JPH1029618A - カップ状複合容器 - Google Patents
カップ状複合容器Info
- Publication number
- JPH1029618A JPH1029618A JP18711996A JP18711996A JPH1029618A JP H1029618 A JPH1029618 A JP H1029618A JP 18711996 A JP18711996 A JP 18711996A JP 18711996 A JP18711996 A JP 18711996A JP H1029618 A JPH1029618 A JP H1029618A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cup
- shaped composite
- opening
- opening peripheral
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Abstract
(57)【要約】
【課題】合成樹脂製の開口周縁部材、柱部材、底環状部
材を有する紙を主体とした積層材料からなるカップ状複
合容器において、開口周縁部材の真円度が良好で且つ、
バリの少ないカップ状複合容器を提供する。 【解決手段】紙を主体とする積層材料からなる容器本体
(100)に、熱融着する開口周縁部材(210)と、
胴部の積層材料貼り合わせ箇所に沿って位置し開口周縁
部材に連結する柱部材(220)と、容器本体内面の胴
部と底部との合わせ目に沿って位置し柱部材に連結する
底環状部材(230)とを、容器本体を前もって挿入配
置した金型内で熱溶融した合成樹脂を射出するインサー
ト射出成形法により設けたカップ状複合容器において、
容器本体と熱融着する前記開口周縁部材の容器内側の下
端周縁部に傾斜(212)を持たせ、且つ、前記柱部材
の左右周縁部に傾斜(221、222)を持たせたカッ
プ状複合容器である。
材を有する紙を主体とした積層材料からなるカップ状複
合容器において、開口周縁部材の真円度が良好で且つ、
バリの少ないカップ状複合容器を提供する。 【解決手段】紙を主体とする積層材料からなる容器本体
(100)に、熱融着する開口周縁部材(210)と、
胴部の積層材料貼り合わせ箇所に沿って位置し開口周縁
部材に連結する柱部材(220)と、容器本体内面の胴
部と底部との合わせ目に沿って位置し柱部材に連結する
底環状部材(230)とを、容器本体を前もって挿入配
置した金型内で熱溶融した合成樹脂を射出するインサー
ト射出成形法により設けたカップ状複合容器において、
容器本体と熱融着する前記開口周縁部材の容器内側の下
端周縁部に傾斜(212)を持たせ、且つ、前記柱部材
の左右周縁部に傾斜(221、222)を持たせたカッ
プ状複合容器である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨーグルト、粒状
菓子、ジャム、酒などに使用される紙を主体とする積層
材料からなるカップ状複合容器に関するものである。
菓子、ジャム、酒などに使用される紙を主体とする積層
材料からなるカップ状複合容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カップ状の容器は、紙層を主体と
する積層シートを材料とし、扇状の胴部材を筒状に巻い
て胴部とし、この胴部の上方に開口部を形成し、胴部の
下方に円形状の底部材を組み合わせることで底部を形成
しており、胴部材の下端部と底部材の周縁を加熱状態で
巻き締めして胴部と底部とを一体化していた。しかし、
用途によっては、このカップ状の容器では全体の剛性が
不足し易いことや、又、胴部の貼り合わせ箇所を保護す
る目的から、容器本体の開口周縁に開口周縁部材を、前
記貼り合わせ箇所に柱部材を、容器本体内面の胴部と底
部との合わせ目に沿う位置に底環状部材を、合成樹脂で
一体に成形したものが提案されている。
する積層シートを材料とし、扇状の胴部材を筒状に巻い
て胴部とし、この胴部の上方に開口部を形成し、胴部の
下方に円形状の底部材を組み合わせることで底部を形成
しており、胴部材の下端部と底部材の周縁を加熱状態で
巻き締めして胴部と底部とを一体化していた。しかし、
用途によっては、このカップ状の容器では全体の剛性が
不足し易いことや、又、胴部の貼り合わせ箇所を保護す
