JPH10287845A - プライマーおよび難接着性被着体の接着方法 - Google Patents

プライマーおよび難接着性被着体の接着方法

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JPH10287845A
JPH10287845A JP9093888A JP9388897A JPH10287845A JP H10287845 A JPH10287845 A JP H10287845A JP 9093888 A JP9093888 A JP 9093888A JP 9388897 A JP9388897 A JP 9388897A JP H10287845 A JPH10287845 A JP H10287845A
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恵三 近常
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレンやポリプロピレンのような難接
着性被着体はもとより、従来困難とされていたシリコー
ンゴムやフッ素系樹脂のような難接着性被着体に対して
も、2−シアノアクリレート系接着剤による充分な接着
力を得ることのできるプライマーを提供すること、およ
びそのプライマーを用いて2−シアノアクリレート系接
着剤により難接着性被着体を接着する方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 シリコーン系オイル、トリアルキルアミ
ン(N,N−ジメチルアルキルアミン等)および溶剤の
組成物よりなるプライマーである。組成物中のシリコー
ン系オイルの割合は0.01〜5重量%、トリアルキルアミ
ンの割合は 0.005〜3重量%であることが好ましい。難
接着性被着体の少なくとも被接着部位に、上記のプライ
マーを塗布した後、2−シアノアクリレート系接着剤を
適用して接着を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴム、
フッ素系樹脂をはじめとする難接着性被着体を接着する
にあたり、接着力を顕著に向上させることのできるプラ
イマーに関するものである。またそのプライマーを用い
て、2−シアノアクリレート系接着剤にて難接着性被着
体を接着する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2−シアノアクリレート系瞬間接着剤は
速硬化性を有するので、工業用、家庭用の接着剤として
普及しているが、シリコーンゴムやフッ素系樹脂に対し
てはほとんど接着力が発揮できず、またポリエチレン、
ポリプロピレンなどに対しても充分な接着力が得られな
い。
【0003】そこで2−シアノアクリレート系瞬間接着
剤による難接着性被着体の接着に先立ち、被着体表面を
プライマーで処理することがなされている。
【0004】特開平6−57218号公報には、式R3
Nで表わされるアミン(ただし3つのRはいずれも炭化
水素基)の炭化水素基のうち少なくとも1個の炭化水素
基が炭素数8〜24の長鎖炭化水素基である第3級アミ
ンを有効成分とする2−シアノアクリレート系瞬間接着
剤用プライマーが示されている。
【0005】特開平5−140512号公報には、R1R2
R3N または R4=N-R5(R1, R2, R3,R4, R5はアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基など)で表わされる
アミン化合物を用いたシアノアクリレート系接着剤用下
塗り剤につき開示がある。
【0006】本出願人の出願にかかる特開昭62−18
485号公報には、2,4−ルチジン、3,4−ルチジ
ン、6−アミノ−2−ピコリン、4−ジメチルアミノピ
リジン、2−アミノピリジン、3−アミノピリジンおよ
び1−ビニルイミダゾールよりなる群から選ばれた化合
物またはその溶剤溶液からなる2−シアノアクリレート
系瞬間接着剤用プライマーが示されている。
【0007】同じく本出願人の出願にかかる特開昭62
−18486号公報には、4−ビニルピリジンを必須成
分とし、β−ピコリンまたは/および3,4−ルチジン
を任意成分として含む化合物またはその溶剤溶液からな
る2−シアノアクリレート系瞬間接着剤用プライマーが
示されている。
【0008】特公昭43−5004号公報には、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリホルムアルデヒド、ポリ
弗化エチレンなど2−シアノアクリレート系瞬間接着剤
によっては接着性がほとんど示されない合成樹脂体に接
着力を付与するために、これらの合成樹脂体の表面を予
め無機塩基性物質または有機塩基性物質で処理する方法
が示されており、このうち有機塩基性物質の例として、
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、エチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、ピペリジン、ピロリ
