JPH10279877A - 着色用顔料組成物の製造方法 - Google Patents

着色用顔料組成物の製造方法

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JPH10279877A
JPH10279877A JP9667397A JP9667397A JPH10279877A JP H10279877 A JPH10279877 A JP H10279877A JP 9667397 A JP9667397 A JP 9667397A JP 9667397 A JP9667397 A JP 9667397A JP H10279877 A JPH10279877 A JP H10279877A
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coloring
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resin
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JP9667397A
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Kenjiro Tomita
研二郎 冨田
Takahiro Kobayashi
孝弘 小林
Yusuke Takahashi
裕介 高橋
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔料の粗大粒子の存在が認められず、微
細粒子が均質に分散し、発色性、鮮明性、透明性の優れ
た着色用顔料組成物を提供すること。 【解決手段】 融点100℃〜130℃の熱可塑性樹脂
に顔料プレスケーキ、酸化防止剤及び融点80℃〜11
0℃の分散剤を添加し、当該熱可塑性樹脂の融点以上の
温度に加熱混練することにより、顔料を樹脂中へ移行さ
せ、分離した水を除去し、しかる後、水分の除去、顔料
含有樹脂組成物を混練し、顔料粒子の分散性の優れた着
色用顔料組成物の製造法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色用顔料組成物
の製造方法に関し、さらに詳しくは、顔料の分散性に優
れた着色用顔料組成物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、着色用顔料樹脂組成物、例えば、
プラスチック着色用顔料樹脂組成物としては、例えば顔
料を金属セッケン等の分散剤と混合処理して得られる粉
末状着色剤であるドライカラー、顔料を樹脂中に高濃度
に分散させたマスターバッチ等が広く使用されている。
【0003】これらの着色用顔料組成物は、顔料粉末と
分散剤又は担体用樹脂とをロール又はニーダー等を用い
て溶融混練することにより製造されている。しかしなが
ら、顔料粉末を使用する場合、顔料粉末が一旦乾燥する
と顔料粒子が凝集し粗大化するためこれらの粒子を再分
散させることは極めて困難であり、その結果顔料の分散
性が低下し、着色剤として鮮明性、透明性等に欠けると
いう難点があった。
【0004】一方、湿潤状態で凝集の余り生じていない
顔料水性ケーキに有機媒体、例えばバインダー等を加え
混練し、顔料粒子を水相から有機相にフラッシング(転
相)させる方法が提案されているが、顔料粒子のフラッ
シング(転相)の際、加熱状態下において長時間強力な
混練が行なわれると、顔料成分及び合成樹脂成分が劣化
し、着色剤の発色性、透明性、鮮色性等が低下するとい
う現象を本発明者らによって把握した。
【0005】着色剤が繊維、フィルム又は成形物等のプ
ラスッチック用のほか、複写機トナー、溶剤インキ等の
記録用に用いられるには、特に鮮明性、透明性等に優れ
ていることが要求され、顔料が高濃度でかつ微細に分散
し一層着色の安定した着色用顔料組成物の製造方法の開
発が切望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、上記のような着色剤の技術開発状況に鑑み、顔料プ
レスケーキと熱可塑性樹脂を用い、顔料が高濃度で、か
つ、微細な顔料粒子が高度に分散し、さらに着色安定性
に優れた着色用顔料組成物の製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、熱可塑
性樹脂及び顔料プレスケーキに酸化防止剤と融点80℃
〜110℃の分散剤を添加し、混練することにより、さ
らに、顔料プレスケーキの所定添加量を分割し順次添加