る目的から、容器本体の開口周縁に開口周縁部材を、前
記貼り合わせ箇所に柱部材を、容器本体内面の胴部と底
部との合わせ目に沿う位置に底環状部材を、合成樹脂で
一体に成形したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した所
要の箇所に合成樹脂を一体化させた図3(a)及び
(b)に示すカップ状複合容器(10)は、容器本体
(100)を前もって挿入配置した金型内に熱溶融した
合成樹脂を射出して、開口周縁部材(210)、柱部材
(220)及び底環状部材(230)を成形と同時に容
器本体と一体化するインサート射出成形法により作製さ
れている。
要の箇所に合成樹脂を一体化させた図3(a)及び
(b)に示すカップ状複合容器(10)は、容器本体
(100)を前もって挿入配置した金型内に熱溶融した
合成樹脂を射出して、開口周縁部材(210)、柱部材
(220)及び底環状部材(230)を成形と同時に容
器本体と一体化するインサート射出成形法により作製さ
れている。
【0004】しかしながら、従来のカップ状複合容器の
柱部材と開口周縁部の連結部分(ロ)の拡大図である図
4(c)のような構造であるため、この作製において次
のような問題があった。すなわち、成形直後に金型から
作製されたこのカップ状複合容器を型開きして取り出す
時に、柱部材と連結されていない開口周縁部材の容器内
側の下端周縁部の段差が、いわゆるアンダーカット(金
型の開閉方向に対して引っ掛かりとなる部分)となり、
金型により開口周縁部材が引き伸ばされる。一方、柱部
材と連結している開口周縁部材はアンダーカットが無
く、金型に引っ掛からないので引き伸ばされない。引き
伸ばされる部分と引き伸ばされない部分が隣接している
為、開口周縁部(210)が歪み、真円度を悪くしてい
る。
柱部材と開口周縁部の連結部分(ロ)の拡大図である図
4(c)のような構造であるため、この作製において次
のような問題があった。すなわち、成形直後に金型から
作製されたこのカップ状複合容器を型開きして取り出す
時に、柱部材と連結されていない開口周縁部材の容器内
側の下端周縁部の段差が、いわゆるアンダーカット(金
型の開閉方向に対して引っ掛かりとなる部分)となり、
金型により開口周縁部材が引き伸ばされる。一方、柱部
材と連結している開口周縁部材はアンダーカットが無
く、金型に引っ掛からないので引き伸ばされない。引き
伸ばされる部分と引き伸ばされない部分が隣接している
為、開口周縁部(210)が歪み、真円度を悪くしてい
る。
【0005】また、カップ状複合容器を離型した後、常
温まで冷却する時に柱部材と連結されている開口周縁部
材は柱部材の冷却による収縮力によって引っ張られる。
一方、柱部材と連結されていない開口周縁部材は柱部材
の冷却による収縮力の影響が少ない。この収縮力の影響
に依っても、開口周縁部(210)が歪み、真円度を悪
くしている。
温まで冷却する時に柱部材と連結されている開口周縁部
材は柱部材の冷却による収縮力によって引っ張られる。
一方、柱部材と連結されていない開口周縁部材は柱部材
の冷却による収縮力の影響が少ない。この収縮力の影響
に依っても、開口周縁部(210)が歪み、真円度を悪
くしている。
【0006】上述した両者の影響を受けてカップ状複合
容器の開口周縁部が歪み、真円度が悪くなる。また、熱
溶融した合成樹脂を射出成形している為に生じる、開口
周縁部の下端周縁部、柱部材の左右周縁部と紙を主体と
した積層材料との間にバリが発生する問題も存在してい
た。
容器の開口周縁部が歪み、真円度が悪くなる。また、熱
溶融した合成樹脂を射出成形している為に生じる、開口
周縁部の下端周縁部、柱部材の左右周縁部と紙を主体と
した積層材料との間にバリが発生する問題も存在してい
た。
【0007】本発明は、上述の従来のカップ状複合容器
の問題を解決したものであり、開口周縁部の真円度が極
めて良好で且つバリが少ないカップ状複合容器を提供す
るものである。
の問題を解決したものであり、開口周縁部の真円度が極
めて良好で且つバリが少ないカップ状複合容器を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(a)及
び(b)に示すように、紙を主体とする積層材料からな
る開口部(110)と胴部(120)と底部(130)
とを備えるカップ状の容器本体(100)に、容器本体