ンがあげられている。
【0009】そのほか、特公昭47−8718号公報、
特公昭54−19416号公報、特公昭62−2947
1号公報、特公昭61−126190号公報、特開昭5
9−66471号公報、特開昭63−51489号公
報、特開昭63−128090号公報、特開昭64−6
6222号公報などにも、上記に類似する含窒素化合物
からなるプライマーが示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている上述の有機塩基性物質やアミン化合物の中
には接着力が向上しないものも多数あり、また比較的好
ましいとされるプライマーも、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンに対してある程度の効果が見られるにすぎなかっ
た。
【0011】殊にシリコーンゴムに対して実用化可能な
接着力が得られるようにすることができるプライマーは
少なく、たとえある特定のシリコーンゴムに対して若干
の接着力向上効果を示しても、各種のシリコーンゴムに
対して常に一定して充分の接着力が得られるようなプラ
イマーは皆無と言ってもよいものであった。そしてポリ
テトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂に対しては、
シリコーンゴムの場合よりもさらに接着力の向上が困難
であった。
【0012】本発明は、このような背景下において、ポ
リエチレンやポリプロピレンのような難接着性被着体は
もとより、従来困難とされていたシリコーンゴムやフッ
素系樹脂のような難接着性被着体に対しても、2−シア
ノアクリレート系接着剤による充分な接着力を得ること
のできるプライマーを提供すること、およびそのプライ
マーを用いて2−シアノアクリレート系接着剤により難
接着性被着体を接着する方法を提供することを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のプライマーは、
シリコーン系オイル、トリアルキルアミンおよび溶剤の
組成物よりなることを特徴とするものである。
【0014】本発明の難接着性被着体の接着方法は、難
接着性被着体の少なくとも被接着部位に、シリコーン系
オイル、トリアルキルアミンおよび溶剤の組成物よりな
るプライマーを塗布した後、2−シアノアクリレート系
接着剤を適用して接着を行うことを特徴とするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0016】〈プライマー〉本発明のプライマーは、上
記のように、シリコーン系オイル、トリアルキルアミン
および溶剤の組成物よりなる。
【0017】シリコーン系オイルとしては、ジメチルシ
リコーンオイル、非ジメチルシリコーンオイル、変性シ
リコーンのいずれもが有用である。市販のシリコーン系
オイルの中には相溶性や吸着性の改良のために各種の官
能基を導入したものもあるが、本発明においては1分子
中に2〜3個の多官能基を導入したものやカップリング
剤のような高度の変性は必ずしも必要ではない。シリコ
ーン系オイルのうち変性シリコーン系オイルの例は、ア
ミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ
アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、エポ
キシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、ポリ
エーテル変性シリコーン、ヒドロキシ変性シリコーン、
フェニル変性シリコーン、ハイドロジェン変性シリコー
ンなどである。シリコーン系オイルは、プライマーの溶
剤中で分離しない程度の相溶性があればよい。またシリ
コーン系オイルは、2−シアノアクリレートとの相溶性
がほとんどないか小さいものであってもよい。シリコー
ン系オイルの粘度については特に限定はなく、オイル状
であればよい。
【0018】トリアルキルアミンとしては、3つのアル
キル基が、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基(ラウリル基)、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エ
イコシル基、テトラコシル基など、あるいはこれらの組
み合わせであるトリアルキルアミン、たとえば、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、
トリラウリルアミン、トリテトラデシルアミン、N,N
−ジメチルオクチルアミン、N,N−ジメチルドデシル
アミン、N,N−ジメチルヘキサデシルアミン、メチル
エチルドデシルアミン、ジエチルオクチルアミンなどが
あげられる。これらの中で重要なものの一例は、2つの
