロキ
シポリイソプレン、両末端ヒドロキシポリカプロラクト
ン等の両末端ヒドロキシル化重合体のジ(メタ)アクリ
レート類;4−(メタ)アクリロイルフェニルシンナモ
イルエステルの(共)重合樹脂;4−アジドベンズアル
デヒドとポリビニルアルコール、フェノールノボラック
樹脂等の水酸基含有樹脂との縮合物等を挙げることがで
きる。これらの光架橋性のモノマーおよびオリゴマーの
うち、特に多価ヒドロキシ化合物の多価(メタ)アクリ
レート類、具体的にはトリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチル
フォスフェート等が好ましい。これらの光架橋性のモノ
マーおよびオリゴマーは、それぞれ単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。光架橋性のモノマ
ーおよび/またはオリゴマーの使用量は、(ロ)有機高
分子バインダー100重量部に対して、好ましくは5〜
500重量部、特に好ましくは20〜200重量部であ
る。この場合、光架橋性のモノマーおよび/またはオリ
ゴマーの使用量が5重量部未満では、螢光面が基板から
脱落しやすくなり、一方500重量部を超えると、放射
線非照射部に地汚れや膜残りが生じやすくなる傾向があ
る。
導体を必須成分として含むものである。前記アクリジン
誘導体としては、例えば、9−メチルアクリジン、9−
エチルアクリジン、9−n−プロピルアクリジン、9−
i−プロピルアクリジン、9−n−ブチルアクリジン、
9−t−ブチルアクリジン、1,5−ビス(9−アクリ
ジニル)ヘプタン、1,6−ビス(9−アクリジニル)
ヘキサン、1,7−ビス(9−アクリジニル)ヘプタ
ン、1,8−ビス(9−アクリジニル)オクタン等の9
−アルキル置換アクリジン類;9−フェニルアクリジ
ン、9−o−トリルアクリジン、9−m−トリルアクリ
ジン、9−p−トリルアクリジン等の9−アリール置換
アクリジン類;9−ベンジルアクリジン、9−フェネチ
ルアクリジン等の9−アラルキル置換アクリジン類や、
9−ヒドロキシアクリジン、9−クロロアクリジン、9
−ブロモアクリジン、9−ニトロアクリジン、9−アミ
ノアクリジン、9−ジメチルアミノアクリジン等のその
他の9−置換アクリジン誘導体のほか、1−メチルアク
リジン、4−メチルアクリジン、2,3−ジメチルアク
リジン、1−フェニルアクリジン、4−フェニルアクリ
ジン、1−ベンジルアクリジン、4−ベンジルアクリジ
ン、1−クロロアクリジン、2,3−ジクロロアクリジ
ン、2,3−ジメチルアミノアクリジン等を挙げること
ができる。これらのアクリジン誘導体のうち、9−置換
アクリジン誘導体が好ましく、特に1,7−ビス(9−
アクリジニル)ヘプタン、9−フェニルアクリジン等が
好ましい。前記アクリジン誘導体は、単独でまたは2種
以上を混合して使用することができる。本発明における
アクリジン誘導体の使用量は、(ハ)光架橋性のモノマ
ーおよび/またはオリゴマー100重量部に対して、通
常、5〜500重量部、好ましくは10〜400重量部
である。この場合、アクリジン誘導体の使用量が5重量
部未満では、放射線照射により十分架橋反応を進行させ
ることができず、画素パターンにアンダーカットが生じ
るおそれがあり、また現像マージンも狭くなる傾向があ
り、一方500重量部を超えると、現像時に画素が基板
から脱落するおそれがあり、また放射線非照射部に地汚
れや膜残りを生じやすくなる傾向がある。
ン誘導体とともに、その他の放射線ラジカル発生剤を併
用することもできる。このようなその他の放射線ラジカ
ル発生剤としては、例えば、カルボニル化合物、アゾ化
合物、アジド化合物、メルカプタン化合物、トリハロメ
タン化合物、ビイミダゾール化合物等を挙げることがで
きる。前記カルボニル化合物としては、例えば、ベンジ
ル、ベンゾイン、2−ヒドロキシ−1−メチル−1−フ
ェニルプロパノン−1、1−(4−i−プロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノン−1、4
−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロ
キシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、ビス(2,6−ジメトキシベンゾ
イル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィン
オキサイド、ベンゾインチオ−i−ブチルエーテル、2
−メチル−[ 4−(メチルチオ)フェニル ]−2−モル
フォリノ−1−プロパノン−1、2−ベンジル−2−ジ
メチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタ
ノン−1、ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノ
ベンゾフェノン、2,4−ジエチルチオキサントン等を
挙げることができる。これらのカルボニル化合物は、単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
前記アゾ化合物あるいはアジド化合物としては、例え
ば、4−アジドベンズアルデヒド、4−アジドアセトフ
ェノン、4−アジドベンザルアセトフェノン、4−アジ
ドベンザルアセトン、アジドピレン、4−ジアゾジフェ
ニルアミン、4−ジアゾ−4’−メトキシジフェニルア
ミン、4−ジアゾ−3’−メトキシジフェニルアミン、
ジアジドカルコン、2,6−ビス(4’−アジドベンザ
ル)シクロヘキサノン、2,6−ビス(4’−アジドベ
ンザル)−4−メチルシクロヘキサノン、1,3−ビス
(4’−アジドベンザル)−2−プロパノン、1,3−
