JPH10287211A - ワイパーブレード - Google Patents
ワイパーブレードInfo
- Publication number
- JPH10287211A JPH10287211A JP9098938A JP9893897A JPH10287211A JP H10287211 A JPH10287211 A JP H10287211A JP 9098938 A JP9098938 A JP 9098938A JP 9893897 A JP9893897 A JP 9893897A JP H10287211 A JPH10287211 A JP H10287211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin powder
- wiper blade
- base material
- elastomer base
- sliding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エラストマー基材の表面を表面処理剤でコーテ
ィングすることなくワイパーブレードの摺動部分の表面
滑り性を高めることができ、それによって使用時のキシ
ミ音や拭きムラなどの発生を防止し、また長期間使用し
ない場合にもガラス面に固着することのないワイパーブ
レードを提供すること。 【解決手段】EPDMなどのオレフィン系エラストマー
基材の摺動部分の表面に超高分子量ポリオレフィン樹脂
パウダーを薄くかつ不連続に熱融着させたワイパーブレ
ード。エラストマー基材を押し出した直後に樹脂パウダ
ーを塗布し、樹脂パウダーの余剰付着分をエアーで吹き
飛ばして除去したのち、加硫炉内で加硫・熱融着を同時
に行う。
ィングすることなくワイパーブレードの摺動部分の表面
滑り性を高めることができ、それによって使用時のキシ
ミ音や拭きムラなどの発生を防止し、また長期間使用し
ない場合にもガラス面に固着することのないワイパーブ
レードを提供すること。 【解決手段】EPDMなどのオレフィン系エラストマー
基材の摺動部分の表面に超高分子量ポリオレフィン樹脂
パウダーを薄くかつ不連続に熱融着させたワイパーブレ
ード。エラストマー基材を押し出した直後に樹脂パウダ
ーを塗布し、樹脂パウダーの余剰付着分をエアーで吹き
飛ばして除去したのち、加硫炉内で加硫・熱融着を同時
に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や電車など
の窓ガラスにかかる雨滴や汚れを拭い取るワイパーのワ
イパーブレードに関するものである。
の窓ガラスにかかる雨滴や汚れを拭い取るワイパーのワ
イパーブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のワイパーブレードは、天然ゴム、
EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合系合成
ゴム)などのエラストマー基材で構成されている。しか
しながら、これらのエラストマー基材は表面滑り性が悪
いため、使用時にキシミ音や拭きムラなどが発生し、ま
た長期間使用しない場合にはガラス面に固着してしまう
等の問題があった。そのため、エラストマー基材の表面
をシリコーン樹脂などの表面処理剤でコーティングする
必要があった。
EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合系合成
ゴム)などのエラストマー基材で構成されている。しか
しながら、これらのエラストマー基材は表面滑り性が悪
いため、使用時にキシミ音や拭きムラなどが発生し、ま
た長期間使用しない場合にはガラス面に固着してしまう
等の問題があった。そのため、エラストマー基材の表面
をシリコーン樹脂などの表面処理剤でコーティングする
必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解消し、エラストマー基材の表面を
表面処理剤でコーティングすることなくワイパーブレー
ドの摺動部分の表面滑り性を高めることができ、それに
よって使用時のキシミ音や拭きムラなどの発生を防止
し、また長期間使用しない場合にもガラス面に固着する
ことのないワイパーブレードを提供することを目的とす
るものである。
従来技術の問題点を解消し、エラストマー基材の表面を
表面処理剤でコーティングすることなくワイパーブレー
ドの摺動部分の表面滑り性を高めることができ、それに
よって使用時のキシミ音や拭きムラなどの発生を防止
し、また長期間使用しない場合にもガラス面に固着する
ことのないワイパーブレードを提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を
達成すべく鋭意検討した結果、ワイパーブレードの表面
に樹脂パウダーを熱融着させることにより所期の目的を
達成することができ、摺動部分の表面滑り性を高めたワ
イパーブレードが得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
達成すべく鋭意検討した結果、ワイパーブレードの表面
に樹脂パウダーを熱融着させることにより所期の目的を
達成することができ、摺動部分の表面滑り性を高めたワ
イパーブレードが得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち、本発明のワイパーブレードはエ
ラストマー基材の摺動部分の表面に樹脂パウダーを熱融
着させたことを特徴とするものである。
ラストマー基材の摺動部分の表面に樹脂パウダーを熱融
着させたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】熱融着される樹脂パウダーは、砕
片状でなく球面をもった形状であることが好ましく、直