メチル基と1つの炭素数8以上のアルキル基とを有する
N,N−ジメチルアルキルアミンである。
【0019】溶剤としては、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−プロパノール、各種ブタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール;アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン;n−ヘキサン、n−ヘプタン、イ
ソヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢
酸イソアミル等のエステルジオキサン、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジn−プロピルエーテル
等のエーテル;含フッ素溶剤;含塩素溶剤;含窒素溶
剤;水;などの溶剤、あるいはこれらの2種以上の溶剤
からなる混合溶剤が用いられる。
【0020】上記組成物中の各成分の割合は、シリコー
ン系オイルの割合が0.01〜5重量%(好ましくは0.05〜
3重量%、特に好ましくは 0.1〜1重量%)、トリアル
キルアミンの割合が 0.005〜3重量%(好ましくは0.01
〜2重量%、特に好ましくは0.05〜1重量%)であり、
残余が溶剤であることが好ましい。シリコーンオイルの
過少は難接着性被着体に対するプライマー効果が不足
し、シリコーンオイルの過多もプライマー効果が不足す
る傾向がある。トリアルキルアミンの過少はプライマー
効果の不足を招き、トリアルキルアミンの過多もプライ
マー効果が不足する傾向がある。
【0021】溶剤は、被着体表面にプライマー中のシリ
コーン系オイルおよびトリアルキルアミンの混合物を適
量載せるのに必要である。溶剤の割合はシリコーン系オ
イルとトリアルキルアミンとの合計の残余となるが、本
発明のプライマーは厚塗りよりも薄塗りの方が好ましい
ので、組成物中のシリコーン系オイルとトリアルキルア
ミンとの合計量が7重量%以下、殊に5重量%以下、さ
らには3重量%以下になるようにすることが望ましい。
この場合、シリコーン系オイルとトリアルキルアミンと
の合計量の濃度は、難接着性被着体の種類によって最適
濃度が異なるので、難接着性被着体がシリコーンゴムの
場合は比較的濃度を濃く、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリテトラフルオロエチレンの場合はそれよりも濃
度を薄くするというように、予め予備実験を行って最適
濃度と組成を決定することが好ましい。
【0022】上記のプライマーには、本発明の趣旨を損
なわない限りにおいて、他の添加剤や他のプライマー用
添加剤を配合することもできる。
【0023】〈接着方法〉本発明の難接着性被着体の接
着方法は、難接着性被着体の少なくとも被接着部位に、
上記のプライマー(シリコーン系オイル、トリアルキル
アミンおよび溶剤の組成物よりなるプライマー)を塗布
した後、2−シアノアクリレート系接着剤を適用して接
着を行うことを特徴とするものである。
【0024】難接着性被着体としては、シリコーンゴ
ム、フッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
があげられるが、2−シアノアクリレート系接着剤によ
る接着力が充分に得られないものであれば、これらの被
着体のほか、エチレン−プロピレンターポリマー、ポリ
アセタール(ポリオキシメチレン)、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニルなどの被着体も用いられる。異種の
材料を接着するときは、その少なくとも一方が難接着性
被着体であればよい。接着とは、固体同士の間の接着の
みならず、固体の基材上に上記のプライマーを塗布、乾
燥してから、2−シアノアクリレート系接着剤を適用
し、さらにその上から液体の材料(たとえば硬化性樹脂
組成物)を適用してそれを硬化させる場合も含む。
【0025】2−シアノアクリレート系接着剤として
は、アルキル2−シアノアクリレート、シクロアルキル
2−シアノアクリレート、アルコキシアルキル2−シア
ノアクリレート、アルケニル 2−シアノアクリレー
ト、アルキニル2−シアノアクリレートなどの2−シア
ノアクリレートを主剤とし、必要に応じ、重合防止剤、
安定剤、増粘剤、耐熱性付与剤、可塑剤、着色剤、チク
ソトロピー性改善剤、pH調整剤、エチレンカーボネー
ト、有機溶剤、フィラー、増粘目的以外の合成樹脂など
を含んだものが用いられる。上記のうち、アルキル2−
シアノアクリレートの例は、メチル2−シアノアクリレ
ート、エチル2−シアノアクリレート、各種プロピル2
−シアノアクリレートアルキル2−シアノアクリレー
ト、各種ブチル2−シアノアクリレート、各種ペンチル
2−シアノアクリレート、各種オクチル2−シアノアク
リレートなどであり、アルコキシアルキル2−シアノア