し加熱混練することにより、また、加熱混練を処理条件
の異なる少なくとも二工程で行なうことにより、本発明
の上記課題を達成できることを見出し、これらの知見に
基いて、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、融点100℃〜13
0℃の熱可塑性樹脂に、顔料含有量15重量%〜80重
量%の顔料プレスケーキ、酸化防止剤及び融点80℃〜
110℃の分散を添加し、当該熱可塑性樹脂を徐々に加
熱し最終的にその融点以上の温度で混練することによ
り、顔料を当該熱可塑性樹脂中に移行させ、分離した水
を除去し、しかる後に加熱混練することを特徴とする着
色用顔料組成物の製造方法に関するものである。
【0009】さらに、本発明の好ましい実施の態様とし
て、融点100℃〜130℃の熱可塑性樹脂、酸化防止
剤及び融点80℃〜110℃の分散剤に顔料含有量15
重量%〜80重量%の顔料プレスケーキの添加量を分割
し、その分割量を添加し、添加毎に当該熱可塑性樹脂の
融点以上の温度で混練し顔料を当該熱可塑性樹脂中へ移
行させることにより顔料含有樹脂相を生成させ;分離し
た水を除去し;当該顔料含有樹脂相を100℃以上に加
熱し、水を蒸発除去した後、混練する各工程を包含する
ことから着色用顔料組成物の製造方法を提供することが
できる。
【0010】本発明の特異性は、融点100℃〜130
℃の熱可塑性樹脂と顔料プレスケーキとを当該熱可塑性
樹脂の融点以上の温度で混練することからなる顔料の樹
脂相へのフラッシング工程において酸化防止剤及び融点
80℃〜110℃の分散剤を共存させることにあり、こ
れにより着色用顔料組成物の発色性、鮮明性、透明性と
その安定性を維持できることを見い出したことにある。
また、本発明の特異性は、顔料プレスケーキを熱可塑性
樹脂に対し、所定量を分割して順次添加し、その都度顔
料のフラッシングを行なうことによる、その効果に着目
した点にある。さらに、熱可塑性樹脂と顔料プレスケー
キとの加熱混練による顔料のフラッシング工程及び顔料
含有樹脂相をフラッシング工程の温度以上の温度で混練
する工程とを組合せることにより分散性の優れた着色用
顔料組成物が得られることを見い出したことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の着色用顔料組成物の製造方法に用
いられる熱可塑性樹脂は、常温で固体の水不溶性樹脂で
あり、従来、顔料の分散剤として使用されている樹脂、
マスターバッチの担体樹脂として使用されている樹脂等
を挙げることができる。代表例として、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン一酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、アクリルポリアミド、ポ
リカーボネート、飽和ポリエステル、ポリアセタール、
ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアリレート、ポリアリルサルホン、フッ素樹
脂、液晶ポリマー及びポリスチレン系、ポリオレフィン
系、ポリウレタン系の熱可塑性エラストマー等を挙げる
ことができる。これらの樹脂の分子量は、特に限定され
るものではないが、重量平均分子量として1500〜8
0000のものが着色性の観点から好ましい。
【0013】本発明によれば、上記の熱可塑性樹脂のう
ち、融点が100℃〜130℃のものを選択して使用す
る。特に好ましい熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体である。
ここで、樹脂の融点は、DSC ASTM D−341
8の方法により測定したものである。
【0014】本発明の着色用顔料組成物の製造方法に用
いられる顔料プレスケーキは、顔料含有量15重量%〜
80重量%、好ましくは20重量%〜70重量%の水性
湿潤ケーキであり、顔料製造時に得られる水分含有水性
顔料懸濁物である。このような顔料プレスケーキは、製
造の際、乾燥工程を経ることがないので、顔料粒子が凝
集することがなく一次粒子の状態で存在し、30μm以
上の粒子はほとんど含有していない。顔料含有量が15
重量%未満では、高濃度の着色用顔料組成物を得るには
多量の顔料プレスケーキを必要とし、操作が煩雑となる
など工程上不経済であり、一方、80重量%を超えると
表面が乾燥し二次凝集粒子が生じるおそれがあるので好
ましくない。
【0015】顔料としては、有機顔料及び無機顔料のい
ずれも用いることができる。例えば、有機顔料として
