JPH11277680A - ホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材 - Google Patents

ホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材

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JPH11277680A
JPH11277680A JP10560698A JP10560698A JPH11277680A JP H11277680 A JPH11277680 A JP H11277680A JP 10560698 A JP10560698 A JP 10560698A JP 10560698 A JP10560698 A JP 10560698A JP H11277680 A JPH11277680 A JP H11277680A
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JP
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formaldehyde
wood
sheet
layer
decorative sheet
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JP10560698A
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Yoshiaki Horio
義明 堀尾
Osamu Takahashi
修 高橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤により結合される木質系基材、または
基材との接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対
し、有害なホルムアルデヒドの捕捉機能を持ち、木質系
基材内部にホルムアルデヒドが蓄積することがなく、し
たがって平面及び側面部からのホルムアルデヒドの放出
の少ない木質系部材を提供することにある。 【解決手段】 平板状の木質系基材の上下面の少なくと
も1つの面及び4つの側面の1乃至2面に化粧シートを
貼着した木質系部材において、前記木質系部材の前記化
粧シートを貼着した以外の前記木質系基材が表出してい
る面にホルムアルデヒド放出抑制層が設けられているホ
ルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材とすることで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築内装材、階
段、扉等の建具、本箱、食器棚、下駄箱等の家具類に用
いられる木質系部材に関するものであり、芯材、基板等
の木質系基材から放出されるホルムアルデヒドの放出量
を低減した木質系部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本箱、食器棚、サイドボード、下
駄箱等の家具類の棚板は、木材合板、木質繊維板、パー
チクルボード等の木質系基材の上面、または上下面及び
側面の家具類の前面部になる側面に突板、メラミン化粧
板、ポリエステル化粧板、ポリ塩化ビニル化粧シート、
薄葉紙化粧シート等を貼合せたものが殆どであった。こ
れらの木材合板、木質繊維板、パーチクルボード等の木
質系基材は、接着剤によって結合されており、この接着
剤としては接着性能やコストの点から尿素系、メラミン
系あるいはフェノール系樹脂の接着剤を用いることが多
い。ところが、これらの接着剤には遊離のホルムアルデ
ヒドが含まれており、また、樹脂の分解によってホルム
アルデヒドが遊離してくる。ホルムアルデヒドは強い刺
激臭、いわゆるホルマリン臭を有する有毒物質であり、
上記の基材はこのホルムアルデヒドを放出し、衛生環境
を損なうことになるものである。
【0003】そこで、これらの木質系基材からのホルム
アルデヒドの放出を防止する方法として数多くの提案が
なされている。例えば、酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、ホルムアルデヒ
ドを捕捉する尿素を添加した尿素樹脂接着剤を用いる等
の対策がとられているが、ホルムアルデヒドを含まない
樹脂は接着力が弱いため、合板の場合には層間の接着力
が不十分になるという問題点があり、木質繊維板の場合
には強度等の物性が変わってしまうという問題があり、
ホルムアルデヒド捕捉剤を接着剤に添加して使用する
と、価格が高くなる上に、出来上がったものの物性が変
わる恐れがあるという問題があった。また、基材に化粧
シートを貼着する接着剤からもホルムアルデヒドが放出
される恐れがあるという問題もあった。
【0004】また、棚板等に用いられる木質系部材の木
質系基材の表出する側面部(木口)4面全部にエッジテ
ープ等の化粧材を貼付けた場合には、表面側へのホルム
アルデヒドの放出は抑制されるがコストアップになると
いう欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、接着剤により結合される木質系基材、または基材と
の接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対し、有害