クリレートの例は、エトキシエチル2−シアノアクリレ
ート、メトキシエチル2−シアノアクリレート、メトキ
シイソプロピル2−シアノアクリレートなどである。
【0026】上記プライマーは、塗布、ポッティング、
スプレー、浸漬などの手段により難接着性被着体に塗布
して用いる。2−シアノアクリレート系接着剤を適用す
る前にプライマー塗布面を乾燥するのが通常であるが、
未乾燥の濡れた状態のままで接着剤を適用しても差し支
えない場合もある。
【0027】〈作用〉トリアルキルアミンの溶剤溶液は
2−シアノアクリレート系接着剤用のプライマーとして
良く知られているが、その接着性向上効果には種々の限
界がある。本発明のプライマーにおけるシリコーン系オ
イルは、一般的には接着力の向上よりも接着力の低下
(剥離性の向上)を招く方向に作用するものとの常識が
働くところ、予想に反し、逆に接着力の顕著な増大に貢
献することが判明した。
【0028】本発明のプライマーを用いることにより2
−シアノアクリレート系接着剤による難接着性被着体の
接着力が向上する理由については必ずしも明らかではな
いが、接着力が顕著に増大することは事実である。これ
は、トリアルキルアミンのプライマーを用いた場合に
は、2−シアノアクリレート系接着剤を落とした個所
(ノズルから吐出させて付着させた個所)とそれが周囲
に拡散した個所とを比較したとき、落とした個所の方が
拡散した個所よりも接着力が劣るという現象から見て、
一度コーティングされたプライマーの膜が2−シアノア
クリレートのために一部溶解し、そのためにその部分の
プライマー成分の量が少なくなるためではないかと考え
られる。これに対しシリコーン系オイルとトリアルキル
アミンとの混合系においては、一度形成したプライマー
の膜が、シリコーン系オイルの存在により2−シアノア
クリレートに対し耐性を示すのではないかとも思われ
る。
【0029】いずれにせよ、シリコーン系オイル、トリ
アルキルアミンおよび溶剤の組成物よりなる本発明のプ
ライマーを難接着性被着体の少なくとも被接着部位に塗
布すれば、その上から2−シアノアクリレート系接着剤
を適用して接着を行うことにより、ポリエチレンやポリ
プロピレンのような難接着性被着体はもとより、シリコ
ーンゴムやフッ素系樹脂のような難接着性被着体に対し
てもすぐれた接着力が得られ、その接着力はしばしば基
材破壊に至るほど強力なものとなる。
【0030】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説
明する。以下「部」、「%」とあるのは重量基準で表わ
したものである。
【0031】〈プライマーの調製〉 実施例、比較例 シリコーン系オイルとして、東レシリコーン株式会社製
の粘度5000cps/25℃のジメチルシリコーンオイル
「SH200」をシクロヘキサンに溶解した5%濃度の
溶液(a1)、東レシリコーン株式会社製の粘度1200cp
s/25℃のアミノ変性シリコーンオイル「SF8417」
をn−ヘプタンに溶解した10%濃度の溶液(a2)、東レ
シリコーン株式会社製の粘度2500cps/25℃のカルボ
キシル変性シリコーンオイル「8418」をn−ペンタ
ンに溶解した10%濃度の溶液(a3)、および、信越化学
工業株式会社製のシリコーンオイル「KF−96L−5
cps」(a4)を準備した。
【0032】トリアルキルアミンとして、N,N−ジメ
チルドデシルアミン(b1)、N,N−ジメチルオクチルア
ミン(b2)、および、トリオクチルアミン(b3)を準備し
た。
【0033】溶剤として、イソプロパノールとシクロヘ
キサンとの重量比で1:1の混合溶剤(c1)、n−ヘプタ
ン(c2)、および、n−ペンタン(c3)を準備した。
【0034】下記の処方で、9種のプライマーを調製し
た。
【0035】・プライマー処方1(実施例) (a1) 10.0部(シリコーン系オイル純分は 0.5部) (b1) 1.5 部(N,N−ジメチルドデシルアミン) (c1) 残余(イソプロパノール/シクロヘキサン)
【0036】・プライマー処方2(実施例) (a2) 4.0 部(シリコーン系オイル純分は 0.4部) (b1) 0.2 部(N,N−ジメチルドデシルアミン) (c3) 残余(n−ペンタン)
【0037】・プライマー処方3(実施例) (a1) 10.0部(シリコーン系オイル純分は 0.5部) (b3) 0.2 部(トリオクチルアミン) (c2) 残余(n−ヘプタン)
【0038】・プライマー処方4(実施例) (a3) 4.0 部(シリコーン系オイル純分は 0.4部) (b2) 0.2 部(N,N−ジメチルオクチルアミン) (c2) 残余(n−ヘプタン)
【0039】・プライマー処方5(実施例) (a4) 1.0 部(シリコーンオイル) (b1) 1.5 部(N,N−ジメチルドデシルアミン) (c1) 残余(イソプロパノール/シクロヘキサン)
【0040】・プライマー処方6(比較例) (b1) 1.5 部(N,N−ジメチルドデシルアミン) (c1) 残余(イソプロパノール/シクロヘキサン)