ビス(4’−アジドシンナミリデン)−2−プロパノ
ン、4,4’−ジアジドスチルベン等を挙げることがで
きる。これらのアゾ化合物およびアジド化合物は、単独
でまたは2種以上を混合して使用することができる。前
記メルカプタン化合物としては、例えば、2−メルカプ
トベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾー
ル、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプ
ト−4(3H)−キナゾリン等を挙げることができる。
これらのメルカプタン化合物は、単独でまたは2種以上
を混合して使用することができる。前記トリハロメタン
化合物としては、例えば、1,3−ビス(トリクロロメ
チル)−5−(2’−クロロフェニル)−s−トリアジ
ン、1,3−ビス(トリクロロメチル)−5−(4’−
クロロフェニル)−s−トリアジン、1,3−ビス(ト
リクロロメチル)−5−(2’−メトキシフェニル)−
s−トリアジン、1,3−ビス(トリクロロメチル)−
5−(4’−メトキシフェニル)−s−トリアジン等を
挙げることができる。これらのトリハロメタン化合物
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。前記ビイミダゾール化合物としては、例えば、
2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,
5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾー
ル、2,2’−ビス(2,4−ジクロロフェニル)−
4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイ
ミダゾール、2,2’−ビス(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4,4’,5,5’−テトラキス(4−メトキシ
カルボニルフェニル)−1,2’−ビイミダゾール等を
挙げることができる。これらのビイミダゾール化合物
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。本発明におけるその他の放射線ラジカル発生剤の
合計使用量は、アクリジン誘導体の重量に対して、2倍
以下であることが好ましい。
(ニ)成分以外に、必要に応じて、熱硬化性樹脂、熱硬
化性樹脂用硬化触媒、密着促進剤、充填剤、界面活性
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤等の各種添
加剤を含有することもできる。前記熱硬化性樹脂として
は、例えば、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、
アニリン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、アクリレート樹脂等を挙げることができる。また、
熱硬化性樹脂用硬化触媒としては、例えば、エポキシ樹
脂に対しては、多価アミン類、酸無水物類、フッ化アン
チモン化合物等を挙げることができ、メラミン樹脂、尿
素樹脂あるいはアニリン樹脂に対しては、アンモニウム
塩類、アルコールアミン類、金属塩類、有機酸類等を挙
げることができ、不飽和ポリエステル樹脂に対しては、
ベンゾイルパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキ
シド等の過酸化物類を挙げることができ、さらにアクリ
レート樹脂に対しては、アゾイソブチロニトリル、アゾ
イソバレロニトリル等のアゾ化合物;p,p’−ジメト
キシベンジル、p,p’−ジクロロベンジル等のベンジ
ル化合物;2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2
−ジメチル−2−ヒドロキシアセトフェノン等のアセト
フェノン類等を挙げることができる。前記密着促進剤と
しては、例えば、ビニルトリメトキシラン、ビニルトリ
エトキシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキ)シ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピル
メチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等
を挙げることができる。前記充填剤としては、例えば、
低融点ガラス、アルミナ、シリカ等を挙げることができ
る。前記界面活性剤としては、例えば、ノニオン系界面
活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤
等を挙げることができる。前記酸化防止剤としては、例
えば、2,2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,6−ジ−t−ブチルフェノール等を
挙げることができる。前記紫外線吸収剤としては、例え
ば、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコ
キシベンゾフェノン等を挙げることができる。前記凝集
防止剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリエチレングリコール等を挙げることができる。その
ほか、硬化促進剤、無機顔料、有機顔料、染料を配合す
ることもできる。前記各添加剤は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。
あるいは(イ)螢光体以外の成分を適当な溶媒に溶解し