なホルムアルデヒドの捕捉機能を持ち、木質系基材内部
にホルムアルデヒドが蓄積することがなく、したがっ
て、平面及び側面部からのホルムアルデヒドの放出の少
ない木質系部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、平板状の木質系基材の上下面の
少なくとも1つの面及び4つの側面の1つないし2つの
面に化粧シートを貼着した木質系部材において、前記木
質系部材の前記化粧シートを貼着した以外の面にホルム
アルデヒド放出抑制層が設けられたものとすることであ
る。この構成とすることにより、木質系基材が表出して
いる木質系部材から揮散するホルムアルデヒドは、ホル
ムアルデヒド放出抑制層により捕捉、吸着されるため、
木質系部材の表面側へホルムアルデヒドが放出されるこ
とが非常に少なくなるものである。
【0007】また、平板状の木質系基材の4つの側面全
てにホルムアルデヒド放出抑制層が設けられているもの
とすることで、木質系部材から揮散するホルムアルデヒ
ドの表面側への放出を抑制する効果がより高いものとな
る。
【0008】また、ホルムアルデヒド放出抑制層をホル
ムアルデヒド捕捉剤を含有する樹脂溶液を塗工すること
により形成するものとすることで、生産工程が簡略化さ
れ、生産効率、歩留りが良くなり、また材料費が安くな
るために安価な木質系部材となる。
【0009】また、化粧シートがホルムアルデヒドを透
過させにくいシート、あるいは、ホルムアルデヒド捕捉
性を有するシートからなるものである。。そうすること
で、木質系基材から発生するホルムアルデヒドは、ホル
ムアルデヒドを透過させにくいシートによって放出は遮
断され、ホルムアルデヒド捕捉性を有するシートでは、
シートに設けられたホルムアルデヒド捕捉剤によって捕
捉、吸着するため表面側からホルムアルデヒドが放出さ
れることがすくなく、また木質系部材内部にホルムアル
デヒドが蓄積することのないものとなる。よってホルム
アルデヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなる
ものである。
【0010】さらに、前記化粧シートが木質系基材の周
囲の2つの側面を含む3面を連続して覆うように貼着さ
れるとともに、少なくとも残りの2つの側面に前記ホル
ムアルデヒド放出抑制層が設けられているものとするこ
とで、いわゆるラッピング加工と呼ばれる木質系部材か
らのホルムアルデヒドが揮散することも非常に少なくな
り、木口からのホルムアルデヒドの放出を安価に抑える
ことが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明のホルム
アルデヒド捕捉性を有する木質系部材の第一の実施形態
の積層構成を示す斜視図、図2は図1のイ−イ断面図、
図3は本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系
部材の第二の実施形態の積層構成を示す斜視図であり、
1、10はホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部
材、2は木質系基材、3は化粧シート、3aはホルムア
ルデヒドを透過させにくいシート、3bはホルムアルデ
ヒドを透過させやすいシート、3cはホルムアルデヒド
捕捉性を有するシート、4はホルムアルデヒド放出抑制
層、5はホルムアルデヒド捕捉層、6、6’は装飾処理
層、7は接着剤層、Aは表面シート、Bは裏面シート、
Cは側面シートをそれぞれ表す。
【0012】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する
木質系部材の第一の実施形態の木質系部材1は図1に示
すように、平板状の木質系基材2の1つの面(上面)に
化粧シート3(表面シートA)を、もう1つの面(下
面)にも化粧シート3(裏面シートB)を貼合せ、表出
している4つの側面の1つの側面に化粧シート3(側面
シートC)を貼着し、残りの3つの側面にホルムアルデ
ヒド放出抑制層4が設けられたものである。その断面
(イ−イ断面)構成は例えば、図2に示すように、表面
シートAとして装飾処理層6を設けたホルムアルデヒド
を透過させにくいシート3aと、裏面シートBとしてホ
ルムアルデヒドを透過させやすいシート3bにホルムア
ルデヒド捕捉層5を設けたホルムアルデヒド捕捉性を有
するシート3cのホルムアルデヒド捕捉層5を設けてな
い面に装飾処理層6’を設けたシート、側面シートCと
してホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aの表
面に装飾処理層6を設けたシートとを、それぞれその装
飾処理層6、6’が表面から見えるように接着剤層7を
介して貼合せ、さらに側面シートCを貼着していない側
面にホルムアルデヒド放出抑制層4が設けられたもので
ある。
【0013】このような構成とすることにより、木質系
部材1の表面側は表面シートAのホルムアルデヒドを透
過させにくいシート3aによって放出は遮断され、また
裏面側は裏面シートBのホルムアルデヒド捕捉層5によ
り、木質系基材2より発生するホルムアルデヒドを捕
捉、吸着することができる。また、木質系基材2が表出
している木質系部材1の側面部においても、1つの面は
ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aからなる