【0041】・プライマー処方7(比較例) (b1) 0.2 部(N,N−ジメチルドデシルアミン) (c1) 残余(イソプロパノール/シクロヘキサン)
【0042】・プライマー処方8(比較例) (b3) 0.2 部(トリオクチルアミン) (c3) 残余(n−ペンタン)
【0043】・プライマー処方9(比較例) (b2) 0.2 部(N,N−ジメチルオクチルアミン) (c2) 残余(n−ヘプタン)
【0044】〈接着試験〉難接着性被着体として、巾2
5mm、長さ100mm、厚み2mmの大きさのシリコーンゴ
ム成形体(SR)、ポリテトラフルオロエチレン成形体(PTF
E)、ポリエチレン成形体(PE)、ポリプロピレン成形体(P
P)を準備し、それぞれの成形体の端部側から約12.5mmの
ところまで上記のプライマーを筆塗りし、しばらく放置
して自然乾燥させた。
【0045】プライマーを塗布してから10分後に、成
形体Aのプライマー塗布面に2−シアノアクリレート系
接着剤(株式会社アルファ技研製の粘度 2.5cps/25℃の
エチル2−シアノアクリレート系瞬間接着剤)をドット
状に塗布してから、成形体Bのプライマー塗布面を合わ
せて軽く圧着し、その状態で10秒間放置して接着試験
用のサンプルを作成した。このようなサンプルを多数作
成し、24時間放置後に接着試験を行った。
【0046】引張剪断強度は、引張試験機を用いて測定
した(数値は試験片5個についての平均値、「#」印は
基材破壊)。剥離性は、被着体同士の接合部の反対側を
持ち、その部分同士がくっつくまで曲げたときの接着部
付近の状況を観察したものである。ただし、シリコーン
ゴム成形体(SR)を使用した場合については、SR側を剥
離方向に引っ張って観察した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】 成形体とプライマー処方 引張剪断強度 剥離性 成形体A / 成形体B (kg/cm2) 実施例1 SR 処方1 / SR 処方1 6.5# 基材破壊 実施例2 PE 処方2 / PE 処方2 56.0# 折目入る 実施例3 PP 処方2 / PP 処方2 53.0# 基材破壊 実施例4 PTFE 処方2 / PTFE 処方2 45.0# 折目入る 実施例5 SR 処方1 / PTFE 処方2 6.0# SR材破 実施例6 SR 処方1 / PE 処方3 6.6# SR材破 実施例7 SR 処方1 / PP 処方4 6.1# SR材破 実施例8 SR 処方5 / SR 処方5 6.2# SR材破 比較例1 SR 処方6 / SR 処方6 3.2 界面破壊 比較例2 PE 処方7 / PE 処方7 35.0 界面破壊 比較例3 PP 処方8 / SR 処方8 2.9 SR界面破壊 比較例4 PTFE 処方9 / PTFE 処方9 3.0 界面破壊 比較例5 SR 処方6 / PP 処方7 3.1 界面破壊
【0048】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、シリコーン
系オイル、トリアルキルアミンおよび溶剤の組成物より
なる本発明のプライマーを難接着性被着体の少なくとも
被接着部位に塗布すれば、その上から2−シアノアクリ
レート系接着剤を適用して接着を行うことにより、ポリ
エチレンやポリプロピレンのような難接着性被着体はも
とより、シリコーンゴムやフッ素系樹脂のような難接着
性被着体に対してもすぐれた接着力が得られ、その接着
力はしばしば基材破壊に至るほど強力なものとなる。よ
って本発明のプライマーは、実用上の重要性が極めて大
きい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C09J 4/04 C09J 4/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーン系オイル、トリアルキルアミン
    および溶剤の組成物よりなることを特徴とするプライマ
    ー。
  2. 【請求項2】トリアルキルアミンがN,N−ジメチルア
    ルキルアミンである請求項1記載のプライマー。
  3. 【請求項3】組成物中のシリコーン系オイルの割合が0.
    01〜5重量%、トリアルキルアミンの割合が 0.005〜3
    重量%であり、残余が溶剤である請求項1記載のプライ
    マー。
  4. 【請求項4】難接着性被着体を2−シアノアクリレート
    系接着剤で接着するためのプライマーである請求項1記
    載のプライマー。
  5. 【請求項5】難接着性被着体の少なくとも被接着部位
    に、シリコーン系オイル、トリアルキルアミンおよび溶
    剤の組成物よりなるプライマーを塗布した後、2−シア
    ノアクリレート系接着剤を適用して接着を行うことを特
    徴とする難接着性被着体の接着方法。
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