た液状組成物として使用される。前記溶媒としては、例
えば、エーテル類、エステル類、エーテルエステル類、
ケトン類、ケトンエステル類、アミド類、アミドエステ
ル類、ラクタム類、ラクトン類、スルホキシド類、スル
ホン類、(ハロゲン化)炭化水素類等を挙げることがで
き、より具体的には、テトラヒドロフラン、アニソー
ル、ジオキサン、エチレングリコールモノアルキルエー
テル類、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル
類、ジエチレングリコールジアルキルエーテル類、プロ
ピレングリコールモノアルキルエーテル類、プロピレン
グリコールジアルキルエーテル類、酢酸エステル類、ヒ
ドロキシ酢酸エステル類、アルコキシ酢酸エステル類、
プロピオン酸エステル類、ヒドロキシプロピオン酸エス
テル類、アルコキシプロピオン酸エステル類、乳酸エス
テル類、エチレングリコールモノアルキルエーテルアセ
テート類、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル
アセテート類、プロピレングリコールモノアルキルエー
テルアセテート類、環式または非環式ケトン類、アセト
酢酸エステル類、ピルビン酸エステル類、N,N−ジア
ルキルホルムアミド類、N,N−ジアルキルアセトアミ
ド類、N−アルキルピロリドン類、γ−ラクトン類、ジ
アルキルスルホキシド類、ジアルキルスルホン類、ター
ピネオール類等や、エタノールと水との混合物等を挙げ
ることができる。これらの溶媒は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。溶媒の使用量は、
本発明の螢光体分散感放射線性組成物の全固形分100
重量部に対して、通常、5〜1000重量部、好ましく
は10〜500重量部である。
前記(イ)〜(ニ)成分を、必要に応じて使用される前
記添加剤や溶媒とともに、例えば、ボールミル、ペブル
ミル、シェーカー、ホモジナイザー、三本ロール、サン
ドミル等の混合機を用いて混合することにより調製する
ことができる。本発明の螢光体分散感放射線性組成物
は、プラズマディスプレイパネル等の螢光体表示デバイ
スの螢光面の形成に極めて好適に使用することができ
る。プラズマディスプレイパネルは、例えば、ガラス基
板等の基板上に放電空間を区画する隔壁と表示用電極を
有し、隣接する隔壁間の凹所内に、本発明の螢光体分散
感放射線性樹脂組成物からなる螢光体層が、例えばスク
リーン印刷等により充填され、マスクを介して該螢光体
層に光を照射し、現像したのち、焼成処理を行うことに
より螢光面が形成される。プラズマディスプレイパネル
を製造する際に使用される放射線としては、例えば、可
視光、紫外線、遠紫外線等が好ましい。放射線照射量等
の照射条件は、組成物の配合組成に応じて適宜選定され
る。また、焼成処理の条件は、加熱温度が、通常、30
0〜800℃、好ましくは400〜600℃であり、ま
た加熱時間は、通常、1〜360分、好ましくは10〜
240分である。プラズマディスプレイパネルを製造す
る際に使用される現像液としては、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、テトラメチ
ルアンモニウムハイドロキサイド等のアルカリ性化合物
の水溶液や、水等を挙げることができるが、アルカリ性
化合物の水溶液が好ましい。前記アルカリ性化合物の水
溶液の濃度は、通常、0.005〜5重量%、好ましく
は0.01〜3重量%である。また、アルカリ性化合物
の水溶液からなる現像液には、例えばメタノール、エタ
ノール等の水溶性有機溶剤や界面活性剤等を適量添加す
ることもできる。なお、アルカリ性水溶液からなる現像
液を使用する場合には、一般に、現像後水洗する。本発
明の螢光体分散感放射線性組成物は、螢光体表示デバイ
スの螢光面を形成する際の現像マージンが広く、工業的
に有利である。しかも、本発明の螢光体分散感放射線性
組成物から形成される螢光体層は、膜厚が30μm程度
であっても、放射線照射により膜深部に到るまで全体を
均質に硬化させることができ、膜厚が厚く、表示輝度の
高い螢光面を形成することができる。
実施の形態をさらに具体的に説明する。但し、本発明
は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。以
下の「%」および「部」は、重量に基づく。 合成例1 N−メチル−2−ピロリドン 100部 メチルメタクリレート 70部 メタクリル酸 30部 アゾイソブチロニトリル 1部 の混合物を、攪拌機付オートクレーブに仕込み、室温で
均一になるまで攪拌したのち、80℃に昇温した。次い
で80℃で3時間重合し、さらに100℃で2時間重合
したのち、室温まで冷却して、ポリマー溶液を得た。重
合中は、窒素による空気遮断と攪拌を継続した。得られ
たポリマー(これを、「ポリマーa」とする。)は、重
合収率が98%であり、東ソー(株)製GPC(商品名
HLC−802A)により測定したMwが100,00
0であった。
上に、下記に示す螢光体分散感放射線性組成物を、スク
リーン印刷により塗布したのち、110℃のクリーンオ
ーブン内で乾燥して、螢光体層を形成した。螢光体分散感放射線性組成物 ・螢光体 (Y,Gd)BO3:Eu (赤色) 40部 ・有機高分子バインダー ポリマーa(合成例1) 4部 ・光架橋性モノマー ペンタエリスリトールトリアクリレート 4部 ・放射線ラジカル発生剤 1,7−ビス(9−アクリジニル)ヘプタン 1部 ・溶媒 N−メチル−2−ピロリドン 20部 得られた螢光体層は、リブの側面および底に均一に約3
0μmの膜厚で形成されていた。この螢光体層に対し
て、マスクを介し、超高圧水銀灯により紫外線(i線、