の開口部周縁に位置し熱融着する開口周縁部材(21
0)と、容器本体内面で、胴部の積層材料貼り合わせ箇
所に沿って位置し熱融着して前記開口周縁部材に連結す
る柱部材(220)と、容器本体内面の胴部と底部との
合わせ目に沿って位置し熱融着して前記柱部材に連結す
る底環状部材(230)とを、前記容器本体を前もって
挿入配置した金型内で熱溶融した合成樹脂を射出するイ
ンサート射出成形法により設けたカップ状複合容器にお
いて、容器本体と熱融着する前記開口周縁部材の容器内
側の下端周縁部に傾斜(212)を持たせ、且つ、前記
柱部材の左右周縁部に傾斜(221、222)を持たせ
たカップ状複合容器である。
び(b)に示すように、紙を主体とする積層材料からな
る開口部(110)と胴部(120)と底部(130)
とを備えるカップ状の容器本体(100)に、容器本体
の開口部周縁に位置し熱融着する開口周縁部材(21
0)と、容器本体内面で、胴部の積層材料貼り合わせ箇
所に沿って位置し熱融着して前記開口周縁部材に連結す
る柱部材(220)と、容器本体内面の胴部と底部との
合わせ目に沿って位置し熱融着して前記柱部材に連結す
る底環状部材(230)とを、前記容器本体を前もって
挿入配置した金型内で熱溶融した合成樹脂を射出するイ
ンサート射出成形法により設けたカップ状複合容器にお
いて、容器本体と熱融着する前記開口周縁部材の容器内
側の下端周縁部に傾斜(212)を持たせ、且つ、前記
柱部材の左右周縁部に傾斜(221、222)を持たせ
たカップ状複合容器である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、図1(a)及び(b)
に示すように、紙を主体とする積層材料で作られたカッ
プ状の容器本体(100)に、開口周縁部材(210)
と、容器本体内面の胴部の積層材料貼り合わせ箇所に沿
って位置する柱部材(220)と、底環状部材(23
0)とを、前記容器本体を前もって挿入配置した金型内
で熱溶融した合成樹脂を射出するインサート射出成形法
で一体化したカップ状複合容器である。
に示すように、紙を主体とする積層材料で作られたカッ
プ状の容器本体(100)に、開口周縁部材(210)
と、容器本体内面の胴部の積層材料貼り合わせ箇所に沿
って位置する柱部材(220)と、底環状部材(23
0)とを、前記容器本体を前もって挿入配置した金型内
で熱溶融した合成樹脂を射出するインサート射出成形法
で一体化したカップ状複合容器である。
【0010】容器本体は、紙層を主体とし最外層と最内
層に合成樹脂層をもつ積層材料からなり、扇状の胴部材
を筒状に巻いて胴部とし、この胴部は上方に開いて上端
に開口部を形成し、胴部の下方に円形状の底部材を組合
せ、胴部の下方周縁と底部の周縁とを加熱状態で巻き締
めして胴部と底部を一体化したものである。積層材料
は、容器の使用目的に合わせて、紙層を主体にして各種
の合成樹脂層、金属箔層、金属蒸着層などを積層したも
のである。
層に合成樹脂層をもつ積層材料からなり、扇状の胴部材
を筒状に巻いて胴部とし、この胴部は上方に開いて上端
に開口部を形成し、胴部の下方に円形状の底部材を組合
せ、胴部の下方周縁と底部の周縁とを加熱状態で巻き締
めして胴部と底部を一体化したものである。積層材料
は、容器の使用目的に合わせて、紙層を主体にして各種
の合成樹脂層、金属箔層、金属蒸着層などを積層したも
のである。
【0011】上述の容器本体の所定位置に、合成樹脂の
開口周縁部材、柱部材及び底環状部材を形成する方法
は、インサート射出成形法によるものであり、前もって
容器本体を金型内に挿入配置した後、熱溶融した合成樹
脂を射出して開口周縁部材、柱部材及び底環状部材を成
形すると同時に、容器本体の所定位置に熱融着させて作
製するものである。従って、開口周縁部材、柱部材及び
底環状部材を形成する合成樹脂と、容器本体の積層材料
の最外層及び最内層の合成樹脂とは、相互に熱融着する
素材を使用することが必要であり同一樹脂又は同種の樹
脂を使用することが好ましい。そして開口周縁部材、柱
部材及び底環状部材を形成する射出成形樹脂として、通
常、ポリオレフィン樹脂であるポリプロピレン、ポリエ
チレンなどが使用される。
開口周縁部材、柱部材及び底環状部材を形成する方法
は、インサート射出成形法によるものであり、前もって
容器本体を金型内に挿入配置した後、熱溶融した合成樹
脂を射出して開口周縁部材、柱部材及び底環状部材を成