側面シートCによって木質系基材2より発生するホルム
アルデヒドの放出は遮断され、その他残りの側面はホル
ムアルデヒド放出抑制層4によりホルムアルデヒドは捕
捉、吸着されるため木質系基材2の表面への放出は非常
に少ないものとなる。よってホルムアルデヒドによる刺
激臭がすることの非常に少なくなるものである。また、
表面シートA、裏面シートB、側面シートCのそれぞれ
のシートには、必要に応じて、ホルムアルデヒド捕捉層
や装飾処理層を設ければ良いものである。
【0014】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する
木質系部材1に用いられる化粧シート3の積層構成は、
ホルムアルデヒドを透過させにくいシートの上面に装飾
処理層を設けた構成、或いは、ホルムアルデヒドを透過
させにくいシートの少なくとも1つの面にホルムアルデ
ヒド捕捉層を設けた構成や、ホルムアルデヒドを透過し
やすいシートの少なくとも1つの面にホルムアルデヒド
捕捉層を設けた構成として必要に応じて装飾処理層を設
けたものとしても良いものである。このような構成とす
ることで、木質系部材1に用いられる木質系基材2から
放出されるホルムアルデヒドは、木質系部材1の表面側
には、ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aに
て遮断、または、ホルムアルデヒド捕捉層5によって捕
捉、吸着され、さらに残りの側面からはホルムアルデヒ
ド捕捉剤を含有した樹脂溶液を塗工して形成されたホル
ムアルデヒド放出抑制層4によって捕捉、吸着されるた
めに、木質系部材内部に蓄積することがなく、従って、
表面への放出は非常に少ないものとなる。
【0015】本発明に用いられる木質系基材2として
は、ホルムアルデヒド発散性樹脂を層間の接着剤として
用いた木材合板(所謂集成材も含む)、ホルムアルデヒ
ド発散性樹脂をバインダーとするパーティクルボード又
は木質繊維板(MDF等)があり、その他に、本発明に
おいては、ホルムアルデヒド発散性樹脂単体、ホルムア
ルデヒド発散性樹脂を繊維質材料と混練又は含浸して複
合化したもの(広義のFRP)等も用いることができ
る。
【0016】本発明に用いられる化粧シート3の基材シ
ートとしては、ホルムアルデヒドを透過させにくいシー
ト3aあるいは、ホルムアルデヒドを透過させやすいシ
ート3bからなり、ホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3aとしては、ポリエチレンフイルム、ポリプロ
ピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム、ポリカーボネートフイル
ム、アクリル樹脂フイルム、ナイロンフイルム、ポリス
チレンフイルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フイル
ム、エチレンビニルアルコール共重合体フイルム等の単
層或いは2層以上の積層構造のものを用途に応じて選択
使用される。ここではインキの付着性の良さ、強度の高
さ、成形の容易さ等を考慮してポリプロピレンフイル
ム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム等の熱可塑性樹脂フイルム、および薄葉
紙、紙間強化紙、混抄紙等の2枚の薄紙をポリエチレン
樹脂等の熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接
着した複合紙等が用いられ、その表面にインキで木目等
の装飾処理層6を印刷したものを用いている。またホル
ムアルデヒドを透過させやすいシート3bとしては、例
えば、薄葉紙、紙間強化紙、混抄紙、晒クラフト紙、チ
タン紙等が挙げられる。
【0017】本発明で使用可能なホルムアルデヒド捕捉
剤としては、主に有機アミノ化合物があり、この化合物
はホルムアルデヒドと容易に反応し、その生成物がホル
ムアルデヒドを解離せず、無害で安定な物質であって、
例えば、ジシアンジアミド、尿素等のアミド類、エチレ
ン尿素、プロピレン尿素、5−ヒドロキシプロピレン尿
素、5−メトキシプロピレン尿素、5−メチルプロピレ
ン尿素、パラバン酸(グリオキザールモノウレイン)、
4,5−ジメトキシエチレン尿素等の環状アルキレン尿
素、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン等の飽和環状
第二アミン、2−ヒドラゾベンゾチアゾールもしくはそ
の誘導体、スルファニル酸等のアミン類、酸イミド類な
どが挙げられる。また、必要に応じて水酸化アンモニウ
ムを添加してもよく、さらには、上記のホルムアルデヒ
ド捕捉剤をシリカ、タルク、クレー、ゼオライト、セピ
オライト等の無機質系粉末に担持させたものとして用い
ることも可能である。
【0018】また、ホルムアルデヒド放出抑制層4、及
び、ホルムアルデヒド捕捉層5は、上記したホルムアル
デヒド捕捉剤を含有する塗工液を通常のロールコータ
ー、ナイフコーター、グラビアコーター、スプレー等の
塗装機を用いて、又は、刷毛塗り、タンポ塗り等で木質
系基材2、ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3
a、あるいはホルムアルデヒドを透過させやすいシート
3bなどの基体シートに塗工することにより形成するこ