は、アゾレーキ、ハンザ系、ベンズイミダゾロン系、ジ
アリライド系、ピラゾロン系、イエロー系、レッド系等
のアゾ系顔料、フタロシアニン系、キナクリドン系、ペ
リレン系、ペリノン系、ジオキサジン系、アンスラキノ
ン系、イソインドリノン系等の多環系顔料及びアニリン
ブラック等を挙げることができ、無機顔料としては、チ
タンホワイト、チタンイエロー、酸化鉄系、群青、コバ
ルトブルー、酸化クロムグリーン、黄鉛、クロムバーミ
リオン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド等の無
機顔料及びカーボンブラック顔料を挙げることができ
る。本発明の着色用顔料組成物の製造方法にとって特に
親油性の高い有機顔料が好ましい。例えば、銅フタロシ
アニン系顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料等が好
ましい。
【0016】本発明の着色用顔料組成物における熱可塑
性樹脂と顔料プレスケーキとの比率は、任意に設定する
ことができる。顔料分が多いほど、利用価値は高くなる
が、流動点及び粘度増加に対する制御が必要であり、通
常、着色用顔料組成物の顔料含有量は、50重量%〜7
0重量%の範囲にあることが好ましい。
【0017】本発明の着色用顔料組成物の製造方法に用
いられる酸化防止剤としては、例えば、トリエチレング
リコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエ
リスリチルーテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,
6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート等のヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジルフォスフォネートジエチルエステル等
の燐系酸化防止剤が挙げられる。酸化防止剤の添加量
は、熱可塑性樹脂と顔料プレスケーキの混合物全重量基
準で、0.05重量%〜5重量%、特に、0.2重量%
〜2重量%の範囲が好ましい。
【0018】本発明の着色用顔料組成物の製造に用いら
れる分散剤としては、例えば、軟化点70℃〜100
℃、分子量800〜2000の石油樹脂、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタンワックス、カルナバワック
ス、蜜ロウ、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロ
ピレン、低分子量ポリスチレン等を例示することができ
る。本発明によれば、特に好適な分散剤は、数平均分子
量1000〜9000、軟化点100℃〜132℃の低
分子量ポリエチレンである。
【0019】上記分散剤の添加量は、着色用顔料組成物
全重量基準で、3重量%〜35重量%の範囲で選択さ
れ、特に8重量%〜25重量%が好ましい。
【0020】本発明の着色用組成物の製造方法において
任意成分として用いられるシランカップリング剤として
は、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)
シラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、3−メルカプトトリプロピルトリメトキシシラン
等が挙げられる。シランカップリング剤は、熱可塑性樹
脂と顔料プレスケーキとの混合物重量基準で基準で、
0.05重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜
2重量%の範囲で用いることができる。シランカップリ
ング剤を添加することにより顔料の樹脂相への移行を促
進させることができる。
【0021】本発明の着色用顔料組成物の製造方法は、
具体的には、二工程からなり、第一工程は、熱可塑性樹
脂と顔料プレスケーキに酸化防止剤及び分散剤を添加
し、熱可塑性樹脂の融点以上の温度に加熱混練し、顔料
を樹脂中へ移行させることにより顔料含有樹脂相を生成
させ、分離した水を除去する工程である。
【0022】第一工程における熱可塑性樹脂と顔料との
混練はバッチ式又は連続式のいずれの混練方式をも採用
することができるが、生成される着色用顔料組成物の品
質の均一性を確保し、かつ作業効率を向上させる観点か
ら連続式混練機を用いることが好ましい。具体的には、
単軸〜多軸回転スクリュー押出機、特に、加圧式ニーダ