形すると同時に、容器本体の所定位置に熱融着させて作
製するものである。従って、開口周縁部材、柱部材及び
底環状部材を形成する合成樹脂と、容器本体の積層材料
の最外層及び最内層の合成樹脂とは、相互に熱融着する
素材を使用することが必要であり同一樹脂又は同種の樹
脂を使用することが好ましい。そして開口周縁部材、柱
部材及び底環状部材を形成する射出成形樹脂として、通
常、ポリオレフィン樹脂であるポリプロピレン、ポリエ
チレンなどが使用される。
【0012】アンダーカットとは、型開きして金型を取
り出す時、金型の開閉方向に対して引っ掛かる部分を指
し、本カップ状複合容器の射出成形では金型を開口部上
方に取り出すので開口周縁部の下端の段差と、柱部材の
左右周縁の段差が引っ掛かりアンダーカットとなる。
り出す時、金型の開閉方向に対して引っ掛かる部分を指
し、本カップ状複合容器の射出成形では金型を開口部上
方に取り出すので開口周縁部の下端の段差と、柱部材の
左右周縁の段差が引っ掛かりアンダーカットとなる。
【0013】開口周縁部材と柱部材の連結部分(イ)の
拡大図を図2(c)に示し、X−X断面図を図2
(d),Y−Y断面図を図2(e)に示す。図2(c)
に示すように、型開きして金型を開口部上方に引き上げ
て,カップ状複合容器を取り出す時、柱部材と連結され
ていないところの開口周縁部は、開口周縁部の下端の段
差がアンダーカットとなり金型よって引き伸ばされる。
しかし、開口周縁部の下端周縁部が傾斜を有するため金
型が抜けやすくなり、開口周縁部の引き伸ばされる量が
少なくなる。
拡大図を図2(c)に示し、X−X断面図を図2
(d),Y−Y断面図を図2(e)に示す。図2(c)
に示すように、型開きして金型を開口部上方に引き上げ
て,カップ状複合容器を取り出す時、柱部材と連結され
ていないところの開口周縁部は、開口周縁部の下端の段
差がアンダーカットとなり金型よって引き伸ばされる。
しかし、開口周縁部の下端周縁部が傾斜を有するため金
型が抜けやすくなり、開口周縁部の引き伸ばされる量が
少なくなる。
【0014】また、柱部材の左右周縁部に傾斜を有する
ことで、柱部材の幅、すなわち、容器本体に融着してい
る面積が従来のカップ状複合容器と同じであっても、柱
部材の左右周縁部の傾斜がアンダーカットとなり、柱部
材と連結されているところの開口周縁部材を引き伸ばさ
す部分が大きい為、他の柱部材と連結していないところ
の開口周縁部材と同様に外側に引き伸ばされる。これに
より、開口周縁部は円周に沿って均一に外側に引き伸ば
されることで、歪みが少なくなり開口周縁部材の真円度
が改善される。
ことで、柱部材の幅、すなわち、容器本体に融着してい
る面積が従来のカップ状複合容器と同じであっても、柱
部材の左右周縁部の傾斜がアンダーカットとなり、柱部
材と連結されているところの開口周縁部材を引き伸ばさ
す部分が大きい為、他の柱部材と連結していないところ
の開口周縁部材と同様に外側に引き伸ばされる。これに
より、開口周縁部は円周に沿って均一に外側に引き伸ば
されることで、歪みが少なくなり開口周縁部材の真円度
が改善される。
【0015】また、成形後の冷却による柱部材の収縮力
は柱部材の断面積が小さくなるため収縮力は減じられ、
柱部材と連結されている開口周縁部の引き寄せられる力
は弱くなるため歪みが少なくなり開口周縁部材の真円度
が改善される。
は柱部材の断面積が小さくなるため収縮力は減じられ、
柱部材と連結されている開口周縁部の引き寄せられる力
は弱くなるため歪みが少なくなり開口周縁部材の真円度
が改善される。
【0016】上記に説明したように、開口周縁部材の下
端、及び柱部材の左右の端部に傾斜を持たせることで、
金型を引き離す時に、金型による開口周縁部の引き伸ば
し量が小さくなり、且つ均一になること及び、成形後の
冷却時の樹脂の収縮による歪みが少なくなることで開口
周縁部材の真円度が改善される。
端、及び柱部材の左右の端部に傾斜を持たせることで、
金型を引き離す時に、金型による開口周縁部の引き伸ば
し量が小さくなり、且つ均一になること及び、成形後の
冷却時の樹脂の収縮による歪みが少なくなることで開口
周縁部材の真円度が改善される。
【0017】合成樹脂を射出することで、開口周縁部
材、柱部材の端と本体容器の積層材料との間で発生する
バリは、使用する合成樹脂の種類、部材の合成樹脂断面
の角度αと厚さdによって変化する。従来の開口周縁部