波長365nm)を200mJ/cm2 の照射量で照射
した。次いで、0.05%の水酸化カリウム水溶液(p
H11.7)で2分間現像を行い、続いて超純水により
1分間シャワー洗浄を行って、紫外線非照射部の螢光体
層を除去したのち、空気中で乾燥した。この時の現像マ
ージンは、45秒であった。その後、230℃のクリー
ンオーブン内で30分間加熱後、さらに500℃の焼成
炉内で30分間焼成処理を行って、発光用螢光面を形成
し、プラズマディスプレイパネルを作製した。得られた
プラズマディスプレイパネルは、ガラス基板上と隔壁側
面に膜厚が約30μmの均一な螢光面が形成されてお
り、十分な厚さを有し、作動時に高い表示輝度を示し
た。以上の結果を表1に示す。
同様にして、螢光体分散感放射線性組成物の調製および
プラズマディスプレイパネルの作製を行った。実施例3
の放射線ラジカル発生剤のうち、成分αは、2,2’−
ビス(2,4−ジクロロフェニル)−4,4’,5,
5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾールであ
る。この時の現像マージンは、それぞれ1分、1分、5
0秒であった。 得られたプラズマディスプレイパネル
は、ガラス基板上と隔壁側面に膜厚がいずれも約30μ
mの均一な螢光面が形成されており、十分な厚さを有
し、作動時に高い表示輝度を示した。以上の結果を表1
に示す。
同様にして、螢光体分散感放射線性組成物の調製および
プラズマディスプレイパネルの作製を行った。この時の
現像マージンは、それぞれ50秒、45秒であった。得
られたプラズマディスプレイパネルは、ガラス基板上と
隔壁側面に膜厚がいずれも約30μmの均一な螢光面が
形成されており、十分な厚さを有し、作動時に高い表示
輝度を示した。以上の結果を表2に示す。
同様にして、螢光体分散感放射線性組成物の調製および
プラズマディスプレイパネルの作製を行った。その結
果、比較例1の場合、現像マージンは5秒であった。し
かも、紫外線非照射部の膜残りが著しく、螢光面の膜厚
は約5μmで、十分な膜厚が得られず、作動時の表示輝
度も不十分であった。また、比較例2の場合、現像マー
ジンは10秒であった。しかも、螢光体層の一部が現像
中に流失して、螢光面の膜厚が約3μmとなり、十分な
膜厚が得られず、作動時の表示輝度も不十分であった。
以上の結果を表2に示す。
は、従来の螢光体分散感放射線性組成物に比べて、パタ
ーン形成時の現像マージンが広く、かつ膜厚が厚く、表
示輝度の高い螢光面を形成することができ、したがっ
て、今後ますます進行するとみられるプラズマディスプ
レイパネル等の螢光体表示デバイスの大型化および高精
密化の進展に資するところが大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)螢光体、(ロ)有機高分子バイン
ダー、(ハ)光架橋性のモノマーおよび/またはオリゴ
マー並びに(ニ)アクリジン誘導体を含む放射線ラジカ
ル発生剤を含有することを特徴とする螢光体分散感放射
線性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08551697A JP3814926B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 螢光体分散感放射線性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08551697A JP3814926B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 螢光体分散感放射線性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10268510A true JPH10268510A (ja) | 1998-10-09 |
| JP3814926B2 JP3814926B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=13861084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08551697A Expired - Fee Related JP3814926B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 螢光体分散感放射線性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3814926B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160086739A (ko) * | 2015-01-09 | 2016-07-20 | 삼성디스플레이 주식회사 | 감광성 수지 조성물, 이를 이용한 색변환 패널 및 표시 장치 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP08551697A patent/JP3814926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160086739A (ko) * | 2015-01-09 | 2016-07-20 | 삼성디스플레이 주식회사 | 감광성 수지 조성물, 이를 이용한 색변환 패널 및 표시 장치 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3814926B2 (ja) | 2006-08-30 |
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