ーに、熱可塑性樹脂、顔料プレスケーキ、酸化防止剤及
び分散剤の各々の定量を供給し、加熱、加圧し、強力な
混練を行なうことにより顔料の顔料水相から樹脂相への
移行、すなわちフラッシング(転相)が行なわれる。第
一工程においては、処理温度として最終的には熱可塑性
樹脂の融点以上の温度が設定される。融点100℃〜1
30℃の熱可塑性樹脂が使用されるから、第一工程の顔
料のフラッシングの温度は、100℃〜130℃の範囲
が好適である。フラッシング温度が130℃を超えると
加熱壁面での溶融樹脂への顔料の移行が開始される。ま
た、顔料の一部は低融点樹脂へ部分的にフラッシングが
行なわれる。熱可塑性樹脂及び顔料プレスケーキの混合
比は顔料プレスケーキ中の顔料含有量によって異なる
が、得られる着色用顔料組成物中の顔料含有量が20重
量%〜60重量%になるように調整することが好まし
い。
【0023】顔料のフラッシングにおいて、混練機に容
量一杯に熱可塑性樹脂と顔料プレスケーキ、酸化防止剤
及び分散剤を装入してもよいが、好ましい方法として
は、装入を数回に分けて行なう方法である。すなわち、
顔料プレスケーキの所定量の一部を装入し、フラッシン
グを行ない、分離した水を除去し、次いで所定量の顔料
プレスケーキを追加し、フラッシングした後、分離した
水を除去する。このようにして顔料プレスケーキを順次
添加しフラッシングを行なうことによりその効率を向上
させることができる。
【0024】上記の第一工程のフラッシングの際に、さ
らにシランカップリング剤を添加することが顔料の樹脂
相への移行を容易にする観点から好ましい。
【0025】第二工程においては、第一工程で顔料のフ
ラッシングにより得られた顔料含有樹脂相を加熱し、残
存する水を完全に蒸発除去した後、加熱混練により顔料
の分散性に優れた着色用顔料組成物を得ることができ
る。処理条件として100℃以上の温度を採用し、圧力
は任意に選択することができるが常圧でもよい。このよ
うな工程により顔料の濃度が高く、分散性に優れ、鮮明
性、透明性にも優れた着色用顔料組成物が得られる。
【0026】本発明により得られる着色用顔料組成物
は、合成繊維、プラスチックフィルムの着色をはじめ、
プラスチック成形物の着色、複写機用トナー記録液、グ
ラビアインキ及び塗料等として広範に用いられ、極めて
有用である。
【0027】次に、本発明の具体的な実施態様を挙げて
説明する。
【0028】すなわち、融点100℃〜130℃の熱可
塑性樹脂としてポリオレフィン系熱可塑性樹脂を用い、
これに、酸化防止剤としてヒンダードフェノール系酸化
防止剤又は燐系酸化防止剤、融点80℃〜110℃の分
散剤として低分子量ポリエチレン及び顔料含有量30%
の顔料プレスケーキを添加する。顔料プレスケーキは、
所定量を分割し、定量を順次添加し、添加毎に加熱混練
し分離する水を除去する。
【0029】顔料の移行した樹脂相は再度加熱し、水を
蒸発除去した後混練することにより顔料の分散性を改良
した着色用顔料組成物を得る。
【0030】また、このような顔料のフラッシングは、
熱可塑性樹脂と顔料プレスケーキとを、例えば、2軸同
方向回転スクリュー押出機を用い、押出機内で顔料の樹
脂中ヘの移行、脱水等の処理を連続的に行なうことがで
きる。
【0031】
【実施例】
実施例1 加圧式ニーダーに、融点105℃のポリエチレン樹脂
(商品名:スミカセンG807(住友化学工業株式会社
製品))28重量部、フェノール系酸化防止剤(商品
名:イルガノックス1010(チバ・ガイギー社製
品))0.5重量部、軟化点105℃の低分子量ポリエ
チレン21.5重量部及び純分30重量%の銅フタロシ
アニン顔料プレスケーキ167重量部を供給し、攪拌し
ながら徐々に加熱し、最終温度を105℃〜110℃の
温度に加熱し混練する。水が分離し、顔料の樹脂中への
移行が生じた。分離した水を除去した後、上記の銅フタ
ロシアニン顔料プレスケーキの1/3量を追加し、混練
を継続し、水の分離と顔料の樹脂中への移行を行なわ
せ、これをさらに1回繰り返した。この温度で25分間
混練を継続した。
【0032】次に、加圧式ニーダーから水を排除し、着
色樹脂層を105℃に加熱し、そのままの状態で1時間
混練を行なった後、乾燥、粉砕して着色用顔料組成物を
得た。ここで得られた着色用顔料組成物をスライドガラ
スに乗せ加熱溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散性を観
察したところ、30μm以上の粒子は認められなかっ
た。また、得られた着色用顔料組成物をポリエチレン樹
脂に配合し、着色フィルムを成形した結果、顔料の拡散