材、柱部材は図4(d)及び(e)の断面図 に示すよ
うに、容器本体の積層材料に対して直角に融着し断面が
長方形になっている。直角に融着していると樹脂が冷却
され収縮する際、部材の端部に生じる収縮応力が大き
く、積層材料との境面でバリが発生し易い。
材、柱部材の端と本体容器の積層材料との間で発生する
バリは、使用する合成樹脂の種類、部材の合成樹脂断面
の角度αと厚さdによって変化する。従来の開口周縁部
材、柱部材は図4(d)及び(e)の断面図 に示すよ
うに、容器本体の積層材料に対して直角に融着し断面が
長方形になっている。直角に融着していると樹脂が冷却
され収縮する際、部材の端部に生じる収縮応力が大き
く、積層材料との境面でバリが発生し易い。
【0018】樹脂の厚さを薄くすると、バリの発生は少
なくなる。しかし、樹脂の厚さを薄くしてしまうと、容
器本体の剛性が不足してしまうことと、射出する合成樹
脂が流れ難くなり成形が困難になる。特に柱部材は底環
状部材の樹脂が流れる通り道である為、厚さを必要以上
に薄くすることができない。
なくなる。しかし、樹脂の厚さを薄くしてしまうと、容
器本体の剛性が不足してしまうことと、射出する合成樹
脂が流れ難くなり成形が困難になる。特に柱部材は底環
状部材の樹脂が流れる通り道である為、厚さを必要以上
に薄くすることができない。
【0019】本発明者は、このカップ状複合容器成形の
最適条件を把握するため、使用する合成樹脂の種類、部
材の合成樹脂断面の傾斜角度αと厚さdを変化させて、
次の様な知見を得た。部材である樹脂の厚さを0.5m
m以上にしなと合成樹脂が流れ難くなり、各部材の成形
が困難になる。また、傾斜角度αは使用する合成樹脂の
流動性指標であるMFR値(Melt Flow Ra
te)が14〜27の範囲にある場合には、傾斜角度α
は15〜75°の範囲で、MFR値が27より大きい流
動性合成樹脂を使用する場合には、傾斜角度αを小さく
することができ5〜60°の範囲で成形するとバリの発
生が少なくなることが判った。
最適条件を把握するため、使用する合成樹脂の種類、部
材の合成樹脂断面の傾斜角度αと厚さdを変化させて、
次の様な知見を得た。部材である樹脂の厚さを0.5m
m以上にしなと合成樹脂が流れ難くなり、各部材の成形
が困難になる。また、傾斜角度αは使用する合成樹脂の
流動性指標であるMFR値(Melt Flow Ra
te)が14〜27の範囲にある場合には、傾斜角度α
は15〜75°の範囲で、MFR値が27より大きい流
動性合成樹脂を使用する場合には、傾斜角度αを小さく
することができ5〜60°の範囲で成形するとバリの発
生が少なくなることが判った。
【0020】このように、樹脂の流動性を確保しながら
開口周縁部の下端周縁部及び柱部材の左右周縁部に傾斜
角度をもたせ端の肉厚を薄くすることでバリの発生を少
ないカップ状複合容器を作製することができた。
開口周縁部の下端周縁部及び柱部材の左右周縁部に傾斜
角度をもたせ端の肉厚を薄くすることでバリの発生を少
ないカップ状複合容器を作製することができた。
【0021】
【発明の効果】上述したように、本発明は、開口周縁部
材の下端周縁部と柱部材の左右周縁部に傾斜角度を持た
せたことで、開口周縁部の歪みが少なく真円度が良好
で、各部材と容器本体の融着面にバリの少ないカップ状
複合容器が得られる。
材の下端周縁部と柱部材の左右周縁部に傾斜角度を持た
せたことで、開口周縁部の歪みが少なく真円度が良好
で、各部材と容器本体の融着面にバリの少ないカップ状
複合容器が得られる。
【図1】(a)は本発明のカップ状複合容器を説明する
斜視図、(b)は本発明のカップ状複合容器の断面図で
ある。
斜視図、(b)は本発明のカップ状複合容器の断面図で
ある。
【図2】(c)は本発明のカップ状複合容器の開口周縁
部材と柱部材の連結する部分(イ)の拡大図、(d)は
X−X断面図、(e)はY−Y断面図である。
部材と柱部材の連結する部分(イ)の拡大図、(d)は
X−X断面図、(e)はY−Y断面図である。
【図3】(a)は従来のカップ状複合容器を説明する斜
視図、(b)は従来のカップ状複合容器の断面図であ
る。
視図、(b)は従来のカップ状複合容器の断面図であ
る。
【図4】(c)は従来のカップ状複合容器の開口周縁部
材と柱部材の連結する部分(ロ)の拡大図、(d)はX
−X断面図、(e)はY−Y断面図である。