とができ、前記塗工液は 硝化綿/アルキッド系樹脂、
セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、エ
ステル系樹脂、ウレタン系樹脂等の溶剤タイプやエマル
ジョンタイプのビヒクルに前記ホルムアルデヒド捕捉剤
の1種あるいはそれ以上と添加剤等を任意に加えて混練
りすることによって得ることができる。
【0019】また、化粧シート3には、顔料又は染料の
練り込みによる着色インキによる着色ベタ層、例えば、
木目、石目、布目、皮絞等の模様を現出する絵柄印刷層
及びこれらの印刷層を保護するための透明樹脂層等の装
飾処理層6がグラビア印刷、オフセット印刷、スクリー
ン印刷等の通常印刷方式によって形成されている。装飾
処理層6を形成する印刷インキは、硝化綿/アルキッド
系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、アクリルポリオール系樹脂等の溶剤系バイン
ダー用樹脂を利用したものが用いられる。また、装飾処
理層6、好ましくは着色インキによる着色ベタ層に、上
記ホルムアルデヒド捕捉層5を形成するのと同様にホル
ムアルデヒド捕捉剤を含有させることにより、ホルムア
ルデヒド捕捉効果を奏するようにすることも可能であ
り、特に図2に示すような裏面シートBに於ける装飾処
理層6’にホルムアルデヒド捕捉剤を含有させることに
より、屋内に存在する他の部材から発生するホルムアル
デヒドを捕捉、吸着するため、屋内に存在するホルムア
ルデヒド(気中のホルムアルデヒド)の量を少なく、あ
るいは無くすることもできるものである。
【0020】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する
木質系部材の第二の実施形態の木質系部材10の斜視図
を図3に示す。以下、既に説明した構成要素と同一の符
号によって表記し、重複する説明は省略する。本実施形
態のホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材10
は、木質系基材2の周囲の少なくとも2つの側面を含む
3面を化粧シート3によって連続して覆うように貼着
し、2つの側面にホルムアルデヒド放出抑制層4を設け
た構成とされる。木質系基材2の下面の化粧シート3の
貼着されてない部分8は、例えば、窓枠材、ドア、扉の
枠材等のように他の部材と貼着されて用いられるため
に、表出することがないので、ホルムアルデヒド放出抑
制層を特に設ける必要はなく、木質系基材2より揮散す
るホルムアルデヒドが木質系部材10の表面側に放出さ
れることを非常に少なくすることができるものである。
また、図1(或いは図2)における下面側も同様であ
り、用途によっては同じ構成としても構わないものであ
り、さらには、説明を行わなかったがホルムアルデヒド
放出抑制層を設けることにより、効果がより大きくなる
のは勿論のことである。
【0021】上記木質系部材の実施形態において、各木
質系基材2への貼合せ方法としては、例えば、(1)接
着剤を間に介して板状基材に加圧ローラーで加圧して積
層する方法、(2)基材の表面に化粧シートを間に接着
剤層を介して対向乃至は載置し、基材側から真空吸引に
よる圧力差により化粧シートを基材面に積層する方法、
(3)円柱、多角柱等の柱状基材の長軸方向に、化粧シ
ートを間に接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの
異なるローラーにより柱状体を構成する複数の側面に順
次化粧シートを加圧接着して積層していく、所謂ラッピ
ング加工方法等があり、そのいずれの方法においても、
その残りの木質系基材の表出している面部に塗工により
ホルムアルデヒド放出抑制層を設けることで、木質系基
材あるいは基材に化粧シートを貼着するために使用する
接着剤より発生するホルムアルデヒドの表面への放出の
非常に少ないものとするものである。
【0022】そしてこれらの化粧シートを貼着された木
質系部材は、食器棚、間仕切り等の建築物内装材に用い
るれる。その場合必要に応じて、化粧シートの最表面に
摩耗、水、化学薬品等の影響から保護するために、透明
性を有する樹脂からなる表面保護層を形成してもよく、
使用する樹脂としては、セルロース系樹脂,アクリル系
樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、フッ素樹脂等があげられる。また、抗菌剤や防
カビ剤等を本化粧シートの基材以外の層に添加し、必要
な性能を有するものとしても良いものである。
【0023】
【発明の効果】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有す
る木質系部材は以上説明したように、平板状の木質系基
材の上下面の少なくとも1つの面及び4つの側面の1乃
至2面に化粧シートを貼着した木質系部材において、前
記木質系部材の前記化粧シートを貼着した以外の前記木
質系基材が表出している面にホルムアルデヒド放出抑制
層を設けた構成のため、木質系基材から発生する刺激臭
の非常に強いホルムアルデヒドは、化粧シートによって
表面への放出は遮断され、木質系基材が表出している木
質系部材から揮散するホルムアルデヒドは、ホルムアル
デヒド放出抑制層により捕捉、吸着され、木質系部材の
表面側へホルムアルデヒドが放出されることが非常に少
なくなるものである。
【0024】また、平板状の木質系基材の4つの側面全