性が極めて良好で、色むらのない色調鮮明なフィルムが
得られた。
【0033】実施例2 加圧式ニーダーに、融点107℃のポリエチレン樹脂
(商品名:UBEポリエチレンF019(宇部興産株式
会社製品))28重量部、フェノール系酸化防止剤(商
品名:イルガノックス1010(チバ・ガイギー社製
品))0.5重量部、軟化点103℃の低分子量ポリエ
チレン(商品名:サンワックス(三洋化成工業株式会社
製品))21.5重量部及び純分20重量%のキナクリ
ドンレッド顔料プレスケーキ190重量部を供給し、攪
拌しながら徐々に加熱し、最終温度を105℃〜110
℃の温度に加熱し混練する。水が分離し、顔料の樹脂中
への移行が生じた。分離した水を除去した後、上記のキ
ナクリドンレッド顔料プレスケーキの1/3量を追加
し、混練を継続し、水の分離と顔料の樹脂中への移行を
行なわせ、これをさらに1回繰り返した。この温度で2
5分間混練を継続した。
【0034】次に、加圧式ニーダーから水を排除し、着
色樹脂層を105℃に加熱し、そのままの状態で1時間
混練を行なった後、乾燥、粉砕して着色用顔料組成物を
得た。ここで得られた着色用顔料組成物をスライドガラ
スに乗せ加熱溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散性を観
察したところ、30μm以上の粒子は認められなかっ
た。また、得られた着色用顔料組成物をポリエチレン樹
脂に配合し、着色フィルムを成形した結果、顔料の拡散
性が極めて良好で、色むらのない色調鮮明なフィルムが
得られた。
【0035】実施例3 加圧式ニーダーに、融点105℃のポリエチレン樹脂
(商品名:スミカセンG807(住友化学工業株式会社
製品))28重量部、燐系酸化防止剤(商品名:イルガ
ノックス1222(チバ・ガイギー社製品))0.5重
量部、軟化点105℃の低分子量ポリエチレン21.5
重量部及び純分30重量%の銅フタロシアニン顔料プレ
スケーキ167重量部及びシランカップリング剤0.2
5重量部を供給し、攪拌しながら徐々に加熱し、最終温
度を105℃〜110℃の温度に加熱し混練する。水が
分離し、顔料の樹脂中への移行が生じた。分離した水を
除去した後、上記の銅フタロシアニン顔料プレスケーキ
の1/3量を追加し、混練を継続し、水の分離と顔料の
樹脂中への移行を行なわせ、これをさらに1回繰り返し
た。この温度で25分間混練を継続した。
【0036】次に、加圧式ニーダーから水を排除し、着
色樹脂層を105℃に加熱し、そのままの状態で1時間
混練を行なった後、乾燥、粉砕して着色用顔料組成物を
得た。ここで得られた着色用顔料組成物をスライドガラ
スに乗せ加熱溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散性を観
察したところ、30μm以上の粒子は認められなかっ
た。また、得られた着色用顔料組成物をポリエチレン樹
脂に配合し、着色フィルムを成形した結果、顔料の拡散
性が極めて良好で、色むらのない色調鮮明なフィルムが
得られた。
【0037】比較例1 加圧式ニーダーに、融点105℃のポリエチレン樹脂
(商品名:スミカセンG807(住友化学工業株式会社
製品))28重量部、純分30重量%の銅フタロシアニ
ン顔料プレスケーキ167重量部を供給し、最終温度を
105℃〜110℃の温度に加熱し混練する。水が分離
し、顔料の樹脂中への移行が生じた。分離した水を除去
した後、混練を継続し、この温度で25分間混練を継続
した。
【0038】次に、加圧式ニーダーから水を排除し、着
色樹脂層を105℃に加熱し、そのままの状態で1時間
混練を行なった後、乾燥、粉砕して着色用顔料組成物を
得た。得られた着色用顔料組成物をスライドガラスに乗
せ加熱溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散性を観察した
ところ、30μm以上の顔料の粗大粒子が多数存在し
た。また、得られた着色用顔料組成物をポリエチレン樹
脂に配合し、着色フィルムを成形した結果、顔料の拡散
性が十分でなく、色調不鮮明なフィルムであった。
【0039】比較例2 融点107℃のポリエチレン樹脂(商品名:UBEポリ
エチレンF022(宇部興産株式会社製品))20.5
重量部、粉末状銅フタロシアニン顔料(商品名:クロモ
ファインブル−SR−5020(大日精化工業株式会社
製品))14重量部、燐系酸化防止剤(商品名:イルガ
ノックス1222(チバ・ガイギー社製品))0.5重
量部及び軟化点105℃の低分子量ポリエチレン21.