材と柱部材の連結する部分(ロ)の拡大図、(d)はX
−X断面図、(e)はY−Y断面図である。
10…カップ状複合容器 100…容器本体 110…開口部 101…容器本体の
積層材料 120…胴部 130…底部 210…開口周縁部材 212…開口周縁部
材の傾斜部 220…柱部材 221、222…柱
部材の傾斜 230…底環状部材 α…部材の合成樹脂断面の角度 d…部材の合成樹脂断面の厚さ
積層材料 120…胴部 130…底部 210…開口周縁部材 212…開口周縁部
材の傾斜部 220…柱部材 221、222…柱
部材の傾斜 230…底環状部材 α…部材の合成樹脂断面の角度 d…部材の合成樹脂断面の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和行 大阪市福島区海老江3丁目22番61号 凸版 関西容器株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】紙を主体とする積層材料からなる開口部と
胴部と底部とを備えるカップ状の容器本体に、容器本体
の開口部周縁に位置し熱融着する開口周縁部材と、容器
本体内面の胴部の積層材料貼り合わせ箇所に沿って位置
し熱融着して前記開口周縁部材に連結する柱部材と、容
器本体内面の胴部と底部との合わせ目に沿って位置し熱
融着して前記柱部材に連結する底環状部材とを、前記容
器本体を前もって挿入配置した金型内で熱溶融した合成
樹脂を射出するインサート射出成形法により設けたカッ
プ状複合容器において、容器本体と熱融着する前記開口
周縁部材の容器内側の下端周縁部に傾斜を持たせ、且
つ、前記柱部材の左右周縁部に傾斜を持たせたことを特
徴とするカップ状複合容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18711996A JPH1029618A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | カップ状複合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18711996A JPH1029618A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | カップ状複合容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029618A true JPH1029618A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16200450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18711996A Pending JPH1029618A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | カップ状複合容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029618A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023034793A (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-13 | 株式会社吉野工業所 | 複合容器及び複合容器の製造方法 |
| JP2023098177A (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-10 | 株式会社吉野工業所 | 複合容器及びその製造方法 |
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1996
- 1996-07-17 JP JP18711996A patent/JPH1029618A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023034793A (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-13 | 株式会社吉野工業所 | 複合容器及び複合容器の製造方法 |
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