てにホルムアルデヒド放出抑制層が設けられているもの
とすることで、木質系部材から揮散するホルムアルデヒ
ドの表面側への放出を抑制する効果がより高くなり、ホ
ルムアルデヒドによる刺激臭がすることの非常に少なく
なるものである
【0025】ホルムアルデヒド放出抑制層をホルムアル
デヒド捕捉剤を含有する樹脂溶液を塗工することにより
形成するものとすることで、生産工程が簡略化され、生
産効率、歩留りが良くなり、また材料費が安くなるため
に安価な木質系部材となる
【0026】化粧シートがホルムアルデヒドを透過させ
にくいシート、あるいは、ホルムアルデヒド捕捉性を有
するシートからなるものである。。そうすることで、木
質系基材から発生するホルムアルデヒドは、ホルムアル
デヒドを透過させにくいシートによって放出は遮断さ
れ、ホルムアルデヒド捕捉性を有するシートでは、シー
トに設けられたホルムアルデヒド捕捉剤によって捕捉、
吸着するため表面側からホルムアルデヒドが放出される
ことが少なく、また木質系部材内部にホルムアルデヒド
が蓄積することのないものとなる。よってホルムアルデ
ヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるもので
ある。
【0027】また、化粧シートが木質系基材の周囲の2
つの側面を含む3面を連続して覆うように貼着されると
ともに、少なくとも残りの2つの側面に前記ホルムアル
デヒド放出抑制層が設けられているものとすることで、
木質系部材の表面側にホルムアルデヒドが揮散すること
も非常に少なくなり、木口からのホルムアルデヒドの放
出を安価に抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する木質
系部材の第一の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のイ−イ断面図である。
【図3】本発明のホルムアルデヒド捕捉性を有する木質
系部材の第二の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、10 ホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材 2 木質系基材 3 化粧シート 3a ホルムアルデヒドを透過させにくいシート 3b ホルムアルデヒドを透過させやすいシート 3c ホルムアルデヒド捕捉性を有するシート 4 ホルムアルデヒド放出抑制層 5 ホルムアルデヒド捕捉層 6、6’ 装飾処理層 7 接着剤層 A 表面シート B 裏面シート C 側面シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の木質系基材の上下面の少なくと
    も1つの面及び4つの側面の1乃至2面に化粧シートを
    貼着した木質系部材において、前記木質系部材の前記化
    粧シートを貼着した以外の前記木質系基材が表出してい
    る面にホルムアルデヒド放出抑制層が設けられているこ
    とを特徴とするホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系
    部材。
  2. 【請求項2】 前記平板状の木質系基材の4つの側面全
    てにホルムアルデヒド放出抑制層が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のホルムアルデヒド捕捉性
    を有する木質系部材。
  3. 【請求項3】 前記ホルムアルデヒド放出抑制層がホル
    ムアルデヒド捕捉剤を含有する樹脂溶液を塗工すること
    により形成されていることを特徴とする請求項1または
    2のいずれかに記載のホルムアルデヒド捕捉性を有する
    木質系部材。
  4. 【請求項4】 前記化粧シートがホルムアルデヒドを透
    過させにくいシート、あるいは、ホルムアルデヒド捕捉
    性を有するシートからなることを特徴とする請求項1〜
    3に記載のホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部
    材。
  5. 【請求項5】 前記化粧シートが木質系基材の周囲の2
    つの側面を含む3面を連続して覆うように貼着されると
    ともに、少なくとも残りの2つの側面に前記ホルムアル
    デヒド放出抑制層が設けられていることを特徴とする請
    求項1〜4に記載のホルムアルデヒド捕捉性を有する木
    質系部材。
JP10560698A 1998-03-31 1998-03-31 ホルムアルデヒド捕捉性を有する木質系部材 Withdrawn JPH11277680A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005232786A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Aica Kogyo Co Ltd 防水用複合被覆体の施工方法
JP2005264467A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Aica Kogyo Co Ltd 防水用複合被覆体の施工方法
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