5重量部を110℃のミキシングロールで3時間混練を
行なった後、乾燥、粉砕して着色用顔料組成物を得た。
得られた着色用顔料組成物をスライドガラスに乗せ加熱
溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散性を観察したとこ
ろ、30μm以上の顔料の粗大粒子が多数存在した。ま
た、得られた着色用顔料組成物をポリエチレン樹脂に配
合し、着色フィルムを成形した結果、顔料の拡散性が十
分でなく、色調不鮮明なフィルムであった。
【0040】比較例3 銅フタロシアニン顔料プレスケーキを実施例1で使用し
た量と同量を分割して添加せずに一度に添加したことを
除いてすべて実施例1と同様にして着色用顔料組成物を
調製した。
【0041】ここで得られた着色用顔料組成物をスライ
ドガラスに乗せ加熱溶融させて顕微鏡で顔料粒子の分散
性を観察したところ、30μm以上の顔料粒子が多数存
在した。また、得られた着色用顔料組成物をポリエチレ
ン樹脂に配合し着色フィルムを成形した結果、顔料の拡
散性が十分でなく、色調不鮮明なフィルムであった。
【0042】
【発明の効果】本発明は、熱可塑性樹脂に、顔料プレス
ケーキ、酸化防止剤及び分散剤を必須成分として添加
し、当該熱可塑性樹脂の融点以上の温度で混練し、水の
分離と顔料の樹脂中への移行を行なわせ、しかる後、加
熱混練することにより、顔料が樹脂中に微細に分散し、
ほとんどが30μm未満であり、30μm以上の粗大粒
子の存在が認められない着色用顔料組成物を得ることが
でき、また、着色用顔料組成物として顔料の拡散性が極
めて良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 101/00 C08L 101/00 C09C 3/10 C09C 3/10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点100℃〜130℃の熱可塑性
    樹脂に、顔料含有量15重量%〜80重量%の顔料プレ
    スケーキ、酸化防止剤及び融点80℃〜110℃の分散
    剤を添加し、当該熱可塑性樹脂を徐々に加熱し最終的に
    その融点以上の温度で混練することにより、顔料を当該
    熱可塑性樹脂中に移行させ、分離した水を除去し、しか
    る後に加熱混練することを特徴とする着色用顔料組成物
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化防止剤がフェノール系酸化
    防止剤及び/又は燐系酸化防止剤である請求項1記載の
    着色用顔料組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記酸化防止剤の添加量が組成物全
    重量基準で0.1重量%〜5.0重量%である請求項1
    記載の着色用顔料組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記顔料プレスケーキを順次添加す
    る請求項1又は2記載の着色用顔料組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂、顔料プレスケー
    キ及び酸化防止剤に、シランカップリング剤が、さらに
    添加されてなる請求項1又は2記載の着色用顔料組成物
    の製造方法。
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