径は5〜100μm程度が適当である。
片状でなく球面をもった形状であることが好ましく、直
径は5〜100μm程度が適当である。
【0007】樹脂パウダーの種類は特に制限されるもの
ではなく、エラストマー基材に熱融着される樹脂パウダ
ーであればよく、たとえば超高分子量ポリオレフィン樹
脂パウダー(商品名「ミペロンXMー220」三井石油
化学株式会社製)のほか、ナイロン樹脂パウダー(商品
名「SP−500」東レ株式会社製)などを挙げること
ができる。
ではなく、エラストマー基材に熱融着される樹脂パウダ
ーであればよく、たとえば超高分子量ポリオレフィン樹
脂パウダー(商品名「ミペロンXMー220」三井石油
化学株式会社製)のほか、ナイロン樹脂パウダー(商品
名「SP−500」東レ株式会社製)などを挙げること
ができる。
【0008】本発明のワイパーブレードの基材であるエ
ラストマーの種類は特に制限されるものではなく、樹脂
パウダーが熱融着しやすいものであればよく、たとえば
超高分子量ポリオレフィン樹脂パウダーを使用する場合
にはEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合
体)などのオレフィン系エラストマーを選択することが
好ましい。なお、エラストマー基材もしくは樹脂パウダ
ーは任意の色に着色されていてもよい。
ラストマーの種類は特に制限されるものではなく、樹脂
パウダーが熱融着しやすいものであればよく、たとえば
超高分子量ポリオレフィン樹脂パウダーを使用する場合
にはEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合
体)などのオレフィン系エラストマーを選択することが
好ましい。なお、エラストマー基材もしくは樹脂パウダ
ーは任意の色に着色されていてもよい。
【0009】樹脂パウダーをエラストマー基材に熱融着
させるには、エラストマー基材を押し出した直後に樹脂
パウダーを塗布し、樹脂パウダーの余剰付着分をエアー
で吹き飛ばして除去したのち、加硫炉内で加硫・熱融着
を同時に行う。この場合、樹脂パウダーは薄くかつ不連
続に熱融着されていることが好ましく、たとえばオレフ
ィン系エラストマーに熱融着し難い粉体(たとえば食塩
粉末、タルク粉末など)を超高分子量ポリオレフィン樹
脂パウダーと混合し、前記と同様に処理したのち洗浄
し、熱融着し難い樹脂パウダーを除去することにより、
樹脂パウダーの不連続度(表面摩擦係数)をコントロー
ルすることができる。樹脂パウダーの不連続度の目安
は、ワイパーブレードを屈曲した際、表面のクラックが
目立たない程度とする。
させるには、エラストマー基材を押し出した直後に樹脂
パウダーを塗布し、樹脂パウダーの余剰付着分をエアー
で吹き飛ばして除去したのち、加硫炉内で加硫・熱融着
を同時に行う。この場合、樹脂パウダーは薄くかつ不連
続に熱融着されていることが好ましく、たとえばオレフ
ィン系エラストマーに熱融着し難い粉体(たとえば食塩
粉末、タルク粉末など)を超高分子量ポリオレフィン樹
脂パウダーと混合し、前記と同様に処理したのち洗浄
し、熱融着し難い樹脂パウダーを除去することにより、
樹脂パウダーの不連続度(表面摩擦係数)をコントロー
ルすることができる。樹脂パウダーの不連続度の目安
は、ワイパーブレードを屈曲した際、表面のクラックが
目立たない程度とする。
【0010】
【作用】本発明の作用ないし原理について図面を参照し
ながら説明する。図1は水の存在下での接触子と基材ゴ
ムとの摩擦現象を説明するための模式図である。図から
明らかなように、基材ゴム上に樹脂パウダーを施さない
場合(図1の右側)には接触子と基材ゴムとの間に水の
膜が出来、表面摩擦係数は極端に小さくなるが、本発明
のように基材ゴム上に樹脂パウダーを施した場合(図1
の左側)には樹脂パウダーの隙間に水が入り込み、表面
摩擦係数は大きく変わることはない。本発明においてワ
イパーブレードの摺動部分の表面滑り性が向上するのは
このような原理に基づくものと考えられる。
ながら説明する。図1は水の存在下での接触子と基材ゴ
ムとの摩擦現象を説明するための模式図である。図から
明らかなように、基材ゴム上に樹脂パウダーを施さない
場合(図1の右側)には接触子と基材ゴムとの間に水の
膜が出来、表面摩擦係数は極端に小さくなるが、本発明
のように基材ゴム上に樹脂パウダーを施した場合(図1
の左側)には樹脂パウダーの隙間に水が入り込み、表面
摩擦係数は大きく変わることはない。本発明においてワ
イパーブレードの摺動部分の表面滑り性が向上するのは
このような原理に基づくものと考えられる。
【0011】以下に、基材ゴム上に樹脂パウダーを施し
た場合(処理)と基材ゴム上に樹脂パウダーを施さない
場合(未処理)の乾式および湿式における表面摩擦係数
(静摩擦係数および動摩擦係数)の変化を示す。 乾 式 湿 式 静摩擦係数 動摩擦係数 静摩擦係数 動摩擦係数 未処理 3.333 2.381 3.333 0.679 処理 0.584 0.18 0.476 0.115 (基材:EPDM押出品)
た場合(処理)と基材ゴム上に樹脂パウダーを施さない
場合(未処理)の乾式および湿式における表面摩擦係数
(静摩擦係数および動摩擦係数)の変化を示す。 乾 式 湿 式 静摩擦係数 動摩擦係数 静摩擦係数 動摩擦係数 未処理 3.333 2.381 3.333 0.679 処理 0.584 0.18 0.476 0.115 (基材:EPDM押出品)
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0013】(実施例1)熱風加硫用EPDMコンパウ
ンドを押出機にて押し出し、表面に超高分子量ポリオレ
フィン樹脂パウダー(商品名「ミペロンXMー220」
三井石油化学株式会社製)を塗布し、余剰付着分をエア
ーにて吹き飛ばして除去したのち、熱空気オーブン中で
220℃で3分間加硫し、製品を得た。
ンドを押出機にて押し出し、表面に超高分子量ポリオレ
フィン樹脂パウダー(商品名「ミペロンXMー220」
三井石油化学株式会社製)を塗布し、余剰付着分をエア
ーにて吹き飛ばして除去したのち、熱空気オーブン中で
220℃で3分間加硫し、製品を得た。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のワイパー
ブレードはエラストマー基材の摺動部分の表面に樹脂パ
ウダー(好ましくは超高分子量ポリオレフィン樹脂パウ
ダー)を好ましくは薄くかつ不連続に熱融着させたもの
であり、樹脂パウダー自体が良好な耐摩耗性・潤滑性
を有するため、表面滑り性および耐摩耗性が向上する、
エラストマー基材とガラス面とが樹脂パウダーによっ
て隔てられているため、ガラス面にワイパーブレードが
固着しない、濡れている時と乾いている時の動摩擦係
数の変化が小さいため、小雨時のキシミ音がない、エ
ラストマー基材の表面光沢に対し、つや消し効果があ
る、樹脂パウダーをカラー化することにより、製品の
淡色カラー化が可能となる、エラストマー基材として
感水性エラストマーを使用すると一層効果がある等の利
点を有する。
ブレードはエラストマー基材の摺動部分の表面に樹脂パ
ウダー(好ましくは超高分子量ポリオレフィン樹脂パウ
ダー)を好ましくは薄くかつ不連続に熱融着させたもの
であり、樹脂パウダー自体が良好な耐摩耗性・潤滑性
を有するため、表面滑り性および耐摩耗性が向上する、
エラストマー基材とガラス面とが樹脂パウダーによっ
て隔てられているため、ガラス面にワイパーブレードが
固着しない、濡れている時と乾いている時の動摩擦係
数の変化が小さいため、小雨時のキシミ音がない、エ
ラストマー基材の表面光沢に対し、つや消し効果があ
る、樹脂パウダーをカラー化することにより、製品の
淡色カラー化が可能となる、エラストマー基材として
感水性エラストマーを使用すると一層効果がある等の利
点を有する。
【図1】水の存在下での接触子と基材ゴムとの摩擦現象
を説明するための模式図である。
を説明するための模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】エラストマー基材の摺動部分の表面に樹脂
パウダーを熱融着させたことを特徴とするワイパーブレ
ード。 - 【請求項2】樹脂パウダーを薄くかつ不連続に熱融着さ
せたことを特徴とする請求項1記載のワイパーブレー
ド。 - 【請求項3】樹脂パウダーの形状が球面をもった形状で
あることを特徴とする請求項1または2記載のワイパー
ブレード。 - 【請求項4】樹脂パウダーが超高分子量ポリオレフィン
樹脂パウダーであることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか1項記載のワイパーブレード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9098938A JPH10287211A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ワイパーブレード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9098938A JPH10287211A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ワイパーブレード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10287211A true JPH10287211A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14233070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9098938A Pending JPH10287211A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ワイパーブレード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10287211A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444666B1 (ko) * | 2001-09-25 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼 블레이드용 고무 조성물 |
| JP2010065122A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Polymatech Co Ltd | エラストマー部材及びエラストマー部材の製造方法 |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9098938A patent/JPH10287211A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444666B1 (ko) * | 2001-09-25 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼 블레이드용 고무 조성물 |
| JP2010065122A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Polymatech Co Ltd | エラストマー部材及びエラストマー部材の製造方法 |
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